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『Stylish!!!!』

#UDCアース

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#UDCアース


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 豪華な客船の外装は黒く、窓から溢れる光はまるで、星を反射し夜に揺蕩う海に似ていた。
 シンプルな黒いチケットを、見せれば中へと案内される。
 中は絢爛。金銀煌めき宝石が揺れ、ダンスホールでは楽団による音色が踊る。
 男はスーツを、女性はドレスを。
 優美な螺旋を描いて廻る、ここは紳士淑女の社交場だ。
 ひとつ、問題があるとすれば。
 「もういやだ!!帰らせてくれ!」
 男が叫んだ。もう限界だ!そんな男の頭上に現れる、黒い、黒い、シルクハット。
 叫ぶ男の頭にジャストフィット。したかと思いきや、叫ぶ声ごとひゅぽんと消えた。
 後に残るのは紳士帽子。ただそれだけ。
 男がどこに消えたのか、解る者はどこにも居ない。
 誰も叫ばない。
 叫ぶことさえ許されない。
 何故ならそれは、紳士淑女の所作として、美しくは無いからだ。
 音楽が鳴る。呆然としていた者は皆、頭を振ってダンスへと戻る。
 震える足で、虚ろな瞳で、目の前の誰かが、死んで尚動き続ける、哀れな化け物だとしても。
 そうここは、海の上へと建設された、絢爛豪華な見世物小屋(サーカス)だ。
 キャストは君たち紳士淑女で、観客は、トップハットただひとつ。
 洗練された動きでもって、楽しませ続けてくれたまえ。

●という夢を見たんだ。
「んぱ んぱ」
 上記の事が書かれた看板の下で、鯉が跳ねている。
 この看板誰が書いてるんだよ。なあ。
 びたん!と鯉が跳ねた先には、次の看板が立っていた。
『スタイリッシュを好むオブリビオンが、ドレスやスーツの人を集めた、邪神復活の儀式を行う様です。』
 スタイリッシュを好むオブリビオンってなに???そんな疑問を他所に、説明は続く。
『先ずはこの儀式を阻止する為に、客船に乗り込んでください。ドレスやスーツで。』
 ドレスやスーツで。
『ドレスやスーツを着てると、何故か勝手にチケットが渡されるので、ドレスやスーツな必要があります。他のに着替えた途端、不思議な力で船から追い出されるので、やっぱりドレスやスーツを着続ける必要があります。』
 下で跳ねてる鯉を見つめる。鯉は何も答えない。
『あと、スタイリッシュじゃなくても追い出されます。』
 まじかよ。限定的過ぎるだろ。
 鯉は跳ねている。
『着替えはこちら』
 びたん!と鯉が跳ねた先には、ドレスとスーツの店がある。
 カランコロン、と扉が開いた。鯉はそのままびたんびたんと、出口の方に移動した。
 鯉はびっちびっちと跳ねながら、貴方が出口から出てくるのを待っている。
 貴方が!出口から!出てくるのを!!待っている!!!
 やがて貴方が着替えて現れると、そこには看板がひとつ。
『それでは、よろしくお願いしまスタイリッシュ。』
 こいつスタイリッシュに喧嘩売ってんのか。貴方がそう思ったか、覚悟が出来たか出来ないか。そんな事は一切関係なく、転送は無慈悲に始まるのだった。


KS
 ということで、KS(けーえす)です。
 今回はスタイリッシュドレススーツアクションです。
 第一章で、捕まっている人間の保護と退路の確保を、スタイリッシュにして頂きます。
 第二章で、エージェントとの集団戦闘をスタイリッシュにクリアし、一般人を陸に逃がします。
 第三章では、この事件を起こしたオブリビオンとのスタイリッシュな戦闘、となります。

 プレイヤーかキャラクターがスタイリッシュだと言い張ればそれはもうスタイリッシュなので安心してスタイリッシュに挑んで下さい。

 もちろん!真面目に洗練されたプレイングも!お待ちしております!!本当です!!信じてください!!

 これ、人、来るの……?と思いながらの第二作目。どうか皆様、よろしくお願い致します。

 章の始めには、毎度描写を入れますので、それを見てからプレイングを書くのをお勧めします。また、アドリブが酷いという自覚はあるので、提出した人は多少の覚悟をしてください。ほんとすみません。
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第1章 冒険 『黒いサーカス』

POW   :    気合いとパワーで助ける

SPD   :    スピード重視で助ける

WIZ   :    賢く効率良く助ける

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


無慈悲に飛ばされた先、UDCアース。
先ずは対象物を見つけなければと辺りを見渡せば、光の無い海が揺蕩う海岸に、その黒い船は浮かんでいる。

ふと、胸ポケットか、あるいは帽子か、それとも鞄の中にだろうか?違和感を覚え確認すれば、そこには黒いチケットが在った。
船の前にはカエル頭のエージェント。
「チケットを確認します。」
差し出された手に券を渡せば、カエルは静かに頷いた。
「確認出来ました。それでは、よい社交界を」
掌を胸に当て、深く頭を下げる下級オブリビオン。

さあ、ドレスの端を、スーツの襟を、整え戦場へと歩を進めよう。
ここから先は、スタイリッシュを忘れたやつから死んでいく。

船は広い。在ると思った場所は在る。
さて、どこから攻略するべきか。

そんな事を考えながら、猟兵である貴方は黒い船の腹の中へと、迷い無く入っていくのだった。
【MSからのメタ的お願い。】

体調を崩し、執筆作業が停止しておりました関係上、殆どの方が書けないまま流れてしまいます。
現在は治って来た為、プレイングが返って来てしまった方も、再送して頂ければ書ける可能性がとても高いです。
ですので、もしもこれが目に入り、まだ提出が押せるタイミングでしたら、是非プレイングの再送をお願い致します。

出来るだけ!!!!書きたい”!!!!皆スタイリッシュだったの”!!!!!!(びたんばたん)と熱(物理)に浮かされ跳ねまわっているMSですが、呆れずお付き合い頂ければ幸いです。

よろしくお願いします。

KS

【以上メタ的お願いでした。】
【マジで再送お願いします。いや、どこまで書けるか分からないんですけども】
明智・珠稀
ほぅ、スタイリッシュですか、ふふ。
個人的には全裸がスタイリッシュだと思うので…ダメですかそうですか。
かしこまりました。
スーツに着替え戦い舞いましょう、ふふ!
トキメキ★たまちゃんパワー メーキングアップ!
※【早着替え】で黒のタキシード姿に変身
ドレスに着替えたかったのですが怒られそうなので自重しました、ふふ!

■行動
スタイリッシュに武器の拳銃を構えつつ
【第六感】で保護するべき人々を見つけ
【救助活動】と【優しさ】で
「ご安心ください。貴方を助けに参りました…!」
イケメン笑顔。

「さぁ、ここは私が気を引きます…!」
退路を伝え
UC【サウンド・オブ・パワー】で即興ミュージカルを

※アドリブ、絡み、ネタ大歓迎です♡



●反社会的スタイリッシュスタイル

明智は全裸だった。
個人的に最もスタイリッシュだと思う姿が全裸だったが故に、彼は今堂々と全裸だった。今は背後しか見えていない為、チャームポイントのプリケツが見えるだけで済んでいるが、このままではカメラワークがスタイリッシュアクションになってしまう。

もちろんカエルのエージェントに止められた。

「失礼。チケットは確認出来たのですが、全裸とお見受けします。」
「ええ、はい。個人的には、全裸こそがスタイリッシュだと思うので、この様にしています。」
堂々と、美しさと言う己の罪以外、纏わぬ姿をさらしている明智。
だがカエルエージェントは頷かなかった。
「なるほど。確かにそれもある種のスタイリッシュだと存じます。しかし、この船に乗船される方には、ドレスコードを守って頂く必要があります。ご了承を。」
「ちなみにドレスでも?」
「スーツですね。」
明智は仕方ないと頷いた。先ずは中に入らなければ何も始まらないのだ。
いや、奇行は既に始まっているんだけども。
この出だしで本当に大丈夫なのか不安は高まっているのだけども。
「仕方ありませんね。ふふ、分かりました。では、しばしお待ちを。」
そう言うと明智はポーズを決める。
トキメキ★たまちゃんパワー メーキングアップ!
ピカァーーと股間から全身にかけて光が発生し、明智を包み込む!呆然とする後方で見ていた他の猟兵!そして数瞬後、そこには早着替えにより完璧なタキシード姿になった明智の姿が!!

「これでいかがでしょう?ふふ。」
カエルエージェントは頷く。
「なるほど、完璧です。どうぞ、良い社交界を。」
「ありがとうございます。それでは♪」
ひらり手を振り、船へと入って行く明智。
ツッコミの居ない入り口。
さぁ、スタイリッシュに事を進めよう。

船に入れば先ず第六感で歩き出す。面白そうな予感がする方へ。
高鳴る鼓動に合わせ、僅か速まる足でリズムを刻んで。やがて辿り着くのは大きな扉。なるほど、ここは遊戯室。
参加者の一人である様に、静かに扉を開いて先へ。
死者が打ち込むビリヤードの音すらも、歩むテンポの一部に変えて。青い顔でカードに勤しむご婦人の、肩にそっと手を乗せる。
「失礼、貴女を助けに参りました?」
視線を上げる婦人に、ウィンクを一つ。
一枚引いてカードを整え、テーブルの上に並べれば、これにてゲームはおしまいと婦人の椅子を引く。
「どうぞ、お逃げください。ここは私が気を引きます。」
優雅な一礼で道を示せば、その先で爆発音と銃声が鳴っている。
「ご安心を。味方のものです。」
怯える婦人に笑みで応えて、その背を押して先を促す。
駆け出す婦人の背を見送り、後を追おうとするエネミー達の前に立つ。

「それでは皆様、お手を拝借♡」
浪々、歌い上げる自身の気持ちと現状に、何故か身体が勝手に踊り出すエネミー!
「逃げられないでしょう♪そうでしょう♪さあ!共にスタイリッシュにミュージカルと行こうではないですかぁ!はぁん♡💛」
時間稼ぎと言うか、これはもしやただの趣味!!!

ちなみに明智はこの後、興が乗りすぎてタキシードを脱いだ関係上、船の外へと強制的に放り出されてくそ寒い冬の海へとダイブする事となった。

が、本人は何かのプレイと考えて元気一杯だったため、バタフライで陸へと戻る姿が見受けられたそうだ。スタイリッシュ。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

エレクメトール・ナザーリフ
ドレスを着るのは良いんですが、サイズあるんですか?
え、胸がスカスカ?……ぶち殺すぞ?

スタイリッシュと言えばスピード、スピードと言えばスタイリッシュなのでスピード重視で救出します。…銃撃つのは我慢します、ぐぬぬ。

フィギュアスケートみたくジャンプしたりスピンしたり。
一般人を持ち上げたり両足首を脇の下に挟み込んでから抱え上げて回転しながら相手を振り回したり。
マイクパフォーマンスしたり。

最後は一般人を頭上に高く放り投げて回転しながら落ちてくるのを受け止め、爆発を背景に決めポーズ!スタイリッシュですねー。

やっぱり最後は爆発で締めないと。
え、毎回これをやるのかって?スタイリッシュなんだから当たり前でしょ?


キララ・キララ
※アドリブ・改変・連携歓迎

了解しまスタイリッシュ! 豪華客船……憧れのブラックフォーマルね……!? かわいいドレスとか着ていいのね!?

▼行動
SPD:スピード重視で助ける
【ダッシュ】【野生の勘】で逃げ遅れた人を探したり、逃げ道を教えてあげることはできそう。
でもきららの特技だと人のサポートが向いてるかも。
安全に逃がせる人とか、効率のいいやり方を探せる人がいるものね。
欠けたところを手早く埋められるように準備しておきます。
少しでもカバーできるように【ブルーバード】でもうひとり自分を増やしておこうかな。

▼与太
【アート】【パフォーマンス】! きららの動きはスタイリッシュに見えるはずよ!!!!


リリィ・アークレイズ
【POW】
…変な依頼だな。魚に説明されるなんてよ

ま、やるってんならド派手に殺るに限るな!
返り血浴びたみてェな真っ赤なフリルドレス、可愛いだろ?
ヒールでも扉蹴破るぐらいできるぜ。サイボーグ舐めんな
髪もひとつに纏めるか。ポニーテールってヤツ?

じゃ、ダンスホールにエントリーと行くか
…ただなァ、お行儀の良い音楽で踊るなんてつまんねェだろ
ちょっと楽団の皆サンにお願いすんだよ
(コミュ力)(クイックドロウ)
「ジャズロック」にチェンジってな

さてと、キャストにはお帰り願うか!
壁に近道開けてやるよ、大盤振る舞いで弾丸が通るぜ!
頭下げな!!

「ダンスパーティーだ!楽しく殺ろうぜ!」

【アドリブ、連携大歓迎です】



●海岸にて

フリルドレスに身を包む、三人の女の子がそこには居た。
「わぁあ、豪華客船……憧れのブラックフォーマル……こんなにかわいいドレスを、着てもいいなんて!」
そう喜びながらぴょんぴょんと可愛らしく跳ねているキララは、今は緑のフリルドレスに包まれている。
その横で自分の胸元に手を当てているエレクトメールは、青いフリルドレスを身に纏い、苦々しい顔だ。
「何が胸の部分を隠すならコレ!ですか……殴っとけばよかったですかね……」
そして真っ赤なフリルドレスで銃火器の点検をしているのは、リリィだ。
「それにしても変な依頼だな。魚に説明されるなんてよ」
ガシャンと音を立て、身体に武器がしまわれたのを合図に、三人は気が付く。
その手には、黒い黒いシンプルなチケット。

海に見えるのは、バカでかい、船だ。

「オーケー、何かの縁だ。一緒に行こうぜ」
「いいですよ。仲間が居た方が、有利に事が進むという物です」
リリィに頷くエレクメトール。
そこにはい!と手を上げて、キララが提案する。
「あ、あのね!きららね!ダンスホールに行きたい!二人は?」
顔を見合わせ、笑う。
「私もです」「オレもだ」

●パーティー×パーティー×パーティー
蹴り開けられる扉。駆け込むフリルドレス三連星。
「おーっし!!それじゃあスタイリッシュにいくぜぇ!!」
「ええ」
「了解しまスタイリッシュ!」
先ずはキララがもう一人の自分を描き出し、保護するべき人間の誘導と、安全の確保に走る。
次いでエレクメトールがフィギュアスケートさながらにスピンをしながら、エネミーと踊る一般人を抱え上げて保護、そのまま一般人にジャイアントスイングをかけながらキララに向けて射出。退避成功!
リリィは派手に天井を撃ち抜き、エネミーで構成された楽団に問う。
「お前ら、今ここで鳴らすのがクラシックはさァ、スタイリッシュじゃあないんじゃねェか?」
ニヤリ笑いで銃を突き付け、提案を一つ。
「ここは派手に、ジャズロックと行こうぜェ?」
こくこくと必死に頷くエネミー。一度止まった音楽が、テンポを上げて再開される。
「……これはもしや、銃を撃ってもいいのでは?」
エレクメトールは思った。無理に我慢をするのは、身体にも良く無いとどこかの誰かも言っていました。うん、まぁ、ドールなんですが。
「ですが、今は一般人も巻き込みますからね。まだその時では無いってやつですか。ぐぬぬ……」
銃をぶっ放したい衝動を抑えながら一般人を抱え上げ、走ったり、たまに投げたりしていたエレクメトールは気が付いた。
「リリィさん!そこの壁、ぶっ壊して下さい!」
そこに風穴が開けば、一般人の退避が早く済む。それ即ち、早く銃が撃てるという事!なりふり構ってはいられない。
「オーライわかった任せとけェ!紳士淑女の皆様方々ァ!死にたくなけりゃあ頭を下げな!!」
何かを察知したキララが、アートで一般人の行動を誘導すれば、そこには直線の道が開く。
瞬間、リリィのサイボーグ化した身体から、幾重もの銃が、ミサイルが、展開され火を噴いた。
弾丸のフルコースが壁を撃つ。ついでにエネミーが巻き込まれたのはご愛敬。
大きな穴が空いた壁は、最早壁の役割を果たさない。
「これならたしかに、避難経路一直線だなァ」
ヒュウと口笛一つ。硝煙漂う武器をしまえば、あとは一般人の誘導のみだ。
「それじゃあさっさと誘導しますよ。退避させます。そして早く銃を撃ちます。」
恐怖で動けなくなった一般人を、スタイリッシュに放り投げ、壁を越えてキャッチするエレクメトール。ドォン!爆発と共にポーズを決める。
「ふっ、やはり最後は爆発で締めないといけませんね。」
ドヤ顔をキメるエレクメトールに、キララが問う。
「わぁ!爆発!派手でかっこいいね!毎回やるの?!」
「当たり前じゃないですか。スタイリッシュなんですから。」
意気揚々と一般人を助け出し、走り去るフリルドレス三連星。
後に残るのは、廃墟の方がマシでは?という残骸なのだが、流石にそれはどうかと思ったキララにより、アートとパフォーマンスが施され、なんとなくスタイリッシュな雰囲気に落ち着くのだった。

