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銀河帝国攻略戦⑳~運命を突破せよ

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦 #白騎士ディアブロ

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「皆集まれ。とうとう白騎士ディアブロへと直接攻撃を仕掛ける時が来た」
 グリモアベースにてエコリアチ・ヤエ(悪魔の呼び声・f00287)は猟兵を募る。
 すでに解放軍がディアブロと戦闘を行っているが、解放軍の攻撃ではディアブロを捉えることが叶わなかったようだ。
 解放軍はディアブロの撃破を一旦諦めることにし、他戦場へと戦力を送ることになっているのが今の状況だ。
「解放軍が捉えられなかったとしても、俺たちなら具合が変わってくるってもんだ」
 今の所まだこちらに猟兵が戦力を割くことが可能な戦況だ。
 銀河帝国「二大巨頭」の一人白騎士ディアブロ。逃せば新たなオブリビオン・フォーミュラとなりうる可能性もでてきてしまう敵の一人だ。この攻撃タイミングを逃す手はないだろう。
「面倒なことに、白騎士は限定的だが『未来を操作する』力を持っているらしい」
 そのため敵は必ず攻撃の先制をとってくる。猟兵側が敵の攻撃に有効な対策やユーベルコードを使用しないかぎり、敵を傷つける事すら叶わないだろう。
 敵は白騎士一体のみ、周りの戦力は無し。しかし猟兵が白騎士に勝利したとしても骸の海から新たに蘇り、幾度となく出撃を繰り返してくる。完全撃破を行うには全体的にかなりの戦力が必要となるだろう。
「これまでの猟兵経験など関係なく、とにかくこの敵の攻撃方法への対策がモノを言う戦場となる」
 エコリアチは真剣な表情でそう猟兵たちへと訴えた。生半可な考えで無謀に突撃したら命も危ういと忠告する。
「戦場となるのはすでに制圧が完了している白騎士配下の戦艦内だ」
 戦闘により機械片や瓦礫などが散乱している戦艦の中が戦場になるが、足場の悪さは戦闘に支障をきたすほどではない。
「お前たちなら必ず勝てるとは言ってやれんほどの戦いになるだろうが、とにかく無事に帰ってこい。いいな」
 エコリアチはそういうと猟兵たちを白騎士ディアブロが出現するポイントへと転送を始めた。


鬼騎
 白騎士ディアブロを破ることができるのか。猟兵がたの活躍お待ちしております。
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 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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78




第1章 ボス戦 『白騎士ディアブロ』

POW   :    収束する運命の白光
【対象の未来位置に向け放たれるレーザー】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD   :    ホワイトライト・トゥルーライト
【10秒先を見たかの様に的確な攻撃を行い、】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    デストロイマシン零式
戦闘力のない【66機の動画撮影ドローン】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【正確無比な未来予想シミュレーション】によって武器や防具がパワーアップする。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アンノット・リアルハート
相手が未来を見るなら、その力と先に動かれることを利用する!

【彼方の夢よ、失われた記憶を呼び起こしたまえ】を発動
幻想を見せることで相手のユーベルコードを封じるこの技は、10秒先の未来を観測するホワイトライト・トゥルーライトを使われても幻想を見せられるという未来を白騎士が見た時点で効果が発揮されるはず

ユーベルコードを封じたら【継承のリボン】で白騎士の武器を縛って【武器落とし】をした後、【ノイギーア・シャッテン】を如意棒のように勢いよく伸ばして【串刺し】にしましょう



