|滅詩のユリ《🌕カクリヨ最終決戦》の妖怪シューティング
●|石抱きの井戸《カクリヨファンタズム》
あれから1年と4か月、カクリヨファンタズムのあちこちで探し求めていたものが見つからず、オウガフォーミュラの二人はスタート地点である石抱きの井戸に戻ってきていた。
『|滅詩《ほろびうた》のユリ』と『|幽銃《ユウガン》のシズク』二人の念願が叶うことなくこの時を迎えてしまった。
「これだけ時間をかけても、獲得できなかったか……!」
くそっと、辺りに生えていた雑草を蹴り散らすシズクに、
「シズクお姉様、わたくしの中の『偽物カクリヨファンタズム』はそろそろ爆発し、本物の世界を飲み込もうとしています。
さようなら、次の蘇生時にも、また仲良くしてくださいね……」
石抱きの井戸の縁に腰かけたユリはやけにあっさりとした感じで、
また次会う時もよろしくねと自身の死と蘇生の繰り返しが当たり前のように言う。
「くそっ、せっかくユリが沢山本を読んで賢くなったのに、また最初からやり直しなのか……」
ぎゅっと拳を握りしめるシズクは、
今も石抱きの井戸に腰かけ|ピコピコとゲームをして《苦しみを堪え……》俯いているユリを見た。
「お前なぁ!こんな時に何やってるんだよ!
そういえば、ここに着いた時も本を読んでないとか言ってたけど、あれからちゃんと読んだよな?」
「……いえ、わたくしはゲームで忙しいので、そんな時間はありませんでした」
きっぱりと否定した。
「……お前なぁ!」
「シズクお姉様、痛いです。肩をガクガクしないでください。
あともう少しでクリアでしたのに……」
……その後、謎のリテイクが入り予兆は公開された。
●グリモアベース
「みなさん、12月のお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます」
フリル・インレアン(大きな帽子の物語はまだ終わらない・f19557)はぺこりと頭を下げる。
「みなさんはカクリヨファンタズムの予兆をご覧になられたでしょうか?
あのお二人にそんな事情があったなんて悲しすぎます」
フリルはしゅんとするが、すぐさま顔を上げ説明を続ける。
「ですが、あのお二人はオウガ・フォーミュラさんです。
それに私達にとってはギリギリでしたが、お二人にとっては間に合いませんでした」
つまり、ユリとシズクの体内から生まれた小さな偽物の世界は膨れ上がり続け、ついに限界が訪れたのだ。
「私達にはまだこの偽物の世界に乗り込み、その世界を破壊するという手段が取れます。
ですが、偽物の世界から脱出した先はオウガ・フォーミュラのお二人の目の前になってしまうので、決戦を避けることはできません」
オウガ・フォーミュラの二人にとっては猟兵が偽物の世界を破壊したとしても、猟兵との決戦になってしまい結局は終わりなのだ。
唯一、二人が生き残るとしたらそれは偽物の世界を破壊し目の前に現れた猟兵との決戦に打ち勝つだけだった。
「それで、私達が向かう偽物の世界はユリさんの体内に生じた『偽物カクリヨファンタズム』になります。
そこはひとつの大きな山になっていて、山奥にある『柱』を壊せば『偽物カクリヨファンタズム』は崩壊します。
その山にはたくさんの妖怪が住んでいて襲い掛かってきます。
何故かみんなかわいい女の子の姿で」
それは謎だった。
そして、さらに謎なことに妖怪は一撃で倒すことができるのである。
「オウガ・フォーミュラのお二人は死んでも骸の海から蘇っても『自身の体内に『偽物の世界』が発生する』という奇病を持ったまま蘇ってしまうので、決戦に勝ってお二人を永遠に続く苦しみから解放させてあげてください」
フリルは深々と頭を下げ、猟兵達を『偽物カクリヨファンタズム』へと送り出すのであった。
トルシ
『最終決戦「滅詩のユリと幽銃のシズク」~幽世』になります。
『滅詩のユリ』の体内に生じた『偽物カクリヨファンタズム』を攻略し、『滅詩のユリと幽銃のシズク』の二人との決戦になります。
『滅詩のユリ』側のシナリオになりますが、
『カクリヨファンタズムの決戦シナリオを合計「20回」成功すれば、完全にオウガ・フォーミュラを滅ぼすことができます。』
まさかのどちらか一方だけで20本でも撃破ということになりますね。
第1章『深山幽谷を踏み分けて。』
ユリの嗜好が東方妖怪を主題にしたSTGとのことですので、そちらをイメージしていただくと分かりやすいかと思います。
山の奥地に辿り着くことが目的になります。
そして、美少女好きとのことなので出てくる敵は全員美少女東方妖怪です。
でも、STGなのでぶつかれば当然ダメージです。
ユーベルコードなどはゲージを溜めて撃つ必殺技や特殊能力のイメージでお使いください。
第2章『???』
STGでも奥まで行けばボスがいますよね。
ということでボス敵です。
このボス敵がオープニングにあった『柱』になりますので撃破してください。
ちなみにすごい特殊能力を持っているので、
プレイングボーナス……「???」に対応して戦う。
「???」の特殊能力は断章で説明します。
第3章『滅詩のユリと幽銃のシズク』
オウガ・フォーミュラの二人が相手になります。
シンプルに「戦力が二倍」の強敵で、「妹のユリが『触れた者を消滅させる魔法弾幕』で敵を追い込み、姉シズクが『幽銃による膨大な魔力を込めた射撃』で撃ち抜く」という連携を必殺の戦法としています。
充分にご注意して挑んでください。
それでは『滅詩のユリと幽銃のシズク』との決戦頑張ってください。
第1章 冒険
『深山幽谷を踏み分けて。』
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POW : 出会った土地の妖怪から話を聞く。
SPD : 地形を把握し、警戒しつつ進む。
WIZ : 周囲の地脈や魔力を探知する。
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
猟兵達が転送された先は大きな山の麓であった。
ここのどこかに『柱』となる骸魂がいるのかと見上げると、
『妖怪シューティング』の文字と共に『NEW GAME』の文字が点滅していた。
グリモア猟兵から出てくる敵は可愛い女の子の東方妖怪で何故か1撃で倒せると言われていたが、まさかと思う猟兵達であった。
この『偽物カクリヨファンタズム』は宿主の趣味嗜好に大きく影響を受けているようであった。
ほとんど知られていないが、『滅詩のユリ』は東方妖怪を主題にしたSTGを嗜好し、美少女好きなのだ。
ユリの体内で成長を続けた偽物の世界がユリに毒され……影響を受けたのは至極当然であった。
ノラ・ヘルブラウ
ほう…ほうほう…!
『妖怪シューティング』げえむですか…?
ノラはげえむの事はわかりませんが、流行りのものだとわかります。
ユリちゃんはピンクの幼女の方だね。
…そして、これがユリちゃんの世界
一先ずはファーストステージこなさないといけないね。
よし!気合いをいれて頑張ろう!
ユーベルコード【しにがみメダル「ハクキリきつね」】を発動して
SPD : 地形を把握し、警戒しつつ進む。のミッションをこなします。
ノラはどろんばけらーの妖狐
なんのこっちゃと思いますが
『白霧狐』という種族の妖狐で、透明化して壁をすり抜ける事が得意です。
深山幽谷。
壁になるものを探して、ゆっくりゆらゆらと弾幕を避けて攻略していくよ
●
「ほう…ほうほう…!
『妖怪シューティング』げえむですか…?
