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闇の救済者戦争⑨〜飼われる幸せ

#ダークセイヴァー #ダークセイヴァー上層 #闇の救済者戦争 #宿敵撃破

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 柔らかな光の中咲き乱れる花。それらから暖かい風に乗って甘い香りが届く。それを全身に浴び、一人の女が歩く。
「さあ、今日もお仕事しないと」
 そう言って女は、花園に放し飼いにされている家畜たちの一頭の傍らに跪き、地につきそうなほどに張った乳房を持ち上げ太く伸びた先端をぎゅっと握った。その家畜は鳴き声を上げ大量の乳を噴きあげ、女は直接そこに口を付けて出てくるものを飲み始める。
「ん……おいしい❤それじゃ、ご褒美上げるね」
 女が家畜の耳元でそう囁くと花の中から無数の蔓が伸び、四つ足で突き上げられている家畜の尻の間に突き刺さった。
「あびゃぎぃひぐふうぎゅおぎゅぅぅぅぅぅ!!」
 家畜は目を裏返らせ絶叫する。それと同時に全身の穴から出せる液体全てを噴き上げ、そしてそのまま痙攣して倒れ、動かなくなった。
「あら……ご褒美が嬉しすぎて寝ちゃったのかな? 人間さんは幸せになりすぎると寝ちゃうからしょうがないね。でも私はまだお腹いっぱいにならないから、雄牛さんからもミルクを貰おうかな」
 惨めに事切れた裸の女に優しくそう言うと、女は今度は雄の水晶像の足元に屈みこみ、その股間にある『蛇口』から『搾乳』を始めるのであった。


「あなたのメルでございます。本日は闇の救済者戦争の依頼でございます」
 メル・メドレイサ(蕩けるウサメイド・f25476)が集まった猟兵たちに牛乳を配る。
「本日行っていただきますのは、『楽園』と呼ばれる場所。ここは『祈りの双子』によってオウガ・オリジンの「現実改変ユーベルコード」を移植されたオブリビオンが、思い思いに楽園を築いている場所です」
 フォーミュラ級やその配下が他の世界のオブリビオンの力を好き勝手使う。最早慣れ過ぎて驚くにも値しない事象だ。
「で、ここにいるのは『淫庭の魔女姫『リリスエル』』といういかにもサキュバスチックな見た目のオブリビオン。見た目通り他人の快楽をエネルギーとしています。彼女はここで常春とも言える快適な気候の花畑を作り、そこで人間を『飼って』います」
 ある意味ダークセイヴァーではどこでもある光景。だが、普通の吸血鬼とは彼女の思考は少し違うらしい。
「彼女は快楽を与えることをこの世界で苦しむ人間に対する『救済』だと思っており、自分に飼われている人間は幸せだと本気で思っています。ただ幸せにする対価代わりに、ちょっと『ミルク』を貰って自分の栄養にしているようですが、それでもそれには発狂ものの快楽が伴うよう体を改造してあげてますし、いっぱい出せた家畜さんにはさらにご褒美も上げるみたいですね。家畜の皆さんも体は凄いことになってますが、全裸で何も考えることなく快楽に浸ってます。死ぬまで」
 彼女の行動は心からの善意で行われている。例えそれが相手の意思や尊厳、命を奪うことになろうとも、彼女にそれは理解できないのだ。
「ただ、これはあくまでユーベルコードで改変された偽りの現実です。ここに従う意思がないものが来れば、本当の姿を現して相手を排除、もしくは無理にでも適応させに来るでしょう」
 この楽園では誰もが幸せである。故に、ここを幸せと感じられない者は存在してはならないのだ。
「具体的に何をしてくるかと言いますと、花の匂いや蜜……実態はダメ、ゼッタイめの毒を撒き散らして洗脳してこようとします。何も考えなくていい、何もしなくていい、ただ快楽のまま、リリスエルに飼われてさえいればいい……そんな思考に染め、さらに肉体まで変容させてこようとします」
 それに捕らわれてしまえば、そこから先には死ぬまで続く『幸福』しかない。
「さらにもちろんリリスエル自身も直接こちらを|攻撃《説得》してきます。肉体を水晶に変えて何もしなくていい幸せをプレゼントしたり、より快楽を感じられる体に改造してくれたり、周囲も含めて体を治し続け永遠に幸せでいられるお花を植えてくれたりします」
 とにかく相手を自分の『楽園』に招待するような行動ばかり。彼女は己の邂逅した全てを『幸せ』にしたがっている。そういうことなのだろう。
「なので、彼女と現実改変による幸せを振り払いながらなんとか彼女を倒してください。幸い現実改変ユーベルコードを得た代償か、彼女の戦闘能力は元より下がっています。一応翼で飛んだり幻惑ブレス吐いたり爪にマヒ毒あったりしますが、ガチバトルに持ち込めればそうそう苦戦はしないでしょう」
 持ち込む意思を奪われなければ、の話ですけど。メルは笑顔でそう付け加えた。
「あ、ちなみに楽園の中には彼女の『家畜』もいっぱい飼われていますが……助けるかどうかはお任せします。外部がどう見るかは別として、一応皆さん『幸せ』ではありますので」
 猟兵の持つ超技術をもってすれば治せるかもしれないし、あるいはもう間に合わないかもしれない。どちらにせよ闇の救済者戦争の行方には関係ない話なので、今気にするべきはそこではないとメルは笑顔を崩さないまま言った。
「まあ、幸せだろうが何だろうが、こっちの目的には邪魔な場所なので潰してきてください。それで誰が不幸になろうが知ったこっちゃありません。それでは皆様、よろしくお願いします」
 最後まで笑顔でメルはそう言って、『幸せ』の中へ猟兵を送り出すのであった。


鳴声海矢
 こんにちは、鳴声海矢です。今回のプレイングボーナスはこちら。

『プレイングボーナス:「現実改変ユーベルコード」に対処する』

 まず注意といたしまして、オープニングから分かると思いますが、今回はお色気シナリオとなります。NG要素や限界のある方ははっきり明記しておくことをお勧めします。逆にやりすぎOKとか手加減無用とかそういう旨のことをプレイング冒頭にでも記載していただければ、可能な限り頑張ってやりすぎます(あくまで可能な限り、ですが)
 基本的に最後は敵を倒していただきたいですが、やられプレしかなくても何とかなります。多分。

 戦場となるのは現実改変ユーベルコードで生み出された暖かく幸せなお花畑です。アリスラビリンスのイメージ画像から悪意抜いた感じとか思うとそれっぽいかと。ただし戦闘となれば、そこから心身ともに人間やめさせてくる蜜やら毒やら触手やら出してきますので、むしろ悪意マシマシな姿になります。どうにかしてこれに対処すればプレイングボーナスとなります……が、あえて狙わないのももちろん自由です。

 敵となるのは『淫庭の魔女姫『リリスエル』』というサキュバス的な吸血鬼ならぬ吸精鬼。元々箱庭を作ってそこで人間を飼うのが趣味でしたが、現実改変ユーベルコードを得たことでそれがさらにヒートアップしています。
 直接戦闘力は元から高くない上さらに弱体化していますので、殴り合いになれば割と簡単に御せます……持ち込めれば。

 お色気シナリオですのである程度執筆に時間がかかることが予想されます。戦力減らしのお役には立てない可能性がありますので、そちらにお急ぎの方の参加はお勧めしません。ご了承のうえご参加ください。

 それでは、プレイングをお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『淫庭の魔女姫『リリスエル』』

POW   :    淫庭を飾る像『途切れることなき魂の悲鳴』
レベルm半径内を【意識と感覚を残して水晶化させる蠢く妖粘液】で覆い、[意識と感覚を残して水晶化させる蠢く妖粘液]に触れた敵から【人ならざる悦楽の代価として快楽エナジー】を吸収する。
SPD   :    淫庭が育む命『冒涜的なる産みなおし儀式』
対象に【淫魔因子を埋め込んで異形の快楽器官】を生やし、自身とのテレパシー会話を可能にする。対象に【失敗作なら地獄の永劫快楽、成功なら眷族化】の状態異常を与える事も可能。
WIZ   :    淫庭に咲く花『触手樹の森に溶け逝く尊厳』
対象を【背徳の触手繭】で包む。[背徳の触手繭]は装甲と隠密力を増加し、敵を攻撃する【だけでなく味方も惑わす催淫香を放つ妖花】と、傷を癒やす【繭の対象と同化し悦楽を与え続ける妖花の根】を生やす。

イラスト:えんご

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は四王天・燦です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ラピス・ノーティラ
絡みは女性のみ・それ以外はNGなし・アドリブ、やりすぎ歓迎

女の子に飼われるのも、それはそれで楽しそうだけどね❤

家畜のフリをして油断誘おう…って思ったけど、蜜と毒がいい感じに回ってきて気持ち良くなっちゃった❤
肉体改造で胸がさらに大きくなって、ミルクや蜜が溢れてきちゃう❤
ご主人様にミルクを飲んでもらって、ご褒美に前後の穴を犯して貰ったらミルク以外も漏らしちゃうけどとっても気持ち良くなっちゃうね❤

でも、気持ち良くして貰ったお礼はたっぷりとしないとね…UCで快感を力に変換し、逆に生命力を吸い取っちゃうよ!
ご主人様のミルクも、たっぷり絞ってあげるからね❤
ついでに家畜の子も一緒に楽しみたいかも♪