 そこは機械片や瓦礫などが散乱している白騎士配下が乗っていた戦艦内部。
「まっていたぞ猟兵」
 転送された先には猟兵をまっていた白騎士がいた。堂々と立つウォーマシンの鎧装騎兵の姿は歴戦の風格がある。しかしスペースシップワールドの平和のためにも、必ず倒さなければならない相手であった。
「白騎士ディアブロ。あなたの夢はここまでよ」
 アンノット・リアルハート(忘国虚肯のお姫さま・f00851)は2mほどの槍、ノイギーア・シャッテンを手にディアブロと対峙する。
「残念だが勝つのは我々だ猟兵よ。さあその命、ここで散らせ!」
 ディアブロはアンノットが動くよりも先に動く。体に備え付けられたスラスターを稼働させ地面を一蹴りすれば数メートルなどあっという間に詰めてくる。その間動けずにいたアンノットをディアブロが手にするフォースソードで斬りつけたが、手応えがなく、斬りつけた箇所から幻影が広がっていく。
「なるほど、見ていた先はすでに幻。猟兵、侮れん」
 ディアブロが見ている景色はアンノットが放っていたデイドリーム・リメンバーというユーベルコードにより発生させた幻だ。10秒先の未来を観測するというならば、その時点で発動している幻を見ていることになるというアンノットの読みは正しかった。
「しかし!」
 視界が幻に包まれているディアブロだが、拘束をしようと飛ばしたアンノットの継承のリボンを武器を握っていない手で逆に捕らえる。
「ッ!」
 まだ幻に包まれているはずのディアブロだがこの動き……アンノットは嫌な汗が額を伝うのを感じる。
「甘い! そこか!!」
 ウォーマシンであるディアブロに捨ててしまった思い出などというものは存在しない。アンノットはディアブロの能力を封じ込みきれなかったのだ。
「ぐっ!」
 ディアブロがフォースソードで空を切りつければその攻撃はアンノットの腕を深く斬りつけた。
 だがこの攻撃でアンノットは確信を得る。防御をすることが間に合わないアンノットに対し、確実に命を狙ってこなかった敵の攻撃。つまり能力は完全ではないとしてもある程度押さえつけることができているということを。
 反撃するなら今しかない。アンノットは即座に反撃に出た。
「やぁあああああ!」
 アンノットは手にしていたノイギーア・シャッテンを如意棒のように勢いよく伸ばし、ディアブロの胴へと槍を突きたてた。
 金属が砕ける音と、硬いものを貫いた感触を得たアンノットはそのまま武器を引き後退する。
「やはり侮れぬ相手か。気を引き締めなければなるまい」
 ディアブロは貫かれひび割れた腹を見て、慌てることなく、そう呟いた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

月鴉・湊
すまないが白騎士、お前の未来を奪わせてもらうぞ。
それがこの刀に集まった奴等の願いなんでな。

対策として白騎士が攻撃を仕掛けてきた瞬間にUCで姿を消し、目標を失わせる。
未来は見えても、透明化した者が見えるわけではないだろう?
となるとやつは周囲へ範囲攻撃してくる可能性が高い。
その場合は白騎士に透明化したまま限りなく近づく。
自分を巻き込む訳にはいかないからな。

そして消えたまま血の糸を操り暗殺技で白騎士に攻撃を行う。

さあ、見えない技を避けてみろよ。
それとも見えたのは、お前が吊るされる姿か?


エルネスト・ポラリス
割と辛い状況なんですよねぇコレ。
ほら、私、『野生の勘』で『見切って』、敵の攻撃を『武器受け』したりするのが得意な戦術なんで、未来予知でそれを読まれると凄く不味いんですよね。
待ってることに気づいた敵って、大体私の事放置しますから。

と、いうわけで。
W&G E800をこめかみに当てて、ちょっと引き金を引いてみましょうか。
それで白騎士に無視されるようなら、『ロープワーク』を駆使したフック付きワイヤーでの援護に切り替えますが。

ええ、わざわざ止めに来るのであれば。
私は賭けに勝つのでしょう。
未来が見えないのなら、見える者に教えてもらえばいい。
銃を撃つ右手だけは死守して、最後の1発を白騎士へと放ちましょう。