ノラはげえむの事はわかりませんが、流行りのものだとわかります」
スタート地点で感心したようにノラ・ヘルブラウ(奇蹟探究の彷徨える少女『白霧狐』・f32770)は頷く。
「ユリちゃんはピンクの幼女の方だね。
…そして、これがユリちゃんの世界
一先ずはファーストステージこなさないといけないね。
よし!気合いをいれて頑張ろう!」
ノラは神器を構え駆け出していった。
ノラは3種の『奇蹟』を使い分けて進んでいく。
1つは「雷の微精霊より与えられし『奇蹟』」、神剣型の神器を振るうことで雷撃の弾を飛ばす。3種の『奇蹟』を使い分ける為、『貫通』などの特殊な効果が備わっている様子はない。
1つは「火の微精霊より与えられし『奇蹟』」、長柄タイプの精霊武器を前方に振るうことで射程は近距離だが敵の攻撃をも焼き尽くす炎の斬撃を放つ。
1つは「水の微精霊より与えられし『奇蹟』」、水の微精霊の加護がかけられた魅惑的な装束で敵の接触を除く1発の被弾を無効化する加護を齎す。被弾し加護を消失しても一定時間『奇蹟』を使用しないことで加護を復活させることができるようだった。
ノラは2種の攻撃を使い分け先に進む。
美少女妖怪たちの攻撃を掻い潜り、雷撃で痺れさせ、炎撃で燃やしていった。
「それにしても、ここさっきから猫の妖怪ばかりだよね?」
スタート地点付近では様々な妖怪が出てきたのだが、しばらく進むとどの美少女妖怪にも猫耳や猫尻尾が生えていた。
察しのいいゲーマーなら、これは|アレ《中ボス》の兆候だと察しがつくのだが、ノラは『げえむ』をやりなれてないので疑問に思うだけだった。
疑問を残しつつも突き進むノラは開けた広い空間に出た。
「よくぞ、ここまで辿り着いたにゃ。
にゃが、わしがここにいる限り一歩も先には進ませないのにゃ!」
その中心で偉そうに両腕を組み、猫耳と4本の猫尻尾を生やした美幼女猫妖怪が立ちはだかった。
「山本親分さん、縮んでない?」
ノラは率直な感想を述べた。
「にゃにゃ!縮んだとか言うにゃ!!
わしは???様を守護する四天親分の一人、山本にゃんこだにゃ。
ここから先は通さないのにゃ!」
そう、ここは『偽物カクリヨファンタズム』、偽物とはいえカクリヨファンタズムなのだ。
当然、偽物世界や裏の世界ものにある本物世界の主要キャラがいろいろ改変されて登場なんて機能も搭載されていたのだ!!
山本親分は背が縮み、幼女化……いやにゃんこ化していた。
小さいと言われるのを気にしているのか、健気にも切り株の上で仁王立ちし、トレードマークの2本の尻尾によるハートの形も微妙にとどいていない。
「さあ、いくのにゃ!!」
山本にゃんこが右手を挙げ叫ぶと、大量のにゃんこが現れ縦横無尽に駆け回る。
「く、これは……」
ノラは『奇蹟』を使い攻撃していくが、雷の『奇蹟』は大量のにゃんこに阻まれ山本にゃんこに届かず、火の『奇蹟』はにゃんこを焼き払えるが射程が短い。
「どうにゃ、わしの子分ににゃるというのにゃらば、許してやるのにゃ」
にゃにゃにゃ、と笑う山本にゃんこ。
そして、ここまで一度も被弾することなく進んできたノラもこの圧倒的な物量を躱しきることができず、ついにはにゃんこがぶつかり水の『奇蹟』が失われてしまった。
だが、この圧倒的な物量の中で『奇蹟』を使用せずに一定時間を堪えるのは困難であった。
「水の『奇蹟』が消えた?
てっきり、あのにゃんこは生物だと思っていたが……。
そういうことなら、この手でいこう!」
ノラは大量のにゃんこを捌きつつも考え事をしていた。
そして、この状況を打破できる一手を思いついた。
ノラは自身の額に【しにがみメダル「ハクキリきつね」】を貼り付けた。
すると、ノラの身体から色彩が薄れ透けていった。
にゃんこの群れが差し迫る中、ノラは身構えることなく突き進む。
そして、にゃんこと接触したかと思いきや、
なんとにゃんこをすり抜けていった。
「にゃにゃにゃ!?どういう事にゃ!!」
山本にゃんこが慌てふためく中、ノラは進み続け、ついには山本にゃんこの目の前に着くと火の『奇蹟』で山本にゃんこを焼き払った。
「いえ、水の『奇蹟』は敵との接触では効果が現れないのだよ。
しかし、あのにゃんこに触れた時に効果が出て消失したということはあのにゃんこは非生物ということになる。
なら、霊体となり壁などをすり抜ける【しにがみメダル「ハクキリきつね」】の出番という事だ。
それとキミもそこから一歩も動かないのではなく動き回れば、少しは結果が変わったのではないかな?」
「む、無念にゃ」
山本にゃんこを撃退したノラは先に進むのであった。
成功
🔵🔵🔴
アリス・セカンドカラー
お任せプレ汝が為したいように為すがよい。
要するにこれ、ある意味でおいて治療みたいなものと。病巣と言うにはでかすぎるけど、ミニチュア偽世界とか。
で、弾幕シューティングなのね。私にできるのは精々|懐刀《ナマクラ》|「生と死を繋ぐもの」《ヤマラージャ・アイビー》を1330振り、オブリビオン因子を焚べ恋心に変換して|P《ピース》化を促す|情熱の炎《コイハモエアガル》を1330本、|私《アリス文明》に帰依させる|文明侵略衝撃波《フロンティア・ライン》を1330本を生み出して1本あたり133回の包囲攻撃する程度の能力でしかないわね。
あ、このUCは威力は弱いが手数が多いので|通常《3way》ショット扱いで。
●
「お任せプレ汝が為したいように為すがよい。
……とは言ったけど、このゲージは何かしら!」
そういうアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔王少女・f05202)はしっかりと指摘する。
🗡️1330/1330
💥1330/1330
🔥1330/1330
と書かれたゲージ指さしながら。
「この数からいったら、|懐刀《ナマクラ》|「生と死を繋ぐもの」《ヤマラージャ・アイビー》と|文明侵略衝撃波《フロンティア・ライン》と|情熱の炎《コイハモエアガル》のことよね。
別に弾数制限があるのは構わないのだけど、ちゃんと補充する手段はあるんでしょうね?
|懐刀《ナマクラ》|「生と死を繋ぐもの」《ヤマラージャ・アイビー》を!!」
アリスの指摘するように「生と死を繋ぐもの」は閻魔王から大祓骸魂の手に渡り、
そして大祓骸魂が猟兵達の手によって倒されたことで行方知れずになっている。
猟兵の中にはアリスのように埒外の技術で模造複製し所持をしている者がいるが、この世界の宿主であるユリはカクリヨファンタズムの世界を1年4か月かけて探したが見つからなかった。
そんなユリの精神を色濃く影響を受けている『偽物カクリヨファンタズム』に「生と死を繋ぐもの」がある筈がないのである。
すなわち、|懐刀《ナマクラ》|「生と死を繋ぐもの」《ヤマラージャ・アイビー》は手持ちの1330本のみとなってしまう。
「それにわたし、ユーベルコードを使ったら全部投げちゃうのよ」
それが一番の切実な悩みであった。
正確には連続攻撃なので投げ続けてしまうのだが、先程ファーストステージ?をクリアした猟兵の話からすると中ボスがいるようだ。
雑魚敵相手なら投げ続けで進んでしまえばいいが、中ボスやその先にいる『柱』の事を考えると温存しておきたいところである。
だが、いくら抗議したところで変化が見られない。
所詮、この世界は残り僅かな命でしかない。
この先に控えている盛大な大爆発を阻止しに来た敵の言うことに聞く耳を持たないのであった。
アリスは渋々中距離ながらも『パラサイトテンタクル』で進んでいく。
『パラサイトテンタクル』は中距離の敵を捕縛し生気を吸うことでアリスのHPを回復させるのだが、攻撃の時間が長く使い勝手が悪い筈……。
……だったのだが、アリスは攻撃最中の無防備な間も巧妙に攻撃を躱し、HPが減っていないにもかかわらず、美少女妖怪達からエナジードレインをし続けていった。
「えっちなのうみそおいしいです❤」
しばらく進んでいくと、出てくる妖怪が学校の怪談などの新しい妖怪に変わっていった。
そして、目の前にある御殿を見れば次の相手が誰だか分かった。
「いちおう、日本の妖怪ね。
というより、この先は絶対アウトよね。
東方妖怪じゃなくなるわよ。
そこのところどうなってるのよ!
