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秘境の温泉郷バルーナ村

#エンドブレイカー! #バルーナ村

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#エンドブレイカー!
#バルーナ村


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 ここは、エンドブレイカー!世界のとある辺境。
 そこにささやかながら、温泉郷を営むバルバ達の村があった。
 その名を、バルーナ村という。
「どして、おらたちの温泉に人がこねえんだろうなあ……」
「すげえ、ええ、温泉なのにの」
「山の幸をふんだんに使った、ご馳走も用意して待ってるのにな……」
 村の人々は、旅の者達が来てくれるよう頑張っているのだが……それは大事なところ……つまり、宣伝とか村への動線とかの整備に気づいていないという点において、残念な状況になっていた。
 それで、村が困ることはまあない。生活する上での不便は今のところないのだから。
 ただ……村のバルバ達の願い、旅人がこの村を訪れて、楽しんでもらうというその願いだけがかなえられずにいた。
 そんなささやかな願いに、目を付けた者がいる。
「かわいいわたしのぼうや。その願い、叶えましょう……」
「ほんとかっ!?」
 生命の創造主『魔女』のひとりで、エリクシルの力を持った、恐るべき存在……白婦人が。

「というわけで、皆様にはその辺境にある温泉郷に向かい、哀れな白熊さんのバルバ達を助けていただきたいのです」
 そう告げるのは、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)だ。
「白熊……」
 猟兵の誰かが呟いた言葉に、リズは強く頷いた。
「ええ、ふわふわもこもこの可愛らしいバルバです。そんな彼らの願いを歪めて叶えようとしているのが、白婦人です」
 かつてエンドブレイカー!世界で、恐ろしい事件を起こした敵だ。今回もまたエリクシルの力を得て、そのバルバの村を壊滅に導くという。
「まずは、現地でおぞましい姿に変えられたバルバ達を救援することが必要となります。姿を変えられたバルバ達はマスターデモンとなって襲ってきますので、彼らを速攻で倒してください。そうすれば、元に戻るはずです」
 どうやら、早さが必要になるらしい。
「可愛らしいバルバ達を元に戻した後は、元凶である白婦人の殲滅となります。かなり手ごわい相手ですが、皆様でしたら倒せるはずです」
 かつての魔女の一人ではあるが、猟兵が束にかかれば倒せるようだ。
「全てが終わった後は……バルバの皆様が、自身の村にある温泉へと案内してくれます。美味しいご馳走もあるそうですから、彼らの歓迎を受けて、ささやかな休息を取ると良いかもしれませんね。白熊のバルバの皆様もきっと喜びますよ。では、猟兵の皆様、愛らしい白熊バルバ達のためにも、どうか、このバルーナ村を救ってくださいませ」
 そういって、リズは現地への道を開いたのだった。


柚葵チハヤ
 どうも、こんにちは。柚葵チハヤです。
 今回の舞台は、エンドブレイカー!世界となります!
 もふもふふわふわの白熊バルバさんたちの村を助けるために、どうかよろしくお願いしますね。

 1章は、姿をかえられたバルバ達を元に戻すため、素早く倒すことが必要となります。素早さに特化したプレイングには、ボーナスを付けたいと思いますので、どうぞ、よろしくお願いしますね。
 2章は、ボス戦です。元凶ともいえる白婦人をさくさくっと倒してください。1章の状況によっては、有利な戦況、不利な戦況になる可能性があります。こちらもご注意を。
 3章は、平和になったベルーナ村で、温泉や山の幸なご馳走を振舞われます。楽しいひと時を過ごしていただければと思います。

 また、複数で参加する際は、お相手の名前やID、グループ名の記載をよろしくお願いしますね。
 それでは、皆さんの熱いプレイング、お待ちしていますね!!
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第1章 集団戦 『マスターデモン』

POW   :    デモニックエクリプス
【真なる「夜」 】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    ダークネスフォール
【破壊力を持つ闇の塊 】を降らせる事で、戦場全体が【|悪魔《デモン》の来た異界】と同じ環境に変化する。[|悪魔《デモン》の来た異界]に適応した者の行動成功率が上昇する。
WIZ   :    デモニックアルター
X体の【実体を持つ「具現化された夜」 】を召喚する。[実体を持つ「具現化された夜」 ]は自身と同じ能力を持つが、生命力を共有し、X倍多くダメージを受ける。

イラスト:タヌギモ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

キャスパー・クロス
速攻ね、OKOK。得意分野です!

