【事前課題】感想文の為、伝説の『エ・ロ』小説を探せ!?
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当依頼は、PBWアライアンス『コイネガウ』からのシナリオです。
PBWアライアンス『コイネガウ』の詳細を以下でご確認お願いします。
公式サイト:(https://koinegau.net)
公式総合旅団:(https://tw6.jp/club?club_id=4737)
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「国立希島学園に四月入学する学生の皆さんに、事前課題をお知らせに来たよ!」
これは事前課題を紹介する生配信の動画の一つ。
画面では案内役の玉地・瑠音(ワンマンジーニシアズ・f32184)が課題について説明を行う。
「次に紹介する事前課題はズバリ、指定された図書を読んでの読書感想文!
わ~ぱちぱち! こういう時の課題の定番だよね!」
そこで画面上には課題の概要が表示される。
「指定図書のタイトルは、えっと、……エレクト・ロマンスだよ!」
エレクト!?、エレクトでロマンスってそれはおいおい!? だ、大丈夫だよな、学園の課題だよな?
概要メモに一瞬に気を取られている内にコメント欄が早く流れ始める。
「あらすじは……、私がここで言っちゃうとこれだけで書きそうな人がいそうだよね?」
コメント欄で何故わかった!? などと流れているのを見つつ。
「とはいえ紹介しない訳にもいかないよね。簡単に言うと近未来の学園バトルものみたいだね。
主人公は女の子で、命を救われた先輩追いかけて入学。
その女性と、戦いや日常を通して、先輩後輩を越えたパートナーとなっていく感じかな?
まさにエレクト・ロマンスって感じ!」
えっ!!!!? エレクトしちゃうのか!? どっちがどっちだ!? 俺も、エレクトしそうだぞ!? 等々。
コメントはさらにスピードアップ。
「早速ネットで検索してポチッと買おうとしたみんな、この課題はそう一筋縄ではいかないよ!
この本は電子書籍化されていないそうだよ」
この世界での書籍は電子書籍が主流であるのだが、それは現在刊行されているのがそうであるだけで、古い書籍は古書店にて本の購入が必要なのである。
「課題を出されている『国語』と『文系学部』を受け持つテレサ先生から言伝を預かっているので読み上げるね」
そうして新たに画面上に映し出されるテレサ先生からの言伝。
「えっと、課題図書は、現代の時代では『伝説のエロ小説』と呼ばれる旧時代の代物です。
この本ですが、商業地区の古書店街にて手に入ります。
タイトルやあらすじから類推して、どういう分野の古本屋にあるのか発掘するのも課題の一つです、とのことだね」
出会うには地道に足で古書店街を回ったり、古書店に聞き込みをしたり。
「あとはテレサ先生からのヒントで、百合に詳しい人を探し出すと早いかも、だって。
百合? お花のお話?」
コメント欄は何かお察しの雰囲気を醸し出すのをクエスチョンマークを浮かべながらも、読書感想文の課題についての締めくくりを行う。
「という事で読書感想文の課題の説明は終わるね。提出先は学園によろしくだよ!」
義助次郎
●マスターより
このシナリオは、【事前課題】の共通題名で括られるシナリオソースのシリーズです。
コイネガウ暦20X3年1月と2月に開催される学園入学前における課題遂行の物語となります。
なお、各MSによるシナリオはどれも内容が独立している為、重複参加に制限はありません。
義助次郎(ぎすけじろう)と申します。
コイネガウのシナリオ第二弾は事前課題。
という事で、私がお送りするのは今回の課題は読書感想文。
描写部分は主に書籍探しです!
感想文についてはざっくりとしたあらすじ故に皆さんの感想が物語になりますので、
良ければ聞かせて貰えると嬉しいです。
因みに。
エロ小説というのはタイトルの他に絵がいっぱいあるロマンス小説の略でもあります。
この辺りも、言葉遊び的な事になっています。
内容的にはお色気方面の雰囲気を醸し出したネタ依頼なので、
お色気方面の描写が来た場合は申し訳ありませんが流す予定です。
いや、ディープな癖のお漏らしをして貰って全然構いませんが!
PBWアライアンス『コイネガウ』は共通フレームが一つで、
内容自体はマスターが考えるとの事ですので。
今回では以下の様になります。
POW:とにかく足を駆使して古本屋を巡る。
SPD:情報こそ命。古本屋で聞き込みして当たりを付ける!
WIZ:先生のアドバイスに従って百合本が置いてある古本屋を当たる。
それでは、皆様のご参加と活躍をお待ちしております!