スタイリッシュスタイリッシュ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

シュデラ・テノーフォン
スーツ?
OK、胸元はリングタイで良いかな
勿論リングは俺の作った硝子細工だ
さァ始めよう

ダンスホールへ行く途中、敵の従業員とすれ違いざま
静かにハーキマー呼び追跡させる
不可視の狼越しに船内を見て避難経路を確認
ホール近くに空き部屋とかあれば一時避難場所に良いかな
ハーキマーを避難所前に待機、見張りに

それじゃ救出
先ずは女性をさり気なく相手から引き離す
俺と踊ってくれませんか?
笑顔でダンス少々、流れで顔寄せ
君を助けるから合わせてと囁く
ダンスの合間に二人抜け出す程で脱出
後は避難場所に案内、隠れてて

次に男へ
レディが君と二人きりで逢いたいって
そんな話で近寄り助ける旨耳打ち
案内するよと避難所へ

どう?スタイリッシュかな



●硝子は時に、宝石よりも可変的に美しい。

煌く硝子細工のリングタイを揺らしながら乗船したシュデラは、小さく呟く。
「おいで、ハーキマー」
風がひとすじ流れただけで、かき消される様な音でもって、彼は不可視の狼を呼び寄せる。
羽持つ狼は静かに、けれども確実に召喚者の意志を汲み取り、ボーイの後を追う。
ああ、あった。
ホールの近く、避難経路の途中、人が入って尚空きが在る大きな部屋が一つ。
狼は立ち止まり、入口の前にて主人の次の行動を待つ。
歩きながらその様子を見ていたシュデラは、改めて顔を上げる。準備は上々。
それじゃあ始めよう。

ダンスホールのドアを開ければ、古めかしいクラシックが外へと零れ落ちて行く。
他の猟兵と目が合えば、すれ違い様静かに部屋の耳打ちと、ハーキマーの視認許可を。
そのまま奥へと。向かうはエネミーと踊り続ける、哀れなフロイラインの指の先。
白い指先に触れ手を取れば、自分の方へと引き寄せて。
「失礼、ミス。このまま俺と、踊ってくれませんか?」
わざとらしく肩を竦めるエネミーを目の端に、踊りながら顔を寄せ小さく囁く。
君を助けるから、どうか合わせて。
頷く蒼白に微笑んで、そのままスローテンポのステップを、出口まで。
音が止む。お互いに手を取り合ったまま礼をして、さて、避難場所はこちらですよとダンスホールを抜け出した。

さて、次はもう少し奥の人間を助けようか。
「やぁ、君、こんな所にいたのかい?レディを待たせるなんて、君らしくないね。」
エネミーとの談笑を強要されている男の肩に、まるで友人の様に自然に手を置き話しかける。目を見開く男の耳に小さく一言。
君を助けに来たんだ。
「君と二人っきりで会いたいんだって。美しいレディの頼み事を、断れる紳士は居ないだろ?」
肩を竦めて、エネミーから男を離す。
「さぁ、こっちだ。案内しよう」
緩く微笑み、ホールの外へ。
安堵から力の抜けた一般人を、らしくないなと励まし避難場所まで連れて行く。

さて、どうだろう。中々にスタイリッシュだったと思うけど。
扉の前で一息ついたシュデラと目が合った狼は、静かに羽を揺らして肯定した。

成功 🔵​🔵​🔴​

セリオス・アリス
アドリブ大歓迎
髪を一つに纏めて黒スーツ


まずは助けるヤツらが混乱しないようにしねえとな
捕まってるヤツらに近づいて
騒ぎが起きたら慌てず逃げるようにそっと声をかける
もし大きな声を出しそうなら口に指をあて
「しーっ。大丈夫だって、ちゃぁんと助けてやっからいい子にしてな」
とウィンク(誘惑・コミュ力・鼓舞)
男にも回りのやつらを助けてやれよって囁いて

さあこっからがショータイムだ
派手にいこうぜ
【星球撃】をブチ込んで大きな音を出し注目を集める(存在感)
逃げ遅れたヤツがいるなら腰を引き寄せて近くに
向かってくるヤツを脚で迎撃
「言っただろ?大丈夫だって」
歌で強化しながら激しいダンスを踊るように暴れてまわる


チェイザレッザ・ラローシャ
ダンピールは存在がまずスタイリッシュだから問題なくいけるわね。
あ、鯉くんドレス選んでくれる?
普通のドレスなら大抵着こなして見せるわよ。

【WIZ】
さて、と。さくさく一般人を助けましょうか。
一般人を見つけ次第、優しく営業スマイルで話し掛けるわ。
そして……皆さま方、どうかしばらく大人しくなさって。
抵抗さえしなければ、あなた方を安全な場所までお連れするわ

……OK?OK!
なら行くわよ、デスペラード!
承諾をもらった人達を片っ端から食らいなさい。
ええ、大丈夫よ大丈夫、ちょっと異次元空間にいてもらうだけだから!こわくなーい、こわくなーい。

さあ、どんどん詰めるわよ。
安全な場所についたら出してあげますからねー。



●お手をどうぞ。
セリオスはひとつに纏め上げた髪を揺らしながら、船の中を歩いていた。
黒いスーツは細い体を、決して華奢と浮かせる事無く、際立たせている。
スーツは鎧だとよく聞くが、まさに。社交界において女性的な顔立ちは舐められやすい物だがしかし、その光を吸い込むシンプルな黒いスーツはひたすらに、彼を男として輝かせていた。

そんなセリオスに話しかける、黒いドレスに身を包む女性が一人。普段は纏めている艶やかな黒髪を下へと降ろし広げたチェイザレッザは、豊かなスカートの端を持ち上げ、つかつかと寄れば「ねぇ、あんた付き合ってよ」と、淑やかな外見からは想像し得ない男らしさで共闘を誘う。
返事代わりに肩を竦めて、それじゃあ行くかと手を取った。
「ところで、動きにくくないのか?」
「動きにくいに決まってるじゃない。仕事じゃなけりゃ二度と着ないわ。」


●ダイニングルーム
広々とした食事の場。フルコースのディナーが並ぶレストラン。
しかし人々の顔は一様に疲れ切っていて、粗相をしない様にと必死にも見える。どこか一つ違えれば、瓦解する様な危うさ。これでは大層豪華な食事も、美味しく等なかろうに。
「食事中に失礼。お前らを助けに来た。」
セリオスの言葉に、顔を上げる家族連れ。腹が空いたと泣く子の為に、決死の覚悟で来たのだろう親の目に、安堵の色が灯る。
「端の方に居る黒いドレスの仲間が、お前らを運んでくれる。ちょっと手荒かもしれないが、言う事を聞いてくれ。」
そんな風に説明をしながら、席を回るセリオスの言葉に、頷いて行く人々が、順次食事を終わらせ立ち上がる。
「大丈夫だ。ちゃぁんと助けてやっからさ。」
一番奥の一般人に声をかけた頃には、チェイザレッザの周囲に、人が集まっていた。
よし、と頷く。

そして集まって来た人々に、チェイザレッザは語り掛ける。優しい営業スマイルで。
「皆様方、私達はあなた方を助けに来た者です。ですのでどうかしばらく、大人しくなさってください。」
にこりと微笑むチェイザレッザの周囲を泳ぐ、角の生えた小さな鯨の様な生き物が、一般人へと近寄った。
「抵抗さえしなければ、あなた方を安全な場所までお連れ出来ます。いいですか?」
藁にも縋る思いで頷く一般人。
そして再度の確認。
「いいですね?」
頷く一般人。
「よし!なら行くわよ、デスペラード!承認をもらった人達を片っ端から食らいなさい!」
シュゴッ 鯨モドキの口へと消える子供。
驚愕の顔を向ける親もまた、何かを言う前にもう一匹の口へとヒュゴッと消えていく。
これには一般人もびっくりである。悲鳴が上がりかけるのを、両手を広げてなだめるチェイザレッザ。
「落ち着いて、落ち着いて。大丈夫大丈夫。ちょっと異次元空間に居てもらうだけだから!ね、ほら、こわくなーい、こわくなーい。」
いや怖いわ。
そうツッコミを入れられる程豪胆な一般人はここには居ないのだが、空気を読んだデスペラードが、最初に口に入れた子供をもう一度外へと出して来た。
子供はきょとん。とした後に、きゃっきゃとはしゃぐ。中が滑り台にでもなっていたのだろうか?もういっかい、もういっかい!とデスペラードの中に入りたがるのを、もう一度回収していった。
「ね?こわくないわよ。」
それを見ていた人々は、子供が笑っていられる場所なのだろうという安心感と、本当に出られるのだと言う確認から、抵抗や不安が無くなり、スムーズに回収されていく。

だが、数が多い。そうこうしている内に、複数の足音が響き出した。
エージェントのお通りだ。
バン!!と大きくドアが開かれ、現れるエネミーが銃を構える。
怯える一般人に向け、弾丸が放たれるその直前大きく跳躍したセリオスが、化け物どもの足元に星球撃を打ち込んだ。
拳に集中させた魔力が、超強力な打撃、衝撃として床に伝わり船を揺らす。音すら聞こえぬ衝撃は、大きすぎて鼓膜が音と捉えなかったのか。
一瞬遅れて響いたドゴッという音と共に、エネミーの周囲が抜けた。

ゴガガガガッ 重くも軽快な音と共に、下へと落ちて行く床と敵。
「ま、俺様にかかればこんなもんだな。」
ふん、と胸を張るセリオスは、安堵して泣きだす一般人へと笑顔を送る。
「だから言っただろ?大丈夫だって」

そうしてデスペラードに人々を回収したセリオスとチェイザレッザは、無事にレストランから撤退し、避難経路を悠々と歩いて行った。


「ところで俺達、よくスタイリッシュだと認定され続けてるな?」
「当たり前じゃない。ダンピールは存在自体がスタイリッシュなのよ。」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

霧生・柊冬
随分と対象が限定的な儀式があるものなんですね…。
スタイリッシュな行動が大事とは聞くけど…とりあえず僕が出来る事をしっかりやっていけばいい、かな。

しっかりスーツに着替えたところでまずは脱出手段を探してみよう。
これだけ大きな船だし、脱出用の船も置いてあるはず。
なるべく影に潜みながら人に気付かれないように移動しよう。
手段を見つけたらスマホから仲間に連絡します。

次は場所だけど…これだけ広いと一人で探すのは大変そうです
「こういうのって、大体地下に何かあったりするんですよね」
地下室らしき場所があれば声を潜めて潜入してみます。

※他猟兵との絡み、アドリブ歓迎


六六六・たかし
俺を呼んだな、鯉。
俺を呼んだということはつまりデビルズナンバーがいるんだな。
理解した、ならば行く。俺はデビルズナンバーを倒すために生まれた男なのだから。
(華麗にスーツを着こなす)

だが、口元は隠させてもらう変身前の姿はバレてはいけないんだ。

【SPD】

まずは船に捉えられている一般人を救うのが先決か。
ならばさっさと済ませる、いつ殺されるかわかったものじゃないからな。
UC『デビルアバター』で持っている「D№」を複製、広範囲に渡りながら救出する。
スタイリッシュに「パフォーマンス」を駆使しながらな。
どんな条件でもクリアしてみせる。

なぜなら俺はたかしだから。



●転送前

柊冬(しゅうと)は困惑している。
自分に出来る事を精一杯やろうと決意した先で、困惑していた。

「俺を呼んだな、鯉。」

目の前に居る人間が、鯉に大真面目に語り掛けていて、困惑した。
鯉は何も答えず、ただ陸に打ち上げられて、んぱ、んぱ、と口を開けたり閉じたりしているだけだ。

「俺を呼んだということはつまり、デビルズナンバーが居るんだな。」
それを返事と受け取ったのか、目の前の人間はやはり大真面目に頷いていた。
鯉はぴちぴちしている。

「ならば行こう。俺はデビルズナンバーを倒す為に生まれた男なのだから。」

そう言ってスーツ姿に着替えた男は、口元を隠す為に長いスカーフを巻いていた。ドレスコード的にはありなのだろうか。そう思う前に、柊冬は手を上げていた。
「す、すみません、僕も行きます……!」
何故か、一人にしてはいけない気がしたからだった。


●転送後

そうして今、二人は船の中に居る。この船のドレスコード的に、ロングスカーフはスタイリッシュ判定だったらしい。枠かよ。

「先ずは船に捉えられている一般人を救うのが先決か。いつ殺されるかわかったものじゃないからな。」
たかしの言う事に頷く柊冬。
「それなら地下も探しましょう。上の方は……」
船が揺れる。次いで上で、何かが崩れる音が聞こえた。
「誰かが行ってくれてるみたいですし……」
スタイリッシュって爆発音とか衝撃がともなう物だっただろうか?柊冬は困惑した。
だが、たかしは動じない。なぜならたかしだから。
「理解した。ならばさっさと済ませよう。だが、俺はそういった探し事は得意じゃない。なぜなら俺はたかしだからな。」
たかしがなんなのかは分からないが、柊冬は頷いた。苦手な物があるのなら、補い合うのが仲間というものだ。

「それなら僕に任せてください。これでも探偵業をサポートしてるんです。姉さん程じゃないけど、少しくらいならお役に立てる筈です。」
スマートフォンから船の見取り図を複数取り出し、周囲とを見比べる。
「オブリビオンに占拠されている関係上、どこまで一致するかは分かりませんが……それでも大きく変わっている事は無いと思います。」
今自分達が居る場所と、この船の形に最も近い見取り図とを脳内で合致させ、道を組み立てる。
「……だとすれば……ええっと……うーんと……」
スマホをくるくると回したり、拡大させたり縮小させたりと四苦八苦しながら、結論へとたどり着く。

「たぶん、ここです!」
指した先へと向かえば、確かにそこには地下もとい、海の下へと続く場所があった。

ドアを開け、階段を下へ、下へと降りて行く。
やがて轟々とエンジンが響く場所まで来れば、そこには従業員の姿が在った。
助けが来たのか!と歓声を上げる人々。話を聞けば、上に登ろうとするとエージェントの妨害に合い、出るに出られず閉じ込められていたらしい。
なるほど、船に居なければ困るが、スタイリッシュな存在では無いからと、目に入れない様にしていたらしい。

「とにかく僕は、一度この事を他の人にも連絡しておきます!」
仲間の猟兵へと『地下に人在り。救助を行う。』と短い連絡を入れる柊冬。
「ならば俺は、救助だ。お前ら、手を貸せ。」
そう言って呼び出すのは、デビルズナンバーかかしと、ざしきわらしだ。
これを悪魔の分身により20体程に増やし、地下を広範囲に渡って探索、そして一般人を誘導する。

がやがやと集まる整備士、船員、従業員。
地下に居る者達は、これで全てだろうとリーダーらしき者が言う。
柊冬とたかしは頷いて、上へと戻る為に長い階段を登り始めた。

「ねえ、たかしさん。デビルズナンバーって、なんなのですか?それに、たかしさんは、いったい……」
その問いに、たかしはただ前を向く。
「デビルズナンバーは、今のままでは災厄を振りまくオブリビオンだ。そして俺は、デビルズナンバーを倒す為に生まれた者だ。そして俺もまた、デビルズナンバーだ。」
「え……?」
たかしの言う事が、一瞬、理解出来なかった。
振り返るたかしと、柊冬の目が合った。
「だが、俺はたかしだ。同じように、こいつはかかしで、こいつはざしきわらしだ。」
悪魔を成す名称と形は今、たかしに寄り添い仲間として共に在る。
「俺は、全てのデビルズナンバーを倒し、その後に寄り添う。なぜなら俺は、たかしだからだ。」
かかしが開けた出口の光が、階段へと差し込む。
目を細める柊冬には、彼が何を言っているのかいまいち解り兼ね無かった。
けれど、解った事が一つある。
たかしは、たかしなのだ。それ以上でも、以下でもなく。たかしは、たかしなのだ。

「……今回の事件、解決したいですね。」
ぽつり呟く柊冬。
ロングスカーフの中で、たかしが笑った様な気がした。
「するさ。なぜなら俺は、たかしだからな。」

~ to be continued ~

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

御剣・誉
スタイリッシュか、任せろ!
大丈夫、オレは見た目からスタイリッシュだ!
スーツもびしっと着こなしてみせるぜ
お、いいなぁ、この船
なんか美味いもの食えそう
黒いコートをなびかせ颯爽と、堂々と船に乗り込んでいくぞ
さぁ、いくぜ!

で、何するんだっけ?
え?スタイリッシュに美味いもん食ってればいいんじゃないの!?
いやいや、困っている人がいるなら助けなくちゃな
囚われている人がいたら「大丈夫ですか」ってすっと手を差し出して
英国紳士気取ってやってみようか
「美しい貴女にこの船は似合わない……今からでも遅くない、御逃げなさい」
なーんてね
ほんと、ここ危ないみたいだからさー
オレは一緒に行けないけど
ごめんな!