風のオーラを足底に纏い、空中を【推力移動】して一気に【切り込み】!
マスターデモン……かつての敵の姿を見て一瞬、表情が険しくなるけれど
考えるより先に行動が信条の私、【ダッシュ】は止めない!

「ほらほらっ、こっちだ!」

相手が素早く動くものを無差別に攻撃するなら、敢えて【挑発】するように【2回行動】の【早業】で迅速に動き回ろう
早さを求めるなら、いっぺんに沢山倒してしまうのが何より最善だからね
多少の負傷は【覚悟】の上、より多くのマスターデモンを引き付けるよ

攻撃の射程圏内に出来る限りの敵を集めたら……

「行・く・ぞッ──‬支子色ぉっ‪‬!!」

ユーベルコード、《支子色は円か》
風を纏い、一気に急上昇からの……

「っしゃららららららぁっ!!」

集めたマスターデモンの中心地で徒手空拳の連打乱打と共に【斬撃波】を伴う【範囲攻撃】、私自身を暴風と化して一気に烈風の餌食にしてやる!
素早く動くものを襲う性質を逆手に取って、攻防一体の風の鎧で【カウンター】も狙い
手早く一息に鎮圧しちゃうよ!



 この村の危機を聞きつけ、やってきたのは、キャスパー・クロス(空色は雅やか・f38927)だ。
「速攻ね、OKOK。私の得意分野よ!」
 さっそく、風のオーラを足底に纏い、空中を推力移動して一気に切り込んでいく。
「……!!」
 マスターデモン……かつての敵の姿を見て一瞬、キャスパーは表情が険しくなるものの、その足取りを止めることはなかった。

 かつて、キャスパーは、このエンドブレイカー!の世界を駆け抜けたエンドブレイカーの一人でもある。当時は楽しいことが大好きで、恋することに夢中になっていた自由人でもあった。その過程でたくさんの友人も得られたし、さまざな冒険にも参加して経験を重ねていった。
 今は、年齢を重ねて落ち着いたのか、好きな人の前ではちょっとカッコつけるようになったし、お菓子を食べる量も少し減ったようだ。だが、根本である自由であること。自由という翼で空を駆ける生き様は何も変わらないでいる。

「ほらほらっ、こっちだ!」
 相手が素早く動くものを無差別に攻撃するならと、キャスパーはあえて、挑発するように素早く何度も高速で動いて見せて、敵を引き付けていた。
「早さを求めるなら、いっぺんに沢山倒してしまうのが何より最善だからね! 多少の負傷は覚悟の上だよ!」
 できる限りの敵を引き付けてから……。
「行・く・ぞッ──‬支子色ぉっ‪‬!!」
 キャスパーが放ったのは、|支子色は円か《クチナシイロハツブラカ》だ。
 風を纏い、一気に急上昇からの……。
「っしゃららららららぁっ!!」
 集めたマスターデモンの中心地で徒手空拳の連打乱打と共に、斬撃波を伴う範囲攻撃で、私自身を暴風と化し、一気に烈風の餌食にしてみせる。
「手早く一息に鎮圧しちゃうよ!」
 その言葉通り、キャスパーは、幾度となくマスターデモンとなったバルバ達を引き付け、一気に倒していきながら、その数を減らしていき。
 いつの間にか、彼女の周りには、次々と元の姿に戻ったバルバ達が、横たわっていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

山立・亨次
白熊……白熊?
ああ、姿変えられてんのか
元に戻してやらねぇとな
(無表情だが隠しもしないモフ好き)

で、速攻か
俺は動きは特別素早い方じゃねぇが、要するに時短が出来ればいいんだろ
狩猟神饌・生饌で誰か一体の部位を剥いで食らい、弱点を覚える
弱点が共通してれば一網打尽に出来るだろ
なければまあ、各個撃破になるな
その場合もなるべく急ぐ

カムも攻撃に参加させるし、最悪囮にすることも考える
それくらいしか俺が無差別攻撃に打てる対策ないしな
埋め合わせは今度するから
(カム自身は余り気にしてなさそう)

※真の姿(外見)
ほぼ変わらず、但し髪がより濃い茶、目が青色に
ヒグマの毛皮を頭部は頭に被りつつ、頭部より下は肩から羽織るように



「白熊……白熊?」
 山立・亨次(人間の猟理師・f37635)は、目の前に立ちはだかるマスターデモンを見て、情報とは違うではないかと一瞬、頭をよぎったが……。そこで、はたと気付いた。

