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魅惑の甘味料!? 3月兎の桃色トラップ!

#アルダワ魔法学園

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●桃色蒸気の危険な香り!?
 アルダワ魔法学園の地下に広がる、災魔を封じた広大な地下迷宮。不思議な色の蒸気が漂う中を進む学園の生徒達は、その全員が女の子。どうやら探し物をしているようだが、しかし彼女達の表情は優れない。
「ねぇ……本当に、こっちの道で良かったの?」
「う~ん……おかしいわねぇ。去年、来た時は、ここまで複雑な迷宮じゃなかったんだけど……」
 以前に訪れたことのある生徒も、不思議そうに首を傾げている。どうやら、以前に訪れた時と比べ、迷宮の構造が大きく変わっているようで。
「気を付けてね。どんな罠があるか、分からないから……」
「わ、罠って……そんなに危ない迷宮じゃないって話だったじゃないですか~!!」
 注意を促された少女が、思わず目に涙を浮かべた時だった。
「……ッ!? ちょ……な、なに、これ!?」
「じょ、蒸気で何も見えな……で、でも……なんか変な感じに……」
 突然、壁の隙間から噴き出したピンク色の蒸気を浴びて、生徒達は成す術もなく、その場にへたり込んでしまった。
「あぁ……な~んか、頭がボ~ッとするかもぉ……」
「それにぃ……ふわふわ、変な感じですぅ……」
 顔を赤らめながら、朦朧とした意識で立ち上がる少女達。そのまま迷宮の奥へと向かって行き、彼女達の行方はそこで途絶えた。

●3月兎のピンクな罠!
「……と、いうわけで、アルダワ魔法学園の地下迷宮で、帰れなくなった生徒達を助けて欲しいの。元々は、そんなに危険な迷宮じゃなかったんだけどね。なんか、迷宮を勝手に改造したのがいるらしくて、厄介な罠がたくさん仕掛けられているのよ」
 そう言って、グリモアベースに現れたパトリシア・パープル(スカンクガール・f03038)より猟兵達に伝えられたのは、行方不明になってしまった生徒達の救出任務。
「なんでも、この迷宮なんだけど、奥には『どんなに食べても太らない甘味料の実』っていうのが眠ってるって話なのよね。要するに、シュガーフリーの人工甘味料的な木の実ってやつ? で、それを求めて女の子達が迷宮に入って……それっきり、戻って来ないってわけ」
 そもそも、この迷宮は構造も簡単で、攻略するのも簡単だった。それ故に、今では3月になると女子のみに探索を解禁し、奥にある木の実が乱獲されるのを防いでいたようなのだが。
「今、この迷宮の中は、誰かさんが改造して作った罠でいっぱいよ。中でも厄介なのが、ピンク色の蒸気を噴き出す罠ね。この蒸気を浴びると……その……なんていうか、変な気分にされちゃうみたい」
 より詳しく説明するならば、ちょっとエッチな気分になってしまうとか。おまけに、迷宮には他にも、ちょっとエッチな罠がたくさん仕掛けられており、油断すれば酷い目に遭うのは間違いない。
「迷宮を改造して、こんな下らない罠を仕掛ける相手なんて、限られているわね。ダンジョン罠うさぎ……今回も、こいつらの仕業で間違いなさそうよ」
 もっとも、今回のうさぎ達は、何故か妙に統率が取れているのが気にかかる。恐らく、彼らの親玉である強力なオブリビオンが、ダンジョンの奥に控えているに違いない。
「そういうわけで、あなた達には行方不明になった生徒達を助けつつ、迷宮の奥にいるオブリビオンを退治して欲しいの。あ、でも、くれぐれも、途中の罠には気を付けてね!」
 自分だけは大丈夫。そんな風に思っていると、予期せぬフラグを踏むことになるだろう。それも踏まえて、油断せずに探索を行って欲しい。
 最後に、そう言って念を押し、パトリシアは猟兵達を、桃色の蒸気が噴出する地下迷宮へと転送した。


雷紋寺音弥
 こんにちは、マスターの雷紋寺音弥です。

 ちょっとエッチなトラップが多数仕掛けられた迷宮の探索依頼です。
 女子のみに開放されているとありますが、男性でも女装すれば潜入可能。

 第一章では、ピンク色の蒸気が噴き出す迷宮を探索し、可能であれば行方不明者の捜索を行っていただきます。
 その後、第二章でダンジョン罠うさぎの群れと戦い、第三章でボスのオブリビオンとの戦闘になります。

 なお、POW、SPD、WIZ、どの選択肢を選んでも、『大成功』の判定が出ない限りは罠に引っ掛かりますのでご注意を。
 また、あまりに過激な描写や公序良俗に著しく反するプレイングは、マスタリングの対象及び不採用となりますので、ご了承ください。
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第1章 冒険 『夢の甘味料を求めて(エロ)迷宮を進む』

POW   :    根性と気合さえあれば乗り越えられると罠を気にせず突き進む。エロい目になんて絶対に合わないさ

SPD   :    一気に突っ切っていけば罠になんて引っかかるはずがないさ。エロい目になんて絶対に合わないさ

WIZ   :    よく観察すれば罠を見つけるなんて楽勝だって。エロい目になんて絶対に合わないさ

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ロート・カニーンヒェン
「気合いで頑張る!エロトラップになんか絶対負けない!!」(POW)トリプルフラグ・オーバードーズで身体能力を強化してガンガン行くよ!ムラムラしたって、発散させれば大丈夫!!(?)ん?身体能力強化って感覚も敏感に?・・・まあ、なんとかなるでしょ!!(アドリブ、お色気歓迎です)


凍雪・つらら
ふわあぁぁ、ピンク色の迷宮ですぅ...

罠を踏むと、ピンク色の蒸気が吹き出て来るんですね
なんかこの迷宮、ほんのり甘くて良い匂いがします...ちょっと蒸気の匂い、吸ってみたいかも...いやいや、そんなことしたらおかしくなっちゃいます!

ここは冷静に【氷雪分身】に先行してもらって、罠を解除してもらいましょう、って、早速分身が罠を踏んで蒸気まみれに!?

ふわぁぁ、分身のもこもこに蒸気が染み付いてピンク色ですっ...もう我慢出来ません!分身に抱きついて蒸気を吸います!なんなら吹き出してる所から直に!ああぁ...良い匂いですぅ...
気が付いたら甘~い香りのエッチなトラップが沢山!?きゃー!

アドリブ歓迎ですっ


在原・チェルノ
【WIZ】
待っててね、今助けに行くから!
流星忍姫チェルノ、参ります!

全身の感覚を研ぎ澄ませ罠を警戒しながら女生徒たちの足跡などの痕跡を辿ってダンジョンの奥に向かう
そもそもこんな罠を仕掛けたのも何か目的があっての事
でも、ゲームだと忍者にとってダンジョンは庭も同然
エッチな罠なんかにはひっからないんだから!

(かちり)

…あれ?

※アドリブ、絡み大歓迎



●エッチな罠なんかに負けたりしない!?
 どれだけ食べても太らない、女子にとっては魅惑の果実。だが、その果実が眠る迷宮は、今や訪れる者を別の意味で魅了する、禁断のエロトラップロードと化していた。
「ふわあぁぁ、ピンク色の迷宮ですぅ……」
 凍雪・つらら(凍える雪狐・f14066)が、早くも迷宮内に漂う甘い香りに毒されて、我を忘れ始めていた。
「なんかこの迷宮、ほんのり甘くて良い匂いがします……。ちょっと蒸気の匂い、吸って……いやいや、そんなことしたらおかしくなっちゃいます!」
 慌てて頭を横に振り正気を取り戻すが、それでも抗い難いことに変わりはない。あまり探索に時間を掛け過ぎると、ミイラ取りがミイラになってしまう。
「こうなったら、気合いで頑張る! エロトラップになんか絶対負けない!!」
「待っててね、今助けに行くから! 流星忍姫チェルノ、参ります!」
 自ら危険なフラグを発動させることで肉体を強化し、ロート・カニーンヒェン(グリーディー・ファントム・f00141)が走り出す。全身の感覚を研ぎ澄ませ、在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)もそれに続いた。
 元は大して複雑でもない迷宮。改造されているとはいえ、女生徒達の残した足跡など、何らかの痕跡を辿れば行方不明者を見つけるのも容易なはず。
「ゲームだと、忍者にとってダンジョンは庭も同然! エッチな罠なんかにはひっからないんだから!」
 壁の隙間から噴出する蒸気を難なく避け、チェルノは颯爽と降り立った。が、調子の良い時こそ、油断は禁物。そもそも罠というものは、相手の心の隙を突き、嵌め殺すように作られているわけで。

――カチリ。

「あれ……? きゃぁっ!!」
 気が付いた時には、遅かった。運悪く、チェルノが着地した場所は罠の仕掛けられた床。壁だけではなく、床や天井から噴き出すピンク色の蒸気が四方八方からチェルノに襲い掛かり、瞬く間に彼女の身体を覆い尽くし。
「し、しまっ……こっちまで!?」
 溢れる蒸気は留まるところを知らず、近くにいたロートまで巻き添えに!
 やがて、噴き出す蒸気が止まったところで、そこにいたのは顔を赤らめ、満足に動くことさえできなくなったチェルノとロートだった。
「んっ……な、なに、これ……。なんか……身体が……」
「な、なんの……ムラムラしたって、発散させれば大丈……って、身体能力強化って、もしかして感覚も敏感に!?」
 ここに来て、重大なことに気付いたチェルノとロート。そう、身体能力を強化し、感覚を鋭敏にするということは、それだけエッチな刺激にも敏感になってしまうということだ。トラップを避けるのには効果的だったが、一度でも捕まってしまったが最後、そのまま動けなくなってしまうという諸刃の剣!
「ああ、皆さんが大変なことに!? で、でも、迂闊に進んだら罠が……」
 遅れて駆け付けたつららが二人を助けようとするも、下手に突っ込めば二の舞だ。ここは冷静に、雪と氷で作った自分の分身を先行させ、罠を解除させようと試みたのだが。

――カチリ。

「うわっ! な、なんだ、これ……!?」
「ちょっ……ま、また蒸気が……」

 よりにもよって、分身がトラップを起動させてしまった。先行した二人は再び蒸気を食らってしまい、おまけに分身も蒸気まみれになって、もはや救出どころの騒ぎではない。
「はぁ……はぁ……。くっ……か、身体が……」
「うぅ……な、なんか、ジンジンするよぉ……。も、もう……駄目……」
 明らかに許容量を超えた魅了蒸気を食らった結果、ロートとチェルノは完全に動けなくなっていた。すると、待っていたとばかりに壁が反転し、中から現れた金属製のアームが、そのまま二人を壁の裏に引っ張り込んだ。
「きゃぁっ! な、なに、このトラップ!?」
「や、やめろ! なにするんだよ! は、放せー!!」
 どうやら、ロート身体強化の代償である『絶対負けないフラグ』が回収されてしまったようである。巻き込まれたチェルノは災難だったが、もはや今の二人に抗うだけの力は残っていない。
「こ、こら! なんだよ、これは!? あっ……そ、そこは触らないで!?」
「ひゃっ! そ、そんな先っぽで……んっ、そ、そっちも駄目ぇっ!!」
 壁の奥から、なにやら艶めかしい声がする。恐らく、アームに拘束されたまま、エッチなトラップによって、お子様には見せられないような仕打ちを受けているようだが、ここからでは中の様子までは分からない。
「あっ……ふ、服が……んっ……くぅっ……!!」
「も、もう駄目! これ以上は……ぁぁぁっ!!」
 いったい、壁の裏で二人は何をされているのか。外から見えないのが気になるが、しかし今はそんなことを言っている場合ではあるまい。
 後は、残されたつららが、彼女達を救出してくれることを祈るのみ。もっとも、肝心のつららはもまた、完全に蒸気の香りに魅了されており、まともに救出が望める状況ではなくなっていた。
「ふわぁぁ、分身のもこもこに蒸気が染み付いてピンク色ですっ……! もう、我慢出来ません!」
 あろうことか、蒸気を浴びた自分の分身に抱き着いて、つららはその香りを堪能している。それだけでは我慢できなかったのか、とうとう自らトラップを踏み、噴き出している蒸気を直に吸い始めた。
「ああぁ……良い匂いですぅ……」
 完全に魅了され、崩れ落ちるつらら。朦朧とした意識のまま恍惚の表情を浮かべている彼女もまた、壁から出て来たアームによって、しっかり回収されてしまった。

●ショートカットの代償
「うぅ……」
「こ、ここは……」
 気が付くと、ロートとチェルノ、そしてつららの3人は、何やら見慣れない場所にいた。
 目の前にいるのは、鋸を持った無数のダンジョン罠うさぎ。そして、壁や床に設置された、怪しげな機械に拘束されている少女達。どうやら、自分達も同様に拘束されているようで、手足を動かそうにも自由が利かない。
「あ、目が覚めたようでうさ!」
「でも、お楽しみはこれからうさ! もっと、もっと、悪戯してやるでうさ!」
 そう言って、罠うさぎ達はニンジンを取り出すと、それを強引に3人の口へと突っ込んだ。それだけなく、壁の裏にもあった数々のエロトラップと同じものが、情け容赦なく3人のことを攻め始めた。
「んっ! んぅっ! ふぐぅぅぅっ!?」
「んふっ! んっ! んぅぅぅっ!!」
 再びお見せできない恰好にされてしまうロートとチェルノ。ご丁寧に、罠うさぎがモザイクの描かれたカーテンを持ってきて、それで二人の身体を隠している。ここに来て、ロートの発動させた第二のフラグ、『くっころフラグ』が回収されてしまったようだ。
「んっ……ふぅ……はぁぁ……」
 匂いに敏感なつららには、先程の蒸気ガスを使った甘い香りの匂い攻めだ。もはや抵抗する意思は完全に奪われ、彼女は朦朧とする意識の中、蕩けるような感覚へと堕ちて行く。
 究極のショートカット。罠に嵌ることで、探索なしにダンジョンの奥へと突入し、行方不明になった生徒達も発見できた。が、その代償はあまりに大きく、3人は行方不明になった生徒達と共に、救出を待つ身となってしまった。

苦戦 🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

ティエル・ティエリエル
「ふふーん、罠なんて空中にいれば発動したりしないよね♪飛んでいけば大丈夫だよ☆」

小さな胸を張ってドヤ顔をさらすと背中の翅を使って一目散に飛んでいくよ♪
【第六感】があるから空中にいても発動する罠にも気付けるかも!?
もし罠が発動したら【見切り】で効果範囲を見極めて【スカイステッパー】で範囲外まで急いで逃げるよ!