アドリブ・絡みOK



●バイキングレストランにて。

きゅぴん。誉は賢いので悟った。
もしやこの依頼、スタイリッシュに美味いもん食っとけば良い訳では無いな?と。
もっきゅもっきゅと食べていた肉を飲み込めば、ボーイから差し出されたオレンジジュースをスタイリッシュに飲み干して、気合を入れ直す。

まぁそうと分かればやる事は決まっているのだ。
困っている人がいるなら、助ける。それが猟兵である自分の役目なのだから。
どこかからの衝撃で大きく揺れた船の動きに耐えられず、よろめく女性の腰に手を回し、ダンスの様にくるりと回る。
「大丈夫ですか?」
咄嗟の出来事にはわわと顔を赤くするレディの身体から手を放し、その手の甲にキスの真似事をひとつ。
「美しい貴女にこの船は似合わない。今からでも遅くない……御逃げなさい」
物語に出て来る王子の様に、堂々と。
などと、英国紳士を気取ってみたは良い物の、そんな雰囲気をぶち壊す様に扉が開き、カエルのエージェントが現れる。
なるほどどうやら、他の猟兵達も暴れているらしい!
戸惑うレディの背中を押して、逃げる様にもう一つのドアを指す。
「なーんてね。ほんと、ここ危ない事になりそうだからさ。早く逃げなー?」
貴方は、と小さく裾を引かれれば、困った様に笑って。さぁ行けと送り出す。
「オレは一緒にいけない。ごめんな!」
さあ、一般人を逃がす為、この扉を守らなければ。
カエルのエージェントが投げる、ナイフをその手で受け止める。
血が零れる。いてえ。
かしゃり、先程までは無かった音が一つ。
その血は床に落ちず、どこかへ吸い込まれる様に消えていく。
抜刀の構えを取れば炎で氷が融ける様に、中空からその腰に、剣が一振り現れる。
御伽噺で見た様な、美しい剣を静かに引き抜き構え。

「いざ、スタイリッシュに!」

ここにエネミーとの戦闘の火蓋が切って落とされた。

成功 🔵​🔵​🔴​

シェーラ・ミレディ
ほう、ほう。中々愉快なドレスコードじゃないか。
求めるならば応えよう。嗚呼、勿論完璧にな!

他の猟兵諸君によって、そろそろ船のあちこちで騒動が起きている頃だろうか。
パーティー会場に潜入していた僕は、不安がるご婦人を抱き寄せてそっと耳元で囁こう。
「ちょっと騒がしいが、いい子にしていてくれ」
身体を離す時に微笑みを残して立ち去り、隠していた銃を取り出して、撃つ方を見もせず無造作に発砲。見張りのUDCを無力化して回るぞ。

出来れば潜入している間に、人がどこに集まっているか、船の構造等の情報を集めておこう。ご婦人方と楽しく談笑していようと、仕事だから仕方ない。


ネージュ・ローラン
【SPD】
スタイリッシュというのはよくわかりませんがダンスでしたら得意です。

普段と変わらない姿で乗り込みましょう。
フォーマルな格好ではないかもしれませんがスタイリッシュと言い張ります。
ダンスホールに入り、そこにいる紳士をダンスに誘いましょう。

「表情を変えないで。助かるかどうかは貴方達次第。ダンスに集中しているフリをしながら答えなさい。」

スタイリッシュに踊りながら、何人かから情報を聞き出そうとします。

絡み、アドリブ歓迎



●船着き場にて。

「確かにフォーマルではないかもしれませんが、これはスタイリッシュドレスです。」
カエルのエージェント向けてきりっと言い放つローラン。困惑するカエル。いや、だってドレスって言うか明らかにダンス衣装……だがしかしスタイリッシュドレスだと言われればそうかもしれない……けれど……
頷くに頷けずケロ……と鳴いているカエルの前に現れた威風堂々とした少年、ミレディは笑う。
「ならば僕の連れ添いだとすれば、どうだ。場を賑わせる存在を連れているというのは、よく有る事だ。そうだろう?」
スーツを華麗に着こなす少年に、それが理である様に自信満々と言われてしまえば、カエルも頷かざるを得ない。
「……わかりました。どうぞ、良き社交界を。」
一礼するカエルに、それで良いと頷くミレディ。
「君、行くぞ。」
とローランに声をかけ、歩き出す。
「ありがとうございます。これは私の戦闘服。譲れないスタイルだったので。」
「譲れない信念があるのは、良い事だ。だが、まぁそうだな。礼を言うなら手伝ってくれ。一人じゃ出来る事にも限りがあるしな。」
例えば男の誘導とか。と提案するミレディに、頷くローラン。
こうして二人は、無事乗船する事となった。


●どうか私と。

既にダンスホールの一つは無事?に救助が行われた気配を感じた二人は、途中仕入れた情報を頼りに、もう一つのダンスホールへと向かう。
階を変えた場所に、確かにそれは存在した。
「それじゃあ、打ち合わせ通りに。」
「はい。」
ミレディは女性の元へ。
ローランは男性の元へ。それぞれ進み手を取った。
「麗しいご婦人。どうか僕と一曲」
「失礼。私と一曲踊りませんか」

ワルツに合わせステップを。そうしてくるくると情報を交わす。
「ここには、もうどれ程?」
「敵らしき存在は近くに居ますか?」
「避難経路は?知らなければよく聞いてくれ」
「ここに見える範囲の一般人が、このホールの全てですね。」
「ところで」
「すみません」
音楽の終わり際、目を合わせるミレディとローラン。狙うべきエネミーは、判別した。

婦人を抱き寄せ耳打ちを一つ。紳士の肩を、押して一言。

「ちょっと騒がしくなるが、いい子にしていてくれ」
「助かるかは貴方次第です。しばし、お待ちを」

瞬間、23分の1秒で構えられ、射出される色彩纏う4つの弾丸。
そしてふわりと舞うシルクベールより放たれた、風精霊の魔力が、見張りとして立って居たエネミー達を見事に貫き、動いていた死体を黙らせる。
ローランのベールが降りる頃には、この場に一般人しか残っていない。
エネミーで出来た楽団が手を止めた今、この場に残るのは静寂だ。

助かった……?助かったのか?と、場の理解と共に気力を取り戻して行く人々に、ミレディとローランは声をかける。

「無事で何より。」
「それじゃあ、行きましょうか。」

シンプルに。必要な事は最小限に。
こうしてこのダンスホールの一般人は、無事救助と相成った。
スタイリッシュ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

三岐・未夜
【燈】
ともにぃにスーツ選んで貰ったんだー、初めて着たけどなんかちょっと楽しい。
赤銅のドレスととものスーツ見る為なら僕もスーツくらい着るよね、当然。エスコート邪魔しないようにふたりのあとからついてこっと。

んー……保護と退路の確保。を、スタイリッシュに。
そだね、猟兵としては一般人の身の安全確保しなきゃだし。
みんな一斉にかっこよく救い出す為に、他の猟兵が逃がしたひとたちを炎と声で1ヶ所に誘導するよ。
両脇に狐火の道を作って、余計なものは寄せ付けないように。こういう道、物語とかで見るとかっこいいんだよねー。
炎の道はこわくないよ、安心して進んで。【誘惑、催眠術】

大丈夫大丈夫、かっこよければ行ける!多分!


多々羅・赤銅
【橙】
ヒールつら
たすけて
私をエスコートできる灯人もクールに後ろを任されてくれるみゃーもスタイリッシュなお陰で私の動きが滑稽くらいじゃ全く追い出されようが無い!凄いぞ!ねえ私スーツの方が良かったんじゃね?

いや
まあ
好きですけど
こうゆうの

【POW】
作戦おっけおっけ、承知した。

カエルを追い払う簡単なお仕事
拳、掌底、敵を盾にして放り投げる喧嘩殺法。ヒール脱いでいい!?やった脱いだ今脱いだ!!(カエルにぶっ刺していく)(自由だ)
スタイリッシュに抜刀 実は持ってたんだわ 隠すのうまリッシュ
ドレスのスリット全開、なんなら邪魔な裾も縛って
さあさ道ぃ開けや、鬼が通る。
通行料はてめえの上等なスーツでいいぞ。


浅沼・灯人
【燈】
未夜に選んでもらったスーツと、赤銅に選んでもらったリボンタイ姿
ヒール履かせた赤銅のエスコートをしつつ入場だ
似合わねぇだろうが仕事だ、きっちりこなすぞ

【POW】
保護と退路か。
どっちみち船の上だ、広い部屋見つけて占拠して、
他が逃がした連中詰め込むとかどうだ?
敵がいるならぶっ飛ばしてよ、手助けしてやろうぜ。

いいじゃねえかよ、炎の道。それじゃあ未夜、誘導は任せた。
なら面倒なやつらの退場係でもやるとすっか。

銃を手に敵だけをスナイパーとクイックドロウと二回攻撃で足止め。
距離詰めたら零距離射撃ぶちこんでやらぁ。
赤銅ぉ!面倒ならヒール脱げ!
お上品でなかろうが刀とドレス組み合わせりゃスタイリッシュだ!



●店にて

「いや、無理でしょ」
赤銅は言った。ヒール辛い。脚が震える。一歩間違えただけでこけるぞこれ。
「無理じゃねえよ。頑張れ」
お前なら出来る。と励ましながらエスコートする灯人の後ろを、こくこくと頷きながらその後ろをついて行く未夜。
「赤銅も、ともも、似合ってる。うん、ぜったい、大丈夫。だよ」
それぞれがそれぞれに選んで貰った姿を鏡で見た時は、なんだかとてもくすぐったい気持ちだった。
店を出れば、鯉がびっちびっちと跳ねている。
そんな鯉に、頼むぞ。と転移を促した灯人の声に反応したのか、していないのか。三人は船待つ海岸へと送られた。

●そんなこんなで

絶賛戦闘中である。もう色々描写が面倒だったので現状既にもう戦闘である。スタイリッシュ。
一般人を、安全な部屋まで誘導する炎の道は、狼が守る部屋へと繋がっている。走る人々の背を守る為、立ちはだかるドラゴンと妖狐。そして侍。
道を維持する為、護られる形で立つ未夜は、本当は少しだけ、歯痒い。けれど。
「じゃあ一般人は頼んだぞ、未夜」
「みゃーなら大丈夫だろ!それより私のヒールだヒール!」
目の前でされるそんな話に、へにゃ、と笑う。頼られている。
そして僕も、頼って良いのだ。
ガンガンと銃が鳴り、薬莢が落ちる音がする。
それでも数が多く距離を詰めるエージェントの頭に、零距離射撃で鉛玉をぶち込み黙らせる灯人。
上手く走れずうがぁ!と吠えながら近付いて来た敵だけを殴り伏せる赤銅。ヒールはやはりだめらしい。うん。まぁ仕方ないな。普段スニーカーだしな。
「赤銅ぉ!面倒ならヒール脱げ!!お上品でなかろうが!刀とドレス組み合わせりゃスタイリッシュだ!!」
豪快な提案にぱぁっと明るくなる赤銅。
「マジで!?ヒール脱いで良い!?やった!はい脱いだ今脱いだよっしゃあ自由~~~~~!!!!」
言われた瞬間脱ぎすてたヒールを躊躇なくカエルに投擲しブッ刺して行くフリースタイル喧嘩殺法。これもある種のスタイリッシュだとドヤ顔である。
「刀とドレスはスタイリッシュな!おっけおっけ!」
長いスカートの中から現れる愛刀、玉子雑炊。
「いやいや実は持ってたんだわ。隠すのうまリッシュ」
褒めてくれてもいいんだぜ?とにたり笑って、ドレスの裾を縛り上げる。
「さあさあこの道通りたきゃぁ、この鬼倒して行きやんせ。挑戦料はそうさなぁ」
てめえらの上等なスーツでいいぞ。
暴れまわる鬼に後方を任せ、くるり後ろを振り返れば、前方からの敵襲。
一体ずつ撃ち抜いて行く灯人と、それをサポートする様に炎を一部向かわせ足止めする未夜。
「助かった」
「うん……!」
まだ、任せて!とは言えないけれど、ともにぃのサポートもちゃんと出来たぞ、と狐は豊かな尾をほんのり揺らす。
三人のコンビネーションは続き、やがて部屋へと全員収めれば。
「おっし。それじゃあ後は、此処を守るとするか。まだまだ人も来るみたいだしな」
「うん」
「だな!」
そう言って扉の前を守る、狼と場所を共にする。
牙と炎、刀と拳銃、彼らに護られているこの場所は、雑魚ごときではどう足掻こうと突破出来まい。

また一人、駆けこむ一般人を扉の奥へと誘導しながら、三人は立つ。

「灯人、みゃーの炎頼もしすぎて、これ私いらなくね??」
「要るから大人しくしとけ」
この後もどうせ大忙しだ。お前も無理するなよ。と、未夜の頭を撫でながら、灯人はほんの少し、笑うのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

花邨・八千代
俺といえばスタイリッシュ、スタイリッシュといえば俺。
つまり!俺がいれば!勝てる!!!
ドレスを寄越せ鯉ィ!本当のスタイリッシュを見せてやるぜ!!!

◆行動(POW)
とりあえず真っ赤なドレスで乗りこむぞ、動きやすさ重視でスリット深めで頼むぜ。
退路、作ればいいんだろ?ドアというドア、窓という窓すべてぶち抜くぜ。
場合によっちゃドアじゃないとこもぶち抜くぜ。
「怪力」舐めんなよ、風通しよくしてやらァ。

洋画じゃ主役に必要なのは格好よさとスパイス程度の色気だ。
「誘惑」を織り交ぜて紳士淑女を退路にご案内するぜ。
もたもたしてんなら「恫喝」で丁寧にお願いすんのも忘れない。
俺、今は淑女だしな。
淑女!だし!な!!!


ジェイクス・ライアー
貴様!!また!!か!!(鯉に詰め寄る、看板を読んでいないこの男。普段着がスーツである)どぉうあぁあ!!!!(当然飛ばされる)

【SPD】
居合わせた者から大体の話は聞いた。
まずはダンスホール周辺の通路を確認し、見張りがいるようであれば目立たない場所へ誘い出して[暗殺]し通路の確保を予め行っておく。
ホールに乗り込む際には、[礼儀作法]は忘れず、優雅に。
もし女性一人でいる方がいればエスコートさせて欲しい。こういう場に男一人というのは格好がつかないのでね。
踊る相手を変えながら、[目立たない]よう一般客を逃がしていく。
騒ぎを起こすのは、スマートではないだろう。

さあ私の手を取って。最後の一曲が始まる。



●地の文から嫌な予感がする。

ジェイクスは周囲の猟兵から話を聞き、ふむ。と少し考えていた。
前回いきなり頭のオカシイ女装世界にすっ飛ばされた恨みから、あの鯉が出す依頼は全て頭がオカシイ類なのかと思っていたのだが。
「……まともな予知夢も見るのか、あの畜生。」
とりあえず今回は、通常と同じく依頼をこなせば良いだけの様だ。
多少、自分の行動を改めても良いだろうかと、さっきまで鯉にマジギレしてた紳士は思った。

そんなジェイクスの前で、チケットをカエルに渡している全裸の男。
????
ジェイクスは一度海の方を見て、カエルの方を見直した。

カエルのエージェントと話をしている、全裸の男が居る。

見間違いでは無かったし、なんならその直後に股間が光ってタキシードに着替えて乗船して行った。

なんだ今の。

紳士は自分の頭を押さえた。最近鯉を殺す事ばかり考えていたせいで、若干疲れていたんだろうか。幻覚か。さっきの全裸は幻覚だったのか。
だがしかし他の人間に「今のやつ全裸だったよな?」と聞く訳にもいかなかった為、そんな不安を置いてそのまま乗船する事となるのだった。

その直後、そこ退けおら退け俺がとおるぜぇ!!!とズカズカやって来た八千代は、後ろが地面に付く程長い、真っ赤なロングドレスに身を包んでいた。
なるほどこれなら、うっかり大股で歩いていたとしても見えないだろうし、多少雑な動きでも、ドレスに目が行き気付かれない。よく考えたぞ鯉。えらいぞ鯉。
カエルにおらよ!とチケットを渡し、良しかどうかも聞かずに入口へと向かうスタイリッシュ八千代。
そのままスタイリッシュに乗船を果たすのだった。