『姿を変えられたバルバ達は、マスターデモンとなって襲ってきますので……』

「ああ、姿変えられてんのか。元に戻してやらねぇとな」
 先ほど仲間が救出した白熊たちは、きゅーっと言わんばかりにぶっ倒れて山積みになっている。安全な場所で。
 それを見て、亨次の胸はズキューンとなったが、それはそれ。
「で、速攻か。俺は動きは特別素早い方じゃねぇが、要するに時短が出来ればいいんだろ」
 さっそく、|狩猟神饌・生饌《ゴチソウサマ》を発動させ。
「ちと行儀が悪いがな、急いでるんでね。……御馳走様でした」
 颯爽と使い込んだ愛用の調理器具でもって、マスターデモンの一部をちょいと剥ぎ取り、喰らって見せる。自然の恵みに感謝するように挨拶を終えると、すぐさまその姿が変わった。
 髪がより濃い茶、目が青色に。また、いつの間にかヒグマの毛皮の頭部を被り、体部分は肩に羽織るように纏っている。
「カムも頼む」
「……」
「埋め合わせは今度するから」
 普段はバックパックで寝ている、ぼんやりマイペースなミニチュア視肉は、ちょっと嫌そうな素振りを見せたが、亨次には、協力はしてくれるようだ。敵からの無差別な攻撃を視肉などで、なんとか躱すと。
「お前の弱点は……そこだっ!!」
 変化した鋭い爪で放つ鋭い一撃でもって、次々とマスターデモンを元の白熊へと戻していくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フール・アルアリア
圭ちゃんと(f35364)
大好きな義弟とご飯!温泉!そしてもふ!僕得しかない依頼だし頑張るぞー!

(実物見て絶句)

も、もふの痕跡がない…もふの痕跡がない!!もふ……おっけい、お兄ちゃん本気だす。もふの為に!もふの為に!!

圭ちゃんからベアちゃん(トンボ)への指示が聞こえて色々把握。囲いから出さないようにすればいいんだね?

指定UC発動、マークする場所は悪魔さんたちのすぐ背後とか背中に直接。瞬間移動を繰り返して背後からの【不意打ち】【遊撃】を繰り返して素早く一纏め。

ね、白熊さんがイカつい悪魔にとかビフォーアフター酷すぎるよね!?

ベアちゃんに?はーい、わかった!
わぁ、凄ーい!これはキまると爽快だね!


山崎・圭一
フー兄(f35766)と。

悪魔が何だよ知るかボケェ
携帯してるナイフで自傷後、敵を覆うように血痕の囲い作ろうか
俺の血を纏わせた|ベアトリス《トンボ白燐蟲》(騎乗サイズ)を2匹
なにせトンボは速いしよ
1匹を右へ。もう1匹を左へ飛ばして敵を血痕で囲うぞ
最速で頼んだぜ!ベアトリス達!終わったら戻って来い!

その間フー兄と協力し、敵が広がらねーように
【呪殺弾】で牽制しながら一纏めにしてく
見えねーけどコイツら白熊のバルバって奴らなんだよな
何がどうなってこんなビジュアルになっちゃうの?

ベアトリスが戻ってきたのを確認したら蝶の合図でUC発動
フー兄。ベアトリスに乗ってくれ
一纏めにした敵の頭上に巨大蟲落とすからさ



「大好きな義弟とご飯! 温泉! そしてもふ! 僕得しかない依頼だし、頑張るぞー!」
 非常にやる気に満ちていたフール・アルアリア(No.0・f35766)だったが……。

 ――マスターデモンが、どーん!!