バズリトレンディ!!」
「ちょちょちょ、ワイちゃんが登場する前に呼ばんといてや」
御殿の天辺にバズリトレンディが現れる。
「ちょっと、なんでいつもの恰好なのよ。
山本親分はいい具合に幼女化してたらしいわよ!」
アリスはファーストステージの話を聞き少しは期待をしていた。
東方妖怪が主題ということなので再び幼女化した山本親分が現れてもよかった。
なのに、バズリトレンディはいつも通りであった。
幼女化や奇抜な恰好など一切なくいつもの姿であった。
「さては、ワイちゃんの『虞知らず』を忘れているなぁ。
ワイちゃんは一度飛びついた流行りを絶対忘れへん!
よって、この姿は永遠に不滅なんや!!」
ドヤ顔のバズリトレンディであったが、アリスはあることを思い出した。
「そう、確かあなたを倒せばその『虞知らず』は習得できたわよね?」
「え?」
バズリトレンディは硬直した。
アリスの背後に浮かぶ1330ずつの|懐刀《ナマクラ》|「生と死を繋ぐもの」《ヤマラージャ・アイビー》と|文明侵略衝撃波《フロンティア・ライン》と|情熱の炎《コイハモエアガル》を目にして。
【|生と死を繋ぐ情熱の炎《ヤマラージャ・アイビー・ミミック》】が偽物のバズリトレンディ御殿に降り注いでいった。
アリスはバズリトレンディから習得した『虞知らず』で|懐刀《ナマクラ》|「生と死を繋ぐもの」《ヤマラージャ・アイビー》を復元させる。
その最中、
「そういえば、この先は妖怪も東方妖怪とはいえなくなるけど、それ以上に親分がヤバいわよね。
えっちなのうみそおいしいです❤」
アリスはふふふと笑うのであった。
成功
🔵🔵🔴
エリュファシオン・アルティウス
おおっ!これがシューティングゲームか!
施設は本しか娯楽が無かったからね…やってみようオーさん
『オォォー!』
オオサンショウウオバイクのオーさんは元気に返事してからバイクになった
スナイパーで狙い撃ちにしながら集中力と視力で敵の動きを見極めるとしよう
敵の攻撃は地形を利用して回避(この時軽業で身軽に回避してクイックドロウと早業で素早く敵をガンナイフで射抜くぞ)足場習熟で転ばない様にする
深山幽谷なら利用出来る壁などがあるはずだ弾幕も時間逆行(属性攻撃)の跳弾または矢弾の雨で打ち消そう
IT'S SHOWTIME!サタナエル!
敵を因果断絶の黄金の弾丸で射抜けぇぇぇ!
やっぱりこういう事は自分で体験しないとね…
●
「おおっ!これがシューティングゲームか!
施設は本しか娯楽が無かったからね…やってみようオーさん」
エリュファシオン・アルティウス(“やんきー”を目指す『時間逆行』を使う不思議な旅人・f39208)はオオサンショウウオ型バイク『オーさん』に話しかける。
『オォォー!』
オーさんは元気よく返事をし、エリュファシオンを乗せる。
そして、二輪バイクへと変身し山道を駆け抜ける。
エリュファシオンを乗せたオーさんはデコボコな山道を駆け抜けていく。
元がオオサンショウウオだからかキチンと舗装されていない山道でもへっちゃらなようだ。
エリュファシオンは『シャドウ・ガンナイフ』で敵を撃ち抜いてゆく。
『シャドウ・ガンナイフ』は中距離射撃ながらも、接近してきた敵には先端に取り付けられたナイフで敵を切り裂くことができる優れものだ。
現れる美少女妖怪を次々と撃ち抜いていくエリュファシオンであったが、
どうも現れる美少女妖怪が竜のような翼や尾を持つ者が多くなってきた。
「昨日より今日! 今日より明日!
俺は、どこまでも強くなる……!」
すると、後ろから黄金色に輝くバイクに乗ったライダーが現れる。
雷を放ちながらどんどん加速していく謎のライダーは遂に並走し、そして追い抜いていく。
「オーさん、いくよ」
『オォォー!』
エリュファシオンはスピードを上げていくが、荒れた山道に謎のライダーから放たれる雷を躱しながらとなると、どうしても追いつくことができない。
荒れた山道にも関わらず減速どころかどんどん加速していく謎のライダーに、エリュファシオンは助っ人を頼む。
「IT'S SHOWTIME!裁け!サタナエル!」
黒い鎧、6枚の黒い翼、黄金の角2本を生やした、巨大な銃を持った【|銃殺逆行帝・Satanael《ディストラクション・カイザー・サタナエル》】が現れた。
サタナエルの持つ銃から放たれた因果断絶属性の黄金回転破弾は障害物を無視し銃から発射された後にも関わらず加速を続ける。
そして、謎のライダーに命中し爆発するのであった。
爆発炎上する黄金色のバイクから降り立つ謎のライダーはヘルメットを取り、
「よく、無限に加速する俺に打ち勝ったな!
これでお前たちはあの???を討ち滅ぼせるだろう!!」
謎のライダー碎輝はエリュファシオンを称賛する。
ヘルメットを取った碎輝は黄金色のロングヘア―で竜神親分の碎輝を知る者だったら、思わず誰だお前と言いたくなってしまう程美しかった。
見目麗しく美しく進化し続けた碎輝であったが、これでも彼は男なのである。
偽物カクリヨファンタズムに影響をもたらした滅詩のユリの妄想も性別の壁を超えることはできなかったようだ。
成功
🔵🔵🔴
魔女・ウィッチ
自身も西洋妖怪の為、西洋親分希望
灯箒に乗り、禁果を齧り現れ
「くっくっく……っ、ぬわあーっはっはっはーっ!!カクリヨでの弾幕勝負で、超究極天才美少女魔女の我に勝てるわけがなかろう!!」
「我が名はウィッチ!全世界を支配する(予定)偉大なる魔女なり!!」
『にゃー!』
導書を左手に開き、揮杖を構えて飛翔!
無限の法力から全周囲に具現した慈剣で誘導弾幕を貼り、強力な個体は破光のスナイパー貫通攻撃鎧砕きで撃ち抜いてくれる!
さて、お遊びはここまでじゃ……偉大なる魔女たる我が欲望具現術ウィッチクラフトを見せてやろう!
UC発動
多重詠唱
高速詠唱
無酸素詠唱
全力魔法
(ふっ…歴史にまた新たな伝説を刻んでしまったわ…!)
●
「くっくっく……っ、ぬわあーっはっはっはーっ!!
カクリヨでの弾幕勝負で、超究極天才美少女魔女の我に勝てるわけがなかろう!!」
魔女・ウィッチ(|偉大なる魔女の伝説《グランソルシエール・サーガ》・f33446)は『|魔女灯箒《ウィッチブルーム》』に跨り言ってのける。
ウィッチの声を聞きつけたのか敵も美少女魔女軍団が箒に乗り飛んでくる。
「ぞろぞろと性懲りもなく現れたようじゃのう!
すべて叩き落してくれよう!!」
ウィッチは高速で飛行し、一気に敵陣を突き抜ける。
そして振り返り、高笑いと共に詠唱をする。
「さあ、弾幕あそびの始まりである!これを全部避け切れるかのう?