万が一ピンク色の蒸気を浴びたら、下半身がむず痒くなってお花積みに行きたくなっちゃうよ(><)
でも、【毒耐性】【呪詛耐性】があるからあんまり酷い事にならないよ……ね?


赤嶺・愛
■心情
エッチな気分かぁ、あまり露骨なエッチは苦手だけど
恋に落ちる感じの気分になるなら、大丈夫かな。

■行動
SPD判定の行動

一気に迷宮を突破していくよー。
ダッシュやジャンプやスライディングを駆使して
罠を避けながら突っ切っていくね。
あとは、地形の利用も使って、地面や壁など、
足場として使えそうなところは積極的に使って、進んでいくよ。

暗視や視力も使って、罠がある場所を見つけやすいようにしておくね。
罠が発動する前に、突き進むような感じで行くよ。

行方不明者の捜索もするね。
大声で、人が居るかどうか迷宮内で叫んで
行方不明者を探す。
救助活動や医術で、見つけた行方不明者の応急手当てを行うね。


シャーリー・ネィド
【かまぼこ】で参加

・SPD
「うんうんっ。似合ってるよー、ウィーリィくん☆」
ウィーリィくんの女装姿を一しきりからかったら捜索開始っ

ウィーリィくんとタンデムで宇宙バイクでダンジョンを走破しながら女生徒を探す
トラップを発動させちゃっても息を止めて突っ切ればオッケー☆

もしうっかり(※うっかり)蒸気を吸ってしまっても欲望に逆らわずにそのままダンジョンの奥へと向かう
同じように罠にかかった女生徒達がその先にいる可能性が高いもんね
あ、ヘンな気分になってウィーリィくんにナニかしちゃっても不可抗力って事で許してね☆

女生徒を発見したら入口までエスコート
「あとはボク達に任せて☆」


ウィーリィ・チゥシャン
【かまぼこ】
SPDで勝負!

料理人としては甘味料の実にも興味あるけど、今は要救助者の保護が最優先。
でも、迷宮に入るためには女のカッコしなくちゃいけないんだよな。
…これで、どうだ?
(アルダワ魔法学園の女子制服姿で真っ赤になってる)

シャーリーのバイクの後ろに乗せてもらい、運転は彼女に任せて俺は周囲を見渡し行方不明になった生徒たちの痕跡を探す。
パトリシアの話によれば蒸気トラップ以外にも罠があるみたいだから、それ以上酷い目に遭う前に保護したい。
問題は、ミイラ取りがミイラにならない様にする事だけど。
大丈夫だよな?シャーリー。

生徒たちを保護したら香りの強い香草を嗅がせて正気に戻す。


フレミア・レイブラッド
罠うさぎね…ピンクの蒸気も気になるし、どれ程の罠を作るのか見せて貰おうかしら♪

という感じに一見、罠を気にせず鼻歌混じりに迷宮を進むが、実際は【見切り】で周囲の壁や床を観察し、仕掛けを見破りながら前進。
ただ、ピンク蒸気の罠は興味があるので、見破っても敢えて発動させて前進。無粋な一般的な罠に関しては動作した瞬間に【念動力】で仕掛けごと力づくで破壊して動作させない様に。

で、ピンク蒸気を楽しみつつ、行方不明者達を捜索。
見つけ次第起こして【魅了の魔眼・快】で魅了し、快楽を伴う【吸血】で蒸気の成分を血と一緒に吸い出してから帰る様に命じるわ。
代償でわたしの虜になるのは…まぁ、仕方ない事よね♪

※アドリブ歓迎


御影・雪乃
【恋華荘】で参加。
わかってます、行方不明者の探索ですよね。そして件の儲けになりそうな木の実もたくさんゲットしましょう。
●探索
【WIZ】
罠はよく見れば…ほら例えばそこ。…はダミーでしたか…今しがた浴びてしまいました
(表情の変化はほぼ無いが顔は赤く呼吸は荒目、目にハートが浮かんでそうな雰囲気)
しかし、罠の傾向はわかりました。二度目は…くらわな…
(いちごさんの下腹部に視線が吸い込まれ)
折角なので万が一があってもバレないよう私がガードしましょう。
私そういうの触っても平気なので、任せてください
(いちごさんの前にまわって抱きつき密着しようとする)
これは仕方なくです。私は至って冷静です。さあ先に進みましょう


彩波・いちご
【恋華荘】の皆さんと

【フォックスファイア】を灯りがわりに進みます
「皆さん、罠に気を付けてくださいね…嫌な予感しかしませんし…」
行方不明者探しますが、それ以上に二重遭難が怖いです
あと雪乃さん、採取に夢中になりすぎないようにですよ

「しまっ…?!」
誰かが発動させた罠にかかりガスを吸い込んでしまい
唇かんで理性総動員…落ち着け、落ち着け私…
雪乃さん、私の股間ばかり見ないで?!
蓮華さんもみさきさんも、抱きつかないで胸押し付けないで?!
えっちな気分になっちゃダメです耐えなくては…
と思ってるんですが、しがみつく2人を引き剥がそうとして、手が胸に…あわわ
離さなきゃって思ってるんですが…ごめんなさい(ふにふに


東雲・蓮華
【恋華荘】に参加

…眠いです
でも、実は欲しいです

いちごさんの後についていきます
…罠に皆さんかかってますね…私はまだ無事のようですが…

(5秒ほど考え手近の罠を起動させエロガスをまともに喰らう)

いえ…私だけ罠に引っかからないのは不公平かと思いまして
…ところでいちごさん。いい匂いしますね(いちごさんに抱き着き色んな個所をぺろぺろ舐めだします)

胸を触られたら
きゃー、いやぁーとか叫べばいいのですか?気持ちいので問題ないですが(逆に手に胸を押し付けるように)

媚薬ガスってどんなものかわかりませんでしたが、気持ちいいものですね
…食べるともっとおいしいのでしょうか?

え?ダメ…?じゃあ皆さんの味をもっと味わいますね


刑部・みさき
【恋華荘】
※アドリブ歓迎

♪どーこかなー、たこさんふぐさん、でておいでー♪
(耳ぴくぴく)んー、こっち…かな?いちごくん、いこっ!

はわ?!なんか、もやもや、ぷしゅーって…
うぅ、ん…いちごくぅん、なんだか、あっついね…♪

●探索
意味不明の即興『歌唱』をイルカの超音波の様に
ソナーとして活用した『失せ物探し』で女生徒を探す
実は『念動力』の一環だが当人は『野生の勘』で実行

催淫ガスを浴びた場合ほわほわしつつ
いちごに抱きつき火照る胸を押し当て
(蓮華とサンドイッチにする?)

●外見
日焼け跡も眩しい小麦肌の魚類キマイラ
耳は魚のヒレ型だが聴覚に遜色はない
服は白ビキニ水着+パーカー+サンダル
無垢で幼い挙動の割に胸は大きめ


ルナ・ステラ
エッチなトラップ...嫌な思い出(ヒトデ)が...
正直嫌ですが、行方不明の人を放っておくわけにはいけませんね...

罠を踏むリスクを避けるために、箒で飛んで移動しようと思います。一気に突っ切れば大丈夫ですよね?(フラグ)

360度全方向からピンクのガスが!?
(このまま突っ込んだら...でもブレーキが間に合わない?!)

けほっ...うぅ...吸い込んじゃって変な気分に...
ひゃあ!何か服の中がもぞもぞするよぉ...
魔力吸い取っちゃ...だめっ...

早く引き剝がさないとまずいです...っ!
獣奏器を演奏して音波で服に入ってきた謎のものを無力化しようと思います!
間に合って!

アドリブ&絡み等歓迎です



●生贄は苺100%!?
 桃色の蒸気が溢れる迷宮の中。彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)は狐火の灯りを頼りに、実に慎重に歩を進めていた。
「皆さん、罠に気を付けてくださいね……。嫌な予感しかしませんし……」
 こういう場合、最も恐ろしいのは二重遭難である。罠の性質からして命まで取られることはないだろうが、下手に捕まってしまったが最後、死んだ方がマシと思うような目に遭わされるかもしれないのだから。
「あと雪乃さん、採取に夢中になりすぎないようにですよ」
「わかってます、行方不明者の探索ですよね」
 いちごに釘を刺された御影・雪乃(ウィンター・ドール・f06012)だったが、どうにも話半分にしか聞いていない。同じく、東雲・蓮華(捨て巫女・f01109)もまた、恐ろしく眠そうな表情で欠伸をしている始末。
「どーこかなー、たこさんふぐさん、でておいでー♪」
 そんな中、刑部・みさき(おひさまのゆりかごぷかぷかまぁめいど・f05490)は待ちきれなくなったのか、いちごの手を取り走り出した。
「んー、こっち……かな? いちごくん、いこっ!」
「えぇっ! ちょ、ちょっと……!?」
 慌てて止めようとするいちごだったが、みさきは全く聞いていない。野生の勘を頼りに、行方不明者の居場所を察知したようだが……それでも、罠の存在を忘れて疾走するのは、殆ど自殺行為である。
「しまっ……!?」
 案の定、早くも罠を起動させてしまい、ピンク色をした蒸気の餌食に。
「はわ!? なんか、もやもや、ぷしゅーって……うぅ、ん……いちごくぅん、なんだか、あっついね……♪」
 顔を紅潮させながら、みさきがいちごに抱き着いて来た。火照る胸を押し当てられたことで、いちごの血圧も急上昇!
(「うぅ……落ち着け、落ち着け私……」)
 唇を噛んで理性を総動員するが、その間にもみさきの柔らかな胸の感触が、確実に精神を崩壊に誘って来る。エロ蒸気に充てられた状態では、この誘惑に耐えるにも限界がある。
「罠はよく見れば……ほら例えばそこ……って、もう手遅れですね。私も、今しがた浴びてしまいました」
 普段と変わらない様子で告げる雪乃だったが、瞳はどこか恍惚とした色に染まっていた。おまけに、彼女の視線は、何故かいちごの下半身へと集中しており。
「ちょ、ちょっと……! 雪乃さん、私の股間ばかり見ないで!?」
「では、万が一があっても拙いので、バレないよう私がガードしましょう。私、そういうの触っても平気なので、任せてください」
 色々と理由を付け、いちごに正面から抱き着いてくる始末。
「ひゃっ……雪乃さん、顔が近……! あぅぅ……れ、蓮華さん、助けてくださ~い!!」
 こうなったら、残された希望は蓮華のみだ。未だ蒸気を浴びていない彼女へ一縷の望みを託し、片手を伸ばして助けを求めるいちごだったが。
「こういう場合……ぽちっとな、とか言えば良いのでしょうか?」
「ちょっ……な、なにやってるんですか!?」
 何故か、自ら罠を起動させて蒸気を浴びた蓮華の姿に、いちごは思わず突っ込んだ。
「いえ……私だけ罠に引っかからないのは不公平かと思いまして。……ところで、いちごさん。いい匂いしますね」
 そう言いながら、じりじりといちごに迫ってくる蓮華。ああ、なんということだ! ほんの僅かに残された希望が、これで完全に断たれてしまった。
「いちごくぅん……なんか、ドキドキしてるねぇ……」
「この匂い、どこからしているのでしょう? 少し、舐めて確かめてみましょうか?」
 みさきと蓮華の胸に挟まれ、おまけに蓮華の舌が首筋を這い、いちごの脳内は沸騰どころか炎上寸前! しがみつく二人を引き剥がそうとするも、そのために突き出した両手は、あろうことか二人の胸に当たってしまった。
「は、はわわ……! す、すみません!?」
 慌てて謝るいちごだったが、エロ蒸気を浴びた二人は特に気にしてもいないようだ。それどころか、蓮華に至っては平然とした様子で、むしろ自分の手でいちごの手を胸に押し付け始めた。
「きゃー、いやぁー、とか叫べばいいのですか? 気持ちいので問題ないですが?」
「あわわ……そ、そんな……は、離さなきゃって思ってるんですが……ごめんなさ~い!!」
 もう、こうなってしまったら、止めようにも止めることはできなかった。蓮華の胸に挟まれた手は抜こうにも抜けず、みさきに至っては、胸の揉まれ過ぎで白ビキニから巨乳がポロリしてしまいそうな状態に。
 完全に理性が吹っ飛び、いちごの手は本能のままに、二人の胸を堪能してしまう。ああ、これは違うんだ。本当は、こんなことしたいわけじゃないんだと、口では叫ぶも身体は全く抗えない。
「これは仕方なくです。私は至って冷静です。さあ、先に進みましょう」
 いちごに抱き着いたまま、雪乃が進むべき道を指し示す。エロ蒸気を浴びても、ある意味では平常運転な彼女達。この様子なら、行方不明になった生徒達も、遠からず発見できることだろう。
「媚薬ガスってどんなものかわかりませんでしたが、気持ちいいものですね……。食べると、もっとおいしいのでしょうか?」
 ドサクサに紛れ、蓮華が何やら恐ろしいことを言っている気もするが、それはそれ。
「え? ダメ……? じゃあ、皆さんの味をもっと味わいますね」
「そ、そんなぁっ! ちょっ……蓮華さん、止め……うわぁぁぁんっ!!」
 主に、いちごの色々と大切なものを犠牲にしつつ、迷宮の探索は進んで行く。

