第二次聖杯戦争⑮〜ジャックwithバルタン(偽)
●予知:ゲームタイトルは、Soldier Nine.
『シンデレラチャーム』。
そこは、かつて金沢市もりの里に存在していたゲームセンター。
今は無きその施設を骸の海より引きずり出し、自身の要塞『ジャックマキシマムハウス』へと変化させたナイトメアの王。
ナイトメア王『ジャック・マキシマム』。
自身の所有物を11倍にするユーベルコード《イレブンハート》を持つ11人のジャックたちは、ゲームの中から引きずり出して11倍に増やしたキャラクターの群れを率いている。
「HAHAHA!」「HAHAHA!」「「「HAHAHAHAHA!」」」
99体のキャラクターが高らかに笑っている。
あるものはチェインハンマーを振り回し、あるものはパイルバンカーを振り回し、あるものはガトリングガンやグレネードランチャーを構えている。
そう。どこかで見たようなメイドの、軍勢である。
「おい、ジャック! こいつら騒々しいぞ!」
「我慢しろ、ジャック! こんなナリでも戦闘用メイドロボって設定だ!」
「そうだぞジャック! 見ろ、こいつらの装備! もはや兵器だ!」
「バルカン・ナインだったか? 電子書籍のゲームから引きずり出したこいつらは」
「ああ。なんとなく開いたページで目についたキャラだ。
マッチョじゃないが、でっかい武器を振り回すとかロマンを感じた」
「戦闘重視のゲームから出典となれば、十分戦力になるだろう!」
ジャックたちが選んだゲームは、『第九雑兵RPG』。
プレイヤーは最大9人の雑兵を作成して戦う、無双アクション系ゲームである。
実在の猟兵とは何の関係もございません。
「しかし、猟兵の進軍が早すぎるぞジャック!」
「案ずるなジャック! このジャックマキシマムハウスを信じろ!
十重二十重の罠! 猟犬替わりのナイトメアビースト数十体!
廊下には落とし穴に吊り天井! さらに一部区画は丸ごと異界化すらしてある!」
「ジャックマキシマムハウスで時間を稼いでいる間に俺たちのユーベルコードでこいつらを増やし、巨大なオブリビオンの軍勢を編成してしまえば!
この戦争はジャックの勝利だ!」
「油断は禁物だぞ、ジャック! 俺たちはかつてユーベルコードも無い銀誓館に負けた事があるのだ!
どれほど慎重を期してもやりすぎということはない!」
「それはそうだがな、ジャック! もしここまで猟兵たちが来ることがあったら、その時には冷静に……連携して対処すればいいだけの話だ!」
「そもそも、猟兵たちの撃破はどうでもいい! ジャックの目的は『夢魔随筆・上巻』の獲得だ!
気合を入れてしまっていくぞ、ジャック!」
「おう!」「ああ!」「うむ!」「ええ!」「そうだな!」「イェイ!」「えーと、はい!」「相槌のレパートリーがきついぞジャック!」
「はっはっはっはっは!」
両手の手のひらを上に向けた支配者のポーズで高笑いを始めるジャックたち。
それを見て、メイドロボたちも笑う。
「ははは!」「HAHAHA!」
「はははははは!」×11!
「HAHAHAHAHA!」×99!
笑顔の絶えない職場である。
ここにカオスが生まれていた。
●招集:実在の猟兵とは何の関係もございません(念押し)。
「ワタシは激怒してマース! 必ずやあのパチモンを撃滅してくだサーイ!」
グリモア猟兵であるバルタン・ノーヴェは、雇われバトルサイボーグメイドである。
決して、プロジェクターで投映されているバルカン・ナインとかいうメイドロボとは縁もゆかりもないのである。
髪の色とか服装とか装備している兵器がよく似ているが、気のせいだ。
「エブリワン! 今回の標的はナイトメア王『ジャック・マキシマム』!
シルバーレイン出身の強敵だそうデース!
こいつは、自身の所有物を11倍にするユーベルコード《イレブンハート》を駆使して、配下の増殖による人海戦術を駆使してきマース!」
今回のジャックは、『ジャックマキシマムハウス』という要塞に立てこもり、その中でゲームのキャラクターを実体化させて守らせているのだ。
さらには、多重のトラップを仕掛けているという。
突破は容易くはないだろう(※断章で突破します)。
そのうえ、無数の障害を潜り抜けた先には、11人のジャック・マキシマムと、彼らが使役する99人のメイドロボが待ち構えている。
百を超える集団の波状攻撃を凌ぎ、わずかな攻撃のチャンスを掴まない限り、ジャックを倒すことはかなわない。
「デスガ、ご安心くだサーイ!
このキャラクターたちはユーベルコードを使うことはないので、それほど強敵ではないはずデース!
せいぜい、
|釘打ち式破城槌《パイルバンカー》で貫いたり、
|鎖付き鉄球《チェインハンマー》を振り回したり、
|巨大鋏《ジャイアントシザーズ》で両断したり、
|火炎放射器《ファイアスロワー》で焼いたり、
|重機関銃《ガトリングガン》で弾幕を張ったり、
|回転弾倉式擲弾発射器《グレネードランチャー》で爆撃したり、
……その程度デース!」
十分な戦闘能力と思われる。
それらが、ジャック一人につき9体付き従って襲い来るのだ。
生半可な戦法では返り討ちに遭ってしまうだろう。
「逆に言うと、それらをデータ的に振り回すことしかできマセーン!
技後硬直や大技の前の隙、ガード中に動きが止まったりジャンプ攻撃したあとは方向転換できなかったりと、ゲーム的な制限は残っているようなので……チャンスは巡ってくるデショー!」
もちろん、ゲームのキャラクターだけを相手にするわけにはいかない。
本命は、ジャックの撃破なのだ。
「ジャックのいる部屋はかなり広いので、そこまで到達すればキャバリアや巨大して暴れることもできマース!
ワタシたち猟兵には制限がない……それが勝機であります!」
そして、バルタンはグリモアを起動してゲートを開く。
行き先は、ゲームセンター『シンデレラチャーム』の入り口だ。
この迷宮のごとき要塞を踏破して、奥にいるジャックたちを殲滅するのだ。
「それでは皆様! よろしくお願いしマース!」
リバーソン
こんにちは。リバーソンです。
マスターとして皆様に喜んでいただけるよう、つとめさせていただきます。
今回のシナリオは一章構成です。シルバーレインの戦争シナリオとなります。
11人のジャック・マキシマムを倒すことが目的です。
12人以上のジャック・マキシマムは出現しないので安心してください。
ジャックたちは実体化ゲームキャラクターである『バルカン・ナイン』と連携して波状攻撃を仕掛けてきます。
実在の猟兵とは何の関係もございません(三度目)。
プレイングボーナスは、『11人のジャックと実体化ゲームキャラによる波状攻撃に対処する』です。
オープニング公開後、断章を公開します。
プレイングの受付期間はタグにてお知らせいたします。
皆様、よろしくお願いいたします。
第1章 ボス戦
『ナイトメア王『ジャック・マキシマム』』
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POW : 悪夢グラップル
【ナイトメアと融合した両腕】が命中した部位に【悪夢のエネルギー】を流し込み、部位を爆破、もしくはレベル秒間操作する(抵抗は可能)。
SPD : マキシマム・ナイトメア
着弾点からレベルm半径内を爆破する【悪夢のエネルギー】を放つ。着弾後、範囲内に【悪夢の世界】が現れ継続ダメージを与える。
WIZ : フュージョンジャック
【他のジャック達】と合体し、攻撃力を増加する【マッスルジャック】と、レベルm以内の敵を自動追尾する【ケンタウロスジャック突撃】が使用可能になる。
イラスト:トリプル猿子
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●断章:決戦! ジャック・マキシマム!
猟兵たちは長い激闘の末、ついにジャックマキシマムハウスを突破した!
要塞の最奥、高い天井の吹き抜け式メダルゲームコーナーに、11人のジャック・マキシマムは立っていた。
その周囲を99体の実体化したゲームキャラクター……バルカン・ナインが縦横無尽に蠢いている。
110人の敵が猟兵たちに気付き、笑顔で出迎える。
「嘘だろジャック! ジャックマキシマムハウスが攻略されてるぞ!?」
「なんてことだジャック! もう助からないぞ!」
「諦めるのはまだ早いぞジャック! 《イレブンハート》による戦力拡充・大量生産こそ間に合わなかったが、ここで猟兵たちを返り討ちにすればまだ挽回できる! と思う!」
「冴えてるぜジャック! 勝てば勝ちだな!
よし、バルカンたち! 戦いの時間だ、存分にその力を見せてやれ!」
「ヒーハー!」×99!
笑顔のまま隊列を組み、思い思いの武装を展開するメイドロボたち。
彼女たちの後ろで拳を構え、波状攻撃の準備をしているジャックたち。
そして、それらに対峙する猟兵たち……。
今、決戦の火蓋が切れた!
リフネアス・ヴァッハ
アドリブ・連携〇
WIZ判定
■心情
あら、とても賑やかだけどそれだけ騒がられるとご近所さんに迷惑よ?
まったくもう…仕方ないわね、すこし痛い目を見てもらいますからね?
