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闇の救済者戦争⑳〜血の祈り

#ダークセイヴァー #ダークセイヴァー上層 #闇の救済者戦争 #五卿六眼『祈りの双子』

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#五卿六眼『祈りの双子』


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●最弱にして古き者
 鮮血溢れる大地に人狼と思しき見た目の少女たちが祈るかのように膝をついていた。
「「……鮮血の大地に潜り、猟兵達を迎え撃つ……」」
 片や洋装を着こなし左目が欠落した少女。
「「……この大地は、これまでこの世界で流された『全ての血液』……」」
 片や右目が欠落した骨まで露わになった少女。
「「……『腐敗の王』が生と死の循環を断った為、全てはここに蓄えられている……」」
「「……そして、わたしたちが操るは『生贄魔術』……」」
「「……無限の鮮血を贄としたとき、わたしたちは最強……」」
 祈りを終えた少女達が立ち上がると同時に大地が脈動し更なる鮮血が溢れ大地を満たす。
 刃を打ち鳴らして互いに寄りそい少女達は告げる。 
「「……つまり、これでようやく猟兵と五分……」」
「「……わたしたちは最も古き『はじまりのフォーミュラ』として……」」
「「……ライトブリンガー、かつてあなた達と戦った時のように……」」
「「……六番目の猟兵達との戦いに、死力を尽くしましょう……」」
 元よりなかった油断は猟兵達の優勢を前に決死の覚悟へと変わった。
 双子の少女達は闘志も露わに鮮血充ちる大地にて猟兵達を待つ…


「諸君らの奮戦により想定以上に速い決戦となった。」
 エハド・ショウヘル(統御の一・f31086)は淡々とした口調だがそこにはこれまで戦ってきた猟兵達に対する賞賛と労りがあった。
「未だ他の|五卿六眼《ごきょうろくがん》は健在でうち一人の消息は不明だが、だからといって手を止める理由はない。祈りの双子を撃破して第二層へ至るとしよう。」
 敵がいるのは血管が脈動する第二層の大地の一角。其処を鮮血で満たしながら彼女達は待っている。
「最弱のフォーミュラなどと言っているが得意とする生贄魔術を駆使して様々な超常存在を召喚したり或いは自身に武装させて戦うその実力は侮れるものではない。」
 しかも戦場となる鮮血の大地は遮蔽物など一切ない開けた場所だ。相手が隠れることなどないがこちらも地形を利用した戦いは期待できないだろう。
「もし互角以上に戦うのであれば・・・・目には目をこちらも大地を満たす鮮血を代償にして自分達に付き従う恐るべき存在を呼び出すしかないだろう。どういう存在になるかは貴官ら次第だが…」
 そう言うと彼女は転送ゲートを開いて猟兵達へと向き直り
「これまでに危機に陥る状況はあったがそれを乗り越えた以上後は倒すだけだ。貴官らは死力を尽くして戦いそして必ず生還せよ!」
 そう言って猟兵達を戦場へと送り出していった―


紅時雨
ふむふむ・・・・(骨剥き出しで)叡智ですね
紅時雨と申します。
最弱などと自称していますが普通に難易度やや難ですのでご注意を先制攻撃をしてこないだけで普通に強いです。

プレイングボーナス……周囲に溢れる鮮血を生贄として、超常存在に対抗しうる「恐るべき存在」を召喚する。

オープニング承認され次第受付を開始いたします。
相変わらずの最低限の運用となりますが見かけたらよろしくお願いいたします。
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第1章 ボス戦 『五卿六眼『祈りの双子』』

POW   :    化身の祈り
自身の【支配するダークセイヴァーに溢れる鮮血】を代償に、1〜12体の【血管獣】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
SPD   :    鮮血の祈り
あらゆる行動に成功する。ただし、自身の【支配するダークセイヴァーに溢れる鮮血】を困難さに応じた量だけ代償にできなければ失敗する。
WIZ   :    双刃の祈り
自身の【支配するダークセイヴァーに溢れる鮮血】を代償に【血戦兵装】を創造する。[血戦兵装]の効果や威力は、代償により自身が負うリスクに比例する。

イラスト:ちゃろ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シャルロット・クリスティア
一面に広がる鮮血。
尽きることない紅は、このダークセイヴァーの歴史そのものと言ってもいいんでしょうね。
その血塗られた歴史に埋もれた、数多の無念……今、掬い上げましょう。
奴に最後まで使い潰されるくらいなら……私の復讐に付き合ってもらいます。

形作るは、血でできた無数の髑髏。
お前たちが今まで散々嬲り、弄び、手折って来た者たちの具現。
吐き出し、浴びせかけなさい。その身を蝕む呪詛の霧を。
私達がこれまで受けてきた痛みと苦しみを、残さず彼女に与えてやりなさい。
奴らが私達にしてきたように、届かぬ祈りを踏みにじり、滑稽だと嗤い飛ばしてやりなさい。

お前たちが育てた憎悪と怨恨に飲み込まれ、潰えろ、五卿六眼……!