●飛んでピンキーガス!?
「エッチなトラップ……嫌な思い出が……」
 迷宮に足を踏み入れた瞬間、ルナ・ステラ(星と月の魔女っ子・f05304)の脳裏に蘇る忌まわしき記憶。主に、ヒトデとか、ヒトデとか、ヒトデとか……。あの手の罠は、もう色々な意味で勘弁願いたいところである。
「正直嫌ですが、行方不明の人を放っておくわけにはいけませんね……」
 それでも、行方不明になった者達が、今もなおエッチな罠で辱められていることを考えると、一刻も早く助け出してあげなければと思い直した。
「ふふーん、罠なんて空中にいれば発動したりしないよね♪ 飛んでいけば大丈夫だよ☆」
 ドヤ顔を晒して、ティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)が背中の翅を使い飛んで行く。なにやら危険なフラグの臭いがするが……少なくとも、下手にトラップが仕掛けられた床を歩き回るよりはマシだろう。
「そうですね。箒で飛んで、一気に突っ切れば大丈夫ですよね?」
 先行するティエルの姿を見て、ルナもまた魔法の箒で飛んで行くことにしたようだ。もっとも、以前に色々と酷い目に遭ったことが災いしてか、彼女の進む速度はティエルのそれよりも随分と速い。
「えぇっ! ちょ、ちょっと! そんなに飛ばしたら危ないって!!」
 碌に前方確認もせず飛んで行くルナを見て、ティエルが思わず後ろから呼び止めた。
 彼女の第六感が告げている。このまま行けば、危険だと。そして、罠は床や壁だけでなく、天井にも仕掛けられている可能性があると。
「あれは……えぇっ! 360度全方向からピンクの蒸気が!?」
 案の定、飛んでいる間に何かを引っ掛けてしまったのか、ルナの前方に恐ろしい密度で蒸気が充満している空間が現れた。このまま突っ込んだら、確実にエロ蒸気の餌食だが……残念ながら、スピードを出し過ぎた箒は急に止まれない。
「だ、駄目! このままじゃ……きゃぁっ!?」
 哀れ、ルナは自ら蒸気の充満する空間へ突っ込んでしまい、そのまま目の前の壁に衝突した。なんとか止まることはできたが、しかし完全に蒸気を吸い込んでしまったのか、何やら変な気分になってしまい。
「けほっ……うぅ……吸い込んじゃって変な感じに……」
 服が肌と擦れるだけで、なんとも言えぬ感覚が襲って来る。しかも、最悪なことに彼女が落下した場所は、更なるトラップが仕掛けられていた。
「えっ……? ちょ、ちょっと、何、これ!?」
 突然、天井から降り注ぐ謎の生物達。なんか深海に住んでそうな形をした、ちょっぴりグロテスクな魔法生物の群れだ。
「ひゃあ! 何か服の中がもぞもぞするよぉ……。あっ!! 魔力吸い取っちゃ……だめっ……」
 服の中に入り込んで来た生物がルナの肌に吸いついて、情け容赦なく魔力を絞り取る。さすがに、このままでは拙いと思ったのか、慌ててティエルが助けに入ろうとするが。
「……わっ! し、しまった!?」
 救出しようとした者を狙って発動するトラップにやられ、彼女もまた力無く床に落下して行く。自慢の体術を生かし、ギリギリのところで直撃は避けたが、それでも蒸気の効果を完全には無効にできず。
「うぅ……な、なんか、お花つみに行きたくなっちゃったかも……」
 両手で下を抑えながら、ティエルは身を隠せるような隙間を探して周囲を見回した。猛毒や呪詛に対する耐性を得ていたことで、意識まで持って行かれることはなかったが……おかげで中途半端に蒸気の効果が出てしまい、これはこれで蛇の生殺し状態だ。
「あれ? あんなところに、本当にお花畑が……」
 何故か、ダンジョン内の一角にあった花畑を見つけ、ティエルは慌てて飛び込んだ。この草丈なら、身を隠すことも容易いと……そう、思ってのことだったが。
「……フシュルルルゥゥゥッ!!」
「ひゃぁっ! な、なに、この植物ぅぅぅっ! こ、こっち来るなぁぁぁっ!!」
 お約束の如く、その花畑もまた罠だった。咲いていたのは、獲物を自ら捕えて食べる食肉植物。それらが一斉に蔦を伸ばし、ティエルをエッチな格好に縛り上げて捕食しようと襲い掛かって来たのだ。
「んぅっ……こ、これ以上は……。は、早く引き剝がさないとまずいです……っ!」
 獣奏器を奏でることで特殊な音波を発し、ルナは服の中に入っていた生物達を引き剥がした。同じく、辛くも植物の蔦から逃れて来たティエルも合流し、二人は改めて大きな溜息を吐いた。
「はぁ……。こ、この先も、こんな罠だらけなんでしょうか……」
「うぅ……。これ以上は、あんまり酷い目に遭わないといいなぁ……」
 探索は始まったばかりだというのに、これでは先が思いやられる。だが、ここまで来た以上は引き返すわけにも行かず、二人は今まで以上に用心しながら、迷宮の奥へと歩を進めて行った。

●艶めかしい呼び声
 ダンジョン罠うさぎ達によって、エロトラップ満載の危険地帯に変えられてしまった地下迷宮。だが、それでもここは、本来であれば男子禁制。故に、どれだけ危険な場所と化していても、男がそのまま入るわけには行かず。
「迷宮に入るためには、女のカッコしなくちゃいけないんだよな。……こ、これで、どうだ?」
「うんうんっ。似合ってるよー、ウィーリィくん☆」
 アルダワ魔法学園の女子用制服を身に付けたウィーリィ・チゥシャン(鉄鍋のウィーリィ・f04298)の姿を見て、何故か嬉しそうに頷くシャーリー・ネィド(宇宙海賊シャークトルネード・f02673)。なにやら、早くも不穏な空気が漂っているような気がしないでもないが……とりあえず、迷宮には入れたのだから、良しとしよう。
「エッチな気分かぁ……。あまり露骨なエッチは苦手だけど、恋に落ちる感じの気分になるなら、大丈夫かな?」
「罠うさぎね……。ピンクの蒸気も気になるし、どれ程の罠を作るのか見せて貰おうかしら♪」
 一方、赤嶺・愛(愛を広める騎士・f08508)やフレミア・レイブラッド(幼き吸血姫・f14467)は、エロトラップの効果に興味津々といった様子である。もっとも、口ではそんなことを言いつつも、彼女達は決して油断もしていなければ、目的も忘れてはいない。
 迷宮内に微かに漂う甘い香りと共に、どこからか艶めかしい喘ぎ声や、苦痛と快楽に悶える呻き声が聞こえてくる。恐らくは、行方不明になった女生徒達や、先行した猟兵達のものだろう。現場を直接見たわけではないが、声の様子からして、罠にやられた者達の末路は、なんとなく想像できてしまったので。
「よし、それじゃ任せたぞ。一気に突っ走ろうぜ」
「オッケー! ボクの宇宙バイクで、レッツゴーだよ!」
 愛用の宇宙バイクの後ろにウィーリィを乗せて、シャーリーは最初からフルスロットルで走り出す。それに続き、フレミアや愛もまた、慎重に迷宮の中へと歩を進めて行く。
「誰かー、いませんかー? 聞こえていたら、返事してくださーい!」
 大声で行方不明者達を探しながらも、愛は油断なく、実に機敏な動作で迷宮内を進んで行った。
 噴き出す蒸気は、その範囲と場所を的確に見極め、ダッシュやジャンプで素早く避ける。時に、壁面の歯車をも足場にして罠を避け、狭い場所もスライディングで突破する。
 実際、技術と知識を総動員すれば、罠を避けることは容易だった。効果が厄介なだけであり、それ以外は何の変哲もない、ありきたりのトラップなのだから。
「うふふ……。ピンクの蒸気……なかなか面白い罠ね?」
 一方、フレミアは敢えて蒸気の罠を食らいつつも、しかし意識はしっかりと保ちつつ、実に冷静に進んで行く。途中、発動する他の罠に関しては、念力で強制的に発動を阻止するのも忘れずに。
「はぁ……身体が疼くわね……。でも、ここで本能のままに動いて、自分を見失うなんて無粋よね」
 内より込み上げる衝動は、後でしっかりと発散させてもらうことにしよう。そう、心に決めつつ、助けを待つ者達の場所を探して進んで行く。
「なあ、シャーリー。本当に、大丈夫か?」
「ん~、実はさっき、ちょっと蒸気を吸っちゃった気もするけど……まあ、大丈夫でしょ! 余裕、余裕~♪」
 そんな中、幾度目かの罠を避けたところで、不安そうに尋ねるウィーリィにシャーリーが答えた。もっとも、その瞳は怪しげな輝きを放っており、どことなく獲物を狙う肉食獣のような雰囲気が漂っていたが。
「あ、ヘンな気分になってウィーリィくんにナニかしちゃっても、不可抗力って事で許してね☆」
「なっ……ミイラ取りがミイラになってどうすんだよ!? 頼むから、真面目に探してくれ!!」
 ドサクサに紛れ、とんでもないことを言われたことで、慌ててウィーリィは慌てて念を押す。先へ進めば進むほど、トラップの位置や数もえげつなさを増して来た。
 女生徒達が捕われている場所は近い。直感的に判断し、二人は助けを求める微かな声を手掛かりに、宇宙バイクを疾走させた。

●助けを待つ者達
 次々に襲い来るエロトラップの数々を掻い潜り、猟兵達は、ついに迷宮の最深部へと到達した。
「あ、あれは……」
 ルナの指差したその先にあったのは、エロトラップに拘束されて、あんなことやこんなことをされている女生徒達。なにやら、3名ほどの猟兵仲間も混ざっているようだが……とにかく、今はまとめて救出するのが先だろう。
「うわぁ……。あんなことされたら、恥ずかしくって死んじゃうよぉ……」
 色々とヤバ過ぎる光景を前にして、ティエルが思わず両手で顔を覆っている。
 あの時、トラップに捕まらなくて、本当に良かった。こんな罠に捕まったら最後、色々な意味で、お嫁に行けなくされてしまうではないか!
「うぅ……よ、ようやく辿り着けました……。み、皆さん、そろそろ離してください……」
 そんな中、未だに蓮華とみさき、それに雪乃の3人に挟まれているいちごが抗議の声を上げていたが、それはそれ。色々とハプニングはあったが、とりあえず最下層には到着することができたのだから問題は無い。
「おい、大丈夫か? こいつを嗅いで、目を覚ませよ」
 まずは匂い攻めを食らっている者達を中心に、ウィ―リィが強烈なハーブの香りを嗅がせて目を覚まさせて行く。その上で、シャーリーは意識が戻った者達から、迷宮の出口までエスコート。
「さあ、あとはボク達に任せて☆」
「あ、ありがとう……。うぅ……ま、まだ腰が……」
 もっとも、エロトラップによって色々と消耗させられた女生徒達の中には、自力で立って歩くのも困難な者達もいた。見兼ねた愛が、すぐさま応急処置を施して、壁の近くに運び休ませる。
「これで大丈夫よ。しばらくは、安静にしていてね」
 白湯を飲ませ、小さな毛布をかけるなどして身体を温めることで、少しでも体力の回復を促しているようだ。外傷の類が見当たらないのは幸いだったが、体力が消耗し、果ては魅了の蒸気に頭の芯までやられた状態では、自力での帰還も困難だろうと。
「うふふ……。それじゃ、重症な人は、わたしが毒を吸い出してあげるわね」
 それでも未だ呆けた表情をしている者には、フレミアが少しばかり危険な荒療治を。まずは、魅了の魔眼でエロ蒸気の効果を上書きし、その上で首筋から血と一緒に蒸気の毒を吸い出して行く。
(「まあ、代償でわたしの虜になるのは……仕方ない事よね♪」)
 なにやら、邪な笑みがフレミアの顔に浮かんでいたような気もするが、細かいことは気にしたら負けだ。
「さあ、後は余計なことを考えず、真っ直ぐ帰りなさい」
「はぁい……わかりましたぁ……」
 恍惚とした表情のまま、残る女生徒達も迷宮の外へと向かって歩き出す。色々と代償の過ぎる行為にも思われるが……とりあえず救出には成功したので、結果オーライであろう、たぶん。
「あれぇ……ここはぁ……? 皆さん、揃ってどうされたんですかぁ?」
「はぁ……はぁ……。た、助か……った……」
「うぅ……酷い目に遭ったんだよぉ……」
 捕まっていた3人の仲間達も救出されたところで、改めて部屋を見回す猟兵達。これで一見落着と言いたいところだが、そうは行かないのがお約束。
 ダンジョン罠うさぎ。迷宮をエロトラップだらけにした傍迷惑な災魔を退治すべく、猟兵達はピンク色の妄想を振り払いながら、それぞれに武器を取り出し、身構えた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『ダンジョン罠うさぎ』

POW   :    ニンジンもぐもぐ
戦闘中に食べた【人参】の量と質に応じて【可愛さをアピールし】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD   :    ヴォーパルスラッシュ
【多くの者の首を斬り落としてきた一撃】が命中した対象を切断する。
WIZ   :    えげつない多段トラップ
【動きを拘束する罠】が命中した対象に対し、高威力高命中の【性格の悪さがにじみ出ているような罠】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●出現、ダンジョンエロうさぎ!?
 迷宮の最深部にて、捕まっていた仲間や女生徒達を救出した猟兵達。
 だが、冒険はこれだけでは終わらない。自慢のトラップを解除されたと知って、罠の作り主であるダンジョン罠うさぎ達が、続々と現れて来たのだから。
「あ~っ! お前達、なんてことしてくれたでうさ!」
「折角、楽しい気分になれる罠をたくさん作ったのに! 邪魔するなんて、許さないうさ!!」
 兎の姿から人間の姿へと変身し、次々に鋸を取り出して迫って来るダンジョン罠うさぎ達。その大半は雄だが、中には雌も混ざっているようだ。
「こうなったら、お前達をやっつけて、もっと凄い罠の実験台にしてやるでうさ!」
「エッチなガスだけじゃなくて、スライムに触手に、他にも色々とてんこ盛りにしてやるでうさ!」
 なんとも色々な意味で恐ろしい台詞を吐きながら、罠うさぎ達は意地悪そうな笑みを浮かべ、猟兵達を取り囲んだ。気が付けば、辺り一面、罠うさぎだらけ。この状況を切り抜けるには、一匹残らず倒す以外に方法はなさそうだ。
「うふふ……。私の罠で、イイコトしてあげるでうさ♪」
「ふっふっふ……覚悟するでうさ! い~っぱい悪戯してやるでうさ!」
 雄か雌かに関係なく、本能のままに叫ぶ罠うさぎ達。彼らは手にした鋸と、部屋に仕掛けられたえげつない罠を武器に、一斉に猟兵達へと襲い掛かって来た。
凍雪・つらら
た、助かりましたぁ...
うさぎさん達、さっきはよくもやってくれましたね...!!
私は、氷属性の【属性攻撃】でフロア中の気温を一気に下げます!
【至凍の吐息】を撒き散らしたり【絶凍の猛吹雪】でうさぎさん達をガチガチに凍えさせて、【寒さ】を感じているうさぎさん達を罠ごと【震え凍える猛吹雪】でガチガチに凍らせてあげますっ!
もう許しません!凍えながらカチンカチンに氷漬けになって下さいっ!
そして氷漬けになったかわいいうさぎさん達を舐めるように眺めたり、抱きついて霜と氷の匂いを嗅ぐとこにしますねっ
トラップ?そんなの引っ掛かりませんよ

アドリブ歓迎ですっ


ティエル・ティエリエル
「うぅ、あんな罠を作ったのはお前達だな!ボク、すっごく怒ってるんだぞ!」
あんな目やこんな目に合わされそうになって怒り心頭の妖精のお姫様。絶許だよ!

