銀河帝国攻略戦㉔~銀河を貫く必殺の光を止めろ
●太くて長いアレ――ただの兵器です。
「皆のお蔭で結構な被害が出たけど……帝国旗艦『インペリウム』に解放軍艦隊が近づくことが出来たんだけど……流石は帝国旗艦だね。とんでもない兵装を積んでたよ」
栄養ドリンク(いちご味)を飲みつつ、月原・雪花(月兎・f06136)はウサ耳をピコピコさせながらグリモアから映像を投影する。これは記録された映像のようで、帝国旗艦『インペリウム』の周囲に展開されている兵装から、無数のミサイルやレーザー等が放たれ解放軍艦隊に被害を与えている映像だった。シールドで防御してるものの、距離的に圧倒的に不利なのは誰の目から見ても明らかだ。
「この兵装は全てが解放軍の持つ兵装よりも射程距離が長い……大体二倍ぐらいだけど、このままだと射程に収める前にかなりの被害が出て最悪接近する前に轟沈する。勿論、解放軍が持つ最長射程の砲撃もやってみたけど、届かなかったみたい」
古来より、剣から弓へ、弓から銃へと遠くの相手へと攻撃できるように人類史は知恵を駆使し進化してきた。それはスペースワールドシップ世界でも同じだ。既存の兵器より遠距離、それも二倍の射程距離を持つ兵器は驚異的だ。だが、どのような兵器にも欠点がある。
「この兵装群も同じ。どうやら近接されると打てないみたい……ここまで言えばわかるかな。皆にはこの砲撃と防衛の為に配備されてるシェル・ウォーマシンの攻撃を掻い潜って【ミサイルやビームの発射の為の装置】を壊してきてほしい。兵装部分だけで20mもあるから攻撃を外すって事はないと思う」
だが、兵装を守る防衛は数も多い。攻撃を庇う事もありえるだろう。それでもこの兵装群を壊さなければ解放軍艦体は攻撃できない。どのように護衛を掻い潜るか、そして兵装群を攻撃するか考える必要がある。
「この戦争は僕たちだけじゃ勝てない。解放軍の皆の力が必要。その為にもこの兵装群は壊さないといけない。困難な戦いだけど……皆、頑張って……僕も頑張る」
ぐいっと栄養ドリンク(いちご味)を飲み干した雪花は深く頭を下げて、皆を運ぶべく立ち上がるのだった。
暁月
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
はい、暁月です。戦争は続く何処までも。早く温泉依頼だしたーい。…現実逃避はこの辺りにして、今回は『護衛の攻撃をどう掻い潜るか』と『兵装をどのように攻撃するか』が重要となります。
特殊な戦いとなりますのでご注意ください。プレイング次第で容赦なく落とさざる得なくなります。ご注意ください。それではみなさん、頑張っていきましょう。
第1章 集団戦
『シェル・ウォーマシン』
|
POW : 肉弾
【体当たり】による素早い一撃を放つ。また、【帰還用の推進剤を使用する】等で身軽になれば、更に加速する。
SPD : フィンガー・ブラスター
【両手の指先から熱線】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ : 姿勢制御システム
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
攻撃を庇う?それなら、庇う奴を兵装に叩きつければいいんだよ。
敵もなんかもうぶん投げて弾丸にしてくれと言わんばかりの外見だし。
【飛天放弾】でシェル・ウォーマシンの攻撃の範囲外から、持ってる石なりその辺に浮いてるデブリなりを兵装に向かって投擲して攻撃するよ。
で、シェル・ウォーマシンが庇ったら、庇ってダメージ受けた奴の所まで近付いて、ダメージ受けたシェル・ウォーマシンを掴んでもう一回【飛天放弾】で兵装に向かって投擲する。
また庇われるようなら、同じことの繰り返しだね。
もし大量にシェル・ウォーマシンが群がってきたら、【超軟体化】で22本蛸足生やして、まとめて捕まえて兵装に向かってぶん投げるよ。
有希・ブラウフランメ
護衛と真正直に交戦してもキリがないので敵端末を【ハッキング】
VRサキュバスアイドルの【挑発・誘惑】的極上グラビアがコンソールを埋め
敵が混乱している隙に【忍び足・ダッシュ】で突入
「それじゃ久しぶりにみんな〜…お願いしちゃっていい?」
聞いているだけで【催眠】させられそうな甘い媚び声
だが、次の瞬間UCで召喚された集団はそんな甘さと正反対で
黒革の全頭マスクとブーメランパンツを穿いたマッチョの集団
…『ゆっきー親衛隊』である
「あーあ…こっから先どーなっても、ボク知らないから」
彼女の眼の前で、14名のマッチョ達が暴れ狂い
兵装を千切っては投げ、千切っては投げ【鎧砕き・吹き飛ばし・踏みつけ】て!
