第二次聖杯戦争⑮〜やべぇUAI社長秘書が息してねぇ!!
●トリニティ・セレブリティ・パーティのチャットログ(CENSORED)
System:あ!野生のAirForce1が飛び出してきた!
System:CEO_UAIがパーティーに加わりました。
System:いらっしゃいIceAgeちゃん。ほら、ちゃんとご挨拶して!
AirForce1:全員揃ったようだね
CEO_UAI:では始めましょうか
CEO_UAI:改めて本日はお集まり頂き感謝致しますわ
IceAge:今回直で会うのではなくてDisc[検閲済]なんですのね
CEO_UAI:時代はリモートですわ
AirForce1:通信プロトコルの関係で映像が送れんしな、テキストチャットもやむ無しか
AirForce1:さて、本題に入ろう
CEO_UAI:えぇ、シルバーレイン世界で発生した事態の件でお話を
IceAge:11人のプレジデント……どこかで聞いたお話ではなくて?
AirForce1:まさかMs.アイスエイジに提供したアレが役に立つとはな
CEO_UAI:アレ、11人ってレベルじゃありませんでしたわよねぇ
IceAge:100体生産しましたわね、確か
AirForce1:しかしアレとは次元が違う。何しろ私本人が11人だ
IceAge:例の絶晶・トリニティセレブリティカスタムは単に戦闘データ突っ込んだだけですもの
CEO_UAI:Mr.プレジデントとしてはどう見ますの?
AirForce1:ナンセンスだな
AriForce1:アメリカ大統領はただ一人であるべきだ
AirForce1:アメリカ合衆国憲法第2章第1条を見たまえ、大統領が2人以上存在することを許容する文言はどこにもない
AirForce1:ましてやそれが11人……思うにジャック・マキシマムとやらは直接民主主義について理解していないのではないか?
CEO_UAI:珍しくキレてますわね
IceAge:お気持ちお察し致しますわ
IceAge:わたくしも自分が11人複製されたとか言われたら我慢なりませんもの
AirForce1:しかし考えようによっては好機でもある
AirForce1:我らトリニティ・セレブリティがかつて仕掛けた挑戦状はこの時のためにあったのだ
CEO_UAI:で、あれば結論は一つですわね
IceAge:えぇ、全てはこの時のために
(大笑いする3人のスタンプ)
=ログ終了=
●遠大な伏線回収(ホンマかいな)
「皆様!! 新年明けましておめでとうございます!!!」
グリモアベースにて大音声で新年の挨拶をする南六条・ヴィクトリア三世(株式会社UAI最高経営責任者(現職)・f30664)。手にした扇子には「謹賀新年」と墨書されている。
「皆様、シルバーレイン世界日本国石川県金沢市もりの里で発生している事態はご存知ですわね? ナイトメア王『ジャック・マキシマム』がゲームセンターを骸の海から引っ張り出しましたわ」
このゲームセンターを要塞化した上でジャックマキシマムハウスと呼称し、無数のゲームキャラクターに守らせているというのだ。
「で、彼が保有しているのが夢魔随筆・下巻というメガリスですわね。この中には様々なオブリビオンに関する記述があるのですが……なんと、彼がこのメガリスを使って呼び出したのが……」
「この私、というわけだ」
ヴィクトリアの言葉を引き継いで、一人の男が現れた。その姿を見て猟兵達はひっくり返る。彼こそ、アポカリプス・ランページで猟兵たちと激闘を繰り広げたフィールド・オブ・ナイン第1席──プレジデントその人であった。
「落ち着いてくださいまし。いまこの場にいるプレジデントはわたくしのユーベルコードで復活させた電脳再現体──株式会社UAI特別経営アドバイザーのMr.プレジデントですわ」
「今回は私が直接! 説明したほうが早いと思ったのだよ」
プレジデントは「直接」のところで両手を広げて顔の横に持ってきた後、空を切るように前に倒す。
「ジャックは自らのユーベルコードで私を11人に複製して蘇らせたという。とは言え複製体、かつてオブリビオンだった私と比較すれば幾分実力は劣るがね」
「再生怪人は弱いという日本特撮のお約束が発動しましたわねぇ」
そして、ヴィクトリアとプレジデントは共にニヤリと笑ってみせた。
「さて……わたくし達は以前、これと似たようなシチュエーションを経験してますわ」
「そう、しかも割りと直近の話だ」
猟兵の1人がおずおずと挙手し、「もしかしてドクター・オロチの一件か」と尋ねる。その答えは「NO」であった。
「ドクター・オロチと言えど1人しか再生できなかったろう? 違うのだよ」
「えぇ、それはわたくし達『トリニティ・セレブリティ・パーティ』が叩きつけた挑戦状──」
パチン、と指を鳴らす。猟兵達は嫌な予感がした。次の瞬間、背後のスクリーンに映ったドアップの顔で一同はズッコケた。
「このわたくし、アイスエイジクイーンが皆様に挑んだ8thKING WARの一件のことですわァー!!」
