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第二次聖杯戦争⑱〜レベルを上げて物理で殴ればいい

#シルバーレイン #第二次聖杯戦争 #ハビタント・フォーミュラ

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●卯辰山公園
 金沢市街を一望出来る公園、卯辰山公園でハビタント・フォーミュラは戦況を見守っていた。だが、思っていた以上に早いスピードでの戦場制圧&解放にハビタント・フォーミュラは焦っていた。

『もう猟兵が攻めてくるう! しかもうーちゃんに集中した訳じゃなくて、全面的に制圧してる感じう! さすがに、こんなに早いなんて思わなかったう!』

 だが、ハビタント・フォーミュラはこれで終わらせる訳ではない。
『降り注げ、全ての神秘を根絶するもの『シルバーレイン』う!』
 闘神の渦を使って世界結界を破壊し、降り注がせるはシルバーレインの軍勢。そして、逃げるハビタント・フォーミュラであった。

●グリモアベース
「皆様の素早い猛攻のお陰で、うーちゃんことハビタント・フォーミュラの発見に至りました。ですが……シルバーレインを降らせてきたようです」
 グリモア猟兵のスリー・サクセス(猟兵サポート型AIプログラム・f34842)は表情を微動だにさせないが、内心こちらも焦っていた。
「この戦闘存在シルバーレインですが、『神秘根絶』なる力を持っていまして、魔術や神秘といった類いのユーベルコードは常時かつ全て効かなくなっています。ですが、例えば肉体を使った攻撃、機械を使ったユーベルコードの攻撃ならどうでしょう。神秘ではないので効果があります。なので、わたくしは物理に強い方を招集しようかと思います」

 神秘がダメなら、物理に頼れば良い。そう考えたサクセス。

「なお、この戦場を素早く制圧すると『ブレインバイシクル』を使って他世界へと逃げたハビタント・フォーミュラを追跡出来ると予知されています。素早く攻めましょう」
 グリモアでの転移を開始した、サクセスだった。


椿油
 椿油ですう。どうやらうーちゃんは戦場に神秘を求めてないようですう。
 戦争なので『シルバーレイン』との集団戦、1章構成ですう。
 プレイングボーナスは「「神秘根絶」に対処する」ことですう。
 そして、1月15日の戦場更新(16時頃)までに戦場を制圧すれば『|全能計算域限界突破《エクスマトリックス・オーバーロード》』を使った追跡が可能になりますう。是非制圧してやりましょうう!

 皆様のアツいプレイング、お待ちしておりますう!
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第1章 集団戦 『シルバーレイン』

POW   :    銀の虹
【超常の存在を否定する意志と力】を宿した【銀色の虹】を射出する。[銀色の虹]は合計レベル回まで、加速・減速・軌道変更する。
SPD   :    レインカッター
【銀色をした刃の雨】を降らせる事で、戦場全体が【神秘なき世界】と同じ環境に変化する。[神秘なき世界]に適応した者の行動成功率が上昇する。
WIZ   :    滅神光線
【装備した『滅神詠唱兵器』】からレベルmまでの直線上に「神殺しの【光】」を放つ。自身よりレベルが高い敵には2倍ダメージ。

イラスト:新井テル子

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

樂文・スイ
※アドリブ、連携歓迎

神秘の根絶、ねえ
んな事言ったらオブリビオンなんて神秘の塊みてえな気もすっけど
その力で自分の首絞めねえといいけどな?

俺はそもそも”壊したい”ヤツなんでね
妖弧の不可思議な力より殺人鬼としての罪業が本分なんだわ
てめえの身体にナイフ突き立てんのに、魔法も神秘もいらねえよ

【無辜ノ罪】で行動を阻んでから【九死殺戮刃】で切り裂く
『ナイフ投げ』は得意だし『傷口をえぐる』『部位破壊』『目潰し』で威力を強めてやる
UCで寿命が削れる?関係ないね
思い切り暴れられるチャンスだ、やってやるよ!
(九死殺戮刃使用時、味方への攻撃はせずデメリットを受けます)


ローズ・ベルシュタイン
アドリブや連携歓迎

■心情
魔術や神秘の力を無力化する能力とは厄介ですわね。
でしたら、私も科学の力……キャバリアで戦いますわ!