アレンジ連携OK
●弾が無ければ敵を投げればいいじゃない
転移直後に警戒していたシェル・ウォーマシンが一斉に猟兵達へ頭を向け、文字通り弾丸のように向かってくる。見た目が弾頭なのではた目から見れば四方八方から弾頭が飛んでくるように見えるだろう。だが、こんな見た目でもウォーマシンだ。当然、ただの弾頭な訳がない。
シェル・ウォーマシンは両手を猟兵達へ向け、一斉に熱線を放つ。数は余りにも多く、視線を埋め尽くすほどの量だ。これをまともに受ければ、あっという間に黒焦げとなり、宇宙空間の藻屑となるだろう。しかし、それは何も聞いていなかった場合だ。
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(蛮族キマイラ・f07620)は多少焼けつつも全身から【超軟体化】で22本蛸足生やして、まとめて絡め取る。流石に絡め取られては攻撃の方角も変わってしまうので一時的に攻撃を中断せざる得ない。
「さぁて、ぶん投げるよー!」
再びペトニアロトゥシカへと攻撃しようとした矢先に兵装に向かって投げつけられた。
【飛天放弾】を込めて投げられたシェル・ウォーマシンは本物の弾頭のように勢いよく兵装群に向かって飛んでいく。
シェル・ウォーマシンもブースターを吹かして方向転換し抵抗を試みようとするが、このタイミングで致命的なハッキングを受ける。
ハッキングをしかけたのは有希・ブラウフランメ(生意気VRサキュバスアイドル・f14456)だ。バーチャルキャラクターな彼女は電子の海から発生したといわれる精霊だ。スペースワールドシップもハッキングなどのセキュリティは他の世界と比べて群を抜いているが、流石にそこからの精霊というのまで対処が及んでいない。
ハッキングにより、一時的にVRサキュバスアイドルの【挑発・誘惑】的極上グラビアがコンソールを埋め尽くす。今までに見た事もない映像にパイロットは困惑し、操縦もままならずそのまま兵装群へと直撃し、シェル・ウォーマシンともども大きな被害を受けた。幾つか砲塔や配線、部品などが壊れるも今だ兵装の数は多く沈黙するに至らない。
有希自身も護衛部隊が混乱している隙に、【忍び足・ダッシュ】で兵装群へと突入する。ペトニアロトゥシカ――長いので略してペトとさせていただく。
「もっともっと投げるよー!それそれそれー!!」
ペトは近づきながら、手ごろな所にあったデブリや近づくシェル・ウォーマシンを投げ続ける。投げれば投げるだけ、護衛部隊の数も減り、更には兵装群も破壊できるので一石二鳥だ。
ペトの援護もあって上手く近づけた有希は戦場には似つかわしくない、だが万人をも魅了する甘い媚びた声で何処かにいる誰かに声を掛ける。
「それじゃ久しぶりにみんな〜…お願いしちゃっていい?」
甘い声で召喚された集団は……そんな甘さと正反対で黒革の全頭マスクとブーメランパンツを穿いたムキムキマッチョの集団……『ゆっきー親衛隊』である。どうしてこんなのを呼び出した!と兵装群やシェル・ウォーマシンにのるパイロットや搭乗員がコンソールを叩く。可愛い子が出るかなと思ったらこんなのが出るとは詐欺である。
だがそんな事は関係がない。ムキムキマッチョマンの集団は有希のお願い通りに、兵装群を砕く、踏みつける、吹き飛ばすと自慢の筋肉を見せつけるように暴れまわる。14人のムキムキマッチョマンに荒らされる兵装群は見る見るうちに残骸の山になっていく。
「あーあ…こっから先どーなっても、ボク知らないから」
上手く攻撃を掻い潜った有希はゆっきー親衛隊の暴れまわるを眺めながらつぶやく。この破壊はゆっきー親衛隊が打ち取られるまで行われ、有希とやや焦げたペトが引くころには大きな損害を受けるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
如月・アストレア
【SPD】
「対艦兵装なら似たようなの持ってるよ♪ かもん!くりむちゃん! からの、デストロイド☆ジェノサイダー!」
CMF(クリムゾンフレーム)を呼び出して騎乗からの6.5Mの人型に変形。
そして亜空間から対『艦隊』用超荷電粒子砲を取り出して構える、というか横の銃座に乗り込む。
「よーし、ぶっ飛ばしていくよー☆ 射線からは離れてねっ♥」
対艦隊用超荷電粒子砲が護衛ごとインペリウム対艦兵装群をなぎ払う!
