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銀河帝国攻略戦㉔~宇宙に煌くバイクとモヒカン

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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●小者感漂うモヒカン
 猟兵たちと協力し、戦いの駒を確実に進めてきた『解放軍』は、帝国旗艦『インペリウム』を遂に射程に捕らえた。しかし、『インペリウム対艦兵装群』の一斉砲撃により、大きな被害を受けてしまう。相手の射程距離は自軍の最大射程距離の2倍。こちらの反撃は届かず、進軍しようにも、インペリウムに近づくことができない状態にあった。

「猟兵のみんな、集まってくれてありがとう」
 いつものように軽い挨拶をする、グリモア猟兵のメルヴァ・ローズリオ(強き意志を喰らう弱き捕食者・f12398)。
「猟兵たちのおかげで着々と戦線を押し進めてるね。インペリウムまであと少し、ってところまで来たんだけど、その少しが遠くてね......」
 親玉のいる旗艦に何もないわけがなかった、ということである。インペリウムには巨大な対艦兵装の数々が搭載されていた。どれも強力なミサイル、レーザー兵器。
「解放軍の皆さんは、その兵器によって接近が厳しいみたい、というわけで、みんなにはその兵器を破壊してきてもらいます。兵器はあくまで対艦用、懐に入られれば攻撃できない。だから私たちお得意の転移攻撃で叩こうというわけ。ですが、ここには兵装の護衛がいる。護衛には、沢山のバイク部隊が配属されてるよ。全員なぜかモヒカンヘアーなんだよね。暴走族っていう感じ。バイクに乗ってて速いから、一度目をつけられたら大変そうだし、うまくかいくぐっていけるのがベストかな。兵装に集中するべき。」
 つまり、護衛は相手にしなくても構わないから、そいつらをうまくスルーして兵装にダメージを与えろということだ。相手の数も多い。もたもたしていればあっという間に袋の鼠状態になってしまう。
「みんなに破壊してもらうのは、ミサイルの発射台。機能停止にできればいいから、破壊するのは発射台か砲身かな。20mくらいあるらしいよ、とにかく大きいけど、猟兵の力があれば、破壊は可能よ」
 20mとなると、かなり大きいが、勝利のために、やるしかないのだ。これがなくなれば、解放軍が進軍できる。
「くれぐれも、防衛部隊と真っ向から戦闘なんて考えないように。目的は兵装の破壊、ただ一つだから。頑張ってね......」


ツムギとカナメ
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 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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 こんにちは、ツムギとカナメです。敵の本拠地も目前、あと少しです。というわけで、皆様には、立ちはだかる壁を一つ、破壊していただきましょう。

 今回のシナリオでは、必ず、『護衛の攻撃をどう掻い潜るか』と『兵装をどのように攻撃するか』を記載してください。記載のない場合、高確率で失敗または大失敗となります。今回の目的は兵装の破壊です。防衛部隊との戦闘ではありませんので、そこに注意してください。あとは好きなだけ格好良くしてください。

 それでは、皆様のプレイングをお待ちしています。
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第1章 集団戦 『スペースモヒカン』

POW   :    ゴミクズは焼却だーっ!!!
【手にした火炎放射器から放つ炎】が命中した対象を燃やす。放たれた【暴力的な】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    俺様のスピードについて来られるか!!
自身が装備する【イタイ改造を施した宇宙バイク】を変形させ騎乗する事で、自身の移動速度と戦闘力を増強する。
WIZ   :    行くぜダチ公どもっ!!
【宇宙暴走族の仲間達】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フィロメーラ・アステール
「よーし、いくぞ! スピード勝負なら負けないぜ!」
速さの能力がそれほどないって? 魔力推進だからな!

【スーパー流れ星キック】で一気に飛ばすぞー!
宇宙が舞台なら遠慮する必要はないんで【全力魔法】をフル稼働だ!

コイツで【残像】すら置いていくほどに超加速!
【空中戦】テクニックでぶっちぎるぜー!
進路をふさがれても【スライディング】だ!
【ダッシュ】や【ジャンプ】を応用した緩急変化・方向転換もお任せ!
身に纏った光の【属性攻撃】の魔力で弾き飛ばすのもアリだな!

防衛舞台を突破できたら【気合い】を込めた【踏みつけ】を発射台にお見舞いしてやるぞ!
この光が解放軍を【鼓舞】する希望の灯火になる! ……と思う!



