D-bat, and The Spins!
●つよつよ三半規管
改めて説明しよう!
その他スポーツぐるぐるバットとは!
初心者でも優勝する可能性が高い、まったく斬新なその他スポーツである!
その起源は遥か昔、アスリートアースにおけるある種の儀式のひとつであった。肢体を回転させ、万物との境目を完全になくし、最終的には神との一体化を図るものだとこの『偶流偶流化徒の歴史』にも記されている!
そんなぐるぐるバットのルールを簡易的に説明しよう。
試合は基本的に一対一で行われる。だが此処はアスリートアース、乱入や飛び入りも大歓迎。気付いたら選手でいっぱいだという事も結構ある。
舞台に上がった選手はまず基本姿勢をとる。バットを軸に額を押し付けるアレだ。尚、この際、額が下がっていれば下がっているほど得点が与えられる。
レッツ・ゴー・サイクロン! の掛け声と共に回転を始める。
回転数、回転中or回転後のリアクションがこのスポーツの肝だ。審査員は自分が最も優勝に相応しいと思った選手に点を加える。
因みに倒れたら失格とかそういうのはない。ぐるぐるバット一連の流れでどれだけ審査員を愉しませるかに掛かってい……。
ちょっと待ちなさい。これじゃ私完全に不利じゃないの!
ルール変更よ、ルール変更を提案するわ!
文句ないわよね???
めちゃくちゃ回る。
最初にゴールした人の勝ち。
これよ!!!
●グリモアベース
「おのれダークリーガー絶対許さねえ!!!」
グリモア猟兵、隣人の絶叫でこの場の全員が目を丸くした。ロクな事にはならないと思ったが予想した通りと謂ったところか。
「ぐるぐるバットの時間だってのに連中、急にルール変更してきやがった。ぐるぐるバットは初心者でも勝てるよう調整されてるってのに。何? 如何に綺麗に回り立っていられるか、ですって? ふざけんじゃねえです。むきー!!! レースにしやがってもう我慢の限界です。隣人ちゃんが直接――!」
それが本来のぐるぐるバットのルールでは?
あと三半規管クソザコナメクジが行ったところで返り討ちに遭うだけでは?
「あー!!! わかってますよ! わかってますよ! テメェ等に任せます。現地で『バット・サイクロン』のメンバーとの接触後、改変ぐるぐるバットのルールに慣れといてくださいね!!! んじゃよろしく!!!」
グリモアが輝いて。
にゃあら
にゃあらです。
たぶんこっちが王道。
第一章。
ダークリーガーがぐるぐるバットのルールを改竄しました。
一対一のシンプルなレースになります。
因みに回転数は『猟兵が目を回す』数になります。
設定次第ですがつよつよ三半規管を見せつける事も可能です。
キラキラしたら失格。
第二章。
ダーク化した選手との勝負になります。
諦めてはいけません、諦めたら🌈の彼方です。
第三章。
ルール変更を行った黒幕、ダークリーガーとの直接対決です。
このダークリーガーは『絶対に目を回しません』。
このままでは敗北してしまうでしょう。
工夫して如何にか勝利をもぎ取ってください。
宜しくお願い致します。
第1章 冒険
『その他スポーツを練習しよう』
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POW : 体当たりで果敢にチャレンジする
SPD : 器用にコツを掴みながら練習する
WIZ : ルールや戦術の理解を深める
イラスト:十姉妹
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
チーム『バット・サイクロン』のメンバーは頭を抱えていた。
ダークリーガーによる急なルール変更により今までの練習が台無しになってしまったのだ。幸い、メンバー全員がクソザコ三半規管というワケではないが。ひどく士気が下がっている事は事実。如何にかして彼女等のやる気を取り戻さなければならない。まずは、取り敢えず。新ルールに慣れるべく練習を重ねていこう。
千里の道も一歩より、だ。
尤も、目を回していたら一歩も難しいのだが。
黒影・兵庫
(「やっぱり改変後のルールのほうが良くない?勝ち負けが分かりやすいじゃん。普及させるならシンプルなほうがいいと思うの」)
せんせー…俺にしか聞こえないからって好き勝手言い過ぎですよ
いずれにせよ!元あったスポーツを自分が有利になる様に好き勝手に弄るのはダメだと思います!
ここは実力でねじ伏せて、ルールではなく自身の実力不足であることをダークリーガーに思い知らせてやりましょう!
なので、せんせー!お願いします!
(「はいはい、『肉体改造』で三半規管を強化しまくればいいのね?ねぇこれって不正にはあたらないの?」)
あたりません!これは体質!なんの問題も無し!では練習を始めましょうか!レッツ・ゴー・サイクロン!
正式名称――Dizzy but, and Tha spin.
日本のバラエティ番組においてはアイドルなども行う為、レース形式になっているが本来はアルコールもセットにされている。麦酒一気飲みに掛かった秒数回転するのが常なのだ。しかし、その場合未成年が参加出来ないのでJapan基準とする――。
いや何よ今の説明。まあ良いわ。改変後のルールの方が良いのは事実よ。勝ち負けが分りやすいじゃん。普及させるならシンプルな方がいいと思うの。そもそも嘔吐前提っておかしくないかしら。そうは思わない黒影?
ド正論――! これが脳内会話でなければバット・サイクロン全員が目を回していた――気絶という意味で――筈だ。せんせー。俺にしか聞こえないからって好き勝手言い過ぎですよ。と、兎も角です。いずれにせよ! 元あったスポーツを自分が有利になるよう弄るのはダメだと思います! 最初に弄ったのは其処かのメイドだが気にしてはいけない。
結局のところ実力で捻じ伏せるのが一番だ。ルールではなく実力不足であることをダークリーガー、オブリビオンに叩き付けねばならない。なので、せんせー! 今回もお願いします!!! ところで肉体改造での三半規管の強化は不正にならないのか? これは体質! なんの問題もなし! あとバレなきゃ反則じゃありません!!!