 な、現状にフールは絶句していた。
「も、もふの痕跡がない……もふの痕跡がない!!」
 特に、フールの潜入した先はまだ、解放されていないので、可愛らしい白熊さんの姿も見えなかった。あったら、少しは変わったのだろうが。
「悪魔が何だよ。知るか、ボケェ」
 そう呟き、愕然とするフールの隣で、冷静に進めていくのは、共にやって来た山崎・圭一(宇宙帰りの蟲使い・f35364)だ。携帯してるナイフで自傷し、敵を覆うように血痕の囲いを作るために、自らの血を纏わせ、人が乗れるサイズにした|ベアトリス《トンボ白燐蟲》を2匹呼び出し、一匹を右、もう一匹を左へと向かわせ、しっかりと囲いを描いて見せた。
「なにせトンボは速いしよ……最速で頼んだぜ、ベアトリス達! 終わったら戻って来い!」
 その言葉に、やっと我を取り戻したフールは。
「もふ……おっけい、お兄ちゃん本気だす。もふの為に! もふの為に!!」
 大事なことなので2回言って。
「……と、囲いから出さないようにすればいいんだね?」
 と、圭一の言葉を把握したフールも動き出す。
「ほーら、捕らえてみなよ、できるものなら!」
 |本気兎の競争勝負《ウィンズザラビット》を発動させ、瞬間移動と不意打ちを使って、次々と一か所へとまとめていく。
「見えねーけど、コイツら白熊のバルバって奴らなんだよな? 何がどうなってこんなビジュアルになっちゃうの?」
「ね、白熊さんがイカつい悪魔にとか、ビフォーアフター酷すぎるよね!?」
 圭一の言葉にフールが大いに頷いて、準備が整ったようだ。
「フー兄、ベアトリスに乗ってくれ。一纏めにした敵の頭上に巨大蟲落とすからさ」
「ベアちゃんに? はーい、わかった!」
 フールが乗ったのと同時に、圭一は。
「骸の海へお帰りの時間なんじゃねーの?」
 |紅蝶陣蟲《コウチョウジンチュウ》を発動。傷口から出てきた白燐蟲の蝶を合図に、予め仕掛けておいた自身の血痕で囲まれた内部に巨大な呪殺弾と化した蟲を落として、一気に集めたマスターデモンを一掃して見せた。
 後に残ったのは、ふわっふわもっふもふの白熊バルバ達が、きゅーっと倒れている姿だけ。
「わぁ、凄ーい! これはキまると爽快だね!」
 二人は、まだ戻っていないバルバを求めて、再び駆け出すのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

夜刀神・鏡介
ここがエンドブレイカー達の世界……中々とんでもない事になっているというか
ともかく、俺達の力が及ぶならば全力で戦おう

神刀の封印を解除。神気によって身体能力を高めてダッシュで接敵しつつ、廻・弐の秘剣【金翼閃】
降り注ぐ闇の塊ごと纏めて金色の斬撃波で切り払い、至近距離まで近付いたなら、残った斬撃痕を足掛かりにして横っ飛び
一瞬でも視界から外れれば、多少なりとも隙ができるだろう。その虚をついて、一気に切り込んでいく
神刀は魔を打ち破り、闇を払う刃。悪魔には良く効くだろう

倒した(元に戻った)バルバ達は戦闘圏外に放り投げるなりしてしまおう
少々手荒いかもしれないが、戦いに巻き込んでしまっては危険だからな



「ここがエンドブレイカー達の世界……中々とんでもない事になっているというか。ともかく、俺達の力が及ぶならば全力で戦おう」
 そうこの地に足を踏み入れるのは、夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)だ。
 神刀の封印を解除し、神気によって身体能力を高めて駆けていくと、まだ姿を取り戻せていないマスターデモンの一団を見つけ。
「神刀解放。煌めき舞え、金色の翼――廻・弐の秘剣【金翼閃】!!」
 鏡介の|廻・弐の秘剣【金翼閃】《カイ・ニノヒケン・キンヨクセン》だ。降り注ぐ闇の塊ごと纏めて金色の斬撃波で切り払い、更に残った斬撃痕を足掛かりにして横っ飛びに向かう。
(「一瞬でも視界から外れれば、多少なりとも隙ができるはず……」)
 その鏡介の狙い通り、マスターデモン達に隙が生まれた。それを逃す鏡介ではない。
「神刀は魔を打ち破り、闇を払う刃。悪魔には良く効くだろう」
 そう言いながら、一気に切り込んでいく。

 気が付けば、既に敵の姿はなく、残ったのはのびて倒れている白熊バルバ達のみ。
 そのことに鏡介はホッとしながらも。
「少々手荒いかもしれないが、戦いに巻き込んでしまっては危険だからな」
 安全な場所へと放り投げて、彼らの安全を確保していったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『白婦人』

POW   :    魔女の護り
対象を【薔薇の蔓】で包む。[薔薇の蔓]は装甲と隠密力を増加し、敵を攻撃する【薔薇の棘】と、傷を癒やす【純白の果実】を生やす。
SPD   :    ジャグランツ・パレード
レベル×1体の【バルバ『ジャグランツ』】を召喚する。[バルバ『ジャグランツ』]は【猛獣】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
WIZ   :    マザーコール
自身が【危機意識】を感じると、レベル×1体の【バルバ『ジャグランツ』】が召喚される。バルバ『ジャグランツ』は危機意識を与えた対象を追跡し、攻撃する。