 色とりどりの花が甘い香りを放ち咲き乱れる花畑。まさに楽園と呼ぶべき光景だが、その正体はオブリビオンの作り出した悍ましき世界。
「女の子に飼われるのも、それはそれで楽しそうだけどね❤」
 ラピス・ノーティラ(強化人間のスピリットヒーロー・f18909)は、その世界にまるで本当に楽園に遊びに行くような気軽さで乗り込んでいた。
 そのラピスを、その楽園の主『淫庭の魔女姫『リリスエル』』は笑顔で迎え入れた。
「わあ、いらっしゃい。あなたも幸せになりに来たのね」
 相手が何者かも気にせず、心から歓迎するようにリリスエルはそう言う。そしてそれに呼応するように、足元に咲き乱れる花から無数の蔓がのたうって伸びた。
 そのままラピスの口内に蔓は侵入し、そこから甘い蜜を送り込む。それは腹の中からラピスを犯し、その体に即座に変化をもたらし始めた。
「とってもいいミルクが出そうだね。いっぱい出して幸せになってね」
 リリスエルはそう言いながらラピスの胸を搾り上げる。すると強烈な快感と共に先端から白いものが溢れ出し、それと同時にそれを作る乳房までもが大きくなり始めた。本体と同様大きくなった先端にリリスエルは口を付け、そこから溢れるものを吸い上げる。
「あっ……あぁぁぁぁぁ❤」
「んっ、く……おいしい。よくできましたね」
 強烈な快感に声を上げるラピスを、まるで子供かペットにするように頭を撫でてリリスエルは褒める。その慣れた手つきは、彼女がこうした褒め方を日常的に行っていることの証左だろう。
「それじゃ、ご褒美も上げるからね」
 そのままリリスエルは胸を揉みつつ後ろに回り込み、ラピスの尻に自分の腰を当てた。そして先のとがった尻尾を自分の股を通し、男のものの様にラピスの穴へと捻じ込んだ。
「ひぐぅぅぅぅぅ❤」
 柔軟な動きと強靭なしなりで中を抉り、先端がラピスの雌穴を抉りかき回す。その快感に巨大化した両胸からはさらにミルクが噴き出され、そのまま他の蜜までたらし絶頂するラピス。
「まだ出せるんだね。じゃあこっちも」
 さらに尻尾を抜き、今度は後ろの穴にねじ込む。それは今度は槍のように固く一直線に体の奥までを貫き、ラピスの腹に三角形のその形を浮き上がらせた。
「おっほぉぉぉ❤❤」
 体を貫く快感の思わず背を反らすと、巨大化敷いた乳房がぶるんと揺れて前方にミルクを飛び散らせる。その香りに誘われたか、周囲から四つん這いの全裸の女たちが、巨大乳房を引きずりながら集まって来た。
「あら、みんなきちゃったね。おいしいミルクが飲みたいみたいだから、皆にも飲ませてあげてね」
「はいご主人様ぁ❤」
 リリスエルに言われるまま、ラピスは自分の乳房を前に突き出す。そうすると女たちがその先端にしゃぶりつき、勢いよくその中身を吸引しはじめた。
「さあ、いっぱい出してあげてね」
 後ろからは押し出すようにリリスエルがラピスの両穴を突き上げる。それに答えて乳房から白乳を噴きだす姿は、もはやふりなどではない家畜そのものであった。
 乳を噴きだしながら家畜としての快感に溺れるラピス。だが腹を満たした雌が離れた瞬間、接合部を支点にぐるりと体を返しリリスエルと向き合う姿勢をとった。
「でも、気持ち良くして貰ったお礼はたっぷりとしないとね……」
 そう言ってラピスは体を起こし、リリスエルの大きな胸に自らしゃぶりついた。そのまま勢いよく吸い上げると、そこからもやはり白いものが迸る。
「あっ、私のは、搾らなくてもいいですよぉ」
 言いながらもリリスエルの噴乳は止まらない。さらにラピスの巨大化した胸は背中側にまで余裕で回され、後ろからまた別の家畜が吸い付いてきた。
 快楽を与え、与えられるこの状況。もはやラピスも完全にこの楽園の家畜と成り果てた。
「ご主人様のミルクも、たっぷり絞ってあげるからね❤」
 それは間違いではない。だが同時に、この快楽は【蠱惑の蜜花】による生命力吸収の力にもなるもの。
 役目を忘れ堕ちることこそ、役目を果たす最大の近道。それ故ラピスはリリスエルの乳房を吸い、家畜たちに自分の乳を吸わせ続ける。
「おっぱい吸わせて❤もっと吸って❤」
 我慢できずに一部の家畜たちがリリスエルのものに並べて自分の先端まで捻じ込んでくる。そこから流れ込む生命力と快感が、さらにラピスの『戦い』を後押ししていく。
「なんだかまたお腹が減ってきちゃった……私も貰うね」
 ラピスの乳房を引き寄せ、自分でも吸い出すリリスエル。
 白き命の滴のやり取りが、快楽の楽園での戦いの始まりを密かに告げていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミーガン・クイン
 私はリリスエル様の哀れな家畜。
(拡大魔法で巨大化した)体長約231mの哀れな雌牛。
馬鹿でかい図体にも関わらず等しく幸福を与えてくださるなんて。
世話にも苦労をかけるこの身体でも救済のために飼って下さるのね。
受けたコトには酬いらないとね、滝のようなミルクで♡


メディア・フィール
♥NGなし

鳴声海矢マスターにおまかせします。敗北にあえぐメディア・フィールをお願いします!

 人間の王子様×勇者、14歳の女です。
 普段の口調は「少年的(ボク、キミ、~さん、だよ、だね、だよね、だよね?)」、年上には「敬語(ボク、アナタ、かな、かな?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 戦場となった快楽の楽園。そこにメディア・フィール(人間の|姫《おうじ》武闘勇者・f37585)もまた駆けつけた。
 色とりどりの花を踏みつけ勇ましく進めば、周囲を囲むのは異形の体に変えられた全裸の人間たち。地に引きずるほどの乳房や、女の体でありながら股間に生えた巨大な雄の象徴。そしてそこから無節操に液体を撒き散らし無様なイキ顔を曝す姿は、彼女たちが人間としての尊厳など欠片も持っていないことを如実に表していた。
 その姿に背筋を震わせつつ奥へ進むと、そこにはこの楽園の主である淫庭の魔女姫『リリスエル』の姿があった。
「あ、あなたも幸せになりたい人? ちょっと待っててね、今シャワー中だから」
 一糸まとわぬ姿で雨の様に降り注ぐ液体を浴び、リリスエルはメディアを見て言う。自分をまるで危険と思っていないようなその態度にメディアは怒って踏み出そうとするが、その足を違和感が止めた。
 シャワーと言っているが降り注ぐ液体は明らかに白い色がついている。そして周囲は濃厚な花の匂いさえ掻き消すほどの乳臭さ。さらにここまで先も見えないほどに広大だった花畑だが、そのシャワーがついているのは色白ながら人の肌の色をした広大な壁。
 一歩下がり、リリスエルの浴びるシャワーの出所を見るように顔を上げる。その遥か上方にあったのは、あまりにも巨大でこそあるが間違いなく人の乳房の先端であり、そこから滝のように白い液体が流れ落ちリリスエルの体を洗い清めていた。
「私はリリスエル様の哀れな家畜」
 それは拡大魔法で巨大化したミーガン・クイン(規格外の魔女・f36759)の、巨大すぎる乳房であった。
「体長約231mの哀れな雌牛」
 元々巨大化しないと性的嗜好を満たせない彼女であったが、リリスエルは現実改変ユーベルコードの力でその巨大化を固着、彼女を乳を出し続ける巨大な家畜としてここに置くこととしたのだ。
「馬鹿でかい図体にも関わらず等しく幸福を与えてくださるなんて」
 その扱いに、ミーガンは心寄りの感謝と幸福を覚えていた。それははるか後方、山となって聳える巨大な尻の奥に何万本と挿しこまれ、そこを土台に繁茂までし始めた植物の禁断の蜜が齎す魔の幸福でもあったが、それはあらゆる苦悩と思考をミーガンから消し去っていた。
「世話にも苦労をかけるこの身体でも救済のために飼って下さるのね」
 その質量はただあるだけで場所をとり、掃除や給餌だけでも本来なら一苦労。しかしこの楽園に働く現実改変の力はそれらを全てないものにしてくれる。場所が足りなければ空間を増やせばいいし、餌は周囲の花や他の家畜、そしてリリスエル自身が狂気の快楽と共に無限に提供してくれるのだ。
 その『救済』に溺れ涙を流し恍惚に震える姿はまさに幸福そのもの。その姿に、リリスエルは嬉しそうに笑って目の前の壁……ミーガンの乳肉に手を埋もれさせる。
「受けたコトには酬いらないとね、滝のようなミルクで♡」
「いいんだよ。あなたが幸せなら私も幸せなの」
 同じ猟兵が、オブリビオンの快楽に堕ち異形と化して幸福に浸る姿。それは、メディアの心を簡単に折った。
 がくがくと足を震わせ立ち尽くすメディア。それを見て、リリスエルはくすりと笑った。
「あら……汚しちゃったの?」
 メディアの股間が湿り、大量の液体が太腿を伝い落ちていく。あまりの恐怖と絶望に恥も外聞もなく漏らされたそれを、リリスエルは屈みこんで舐めとった。
「しょうがない子だね。それじゃ一緒にシャワー浴びましょうか」
 太腿に舌を這わせながら鋭い爪でその体を引っかくと、そこからメディアの装備と着衣が切り裂かれて落ちる。少年のような裸体が露になると一瞬それを隠そうとするが、その平らな胸の先端に爪が突き刺さると全身が痺れそれもままならなくなった。
「う、あ……ボ、ボク、は……」
「うんうん、分かってるよ。一人じゃなんにもできない子なんだよね。大丈夫。私がきれいに洗ってあげるから」
 姫勇者だと言わんとするその言葉を、リリスエルは侮辱と愚弄をもって遮る。だが彼女に悪意は一切ない。自分がシャワーを浴びている前で我慢できず漏らしてしまった幼い子。彼女にとってメディアはそれだけの矮小な存在であり、それ故何くれと世話を焼いてやらねばと純粋に思っているだけなのだ。
 メディアの脇を抱えてリリスエルは飛び上がる。その眼前に現れるのは、滝のようにミルクを噴き続けるミーガンの先端部分。
「はい、じゃあいっぱい飲みながら洗ってね」
 その先端の穴に、リリスエルはメディアの頭を捻じ込んだ。
「もがっ、ぶ、むおっ……」
「あぁぁぁぁぁぁ!!」
 出す穴に異物を捻じ込まれ、ミーガンも激しく達する。それによってさらに母乳が激しく噴きだし、メディアの口と鼻から容赦なくその体内を満たした。
「むぶぉぉぉぉぉぉ!!?」
 息ができず苦しむメディアの体をリリスエルが抑え込む。
「ほら、暴れちゃダメ。きれいきれいしないとね」
 幼子を諭すように言いながら、ミーガンのミルクを体にすり込んでいく。これも改造を受けているのか、それは特濃の媚薬となってメディアの体を昂らせた。
「ひぐ……じぬ……」
「幸せそうだね。よかった。デカ牛さんも頑張ったね」
 息が止まり痙攣するメディアの様子は、リリスエルにとっては見慣れた人間が幸せを表現する姿。そしてミーガンにも褒美をやると言わんばかりに、大口を開けて勃起している先端に横から噛みついた。
「ひゃうぅぅぅぅぅ!!」
 鋭い牙が深く突き刺さり、ミーガンの巨大な性感を貫いていく。まるで雌の穴が精を誘うように乳穴は収縮し、そこに詰まるものを思い切り締め上げた。
「あ、またこんなに漏らして……ほんとに手のかかる子❤」
 その締め付けによって弛緩したメディアの股間から、あらゆるものが垂れ流される。それは最早彼女が自分の肉体を自分で律することすらできなくなった、完全敗北の証。
 こんな惨めで幸せな人生終了シャワータイムは、そのまま終わることなくいつまでも続くのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
それでは、何とかやってみましょう。

『FAS』により飛行、『FMS』のバリアで通常攻撃に備えまして。
【遷胡】を発動し加護を纏えば、花畑の『毒』は状態異常の一種、『魂の悲鳴』も『水晶化』を伴う以上同様ですので、『反動』と同質の『胸やお尻の増量』以外の全てを『反動』に置換し防げますぅ。
そして『増量』に比例し攻撃回数を強化出来ますので、周囲の方々を巻込まない様『FBS』の斬撃と『FES』の魔力矢を中心に攻撃を行いますねぇ。
彼女の強力な【UC】に『花畑』の影響、更に救助の為被害者の影響も移し替える以上、相当桁違いの『反動』になるでしょうが、それを利用した[重量攻撃]という方法も?