■行動
キャバリア『ローゼンガルテン』に騎乗して戦いますわね。
『夕空の祝い』を振るって、【斬撃波】を放って攻撃しますわ。
「さぁ、どんなに魔術や神秘の力に対抗しようとも、このキャバリアの力は覆せないでしょう!」
攻撃が命中したらUC『薔薇の刻印』を使用して、
敵に【継続ダメージ】での追加攻撃を与え続けますわね。
敵が私の半径約130m以内に位置する場所を維持しておきますわ。

敵からの神殺しの【光】は
可能な限り【見切り】で避ける様にしつつ、
【盾受け】でガードする様に努めますわね。


天城・千歳
【SPD】
絡み・アドリブ歓迎

神秘根絶ですか。要するに科学と物理で殴り倒せと。私の得意分野ですね。

戦場を周辺にサテライトドローンを展開し、通信、索敵網を構築。
地上に展開した歩行戦闘車、歩行工作車のセンサー、観測機器と索敵網を使い【偵察】【索敵】を行い【情報収集】を行う。
収集した情報を元に【戦闘知識】【瞬間思考力】で状況を判断しUCを発動。最適の攻撃パターンを構築。
【誘導弾】の【一斉発射】による【範囲攻撃】で【先制攻撃】し、その後は【砲撃】【レーザー射撃】の【弾幕】で【対空戦闘】
自律砲台群は【自動射撃】しつつ【空中戦】を行う。
敵の攻撃は【見切り】【推力移動】で回避。
情報網のデータは味方と共有


ルクレツィア・アストリュード
物理なら、任せて。
ボクの剣で、あの銀の兵も、斬ってみせる。

この身の力は、人の業と鍛錬によって得たもの。なら、神秘なき世界にも適応できる筈。
以て上がった行動成功率と【瞬間思考力】で、可能な限り刃の雨を躱せるような経路を見出し、そこからシルバーレインへ接近。
繰り出される攻撃はSkyWalkerの【空中機動】も交えて躱していく。

敵を間合いに捉えたら、神殺樹刃を発動。
敵の狙いを外す軌道を駆け抜けながら斬撃を放ち、仕留めにいこう。


ミルフィ・クロノラヴィット
アドリブ連携歓迎

【SPD】

成る程
『神秘根絶』なる能力を持つ
敵が御相手ですか…

神秘御断りとか
実はわたくし
|そちら《物理でヤる》の方が
些かの自信が…☆

『重火器で砲撃や巨大ロボでブン殴るのは…勿論アリですわよね…☆』

味方とも連携

『アームドクロックワークス』を展開
『クロックハンズ・マルチライフル』も持ち
(神秘系の弾は使わず、物理系の砲弾等を装填)

【砲撃】や
【誘導弾】の【一斉発射】【弾幕】等で攻撃
近接時は
マルチライフルのブレードで
【切断】や【なぎ払い】

UCで
巨大ロボに搭乗
敵群を蹴散らしますわ
(味方を巻き込まない様に)

『ナイトオブホワイト・起動――!』

敵の攻撃は
【見切り】【残像】【軽業】で
物理的に回避行動


流茶野・影郎
神秘を求めない
そうだな、いつかは皆、能力者となり神秘は日常に変わるはずだった

けどね、もう雨は要らないよ
これからは誰もが空を仰ぐ時代になるべきなんだ


フットワークを効かせて掌底でジャブの様に叩き込む
勿論牽制
そして投げるのは詠唱風車
動力炉が動かないから爆発しないが準備だからね
これを数名に仕込んでから少しずつ下がる、彼らが集まるように

レインカッターが来たらコートを被って一人に飛びこんで
『メキシカン忍法・空気投げ』
で集団へ投げてからの『ルチャキック』への連携
神秘無きシンプルな技と一撃
そして破壊力によって風車も起爆する

一度築きかけた平和なんだ
もう二度と雨は降らせないよ

「その為に俺はずっと戦っているんだ」


ロジャー・カニンガム
なるほど、|機械文明の産物《頭脳戦車》たる私にうってつけのビズというわけですね、お任せください
同じ雨なら骸の雨の方がよっぽど恐ろしいですよ、ははは
…さて軽口はこのくらいにして、特別業務を始めましょう