(尽きることない紅は、このダークセイヴァーの歴史そのものと言ってもいいんでしょうね。)
 シャルロット・クリスティア(霞む照星の行方・f00330)が降り立った大地は一面の紅であった。

 ダークセイヴァー第二層…天蓋鮮血樹が支える不気味な血管で構成されたような大地は既に膝までつかるほどの鮮血に満ちている。そしてそれを為した主はシャルの目の前で誇るでもなく淡々と彼女の挙動を眺めていた。
「「来ましたね、六番目の猟兵よ。ここが貴方の終焉の地。ここに溜まる血の一部になるがいい。」」
 これ以上にないほどの調和のとれたユニゾンで抹殺を宣告する双子に対してシャルは負けじと高らかに謳う。
「いいえ!ここに沈むのは貴方の方です!」
 唯一人猟兵として生き延びてしまった贖罪として、今も魂人となって苦しむ家族や仲間達の為にも
「お前たちが育てた憎悪と怨恨に飲み込まれ、潰えろ、五卿六眼……!」
(その血塗られた歴史に埋もれた、数多の無念……今、掬い上げましょう。奴に最後まで使い潰されるくらいなら……私の復讐に付き合ってもらいます。)
 彼女の恩讐に応え邪剣ペインブリンガーを突き立てた足元の血だまりが沸騰するかのように沸きたち現れるのは血液を素材とした無数の髑髏。
「この者達はお前たちが今まで散々嬲り、弄び、手折って来た者たちの具現。吐き出し、浴びせかけなさい。その身を蝕む呪詛の霧を。私達がこれまで受けてきた痛みと苦しみを、残さず彼女達に与えてやりなさい!」
 彼女の叫びに呼応するように髑髏達は一斉に動き出し己が怨念を晴らさんとばかりに双子へ殺到する。対する双子は全く動じた様子はなくただ手にする剣を鮮血の大地へ突き立てただけであったが
「「消えろ」」
 双子が告げるや否や周囲の鮮血が沸き立ち巨大な津波となって髑髏達と激突し対消滅する。
「!!まだっ!苦しめて、苦しまなきゃ……」
 双子の|圧倒的な力《ユーベルコード》に一瞬怯むシャルだが負けじと己を奮い立たせてコードを解き放ち更に毒霧のような黒い靄が滲み出る髑髏達を召喚して己を侵す蝕みに苦しみながらも尚挑みかかる。
「「ああ、貴方の苦しみは貴方自身から来ていましたか・・・・・・ならば」」
 彼女の様子を見て取った双子は再度津波を起こして髑髏を迎撃しつつ大地に突き立てた剣を捻じる。すると血だまりが俄かに蠢き津波にぶち当たる髑髏の群れを避けるような動きで回り込み無防備に立っていたしゃるを側面から強襲する!
「カハ…ッ!」
 両わき腹を鮮血の槍と化した血だまりに貫かれ吐血するシャル。目の前の津波を突破して双子に向かう事に意識を集中していた彼女にとって完全な不意打ちであった。
「「わたしたちに意識を向けすぎて己が身を守ることを怠った。ただそれだけの事で貴方は終わる。諦めてこの大地の一部となれ」」
「それはっ…できません!」
 ソードオフショットガンで自身に刺さった槍を吹き飛ばし傷口から血が吹き出そうとペインブリンガーを支えにして倒れるのを拒む。
「・・・・・っ!奴らが私達にしてきたように、届かぬ祈りを踏みにじり、滑稽だと嗤い飛ばしてやりなさい!」
 血反吐を吐きながらも上げる彼女の魂の叫びに応えるように津波との対消滅に巻き込まれずに生き延びた髑髏達が巨大な拳のように固まり双子へと迫る。
「「・・・・・間に合わない!」」
 防御だけでなく攻撃にも回したことで一時的に鮮血が干からびていた隙を突かれた双子は防ぐ術もなくまともに髑髏の拳を受け派手に宙を舞った――