イラスト:京作

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「かわいいぼうや……ぼうやはどこ?」
 騒ぎを聞きつけ、この事件の元凶ともいえる白婦人が姿を現した。
「かわいいぼうやは、どこ? あなたたちが……なにかしたのかしら?」
 と、白婦人は、見つけた猟兵達へと敵意をぶつけてくるのであった。


※マスターより
 これより、ボスとのバトルとなります。バルバ達は、比較的安全な場所にいますが、白婦人が移動すると、気付かれてしまう場合があります。
 あまり移動させないような立ち回りや、バルバ達への注意を引かせないようする工夫が必要になります。注意して戦ってくださいませ。
夜刀神・鏡介
事件の元凶のお出ましか……尤も、こいつもあくまで利用されているにすぎないって話だが
だがどうあれ、今はこいつを倒すだけだ

神刀から利剣に持ち替えて、漆の型【柳葉:梵】の構えで白婦人と相対

まず召喚されたジャグランツ達の相手は程々に、白婦人の相手を優先
脚……というか下の肉塊を狙って機動力を削ぐ
大きい部位でもあるし、ここに3太刀全て叩き込んで、確実に能力を削ってしまおう

白婦人が自由に動けなくなれば、ジャグランツ達に注意を払う余裕も出てくる
必要に応じて適宜倒していこう

召喚されたジャグランツ達が白熊バルバ達を襲いにいかないかは少々懸念だが
大立ち回りを演じてやれば、十分に注意を引き付ける事もできるだろう



「いよいよ、事件の元凶のお出ましか……尤も、こいつもあくまで利用されているにすぎないって話だが」
 そう呟きながら、鏡介は、神刀【無仭】から利剣【清祓】へと武器を持ち替え。
「何はどうあれ、今はこいつを倒すだけだ」
 そのまま持ち替えた利剣【清祓】を引き抜き、身構える。
「ねえ、かわいいぼうやはどこかしら?」
 白婦人は、鏡介にそう尋ねながら、たくさんのバルバ『ジャグランツ』を召喚し、攻撃を仕掛けてきた。
「それが人にものを尋ねる態度か!」
 行く手を塞ぐジャグランツだけに絞って、切り伏せていき、白婦人へと迫っていく。そして。
「梵ぐように密やかに、斬り堕とす――漆の型【柳葉:梵】!!」
 鏡介の|漆の型【柳葉:梵】《シチノカタ・ヤナギバ・ソヨギ》だ。狙うのは、不気味に膨らんだ腹部だ。機動力を落とすためなのだが、膨らんだ腹部が邪魔で足が分からない。だからこその、腹部でもあった。
(「白婦人が自由に動けなくなれば、ジャグランツ達に注意を払う余裕も出てくるはず……」)
 そこに目掛けて、幾度も斬撃を浴びせていく。
「ああああああっ!!!」
「ほら、お前達も! お前の主が危ないぞ!!」
 そう鏡介が叫びながら、再び身構えれば、ジャグランツ達は、鏡介目掛けて攻撃してくるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​


 鏡介の立ち振る舞いのお陰で、ジャグランツはもちろん、白婦人も今のところ、倒れている白熊バルバに気づいていないようだ。
 このまま猟兵達が引き付けておけば、白熊バルバ達は被害を受けることなく済むだろう。
 さあ、引き付けるためにも派手な立ち回りを!
山立・亨次
今度は陽動か
真っ向から行く方が得意なんだが、さて

妖魔・木渡でエゾリスの群れを召喚
こう見えてうちの先祖にとっては不吉の象徴でね
(※必要性を感じないので口には出さないが、本人は寧ろ可愛いと思っている)
舐めてかかると痛い目見るぜ

2/3を敵本体の足止めに
1/3を敵がバルバの方に向かった場合に取るだろう進行方向で隠れつつ
それぞれ罠設置
俺自身は森人の叡智(包丁)で棘を切り落としながら攻撃しようか

念の為相手の動向にもそれとなく注目し
完全にバルバの位置に気づいた上でそっちに行った時は
すぐ割って入れるよう準備はしとこう
ただ、そうでなきゃ不用意に行く手を塞いだりしない
そっちに何かあるって言ってるようなモンだからな