レッツ・ゴー・サイクロン!
ぐるぐる。ぐるぐる。サイクロンを超越して最早ブラック・ホールだ。永遠とも永久とも永劫とも謂える回転の途中、隣で盛大にスッ転ぶ音が聞こえた。それと名状し難い酸っぱい臭いまで漂ってくる。ええっと、大丈夫ですか? つよつよ三半規管と化したオマエが練習相手の介抱をする。この場合は――新ルールに則ってオマエの圧勝だ。
ゴールを目指す必要も無い。
そういえばリーダーさん何処にいるんでしょう。
ああ、リーダーね。
リーダーならルール変更って聞いて寝込んでるわよ。
……目を回したのね?
うまいこといわないでくださいよ、せんせー。
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
なんとキラキラしなくてもいいですとっ!
なるほどなー
そもそもキラキラしたら放送事故に近い感じだしねー
こっちのルールの方が正しい気がするよね
でもね…キラキラし続けてきた僕はキラキラがないと寂しいと思う
うん、ヤバいねっ!
それでも勝負には勝たないといけないのでキラキラは封印
秘伝忍法<香姫>
香りの術でもらいキラキラを防ぐと同時に三半規管を強化する
ちなみに香りの術はドーピングはないのでセーフ。セーフですよね?
まぁ、術なしの香りのみでもある程度の効果はあるし
なんならみんな使えるので便利っぽーい
味方はまねしてもいいのですよ?
とゆーことで…レッツ・ゴー・サイクロン!
キラキラしなければ熟達の忍は負けないっぽーい!
夜空の星がキラキラと煌めいているのだ、一緒になって態々、キラキラしなくても良いだろう。世の中に必要不可欠なのはバランスで在り、それは人間ひとつとっても同じで在る。嗚呼、素晴らしき哉、スッキリとした世界、練習場にはちゃんとしたゴール・テープが待ち構えている――なるほどなー? 考えなくても普通、常識的にキラキラは放送事故の原因なのだ。万が一モザイクが掛からなかった場合、阿鼻叫喚の地獄絵図である。やっぱりこのルールの方が正しい気がするよね。でも、なんだか物足りない、寂しいと思うのは僕だけだろうか。うん、ヤバいねっ! まったくメイド様に冒されている、胃袋の痙攣は悦びの所為ではない。おお、封印されたエチケットの数々が泣いている、そんな幻、虚構……。
オマエが選択した罪深き刃は馥郁と描くべきだろう。スタート地点に漂う桃のぬったりとした香気がオマエの中身を弄った。ちなみにこれはドーピングではなく酔い止めに近いのでセーフ。セーフですよね? くるりと振り返ればバット・サイクロンの面々。なんだか空気が重いのは気の所為だ。まぁ? 術なしの効果でもある程度は抑えられるのでそっちで――彼女等は首を横に振った。なんか妙なプライドがあるっぽい。チーム全体の強化になると思ったのに……。
まあいいや。レッツ・ゴー・サイクロン!!!
そもそも猟兵の身体能力、重ねて熟達の忍の逸脱性からすればぐるぐるなんぞは児戯に等しい。キラキラが目的でなければ全戦全勝、頂はすぐそこっぽい! 基本姿勢さえ崩れなければ易々と、虹色の彼方から遠退がった……。
特にハプニングもなくゴールインだ。
そういえば対戦相手の確認を忘れてた。ええっと。
リリスチャングッタリヤッター! よくないよ。
成功
🔵🔵🔴
花走・りな
ほぉ、リーダー寝込んでるんだぁ。
なんでかは知らないけど、お見舞いいこうか。
ほぉれ、美味しいアイスですよ。あとスポドリとかも用意したから。他に欲しいものあれば言いってね。
アスリートは身体が資本だからね。何があったかは知らないけど、辛いならゆっくり休みなぁ。
お見舞いのあとに捕まって練習に参加します。
新ルールの対策は何も出来てません。
やる気のあるメンバーがいるならUCで応援はします。
後はにゃあらMSさんの好きにしてください。
※アレンジ・連携歓迎
頑張れ、やればできる、諦めるな、気持ちの問題だ――そんな言葉を並べたところで地獄から抜け出す事は難しい。繰り返してきた練習が、仲間達と培ってきた絆が、あらゆる自分が否定された気がして仕方がないのだ――こんこん。扉を叩く音だ。きっとお母さんかお父さんだろう。チームのメンバーは今頃、頭を抱えて、適応しようと……。
やあ、元気……じゃないよねぇ。
寝込んでるって聞いたからさ、お見舞いにきたよぉ。
あの人だった。無理矢理『ぐるぐるバット』に誘った、あの|救世主《ひと》だった。なんだか顔が溶けてるように見えるけど、たぶん、きっと、私の頭がぐるぐるしているからだ。ああ、久々だな、競技中、練習中以外で目が回るのなんて。
ほぉれ、美味しいアイスですよ。あとスポドリとかも用意したから。あー……ええっと。他に欲しいものがあれば言ってね? アスリートは身体が資本だからね。
たぶんあの人は……花走・りなはルール変更について知らないのだろう。まあ、でも、この娘ならきっと……いいえ。今言葉にするのは面白くないわ。
辛いならゆっくり休みなぁ……。
一時間後。
なるほどねぇ。ダークリーガーがルールの変更をしてきたと。それでもう完全にバラエティ番組のそれになっちゃったと。うんうん、そりゃリーダーも寝込むよねぇ……ところで私はどうしてスタート地点にいるのかな? なんとなくわかってたけど。
説明省略――レッツ・ゴー・サイクロン!
