ショコラ・フェスタの大冒険
バロン・ゴウト
バロン・ゴウト(f03085)とココ・エネコ(f32999)と一緒で希望
・バロン
おっとりしてて紳士的な少年
一人称はボク、三人称は○○さん
しっかり者のつもりでも、まだまだ未熟でちょっとおっちょこちょい
キマイラフューチャーのコンコンコンシステムでチョコ巡り
ココさん見て欲しいのにゃ。これはキマイラフューチャーのチョコグルメマップなのにゃ!
なんでもこの印のところでコンコンコンすると、チョコが手に入るらしいのにゃ。
よーし、早速出発だにゃー!
ココさんをエスコートしながら、チョコの出るポイントを巡る。
えーと、確かこのテレビウムさんの形のネオン看板を叩けば出てくるらしいにゃ。
よし、一緒に叩いてみようなのにゃ!……わぁ、チョコチップクッキーが出て来たにゃ!
えへへ、サクサクしてておいしいのにゃ!
よーし、次は南の方にある星型のオブジェを探そうなのにゃ!
甘ーいチョコヌガーが出てきたり、苦ーいカカオ強めのビターチョコが出てきたりするのを宝探し気分で楽しみながらあっちこっち巡る。
ふー、満腹でもう動けないのにゃ……けど、いろーんなチョコが出てきて楽しかったにゃあ。
ココさん、一緒にチョコ巡りしてくれてありがとうなのにゃ!
不明点は全ておまかせします
よろしくお願いします
ココ・エネコ
バロン・ゴウト(f03085)とココ・エネコ(f32999)と一緒で希望
・ココ
元気活発で常にはしゃいでる子猫
一人称は私、三人称は○○さん、〇〇くん
キマイラフューチャーのコンコンコンシステムでチョコ巡り
まずはバロンくんのコンコンコンを見てみるのにゃ!チョコグルメマップが出てきたのにゃー!これ見てチョコま巡りでもしてみようなのにゃー!
私はバロンくんとめちゃくちゃはしゃぐにゃー!
バロンくんがエスコートしてくれてるにゃ。旦那が見たらヤキモチ妬くにゃねぇ♪
……にゃー!テレビウムの顔の形のチョコチップクッキーが出て来たにゃ!
バロンくんと一緒に食べるにゃー!
じゃあ次は南の方にある星型のオブジェを探すにゃー!
私はまだまだ食べれるニャよー!
不明点は全ておまかせします
よろしくお願いします
キマイラフューチャーはいつも以上に大賑わい。なにせ今日は特別な日!
『みんなで探そう! お宝ショコラ・フェスタ!』
「っていうイベントがあるって聞いたのにゃ。ここだにゃ」
二人並んで歩く、小さなケットシー。バロン・ゴウト(夢見る子猫剣士・f03085)はココ・エネコ(夢と希望の執行猫・f32999)を誘い、会場となるこの街にやって来た。
「にゃっ! 早くバロンくんとお菓子探ししたいにゃ!」
「うん、楽しみにゃ! でもその前にこれを見て欲しいのにゃ」
ココは早く楽しみたくて仕方がない様子。全身をうずうずさせる彼女を引き留め、バロンは『スタート👇』と書かれた看板の下をコンコンコン、と三回。するとパンフレットが現れた。チョコグルメマップである!
「ココさん、これがコンコンコンにゃ。そしてこのマップにある印の所でコンコンコンすると、今度はチョコが出てくるらしいにゃ!」
「すごいにゃ! マップが出てきたのにゃー! これがコンコンコンなのにゃ!」
見慣れないシステムを間近で見たココは目を輝かせる。
「これでチョコ巡りできるにゃね! 楽しみにゃー!」
次は自分がやってみたい! というオーラを溢れさせる彼女に感化されたバロンもマップを握り締め、嬉しそうに駆け出す。
「よーし、早速出発だにゃー!」
「にゃー! レッツゴーにゃー!」
こっそり抑えていたワクワクは大爆発した。お祭りのスタート地点に立てたのだから、我慢なんてできる訳がない!