●名も知らぬ共闘。

ジェイクスは巻き込まれていた。
なんかそりゃもう色々と巻き込まれていた。
最初のダンスホールは何故か弾丸の嵐で壁が吹き飛び、爆発に巻き込まれる事になったし、移動の途中でいきなり天井が崩れて、上からエネミーが降って来たし、地下の救助に手伝いに行くかと思ったら女装の時に居た奴と鉢合わせそうになったしで、なんかもうスタイリッシュどころじゃなかった。
どうやって普段通りを維持しろって言うんだ。巻き込まれて少しよれてしまった上着を着直すと、頭を押さえる。
「この依頼……やはりろくでもないのでは……」
だがしかし、あのテンションに乗る訳にはいかない。ケータイに入った連絡から、地下の一般人が救出された事を知る。
私もこうしてはいられない。紳士らしく、冷静に、優雅に、事を進めなくては。
先ずは改めて通路を確認し、見張りを排除する。これで退路の確保は完璧だ。
軽く襟を整えて、いざまだ一般人の残っているダンスホールへと、足を踏み入れる。
一人女性の手を取って、優雅に誘う。
「失礼、レディ。私に貴女をエスコートさせて欲しい。」
なにせこういう場に男一人というのは、格好がつかないのでね。と、冗談半分、本気が半分の態度で一歩ステップを踏み出せば、レディもまたそれに倣ってリズムを刻む為に一歩を踏み出す。
 貴方、名前は?
 私の事は、ライアーと。
 まぁ。それじゃあ何か嘘を付いて、Mr.Liar?もうこんな場所、疲れてしまったの。
 失礼レディ。私はLierただの人だ。だから、この言葉は嘘では無いんだ。よく聞いて?
流れる音楽に合わせて顔を寄せ、退路とこの場の逃げ方を説明すれば、淑女は目を開いて静かに頷く。
 レディ、悪い男に騙されない様、どうか気を付けて。
いつの間にか、扉の近くまで誘導していた手を放す。振り返る、彼女からのカーテシー。
それを見送り、次の相手へと優雅に移る。
静かに、無駄はなく、洗練された流れでもって紳士は騒ぎも起こさずに、一般人を逃がして行く。
「さあ、私の手を取って。この曲がラストダンスとなる様に。」
そんな言葉と共に差し出した手を、淑女が取ろうとしたその時。

突然壁がドガッシャア!!と抜けた。

「オラオラ俺のお通りだァ!!」
堂々宣言と共に仁王で笑う、真っ赤なドレスの悪餓鬼が一人。
そう。スタイリッシュ八千代だ。
「あっち行ってこっち行っての煩わしい退路なんてよォ、スタイリッシュじゃねェよ!ドアと言うドア、窓と言う窓、ついでに壁ェ!全部風穴開けて来たぜェ!」
おら逃げなァ!と棘の生えた金棒片手に、親指で背後を指す八千代と、危うく壁の崩落に巻き込まれそうになり、ぎりぎりで一般人を庇いながら避けたジェイクス。
「まて、逃げろじゃなくて、お前は何をしているんだ!?」
素のツッコミが出た。これスタイリッシュに事を進める依頼じゃなかったのか!?
「はァ?そんなんアレだ。退路の確保だ確保。一直線だぜ?スタイリッシュだろ!」
堂々笑顔の八千代。一点の曇り無し!!
「最先端過ぎて正気を疑うわ!破壊工作の方が余程マシだぞこの現状!?」
真の敵は味方なのか!ジェイクスは頭を抱えた。
「うっせェなァ紳士!良いんだよ俺がスタイリッシュなんだから、なにやったってスタイリッシュなんだよ!」
げらげらと笑う八千代に、スタイリッシュとは……と眉間をおさえる。
よく見たらこいつ、どこかで見た様な……?いや、気のせいか。と考え直す。前回の鯉の依頼の事など、思い出したくもなかった。
そんな過去を思い出していたら、まだ無事な扉から、エネミーどもが雪崩込んで来た。慌てふためく一般人。
「まァいいや紳士ィ。暇してんなら手伝えよ。こいつらは、俺が引き受けてやっから」
ニィッと口角を上げて笑う鬼は、自分がぶち空けた穴を指す。
スタイリッシュな、ここは俺に任せて先に行けだなと、ちょっと思った。
確実に生きて帰るっていうか、こいつ絶対無傷で戻って来るだろ。
「オラオラ淑女のお通りだ!死にたい奴は前に出なァ!!」
ひゃっはー!とエネミーの群れへと襲い掛かる八千代と、一般人の避難に走るジェイクス。

ちなみにこの後、真っ直ぐ移動出来たのは思った以上に団体の避難が上手く進んだので、ジェイクスはちょっとだけ、鬼の事を見直した。
あと一般人に被害が出なかったのは、紳士の適格な動きがあったからだと言う事を、鬼は一切気にしては居なかった。

スタイリッシュ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『エージェント・アマガエル』

POW   :    はねかえる
【強靭な肉体 】による素早い一撃を放つ。また、【あらかじめ跳ね回る】等で身軽になれば、更に加速する。
SPD   :    いろいろつかえる
いま戦っている対象に有効な【エージェントひみつ道具 】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    死亡フロッグ
自身の【死亡フラグをつい立ててしまう言動 】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


船に居た一般人の救助を終えた猟兵の前に現れる、大量のエージェント。
出口と呼べる場所は、自分たちが入って来た砂浜から伸びるあの階段のみ。

猟兵達は選択を迫られている。

数百超えるカエルを蹴散らし、一般人を守りながら、階段への道を押し開けるか。
それとも他の道を探し、それ以外の方法で一般人を陸へと返すか。

どちらにしろ、骨が折れそうだが……君たちは猟兵。

スタイリッシュに行こうじゃないか。
ネージュ・ローラン
一般人の避難は完了しましたね。
これで戦いに集中できます。

カエルさん、わたしと一緒に踊っていただけますか?

返事を待たずにスピードを活かして一気に距離を詰め、クルリと舞いながら蹴りを放ちます。
エージェントがひみつ道具を出してきたなら、すかさず【高速詠唱】で氷精霊の力を借りた【氷装創出】を使用し武器を作ります。
その後はお互いに得物を切り替えながらスタイリッシュに切り結びたいですね。

倒せたならスカートを摘んでお辞儀をしましょう。
さぁ、次のお相手はどなたですか?


シュデラ・テノーフォン
避難所の人達逃がさないと
リングタイ整え直しさァ行こうか

最初は王道スニーキング
ハーキマー先行させ、警備を確認
見張りを掻い潜り数匹なら死角から狙撃で片付け進む
クイックドロウからのスナイパー技、活かせたかな

回避出来ない大人数は仕方ないヤろうか
離れないでねと一般人に告げ
他の猟兵と連携して暴れよう
跳ね回る蛙なんて俺の的にしかならないよ?
氷の精霊弾セットしたCenerentolaを複製
迫る両生類をGlasregenで片っ端から氷結冬眠させてやる
敵の攻撃は左手翳し指輪の盾を展開
銃撃&防御で一気に出口へ突き進む

砂浜への階段前では攻撃は他の猟兵に任せ
一般人が逃げ切る迄階段前の防衛に集中
硝子の城壁も使い防ぎきるさ


サフィ・ヴェルク
アドリブ・連携歓迎

戦闘となれば僕(もう一人の人格)の出番ですねぇ!

それではここで一つ、彼らへ花を手向けましょう
サイキックで作った氷の礫を投げ込みます。UCで氷の花びらへはじけ飛びますよ!
狙いはエージェントのみ
氷の花びらの中、僕は武器と【属性攻撃】で追撃いたしましょう。エージェントを倒して退路を切り開きます!
スタイリッシュがお好きなんでしょう?僕の戦闘にどうぞ酔い知れてくださいませ!(調子のってる

さぁさ、氷のオブジェにして差し上げますよ!

(……ああ、また調子に乗ってますねロゼってばコレ)(たまに人格戻るのか急に静かになって項垂れるのを繰り返す



●先陣、氷雪

「戦闘となれば!僕の出番ですねぇ!」
燕尾服に身を包むヴェルク。その戦闘人格、ロゼが目を輝かせて一般人を守る猟兵達の前に、いいやカエルエージェント達の群れの中へと踊り出た。
カエル達が武器を向ける中、白い手袋を纏う華奢な手を彼は優雅に上へと向ける。
船内の灯りを反射し煌く氷が、シャンデリアの様相を成し周囲へと浮かび上がる。
「殲滅!撃滅!大いに結構!花の手向けは如何でしょうか?」
亀裂を生じる音がする。氷はその姿を、弾ける音と共に変え、敵を抹消する最適解の形を成した。
「どうぞご遠慮なさらずに!」
その手を前へと振り降ろす。氷は礫へ、そして氷の花びらへと変わり広範囲の敵を薙ぎ払う。
「さぁさ、氷のオブジェは足りませんか!足りませんね!まだまだ行きますよぉ!」
次弾装填。氷の花は舞い踊る。
周囲を凍らせ道を造り、仲間を導き、敵を悪路へと連れ込む為に。

氷漬けにされた仲間を見て、カエルエージェントは思う。このままでは危ないと。
「ゲコッ、ここは俺に任せて一度隊列を整えろ!なに、俺も直ぐに合流する!」
言うが速いか強化された脚で一足、ナイフを構えロゼへと向かう。
「なっ!?」
氷の花を避け、接近するカエルのスピードに身構えるロゼ。
彼の氷が盾となるよりも早く、そのナイフを受け止める存在が居た。
「カエルさん、それならわたしと踊っていただけますか?」
氷装創出(グラスアルム)により作り出された氷の剣を、その手に構えたローランだ。
カエルの返事も待たず、床に張られた氷へと剣を突き立て、クルリと舞う様にその頭を蹴り飛ばすローラン。
「ゲコォ!」
鈍い音と共に壁へと飛ぶカエルは、けれど死亡フロッグの効果で未だ倒れない。
「ケロッ、ケロッ……甘く見るなよ!」
懐から新たに現れた秘密道具は、刃に返しの付いたソードブレイカー。身体が強化され、スピードも腕力も上がっているカエルには、敵の武器を圧し折り活路を開く最善の手と言えるだろう。
突き立てられていた剣を引き抜き、構えるローラン。
「行くぞ!ケロォオオ!!」
交差する刃。ローランの剣は返しへと巻き込まれ、高くあっけない音と共に砕け散る。
武器の無くなった体へ刃を突き立てようと振り返ったカエルエージェントが見た物、それは
「こういう時、スタイリッシュではなんと言うのでしょう?チェックメイト、でしょうか」
氷の切っ先、ハルバード。それは彼女の高速詠唱により顕現された次点の武器だった。
矛先が頭を貫き、カエルは力尽きる。
ローランは静かにハルバードを引き抜く。
そうしてスカートを摘んでお辞儀をひとつ。相手を称えるカーテシー。
甲高い音が、その耳に響く。

「……無粋だねぇ。」
呟いたのは、純白の拳銃を持つテノーフォン。
ローランの足元には、カエルが投げたのであろうナイフがひとつ、転がっている。
先程の音は、このナイフを撃ち落とした物だった。
「まったく。ひっそり先に行ってスマートに露払いをしておくつもりだったけど、美しいカーテシーを邪魔するなんて。そんな野暮は見過ごせないな。」
クイックドロウ。大型拳銃と純白の拳銃が、揃いカエルの群れを狙う。
動き回るカエルに向けて、氷の精霊が宿る弾丸が射出される。
命中。二つ、氷のオブジェが増えた。
「それにしても、数が多いな。」
まぁでも安心してよ。と、マイナスの冷気を宿した白い大型拳銃がその周囲へと浮かび、全てがカエルの群れへと銃身を構える。
「片っ端から氷結冬眠させれば、問題無いだろうからさ。」
Glasregen(グラスレイン)、透明な弾丸に込められてた精霊の力は煌き、それは美しい、美しい雨の様にも見えただろう。
次から次へと繰り出される攻撃に、カエルは次々氷の中で眠りに落ちる。

はっ、と我に返ったロゼが、弾丸の雨を抜けるカエルに追撃を放ち撃ち落とす。
それでもなお近付く敵には、冷気が宿る斬撃が飛ぶ。
カエルからの銃撃は、硝子の盾が全てを防ぎ、一般人を氷の道が誘導する。

血は流れない。凍える程の美しい世界だけが、そこには展開されていく。
まるで目に見える世界だけ、硝子細工へと変えられた様な。その芸術とも取れる不思議な空間に、民間人は息を吐いた。

けれどエージェントの手は止まらない。
彼等一般人の退避には、まだ時間が必要な様だ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

明智・珠稀
ふふ!
スタイリッシュバタフライヤーたまちゃんです、ふふ!(タキシード姿)
極寒の海との戯れ、実に充実でした…!(恍惚)
そんな私、頑張って追いつきました。
私は此処にいていいですか、そういうことにしていただきたいのですが
駄目ですか、ふふ。

さぁ、改めてスタイリッシュにイきましょう(鞭を手に決めポーズ)

■戦闘
「さぁ、カエルさん達。私と愛し合いましょう…!」
スタイリッシュに、鞭で【先制攻撃】
「く、ふふ、ふふふ…!」と【恐怖を与える】
敵の攻撃はオーラシールドで【盾受け】
一般人は【かばう】

「ここは私にお任せあれ…!」
踊るように鞭を振るい
UC【青薔薇吐息】をスタイリッシュに放つ

※アドリブ、絡み、ネタ大歓迎です♡


六六六・たかし
【アドリブ歓迎】

ふん、さっきのカエル共か。
入るのはいいが出るのは許さんと…。
知ったことか、そもそもお前らに興味はない。
俺の目的はデビルズナンバーのみだ、前座は引っ込んでろ!!

【SPD】
数は多いが知ったことではない。
ユーベルコード『悪魔の案山子(デビルスケアクロウ)』を使い
「デビルズナンバーかかし」をバイクフォームに変形させる。
人質も後ろに乗せて、このまま突っ込む!!!
華麗に「パフォーマンス」を決めながら「たかしブレード」でカエルを撃ちまくるし切りまくる。

これこそが…!たかし&かかしによる「悪魔の相乗(デビルドライブ)」だ!!!



●海岸。階段付近にて。

スタイリッシュバタフライヤーたまちゃん。もとい明智は階段の所に居た。
何故なら極寒の海から、今戻って来たからだ。
今。now。
でもタキシードはぴっしりと着こなしている。変態の手にかかれば、いつの間にか服も髪も乾いているのだ。スタイリッシュ。

「さて、私は此処に居ていいですか?そういうことにしていただきたいのですが」
可愛らしく首を傾げる。なにせ見たところ、一般人を逃がす為には階段を目指す必要がある。つまりはどっちにしろ合流出来るのだ。
だがしかし、そんな明智を察知して、カエルエージェントは銃を構えた。
「駄目ですか、ふふ」
そんなつれないカエルさんの様子に肩を竦めて、鞭を取り出す明智。
「ならば、私と愛し合いましょう……!それはもう、スタイリッシュに!」

銃が撃たれるその前に、カエルへと接敵し先制攻撃。鞭でその武器を叩き落す。
「く、ふふ、ふふふ……!」
零れる笑いを抑えきれずに、銃へと向かってくる変態に恐怖を感じてしまったカエルの狙いが逸れる。それでも当たる弾丸には、オーラシールドを盾に突き進む。
前後をカエルに挟まれるまで進めば、恍惚とした笑顔で両手を広げた。
「さぁ、私の青薔薇に愛されてください!ふふふ♡」
長鞭で大きく円を描けば、その軌道が花びらへと変わる。
半径27mをその青い花びらが覆い、それが消える頃には、何故かカエルが昇天し倒れ伏していた。

そこに轟と音を立て、現れた大型バイクとそれに乗るたかし!
あやうく轢かれそうになる明智!
階段から飛び降り砂浜へダイブする事により事なきを得る!!