まあいいや。これもその他スポーツだからね。リーダーの為にも皆で頑張らないと。どんな時でも何があっても私がサポートしてあげるんだから! ダークリーガーになんか絶対に負けない! チームメンバーが一斉に吼えた。
数分後。
バットがスタート地点に転がっている。
そのちょっと後ろには死屍累々。
……それに混ざっている猟兵。
う、うぅん、虹は見えてないよ。目は回ってるけど。
生まれたての小鹿が必死に立とうとしている。
成功
🔵🔵🔴
レティナ・リアセンブリー
・アレンジと連携を歓迎します
ぐるぐるバットって確か…三半規管が戻ろうとしたり
眼球が回転の逆方向へ動くからキラキラしちゃうんですよね、生きてた時に本で読みました…
なので秘策を持ってきたので体当たりでチャレンジしましょうか
レッツ・ゴー・サイクロン!
死んでから視神経衰弱した私は、眼鏡が無ければ文字通り何も見えません…
つまりぐるぐると回り続けてもルールを改変しないと勝つ自信も無いダークリーガーさんと違って酔ったりしません!
あれ…、酔いはしてないけど前が見えないです…文字通りゴールも見えないんですけど…
なんかさっきから人を跳ね飛ばしてる気もしますが、ゴールはどこでしょう…?
ぐるぐるバット――それは運動会やバラエティ番組になくてはならない競技のひとつだ。そもそも人間は何故目を回すかの話になるのだが、其処等へんの説明は猟兵に任せるとする。ええっと。確か――三半規管が戻ろうとしたり、眼球が逆方向へ動くからキラキラしちゃうんですよね。たとえば味噌汁の入ったお椀を想像してみてほしい、それをお箸でぐるぐる掻き混ぜてちょっと放置してみよう。中身がぐるぐるしっ放しの筈だ! それが人間様の耳の奥で起こっている――そうですよね。生きてた時に本で読みました。ようこそウォーキング・デッドマン。此処がトンチキな舞台……レース会場だ。秘策を持ってきたので体当たりでチャレンジしましょうか。レッツ・ゴー・サイクロン!
死んでから視神経が衰弱した私は、オカタイ頭のご想像通り、眼鏡が無ければ文字通り何も見えません。瞼の裏の闇だって確認出来ないのです。つまり――何度回ったって、それこそ半永久的に回ったって、目が回らないのです。ルールを改変しないと勝つ自信も無いダークリーガーさんと違って酔ったりしません!!!
此処で変更前のルールを改めて説明しよう!
ぐるぐるバット! それは点数を稼ぐスポーツである。
目を回してふらふらになって🌈をブチ撒ける、それを『良し』とするのが本来だ。つまりダークリーガーの提案したルールの方がマトモだぞ!!!
因みにダークリーガーの三半規管は最強だ!!!
ところでスイカ割りを知っているだろうか。あれにも公式ルールがあると謂うのは置いておいて、現状、何も見えないオマエにとってはセルフと等しい。肝心かなめの指示出す人がいなければ、あっちへフラフラ、ソッチヘよろよろ、何方にしてもグダグダだ。あ、あれ? 酔いはしてないけど、なんだか妙な衝撃が……これは隣の人でしょうか。跳ね飛ばしてる気もしますが……ゴールはどこでしょう……?
試合中止のホイッスルが響く中で眼鏡を渡される。
背後には死屍累々、眩暈の所為かオマエの所為かも解せない、横たわりの群れ。
この場合は猟兵の一人勝ちで決!
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『燃焼系アスリート』
|
POW : できますできます、あなたならできますッ!
【熱い視線】が命中した敵に、「【ユーベルコードを封印して競技に熱中したい】」という激しい衝動を付与する。
SPD : もっと熱くなりましょうよッ!
【見せれば見せるほど熱く激るアスリート魂】を見せた対象全員に「【もっと熱くなりましょうよッ!】」と命令する。見せている間、命令を破った対象は【耐久力】が半減する。
WIZ : どうしてそこで諦めるんですかそこでッ?!
対象への質問と共に、【拳や口、または競技に使用している道具】から【レベル×1体の火の玉マスコット】を召喚する。満足な答えを得るまで、レベル×1体の火の玉マスコットは対象を【殴打、および熱疲労の状態異常の付与】で攻撃する。
イラスト:kae
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
もっと熱くなりましょうよッ!
物理――! 試合当日、ダーク化した選手は文字通りに燃えていた。彼女等を視ているとなんだか|真剣勝負《ユーベルコードを使いたくなくなる》のは気の所為だろうか。ええ、できます。あなたならできますッ! 私達とガチでやりあってもきっと勝てますッ! つまり彼女等は埒外抜きでの『ぐるぐるバット』がしたいのかもしれない。己の実力を確かめたいのならば『のっかる』のも悪くは無いだろう。
バット・サイクロンの皆が猟兵を応援している。客席も『ガチ勝負』に期待し、沸いている。さあ、バットを構えて基本姿勢だ――レッツ・ゴー・サイクロン!!!
※※※
プレイング・ボーナス
ユーベルコードを使わない。(選択はしてください)
黒影・兵庫
(「あっつ…暑苦しいわね。物理的に」)
応援してくれている人に向かってその言い草は酷いですよ!せんせー!
(「応援って…UC使わせないための作戦でしょ?」)
でも実力でねじ伏せて反省させるのが今回の目的ですし!
