5
冬桜護と共に月雪花を

#サクラミラージュ #冬桜護 #リクとカリン

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#サクラミラージュ
🔒
#冬桜護
#リクとカリン


0




 ぺこりと一礼して、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)は、猟兵達を出迎える。
「皆様、お越しいただき、ありがとうございます。今回来ていただいたのは……|冬桜護《ふゆざくらもり》は、ご存じでしょうか? そちらからの救援を受けての依頼となります」
 サクラミラージュには「冬桜護」と呼ばれる、辺境・秘境にある幻朧桜を巡回するユーベルコヲド使い達の部隊が、世界中でひっそりと編成されている。その名の通り元々は「厳寒の雪の中の幻朧桜を調査に行く部隊」なのだが、今や豪雪地は勿論、ヒマラヤ山脈や火山地帯、はたまたマカオのマフィア街まで、デンジャラスな場所ならどこへでも、桜の様子を見る為に赴いている。今回は、その中でも、山深い豪雪地帯の奥にある桜を見に行くことになっているそうだ。
「そんな冬桜護さんがどうかしたの?」
 猟兵の一人が声をかけてきた。
「ええ。実は「冬桜護の広報」を、超弩級戦力である猟兵の皆様に依頼されたんです。冬桜護達は控えめに訴えますが……誰かがやらねばならない仕事なのですが、余り知られていない上に危険な為か、なり手が減っているそうで。そこで、猟兵の皆様に冬桜護の巡回に同行していただき、その様子をキャメラにおさめて活劇にすれば、前途ある若者が冬桜護に入ってきてくれるのではと考えたようでして……」
 というわけで、猟兵の皆には冬桜護と一緒に現地へと向かい、その様子をキャメラもとい、カメラに収めて、なり手を増やす目的の元、活動して欲しいとのこと。
「それと……冬桜護の皆様には伝えていないのですが、実は皆様が向かう冬の幻朧桜の近くに、危険な幻朧の姿が見えたのです。皆様には、そちらの討伐も合わせてお願いしたいと思います」
 また、仕事が無事終われば、月雪花が見える屋敷で労いの宴会の場も設けているらしい。
「皆様でしたら、きっと大丈夫だと思います。冬桜護の皆様を守りながら、冬の幻朧桜と月雪花を楽しんできてくださいませ」
 そういって、リズは猟兵達を笑顔で見送るのであった。


柚葵チハヤ
 こんにちは、柚葵チハヤです。
 もしよろしければ、冬桜護の皆さんの為、力を貸してくださいね。
 敵は少し強いですが、油断しなければ大丈夫な感じです。ただ、周りには冬桜護の皆さんがいますので、十分に気を付けてくださいね。
 戦闘時は、「プレイングボーナス:冬桜護の皆さんを守る」もありますので、よければ、ご利用ください。

 また、複数で参加する際は、お相手の名前やID、グループ名をお忘れなく。
 皆さんの寒そうな場所でのプレイング、お待ちしていますね!!
78




第1章 冒険 『秘境の桜をめざして』

POW   :    体力と腕力で危険な冒険を切り抜ける

SPD   :    迫り来る危険を察知し、回避する

WIZ   :    カメラワークや演出を駆使し、格好いい広報映像を撮影する

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 現地では、冬桜護達が猟兵達を迎えるために、準備を整えていた。
「カリン、このキャメラで大丈夫かな?」
「何度も確かめたでしょ? それで大丈夫ってみんなで決めたじゃない。リク」
 カリンと呼ばれた女性とリクと呼ばれた男性が、準備を進めながら、話しているようである。
「失礼に……ならないかな……?」
「もう、心配性なんだから! 大丈夫よ! 前に向かえた人達にも確認したじゃない。私達は、超弩級戦力な猟兵の皆さんをこのキャメラでしっかりと取ること! それも一台だけじゃなく、三台使ってやるって決めたじゃない。一台が万が一、壊れてしまっても、他のキャメラが撮影していれば、大丈夫って言ってたじゃない」
 うんもうと、カリンは軽くリクをどつく。
「宴会の方も準備は整っているって」
「旨いもん、いっぱい食えるかな!!」
「リクってば、食いしん坊なんだから」
 けれど、これで少しは心配が紛れたらしく、準備のペースも進んでいるようだ。
「頑張りましょうね。すっごい映像撮って、すんごい広告作りましょう」
「うん、そうだね。カリン」
 約束の時間まで、あと数時間。それまでに、この準備を終えなくてはならないのだ。
 二人はドキドキしながらも、準備や確認を済ませていくのであった。

