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第二次聖杯戦争⑤〜スウィートなメイドさんは如何?

#シルバーレイン #第二次聖杯戦争 #雪降・ここあ #優しい悪夢

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●お帰りなさいませ、ご主人様!
 あらゆる人々に慈愛の心で奉仕する――それがメイド。
 メイドという存在には夢が詰まっていた。しかし、ナイトメアビーストである雪降ここあの力が降り注いだ近江町は、今や優しい悪夢に包まれている。
 悪夢は人々に心地良い世界を与えながら、緩慢に死へと誘ってくる。人々は何一つ知ることなく、至福の悪夢に身を委ねながら死へと歩み寄るのだ。

●銀の雨降る聖杯戦争
「皆さん、あけましておめでとうございます! と、挨拶は程々に……一度あることは二度目もあるということで、2023年、シルバーレインで『第二次聖杯戦争』が始まりました!」
 ロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)は眠気にも負けず、年越しを迎えるためにグリモアベースに集まっていた猟兵達に声を掛ける。
「さて、私達がすべきは沢山、本当に沢山あります。数々起こる事件、現れる強敵――ですが、私達は常に打ち勝ってきました。今回も負けるはずがありません! 信じましょう! 私達の力を!」
 ロザリアの演説に、少し浮足立った猟兵達も地に足をつけたように真剣な表情を見せる。
「では、私が最初に案内する事件です。ナイトメアビースト、雪降ここあが近江町市場及びその周辺を『優しい悪夢』というもので覆ってしまいました。優しい悪夢とは甘美な響きですが、果てにあるのは死です。人々は安らかなるままに永遠の眠りに落ちる……そんなことを現実のものにしてはいけません! 皆さんには是非現場へ向かってもらって、優しい悪夢から人々を救っていただきたいんです!」
 優しい悪夢、それは人それぞれが描く理想だ。そして悪夢は猟兵達にも当然襲い掛かる。
「現場はメイドカフェとなっています。皆さんが理想と考える光景が悪夢として具現化することでしょう。その誘惑に抗い、人々を探し出し避難させてください。勝利のために! どうかよろしくお願いします!」


沙雪海都
 沙雪海都(さゆきかいと)です。
 あけましておめでとうございますー戦争だゴルァ!

●フラグメント詳細
 第1章: 日常『メイドカフェを楽しもう!』
 メイドカフェでご奉仕されて夢心地な人々は、いずれ優しい悪夢に呑まれて死んでしまうことでしょう。
 皆さんは現場のメイドカフェに乗り込みます。やはりメイドさんのご奉仕を受けると思うんですが、そんな優しい悪夢に抗い人々を救出してください。
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第1章 日常 『メイドカフェを楽しもう!』

POW   :    メイドさんの愛がこもった料理を堪能!

SPD   :    メイドさんのライブステージで盛り上がろう!

WIZ   :    メイドさんとゲームで遊ぼう!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ベルカ・スノードロップ
方針:WIZ

店に突入すると、VIPルームに通されます
『おかえりなさいませ。旦那様♪』
部屋にいたのは|ロザリアさんと瓜二つ《私好みのど真ん中》の少女

ゲームで水着(ロザリアさんの2022年5月30日公開の物)や
ハロウィン用の衣装(ロザリアさんの2021年10月31日公開の物)
で密着度の高いゲームをしたりします
※()内はイメージです。

(「『メイドカフェ』のサービスを超えていますよね…?」)
「こんな幸せいっぱいになる事は、本物のロザリアさんとしたいんです…!」
自身の|感情《欲望》を爆発させて『夢』を振り払います

私の接客をしていた少女は、『ナイトメアが生み出した幻影』の類
――だと思っていたのですが、メイドさんに憧れてやってきていた被害者だったようです
私が『夢』を振り払ったことで、少女も救出できた様です

自分が私にしていた『接客』も覚えているようなので
ちょっと泣きそうです
(この娘、ナイトメア適合者なのでは…?)

