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【OFコラボ】毛皮パンツ争奪戦！！！

作者：義助次郎

●注意
　当依頼は、２箇所のPBWアライアンスによる合同企画の連動シナリオです。

　まず、PBWアライアンス『コイネガウ』の詳細を以下でご確認お願いします。
　公式サイト：（https://koinegau.net）
　公式総合旅団：（https://tw6.jp/club?club_id=4737）

　また、PBWアライアンス『オーシャンフロンティア』の詳細を以下でご確認お願いします。
（https://ironpunchdash.wixsite.com/oceanfrontier）

●衣類店のバーゲンセールは戦場です
　ここはまさに戦場だった―。
　戦場に向かって揉みくちゃになりながらも、集う人々を搔き分け少しでも前へと進もうとする人々。
　そして戦場で飛び交う怒号、そして悲鳴。
　弾幕の様に空中へとばら撒かれるモノを、それは私のだと掴み合いがら奪い合う。
　人は戦わなければ、争わなければならない宿命なのか……。

　――そんな彼らの頭上にはデカデカと看板にこう書かれていた。
　「どんな場所でも快適！　最強の毛皮のパンツ、バーゲンセール開催中！！！」

● 挑め、衣類店の｜バーゲンセール《戦争》
「集まってくれてありがとうだよ。みんなにはこれからとある戦争に参加してもらうよ！」
　呼びかけに応えてくれた者達に対して。
　いきなり物騒なことを言い出す、玉地・瑠音（ただ一人からなる天賦の集い・f32184）。
　人々が未来への希望を抱いて、穏やかな日常を生きる希島において、戦争などあるのだろうか！？
「……みんなには、バーゲンセールでお買い得になった、希島が誇る最強毛皮のパンツ争奪戦という戦争にね！！！」

　なんじゃそりゃあああああ！！！！　などとツッコミの嵐に経緯を説明する。
「私もこの世界『希望峰アース』の外から来たように。他にもたくさんの世界があるわけなんだけどね。
　その一つ、『オーシャンフロンティア』に支援物資を送ろうというお話が私の所に来たんだよ」
『オーシャンフロンティア』の世界は常夏の無人島開拓を行っている世界である。
　開拓において資材の大切さは語るまでもないだろう。
「件の毛皮パンツなんだけど、無人島でも着用が最適な最強の毛皮のパンツなんだって！」
　希島において衣服については、学園地区の研究所で研究・開発。
　品種改良された動植物から得られる素材で作られている。
　この毛皮のパンツも化学繊維も負けず劣らずの高機能性を実現した衣類の一つ。
　国内もちろん、国外にても高い評価を得ている代物だ。

　ここまで聞くと、履き心地とか使用感がとっても気になって欲しくなってくるのが人情なのだが。
「商業地区のバーゲンで出ると大人気ですぐに売り切れ御免になっちゃうから、最初の言葉に繋がるわけだよ！」
　ようやく合点がいったと表情を浮かべる参加者に対して。
「毛皮のパンツを求めて歴戦の兵たちがいるけれど、私達は希人。
　人の枠組みを超えた、その規格外の力を以ってすれば、私達はこの争奪戦に勝てるって信じてる！
　というわけで、一つでも多くの毛皮のパンツを送りたいので、みんなのご協力をいただけると嬉しいよ！」
　こうして、希島が誇る最強毛皮パンツを一枚でも多く獲得するため、｜衣類店《戦場》へと赴くのであった――。

第1章 日常 『プレイング』

POW   :    肉体や気合で挑戦できる行動 SPD   :    速さや技量で挑戦できる行動 WIZ   :    魔力や賢さで挑戦できる行動 イラスト：YoNa 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

　店員によってダンボールからカートへ、そして直接放り投げられて補充される毛皮パンツ。
　自分のものだと言わんばかりに手をばして掴み合う。
　そんなバーゲンセール真っただ中の｜衣類店《戦場》へと姿を現したのは、シルヴィ・ウェルズ
（国立希島学園の美魔女な理系女教師・f38168）。
　赤系金髪ロングで長身グラマー美魔女のお姉さんなシルヴィの格好はいつもの白衣姿では無く、探検服。
　この戦いに掛ける意気込みが伝わってくるというものだ。