ぬわあーっはっはっはーっ!!」
すると、通り過ぎた美少女魔女軍団の全てに|刻印《マーカー》が現れ、それぞれの周囲に1150本の魔法剣が出現する。
ウィッチが片手を上げ、手を握りしめるのを合図に、
魔法剣は美少女魔女軍団を串刺しにした。
これがウィッチの【|欲望具現術《ウィッチクラフト》|「《・》|魔女の大いなる慈悲の剣《グランミゼリコルディアスパーダ》」】である。
ウィッチはどうよとばかりに初っ端から大技を叩き込んだ。
「ふふふ、全然敵じゃないわね。
もう少し、歯ごたえのある相手はいないのかしら?」
ウィッチが余裕をかましていると、
「やれやれ、お転婆なお嬢さんだ。
それでは僕が貴女のお相手をいたしましょう」
その声と共に黄金の花吹雪がウィッチの視界を塞ぐ。
花吹雪が止むとそこには大きな城が聳え立っていた。
「まさか、その声はしあわせな王子さま!?」
ウィッチは自身も西洋妖怪である為、その親分であるしあわせな王子さまの登場に驚きを隠せないでいた。
黄金色の輝きと共に現れたその人影にウィッチは思わず息をのむ。
そして、
「しあわせなおひめさまじゃないのよ!!」
思わずツッコミを入れてしまった。
そう、西洋親分はいつもの王子の恰好ではなくドレスを着たお姫様になっていた。
しあわせなおひめさま?は手を差し出すと、
「それではダンスを1曲いかがかな?」
と自身の身体の黄金をウィッチ目掛けて飛ばしてきた。
ウィッチは黄金を躱していくうちにあることに気が付いた。
「ちょちょちょ、ちょっと待ちなさいよ!
あんたドレスがどんどん破けていっているわよ!」
そう、しあわせなおひめさま?は攻撃の度にその身に纏ったドレスの黄金を飛ばしていたのだ。
「これは僕の役目だから気にしなくていいよ」
「いやいやいや、それ以上やらせたら別の意味でヤバいから!!」
しあわせなおひめさま?の奇行にウィッチは大慌てだった。
「こうなったら、一気に決めるしかないわね」
ウィッチはしあわせなおひめさま?のドレスが無くなる前に集中攻撃で弾幕を張り、その姿を隠しながら一気に体力を削っていった。
そして、しあわせなおひめさま?を倒し、
「…歴史にまた新たな伝説を刻みそうになってしまったわ…」
ウィッチはそう呟いた。
さすが、偽物とはいえウィッチ達西洋妖怪を統べる親分であった。
成功
🔵🔵🔴
第2章 ボス戦
『大災亥』
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POW : 見えざる殺意
単純で重い【不可視状態になってからの踏みつけ】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 吹き荒れる針の嵐
全身を【超硬度の鉄塊に、天候を鋭い針の嵐】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
WIZ : 街を呑む悪意の炎
レベル×1個の【生物を追尾し捕食する、猛獣の姿をした悪意】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
イラスト:ぽにカス
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「照崎・舞雪」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●偽物カクリヨファンタズム
偽物カクリヨファンタズムを突き進んだ猟兵達は社に辿り着く。
すると、どこからともなく声が聞こえてきた。
???「ぐふふ、よくここまでたどり着いたと誉めてやろう」
???「だが、貴様らはここに来たことを後悔するであろう」
???「我はこの世界を支配する???である」
???「……おい、いい加減名乗らせてくれてもいいのではないか?
いつまでも???ではおかしいではないか。
それに、いつまで経っても姿を現すことができないではないか!
どうなっておるのだ!!」
●|石抱きの井戸《カクリヨファンタズム》
「…と言っているようだけど、どうなっているんだ?」
シズクはいまだにピコピコとゲームをするユリに訊ねる。
「いえ、そんなこと聞かれましても、わたくしにはわかりません。
あのような、どのように頑張っても可愛くならなかったボスのことなんて……」
「うっわ、お前あいつのこと、全否定かよ。
まあ、オレ達を蝕む病の元だから、仕方ねえけどよ」
偽物カクリヨファンタズムのボスは宿主であるユリにまで全否定され無かったことにされていた。
故意に忘れ去られようとされ、誰にも知られないようにされた為、姿や攻撃そして名前までもが視認できないようになってしまった哀れな存在となってしまった。
だが、そんな相手ではあるがこの偽物カクリヨファンタズムの柱である。
猟兵達は姿の……いろいろと見えない相手に戦いを挑むのであった。
プレイングボーナス……「見えない強敵」に対応して戦う。
ピコピコとゲームを続けていたユリはふぅとため息をつく。
「ところで、シズクお姉様。
後ろからゲームを覗き込むのはマナー違反です」
後ろを振り向きじーっと見つめるユリに、
「仕方ねえだろ、そこからしか、お前の世界を覗き込めねえんだからよ」
シズクはそう言い返した。
『プレイングボーナス……「見えない強敵」に対応して戦う。』と画面に映し出されたユリの持つゲーム機に視線を向けて。
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『プレイングボーナス……「見えない強敵」に対応して戦う。』が付き敵の攻撃まで視認することができません。
また、ここまでに登場した四天親分はお助けキャラとして1プレイングに1行動のみ、その親分ができそうなことで協力をお願いすることができます。
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エリュファシオン・アルティウス
見えない敵か…だが策はある
弾幕とペイント属性(属性攻撃)と衝撃波を周りに待機させる
万能時間覇気にもペイント属性弾幕と衝撃波弾幕を張り巡らせる
衝撃波の弾幕はエコーの役割で反応があったらペイント属性の弾幕をぶつけて姿を見えるようにする
捉えた!喰らえ!
攻撃はスナイパーしながら呪殺弾または矢弾の雨そして障害物に跳弾を当てて攻撃
防御はオーラ防御を最初の壁にして結界術の壁には念動力を使う
軽業と地形の利用と足場習熟でスタイリッシュに回避しながら制圧射撃で反撃する
碎輝さんは敵の姿が見えたら周りに電撃を放ち痺れさせる
UC発動
行け!ルシフェル!『夜明け薫る星』!
空間破壊魔法を放つ
終わりだごらぁぁ!
怪力でぶん殴った
●
「見えない敵か…だが策はある」
エリュファシオン・アルティウス(“やんきー”を目指す『時間逆行』を使う不思議な旅人・f39208)は『シャドウ・ガンナイフ』を構えた。
ガンナイフから放たれる弾丸はカラフルな衝撃波を発しながらエリュファシオンの周囲に停滞する。
「これで準備万端だね。
どこからでもかかってきな!」
エリュファシオンは身構えるがやけに物静かであった。
獣が獲物を狙い忍び寄るかのような、
「いや、嵐の前の静けさ……」
そこまで言いかけた瞬間、周囲に張り巡らせた弾幕や衝撃波に反応がある。
上方から降り注ぐのは鋭い針の雨、エリュファシオンは後方へ飛び退くと共に上方へ弾幕を張り針の嵐を防ぐ。
目には見えないがこの一帯は【吹き荒れる針の嵐】に覆われているのだ。
激しく吹き荒れる嵐の轟音がその凄まじさを物語る。
エリュファシオンは弾幕と『万能時間覇気』による守りで防戦一方となってしまった。
だが、エリュファシオンは後方から聞こえてきた聞き覚えのある轟音に笑みを浮かべると、
「IT'S SHOWTIME!来い!美しい黒い翼を持つ堕天使…ルシフェル!」
巨大な闇の力を操る堕天使【堕天逆行皇・ルシフェル】を召喚する。
「行け!ルシフェル!『夜明け薫る星』!」
ルシフェルが放つ空間破壊魔法は吹き荒れる針の嵐ごとこの一帯空間を吹き飛ばす!
「碎輝さん、いまだ!!」
「ああ、任せな!!」
エリュファシオンの後方からバイクで飛び出した碎輝はルシフェルが吹き飛ばした空間に夥しい量の電撃を放った。
「ぐおおおおお」
姿が見えないが激しい電撃を浴びたボスのいる辺りから煙が上がっていた。
苦戦
🔵🔴🔴
アリス・セカンドカラー
お任せプレ汝が為したいように為すがよい。
よし、ここを|キャンプ地《面に入る前の漫才パート》とする。
見えない相手?|聞き耳《エコーロケーション》と第六感心眼と多重詠唱結界術での|情報収集《空間把握》で普通に捕捉できてるわよ?ああ、|親分達《ツッコミ担当》には見えないか。
じゃぁ、化術肉体改造と|禁呪召喚術《再孵化》でさくっと萌擬人ナーフ化してー、その姿を|多重詠唱実況《ミクシードリアリティ》でリアルタイム描写で投影して、と。
街を呑む悪意の炎?エナジーを糧にするサイキックヴァンパイアには|魔力吸収《おやつ》でしかないわ。
じゃ、私はテントの中で猪耳男の娘化したボスと|大食い《なかよし》してく……ダメ?