イベントに参加している人々はファンシーな飾り付けに包まれた街を撮るのに夢中だった。そんな人々の足元をするりと抜けるように、バロンたちは街を進む。
お宝探しに急ぎつつも、バロンはしっかりとマップを確認しながら道を選んでいた。自らの見知った世界とは全く違う派手な雰囲気に新鮮さを感じるのか、ココは思わず周囲をきょろきょろ。うっかりバロンとはぐれてしまいそうだ。
「ココさん、こっちだにゃ」
でも、余所見をしても大丈夫。バロンがちゃんと手を取ってゆっくり先導してくれる。そんな彼の気遣いのお陰で、ココも安心してイベントの雰囲気を楽しめるのだ。
(「これじゃあ旦那がヤキモチ妬くにゃねぇ……♪」)
誰かがくしゃみでもしそうな言い方で、ココはニコニコと微笑むのだった。
「えーと……この辺りのはずにゃ」
テレビウムの銅像、テレビウムのポスター、テレビウム用の出店などが並ぶ広場へ辿り着いた二人。マップに印が描かれていた場所だ。
「わぁ、テレビウムがいーっぱいにゃ! テレビウム広場なのにゃ?」
「そうみたいにゃ! ……あ、ココさん! こっちこっち、あれにゃ!」
ぱぁ、と輝く笑顔に変わったバロンがココを呼びながら駆ける。向かった先にあったのは、チョコを持ったテレビウム型のネオン看板だ。
「ココさん、この看板を一緒にコンコンコンしてみようにゃ!」
「こ、コンコンコンしていいのにゃ!? えっと、こうかにゃ……コンコンコン?」
ココはバロンの隣に立つと、恐る恐る腕を伸ばし、コンコンコン、と三回。
――すると不思議なことに、ネオン看板からクッキーが飛び出してきた!
「|にゃ《わ》、|にゃぁ《わぁ》……! クッキーが出てきたにゃ!」
「テレビウムさんのチョコチップクッキーにゃ! チョコゲットだにゃ!」
突然現れたテレビウム型のチョコチップクッキーに驚きつつ、お宝を発見した二人は大はしゃぎ。早速食べてみれば、焼き立てサクサク食感とチョコチップの甘味が口いっぱいに広がり癖になる。
「はにゃ~美味しいにゃあ~! もう一回コンコンコンしたら出るにゃ!?」
「そうにゃ、いくらでも出るはずにゃ。ボクも貰うにゃ!」
一枚じゃ足りない! と、ココとバロンはクッキーを次々と取り出しては美味しそうに食べる。しかしまだ見つけたお宝は一つ。まだまだお宝は隠されている。ここだけで満足する訳にはいかない。
「ハッ……ココさん! 次は南の方にある星型のオブジェを探そうなのにゃ!」
次の目的を思い出したバロンがココに声をかけ、マップを広げる。
「確かここから近いはずなのにゃ。クッキー食べながら行こうにゃ!」
「うん! 私はまだまだ食べられるにゃよ!」
まだまだ元気いっぱいの二人。クッキーを袋に詰め、二つめの目的地へと向かっていく。
バロンとココを待っていたのは、甘いチョコヌガーに苦いビターチョコ、ミルク多めのホワイトチョコから冷たいマーブルチョコアイスまで。様々なお宝が彼らの心を満たしていく。
甘くて不思議な|お宝《チョコ》探しは、無事大成功を収めた。
「今日はありがとうにゃ!」
夕暮れ。チョコをサンドした星形クッキーを食べながら、バロンがココに伝える。
「良かったらまた、誘ってもいいかにゃ?」
沈む太陽に照らされたココの笑顔は、きらきら星のように輝いて。
「――勿論にゃ♪」
二人の|お宝《思い出》がまた一つ、増えた気がした。
成功
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