 異形の肉畜集うこの楽園に、また一つ巨大な肉が現れた。
「それでは、何とかやってみましょう」
 夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は自身をバリアで囲い、花に直接触れないよう飛行しながら楽園を進んでいた。
 よく目立つのその姿は、すぐにリリスエルの目に留まる。
「まあ、そんな体になって。大丈夫、ここならその体でも幸せになれるよ」
 るこるの過剰に豊満な体を、どこかで既に改造されたのだとでも思ったのだろう。笑顔のままそう言うと、それに呼応するように周囲の花から蜜を滴らせる触手が伸びてきた。
「大いなる豊饒の女神、あなたの使徒に『変幻の加護』をお与え下さいませ」
 それに怯むことなく、るこるは【豊乳女神の加護・遷胡】を発動させた。だが触手はバリアを平然と貫通、るこるの体を撫でまわしながらその服の中まで入りこんだ。
 そしてそれと同時に、るこるの体が急速に膨らみ始める。
「うん、大丈夫。そんな体でももう動く必要なんてないから。そのおっきなお肉からいっぱいミルク出してね」
 瞬く間に自身の体以上に大きくなったるこるの乳房を見て、リリスエルは満足げに頷いた。相手はどんどん楽園に相応しい体に変わっていく。これでまた一人幸せにできたと、彼女は本気で思っていた。
 宙に浮いた状態でも乳房はべったりと地につき、尻は肉色の山となってそこに聳え立つ。その異常な見た目に引き寄せられたか、裸の女たちが乳房を引きずり四つ足で近寄って来た。
「あ、皆、新しいお仲間さんだよ。仲良くして……」
 その家畜たちにるこるを紹介しようとリリスエルがそちらを見ると、そこにはあり得ぬ異変が起こっていた。
「え、なんで……」
 家畜たちの巨大な乳や尻が、縮み始めていた。それだけでなく股間についた異性の生殖器や、多腕、獣脚、結晶化などの異形部位も小さくなり、消滅さえしていく。そしてそれを吸収するように、るこるの肥大はどんどん進んでいた。
 そして家畜たちが曲がりなりにも人型に戻った所で、るこるの周囲から戦輪と魔力矢がリリスエルに向かって飛び出した。それは明確な殺意を持って、リリスエルを襲う。
「や、なんなの、これぇ!」
 リリスエルが身をよじってそれをかわすと、その軌跡をなぞるように黒い粘液が撒き散らされた。それは地を覆うように広がっていき、家畜たち、そしてるこるにもまとわりつく。
 その粘液が触れた部分は水晶となって固まり、その部分を鋭敏な感覚だけを残して動けなくさせていくが、すぐにそれは元に戻り同時にるこるの乳と尻がまた膨らむ。
 るこるが使ったユーベルコードは、周囲も含めた状態異常を全て自分の乳尻の肉に変えてしまうもの。自身に施された改造も、異形化された家畜たちの肉体もすべてまとめてそこに吸収したるこるは、その肉を力に変えて兵装を動かしリリスエルへの攻撃行っていた。
 だが、現実改変ユーベルコードによって作り出された毒花たちもただ押し返されるだけではない。蠢く蔓を触手として動かしるこるの乳を上らせ、服になどとうに収まらず丸出しとなったその先端に群がってそこへと深く侵入し魔の毒薬を直打ちにし始めた。
「おぉぉぉぉ……これは、濃いぃ……」
 常人なら一滴で快楽で脳が破壊される淫毒を、特大の急所に溢れるほどに飲まされる。その狂気も全て乳と尻の肉に分散することで狂死を防ぐが、しかし一つだけ、躱しようもない毒があった。
 現れた時の家畜たちがそうであったように、淫肉肥大はこの場所としては最も多く用いられる改造。そしてそれは当然ながら、元からそうである故乳尻への転換などできるはずもない。
 それは多用されるが故に最も練られ、効果的に使われる毒。それがるこるの肉に染みわたり、そこを性感の塊へと変貌させていた。そしてそれは、周囲の家畜から吸った毒によってどこまでも大きくなり続ける。
「他人の幸せを奪うなんていけない人……」
 リリスエルは自分が傷つけられることより、周囲の家畜たちが元へ戻っていくことの方に憤慨する。そしてその元凶を成敗してくれんと、攻撃されるのも構わずるこるの乳房に体を潜り込ませた。
「そういうおっぱいは……こうだよ」
 鋭い牙でがぶりと巨肉に噛みついた。
「あぁ、でちゃいますぅ」
 その瞬間、蔓を押し返しながらるこるの先端から白い噴水が大量に吹きあがった。同時にその乳肉がさらに膨れ上がり、間に挟まっているものを粉砕する。
「きゃうっ!?」
 自身の体の数倍の肉の山に挟まれ、その重量に押し潰されるリリスエル。さらにその中で激流の如く荒れ狂う母乳の振動が乳肉を揺らし、体をぐりぐりとねじりすり潰す。
 強力な現実改変ユーベルコードの力が全て吸収されたるこるの乳房。それに潰されるリリスエルは、この力こそが自身の滅びの始まりになったと理解できたかはまだ定かではなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フランツィスカ・フロイデ
ほかの人を気持ちよくするなんて……あなたは優しい吸血鬼なのね

私は快楽を求める生き物なので捕まるわ

短くない時間快楽を味わうのだけどやがて飽きる
そう……私は浮気性
そこがどんな楽園であれ一ヶ所に留まるということはしない

というか、その前に
どうして眼前に居る魅力的な女の肉体を味わわずにいられる?襲いかかるわよ
「次は貴女が欲しいわ」

好き放題弄んだら去ろうとする
出ていこうとするのを止めるのなら別れのキスをして諭させるわ
それは相手の生命力を吸う死の接吻

家畜について。
主を失った楽園の家畜に生きていく術などありはしないでしょう
せめてもの慈悲、快楽の中で死なせるわ
自ら快楽を求めにいけないのならその方がいいでしょう



 リリスエルが人間を飼う目的は『救済』。そしてその動機は『善意』。
「ほかの人を気持ちよくするなんて……あなたは優しい吸血鬼なのね」
 フランツィスカ・フロイデ(|歓喜《フロイデ》・f35698)はその意を汲み、快楽を求め彼女の楽園の一員となっていた。
 全てを幸せにしたいと思っているリリスエルは来るものを決して拒まない。自身の能力と現実改変ユーベルコードを持って、彼女はフランツィスカを『幸せ』にし続けた。
 しかし、どんな強い刺激もいつかは飽きが来る。
(そう……私は浮気性)
 短くない快楽時間の果て、フランツィスカはこの『楽園』に退屈を感じていた。
 これは初めての事ではない。今までも彼女は様々な快楽に手を出しては、やがて飽きてそれを捨てていた。
 そして、それは今回も変わらない。そこがどんな楽園であれ一ヶ所に留まるということはしないのが彼女の流儀なのだ。
 折しも闇の救済者戦争の只中、この地は戦場として選ばれた。この楽園ももう長くはないだろう。今こそまさに潮時と言えた。
 ここを去ることに躊躇はない。だが、その前に。
「次は貴女が欲しいわ」
 この楽園の主であるリリスエルは、無数にいる家畜たちよりもはるかに濃い精力と魅力を持っていた。それほどの女を前に無下に去るのは勿体ない。どうして眼前に居る魅力的な女の肉体を味わわずにいられる?
 今まで飼われる立場だったのを一転させ、フランツィスカはリリスエルへと襲い掛かった。
「あら、どうしたの? もっと幸せになりたいの?」
 それさえもリリスエルは拒むことなどせず、むしろ体を広げて受け入れた。
 その豊かな胸に顔を埋め、股間をすり合わせる。それに答えてリリスエルも自分の腰を動かすが、その動きを自分で抑えつけ、主導権は渡さない。
 今までされるがままでいた家畜の反撃にリリスエルも少し驚いたようにするが、それでも快楽を貪ることは良いことだと自分の体を合わせそれに答えていく。
 胸で、指で、股で、今までは向こうから来るばかりだったリリスエルを味わい尽くすフランツィスカ。
 そうして一しきり楽しみ切った所で、彼女はリリスエルから体を離した。
「あ……」
「楽しかったわ、さようなら」
 そのまま立ち上がり、そっけない別れの言葉と共に去ろうとするフランツィスカ。その背中を、リリスエルは抱き留める。
「だめだよ。外は辛いことに溢れてる。幸せはここにしかないの。だからずっと、ここで一緒にいよ?」
 自ら出て行こうとする相手など初めてなのか、必死に縋って引き留めようとするリリスエル。彼女の言葉に裏や嘘はなく、この楽園だけが人間が幸せになれる場所なのだと本気で思い、相手の為にこの場に留まるよう説得しているのだ。
 背に縋る彼女に、フランツィスカは振り向く。そしてその健気な善意に、自らの唇を重ねることで答えた。
「んっ……」
 その瞬間、ぴくんと跳ねて顔を蕩けさせるリリスエル。その表情は快楽に蕩けているようで、また意識を乱され呆然としているようでもある。
 それは相手の生命力を吸う死の接吻。【キスで殺す】別れの口づけ。自分が家畜でいた間に与えた快楽エネルギーを吸収しかえすかの様に長く、深く口づけする。
 唇を離すと、そのままリリスエルはその場に倒れた。肌を染め絶頂の余韻に浸るように体を痙攣させる彼女に背を向け、フランツィスカはまた歩き出す。
 それを追うでもなく遠巻きに裸の女……少し前までの同胞だった家畜たちが見てくるが、それに対してはフランツィスカは何もしない。
「主を失った楽園の家畜に生きていく術などありはしないでしょう。せめてもの慈悲、快楽の中で死なせるわ。自ら快楽を求めにいけないのならその方がいいでしょう」
 すでにリリスエルの庇護の下何もせずに生きていくことに順応し切った家畜たちが、外の世界に出て生きて行けるはずもない。その点ではリリスエルの言葉は真実だ。そして彼女が討たれた後は、ただここで改造された体を自ら慰めながら誰にも世話をされず死んでいくしかないのだ。
 あるいは自ら新しい主、新しい快楽を求めることができれば別の好事家の目にも留まれたかもしれないが、そうする意思すら捨てたのがこの家畜たちなのだとフランツィスカはよく分かっていた。
 せめて最期まで幸せであれと思いながら、フランツィスカは飽きた幸福に別れを告げ楽園を捨てるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

