広がれ、ツーシンの輪!
#けものマキナ
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●マキナ集落の方々が発起したようです
ウォーマシンのトゥルーは、|子機《ムスコ》のエルスに問いかけていた。
「エルスよ、今のこの集落にあって他の集落に足りない物は何デショウ」
「Hm,父よ――然程変わらないように見えマス」
トゥルーは分かってないな、という風に首を振った。
「通信設備が各地域に整っていないのデスヨ、エルス」
「Ah,それがありまシタカ」
淡々と会話をしながら、親子で会話を詰めていく。ブラックタールのバレルがのそのそと動いて起きてきた。
「ん、何の話してるの……?」
「通信設備の足りない集落を調べているのデス、バレル」
|子機《ムスコ》が父の代わりに答えると、バレルはポニョンと手を叩いた。
「あっ、それならいくつか知ってるよ……『キャバリオン自治集落』、『ウォール・アクア』……ここら辺、どうかな」
「Hm,父よどう思いマスカ」
「Uuum……確かにアソコは遠いようで近いようで、通信機器も整備されていナイ。今回目指すはそこでショウ」
という訳で、その|提案《ハナシ》をグリモア猟兵の所に持って行ったウォーマシンの親子機だった。
●グリモアベース
「けものマキナの通信網、広げませんか!?」
グリモア猟兵の土谷・メイ(イヌの砲撃術【大】・f27738)が、けものマキナの通信網を広げる話を持って来た。集落からすっかり頼られるようになって嬉しいメイは話を続ける。
「今回行く場所は少し遠めですが、皆さんの知識と技を使えば通信網を広げる事は恐らく容易いはずです!」
まず一つ目に紹介する集落は、レア・ベイクド達がいるケモノ集落とトゥルー達のいるマキナ集落より北東に進んだ所にある。
「『キャバリオン自治集落』はその名の通りキャバリアだらけで、全員がキャバリアで武装してケンカして、時に自機が『キャバリア墓場』行きになるちょっと変わったところですね。治安はけものマキナ基準で言うとスッゾコラー系です。武器より無線機器を仕入れるつもりは現状なさそうですね」
二つ目の集落は、ケモノ集落とマキナ集落より南東にある。つまり今回の通信網、東に三角形を作っていく形だ。
「『ウォール・アクア』は巨人と深海人の皆さんが作り上げた集落で、集落の壁も若干大き目で外界との連絡を阻んでいますね。中では巨人用プールが作られていて、そこの一部を深海人の皆さんが借りて暮らしているのだとか。偵察したエルスさんによると比較的温厚だそうです」
この二つの集落と、どう繋げていくか。スッゾコラーな喧嘩道集落と物理的に隔たりを作る集落、恐らく交渉も必要だろう――。
●その頃キャバリオン自治集落では
「ウオオオオーーーー!! スッゾゴラァァーーーー!!」
「ヤンノカー!! グォラァァーーーーー!!」
殴り合う二機のキャバリア。
「ナイスファイトだヤマト! そのままぶっ飛ばしちまえ!」
「やれフソウー! ヤマトに負けんなー!」
それを外野からキャバリアに乗った住民が応援する。日常的に喧嘩が起こっていた。
●その頃ウォール・アクアでは
「何か昨日偵察来てなかった~?」
イルカのような尾、人魚めいた深海人の女性が気だるげにプールの端から空を見る。
「ふん! あれ位の偵察、アタシがジャンピングパンチで吹き飛ばしてやるよ! 今度来てみな! 容赦しな――」
「ストップストップ~。も~、いつもタイコは強気過ぎんのよ~。もっとさ、らく~に生きようよ」
「ドルフィ! アンタが気楽過ぎんのさ!!」
巨人のタイコが答える。果たして、これは比較的温厚と言えるだろうか?
さて、どうする。
椿油
けものマキナMSの椿油です。通信網を広げようじゃなイカ? という訳で多分深海人にイカもイルカもしれませんね。あっサメた目で見ないで下さい!