●マスターより
 彼らとの交流も、もしよければお楽しみください。
 皆さんの参加をお待ちしています!!
御園・桜花
暦見て
「そう言えばそういう時期でした」
「車も北国仕様に変更済みですし、最近烏賊と餅を大量に仕入れて料理の準備も万端ですし、此れは行かなければなりませんね」
ケータリングカーで現地へ
音で雪崩が起きそうな場所は高高度飛行で合流地点まで先に行くがそうでない場所は低速で走る

「桜學府所属のユーベルコヲド使い、御園桜花と申します。御一緒させて頂いても?」
「食材も積んでおりますし、難所越えは飛行した方が簡単ですし。桜學府の飛行系のユーベルコヲド使いの方々が、此れを見て冬桜護に多数申し込んでくれるようになれば、皆様の道行きも少しは楽になるのではないでしょうか」
撮影内容や広告内容は指示に従い運搬や調理に協力する



 暦を見て、御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)は気づいた。
「そう言えば、そういう時期でした」
 と。リズの話を聞いて、さっそく桜花も準備を整え、いざ、出発!!
「車も北国仕様に変更済みですし、最近烏賊と餅を大量に仕入れて料理の準備も万端ですし、此れは行かなければなりませんね」
 キラキラと目を輝かせながら、桜花は自前のケータリングカーに乗り込み、現地へと向かったのだった。

「……えっ!? えっと、あなたが……その、超弩級の?」
「桜學府所属のユーベルコヲド使い、御園桜花と申します。御一緒させて頂いても?」
 冬桜護達が驚くのも無理もない。なぜなら、ケータリングカーを飛ばして(ユーベルコードを使用した)来たのだから。
「食材も積んでおりますし、難所越えは飛行した方が簡単ですし。桜學府の飛行系のユーベルコヲド使いの方々が、此れを見て冬桜護に多数申し込んでくれるようになれば、皆様の道行きも少しは楽になるのではないでしょうか」
「それは言えてる」
 桜花の言葉に、猟兵達の世話役な冬桜護のカリンがこくりと頷く。
「えっ……いいのっ!?」
 規格外なことに、同じく世話役な冬桜護のリクは、あわあわしている。
「だって、そうじゃない? こういうお店を開けるというアピールにも使えると思うの。この際、いろんな映像を撮って、なんでも使用しましょう。だって、こうでもしなきゃ、人が来ないわよ!」
 そうかもしれない。
 カリンの言葉に桜花はにこにこと笑顔を見せる。
 その後、カリンの指示の元、桜花が笑顔でケータリングしているシーンを、しっかりキャメラに収めたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

八坂・詩織
豪雪地での活動…ともなれば雪女の出番ですね。
月雪花も見られるとのこと、楽しみです。

リクさん、カリンさん初めまして。猟兵の八坂・詩織といいます。
私の世界で開発された技術を披露したいのですが撮影お願いできますか?
キャメラの前で|起動《イグニッション》!
髪を解き瞳は青く変わり防具『雪月風花』を纏う。
こういうのもキャメラ映えするかなと。
この通り私は雪女ですから寒さには滅法強いんです。こういう冬桜護のお仕事のお手伝いは得意ですよ。
よろしければこちらもいかがですか?
指定UCで淹れたチャイを振る舞う。24時間の自動回復能力に加え寒冷耐性もつく優れものです。これ飲んで巡回と撮影頑張りましょう!

アドリブも歓迎



「豪雪地での活動……ともなれば雪女の出番ですね。月雪花も見られるとのこと、楽しみです」
 うきうきとした足取りで、八坂・詩織(銀誓館学園中学理科教師・f37720)もまた、現地へと向かう。
「リクさん、カリンさん初めまして。猟兵の八坂・詩織といいます。さっそくではありますが、私の世界で開発された技術を披露したいのですが、撮影お願いできますか?」
 自己紹介もそこそこに、さっそく撮影のネタを渡すのも忘れない。
「ちょ、ちょっと待ってください!!」
 あたふたと、リクとカリンがキャメラを持ってきて、セッティング。
「……どんな、技術なんだろ?」
 リクは、詩織のいう技術がどのようなものかとワクワクしあがら、キャメラを回し始める。
「では……|起動《イグニッション》!」
 イグニッションカードをかざし、一瞬で変身を終える。
 先ほどまで、白衣の先生な姿だったのが、瞳の色が茶色から青へ、着ている服は、袖と裾にピンクの花と蝶が舞う、白く美しい着物へと変化していた。
「す、凄い……これが、超弩級……」
 思わず、カリンもそう呟いてしまう。
「こういうのもキャメラ映えするかなと。この通り、私は雪女ですから、寒さには滅法強いんです。こういう冬桜護の仕事のお手伝いは得意ですよ」
 そう微笑む詩織にリクとカリンは、驚きを隠せずにいた。