背中の翅で敵の頭上を飛び回る【空中戦】、敵の攻撃は【見切り】を使って紙一重で回避して【カウンター】で反撃!
隙を見せた相手には風を纏わせたレイピアで【属性攻撃】をお見舞いするよ!

傷を負った仲間がいれば【小さな妖精の輪舞】を使って回復してあげるね♪
でもちょっと張り切りすぎて疲労困憊したところに動きを拘束する罠が……!?

「わわっ、またこんな格好……!?み、みちゃだめー」

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です


ウィーリィ・チゥシャン
【かまぼこ】
女生徒達や仲間に酷い事をしたのはお前らか!
イタズラ兎はジビエにして食っちまうぞ!

とはいえ、数が多いのが厄介だな。
シャーリーと連携し、コンビネーションで数の不利をカバーする。
俺は前に出て『神火の竈』の強火の業火で片っ端から敵を炎に包んで陣形を崩し、そして弱った敵に炎の『属性攻撃』+『2回攻撃』を繰り出して数を減らしていく。

もし女性陣がえげつない罠にかかりそうになったら『かばう』。
男の俺が酷い目に遭っても需要なさそうだからな。


シャーリー・ネィド
【かまぼこ】
因幡の白ウサギって知ってる?
いたずらウサギはサメに懲らしめられちゃう運命なんだよ!(びしっ!)

ウィーリィくんとペアで互いの死角をカバーしあいながら戦う
熱戦銃の【クイックドロウ】&【援護射撃】でウィーリィくんの周りの敵を攻撃し、弱った敵から二人で集中攻撃してやっつけていく
近くの敵はフォースカトラスの【二回攻撃】で応戦
正面からの戦いならエッチな罠の心配しなくて済むから楽だよね☆(※フラグ)

※アドリブ&サービス上等です(



●さあ、兎狩りの時間だ!
 迷宮の最深部に巣食う、悪戯好きな罠うさぎ。だが、本人達にとっては他愛のない悪戯のつもりでも、罠に嵌められた方からすれば、堪ったものではないわけで。
「た、助かりましたぁ……。うさぎさん達、さっきはよくもやってくれましたね……!!」
 エロトラップの拘束から解放された凍雪・つらら(凍える雪狐・f14066)が、罠うさぎ達を前にして叫ぶ。未だ頭がぼんやりするのは、蒸気の効果が残っているからだろうか。
「女生徒達や仲間に酷い事をしたのはお前らか! イタズラ兎はジビエにして食っちまうぞ!」
「うぅ、あんな罠を作ったのはお前達だな! ボク、すっごく怒ってるんだぞ!」
 ウィーリィ・チゥシャン(鉄鍋のウィーリィ・f04298)とティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)の二人もまた、我慢ならぬ様子でご立腹。道中に仕掛けられていた罠も酷いが、それ以上に捕まえられていた女生徒達の受けていた仕打ちが、あまりにエロ過ぎて口にできない代物だったので。
「ふ~ん、強がっていられるのも、今の内でうさ!」
「数だったら、こっちの方が多いでうさ! お前達、全員まとめて、罠の実験台にしてやるでうさ!」
 数の暴力に任せ、猟兵達へと迫る罠うさぎの群れ。だが、数的不利な状況にも関わらず、シャーリー・ネィド(宇宙海賊シャークトルネード・f02673)は何ら動ずる素振りさえ見せず。
「ねえ、因幡の白ウサギって知ってる? いたずらウサギは、サメに懲らしめられちゃう運命なんだよ!」
 そういうわけで、今からここは兎狩りの場だ。その言葉を言い終わらない内に、シャーリーは熱線銃を連射して、罠うさぎ達を次々と撃ち抜いて行く。
「熱っ! と、飛び道具とか、卑怯でうさ!」
「お前達! 戦うなら、正々堂々とやるでうさ!」
 鋸片手に、あちこち逃げ惑う罠うさぎ達。散々、迷宮のあちこちに罠を仕掛けて来た分際で、正々堂々などと言えてしまうところが図々しい。
「正々堂々だって? お前達が言うなっての!!」
 あまりに自分勝手な罠うさぎ達の態度を見て、早々にしてウィーリィの怒りの導火線に火が付いた。その手に握られた包丁を一振りすれば、刃から迸るのは肉をも焦がす凄まじい炎。
「人類で最初に火を手にした人間はこう叫んだ!!  我こそは料理人なりィィイイイーーーッッ!」
「うわぁぁぁっ! 尻尾が! 尻尾に火が付いたでうさ!!」
 火炎の直撃を受け、罠うさぎ達はますます混乱し逃げ惑う。そこへすかさず、つららが至凍の吐息を吐きかけたことで、今度は寒さに震えることになってしまい。
「うぅ……熱いんだか寒いんだか、分からんでうさ……」
「な、なんか……身体が……。風邪ひいたみたいでうさ……」
 凄まじい寒暖の差に耐え切れず、次々と力尽き倒れて行く。
「な~んだ、大したことないんだね。正面からの戦いなら、エッチな罠の心配しなくて済むから、楽勝、楽勝☆」
 遠間から熱線銃で狙い撃ちつつ、シャーリーは余裕の表情を浮かべて言った。が、それでも、やはり油断は大敵。この部屋が罠うさぎ達の巣である以上、どこに罠が仕掛けられているか分からないわけで。
「こうなったら、奥の手でうさ! それ、ぽちっとな……♪」
 意地の悪そうな笑みを浮かべ、罠うさぎがその辺の壁に設置されていたボタンを押す。途端に、周囲の歯車が不気味な音を立てて回り出し、壁が反転して巨大なアームが飛び出して来た。
「……ッ! 危ねぇ、シャーリー!」
 間一髪、ウィーリィが身を挺してシャーリーのことを庇ったが、代わりに彼の方が巨大なアームに捕まってしまった。慌てて振り解こうとするも、アームの力はかなり強く、到底引き剥がせるものではなく。
「くそっ! なんだ、これ! 離しやが……おわぁぁぁっ!?」
 哀れ、そのままアーム諸共、壁の裏に引き込まれてしまう。それを見たシャーリーが慌てて助けようと飛び付いたが、無策で罠に突っ込むなど自殺行為に等しいわけで。
「げっ! なんでシャーリーまでいるんだよ! 助けた意味ねえ……ってか、もうちょっと離れろって!」
「あはは、ごめ~ん☆ それと、離れたくても、この状況じゃ離れられないよ♪」
 案の定、二人とも壁の裏に閉じ込められ、多段トラップの餌食である。今は単に閉じ込められているだけだが、当然のことながら、罠うさぎ達のトラップ地獄が、この程度で終わるわけもなく。
「おわっ! な、なんだ、こりゃ!? なんか、ベタベタするぞ、おい!?」
「うわ~、ぬるぬる~♪ あ、手が滑っちゃった☆」
 どうにも、色々な意味で危険な状態になっているようだが、こちら側からは中の様子がまったく分からない。暗闇の中、二人が何をされているのかは、まあ想像にお任せするということで。
「……うげぇ……ひ、酷ぇ目に遭ったぜ……」
「そうだね~♪ 悪いのはトラップだから、ボクがウィーリィくんにしたことも、不可抗力だよね~♪」
 主に、ウィーリィだけがげっそりとやつれた状態で、やがて二人は壁の罠から解放された。さすがに、このままでは拙いと思ったのか、ティエルは二人の体力を回復させようと、翅から妖精の粉を散布した。
「ボクの翅の粉には傷を癒す力があるんだよ☆ それじゃあ、いっくよー! みんな治っちゃえ♪」
 美しい輝きを放つ翅の粉が、トラップにより心身共に受けたダメージを回復させて行く。だが、代償なしで行える回復など存在しない。翅の粉を使えば使うほど、ティエルの方は、代わりにどんどん疲弊してしまうわけで。
「ふぅ……さ、さすがに、二人まとめてだと、ちょっと疲れ……って、きゃぁっ!?」
 思わず、床に降り立った隙を突かれ、今度は彼女の方が捕まってしまった。
「ちょっ……な、なにこれ! なんかベタベタして……う、動けな……」
 あろうことか、彼女の上から降ってきたのは、巨大な蜘蛛の巣の形をした粘性の高い網だった。それはティエルを捕えると、不思議な力で彼女の身体に纏わり付き、そのまま拘束ロープへと形を変えて行く。
「わわっ、またこんな格好……!? み、みちゃだめー!!」
 全身に縄が食い込んだ、なんとも際どい格好に縛り上げられ、ティエルは天井から宙吊りに。続けて、更にえげつないトラップを発動させようとする罠うさぎ達だったが……あまりに度の過ぎた彼らの悪戯に、とうとうつららが本気でブチ切れた。
「先程から、破廉恥な罠による悪戯の数々……。もう許しません! 凍えながらカチンカチンに氷漬けになって下さいっ!」
 お前達には、今から雪狐の本気を見せてやる。そもそも、狐にとって兎は食べ物。本来であれば、狩りの獲物に過ぎない存在だと言わんばかりに。
「うひぃぃぃっ! さ、寒いでうさぁぁぁっ!」
「わ、罠を……罠を起動させるでうさ……って、なんで動かないんでうさ!?」
 召喚された無数の雪だるまから発せられる、超低温の猛烈な吹雪。それは罠うさぎ達だけでなく、周囲のトラップまでも氷漬けにし、完全に機能を停止させてしまったのだ。
「さあ、おしおきです。あなた達の霜と氷の匂い……存分に、堪能させていただきますね!」
 もはや、抵抗する気力さえ失った罠うさぎ達を捕まえ、つららは好き放題、し放題。それでも、何匹かの罠うさぎは震えながら逃げようとしたが、そこはウィ―リィが見逃さなかった。
「そんなに寒いんだったら、俺が解凍してやるぜ! 本当の料理は、ここからだ!」
「う、うさぁぁぁっ!!」
 燃え盛る火炎が、逃げる罠うさぎを丸焼きに。鉄鍋の料理人の手によって、彼らは文字通り戦いながら、ジビエ料理にされてしまった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

ロート・カニーンヒェン
「えっちぃ罠、興味あります・・・でも、悲しいけどこれ、お仕事なのよね!」(POW)フルバースト・マキシマムで片っ端から吹き飛ばしていくよ。可愛いけど、猟兵ゆえ致し方なし、手加減無しの全力砲撃。まあ、やられちゃったら?その、えっちぃ罠の実験台に帰らなくなったらされちゃうのもしかたないかも?かも?(/ω・\)チラッ(アドリブ歓迎です)


赤嶺・愛
■心情
捕まっていた人たちが助かって何よりだよ、
でも、危険はまだ去ってはいないんだね。

■行動
SPD判定の行動を取る

シーブズ・ギャンビットで戦うね。
衣装は、身軽な鎧以外は脱ぎ払い、更に素早くなるよ(早着替え)

地形の利用を活用し、足場になる所を確実に歩み、
躓かない様に注意。
第六感や、暗視を駆使して、敵に囲まれない様に警戒する。

ヴォーパルスラッシュに対しては、見切りで避けるよう努め
どうしても避けられない時は
武器受け、盾受け、オーラ防御で直撃をさける。

敵が纏まっていたら、なぎ払いや範囲攻撃で纏めて攻撃。
一体が孤立しているなら、その敵にダッシュで近づき、2回攻撃で
確実に倒す様にする。


フレミア・レイブラッド
この子達、人型になれるのね。結構可愛いじゃない♪
でも、あなた達、罠うさぎなんて名前なのに甘過ぎるわ!

とか言いながら、徐に図面を取り出して、罠うさぎよりもえげつないえっちなトラップコンボを記していき、興味を持たれたり逆にうさぎ達に引かれたり。

落とし穴に媚薬+スライムプールのコンボっていいじゃない?

で、そんな感じで(敵なのに)罠談義してる中、そういう系のトラップを仕掛けるなら、女の子はトラップに誘い込むのに色仕掛けが役に立つわよ。これも立派な罠でしょ?と雌の罠うさぎを集め講義…しつつ【魅了の魔眼】【催眠術】を発動。

快楽を伴う【吸血】で血の盟約も結び完全に自身の虜兼僕に変えて可愛がるわ

※アドリブ歓迎


彩波・いちご
【恋華荘】で引き続き

先程の罠の影響で気まずいですが…雪乃さんが怒りのあまり暴走して
周りの罠を発動させているのに気付き
「落ち着いてください、雪乃さんっ」
と背後から抱きしめて落ち着かせます
ふにっと柔らかい感触については意識しないようにっ

その後は、罠にかかった仲間を救出
宙づりだったみさきさんが落下してきたので、お姫様抱っこで受け止め…
はわわ、抱き着かないで~

って、蓮華さんは何してるんですか?!
自らトラップ発動させてガスを吸った挙句、こっちにウサギを投げてよこす蓮華さんに戸惑い、またしても抱きつかれてすり寄られます

「ああーもぉーー?!」
嘆く声が【天使のような悪魔の歌声】となってウサギを攻撃するのでした


刑部・みさき
【恋華荘】
※アドリブ歓迎

うー、まだぽかぽかするよぉ…あ、うさぎさんだっ♪
え?さっきのつくったんだ…キミたち、わるい子?