㉔の戦場全参加で全部ぶっ飛ばすぞー☆
【吹き飛ばし】
●デストロイvsデストロイ
如月・アストレア(クイック ビー クィーン・f13847)は転移直後から自分に向けてやってくる弾頭――シェル・ウォーマシンの群れを見ながらニヤリと口角をあげる。愛と希望の爆裂魔砲少女をやっている彼女にとって、この戦いの場は絶好の舞台だ。
右腕を何もないところに突きだすと、亜空間から彼女専用戦闘機、CMF(クリムゾンフレーム)が現れる・
「さぁ、ぶっ飛んでいこうか☆対艦兵装なら似たようなの持ってるよ♪かもん!くりむちゃん!」
CMF(クリムゾンフレーム)は6.5Mの人型に変形し、シェル・ウォーマシンも何もかも、兵装群も全てぶっ飛ばすべくとっておきを取り出す。
「からの、デストロイド☆ジェノサイダー!」
左手を何もない空間に突きだせば、亜空間から対『艦隊』用超荷電粒子砲を取り出し、隣の銃座に乗り込む。
明らかに対戦艦を想定した兵器。これにシェル・ウォーマシン達は危機感を持ち、熱線を放つ。
「撃たせるなぁああ!落とせえええ!」
だが、熱線がCMFを落とすよりも早く、引き金を引く方が早かった。
「ざーんねん☆発射ぁーー☆」
対艦隊用超荷電粒子砲が火を噴き、一直線に兵装群に向かって飛んでいく。射線上にいるシェル・ウォーマシンも何もかも貫き、荷電粒子砲は見事兵装群を撃ち貫いた。兵装群は爆発を起こし、轟沈するも今だ残る兵装群は多い。残るすべての兵装群を打ち壊すべく、如月は殺到してくるシェル・ウォーマシン達を倒しつつ、CMFで駆けるのだった。
成功
🔵🔵🔴
コトト・スターチス
皇帝への道をひらくために、微力ですがぼくもがんばりますっ
◇対護衛
見つからないように近づきたいです!
まず『ハッキング』で敵レーダーにぼくが映らないように細工して、無視できる小さなのデブリに紛れます
『迷彩』でバーチャルレイヤーをデブリと似た色・質感にしますね
観察や傍受による『情報収集』で守りがうすいところを見つけたら、隠れたまま近づきますっ
◇兵装への攻撃
近づいたら兵装の情報を『ハッキング』して、弱点部分にメイスを叩きつけて壊したり無力化したりします!
ウォーマシンの攻撃が来たら、兵装を盾にすることであわよくば壊させますっ
姿勢制御でふくざつに動いても、ジャッジメント・クルセイドの命中力で狙いうちます!
アドルファス・エーレンフリート
オーウ、太くて長くて大きい…武装だネ?
戦いの歴史ははレンジの伸ばし合い、やはり帝国の技術力と言うやつだネェ、侮れないナァ
ヨシ、軽く突っ込んでみようカ 何事も真正面からと言うしネ?