　この戦いの前日、シルヴィは学園の執務室でうんうんと唸っていた。
「なかなか次の授業で使えるいいものが無いわね……。
　そろそろオーシャンフロンティアからの支援のお話も纏めないと……。
　そう、毛皮……毛皮！？」
　次の授業に向けた教材を調べていた中で、支援の書類の概要をが目に入ると。
　何か閃いたようで弾かれる様にある事が行われているかを確認。
「今回の支援に関する記念で最強の毛皮のパンツがバーゲンですって！？
　これよ、これ！　ぜひ入手して学園の教材にするわよ！」
　シルヴィがこの毛皮のパンツ争奪戦に参戦した理由は支援の他にも、授業の教材集めでもあるのだ。

　そして迎えた争奪戦当日、この現場を見てシルヴィは理解した。
　遠慮は無用であると。
「バーゲン争奪戦は百戦錬磨の猛者がいる戦場よね！？
　だったら、こっちも発明で交戦するわ！」
　シルヴィはそんな猛者たちに対抗するために、ホープコード「レプリカクラフト」を発動する。
　そうしてホープコードによって発明、作られたのは掃除機を模した、パンツ吸引機。
　背中に背負う形でパンツを受ける吸引機本体を、手には吸引機に繋がるホースを手にするとスイッチオン！
　モーターの甲高い音を立てながら、その圧倒的吸引力で次々と毛皮のパンツを吸っていく。
　あらかた吸引機がほぼ毛皮のパンツで埋まり、吸い終わったところで。
　次なる補充が近くのカートに入り、人の流れが撤退しようとしていたシルヴィに襲い掛かるも。
「危ない、持って行かれるわ！」
　すかさず今度は人混みをかき分け逃げるために用意していたフック付きワイヤーを打ち込み。
　アクロバット飛行を決めて安全圏へと離脱する。
「とうっ！？　……ふぅ。これでオーシャンフロンティア側に寄付する分も含めて。
　罠を遺跡の授業で仕掛ける丁度良い物が手に入ったわ！」　
　最後に物騒なことをのたまわった後、ホクホク顔で会計へと向かうシルヴィであった――。
　
　えっと、次回の授業でパンツの罠を仕掛けるのでシルヴィ先生の授業に乞うご期待！？

大成功 🔵​🔵​🔵​

　授業ではないものの、活動の一環ということで制服姿のバーゲンセール会場を訪れた銀髪碧眼美少女。
　イリスフィーナ・シェフィールド（相互扶助のスーパーヒロイン・f39772）は会場の雰囲気に呑まれていた。
「凄い人だかりですわ、これ皆様バーゲン品が目当てなのですね……」
　だが、いつまでも見ていてもいられないとばかりに、気合を入れる！
「初めてなのですけど頑張りますわ！」
　そうしてバーゲンセール会場へと乗り込む、バーゲン初体験お嬢様。
　結果は散々なものであった。
「ひあぁぁぁぁぁっ！！！　痛っ、痛い、髪を引っ張らないでくださいませっ！？」
　人の波に飲まれて揉みくちゃにされ、押し出されてしまうイリスフィーナ。
　
「むぎゅう、こ、これがバーゲンセールなのですね……」
　ぼさぼさになった髪や乱れた制服を直しながら、バーゲンセールの凄まじさに戦慄く。
「ですが負けられませんわ、この品を待ってる方々がいるのですっ！！！」
　オーシャンフロンティアの困ってる方を助けたい！
　そう気合を入れ直すと、バーゲンセールの人波に再度突入。
　今度は希人の身体能力を活かして押しのけ掻き分けを繰り返す。
（流石に一般の相手にホープコードは使わないと決めてはいますが。
　戦争と言われていた意味、理解出来ましたわ……）
　そうして何とかワゴンに辿り着くと、今度は毛皮パンツの争奪戦。
「それはわたくしのですわ！　ちょっと持っていかないでくださいませ！！」
　悪戦苦闘はしたものの、持てるだけ毛皮のパンツを取る事に成功。
　確保した毛皮のパンツを奪われない様にしつつ、伸びる手を振り切るようにレジへと向かう。
（くっ……、わたくしが確保した毛皮のパンツも狙うとか、バーゲンセールってこんなにも容赦がなさすぎませんこと！？）
　そんな追手も人波がまばらになって来ると、一気にダッシュで引き話してレジへ。