スクリーンはデビルキングワールドからの通信を映し出していた。そこにいたのは西のラスボス・アイスエイジクイーン。眼の前にいるプレジデント電脳再現体とグリモア猟兵も含め、グリモアベース始まって以来の「濃い」空間が形成されてしまった。彼らこそ、一部の猟兵でまことしやかに囁かれる「悪魔よりも恐ろしいトロイカ体制」、トリニティ・セレブリティ・パーティである。こいつらが動いた場合の被害としては主に株式会社UAI社長秘書が心労でぶっ倒れ、現地はたちまちトンチキでカオスな状況に陥り、巻き込まれた猟兵たちの目のハイライトが消失する。
「皆様、お忘れではなくて? 以前わたくしとヴィクトリアさんが皆様に叩きつけた挑戦状の事を!!」
「そう、あの時運用された『絶晶・トリニティセレブリティカスタム』には私の戦闘データがインストールされていた! その総数100体に諸君は打ち勝っている!! ……誰だね今『あれ欠陥機だったろ』とか吐かしたのは! 認めるが!」
ヴィクトリア、プレジデント、アイスエイジクイーンの3人の主張はこうである。自分たちはすでにこうなる状況を予測していた、故に「圧倒的多数のプレジデント」というシチュエーションで8thKING WARの一件を企んだのだと。
「つまりグリモアの予知無しでここまでの予測を立てることができたのですわ!!」
「猟兵諸君がエンドブレイカーの能力に目覚める前から我々はエンディングをブレイクできていたと言う訳だ!!」
「全てはこの時のためにあったと言っても過言ではありませんことよ!!」
「オーッホッホッホッホッホ!!」
「オーッホッホッホッホッホ!!」
「ワーッハッハッハッハッハ!!」
3人分の馬鹿笑いが響き渡るグリモアベース。すごくうるさい。猟兵たちの目からはハイライトが消えた。
「ま、そんなわけでやることは簡単ですわ。過去の戦闘記録を参考にプレジデント11人を片っ端から片付ける。簡単でございましょう?」
「100体の絶晶トリ(略)を倒したのだ、11人くらいわけないだろう?」
「さぁそんなわけでDo it, nowですわ!! 大丈夫ですわ為せば成る!!!」
かくして猟兵達はグリモアの力によって開かれたポータルを死んだ目で潜ることになる。3人の濃い連中に見送られながら。
バートレット
どうも、バートレットです。
※WARNING※
このシナリオはトンチキシナリオです。深く考えると脳がばくはつします。
頭を空っぽにしてご参加ください。
ということで11人のプレジデント戦です。8thKING WARとかいうトンチキをやらかした以上出さないわけにはいかなかった。後悔はしていない。そしてOP書くだけで体力は使い果たした。
では今回のプレイングボーナスです。
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プレイングボーナス:アポカリプス・ランページの記録から、11人のプレジデントの攻略法を編み出す。
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なお、このシナリオに限り、以下の記録も参照して良いことにします。
・8thKING WAR①?~アイスエイジ・フォーミュラ
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=43125
まぁぶっちゃけ参考になるかどうかはわからん。ただ万が一、いや億が一参考にしてきたらもうプレイングボーナス倍率更にドンで。
えーと、まぁ、なんで、頑張ってください(丸投げ)。
OP公開後即座にプレイング受付を開始します。募集状況や再送の有無についてはタグをご確認ください。オーバーロードのご使用はご自由に(というかこれにわざわざオーバーロード切るのかという疑問はさておいて)。また諸注意等がMSページに記載しておりますのでそちらもご一読頂けますと幸いです。
それでは、皆様のアツいプレイングをお待ちしております! ……Good Luck!!(ヤケクソのサムズアップ)
第1章 ボス戦
『プレジデント複製体』
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POW : アイ・アム・プレジデント
自身の【大統領魂】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD : プレジデント・ナックル
【竜巻すら引き起こす鋼鉄の回転拳】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ : アポカリプス・ヘブン
【対象を天高く吹き飛ばすアッパーカット】を放ち、レベルm半径内の指定した対象全てを「対象の棲家」に転移する。転移を拒否するとダメージ。
イラスト:色
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
イザベラ・ラブレス
【アドリブOK】
ホッ…ホワーッ!!?プレジデントッ!?プレジデントナンデッッ!?