第1章 日常
『プレイング』
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POW : 肉体や気合で挑戦できる行動
SPD : 速さや技量で挑戦できる行動
WIZ : 魔力や賢さで挑戦できる行動
イラスト:YoNa
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
西行寺・銀治郎
【学園組】
「俺も奈美ちゃんの漫画喫茶のツテに頼っていいかな?」
課題の古本だが探すのが厄介だ。旅団の友人の奈美ちゃんを頼らせて貰おう。
俺はゲームデバイスの検索機能を使い援護するぞ。
「な、奈美ちゃん、違うんだぁ!!
俺は真面目な調べ物の最中にえっちな物なんか検索してない!
物が物だから、変なサイトばかり出てくるんだよ!?」
道中が複雑なのでナビ検索するがこの様だ。
「挿絵が多いが、意外と普通の本みたいだな?」
と古書店で油断してたら。
「うわっ!? 本当に出てきたよ……挿絵に裸の女の人!?」
奈美ちゃんの言う通りだが課題なので購入。
「旧世代の感性に触れてドキドキな体験だった」
以上、俺の感想文だ。
海北・奈美
【学園組】
事前課題で読書感想文、しかも課題図書を探すところからだって大変だー
で、内容からそれ系に強い古書店を
あたしのバイト先の店長に紹介してもらったんだけど、場所がよくわかんない
そしたら一緒に課題をこなす銀治郎くんがデバイスで道を検索してくれた
まだ希島には慣れてないから助かっちゃうなあ
あはは、なんかワタワタしてると思ったら
あたしはそういうの理解あるから、本能だからしょうがないよね(ニコニコ)
でも昔の小説の挿絵って普通のレーベルでも女の人の裸とか載ってたみたいだから油断大敵だよ
けっこう面白かったし現代に通用するアクションとかもよかったと思う
でも百合じゃなくても問題ない話な気もするよ
読書感想文の課題に取り組むため、課題図書を探すべく。
貴重な放課後の時間を割いて商業地区に降り立った、西行寺・銀治郎(国立希島学園の一般的な残念男子学生・f38167)と海北・奈美(新入学生・f39579)。
「事前課題で読書感想文、しかも課題図書を探すところからだって大変だー」
ポニーテールを揺らしながら、課題に対して苦労を感じさせる苦笑を浮かべる奈美。
「さすがはテレサ先生からの課題だよな~」
過去に幾度もテレサ先生からの課題に振り回されている銀治郎も、はあ~と大きくため息が漏れる。
だが、今回の課題については心強い味方が隣にいる。
「俺も奈美ちゃんの漫画喫茶のツテに頼っていいかな?」
奈美は希島にて漫画喫茶でアルバイトを行っている。
漫画はもちろん電子媒体版もあるのだが、古き良き「本」という形で往年の漫画を読みたいという人々もいて。
そういった漫画を本として仕入れる関係上、漫画喫茶と古本屋は強いつながりがあるのだ!
「もちろん!内容からそれ系に強い古書店をあたしのバイト先の店長に紹介してもらったんだけど。
場所がよくわかんないんだよね……」
奈美は希島自体に住み始めて、実はまだそんなに時がたっていない。
教えてもらった古書店の場所など皆目見当がつかない。
「そういう事なら。ゲームデバイスの検索機能を使って援護するぞ」
そう、こういう時こそ文明の利器。
という事で、ゲームデバイスを取り出して場所を検索し、誘導を始める銀治郎に笑顔を向けて。
「まだ希島には慣れてないから助かっちゃうなあ」
そうして二人でゲームデバイスを覗き込みながら件の古書店への道筋を調べる訳だが。
銀治郎はばっと急にゲームデバイスの画面を奈美から遠ざける。
奈美には一瞬だったが、しっかりと見えていた。
そう、センシティブな内容のサイトが次々にホップアップされていくのを。
「な、奈美ちゃん、違うんだぁ!!
俺は真面目な調べ物の最中にえっちな物なんか検索してない!
物が物だから、変なサイトばかり出てくるんだよ!?」
小説の名前や、百合という内容から扱っている古書店。
であれば当然というかセンシティブな内容の取扱いもしている訳で。
検索にヒットしてしまうのは仕方がない。
というかこれもテレサ先生のいたずら心が呼んだ事象、とでもいうのだろうか。
「あはは、なんかワタワタしてると思ったら。
あたしはそういうの理解あるから、本能だからしょうがないよね」
奈美はアルバイト先に漫画喫茶を選ぶくらいである。当然知識としてセンシティブな内容も頭にある訳で。
分かってるよ~的な暖かいニコニコした笑顔に天を仰ぐ銀治郎。
その目頭には涙があったとかなかったとか。
「奈美ちゃん、その理解のある笑顔がつらいぜ……。道中が複雑なのでナビ検索したがこの様だよ!?」
まあまあまあとますます理解ある笑顔で奈美に慰められながら、二人は件の古書店へと辿り着く。
古書店店主に本の所在を聞くと、漫画喫茶の店長から話が通っていたようで。
奥からあらかじめ確保してくれていた書籍を持ってきてくれ、無事に購入する事が出来た。
「「これが、エレクト・ロマンス……」」
その後、近くの公園のベンチで書籍を手に取ってぱらぱらと捲っていく。
「挿絵が多いが、意外と普通の本みたいだな?」
学園バトルものという事で学園生活の様子やバトルシーンなど普通の描写の挿絵であり、
本の内容もバトルものの王道といった感じだ。
ヒロインとの絡みも主人公が男性でなく女性だったらこういった感じだよね、みたいな内容。
だがしかし!