「今度は陽動か。真っ向から行く方が得意なんだが、さて」
 次に亨次が動き出した。さっそく。
「窮鼠猫を噛む、って言うだろ?」
 |妖魔・木渡《キワタリノヨウマ》でもって、大量のエゾリスを召喚した。ちなみに、このエゾリス、簡易的な罠を設置することが得意なリスだったりする。
「こう見えて、うちの先祖にとっては、不吉の象徴でね。舐めてかかると痛い目見るぜ」
 こんなに可愛いのになと、心の中で亨次はそう呟く。愛らしい目にふわりとしたしっぽ。本当に可愛いのになと二度も思ってしまった。それはさておき、亨次は、その召喚した可愛いリスに指示を出す。リスの2/3を敵本体の足止めに、1/3を敵がバルバの方に向かった場合に取るだろう進行方向へと隠れつつ、それぞれ罠設置を設置していく。
「かわいいぼうやは、どこ?」
 白夫人は、薔薇の蔓でもって亨次を捉えようとするが……。
「さあな」
 森人の叡智から包丁を取り出し、体を縛り付けそうになる蔦とその棘を切り落としながら、攻撃を重ねていく。
(「念のためにと気を配ってはいるが……」)
 倒れている白熊バルバ達の方に白婦人が行かないか見ているが、今のところ、その様子は見えない。
 万が一があっても、既にリス達がその罠を設置しているので、ある程度は耐えてくれるはずだ。
 ――とにかく今は。
「リス達、もう一仕事頼む!」
 派手に立ち回りながら、敵を引き付けるのみ。亨次は可愛らしいリスにささやかな幸せを感じながらも、戦いに身を投じていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?


ソリン・クザ(サポート)
 ダンピールの探索者×戦場傭兵、表の顔はルーマニアの警察官な25歳の男です。
 普段の口調は「礼儀正しい(私、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)」、覚醒時は「尊大(我、貴様、~である、だ、~であろう、~であるか?)」です。

 UCはあまり使わず、基本的に自力での解決を優先します。
基本的には、警察官としての職業倫理のもと動きます
直接戦闘よりも謎を解いたり、だれかを守ったり、対象を確保したりという方向で動きます



 新たに二人の猟兵も駆けつけてきた。
(「……もふもふ!!」)
 事前にグリモア猟兵から聞いていたが、ちらりと見えた白熊バルバのもふもふに思わず目が行く。
 だが、敵に気づかれてはならない。筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)は、ちゃきっと眼鏡を直す振りをして、姿勢を正した。
 ――なんとしてでも、彼らを守らなくては……!!

「倒す敵は……あれですね」
 そう告げるのは、ソリン・クザ(デイウォーカー・f15556)だ。ルーマニア国家警察所属の警察官で、生まれも育ちもブカレストである。その誰もが魅了するような彫りの深い端正な顔立ちは、先祖に貴族がいるからか、それとも吸血鬼がいるからか……それは彼自身も知らない。
 しかし、困っている人々がいるのならば、救うべきだとソリンは思う。
 ――そのためにも、目の前の敵を倒さなくては……!!

 二人の目的は一致している。
 顔を見合わせ、こくりと頷くと、先にトオルが動いた。
「かわいいぼうやは、どこかしら?」
 そう尋ねる白婦人に、トオルは冷たく言い放つ。
「さあね。それはともかく……邪魔をしないでくれるかな?」
 熱線銃(ブラスター)で牽制した後。
「光よ、我が願いを叶えたまえ。聖なる力、邪なる者を封じる力をここに」
「きゃあああああ!!」
 トオルのヒプノシスリストラクションが、トオルの眼鏡から発せられた聖なる光が瞬き、白婦人の動きを一時的に封じる。
「私に任せてください!」
 今度はソリンの番だ。持っていたUMPとそっくりの軽機関銃を巨大化したものを作り出したのだ。それを構えて。
「使いなれた装備が一番です」
 動きを止められている白婦人へと弾丸を放つ。それがソリンのポリスガジェットだ。
「ぎゃああああああ!!!」
 激しい弾丸が白婦人の体を撃ち貫く。
 ソリンだけではない。トオルも熱線銃(ブラスター)で援護していく。
「わたしの、かわいい……ぼうや……」
 そう呟きながら、白婦人はそのまま、難を逃れるように後退していったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ウーシャン・ラビットポスト
なんかおっかないおねーさん…ってあれ魔女じゃないかしゃ
ふつーに怖いんだけど
まぁ同族のよしみしゃ。バルバ達を助けるべくうーしゃんがかっこよく終わらせるうしゃよー!