ホワーッ!ワーッ!!(過呼吸)(発狂全孔噴血)
ヤベっ…プレジデント限界オタクだから依頼開始前から死ぬところだったわ…
持っててよかったっ…1UPコイン…!
ふぅ…思いっきり感情出したから逆に冷静になってきたわ。
つまり11人全員殴り倒せばいいんでしょ?控えめに言って最高じゃあないの…!(世紀末蛮族の冷静かつ理論的な思考)
さぁ|殴《ヤ》りあいましょうMr.|大統領魂野郎《プレジデント》ッッ!
今回もまた勝たせてもらうわよ!
当然拳一つに【戦闘知識】総動員で殴りあい開始っ!
互いにノーガード拳の【弾幕】戦、向こうが大統領魂見せるってんなら私も傭兵のド根性見せたるっ!
“大統領魂”の篭った一撃を【見切り】スウェーで躱し味方誤射を誘い、隙を見せたら…しゃあっ、ゴリラパンチ!
これを11回繰り返す。この手に限るわね!
地籠・陵也
【地籠兄弟】アドリブ歓迎
すまない凌牙……手伝って……欲しい……(死んだ魚のような目)
もうな……俺はな……考えたくない……(切実そうに)
というワケで回復と強化に今回俺は極振りするからプレジデント11人の相手は任せた!!
お前でなければあの時と似た戦術の再現はできない。
弟の不運を頼りにするというのが間違っているのはわかっているが!!
俺はもう考えたくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(切実な叫び
【高速/多重詠唱】、【指定UC】と【破魔】【結界術】【オーラ防御】
【環境耐性】【継戦能力】の強化(【肉体改造】)【全力魔法】を凌牙に向けて全ツッパだ!!
ついでに申し訳程度にプレジデント×11には【浄化】による
【範囲攻撃】でじわじわ【継続ダメージ】を蓄積させてやる。
だが俺がどれだけ凌牙を回復・強化しようと、
お前たちがどう突破しようと足掻いても、
凌牙の不運に巻き込まれ続ける限り、永遠に同じ目にしか合わない。
――そう、千日手だ……!!!
何度も同じ展開に遭遇して辟易しながら骸の海に還れ!!!!
地籠・凌牙
【地籠兄弟】アドリブ歓迎
アッハイ(アッハイ)
うん、そうだな。考えたくないよなあ。アレはなあ。
お前のそんな顔初めて見たわ。
そんでまあうん、ホントなら多分俺怒ってもいいラインではあるんだろうが、うん。
今回ばかりはそのクソみたいな作戦やった方がいいって俺の【第六感】が言ってる。
それに何より陵也のあんな(トンチキ方向に)切実な叫び初めて聞いたんだよなあ―――――!!!
まず『穢れを喰らう黒き竜性』で胃痛必至なハプニングに見舞われる不運を食っておく。
そんで陵也の全ツッパ強化魔法をもらうだろ。
……あとはプレジデント×11に向かって真っ向から吶喊して【捨て身の一撃】じゃこん畜生ァ!!!!!!!!!!!!
喰らえささやかな不運が永遠と繰り返されるこの【指定UC】!
お前らが何しようと陵也が永遠に俺を回復強化しようと俺の不運に巻き込まれた以上てめえらの前には呆れるぐらい同じ展開しかねえぞ!!
【傷口をえぐる】結果になってもじんわりじわじわしょーもねえ【継続ダメージ】で困惑しろ!!!
そして諦めて骸の海に還れ!!!!
エドゥアルト・ルーデル
参考ってあの|量産大統領《ポンコツ》を?
あん時どうしたっけ?
真っ向勝負じゃい!一対一のボクシングあり異種格闘技と行こうじゃないか!
まさか大統領ともあろうものが一対一もできないとは言うまいなァ?
拙者本来の卑劣アクションスタイルを捨てて戦う!これはもう|ハジケ《火事場のクソ力》を発揮するしかあるまい!大統領でもぶん殴ってやる!