■行動
敵の波状攻撃は指定UCを使用して攻撃力と装甲を強化、そして装備の「ラフオーヌの涙」を私に寄生してる調音樹にたらして「ドーピング」「エネルギー充填」「農業」で更に活性化させて強くしちゃうわね?
そのあと装備「藻翠鯨」ちゃんにも手伝ってもらってその子にもラフオーヌの涙を垂らして植物を増加。
さて仕上げは私の体に生えてる調音樹の根っこでおしりを叩いてあげる。
もう…嘘つきにはお仕置をきつくしますよ?
(威力描写、追加セリフなどはおまかせで)
●ゲームと現実は違うのよ。
ジャックマキシマムハウスを踏破して、ジャック・マキシマムたちと相対した猟兵たち。
その先陣に立つ、薄緑の毛皮をした小柄な神が浮遊しながら微笑んだ。
「あら、とても賑やかだけど……それだけ騒がられるとご近所さんに迷惑よ?」
「ご配慮どうも忝い! だが心配無用、この近所に住んでいる人はいなーい!」
リフネアス・ヴァッハ(心優しき自然神・f37693)。
|獣神系列神《ヴァッハ・オリンポス》における祖母に当たる彼女はおっとりとした口調で、迫りくるジャックたちと無数のメイドロボを眺めて、目を細める。
「覚悟しろ猟兵! 行くぞジャック! そしてバルカンたち!」
「ウィーアー!」
「まったくもう……仕方ないわね、すこし痛い目を見てもらいますからね?」
叫び声を上げながら重武装を構えて押し寄せてくるバルカンたちに向けて、リフネアスは神草を成長させると言われている天使の涙が入った透明な瓶『ラフオーヌの涙』を取り出し、自分自身に寄生している『調音樹』に垂らす。
それにより『調音樹』が成長し、活性化し……ドーピングされる!
「怪我だけはしないようにね?」
そしてリフネアスは《調音樹の加護(アルティコアルベーロプレテツィオ)》―――寄生した対象の力と同調する調音樹を纏わせ、攻撃力強化・装甲強化・敵対者への根による自動攻撃を誘発する効果を付与するユーベルコードを行使する。
『ラフオーヌの涙』で著しい強化を得た『調音樹』が、迫りくるメイドロボに自動的に絡みつき、その身体と武器を拘束していく。
「オダイカンサマー!」「アドレナリンラッシュ!」「アイルビーバーック!」
「あらあら。ダメよ、生木は燃えにくいのよ」
何体かのメイドロボが火炎放射器を噴かせるが、エネルギーがたっぷり込められた植物は燃えにくい。
かすかな抵抗はその表皮に焦げ目をつけるに留まり、バルカンたちが伸びる根っこに縛られていく。
「なんてことだ! 木は火に弱いんじゃないのか!?」
「ゲームと現実は違うのよ」
「くっ! だが、このジャックはそう簡単にはやられはしない!
行くぞジャック!」
「応ともジャック! 《フュージョンジャック》!」
狼狽するジャックが駆け付けたジャックと力を合わせ、合体する。
攻撃力を増加する第二形態、【マッスルジャック】の出現だ。
筋肉を隆起させたマッスルジャックが、果敢に『調音樹』へと掴みかかる。
「うおおおお! この溢れるパワー! 漲るエンドルフィン!
もう何も怖くない!」「物理こそパワーよ!」
「もう、いけない子ね。『藻翠鯨』ちゃん、手伝ってちょうだいね」
合体したマッスルジャックが木々の根を引き裂き、リフネアスに迫るためにメイドロボをどかして突き進む。
その様子を見て、リフネアスは島の如く木と草と苔が生えた空も飛べる神秘の鯨『藻翠鯨』を呼び出すと、その鯨にも『ラフオーヌの涙』を垂らす。
活性化した『藻翠鯨』がリフネアスを乗せて勢いよく飛行し、もがくメイドロボの群れを越えてマッスルジャックの頭上へと接近する。
「ジャック、上だ!」「なに!」
「さて、仕上げよー」
太く巨大に膨れあがった『調音樹』の根っこを高々と伸ばし、リフネアスがマッスルジャックの背中―――お尻を勢いよく叩きつける。
甲高い衝撃音と共に、マッスルジャックに強烈な一撃が加えられる。
「後ろじゃないかジャーックッ!!」
鞭打の如き大ダメージを受けたマッスルジャックがそのままメイドロボを下敷きにして、たちまち張り巡らされた『調音樹』の根に呑み込まれる。
ジャックのうち二人が|戦闘不能《リタイア》した。
「もう……嘘つきにはお仕置をきつくしますよ?」
クスクスと笑うように口元を手で隠しながら、リフネアスは眼下で痙攣するジャックを見下ろしていた。
大成功
🔵🔵🔵
ルクス・キルクルス
アドリブ連携◎
ふう……なんやかんやでどうにかトラップを切り抜けてきたぞ……。(汗を拭う)
そんで、わかっちゃいたけど多いな! 音声ごちゃごちゃでまさにゲームセンターだわ!
とりあえずこの人数の攻撃をまともに喰らったらミンチより酷いことになりそうだし、まずは【指定UC】を発動して防御しよう。
ちょっとやそっとの攻撃でこの多重防壁が破られるもんか!
ん?ならこっちも攻撃出来ないだろうって?
甘いなー、甘々だなー。
ーーこいつをこのまま動かして、お前たちを壁に挟んでぶっ潰すことが出来るんだよ!!
ヒャッハー!戦場に室内を選んだことを後悔しな!(悪人笑顔)
●戦場に室内を選んだことを後悔しな!
「ふう……なんやかんやでどうにかトラップを切り抜けてきたぞ……」
天上天下唯我独尊傍若無人喧嘩上等なイェーガー。
ルクス・キルクルス(36の世界の果てまで・f38588)は汗を拭いながら現れた。
壮絶なトラップを突破したルクスは一息ついてから、眼前に広がるメイドロボの群れを見て、肯く。
「そんで、わかっちゃいたけど多いな!
音声ごちゃごちゃでまさにゲームセンターだわ!」
「楽しいだろう? では行け、バルカンたち!」
「「「HAHAHAHAHAHA!」」」
ジャックの号令を受けて、大声で笑いながらルクスへと突撃するバルカンズ。
思い思いの武装を振りかざし、ルクス目掛けて数の暴力を叩き込もうと殺到する。
「とりあえずこの人数の攻撃をまともに喰らったらミンチより酷いことになりそうだし。
まずは《ソムニウム・クストース》!
これは、全てを跳ね除ける幻想の城だ!!」
ルクスがユーベルコードを行使すると、バルカンたちとルクスの間に多重の防壁が出現する。
《ソムニウム・クストース》。
それは、ルクスの想像から多重防壁を創造し、利用するユーベルコード!
その強度は、ルクスが疑わない限り無敵である!
メイドロボたちが威勢よく防壁を攻撃するが、そのどれもが弾かれる!
「イヤッホー!」「狙い撃ちマース!」「ショーリュー!」
「はっはっは! ちょっとやそっとの攻撃でこの多重防壁が破られるもんか!」
ガトリングガンの弾幕もグレネードランチャーの爆撃も、防壁にヒビを入れるどころか揺るがすことすらできずにいる。
チェインハンマーもパイルバンカーも、無敵の防御を破るには威力が足りない。
密集したバルカンたちが防壁の前でぎゅうぎゅう詰めに押し合っている。
何よりバルカンたちには知性が足りていないのだ。
「イヤッホー!」「イヤッホー!」「イヤッホー!」
「ええい、何をしている! 真正面から叩かず、回り込めー!
防御している間ならば、あいつも攻撃はできないだろう!」
「ん? 攻撃出来ないだろうって?」
ジャックの言葉を聞いて、ルクスがニヤリと笑みを浮かべる。
親切にもジャックの誤解を解いてやろうと、ルクスは両掌を前にかざす。
そして、その手が防壁に触れ……ルクスはダッシュした。
「甘いなー、甘々だなー。
―――こいつをこのまま動かして、お前たちを壁に挟んでぶっ潰すことが出来るんだよ!!」
「アバババ!」「なんたることー!」「ケーン!」
「なんだとー!? あ、まずい、逃げ場がないぞ!」
攻撃姿勢のまま、あるいは移動モーションのまま。
防壁に押され、メイドロボの群れが転がっていく。
周囲のゲーム筐体に挟まれ、あるいは他のロボと絡み合って、もみくちゃになってジャックのもとに帰って来る。
ジャックは《悪夢グラップル》で近づいてきたバルカンを食い止めるも、送り出した多数のバルカンすべてを押しとどめることは適わない。
「うわ、ま、待て! 冷静に話し合おう!」
「ヒャッハー! 戦場に室内を選んだことを後悔しな!」
「あ、アーッ! ジャーック!」
プチッ。
とても素晴らしい悪人のような笑顔を浮かべたルクスは勢いよく防壁を押し続け、ジャックをゲームセンターの壁のシミへとジョブチェンジさせるのであった。
なお、バルカンたちの武装の強度が勝るため壁が砕けたが、コラテラルダメージである。
成功
🔵🔵🔴
結城・有栖
迷宮を抜けたらメイドさんがいっぱいですね。
…やっぱりバルタンさんに似てませんか?