 転送された敵艦内にいた白騎士ディアブロはすでに他猟兵によって腹に怪我を負っているものの、戦闘に支障を及ぼすほどの傷ではないのが見て取れる状態であった。
「すまないが白騎士、お前の未来を奪わせてもらうぞ」
 それは追加で転送されてきた猟兵、月鴉・湊(染物屋の「カラス」・f03686)だ。妖刀「影楔」を構えれば恨みを晴らしたい魂が集まり湊へと力を与える。
「なるほど消えるか」
「ちっ……」
 しかしディアブロは湊の行動をシミュレーション、予測し湊に攻め込むことをしない判断を下す。
 消えること自体を予想された湊だが、そのままユーベルコードにより姿をくらます。視覚的に補足できなくなれば行動の先読みも正確さを欠くはずという湊の判断だ。
「それにしても、なかなか辛い敵ですねぇあなたは」
 そうこぼすのは湊と同じタイミングで転送されてきていたエルネスト・ポラリス(いつか満月の下で・f00066)だ。いつもなら野生の勘を頼りに敵の攻撃を受け流す戦法を取るため、受け流されるのがわかっているディアブロはエルネストへ攻撃を仕掛けてくるわけがなく。敵とどうかち合うかがエルネストの目下の問題であった。
「と、いうわけで……物は試しです」
 ガチャリという鈍い音を立てエルネストが手にしたのは大型のリボルバー銃、W&G E800だ。
 それは最大5発の弾が入る銃だが、装填されている弾丸はたった1つ。
「なにっ……?!」
 そのエルネストの行動にディアブロは驚きの声をあげる。
 エルネストはシリンダーを無造作に回して銃口を己のこめかみにあてがい、躊躇なく引き金を引いた。この未来がディアブロには見えたからだ。
 Last Doom。それはエルネストのユーベルコードであり、己に向けて引き金を引くことで、1発しか入っていない銃弾の威力と命中率が増していく力である。
「――!!」
 ディアブロはエルネストの行動に気を取られ、姿を消していた湊への対処がおざなりになってしまっていた。戦場で敵を前にいきなり自殺まがいの行動を取る者など、データの蓄積もなかっただろう。
 姿を消したままディアブロに襲いかかるのは湊がもっていた刀ではなく、血装具「紅露」。殺めてきた咎人の血を糸にした得物だ。
 その形状を湊は自由自在に操りディアブロの首を狙っていくが、すぐさま攻撃に反応したディアブロは体をひねり巻きつく糸をフォースソードで叩き斬った。
 しかし湊は慌てない。ディアブロをまっすぐに見据え、問いかける。
「今のお前に何が見えている? 俺たちを叩き斬る未来か? それとも……」
「私たちが勝つ未来でしょうかね」
 湊の言葉に重なるようにして艦内に響いたのはエルネストの銃声だ。
「ぐぬぅ!」
 ディアブロはエルネストの攻撃を防ごうと装甲が施されている腕を構えるが、湊に気を取られている間にもう一度引き金を引き威力を増した銃撃はディアブロの腕に風穴を開けた。
「猟兵め、ことごとく私たちの邪魔をしてくれるな……」
 未だ致命傷には届かないとはいえ、攻略不能に思えたディアブロの鋼の肉体を削り始めた猟兵たち。しかしまだ勝負の行方は未知数である。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ルパート・ブラックスミス
【POW】

青く燃える鉛の翼を展開し突撃。
敵の攻撃は短剣で【武器受け】。明確な回避ではなく攻撃を逸らす。
短剣が尽きた後は肉体が無いからこその荒業だ。
命中した箇所から五体を分解していき、敵のUC不発を試みる。
片腕に命中したならば片腕を。自分の【怪力】なら大剣は片手で振れる。
脚部に命中したならば脚部を。その為の翼だ、【空中戦】で行く。
そしてそれでも奴の攻撃を受けきれなかったならば
UC【死を越え燃え立つ黎魂】起動。
今までの鎧(身体)を捨て、新たな鎧を形成。
勢いそのまま大剣を叩きこむ。
これが自分の全力、その【鎧砕き】破る為の【捨て身の一撃】だ。