支援ドローンを呼び出し隊列を整え、
空からは戦闘ドローン、地上からは私の砲撃を浴びせてやりましょう
敵は攻撃も神秘殺しに特化しているようですが、それでもドローンに当たればひとたまりもないでしょう
うっかり射線に入らないよう、出来る限り注意を払って制御します



「神秘の根絶、ねえ……。んな事言ったらオブリビオンなんて神秘の塊みてえな気もすっけど、その力で自分の首絞めねえといいけどな?」
 スイはアハハと笑いながら、UC《無辜ノ罪》のナイフをシルバーレインに突き立て、銀色の刃を降らせる事を妨害する。
「俺はそもそも”壊したい”ヤツなんでね。妖弧の不可思議な力より殺人鬼としての罪業が本分なんだわ……てめえの身体にナイフ突き立てんのに、魔法も神秘もいらねえよ」
『……!』
 シルバーレインは、これはやばい物理が来たと感じたとか感じなかったとか。さらにスイはUC《九死殺戮刃》を発動して、暗器の威力を上げていく。味方に当てる事はせずに、デメリットは受け入れての蹂躙の如き攻撃だ。
「寿命が削れる? 関係ないね。思い切り暴れられるチャンスだ、やってやるよ!」
『……!!』
 殺戮の力を嬉しそうに振るうスイに覚悟を決めたシルバーレイン。

「魔術や神秘の力を無力化する能力とは厄介ですわね。でしたら、私も科学の力……キャバリアで戦いますわ!」
 ローズはクロムキャバリア【ローゼンガルテン】に騎乗し、RX無敵斬艦刀【夕空の祝い】から斬撃波を振るう。
「さぁ、どんなに魔術や神秘の力に対抗しようとも、このキャバリアの力は覆せないでしょう!」
『……!』
 その衝撃波を使ってローズのUC《薔薇の刻印》が発動する。刻まれた茨の刻印がシルバーレインの身を少しずつ痛めつけていく。

『!!』
「神秘根絶ですか。要するに科学と物理で殴り倒せと。私の得意分野ですね」
 そこに現れたのは千歳。戦場にサテライトドローンを展開し、通信・索敵網を構築していく。更に地上には歩行戦闘車、歩行工作車はセンサーが回る。それらから収集した情報を元にUC《ラプラス・プログラム》を発動。
「ラプラス・プログラム起動、状況の予測演算を開始します」
 最適の攻撃パターンを構築していき、誘導弾による飽和攻撃がシルバーレインを襲う。
『!!』
 砲撃やレーザー射撃も欠かさず、自律砲台群に空中の相手を任せながら情報を他猟兵へと共有していった千歳。まさにザ・物理である。

「成る程、『神秘根絶』なる能力を持つ敵が御相手ですか……」
 ミルフィは、ふとシルバーレインを見つめた。
「神秘御断りとか、実はわたくしそちら物理でヤるの方が些かの自信が……☆」
『……』
 思った以上に物理猟兵が集まった事に少し諦めの表情(?)を見せるシルバーレイン。
「重火器で砲撃や巨大ロボでブン殴るのは……勿論アリですわよね……☆」
『……!』
 ミルフィはアームドフォート【アームドクロックワークス】を展開し、猟師の銃【クロックハンズ・マルチライフル】に物理の弾を装填する。そして、放たれる銃弾の雨。
『……!!』
 なぜこんなに物理猟兵が集まったのか、シルバーレインは理解していない。だって、予知担当者がそう言って招集したのだから。
「ナイトオブホワイト・起動――!!」
 UC《ナイトオブホワイト・モードデュエル》発動により、アームドクロックワークスが変形した巨大ロボに搭乗したミルフィ。
『……!』
『……!!』
『……!!!』
 巨大ロボのパンチで吹っ飛んで行くシルバーレイン達。物理の圧力が凄いが、まだまだ終わらない。