ボクシングを耐えて掻い潜り懐に潜り込み上空に蹴り上げる!そして追撃!
ツァーッ!両手をねじりあげ首を足で極めて地面に叩きつける拙者の|完璧髭式奥義《フェイバリット》!Arrogant Spark!
11人いようが関係ねぇ!この調子で一体ずつ葬ってやればよいのだァ!デュフハハハァ!
リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【SPD】
※アドリブ大歓迎
※愛機は【シフト・T】で青い装甲ドレスに変化
…すっかり確立してるね、トロイカ体制…
※秘書さんを救急処置済み
ま、予測云々はいつものノリでも
絶晶の群れと本家に勝ったのは事実
ソレを信じて早く片付けようか
…てか絶晶の件で実際ヒロコさんが証明したんだよね
「無重力下の格闘戦が1G下のソレと全然違う」事
そして今回の大統領達もボクシング特化…
ソコでオペ47番【MD・グラビティ】開始
疑似重力魔法陣で重力を弱めてボクシング封殺っ
お、竜巻で移動狙う?いくらマッチョでも
拳の回転運動に耐えて推進は大変だよ
後はトンチキ力に警戒しつつ【D・バレル】で狙撃
【カイルス】と《瞬間思考力》で狙いは完璧さ♪
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
ま、まあ、こういうことも有りますよねぇ。
『FAS』で飛行、天井近くに配置し『FMS』のバリアと『FGS』の重力結界で守りに備えまして。
【愛柔園】を発動、『ジャイアントパンダ』や『ワオキツネザル』、『ホッキョクグマ』等の群れを召喚しますねぇ。
ええ、この子達は何れも『国際保護動物』、大統領という立場上、プレジデントさん達はこの子達に手出し出来ない筈ですぅ。
念の為『正当防衛』を通されない様直接的な手出しは避けさせ、妨害行動による支援を中心に相手の動きを封じ、『FRS』『FSS』の[砲撃]と『FBS』の斬撃で攻撃しましょう。
この子達には攻撃時機を示唆し巻込みを避けられますので。
尾守・夜野
「…またなのかよ!
いや、今回は原因ちげぇけど」
まぁ確かに前回、AIと戦ったけどさ
…俺よりは俺様のがマシな気がするってんで変わられた俺様の気持ちも考えろや
まぁ壊せんならいいけどよ
…あれ?前回って
あ…無理じゃん
錆鉄…アップデートしちまってる…
…もういいや!殴れば勝てる!
壊せたし!倍率とウィークポイントは覚えてるし
最終的にラスティバーゲストから降りて殴り合う
不利な行動ってんならタイマンしてくんじゃね?
しらんが
生身のプレジデントの時も真の姿でぶん殴って終わらせたし
単身カチコミをかける脳筋族
アドリブ歓迎
アルジェン・カーム
機神搭乗
取り合えず過去の記録を確認…この間共闘したカシムさんの戦闘記録を確認
「うわ…メルクリウスここでもあのUC使ってたんだ…!」(鴉立体映像
…参考に出来るわけないじゃないですかー!
「と、とりあえず当時の戦い方と陣形のデータ確認するね!」
【戦闘知識】
取り合えずプレジデントはボクシングが好きらしいですが…拳闘で挑めばいいのでしょうか?
大きな体ですしキャバリアでも問題ないでしょうかね?
「使えるのは使うべきじゃない?」
UC発動
【念動力・弾幕】
破壊の波動を込めた念動光弾を乱射して集中攻撃による各個撃破
【二回攻撃・切断・貫通攻撃・串刺し】
破壊の波動を込めた剣と槍で切り刻み串刺しにして蹂躙!!
エメラ・アーヴェスピア
…あったわねぇ、そんな事
あの時は私は確か、巨人兵で叩き潰したのよね…
…本来は拙いんだろうけれど、この場は乱雑にやってもいい気がするのは何かしら…
とはいえ、今回まで殴り合いに付き合う必要は無いわよね
・『凍て付かすは我が極寒の巨人』投下
・氷冷型魔導蒸気兵器で相手を分断、動きを鈍らせつつ各個撃破
・棲家に転送は受け入れ、ただし転送先は兵器庫の為即再投下
…むしろ氷の巨人兵だし、あの時の相手はある意味参考になるのかしら…?
※アドリブ・絡み歓迎
バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎!
7th KING第八位、バルタン・ノーヴェ!
総勢一名参上デース!