成功 🔵​🔵​🔴​

サク・ベルンカステル
恨むなら恨め、、、だがこの世界で流された数多の血よ、不条理を振り撒く化物!共に復讐しようぞ!
UC剣鬼顕現を使用する
通常であれば体内の闇の血を暴走させて身に纏うUC
だが、今、この時であれば。
周囲に溢れる鮮血を生贄として体内の闇の血をより活性化させ生贄とした血も纏うことにより禍々しい左右三本の腕を持ち闇のオーラを纏う悪鬼羅刹のごとき剣鬼へ変じる。
「倒ス、貴様ラ化物は一匹残ラズ倒ス!!!」
黒剣だけでなく増えた腕に随行大剣4本全てを握り召喚獣及び双子に怒声をあげ突撃する。
負傷をしても周囲の鮮血を生贄に取り込むことで即座に装甲を修復しダメージにかまわず圧倒的な力により5本の刃を叩きつける




 宙を舞った祈りの双子が危なげもなく血飛沫を上げながら着地する様を見たサク・ベルンカステル(幾本もの刃を背負いし剣鬼・f40103)は手にした黒剣『漆黒ノ魂滅』を思わず握りしめた。
自身の故郷を滅ぼした者達を統べている元凶が目の前にいるというのだ冷静でいろと言うのが無理な話である。
「「清々しいまでの憎しみ。言葉を交わす必要もないようね。」」
 双子とサクの視線が交差し互いの殺意を確認し合う。
「「来たれ。血と憎しみの獣達よ。哀れな子ヤギを喰らい自らの血肉とせよ」」
 双子の呼び声に応えて現れるのは血管が寄り集まってできたかのような悍ましき獣達その数12
「・・・この状況であれば」
 対してサクは怯むことなく寧ろより冷静となって
「恨むなら恨め、、、だがこの世界で流された数多の血よ、不条理を振り撒く化物!共に復讐しようぞ!」
 大地を満たす鮮血に宿る怨念に呼びかけて己がコードを解き放つ!
 それは本来ならば己が体内に眠る闇の血を暴走させ強大な力を得るユーベルコードだ。だが、今周囲は生贄たちの鮮血で満ち溢れている。それを生贄にして更なる闇の覚醒を促した彼は鮮血の鎧を纏いし六腕の悪鬼羅刹へと変貌を遂げる。
「倒ス、貴様ラ化物は一匹残ラズ倒ス!!!」
 黒剣『漆黒ノ魂滅』だけでなく随行大剣『黒刃紅輝』『怨剣ミチマイ』『邪剣ペトリュス』『黒刃紫輝』全てを手にして獣の怒声を上げながら群れの中へと吶喊する!
 戦いは一方的であった。獣達は確かに強大な力を持ってはいたが羅刹と化したサクはそれ以上の勢いで獣達を殲滅していく。例え獣が鎧事体を抉ろうと周囲の鮮血を吸収して自身の体ごと鎧を修復して強引に攻めいる様はどちらが獣か分からぬほどだ。
「「なんという執念、何という憎しみ、これこそがこの人間の…!」」
「貴様ハココデ叩キ斬ル!」
 驚嘆する双子を尻目に呑まれそうになる意識を双子に対する憎しみで支えていたサクはそれ事吹き飛ばすような渾身の一撃を双子に叩きつけた――

大成功 🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎

他の五卿六眼とまみえる前にフォーミュラとのバトルとは、スピーディ!
しかし、油断も手加減もできる相手ではありマセーン!
これ以上この世界に出血を強いらせないためにも、ここで打倒しマショー!

溢れる鮮血に手を差し入れ、祈りの双子が呼び出す超常存在に対抗できる存在を召喚しマショー!
この大地で、正面から堂々と戦うに相応しい、恐るべき存在……!
ワタシが初めて認識した、骸式兵装のオブリビオン!

『邪剣』ピサロ将軍! お力をお貸しくだサーイ!
「骸式兵装展開、剣の番!」
ワタシとピサロ! 二人並んでダブル金色夜叉が、祈りの双子に相対しマース!
八艘飛びで戦場を駆け抜け、連携攻撃を披露しマショー!