「他人の空似だと思うヨー。
それはそうと、あの数の波状攻撃は厄介ダネ。」
なら、コチラも呼んで対抗しましょうか。
行きますよ、オオカミさん。
まずはUCで幻影の森を展開です。
幻影に【催眠術】を仕込んで惑わせて敵を撹乱し、攻撃の精度を落としてあげます。
後は影の狼を召喚して、【集団戦術】を駆使して森の影から奇襲させて攻撃です。
私はウィンドボードに乗って森の中を【目立たない】ように行動しつつ、想像暗器(クナイグレネード)を【念動力】で飛ばして攻撃です。
こっちに攻撃が飛んできたら【野生の勘】で察知して【空中機動】を使って回避です。
●やっぱりバルタンさんに似てませんか?
「迷宮を抜けたらメイドさんがいっぱいですね。
……やっぱりバルタンさんに似てませんか?」
「他人の空似だと思うヨー」
結城・有栖(狼の旅人・f34711)と、その身に宿る友人のようなオウガ『オオカミさん』。
アリスナイトとオウガのコンビである二人は、接点のあるグリモア猟兵に似た外見をしているメイドロボの群れを前にして、いつも通りの調子で佇んでいた。
銃器を構え、鉄球や破城鎚を掲げて迫りくるメイドの群れを前にして、いささかの緊張も動揺も感じさせない。
「ヒアウィゴー!」「ハッハー!」「ヒアウィゴー!」「ハッハー!」
「それはそうと、あの数の波状攻撃は厄介ダネ」
「なら、コチラも呼んで対抗しましょうか。行きますよ、オオカミさん」
「あいよー」
有栖とオオカミさんが念じると、立ちどころにゲームセンターが森林へと変貌していく。
叫び声を上げながら襲い掛かるバルカンたちの目の前には、生い茂った森が出現していた。
これこそ、有栖のユーベルコード。
《想像具現・怪物の森(ソウゾウグゲン・カイブツノモリ)》だ。
戦場全体に、有栖の想像力で作り出した敵だけを惑わす幻影の森を発生させ、展開している間敵には最大で600体を超えて増え続ける影の狼による攻撃を、味方には癒やしの加護の回復を与え続ける。
その効果時間は、現時点でも二時間を超える。
幻想の森の中に囚われたメイドロボの群れは、影の狼たちとの集団戦闘を強いられる。
そして、バルカンたちに指示を出していたジャックも一人、囚われている。
「一瞬で室内にこんな森を作り出すだと! その上、狼の群れまでいるだと!?
こんなユーベルコードを行使するというのか!」
「エンカウント!」「エンゲージ!」「エントロピー!」
「ええい! 《マキシマム・ナイトメア》! この程度ジャックの敵ではないぞ!」
幻覚と疑うことなく、ジャックはユーベルコードを行使して影狼たちに攻撃を行う。
有栖とオオカミさんは幻影の森の中に催眠術を仕込むことで、ジャックを惑わせて撹乱したのだ。
着弾点から一定範囲内を爆破する悪夢のエネルギーを放つ《マキシマム・ナイトメア》だが、冷静さを奪われたジャックは森の陰から奇襲する影の狼たちに意識を持っていかれているため、有栖を見つけることができずにいる。
時折流れ弾が飛来するも、有栖は野生の勘を発揮させて察知して、軽やかな空中機動で回避する。
「どこだ、どこにいる猟兵! そこか! それともこっちか!」
「さあ、悪夢をお見せしましょう」
風の魔力を宿した『ウィンドボード』に乗って幻影の森の中を目立たないように駆け抜けて、有栖はジャック目掛けて『想像暗器:クナイグレネード』を射出する。
念動力で正確に飛来したクナイがジャックの足元にジャックポットする。
「む! これはもしかして爆だ」
大爆発が起こり、ジャックが吹き飛んだ。
指示を出すジャックが倒されたことで統制を失ったメイドロボたちは、悲鳴を上げて狼たちに倒れされていく。
有栖はその様子を『ウィンドボード』の上から見下ろし、戦況が優勢であると判断して観戦と周囲への警戒に入った。
「ナミアミダーッ!」「くっ! 負けた!」「アーレー! オダイカーン!」
「……やっぱり、バルタンさんに似てませんか?」
「まー、外見と服装はそうダネー」
バルカン・ナインは実在の猟兵とは何の関係もございません。ご安心ください。
成功
🔵🔵🔴
黒鋼・ひらり
釘打ち式破城槌、鎖付き鉄球、巨大鋏、火炎放射器、重機関銃、回転弾倉式擲弾発射器…
どれもこれも…というかロボの時点でメイド諸共|磁力使い《わたし》のカモね
数を揃えたつもりだろうけど御生憎様…ぶっ潰したげる
メイドの波状攻撃に対し磁力操作能力展開、振り回す武器や機械であるメイドそのものに対し磁力干渉…攻撃を弾き、逸らし、吸着させて連携を乱しメイドの波状攻撃に乗じた|本命《ジャック》の動きを阻害
更に【武器庫】から各種磁性体武器を次々転送、鋼鉄板で防ぎ、砂鉄で阻害し、或いは斧槍や投剣の磁力射出による牽制・迎撃の後UC発動
ばら撒いた武器やメイドの武器、メイドそのものをも巻き込んだ磁性体一斉射で諸共一掃する
●ぶっ潰したげる。
「釘打ち式破城槌、鎖付き鉄球、巨大鋏、火炎放射器、重機関銃、回転弾倉式擲弾発射器……。
どれもこれも……というかロボの時点でメイド諸共、|磁力使い《わたし》のカモね」
ヒーローアース出身のダークヒーロー、黒鋼・ひらり(鐵の彗星・f18062)は毅然とした表情で胸元のネクタイを締め直し、動き回るメイドロボの軍勢を見据えた。
直撃すれば致命傷となるだろう兵器が振りかざされているにもかかわらず、ひらりは臆するどころか余裕を見せている。
「数を揃えたつもりだろうけど御生憎様……ぶっ潰したげる」
「大した自信だな、猟兵! ならば返り討ちにしてやろう!
行け、バルカンたちよ! 奴を叩き潰せ!」
「ヒーハー!」「ヒーヒー!」「ヒーフー!」「ヒーホー!」
ジャックの掛け声に応じたバルカンたちが、ひらりに向かって殺到する。
だが、ひらりはただ静かに右手を伸ばすだけで、逃げる様子はない。
逃げる必要など、何処にもない。
「磁力操作能力展開」
ひらりがそう呟くと共に、迫って来ていたバルカンたちの動きが阻害される。
パイルバンカーにチェインハンマー、ジャイアントシザーズといった白兵武器を構えたメイドロボが浮遊し、空中でひと塊になっていく。
ガトリングガンの鉛玉も、グレネードランチャーの擲弾も。ひらりに届く前に速度を落とし、逆に射出してきたメイドロボのところへと帰っていく。
「アーッ」「アーッ」「ワーオ!」
「なんだ!? 念動力、にしては範囲が広すぎるぞ!」
「さあ? 説明してあげる義理はないわね」
その正体は、ひらりの振るう能力によるものだ。
かつてヴィランによって強化手術を施された際、身体に埋め込まれたヒーローとしての力の源であり、磁力操作能力の制御装置である能力制御システム『マクスウェル』がもたらすひらりの磁力操作能力によるものだ。
磁能力の補助を行う右手の機械義手『フレミング』から放たれる磁力干渉により、金属武器やロボであるメイド自身を操り、弾き、逸らして吸着させているのだ。
波状攻撃のために連携を取るべく集まっていたのが災いし、あっという間に数十体のバルカンはロボ団子と化した。
「そして、メイドの波状攻撃に乗じてくるのはわかってるわ」
「くっ! だが、たとえ読まれていたとしても、当たれば勝機が見えるのだ!
《悪夢グラップル》!」
バルカンたちを遮蔽に使い、ひらりへと肉薄していたジャックがユーベルコード《悪夢グラップル》を行使する。
ナイトメアと融合した両腕が命中した部位に悪夢のエネルギーを流し込み、その部位を爆破したり、一定時間操作したりする恐るべきユーベルコードだ。
当たれば、流石のひらりでも負傷は避けられないだろう。
当たれば、の話であるが。
「上等」
ひらりがタイピン型の兵装転送機構『MAGIC BOX』に手を伸ばす。
別空間の『武器庫』に保管している嵩張る兵装を……巨大鉄球『グレートコメット』、黒鎖『プラズマテイル』、ハルバード『ミーティア』、鋼鉄板『グレートウォール』、砂鉄『スターダスト』といった、各種磁性体武器を次々に転送させていく。
目の前に凶悪な武器の数々を並べられ、面喰うジャックの脚が止まる。
「数が多すぎるね!!!」
「諸共纏めて……ブッ飛ばしてやるわよ!!!」
そしてひらりが繰り出す必殺のユーベルコード。
《磁界流星群(マグネット・メテオストーム)》が炸裂する。
その効果は、範囲内にある磁性体を磁力で操り放つ一斉掃射!
磁力加速により射出される『グレートウォール』がジャックとひらりの間を防ぎ、『スターダスト』が両手を覆い、『プラズマテイル』が脚を縛り上げて、『グレートコメット』と『ミーティア』がそのボディにこれでもかと叩き込まれる。
そして、それだけではない。
ひらりは、メイドロボの武器とメイドそのものをも巻き込んだ塊を浮かせ、ジャックの頭へ|流星群《メテオストーム》する。
身動きの取れないジャックは、もはや為す術がない。
「何というパワーだ……! このジャックが、このジャックがーっ!」
「ぶっ潰した!!」
激しい轟音を残して、ジャックはぶっ潰された。
大成功
🔵🔵🔵
星川・アイ
わ~お、団体さんのご登場だ~……にしても多過ぎない!?