危機意識を持たせなければいいんだうしゃね。いやでもこのかわいいうーしゃんを見て敵対心や危機感を持つ奴なんて以下略

対峙したらUCで辺り一面にティンクルスターをばらまくしゃ。ぴかぴか光るクッションだから多分危機感持たないと思うしゃよ
危機感持たれたら星には犠牲になってもらうしゃ。うーしゃんの活躍のためにしゃね
とにかく星を召喚したら敵が星に気を取られている間に星を足場にして縦横無尽に近づいて、最後はうーしゃんキック(notUC)で攻撃うしゃー!



「なんかおっかないおねーさん……ってあれ魔女じゃないかしゃ? ふつーに怖いんだけど」
 そうぶるっと体を震わすのは、郵便配達を生業とするウサギのバルバ、ウーシャン・ラビットポスト(バルバ「ウサギ」のスカイランナー・f39076)だ。
「まぁ、同族のよしみしゃ。バルバ達を助けるべく、うーしゃんがかっこよく終わらせるうしゃよー!」
 同族のバルバ達を救うため、ウーシャンは、きらーんと目を輝かせる。
 でも、ちょっと怖いから遠くから、相手の出方をしっかり観察。ちなみにウーシャンは、先ほどまでの仲間達の戦いをしっかり見届けていた。現在、態勢を整えるべく、敵が後退しているのも、理解している。
「危機意識を持たせなければいいんだうしゃね。いやでも、このかわいいうーしゃんを見て、敵対心や危機感を持つ奴なんて……」
 なんだか、まだウーシャンはぶつぶつと喋っているようだが、以下略である。
 それよりもウーシャンにはやるべきことがある。
「まずは、これでも喰らえうしゃよー!」
 ウーシャンが発動させたのは、スターライト・エアリアルだ。戦闘力は無いが極めて柔らかく、飛翔・クッション・ジャンプ台にも使用できるティンクルスターを大量に召還していく。
「こ、これは……?」
 困惑する白婦人を余所に、ウーシャンはそのティンクルスターを利用して、ぴょんぴょんと接敵。
「星には犠牲になってもらうしゃ。うーしゃんの活躍のためにしゃね」
「えっ!?」
 星に気を取られている間に、ウーシャンはえいやっと、勢いよくジャンプ。
「最後はうーしゃんキックうしゃー!!」
「いやああああああ!!!」

 こうして、ウーシャンの物凄い飛び蹴りにて、白婦人は、文字通り星になったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『秘湯でひと息』

POW   :    広い湯舟で思いっきりくつろぐ

SPD   :    飲み物を持ち込み、ゆっくり楽しむ

WIZ   :    温泉から見える雄大な自然の光景を楽しむ

イラスト:木虎こん

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 こうして、猟兵達の活躍により、この村の危機と脅威は去った。
 ぼちぼち、ふわふわの白熊バルバ達が起きてくることだろう。
 ついでに、状況を説明してあげるのも、良いかもしれない。
 そうそう、また変な願いを叶えられないよう、温泉地の宣伝の仕方も教えてあげたりするのも良いだろう。
 彼らと共に、つかの間の村の温泉を楽しもうではないか。


※マスターより
 お疲れさまでした! ここからは目覚めた白熊バルバ達と温泉を楽しむこととなります。
 状況を説明するもよし、温泉を楽しむもよし、もふもふしても大丈夫!
 ただ、もともとの願いであるこの温泉地の宣伝はしてあげた方が、良いかもしれませんね。
 皆さんからの楽しいプレイング、お待ちしていますね!
山立・亨次
バルバ達に軽く事情を説明しつつ
温泉もいいが飯の方も気になるな
病み上がり(?)だから調理まで無理にとは言わないが、食材だけでも見せて貰えるか
(※調理して貰えるならお言葉に甘える)

……うん、色艶もいいし食い応えもありそうな食材ばかりだ
温泉と並んで村の自慢と言うだけある

で、旅人呼び込みたいんだったか
俺も宣伝は得意な方じゃねぇが
温泉と、山の幸と……あと他にセールスポイントあるか?
その辺を簡単に書いた看板とか作って街道に立てとけば、少しは旅人の目に留まるんじゃねぇか?