二尾・結
NG:汚い感じの喘ぎ声

最初からUC『拡散する人形』を発動。私がリリスエルを敵と認識している間に人形化させられるか、自分が相手のモノになるかの勝負になります。

普通の感情は薄いので直接的な快楽には耐性があります……が、リリスエルから発せられた「飼ってあげる」という言葉に被所有欲を刺激されていて、自分が他の家畜たちの様になった姿を想像して悦びを覚えてしまっています。
それをリリスエルに見抜かれて、私を水晶像に変えて所有物であることを強調するような攻め方をされればあっさりと堕ちてしまうでしょう。

敗北した場合は敵味方の識別が反転し、人形化の呪いを放つ水晶像というオブジェとして楽園に飾られ続けます。



 静かに、だが確実に、猟兵とリリスエルの戦いは始まっていた。
「……」
 無言で花畑を歩く二尾・結(人形だったもの・f21193)も、またリリスエルを討伐しこの楽園を破壊するためにやって来た猟兵の一人だ。
 その髪からは【拡散する人形】の呪詛が撒き散らされ、周囲の家畜たちをその場に無様に倒れ込ませ動けなくしていく。
 そして楽園の奥にたどり着けば、そこには肌を曝した淫魔の如き女がいた。
「あなたも幸せになりたいのね。でもだめだよ、他の皆の幸せを邪魔したら」
 ここまで家畜たちを制圧しながら来たのを見ていたのだろう、窘めるように言うその女、リリスエルを、結は敵意を持って見つめた。
 その視線に怯むことなく、リリスエルは結に近寄ってその体を撫でる。
「もしかして、幸せを奪われちゃうって思ってる? 大丈夫だよ、誰もそんなことはしないから」
 相手を受け入れるという姿勢を隠さない優しい言葉。その言葉の誘惑を振り払い、結はユーベルコードを振りまき続ける。
(私がリリスエルを敵と認識している間に人形化させられるか、自分が相手のモノになるかの勝負になります)
 結の呪いは『敵味方を区別する』。それは言い換えれば『敵と認識できる相手にしか効果がない』とも言える。だから結はリリスエルへの敵意を保とうとするが、リリスエルの方は知ってか知らずか、結の心を籠絡しようと言葉を重ねる。
「ここにいれば誰でもいつまでも幸せになれるの。だからあなたも、この楽園で飼ってあげる」
 飼ってあげる、その言葉を聞いた瞬間、目に見えて振りまかれる呪詛が弱まった。普通の感情は薄く一般的な快楽には耐性のある結だが、その被虐願望、モノとして所有されたいという被所有欲は常人の比ではない。
 この楽園では、元よりリリスエルと人間たちは等しい関係ではない。肉体を快楽器官の塊に変えられ単独で生きていくことすら困難となり、その全てをリリスエルの庇護と管理の下で生きるまさに家畜、所有物としか言いようのない存在。
 それになれという誘いは、結にとってはどんな快楽よりも抗いがたい誘惑。入口からずっと見てきた、裸になって二足で立つこともやめ、快楽を貪る以外は全てをリリスエルに委ねた哀れな家畜たち。
 あるいは花畑の中置物の様に立ち、恍惚の顔を曝したまま水晶と成り果て己の性感帯から噴水の様に『蜜』を垂らす惨めな水晶像たち。
 自分がそれになったらと想像すると、結はもう己の中に湧き上がる悦びを抑えることができなかった。
「あ、ここがぴんってなってるね。そのままずっと、気持ちいいままの体にしてあげるね」
 結の胸の先端に尖った胸を突き刺し、そこに何かを埋め込むリリスエル。服の下で固く屹立していたそこが露になり、外気に触れた瞬間一気に結は絶頂に達した。
「う、ぁ、ぁ……?」
 体がびくびくと痙攣するが、声が上手く出ない。体は一度の絶頂では収まらずなおも快感を求めているのに、それに対する意思表示や行動が何一つとれないでいた。
「大丈夫だよ。ただ気持ちいいって思ってればいいの。あなたはもう自分で何もしなくていいの。私が全部してあげるから」
 服を切り裂き、結の肌を露にしていくリリスエル。だが完全に裸にせず、一部の衣服や下着だけ張り付いたような形で残しつつ秘部、陰部だけを露出させた。
「うーん、やっぱり飾りつけはこっちの方がいいかな。あとはイってる状態にして……」
 それは明らかに独り言。リリスエルはもう結に意見など求めておらず、自分の感性だけで彼女を改造していっている。それはまるで着せ替え人形に似合う衣装を探しているようだ。
 その『モノ』扱いに、結の体は固くなる。それは恐怖でも緊張でもなく、悦楽。そしてそれは、明確に変化となって現れた。
「じゃあイった瞬間に全部変わっちゃうから……えいっ❤」
 丸出しになった股間に、リリスエルの尻尾が挿しこまれた。その瞬間結は激しく達し、同時に胸の先端からその体が水晶に変わっていく。
「ぃ…………ぅ…………」
 喉まで凍り付く寸前に僅かに漏れた最後の言葉。それは本当は喉も裂けんばかりの絶叫だったのかもしれないが、結局は耳を澄まさねば聞こえないほどの微かな吐息にしかならなかった。
 水晶の像となって動きを止めた結の体。それは狂気の絶頂の瞬間で時を止められた、永遠に続く絶頂地獄に落ちた姿であった。
「うん、綺麗なお人形さんができたね。どこに飾ろうかな。皆が見てくれるところがいいよね」
 止まらず絶頂し続ける部位がよく見える場所を選び、そこに結を設置するリリスエル。結はもう、この楽園を彩る一つの美術品でしかなかった。
 美術品の幸せは飾られ、愛でられること。その幸せを与えてくれたリリスエルは、結にとってはもう味方以外の何物でもなかった。
 楽園に仇成すものに呪いをもたらし、所有者を守る曰く付きの美少女像。そんなどこかのオカルト話に出てきそうな品物に、結は成り果てた。そのまま結は人形化の呪いを放つ水晶像というオブジェとして、楽園に飾られ続けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

篁・綾
アドリブ歓迎。情け無用(ふた鼻フック膨体異形化以外は何しても大体OK)
エロニンジャスーツにて参陣。

ちっ、割と普通に面倒くさい輩ね…。
とりあえず自身に【催眠術】をかけ現実認識を強化。【呪詛耐性】も張りつつ挑みましょう。
とりあえず、家畜を戦闘に巻き込まないように気をつけつつ、楽園の【闇に紛れ】強襲を。
(撒き散らされる蜜と毒を耐性で耐え、飛び出す触手を斬り捨て…としているうちに精神を侵食され勘が鈍って敵UCにハマり、巨乳を爆乳化される。サイズアップでスーツを突き破った爆乳からミルクを噴出、立ったまま達してしまう。当然動きも鈍る為、ここぞとばかりに胸を責められながら捕獲され、気絶している間に家畜の首輪もつけられ囚われの身に。前後の穴も異常感度に改造され、四肢を拘束された状態で家畜の列に加えられてしまう。本人は恥辱に耐え反撃の機会を伺うものの、逃がれる術もないまま改造された肉体を蹂躙され、様々な体液を垂れ流しながら嬌声をあげ悶絶する羽目に)

(出目がとても良ければ最後の最後に奥の手のUCで反撃)



 淫庭の魔女姫『リリスエル』、快楽を救済とし、楽園を築いて無上の善意で人間を飼うオブリビオン。
 それはダークセイヴァーにおいては異端とも言える思考であったが、その精神性を排し能力だけに着目してみれば、抵抗する意思そのものを削ぎどれほどの力があろうと無意味にするというある種の必殺性を秘めた能力であった。
「ちっ、割と普通に面倒くさい輩ね……」
 その厄介さを理解していた篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)は、相手の得意を封じるために事前に周到に準備を整えていた。
 相手の能力を呪詛の一種とみてそれに対する耐性を高め、さらに自身に強烈な催眠術をかけて相手の意思を受け入れない心を作り上げる。その上でニンジャの隠密性と動きを遮らない密着度を併せ持ったスーツに体を包み、楽園の中に紛れリリスエルへと忍び近づき、そのまま強襲しての暗殺という作戦を試みていた。
 家畜たちを先頭に巻き込みたくないこともあり、気取られぬようゆっくりと進んでいくが、それはつまりそれだけ楽園に蔓延る魔の花の中にいる時間が長くなるということ。それらは脳を犯す香りを放ちながら、綾に向けて毒の滴る触手を次々と伸ばしてきた。
 香りを吸わぬよう息を抑えつつそれを切り飛ばすが、まるで返り血の様にそこから飛び散った淫毒の蜜が肌につき体を無理にでも昂らせようとする。ぴっちりと体に張り付くスーツの下で大ぶりの胸が疼き、その先端が浮き上がってスーツ越しに花にこすれそこに電流のような快感が走った。
「……っ!」
 思わずそれに反応して体をのけぞらせてしまう。その勢いで突き出されたその胸に、ちくりと痛みを伴う快感が走った。
「あらぁ、これはりっぱなお胸だね。いっぱい幸せが詰まってそうだね」
 それと同時に聞こえる女の声。目の前には、標的のはずであるリリスエルが屈託ない笑顔で立っていた。
 慎重に進んできたことが災いしたか、綾は必要以上に花の香りを吸ってしまった結果事前の準備も虚しく精神を犯され、敵の接近に気づけなかったのだ。綾がそのことに気づいた瞬間、乳房の芯から急速に熱が沸き上がり、それは一気に胸全体に広がりさらにその外まで溢れ出した。
「うあぁぁぁぁっ!!」
 そのまま元々大きかった綾の乳房が、先端から白い迸りを噴き上げながらスーツを突き破り一気に巨大化した。胸の奥から噴きあがる強烈な快感と淫気に満ちた外気に触れたことで、綾は立ったまま絶頂し辺り一面に白いものを撒き散らす。
「わぁ、いっぱい出たぁ❤ うんうん、大丈夫。もっと幸せにしてあげるからね」
 手を伸ばして来るリリスエルを迎え撃とうとするが、武器を構えることすらできぬほどに動きは鈍り、その巨大な胸を鷲掴みされてしまう。
「はい、ぎゅ~っと」
 指が埋もれる程に力強く握られると、性感帯を直に抉られたかの如き強烈な快感が脳を焼いた。
 そのまま声を上げることすらできずに、綾は目の前に噴きあがる信じられないほどの白乳を最後に見ながら意識を失った。