それにしても確かに似ていらっしゃる。一体どうしてこんな事に
そっちが数で行くならこっちは質で勝負だよ!
まずUCでステラを召喚。無数のレーザーで結界を形成して敵を分断(レーザー射撃・結界術)、身動きが出来ない所で魔法の弾幕を撃ってもらうよ(弾幕・範囲攻撃)
……ある意味『数』で勝負してるけど、こっちは二人だから間違ってはいないよね!
『うわ~、今の悪役っぽいよアイ~☆』
その間にアタシはアブレストランチャーを構えて、弾幕が止んだ所にキツ~イ一発をお見舞いするよ(リミッター解除・一斉発射)
●そっちが数で行くならこっちは質で勝負だよ!
「わ~お、団体さんのご登場だ~……にしても多過ぎない!?」
ゲーム配信チャンネル「アイ★ちゃんねる」で有名な「ビデオゲーム」アスリート。
星川・アイ(男の娘アイドル風プロゲーマー・f09817)はジャックマキシマムハウスにひしめく数十体のメイドロボが笑う光景に驚きつつ、しかし猟兵としてしっかりと気を取り直して対峙する。
ジャックとメイドロボたちが笑う様子を、アイは冷静に状況を分析している。
「それにしても確かに似ていらっしゃる。一体どうしてこんな事に」
どうしてでしょうね。
「よし行けバルカンたち! 猟兵を叩き潰すのだ!」
「「「アラホラサッサー!」」」
パイルバンカーや火炎放射器といった武器を構えて前進して来るバルカンたちに対し、アイは笑顔でユーベルコードを行使する。
「そっちが数で行くならこっちは質で勝負だよ!」
アイが起動したのは魔法少女のゲームキャラを召喚するユーベルコードだ。
可愛らしいエフェクトに効果音を伴って、《星の魔法少女ステラ☆マギカ(コール・ステラマギカ)》が現れた。
「星の魔法少女ステラ☆マギカ、ただ今参上☆」
「これがアタシの推しゲーキャラ! さぁ、一緒に行くよステラ!」
「オッケ~☆」
「ははは! たった一人の援軍でどうしようというのだね!」
笑うジャックの目の前で、ステラが手にしたステッキから無数のレーザーを放って結界を形成。たちまちバルカンたちを個別に分断する。
身動きができなくなったバルカンを、ステラが魔法の弾幕を撃って蹂躙殲滅していく。
無理に逃れようものならば、武器がレーザーに引っかかってバランスを崩す有様だ。
「エジプト!」「インダス!「コウガー!」
「なん……だと……!?」
「……ある意味『数』で勝負してるけど、こっちは二人だから間違ってはいないよね!」
「うわ~、今の悪役っぽいよアイ~☆」
「ええい! バルカンたちがやられるならば!
ジャックの《マキシマム・ナイトメア》で形勢逆転だ!
という訳でバルカンを盾にしてと」
《マキシマム・ナイトメア》。
それは、着弾点から一定範囲内を爆破する悪夢のエネルギーを放つユーベルコードだ。
着弾すれば、効果範囲に悪夢の世界が出現して継続ダメージを与え続ける。
ジャックはバルカンたちを盾にしてステラの弾幕を凌ぎ、弾幕が止まったところで反撃の一撃を放とうと身を乗り出す。
「今だ!」
「やっほ~♪」
ジャックの視線の先には、アイが構えるアームドフォート『アブレストランチャー』の射出口が見えていた。
エネルギー充填完了、リミッター解除、OK。発射まであと1秒。
「タ、タイム!」
「ダメ☆ キツ~イ一発をお見舞いするよ!」
ジャックは迸る『アブレストランチャー』のビームによって、絶叫と共にかき消されるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ヴァルターン・ギャンビット
フォッフォッフォッ、宇宙忍者たる俺様にはこんな要塞の侵入はお茶の子さいさいだったぜ。
この世界では侵略してきた異星人は巨大化して暴れるのが御約束なんだろ?来る前にテレビで見たぜ、ウルトラなんちゃらってやつ。
郷に入れば郷に従えってな。【超巨大化変身】ッ!
巨体による怪力でメイドロボをなぎ払ってやるぜ。
そんな武装なぞ、この頑強なボディには効かん効か…痛ッ!ちょっと痛ぇッ!?
なら透明化して破壊光線よッ!
後ろにいるジャック諸とも吹き飛びなッ!
そのご自慢のナイトメアと融合した両腕も遠距離なら意味ねえだろ?
卑怯?おいおい、俺様は宇宙忍者だぜ?そんな誉めてくれるなよ、フォッフォッフォッ!
【アドリブ歓迎】
●おいおい、俺様は宇宙忍者だぜ?
「フォッフォッフォッ、宇宙忍者たる俺様にはこんな要塞の侵入はお茶の子さいさいだったぜ」
数多のトラップが蔓延るジャックマキシマムハウスを潜り抜けて、スペースオペラワールドの端っこにある辺境惑星出身のシノビン星人はゲームセンターの最奥へと到達した。
彼こそ、宇宙海賊団を結成して星の大海原を旅する宇宙忍者。
ヴァルターン・ギャンビット(宇宙忍者軍団の頭領・f38772)である。
「HAHAHAHAHA!」「フォッフォッフォッ」
バルカンとヴァルターン。
名前の互換が似通っているためか、メイドロボたちはヴァルターンに親近感を抱いているようだ。
グリモア猟兵も|サムズアップ《親指を上げるポーズ》をしていましたよ。
だが、そんな|二《似》種族が絆を育むことを、メイドロボの所有者であるジャックは許さない。
「ははははは! どこの忍者であろうとも、バルカンたちの波状攻撃を受ければ一たまりもあるまい!
ジャックの《悪夢グラップル》もスタンバイ、行けバルカン!」
「ハッハー!」
ナイトメアと融合した両腕に悪夢のエネルギーを蓄えつつ、バルカンたちをヴァルターンに突撃させるジャック。
ヴァルターンを真っ二つにしようとジャイアントシザーズを繰り出すバルカンたちに対して、ヴァルターンは笑ったまま【変身】する。
「この世界では侵略してきた異星人は巨大化して暴れるのが御約束なんだろ?
来る前にテレビで見たぜ、ウルトラなんちゃらってやつ。
郷に入れば郷に従えってな。【超巨大化変身】ッ!」
それは、《超巨大化変身(チョウキョダイカヘンシン)》!
全長20mの超巨大化した姿に変身したヴァルターンは、凄まじい怪力に頑強な体、透明化や破壊光線による攻撃を可能にする!
さらには持続11600kmの速度で飛翔することや、20人くらいの人間を運搬することもできるのだ!
「フォッフォッフォッフォッフォッ!!」
「何ということだジャーック! でかい、でかすぎるぞー!」
「だ、だがバルカンを信じろ! あの武器ならきっと……」
「行きマース!」「行きマース!」「上に上がりマース!」
果敢にも……ゲームデータ通りの動きでまっすぐにヴァルターンへと突撃するバルカンたち。
そんなメイドロボの軍団を、ヴァルターンは巨体を駆使した怪力で容易く薙ぎ払う。
「アーレー!」「ハーレー!」「デイビッド!」
「ダメじゃないかジャーック!」
「フォッフォッフォッ、そんな武装なぞ、この頑強なボディには効かん効か……痛ッ! ちょっと痛ぇッ!?」
が、とことこと迫っていたバルカンがチェインハンマーをヴァルターンの足先の小指に振り下ろしていた。
予想だにしていない鉄球の直撃。これは痛い。
「おお、効いたぞ! その調子だ!」
「HAHAHA!」
「なら透明化して破壊光線よッ! 後ろにいるジャック諸とも吹き飛びなッ!」
「えっ」
スゥ……と見えなくなったヴァルターンは軽やかにジャンプして飛翔する。
姿の見えない敵を認識できず、メイドロボたちが右往左往と|立ち往生《スタック》する中、ヴァルターンはジャックご自慢の《悪夢グラップル》が届かない遠距離から破壊光線を撃ち込んでいく。
気分はワンサイドゲーム。景気よく|地形《ゲームコーナー》も破壊されていく。
「アバーッ!」「グワーッ!」「アバーッ!」
「透明でしかも飛べるだと!? ステルス戦闘機か!」
「ジャック、これではジャックの手が届かないぞ!」
「卑怯だぞ! 姿を見せて降りてこい! 殴るから!」
「卑怯? おいおい、俺様は宇宙忍者だぜ?
そんな誉めてくれるなよ、フォッフォッフォッ!」
機嫌よく笑いながら、ヴァルターンはジャックたちをバルカン諸共吹き飛ばすのであった。
成功
🔵🔵🔴
暗都・魎夜
「ジャックマキシマムハウス、手ごわい要塞だったぜ。このメガネとシラタキがなければ、突破は出来なかった……」
【心情】
10年前、ジャックを倒した戦いは「ファイナルナイトメア」って呼ばれてて、その後ジャック一度復活を果たしたんだ
言うなれば「ナイトメアリターンズ」だな
キッチリ、3度目の復活「フォーエバー」までやってんじゃねえ!