さぁ勝負だ白騎士。貴様の見る未来に亡霊騎士は映っているか。



 白騎士配下であった艦内へと転送されたルパート・ブラックスミス(独り歩きする黒騎士の鎧・f10937)は転送直後すぐに行動に出た。体の中から沸く青く燃える鉛の翼を展開し、白騎士ディアブロへと突撃した。
「ふん、愚かな」
「くっ……」
 腹と腕にダメージを負ったディアブロだが、その動きは未だ衰えず、データ蓄積によって洗礼され、一切の無駄がない。ルパートに攻撃を行わせず、一方的な攻撃を行ってくる。
 ルパートはディアブロの攻撃を短剣でなんとか攻撃をそらしていくが、かなりの苦戦を強いられていた。肉体がないゆえの荒業だが体を切断された箇所から五体を分解。各々の体のパーツがディアブロへと攻撃を仕掛けていくが、それでもディアブロに隙がなく、すべていなされてしまう。
「力を使うまでもなさそうだが、油断はできん。さて猟兵よ……"そこから動くな"」
「――!」
 ディアブロが放ったレーザーはルパートへと直撃し、ディアブロがルールを宣告する。しかし戦いの最中、どのようなルールが宣告されるかもわからない状態だったルパートの動きが簡単に止まるわけがなく。
「ぐあぁ!」
 レーザーはルパートの動きを追うように追尾し、あたりを巻き込んで爆発する。
 しかしこの瞬間、ルパートが爆発に巻き込まれた瞬間、ルパートの体の中から弾きでた青く燃える鉛によりもう一つの鎧が形成され、爆風の中からディアブロへと襲いかかった。
「むぅ!」
 ディアブロは突如現れたもう一体の鎧がもつルパートの鉛滴る大剣により肩口を削られるものの、その切り口は浅く、ディアブロのフォースセイバーにより形成された鎧も反撃をくらう。
「何のひねりもない無鉄砲なただの突撃など敵ではない」
 この強敵に対抗しうる手段は他にないものか。ルパートは苦戦により、戦術の練り直しを強いられる事となった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

三千院・操
「限定的に未来を操作する白騎士」かぁ。うん、強いね。
けれど――それは可能性を狭めてるに過ぎない。
きひひ! 書架を開こう、天使の書架だ!
さぁラジエル、ぶっ飛ばしてきなよ!

『聖霊大樹』を用い、酸属性の太陽風を起こしましょう。
電子回路を燃やすプラズマの嵐を起こすことによって未来予想の確実性を崩し、致命的な不具合を誘発。ドローンの無力化を試みます。
UCの不安定性は『天使の唇』で安定化の呪詛を高速詠唱することによって補強します。先制攻撃防御後は操へと交代しましょう。

そしたらおれは『The Healer』で攻撃
刃に破砕の呪詛を何重にも纏わせれば、鎧も砕ける!
「おれは怪力なんだから!(自分に対して催眠術)」



「きひひ! 書架を開こう、天使の書架だ!」
 それはこの白騎士ディアブロが出現している戦艦内に送り出された三千院・操(ネクロフォーミュラ・f12510)のセリフ。決して甘く見たり油断しているわけではない。限定的に未来を操作する白騎士と聞き、その強さに敬意をもって全力で挑む操なりの気合の入れ方であった。
「私はここで負けるわけにはいかぬのだ」
 ディアブロは動画撮影ドローンを召喚し、戦場へと放つ。まだ見ぬ猟兵の行動を記録し、より己の未来予測を完璧にするために。
 しかしディアブロの力は未だ健在ではあるものの、操には決定的な対処法を考えついていた。
「さぁラジエル、ぶっ飛ばしてきなよ!」
「――確実な未来予想を行うのであれば、その計算を行う大元から断てば良いのです」
 操のもう一人の人格、ラジエルが操の呼びかけにより人格を入れ替わる。呼び覚まされたラジエルはその力によって高速詠唱を用い、電子回路を燃やすプラズマの嵐を引き起こした。
「なに!」
 艦内へと広がるプラズマ波はドローンを無効化し、ディアブロ自体にも影響を及ぼす。
 ディアブロ自体の動きが止まるほどではないものの、高速演算をする機能の一時的能力低下を引き起こすことに成功したのだ。
「私の出番はここまで」
「ラジエルさっすがぁ! 次おれのターン!」
 先制攻撃に対する防衛策を放った後は再び人格を操に戻し、The Healerを構える。それは髑髏を模した大鎌だ。この武器に破砕の呪詛をまとわせ、さらには自己暗示をかければ攻撃の下準備は完了だ。
「でりゃぁあ!」
 ディアブロは攻撃を受けるためフォースソードを構えるが大鎌を大きく構え振り切ればディアブロの胸を貫き刃が貫通した。
「がっ……グッ……」
 作戦は功を奏し、操とラジエルのコンビネーションによる攻撃がこのディアブロへ初めて当たえる強烈な一撃となった。
 ディアブロの機体は貫かれ、傷があちらこちらに散見される。
 猟兵たちにはディアブロ撃破の可能性があるのだということを改めて感じるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヤクモ・カンナビ
わらわは此の世界で生まれ育った身じゃ
例え皇帝を倒しても第二第三の…等と云う結果にされては敵わんぞえ
故に白騎士よ…そなたの『未来』、必ずや越えてみせようぞ