奈美はこういった小説に関する知識も持ち合わせていたため、いたずらっぽい笑顔を向ける。
「でも昔の小説の挿絵って。普通のレーベルでも女の人の裸とか載ってたみたいだから油断大敵だよ」
その予言の言葉は的中する事となる。
あるページで2ページを使った入浴シーンと思われる場面の挿絵があったからだ。
銀治郎はまじまじと見た後、隣に奈美がいる事を思い出すとバタンと本を閉じて。
「うわっ!? 本当に出てきたよ……挿絵に裸の女の人!?」
気まずそうにあわあわしながら目を逸らす銀治郎に、くすくすと笑いが止まらない奈美。
「銀治郎くん、まあ、まじまじと見ちゃって。男の子だね~」
「な、奈美ちゃん、待て、待つんだぁ!!
あれはいきなりでフリーズしただけで、まじまじと見てないから!」
その時、銀治郎くんの悲痛な心の叫びが聞こえる様だった、と後に奈美は回想したとか。
そんな青春のやり取りもありながら提出された『エレクト・ロマンス』の読書感想文。
銀治郎は旧世代の感性に触れてドキドキな体験だったと締めくくっており、
奈美はけっこう面白かったし現代に通用するアクションとかもよかったと思う。
でも百合じゃなくても問題ない話な気もするという感想で締めくくっていた。
読み終わったテレサ先生は二人の読書感想文に満足そうに笑みを浮かべるのであった―。
大成功
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アレクサンドラ・ヒュンディン
人狼の力持ち×ミュータントヒーローです
普段の口調は「私、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?」、気にいったら「私、あなた、~さん、ね、よ、なの、なの?」
性格は内気で人と目を合わせるのが苦手ですが、人嫌いなわけではなく事件解決には積極的です
見た目に反しとても力が強く、基本はパワーとライフ頼みの解決法を好みます
他には人狼(イヌ科)らしく鼻がきいたり野性的な能力を用いたりもします
必要があれば狡い手、権力やコネを利用する手も厭いません
お色気関係も歓迎です
若干むっつり気質ですが、結構な好きものかつイケメン好きです(同性相手も平気です)
肉体変化能力があり巨乳化などもしますが、本来の体型はお尻ばかり大きい痩身貧乳で、それに対しコンプレックスを持っています
装備やホープコードは所持している物をどれでも使用し、目的のため積極的に行動します。危険な行動が必要でも、自分に関しては多少のことは厭いません。また他の参加者に迷惑をかける行為はしません
後はお任せ、よろしくお願いします!
「エレクト・ロマンス、百合話ということですが……。ど、どんなことが、書かれているのでしょうか?」
アレクサンドラ・ヒュンディン(狗孤鈍狼・f25572)は読書感想文の課題があるという事で、紹介動画を鑑賞していたわけだが。
まだ見ぬ課題図書の内容を想像し、頬を染めて股を擦り合わせる。
頭から覗く狼の耳がピコピコと動き、しっぽもビクンビクンと跳ねる姿を見せる。
そんな情動の大きな波が去った後、ズレてしまった眼鏡を掛け直すと。
期待を胸に意気揚々と街へと繰り出していく。
「テレサ、先生も。百合に詳しい人を、探すと良いと。仰っていましたね。
ネットで調べるだけで、お話を聞けそうなお店…、見つかったのは良かったです」
さすがに課題として出しているだけあって、ヒントとなる様な場所はすぐに見つかる。
そのような配慮がなされているのだろうと感心しつつ。
道案内アプリの案内に従って古書店街の奥へと誘われていき。
着いた店だと指し示す場所には日本の長屋風の建物に百合の花の看板が軒先に吊られているのみ。
「店名もない…。かなり、不安なのですが…。ここまで来て、帰るのは……。
すみません…、ここ、百合堂で、…あっていますか?」
扉を開けて声を掛けるアレクサンドラに対して、はいそうですよと、奥から声が響いて。
店主たる20代の女性がレジの置いてあるところまで来る。
「あら、可愛らしいお客様。いらっしゃいな。何かお探しかしら?」
「エレクト・ロマンスっていう、本を探しているのですが…。何処にあるか、…知っていますか?」
飾ってある百合本達、その表紙に目を取られがちになるものの、振り払ってここへ来た目的を話す。
「ああ、あれは入門にはいいわよ。とっても心理描写が丁寧で、絡みも見えて。イラストも沢山。