HAHAHA、素晴らしい予測であります!
それではプレジデントたちとの再バトルを、エンジョイ!
8thの際にはスーパーカオスドラゴン殿の力をお借りしマシタガ……今回は!
「骸式兵装展開、米の番!」
そう。私もまたプレジデントになるのだよ!
さあ、複製体諸君に問おう!
……君たちの中で一番偉いのは、誰かね?
はっはっは、バルタンくんの身体を借りて思う存分煽動させてもらおうか!
あとは他の猟兵諸君に『プレジデント・ナックル』や大統領魂を与えて高みの見物……というのも無粋だね。
よろしい、私たちも殴り合いに飛び込もうではないか!
巨海・蔵人
アドリブ絡み歓迎
POWで勝負
◼️心情
タイヘンダ!プレジデントが!
うん、うちにも一人いるけどねプレジデント。
前のアレから独立心が育ってるみたいで良かったよ?(ハイライトの無い目が見てくるのから目を背けつつ)
◼️メリケン風物詩
現場にトレーラーハウス横付けして、
これで万が一出会い頭ヘヴンされても大丈夫。
と、言うわけでたのもー
プレジデントにアメリカを象徴する競技での勝負を挑むよー
(了承を得たらUCでキッチンスタジアムな電脳空間にして)
大量生産大量消費の権化フードファイトで勝負だよ、
油フィーバーでお顔テッカテカになると良い!
(僕自信ペイ切れたら一時的にプレジデントに身体使用権渡されるけど殴りに行くみたい
●出撃前、グリモアベースにて
「ホッ……ホワーッ!!? プレジデントッ!? プレジデントナンデッッ!? ホワーッ! ワーッ!!」
なんとまだポータルすらくぐっていないのにいきなり全身の穴という穴から血を吹き出してぶっ倒れるやべーやつがいた。プレジデント限界オタクのイザベラ・ラブレス(デカい銃を持つ女・f30419)である。撃墜最速記録ではなかろうか。
「い、医者ァァァーッ!!」
「ラブレス氏が死んでおられるぞ!!」
「なんで戦闘前に噴血死するんだよこいつ!!」
悲鳴を上げるアルジェン・カーム(銀牙狼・f38896)、容赦ない死亡認定を下すエドゥアルト・ルーデル(黒髭・f10354)、的確なツッコミを入れる尾守・夜野(|墓守《うせものさがし》・f05352)。すでに現場は大混乱である。
「はい医者です。ただでさえ面倒なのに仕事を増やすんじゃあないよ全く」
すでにハイライトの消えた目でリーゼロッテ・ローデンヴァルト(|KKS《かわいくかしこくセクシー》なリリー先生・f30386)が手早く止血治療にあたる。その様子を見ていた地籠・陵也(心壊無穢の白き竜・f27047)は沈痛な表情で弟に連絡を取っていた。
「すまない凌牙……手伝って……欲しい……。もうな……俺はな……考えたくない……」
「アッハイ」
そんなわけで兄に泣きつかれた弟、地籠・凌牙(黒き竜の報讐者・f26317)が遅れてグリモアベースに登場。兄が巻き込まれたアイスエイジクイーン絡みの事件の様々な惨状を報告書経由で知っていた凌牙は正直関わり合いたくなかったのだが過去最大級の悲惨な表情をしている陵也の様子を見ると流石に放っておけない。
「うん、そうだな。考えたくないよなあ。アレはなあ」
馬鹿笑いしているグリモア猟兵たち3人の濃い顔を頭ごなしに親指で指してため息をつく凌牙。トンチキには過去何度も巻き込まれてきたが今回の一件は格別だと思う。兄一人に背負わせるには流石にヘビー過ぎる案件だ。
「で、何があったんですか、その8thKING WARとやらの事件の時に」
当時参戦していなかったアルジェンが代表して聞く。それに答えるのはどこか遠い目をしたエメラ・アーヴェスピア(歩く魔導蒸気兵器庫・f03904)である。
「うん……そんなことあったわねぇってアレなんだけど。端的に言えばプレジデントのデータが入った絶晶の量産型を相手に戦ったのよね」
「うーん、実に強敵でありました。色んな意味で」
バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)は曖昧な笑みを浮かべていた。話を聞いてポカーンと口を開ける未参戦組。
「ま、まあ、こういうことも有りますよねぇ」