銀誓館学園に保護して貰い、後に能力者と判明しますが
それはまた、別のお話ということで



●彼女は誰だ?
 ファンシーな看板が据え付けられたメイドカフェに待つ悪夢とは――ベルカ・スノードロップ(【中将】少女を愛に染め救済せし夜の王・f10622)が訪れた時、店内はメイド達の心を尽くす奉仕を受けて浮かれ気分の客達でごった返していた。
 ぱっと一望しただけでは、空席があるか分からない。ベルカが視線を彷徨わせていると、ベルカの来店に気付いたメイドが一人、急いで駆け寄ってくる。
「大変申し訳ございません! 貴方様は、どうぞこちらへ……」
 ベルカはメイドの案内で店の奥へと進んでいく。そして通されたのは、一般客の立ち入れないVIPルーム。ベルカが只ならぬ客であると店側が察知したのだろうか。
「何かありましたら中の者にお申し付けください」
 案内役のメイドは一礼し、静かに立ち去る。一人残るベルカは躊躇いなくドアノブに手を掛けた。優しい悪夢に満ちた空間、鬼が出るか蛇が出るか。

「おかえりなさいませ。旦那様♪」
 ホテルのスイートルームのような、豪奢な飾り付けの一室。中でベルカを待っていたメイドはソファーの傍らに立ち、ベルカの顔を見るなり深々とお辞儀で出迎えた。
(……優しい悪夢、そう来ましたか……!)
 ベルカは平静を保とうとしていた。悪夢は突きつけてきたのだ、ベルカの心を撃ち抜く彼女の姿を。グリモアの力を持つ彼女は時にメイド衣装を纏っていたこともあったが――そうではなく、今ここに、正真正銘のメイドとして。
 本物の彼女ではない。繋ぎ留めた冷静さでベルカはそう認識したが、双子かと見紛うほどの瓜二つ。声色も幼く似ており、藍色の髪、金色の瞳もまさに。
「お休みになられますか? それとも、お暇があるようでしたら、ゲームなど如何でしょう? ボードゲームにカードゲーム、他にも色々……もちろん、旦那様のお相手は、この私が」
「ゲーム……面白そうですね」
 ベルカは靡き始めていた。彼女に促されてゲームに興じる。双六のような単純なものから、不動産売買の戦略ゲーム、人の一生を追体験する対戦ゲーム、アニメキャラ、ゲームキャラが煌びやかに描かれたカードゲーム等々。
 彼女はどのゲームも熟知している風だったが、ベルカと勝負するとどうにも負けが込む。お強いですね、と囃す彼女に満更でもないベルカ。そして決まって、次のゲームを始める前に彼女は自らの衣装も変えた。初めは数あるメイド服の衣替えだったが、水着を着るようになり、ハロウィン衣装のような仮装をするようになり、その度に段々と露出度が上がっていく。
 彼女はベルカに寄り添ってくる。向かい合う必要のないボードゲームなどは特に、だ。惑わしの色香が漂い始め、ベルカの理性を掻き乱そうとしてくる。
 だがベルカの理性は最後の最後で、強靭で冷静だった。
(「メイドカフェ」のサービスを超えていますよね……?)
 訝しさが募る。個室で少女と二人きり。彼女の振舞いは妖しげにエスカレートしていく。幸せな時間、優しき悪夢、しかし今、この瞬間は、ベルカが真に望む時間ではない――。
「……どうか致しましたか、旦那様?」
 ボードゲームのコマを摘まみ移動させようとしていたベルカは、流されまいと耐えていた。優しき悪夢、悪夢、悪夢――「彼女」は、常々言っていたではないか。
 悪夢は悪夢であるべきで、現実にしてはならないと。
「こんな幸せいっぱいになる事は、本物のロザリアさんとしたいんです……!」
 コマを持つ手をゲームボードに目一杯叩きつけ、乗っていたコマが一斉に宙を舞った。彼女は呆気に取られて目を見開く。何か不始末をしでかしてしまったのか、そう回顧する暇も無い。
 ベルカは叫び立ち上がる。部屋の四方を睨みつける。悪夢が具現化しようものなら、飛び掛かって八つ裂きにでもしようかという形相で。
 覇気を放つベルカの視界が、霞の晴れたように明るくなった――そんな感覚を覚えて。
 しゃくりあげる息遣いが聞こえた。気付けば彼女は、身を抱きすくめるように縮こまっていた。優しい悪夢を打ち払ったベルカだが、どうやら彼女は悪夢の一部ではなかったらしい。
 彼女は救出すべき一般人。では、ベルカをこの部屋まで案内したあのメイドは――?
 新たな疑念。だが彼女の涙を代償とすべきではない。ベルカはそっと彼女の体を支え、部屋を抜け出していくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

黒城・魅夜
「悪夢の滴」たるこの私に悪夢で挑むとは愚かにして傲慢
名は覚えましたよ、雪降ここあ
いずれ代償を支払ってもらいます、貴女「たち」の命でね

メイドカフェですか
闇の住人たる私には
のんびりケーキもカフェも嗜む気もありませんし
萌え萌えきゅんとか言われても特に心惹かれません
この悪夢は私には効きませんよ
逆に鮮血と悪意に満ちた闘争の世界だったら私の好きな環境でしたけれどね