「はい、皆、新しいお友達だよ~」
 リリスエルが家畜たちを集め、にこやかに言う。その足元に跪いているのは、首輪をつけ四肢を拘束された綾だった。強引に四つ足の姿勢をとらされている綾の体は、気絶している間にさらに改造されておりより淫猥に変貌していた。
「はい、見ての通りこのお友達はおっぱいがとってもたくさん出ます」
「おぉぉぉぉ!?」
 さらに一回り大きくなった乳房を持ち上げ力いっぱい握り潰せば、そこから大噴射で母乳が噴き上がる。
「それから、一杯幸せを感じられる穴も開いてます」
「ひ、ぐぅぅぅぅぅ!?」
 突き出された尻に手を挿しこみ、前後の穴に指を入れて掻きまわされればそこが脳と直結しているかの如く快感が突き抜け、秒刻みで絶頂を繰り返してしまう。
「それじゃみんな、仲良くしてあげてね」
 そう言ってリリスエルが離れれば、周囲の家畜たちが一斉に群がり綾の淫肉を貪り始めた。胸に吸い付く者、股間に顔をうずめ舐めまわす者、獣の様に覆いかぶさり交合する者。
 その全てが狂う程の快楽を綾に与え、その身を家畜に堕としていく。そしてそれに答え、綾はまさにそれこそが幸せの証とでもいうように胸から、股から、顔からもあらゆる体液を垂れ流し嬌声をあげ悶絶する。
 その快楽の中、ふとリリスエルの姿が目に入る。
(そうだ、私は……)
 自分は何しに来たのか。本来の目標であった相手が無防備に笑う姿に、それが思い起こされた。
「あれ、どうしたのかな?」
 隙だらけで近づいてくるリリスエル。まだとっておいた奥の手がある。最接近してきたその時こそ、それを見舞ってくれようと。
「輝れ、燿れ……」
「もっと幸せになりたいんだね。はい、ご褒美」
 その意思は、口にリリスエルの裸の胸が捻じ込まれた時脆くも封じられた。そのまま流しこまれる濃く甘いリリスエルの体液が、最後の意思も押し流していく。
「わぁ、またいっぱい出るようになったね。うふふ、えらいえらい」
 そのまま貪るようにリリスエルの乳房を吸い、自分の乳房からも同じものを噴き出し続ける綾。
 リリスエルは彼女の意思がどうあったかなど全く知らぬまま、彼女を家畜の一匹として可愛がり続けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シャーリィ・リトルウィッチ
やり過ぎOK!

あはは♪このお花すっごく良い香りがするし、蜜もとっても甘ぁい❤
リリスエルの言ったとおり、こんなに美味しい蜜を飲まないなんてもったいないよぉ
さっきは襲ってごめんね!お礼にシャーリィはリリスエルと戦わないでいてあげる♪
だから今は、この蜜をお腹いっぱいになるまで食べちゃいまぁす❤

無我夢中で蜜を飲んでると胸がどんどん大きくなるよ
そして異常なほど膨らんだシャーリィの胸をリリスエル様がぎゅって絞ったら、ミルクが溢れて止まらないの
そのせいでイキ続けて頭が真っ白になって、シャーリィ分かっちゃった
ここに来たのは、リリスエル様のミルクサーバーになるためだって❤

蠢く妖粘液がシャーリィを包み込んだら、リリスエル様専用の水晶ミルクサーバーの完成❤
顔はアヘ顔で、大きな胸の先にある蛇口を捻るとミルクをどぷどぷ垂れ流すの❤
ミルクを垂れ流して絶頂して幸せ❤リリスエル様が美味しそうに飲んでくれて、ミルクを褒めてくれて幸せ❤
これからずーっと、リリスエル様のためシャーリィはミルクサーバーとして生き続けまぁす❤



 楽園を満たす花は普通の花ではない。頭を蕩かし、体を変える香りと蜜を放つ魔の花だ。
 その花の中を、シャーリィ・リトルウィッチ(ウィッチスライム・f20008)は楽し気に転げ回っていた。
「あはは♪このお花すっごく良い香りがするし、蜜もとっても甘ぁい❤」
 透き通ったスライムボディを持つ彼女はその体を花の上でバウンドさせて転がし、形を変えながら跳ねまわるが、そのたびに鼻から飛び散った花粉や蜜が彼女の体につきその内部へと浸透していく。
「リリスエルの言ったとおり、こんなに美味しい蜜を飲まないなんてもったいないよぉ」
 スライムの体を持つ彼女は、たとえ人の形をとっていてもその全身が均質な素材。体のどこに蜜が触れても、それは口どころか粘膜から直接吸収するに等しい即効性があるのだ。
 そんな蜜と花粉まみれの状態で転がりながら、シャーリィは傍らにいるリリスエルに顔を向けて言った。
「さっきは襲ってごめんね! お礼にシャーリィはリリスエルと戦わないでいてあげる♪」
 その言葉通り、シャーリィはリリスエルを討伐に来た猟兵。そのスライムの体を活かした隠密でリリスエルに近づき、先制の一撃を食らわせていたのだ。
 しかしそれで彼女を倒すことは出来ず、そのまま周囲の蜜濡れにされてシャーリィは即座にその虜にされていた。
「ううん、いいんだよ。外は怖い事ばっかりだもん。しょうがないよ。でももう安心だからね」
 恐らく最初の一瞬だけ抵抗されるということには慣れているのだろう。まったく気にしないという様子で、リリスエルはシャーリィを受け入れていた。
「だから今は、この蜜をお腹いっぱいになるまで食べちゃいまぁす❤」
 そうして彼女の楽園の一員となったシャーリィは、自分がここにいる理由となったその蜜を全身をもって貪り続けていた。
 スライムの体はその蜜の成分を全て吸収し、その淫毒によって体全てが変えられて行く。その成分は、特にシャーリィの胸に現れていた。
 まさに水を入れたかのように膨れ上がった胸は、すでに人の体一つ分ほど。その胸に、リリスエルが手を当てる。
「わぁ、とってもおっきくなったね」
「あぁっ❤」
 優しく撫でまわすとそれだけでシャーリィに強烈な性感が走る。その反応を見て、リリスエルは腕まで使い思い切りその乳房を握り潰した。
「おぉひぃぃぃぃぃ❤❤❤」
 その先端から、白く色のついた液体が大量に噴き上がる。噴出口のスライムは大きくそそり立ったそれの形を作っているが、その大きさだけでも人の頭部ほど。そこから自身の生成した白液を噴き上げるたび、シャーリィの頭も真っ白に染まっていく。
「幸せそうだね、よかった」
 その姿にリリスエルは満足げにさらに搾乳を続ける。シャーリィの正気までが白乳となって吹きだされたかのごとくに、その快楽でシャーリィは全てを理解した。
「シャーリィ分かっちゃった。ここに来たのは、リリスエル様のミルクサーバーになるためだって❤」
 様、と敬称までつけ、リリスエルへの完全服従を示すシャーリィ。その願いをかなえるかのように、シャーリィの周囲を彼女の体とは別の粘液が取り囲んだ。
「うんうん、あなたの望む姿にしてあげるね。だからおいしいミルクをいっぱい出してね」
 粘液はシャーリィの体を固め、巨大な胸を突き出す無様な格好に固定して水晶化していく。さらに股や尻の間にある両穴に当たる部分には深く浸透し、刺々しい形になって中を抉る形で固着した。
 そして突き出された両胸の先端。そこは噴出するための場所深く、まさに水道管を通すように分泌帰還まで入り込み、さらに先端は前方に突き出し蛇口のような形となって固まった。
 顔を覆った粘液はその瞬間造っていた表情……無様なアヘ顔のままで彼女の顔を固定する。そんな卑猥極まるサーバーについた超巨大タンク、その先についている蛇口をリリスエルが捻ると、これまでとは比較にならないほどの絶頂がシャーリィの胸を支配した。
「おぉぉぉひょぉほほほぉぉぉぉぉ❤❤❤」
 無様に奇声を上げて絶頂するが、その声は水晶に遮られ外には漏れない。そしてその蛇口にリリスエルが口を付けて直接吹きだす液体を飲むと、それだけで狂う程の幸せが彼女を支配した。
「うん、とってもおいしい。これからず~っと、幸せにミルク出してね」
 リリスエルが優しく微笑むと、それだけでシャーリィは幸せに犯される。
「ミルクを垂れ流して絶頂して幸せ❤リリスエル様が美味しそうに飲んでくれて、ミルクを褒めてくれて幸せ❤」
 蛇口を締めると噴出は止まり、絶頂が強制的に止められるがそれすらも狂う程の幸せ。
「これからずーっと、リリスエル様のためシャーリィはミルクサーバーとして生き続けまぁす❤」
 巨大水風船のような超乳をふるふると揺らし、全てを捨ててシャーリィはモノとして永遠の隷属を誓うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

斎藤・斎
NG:快楽堕ち
アドリブ大歓迎

一応、救済の意思があるだけ他よりマシかもしれません。相手が望むかどうかを見ていないので、結局変わりはないのですが。
つまりは、打ち滅ぼすべき相手です。

現場に到着すると同時に支援物資緊急投下で自走式の草刈機を大量に操作して、花畑を刈り尽くすとともに罠や触手を隠すスペースを無くします。表に出たそれらは炸裂弾頭で吹き飛ばしてしまえば、後は本体と直接戦闘の時間です。

戦闘中、不意を突かれて悪魔の尻尾のようなものを生やされてしまいました。自分の意思で動かせるので当初は不利な器官と考えなかったのですが、認識が甘かったです。
邪魔にならないよう腰に巻きつけたのですが、尻尾が服に触れた途端背筋が痺れるような感覚に襲われます。腰砕けになって座り込んだ所を、即座に弱点と見抜いたリリスエルが距離を詰めて尻尾を握ります。全身の性感帯がその手の中に集中しているかのような衝撃に、私は嬌声をあげながら身悶えする事しかできません。望まぬまま快楽を享受する私をリリスエルは楽器のように愛でるのでした。