「ふむ、カエルどもはあの船から遠くには来れない様だな。人質よ、逃げろ。」
バイクの後ろに乗っていた人質を降ろし、その背を見送るたかし。
そんなたかしに、明智は砂を払いながら話しかける。
「先程の登場、実にスタイリッシュでした。ふふ、素敵なバイクですね。」
けれども、よくバイクなんて持って入れましたね。と首を傾げる明智に、いや、実は。と、たかしは語り始めた。

―――回想―――

逃げ遅れた人質を連れ、外への道を探るたかし。
しかしその道を閉ざすカエルの群れ。
「なるほど、入るのはいいが出るのは許さんという事か。」
人質を自分の後ろへと移動させ、たかしはかかしを召喚する。
「知ったことか。そもそもお前らに興味はない。俺の目的は――」
かかしは音を立てながらその形をバイクへと変形させる。
そこに人質と共に乗り込み、轟ッ!とエンジン音を響かせる。
「行くぞかかし! 前座は引っ込んでろ!!」
前輪を上げ、敵の群れへと突っ込むかかし。そしてたかしブレードで応戦しながら、船内を突き進む。
誰も彼等を止める事は出来ない。「悪魔の相乗(デビルドライブ)」を決めた二人は今、風よりも早く、嵐よりも強い暴力だった。

かかしとたかしが去った後、そこにはカエルの道が出来ていた……。

―――回想終了―――

「という事で、このバイクはかかしなんだ。」
「なるほど、そういう事でしたか。」
なっとくたまちゃん。もとい明智。
では俺は行くぞ。と、バイクフォームのかかしにエンジンを入れるたかし。
「あ、待ってください。折角ですから、私も乗せて行っていただけませんか?たかしさん」
「……いいだろう。乗れ」
かかしの後部座席に乗り、ぺと💛とたかしにひっつく明智。
だが変態に密着されたとしても、たかしは動じない。何故ならたかしだから。
「口を閉じていろよ。強行突破だ。」
腕に力が入ったのを確認したか、しなかったか。
轟々響く音を吼え、二人を戦場へと送る為かかしは再びカエルの群れへと突っ込んでいく。

たかしの目的はただ一つ。
この船に居るであろう、デビルズナンバー。
それだけだ。

~ to be continued ~

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

エレクメトール・ナザーリフ
ようやく銃が撃てます。糖分摂取がそろそろ限界を迎える所でした。的が多いし撃ち放題!
当然カエルは皆殺し……ゴホン!全部蹴散らしますよ!溜まったストレスを存分に発散させて頂きます

まず手数を増やす為に《幻影舞踏》でもう一人の自分を想像します
幻影は一般人の護衛に回します

戦法ですが【迷彩】【忍び足】【目立たない】で
なるべく気配を遮断します
敵の注意が逸れている時に接近し
【クイックドロウ】【零距離射撃】をお見舞いした後
【2回攻撃】【傷口をえぐる】で追撃します

敵の攻撃は【第六感】【見切り】で避けます
使い方を理解出来ていなければ戸惑うはず
隙を突いて攻撃します

密かに速やかに。スタイリッシュ暗殺稼業開幕です、ニシシ


レディオン・リジッツ
【アドリブ歓迎】
海辺にカエルは似合いませんねぇ。とっととお引き取り願いましょう。
あ、カエルだけに「帰ってもらう」のほうがよかったですかね。

さて、下手に逃げるよりは蹴散らした方が良さそうですし、このままゴリ押しちゃいますか。
【スライディング】で接近しつつ牽制射撃、敵集団中心から【バレット・スフィア】で一網打尽を狙います。上手くいくといいですね。

後は孤立しないよう包囲の薄いところへ移動しつつ、撃てるだけ撃ち抜いていきましょう。



●ドレスと銃はスタイリッシュ

「ようやく銃が撃てます。糖分摂取がそろそろ限界を迎える所でした。」
レインボー・キャンディを噛み砕きながら、エレクメトールはリボルバーを用意する。
「さてさて全部蹴散らして、溜まったストレスを存分に発散させて頂きましょうか!」
ワンツーステップで幻影を呼べば、もう一人のエレクメトールは一般人の護衛へと。
それを見送り、周囲に溶け込む迷彩を纏う。
「密かに速やかに。スタイリッシュ暗殺稼業開幕です、ニシシ」
可愛らしく笑えばそのまま、忍び足で目立たない様に気配を遮断し、カエルへと近付いて行く。
後方で氷が展開され、そちらに意識が向かっているエージェントの背後。その後頭部に、銃口がkissをした。
ズドン。金属製の重々しいリップ音が響けば、次へと接敵し二回目の零距離射撃をくれてやる。
突然の事態に戸惑いが隠せないカエルの攻撃を直感で避け、三匹四匹と硝煙の理由としていく。
しかしカエルもエージェント。徐々に自らの武器に慣れ始め、エレクメトールの攻撃を避け始める。
「カエルのくせに生意気ですね!」
ガキンッと火薬の無い音がする。弾切れだ。そのタイミングを狙ったかの様に、カエルがナイフを手に襲い掛かる。
その時、二丁の銃の音がした。

「海辺にカエルは似合いませんよね。」
硝煙揺蕩う銃の持ち主、レディオンは、伊達眼鏡を上げながら笑う。
「とっととお引き取り願いましょう。あ、いや。カエルだけに『帰ってもらう』のほうがよかったですかね。カエルだけにね。」
言いながら、エレクメトールが装填するまでの時間を稼ぐ為に銃を撃つ。
梟と鷹は持ち主の意図のまま、多数の敵を撃ち抜いて行く。
「下手に逃げるよりは蹴散らした方が良さそうですし、このままゴリ押しちゃいますか。」
弾の装填を見届けた瞬間、赤い髪を靡かせながらレディオンは、踊る様にエージェントの集団、その中心へと滑り込む。
バレットスフィア。弾丸の雨がカエルを濡らす。
タンタタン、タンタタン。雨音よりも軽快に。jazzより余程強攻に。それはステップが止まるまで、リズムを作る様に鳴り続ける。

レディオンが撃ち零した敵は、エレクメトールが零距離から仕留め、カエルは倒れ伏して行く。
そうしていつの間にか協力していた二人だが、やがて動かぬ集団が、まるで山かとなる頃に。お互い銃を降ろし、ふぅと溜息をひとつ。

「私達、中々にスタイリッシュだったのではないでしょうか?」
「ええ。私もそう思います。」
薬莢が地面へ零れる音と共に。それはどちらの言葉だったか。

硝煙の香が残るドレスを揺らし、二人は進む。
後ろに続く者の為、弾丸で道を造るのだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

花邨・八千代
退くか行くかって聞かれたら行くしかねーだろ?
良いじゃねーか、敵は多いくらいが楽しいんだ。
ご希望通りスタイリッシュに決めようじゃねーの。

死にたくなきゃきっちり俺に付いてきな!
押し通るぞ!

◆戦闘
黒塚を「怪力」で振り回すぞ、【ブラッド・ガイスト】だ。
敵を一気に「なぎ払い」つつ後ろに注意しながら出口に向かうぜ。
「恫喝」しつつ「2回攻撃」で出来るだけ広範囲を巻き込むぞ。
「第六感」で敵が薄そうな場所に当たりをつけて突き進むぜ。
後方の一般人共にはお互いに手助けするよう声掛けとくか。

そこのけそこのけ、俺が通るぜ!ケツに爆竹ぶっこむぞ蛙野郎が!
それがイヤならそっちが退くんだな!
喰われてェ奴から掛かってこい!


ジェイクス・ライアー
………聞いていた話と全く違う。
頭がおかしくなりそうだ。いや、もうなっているのか。スタイリッシュとは一体なんなんだ。
上手くいったから良いとはいえ、先ほどの女といい全てが滅茶苦茶だ。

【SPD】
いけない。
紳士たる者、いかなる時も冷静に、だ。
この様な窮地にこそ初心を忘れてはいけない。すべき事に焦点を当てれば極めてシンプルな仕事だ。
革靴に仕込んだ刃の切れ味を味わえ。喉元を搔き切るほどに素早く振り上げる脚技の一撃。船の手すりの上すらもフィールドとし、群れるカエル共を撹乱する。
射程を確認し放つ散弾銃と、飛び込んできた敵の顔面を突くナイフ。死角はない。

味方は敵だ。
屈してなるものか。


セリオス・アリス
アドリブ歓迎
ダンピールという存在ががスタイリッシュなら遠慮なく大暴れしてもいいな!

出口がそこに見えてんのに別の道を探すなんざめんどくせぇ
全部蹴散らして、ゲストには堂々とお帰り願おうじゃねえか
『歌』で身体強化
靴に風の魔力を送り『ダッシュ』からの『ジャンプ』で敵陣のど真ん中へ
その場にいるカエルを『踏みつけ』っつーか踏み倒し
さらに剣を回転させてまとめて斬りつける
敵の攻撃は『見切り』避け『敵を盾に』して相打ちしてもらおう
おいおい、仲間割れか?仲良くしろよな
『挑発』しながら『2回攻撃』で2匹仲良く攻撃して

さあ楽しいダンスもそろそろ終わりにしようぜ
焼き焦がせ!【蒼ノ星鳥】
あとはまとめてぶっ飛ばす!


御剣・誉
(真の姿を一部開放。金髪になってる)

あ、さっきのカエルじゃん
なんだよー、まだいたのかよー
うーん、まぁこうしてオマエらを倒すのが正解かと問われると
違う気がするんだが……
生憎と他の方法も思いつかないしなー
ま、オレ真正面から飛び込むの好きだから!問題ないかな

【PRINCE of SWORD】を使ってカエルをぶったぎっていくぜ!
いや、実はこの技、実戦で使うの初めてなんだよなぁ
うーん、でもさっきちゃんと使えた気がするから大丈夫だと思うけど

カエルがピョンピョン跳ねてるのをみたら
嫌な予感がするな
剣を構えて防御の体勢
うわっ、勘があたったぜー、よかったよかった

仲間がいたら協力は惜しまない!
アドリブ歓迎



●鬼は数を覚えない。

「出口がそこに見えてんのに別の道を探すなんざめんどくせぇよなぁ」
「おォ、退くか行くかって言うなら行くしかねェだろ」
スタイリッシュ八千代と存在がスタイリッシュなセリオスは、それが当たり前である様に武器を構える。
出口まであと数十。カエルは未だ群れを成す。
「いいシチュエーションじゃねェか、敵は多いくらいが楽しいんだ」
八千代の言葉に頷くセリオス。
「ああ。全部蹴散らして、ゲストには堂々とお帰り願おうじゃねえか」
お互いの顔を見て、ニヤリ不遜に笑い合う。
「どっちが多いか競争でもするか?」
「いいぜェ?俺が勝ったら奢ってくれよ」
スタイリッシュな共闘宣言と共に、駆け出した。

「オラオラそこのけそこのけ、俺が通るぜ!ケツに爆竹ぶっこむぞ蛙野郎が!それが嫌なら退くんだな!」
薙刀である黒塚に自身の血液を吸わせ、強化。元より人間などは足元ですらない怪力で、そいつを大きく横に薙ぐ。一度で足りぬなら二度。踊る様にくるり円を描くステップでもって、薙ぐ為の刀は敵ごと大きく宙を裂く。
大雑把だが確かな殲滅力。その効果は船の壁を大きく破壊しながらその効果を発揮した。
その背後から、歌が聞こえた。セリオスの歌だ。紡がれた旋律は力へと形を変え、彼の身体を強化する。
飛ぶ様にさらに奥、出口である階段まで跳んだセリオスは蛙を踏み倒しながら着地。そのまま純白の剣を振るい、敵の攻撃を叩き伏せながら力を溜める。速いビートでダンスは続く。三匹、四匹、律動に合わせ旋律が大きく唸る。
「ダンスは楽しいが、そろそろ終わりにさせて貰うぜ!」
焼き焦がせ【蒼ノ星鳥】
「まとめて吹き飛びな!」
剣が軌道を描けば、星の尾を引く鳥型の炎の闘気が放たれ、階段付近に居た残りのカエルエージェントを吹き飛ばす。
これにて出口へと続く道は確保。
内装および壁の派手な損壊は、代償としてご勘弁願おう。
「……で、俺達いくつ倒した?」
「覚えてねェけど、俺の方が多いんじゃねェか?」
いやいや、俺の方が。いやいや、俺だよ。

そんな二人を後目に、階段へと進む姿は二人。

ジェイクスと誉だ。

●階段上の乱闘は、スマートに。

「……ダメだ。あの調子に任せていたら唯一の出口であるこの階段が落ちる……!」
ジェイクスは頭を抱えたかった。スタイリッシュとは何か。破壊工作の間違いじゃないのか。船ごと敵を沈めるつもりだと言われる方がまだ少し分かる派手な動きに、もう何度目かもわからないスタイリッシュへの問答を反芻する。
「まぁー、でもさ、道が開けたからいいんじゃねぇの?」
そんな紳士に気さくに話しかける誉の髪は、黄金の色に変わっていた。
「こっからは、オレ達が頑張ってこの階段を開こうぜ!スタイリッシュにさ!」
若いからか前向きにスタイリッシュを捉えている誉の笑顔は眩しい。
少なくとも紳士には眩しかった。
「ああ……そうだな。真の敵は味方だ。うっかりで階段を落とされる前に、私達で掃討するとしよう。」

それでは、先陣は私が切るとするよ。と、紳士は一歩を踏み出した。
カエルからの弾丸が降り注ぐ。傘を広げ誉と自分とを守りながら距離を詰める。柄のトリガーを引けばそこから散弾がカエルに向かい放たれる。
数匹が階段から勢い良く落ちて行く。それを避ける為に止んだ銃撃の間を、無駄になどしてなるものか。
数歩の距離は無いに等しい。最も近いカエルの頭をナイフで貫き、怯む敵を脚技で沈める。こちらへ向かう攻撃は、手すりを使い攪乱。けれど一匹が、不測の動きを始めた。
「そちらへ行くぞ!」
カエルが跳ねる!狙う対象は、誉だ。
「うわっ!」
跳ねた勢いのまま突撃を放つカエルを、誉は剣で受け止めた。
「勘があたったぜー、よかったよかった」
跳ねる気配を察知して、顕現させていた剣を構えていて正解だった。
「オレさー、オマエらを倒すのが正解かって言われると違う気がするんだが」
ジェイクスの攻撃を掻い潜り跳ね向かうカエルに剣を構え直し、誉は誰に言うでも無い自答を言葉にする。
「生憎と他の方法も思いつかないしな!ま、オレ真正面からやり合うのも好きだから!問題ないかな!」
一閃。御伽噺から抜け出た様な剣は、敵を綺麗に両断する。
そこに痛みは無かっただろう。きっと、恐怖も無かっただろう。
「うん。上手く使えてる。いやぁ、実践で使うの初めてだったから、ちょっと不安だったんだよなー」
高貴な血筋を感じさせる顔は、屈託が無い。だがしかし、紳士としてはその行き当たりばったりな行動には色々不安が過った。いや、上手く行ったから良いんだけども。いやでも上手く行かなかったらどうするつもりだったのか。
船の中ではちゃんと使えていた気がする誉の手応えを知らぬ紳士は、多少の心配をとりあえず放り出し、意識を逸らす様に目の前の敵の殲滅へと頭を切り替えるのだった。
あの動きを見る限り、数匹は後ろに流しても大丈夫だろう。その思考を肯定する様に、また一匹、後ろで絶たれる音がした。


二人が階段を降り切れば、それが合図とばかりに、船から大地へと続く道を一般人が走り始めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

三岐・未夜
【灯人と赤銅と】

うわ、敵がいっぱい、……あまがえるさん……!(シュールかわいいもの好きの琴線に触れた)(目を輝かせてしっぽ振る)(はっ)(しっぽを押さえる)(しっぽぶんぶんはスタイリッシュ違う気がする……)

かえるさんかわいいのにな……ねぇ、赤銅、ともにぃ、かえるさんスタイリッシュじゃなくない?かわいいよ?すっごいかわいい
倒す、……うん、倒す……(ちょっとしょんぼりする)
うん、赤銅かわいい。……ともにぃ、僕は?(ちょっと混ぜて欲しかった)

船ぶっ壊して穴開けても良いけど……沈むかな
【誘惑、催眠術、おびき寄せ】で敵を集めて【操縦、属性攻撃、誘導弾、範囲攻撃、援護射撃、全力魔法】で一網打尽にしちゃおう


浅沼・灯人
未夜と赤銅と
なんだよまだカエル残ってんのかよ。いいぜ、スタイリッシュに第2ラウンドだ。
逃がすのは他に任せて大乱闘と洒落込もう。

ん?どうした未夜。……あれ可愛いかぁ?
あれよか鯉のがよかねぇか?ほら、さっさと倒そうぜ。
あ?赤銅?……まあ、あれよりはな、可愛いな。
未夜?かわいい。
……と、とにかくさっさとやるぞ!

船壊すのは泳げないやついたら面倒だ。
集めたところを一気にやるのが効率いい。
道の少ない角のとこまで移動するぞ。
近づくやつらはぶったぎれ。殿はやってやらぁ。

角まで来れたら二方向、敵が並んで迫るのを待つ。
狙い通りに敵が動いたら通路のひとつ、目の前の連中に灼焼を。
船は壊さず、蛙だけ焼き殺そう。


多々羅・赤銅
みゃーカエル好きだもんなあ。あーよしよし、カエルさんも良いけど可愛い私見て元気だせ〜〜ほら可愛い〜〜。なーともひともそう思うっしょ?……こらお前人を褒める時に比較系を使わない。
みゃー?世界に降り注ぐ太陽と春風に揺れる花がみゃーを褒め称える程かわいい。
つまり私らが最強可愛い!!!!!スタイリッシュより可愛いが強いこと教えてやるぜ!!!!!