ここは敵の言う通りUCを使わずに勝利してやりましょう!
(「自信満々ねぇ…練習開始から今日にいたるまで『肉体改造』して三半規管を鍛えまくったおかげかしら?」)
はい!なので今回もよろしくお願いします!
あと『念動力』で俺に追い風と敵に向かい風を作ってのサポートもお願いします!
(「それはもう体質じゃなくて本当に不正じゃない?」)
UCじゃないので問題なし!さぁレッツ・ゴー・サイクロン!
もっと熱くなりましょうよッ!
物足りません、こんなんじゃ勝負になりませんよ?
頑張って頑張ってアナタならもっと出来ます!!!
突き刺さる視線――軽度のめまい。
轟々、或いは業々とでも謂うべきか、燃焼系アスリートがオツムを傾げてやってきた。近づけば近づくほどに溶けそうになり、その膨張するエネルギーはまるで混迷、脳味噌の内側までもサウナ状態だ。あっつ……暑苦しいわね、物理的に。応援してくれている人に向かってその言い草は酷いですよ! せんせー! いや|熱中症になる《クラクラする》わ。そもそもこの応援ってユーベルコードを使わせない為の作戦でしょ? あの様子では『そんなこと』微塵も考えていない様子だ。文字通り頭の中まで熱湯風呂である――実力勝負で捻じ伏せるのが目的ですし、まあ、敵の指摘の儘に虹色の彼方まで送ってやりましょう! 自信満々なオマエ、その所以はおそらく肉体改造だが――三半規管オリハルコンは作れる、可愛いと同じだ。
鍛えまくったおかげかしら? それとも、鍛えまくった所為かしら? 何方にしても俺達の優勝は確実です! 宜しくお願い致します! あとは念動力でのちょっとした手助け。それはもう体質じゃなくて本当に不正じゃない? いやいやせんせー、ユーベルコードじゃないので問題ありません。重ねて謂いますが、バレなきゃ反則になりませんよ!
レッツ・ゴー・サイクロン!!!
消化試合――正確には『逆流試合』か。つよつよ三半規管の化身と化したオマエは堂々のゴール・イン。くるりと振り返ればスタート地点ちょっと前で|死んでいる《目を回している》燃焼系。圧勝ですよせんせー。これが猟兵の底力ってやつです。ねえ黒影、焦げ臭くない? あっ、なんか綺麗なものが視えますね、たぶん石炭です、あれは石炭……。
大成功
🔵🔵🔵
花走・りな
ユーベルコードは使わなくてもこの熱く燃える|アスリート魂《蒼炎》は標準装備だよ☆
技能【焼却】【情熱】
超人アスリートが物理的に燃えるのは別段珍しい事では無いのでなので敵UCのデバフは問題なーし!
そして、肝心の変更ルールだけど……。
うん、結局対策はあまり出来なかったけと、死に体で走るのもいつもの事だから……。
※アドリブ・連携歓迎
綺麗な薔薇には棘が有るのだと、チームの紅一点が微笑んでいた。たとえ窶れて、青々と染まっていても心底からの焔が消える事など在り得ない。精神的な病にやられたところで我々、莫迦げているほどに、如何しようもないほどに、超人アスリートなのだ。罪深き刃が揮えなくともこの血肉には情熱が宿っている――そう。何が起ころうと問題ないのだ。まったく別段珍しい事でもない――真に燃焼すべきはオマエの、あの日への渇望なのだ。そう、私はあなたに負けられない。あなたに躓いて、転んでなんかいられない。その意気や良し。あとは双眸にともした地獄への松明を手放さないだけか……|舞台へ《位置について》。
あまり練習出来なかったのは正直不安だが死に体で走るのは『いつもの』事だろう。近代五種で培ってきたスタミナをトンチキなスポーツでも活かせたら悦ばしい。では――基本姿勢は常の如くに完璧だ、サマになっている己が何故か面白くてタマラナイ。客席、沸いたのはやはり――レッツ・ゴー・サイクロン!!!
応援とは=して|信仰《エネルギー》とも考えられた。ぐるぐる、オマエを中心にして集ってくる|感情《もの》が空気を只管に送ってくる。長引けば長引くほどに気分が悪くなるがそれもまた偶像の|運命《サダメ》――隣から届いた情け容赦のない吐きそうな息遣い。もらいそう。もらいそう、だけど――こんな所で立ち止まることなんて出来ない。
バットを地面へ置き去って、ヨタヨタとゴールへ足を運ぶ。いや、運ぶつもりだったが予想していた通りだ。頭の中がぐちゃぐちゃになって、目の前が歪んで、地球が此方に迫ってくる――花走さん頑張って! 今がチャンスだ! 一歩ずつでも良いから!
――這ってでもゴールするよ🌀
大丈夫だ、ひどく酸っぱいものをのみこむ。
数分ほどが経過した。めまいは治まりつつあるが人ひとつ分後ろ、敵選手が近づいている。もう少し、あと僅か、絶対に私は後ろを見ない……というか振り返ったら出そう。
歓声、如何にか……。
大成功
🔵🔵🔵
露木・鬼燈
なるほどなるほど
この僕と真剣勝負をしたいと…
ほんとーにいいんです?
この競技でガチの真剣勝負で熟達の忍と戦いたいと
なるほどなー
エンターテインメントを捨て去った忍はちょー強い
それを教えてやるっぽい!
本気になった百足忍軍の安定性はぐるぐるに強い!
ブレなく一定の速度で高速回転からの全力疾走で決める!