わ、雪乃ちゃんがおこって…きゃわー!?
おーろーしーてーっ!!(ぐるぐるシュババッ)
ひゃわ!?…えへへ、いちごくん、ありがとっ♪

●経緯
雪乃の大暴れで「脚をワイヤーで吊る」罠が暴発
片足だけで釣り上げられ大股開きの形になり
白ビキニの股間を魅せつつグルグル回る羽目に
救助・落下時はいちごにお姫様抱っこされる形

●戦闘
上述の罠から逃れようと《イルカさんのだいすきなもの》を乱射
本人は動転するも『念動力』による『誘導弾』としてフープを制御
無意識に兎・他の罠・脚のワイヤーを『スナイパー』の様に狙う


御影・雪乃
【恋華荘】で参加。
あああああああ…(両手で顔を隠して赤面してうずくまり)
あんなべったり甘えるのは、私のキャラではないです…!いえ、確かに人肌とか嫌いではないですが、自分から求めるのは違くて…!
(『甘えたい本心』を出してしまったことがかなり恥ずかしい。目をグルグルさせかなり動揺)
あ、あ、あなたですか、あの罠作ったの!ぶ、ぶ、ぶっころス…!!
そしてあなたを殺して私も死ぬ!いいえ、この場の全員の存在を…!

動揺しまくりながら真の姿の雪女になり【前世の記憶】を発動。
●抱きつかれて我に返る
…ひゃっ!な、な、な、なんですかいちごさん!?
あ…(まわりの惨状に気づき)ご、ごめん…なさい…(しゅんと大人しくなる)


東雲・蓮華
【恋華荘】
…兎って、おいしいですよね?

罠ウサギに向かってすたすた歩いていきます…鉄骨ぶん回しながら
仕掛けられたエロガス罠や媚薬系の罠を力づくで乗り越え罠ウサギを2匹捕まえます…今現状色欲より食欲が勝っているので

食べないでー!?と兎が人型になるとどっちも女の子…ですが、それよりも…兎じゃなくなったから食べられないです。と、来た道を戻りわざわざ罠にかかりなおしまでして戻りますが、その罠の影響で女の子兎2体も発情状態に

いちごさん見ます

数テンポおいて兎と共にいちごさんにダイブ
いえ、私も混ざるべきかな?と(ぺろぺろはむはむ)
あ、兎さんのお土産なので好きに食べてください
それと熱いのでおっぱい揉んでください


在原・チェルノ
え、もっとすごい罠の実験台に…?
しかもエッチなガスだけじゃなくてスライムに触手に色々とてんこ盛り…?
(どきどき)
き、期待なんかしてないんだからねっ!
これは、その、ガスの影響がまだ…
と、とにかく!
流星忍姫チェルノ、参ります!

敵の数は多いけど、力を合わせれば何とか!
「あたしが動きを止めるからフィニッシュはお願い!」
敢えて前に出て敵の攻撃を誘いながらサイキックブラストで敵の動きを封じ、仲間の攻撃のチャンスを作る
今まで散々好きにしてくれたお返しよ!


ルナ・ステラ
救出することができてよかったです♪
でも、これで終わりじゃないのですね...

うさぎさんたちかわいいです!
ですが、言ってることはかわいくないですし数が多いです...

一旦距離を...きゃあ!
(罠!?)
また魔法生物が!?

さっき音波攻撃が有効だったから、獣奏器で...
あれ?効いてない?!(さっきのと少し違う!?)

服の中に入ってきちゃ...だめっ...
ひゃん!そんなところ吸い付いてきたらいやですよぉ...

(音波攻撃が効かないなら!)
〔属性攻撃〕の氷魔法で服の中の魔法生物を凍らせて無力化させます!
うまくいったら、意地悪そうに笑っていたうさぎさんたちもろともUCでやっつけようと思います!

悪戯はお終いです!



●反撃の罠うさぎ
 迷宮を改造し、女の子に悪戯をしていた罠うさぎ達。個々の戦闘力は低くとも、数だけは無駄に多いのが厄介だ。
「救出することができてよかったです♪ でも……これで終わりじゃないのですね」
 迫り来る罠うさぎの群れに目をやり、ルナ・ステラ(星と月の魔女っ子・f05304)は心を鬼にして獣奏器を構えた。
 見た目は可愛くとも、あの言ってることは全然可愛くない。あんな連中を放置していたら、心に傷を負う女の子達が増えるばかりだ。
「ふっふ~ん! 飛んで火にいる、なんとやらうさ!」
「お前達、み~んなまとめて、も~っとエッチな罠で悪戯してやるでうさ!」
 案の定、罠うさぎの一団はルナ達を見るや否や、意地の悪い笑みを浮かべながら近づいて来る。こういう場合、囲まれる前にさっさと倒すのが定石なのだが、しかし何故か在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)は、どことなく興味津々といった様子であり。
「え、もっとすごい罠の実験台に……? しかも、エッチなガスだけじゃなくて、スライムに触手に色々とてんこ盛り……?」
「ふむ……えっちぃ罠、確かに興味あります……」
「えぇっ!? い、いや……き、期待なんかしてないんだからねっ! これは、その、ガスの影響がまだ……」
 真顔で頷くロート・カニーンヒェン(グリーディー・ファントム・f00141)の言葉を聞いて、チェルノは慌てて首を横に振り否定する。
「と、とにかく! 流星忍姫チェルノ、参ります!」
 ドサクサに紛れ、色々なものを誤魔化しながら、チェルノは罠うさぎ達の群れに突っ込んで行った。敵の数は多いが、まずは自分が撹乱する。後はそこを、後ろから狙い撃って一網打尽にして欲しいと。
「数が多いですね。こういう場合は、離れた場所から魔法攻撃で……」
「手加減なしの、全力砲撃で行かせてもらうよ!」
 ルナの繰り出す流れ星が、ロートの放った一斉射撃が、罠うさぎ達の群れに降り注いで爆発させる。辺りに立ち込める、凄まじい煙。あれだけの攻撃を一度に受けたら、まともに立ってはいられまい。
「ふむ……やった、かな?」
 未だ晴れぬ煙の向こう側に目を凝らし、ロートが片手を目元にかざして呟いた。が、こんな時こそ、油断は大敵。敵の仕掛けた罠は、床や壁だけでなく、天井から襲って来ることもあるのだから。
「うぅ……ま、まだ、負けていないでうさ……。次は、こっちの番でうさ……」
 ボロボロにされながらも生き残っていた罠うさぎが、壁に設置されたレバーを倒した。その途端、ロートの立っている場所に巨大なガラス容器のような物体が降り注ぎ、彼女を中に閉じ込めてしまった。
「なっ……! し、しまった!?」
「うさうさ~♪ 捕まえたでうさ~♪ でも、お楽しみはこれからでうさ!」
 調子に乗った罠うさぎ達が、今度は別のレバーを倒す。すると、容器の天井部分から触手のような物体が伸びて、ロートを絡め取り拘束した。
「あっ! こ、こら……やめろって! そんなとこ入るな……あぁぁぁっ!!」
 哀れ、逃げ場のない容器の中で、ロートは触手攻めにされてしまう。見兼ねたルナが助けに入ろうとするも、今度は別の罠うさぎがトラップを発動させ、彼女の頭の上からナマコのような魔法生物を降り注がせた。
「きゃぁっ! ま、また、魔法生物が……...だったら、さっきみたいに音波攻撃で……」
 すかさず、獣奏器で高周波を放つルナだったが、しかし魔法生物には何の影響もないようだ。どうやら、先程の魔法生物とは種類が違うらしく、音波には耐性があるようだった。
「きゃっ……! 服の中に入ってきちゃ……だめっ……! ひゃん! そんなところ吸い付いてきたらいやですよぉ……」
 涙目になりながら振り払おうとするも、魔法生物は容赦なく彼女の服の中に入り込み、そのまま魔力を吸い取り始める。しかも、始めは首筋、次は太股と、徐々に奥を目指して侵入しているような気が。
「あぁっ、なんか大変なことに!? みんな、今、助けに行くからね!」
「そうはさせないでうさ! お前の相手は、こっちでうさ!」
 二人を助けようとするチェルノだったが、多数の罠うさぎ達が、そんな彼女の行く手を阻む。
 エロトラップダンジョン、恐るべし。未だ首魁さえ姿を見せてはいなかったが、仕掛けられた悪辣な罠を前に、一部の猟兵達は既に限界寸前まで追い込まれていた。

●兎、美味しかった、「あ~ん♪」な山場?
 地下迷宮で繰り広げられる、なんとも目にやり場に困るピンクな戦闘。えげつないエロトラップが炸裂する中、ようやく正気を取り戻した御影・雪乃(ウィンター・ドール・f06012)は、怒りを抑え切れずに震えていた。
「あああああああ……!!」
 両手で顔を隠したまま、赤面して蹲る雪乃。探索の最中、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)に抱きついていたことが、今になって恥ずかしく思えて仕方がない。
「あんなべったり甘えるのは、私のキャラではないです……! いえ、確かに人肌とか嫌いではないですが、自分から求めるのは違くて……!」
 いや、お姉さん。どう考えても、それは苦しい言い訳にしかなっていませんよ?
 思わず、そんな突っ込みが聞こえて来そうだったが、今の雪乃は人の話なんぞ聞いちゃいない。
「あ、あ、あなたですか、あの罠作ったの! ぶ、ぶ、ぶっころス……!! そしてあなたを殺して私も死ぬ! いいえ、この場の全員の存在を……」
 その辺にいた罠うさぎに狙いを定め、敵味方関係なくユーベルコードを発動させようとする始末。しかも、見境なく武器を振り回しているせいで、周囲の罠が次々に起動してしまい。
「わ、雪乃ちゃんがおこって……きゃわー!? おーろーしーてーっ!!」
 何も考えずに突っ立っていた刑部・みさき(おひさまのゆりかごぷかぷかまぁめいど・f05490)が、早くも罠に捕まった。片足だけロープで引っ張り上げられ、大股開きの状態で宙吊りに。白ビキニ姿のまま回転させられ、どうにも目のやり場に困って仕方がない。
「はーなーせー! おーろーせー!」
 完全にパニック状態になったみさきが、触れた対象を切断する、青白い光のフープを乱射し始めた。どうやら、足のロープを斬ろうとしているようなのだが、しかしこれでは却って被害を広げるだけだ。
「お、落ち着いてください、雪乃さんっ! みさきさんも、それ以上は止めて~!」
「……ひゃっ! な、な、な、なんですかいちごさん!?」
 後ろからいちごに抱きつかれたことで、ようやく雪乃の暴走が収まった。が、その代償は決して安くはなく、辺りは敵味方関係無しに、死屍累々の地獄絵図。
「あ……ご、ごめん……なさい……」
 周りの惨状を目にして、雪乃が力無く項垂れた。その途端、彼女の放った氷結により凍らされていたことで、みさきを吊っていたロープが限界を迎えた。
「ひゃわ!? ……えへへ、いちごくん、ありがとっ♪」
「はわわ、抱き着かないで~」
 間一髪、いちごが落ちて来たみさきを助けるものの、計らずも姫だっこのような状態に。顔面に柔らかいものが当たっており、これでは戦いどころではない。
「……も、もう、大丈夫ですよね? 早く降りて……って、蓮華さんは何してるんですか?!」
 ようやく、みさきを降ろしたところで、再びいちごの目が丸くなった。
 その視線の先にいたのは、鉄骨を振り回しながら罠うさぎを叩き潰して回る東雲・蓮華(捨て巫女・f01109)。どうやら、今は食欲の方が勝っているらしく、鬼気迫る迫力で罠うさぎ達を追い回している。
「うわぁぁぁっ! こっち来るなでうさぁぁぁっ!」
「わ、私達は、食べても美味しくないでうさ!」
 このまま食われては堪らないと、2匹ほどの罠うさぎが人間の少女に近い姿へと変身した。が、それにも関わらず蓮華は2匹の耳を強引に掴むと、壁から噴き出すピンク色の蒸気もお構いなしに、いちご達の方へと戻って来た。
「兎じゃなくなったから、食べられないですね。……と、いうわけで、お土産です」
 蒸気の効果で完全に発情状態になった2匹の罠うさぎを、蓮華はいちご目掛けて放り投げる。自分の仕掛けた罠に嵌り、頭の中が完全にピンク色の妄想で埋め尽くされた罠うさぎ達は、本能のままにいちごを押し倒して襲い掛かって来た。
「ちょっ……止めてくださ……って、蓮華さんも、なんでこっちに!?」
 罠うさぎに続き、自らダイブして来る蓮華を見て、慌てた様子でいちごが叫ぶ。が、押し倒された状態では、蓮華の突撃を防ぐ術もなく。
「いえ、私も混ざるべきかな、と。あ、兎さんはお土産なので、好きに食べてください。それと、熱いのでおっぱい揉んでください」
 ドサクサに紛れ、自分の豊満な胸をいちごの顔に押しつけて来る始末。戦闘そっちのけで欲望を満たさんとする蓮華の行動に、とうとういちごは最後の手段に打って出た。
「ああーもぉーー!?」
 半ばヤケクソの状態で、いちごは天使のような声で叫ぶ。が、そんな声色とは反対に、その歌は相手の聴覚を破壊する悪魔の歌。人の耳では聞き取ることさえ不可能な、衝撃波を呼ぶ超音波。
「「……っ!? んっぎぃぃぃっ!?」」
 室内に歌声が響き渡った瞬間、一斉に耳を抑えて悶絶する罠うさぎ達。そう、彼らは兎のモンスター。そして、兎は聴力に優れている。故に……いちごの放った超音波は、効果抜群ということだ。
「うぅ……も、もう……駄目だ……うさ……」
「み、耳が……死んだで……うさ……」
 気が付くと、周囲には全身を痙攣させながら、力尽きた罠うさぎ達が泡を吹いて倒れていた。

