闇の救済者戦争⑮〜力の紋章
「皆の者、よく集まってくれた」
コルネ・ナッツ(チョコ・f08366)は集まった猟兵たちに資料を配る。
「これから向かってもらうのは『第五の貴族』の中でも限られた者だけが運用を許されていた、第五層の生体実験室群じゃ」
おびただしい犠牲を経て作り出される『紋章』は、ヴァンパイア達に大いなる力と異形の攻撃手段を与えているという。
「今回の目的は、祭壇を管理し紋章を作り出していた、『第五の貴族』との戦いじゃ」
敵のヴァンパイアはいずれかの種類の『紋章』をひとつ装備しており、それに応じた強力な戦闘能力を獲得しているが、紋章には必ず何らかの『弱点』が存在する。その弱点を突けば、勝利は猟兵に近付くだろう。どんな紋章かは対峙してみないと分らないが。
「紋章自体がおぞましい方法で作られている。それを潰す目的もある」
新たな紋章が作られるのを止める意味もあるのだ。猟兵たちは頷く。
「『第五の貴族』は簡単な相手ではない。皆には苦労をかけるが宜しく頼む」
猟兵たちは資料を読み込むことで少しでも情報を得ようとする。どんなヴァンパイアでどんな攻撃をしてくるのか。コルネも出来る限りの予知をして資料を纏めた。猟兵たちもそれを知っているからこそ資料を大事にするのだ。
「毎回、無理を言うようじゃがヴァンパイアを止めるためにどうか力を貸して欲しい」
コルネは猟兵たちに頭を下げる。猟兵たちは「任せとけ」と答えてくれる。コルネはそれがうれしかった。
「今回の紋章は力の紋章。純粋に力を増幅する紋章じゃ。つまり弱点もそれ以上の力で攻撃されるということじゃ。紋章の力はかなりのものじゃ。それ以上の力となると工夫せねばならない」
猟兵たちは話し合う。どう対処すべきか。結論が出た頃にコルネはゲートを開き猟兵たちを招き入れる。
「よろしく頼む」
猟兵たちは片手を揚げて答えるのだった。
結城忍
初めまして、お久しぶりです。
結城忍です。
今回は紋章を作り出す施設でのヴァンパイア「第五の貴族」との戦いです。
ヴァンパイアは紋章によってバフがかかっているので要注意です。
ヴァンパイアを倒したら施設を破壊するといいでしょう。
もう実験が行われないように。
今回は以下のプレイングボーナスが付きます。
プレイングボーナス:紋章の「弱点」を突いて戦う。
それではよろしくお願いいたします。
第1章 ボス戦
『決闘姫ブルーローズ・エリクシア』
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POW : 凄牙惨爪斬&シェイドストリーム
【長剣と短剣による連続攻撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【暗黒魔法】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : ミッドナイトブルーローズ
自身の装備武器を無数の【青い薔薇】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ : 魔女殺しの銀焔
自身の身体部位ひとつを【魔術や呪いを無効化する銀色の炎】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
イラスト:黒姫霧生
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠神楽火・銀月」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
夜刀神・鏡介
この祭壇を潰しても、今まで蓄積された情報があれば他所で再現ができるのだろうが
だからといって、潰さない理由にはならないよな
利剣を抜いて敵と相対。力が強化されているとはいっても、攻撃自体は概ね単純な斬撃
落ち着いて相手の行動を見極めて、的確に刀で受け流していけばそこまで驚異ではない
より大きな力で攻撃しろ、という話なので細かくカウンターを入れてもあまり効果がないか?