内緒だけど秘伝の酔い止めを事前に飲んでるからね
これも忍の戦い。卑怯とは言うまいな、なんてね
しかしエンターテインメントを捨て去ったぐるぐるバット
それはぐるぐるバットに求められている在り方と違うのではないか
僕の頭にはその疑問が…
ぐるぐるバットは本来、一対一で行われる競技だ。所以を語る為には先ず時を遡らなければ成らない。神と同化する為の儀式として見做されていた偶流偶流化徒はひとつの器に超常を宿すべく村一番の美人が選ばれていた。しかしとある年、美人が双子だと謂う事でぐるぐるの派手さを競わせたのだ。その勝敗は後世に伝わっていないがその『歴史』が示す事はわかるだろう――されど今、現在、そんな堅苦しい事は一切関係がない。超人アスリートにとって乱入、混戦とは当たり前の『茶飯事』なのだ――!
おお、見よ。果てしなく続くこのぐるぐるバット・ロードを! スタート地点に並んでいるのはたくさんの燃焼系アスリートとたくさんの化け物だった|人《もの》だ。ユーベルコードを使わない方が燃えると思っていた彼女等も『この熱気』には適わない。そう、総ては観客の沸き立ち次第なのだ――僕と真剣勝負がしたいなら『このくらい』盛り上げてほしいっぽい! エンターテインメントを捨て去った忍はちょー強いと教えてやりますよ。さあ、安定性を求めるか速度を求めるか、基本姿勢をとりイザ……レッツ・ゴー・サイクロン!
解説役の※※さん、今回の選手のぐるぐるは如何でしょうか。燃焼系アスリートの皆さんは速度を重視しているようですね。では、バット・サイクロンのお助けメンバーは如何でしょうか? むむ。これは……速度だけではありませんよ、見てください。
ブレの無い一定速度、重ねて身体の芯が殆ど動いていませんね。解説の※※さん、これは……? 本来のルールであれば赦されない行為ですが、成程、酔わないを重視したら『素晴らしい』でしょう。おそらくあの回転であれば倒れる事はありませんね――秘伝の酔い止めも飲んでるからね。審査員もこっからじゃ見えない。燃焼系アスリートよ、卑怯とは謂うまいな……なんてね。バットを手放しての全力疾走、百足忍軍全員同時に一着だ。
しかしエンタメ性を殆ど失ったぐるぐるバットはぐるぐるバットなのだろうか。観客と審査員が求めているのは真のルールなのではないか。ぐるぐるしてない頭に残った、瘤のような疑問……。
成功
🔵🔵🔴
レティナ・リアセンブリー
ユーベルコード無しの真剣勝負がご所望ならそれで構いません
…なんだか熱中したいという衝動が湧いてきましたが、今の私はデッドマン
この魂に激しい衝動がある限り電流に変換できる動力装置が埋め込まれています
だから衝動が増えるなら寧ろありがたいのです
なので…今の私に出せる真剣な全力で捻じ伏せて燃え尽きて貰います!
でも相手の技術を封じてガチ勝負なんて、失礼とかアスリートの風上に置けないって思わないんですか?
文字通りの全身全霊だ――正確に咀嚼するならば『全身』のみと考えられる。感情を悪魔と見做したならば塑れを証明する事はひどく難しい。嗚呼、哲学的なゾンビのフリは何処かの泥人形にでも圧し付けてしまえ。或いは、憑かれているのはオマエかもしれないが――兎も角。ユーベルコード無しの真剣勝負がご所望ならそれで構いません。素晴らしき哉、火の粉に中てられたエンジンの暴走、この、呆気のないくらいに感染した熱中の二文字。もしかしてオマエは熱に脳味噌でもやられたのか……? いやいや。まさか、ウォーキング・デッドに宿っているのは動力装置だ。心臓でもなければ血潮でもない――唐突に迸るグロテスクな電撃の沙汰。電光石火の如くケリをつけてしまいましょう。捻じ伏せ、燃え尽きるほどの屈辱ってものを教えてあげましょう。そんなこんなでスタート地点に起立。スグサマ基本姿勢へと移った――レッツ・ゴー・サイクロ――でも相手の技術を封じてガチ勝負なんて可笑しくないでしょうか。失礼とか、アスリートの『あ』の字も無いって思わないんですか? いや、別に風上にも置けないとか私は思いませんけど……。
皮と肉を一刺し――人刺しだ。純粋な勝負を望んでいた、何も考えていない暑苦しい|燃焼系《アスリート》がひくりと止まる。オマエの謂う事にも一理有るのではないか。しかし、ユーベルコードを使っては身体の改造や強化など容易い事。それでは面白くもなんともないのではないか云々――と悩んでいる間にぐるぐる終えたオマエ、先のように不可視を貫く……。
手遅れ――! スタートと同時に回らなければ|彼女達《ダーク化した選手》に勝ち目など皆無。オマエがゴール・テープの彼方側で喝采を浴びる中、這う這うと晒される。
ハリネズミのジレンマってやつでしょうか、傷の舐め合いでもしていたらどうです? 転倒、撃沈――目を回しながら「の」の字をなぞっている。
そろそろ出てきたら如何でしょうか、ダークリーガーさん……?