なお、集落を繋げる方法は皆さんにお任せします。交渉メインのプレイングでも良し、通信機器をセットアップするのをメインに置いたプレイングでも、両方でもご自由にどうぞ。
要望があれば、発起人のトゥルーとエルスを連れていけます。媒体普及の為にコンコンコン大樹を使うのもアリかもしれません!
皆様のアツいプレイング、お待ちしております!
第1章 日常
『プレイング』
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POW : 肉体や気合で挑戦できる行動
SPD : 速さや技量で挑戦できる行動
WIZ : 魔力や賢さで挑戦できる行動
イラスト:仁吉
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
メルティア・サーゲイト
「レッツパリィィーーッ!」
初手VOBからのブーストチャージで蹴り飛ばす。これで倒れるサンシタに用は無いぜ。
「ドーモ、サチュレイターです。デュエルしようぜ」
すかさずアイサツだ。
「なんだ、この集落にはランカーキャバリアも居ないのか? 遅れてやがるぜ」
ここからは銃声と火薬が私の交渉だ。二挺ガトリングでローラーダッシュしながらミサイルをばら撒いていくぜ。
「ランクマッチだよ。キャバリアの、知らない?」
そりゃそうだろう。私が今作った。
「つまり一番強いキャバリア乗りを決めようってのさ。面白そうだろ? その為にはだな」
ここで通信機器を出す。
「コイツでオンライン登録だ」
●キャバリオン自治集落にて
「レッツパリィィーーッ!」
――メルティアが格闘場に乱入してきた。それに気づいた赤いクロムキャバリアのヤマトは咄嗟に躱し、青い量産型キャバリアのフソウはガードしてやり過ごした。
「な、何だテメェ……よそ|者《モン》か!?」
ヤマトがキャバリアの中から声を荒げる。
「よしなヤマト、お前じゃ多分吹っ飛ばされる」
フソウが冷静に返して、地団駄をキャバリアで踏むヤマト。
「ドーモ、サチュレイターです。デュエルしようぜ」
ガードされた箇所をプラプラさせながらアイサツを済ませるメルティア、いやサチュレイター=サン。
「ドーモ、フソウです。……デュエル? 何だそれは?」
「なんだ、この集落にはランカーキャバリアも居ないのか? 遅れてやがるぜ」
「ドーモ、ヤマトで……あんだテメェ、俺達が遅れてるだって!?」
血の気盛んなヤマトは殴りかかろうとする。
「だからそういう所だ」
そしてフソウが止めにかかる。
「で、ランカーキャバリアって?」
【近距離迎撃用ガトリングショットガン】と【中距離砲撃支援ガトリングカノン】を放出するサチュレイター=サンの攻撃を避けながら合間を縫って拳で殴りかかろうとするヤマトとフソウの二機。どうやらこの二機は殴って解決するタイプらしい。
「ランクマッチだよ。キャバリアの、知らない?」
「知らねぇ」
「知らないな」
実は、今作られたルールである。
「つまり一番強いキャバリア乗りを決めようってのさ。面白そうだろ? その為にはだな」
通信機器を取り出すサチュレイター=サンに興味津々な二人。
「コイツでオンライン登録だ」
「オンライン……登録!? すっげー!!」
「ふむ? 詳しく聞かせろサチュレイター。これはどうやって使えばいい?」
通信のイロハを教えていくうちに、他のキャバリア乗り達もどんどん群がってきた。ついにはヤマトが機体から出て来たのだった。
「俺にその機械詳しく触らせてくれよ!」
ヤマトは、ミレナリィドールの少女だった。
「ったく、ヤマトは素体のまま戦うんじゃない……傷が付いたらどうするんだ」
出て来たフソウは、妖狐の少女だった。
お前ら女だったのか。という点には敢えてツッコまず、そのまま通信機器の取り扱いを教えるメルティアであった。
大成功
🔵🔵🔵
コニー・バクスター
「集落に通信機を取り付けるんだね?
機械系統だったらキャバリアに詳しいコニーの出番かな☆」
久々にけもマキの世界に来たら通信機が必要らしい。
早速、通信機器と工具を持って出掛けるよ。
「へぇ? ここが、キャバリオン自治集落?