 転送されたフィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)はインペリウムを視認する。大量の対艦兵装の中に、目標のミサイル発射台を確認。周囲にはギラギラの車体に跨るモヒカン達。

「よーし、いくぞ! スピード勝負なら負けないぜ!」
 フィロメーラの両足に魔力が集結したと思った瞬間、とてつもない勢いで兵装めがけて、宙を蹴った。滑らかな金髪と、星形の髪飾りによって、彼女は本物の流れ星のようである。

「なんだあれ?まるで流れ星だなオイ!お前ら、あれ、止めるぞ!」
 流星のようなフィロメーラに気づいたモヒカン達は、興味津々といった様子でバイクのエンジンをふかし、一斉に走り出した。改造バイクは排気管から凄まじい熱を放ち、猛スピードで迫り、フィロメーラの前に駐車する。
 目の前に現れたモヒカン達、このままでは正面衝突だが、わざわざ当たりに行くほど愚かではない。
 フィロメーラは、速度を緩めぬまま、まるでそこに地面があるのかのように、体勢を低くしてバイクの下にスライディングで滑り込み、少しだけ上体を起こして、跳んだ。フィロメーラの体は、バイク集団の下を通過し、進路を修正して、兵装へ一直線に迫る。空気の無い宇宙空間で宙を蹴り、器用に方向転換できるのは、魔力によるブーストと、積み上げられた空中戦のスキルがあるからである。モヒカン達は口をあんぐり開けて、放心状態。あんな超高速のものが的確に方向転換して、防衛を掻い潜ったなんて、俄かに信じがたい。

 防衛部隊を突破したフィロメーラのスピードはまだまだ加速し、あっという間に発射台へ。速さ、魔力、そして気合いの全てのエネルギーをその足にこめて、発射台を思いっきり踏みつけた。硬い金属製の台は鈍い轟音を立てて、着地点の外装が陥没した。内部から火花のはじける音がする。配線も幾らかいかれたようだ。その光景は、まるで小さな隕石でも落ちてきたかのようだった。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

フィーア・ストリッツ
速度で掻い潜ればよろしい。解決です。

自前の宇宙バイクに登場し、全速力でミサイル発射台に向かいます
無論、なるべく見つからないようルートは選びますが
まぁ途中で見つかるのは必定でしょう

移動中に【氷雪竜砲】のチャージをしておき
遭遇したらノータイムでぶっ放します
敵の動きが少しでも止まれば、その隙に一気に突破を図ります
敵の攻撃もアイスブレスや氷結光線銃なら軽減・相殺可能と踏んで【氷雪竜砲】や射撃をぶつけながら走り続けます

ミサイル発射台に到達したら近接武器の出番です
ハルバードで発射台の構造物そのものを
操作機器類をアームマシンガンでめちゃくちゃにします
破壊に成功したらバイクでさっさと脱出です

【アドリブ可】



「......速度で掻い潜ればよろしい。解決です」
 フィーア・ストリッツ(サキエルの眼差し・f05578)は自前のバイクに搭乗し、モヒカンバイク集団に視線を向ける。バイクを発進させると、搭載されているロケットエンジンが火を噴き、あっという間に最高速に達する。
 バイクを走らせながら、フィーアは、防衛部隊の目をうまく掻い潜れそうなルートを探し、辺りを見回す。モヒカン達は発射台を囲むように配置されている。宇宙空間は視界が広いため、見つからないようにするのは至難の業かもしれない。それこそ、姿でも消さなければ。
 一か八か、横にまわって、上から行くことにした。深く息を吸い込むと、車体を捻り、進行方向を変える。

 多少遠回りとなったが、フィーアは順調に兵装へと近づいていた。しかし、
「ん?......おい、敵襲だ、お前ら、迎撃だ!」
 流石に気付かれた。モヒカン達がバイクで迫ってくる。
 フィーアは、自らもバイクを走らせ、距離を詰める。お互い速度が速い。距離なんて容易く詰められる。そんな中、先に自分の間合いに敵を捕らえたのは、フィーア。
 モヒカンが射程に入った、その一刹那、先ほど吸い込んでおいた息を吹きかける。喉元が淡く光を放ち、凍てつく息吹がモヒカンに襲い掛かる。それは吹雪。モヒカンは凍り付き、吹き荒れる風と雪が視界を遮る。バイク部隊は軽く混乱状態。
 一矢報いようと、モヒカンの火炎放射器が火を噴くが、その炎は空しくも、吹雪に呑まれ、消えてしまい、肝心の銃身まで凍り付いてしまう始末。

 防衛部隊と衝突したものの、発射台の元までたどり着いた。のんびりともしていられない。バイクがまだ止まらない内に飛び降りる。その手に握られているのは、黒い槍斧。それを砲身に何度も振り下ろす。その度に柄に結ばれた紫のリボンが揺れる。 砲身にいくつか風穴をあけると、今度は操作パネルと思われる機器に腕を向ける。腕からは絶え間なく弾丸が放たれ、金属音が響く。煙がはれると、そこには無残な姿のパネルがバチバチと、力なく泣いている。

 あらかた破壊が終了し、モヒカン達が怒声を上げて戻ってきたので、フィーアは、ズタボロにされた機器類を背にバイクに跨り、素早くエンジンを起こし、発射台を後にした。

成功 🔵​🔵​🔴​

ダビング・レコーズ
空間戦闘に対応する為SF-2エウロスに騎乗
増強した機動力を以って一撃離脱戦闘を主軸とします

敵護衛機へは牽制弾としてマイクロミサイルを発射
誘導弾への対処行動を誘発させ追撃行為を妨害します
積極的な攻撃は行わず回避運動で振り切り破壊目標への到達を最優先とします
火炎放射器の弾速及び射程は高水準では無いと判断
包囲されなければ回避は難しくないでしょう