一応試しに攻撃してみるが、効果が薄そうなら相手の行動を見極める事に注力
相手の斬撃に合わせて壱の型【飛燕:重】
一撃目の斬り上げで相手の攻撃を弾いて、返す刀の斬り落とし
相手の体勢を崩して隙を作ったところで、渾身の力を込めて叩き切る
「この祭壇を潰しても、今まで蓄積された情報があれば他所で再現ができるのだろうが、だからといって、潰さない理由にはならないよな」
夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)は利剣を抜いて敵と相対する。
ヴァンパイアは鏡介に気づきうっすらと笑みを浮かべる。
「猟兵ね。私の邪魔をする気なのかしら。なら消えてもらうしかないわね」
ヴァンパイアはすっと長剣と短剣を抜く。力が強化されているとはいっても、攻撃自体は概ね単純な斬撃だろう。落ち着いて相手の行動を見極めて、的確に刀で受け流していけばそこまで驚異ではない。
「より大きな力で攻撃しろ、という話なので細かくカウンターを入れてもあまり効果がないか?」
一応試しに攻撃してみる。ガキッという音に刃を刃で止められる。やはり効果が薄そうだ。そこで相手の行動を見極める事に注力する。
「食らいなさい!」
長剣と短剣の連撃を浴びせてくるヴァンパイア。そこに鏡介は相手の斬撃に合わせて『壱の型【飛燕:重】』を放つ。一撃目の下段からの斬り上げで相手の攻撃を弾いて、返す刀の斬り落とし。
「なっ!」
ヴァンパイアの長剣と短剣を落とし、相手の体勢を崩して隙を作ったところで、渾身の力を込めて叩き切る。力を上回る力でヴァンパイアを斬り捨てる。
「ぎゃーーーーー!」
「こちらの力が上回ったようだな」
ヴァンパイアは大きく切り裂かれ慌てて距離をとる。血を流しながら鏡介をにらみ返す。しかし、力で負けたことに次の攻撃の二の足を踏んでしまっている。鏡介は『壱の型【飛燕:重】』で構え続けている。同じ手では結果は変わらない。
「おのれ!」
ヴァンパイアは前へ出られずにいる。戦況は鏡介に傾いていた。
大成功
🔵🔵🔵
願祈・廻璃
(巡瑠と同行します。アレンジや共闘も大丈夫です。)
力の紋章ですか。力でぶつかり合いたくはない紋章ですが、弱点も力で攻撃される事という悩ましい敵ですね。
巡瑠の筆に横座りで乗って、巡瑠に後ろからしがみ付きながら戦場を飛び廻って戦います。
巡瑠が躱しきれなかった攻撃は『願いの筆』の力でいなして敵の攻撃を防ぎます。
花弁と言えど力の紋章で強化されているので気は抜きません!
反撃を行いつつ、戦いの中でチャンスを見つけたら巡瑠の後ろから飛び降りで敵に向かって『願いの筆』の力で攻撃を仕掛けます。
ですが私の攻撃は体勢を崩させるための牽制です!
【神秘の一振り】で巡瑠に虹の翼を生やして、敵の想定以上の加速力を与えます!
願祈・巡瑠
(廻璃と同行、アドリブ・共闘OK!)
単純な力比べでは勝てないかもしれないけど、廻璃と一緒ならきっと上回れるわ!
『祈りの筆』に跨り、廻璃を後ろに乗せて一緒に戦場を翔け巡りながら戦うわよ!
飛行による機動力で敵の攻撃を回避したり距離をとったりして致命傷を避けつつ戦うわ。
剣撃は何とか躱すけど……花弁は流石に全部躱しきれないから廻璃に任せるわ!
廻璃が気を引いてくれている短い隙に、私は一気に加速して敵に突っ込むわよ!
廻璃が降りた事で振り回せるようになった大筆で、祈りの力に重力や慣性を上乗せした【神殺の一振り】を叩きつけてあげるわ!
そしてさらに廻璃の願いの力も上乗せしたこの一撃、あんたに耐えられるかしら!?