なんだか激しくキャバリア・ファイトしている人々がいるね?」
だが、本日のコニーのお仕事はファイトではなく整備。
力仕事はUCで操るBRRにやらせるよ。
取り付けの細かい機械作業はコニーが行おう。
「……よし、こんなもん?
早速、通信してみようか? ……応答せよ?」
コニーが周波数を合わせて付近の集落に呼び掛けるよ。
集落同士で連絡が繋がって仲良くなるといいね。
アドリブ歓迎。
●キャバリオン集落の周波数は8010です
「集落に通信機を取り付けるんだね? 機械系統だったらキャバリアに詳しいコニーの出番かな☆」
コニーはグリモア猟兵からけものマキナの情報を聞いたと思ったら通信に関する話だったので、早速通信機器と工具を持ってキャバリオン自治集落へと向かった。
「へぇ? ここが、キャバリオン自治集落?」
「おらッ!! 俺がランカーになるんだ!!」
「ランクマッチの頂点に上るのは私だ!!」
「なんだか激しくキャバリア・ファイトしている人々がいるね?」
ヤマトとフソウが殴り合っているのをよそに、コニーは黒兎の量産型キャバリア【|B《ブラック・》|R《ラピッド・》|R《ラビット》】を連れて作業を始める。
本日のお仕事は整備作業。《リモート・レプリカント》を発動し、BRRに通信機器の大まかな取り付け位置を決めてもらい、取り付け自体はコニーが行う。
「……よし、こんなもん? 早速、通信してみようか? ……応答せよ?」
早速周波数を少しずつ変えながら応答せよと繰り返すコニー。すると、一つの集落から反応があった。
「Hum? これはキャバリオン自治集落からでショウカ」
トゥルーか或いはエルスの声だ。どうやらマキナ集落に繋がったらしい。
「良かった、繋がったみたいだね☆」
すぐにコニーは集落のランカーを目指す者達に通信機器の存在を伝えた。
「おーすげぇ!! これで向こうと繋がるんだな!?」
「待てヤマト、周波数を弄り過ぎるんじゃないぞ」
「するわけねぇだろ! 世界中のランカーと繋がるなんてワクワクするぜ!」
二人の|少女《●●》がキャッキャと、マキナ集落と会話をする姿を見てコニーも満足なのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ゴリラ・シャーク
食料やアイテムとして持っている宝などを手土産に『ウォール・アクア』に向かいます。竜巻で。
IN竜巻
ゴリラ「うほー!このままだと、集落を壊しかねないし、敵襲に間違えられるんだな!」
シャーク『なに、直撃はしないようにするさ。オラ!竜巻から出てプールに突っ込むぞ!』
UC【ゴリラ・シャークという存在】を使用します。竜巻に乗るサメ中心の姿で集落の壁より高い位置に飛翔し、素のゴリラ・シャークに驚いている間にプールに突っ込みます。
着いたら後はどうとでもなれ。ドラミングをし、敵意が無いことを伝えつつ、通信設備を整えないか交渉します。
アドリブ・連携は関係です。
●その日ケモノ達は思い出した
ウォール・アクア上空に迫る竜巻。その正体は《ゴリラ・シャークという存在》を発動して竜巻に乗って来ていたゴリラ&シャークである。
「うほー! このままだと、集落を壊しかねないし、敵襲に間違えられるんだな!」
『なに、直撃はしないようにするさ。オラ! 竜巻から出てプールに突っ込むぞ!』
上空に迫っていた竜巻を感知した巨人のタイコは、ちらり空を見る。
「ん? 何だい竜巻かい?」
「珍しいね~」
ドルフィはプールの中をすいすい泳ぎながら適当に返答していた。
そして、竜巻が素のゴリラ・シャーク状態にパッと変化したものだから、思わず驚くタイコ。
「何だ竜巻じゃなくてケモ……えええええ何さあれは!?」
「ん~何~? ケモノ~? ……あ、落ちてくる」
ドッボォォン!! 落ちて来たゴリラの姿を見てドルフィも驚いた。