　会計を済ませた頃にはまさにバーゲンセールという戦場帰りを示すかのように。
　揉みくちゃにされて揉みくちゃにされて乱れた髪の毛や制服を涙目になりながら直すイリスフィーナの姿が。
「さ、散々な目に合いましたわ……。ですが、これでこの毛皮のパンツ、無事に届けることが出来そうです。
　……、ほ、褒めてくれるかしら？」
　袋に詰められた毛皮のパンツという戦利品にニッコリと笑みを漏らしながら、会場を後にするのであった―。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●バーゲン争奪戦 in フィリス

　異世界からの訪問者である、豊原・フィリス（セクシー系バーチャルキャラクター・f15722）。
　彼女もまた、援助物資獲得支援に協力するため。
　毛皮のパンツをゲットしに｜衣類店《戦場》へと姿を現した。
「セールに来ている人達には悪いけどぉ仕方ないわねぇ。こういう時はやっぱり人海戦術よねぇ」
　彼女が使うユーベルコードは『美女騎士団出陣』。
　キマイラフューチャーでバーチャルキャラクターという人種のフィリス。
　彼女の生まれは諸事情で開発中止となったエッチなゲームの開発データ。
　そんな彼女の内にあるデータなのだろうか、フィリスに忠誠を誓う美女騎士たちが120人も呼び出される。

「さすがに全員がひとかたまりで売り場に行くのは効率が悪すぎるかしらねぇ。
　10人ずつくらいのグループに別れて波状攻撃で買うことにしましょう」
　呼び出された美女騎士たちは、分かりました、フィリスお姉さま！　
　そう返事をするとグループ分けと陣形を組み立てる。
「じゃあ騎士団のみんな、ちょっと大変だと思うけどよろしくね」
　そうして最初のグループが戦場へと突撃を開始。
　人数がいる事もあって、壁役がまずはワゴンを確保しガードしているうちに。
　確保役が毛皮パンツを確保するという素晴らしい連携プレーで、確保されていく大量の毛皮のパンツ。
　アタックが終了した後、情報やさらに効率がいい手法が話し合われた結果。
　そうして次のグループが突入していくたびに効率化し、大量の毛皮のパンツをゲットすることに成功。
　
　都合12回のアタック、そこそこ確保できると思っていたフィリスも、この成果に笑顔。
「これで大人数で毛皮パンツの確保ができたわねぇ、みんな、ありがとうねぇ。お礼は楽しみに、ねぇ」
　意味ありげなフィリスの言葉に美女騎士軍団は身悶えているのを横目に、会計を済ませるのであった。

●バーゲン争奪戦 in キノ

　『キノコヘイム』という都市国家設立を夢に、旅に出ているキノコのピュアリィ。
　キノ・コバルトリュフ（キノコつむりの星霊術士・f39074）は他の世界の建築を学んでいる最中である。
　そんな彼女も今回のお話を聞き、協力することに。
　
　｜衣類店《戦場》に訪れたキノはバーゲンの人だかりをどうするかといえば。
「マーツータケ、キノコセラピーはいかがかな？かぐわしいキノコは香りマツタケ、味シメジ!！」
　ユーベルコード『ベルベットパフューム』を用いること。
　体内から常にかぐわしい様々なキノコの香りが放出されて、それは争うという腹を空かせる行為をしていた人々を直撃。
「美味しそうなキノコの香りはみんなを元気にさせちゃうよ！」
　その言葉に同意の声が多数上がり、殺気だっていた人々は毛皮のパンツを確保すると、そそくさと会計へ。
　皆、この後はキノコ料理に舌鼓を打つことになるであろう。
　
　そうしてキノコをある意味喧伝しつつ、目的の毛皮のパンツをゲットするキノであったが。
　キノが放出するあまりにかぐわしいキノコの匂いに、吸い寄せ、興奮する匂いフェチの人々も現れて囲まれかける。
「ナメコ!？　なんだか、目が血走ってるね。
　キノは食べても……おいしいけど食べちゃダメだからー」
　危ない危ないとユーベルコード発動を止めると。次第に興奮も収まり理性が戻った様子の人々に安堵しつつ。
　確保した毛皮パンツの会計を行うのであった。

　こうしてオーシャンフロンティアへの支援物資の毛皮のパンツは大量に確保され、現地へと輸送されることとなるのであった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2023年05月01日