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『聖彩氷華の女王フロストプリズム』
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POW : 彩りの手具の舞 ~それは万華鏡のように~
レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル×10本の【超光速回転する新体操の各種手具 】で包囲攻撃する。
SPD : オーバーライトスピニングブリザード ~華轆轤~
自分の体を【光のLv倍のスピードで回転 】させる攻撃で、近接範囲内の全員にダメージと【自分と同じ速度で回転させての形状変化】の状態異常を与える。
WIZ : 氷華の器械体操 ~プリズムジェムナスティクス~
いま戦っている対象に有効な【七色にまばゆく輝く美しい氷で出来た器械 】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
イラスト:花芽 橙色
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「宝海院・棗」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
そのダークリーガーの外見を一言で表すならば『幼女』だ。
いや、確かに背丈は小さい。だが、そのボディは如何だろうか。
名状し難いほどに整えられた輪郭はまさしく『魅せる』為のもの。立ち姿からして只者ではないだろう。そう――幼女――聖彩氷華の女王、フロストプリズムは『フィギュアスケート』『新体操』『バレエ』『器械体操』をこなす凄まじい選手なのだ。
だが、彼女が安請け合いでOKしてしまった競技は如何だ『目を回す事』を前提にしていた『旧ぐるぐるバットルール』ではないか。冗談ではない。こんな訳の分からない競技に参加するならばいっそルールを変えてしまえば好いのだ。醜態を晒すなんて、痴態を晒すなんてもの可笑しくは無いのか……おかしい。おかしいに決まってるわ。つーか🌈って!!! 汚いじゃないの!!!
それとひとつだけ謂っておくわね! 私は!
人間ボウリングの方が楽しいと思うのよ!!!
説明しよう――!
人間ボウリングとは!
ボウリングの球に入ってオマエがストライクを決める競技である!
まあいいわ。今回は『改変ルールぐるぐるバット』で決着つけるわよ!
さあ来なさい、私の華麗な回転みせてあげる!!!
※※※
マスターコメントの通り、ダークリーガーはつよつよ三半規管です。
絶対に目を回す事はないので邪魔するなりなんなりしてやってください。
宜しくお願い致します。
レティナ・リアセンブリー
さっきのアスリートもどきや最初みたいに動揺させたり視界を消したりしても勝てそうにないですね…
ではたくさん飛んでくる新体操手具を利用しましょう
目を回さないなら体力の方を狙います
レッツ・ゴー・サイクロン!
UC発動、【捕食モード】の鮫剣を背負い【生命力吸収】能力を主に使用しましょう
包囲攻撃という事は確実に私に飛んでくる、なのでUCで鮫剣に食べて貰いながらゴールへ走る動力に利用
そして相手の生命力も削っていきます
回るのは良いんですが普通に走った方が勝てると思いますよ?
神と人の境界線を極限まで薄める為には何が要なのか、最早、ヒントを与えるまでも『ない』だろう。それ即ち回転による肉体的な朦朧、精神的な摩耗にて至れる神域で在り、同化とは絶対的な真化に過ぎない。おそらく、あのアスリート――凍えるような美しさの『女王』は悟りに達したひとつのカタチと考えられる。先程までのように動揺を誘う、自らに枷を嵌めるなど効果の「こ」の字にも成らないだろう。ならば――肝と成るのは飛び交う『新体操手具』か。所以は不明だがヤケに生命的なエネルギーを感じる。目を回さないなら体力の方を狙います。たとえ凄腕の超人だろうと吸い尽くされたら動けない筈……。
レッツ・ゴー・サイクロン――今回は眼鏡を装着してきた。隣の回転速度に合わせていたら転倒は必然、だが、ついていかなければ置いていかれる。ぐらり、ジレンマ案の定、死体を中心に世界がまわる――遠くへと失せていく対戦相手の足音。いや、ここからです。ここからが勝負です……バットを支えに如何にか立ち上がり、クラクラと前へ。気分の悪さを胸の奥へと押し込んだ。
刹那、光の如くに迫りくる道具・道具・道具、鮫剣の牙が『それら』を喰い散らかしていく。エンジンに注げ、倒れる前に次の足、ふらつく前に次の足――こういうのなんと謂うのでしょうか? 水面を走る技術……? まあいいでしょう。
眩暈が治まりつつある中、ようやく追いついたオマエ。通り過ぎる際に女王の顔色を窺えばちょっと蒼い。回るのは良いんですが普通に走った方が早いと思いますよ? いえ、目が回らないなんて豪語しておきながら|目を回す《●●●●》なんて、可愛らしい。
寿命を削る必要もありませんね。
悔し気な表情を残して|幼女《ダークリーガー》が頽れた。
大成功
🔵🔵🔵
露木・鬼燈
おかしくて🌈が汚い
…せやな
だけどそーゆーのはウケるから仕方ないね!
ギリギリでも放送に乗ってウケればエンターテイメント的には成功
だから旧ルールの方が正解なんだよなー
改変ルールは盛り上がらないからね
とゆーことで…改変ルールでもキラキラな🌈をみせて盛り上げるっぽい!
隠忍之薬酒瓢箪で生成した悪酔いする酒気を秘伝忍法<香姫>で強化!
つよつよ三半規管もアルコールのぐるぐるには無意味
フロストプリズムさんの方へこっそりと流す…必要はないか
華麗な回転ですっごくぐるぐる回ってるからなー
その回転で生まれる空気の流れで自然と吸い込まれてるから
後は相手ががキラキラするまで待てばいいのです
全然卑怯ではないですよー
瓢箪から駒ならぬ瓢箪から🌈だ、大きなお友達に臭いは届かないが随分と汚らしい話である。まったくオカシナスポーツだと女王様の溜息も間違いではない。何よりも若干こぼれた「せやな」が良い例だ。やはり変更後のぐるぐるバットの方が幾等かマイルドと謂えよう。だが――最も重要視しなければならないのは『うけ』だ。ギリギリでも放送に乗ってウケればエンターテインメント、バラエティ番組的には大成功っぽい! やっぱ旧ルールの方が楽しいし正解なんだよなー……ちょっと貴方大丈夫? 頭どっかにぶつけたんじゃないでしょうね? 敵から心配されるレベルで毒されていないか、気の所為だよね。改変ルールでは盛り上がらない、これは事実――兎にも角にもレッツ・ゴー・サイクロン!!!