 先の戦闘で繰り出された一撃は一帯の血液を蒸発させ血煙となって一時的に双子の視界を塞いだ。
「他の五卿六眼とまみえる前にフォーミュラとのバトルとは、スピーディ!しかし、油断も手加減もできる相手ではありマセーン!これ以上この世界に出血を強いらせないためにも、ここで打倒しマショー!」
 異様なるテンションで出撃したバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)がこの隙に付け入らない理由などなかった。相手は弱いとはいえ格上一気に攻めるが肝要である。
「というわけで!祈りの双子が呼び出す超常存在に対抗できる存在を召喚しマショー!」
 何がどうかは分からぬがバルタンは躊躇わずに手を鮮血に突っ込み脳裏に思い描く。正面から戦うに相応しい恐るべき存在を!
「『邪剣』ピサロ将軍! お力をお貸しくだサーイ!」
 其の意志に応え現れるのは鮮血で構成された嘗ての七大海嘯が一人邪剣ピサロ将軍。無論本人ではないだが、その能力は本物に限りなく近い。
「骸式兵装展開、剣の番!」
 更に彼女は己がコードを解き放ち自身をも邪剣の残滓を纏わせることでもう一人の邪剣と化し
「ワタシとピサロ! 二人並んでダブル金色夜叉が、祈りの双子に相対しマース!」
 宣言と共に二人は別々の方向へ跳躍!双子を挟み撃ちすべく間合いを詰めるが体勢を立て直した双子がそう簡単に許すはずもなく
「「その影諸共喰らい尽くしてくれる!」」
 再び召喚した血管獣達は人知を超えた俊敏さを発揮して二人の邪剣を喰らい尽くさんと襲い掛かるが八艘飛びで縦横無尽に翔けまわる二人を捉えることができず逆に次々と膾切りにされ鮮血へと帰っていく。
「「まさかここまでっ!」」
「その隙、頂くであります!」
 瞬殺されてしまったことに動揺する双子の隙を突いたバルタン達の神速の一太刀は双子を深々と抉りいよいよ彼女達は追い込まれつつあった――

大成功 🔵​🔵​🔵​

バレーナ・クレールドリュンヌ
【鮮血の生贄】
ユーベルコードで呼び出した2体の眷属を統べる呪血の蛇神、それを歌で誘い、形作り、血で満たしましょう。
メドゥサ、呪われた血の蛇神。

【血闘】
UCで呼び出した2体の眷属?血蠍騎士、海月令嬢、私は海月令嬢の湛える水の中に身を置いて、歌でメドゥサを操りましょう。

騎士は護りを固めるように立ち回り、メドゥサの血の加護を与える。
海月令嬢は刺胞に血の毒を込めて、祈りの双子の動きを止めて。
メドゥサは呪いの蛇眼で、動きを封じ、溶血の毒を撒き、攻撃をし続ける。

私は海月令嬢の中で歌い続け、操作と援護で立ち回りましょう。
響く歌が安らかなRequiemとなる事を……。




 歌声が戦場に鳴り響いた―
「「・・・・?」」
 満身創痍ながらも怪訝な様子で辺りを見回す双子の視界に入ったのは宙を漂う一人の人魚。
バレーナ・クレールドリュンヌ(甘い揺蕩い・f06626)は静かに歌う。まるで寿ぐかのように
「貴方達もこちらに来なさい、一緒に踊りましょう?」
 己がコードを解き放った彼女の歌に導かれるように鮮血の大地から現れたのはバレーナを守護する従者血蠍の騎士彼?は騎士の名の通り姫たるバレーナを護るべく自身の身を双子の前に晒し、同じく呼ばれた刺胞の髪をなびかせし海月令嬢はその身に癒しの水を湛えバレーナをその身にやさしく包み込む。
 そして―
「「!!・・・・・・来る!」」
 鮮血の大地を揺さぶる地響きから何か感じたのか警戒と共に己が武器に鮮血を纏わせて強化する双子の前に現れたのは巨大なる女神であった。鮮血でできたその美しい裸身はしかし上半身のみであり体から生えた異形の翼、下半身の蛇身が彼女の素性を明確に告げていた。
「メドゥサ、呪われた血の蛇神。」
 その名を口にしたバレーナは海月令嬢に抱かれたまま朗々と歌いだす。
 歌声に導かれるようにメドゥサは動き出し呪いの蛇眼で双子を睨みつけその呪いで彼女達を縛り付け更には溶血の毒を撒き散らし双子を追い詰めていく。
「「・・・っ、この程度なら!」」
 だが双子とてフォーミュラである鮮血の脚甲を装着し文字通りの神速でメドゥサを突破し一気にバレーナの首を落とさんと迫るがそれをメドゥサの血の加護を受けた血蠍の騎士が立ち塞がり熾烈な剣戟が繰り広げられる。
「「なっ!?体が、うごか、な」」
 唐突に動きが止まった双子に驚愕したのはほかならぬ彼女達自身であった。彼女達のすぐそばにはするすると引いていく刺胞の髪は歌姫を護る海月令嬢へと続いている。戦いの隙を突いて海月令嬢が盛った毒は完全に封じ
Ahaaaaaaaaaaaaaaaa――――♪
 バレーナの歌声が最も響き渡った瞬間、血蠍の騎士が振るう槍は双子の首を落とし鮮血の大地へと返していく。
 こうして歌姫の歌うrequiemが終わると同時に一つの戦いの幕が閉じたのであった――

Ahーーーーーーーーーーーーーー♪

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年05月20日


挿絵イラスト