 リリスエルの目的は、苦しむ人間たちを自らの楽園に迎え入れ救済すること。快楽を与えているのも善意から。それによって人間が壊れてしまうことがあるがそれは望んでそうしているわけではなく、ただそのことを理解も想像もしていないだけである。
「一応、救済の意思があるだけ他よりマシかもしれません。相手が望むかどうかを見ていないので、結局変わりはないのですが」
 斎藤・斎(人間賛歌・f10919)はリリスエルのその思想を把握し、そしてその欠点、限界も正しく理解していた。
「つまりは、打ち滅ぼすべき相手です」
 そして、その上でそう結論を出して彼女の楽園へと乗り込むことを決めた。
「不足しているものを教えて下さい。大体のものは揃えています」
 即座に【支援物資緊急投下】を要請、自走式の草刈機とともに先行している味方を道標とし、斎は楽園へとテレポートした。
 到着と同時に草刈機は四方に走り出し、足元の花畑を刈っていく。突然の侵入者に花は猛毒の花粉と蜜を振りまき排除しようとするが、機械には狂う意識も感じる快楽もなく一切止まることなく進軍を続けていった。
 目印のはずの仲間の姿が見えないことを若干不思議に思いつつ、それに続けて斎自身も炸裂弾頭をぶちかまし、伸び来る触手を焼き払う。いかに現実改変ユーベルコードで作られた花畑とはいえ、徹底的に攻勢に出られては成す術なくなぎ払われるばかりであった。
「もう、お花畑を荒らしちゃだめなんだよ」
 後は本体を叩くのみ、と思ったところで、探すまでもなく向こうからそれは現れた。少し頬を膨らませたリリスエルが隠れることもなく正面からやってきて、まるで子供を注意するかのように斎をしかりつけてきた。
 それに対しては答えることなく、斎は『Cz72』を撃ちかける。リリスエルはひょいと飛んでそれを避けると、回り込むように飛行しながら斎に近づいてきた。
「そんなことをしたら幸せになれないよ。他の皆みたいに素直になって」
 諭すようにそう言うリリスエル。皆、という言葉に彼女の方を見ると、そこにあったのは。
「……っ」
 変わり果てた姿の、先行した猟兵たち。テレポートの座標に使った仲間が姿を現さなかったのは、既にこの楽園の一部となって人とも認識できない状態になり果てていたからであった。
 その姿を目の当たりにした同様で、斎に一瞬隙が生まれる。その瞬間、リリスエルは斎の背後から急接近し尻の上あたりに爪を突き刺した。
「くっ!」
 体を回してすぐにリリスエルを振り払う斎。だが刺されたところから形容しがたい感覚が溢れ出し、それが爆発すると同時にその部分の服を突き破り何かが飛び出してきた。
「これは……?」
 それは黒くしなる長い矢印のようなもの……まさに悪魔の尻尾と呼べるものであった。
「ね、おそろいだよ」
 それが斎の尻から生えたのを見て、リリスエルは嬉しそうに同じ形の自分の尻尾を振る。その姿に斎も自分の背面に意識を向けてみると、どうやらそれは自分の意思通りに動かせるらしい。
 だがあって不利になるものとも思えない。恐らくはリリスエルが戯れに付けただけのものだろうと思い、斎は邪魔にならないようそれを自分の腰に巻き付けた。
「ひあぁっ!?」
 その瞬間、とてつもない性感が斎の体を駆け巡った。その出所は、腰の服に擦れた尻尾の表面。不意打ちの快楽に、思わず斎は腰砕けになり座り込んでしまう。
「ね、とっても幸せでしょ?」
 リリスエルはその姿に満足そうに近づいてきた。咄嗟に抵抗しようとするも、その間もなくリリスエルは斎の尻尾を鷲掴みにした。
「おぉぉ!?」
 思わず声を上げ、攻撃も止めてしまう。そしてそのままリリスエルが尻尾を腰から引き剥がすようにして引っ張り上げると、それだけで斎は無様に絶頂してしまった。
「う、くぅ、ふぅぅ……」
 たったこれだけで荒く息をつくことしかできなくなるほどの、手の中に性感帯全てを握られているような快感。この尻尾はただの飾りではない。リリスエルの淫魔因子によって作られた、悍ましき異形の快楽器官なのだ。当然そこから与えられる快感は、人間では抗し得ることなど出来ない人外の快楽。
「あぁぁぁ、ひ、いぎぃぃぃぃぃ!!」
 目を向いて身悶えするしかない斎の後ろに立ち、リリスエルは斎の尻尾を弄ぶ。
「ここはね、根元からぐーってするととっても気持ちいいの。それから、先っぽが固いからかりかりするのもいいんだよ」
 根元を掴んで先端まで一気に扱きあげれば、それだけで粘膜を直接こすられたような快感の津波が意識を押し流す。そしてリリスエルの鋭い爪が矢印状の先端を引っかくと、それは剥き出しの神経を弄り回されているような眼から火花が出る程の快感となる。
「ね、これからはここで幸せになってればいいの」
 そして他のものと同じように快楽に死ぬまで溺れていればいいと、リリスエルは優しく誘った。だが、斎は首を立てには降らない。
「う、あぁ……」
 声にならない声を上げながら、それでも僅かに目はリリスエルを睨みつける。
「そんな顔しちゃダメ。幸せにならなきゃいけないんだよ」
 そんな彼女にさらに説得を続けるべく、リリスエルは尻尾の側面に鋭い爪を突き刺した。
「くひぃぃぃぃぃっ!!」
 はしたない声を上げ、またも絶頂する斎。
 あるいはこの快楽に狂ってしまえば、リリスエルもそれ以上の過剰な快楽責めはしないだろう。だが、決して堕ちないからこそ彼女の責めは終わらない。
「ここはどう? それともここがいい?」
「ひ、あ、いぎぃぃぃぃぃ!!」
 責められる場所ごとに違う声を上げる斎。そうして望まぬまま快楽を享受する斎を、リリスエルは楽器のように愛で続けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

蒼井・美奈
『NGなし・アドリブOK』
人を家畜にするなんて絶対に許せない!
「蒼き光が悪を討つ! ルミナサファイヤ見参!」
名乗りをあげ、リリスエス目掛け【アライアンス・リベンジャー】の一撃を食らわせる

…はずだった
でも、家畜の発する甘い香りに体どころか精神までもドロドロにされてしまい、私は手にしたブルーコメットを手放してその場で自慰を始める
(あぁん、こんな気持ちいいのならもう何もいらない…)
そして家畜たちは私の体をよりいやらしいものへと変えていく
豊満なバストはサイズだけでなく感度も向上し、
秘部からは絶えず愛液が垂れ流しで食虫花のようにひくついている
お尻も同性をも魅了する美尻へと変わり、感度もトイレに行くたびにアクメをキメるようになる(行かせてくれれば、の話だけどね)
すっかり『家畜』の一員と化した私はリリスエル様に『幸せ』をおねだりする

淫魔因子を埋め込まれた後ろの穴は新たな快楽器官と化し、そして眷属と化した私はリリスエル様のお手伝いをしながら「ご褒美」を与えられる日々を送っている
あぁん…私、幸せぇ…♡


桃園・陽明
(手加減無用・アドリブOKです)

(家畜たちの姿を見て)
こんなの…『救済』なんかじゃない!
ただの『傲慢』よ!
待っていて、みんな
この聖愛戦隊アムレンジャーのピンクアムールがあなた達を解放してあげるから!

家畜にされたみんなを庇う形でリリスエルと戦う
アムレーザーの【誘導弾】【エネルギー弾】を使い分けながら間合いを詰め、【アライアンス・リベンジャー】で攻撃…きゃあっ!?
(家畜たちに取り押さえられる)
や、やめてみんな!私はみんなを…むぐっ!?
(口元が開いたヘルメットが災いして家畜にディープキスをされ、蜜を流し込まれる)
んっ、はむっ、んむぅ~…
(たちまち蜜の虜になり、自ら進んで舌を絡めて家畜から蜜を舐めとる)

あはぁ…気持ちいい…幸せぇ~…❤
(乳房と股間の部分だけ強化服を解除し、前よりも遥かに大きくなった乳房を地面に擦りつけながら腰を突き出す姿勢で前後の穴を弄る)
そこへリリスエルさまがもっと『幸せ』にしてくれるために私のお尻に淫魔因子を埋め込む…

(変化の内容や状態異常の成否はお任せします)