まあ良いわ、貴方のぐるぐるした目を覚まさせてやる。そしてこの後ダーク化して私と人間ボウリングするのよ。女王の|基本姿勢《フォーム》は完璧だった。一切軸がブレずに高速、いや、光速回転。音すらも置き去りにするサマはオブリビオンの為せる御業か。ブラック・ホール、或いはホワイト・ホール、半永久的な螺旋がフィールドを輝かせる――それじゃ七色の意味が違うよね。キラキラな🌈を魅せるっぽい!!!
フロストプリズムは観客の視線を、喝采を、プラス感情そのものを糧としていた。猟兵の事など敵とも思っておらず、愈々、ただ純粋に|回転《ぐるぐる》を楽しんでいる。ボールになった気分よ、指先で弄ばれるバスケット・ごっこね。
ぐるぐる、ぐるぐるぐる。
いつもより多めに回っております。
ここで違和感――気持ちの良さと熱っぽさの狭間でズキズキと嗤う頭痛。な、なんで? この私が目を回して、酔うなんて。い、いいえ、気の所為よ。それこそ、天と地がひっくり返ってもありえない――リリスチャン復活ヤッター!!! 気付いた時にはもう遅い。真っ青に染まった女王様のリ・バース! ど、どうして……う、うぶぇ……🌈……。
瓢箪から出るのはお酒だよね。つよつよ三半規管もアルコールのぐるぐるには無意味!
わ、わたし、おんなのこよ……?
見た目だけでしょ?
大成功
🔵🔵🔵
黒影・兵庫
いよいよ黒幕のダークリーガーとの決戦ですね!
思えばこの時のために何千、何万と回転してきました…
血と汗と涙と🌈 の結晶を彼女に見せつけてやりましょう!
(「黒影。競技用のバットを見つけたからUC【摩殺虫】で地面と接する側の摩擦を極限まで減らしたわ。これでバットを軸に回ろうとしてもつるりと抜けて回れなくて奴の負けは確定よ!」)
せ、せんせー!それは…
(「大丈夫よ、もちろんバットの交換を求められた時に備えて私たちのも同じ仕掛けを施すわ。で、私たちは『念動力』でしっかりバットを掴むことでちゃんと軸にして回れるの!」)
さっすがせんせー!抜かりませんね!
では約束された勝利に向かって
レッツ・ゴー・サイクロン!
水面に落とした雫が何れ溶け込むかのように、世界の中心で神様に屈してみる。膝を付いても、崩しても、お隣さんが居なければ楽なものだ。重要なのは争うべき相手の有無、最初から省いてしまえば後は己との戯れか。
血と汗と涙の結晶、今までの全て、積み重ねが裏切る事など決してない。何よりも己自身が、オマエ自身が回転の化身と成り、権化と囁かれるまで培ってきたのだ。嗚々、あまねく『D-but』は、悉くのスピンはこの舞台に上がる為の布石――🌈色の彼方と謂うやつをダークリーガーに、彼女に見せつけてやりましょう! 握り締めたのは拳ではなくバット、嗚呼、最早棒状のソレがスイカを叩くシーンなどない――黒影、競技用のバットを見つけたからちょっと細工してきたわ。摩殺虫って謂えばわかるわよね? これで奴の負けは確定よ! せ、せんせー、それはバレるかもしれません。おや、黒影。|教導虫《わたし》がそんな間抜けをやらかすとでも? まあ見ていなさいな。レッツ・ゴー・サイクロン、よ!!!
すっぽーん。気の抜けるような音と共にダークリーガーがバットを手放した。いや、正確にはバットの方から抜け出した。基本姿勢を取ろうとしても、なんともスカスカな状況。なによこれ!!! ちょっと貴方、私のバットに何かしたわね? 交換しなさい、交換! これで何も起きなかったら貴方の反則負けよ――はい、では、幾等でも試してみてください。掴もうとしたら再びのサヨウナラ。うっそ。え、なんで? どうして??? 読者諸君には説明しておこう、念動力で為された『固定』により摩擦0でのグルグルを可能としていく。どう? ちゃんと軸にして回れるでしょう? アメンボさんにお礼しなさい。
何千何万と螺旋を描いてきたのだ、大渦巻へと臨んだのだ、必勝法は掌の中……。
さっすがせんせー! 完璧ですね! これなら俺が目を回しても問題ありません! では約束された勝利のバットに感謝して――レッツ・ゴー・サイクロン、です!!!
ウィニングランだ。喝采を浴びつつカタツムリを愛でる。
成功
🔵🔵🔴
花走・りな
改変ルールは否定する訳じゃないけど、
リーダーの敵討ち。負ける訳には行かない!
UC【限界の彼方まで】使用
ぐるぐるの目眩・吐き気はとりあえず気にせずぐるぐるに集中。
|さっきの子《燃焼系アスリート》との戦いで調子乗ってきたかも♪
ギア上げてこー!
相手の攻撃は【受け流す】か【焼却】
無理だったとしても致命傷は後回しに出来るから気にせずに【ダッシュ】
まぁ、元々演技系の競技よりも走る競技の方が得意分野だからね☆
(後は知らない)
※アドリブ・連携歓迎
真実を定める事は難しい、寧ろ、偽りで塗り固めた方が幾等かマシだ。
騙し騙しに酔い止めを含むような、付け焼刃なイメージ。
だが――焼けた刃は熱いだろう?