エコリアチどのが予知したからと云うてわらわ等が勝てるか判らぬのと同様、『見えても勝てぬ』事は有るじゃろうて
わらわが『三界改変』にて「装甲が弱体化した」なる現実を生み出す未来を視るが佳い

無論、其れを越える過剰な装甲強化を行なえば対抗は容易かろうて
然し装甲を過剰強化すれば動きは鈍り、彼奴は予知の利点を活かし切れぬであろ
彼奴に、過剰装甲に加えて速度強化までする暇はあるかの?

かと云うて強化せねば…防御の術を失うだけじゃ
皆々様の攻撃を、存分に喰うて下され


フォルク・リア
敵の武装や身体の動きをよく見てユーベルコードや
攻撃の発動の兆候を見逃さない様にしレーザーの発射口の向き、
手持ちの武器の構えから狙っている人物や方向を見定める。
気づいた事があれば仲間に伝える。

オーラ防御で守りを固め残像で的を散らすが。
完全な回避、防御は出来ない場合も考え
攻撃を受けるなら武器や防具を緩衝材にし
体を逸らす等で最低限急所を外す。

敵がドローンを召喚したら
真羅天掌で砂の嵐を起こし
撮影を妨害すると共に機器の内部に
細かい砂を侵入させ機能不全を起こさせる。
効果がありドローンを半数程度にしたら
白騎士にも同様の効果を狙って砂嵐を向ける。
出来る限り仲間を巻き込まない様に
範囲攻撃を使って制御。

共闘OK


東郷・三笠
黒騎士と同格の相手
東郷・三笠、推して参る

敵の攻撃は空中戦14、ジャンプ7、ダッシュ6で三次元移動をしつつ
残像3、見切り1で攻撃の精度を低下させシールドフィールドで盾受け10を使い防御

相手の能力は攻撃の命中が必要なので
ルールの宣言にはワンアクション必要なはず
カウンター5、恐怖を与える2、殺気2で威圧しつつ先制攻撃12で宣言される前に攻撃
無理だったとしても我の攻撃の布石になろう
動きを封じられたら一斉発射11、範囲攻撃10、鎧砕き7で砲撃
砲撃を封じられたら鎧無視攻撃10、捨て身の一撃4で白兵
攻撃自体を封じられたら?
覚悟2でルールなど知ったことか!
決戦兵装―――解放