 もちろん、実務(?)でもしっかりと。
「よろしければ、こちらもいかがですか?」
 現地へと向かう途中で、ユーベルコヲドを使った|インド式ティータイム《マサラチャイ》を披露し、冬桜護の皆に振舞うことも忘れない。
「24時間の自動回復能力に加え、寒冷耐性もつく優れものです。これ飲んで、巡回と撮影頑張りましょう!」
「「はいっ!!」」
 暖かいチャイを飲みながら、カリンは思わずつぶやいた。
「……この時期だけでも詩織のこのチャイ、借りたいなあ」
 ぽかぽかと体の芯から温まりながら、しっかりとチャイを振舞う詩織を撮影するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リア・スプレーギ(サポート)
様々な世界へ行き可愛いものを見たり酒の仕入れをしてる傍らに猟兵活動をしている元エンドブレイカーのヴァルキリー

可愛いものが大好き、そのストライクゾーンはかなり広い。可愛い動物等は勿論の事些細な事でも可愛いと言う。

基本的に人がいいので命や心を大事に行動し相手の心に寄り添おうとする、例えそれが敵であっても(倒すときはしっかりと倒す、それな可愛いものでも)

鴉のクローと共に協力して行動する。
自分だけでいいと判断したら自分だけで行動する。
お酒を飲む事も大好き&酔わないので聞き込み場所を酒場等お酒が飲める場所やお酒の席等に自然に入って聞き込みしがちだがしっかりと調査等は行う。

共闘OK
過剰なエログロNG



「宴会するって聞いたんだが……あれ?」
 弾む足で、やってきたのはリア・スプレーギ(碧眼は世界の夕焼け空を見つめる・f39230)だ。
「……あ、あの……」
「非常に言いづらいのですが」
 リクとカリンが言いづらそうに、本来の目的をリアに語る。
「ああ、なるほど。そういうことなら、私も手伝おう。荷物運びなら任せろ!」
 そういって、リアは。
「私の自由は、この夕焼け空と共に」
 自分と、その周りにいた仲間達全員を対象に、|夕焼けの翼《アノヒミタユウヤケイロノツバサ》を発動させる。
「わわわ……っ!!」
 初めての感覚にリクはあたふたしているようだが。
「これは便利ですね! ありがとうございます!!」
「これなら、いろいろと運びやすいだろ?」
 そういって、リアは隊員たちと一緒に、荷物運びをしていく。
「……ところで、この酒。どこの酒なんだ?」
 宴会で飲む酒を見つけて、リアは思わず、近くにいた者に尋ねていたが……目的は変わらない。
 そんな様子も、キャメラにしっかりと収められたのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『その場から動かない影』

POW   :    僕は待ち続ける
全身を【敵対的な行動を完全に防ぐ拒絶状態】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD   :    忘れ果てても待ち続ける
【身体をあらゆる敵対行動を拒絶する影】に変形し、自身の【知性と感情】を代償に、自身の【防御能力】を強化する。
WIZ   :    あなただけを待ち続ける
非戦闘行為に没頭している間、自身の【影】が【記憶に残っている何かを模倣し】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。

イラスト:狛蜜ザキ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はペイン・フィンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 冬の幻朧桜に到着した。
 後はここの様子を見て終わり……なのだが。
「あれ? あの黒いのはなんでしょう?」
「ちょっとリク、黒いのってそんなのあるわけ……あれ?」
 リクが見つけたもの。それはカリンも見つけていた。
 それは、リズが注意を促していた、危険な幻朧だろう。
 猟兵達は、おもむろに愛用の武器を取り出すと、冬桜護達を守る為に、前に出るのであった。