●危うく失敗するところだったよ!!
 敵の住処で繰り広げられる、一進一退の攻防戦。戦力的には猟兵達が押しているが、しかし数の上ではダンジョン罠うさぎ達の方が上である。
 一匹、また一匹と罠うさぎを始末して行く猟兵達ではあったが、しかしその一方で、罠に嵌められ未だ脱出できない者達がいるのも事実であり。
「んぅっ! や、やめろ……そ、それ以上は……んぁぁぁっ!!」
 ガラス容器の中では、ロートが未だ触手に蹂躙されている。しかも、容器の中は例のピンク色な蒸気で満たされており、彼女の理性は崩壊寸前!
「ひゃっ! ま、また、変な生き物が……。こ、これ以上、吸われたら……あ、そっちもだめぇっ!!」
 ルナに至っては、ナマコのような魔法生物だけでなく、壁から生えた蔦のような生き物にまで捕縛され、魔力を吸い取られてしまう始末。このままでは敵を振り払いたくても、魔力が空っぽにされてしまい、抵抗する術を奪われてしまう。
「ほら、どうしたんです? もっと揉んでいいんですよ? こういうの……お好きではありませんか?」
「れ、蓮華さん! 今は、そんなことしてる場合じゃ……って、そんなに押しつけられたら苦し……んぅぅぅぅっ!?」
 ああ、いかん。このままでは、いちごが仲間に襲われて限界寸前だ。というか、他に捕まっている仲間がいるのだから、助けるなり戦うなりしろよ、お前達。
「捕まっていた学生さん達が助かって何よりだよ。でも、危険はまだ去ってはいないんだね……」
 エロトラップの乱れ飛ぶカオスな戦場にて、赤嶺・愛(愛を広める騎士・f08508)が、なにやら意味深な様子で呟いた。
 色々と突っ込みたいのは山々だが、それをしている暇はなさそうだ。まずは衣服を脱ぎ捨てて身軽なライトアーマーだけになると、一気に加速して罠うさぎ達との距離を詰め。
「うわわっ! あ、あいつ、速いでうさ!?」
「罠の起動が間に合わな……痛ぁぁぁっ!!」
 懐に飛び込むなり、ダガーによる鋭い一撃で、次々に罠うさぎ達を狩って行く。いかに厄介なエロトラップとはいえ、発動する前に作り手を倒してしまえば何の問題もない。
「むぅぅ……こうなったら、特大の落とし穴で一気に……」
「いや、待つでうさ! この状態でそんな罠を起動させたら、ボク達も一緒に落ちちゃうでうさ!」
 徹底的に間合いを詰められていることで、罠うさぎ達は迂闊にトラップを発動させられなくなっていた。下手をすれば、自分や味方を巻き込んでしまうため、後は鋸を武器に戦うしかないのだ。
「この子達、人型になれるのね。結構可愛いじゃない♪ でも、あなた達、罠うさぎなんて名前なのに甘過ぎるわ!」
 そんな中、フレミア・レイブラッド(幼き吸血姫・f14467)は徐に図面を取り出して、何故か罠うさぎ達に混ざりトラップ談義。
 いったい、彼女は何を考えているのだろう。そうこうしている間にも、一部の罠うさぎ達はフレミアの図面に興味を持ったのか、一緒になって新たなるトラップを考えていた。
「ほら、落とし穴に媚薬+スライムプールのコンボっていいじゃない? 逃げようとしたら、中から触手が出てきて引っ張り込むとか♪」
「うわぁ……凄くえげつないでうさ……。これじゃ、逃げたくても絶対に逃げられないでうさ……」
「後は……そうね! 身体を縛り付けた上で媚薬を飲ませて、あんなところや、こんなところに悪戯しちゃう罠で、色々と絞り取っちゃうとか♪」
「こ、これは酷過ぎるでうさ……。ほとんど、乳牛かフォアグラのガチョウ扱いでうさ……」
 とりあえず、盛れるだけのエロトラップを盛り込んだ数々の罠に、ドン引きしている罠うさぎ達。明らかに、悪戯の限度を超えている。こんな罠に嵌められるくらいなら、それこそ死んだ方がマシである。
「うふふ……まあ、そんなわけで、そういう系のトラップを仕掛けるなら、女の子はトラップに誘い込むのに色仕掛けが役に立つわよ。これも立派な罠でしょ?」
 最強の罠は、女の武器だ。雌の罠うさぎを集めつつ、フレミアはこれ見よがしに図面を見せつけながら言い放つと、同時に魅了の魔眼による視線で、彼女達をまとめて貫いた。
「わたしの僕になりなさい……。あなたはもう、わたしのトリコ♪」
「ふわぁぁ……。なんだか、ボ~ッとするでうさ……」
 敢えて敵と話を合わせ、罠談義に耽っていたフレミアの狙いが、これだった。哀れ、罠に嵌めるどころか、反対に嵌められた雌うさぎ達。もはや、抵抗する術さえなく、彼女達は完全に腑抜けて戦闘不能だ。
「そろそろ、敵の数も減って来たわね。今、助けてあげるわよ」
 頃合いを見計らい、愛がロートの捕われていたガラス容器を破壊し、ルナに絡み付いていた蔦を斬り払った。触手や蔦から解放され、ようやく戦線に復帰する彼女達。
「はぁ……はぁ……や、やって……くれたね……」
「うぅ……こ、こうなったら、氷の魔法で……いい加減に、離れてください!」
 ふらつく足でロートが立ち上がり、ルナもまた氷の魔法で残る魔法生物を冷凍させて引き剥がす。これでもう、憂いは何もない。後は残る悪戯うさぎどもを、全て纏めて退治するだけだ。
「あたしが動きを止めるから、フィニッシュはお願い!」
「ひぎゃぁぁぁっ! し、痺れるでうさぁぁぁっ!!」
 両掌から放つ高圧電流でチェルノが敵の動きを止める中、まずはロートが装備している砲門を一斉に構える。可愛い顔をしたうさぎを倒すのは忍びないが、これ以上は好き勝手にやられて堪るものか。
「悲しいけどこれ、お仕事なのよね!」
「「う、うさぁぁぁぁっ!!」」
 情け容赦ない一斉砲撃を食らい、吹っ飛んで行く罠うさぎ達。残りの者達は逃げようとしたが、そこはルナがさせはしない。
「悪戯はお終いです! しきものに降り注げ! シューティングスター☆」
 残る魔力を振り絞り、必殺の流星魔法を発動させる。もっとも、散々に魔力を吸われた後では力が不足していたのか、罠うさぎ達の頭に降らせることができたのは、流れ星ではなく特大の金ダライだった。
「……んがっ!?」
「……みぎゃっ!!」
 タライのぶつかる軽快な音と共に、罠うさぎ達が次々に倒れて行く。トラップ職人を自称する悪戯な兎達は、しかし天井からの金ダライという実に初歩的な罠によって、屈辱的を味わわされながら敗北した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『雪うさぎリーダー』

POW   :    雪兎凍結地獄(コキュートス・セット)
【地形や装備をつるっつるに凍らせる事で】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
SPD   :    雪兎軍団(マイアーミー・セット)
レベル×5体の、小型の戦闘用【雪うさぎ(消滅時に強い冷気を放出)】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
WIZ   :    召喚!雪兎王!(カモン・ユキウサキング)
【自分に似た姿の戦士】の霊を召喚する。これは【冷気】や【氷で作り上げた武器】で攻撃する能力を持つ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠中村・裕美です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●3月兎は我儘ガール?
 一部の尊い犠牲を払いつつも、猟兵達は迷宮内をエロトラップだらけにした、ダンジョン罠うさぎの討伐に成功した。
 これで後は、報酬として『太らない甘味料の実』を回収するだけだ。そう思って実を探そうとする猟兵達だったが、しかし戦いはまだ終わらない。
「あ~っ! ちょっと、なにこれ! 私の子分と、私の作った素敵なトラップルームが台無しじゃない!?」
 猟兵達の前に現れたのは、青い衣服に身を包んだ、冷気を纏った罠うさぎ。雪うさぎリーダーとも呼ばれる、ダンジョン罠うさぎの変異種だ。
「さては、あなた達の仕業ね! でも、この迷宮の奥にある木の実は渡さないわ! あれは私のもの……全部、ぜ~んぶ、私が美味しくいただいちゃうんだから!」
 何を隠そう、迷宮を罠だらけにしたのは、そのためだ。しかし、それでも挑んで来る者が後を絶たなかったので、エッチなお仕置きをしてやったまで。
 なんとも自分勝手な理屈を、平然と述べる雪うさぎリーダー。というか、こんな下らない理由でエロい目に遭わされたとか、色々な意味で罠に嵌められた者達が哀れに思えて仕方がない。
「あなた達……悪いけど、この迷宮からは帰さないわよ。私の魔法で凍らせて、オブジェにして飾ってやるんだから!」
 手下の罠うさぎを全て倒され、おまけにエロトラップも破壊され、怒り心頭の雪うさぎリーダー。もっとも、それは猟兵達も同じこと。今までやられた数々の仕打ち。それらを全て返してやるべく、最後の戦いが始まった。
ロート・カニーンヒェン
「さあ、この勢いのままやらせてもらうぞ!!」(POW)雪なら溶かす!雪兎軍団も雪兎王も纏めてプロミネンス・ノヴァの炎で溶かしてやる!罪悪感はあるし、エッチな罠は勿体無い気もするけど、これはお仕事。仕方ないのさ!というわけで、お覚悟!!(アドリブ歓迎です)


フレミア・レイブラッド
この子が兎達のボスね。やっぱり可愛い子じゃない♪

貴女の部下の罠でやられた蒸気の影響も抜けてない事だし…部下の責任は上司の責任ってコトで、責任取って貰うわね♪

二章で虜にした雌罠うさぎ達にピンク蒸気の罠を発動させ、散布する様指示。
そして【ブラッディ・フォール】発動し「ヴィラーチェ」(身も心も蕩かせてあげる)のドレスと触手を生やした姿に変化。触手で相手を捕え、【快楽に身を委ねてしまいましょう?】で相手を快楽漬けにし、更に自身の手で雪うさぎを攻めると共に快楽を伴う【吸血】と【催眠術】で更に深く快楽に漬け込んで堕とすわ♪

※アドリブ歓迎
ただし、吸血(傷ついた敵の血を舐めるだけでも可)は行動的に必須


ティエル・ティエリエル
「むかむかー!怒り心頭なのはボク達の方だよ!それに、木の実を独り占めしようだなんてもっと許せない!」

戦い時始まったら、【ライオンライド】で体長40cm程度の子供の黄金のライオンくんを呼び出して【騎乗】
雪うさぎリーダーの周りをぐるぐる回りながらレイピアで刺して回るよ!
召喚された雪うさぎはライオンくんに全力で噛み付いてもらって1体ずつ倒していってもらうね。
消滅時の強い冷気を嫌がったら、【動物と話す】であともうちょっとだから頑張ってと【鼓舞】するよ♪

「ライオンくんは兎を狩るのに全力を出すんだよ!」
と何かちょっと間違って覚えてる感じのことをどやっと語ります!

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です


凍雪・つらら
あなたがこの迷宮のボスですねっ!許しません!匂い責めされた恨み..
.匂い責めで返してあげますっ!

まずは【氷雪分身】で分身を作り、ボスに気づかれないよう後ろに分身を回りこませますっ、回りこませてる間は適当に「凄い迷宮ですっ!こんな迷宮作れるなんて凄い方ですねっ!」とか言って時間稼ぎしますっ、そして回り込んだ分身にボスを羽交い締めにさせて、そこに【凍止の唾液】で作り出した匂い立つもこもこでボスを全身もこもこの唾液の匂い責めにしますっ!
そして身動きとれないボスを【至凍の吐息】と【属性攻撃】で口と鼻だけ残してガチガチに氷漬けにしますっ、そして寒さと匂いに悶えるボスの匂いを嗅ぎますっ!許しません!


彩波・いちご
【恋華荘】で引き続き
「こちらこそ、色々お返ししないとですよ?」
かなり散々な目にあいましたしね…うちの子たちを弄んだ報い、受けてもらいましょう
思い出すと気まずいので詳細は語りませんがっ!

って、みさきさん、抱き着いてきたら戦いにくいですからっ?!
蓮華さんも真似しないで、雪乃さんみたく戦いに集中してくださいっ
…雪乃さんこっち見てどうしました?
いいから、ほら、戦いですよっ

【幻想よりきたる魔法の演者】で氷の狼のビジョンを召喚
前に出る雪乃さんや蓮華さんの援護に、氷雪の魔法で適宜援護します
雪うさぎの攻撃は氷で防ぎ、吹雪で攻撃
「冷気には冷気で対抗です。まけませんよっ!」

終わったら頑張った皆さんの頭撫でましょう


刑部・みさき
【恋華荘】
※アドリブ歓迎

わ、あおいうさぎさんだー♪

えー、ずーるーいー!
わたしたちも甘いモノほしいー!
だよね、いちごくんっ!?(むぎゅ)

よくばりさんにはおしおきっ!
…みんなでさむくするの?

♪ふーゆしょーぐんだー、ずんどこどーん♪

●戦闘
童謡?の『歌唱』で《おおなみとおひさまのうた》起動
(怒りで『衝撃波』を伴う程に『超能力』で音圧増幅)
「氷属性の落石」を起こし複数の氷塊で雪兎の逃げ道を塞ぎ
いちごの氷狼や雪乃達仲間の接近戦をアシストする他
蓮華の鉄骨へ大きめの氷塊を挿して即席ハンマーに強化

●余談
冷気は水着+パーカーでも割と大丈夫(風邪は引かない)
ただ罠の仕打ちで少々怒っており兎への「おしおき」に躊躇なし


東雲・蓮華
【恋華荘】
…最初から女の子じゃ食べれません

皆さん氷属性なんで私も合わせて氷属性で攻撃します
羅刹旋風を使い、鉄骨をぶんぶん回す
回している間にみさきさんや雪乃さんから氷属性を付与してもらいます(氷属性と言う名のハンマー)

十分回したら「あいすはんまー」と棒読みで氷塊部分を叩きつけます
立派な氷属性(ふんすっ)
相手の服も凍らせて砕いてしまいましょう
「さーびすしーん」と言うらしいです

それと、私怒っているんですよ?
木の実全部食べる…?許せません。私も食べます(かちりと何か踏み敵共々ピンクのガスの中に)

…ふむ、コレが所謂お約束と言うものなのでしょうか?
まぁ、いいか(雪うさぎぺろぺろ)


戦闘後木の実集めまくります


御影・雪乃
【恋華荘】で参加
落ち着きました、いつもの私です
…色といい氷系といい、キャラ被ってる気がします
気に入らないので倒しましょう
●戦闘
【フローズン・ブラスト】で蓮華(f01109)さんの鉄骨に氷のハンマーをつけるのを補助

真の姿で挑みます、技能で各効果も底上げしたい所
氷像になるのはどちらでしょうね。フフ…
味方の隙を埋めるように【フローズン・ブラスト】で妨害
そして護身用ナイフ片手にシーフっぽく接近戦でいきたい所

いちゃついてるいちごさんには嫉妬と呆れを交えた半眼を向けつつ敵の対処に注力

他のユベコも使えるなら【前世の記憶】で纏う冷気でも攻撃を、抱きつきや口づけなどで冷気を流し妖艶な妖怪っぽく
・アドリブ歓迎


ウィーリィ・チゥシャン
【かまぼこ】
俺が怒っているのは女生徒たちや仲間をえっちな目に遭わせた事だけじゃない。
もう一つ、それは食べ物を独り占めしようとした事。
みんなで分け合えばもっと美味しいし、誰かが新たな調理法を見つける事で新たな美味しさが生まれる。
何でそれがわからないんだよ!