 これまで何度も述べられている通り、リリスエルの目的は人間たちを『救済』することである。過酷な外界から人間たちを隔離し自分の楽園に保護、その上で何も不自由のない快楽漬けの一生を送らせてやるという、彼女が考え得る無上の幸せを人間たちに提供してやることこそがリリスエルが人を集める理由だ。
 だが、その楽園に招かれたものは快楽で自我を破壊され、人間としてのあらゆる思考や尊厳、羞恥などを一切放棄し、快楽器官の塊に肉体を変えられ永遠に狂気の快楽の中家畜として飼われ続けることになる。
「こんなの……『救済』なんかじゃない! ただの『傲慢』よ!」
 そのリリスエルが与える『幸せ』を目の当たりにし、桃園・陽明(ピンクアムール・f39180)は怒りに震えていた。
「待っていて、みんな。この聖愛戦隊アムレンジャーのピンクアムールがあなた達を解放してあげるから!」
 人の形すら留めぬ淫肉の塊となった家畜たちに力強くそう宣言するが、恐らくもう人語を理解する知性も溶け果てているのだろう。周囲からの返事は一切返ってこず、その事実がより陽明の怒りを燃え上がらせる。
 そして、彼女の『救済』を許容できぬというものはもう一人。
「人を家畜にするなんて絶対に許せない!」
 蒼井・美奈(ルミナサファイヤ・f38072)もその非道に憤る。人間は考える葦である、我思う故に我あり、そう言った人を人たらしめる『知性』を奪い去っておいて、一体何を救済と呼べるのか。
 同じ思いを胸に、リリスエルの作り上げたこの世界へと共に乗り込んだ二人。周囲を囲む家畜たちの惨状に感情を昂らせつつ進んでいけば、この世界の主は隠れることもなくその場にいた。
「あら、また幸せになりたい人? ちょっと疲れちゃったけど……大丈夫、これが私のお仕事だもん」
 彼女にとって救済は自らの望みであり己に課した役目、そしてこの楽園は己の世界であるが故、隠れる必要など彼女は微塵も考えないのであろう。
「蒼き光が悪を討つ! ルミナサファイヤ見参!」
「聖愛戦隊アムレンジャー、ピンクアムール参上!」
 そのリリスエルに、二人も自らの姿を堂々と見せて名乗りを上げた。その名乗りと二人の全身を覆うスーツが示す通り、二人は正義の力を振るうスーパーヒロイン。
 陽明は『アムレーザー』から誘導弾と直線で飛ぶエネルギー弾を撃ち分けて牽制し、美奈は『ブルーコメット』を輝かせて接近戦を挑んだ。
「わっ、なにこれ……きゃっ!?」
 元々直接戦闘力は高くないという話通り、リリスエルはその輝きにほとんど棒立ちで見とれるまま直撃を受けてしまっている。
 このまま畳みかければいい。そう思って二人は視線を交わしあい、同時に【アライアンス・リベンジャー】を放っての必殺を試みた。
 二人の萌える小ぶりがリリスエルに迫る。だがその瞬間。
「きゃあっ!?」
 突如として陽明の動きが止まった。彼女の体には、異形の肉を揺らした全裸の家畜が何人もまとわりつき、その肉を押し付けていた。
「や、やめてみんな! 私はみんなを……むぐっ!?」
 口元の開いていたアムレンジャーのヘルメットが災いし、その口に一人の家畜が唇を重ねてしまう。そしてそのまま校内に舌を捻じ込まれ、大量の液体を口移しにを流し込まれてしまった。
「むぐ、ぐ、ぐぅぅ……」
 流れ込んで来るそれは唾液というにはあまりに多く粘っこく、そして甘い。その液体が胃に流し込まれると同時に、陽明の肉体は熱くなり思考が痺れていった。
 相方の危機に、美奈も思わず拳を止めて振り返る。まずは彼女に纏わりつく家畜を追い払わなければ……そう考え近づいた瞬間、濃く甘い香りが美奈をも包み込んだ。
「あ、あ、あ……」
 手が震え、持っていた武器を取り落とす。目の前で絡み合う家畜の肉の間からはその体液が揮発し、周囲にまき散らされていたそれを美奈は思い切り吸い込んでしまっていたのだ。
 武器を離した手を、美奈は自らの股間にやる。そのままコスチュームの上から、そしてすぐにそれをずらし直接隠された部分をまさぐり始めた。
(あぁん、こんな気持ちいいのならもう何もいらない……)
 瞬く間の戦意喪失。倒すべき敵も救うべき仲間も捨て置いて、美奈はその場で大股を開き水音を立てて自らを慰めだした。
「んっ、はむっ、んむぅ~……」
 そして陽明も、自分から舌を絡め、家畜にもっと蜜を出すように催促する。
「わぁ、皆歓迎してくれてるね。これでお友達だね」
 その様子を、直前まで狙われていたことなど忘れたかのようにリリスエルが笑顔で見る。それに答えるように家畜たちは体を揺らし、その肉から香りを、全身の穴から蜜を垂れ流しにしそれを二人に溺れるほどに浴びせかけた。
 この家畜たちの肉体は、楽園を覆う魔の植物の苗床に変えられていた。故にその体液は蜜と花粉と同成分。それを直接注ぎ込まれた二人は、一瞬のうちに禁断の蜜漬けとなりその意思を奪われてしまったのだ。
「あはぁ……気持ちいい……幸せぇ~……❤」
 陽明は強化服の胸と股間部分だけを解除し、その部位を露にする。抑えを失った乳房が一気に飛び出し、元の数倍の大きさとなって家畜を押しのけその姿を露にした。
 そのまま前傾になり、植物まみれの地面にそれを押し付ける陽明。
「あっ、あぁぁ……おっぱい……直接来るぅ……❤」
 数百倍の感度になった乳房に、植物が絡みついてくる。その乳房に乗るように尻を突き上げ、両手で陽明は自身の前後の穴を弄り回し始めた。
 そして押しのけられた家畜たちは、美奈の方へ今度は群がってくる。
「え、そこに……あ、あぁっ❤」
 自分で慰めていた美奈の手を払い、家畜たちは雌はその巨大乳房の先端を、そして雄や一部の改造された雌は股間にそそり立つ者を、美奈の全身の穴に容赦なく捻じ込んだ。
「むぐ、お、おぉぉぉぉぉぉ~~~❤」
 全身を快楽が焼くが、その中でもとりわけ強いのは後ろの穴からの快感。そこには何本もの蜜を噴く肉が捻じ込まれ、美奈の腹が膨れ上がるほどに狂気の蜜薬を注ぎ込んでいく。
 そして当然の様に、蜜が注がれた体は人の域を逸脱し快楽を貪るための淫肉へと変じていった。
 豊満なバストはサイズだけでなく感度も向上し、秘部からは絶えず愛液が垂れ流しで食虫花のようにひくついている。そこに他の家畜たちは何度となく自分の肉茎を差し込んで蜜を注ぎ込み、そしてなにより突き上げられた巨大な尻は。
「わぁ、すっごい綺麗になったね」
 元々形の良かった尻は同性さえ魅了する美尻に。その証拠にか雌の家畜たちが自身の乳房の先端を代わる代わる挿しこんでは乳蜜を流し込んでくる。だがその結果美奈の腹は丸々と膨れ上がり、その入口……本来は出口であるその場所が限界を訴え始めた。
「と、とい、れ……」
「え? そんなのないよ?」
 美奈の漏らした声に、家畜にそんなもの必要ないとリリスエルが当たり前のように応える。そのままリリスエルは突き出された陽明の尻を抱え、その間に隠された部分に舌を軽く這わせた。
「うん、いいお味。それじゃあ……これで、幸せになってね」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁん❤❤❤❤」
 そのままそこに遠慮なく自らの尻尾を捻じ込み、その中を容赦なく突き刺した。
 尻尾はそのまま脈動し、陽明の体内に淫魔因子を注ぎ込んでいく。
「おぉぉぉぉぉ……くる、来るぅ……変わっちゃ、うぅぅ……❤❤」
 己の肉体を凌辱され、変えられていく。それは最早陽明にとっては快楽でしかなく、それはまさに幸せであった。
「おぉぉぉぉぉ、イグぅぅぅぅぅぅっ❤❤❤❤」
 そして、陽明を襲う破滅の絶頂。それは陽明の人としての終わりと、家畜としての誕生を意味していた。
「あぁぁ……幸せぇ……」
 家畜となった陽明。その体は腹に悪魔のような淫紋が浮かび、卑猥な形に刻まれたヒーロースーツを纏ったまさに堕ちたヒーローと呼ぶに相応しい姿。長く伸びた爪や爬虫類の様に細長くなった瞳も合わせ、まさに魔に堕ちたと言えるその体で立ち上がれば、巨大すぎる程に大きくなった乳房が膝下までを覆い隠す。
「イグッ❤」
 ゆさっと乳房が揺れる、その振動だけで達する陽明。その姿を見た瞬間、美奈の突き上げられた尻から吸収しきれなかった蜜が噴水の様に噴き上がった。
「んほぉぉぉっ❤」
 激しい水流が穴を削る勢いで出る快感。それが美奈の人間性を完全に打ち砕いた。
「もっと……もっと、幸せに、して……」
「わぁ、すごいすごい。じゃああなたにも、幸せをあげるね」
 そのおねだりにリリスエルは笑い、噴出の収まったその穴に自らの両乳房の先端を捻じ込んだ。そしてそこから、大量の淫魔因子が美奈にも流し込まれる。
「おっほぉぉぉぉぉぉぉ❤❤❤❤」
 腹の中から、美奈が人間をやめさせられる。その証の様に美奈の乳尻は巨大に膨らみ、乳で体を支え巨大な尻を突き上げる逆立ち状態を安定して取れる程の異形、淫魔の眷属と変化した。
「じゃあこれから、二人で幸せになってね」
「「はい、リリスエルさまぁ❤❤❤❤」」
 リリスエルが命じると、陽明の乳房が美奈の尻に乗せられ、太く長いその先端を穴にねじ込んで中身を流し込む。貪るように美奈の穴が陽明の乳汁を飲み干し、それが満杯になれば噴水のように大噴射し辺りにそれを撒き散らす。そしてリリスエルは、出した分を補填するように陽明の尻に尻尾を入れて淫魔因子をつぎ足し、時に直接美奈にもそれを注ぐ。
 これからも二人は、この異形の体でリリスエルに仕え、その褒美を突き上げた『口』で受け取る日々を送ることとなるだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
WIZ

ごきげんよう、リリスエル様。
私はドゥルール。オブリビオン救済を掲げる者です。
快楽を救済とする同志として、お会いしたいと思っておりました

現実改変ユーベルコードは厄介だけど
守護霊の憑依【ドーピング】での
戦闘力と【環境耐性・毒耐性】の強化や
【念動力】による一時的な世界法則の【ハッキング】で
こちらの不利を打ち消せば、後は実力勝負

救済者にも救済者が必要。私が貴女を救済しますわ♥

触手繭に包まれても【狂気耐性・気合い】で催淫香に惑わされず
妖花の根も【生命力吸収】で私の養分に。
『快楽の檻』で直径136mの群体淫魔と化し
680倍の戦闘力と【怪力】で繭を破るわ

私が愛し合いたいのは草花ではなく貴女自身です♥

念動力で彼女を引き寄せ、群体内に取り込み【捕縛】
前後から肉棒で【串刺し】
無限の【継戦能力】で媚毒【呪詛】体液を【乱れ撃ち】
唇や乳頭に口づけて【慰め】生命力を【大食い】