●マスターより
 リクとカリンは、戦いに参加させると大怪我する可能性が跳ね上がります。戦うことは可能ではありますが、大した効果は得られません。リクとカリン達を守ろうとするプレイングに関しては、プレイングボーナスが入りますので、ご利用ください。
 皆さんのプレイング、お待ちしています!!
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、可能なら末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。

正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。

基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」



「……ぶっちゃけ、さつ……えい? とかいうのは、よくわかんないにゃ。けど……」
 丁度、そこにやってきた、アイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)は目の前にいる幻朧をめいっぱい睨みつけた。これでもかっという感じで。
「なんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃっ!!」
「…………」
 向かってくるアイクルに、幻朧は一瞥しただけで、何も動かずにいた。
 いや、既に幻朧は動いていた。
 全身を敵対的な行動を完全に防ぐ拒絶状態に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない状況へと。
 だが……アイクルの選んだ力は。
「うおおおおおおおおお!!!」
 敵の尻尾や足(?)を掴んで持ち上げる、びったんびったんだ。幻朧は、なされるままになっている。当然、ダメージは入ってはいない。が、それを維持しないことには、己のダメージが入ることを理解しているのか、それを解くことはしなかった。
 ……というわけで、膠着状態へと入っていき、結局。
「はあっ!! もうだめにゃ。ぜんっぜん!! ぶっ倒れないのにゃ……」
 疲れたアイクルが根負けしたのだが……それは、幻朧も同じ。ダメージは入らなかったものの、その精神的なものが削がれていたのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!


人柄

普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します


心情

仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています


基本行動

味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します

一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします

またUC【贖罪】により楽には死ねません

ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います


戦闘

味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用


戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます



「……なるほど、あの幻朧を倒せば良いのですね」
 そう告げると、シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)は、嫌そうな顔を見せた。
「それに防御特化……と。積極的に攻撃してこないというのは、冬桜護の皆さんを守るうえで助かりますが……」
 相手を倒すには、かなり時間がかかることだろう。
 ならばと、シホは選ぶ。
「怨嗟に喘ぎ苦しむものに安息を、死してなお彷徨うものに道標を、旅立つ魂に救いあれ!」
 |【終癒】死者へ捧げる弔いの祈り《シュウユ・シシャヘササゲルサプリケーション》だ。生者には害の無い死者の霊魂を吸収する浄化属性の、苦痛や負の感情を和らげる優しき温かな光を放ったのだ。
「グガアアアアアアア!!!」
 その浄化の光を浴びて、幻朧は悶え苦しんでいく。
「その苦しみは今だけ……その先の未来へ向かうために、さあ、もう一度!!」
 救済の願いを込めた光が、シホの想いを込めた光が、再び幻朧へと放たれたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

レトレダレア・タイタニア(サポート)
『ワッシはレトレダレア、よろしくアルネー』
 お調子者のヴァルキュリア。似非チャイニー口調でアルとかつけてる

全身鎧に身を包んで素顔も素肌も晒していない。外から分かる身体的特徴は兜から覗く目元と地面とスレて毛先の痛んだクッソ長い髪だけ

 めっちゃ社交的かつ友好的だけど迷惑に感じるタイプの動きをします
ただ本人もそれを理解してるので戦闘面で迷惑をかける行為は自重できます
だからこそオフの時の自撮りとか風景写真にはノリノリで写りにいったりちょい迷惑行為をしたりしする

公序良俗に反する事はしません。ただグロには強いです
無邪気な残虐性が所々垣間見えます

『敵が気にしてそうな事は遠慮せず特に攻撃的に言うアル』



「ワッシはレトレダレア、よろしくアルネー」
 そう、冬桜護に告げながら、幻朧の前に出るのは、レトレダレア・タイタニア(レトレダレア・タイタニア??・f41272)。その長いオレンジ色をした髪を地面にこすりながら、面の下のレトレダリアの表情は、相変わらず笑顔なようだ。
「アナタ、ずっと待ち続けてるアルカ?」
 その言葉に、幻朧はぴくりと動いた。
「こんな雪深い場所で、アナタの待ち人は来ないアルヨ。来てるなら、もうとっくに来てるはずアルヨ」
「…………」
 何か言いたげに、訴えかけるように、幻朧はレトレダレアを睨みつける。
「もう来ないアル。諦めるアルヨ」
「……!!」
 幻朧は怒っているのか動揺しているのか、よくわからないが、これから成そうとしていることが、上手くできない様子。ならばとレトレダレアは動いた。
「夜宙に呑まれた彼の残穢。可愛い可愛い微かな希望。ほらお前達、出番アルヨ」
「ガアアアアアアア!!」
 |銀鎧招来【燈鷹】《ギンガイショウライ・ヒダカ》。鎧の瞳から数えきれないほどの橙色に光る金属の鷹を召喚し、敵を追いかけ、攻撃を続けていく。
「もうちょっと、骨のあるやつの方が戦いやすいアルネ」
 思わずレトレダレアは、そう呟くのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎

リズ殿より救援要請を受領!
現地に駆け付けるであります!

おまたせしマシタ、リク殿! カリン殿!
ここはワタシたち猟兵に任せてくだサーイ!
ファルシオンを構え、影朧の前に立ちはだかりマース!

……動きマセンナ?
……なるほど、何かを待っているのでありますな。
であるなら、必要以上に戦う意味はないデスネ。
格納型キッチンを展開して、調理開始デース!

本日のメニューは、その場から動かない影の恩讐・呪詛を治療するお供え物であります!
どうぞお納めくだサーイ!

(これで大人しくなり、穏やかに転生に向かってくれれば上々。こちらへの害意が収まらないなら、拒絶状態を解いて無敵が解除されるまで睨み合います)



「リズ殿より救援要請を受領! 現地に駆け付けるであります!」
 と、猛スピードでやってきたのは、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。
「おまたせしマシタ、リク殿! カリン殿! ここはワタシたち猟兵に任せてくだサーイ!」
 ずばーんと、雪煙を出しながら、バルタンは冬桜護の前に立ちはだかる。
 びしっと格好よく、ファルシオンを構えて。
「……動きマセンナ?」
 しかし、相手の幻朧は、動かない。どちらかというと、何かを仕掛けるのは、猟兵からだ。
「……なるほど、何かを待っているのでありますな。であるなら、必要以上に戦う意味はないデスネ」
 ファルシオンを仕舞って、バルタンは別の方法を取ることにした。
「えっ!?」
「えええ!?」
 びっくりするリクとカリンの前に、どどーんと展開したのは。
「格納型キッチンを展開して、調理開始デース!」
 そうそれが、バルタン・クッキングである。
「本日のメニューは、その場から動かない影の恩讐・呪詛を治療するお供え物であります! どうぞお納めくだサーイ!」
 幻朧はもちろん、怪我した味方にも、いろいろな料理を差し出していく。
 お陰で、猟兵達の怪我は、完全回復。しかし、警戒しているのか、幻朧は、前に置かれたそれを一瞥するだけで、食べることもなかった。
「ガードが堅いデスネー」
(「これで大人しくなり、穏やかに転生に向かってくれれば上々……と思ったんデスけどネー」)
 ただ、バルタンへの攻撃は、これ以降もなかったのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

八坂・詩織
あれが今回倒すべき幻朧ですか…
あれの相手は超弩級戦力の私達にまかせて、リクさんとカリンさんは大事なキャメラをしっかり守ってください。

(…あの幻朧、誰かを待ってるんでしょうか?防御特化型のようですし、闇雲に攻撃しても埒が明かないでしょうから…少し、話してみますか)
強制共生弾発動、テレパシーで話すだけなら攻撃にはあたらないでしょう。

『貴方がいることで冬桜護の方がとても困っているのですが…誰を、何を待っているのか聞かせてはもらえませんか?』

説得できるならしますが、無理そうならUC効果で【麻痺】させ動きを封じた上で【武器から光線】、光の子安貝から【浄化】を乗せた光を放ち攻撃。影を消すのは光、ですから。



「あれが、今回倒すべき幻朧ですか……あれの相手は超弩級戦力の私達にまかせて、リクさんとカリンさんは大事なキャメラをしっかり守ってください」
「わ、わかりました!!」
 詩織に言われて、リクとカリンは後方でキャメラを構える。
 とはいっても、詩織は、相手と戦うような武器を持たずに。
 ぽこんと、相手にキノコを生やさせる。強制共生弾だ。
(「……あの幻朧、誰かを待ってるんでしょうか? 防御特化型のようですし、闇雲に攻撃しても埒が明かないでしょうから……少し、話してみますか」)
 そう思ってのことだ。
 だからこそ、詩織は問う。
「貴方がいることで冬桜護の方がとても困っているのですが……誰を、何を待っているのか、聞かせてはもらえませんか?」
 暫くの沈黙の後、幻朧がテレパシーを通じて応えてくれた。
『ゴシュジン、マッテル』
 そう、幻朧はただ、自らの主人が来るのを待っていたのだ。長い間ずっと。
 恐らく、幻朧のいう主人はもうこの世にはいないだろう。
 しかし、それを知れたことは、猟兵にとっても朗報だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御園・桜花
「リクさんとカリンさんは、此処で少々お待ち下さい」