「それにしてもすっかり確立してるね、トロイカ体制……」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が苦笑する一方、リーゼロッテは|グリモア猟兵たち《あの惨状の元凶3名》を振り返ってげんなりとため息をつく。陵也に至っては「もうやだ」と頭を抱えて蹲っていた。何しろ8thKING WARに至るまでにも色々とひどい目にあったのだ。アイスエイジクイーンに追いかけられたり簀巻きと防壁を物理的に引っ剥がされたりオーバーロード発動を余儀なくされたり。
「大丈夫だ、今回の元凶はちげぇから」
「あぁ、だからとりあえず何とかするぞ」
そんな陵也を慰める夜野と凌牙。そこで挙手するのが巨海・蔵人(おおきなおおきなうたうたい・f25425)である。
「とりあえず、8thKING WARの時どうやって量産型絶晶を打倒したか振り返ってみようか」
ふーむ、と考える8thKING WAR参戦者達。
「たしかあの時は……俺とバルタン、夜野は千日手に持ち込んだんだったよな」
「あぁ、その時は錆鉄で……やべぇっ、錆鉄アップデートしてラスティバーゲストになっちまったんだった! 無理じゃねぇか!」
陵也が当時の戦術を思い出していると、夜野が不意に頭を抱えた。そう、夜野の錆鉄は先日ついに大破してしまい、全面改修を行っている。結果としてラスティバーゲストという新たな機体に生まれ変わったのだが、その結果性能が大幅に向上した。つまり、錆鉄だからこそできた「有利でも不利でもない膠着状態を敢えて作り出す」という状況を再現できなくなってしまったのだった。
「わかった……そうなると、凌牙、お前に頼るしかない。俺は回復と強化に今回俺は極振りするからプレジデント11人の相手は任せた!! 弟の不運を頼りにするというのが間違っているのはわかっているが!!」
陵也はここで言葉を切り、切実な叫びを上げた。
「俺はもう考えたくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
その叫びを聞いて、無表情のまま凌牙は頷いた。
「まあうん、ホントなら多分俺怒ってもいいラインではあるんだろうが、うん。今回ばかりはそのクソみたいな作戦やった方がいいって俺の第六感が言ってる」
何より弟からしてもあんなトンチキ方向に悲痛な叫びを上げた兄は初めて見たのだ。ここは兄よりもトンチキ耐性の高い自分が一肌脱がなくてなんとするか。
一方、エドゥアルトは腕組をして考え込む。
「あの|量産大統領《ポンコツ》をボコした時どうしたっけ?」
「システム乗っ取って『大統領がぶん殴ってみせらぁ!!』って叫びながら殴りかかってたね黒髭氏」
リーゼロッテが当時の報告書の当該箇所を見せる。それを見てエドゥアルトはなるほど、と頷いた。
「んじゃもう真っ向勝負しか無いではござらんか。と言うかリリー先生はどうすんの? 相手今回生身よ?」
「確かにハッキングは使えないよね。でも絶晶の件で実際ヒロコさんが証明したんだよね。『無重力下の格闘戦が1G下のソレと全然違う』事」
リーゼロッテが挙げたのは前哨戦、スーパーデビルガールこと五十公野・ヒロコが無理矢理載せられた絶晶トリニティセレブリティカスタムと戦った時の事例であった。
「あぁ……確かに、0G空間じゃ踏ん張り効かんですぞ。体重を乗せる必要があるパンチは難しいでござる。だから基本的に射撃戦主体になることが多いんでござるなぁ」
特殊な空間での白兵戦に明るいエドゥアルトが頷く。であれば、0G空間に閉じ込めればボクシング主体のプレジデント達を楽に封殺することも難しくはない。
「ちょっとその報告書を見せて頂いても?」
「あ、どうぞ」
アルジェンの申し出に、リーゼロッテは報告書を差し出した。ふむふむ、とパラパラめくる。彼の目当ては知人のキャバリア乗りが取った戦術であった。その答えは……。
「……2560万人の幼女で蹂躙……参考に出来るわけないじゃないですかー!」
がっくりと項垂れるアルジェン。数的有利に持ち込むのは難しいと考え、質で圧倒することに決めた。問題は現地がゲームセンターなのがネックだが、外に誘い出せば問題はないだろう。
「ん? ちょっと待って……今何人いるかしら、私達」