【戦闘】
波状攻撃を「見切り」「武器受け」でいなしつつ「魔力溜め」
どんだけ数が多かろうが、まとめて消し飛ばせば問題ねえ
「リミッター解除」した「全力魔法」を解き放つ
「今回で本当の本当に終わらせてやるぜ、ジャァァァック!」
最後に自爆があると踏んで、ジャックマキシマム撃破後は即座に逃げる
●まとめて消し飛ばせば問題ねえ!
「ジャックマキシマムハウス、手ごわい要塞だったぜ。
このメガネとシラタキがなければ、突破は出来なかった……」
銀誓館学園出身の能力者の青年、暗都・魎夜(全てを壊し全てを繋ぐ・f35256)はメガネとシラタキを手に握り締め、過酷なジャックマキシマムハウスの道中を思い返していた。
少しでも絆の力が足りなければ、危ういところになっていたかもしれない。
「しかし、ジャックか……。10年前に倒されて、その後一度復活を果たしたんだ」
当時、まだシルバーレイン世界が戦いの最中に在った頃。
魎夜は学園の仲間たちと共に青春を駆け抜け、そして戦場を駆け抜け、その過程で仲間たちが力を合わせてジャック・マキシマムを撃破したことを覚えていた。
「ジャックを倒した戦いはファイナルナイトメアって呼ばれてて、復活した戦いは、言うなればナイトメアリターンズだな。
……キッチリ、三度目の復活フォーエバーまでやってんじゃねえ!」
「そんなことジャックに言われても」
「ジャックは滅びぬ、何度でも蘇るさ!」
「「「HAHAHAHAHA!」」」
ご機嫌に笑うジャックとメイドロボたち。
メイドロボ、バルカンたちは兵器を構え、突撃の命令を待っている。
ジャックの両腕はナイトメアと融合し、悪夢のエネルギーを流し込む《悪夢グラップル》としての機能は十分にチャージされている。
魎夜とジャック。因縁の戦いに決着がつこうとしている。
「今回で本当の本当に終わらせてやるぜ、ジャァァァック!」
「やれるものならやってみろ! リョウヤァァァ!」
互いの叫びを合図に、交戦状態に突入する。
魎夜は襲い来るメイドロボの攻撃をいなしていく。
チェインハンマーの振り下ろし、パイルバンカーの串刺し、ジャイアントシザーズの両断に、火炎放射器の炎やガトリングガンの弾幕といった攻撃。
バルカンの放つそのすべて見切り、長剣で受け流し、魎夜はひたすらに魔力を溜める。
そして、駆け寄ってくるジャックが間合いに入ったタイミングを見計らい、ユーベルコードを解き放つ。
「食らえ、《悪夢グラップル》!!」
「どんだけ数が多かろうが、まとめて消し飛ばせば問題ねえ!」
魎夜はリミッターを解除した全力魔法で、ジャック目掛けて《竜神爆火雷(ドラゴニック・パニッシュメント)》を放つ!
それは、着弾点から134m半径内を爆破する、炎と電光を放つユーベルコード!
更には着弾後に攻撃範囲内全てを滅ぼす爆発が現れ継続してダメージを与えるのだ!
両腕を振りかぶり魎夜へと飛び掛かろうとしていたジャックに、《竜神爆火雷》が直撃する!
実体のない炎と電光には、悪夢のエネルギーを流し込むことはできない!
「ギャアアアア!!」
「十万億土まで、ぶっ飛ばす! これで終わりだ、ジャック!
……あ、そうだ、やべぇ!」
ガッツポーズを決める魎夜であったが、かつてジャックが死亡した際にジャックマキシマムハウスを消滅させるという自爆技を行っていたことを思い出す。
それ故に今回も最後に自爆があると踏んで、魎夜はジャックの撃破を確認して即座に撤収するのであった。
ただ、今回はまだほかのジャックが残っているので、自爆することはなかったようです。
大成功
🔵🔵🔵
望月・鼎
バルタンさんもといそっくりさんがいっぱい……これはもしやユートピアと言うやつなのでは……!?
びっくりするほどユートピア!
数で掛かってくるならこっちも数で対抗しましょー。
UC不遇闘士召喚でイラナイツの皆さんを動員して一気に攻撃、危なくなったらスタコラ逃げつつ、隊列組んで突撃です!
まぁやられちゃっても再度召喚するのでどんどん行っちゃいましょー!
……後は戦いのどさくさに紛れてお一人くらい確保してお持ち帰りもちもちしなくては……!(野望巫女)
※アレンジ・アドリブ大歓迎です
●びっくりするほどユートピア!
「バルタンさんもといそっくりさんがいっぱい……!
これはもしやユートピアと言うやつなのでは……!?
びっくりするほどユートピア!」
「「「びっくりするほどユートピア!」」」
とある神社の至って普通の巫女である望月・鼎(宵闇の寵児・f02401)は、顔見知りのグリモア猟兵にそっくりのメイドロボたちをみて、テンション上がってきていた。
楽し気な鼎の様子にそっくりさんもといバルカンたちも楽しそうに燥いでいる。
びっくりするほどユートピア! 皆さんもご一緒にどうぞ。
「びっくりするほどユートピアしてていいから、攻撃しろバルカン!」
「ヒャッハー!」
ツッコミを入れたジャックの指示に従い、バルカンたちが武器を構えて鼎へと向かって行く。
そして鼎は、笑顔のままメイドロボたちを迎え撃つ。
「数で掛かってくるならこっちも数で対抗しましょー。
悔しさを力に変えて! おいでませイラナイツ!」
「……我ら、イラナイツ。召喚に応じ推参!」
《不遇闘士召喚(サモンイラナイツ)》!
ちらりと覗くセクシーなうなじに1と刻印された、イケメンに今一歩届かない顔立ちの者やオッサンたちが召喚される。
彼らこそ、|不遇闘士《イラナイツ》。
3ピンで神成長な、低パラメーターのユニットだ。
62体召喚されたイラナイツが隊列を組んで、メイドロボ軍団と衝突する。
「うわー!」「もうだめだー!」
「びっくりするー」
そしてやられる。流石に二倍差は厳しかったようだ。
突破した隙間から鼎を狙うように、メイドロボたちが殺到する。
だが案ずることはない。
鼎は笑ったままである。
「まぁやられちゃっても再度召喚するのでどんどん行っちゃいましょー!」
「やってやるよカナフィー!」「何とでもなるさ!」
倒されても、直ちに再度召喚すれば問題はない。
復活したイラナイツが再び戦線に戻り、穴をふさぐ。
何度倒されても現れるイラナイツに、11倍から増えることのない徐々にバルカンたちが押され始めていく。
《不遇闘士召喚》は、高いコストパフォーマンスが売りなのだ。
「ならば《マキシマム・ナイトメア》!」
「うわー!」「もうだめだー!」
「はーい、おかわりですよー!」
形勢を立て直すべく、ジャックが後方から横やりを飛ばす。
着弾点から一定範囲内を爆破する悪夢のエネルギーを放つユーベルコード、《マキシマム・ナイトメア》でまとめて吹き飛ばされるイラナイツ。
そして即座に再召喚。
修羅地獄か?
延々と繰り返されるイラナイツとバルカンズのエンドレスバトル。
学習してきたのか、イラナイツは《マキシマム・ナイトメア》の気配を察知したらスタコラと散開して被害を抑えるようになり、学習できないバルカンたちとの差が広がっていく。
この急成長もまた、《不遇闘士召喚》の売りであるのだ。
「くっ、キリがないぞジャック! ……って、おいお前、何をしているんだー!」
「はっ! 見つかってしまいましたか」
形勢が有利になっているためか、鼎はどさくさに紛れてバルカンを1体確保していた。
どうやらお持ち帰りしてもちもちするつもりのようだ。
「そんな余裕があるならばお前に《マキシマム・」
「隙ありに候」
頭に来たジャックが鼎に意識を向けた隙を、彫の深い顔立ちのイラナイツがジャックを後ろからブッ刺していた。
よく見ると、うなじに刻印された数字が50になっている。
そう……イラナイツは合体させると数字が合計され強くなるのだ!
それでも不遇ではあるが。
1の数字のイラナイツたちがジャックに向けて殺到して、串刺しにしていく。
「馬鹿な……このジャックが……このジャックがーっ!!」
「大勝利です! それではこの子はお持ち帰りしましょー!」
「アイアム捕虜!」
斯くしてジャックの一人が撃破され、鼎は|野望《バルカンのお持ち帰り》を叶えることができたのであった。
成功
🔵🔵🔴
尾守・夜野
…(いやこれやはりバルタンでは?)
関係ないといってたが知り合いの姿してる…襲っては来るが無関係?な一般バーチャルキャラクターを攻撃するのも何だかなぁ
まぁ潰すんだが
一応解毒剤は持ってきてるから…こいつら殲滅するでは死なねぇようにまぁ…頑張れってぇことで
攻撃を避けひたすらUCをまき散らす
空調とかあんならそれを破壊し、一室まるごと充満させてから細かいことは考えるぞ
避けられねぇのは黒纏で逸らす
出入り口は塞ぐ
ここまでくるの大変だったんだからな!