…戦うしか、ないんだよな。
炎の『属性攻撃』と『神火の竈』で奴の氷を食い止め、仲間を『かばう』。
そして仲間の攻撃のターンにはそれに乗じ『二回攻撃』を叩き込む。
一人ぼっちのあいつに、「みんな」の力を教えてやろうぜ!


シャーリー・ネィド
【かまぼこ】
Σえ、そんな理由だったの!?
っていうかそれだけでみんなを酷い目に遭わせてたの?
それはそれで許せないよね
てな訳で!みんなの自由を奪うものは、宇宙海賊シャークトルネードが許さないよっ!(びしっ!)

ウィーリィくんとタイミングを合わせ、攻撃と防御を切り替える
ウィーリィくんが敵の攻撃を凌いでいる時はフォースカトラスの【2回攻撃】と熱戦銃の【クイックドロウ】で攻撃に専念し、攻撃に転じた時は【援護射撃】でサポート

戦いが終わったら報酬の甘味料の実で美味しいスイーツ作ってよね?ウィーリィくん☆


ルナ・ステラ
自分勝手な理屈でいろんな人を酷い目に合わせてきたなんて許せません!

うぅ...と言ったものの、さっきまでのえっちなトラップで魔力を吸い取られて、力があまり入りません...
あと魔法が2,3回使えればいいほうでしょうか...?

小さいうさぎがたくさんこっちに来ました?!
かわいいけど、倒さないと!箒で攻撃します!

きゃあっ!?冷たい!(倒したときに、強い冷気が?!)
体が凍らされてしまいました...
あぅ...これじゃ動けないです...

このままじゃオブジェにされちゃいます...
残った魔力で星霊さんを召喚して力をかりましょう!
「――力をかしてください!」

氷が溶かされていく?
あなたは、もしかして鳳凰座の星霊さん?


在原・チェルノ
あなたが事件の黒幕ね!
こんなエッチな…ひどい事するなんてもう怒りました!
流星忍姫チェルノ、参ります!

エッチな罠がなければもう何も怖くない!(←フラグ)
バトル・インテリジェンスで戦闘力を向上させて手裏剣攻撃
たとえ百発の手裏剣で倒せない相手でも、一発の力に頼ってはダメ
そう、一千発の手裏剣を投げればいいのよ!
とにかく手裏剣を連射する事でリーダーの動きを止め攻撃のチャンスを作る

そういえば甘味料の木の実ってどんな味するのかな?
(興味津々)


赤嶺・愛
🔴🔴で真の姿になる
真の姿は、目が紅く染まる

●心情
太らない甘味料の実を後は持って帰るだけだね。
その為には、まずはこの往き兎を倒さないと

●行動
SPD判定の行動を取る

シーブズ・ギャンビットを使用して戦うね。
最小限の鎧を残して、他の服は脱いで身軽になっておくよ。

雪兎軍団に対しては、範囲攻撃やなぎ払い等で
纏めて倒す様にするね。
消滅時の冷気は、ジャンプで回避したり、
ダッシュで一気に距離を取って直撃しない様に注意するね。

雪うさぎリーダーには、
盾受け、武器受けで攻撃を防御しつつ
隙があればカウンターを決めて攻撃するね。

●戦闘後
太らない甘味料の実を回収するね。
これで何かお菓子が作れるかなぁ?



●対決、我儘兎!
 猟兵達の前に現れた、ダンジョン罠うさぎを統べるリーダーうさぎ。だが、その性格はどこまでも、底抜けに欲望に忠実で我儘だった。
「あなたがこの迷宮のボスですねっ! 許しません!」
「むかむかー! 怒り心頭なのはボク達の方だよ! それに、木の実を独り占めしようだなんてもっと許せない!」
 今まで散々に酷い目に遭わされたことで、凍雪・つらら(凍える雪狐・f14066)やティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)は、早くも怒り心頭な様子で雪うさぎリーダーに向かって叫んだ。
「えっ!? 迷宮にエッチな罠を仕掛けたのって、そんな理由だったの!? っていうか、それだけでみんなを酷い目に遭わせてたの? それはそれで許せないよね」
 そういうわけで、みんなの自由を奪う者は、宇宙海賊シャークトルネードが許さない。今からお仕置きタイム突入だと、高らかに宣言するシャーリー・ネィド(宇宙海賊シャークトルネード・f02673)。
「ふ~ん、強がっていられるのも、今のうちよ。それとも……エッチな目に遭わされたのが、そんなに悔しかった?」
 もっとも、そんな彼女達の怒りを聞いたところで、雪うさぎリーダーも退こうとはせず。ともすれば、エロい目に遭って楽しめただろうと、見下すような視線を向けて来る。
「俺が怒っているのは、女生徒たちや仲間をえっちな目に遭わせた事だけじゃない。もう一つ、それは食べ物を独り占めしようとした事だ!」
 あまりに傲慢な雪うさぎリーダーに、とうとうウィーリィ・チゥシャン(鉄鍋のウィーリィ・f04298)も声を荒げた。
 食べ物は、皆で分け合えば、もっと美味しい。それに、誰かが新たな調理法を見つけることで、新たな美味しさが生まれることもある。
 それが分からないのは不幸だ。しかし、元より人の常識など持ち合わせていないオブリビオンに対し、それは愚問というものであり。
「はぁ? そんなの、わたしの知ったことじゃないも~ん♪ そういうわけで、あなた達は、素っ裸の氷像に変えて迷宮の入口に飾ってあげるわね」
 なんともふざけた開き直りを見せる雪うさぎリーダー。その態度は、もはや怒りを通り越して、呆れさえも呼び起こす程に酷いもの。
「太らない甘味料の実を後は持って帰るだけだね。その為には、まずはこの雪うさぎを倒さないと」
「そうですね。かなり散々な目にあいましたし……うちの子たちを弄んだ報い、受けてもらいましょう」
 紅き瞳に覚醒した赤嶺・愛(愛を広める騎士・f08508)の言葉に、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)が静かに頷く。もっとも、どれだけ真剣モードになっても、ハプニングの方からいちごの下へやってくるのは、お約束の展開であるのだが。
「えー、ずーるーいー! わたしたちも甘いモノほしいー! だよね、いちごくんっ!?」
「って、みさきさん、抱き着いてきたら戦いにくいですからっ!? 蓮華さんも真似しないで、雪乃さんみたく戦いに集中してくださいっ!!」
 案の定、ドサクサに紛れて刑部・みさき(おひさまのゆりかごぷかぷかまぁめいど・f05490)や東雲・蓮華(捨て巫女・f01109)に抱き付かれ、それどころではなくなってしまった。その一方で、御影・雪乃(ウィンター・ドール・f06012)が、なにやら白い目を向けて来るが、それはそれ。
「……雪乃さん、こっち見てどうしました?」
「別に何も……。私は至って冷静ですよ?」
 冷たい視線を敵へと戻し、雪乃はナイフを引き抜いて静かに歩を進めて行く。みさきや蓮華を引っぺがしたところで、ようやくいちごも戦列に加わった。
(「この子が兎達のボスね。やっぱり可愛い子じゃない♪」)
 そんな中、なにやら意味深な笑みを浮かべているフレミア・レイブラッド(幼き吸血姫・f14467)だったが、それよりも今は敵のボスを倒す方が先だろう。
「……戦うしか、ないんだよな」
 本当なら、この雪うさぎとも解り合えれば良いのだが。そんなウィーリィの想いも虚しく、最後の戦いが幕を開けた。

●うさうさアーミーと地獄の使者
 自分勝手な我儘から、迷宮を改造して女生徒達にエッチな悪戯をしてきた雪うさぎリーダー。あまりに酷い数々の仕打ちに、猟兵達は最初からブチ切れモード全開だ。
「あなたが事件の黒幕ね! こんなエッチな……ひどい事するなんて、もう怒りました!」
「自分勝手な理屈で、いろんな人を酷い目に合わせてきたなんて許せません!」
 今まで、エロトラップにより散々な目に遭わされて来ただけあって、在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)やルナ・ステラ(星と月の魔女っ子・f05304)の目には、もはや欠片程の躊躇いもない。
 とはいえ、これまでの探索と戦いで魔力を吸い取られてしまったルナは、立っているのもやっとである。せいぜい、魔法が数発放てれば恩の字だ。ならばここは、相手の出方をじっくりと窺い、ここぞという時にユーベルコードを使うしかない。
「エッチな罠がなければ、もう何も怖くない! 流星忍姫チェルノ、参ります!」
 タイミングを見計らっているルナに代わり、先に仕掛けたのはチェルノだ。なにやら、妙にフラグめいたことを言っている気がするが、それはそれ。
 見た目は無害そうな敵だが、しかしそれでも相手はダンジョン罠うさぎを統べるリーダーである。まともに戦ったところで、手裏剣一発程度では、さしたるダメージも与えられないだろう。そう考えて、チェルノは自らの身体の操作をAI搭載型戦術ドローンに委ねると、およそ人間技とは思えない量の手裏剣を、一斉に雪うさぎリーダー目掛けて投げ付けた。
「たとえ百発の手裏剣で倒せない相手でも、一発の力に頼ってはダメ! そう、一千発の手裏剣を投げればいいのよ!」
 ドローンによる操作だからこそ成せる、人間の限界を超えた挙動。それにより放たれる無数の手裏剣もまた、避けることは極めて困難……な、はずだったのだが。
「ざ~んね~んでした~! 服を凍らせて摩擦をゼロにしちゃえば、そう簡単に刺さらないよ♪」
 顔面部分を両腕で覆って防御しつつ、雪うさぎリーダーはドヤ顔を決めている。これでは、いくら刃の類で攻撃しようとしても、滑ってダメージを与えられない。
「なんの、まだまだ! 一千発で駄目なら、今度は一万発で……きゃぁっ!?」
 再び手裏剣を投げようとするチェルノだったが、足を踏み出した瞬間、いきなり滑って転倒した。どうやら、雪うさぎリーダーは自分の装備だけでなく周囲の床も凍らせていたようで。
「ひゃぁっ! と、止まらな……痛ぁっ!?」
 哀れ、滑ったまま壁に激突し、チェルノは頭をぶつけてしまった。しかも、運悪くその壁には未だ起動していないエロトラップが残っており、彼女を捕まえると機械のアームで徹底的に虐め始めた。
「うぅ……またこんな……あぁっ! そ、そんなとこ触らないでぇ!!」
 ああ、だから言わんこっちゃない。エロトラップはもうないだろうとか、戦闘開始早々に、あんなフラグを踏むような台詞を言うからだ。
「んふふ~、悪いけど逃がさないわよ。その変てこな機械も、ついでに凍らせてあげるわね」
 あろうことか、雪うさぎリーダーはチェルノを操っているドローンに狙いを定め、完全に凍結させてしまった。途端に、苦しそうな振動音を発して、彼女を操っていたドローンが警告を出し。
「ガ……ガガ……ッ! 内部基盤ニ……異常発生……! 制御不能……制御……不能……」
 基盤に霜が付着してしまったことで、コントロールが効かなくなったのだろう。完全に故障したドローンは、トラップに捕まっているチェルノの身体を、よりエロい格好に固定してしまった。
「んぐぐ……だ、駄目……もう……これ以上はぁ……」
 凄まじく恥ずかしい格好で動きを封じられてしまい、チェルノの瞳に涙が浮かぶ。見兼ねた仲間達が助けに入ろうとするも、雪うさぎリーダーの呼び出した小型の戦闘用雪うさぎが、大挙して襲い掛かり猟兵達の邪魔をする。
「くそっ! これじゃチェルノに近づけねぇ……って、冷てぇっ! こら、シャーリー! 小さい雪うさぎ倒すなら、剣じゃなくて熱線銃で溶かして倒せって!」
「あ、ゴメンね~。つい、うっかり☆」
 戦闘用雪うさぎが散り際に放った冷気を顔面に食らい、ウィーリィの顔は真っ白だ。もっとも、元凶を生み出したシャーリーは、光剣片手にあまり反省していないようであるが。
「とにかく、数を減らすのが先よね。倒した後に自爆するって言っても、直ぐに爆風の範囲から離れれば……」
 身軽なライトアーマー姿となった愛が、一気に雪うさぎ達との距離を詰めた。そのままダガーによる素早い一撃で、一匹、また一匹と葬って行く。当然、倒すと同時に凄まじい冷気が炸裂するが、間一髪のところで、愛はそれを避けつつ立ち回る。
「こっちの敵は、ボクとライオンくんに任せてね!」
 仲間の死角を補うべく、ティエルもまた呼び出したライオンに跨り、戦闘用雪うさぎの群れに突撃して行った。同じく、ロート・カニーンヒェン(グリーディー・ファントム・f00141)もまたサイキックエナジーを炎に変えて、迫り来る雪うさぎ軍団に解き放ち。
「エッチな罠は勿体無い気もするけど、これはお仕事。仕方ないのさ!」
「「うさうさぁぁぁ! と、溶けるぅぅぅ!!」」
 やはり、こういう相手には炎の攻撃がよく効くのか、雪うさぎ軍団が悲鳴を上げながら溶け落ちていった。見た目に反して防御力は高くないのか、一撃で倒れてくれるのは幸いだ。
「よ~し、後少し……って、なんで丸くなってるの! あともうちょっとだから、頑張って!!」
 もっとも、さすがにネコ科の生物にとってこの寒さは厳しかったのか、ティエルを乗せたライオンは、身体を震えながら残り火の前で丸くなっていた。
(「うぅ……さ、寒い……。暖かい炬燵で眠りたい……」)
 ライオンに人の言葉が喋れたら、きっとそんなことを言っていたのだろう。それでも、なんとか鼓舞して立ち上がらせるティエルだったが、しかしライオンの脚は未だ震えている。
「ち、小さいうさぎが、こっちにもたくさん……! かわいいけど、倒さないと!」
 そんな中、いつしか雪うさぎの群れに囲まれてしまったルナもまた、箒片手に戦闘を開始する。が、いかんせん、今の彼女は魔力が殆ど残っていない。仕方なく、箒で叩いて攻撃したが、打撃で倒せば雪うさぎ達は散り際に、強烈な冷気を放って自爆する。
「きゃあっ!? 冷たい!」
 一瞬にして水をも氷に変える凄まじい冷気を受け、ルナは足元から凍ってしまった。なんとか氷を振り払おうとするも、そうはさせまいと、残る雪うさぎ達が一斉に雪玉を投げ付けて来た。
「あぅ……これじゃ動けないです……」
 全身に張り付く雪に自由を奪われ、ルナの意識が朦朧として来た。雪山で遭難すると、だんだんと眠くなり、果ては死んでしまうというアレだ。このままオブジェにされては堪らないと、ルナは最後の力を振り絞り、全ての魔力を代償に、星辰の精霊を召喚する。
「――力をかしてください!」
 正直、殆ど意識も残っていない状態では、自分でも何を呼び出したのか分からなかった。が、気が付くと氷は完全に溶かされており、ルナは改めて自分の前に降り立った、力強く高貴な輝きを放つ星霊に目をやった。
「あなたは……もしかして、鳳凰座の星霊さん?」
 燃え盛る翼に、鎖の如く連なる美しい尾羽。しかも、何故か星霊は背中で語るハードボイルドな空気を纏っており、どこか頼れる兄貴のようなオーラを発している。
 ああ、兄さん。やっぱり来てくれたんだね。思わず、そんな台詞が飛び出しそうになる雰囲気を纏った鳳凰座の星霊は、憤怒の形相で雪うさぎ達を睨み付けると、翼の炎を燃え上がらせて、一気呵成に突撃を開始した。
「ひっ! く、来るでうさ!」
「溶かされるなんて嫌でうさ! 攻撃するでうさ!」
 雪玉を投げて応戦する雪うさぎ達だったが、その攻撃は星霊には全く当たらない。まるで、一度見た技であれば、二度は通用しないと言わんばかりに。天に昇る鳳凰の翼が、雪うさぎ達をまとめて焼き尽くす。
「「うさぁぁぁぁっ!!」」
 不死鳥の羽ばたきの前に、その大半が溶かされてしまった雪うさぎ達。これで残すは、部屋の一角に固まっている一団のみ。
「これで残りは、あそこにいるのだけかな? 一気にやっつけちゃおう、ウィーリーくん☆」
「ああ、任せとけ! こうなったら、全部纏めて丸焼きにしてやる!」
 包丁から噴き出す業火と凄まじい速度で放たれる熱線銃の光が、残る雪うさぎを纏めて焼いた。
 これで後は、全ての元凶である雪うさぎリーダーを倒すのみ。学園の平和を取り戻し、魔法の果実を手に入れるため、猟兵達は未だ余裕の表情を浮かべている雪うさぎリーダへ、改めて最後の決戦を挑む!