「此の車の突撃は、あらゆる防御を無視して届きますから」
UC「出前一丁・壱」
ケータリングカーの運転席横の窓全開
運転しながら半身乗り出し軽機関銃で制圧射撃
激突寸前まで敵の行動阻害
ぶつかる寸前に体を戻し両手でハンドル握って敵に激突
其の儘スピード落とさず離れて再突撃を繰り返す
敵が倒れたら車から降り敵の下へ
横にしゃがんでゆっくり頭を撫でる

「貴方が影朧になって迄待ちたかった大事な方は、もう此処にはいらっしゃいません。待つだけでは会えないのです。強く願えば、必ず転生先で其の方に巡り会えます。願って追いなさい。願い叶える為にも、どうか善き転生を」
鎮魂歌歌い送る



「なるほど……リクさんとカリンさんは、此処で少々お待ち下さい」
 話を聞いて、桜花は覚悟を決めた。
「此の車の突撃は、あらゆる防御を無視して届きますから」
 ケータリングカーに乗り込み、桜花は|出前一丁・壱《デマエイッチョウ・イチ》を発動させ、幻朧のところに飛び込んでいく。一方、幻朧はかなりの防御力で守り切っている様子。
 だが、桜花もただ、飛び込むだけではない。敵の防御を乗り越え、ケータリングカーから半身乗り出し、軽機関銃で制圧射撃をする。激突寸前まで幻朧の行動阻害し、ぶつかる寸前に体を戻し、両手でハンドル握って敵に激突。其の儘スピード落とさず離れて、再突撃を繰り返していく。
 今まで積み重ねてきた攻撃と、桜花の攻撃で……鉄壁の防御を誇っていた幻朧は、ようやくその体を横たえた。
「クゥーーン……」
 その幻朧に近づくのは、桜花。車から降りた桜花が幻朧の側に座って、優しくその頭を自身の膝枕に乗せ、撫でていく。幻朧は拒絶することなく、そのまま、瞳を閉じる。
「貴方が影朧になって迄待ちたかった大事な方は、もう此処にはいらっしゃいません。待つだけでは会えないのです。強く願えば、必ず転生先で其の方に巡り会えます。願って追いなさい。願い叶える為にも、どうか善き転生を」
 そう告げてから、桜花は歌う。
 幻朧への鎮魂歌を。雪がしんしんと降り、幻朧桜が見守るこの場所で……。
 その様子は、リクとカリンの持つキャメラに、しっかりと収まったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『雪国の月雪花』

POW   :    月雪花の光景をめいっぱい楽しむ

SPD   :    月雪花の光景をめいっぱい楽しむ

WIZ   :    月雪花の光景をめいっぱい楽しむ

イラスト:ヒミコ

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 主人を待っていた幻朧は、消え去り……猟兵達の役目は無事、すべて終えた。
 後は、美しい月雪花の光景を楽しみながら、冬桜護達が準備した宴会を楽しもう。
 美味しいお酒やジュース、温かいスープに美味しいご馳走。
 それら全て、猟兵達のお礼の品々。
「猟兵の皆さん、本当にありがとうございました。まさか、あんな幻朧が潜んでいるとは思っていませんでした」
「皆さんがいなかったら、私達、どうなってたか……」
 リクとカリンが頭を下げる。
「宴の準備が出来ました。どうぞ、ゆっくりしていってくださいね」
「これで、良い宣伝が作れそうです」
 カリンとリクは、嬉しそうに笑いながら、猟兵達を宴会場へと案内するのであった。

●マスターより
 無事に全ての仕事が完了しました。
 後はゆっくりと美しい月雪花を眺めながら、リクとカリン達の用意した宴会場でお楽しみください。
 また、お声掛けいただければ、当方のグリモア猟兵もご一緒します。
 一人じゃ寂しい等あれば、ご利用ください。
御園・桜花
「昨年は兎肉を数百kgも入手して大騒ぎになりましたけれど、今年は常識の範囲で収まりましたの」
大量の餅と烏賊をドドンと出す