何回パーツを変える羽目になった事か!(アクションゲームの残基のごとく)
ある程度の充満したら霧に追い詰める感じで動く
アドリブ連携歓迎
●まぁ潰すんだが。
「HAHAHA!」「HOUHOUHOU!」「HEYHEYHEY!」
「……(いやこれやはりバルタンでは?)」
多重人格者のグールドライバー、尾守・夜野(|墓守《うせものさがし》・f05352)は目の前にいるメイドロボの軍団を見て、グリモア猟兵ではないかと疑念を抱く。
配色、服装、言動、装備。ほとんどそっくりであるため、致し方ない。
「関係ないといってたが知り合いの姿してるし……。
襲っては来るが、オブリビオンとは無関係……? な一般バーチャルキャラクターを攻撃するのも何だかなぁ」
「ならばそのまま磨り潰されるといい! 行けい、バルカン!」
「ヒャッハー!」
「まぁ潰すんだが」
所有者であるジャックの命令に従い容赦なく飛び掛かって来るバルカンたち。
そこへ夜野の容赦のないユーベルコードが炸裂する。
「イヤーッ! ……がふっ」「ハイヨーッ! ……あべしっ」
「なに! 触れてもいないのに倒れるだと!?」
「一応解毒剤は持ってきてるから……こいつら殲滅するでは死なねぇようにまぁ……頑張れってぇことで」
突き出されるパイルバンカーや襲い来るジャイアントシザーズといった波状攻撃を避けながら、夜野は《縲絏呪毒(マーキング・アナフィラキシー)》を撒き散らす。
その効果は、停滞する毒煙の広域散布。
その粒子一粒でもが命中した対象に対し、およそ1330種類の追加の呪詛や麻痺毒、神経毒などを放つのだ。
効果がより一層発揮されるように、夜野はゲームセンターの空調設備を破壊して室内にたっぷりと《縲絏呪毒》を充満させていく。
高威力高命中の毒を摂取したことで、次々にバルカンたちがけいれんを起こして倒れていく。
……どうやらロボにも効くようだ。
そして当然、毒煙はジャックにも被害をもたらす。
「ぐわーっ! 苦しい! こんな室内で毒を撒いたというのか、猟兵!」
「ここから先は俺の領域だ。取り込み溶かし………奪い尽くしてやんよ!」
夜野はその身に纏う『黒纏』を伸ばして、逃げようとするジャックの行く手を阻む。
出入り口への退避を塞がれたジャックは、充満する毒霧に追い詰められ、壁際に追い込まれる。
「詰みだぜ、ジャック・マキシマム
「ぐぐぐ……すぅぅぅ……。《悪夢グラップル》!」
意を決したのか、ジャックは姿勢を低くして毒を吸わないようにたっぷり息を吸い込み、息を止めてからナイトメアと融合した両腕に悪夢のエネルギーを充填させる。
乾坤一擲の反撃を繰り出すようだ。
だが、真正面からのストレートな攻撃は、絶好のカウンターチャンスである。
「ここまでくるの大変だったんだからな! 何回パーツを変える羽目になった事か!」
アクションゲームの残基のごとく消耗してきたジャックマキシマムハウスの恨みを籠めて。
夜野は『怨剣村斬丸』を振るい、ジャックを叩っ切るのだった。
大成功
🔵🔵🔵
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
確かに如何にもなパチモンですねぇ。
何とかやってみましょう。
【闢華】を発動、全身を『絶対物質エンケロニ』に変換しますねぇ。
更に『祭礼の女神紋』により『祭器』全てを肉体の一部とし、同様の効果を適用しますぅ。
強力とはいえ、通常の現代兵器で『絶対物質』を傷つけることは出来ませんので、バルカンさん達の攻撃はスルーが可能でしょう。
『悪夢のエネルギー』だけは微妙な為其方に注視、ジャックさん達の接敵は『FAS』の飛行と『FIS』の転移で防ぐか『刀』での[カウンター]で牽制しつつ、逆にジャックさん達を中心に『FRS』『FSS』の[砲撃]と『FBS』による斬撃の[範囲攻撃]で叩きますねぇ。
●傷つけることは出来ませんので。
「確かに如何にもなパチモンですねぇ」
「フーハー!」「フーバー!」「ブーバー!」
童顔且つ小柄ながら桁違いに発育の良い体型の少女猟兵。
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)はゲームコーナーで待ち構えているメイドロボたちを見て、知己のグリモア猟兵との類似を感じつつ戦闘準備を行う。
るこる自身の骨に刻まれた『祭礼の女神紋』により、全ての祭器を肉体の一部へと変換する。
「何とかやってみましょう」
「やれるものならやってみるといいさ! バルカーン!」
「「「ハイヨロコンデー!」」」
ジャックが号令を発し、バルカンたちがガトリングガンを構え、るこるへと攻撃を開始する。
その銃弾がるこるに届くより先に、るこるのユーベルコードが発動する。
「大いなる豊饒の女神、その象徴せし欠片の一つを我が身へ」
《豊乳女神の加護・闢華(チチガミサマノカゴ・ハジマリノハナ)》。
それは肉体の一部もしくは全部を、様々な『|特異物質《作品内の架空物質》』に変異させ、それが持つ特性と、狭い隙間に入り込む能力を得るユーベルコードだ。
今回るこるが選んだのは、ブルーアルカディアにて確認された『絶対物質エンケロニ』である。
その特性は……破壊不可能!
るこるに当たった銃弾が甲高い音と共に一つ残らず弾かれ、直撃した擲弾の爆発でもその身に傷一つつくことはない。
パイルバンカーは杭が折れ、ジャイアントシザーズは刃が欠ける始末だ。
「どれほど強力とはいえ、ユーベルコードの籠められていない通常の現代兵器では『絶対物質』を傷つけることは出来ませんので」
「むむむ、まさか『絶対物質エンケロニ』を持っているとは!」
微笑みを浮かべたまま、るこるは殺到するバルカンたちをスルーして歩みを進める。
チェインハンマーの鎖のような障害となるものだけを三対のオーラの翼『フローティング・エアロフォイル・システム』による飛行で回避し、ジャックの近くへと降り立った。
「手強い相手だ……認めよう! だが!
『絶対物質エンケロニ』では《悪夢グラップル》までは防げまい!」
「たしかに。ですので」
『絶対物質エンケロニ』と言えども、悪夢のエネルギーを流し込まれて爆破されてはどうなるかるこるにもわからない。
それ故に。るこるは16本の浮遊する水晶柱『フローティング・インタディクト・システム』の瞬間移動能力を用いてジャックの背後に回り込む。
「消えただと!?」
「はい、そして後ろですよぉ」
『フローティング・レイ・システム』と『フローティング・シールド・システム』。
砲撃機能を有した『祭器』の砲撃が無防備なジャックの背中を吹き飛ばし。
ビームの刃を持つ12枚の戦輪『フローティング・ブレイド・システム』による斬撃が吹き飛んだジャックを空中で斬り捨てた。
「しかし、そろそろ11人のジャックさんは倒れたと思うのですけれど」
12人目のジャックはいない。しかし、まだ三人くらいジャックが残っている。
どうやら、数人回復して戦線に復帰しているようだ。
「逃げておられないのであれば、問題はありませんねぇ」
終始おっとりとした様子で、るこるは戦場を後にするのだった。
成功
🔵🔵🔴
フィルバー・セラ
【アドリブ連携歓迎】
あーうん、これは怒っていい(確信)
バルタンの心中察するに余りあるぜ。
このTRPG作ったやつ著作権的に大丈夫か??