●究極召喚!? ユキウサキングと二匹の獣
「うぅ……ひ、酷い目に遭った……」
 全ての雪うさぎを撃破すると同時に、エロトラップから解放されたチェルノが膝をつく。だが、戦いはこれからが本番だ。雑魚をどれだけ倒したところで、本体である雪うさぎリーダーを倒せねば意味は無い。
「さあ、この勢いのままやらせてもらうぞ!!」
「一人ぼっちのあいつに、『みんな』の力を教えてやろうぜ!」
 武器から迸る炎の勢いそのままに、一気に攻めるべく仲間達へと告げるロートやウィーリィ。しかし、完全に追い詰められている状況にも関わらず、雪うさぎリーダーは慌てる素振りさえ見せない。
「まだまだ、私には奥の手があるんだからね! カモン・ユキウサキング!!」
 小さなうさぎが駄目ならば、大きなうさぎで勝負するまで。雪うさぎリーダーが呼び出したのは、自分と同じ服を着た、氷の棍棒を持った戦士の霊。
「くそっ、また余計な敵を呼び出しやがって! よし……こいつの相手は、俺達に任せろ!」
「雪兎軍団と同じように、雪兎王もプロミネンス・ノヴァの炎で溶かしてやる!」
 ここで消耗するわけには行かないと、ウィーリィとロートがユキウサキングへと向かって行く。
「それじゃ、ボクは後ろから援護してあげるね。他の人達は、その間に雪うさぎさんんの相手、よろしく☆」
 シャーリーもまた、そんな二人の後ろから熱線銃を連射して、ユキウサキングへと牽制を。
「ふ~ん、そんなことしたって、無駄よ、無駄! 今の私には、どんな剣もハンマーも、ぜ~んぶ滑っちゃって効かないんだから!」
 もっとも、摩擦ゼロの装備を纏っている雪うさぎリーダーは、未だ余裕の表情を崩さない。が、そんな彼女の傍へと、無防備にも近づいて行く何者かの影が。
「凄い迷宮ですっ! こんな迷宮作れるなんて凄い方ですねっ!」
「えっ……? ああ、それはどうも……」
 唐突な展開に頭が追い付かず、思わず返事をしてしまった雪うさぎリーダー。だが、それはつららの仕掛けた狡猾な罠。気を取られた隙に、彼女の分身が後ろから雪うさぎリーダーの首元をロックすると、同時につららが凍れる唾液を飛ばして摩擦ゼロの装備をもこもこに!
「あぁっ! ちょ、ちょっと、何するのよ! そんなにもこもこにしちゃったら……」
 つるつるからもこもこになったことで装備に摩擦が戻り、雪うさぎリーダーは戦慄した。
 この状態で、攻撃を受ければ避けられない。しかも、自分を守ってくれるはずのユキウサキングは、ロートやウィーリィ達を相手にしているため、彼女の守りに入る余裕がない。
「これで、剣も通用するようになったわよね? さあ、みんな、行くよ!」
 愛の掛け声と共に、ティエルといちごが頷いた。剣が通るようになったということは、爪や牙も通るはず。ティエルを乗せたライオンが、いちごの呼び出した氷の狼が、それぞれ雪うさぎリーダーに殺到する。
「ライオンくん、もうひと頑張りだよ!」
「冷気には冷気で対抗です。まけませんよっ!」
 3個所からの、同時攻撃。それも、一撃離脱を繰り返すとなれば、さしもの雪うさぎリーダーも対応できず。哀れ、瞬く間にズタボロにされてしまい、先程までの余裕は見る影もなく。
「ライオンくんは兎を狩るのに全力を出すんだよ!」
 がっくりと膝をついた雪うさぎリーダーに、ティエルがドヤ顔を決めていた。どこか使い方を間違えているような気もするが……まあ、細かいことは、気にした方が負けだろう。

●凍れる魅惑のお仕置きタイム
 つららの機転で鉄壁の守りを解除され、雪うさぎリーダーは完全に追い詰められていた。
「さあ、コイツで止めだ!」
「一気に溶かさせてもらうぞ!」
 ウィーリィとロートの放った業火によって、ユキウサキングも溶けて行く。これでもう、雪うさぎリーダーを守るものは何もない。
「えっと……ねぇ、あなた達、木の実が欲しいのよね? だったら……半分は分けてあげるから、それで許してくれないかなぁ……」
 ここに来て、さすがにヤバいと察したのか、雪うさぎリーダーは唐突に交渉を持ち掛けて来た。もっとも、そんな甘い誘惑に、今さら耳を貸す猟兵達ではない。
 というか、これってアレですよね? 世界の半分をあげるとか言われて、ホイホイ返事をしたら最後、その場でゲームオーバーとかいう類のトラップと同じものですよね?
「いくらなんでも、そんなフラグまでは回収しないわよ!」
「そ、そんな……きゃぁっ!?」
 チェルノの投げた手裏剣が突き刺さり、雪うさぎリーダーは壁に磔状態に! だが、猟兵達のお仕置きは、そんなものでは終わらない。
「きらめくしぶき、かがやくかぜ、しあわせあふれる、にんぎょひめ♪ ふーゆしょーぐんだー、ずんどこどーん♪」
 蓮華の振り回す鉄骨に、みさきが氷の塊を纏わせれば、即席の氷塊ハンマーの出来上がり! 動けない雪うさぎリーダー目掛け、蓮華は躊躇うことなく、それを横薙ぎに叩き付ける。
「……あいすはんまー」
 そちらが氷なら、こちらも氷だ。噴き出す冷気に、凄まじい衝撃。反動で鉄骨を覆う氷も砕けてしまったが、砕け散ったのはそれだけではなかった。
「うぅ……痛ぁ……って、ひゃぁっ! なによ、これぇっ!!」
 蓮華の即席ハンマーによる一撃で、雪うさぎリーダーの着ていた服もまた、木端微塵に砕かれていたのだ。下手に装備を凍らせたことが災いして、原形も止めない程に粉砕されてしまっている。
「きゃぁぁぁっ! ちょっと! どこ見てるのよ、もぅ!!」
 慌てて胸元や下を手で隠す雪うさぎリーダーだったが、そんな姿の彼女にでさえ、猟兵達は容赦がなかった。
「氷像になるのはどちらでしょうね。フフ……」
「貴女の部下の罠でやられた蒸気の影響も抜けてない事だし……部下の責任は上司の責任ってコトで、責任取って貰うわね♪」
 迫り来るフレミアと雪乃の二人。彼女達の瞳に危険な何かを感じて逃げ出そうとする雪うさぎリーダーだったが、もはや完全に手遅れだ。
「あっ……ちょっと、なにす……んぅぅぅっ!?」
 首筋から血を吸われ、口づけと共に冷気を身体の奥まで流し込まれ、完全に脱力させられてしまう。その上で、今度はつららが再び唾液を垂らし、もふもふで包んで匂い攻めだ。
「匂い責めされた恨み……匂い責めで返してあげますっ!」
「ひゃっ!? そ、そんなところの臭い……嗅がないで……あぁぁぁ……」
 ちなみに、お見せできないような部分は、氷のもこもこが上手いこと隠していたので問題ない。もっとも、好き放題に攻められまくっている雪うさぎリーダーにとっては、これは堪ったものではなく。
「……ふむ、コレが所謂お約束と言うものなのでしょうか?」
 自分も混ざろうと蓮華が歩を進めたところで、部屋に響き渡る乾いた音。瞬間、天井から桃色のガスが噴き出して、彼女達を包み込んだ。
 どうやら、起動させられていないトラップが、もうひとつ残っていた模様。4人による同時攻撃と、自ら仕掛けたエロ蒸気にやられ、雪うさぎリーダーは限界寸前! しかも、そんなリーダーに追い討ちを食らわせるべく、ルナの呼び出した鳳凰座の星霊が、俊敏な一撃で眉間を貫いたから堪らない。
「えっ? 星霊さん……今のは?」
 ドヤ顔で佇む星霊に、ルナは思わず首を傾げて尋ねた。見たところ、敵の額に傷は無い。だが、星霊が何も答えずとも、その答えは直ぐに分かることとなる。
「あぁ……ひぁぁぁぁっ! な、なに、これぇっ! あ、熱い! それに、なんか凄っ……あぁんっ! 駄目ダメだめぇぇぇぇっ!!」
 突然、4人に拘束されている雪うさぎリーダーが、顔を赤くして暴れ始めた。
 鳳凰とは基本的には神聖な鳥だが、時に72柱の悪魔に数えられることもある。その炎が見せるは、地獄の幻視。相手の心を破壊することで、生きながらにして地獄を見せる、まさしく不死鳥幻魔……以下自粛。
「はぁぁぁっ! もう無理ぃぃっ! そんなとこ舐めちゃ……あぁ、嗅ぐのも吸うのもだめ……んふぅぅぅっ!?」
 蓮華の舌攻撃とつららの匂い攻めに、雪うさぎリーダーは発狂寸前。おまけに、雪乃の口付けで身体の中から凍らされて動きを封じられ、フレミアの吸血による誘惑が星霊の見せる幻視に追い討ちをかける。
「うふふ……さあ、快楽に身を委ねてしまいましょう?」
 下僕にしていた罠うさぎに蒸気トラップを発動させ、触手攻めも加えながらフレミアが耳元で囁いた。それが最後の駄目押しとなり……雪うさぎリーダーの精神は、とうとう完全に崩壊した。
「あぁぁぁっ、らめぇっ! それ以上ひゃれたら、わらひ……溶けひゃうぅぅぅっ!!」
 全身を紅潮させ、脳髄の奥まで壊されて行く雪うさぎリーダー。
 迷宮をエロトラップだらけにした報いを受けよとばかりに、その後も4人による苛烈な攻めは、敵が骸の海へと帰還するまで続けられたのだった。

●美味しい木の実はみんなのもの!
「……で、本当に、溶けちゃったんだね」
 戦いの終わった部屋の中、ティエルは雪うさぎリーダーの残滓である、水溜りを前にして呟いた。
 あの後、4人から散々に攻められまくった結果、雪うさぎリーダーは文字通り完全に『溶けて』しまった。後に残ったのは、彼女の身体が変じた水溜りだけ。女の子の貞操を弄び、欲張り放題に欲張った者の末路に相応しい最後だ。
「皆さん、よく頑張りまし……って、あれ? 蓮華さんがいませんよ?」
 雪乃やみさきの頭を撫でていたいちごが、辺りを見回して言った。見れば、部屋の奥に生えている奇妙な木の下で、蓮華が木の実を集めまくっていた。
「そういえば、甘味料の木の実ってどんな味するのかな?」
「意外と、そのままだと何の味もしないとか? これで何かお菓子が作れるかなぁ?」
 チェルノや愛も、興味津々といった様子で、木の実を拾って眺めている。ここはやはり、本物の料理人に鑑定してもらい、美味しいスイーツを作ってもらうのが一番だろう。
「それじゃ、集めた実で美味しいスイーツ作ってよね、ウィーリィくん☆」
「ああ、任せとけって! 何でも、食べたいものを作ってやるよ!」
 シャーリーの言葉に、胸を張って答えるウィーリィ。ここに辿り着くまでに、散々な目に遭わされて来たのだ。最後にスイーツ食べ放題のご褒美があっても、罰は当たらないだろう。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年03月09日


挿絵イラスト