●
「よし、ここを|キャンプ地《面に入る前の漫才パート》とする」
アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔王少女・f05202)の宣言により、『NOW LOADING』の文字と共に世界は暗転し|キャンプ地《面に入る前の漫才パート》となった。
???「ちょっと待て!!
これはさっき終わった筈だぞ!」
アリス「いいえ、それはさっきの挑戦者よ。
私はオートスキップを認めないわ!」
???「そ、そういうものなのか?
まさかと思うがさっきのセリフも、
もう一度言えとか言わないよな?」
アリス「そこは既読スキップするわよ。
いつまでも時間と文字数を使ってられないのよ」
アリス「それにしても、私ばっかり何もない方に向かって喋ってるのも不便ね。
別に私自身はあなたの居場所は分かるから問題ないのだけど……」
???「そういえば、普通に会話しているな。
どれ、試しに動いてみるか」
……ぴょんぴょん、だだだだ、ドスン。
アリス「何をやっているのよ。
正確には見えているのではなくて、
いろいろやってあなたの居場所が分かっているだけよ」
アリス「でも、このままじゃツッコミ役の親分や画面の向こうが不便なのよ」
バズリトレンディ「ワイちゃんは別に大丈夫やで。
ワイちゃんには『虞知らず』があるから見えとるで」
アリス「……そういえば、ボケ役が一人いたわね。
なんで、私にボケ役が割り当てられてるのよ!」
バズリトレンディ「かたいこと言いっこなしやで。
どれ、その骸魂を見えるようにするのやろ。
ワイちゃんも手伝ってやるで!」
アリス「はぁ、ボケ役ばっかりを揃えられても、
こっちが困るのだけど仕方ないわね。
始めるわよ」
……ゴゴゴゴゴゴゴ、ピカーン。
……ぴょんぴょん、トトトトト、スタン。
???「おお!これが我の姿か!!
強そうではないが、見えるっていい事だな!」
アリス「正確にはあなたの居場所に私の|イメージ《妄想》を貼り付けているだけよ」
バズリトレンディ「うんうん、よかったなそこの骸魂」
???「ありがとう、これで我も安心して本物カクリヨファンタズムをカタストロフできる」
アリス「あら?このままテントで仲良く【|街を呑む悪意の炎《バーベキュー》】はダメなの?」
バズリトレンディ「さすがにそれは無理やろ。
ほれ、右上のカウントダウンはこの|キャンプ地《面に入る前の漫才パート》でも止まってないで」
アリス「はぁ、楽しい時間は必ず終わるという事ね」
NOW LOADING...
苦戦
🔵🔴🔴
ノラ・ヘルブラウ
山本親分…仲間になるにゃん…?
ふむふむ…
協力…嬉しいね。じゃあもふもふを要求しよう!(違う)
四天親分の一人、山本にゃんこさんにお願いしよう
ボクが『天渦』(POW) で召喚攻撃をするので、東方妖怪のどろんバケラーで援護して欲しいと
…物量弾幕勝負かな?
見えない敵を『幻妖狐』の幻術とにゃんこの化術でなんとか見つけ出してみよう
敵の攻撃は強力で、地形を破壊する威力だからちょいと離れておこっか
威風にゃんこ
POW : どろん衆きませい!
レベル×1体の【東方妖怪のどろんバケラー 】を召喚する。[東方妖怪のどろんバケラー ]は【化術(ばけじゅつ)】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
●
「山本親分…仲間になるにゃん…?
ふむふむ…
協力…嬉しいね。じゃあもふもふを要求しよう!」
手をワキワキさせて近づくノラ・ヘルブラウ(奇蹟探究の彷徨える少女『白霧狐』・f32770)に山本にゃんこはじりじりと後退りをする。
「にゃにゃ!?
何を言ってるにゃ!
まずはアイツを倒すことが先決にゃ!」
山本にゃんこの言葉にノラは手を止め振り向く。
「つまり、ボスを倒した後ならもふもふしていいってことだよね。
了解した」
「何でそうなるにゃ!!!」
山本にゃんこの叫びが木霊する。
「さて、冗談は置いといて。
ボクが【天渦】で召喚攻撃をするので、東方妖怪のどろんバケラーで援護して欲しい。
…物量弾幕勝負かな?」
「目がさっきのは冗談じゃにゃいといっているにゃが、仕方にゃい。
【どろん衆きませいにゃ!】」
山本にゃんこがどろんバケラーのどろん衆を召喚するのに合わせ、
「アストラルゲート、開け。『石人形』『不死鳥』『幻妖狐』『一角獣』異界の獣達よ、ボクに力を下さい。
権能解放。召喚門『天渦』」
ノラも召喚門『天渦』から複数の召喚獣を呼び出す。
召喚獣とどろん衆の一斉遠距離攻撃により放たれる弾幕はボスにダメージを与えていく。
ボスも反撃とばかりに【見えざる殺意】を振りまきながら、ノラたち目掛け飛び上がる。
ドッスン!!!
大量の土煙を上げ、隕石が落ちてきたかのような大穴が空いた。
ノラたちの遥か前方で。
どうやら、ノラが呼び出した召喚獣の弾幕がボスを押し戻し、ボスの落下地点を後ろにずらしたようだ。
「この調子でいくにゃ!!」
山本にゃんこが号令を出す後ろで、
(それはボクの役目なんだけど、まあいっか。
あとでたんまり|お礼《もふもふ》させてもらおう)
ノラの視線が山本にゃんこの猫耳やしっぽに向けられているのであった。
大成功
🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
お任せプレ汝が為したいように為すがよい。
汚名挽回!(お約束ボケ)
ちな、挽回には元の状態に戻すという意味もあるので実は誤用ではないとする説もあるみたいね。諸説あり。
|閑話休題《それはともかく》
ソーンイーターが扱う創世神術は天地開闢に連なる力、|古事記《ジョブ説明》にもそう書いてある。そこに私の寄生の特性と|大食い、魔力吸収《エナジードレイン》をまぜまぜするとー、偽世界そのものを|料理《いただきます》するマップ兵器になるってー寸法よ。|連続コンボ《マップ兵器連打》すれば見えてなくても関係ないわ。
運動エネルギーや位置エネルギーも吸収しちゃうからどんな攻撃されてもじゃれつき程度にしか感じないわ。
●
「汚名挽回!」
アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202)は立ち上がった。
その姿をじっと見つめるバズリトレンディ。
「何か言いたいことがあるなら言っていいのよ。
ちな、挽回には元の状態に戻すという意味もあるので実は誤用ではないとする説もあるみたいね」
バズリトレンディが質問する前にアリスは早口で聞こうとしていたであろうことを言ってしまう。
だが、
「……?」
バズリトレンディは小首をかしげていた。
「まさかとは思うけど、どこがおかしいか気付いてない?」
バズリトレンディは満面の笑顔で首を縦に振った。
|閑話休題《それはともかく》
「それにしても、せっかく私が素敵な姿を上貼りしてあげたのに、また見えなくなってるわね」
「それはパートが変わるたびにHPや状態変化がリセットされるゲームあるあるやな」
珍しくアリスの質問にバズリトレンディが答えていた。
「それで今度はどないするんや?