と、ここで噴血状態から回復したイザベラがあることに気がついた。全員で指さし数える。総勢11人。これが意味するところとは、即ち。
「1対1に持ち込めれば勝てるのでは……?」
「あっ」
かくして、大まかな作戦はこうしてまとまったのである。
●決戦、大統領11人VS猟兵11人
「現れたな猟兵諸君!! さぁ、存分に楽しもうではないかね!!」
ポータルから現れた猟兵たちを前に、プレジデント複製体総勢11人は拳を構えてファイティングポーズを取る。
「ええい……もういいや! 殴れば勝てる! 倍率とウィークポイントは覚えてるし!」
「さぁ|殴《ヤ》りあいましょう Mr.|大統領魂野郎《プレジデント》ッッ! 今回もまた勝たせてもらうわよ!」
「拙者本来の卑劣アクションスタイルを捨てて真っ向勝負じゃい! 大統領でもブン殴ってみせらぁ! 一対一のボクシングあり異種格闘技と行こうじゃないか! まさか大統領ともあろうものが一対一もできないとは言うまいなァ?」
真っ先に飛び出すのは夜野、イザベラ、エドゥアルト。それぞれ1人ずつプレジデントの複製体とタイマンを挑む構えであった。強化術式で一気に向上させた身体能力が、握力400Kg強のゴリラパンチが、そして|ハジケ《火事場のクソ力》による真っ向勝負が彼らの武器だ。
さらに仕掛けるのはバルタンである。彼女は8thKING WARの一件ではスーパーカオスドラゴンの力を借りて物量で圧倒していたが、今回は1対1の真っ向勝負。故に、選ぶ手はひとつであった。
「骸式兵装展開、米の番! そう。私もまたプレジデントになるのだよ!」
なんと12人目のプレジデントと呼ぶべき存在となってプレジデント複製体の一人と相対する。
「ほう、自らプレジデントとなるか! 相手にとって不足なし!」
「どちらが真にアメリカを率いるに足るか、決着をつけようではないか!」
自らと相手を扇動する言葉に、両腕に装着された巨腕、その姿はまさにプレジデントそのもの。彼女の相手を務めるプレジデントも愉快そうに笑って「プレジデント同士」の戦いに身を投じた。
「あの時は私は確か、巨人兵で叩き潰したのよね……本来は拙いんだろうけれど、この場は乱雑にやってもいい気がするのは何かしら……」
「豪快に圧倒! アメリカとはそういうものだ!!」
「……敵に認められてしまうのもなんだかなぁ」
「相手が巨大であればあるほど燃えるのだよ! さぁ見せてもらおう、その兵器の実力を!」
エメラとアルジェンはゲームセンターの外にプレジデント複製体を1人ずつ誘い出した。アルジェンは機神「プルートー」に乗り込み、エメラは氷冷兵器搭載魔導蒸気巨人兵を兵器庫から呼び出す。
「行きますよぷっさん! ……大きな体ですしキャバリアでも問題ないでしょうかね?」
「使えるものは使うべきじゃない?」
破壊の波動を込めた念動光弾を乱射しつつ集中攻撃を仕掛けるが、プレジデントはこれを巧みに回避。
「当たらなければどうということは無いのだよ!」
「やはり接近戦に持ち込まないとキツイですね……!」
アルジェンはプルートーの剣と槍での接近戦を仕掛けるべく備える。好機さえあれば一気に仕掛けられる格好だ。
一方、エメラの魔導蒸気巨人兵は周辺を凍結させることで自身に有利なフィールドを作り出しながら戦闘を優位に進めていた。プレジデントはこれに対して必殺のアッパーを仕掛けて強制送還を試みるが……。
「戻るのは兵器庫、よって再投下が可能よ!」
「長期戦は不利か……!」
エメラは再び兵器庫から魔導蒸気巨人兵を再投下。陵也の千日手戦法に、アイスエイジクイーンが仕掛けた絶晶の波状攻撃を組み合わせた策であった。
「氷の巨人兵だし、あの時の相手はある意味参考になってるのよね……認めたくないけど」
戦闘指揮をとりながらも、エメラはげんなりとため息をついた。
そして変わった方法で勝負を挑むのは蔵人である。トレーラーハウスを横付けしてプレジデントの1人を呼び込み、フードファイトによる勝負を申し込んだのである。
「アメリカを象徴する競技、大量生産、大量消費の権化フードファイトで勝負だよー」
「面白い、そう言われてしまっては受けて立つほかあるまい!!」
蔵人のユーベルコードによって2人の周辺の空間はキッチンスタジアムと化し、ここに大食い対決が幕を開けてしまった。目の前に並ぶのはピザやハンバーガー、フライドポテトに分厚い牛ステーキと油分たっぷりのラインナップ。