……メイドではなく冥途?
命の取り合い上等な冥途世界? ……そんなものもあったのですか
それは確かにここにいたくなってしまいますが
でも、現実世界の方がやはり刺激的ですね
魂に直接響くような底なしの「本当の」悪意が足りないのですよ

UCで悪夢を撃ち砕きます



●悪食の悪夢
 今はまだ見えぬ悪夢の首魁、雪降ここあの名を確と胸に刻んだ黒城・魅夜(悪夢の滴・f03522)がメイドカフェを訪れる。優しい悪夢に漫然と包み込まれていたそこは猟兵とて油断のならない場所だが、魅夜には「悪夢の滴」たる自負があった。
(……いずれ代償を支払ってもらいます、貴女「たち」の命でね)
 来たるべき時を待つ。その為に今は為すべきを為す。踏み込んだ魅夜が見たのは、メイドに世話され悪夢の揺り籠に揺られて死を待つだけの人々の姿だった。
「お帰りなさいませー、お嬢様!」
 女性客である魅夜に対しても懇切丁寧な対応を見せるメイド達。客対応から手の離れたメイド達が声を揃えて魅夜を出迎え、深々とお辞儀する。その光景に魅夜は冷ややかな視線を送っていた。
「それでは、こちらのお席で――」
 案内役を買って出た一人のメイドが空席へと歩む、それは魅夜にとって隙でしかない。しゃん、と鳴って魅夜の手から放たれた鎖は悲劇を生み出すべくそのメイドの頭へ飛翔した。脳漿と血液をぶちまけて阿鼻叫喚の地獄絵図が完成する――はずだった。
 メイドは鎖の一撃を意識の中に捉えるや、異次元の速さで袖口からナイフを取り出し鎖を眼前で弾き返した。そればかりか、ぎゅんと体を回転させてもう一方の手から反撃のフォークを投擲、魅夜の眼を潰しにかかる。
 魅夜は宙に浮いた鎖を強く引いて手元に戻し、渦状の盾としてフォークを止めた。鎖の間に歯が挟まったフォークを、露を払うように一薙ぎで床に叩きつける。
「お嬢様は『冥途』が御所望でしたか」
 客達が呆ける中、メイド達は不敵な笑みを浮かべながら得物のナイフとフォークを手に取る。冥途カフェ――そこは戦場と化した。
 メイド達は示し合わせたかのようにナイフとフォークを立て続け投擲し、さらに袖から次弾を取り出す。多勢に無勢の理不尽を前に、しかし魅夜は怯むことなく鎖を叩きつけにいった。
 一閃、鎖はナイフとフォークの嵐を縦に斬り裂く。それは高々数本の投擲物を撃ち落とすだけに見えたが、塗り込められた悪夢の桁が違う。魅夜を焦点として射出されたナイフとフォークは壁に阻まれたかの如く、鎖の走った空間に弾かれて落下する。
「――!?」
 そのまま、メイドの一人が鎖に叩き潰された。それは悪夢、黒靄となって掻き消えて跡には何も残らない。
「命の取り合い上等な冥途世界? ……そんなものもあったのですか」
 魅夜がゆっくりと前に出る。メイド達は投擲を繰り返したが、魅夜の鎖の一振りが突破できず唇を噛んでいた。
「それは、確かにここに居たくなってしまいますが――現実世界の方がやはり刺激的ですね」
 垂れ下がる鎖を振り上げ魅夜は無限の軌道を描く。風を切って飛翔する鎖が未練がましい悪夢を断つと、メイド達はやはり悲鳴を上げずに魅夜の前から消滅していく。その意味は――優しき悪夢の敗北。
「魂に直接響くような底なしの『本当の』悪意が足りないのですよ」
 冥途の土産に、魅夜は晴れる悪夢に呟いていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

サカマキ・ダブルナイン
【POW】
わらわはロボじゃぞ、普通の奉仕は無意味じゃ……ってoh、最新式メンテ設備に高級冷却水!!うーむ侮れんな優しい悪夢。

こういう時は初手|炎熱狐《感情オフ》が安定じゃが、思惑に乗れば他に奉仕されておる人を見つけやすいはず。
という訳で良きにはからえー!役得とか思っとらんからな!!