オマエの脳裡に張り付いたのはリーダーの貌とメンバー全員の熱意だった。この儘ではみんなの大好きなぐるぐるバットがぐるぐるバットでは無くなってしまう。チームの解散よりも凄まじい危機、最悪な運命を回避する為に委ねてくれたのだ。いや、勿論、改変ルールを否定するワケではないが――敵討ち、ここで負ける訳にはいかないのだ。何度も何度も叫んできたレッツ・ゴー・サイクロン、今までの中で最も大きな|声《もの》となった。
限界の彼方まで……虹色の彼方まで。アスリート魂は気合いと情熱、それと素敵なものいっぱいで溢れている。眩暈や吐き気など邪魔にしかならない|異常《ごみ》は箱庭にポイだ。今は気にしている場合ではない。|さっきの選手《アスリート》の熱い応援が尾を引いている。あの戦いで調子乗ってきたかも♪ そうともタイフーン、乙女心はいつでも獣性なのだ。ギア上げてこー! 基本姿勢からの素早い回転、タッチの差でスタート・ダッシュだ。
元々走る競技の方が得意だったのだ。勝敗に一喜一憂する事こそが楽しみの根源だったのだ。追い掛けてきたのはダークリーガーが放った数々の螺旋――流れに身を任せて加速するのか、闘争心を以て打ち消すのか。あまねくはオマエの掌の上で在れ――器械体操やフィギュアスケートにはないだろう圧倒的な走力、専門分野であればオマエが有利だ。
ゴール・テープを最初に切る、私の勝ちだね、いい勝負だったよ🌀
……目が回る。
サァ――と蒼褪めたオマエ、罪深き刃が留めていた『影響』の濁流。滅茶苦茶な眼球振盪と無茶苦茶な胃液の荒ぶり。懐かしのストレッチャーのがららら音……。
🌈々々々……。
成功
🔵🔵🔴
ドゥルール・ブラッドティアーズ
嘔吐する姿を見て楽しむなんて
本当に人間は度し難いわ……
貴女の提案した新ルールの方がマシね
アリスラビリンスの
回る世界の【世界知識・環境耐性】で
目を回す事なく並走
人間ボウリングとやらも興味あるわ。
磔にした人間どもをピンに見立てて
大岩を転がして潰す競技?
ツッコミながらの攻撃を【見切り】
まさに人間ボウリングを彷彿とさせる
回る【結界術】を纏い【受け流し】
彼女の好きな競技を存分に語らせるわ
面白そうね♪
ちなみに私の好きな競技はね……
『色褪せぬ想い出の地へ』で戦場を相撲会場に変え
【念動力】で互いの服を【解体】
【怪力・捕縛】で押し倒し【気合い】の滾るまま
胸の先端や股間に口づけたり
【化術】で欲棒を生やしての【串刺し・乱れ撃ち】で
幼くも扇情的な体の隅々まで【慰め】
媚毒の【呪詛】唾液・体液に塗れさせ
殺さない程度に【生命力吸収】
【催眠術・ハッキング・範囲攻撃】で
ルールもスポーツマンシップも乗っ取れば反則負けも無い。
骨抜きにした彼女を抱えて色々な意味でゴールイン♥
今日から私が貴女のコーチよ。
共に世界を魅了しましょ♥
吐物まみれの地獄なんぞを生きている儘に楽しめる、ひどくキタナラシイ人類はただのひとつで十分だ。戯言をこぼした人間サマの度し難さは、嗚呼、まったく、猟兵――否。オマエにとっての反吐でしかない。ええ、ええ、貴女の提案したルールの方がマシね。そう思うわよね。じゃあなんでアナタこっちのチームに入らないの? それは勿論、貴女と『勝負』がしたいからよ。迷宮に這入りこんだアリスのように狂ったりなんかしない。そう、世界の中心で軸合わせしているのは|半吸血鬼《フリークス》である証か。そうねえ、人間ボウリングとやらも興味あるわ。それって磔にした人間をピンにするんでしょう? 大岩転がししましょうよ。いやグロいわ。なにその思考回路、こわ……此処はアスリートアース、危険バチバチな世界からは最も遠い領域――ふふふ。熱烈なキスじゃない、悪くないわね。
ひどく冷たい|得物《ボール》をピンのフリして|回転《なが》していく。それじゃあ人間ボウリングが何か教えてくれるかしら? 人間ボウリングは文字通り人間がボウリングの球になる競技、アナタの想像とは真逆なのよ、わかる? そう、そうなのね。つまり貴女は転がる事が大好き、と……面白そうね♪ じゃあそろそろ本気出しなさいよ、アナタさっきから私と並走してるだけじゃない――ちなみに私の好きな競技は……ね?
赤、青、緑、宝石が貌を晒し、染めていく。
虹色の気配は遂に消え去り、世界がオマエに呑まれていく。
え――? 女王の目に入ったのは土俵であった。がらんどうの客席に審判席すらも追い出され、何が何やら把握出来ない状況。ふと意識を横に逸らせば、近い近い|怪物《オマエ》の身体――な、なんで服が破れてんのよ。ちょっと待ちなさい、待ってください。口に蓋されてしまえばもうおしまいだ。反則負けも虹色の彼方もちゃぶ台返されている。
ふぇええ……どこ触ってるの。あら、こういうのはハジメて? じゃあ目を回しても仕方ないわね。今日から私が貴女のコーチよ? ああもう、なんでこうなるのよ。ゴールインじゃないわ、たすけて、だれかたすけて……。
共に世界を魅了しましょ、レッツ・ゴー❤ レッツ・ゴー❤
やだぁぁぁ……。
今度はローション相撲で勝負よ!!!
首を洗って待ってなさい!!!
成功
🔵🔵🔴