「鯨肉を手に入れられなかったのは残念ですが、オブリビオンでないならしょうがありませんものね、うふふ」

餅を土台にした烏賊入りシーフードピザ
餅米の代わりに餅を詰めた烏賊飯
団子代わりに一口大の焼餅と烏賊の入ったキムチ鍋
餅のフレンチトースト風
ケータリングカー内でどんどん調理し宴会場へ
量が足りなくなったらUC「花見御膳」
餅と烏賊を素材に時短且つ体力回復効果のある料理をどんどん追加
宴会終了迄料理不足にならないようにする

「又お会いしましょう」
影朧の消えた場所と幻朧桜にも料理と御神酒供える



 さあ、楽しい月雪花を眺めながらの宴会が始まった。
「昨年は兎肉を数百kgも入手して大騒ぎになりましたけれど、今年は常識の範囲で収まりましたの」
 そういって、どんと桜花が差し出したのは……大量の餅と烏賊をドドン!!
「鯨肉を手に入れられなかったのは残念ですが、オブリビオンでないならしょうがありませんものね、うふふ」
 食べられる敵でなかったことに感謝しつつ、今は、桜花が用意してくれた餅と烏賊を堪能しよう。
 ……それにしても、どうして餅と烏賊??
 それはそれとして、桜花は次々と楽しげに、乗ってきたケータリングカーで次々と美味しい料理を生み出していく。
 餅を土台にした烏賊入りシーフードピザ。
 餅米の代わりに餅を詰めた烏賊飯。
 団子代わりに一口大に切った焼餅と烏賊の入ったキムチ鍋。
 餅のフレンチトースト風などなど。
 そのどれもが、とても美味しそうだ。さっそく、桜花の作った料理も宴会会場へと運ばれ、猟兵達だけでなく、冬桜護達もその料理に舌鼓を打っているようだ。
 料理の量が足りなくなったら、|花見御膳《ハナミゴゼン》で、餅と烏賊を素材に時短且つ、体力回復効果のある料理をどんどん追加していく。お陰で宴会場の料理は、宴会が続いている間は、尽きることはなかったようだ。

 ひと段落したのを見て、桜花はこっそり、会場を抜け出していた。
「又、お会いしましょう」
 幻朧が消えた場所……幻朧桜の咲く場所で、自ら作った料理と御神酒を供えるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

八坂・詩織
イグニッションを解き、普段の姿に。
リクさん、カリンさん撮影お疲れ様です。こんな立派な宴会の準備までしていただいて…
私達だけで楽しむのも勿体無いですし、お二人もご一緒しませんか?
私は日本酒を熱燗でいただきますね。
それにしても本当にいい景色…雪の中で咲く桜が眺められるのはサクラミラージュならではですね。
私が先ほど着ていた防具…あの白い着物は『雪月風花』といいまして。月雪花とほぼ同じ意味の言葉ですね。私言葉も景色も大好きです。
冬桜護は過酷なお仕事と聞きますが、このような素晴らしい風景に出会えるのは魅力ですよね。
そういえばお二人はなぜ冬桜護に?実際冬桜護のお仕事をされている方のお話も聞いてみたいです。



 さて、宴会に戻ろう。
 戦いを終えた詩織は、イグニッションを解き、いつもの姿に戻っていた。
「リクさん、カリンさん。撮影お疲れ様です。こんな立派な宴会の準備までしていただいて……私達だけで楽しむのも勿体無いですし、お二人もご一緒しませんか?」
「い、いいんですか!」
「コラ、リク!! ……でも、いいんですか?」
 確かめるようにリクを窘めるカリンが尋ねる。
「ええ、ぜひ」