アドリブで他の方との絡み歓迎



「わらわは此の世界で生まれ育った身じゃ。必ずやそなたの未来、越えてみせようぞ」
 皇帝を倒したとしても白騎士に逃げられてしまってはかなわない。ヤクモ・カンナビ(スペースノイドのサイキッカー・f00100)はナノマシンブレインを活発化させる。
 たとえ一寸先の未来が見えようとも対処できぬことがあるはずである。そう信じて白騎士ディアブロと対峙する。
「この世に完璧なものなど存在しないだろう」
 それはフォルク・リア(黄泉への導・f05375)の言葉だ。生物である以上死は付きまとい、完璧なものなどない。必ず突破口があると信じているからこそここへ立つ。
「ああ、我々なら必ず突破できると信じている! 東郷・三笠、推して参る!」
 同じく声を上げるのは東郷・三笠(第六六宇宙艦隊所属大将・f02302)だ。黒騎士と対峙した彼女はその経験を生かし、銀河帝国の二大巨頭のもう片割れにも挑みに来たのだ。
 三者三様な猟兵たちが集ったところで、ディアブロは怯んだりはしない。
「確かに確定的な未来などはありえぬのかしれないが、それでも私には戦うべき理由があるのだ!」
 腹部や腕には穴が空き、機体のあちこちにヒビが見て取れるディアブロはそれでも雄々しく叫び、数多のドローンを召喚。そしてフォースソードを手に跳躍し猟兵たちへ肉薄する。
「こちらとて同じこと! 違いに譲れぬ戦いだ。負けはしない!」
 三笠は残像を残すほどの速さでディアブロに向かい、飛び出していた。飛び出すと同時にアサルトシールドフィールドをを展開するが、やはりディアブロに行動を先読みされていた。ディアブロはフォースソードでの斬撃ではなく空中でレーザーガンへと武器を持ちかえ、三笠へとレーザーを放つ。
 しかしディアブロがいくらこの場全員の未来予測を立てられているとしても、ディアブロの身はたった1つ。ドローンによりあらゆる角度から猟兵たちの動きを把握できているとしても、対策しきることができなかった。
「これならば防ぎきれないだろう」
 フォルクは放たれたドローンを確認し、ユーベルコード真羅天掌で艦内に砂嵐を巻き起こす。激しく巻き起こる砂嵐はドローンによる撮影妨害だけでなく、砂塵がドローンやディアブロの機内へと侵入。それぞれ機能不全を起こさせる。
 おそらくディアブロがこの攻撃に対して対処できたとしても、被害を防ぎきることはできなかっただろう。
「ぐぅう!」
 体の動きが鈍ることをディアブロは感じ、せめてレーザーを放った三笠へ攻撃をしかけるべく働きかける。
「猟兵よその場を動くな!」
「――!」
 それはルールの宣言。レーザーが命中した相手にルールを宣言し、破ったものにさらに追加のダメージを与えるというディアブロの能力。
 しかしそれはレーザーが当たった三笠にのみ有効な宣言であり、次に動いたのはヤクモだった。
「良き流れじゃ。今こそ、わらわの名をもってDAEMONをInvokeせしめん!!」
 ヤクモのユーベルコード、三界改変の発動。それは脳内の特殊電脳領域からディアブロの装甲を弱体化させるプログラムを放つ。
「なにっ!? 私のプログラムへの介入だと!」
 砂嵐により猟兵の行動を予測できなくなっているディアブロは離れた位置からプログラムに介入され、己の戦闘用装甲を剥がされる。
 それは外部からではなく内部からの介入であり、物理的に防ぐことが困難な攻撃であった。再び装甲を強化しようとするが、その隙を与えるほど猟兵は遅くない。
「今なら攻撃が通る!」
 ルールなど知ったことかと三笠は宣言されたルールを無視し、攻撃へ転じる。
「これで終いだ!!」
 三笠はその場でアームドフォートを装填、未来予測を封じられただけでなく動きすら押さえ込まれてしまったディアブロへ砲撃を行った。
「くぅう!」
「グ……は……見事だ……猟兵……よ」
 己自身もディアブロの追加攻撃に耐えながら、三笠のその攻撃はディアブロの胸部を大きく破壊し、その生命活動を停止させることに成功した。
「うまくいったな」
「……あぁ、君たちのおかげだ」
 フォルクは捨て身の攻撃で膝をつく三笠へ手をかしながら、ディアブロを倒したことに一時の安堵を得る。
「うむ、他の戦場でも決着がついている頃合いじゃろう。その結果と、あとは銀河皇帝の戦場次第……じゃの」
 この戦場に集った猟兵たちはこの戦争の行く末を案じる。
 この戦闘がこの世界の平和を手に掴む一端を担うと信じ、敵戦艦から帰途へついた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月23日


挿絵イラスト