まーゲームシステムに縛られてんならどうとでもならあな。
とはいえ人数がな。まーた貯蓄削らねえとダメだわ。
【リミッター解除】、『封印の楔』から【魔力溜め】で蓄積してきた魔力の一部を解き放つ。
攻撃は【結界術】で防ぎ、相殺できそうなら退化の【呪詛】を込めた【呪殺弾】で威力を削いで相殺する。
攻撃が一段落してクールタイム入ったら【指定UC】で【カウンター】でフェイタルヒットを決めてやろうじゃねえか。
許可なくパチった以上お前に待つのは死だ。諦めるこったな。
●お前に待つのは死だ。
「あーうん、これは怒っていい。
バルタンの心中察するに余りあるぜ」
冷や汗を頬に伝わせて感想をこぼすダンピールのマジックナイト。
吸血鬼級の魔力と限りなく不老不死に近い肉体を望まず手にしてしまった男、
フィルバー・セラ(|霧の標《ロードレスロード》・f35726)は、グリモア猟兵の想いを感じ入りつつ、眼前で跳梁跋扈するゲームキャラクター『バルカン・ナイン』を見つめていた。
「このTRPG作ったやつ著作権的に大丈夫か?」
きっとジャックが作ったんでしょう(冤罪)。
第九雑兵RPG、好評ほにゃらら中です。
「まーゲームシステムに縛られてんならどうとでもならあな。
とはいえ人数がな。まーた貯蓄削らねえとダメだわ」
フィルバーは、父由来の吸血鬼の力と溜め込んだ魔力を封じ込める為の特殊な装飾と術式を施した眼帯『封印の楔』から、魔力の一部を解き放つ。
溜めていた魔力を利用して、大規模な結界を構築した。
「なんだと! これだけの結界を瞬時に!」
「これでバルカンとやらの攻撃は俺に届かねぇ。結界の外から撃たせてもらうぜ」
結界の内側に封じ込められたバルカンたちは攻撃モーションを繰り返すことで結界を抜けようと試みている。
だがそれらはデバッグで壁に沿って走るがごとく、時間を必要とする作業である。
そんな猶予を、フィルバーは与えない。
退化の呪詛を込めた呪殺弾を装填して、普通の人間の膂力では引鉄を引けぬ拳銃『Crimson Rouge』を発砲。
バルカンたちを次々に無力化させていく。
そんな一方的な戦況を覆すべく、ジャックが結界に近づきユーベルコードを放つ。
「ええい、これくらい破ってみせよう! 《マキシマム・ナイトメア》!」
「おー、激しい攻撃だ」
着弾点から一定範囲内を爆破する悪夢のエネルギーを放つユーベルコード、《マキシマム・ナイトメア》。
それがフィルバーの展開した結界に幾度と叩き込まれ、徐々にヒビが入っていく。
この調子で攻撃を続けていれば、フィルバーの結界を破ることができたかもしれない。
「ふう、よーし! このままジャックの真の力を見せてやろう!」
「よそ見してる場合じゃねえだろ?」
ジャックの攻撃がひと段落してクールタイムに入った隙を見逃さずに、フィルバーがカウンターでユーベルコードを叩き込む。
《魔弾・迫る死神の鎌(フライクーゲル・デスサイズ・ゼロレンジ)》。
組み込まれた術式は『転移』と『召喚』。
565個ある魔法陣からのレーザー弾幕が放たれ、ジャックを貫いていく。
「ぐわあ! だが、ジャックはまだ倒れんぞ!」
「なら|致命的な攻撃《フェイタルヒット》を決めてやろうじゃねえか」
四方八方からのレーザーを浴びるジャックの間合いに、撃った魔弾の着弾点に転移できる転移魔法陣で踏み込み、フィルバーは無銘のルーンソードで四回斬りつける。
ジャックは断末魔を上げることすらなく、目を見開いたまま倒れ伏した。
「許可なくパチった以上お前に待つのは死だ。諦めるこったな」
成功
🔵🔵🔴
リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【WIZ】
※愛機搭乗
※トンチキアドリブ歓迎
※持ち帰り予定
コレは成程、バルたんもお冠な訳だ
でも勿体ないし処分はアタシ流でイコうかな?
つまり電子的幻影…ゲームキャラな事を利用した鹵獲♪
例外処理【LI・ミューチュアルラース】実行
愛機に嗾けられた偽バル1セット(11体)を
【クレイエラ】情報砲撃や【S・セル】攻性防壁で捕縛後
データ生命体として|徹底強化改竄《チキチキ》&複製☆
生体電脳と《瞬間思考力》は勿論【アジュール】等も活用ね
結果アタシの愉快な従者として
仮想メイドロイド133体(12セット+1)爆誕♡
+1は唯一自我濃厚な母艦兼指揮官機♪…名前どうしよ
哀れな敵を人数差で不条理蹂躙後、彼女自身に聞こうかね
●アタシにもヤラせてもらおうかっ♪
「コレは成程、バルたんもお冠な訳だ」
クロムキャバリア出身の、医者兼キャバリア傭兵兼フィクサー。
マッドで不安定な『バーサーク・ドクター』リーゼロッテ・ローデンヴァルト(|KKS《かわいくかしこくセクシー》なリリー先生・f30386)は、愛機『MPC-RW9r-LEX ナインス・ライン』に搭乗したまま、目の前に広がるメイドロボたちを眺めて苦笑いを浮かべる。
グリモア猟兵と縁のあるリリー先生は、見覚えのある似姿のバルカンたちを観察して行動方針を定めた。
「でも勿体ないし、処分はアタシ流でイコうかな?
つまり電子的幻影……ゲームキャラな事を利用した鹵獲♪」
「俺の所有物に手を出そうとは大胆な奴め! やってしまえ、バルカン!」
「レッツラゴー!」「アイキャンフラーイ!」
ジャックの指示を受けたバルカンたちが、『ナインス・ライン』を破壊しようとチェインハンマーやパイルバンカーを構えて突進する。
彼女たちに向けてリリー先生は『ナインス・ライン』の手を伸ばしつつ、ユーベルコードを叩き込む。
「例外処理【LI・ミューチュアルラース】実行。
《マトリクス!ロゴスイグニッション!!》」
「デンジャー!」「危険が危なーい!」「オダイカンサマー!」
『ナインス・ライン』が迫る中、嗾けられた偽バルもといバルカンたちが突如として動きを止め、リリー先生の魔の手に収まっていく。
リリー先生が行使したのは《Op.NULL:L.IGNITION [M/W](ロゴスイグニッション・ミューチュアルラース)》。
対象に依る行動を強化改竄した、133体の自動反撃用の幻影を纏わせるユーベルコードだ。
対象を見て不条理を感じたり、幻影の反撃で危機を感じた者は、その感情を克服するまでユーベルコードが使用できなくなる。
すなわち、メイドロボたちは纏わせられた幻影に危機を感じたことで……。
「どういうことだ、ジャック! メイドロボたちが動かなくなったぞ!」
自身の所有物を11倍にするというジャックのユーベルコード《イレブンハート》が機能不全を起こし、バルカンたちは稼働を停止したのである。
ジャックが狼狽しているうちに、リリー先生は『ナインス・ライン』の両拳に接続するバレル型攻性データ制御端末『BS-A-399WL-LEX クレイエラ』と推論型事象予知と連動して対侵食攻性防壁を構築する電脳用ツール『ICE/GS:DrLiLY-14019u スケイプ・セル』により、実体化したゲームキャラクターである『バルカン・ナイン』を次々に捕縛していく。
「ふふ、それじゃあ折角だし、ヤラせてもらおうかっ♪」
11体(1セット)のバルカンを鹵獲したリリー先生は、電脳を駆使してハッキング&プログラミングを開始する。
自分自身の生体電脳とアンサーヒューマンとしての瞬間思考力に加えて、『ナインス・ライン』の背部に搭載している電脳戦用ユニット『EP-B-263NQ-LEX アジュール』も活用して、|徹底強化改竄《チキチキ》と|複製《コピー》を行って行く。
三分クッキングも驚きの早さで完成した結果。
リリー先生の愉快な従者、仮想メイドロイドが133体爆誕♡した。
「ハッピーバースデー♪」
「アイアム、ニューカマー!」×132! 「レッツゴー、エブリワン!」×1!
「嘘だろジャック」
青ざめたジャックが慌てて距離を取ろうとするが、《ミューチュアルラース》による危機感を抱いたままのジャックは《フュージョンジャック》することもできない。
一人ぼっちになってしまった哀れなジャックに、新生メイドロイド軍が殺到する。
数の暴力による不条理な蹂躙が始まれば、もうジャックに克服する余地はない。
猟兵たちに差し向けた兵器の数々が、ジャックに降り注ぐ。
「ジャ、ジャーック! ジャアアアアック!」
「さてさて。名前どうしようかね」
騒々しい|BGM《ジャックの断末魔》を聞き流しながら、リリー先生は唯一自我を濃厚にした母艦兼指揮官機であるメイドロイドに語り掛ける。
生み出した以上、命名する義務が発生する。
「何か希望はある?」
「オー、ソーデスソース。パパに因んで、ジャクリーンというのは如何デシスター?」
「ん、りょーかい♪」
こうしてリリー先生は、パチモンメイド軍団をカスタマイズしてオンリーワンメイド軍団へとクラスチェンジさせたのであった。
なので版権的には問題はありません。
大成功
🔵🔵🔵
カシム・ディーン
な、なんてことだ…!
「酷いよこんな事って…!」
バルタン!なんで敵に回ってしまったんですか…!浪漫に走っちゃったんですか…!
お前っ!そんなに一杯バルタン量産して何をするつもりだ!
「きっとえっちな事をするつもりだよ!エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」
てめぇ…何がナイトメアだ!淫夢じゃねーか!(風評被害
一人よこせ!(は?
対波状
【情報収集・視力・戦闘知識】
ジャックとか量産バルタン(バルカンだっけ?まぁいっか!)の陣形と動きを把握
「ご主人サマ☆ここは幼女ま」
できるわけねーだろ!
之で我慢しろ!
UC発動
「「ひゃっはー☆」」(キャバリア兵装じゃきーん☆
【属性攻撃・迷彩】
光水属性を己達に付与
光学迷彩で存在を隠し水の障壁で音も隠蔽
【集団戦術・念動力・弾幕・スナイパー・砲撃】
念動光弾の弾幕攻撃と念動爆弾で爆撃砲撃!
激しい戦場発生中!
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
ジャックも量産バルタンも諸共鎌剣で襲い掛かり切り刻み武装や金目の物を根こそぎ強奪!
おめー面白そうな本持ってるな?ちょっと無利息無期限で貸せ!
●ちょっと無利息無期限で貸せ!