 詩織はリクとカリンと共に、この宴会を楽しんでいた。
「それにしても本当にいい景色……雪の中で咲く桜が眺められるのは、サクラミラージュならではですね」
 熱燗をいただきながら、詩織は美しい光景を楽しそうに眺めていた。
「はい、僕もこの雪と桜の見えるこの場所が大好きです!」
 リクが元気よく答える。
「私が先ほど着ていた防具……あの白い着物は『雪月風花』といいまして。月雪花とほぼ同じ意味の言葉ですね。私、言葉も景色も大好きです」
「ああ、あの着物はそういう名前だったんですね! とっても素敵だなって思ってました!」
 前のめりになりながら、カリンがそう言葉を投げかける。その様子を微笑みながら、詩織は嬉しそうに。
「冬桜護は過酷なお仕事と聞きますが、このような素晴らしい風景に出会えるのは魅力ですよね。そういえば、お二人はなぜ冬桜護に? 実際、冬桜護のお仕事をされている方のお話も聞いてみたいです」
 その質問に今度はリクとカリンが顔を見合わせた。
「僕は、この光景も好きなのはもちろんなんですが、この国を守りたいと思って、ここに志願しました。その、人も少ないって言われてたので、なりやすいかなって……」
「リクってば、ちょっと不順じゃない?」
「そ、そういうカリンはどうなんだよ!」
「そ、それは……まあ、リクと同じようなものだけど……いずれ誰かがしなくてはいけない役目なら、私が志願して向かった方がいいって思っただけ……なんだけどね」
 どうやら、二人はそれぞれの想いがあって、志願した様子。
「素敵な理由ですね。私も陰ながら応援しています」
「「ありがとうございますっ!!」」
 詩織にそう言われて、リクとカリンは嬉しそうに、眩しい笑顔を見せてくれたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
アドリブ連携歓迎

ハーイ、お疲れ様デース!
無事に事態を鎮められ、任務成功なによりであります!
先程拵えた料理の残りもありますので、ご堪能くだサーイ!
スープが足りなくなりそうならバルタン・クッキングのおかわりを用意しマスネー!

給仕ばかりではなく、せっかくなので宴会もめいっぱい楽しみマース!
ありがとうございマース、リク殿! カリン殿!
美しい月雪花と幻朧桜が煌めく景色……良い広報になりそうデスネ!
完成が楽しみデスネー! HAHAHA!

さて。
案内してくれたリズ殿にも、ジュースをもって乾杯デース!
お疲れ様デース!
微力ではありマシタガ、助太刀になったのであれば、幸いであります!
今後ともよろしくお願いしマース!



「ハーイ、お疲れ様デース! 無事に事態を鎮められ、任務成功なによりであります! 先程拵えた料理の残りもありますので、ご堪能くだサーイ! スープが足りなくなりそうなら、バルタン・クッキングのおかわりを用意しマスネー!」
 バルタンもまた、桜花と同様に料理を運んでいた。もちろん、給仕だけではない。
「ありがとうございマース、リク殿! カリン殿! 美しい月雪花と幻朧桜が煌めく景色……良い広報になりそうデスネ! 完成が楽しみデスネー! HAHAHA!」
「はい、これもバルタンさんのお陰……」
「はっ!! そうね、そうですね!! ほらリク!! この光景もしっかりキャメラに抑えないと!!」
「は、はいっ!!」
 バルタンの言葉に気づかされたカリンは、リクを伴って、宴会を楽しむ猟兵達もキャメラに捉えていく。
「おやおや、楽しいひと時を邪魔しちゃいましたかネー?」
 でもまあ、二人も楽しそうで何よりと、バルタンは思う。
 そして、バルタンが気になっていたもう一人の姿を見つけた。
「さて。案内してくれたリズ殿にも、ジュースをもって乾杯デース! お疲れ様デース!」
 ジュース片手に、バルタンはリズの姿を見つけて、声をかけた。
「まあ、バルタン様。来てくださって、ありがとうございます」
 そう頭を下げるリズにバルタンは、あたふたと頭を上げてくだサーイとリズの隣に座った。
「微力ではありマシタガ、助太刀になったのであれば、幸いであります! 今後ともよろしくお願いしマース!」
「こちらこそ、私もとても助かりましたわ。バルタン様、本当にありがとうございました」
「だ、だから、頭を下げないでくだサーイ!!」
 あたふたするバルタンが面白いのか、リズは終始笑顔で、宴会の料理を摘まんでいるようだ。

 こうして、猟兵達の活躍により、無事、広告用のフィルムは完成し、冬桜護の襲われる悲劇も回避することができた。後日、たくさんの冬桜護の志願者が来てくれたと報告が来るのだが……それは別の話。
 今はこの、美しい光景を眺めながら過ごす宴会を、楽しむことにしよう。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年12月11日


挿絵イラスト