「力の紋章ですか。力でぶつかり合いたくはない紋章ですが、弱点も力で攻撃される事という悩ましい敵ですね」
願祈・廻璃(願い廻る神秘・f04941)と願祈・巡瑠(祈り巡る神殺・f04944)は二人で協力する。
『祈りの筆』に跨り、廻璃を後ろに乗せて一緒に戦場を翔け巡りながら戦う。
廻璃は巡瑠に後ろからしがみ付きながら戦場を飛び廻って戦う。飛行による機動力で敵の攻撃を回避したり距離をとったりして致命傷を避けつつ戦う。
剣撃は何とか躱すが……花弁は流石に全部躱しきれないから廻璃に任せる。巡瑠が躱しきれなかった攻撃は『願いの筆』の力でいなして敵の攻撃を防ぐ。花弁と言えど力の紋章で強化されているので気は抜かない。
反撃を行いつつ、戦いの中でチャンスを見つけたら巡瑠の後ろから飛び降りで敵に向かって『願いの筆』の力で攻撃を仕掛ける。
だが廻璃の攻撃は体勢を崩させるための牽制だ。廻璃が気を引いてくれている短い隙に、巡瑠は一気に加速して敵に突っ込む。
「ちい、うっとうしい!」
ヴァンパイアは狙いを定めることができずにいた。
そこに廻璃が【神秘の一振り】で巡瑠に虹の翼を生やして、敵の想定以上の加速力を与える。単純な力比べでは勝てないかもしれないけど、廻璃と一緒ならきっと上回れる。
廻璃が降りた事で振り回せるようになった大筆で、祈りの力に重力や慣性を上乗せした【神殺の一振り】を叩きつける。
「そしてさらに廻璃の願いの力も上乗せしたこの一撃、あんたに耐えられるかしら!?」
『祈りの筆』の一撃がヴァンパイアの構えを解き攻撃を命中させることに成功する。
「ぐあーーーーー!」
重力や慣性を上乗せした一撃がヴァンパイアの力を上回る。ヴァンパイアは後ろに吹き飛ぶ。
「ギギギッ」
ヴァンパイアはなんとか立ち上がる。しかし、かなりのダメージを受けている。
「許さない!」
ヴァンパイアは飛びかかろうとするが体が動かない。力の紋章の力を最大限に発揮してなんとか動く。
「食らえ!」
長剣と短剣による攻撃を放つが簡単にかわされる。それほどヴァンパイアは傷を負っていた。
戦況は廻璃と巡瑠に傾いていた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
佐藤・和鏡子
この所気の滅入る戦いが多かったので、こういう戦いは助かります。
最後まで生きていた方が勝ちの純粋なパワー勝負、私の得意分野ですから。
ということで、私の最大出力(惨殺のユーベルコードに怪力+重量攻撃+吹き飛ばし+捨て身の一撃)を消防斧に乗せて叩きつけますね。
向こうの攻撃はユーベルコードの効果の再生(自己修復)でカバーします。
ただ動く物を無差別に攻撃するだけの機械には痛みも恐怖もありませんから。
「この所気の滅入る戦いが多かったので、こういう戦いは助かります」
佐藤・和鏡子(リトルナース・f12005)はギュッと消防斧を握りしめる。
「最後まで生きていた方が勝ちの純粋なパワー勝負、私の得意分野ですから」
ヴァンパイアは新たな猟兵の出現に敵意をむき出しにする。
「猟兵、潰す!」
長剣と短剣で襲い掛かってくるヴァンパイア。
それに合わせるように和鏡子の最大出力(【惨殺】に『怪力』+『重量攻撃』+『吹き飛ばし』+『捨て身の一撃』)を消防斧に乗せて叩きつける。どうやら力でヴァンパイアを上回ったようだ。それでもくりだしてくるヴァンパイアの攻撃はユーベルコードの効果の再生(自己修復)でカバーする。
ただ動く物を無差別に攻撃するだけの機械には痛みも恐怖もないから……。
惨殺マシーンと化した和鏡子は動くもの、つまりヴァンパイアを無差別攻撃し続ける。ユーベルコードによるバフで力も今は和鏡子の方が勝っている。
「ちいぃ、力の紋章、こんなものではないだろう!」
叫ぶヴァンパイア。紋章の力をさらに引き出す。しかし、今の和鏡子はそれすらも上回っていた。
「ぐあっ!」
和鏡子の渾身の一撃で吹き飛ぶヴァンパイア。壁に叩きつけられ動かなくなる。
すー……と自我を取り戻す和鏡子。
「終わりましたか。それではこの実験装置も破壊していきましょう」
消防斧によって砕かれる実験装置。これでもうここでは紋章の実験はできないだろう。
和鏡子はゲートを潜って元いた世界に戻るのだった。
大成功
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