「え~と、どういうことなのよその体~?」
ドラミングで胸をドコドコ鳴らしつつ、ゴリラは敵意が無い事を示した。
「おいらは通信設備を整えないかって交渉に来たうほ!」
そう言いながらゴリラは食料とお宝を、手土産に差し出していく。
「ああ、あの偵察の仲間かい? 全く面白い登場するもんだねぇアンタは」
タイコはそのシュールな登場にすっかり戦意を無くして苦笑いしていた。
「通信設備~? 他の所と繋がれるってこと~? いいよ~」
「話が早くて助かるんだな」
ドルフィの返答に、ゴリラはうんうんと頷いた。
「ふーん、偵察はそういう事だったのかい? それだったら設置はアタシに任せな! ウォール・アクアのど真ん中にズドン! 超エキサイティング!! ってぶっ刺してやるよ!」
「機械だからなるべく優しく扱ってあげて欲しいうほ……」
「機械ならプールの中に設置する訳にもいかないよね~、タイコに全部任せるよ~」
すーいすいと泳ぎながら来客を歓迎するドルフィ。
その数日後、発起人のトゥルーが用意し再びやってきたゴリラによって持ち込まれた通信設備は、タイコが優しくズドン! と集落内に設置したのだった。
大成功
🔵🔵🔵
五ヶ谷・グレン
アドリブ歓迎
◼️目的
通信安定化
魔女の時間
◼️心情
(コンコンコン大樹で仕入れた杭型アンテナ付き通信サーバー(沢山)を歩きながら地面に優しくズドンと埋設しつつ)
ウォールアクア、
確かに地元がそんな感じだからお鉢が回ってきたのか?
兎に角、通信の必要性のテコ入れか
◼️魔女活
と言うわけで、やってきたウォールアクア。
入れなさそうなら普通に入っていいのか?
(なんやかんやあったとしても)
取り敢えず、そこの深海人のお嬢さん、最新のメイクとか、興味ないかな?
(UCで完全個人用メイドのウォータープルーフコスメを作ってメイクしたり、
タイコさんにも回りを巻き込んでお薦めして)
今回のコスメはネット注文出来るようにしておくな
●今なら特別価格で送料一切かかりません
グレンは、コンコンコン大樹で仕入れた杭型アンテナ付き通信サーバーを沢山抱えてウォール・アクアへと近づいていた。
地面にズドンと埋設しながら、通信のテコ入れと、集落の住民との接触を図る。
「はぁ~、にしてもあれっきり襲撃っぽいのは無さそうだねぇ」
タイコが呟いていた。すると入口らしきハッチをドンドン叩く音が聞こえてくる。グレンだ。
「あ~、一般向け出入り口に人来てるよ~タイコ~」
ドルフィが気だるげに教えると、タイコはハッチを開ける。
「何のよ……何だあんたも巨人かい! だったら上をよじ登って入りな!」
「え、上から登っちゃっていいのか?」
「そこは一般向けだし、この壁もちょっとやそっとじゃ壊れないからねぇ!」
何とか中に入って、事情をあれこれ説明しながら杭型アンテナ付き通信サーバーを見せ、設置を少しだけ手伝ってもらうグレン。
「適当に刺せばいいのかい? フンッ!!」
「そうそうそんな感じ。あ、そうだ。そこの深海人のお嬢さん、最新のメイクとか、興味ないかな?」
「メイク~?」
《ちからもち式ウィッチクラフト》で作り出されるはあら不思議、オーダーメイドのウォータープルーフコスメセット。
「おぉ~、何か別人みたい~」
水面に映った自分を見て目をキラキラさせているドルフィ。
「そんなに凄いのかい? どれ一つ貸しておくれよ」
タイコ専用のメイクセットを使えば、あら不思議、いかつくて怖いイメージだったのが可愛いアトモスフィアに。
「これ、いくつ用意してるんだい!?」
「まあまあ、今回のコスメはネット注文出来るようにしておくな」
「お~、その為の通信設備だ~!」
ドルフィははしゃいで水を振り撒いていた。
「よしドルフィ! アタシゃこの杭を大量に埋めてくるよ!!」
――こうして、二つの集落にツーシン環境が整ったのだった。
大成功
🔵🔵🔵