向こうの奉仕に乗っけられながら「99式カメラアイ」はしっかり動かして"情報収集"じゃ。視界に囚われておる他の人を見つけたら……仕事の時間じゃな。

「炎熱狐」起動……感情プログラム停止。
任務復唱、当空間よりの民間人救助。
補足した救助対象の元へ、障害物を無視し最短距離で移動。"悪路走破"による迅速な救助・脱出を実行します。



●悪夢は泡沫
 サカマキ・ダブルナイン(ロボ巫女きつねのお通りじゃ!!!・f31088)がメイドカフェに到着した時の現場の様子は異様と言う他なかった。店の奥では先に到着していた猟兵がメイド達と交戦し、かと思えば客達に付いているメイド達は我関せずで、持ち場を守り接客を続けている。
「おかえりなさいませ! お嬢様!」
 サカマキを出迎えたメイドもまた非戦闘要員。店の奥では猟兵の攻撃が壁に直撃し、破壊されているというのに。
「う、うむ、宜しく頼むのじゃ」
 この状況下、十分な接客が為されるのかとサカマキは疑念を抱いていたが、便乗して戦火を広げるのは当初の予定とは異なる。疑いの目が向けられていない今のうちに、とサカマキはメイドの案内を受けることにした。
「お嬢様、どうぞこちらへ」
 メイドは木製のテーブル席を素通りして、サカマキを壁際の席に案内する。そこは銀色のメタリックなテーブルに、キャバリアのコックピットのような巨大椅子が設置されていた。
「ぉおお? なんじゃこれはー!?」
「こちらは2023年新春モデルの最高級メンテナンスチェアでございます。お嬢様がお座りになられることで128個のセンサーが起動し体の状態をチェック、そして64本のメンテナンスアームがお嬢様の体の隅々を最適な状態に調整致します」
「なんと……!」
 メイドカフェに対するサカマキの期待値は当初低かった。商売相手の大半はきっと人間だろう。だからロボの自分に対して、大した奉仕はできないのではないか、と。
 それが来てみたらどうか。サカマキの心を鷲掴みにする最新機器が設置され、奉仕体制に抜かりなし。
 サカマキは促されるままメンテナンスチェアに座る。パパパッとセンサーが輝きだし、サカマキの全身をスキャンし始めた。そこに合わせてメイドはさらに、細長のボトルを給仕する。
「おぉ、市場シェアナンバーワンの高級冷却水! うーむ、侮れんな……」
 ありとあらゆるご奉仕をお届けします――そんなキャッチコピーがくっついてきそうなメイドカフェの品揃えにはサカマキも舌を巻いた。優しい悪夢の仕業と分かっていても、しばし浸っていたいと思うほどに。
 メンテナンスアームの仕事も頗る良かった。痒いところに手が届く心地良さがサカマキを包む。極楽とはこんな場所を言うんじゃろなぁ、としみじみしつつ――至福の時を過ごしながらも瞳は常に店内を監視し続けていた。
 99式カメラアイの動きまではメイドも察知していなかった。サカマキの満足げな表情を確認すると、会釈してその場を離れ別の客の応対に当たる。サカマキはメイドの動きを追って、その動線、客と障害物の配置を電脳マップ化していく。
 そして切り札、炎熱狐。悪夢に惑わされない為なら突入時点での使用という手もあった。しかし念には念を。任務遂行を100%、確実なものとするために。不確定要素を可能な限り排除した状態で、サカマキの感情は至福のまま眠る。
「任務復唱、当空間よりの民間人救助」
 サカマキは自分の体に伸びていたメンテナンスアームを何の抵抗も無く払い除けて立ち上がると、空きテーブルの上を飛び移りながら座り呆ける客達の襟首を掴んで、あたかも地面から引っこ抜くかのように持ち上げ抱きかかえる。
「――!? お客様!」
 がたん、と倒れた椅子の音に気付いてメイド達が振り返る。サカマキの姿は暴徒のように映っただろう。一人、二人と店の外に放り出されて、ようやく客達は悪夢から覚める。
 あれは敵だ――メイド達はナイフとフォークを手にしてサカマキに迫ってきた。投擲、水平飛翔してきたナイフとフォークがカメラアイに映る。即座に電脳マップへ取り込まれて軌道をシミュレーションし、サカマキはテーブルと椅子が撒き散らされた悪路を走破し回避、回避、ひたすら回避。
 優しい悪夢のメイド達は、メイドとしての矜持を残してしまっていた。テーブルや椅子を決して足蹴にしない。その分行動範囲が狭まり、サカマキに奪還を許す。そして迫る時間制限。メイド達は無限ではない。店の奥で戦闘を繰り広げ続けていた猟兵が倒すべき者を失った時、白羽の矢が立つのはサカマキに応戦している彼女達。
 得物とする鎖が薙ぎ払われると背後からでは避けようもなくメイド達は散る。悪夢は儚く溶けていき、人々の命は猟兵達の手で救われたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年01月03日


挿絵イラスト