ワイちゃん、協力しちゃうで!!」
バズリトレンディがやる気を見せるが、
「いえ、バズリトレンディは何もしなくていいわ」
あっさり一蹴された。
「ソーンイーターが扱う創世神術は天地開闢に連なる力、|古事記《ジョブ説明》にもそう書いてある。そこに私の寄生の特性と|大食い、魔力吸収《エナジードレイン》をまぜまぜするとー、偽世界そのものを|料理《いただきます》するマップ兵器になるってー寸法よ。|連続コンボ《マップ兵器連打》すれば見えてなくても関係ないわ。
運動エネルギーや位置エネルギーも吸収しちゃうからどんな攻撃されてもじゃれつき程度にしか感じないわ」
アリスは【|創世神術《ワールドクリエイション》・|虚無《ヴァイド》】を紡ぎあげる。
世界を創り上げる『創世』の属性を反転し、世界を喰らい尽くし消滅させる世界吸収の力が偽物カクリヨファンタズムの世界に染み渡り浸食していく。
これでは姿が見えなくても関係なく、そして如何に無敵の鉄の塊になろうがボスの生命力は吸い尽くされるのである。
だが、世界全体を攻撃するという事は……。
「偽物とはいえ、美少女妖怪親分には悪いことをしたわね」
その世界の構成要素で構成されている妖怪親分もまた攻撃対象となってしまうのだ。
「私は呼んでもいないのに勝手について来るのがいけないのよ」
アリスは削り取られ荒れ果てた荒野でそう呟いた。
「まあ、そうかたい事言いっこなしやで。
ワイちゃんがあんさんを気にいったから付いてきているんや」
アリスの隣にバズリトレンディが立っていた。
「なんで!あんたが生きているのよ!!」
「いやぁ、ワイちゃんには『虞知らず』があるさかい」
「なんなのよ、その『虞知らず』は!
便利過ぎるじゃないのよ!
ということは、まさか他の親分や……ボスも」
「そうやで、みんな無事や!!」
ドヤ顔のバズリトレンディにアリスは予定が大きく狂わされてるのはコイツのせいではと思い始めるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
バルタン・ノーヴェ
全員リクエストによる、各シナリオへの救援プレイングです。
期日が迫っていたり、人手が足りてない時にご利用ください。
アレンジ、アドリブ、連携歓迎。
ユーベルコードも指定外の、公開中から適当なものを使用してもらって構いません。
HAHAHA!
グリモア猟兵殿の要請に応じて、ワタシ! 参戦デース!
お困りのようデスネー? ドントウォーリー! ワタシが手伝いマスヨー!
アタック、ディフェンス、他の方への支援! おまかせくだサーイ!
白兵戦、射撃戦、集団戦もボス戦もオーライ!
冒険の踏破や日常への奉仕活動も得意であります!
|臨機応変に対処可能《好きに動かしてOK》デース!
よろしくお願いしマース!
●
「HAHAHA!
グリモア猟兵殿の要請に応じて、ワタシ! 参戦デース!
お困りのようデスネー? ドントウォーリー! ワタシが手伝いマスヨー!」
バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)が現れた。
「オヤ?ボス敵と聞いてきたのデスガ?
誰もいないようデスネー?」
「いえ、姿が見えないだけで確かにそこにいますよ」
「オオ、しあわせな王子さま殿……?」
バルタンは声のかけられた方へ振り向いた瞬間固まってしまう。
「どうしたでアリマスカ?その恰好は?
それではしあわせなおひめさまでアリマスヨ」
「そう、僕はしあわせなおひめさま?。
この偽物カクリヨファンタズムの西洋親分だよ。
今は時間が無いから詳しく説明できないけど、
僕が道を作るからあのボスを倒してほしんだ。
いくよ」
そういうとしあわせなおひめさま?は自身の黄金のドレスから黄金を飛ばしていく。
「ぐお、何をする!」
しあわせなおひめさま?から剥がれた黄金がボスの身体に張り付きその姿が見えるようになっていく。
「なるほどそういうことでアリマスカ!
カモン、バルタンズ!」
バルタンはしあわせなおひめさま?の意図に気付くと【|秘密のバルタンズ《シークレット・サービス》】を呼び出した。
「バルバルバルバル♪」
ミニサイズのバルタンズはお駄賃に剥がれ落ちた黄金をもらいパニックを通り越して気絶しかかったが何とか踏みとどまり駆けていき、ボスを攻撃するのであった。
「バルバルバル♪」
ボスを倒し勝利の声を上げるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
●
「ぐおおおぉぉぉ……」
ボスの断末魔の叫びが偽物カクリヨファンタズムにこだました。
その叫びと共に偽物の世界は崩壊していく。
だが、それはここまで共に戦ってくれた親分たちとの別れをも意味している。
「どうやら、ここまでのようですね」
しあわせなおひめさま?が空を見上げ言う。
「まあ、そういうことだ。
いくら無限に加速し続けたとしてもゴールは必ずやってくる」
碎輝はこの世界のゴールが訪れたのだと語る。
「ワイちゃん達も楽しかったし、短い生涯やったけどいい人生やったと思うで」
さすがにバズリトレンディの『虞知らず』でもこればかりはどうしようもできない。
「そういうことにゃ。
猟兵のみんな、この世界をいいゴールに導いてくれてありがとうにゃ」
山本にゃんこ深々とお辞儀をし、
「「「「そして、願う事ならもう一つのゴールも……」」」」
親分たちは光となって消え、偽物の世界は消滅するのであった。
第3章 ボス戦
『滅詩のユリと幽銃のシズク』
|
POW : 滅びの詩
【周囲を消滅させる効果を持つ、魔法の弾幕】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : 幽銃(ユウガン)
レベル分の1秒で【指先から膨大な魔力で「幽銃(ユウガン)」】を発射できる。
WIZ : 記憶の詩
【あなたの過去を写し出す「トラウマ」、】【あなたの記憶を回想させる「歌」、】【膨大な魔力で「過去と同じ背景」】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
イラスト:あさぎあきら
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「ノラ・ヘルブラウ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
猟兵達が目を覚ますとそこはカクリヨファンタズムの石抱きの井戸であった。
パチパチパチと拍手の音がする。
「みなさま、ゲームクリアおめでとうございます」
「まさか本当に偽物の世界を殺してくれるとは思わなかったぜ」
オウガ・フォーミュラのユリとシズクが出迎える。
「それでよ、誰が持っているんだ?
『|生と死を繋ぐもの《ヤマラージャ・アイビー》』をさ!!」
シズクのその言葉に猟兵達は顔を見合わせる。
偽物なら大量に出回っているが本物は持っていない筈であった。
「シズクお姉様、それではただの悪党です」
「う、うるせえなぁ。
大体それに気付いたのはお前だろ!
お前が説明しろよ!!」
「シズクお姉様、そんな怒鳴らなくても……。
|閻魔王《ばくまおう》から大祓骸魂の手に渡り、そしてあなた方に倒された『|生と死を繋ぐもの《ヤマラージャ・アイビー》』はあなた方猟兵が持っていると考えるのが自然です」
「そういうことだ。
……って、おい!
ユリお前なあ、またばくまおうに戻ってるぞ!!
本を読んで賢くなったんじゃないのかよ!!」
「いえ、ですからゲームをしていたから本は読んでないと、
それにガクガク揺らすのはやめてください。
せっかく、オウガ・フォーミュラらしく振舞っていたのに……」
「それはお前のせいだろ!!!」
しばらく、二人の漫才は続いたのだった。
「はあはあ、そういうこった。
『|生と死を繋ぐもの《ヤマラージャ・アイビー》』を渡すのなら、それでいい。
だが、それ以外は力づくで奪うだけだ!!」
「わたくし達の悲願のために……」
シズクは指先に力を籠め、ユリは詩に魔力を籠める。
オウガ・フォーミュラとの最後の決戦の火蓋が切って落とされた。
エリュファシオン・アルティウス
ならば…幕を引こう
行こう!零!命!オーさん!
総攻撃の効果で幽銃逆行王零と滅詩逆行王命を同時発動
敵の攻撃はスタイリッシュ(軽業と地形の利用)に回避し矢弾の雨で攻撃する地形の利用で壁に弾を当てて跳弾にする事で二人に当てる
零はシズクに幽銃を放つ
命はユリに消滅魔法弾幕を放つ
『オォォー!』
オーさんはシズクとユリが隙を見せたら毒をかける(毒使い)
零と命の仮面が敵の反撃で壊れてしまった…
二人の素顔は零はシズク、命はユリと同じ顔だったのだ
二人の事情はキアラさん説明済みだ
彼女が他の猟兵に二人の素顔の事を話している
敵が動揺しているうちにマヒ攻撃を纏った弾幕を放ち痺れさせた後
行くよ!零!命!オーさん!