「油フィーバーでお顔テッカテカになると良い!」
「その言葉、そっくりそのまま返させていただこう!」
言うが早いが、2人は眼の前の料理を猛然と掻き込み始める。仁義なきフードファイトの幕が切って落とされた。
そして、同じく状況戦を仕掛けるのはリーゼロッテとるこるの2人。
「よし、0G空間で勝負とイこうか!」
リーゼロッテが展開する疑似重力魔法陣によって、彼女と相対するプレジデントは強烈な浮遊感を味わう。
「っ……! これは!」
「踏ん張りが効かない環境でその剛腕、どこまで効果を上げられるかなー?」
クックッと笑うリーゼロッテに、プレジデントは壮絶な笑みを浮かべた。
「我が|合衆国《ステイツ》はソ連との宇宙開発競争に競り勝ったのだ! 無重力空間と言えど遅れは取らんさ!」
ぐんっ、と腕を回転させて移動を開始。しかしリーゼロッテはそれが苦肉の策であることを見抜いていた。
「お、竜巻で移動狙う? いくらマッチョでも拳の回転運動に耐えて推進は大変だよ」
「これを耐えるのが大統領魂であるとも……!」
しかし状況はリーゼロッテ優位。キャバリアを衣服化して着込むことで身体能力と0G空間への適性を高めているため、プレジデントは徐々に追い込まれていく。
一方でリーゼロッテとは異なる奇策に出たのがるこるであった。目の前に『ジャイアントパンダ』や『ワオキツネザル』、『ホッキョクグマ』等の群れを召喚してみせたのだ。
「ぐっ……その動物たちは……!」
「ええ、この子達は何れも『国際保護動物』、大統領という立場上、プレジデントさん達はこの子達に手出し出来ない筈ですぅ」
しかも彼らはるこるの言うことをよく聞くのだ。先に仕掛けて正当防衛を成立させることも不可能。るこる自身は妨害に徹し、じりじりと千日手の構図に持ち込んでいく。
そして、地籠兄弟はと言うと、2人のプレジデントを前衛の凌牙が相手取る。
「行くぞ、ありったけの強化を施す!」
「オーケー、どんどん来い!」
全部乗せの強化を凌牙に施す陵也。これを受けてささやかな不運が永遠と繰り返される「黒い不幸は連鎖する」を食らわせる。加えてスリップダメージを与えながら小さな不幸と強化の連鎖でじりじりと千日手の構図に持ち込まれるプレジデント。
「じ、地味な戦法ながらこれは効く……!!」
「嫌がらせかねこれは!!」
膠着状態のままズルズルと不利になっていく戦況に、プレジデント2人は思わず抗議した。これに対する陵也の返答は単純明快。
「あぁ、そうだよ悪いか!!」
スリップダメージによる搦手の一撃はかなり効いていた。一方で凌牙も決定打となりうる攻撃を繰り出すことはない。
「諦めて骸の海に還れ!!!!」
凌牙の魂の叫びがこだまする。
その時であった。
「何まだるっこしいことしてんのよ!! ここはもう一気にスマッシュよ!!!」
突如横から割り込んできたイザベラ。え、と陵也と凌牙は顔を見合わせた。
「……それがですねぇ、私達もうお仕事無いんですよ……」
「ラブレス氏、早々に自分の相手と決着つけたみたいでゴリラパンチを持て余していてですね? まだ決着ついてないところに乱入しては決着をつけに行くというパンチの災害と化してしまったんでござる」
るこるとエドゥアルトが解説する。なお唯一難を逃れたのは蔵人とフードファイト勝負をしているプレジデントだったが、彼もギブアップ。
「残りはこの2人でいいわね!?」
「……もう好きにしてくれ」
極限まで高めたパンチがプレジデントに飛ぶ。本来ならば防げたのだろう、だがしかし今このプレジデントは凌牙のユーベルコードを食らっている状態だ。そう、不幸が発生するというユーベルコードである。
パンチはクリーンヒット。ラスト2人のプレジデントはそのまま吹き飛ばされる。ゲームセンターの屋根を突き破り、星になったのであった。
かくして、11人のプレジデントは11人の猟兵によって撃破されたのであった。だが、とこの場にいる過半数は思う。
「もうこんな依頼は金輪際御免だ」
──と。
大成功
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