でもここには残念ながらおいていないから、知り合いのお店を紹介するわ」
店主のお姉さんは名刺の裏にさらさらと紹介する店名や住所を書きてくれて。
「はい、どうぞ。私からも言っておくから安心して。
それと折角ここまで来たのだし、私からのお勧めもいいかしら?」
あなたにお勧めなのはこの辺りかしらと勧められるがまま、ある本棚の一角へ。
恐る恐る手に取った本を開くと、まさにディープな百合への入り口。
店主の解説や感想の合いの手も入って耳や尻尾はさまざまな表情を見せる。
そのまま縮まる二人の距離と深まる百合への深淵が―――――。
「ありがとうございました、また、来てね?」
「ひゃ、ひゃい、しょの時は、…よろしくおねがいしましゅ、お姉しゃまぁ……」
そして数時間後、アレクサンドラは頬を染めて、砕けそうな足腰を何とか力を込めつつお店を後に。
その両手には大量の百合本が抱えられていた……。
そんな百合のカルチャーショックに肝心の課題図書を買い忘れ、後日購入する事になったのだが。
提出されたアレクサンドラの読書感想文を見たテレサ先生は、興味深げに読んでいた。
エレクト・ロマンスの感想はもちろんだが、そこから派生した百合という深淵を覗いた感想を……。
大成功
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バルタン・ノーヴェ
全員リクエストによる、各シナリオへの救援プレイングです。
時期物や戦争。期日が迫っていたり、人手が足りてない時などご自由にご利用ください。
アレンジ、アドリブ、連携歓迎。
ユーベルコードも指定外の、公開中から適当なものを使用してもらって構いません。
HAHAHA!
グリモア猟兵殿の要請に応じて、ワタシ! 参戦デース!
お困りのようデスネー? ドントウォーリー! ワタシが手伝いマスヨー!
アタック、ディフェンス、他の方への支援! おまかせくだサーイ!
白兵戦、射撃戦、集団戦もボス戦もオーライ!
冒険の踏破や日常への奉仕活動も得意であります!
|臨機応変に対処可能《好きに動かしてOK》デース!
よろしくお願いしマース!
「HAHAHA!アナタの要請に応じて、ワタシ! 参上デース!」
怪しさ満点で登場の仕方をしたメイド、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。
今回は家事代行サービスとして、読書感想文の課題のお手伝いのため、希島を訪れていた。
依頼人は自分にもこの読書感想文の課題が出ている事をすっかり忘れていて少女。
そんな少女が困っていた所をたまたま通りかかったバルタンが見かねて声を掛けてきたのだ。
「お困りのようデスネー? ドントウォーリー! ワタシが手伝いマスヨー!」
お姉ちゃん、ありがとうだよ~という御礼の言葉の後、一緒にいざ探索かと思いきや。
「まずは腹ごしらえデース。ごはんデスヨー!」
いつの間にかテーブルと椅子が用意されて、その上に広がるのは豪華な料理たち。
クエスチョンマークを頭にいっぱい浮かべる依頼主に、爽やかな笑顔を見せて。
「探索をスムーズにいかせるための布石でもアリマス。遠慮なくめしあがってクダサーイ」
よくわからないけど、そういう事ならいただきますと、バルタンのプロ級の料理に舌鼓を打って、そこから課題図書を探索へ。たまたま見つけた古本屋で聞き込みを行う。
古本屋を探して、たまたま見つけた所へと入って聞き取りを行うと。
なんと取り扱いがあったとの事で、無事に探し出して買う事が出来た。
実はこれは偶然ではなく、バルタンのユーベルコード、|まずは腹ごしらえ《ミール・タイム》の力である。
料理の量を代償にあらゆる行動を成功に導くこの御業によって、偶然は必然へと為ったわけである。
古本屋を出るとお料理美味しかったよ、一緒に探してくれてありがとうお姉ちゃん!と感謝の意を伝える依頼人に。
「プロのメイドの嗜みデスヨ。ワタシでアナタを助けられたナラ、こんなに嬉しい事はナイデスヨ」
さまざまな戦場や冒険、日常の助けをしているメイドは、照れくさそうに笑うのであった。
「ムムッ、次なる依頼が入ったヨウデス。それではこれにて失礼シマース」
丁寧なお辞儀でお別れを告げると、世界を渡って消えていくバルタンなのであった……。
大成功
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