敵兵装への攻撃にはプラズマ・バスターによるユーベルコードを発動
発射台を周辺ごと破壊し誘爆による二次損害を与えます
巨大であるという事はそれだけ起爆剤となるミサイル類も数多く積載されていると考えられます



 ウォーマシンのダビング・レコーズ(RS01・f12341)も宇宙空間に身を投じる。彼にとっては帰郷、というべきなのか。

 ダビングはSF-2エウロスと呼ばれる小型の戦闘機に騎乗した。小型と言っても、2mを超える彼が乗ることができる程の大きさはある。
 戦闘機を発射させ、目標に接近する。大きいため、もちろん防衛部隊には一目で気づかれた。だが、対策はもちろん用意している。走り出したバイク集団に、牽制弾としてマイクロミサイルを発射。モヒカン達はお構いなしに進もうとエンジンをふかしたが、ミサイルはダビングへの接近を許さない。高い運動性を生かしたしつこい誘導性能がモヒカン達を苦しめる。放置するわけにもいかないため、必然的にミサイルの処理にまわることになる。

 うまく敵の動きを抑えられた。そのまま発射台へと向かう。その後ろから迫る何人かのモヒカン。さっきの恨みを晴らしてやろうと、一斉に火炎放射器の銃口を向ける。しかし、それは所詮火炎放射器。炎が放出され、目標に届くまでには時間がかかる。念のため、戦闘機を旋回させ、回避をするが、炎はほとんど届かない。バイクでの必死の追跡も、ダビングの増強された機動力には遠く及ばない。宇宙空間を戦闘機が高速で飛び回る光景は、映画のワンシーンのようである。

 発射台を射程に捉えると、プラズマ・バスターにエネルギーをチャージ。束の間のチャージから最大出力の砲撃が放たれる。その一撃は砲身を粉砕し、発射台を光に包む。発射台に備えられていたミサイルの火薬類が激しい誘爆を起こし、周囲の機器に甚大な被害を与える。破壊の後には、いまだ爆発を繰り返す兵装だったものがあるだけであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

如月・アストレア
【SPD】
「対艦兵装なら似たようなの持ってるよ♪ かもん!くりむちゃん! からの、デストロイド☆ジェノサイダー!」


CMF(クリムゾンフレーム)を呼び出して騎乗からの6.5Mの人型に変形。
そして亜空間から対『艦隊』用超荷電粒子砲を取り出して構える、というか横の銃座に乗り込む。

「よーし、ぶっ飛ばしていくよー☆ 射線からは離れてねっ♥」

対艦隊用超荷電粒子砲が護衛ごとインペリウム対艦兵装群をなぎ払う!

㉔の戦場全参加で全部ぶっ飛ばすぞー☆

【吹き飛ばし】



「対艦兵装なら、私だって似たようなの持ってるよ♪」
 如月・アストレア(クイック ビー クィーン・f13847)は意気揚々と宇宙空間に送り出されたきた。赤いボディが暗い宇宙によく映える。

「かもん!くりむちゃん!」
 その掛け声で現れたのは、機動戦闘機。しかも、戦闘機は巨大な人型兵器に変形したのである。その大きさは6.5M。完璧なトランスフォームである。くりむちゃんが手を宙にかざすと、その場の空間が裂け、対艦隊用超荷電粒子砲が取り出される。次から次へと召喚される兵器の数々、大きさと言い、見た目と言い、格好いい。アストレアはすぐさま銃座に乗り込み、目標を見据える。

 現在地からミサイル発射台まではかなりの距離があるが、そんなことお構いなしに超荷電粒子砲を構え、標準を合わせる。防衛部隊もいるのに、ここから撃ち抜こうというのだろうか。
「よーし、ぶっ飛ばしていくよー☆ 射線からは離れてねっ♥」
 どうやらそのようだ。警告も、モヒカン達の耳には届くはずもない。これから塵も残さず吹き飛ばされるというのに。

 念入りに狙いを定め、とうとうトリガーが引かれた。
「デストロイド☆ジェノサイダー!」
 それは一瞬の出来事だった。放たれた超荷電粒子砲は、何も知らない防衛部隊を巻き込み、インペリウムの兵装を吹き飛ばす。兵装があった場所は、最初から何もなかったかのような更地となっていた。恐ろしい威力、対艦隊用らしいが、小惑星くらいなら吹き飛ばせるのではないのだろうか。

 大胆な作戦ではあったが、着撃地点一帯を破壊できたので、目的は果たされたあろう。アストレアはというと、全兵装の破壊を目標に掲げ、次の目標を探しに行ったようだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月19日


挿絵イラスト