あぁん……リリスエル様の中、気持ちイイ♥
ミルクも美味しいです♥
私達と、どこまでもイキましょう♥
永遠の幸福をお約束します……♥



「ごきげんよう、リリスエル様。私はドゥルール。オブリビオン救済を掲げる者です。快楽を救済とする同志として、お会いしたいと思っておりました」
 楽園に突如現れたドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)のその言葉に、リリスエルは不思議そうに首を傾げた。
「オブリビオン救済?」
 リリスエルは人間を家畜とし救済することを自らの喜びとし、また使命であると信じている。それはつまり、オブリビオン、ヴァンパイアが人間を虐げているというダークセイヴァーの現状を、彼女は正しく理解しているということでもある。それ故に、目の前に現れた相手の言葉を、彼女はすぐには理解できなかった。
「よく分からないけど、私に会いたかったってことは、幸せになりたいってことだよね? うん、いいよ」
 そして理解できる部分だけを元に思考し、結局はいつもの結論へと行きつくリリスエル。その意を汲んだか、足元に広がる花々が蔦を伸ばし、禁薬の蜜と花粉をばらまきだした。
 それに対し、ドゥルールは自身の身に守護霊を宿し守りとし、その毒への対処とする。いかに人を狂わせる恐ろしい毒とはいえ、花から分泌されている以上は自然毒とも言える。もちろんその毒は現実改変ユーベルコードにて作られるある種『不自然』の極みでもあるのだが、その不自然を自然に、あるいは自らを適応できる形に変えてしまえば一時的にでも振りは打ち消せるはず。
 幸いにして現実改変ユーベルコードの本家本元と見えたこともあり、さらにその彼女は美しい有毒物質を大好物としていることも知っている。己に憑依させる霊に彼女を選べば、その辺りの優位は纏めて身に宿すこともできた。
「だめ、食べ方が違うよ。それじゃおいしくないし幸せになれないよ」
 間違いを指摘するかのように言うリリスエル。その言葉に裏はなく、彼女はドゥルールが本当に蜜の受け取り方を間違えていると思っているのだろう。
「いいよ、それじゃ、私が教えてあげるね」
 その言葉と共に、リリスエルの足元から無数の触手が伸びドゥルールを取り囲んだ。
 その動きは植物たちよりさらになめらかで悍ましく、また白く粘る液体を滲ませている。空気に触れたそれは糸の様になって固まり、まるで大小の無数の触手となったかのようにドゥルールに纏わりついた。
 今度こそそれはドゥルールの体に巻き付き、さらにはその上にも十重二十重に繰り返し重なっていく。重なり合う白い糸にやがては元の姿も全く見えなくなり、それは球状の白い塊……繭のような形となった。
 否、ような、ではない。その中では妖花の根が捕らわれた者と同化し、快楽と共に相手をリリスエルの家畜へと作り変える転生の繭そのもの。実際に今繭の中は催淫香に満たされ、妖花の根がドゥルールへと絡みつこうとしていた。
 その意思がない者にすら脳を痺れさせ、快楽の内に肉体を変える淫獄の繭。ましてそう言った者に抵抗のないドゥルールではそれに抗する気も起らないのでは。
 だがしかし、繭の中でドゥルールは息をひそめて香りに耐え、自らに絡みつく根と命の奪い合いを行っていた。
 繭の中、ドゥルールの肉穴に潜り込んでそこに根を下ろそうとする妖花の根から、その粘膜越しに逆に生命を吸おうとするドゥルール。花はそれに乗せてより濃い媚毒を流し込んでドゥルールを狂わせようとし、ドゥルールは己の心を昂らせてそれに耐える。
 繭の中でのそのような攻防など知らずに、リリスエルはにこにこと繭を見つめていた。
「うーん、そろそろいいかな?」
 そう呟くリリスエルの前で、それに答えるように眉に切れ目が入る。そしてそれは一気に繭を断ち割り、その中から出てくる大量の小さな何か。
 それは虫の群れと変えられたドゥルールか。否。
「愛は全てを包み込むの」
 そこから現れたのは、無数の小さなドゥルール。それは妖花によって変えられたのではなく、【快楽の檻】によって自ら群体淫魔と化した姿。その無数の群体は一人一人が元のドゥルールを越える力を持ち、失った剣の代わりにその力で強引に繭を破り外へと飛び出したのだ。
 驚いて固まっているリリスエルに、ドゥルールは一斉に念動力を仕掛けその群体の中に飲み込む。
「ふあっ……」
 しかし捕らわれたリリスエルが上げるのは、苦痛の悲鳴ではなく喘ぎ声。
 その小さな体を活かし、ドゥルールはリリスエルの体の隅々にまで取り付き、中に潜り、その肉を細部まで味わい尽くしていた。
 柔らかな乳尻の肉に全身を埋める者、胸の先端に食いついてにじみ出るものを飲む者、そして股や尻の間に入り込み、巨大な肉棒となってそこに入り込む者。
「あぁん……リリスエル様の中、気持ちイイ♥」
「ミルクも美味しいです♥」
 まさに群体生物のように、その器官となることに特化した者たちがリリスエルの体から生命力を吸い上げ、そして代わりに媚毒の体液を注ぎ込んでいく。
 命の欠片を吸い、無上の快楽を与える。それはまさにリリスエルが家畜たちにしていること。即ちリリスエルにとってはまさに善行に類する行為であり、本来なら拒む理由もないものであった。
 しかし、リリスエルはなぜ自分がそれをされているのかが分からない。救済をするのは自分の役目のはずなのに。
「どうして……」
「救済者にも救済者が必要。私が貴女を救済しますわ♥」
 彼女が人間を救うというなら、誰が彼女を救うのか。オブリビオン救済を掲げるという意図は言葉で言っても伝わらないかもしれないが、彼女自身が行う『救済』を彼女に齎すことできっと分かってもらえると、ドゥルールはその一念を持ってただ一途に彼女との邂逅を望み続けたのだ。
 自らが『救済』されていくことを感じたか、リリスエルも困惑の内に顔を蕩けさせる。
「私達と、どこまでもイキましょう♥永遠の幸福をお約束します……♥」
「うん、いいよ……イク……皆で、幸せに、なろう……」
 背を反らし、ドゥルールの群体の中でびくびくと痙攣するリリスエル。今まで自分が与えていたものが自身に流れ込んでくるその快楽を、幸せと命を持ってリリスエルはドゥルールに返すのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

四王天・燦
尊重なき救済を止めるのが宿敵主としてのリリスエルへの救済だ
意気込むも現実改変の力もあって魅了・洗脳されちゃうぜ

―貴女の大切な物にしてください

耽美的に服を脱ぎ、ショーツを降ろし裸身を晒す
導かれるように水晶の台座に登って跪き、捧げるように両手で左乳房を持ち上げて妖粘液を受け入れる
粘液の気持ち悪さ、無機物化の悍ましい喪失感さえ快楽となり、穏やかな、どこか蕩けた表情の美しい水晶像へと完成する

―ゾクゾクする…

吸われると霊的な精気と快楽エナジーが駄々洩れ
水晶の中で絶頂を繰り返し、飼われる幸せに満たされるよ

…。

リリスエルが次の搾取対象へと向かうと寂しさを感じる
愛が伴わない快楽に気付き初心を思い出す
気合で破魔の力を奮い立たせ水晶化の状態異常を浄化するぜ

真っ裸で強襲してグラップルで抱き着くよ
狐の神降ろしを行い、御業をもってリリスエルの存在を光に変えて魂ごと取り込むぜ
邪悪な女性じゃないと思った、アタシの中で世界の救済を見届けて欲しい

※本番行為NG
※濫りにリリスエル以外に裸は晒さない、絡まないようお願いします



 オブリビオンには多くして『宿縁』を持つ猟兵がいる。リリスエルにとって、四王天・燦(|月夜の翼《ルナ・ウォーカー》・f04448)がまさにそうであった。
「尊重なき救済を止めるのが宿敵主としてのリリスエルへの救済だ」
 そして燦自身もそれを自覚しており、彼女を止めんと意気込んで楽園へと乗り込んできた。
 しかしその結果。
「―貴女の大切な物にしてください」
 宿敵の下にたどり着く前にその心身は現実改変と楽園の毒で魅了され切り、ようやく対面出来て最初にしたことはその相手に隷属を誓うことであった。
「うん、いいよ」
 それに対し屈託なく笑って答えるリリスエル。その前で、燦は自らの服に手をかけ、耽美的な仕草でそれを脱ぎ始めた。
 上着を取り去り、ショーツを降ろし裸身を曝す。その前でリリスエルはまるですべてが分かっているとでもいうかのように、いつの間にか水晶でできた台座を用意していた。
 全裸となった燦は、導かれるように水晶の台座に登って跪き、捧げるように両手で左乳房を持ち上げて差し出す。リリスエルはその乳房に手をかざし、笑顔のまま妖粘液をそこに垂らした。
 ひやりとした冷感が燦の乳房を刺し、そこから気持ち悪い粘液の感触が乳房全体を包んでいく。
 粘液はあっという間に左乳房全体を包み、さらにはそれを捧げる両手やその後ろにある右乳房、その下にある体や、まるで意思を持つように上方にまで広がり燦を包み込んでいった。
 粘液に包まれた部分は肉の質感を失い、固い水晶となる。しかしその奥には間違いなく淫肉の情欲が燃え続け、それを残したまま肉を無機物に変えられる悍ましい喪失感までがさらなる快楽を呼び起こし燦を『幸福』へ導いていく。
 そして顔が動かせるうちに、永遠に固着するだろう最後の表情を作る。その穏やかな、どこか蕩けた表情のまま、燦は美しい水晶像へと変化した。
「わあ、すっごく綺麗。今まで作って中でも一番かも」
 家畜に優劣を付けたがらない彼女がそう評するのは、やはり宿縁ゆえか。そのままリリスエルは水晶と化した燦の、その差し出された左胸に口づけた。
(―ゾクゾクする……)
 最早動くことなど出来なくなった水晶像だが、それでも意識と感覚は生きている。胸の先端から霊的な精気と快楽エナジーが駄々洩れとなり絶頂を繰り返すそれは、まさに飼われる幸せそのものであった。
 しかし、それは長く続かない。
「それじゃ、他の皆のお世話をしてくるね」
 一人でも多くの人間を『幸せ』にするため、リリスエルはその場を離れていく。水晶と化した燦にそれを追うことは出来ず、ただ彼女が帰ってきてくれるのを動けぬまま待ち続けるしかなかった。

(……)
 永遠とも思われる孤独の時。幸せを享受した分、それがない時の寂しさは一層際立つ。そしてそこで気づく。愛が伴わない快楽は、止めねばならないことを。
 燦が初心を思い出したその時、リリスエルが彼女の元へと戻って来た。
「ごめんね、お待たせ……」
 疲れたようなその声。果たして離れている時にリリスエルに何があったのか。失ったものを補給するため燦の左乳房に口を付けようとした瞬間、その内に滾るものが凍てついたそれを突き動かした。
「え……」
 内に滾った気合と破魔の力で水晶を内側から砕き割り、燦が動き出す。突然のことで固まるリリスエルに、燦は裸体のまま全力で組みついた。
「御狐・燦が稲荷神様に願い奉る。この身を代価にその御業の一端を降ろし給え!」
 何もかも失っても、体だけは残っている。その体に【巫術[狐の神降ろし]】の御業を降ろし、リリスエルの体を光に変えんと願った。
 現実改変ユーベルコードまで得た相手を光に変えて消す願い、それに伴う代償は如何程か。水晶と化し、精気を吸われていた体からそれを捧げれば最早しばらく動くこともかなわなくなるだろう。もしここで仕留め切れなければ、今度こそ本当に二度と戻れぬ体に変えられるのは間違いない。
 リリスエルを抱きしめ、その全力の御業と、彼女に対する多くの感情をその腕に込める。
「どうして……とても苦しそうなのに。あなたはどうして、そんなことをするの? 幸せになりたくないの……?」
 少しずつ光になって崩れていく体で、リリスエルは言う。それは悪あがきや命乞いではなく、代償を追ってでも戦い抜こうとする燦への疑問と心配。
「邪悪な女性じゃないと思った、アタシの中で世界の救済を見届けて欲しい」
 相手の意思を汲まない独り善がりとはいえ、最後の最後まで他者の苦しみを除き、幸せにしたいというリリスエルの意思。
 暗く、苦しみに溢れた世界を切り取りその中だけでも幸せを齎そうと考えたオブリビオン。そこに間違いや独善があったとしても、その根底にあるのは間違いなく慈悲と善意であった。それを持つ彼女は悪ではないと、燦は光となったその身を魂ごと自らの体に取り込んでいく。
 やがてリリスエルの体は燦の中に吸い込まれるように消え、後にはただ裸体の燦だけが残された。
 それと同時に周囲の花々が枯れていき、振りまかれていた花粉や蜜もその力を失って消えていく。

 リリスエルの作った楽園は、一人の猟兵とオブリビオンの宿命と共にここに消え果てた。そしてそこで飼われていた者たちの命運も、果たしてどうなるかもわからない。
 飼われぬ幸せを誰もが自由に享受できる本当の楽園。それがこの世界に満ちる日は果たして来るのか。それは、闇の救済者たちにかかっているのかもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年08月27日
宿敵 『淫庭の魔女姫『リリスエル』』 を撃破!


挿絵イラスト