仲間の猟兵たちがナイトメア王『ジャック・マキシマム』を次々に倒していく中。
|難攻不落の要塞《ジャックマキシマムハウス》を踏破した少年が、惨劇の舞台と化したメダルゲームコーナーを見てわなわなと震えている。
その傍らに立つとても美しい絶世の美少女も、口元を手で覆い隠しているほどだ。
「な、なんてことだ……!」
「酷いよこんな事って……!」
「バルタン! なんで敵に回ってしまったんですか……! 浪漫に走っちゃったんですか……!」
カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)とその愛慕、もとい相棒の機神『メリクリウス』ことメルシーは、ジャックのの所有物を11倍にするユーベルコード《イレブンハート》によって増殖した戦闘用メイドロボであるバルカン・ナインの群れを見て、親交のあるグリモア猟兵が敵に回ったということにしているのだ!
なんということでしょう。
「HAHAHA! ワレワレハ、ジャックサマノ、タメニー、タタカウノデース」
「ははは! どうだ、恐ろしいか猟兵! これがジャックの力だ!
(こいつらバルタンって名前だったっけ……? まあいいか!)」
メイドロボもノリに乗って応答する。
ミンチの状態から態勢を立て直し集結したジャックたちも、レンズがひび割れた眼鏡のつるを指でクイッと上げて、王者の風格を醸し出そうとしている。
これから決戦が始まろうというのだ、シリアスは大事だな!
「お前っ! そんなに一杯バルタン量産して何をするつもりだ!
(……バルカンだっけ? まぁいっか!)」
「フッ。それは当然、」
「きっとえっちな事をするつもりだよ! エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!」
「えっ」
メルシー選手のカットイン。
発言を遮られたジャックは、エロ同人みたいにバルタン……ではなくバルカンを増殖させたことになった。
訴訟は受け付けません。
「な、違う、ジャックは」
「てめぇ……何が|悪夢《ナイトメア》だ! |淫夢《インキュバス》じゃねーか!
オブリビオンじゃなくて|オブシーン《わいせつ》かよ!」
「違うと言っているだろう!」「何て奴だジャック……」「ジャック、見損なったぞ!」「失望したぞ、ジャックのファンやめます」「貴様たちもジャックだろぉぉぉ!!」
風評被害が加速する。 もう止まらないゾ♪
「まったくもってけしからん! 一人よこせ!」
いいっすよ? 「え、いいの」 他の方もお持ち帰りしておりますゆえ。
~閑話休題~
「行くぞ、猟兵!」「ジャックたちとメイドロボたちの連携を見るがいい!」
「ファイナルファイト、レディファイアー!」
ジャックたちの号令を受け、メイドロボ軍団が波状攻撃を仕掛ける。
チェインハンマーにパイルバンカー、ジャイアントシザーズに火炎放射器、ガトリングガンにグレネードランチャー、そうそうたる兵器の数々を構えて、カシム目掛けて進軍する。
カシムは量産型バルタン(バルカン)の陣形を、そしてその動きを素早く観察する。
バルカンたちはゲームキャラクターである。
その動きには規則性があり……カシムは持ち前の観察力により、瞬時にその全容を把握した。
「よし、読めた。ここは」
「ご主人サマ☆ ここは幼女ま」
「こんな屋内でできるわけねーだろ! 之で我慢しろ!」
今は冬なので春まで待てとばかりに。
独自に1340個師団を動員しようとしたメルシーにカットインして、カシムは異なるユーベルコードを起動する。
「万物の根元よ……帝竜眼よ……万象を支配せし竜の王の……「ひゃっはーーー☆」っておい!?」
シリアスなカシムの雰囲気を打ち破り、メルシーさんがまず134体増えた。
ドラグナーのコスプレをしたメルシーの分身体たちだ。
分身体たちは複製小型化したキャバリア兵装を所持しており、更にはダンス技能に卓越している。
これぞ、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与えるユーベルコード。
《外典帝竜眼「パラダルク?」(ジショウヲシハイセシリュウノオウッポイノ)》だ!
出現した敵軍を見て、ジャックたちも警戒心をあらわにする。
「また数の優位を覆されてしまったぞジャック」
「こうなれば質で勝負だ、バルタンを信じろジャック!」
「開き直るか、構わんぞジャック! あとバルカンな」
キャバリア兵装をじゃきーん☆ と構えたメルシーたちに、カシムは光と水の二重属性による光学迷彩と遮音障壁を付与する。
分身体とメルシー本人に施してから、最後にカシム自身にも付与することで、一同はバルカンたちのセンサーから隠れる。
標的を見失ったメイドロボたちが、その場に立ち止まって周囲を見渡している。
「ワーオ?」「ワーイ?」「ワッショイ!」
「何を戸惑っているんだバルカン! 相手は大勢だ、見えずとも手当たり次第に撃てば当たる! と思う」
「攻撃しろ攻撃ー!」
システムの都合上、何も無い(ように見える)場所に攻撃することのないバルカンたちに攻撃指示を出すジャックだが、そのロスタイムをカシムたちは見過ごさないぜ!
繰り出されるのは、念動光弾と念動爆弾!
弾幕が量産バルタンロボの横っ腹を撃ち、砲撃がメイドロボをまとめて吹き飛ばす!
戦場が活性化し、激しい戦いが繰り広げられる! ワンサイドゲームであるが。
「ひゃっはー☆」「ぐわーっ!?」
「よいしょっと!」「あばーっ!?」
「ドンドンやっちゃおう♪」「フォルテッシモッ!」
そもそも、9体の雑兵が11倍にされて99体になったバルカン・ナイン。
出現した134体の分身体に、本物メルシーとご主人カシムを加えて136人を相手にするには数が足りなかったようだ。
「よーしいいぞ、じゃんじゃんやれっ!」
そしてカシムは自称天才魔術盗賊である。
すなわち盗み強奪はお手の物だ。
蹴散らされたメイドロボに近づいては武装を剥ぎ取り、まだ抵抗して来そうなバルカンがいれば『鎌剣』で斬り倒して武装を剥ぎ取る。
衣類を奪ったかどうかはここでは記しませんが、どうなんでしょうそこらへん。
「くっ、見えないし無音……だが、そこにいるというのは確かなようだな!」
「……お?」
「行くぞジャック!」「任せろジャック!」「俺たちの真の姿を見せる時だ!」
カシムの近くで、ジャックたちが合体を始める。
《フュージョンジャック》!
それは、ジャックたちが合体することで、様々な形態に変化するジャック・マキシマムのユーベルコードだ!
カシムに気づいてはいないようだが、敵を自動追尾するケンタウロスジャックを使用することで、無差別に突撃して焙り出そうと考えたようだ。
実際、そこにいるとわからなくとも自動追尾できるならば問題はないはずだ。
なので。
「「「完成! ジャーック、ケンタウr」」」
「よっと」
「「「ォスゥ!?」」」
出鼻を挫く。
視えないカシムがケンタウロスジャックの脛を思いっきり攻撃したのだ!
これでもう走れない!
「ああ、あ、ああああ……!」「ぐぅ! 何てことをするんだ……!」
「おう、おめー面白そうな本持ってるな?」
脚を抑えて蹲るジャックの前で、音の隠蔽だけを解除したカシムが笑顔で魔の手を伸ばす。
ガシッと、ジャックの持ってるメガリス『夢魔随筆・下巻』に手をかける。
「ちょっと無利息無期限で貸せ! 大丈夫、そのうち返すから!」
「あ、この! 放せ、これはジャックのものだ! おい!」
「やめ、やめろぉ! これを猟兵に奪われたらどうしようもなくなるだろっ!」
「そう、関係ないね! そんなのそっちの都合じゃねーか!」
てんやわんやとカシムがジャックの足止めをしている間に、戦闘用メイドロボ軍団を戦闘不能に叩き込んだメルシーの軍勢が、ゆっくりと包囲殲滅陣をする。
綺麗に円形に、そして誤射ってフレンドリーファイアしないようずれて配置されたメルシードラグナーの姿たちが、ボス個体であるメルシーにサムズアップ。
メルシーは笑顔で頷き、カシムに合図を送る。
「それじゃあしまって行きましょー! フルファイアー☆」
「は? おいちょっと待てメルシィィィ!」
「えっ、何、何が起きるの?」
慌ててジャックを盾にするカシム。
状況が飲み込めないジャックは、何ということでしょう。
360度全方向からの一斉攻撃を浴びたではありませんか!
「ジャアアアアック!!」
「うわああああ!!」
念押しに二回攻撃を叩き込み、制圧完了。
合体したことで一つになったジャックたちは、まとめて|撃破《デリート》された。
ボロ雑巾と化したジャックから這い出て、カシムがメルシーの隣へやって来る。
「危ねぇな!」
「えへへ♪ でも、ご主人サマなら大丈夫だって信じてるから☆」
美しい絆である。
そういえばカシムさんはメルシーさんを盾に使ったこともありましたっけ。
……|美しい絆《おにちく主従》である。
「はー、まあいろいろ分捕れたし。本は……手放さなかったが、戦果は上々か」
「うん! ほらみて、活きのいいバルタンだよ☆」
「ほう。……ほほう」
入手した戦利品の数々を検分しながら、カシムとメルシーは悠々と、
否。
『ジャック・マキシマムの死亡を確認しました。この基地は間もなく消滅します』
「「えっ」」
過去の逸話通り、自爆のカウントダウンが始まったジャックマキシマムハウスから慌てて離脱するのだった。
他の猟兵たちも一緒に、誰一人欠けることなく無事に帰還することができたのだった。
大成功
🔵🔵🔵