増血剤摂取完了、これデ多い日も安心 なんてネ
龍気孔最大点火、血を吹き我輩目標まで驀地 【「衝撃」属性】の一撃をお見舞いしてみようカ
【空中戦】の心得を足しに鉄火の嵐を潜り、守護を打ち抜き、目指すは目標
運良く着弾出来たなら、赴くままに暴れたいネ
●太くて長いアレの最後。
「オーウ、太くて長くて大きい…武装だネ?戦いの歴史ははレンジの伸ばし合い、やはり帝国の技術力と言うやつだネェ、侮れないナァ」
アドルファス・エーレンフリート(立てば胡乱げ 座れば不審 歩く姿は白々しい・f07048)は感心した様子で兵装群を眺める。遠目から見ても長く太いアレは男の子として実にロマンあふれるものだ。ただし、それを使われる側となっては堪った物ではない。
どう攻めるか考える姿は凄く胡散臭い。物凄く胡散臭い。何か企んでるのかと味方からも思われる程だ。他の猟兵達が突っ込む中、アドルファスはぽんと手を叩く。良い手が思い浮かんだようだ。
「ヨシ、軽く突っ込んでみようカ 何事も真正面からと言うしネ?」
考え付いたのは愚直に真っ直ぐに突っ込むだけだった。案も何もねぇ。
増血剤を摂取したアドルファスはその足で一足飛びに兵装群まで飛んでいく。勿論、こんな胡散臭い者を見逃すほどシェル・ウォーマシン達も目が節穴ではない。
弾頭である身体を活かしての高速の体当たりでアドルファスを打ち砕こうとシェル・ウォーマシン達は迫るが、アドルファスは【空中戦】で増血剤で増した筋肉を活かし、大型のステッキ――武装機核【隠剣】で殴る。驚異的な力で殴られたシェル・ウォーマシンは装甲が大きくへこみ、吹き飛んでいく。
その隙にアドルファスが進んでいく中、ひっそりこっそりと進む者がいた。
コトト・スターチス(バーチャルネット辻ヒーラー・f04869)は宇宙空間やデブリに【迷彩】で紛れ込み静かに確実に向かっていた。アドルファスの妙な胡散臭さが目立ってこっちが目立たず、更に情報収集を行いシェル・ウォーマシン達に見つからない様にと兵装群へ向かっていた。
「見つかりませんよーに、見つかりませんよーに……」
他に目立つ人が居たお蔭でコトトの方が先にたどり着く。ほっと安堵するが、即座にハッキングを仕掛け、何処が弱点か探る。セキュリティを掻い潜り、ハッキングに成功したコトトは判明した弱点に向けて指先を向ける。
「せーのっ!」
コトトの指先が煌々と輝いたかと思えば、上方から光の筋――【ジャッジメント・クルセイド】が兵装群を貫く。それに続くように白々しい声が届いた。
「おおっとォ。出くれた様だが、挽回させてもらうヨ」
アドルファスは味方が動きやすくなるようにわざと大立ち回りを演じ、胡散臭さを爆発させていた。紳士らしさを隠さないアドルファスは、竜翼をはばたかせコトトが貫いた光の筋の元へと拳を突きだす。
「紳士協定その一、その立ち振舞は優雅たれ …髪も乱れるし優雅とは言えないネ これは」
【紳士協定違反:速度】は紳士の嗜みである髪を犠牲にして放たれる一撃だ。優雅に、そして大胆に兵装群へと打ち込めば、耐久の限界を超えたのか兵装群は爆発を起こし、20mを超える巨大な砲塔もひび割れ、半ばから折れていく。
ペトを筆頭とした猟兵達が爆発に巻き込まれない様に逃げる中、アドルファスは爆発をバックにして優雅に、そして胡散臭さ全開でカッコつけてゆっくりと宇宙を歩く。
「中々に良い光だったガ、こっちの光の方が上だったようだナァ」
大爆発を背に、アドルファスは皆に追いつくべく宇宙を歩いて戻るのだった。なお、途中で爆発に巻き込まれかけて竜翼で飛ぶことになったりする。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