「物理なら、任せて。ボクの剣で、あの銀の兵も、斬ってみせる」
 冒険靴【SkyWalker】を履いたルクレツィア。
「この身の力は、人の業と鍛錬によって得たもの。なら、神秘なき世界にも適応できる筈」
 シルバーレインが降らし続ける銀色の刃を躱しながら、少しずつ接敵していくルクレツィア。UC《神殺樹刃》発動によるすれ違いざまの斬撃が幾多も命中していき、動けるシルバーレインが徐々にその数を減らしていく。
「これで、終わり」
『!!!』
 4回全てが命中し切ったシルバーレインは、完全に倒れて動かなくなった。
「まだ、斬れるよ」
 シルバーレインの方を見つめたルクレツィア。
『……!!!』
『……!!!』
 ルクレツィアを相手していたシルバーレインは他の猟兵が戦う所に逃げていった。

「(神秘を求めない……そうだな、いつかは皆、能力者となり神秘は日常に変わるはずだった。けどね、もう雨は要らないよ。これからは誰もが空を仰ぐ時代になるべきなんだ)」
 影郎はそう思いながらも、掌底からのジャブをシルバーレインに叩き込んでいく。更に相手の隙を見てトリックボックス【詠唱風車】を投擲していった。風車の回転でエネルギーを溜め込み爆発する仕組みだが、動力炉が動かない。まだ爆発|させない《●●●●》作戦だ。
『……!!』
『……!!』
 それを数体のシルバーレインに仕込んだ上で、そのシルバーレインの群れを自分の方へと集めていく。
『……!!!』
 一人のシルバーレインのジェスチャーで、銀色の刃が自分に向かって降り注ぎ始めた瞬間――。
「てぇい!!」
 UC《メキシカン忍法・空気投げ》を発動し、コートを被って一人を掴んで投げ飛ばし、集団に突っ込ませていく。そして、それと同時にUC《ルチャキック》が発動し、思いっきり崩れた体勢にクリティカルヒット――詠唱風車にその瞬間、大量のエネルギーが注がれて、たった今連鎖爆発した。
「(一度築きかけた平和なんだ――もう二度と雨は降らせないよ)」
 未だ、銀色の刃が降り注ぐ空を見つめる影郎。
「その為に俺はずっと戦っているんだ」

「なるほど、|機械文明の産物《頭脳戦車》たる私にうってつけのビズというわけですね、お任せください」
 ロジャーは千歳からデータを拡張子そのままでダイレクトに受け取りつつ、支援攻撃の準備をした。
「同じ雨なら骸の雨の方がよっぽど恐ろしいですよ、ははは」
『……?』
「……さて軽口はこのくらいにして、特別業務を始めましょう」
 UC《戦闘支援要請》を発動したロジャー。|無人兵器《ドローン》が空から支援の弾を放ちながら、地上からはロジャーが砲撃を放つ。
『……!!』
「(敵は攻撃も神秘殺しに特化しているようですが、それでもドローンに当たればひとたまりもないでしょう)」
 滅神詠唱兵器が輝いた瞬間、ロジャーは緊急回避の体勢を取る。そこに現れたのはローズ。
「お守りします!」
 風の盾【風に舞う薔薇の盾】が神殺しの光を弾いてくれた。魔力を持った盾だが、この場では普通の盾になっている。だが、それでも盾が一個あるだけで力強い。
「有難うございます!」
 ロジャーはその後も神殺しの光を躱しつつ、砲撃を撃ち続けていく。

『……』
 1体残ったシルバーレイン。誘導弾の飽和攻撃や物理や爆発、斬撃など喰らっていては勝ち目がないと見て動くのをやめたようだ。
「では」
 ローズが言う。
「全員で」
 千歳が頷く。
「やっちゃいますか」
 スイが武器を改めて取り出した。
『……!!!』
 まさか最後に自分が集中攻撃を喰らう担当になるとは思わなかった哀れなシルバーレイン。砲撃に投擲に暗器にキャバリアに巨大ロボにドローンに……全員の攻撃が残った1体に集中し、最後のシルバーレインは文字通り爆散した。耐えきれなかったのだ。

 これにて、シルバーレインの討伐は完了であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年01月11日


挿絵イラスト