『行くぜ!』『ええ!』『オォォー!』
零と命とオーさんと共に総攻撃を仕掛けた
零は幽銃で敵を攻撃して
命は消滅魔法弾幕で敵を攻撃する
『オォォー!』
オーさんはバイクに変身して敵二人を轢く
吹き飛んだ場所にあらかじめ私が待機して敵をナイフとガンナイフで攻撃した
THE SHOW'S OVER…
そう言いながら私は手袋を引き締めた
アリス・セカンドカラー
お任せプレ
(多重詠唱結界術で回想した記憶と過去と同じ背景を再現。雨の振る日、アリスが猟兵に目覚めた日、最愛の|『あの子』《アリス・ロックハーツ》をこの手で討った瞬間を)。
さて、こんなものを見せるものだから、|リミッター解除、限界突破、オーバーロード《あの日精神寄生体となって私と一つになった『あの子』が目覚めてしまったわ》。シズクなら銀髪妖狐の前世返りで人の過去に手を出すもんじゃないと分かってたはずだけど、若返りでなく回想なら平気だとでも思ってたのかしら?
ああ、消滅の効果を持とうが魔法は魔法、魔力の塊ね。|幽銃《ユウガン》は言わずもがな|大食い、魔力吸収、魔力供給、エネルギー充填《上質な魔力(エナジー)をごちそうさま》よ。
では、始めましょうか、ユリとシズクの|爆死と蘇生を繰り返す運命《エンディング》を|覆す《ブレイクする》のを。
奇病は切除した、後は|廃棄された時間質量《オブリビオンの構成物質》を|元の種族《人間》へと組み替えるだけ。
では、あなた達の世界に繋がり再会出来る時までごきげんよう。
ノラ・ヘルブラウ
WIZ
詩、とな…
随分と珍妙な術を扱うものよ
魔法の弾幕と大砲のような魔法……幽銃を避けながら向かうとしよう
多少なりとも、だんまくしゅーてぃんぐとやらはノラも得意でね
ひらりひらりと、弾幕の隙間を掻い潜っていこうか
「トラウマ」……兄と姉が亡くなったこと
「歌」……『奇蹟は、想いは言の葉。』子守唄のような
「過去と同じ背景」……古い時代の日本(UDCアース)
まやかし……ぜぇ〜んぶまやかし…
この世界にノラのお姉ちゃんやお兄ちゃんはいない
忠実に、鮮明に映る過去など
……もはや過去ではありませぬ
故に……まやかし…
幻、まやかし、夢
ここまでとしましょう
運命天秤ユースティミスを扱い、UC『白霧』を発動し、ユリとシズクを次元の力で過去に葬る
それでは、良い来世を……
バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎!
HAHAHA!
仲の良い姉妹でありますな!
あいにくと我輩は『生と死を繋ぐもの』のデータは集積できてマセンガ……。
四天親分は、ここに!
「カクリヨメモリ、ロゴスイグニッション!」
|世《ユリ殿と》|界《シズク殿》を救うべく、力を貸してくだサーイ!
にゃんこ殿! バズリ殿! ロングヘアー碎輝殿! おひめさま殿!
生みの親であるユリ殿に認知を迫りマショー!
(戸惑うなり受け入れるなり、あるいは恐れるなり。感情が揺さぶられるなら弾幕の精度も甘くなるだろうという目論見込み)
四人の能力を駆使して弾幕を回避し、迫って白兵攻撃を叩き込みマショー!
どろん衆、電撃、黄金、そして虞知らず!
みんなの力を合わせれば、世界であろうと相手にできマース!
……オブリビオンである以上、助け合ったり和解したりすることは難しいかもしれマセンガ。
せめて、爆死する前に楽にして差し上げマース!
(……彼女たちを苦しめている悪魔たち。いずれ、サイキックハーツとやらに到達した時。奴等に報いを下すことはできるデショーカ……?)
●
「HAHAHA!
仲の良い姉妹でありますな!
あいにくと我輩は『生と死を繋ぐもの』のデータは集積できてマセンガ……」
バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)はカクリヨメモリを読み込もうとした瞬間、手が止まった。
「コレハ!そういう事でありマシタカ!!
カクリヨメモリ、ロゴスイグニッション!
バージョン、アナザーオヤブン!!
|世《ユリ殿》と|界《シズク殿》を救うべく、力を貸してくだサーイ!」
バルタンは石抱きの井戸の縁に置いてあった『それ』を手に取ると【|模倣様式《イミテーション》・|幽世幻想《アヤカシオヤブン》】を起動させた。
「ならば…幕を引こう
行こう!零!命!オーさん!」
エリュファシオン・アルティウス(“やんきー”を目指す『時間逆行』を使う不思議な旅人・f39208)は【逆行奥義・総攻撃】により召喚した仮面をつけた二人の少女零と命、そしてオオサンショウウオ型バイク『オーさん』に跨り駆け出していた。
零はシズクに膨大な魔力による魔力弾を放ち、命はユリに消滅魔法弾幕を放ち二人を分断させる。
「これは、オレ達の模倣か!
偽物世界の次はオレ達の偽物がオレ達の命を奪いに来るってか、
因果なもんだぜ!!」
シズクは魔力弾を躱しながら続ける。
「ユリ!お前の方はどうだ?
まだまだいけるか?」
「シズクお姉様、わたくしは3人を相手してますので、話しかけないでいただけるとありがたいのですが……」
「そういえば、そうだったな。
わりぃ、こっちも手早く終わらせて加勢に行くぜ!!」
ユリは飛び交う消滅魔法弾幕を躱しながら、【記憶の詩】を紡ぐ。
飛び交う魔法弾幕は1発でも触れれば消滅させられる程の威力を持っていたがユリは危なげなく、それを躱し反撃をしアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202)とノラ・ヘルブラウ(奇蹟探究の彷徨える少女『白霧狐』・f32770)に過去を想起させる詩を紡いでいた。
アリスとノラにもユリから消滅魔法弾幕が放たれているが、
アリスは|大食い、魔力吸収、魔力供給、《エネルギー充填上質な魔力(エナジー)をごちそうさま》とお菓子を食べるかの如く自身に取り込み、
ノラは「多少なりとも、だんまくしゅーてぃんぐとやらはノラも得意でね」と言わんばかりに消滅魔法弾幕を掻い潜っていく。
ユリが弾幕シューティングを嗜み、消滅魔法弾幕をノーミスで躱しながら攻撃も同時に行なっているように。
零は魔力を指先に集め魔力弾を放とうとするが、シズクの【|幽銃《ユウガン》】が零の集めた魔力を撃ち抜く。
「わりぃな、オレの【|幽銃《ユウガン》】は本来速射式なんだ。
お前が力を溜めている間にオレは何発でも撃ち込める。
まあユリがいる時は、オレもユリが相手を牽制している間に魔力を高めてぶっ放すけどな」
シズクの言うようにユリとシズクの連携はユリが消滅魔法弾幕で相手を追い込み、シズクの膨大な魔力の幽銃を放つ必殺の連携がある。
だがそれはお互いの欠点を補い合っている為、必殺の連携となっている。
つまり、個別で相手取ってしまえばその弱点は浮き彫りになってしまう。
ユリの魔法弾幕には相手を倒しきる威力が、そしてシズクの幽銃には力を溜める為の隙が弱点となってしまう。
「ユリをこれ以上待たせてられねぇ。
さっさと決めさせてもらう!!」
シズクが指先に魔力を籠める。
「大丈夫か、零!」
オーさんに乗ったエリュファシオンの弾丸が間一髪のところで割り込んだ。
シズクからカウンターとばかりに放たれた【|幽銃《ユウガン》】をオーさんは躱しながら駆け抜ける。
「一人が二人になったところで何も変わらねぇ」
シズクが再び指先に魔力を籠める。
「HAHAHA!
なら、三人ならどうでアリマスカナ!
一人より二人!二人より三人!猟兵の絆は、どこまでも増えていきマス!!」
「碎輝さん!いえその声はバルタンさん!」
「YES!今はロングヘアー碎輝殿でありますがバルタンデス。
エリュファシオン殿、ここは総攻撃でアリマス!
そのユーベルコードは対象を分散させてしまっては、その真価が発揮されマセン!」
「わかりました!