(つまみ出されかける)

(語尾にめちゃくちゃスタイリッシュをつける)

(スタイリッシュだけで会話を始める)

(意気投合)

(戻ってきたら割と終わりかけ)

スタイリッシュは遅れてやってきて解決するんだよ!!!!!!!(そしてねじ込むウルトラソウル)



●ラブリーキューティースタイリッシュ

「なんだよ、カエルまだ残ってんのかよ。」
殿を勤めるのは灯人、赤銅、未夜の三人だ。
「いいぜ、スタイリッシュに第二ラウンドだ。逃がすのは他がやってる。大乱闘と洒落込もうぜ。」
銃を構える灯人の目に、黒いもふもふが揺れるのが見えた。
ちょっと銃を降ろす。
「あまがえるさん……!」
沢山のカエルを見た未夜の黒い尾が揺れている。もふ!もふ!ぶんぶん!
はっとした顔をする。尻尾ぶんぶんはスタイリッシュとは違う気がした偉い未夜は、尻尾を押さえた。
まだ尻尾は揺れたそうに動いているが、スタイリッシュ!と自分に言い聞かせ静めようと試みる。
「みゃーカエル好きだもんな。」
頷く赤銅。未夜はシュールかわいいものが好きだ。カエルエージェントはその琴線に触れたらしい。こくこくと頷く未夜。
「うん、うん。ねぇ、赤銅、ともにぃ、かえるさんスタイリッシュじゃなくない?かわいいよ?すっごいかわいい」
びょんびょんと跳ねながら戦闘体勢を整えているカエルを指す未夜。
首を傾げる灯人。
「あれかわいいかぁ?……あれよか鯉のがよかねぇか?」
灯人の頭の中で、池から顔を出しんぱ!んぱ!と口を開いている130cmを越える鯉が頭を過る。
正直MSはどっちもどっちだと思う。
「ま、なんにしろ敵である以上は倒さねぇとだな。」
少し眉間に皺が寄る。親しい者が好きだと言っているものを殺してしまう事への躊躇がそこには有ったのだが、その眉間の皺を別な意味として受け取ったのが、未夜がしょんぼりと声を落としてしまった。
「倒す、……うん、倒す……」
わがまま言ってごめん……そんな言葉が聞こえてきそうな声が出た理由が解らずに、そこまであのカエルを倒すのが嫌か……すまない……と、アンジャッシュが展開する二人。
そこに救世主、赤銅が言葉を挟んだ。
「灯人ぉ~~怖い顔してんぞぉ~~?未夜の好きなもん倒すのが辛いからってそんな顔すんなよぉ~~未夜が自分我が儘言ったかなって思っちゃってるじゃーん」
男子~真面目に歌ってよ~のノリでそんな言葉を投げる赤銅は、未夜を抱き締めた。
「あーよしよし、カエルさんもいいけど可愛い私見て元気出せ~~ほら可愛い~~」
ぎゅっぎゅと抱き締められ、落ち着きを取り戻した未夜は、うん。と笑う。
「うん、赤銅かわいい。」
「ん~~~!ありがとみゃーー!なーともひとも私見てかわいいと思うよな~~」
「赤銅?……まぁ、あれよりはな、可愛いな。」
「お前人を褒める時にー比較系を使わないー」
「わぁったよ、かわいい、かわいい」
どやぁーー
「……ともにぃ、僕は?」
ちょっと混ぜて欲しくて裾を引く。
「未夜?かわいい。」
真っ直ぐな断言が、そこには在った。
ぱたり、はたた。ふかふかの尻尾が揺れる。
「えへへ……」
「む?私も入れろよー!みゃーはなー、世界に降り注ぐ太陽と春風に揺れる花がみゃーを称えるほどかわいい!」
ぐっと拳を握る赤銅。
「つまり私らが最強可愛い!!!!スタイリッシュより可愛いが強いこと教えてやるぜ!!!!!」
現れる金色のカエル。
目が合う赤銅。
テテーン 赤銅 アウトー
「ともにぃ!なんか出た!」
「あれはMSの意思で出た金色のカエルだ!アレは放っておいてさっさと片付けるぞ!!」
捕まる赤銅。
「船壊す!?」
「泳げないやつが居たら面倒だ!集めて一気に叩くぞ!」
海にラブリー赤銅を放り出そうとする金色カエル。弁明を始める赤銅。止まるカエル。
「集めたよともにぃ!」
「片付けるぞ未夜!」
灯人の灼焼と、未夜の玄狐ノ性が、一ヶ所に集められたカエルエージェント達を焼き払う。
黄金カエルと赤銅はスタイリッシュな会話をしている。
「少し逃げたが、大体焼いたか。すごいぞ未夜!この調子で残りも片付けっぞ!」
「うん!」
スタイリッシュ一万尺を決める赤銅。
「……スタイリッシュ?(訳:私はスタイリッシュなので戻っても宜しいでしょうか?)」
「……スタイリッシュ。(訳:良いでしょう。)」
キメポーズのままスタイリッシュ語でやり取りした赤銅は、海に投げ出されずに戻って来る事に成功した。
成功したが、もうほぼ戦闘は終りかけである。なにしてんだコイツ。
「スタイリッシュは遅れてやって来て解決するんだよ!!!!!!!!」
剣刃一閃!カエルを滅してウルトラソウ!!!
「ハイ!!!!!」

こうして船の中からカエルは居なくなった。
スタイリッシュ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『五四六『デビルズナンバーぼうし』』

POW   :    悪魔の帽子(デビルハット)
自身が装備する【シルクハット】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
SPD   :    悪魔の返還(デビルリターン)
完全な脱力状態でユーベルコードを受けると、それを無効化して【無数にあるシルクハットの全て】から排出する。失敗すると被害は2倍。
WIZ   :    悪魔の黒穴(デビルブラックホール)
【シルクハット】から【異次元に繋がるブラックホール】を放ち、【強力な吸い込み】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は六六六・たかしです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


カエルエージェントも、一般人も、もう船には残っていない。
残るは、スタイリッシュを好むと言われているオブリビオン、ただ一匹だ。
探索に繰り出す猟兵達の前に、シルクハットが現れる。
先導する様に、ふわり、ゆらり。それは中空へ浮かび優雅に揺れる。
その後ろを付いて行けば案内される、船の中央、満月が浮かぶ遊泳場。

シルクハットは水面に揺れる満月の上で、くるりと回る。
黒い煙が溢れ落ち、それは人に近い形を成した。

オブリビオンだ。

「紳士淑女の皆様方々。ようこそ、スタイリッシュの戦場へ。」
優雅な一礼。
いくつものトップハットが、その周囲を巡る。
「私には、スタイリッシュな攻撃しか通用しません。そして、私を倒すには、よりスタイリッシュでなければなりません。」
オブリビオンは内緒ですよ?と言いたげに、口の辺りへと指を添える。

「スタイリッシュとは、自信の在り方。意志の在り方。どうか、その魂をお魅せ下さい。」

最後に立って居る者こそが、真のスタイリッシャー。
だが、上から目線の観客気分でそれを見ているこの野郎に、一撃入れなければ猟兵として気が済まない。

この船最後の戦いを、始めよう。
洗練された技巧でもって、流行すら追い抜いた最先端で、粋な言葉で、優雅な動きで。

いざ、スタイリッシュと魂から吼えるのだ!
―――――以下メタ――――――

今回の章ではスタイリッシュと叫びながら攻撃をする事でしか、オブリビオンにダメージを与える事が出来ません。
そしてスタイリッシュである事を忘れただけで、ダメージが入ります。

これを回避する為、猟兵の皆様には語尾にスタイリッシュを付け、攻撃の度にスタイリッシュ!!!!と叫ぶ事が強制されます。

強制されます。

とは言えプレイングでそれをすると文字数の圧迫が激し過ぎますので、ご安心ください。MSが勝手に語尾をスタイリッシュにして、攻撃時にスタイリッシュと叫ばせます。

強制です。

それでは!!皆様のスタイリッシュなプレイングお待ちしております!!
ちなみに、タイトル通りに叫ばせるプレイングがあると!その攻撃はより大きなダメージとなる事でしょう!

プレイングの受付は15日(金)の9時からとなりますが、初日にプレイングを出して頂いた方々は、再提出の可能性が非常に高い遅筆です。

お手数をお掛けしてしまうMSですが、どうかよろしくお願い致します。

――――以上メタ―――――
六六六・たかし
【アドリブ歓迎】

ようやく本命が出てきたな…デビルズナンバーぼうし…!
だがしかし、お前は既に致命的なミスを犯している。
教えてやる…!
この俺…デビルズナンバーたかしスタイリッシュにスタイリッシュ勝負で挑むとどうなるかということを!!!


【SPD】

スタイリッシュに「ぼうし」の攻撃を回避しながらスタイリッシュに銃撃で威嚇。
「ぼうし」の脱力状態を解除する。
そして「ぼうし」にスタイリッシュさがなくなったところで
UC『六六六悪魔の絶技』発動…!

デビル!たかし!!スタイリッシュ!!!



●たかし the stylish!!!!

目の前には宙に浮かぶオブリビオン。
「ようやく本命が出てきたな……デビルズナンバーぼうし………!」

他の猟兵が与える攻撃を受け付けず、優雅に、オブリビオンはたかしに向けて一礼する。
それは、無敵を錯覚させるに相応しい。実に洗練された動きだった。

「だが、俺は……俺達は負けない!なぜなら、俺が!たかしだからだ!!」

たかしは注目を集めるべく大きく手を薙ぎ、声を上げた。

「聞いてくれ!このままでは攻撃が通用しない!それどころかやつの領域に入ればトラップでダメージが来る!」

なんだと?猟兵達がたかしに注目を集めた事を確認し、たかしはさらに声を張る。

「いいか!攻撃する時はスタイリッシュと叫び、避ける時もスタイリッシュを意識しろ!語尾にスタイリッシュとか付けておくんだ!やつの攻略にはそれが最も有効だ!」

驚愕の雰囲気で、たかしを見るオブリビオン。
その様子に、え?マジで?今の本当なの??と、ぼうしとたかしを交互に見る猟兵。
シリアスな雰囲気で、たかしとぼうしは言葉を紡いだ。
「……何故、私の弱点を?」
シルクハットが僅かに傾ぐ。
「知っているさ。何故なら俺も、デビルズナンバー。そして俺は、たかしだからな。」
ぼうしはやれやれと肩を竦めた。
「なるほど、これは誤算でした。ですが、弱点を把握した程度で、勝てる。などとは思わないで頂きたい。」
周囲を巡るトップハットが、大きく輪を広げ散ったかと思えば、ぼうしが指を鳴らす。
パチン 軽快に響く音と共に、トップハットから黒い煙が現れ、それはぼうしの姿を形作った。
「全て私です。どうでしょう、これでも勝てると?」

たかしは辺りを見渡し、一歩を踏み出す。
「当たり前だ。問題など有る訳がないスタイリッシュ。」
この遊泳場全体が、既にぼうしの領域だと言うのなら、ここから先スタイリッシュを紡ぎ続ければ良いだけの事だ。
「お前は既に致命的なミスを犯している。スタイリッシュ!」
スタイリッシュなポーズを決めるたかし!
「教えてやる!この俺……デビルズナンバーたかしスタイリッシュにスタイリッシュ勝負で挑むとどうなるかと言うことを!!!」
行くぞ!先ずはお前からだ!!スタイリッシュ!
力を溜めるたかしを前に、ぼうしは悠然と中空で足を組み座っている。
挑発にも見えるこの行為!ユーベルコードが来るだろうと踏んでの、デビルリターンを試みているのだ!

だがしかしたかしにそんな手は通用しない!何故なら彼は、たかしスタイリッシュ!!
懐から取り出したのは、仲間と繋がる為の糸ではない。それは近代の武器、銃だ。
スタイリッシュ!鳴り響く短い発砲音。
予想外の攻撃に慌て、バランスを崩したぼうしに、たかしは今だと駆け出した。
ベルトに装着するデビルメダルが光を放つ。
「いくぞ! 『六六六悪魔の絶技』発動!」
浮かぶシルクハットを足場に、ぼうしへと接敵したたかしは拳を振り上げた。
「デビル!たかし!!スタイリッシュ!!!」
それは屈強なDNo.467の力が宿った拳。それが超高速のスタイリッシュな連続攻撃となって、ぼうしを襲う!!
「ぐ、ぐあぁあぁああっ!?!!!!!」
スタイリッシュではない叫びを上げながらぼうしは落ち、尚続く拳が水柱を上げる。
やがて周囲に雨の様な水滴が落ちる頃、たかしは浮かぶシルクハットの1つを足場に跳ぶ事で、プールの縁へと着地した。

くるりと背を向けるたかしの背後で数秒間の雨は止み、紳士はもう身に付けられない歪み歪んだトップハットがひとつ、ただの物として水に浮かぶ姿のみが、残された。

他の猟兵に目を向けるたかし。
けれど心配は要らないだろう。たかしは自分の帽子を被る。

何せ、仲間の実力を疑うなんて、スタイリッシュではないのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

セリオス・アリス
アドリブ歓迎

待て、あいつ首についてるあれ口か!?
そしたらあのシルクハットのなかはどうなってんだ…
気になる
気になりすぎてスタイリッシュどころじゃねえ
いや存在はスタイリッシュなんだが

他の人がスタイリッシュな語尾なのを見て
なるほど…あれならシルクハットの中身に集中して戦ってもスタイリッシュだな!

『ダッシュ』でかけより『2回攻撃』からの回し蹴りからの殴る
全て狙いは頭のシルクハット
敵の飛ばしてくるシルクハットも『見切り』『カウンター』で真っ二つに
恨みがあるのかというくらいシルクハットを攻撃する(ない)

さあ知的好奇心の為にそろそろ吹っ飛んでもらおうか
距離を詰め『全力』の
「Stylish!!!!(星球撃)」



●ただ、知りたかっただけなのに。

セリオスはぼうしから目が離せない。
あの首についてるあれ口か!?それが気になって仕方ない。
シルクハットの中がどうなっているのか気になって仕方ない。
ぶっちゃけもうスタイリッシュどころじゃない。
存在がスタイリッシュでもこれではスタイリッシュよりもぼうしの中身を優先してしまう!どうすればいいんだ!

そこに声が響く。
「なるほど……それならシルクハットの中身に集中して戦っても、スタイリッシュ!!」
閃き!これで勝てる!!

増えたぼうしの一体がプールサイドに居る事を確認し、ダッシュで駆け寄るセリオス。
襲い来る幾重ものシルクハットの連撃を見切りで避け、純白の剣を使ったカウンターで真っ二つにして進む。恨みは無い。
恨みは無いが、シルクハットは次々落ちて行く。

黒い紳士帽を山と積み、やがてぼうしの前に立つ。
「さあ、知的好奇心の為に吹っ飛んでもらおうか!スタイリッシュ!」
さらに距離を詰め、全力でその力を叩きつける。
「くらえッ!!Stylish!!!!」
それは剣では無く、拳の一撃。
魔力を纏った拳は、超高速に、そして誰も受け止められない威力でもって、接敵したぼうしの頭を吹き飛ばした。

響く轟音。空へと舞い上がるトップハットは、そのあまりの衝撃に

パァン

空中で爆発四散した。

「あっ」

その様を見上げるセリオス。
まさかそこまで行くとは思わなかった。これ船に向けてたら沈んでたのでは?
っていうか、ぼうしの中身見損ねた。

見上げる夜空は明るく、広い。そしてぼうしの残骸が、ひらひらと舞っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

レディオン・リジッツ
【アドリブ歓迎】
あまり柄ではないですが…カーテシーなど決めてみましょうか。

【オービット・チェイサー】
さて、指を一つ鳴らせば、そこには私の従者。トップハットの相手は彼らで十分。
狙うはぼうしただ一人。私はゆっくりと歩を進めましょう。

どれだけ気取ったところで所詮はただの殺戮、三文芝居。
ここで大人しく果てていただきます。
ブラック・ライノ。その【零距離射撃】を叩き込みます。
「さようならぼうしさん。stylish.」



●一礼。

「あまり柄ではないですが……」
そう言って白地を黒のレースが覆うドレスの裾を取り、カーテシーを決めるレディオン。
腰に止まっている赤いリボンの結び目から伸びる布地が、ふわりと揺れた。
常の姿勢に戻る頃、その背後には彼女の従者、オービット・チェイサーが浮かんでいた。
「スクワイア、レディ……スタイリッシュ?」
周囲からレディオンに向かって襲い来るシルクハットは、浮遊型射撃支援兵器『スクワイア』により撃ち落とされる。
ナイト程の力は持たぬオービット・チェイサーであろうとも、ただのジェントルのハットでは勝てる訳が無い。
エレクトリックな音にも近い銃撃音のその中を、レディオンは悠々と歩いて進む。
彼女が目指すのはぼうしだけ。

「どれだけ気取ったところで所詮はただの殺戮、三文芝居。ここで大人しく果てていただきまスタイリッシュ。」

その行く手を阻む様に、シルクハットから異次元に繋がるブラックホールが現れ、強力な吸い込みを見せる。デビルブラックホールだ。
吸い込まれ、壊れて行くスクワイア。けれどそのブラックホールを現しているシルクハットを、彼等は的確にスタイリッシュな射撃によって落として行く。

召喚した姿が半分程になった頃、レディオンはぼうしに肉薄する。
クイックドロウ。その手には撃鉄の上がった大型拳銃。ブラック・ライノ。
「さようならぼうしさん。stylish.」
囁きに近い言葉と共に、零距離から放たれる破壊のみを目的とされた弾丸が、黒い煙ごとぼうしの身体を四散させる。
修復を試みる様に動く煙よりも速く、二発目の弾丸がそのトップハットを穿てば、そこに残るのは、もう帽子ですらない黒く硬い布の残骸だ。
スタイリッシュも何も無い。

弾数の無くなったブラック・ライノをしまい、再びのカーテシー。

スタイリッシュ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シェーラ・ミレディ
戦場を見回せばあちこちで叫ばれるスタイリッシュ。

……スタイリッシュとはこういうものだっただろうか。
スタイリッシュとはこういうものだっただろうか!!

えぇい、突っ込みたい所は山のようにあるが後回しだ!
スタイリッシュとはどういうものか、彼奴めに思い知らせてくれよう!

飛んでくる攻撃をジャンプやダッシュ、スライディング、時には何もない所やシルクハットすら足場にして(双宿双飛)アクロバティックに躱し、敵の超至近距離にまで詰め寄って銃撃だ。
使える総ての技能を乗せて、銃を敵の腹に押し付けて引き金を引く。
そして(たぶん)耳元(付近)でどうだと言わんばかりに「Stylish?」と囁いてやるぞ!

※アドリブ&絡み歓迎



●このMS、スタイリッシュって付けとけばいいと思ってる。

ミレディは困惑していた。
戦場を見回せば、あちこちでスタイリッシュが叫ばれている。

スタイリッシュとはこういうものだっただろうか。
……スタイリッシュとはこういうものだっただろうか!?

だがしかしツッコミたい所は山の様にあるが、今はそれどころじゃない!後回しだ!!スタイリッシュとはどういうものか、彼奴めに思い知らせてくれよう!!

走りながら、飛んでくるシルクハットの攻撃を華麗に避けるミレディは、そのスピードを活かしながら文字通り、宙を駆ける。それはユーベルコードが織り成す絶技に他ならない。
時にシルクハットを足場とし、時に空を蹴り、ぼうしへと接近。クイックドロウで銃を、そっと人型を成した腹へと当てる。
こいつは仕留める。その決意と共に。
「Stylish?」
たぶん耳元だろう付近(おそらくきっと)にそう囁きながら、零距離射撃の引き金を引いた。

スタイリッシュ!色を纏った銃声が響く。
それは確かにぼうしの腹へと風穴を開ける。

溢れ落ちる黒い煙が、けれど修復を試みる。
させてなるものか!
「スタイリッシュに、眠りにつけ!千紫万紅、花紅柳緑、雪月風花、花鳥風月、僕の彩色銃技が子守歌だ!誇るが良い!Stylish!!」
二回攻撃により発動させるは、彩色銃技・華燭之典。
それは百以上の色持つ弾丸となり、ぼうしの身体を貫き、崩れ落ちさせた。

落ちるシルクハット、最早原型の残らぬトップハット。
再び宙を蹴り、プールサイドへと美しく着地したミレディは、ふぅと小さく息を吐いた。

スタイリッシュ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

明智・珠稀
※アドリブ&絡み、ネタ&語尾大歓迎♡

ふ、ふふ!
実にスタイリッシュな体験を沢山させていただきました…!(恍惚)

紳士的なオブリビオンさん、嫌いではありません…どころか好みです…!
貴方のスタイリッシュな魂をむきだしにしてみせましょう、ふふ!

■戦闘
妖刀を手に、真の姿を解放(天使の羽生え)
「スタイリーーッシュ!」とノリノリ&舞うように攻撃

敵UCのシルクハットも
「たまちゃんスタイリーーシュ!」と妖刀で斬り落とす

隙を見て敵に近づけたらお絵描きセットから筆を取り出し
「愛を描いてみせましょう…!」
スタイリッシュなイラストを描き(詳細お任せ♡)
UC【Art of Flame】で炎で攻撃を加えるスタイリッシュド変態



●愛の炎

自分の身を抱えながら、恍惚に浸る明智。
「ふ、ふふ!実に、実にスタイリッシュな体験を沢山させていただきました……!」
ぞくぞくとした感覚が抜けない明智の方を二度見するぼうし。
恍惚とさせるタイミングが在っただろうか。ぼうしには変態の気持ちは分からなかったのだ。困惑。
「紳士的なオブリビオンさん、嫌いではありません…どころか好みです……!」
だからこそ、そのぼうしの奥が見たい。そんな明智のハート混じりの視線にたじろぐぼうし。
そんな貴方のスタイリッシュな魂をむき出しにしてみせましょう、とセクシーに笑う明智なのだった。
「ふふ!スタイリッシュ★たまちゃんメーキングアーーップ!」
バサァ その背に白い翼が生える。
それは絹よりも柔らかい光沢の、美しい天使の羽だった。
外見と変態性との温度差で、ここにグッピーの墓が立ちそうである。

「それでは参りまスタイリーーーーッシュ!」
ノリノリで空を飛び、舞い踊る様に攻撃を繰り出す明智。
「たまちゃんスタイリーーーッシュ!」
咄嗟に現れたデビルハットの数々も、その妖刀でノリに乗りながら両断していく。次々落とされていくシルクハットは、やがて水へと浮かび、黒い道を造る事だろう。
「ふふ、スタイリッーシュ?」
狼狽するぼうしの横に、スッと現れる明智。
スタイリッシュな変態は敵の死角から唐突に現れる事など訳ないのである。
何故ならスタイリッシュな変態だから。

固まるぼうしに、そっと筆(暗喩では無い)を寄せる明智。
「愛を描いてみせましょう……♡」
筆から零れるインクが、ぼうしのスリーピーススーツに兎を描く。
鳥獣戯画から出た様な、可愛らしい白兎。それが黒いセクシーなビキニを纏いキャッ////としたポーズを取っている。
これはスタイリッシュなのか!?
「スタイリッシュです♡」
スタイリッシュらしい。それなら仕方ない。
「さぁどうぞ!愛の炎を受け取ってください!スタイリーーーーッシュ!!」
明智のユーベルコード『Art of Flame』により、妖艶な兎ちゃんから愛の炎が立ち上る。

明智の愛は、深く、広い。
それは瞬く間にぼうしを包み、抱きしめ、そして……トップハットは愛によって燃え尽きたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

チェイザレッザ・ラローシャ
……ああ、これ情報操作にどんだけかかるかな……
記憶消去班手配に船内の破損箇所の修繕……
幾らかかるのかな……ふ、ふふふ……

っだあああ!やってられっかああああ!!
お前か!お前が元凶だな!!!
いいだろう、私もスタイリッシュに決めてやる!
血統覚醒させた私は最早ヴァンパイア、スタイリッシュの塊!
お前を!!!スタイリッシュに!!!ぶん殴る!!!
身体霧に変えて回避とかいけるかな?できるよねだって私今最高にスタイリッシュだし!!!

……え?ヴァンパイアがぶん殴るとかいいのか?
甘く見るなよ、吸血鬼というだけあって力は鬼、知恵ある脳筋種族はマジ怖いって教えてやるわ。

え、寿命?
残業過多でとっくに減ってるわ畜生!!!!



●ちなみに最後は爆破オチの予定です。

「……ああ、これ情報操作にどんだけかかるかな……」
記憶消去班手配に船内の破損個所の修繕……幾らかかるのかな……ふ、ふふふ……
満月を見上げ、うわ言の様にぶつぶつと呟く姿は、もしかしたら狂人にみえたかもしれない。
大型客船に空いた穴。大量の目撃者。
公務員である彼女は、日々UDCの起こす問題と一般人との間で書類による死闘を繰り返している日々なのだ。
上の圧力。それでも嫌いにはなれない一般人。問題を次から次へと起こすUDC。

「っだあああああ!やってられっかああああ!!」
そう叫ぶ彼女の前に、オブリビオンふわりと浮かぶ。
「お前か!お前が元凶だな!!!?」
咄嗟に攻撃するも通らず、地団駄を踏むチェイザレッザ。
こいつのせいで!!今週取ってた有休が危ういんだこちらとら!!!

そこに声が聞こえる。
「スタイリッシュ……?」
なるほど、それであの元凶が吹っ飛ばせるのか!

「いいだろう、スタイリッシュに決めてやる!!」
青い瞳が真紅へと変わり、戦闘能力が爆発的に強化される。
ヴァンパイアへの覚醒だ。
その姿は黒いドレスに、異様な程に似合う姿なのだが……
「お前を!!!スタイリッシュに!!!ぶん殴る!!!」
いかんせん仁王立ちが全てを台無しにしていた。怖い。

素早く駆けだすチェイザレッザ。ぼうしのユーベルコードであるシルクハットの攻撃を、身体を霧に変えて回避する。
そんな事が出来るのか?と思われるかもしれないが、出来るのである。何故なら彼女は今最高にスタイリッシュだからだ!

「おらあ!!スタイリッシュ!!!!」
近接したぼうしに右ストレートを決めるチェイザレッザ。吹き飛ぶぼうし。
ヴァンパイアが豪快にぶん殴るのはいいのか?
いいに決まってるだろ!甘く見るなよ!
吸血鬼というだけあって力は鬼のそれぇ!!知恵ある脳筋種族はマジ怖いって教えてやるわ!
そんな魂の声と共に彼女は再びぼうしに肉薄する。
シルクハットの妨害は、悠々泳ぐデスペラードが食べる事で無効化し、ついでにシルクハット自体の数を、彼らは減らしながら周囲を揺蕩う。
「覚悟は良いか元凶!!私の有休の恨み!ここで晴らす!!!」
ぼうしもまさか、有休の恨みをぶつけられるとは思っていなかった事だろう。
スタイリッシュドカバキと、明らかに吸血鬼の戦闘音では無い鈍い音が響く一角。
やがてぼうしはただの帽子となり、海へと投げ捨てられた。

心無しかすっきりとした顔をしているチェイザレッザ。
ユーベルコードで寿命が削れたが、それはいいのだろうか。
だがしかし、残業過多でとっくに寿命が削れている実感の有る彼女にとって、そんな事は些事なのだった。

おつかれさまです。いつもありがとう。
明日もお仕事がんばって。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ネージュ・ローラン
ついに最後の戦闘ですね。
結局スタイリッシュはよくわかっていませんが全力でいきますよ。

あのシルクハットが厄介ですね。
まずはそちらから対処しましょう。
シルクハットの作るブラックホールにあえて引き寄せられながら、ヴェールに魔力を込めます。
そしてタイミングを【見切り】、【絶対零度の霊衣】で相殺しようとします。
『Stylish!!!!』
相殺できたら一気に接近しつつスカートの中からシークレットダガーを取り出して攻撃しましょう。
「ジロジロ見ないでくださいね」



●最終ソングは凍て付く程に、ただ静かに。

目の前にはいくつものオブリビオン。
それぞれ他の猟兵が戦っているから、自分は一番近い者を倒せば良いのだろう。
ついに最後の戦闘である。

結局スタイリッシュはよくわかっていないが、スタイリッシュと言っておけばいいらしい。
それなら簡単ですね。とネージュは頷く。
全力でいきましょう。

「けれど……あのシルクハットが厄介ですね。」
ぼうしの周囲を巡るシルクハット。それは武器にも、防具にもなっている。
先ずはそちらから対処するのが良い作戦だろう。

ネージュが動いたのを察知したシルクハットが、その歩みを止める為にブラックホールを生成し、設置する。
そこにあえて引き寄せられながら、ネージュはヴェールに氷の魔力を込める。
無駄な力は使わず、流れに逆らう事はせず、シルクハットへと引き寄せられ……そして

「万象を打ち消す白銀の女王、絶対なる氷結の舞。どうぞ、御覧下さいな。Stylish!!!!」

吸い込まれる直前、彼女は周囲の空気が凍る程の冷気を纏ったヴェールを揺らし、くるりと舞う。
吸い込まれていた事が嘘の様に、精霊の力でふわりと踊るヴェールが触れれば、ブラックホールすら凍り付く。冷気は冷気を呼び、それは海で揺蕩う波の様に周囲を凍て付かせ、やがて氷の道はぼうしの足すら縫い留める。
絶対零度の霊衣。
それは万象を打ち消す力を持った、彼女の舞踏だ。

驚愕するぼうしまでの距離を一気に詰め、スカートの中からシークレットダガーを取り出してのだまし討ち。

「ジロジロ見ないでくださいね。スタイリッシュ。」
美しい舞いでそのトップハットを横へと切裂けば、ぼうしはただの帽子となって、落ちるのだった。

最後にひとつ、カーテシー。
ラストダンスは氷の上で。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ジンガ・ジンガ
世はまさにStylish戦国時代
ン~~~ッ、Stylish!!!!
スーツでキメキメの俺様ちゃんが
今日もStylishにパーリナイッ!!!!
あっはァ、超Stylishすぎて自分に惚れそう!!!!

華麗に【ダッシュ】キメながら
上着をStylishに脱ぎ捨て更に加速
トップスピードでシーブズ・ギャンビット【2回攻撃】
高らかに叫ぶぜ――Stylish!!!!
さすが俺様ちゃん
ベスト姿も超Stylish!!!!

敵の攻撃はStylishに【見切り・逃げ足】
防ぐなんてStylishじゃねェ
真のStylisherなら
美しく避けてこそのStylish!!!!

IQなんてなかった
そう、これが俺様ちゃんのStylish――


エレクメトール・ナザーリフ
今更何ですが
ドレスを着てダンスを踊りながら銃撃戦を行う話を思い出しました
つまり今の私は存在自体がスタイリッシュって事です

常に完全な脱力状態でいるのは無理な話
何等かの行動の際必ず力みが入ります

その隙を突いて攻撃します!が!
スタイリッシュと言えば空中戦!
空中戦と言えばスタイリッシュです!

《空中庭園》を発動し【ジャンプ】【空中戦】で
相手の上を取り【クイックドロウ】【2回攻撃】で
ヘッドショットをお見舞いします
仲間の攻撃には合わせて【援護射撃】を

あとは仲間にぼうしさんを打ち上げて貰い
すかさず空中で【零距離射撃】をぶち込みます
名付けてエアリアル・ゼロ・スタイリッシュ!

これはなかなかスタイリッシュなのでは?



●ハイパーウルトラ超絶スタイリッシュ!!!

ドォン!!!
派手な音と共に、何処かが壊れたのが煙が舞い上がる。
「世はまさに~~~~!!! Stylish戦国時代!!!!」
白い視界の中、人影が一つ。それはポーズを決めていた。

「ン~~~~~ッ!! Stylish!!!!」

言いながらポーズを変えれば、その動きに合わせ煙が晴れ、スリーピーススーツ姿のジンガ・ジンガの姿が堂々現れる。
「スーツでキメキメの俺様ちゃんが!今日もStylishにパーリナイッ!!!」
外敵の動きを止めようと襲い来るシルクハットの群れを叩き伏せながら、ジンガはスタイリッシュポーズを決める。
その様まさに!Stylish!!!!

「あっはァ、超Stylishすぎて自分に惚れそう!!!」

それを人は自惚れと言う!
よーい、ドン!華麗にダッシュをキメながら、スーツの上をスタイリッシュに脱ぎ捨て、さらに速度を上げるジンガ。
「流石俺様ちゃん!!ベスト姿も超Stylish!!!!」
トップスビートの状態で放つはシーブズ・ギャンビット!
「いっくぜェ!!!Stylish!!!!」
そのダガーの一撃がぼうしの身体を穿つ。
大きな穴は、向こうすら見えるが、それでもぼうしは倒れない。
黒い煙が、穴を修復しようと蠢く。
「おっとォ!!そうは問屋がStylish!!!!」
二回目のダガーがぼうしを貫き、穿たれたトップハットが地に落ちる。
「オッケェ!!超絶Stylish!!」

スタイリッシュガッツポーズをキメるジンガに、エレクメトールの声が届く。

「すみませんそこのスタイリッシャーさん!!」
「Stylish!!俺様ちゃんになにか用!!?」
「ええ!少々お力添えを!スタイリッシュ!!」

エレクメトールもまた、ぼうしと戦っていた猟兵の一人。だが、このエレクメトールが相対するぼうし、中々隙が見えないのだ。きっと凄腕のぼうしなのだろう。

「やつを空中戦で仕留めます!!何故ならスタイリッシュだから!!というわけでスタイリッシャーさんは、あのぼうしをド派手に打ち上げてください!スタイリッシュ!」
ジンガはにやりと敵を見る。
「オッケェ!!イイネェStylishじゃん!俺様ちゃん頑張っちゃう!!」

ぶんぶんと腕を振り回しながら目標のぼうしへと接近するジンガ。銃を構え直すエレクメトール。その手に納まるのはマグナ・ブラスト。
チャージ。

「ドレスを着てダンスを踊りながら銃撃戦を行う映画がありましたね。つまり、今からの私は最高に、スタイリッシュですよ。」

チャージ。
ジンガとぼうしとの戦闘が始まった。
今だ!空へと跳び出すエレクメトール。

夜にドレスが、青空の名残の様にふわりと舞う。

とん、とん、と上へ、上へと昇り詰める。それは翼には再現不能な舞踏に見えただろう。

チャージ!
下方で戦うジンガへの支援射撃を、クイックドロウによるリボルバーでの一撃に込めれば、それが合図とばかりにジンガが身を屈め、拳を下から突き上げる。猟兵全力のアッパーカット!ぼうしは、空へと舞い上がる!