行くよ!零!命!オーさん!そして、バルタンさん!」
エリュファシオンはユリに攻撃させていた命を呼び戻し、【逆行奥義・総攻撃】を発動させる。
仲間たちと共に総攻撃することで、その成功率が上がるその逆行奥義は一部の隙も無くシズクに叩き込まれるのであった。
それは雨の降る日、アリスが猟兵に目覚めた日、最愛の|『あの子』《アリス・ロックハーツ》をこの手で討った瞬間。
「さて、こんなものを見せるものだから、
|(リミッター解除、限界突破、オーバーロード)《あの日精神寄生体となって私と一つになった『あの子』が目覚めてしまったわ》。
シズクなら銀髪妖狐の前世返りで人の過去に手を出すもんじゃないと分かってたはずだけど、若返りでなく回想なら平気だとでも思ってたのかしら?」
「く、暗殺武闘大会編寓話六塔戦か!」
とシズクがいれば歯嚙みしていただろうが、当の本人は向こうで総攻撃に遭っていた。
「『虞知らず』の一撃でアリマス!
その言葉はそっくりお返しするででアリマスヨ。アリス殿!」
「痛いじゃないのよ、何をするのよ!
バズリトレ……。いえバルタン!」
バズリトレンディの姿をしたバルタンがアリスを殴り飛ばしていた。
あのアリスを殴り飛ばすとは本当に恐れ知らずの所業であった。
「アリス殿!何を全て受けてしまっているでアリマスカ!
それではユーベルコードを封じられてしまうではアリマセンカ!!」
バルタンの指摘の通り、【記憶の詩】は『あなたの過去を写し出す「トラウマ」』『あなたの記憶を回想させる「歌」』『膨大な魔力で「過去と同じ背景」』が全て命中してしまうとユーベルコードが封じられてしまうのだ。
圧倒的な強者はどうも相手の技を受けてみたくなる性なのか、アリスもまた【記憶の詩】の全てを受けていた。
「ワイちゃんの『虞知らず』の一撃で封印の効果は打ち消したでアリマス。
あとは任せたでアリマス」
「バルタン、あなた大変ね」
バルタンは駆けていく、アリスと同じく【記憶の詩】を受けているノラの元へ。
「これは……」
ノラの目の前に広がる風景は一昔前のUDCアース、
映し出される光景は兄と姉が亡くなった瞬間、
そして、響いてくる歌声は子守唄のように、
ノラへと染み渡っていく。
「奇蹟は、想いは言の葉。」
ノラもまた【記憶の詩】に取り込まれようとしてい……。
「まやかし……ぜぇ〜んぶまやかし…。
この世界にノラのお姉ちゃんやお兄ちゃんはいない。
忠実に、鮮明に映る過去など、
……もはや過去ではありませぬ。
故に……まやかし…。
幻、まやかし、夢、
ここまでとしましょう」
ノラはのらりくらりと【記憶の詩】を躱してみせた。
「おお、ノラ殿は無事でアリマシタカにゃ」
「おや、山本親分。
わざわざ約束を果たしに来てくれるとは、
ではさっそく、もふもふさせてもらおう」
「HAHAHA!
残念ながらにゃんこ殿ではないのでアリマスにゃ」
「知ってる。
でも、そこにもふもふケモ耳と尻尾があれば、もふるのは定め」
山本にゃんこに変身したバルタンはノラに散々もふられた後、ユリの方へと振り向く。
「ユリ殿、戦いの前にこれを返しておくでアリマス」
バルタンは懐から一つの携帯ゲーム機を取り出す。
それと同時にバルタンの姿が黄金のドレスを纏ったやさしいおひめさまへと変わる。
「いえ、それは今回のわたくしが気まぐれで買ったもの。
骸の海へと還るわたくしたちが持ち込むことのできないものです」
バルタンが取り出したゲーム機はユリが持っていたもの、そして偽物カクリヨファンタズムにユリがアクセスしていたものであった。
それは元々骸の海から滲み出たユリが持っていたものではない。
それ故に骸の海に還ったとしても、再び骸の海から滲み出た際には持っていない物である。
オブリビオンが経験した記憶や手に入れた物、すなわち財を骸の海に持ち込めないかのように。
「ちょうどゲームオーバーで終わってしまったところでしたので、戦いに巻き込まれないようにそっと置いてきたものです。
わたくしには不要な物ですので、あなたに差し上げます」
そうは言うが物惜しげな視線をユリは向けていた。
「それでは始めましょう。
最終ステージを……」
ユリから【滅びの詩】の魔法弾幕が放たれる。
それはこれまでの比ではない勢いでバルタンに迫る。
「おひめさま殿!お願いするでアリマス!!」
バルタンの着たドレスから黄金が剥がれ落ち迎撃の弾幕となる。
黄金の弾幕で【滅びの詩】を相殺しているバルタンはユリの元へと駆け出す。
ユリの目の前まで駆けていったバルタンはそっとユリにゲーム機を手渡す。
「これはユリ殿の物でアリマス。
大事に持っていくのでアリマス。
アリス殿!ノラ殿!!」
次の瞬間、ユリは|棘《ソーン》と白い霧に覆われ意識が途絶えた。
そして、白い霧が晴れるとそこにはユリとシズクの姿はなかった。
「THE SHOW'S OVER…」
エリュファシオンは物悲しげに呟く。
「あなた達の世界に繋がり再会出来る時までごきげんようと言いたいところだけど、今回はしょうがないわね」
アリスは口惜しそうに言うが、ここは仕方なく譲った。
(……彼女たちを苦しめている悪魔たち。
いずれ、サイキックハーツとやらに到達した時。
奴等に報いを下すことはできるデショーカ……?)
バルタンは事の発端である悪魔達の事を考える。
いずれサイキックハーツの地に至った時、彼の悪魔達を追い詰めることができるのかと。
そして、時を操る事が出来ると言われる神器・運命天秤のフラスコ『ユースティミス』を手にノラは呟く。
「それでは、良い来世を……」
大成功
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「ユリ!おいユリ!しっかりしろ!!」
ユリが目を覚ますとそこには姉のシズクしかいなかった。
先ほどまで戦っていた猟兵の姿がないどころか、
「シズクお姉様、ここは何処でしょうか?
カクリヨファンタズムではありませんね」
「ああ、まだ移動中らしい。
それと再羽化とかいうのでオレ達はオブリビオンではなくなったらしい」
「シズクお姉様、それって……」
「ああ、根本は解決してねぇ」
「わたくし達がオブリビオンとなった、あの悪魔達に世界を壊す爆弾に改造されたという過去が存在する限り、次に骸の海から滲み出るわたくし達はあの病を持ったオブリビオンなのでは?」
「まあ、こればかりはどうしようもならねぇ。
過去をなかった事にすることはできないからな。
だが、今回のオレ達は永遠に繰り返される輪廻から解放されたらしい」
「はあ、それでわたくし達は何処に向かって移動しているのでしょうか?」
「なんか、過去らしい。
どうせ、オレ達にあの悪魔どもを倒せとか言いたかったのかもしれねえが……」
「それは遠慮しておきます。
あの方たちとの出会いもまた失われるという事ですから……」
「そういうこった、オレ達はあの時失った日常の続きを楽しませてもらうことにするぜ。
どうせ、オウガ・フォーミュラどころかオブリビオンの力も失っているんだしな。
それと、あいつらがオレ達の世界に来れるようになったからって、オレ達に会いに来るようだったら、ぶっ飛ばしてやる。
そんな暇があったらあの悪魔達を滅ぼせってな」
「わたくしは別に再会しても構いませんが……」
「よぼよぼのばーちゃんになっててもか?
さっき言っただろ、過去に飛んでると。
あいつらが来るのが何年後かわかったもんじゃないぜ」
「い、いえそれは……」
「さあて、あいつらの事は置いといて帰ったらどうするか?」
「わたくしはゲームの続きを……」
「いや、本を読め!
今度こそはお前に本を読ませる!
今度はやり直せねえから絶対だ!!」
「シズクお姉様、ですから、肩をガクガク揺らすのは‥‥‥」