フルチャージ!!
「さあどうぞ!お喰らいください!」
最後の空への一蹴りによる肉薄。
「エアリアル・ゼロ・スタイリッシュ!!」

マグナブラストが光を放つ。高密度のプラズマ弾が、太陽の様にも見える光の束でぼうしの身体を穿つ。
煙すら出ぬ即死の射撃。僅か力の残るトップハットが下へと落ちるその前に、二回目の攻撃がリボルバーから放たれる。
重い銃撃音。
最早帽子では無くなったそれが落ちる頃、エレクメトールもまた着地する。

ドレスがふわりと落ち着いたのなら、ダンスの相手へのカーテシー。


ちなみにこの後、ちゃんとジンガにお礼を言いに行った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シュデラ・テノーフォン
語尾に付けるの?
だからアノ鯉君お願いしまスタイリッシュとか言って?たのかな

Cenerentolaに炎の精霊弾セット
大量のハットは的って認識でOK?
でもただ撃ち抜くだけじゃあ面白く無いだろMr.
ガンアクション、しようじゃないか
目標迄駆け抜け時にスライディングで切り抜け、
水の上は翼を広げ空中回避
勿論一連の流れに銃撃も加えて、変な吸い込みは受けたく無いからね
増える帽子は全て焼却処分だ
…Bang!がStylish!になればいいのに

粗方ヤり合ったらさァフィナーレだ
AschenputtelにAccoladeの魔法を付与
楽しかったよ紳士君、最期は光線銃の一撃に散りな
Laserbeam,Stylish!!!!



●本人の要望により、銃声はスタイリッシュになっております。

シュデラはきょとんとした。
「え?語尾に付けるの?……そう言えばアノ鯉君も、お願いしまスタイリッシュとか言ってたっけ。」
そうなのだ。鯉もふざけてお願いしまスタイリッシュとか言ってた訳では無いのだ。
へぇーと頷くシュデラは、まぁそれはそれとして純白の拳銃を構えた。
Cenerentola.今は情熱が透明な弾丸に宿っている。
「まぁ、やる事は変わらないかな?スタイリッシュに行こう。」
シュデラに気が付いたぼうしが手を向ければ、シルクハットが集まり攻撃の姿勢に入る。
「この大量の帽子は的って認識でOK?」
シュデラは冷静に、にこやかに笑う。
けど、ただ撃ち抜くだけじゃ、スタイリッシュじゃないだろMr.

向かい来るシルクハットをスライディングで避けながらの射撃。Stylish!
続いて水の上へと来れば、翼を広げ宙を半回転し、さらに避ける。避けながらも、落とせるシルクハットは落とすのだ。Stylish!
ブラックホールを準備しようとするハットには、その前に銃口からの投げキッスを。Stylish!
一撃毎に炎が灯る。シルクハットは燃えては落ちて、黒い道を造り出す。

殲滅とまではいかずとも、粗方片付いたならぼうしへの直線が開く。
「さァ、フィナーレだ。」
Aschenputtel白に銀灰彩る硝子細工を纏った美しい彼女に、自らの羽を捧げてAccolade.フロイライン、調子はいかがですか?
応える様に、硝子の羽が広がり、拳銃はブラスター兵器へと姿を変える。
ライフル形状のそれは、遠距離を狙うのに特化した姿でシュデラの腕へと収まった。

シルクハットの妨害が入るその前に。
光が白い彼女に宿る。
「それではMr.彼女のキスで、よい夢を。Laserbeam,Stylish!!!!」

光線は大きな光の円錐を描き、宙に浮くぼうしのトップハットと身体半分とを、一瞬で焼き払って行った。
ついでに船の手摺や壁も焼き払って行った。ジュッ!!

「……威力強すぎない……?これがスタイリッシュ効果ってやつなの……?」
シュデラは、いつもの拳銃に戻った彼女をホルスターへと戻して、どうしようかな、と肩を竦めた。

スタイリッシュ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

花邨・八千代
なんか見知らぬ紳士のフォローがあった気がするがよく分からん!
ついに真打ち登場ってか、焦らしてくれんじゃねーの。
いいぜ、見せてやるよ…本当のスタイリッシュってやつをな。

◆戦闘
「スタイリッシュ恫喝」をキメてから【スタイリッシュ羅刹旋風】をぶち込むぜ。
「スタイリッシュ怪力」を乗せてぶん回し全力の一撃を叩き込む!
「スタイリッシュ第六感」で敵の動きを予測しつつ「スタイリッシュ捨て身の一撃」だ、逃がさねーぜ!
「スタイリッシュ2回攻撃」で「スタイリッシュ傷口をえぐる」だ!
うん!なんかもう訳わかんなくなってきた!

俺が!俺達がスタイリッシャーだ!!!
ところでお前どこに目ぇあんの?心眼とかいうやつなの?


御剣・誉
アドリブ歓迎

(引き続き真の姿を一部開放。金髪)
ふむふむふむ
わかった、わかった
要するにわかりやすくスタイリッシュに振舞えってことだな!
オッケー、そういうルールだっていうなら従うまでだスタイリッシュ!
スタイリッシュ勝負じゃ負ける気はしないからなっ!!

【PRINCE of SWORD】でスタイリッシュに戦いを挑むぜ!
念力で飛んできた帽子はスタイリッシュに切り刻んでやる!
どうだ、オレの華麗な剣裁き
な、な、スタイリッシュだっただろ?

仲間との連携する機会があるなら全力でスタイリッシュに応じるぜ
さぁ、一緒に攻撃を決めようぜ、スタイリッシュになぁ!
いくぜ!誉!!スタイリッシュ!!!



●王子と鬼は共闘する。

金の髪を夜風に靡かせながら、誉は増えたぼうしの元へと移動する。
「ふむふむ、わかった!そういうルールだって言うなら従うまでだスタイリッシュ!」
この思い切りの良さ。えらい。まさにスタイリッシュ。
「なにせスタイリッシュ勝負じゃ負ける気はしないからなっ!!」

回転するシルクハットを片手で捉え、横へと投げる誉。
掴んだ際に怪我をしたのか、その掌からは血が零れている。
その手を腰へと添えれば、カシャンと剣の音が鳴った。
手応え。
引き抜けば、白い刀身と共に、煌く柄がその手に収まり、絵本の王子が持つ様な、それは優美な剣が、その姿を現した。
その剣を顔の前へと掲げ、さあスタイリッシュな戦いを!

駆け出した誉に、シルクハットが襲い掛かる。
「スタイリッシュ!」
スパン!と両断し、さらに向かってくるシルクハットを踊る様なステップで躱し、くるりと回れば遠心力を力に、横薙ぎに複数を斬り落とす。
「どうだ?中々にスタイリッシュだろ?」
ふんすっ、胸を張る誉の前に、シルクハットはまだ現れる。

如何せん、こまった。自分では殲滅力が足り無さそうだ。
それでも退く気は無い。誉が剣を構え直したその時、派手な破壊音が聞こえた。
思わず音の方向を見る誉。

「見たかァ!?本当のスタイリッシュってやつをよォ!!」

ゲラゲラと笑いながらシルクハットをぶちのめしている八千代の姿が、そこには在った。
誉と目が合う八千代。その後ろには、まだまだ大量のシルクハットと、ぼうしの姿。

「お困りかァ!いいやお困りじゃなくても任せとけェ!まだまだスタイリッシュしたりねェんでな!!」

言いながら武器をぶん回しながら、ダッシュで距離を詰める八千代。
「オラオラ!!避けなきゃひしゃげるぜェ!!!スターーイリッシューー!!!」
スタイリッシュに恫喝しながら、振り回されている巨大な金棒で次々とシルクハットを叩き落して行く八千代。
その動きを止めようとするシルクハットの動きは、第六感でスタイリッシュに避け突き進む。
「スタイリッシュに決めてやらァ!!!オラァ!!!」
近接してからの全力の一撃が船をド派手に揺らした。穴空いてる。
だがシルクハットは八千代の第六感を越え、一撃を避けていた。
このぼうし、手練れである。
「あ”ぁ”!?」
唸る八千代の上に影が落ちる。猟兵の脚力で、その背を跳び越えて来た誉だ!
「スタイリッシュ!!!」
勢いのまま、上からぼうしに剣を突き立てる誉の一撃は、けれどトップハットではなくその身体を捉えるに留まる。

けれど、それで良いのだ!
「今だ!!」
剣をぼうしの身体に残したまま、横へと跳ぶ誉の後ろから、体勢を立て直した八千代が現れる。
「おうヨ!!スタイリッシュだ!!!」
ぼうしに怪力を乗せた捨て身のタックルが入る。
大きく吹き飛ぶぼうしが、体勢を立て直すその前に!
「喰らえ!!スタイリッシュ!!」
振り降ろす金棒は、誉の残した剣を追撃。その傷口を修復不可能なまでに抉り斬る。
「俺が!俺達が!!スタイリッシャーだ!!!!」
甲板が抉れるステップ。降ろした金棒が、人間では実現不可能な怪力によってトップハットを横から薙いだ。
ぐしゃり。
歪んだトップハットは、地面に落ちる。

もう、動く気配は無い。

八千代と誉は顔を合わせ、ハイタッチをひとつ。
そう。スタイリッシャーたる者、言葉が要らない事もあるのだ。

「あ、それはそれとしてアンタさァ、このCDあそこの放送室から流してくんねェ?なんか黄金のカエルに頼まれたんだわ」
「へ?黄金のカエル?」
「おう、なんかMSの意志らしいぜェ」
「よ、よくわからないけど、わかった!必要な事なんだな!任せてくれ!スタイリッシュに行ってくるぜ!」
「なんか合図があるらしいからよろしくなァ~!」

剣を拾い、渡されたCDを持ってルームへとスタイリッシュに走り出す誉。

ありがとう誉くん。
これで次への布石は完璧だ。

スタイリッシュ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ユキ・パンザマスト
淑女ってガラじゃないすけど、ユキもなかなかに格好つけなものでね。
よりよいスタイリッシュ、いいすね。
目ん玉あるかどうかは知らんけど、ユキの動きはよく目開いてないと見逃しちまいますよ?

さあ、ゴシック風のドレスを翻してダッシュだ!
先制攻撃、早業、辺りに漂うシルクハットを、
白椿ホロからの衝撃波、なぎ払いでスタイリッシュに吹き飛ばす! 
サイレン・オンの遠吠えめいたハウリングも、満月の夜なら映えるでしょう?
ほうら、お次は月を背負うように高く飛んで、

「Stylish!!!!」

捨て身の一撃! 
マヒ攻撃も乗せた鋭い蹴りを、空中から肩口に叩き込む!
さて、どうです観客の。
骨の髄までしびれましたかね? 


三岐・未夜
【赤銅と灯人と】

え、えっと、赤銅つよいよ!
こういうのきっと得意!

が、がんばる、スタイリッシュ行ける……っ
(揺れる尻尾を鷲掴む)(大人しくさせる)

赤銅だけにさせるのスタイリッシュじゃないし!
僕もちゃんとスタイリッシュするから大丈夫スタイリッシュつよい平気!!

そうだよ、スーツに銃もドレスに刀もスタイリッシュなんだからね!
(ふふん、僕のお兄ちゃんたちは格好いい)(めっちゃ自慢)

(爆音)(流れるマジ10000%)
(すちゃっと何処からともなくペンライトと「赤銅こっち向いて♡」の団扇を取り出した)

(狐火が花火宜しく打ち上がって舞台のように赤銅を照らす)(ついでに敵も狙う)

Stylish!!!!(合いの手)


浅沼・灯人
お前が黒幕か。よし、それなら……
は?スタイリッシュ叫ばねぇとダメージ通らねえ?
……しゃ、赤銅!!赤銅出番だやれ!!!

(突然のラジカセ)(爆音マジ10000%)
………………えっ。
いややれとは言ったが、何だそれ、何だそれ!!!
頭が追い付か……あっ未夜!お前無事k……ある意味無事じゃねえ!!
あっ、でもちゃんとスタイリッシュ言いながら戦えるんだな?
よおし出来るないい子……いやいいスタイリッシュボーイだ!

ちくしょうこうなりゃ自棄だ!やってやろうじゃねぇか!!
(タイを緩めて赤銅の後ろで即興のダンス)(時々バックコーラスハモり)(おまけで指鉄砲からの黙斂&ウインク)

『Stylish!!!!!!!!!!』



●夕刻、とうに越えてはいれど
魔に逢わないとは、誰も言ってはいないのだ。

ユキはゴシック風のドレスを風に揺らしながら立って居た。

「淑女ってガラじゃないすけど、ユキもなかなかに格好つけなものでして。よりよいスタイリッシュ、いいすね。」
クラウチングのポーズで、こちらの準備はOKだ。
「目ん玉あるかどうかは知らんすけど、ユキの動きは、よく目開いてないと見逃しちまいますよ?」

ドン

ドレスを翻してダッシュをキメる。
「レッツ、スタイリッシュ!!」
先制攻撃、目にすら止まらぬ早業で、周囲に展開させるは逢魔ヶ報。
白椿のホロから鳴り響く、それはサイレン、警告音にして衝撃波。
動きを止めたシルクハットを薙ぎ払い、スタイリッシュに吹き飛ばす。

これでオブリビオンまで一直線。
背後、背を押す遠吠えに、月まで届く程に飛び。

「Stylish!!!!」

捨て身の蹴りを叩き込む!
それはトップハットを見事に凹ませ、ぼうしは動かなくなった。

「さて、どうです観客の。」
骨の髄までしびれましたかね?

「っと、もう聞こえちゃいませんか。とは言え……」
周囲を見渡す。
ぼうしは未だ残っている。

「数が多いすね。まだこんなに居ますか……」
どうしたものかと考えて居れば、知った声が聞こえて来た。

「おいまて!合いの手ってなんだ!なんで未夜もノリノリなんだ!」
「大丈夫!スタイリッシュ出来る!つよい!平気!」
「んんーー!そうか、いいスタイリッシュボーイだ!」

わいのわいの、何をしているのかと訊ねれば、これから1セッションするんだそうな。

ユキが首を傾げているその時。


●色々な理由により一人不採用になってるので、心で感じて欲しい。

「オーーーケーーーー!!!!それじゃあいくぜー!?ミュージック、スタートォ!!!!」

パチンと指を鳴らせば、ドォン!と後ろで爆発が一つ。
そしてそれを合図と、船全体から音楽が鳴り響いた。
さっき走ってってくれた人にあとでお礼言おうな。

「お前らよく聞けそしてひれ伏せぇ!!!スタイリッシュは世界を変えるぅ!!歌うぞ野郎(女性も含む)どもぉーー!!!」

狐火が浮かぶ。それはまるでライトの様に、周囲を照らす事だろう。

ぼうしが驚愕する。
「スタイリッシュが上がっている……!?バカな……このままでは5桁に届くぞ!?」


「Are you Stylish!?」
え!?となるも、慌てて頷くユキ。

「Are you Stylish!?」
団扇とペンラを振りながら頷く未夜。

「Are you Stylish!?」
色々諦めた様に察して、頷く灯人。

声を合わせて
「「「「さぁLet's Stylish!!」」」」

猟兵は凄いので、いきなりの無茶振りに応える事ぐらい出来るのだ。
なにせ猟兵だから。

「船を壊っそーう!!!」「Stylish!!!!」
躊躇の無いサイレン・オンがぼうしを襲う!

「敵を飛ばっそーう!!」「Stylish!!!!」
続いての玄火!ぼうしは死んだ!

「これで最終戦にしちゃいまーーSHOW!!!」
ファンサ、に見せかけた灯人のシルクハットへの蹴り飛ばし。

「未来のたーめに!!」「Stylish!!!!」
ユキの尾による横薙ぎの一閃。シルクハットが山と落ちて行く。

「敵をせんーめつ!!!」
したので走ってさらに奥へ向かう灯人と、それを援護する未夜。

「よっしゃボス前だ!!!!」「Stylish!!!!」
ぼうしの前に立ちはだかり、一撃を入れる。

「行くぜオラァ!!!」「Stylish!!!!」
肉薄する灯人。その四肢は今、ドラゴンに変わっていた。

「 リベレイション !!!  超 Stylish!!!!」
甲板ごと、ぼうしを叩き潰す。その衝撃と共に、大きな穴が空く。

同じ様な事を4サビ分行い、ぼうしは殲滅された。
流石に4サビ分書くと本気で怒られそうなので、MSは色々と自重をした。

「「「「今宵はほら皆でStylish Nigh!!!!」」」」

ドォン!!!!

ド派手な爆発音と共に割れる船。

「やべえ!ノリで沈むぞこの船!!逃げろ逃げろ!!」

わっちゃわっちゃと逃げる猟兵達。
猟兵だからなんやかんや全員ちゃんと砂浜へと脱出した。
よかった一般人残って無くて。

そんなこんなで鳴り響いたスタイリッシュなエンディングと共に、このスタイリッシュ事件は、船ごと幕を閉じたのだった。

スタイリッシュ。スタイリッシュ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月23日
宿敵 『五四六『デビルズナンバーぼうし』』 を撃破!


挿絵イラスト