ああ、街道から村までの道もある程度ちゃんとしたのを作った方がいいのか
力仕事なら役に立てるだろ
細かい整備もいるだろうし、リス達も手伝ってくれ



 亨次は、つけていたゴーグルを外し、さっそく目覚めたバルバ達へと事情を説明することにした。
「そ、そんなことになってだか……」
「お前さん達には、とても世話になったようだべ」
 白熊バルバ達は、申し訳ないと頭を下げながら、亨次に感謝を述べていく。
「わかってくれれば、それでいい。ところで……温泉もいいが飯の方が気になってな。さっきまで倒れていたのに、悪いんだが、どのような食材を使っているのか見せて貰えないか?」
 白熊バルバのもふもふも気になるのだが、それよりも彼らの作る料理というのが、とても気になったのだ。……ちょっとその目が白熊バルバのもふもふに取られているが。
「ちょっと倒れていただけだべ」
「食材を見るだけでなく、料理も食ってってな!」
 バルバ達は見た目通り、エネルギッシュなようで、料理もふるまってくれるようだ。少しでもお礼がしたいという表れなのだろう。亨次はその申し出に甘える形で、調理場へと案内を受ける。
「材料はこんなんのを使ってるだよ」
 調理場に並べられる食材は、どれもが新鮮なものだった。
「……うん、色艶もいいし、食い応えもありそうな食材ばかりだ。温泉と並んで村の自慢と言うだけある」
 予想以上の食材の良さに感心しながら、亨次は囲炉裏のある広間に通された。
「さあ、遠慮なく、たんと食ってくれな」
 出された料理もきちんと火を通したり、煮詰めたりと、どれも素朴な料理であったが、味はバルバ達が頑張っているらしく、どれもが美味しい。
「これは……本当に美味いな」
 そう告げながら、ばくばくと食べる亨次に、バルバ達はにっこり。

 料理が終わっても、亨次にはやるべきことがあった。
 食器を片付けるのを手伝いながら、バルバ達に話し始めた。
「で、旅人呼び込みたいんだったか? 俺も宣伝は得意な方じゃねぇが」
 協力する旨を伝えると、バルバ達は顔を見合わせ、嬉しそうな笑顔を見せた。
「手伝ってくれるだか?」
「おらたち、超絶困ってただよ!」
 その様子にちょっぴり、胸がほんわかと温かくなるのを感じつつも、亨次は彼らのフォローをすべく、話を聞いていく。
「温泉と、山の幸と……あと他にセールスポイントあるか? その辺を簡単に書いた看板とか作って街道に立てとけば、少しは旅人の目に留まるんじゃねぇか?」
 先ほどの囲炉裏の傍で、大相談会が始まった。
「なるほど、そうすれば人がくるだか?」
「なにもしないよりは、来るはずだ。それと……ああ、街道から村までの道もある程度、ちゃんとしたのを作った方がいいのか。力仕事なら役に立てるだろ。細かい整備もいるだろうし」
 美味しい料理をくれた分の働きはすると、亨次は立ち上がる。
「リス達も手伝ってくれ」
 |妖魔・木渡《キワタリノヨウマ》で、リス達を召喚すると、力仕事が得意なバルバ達と共に、街道までの道の整備へと向かったのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​


※マスターより
 亨次さんのお陰で、今後、状況説明は省略できます。また、街道までの道が少し整備されました。
 ですが、どうしてもやりたいというのでしたら、重ねて行うことも可能です(その場合は、効果が高まります)。
 以上を踏まえて、引き続き、皆さんの温泉奮闘記っぽいプレイングお待ちしていますね。
 もちろん、ただ温泉入ったり、バルバさん達の料理を食べるだけでも大丈夫です。
 しばしの温泉村をお楽しみください。猟兵さんなら、もふもふしても怒られませんよ♪
蛇塚・レモン(サポート)
いつも元気で優しく、快活な性格
その身に白亜の蛇神と妹の魂を宿すシャーマン

普段の口調
「元気一杯レモン(主人格)」
語尾に『っ』を多用

時々「蛇神オロチヒメ(裏人格)」
尊大な態度
老人口調NG
レモンの母親代わりの白蛇の神様

念動力で空を飛んだり、運搬したり、物体を操作することが得意です
食べること大好き!
お肉や甘味は大歓迎!
ダンスも大好き!

好奇心旺盛で、興味のある事にすぐ首を突っ込みます
困ってる人がいれば率先して手助けをします
悩みを抱えていたり、悲しむ人がいれば、寄り添って慰めます

レモンは年上の渋いおじ様大好きっ!
おっさんがいると尊さで暴走するので、蛇神様がツッコミ役になります!

あとはおまかせ
お願いします!



「辺境の温泉地で困ったことがあったみたいだね!」
 そうやってきたのは、蛇塚・レモン(白き蛇神憑きのシャーマンクイーン・f05152)だ。
「困ってることもあるみたいだし、あたいも手を貸すね♪」
 そういって、白熊バルバ達が集まっている囲炉裏のところにやってきた。
 そこでは、人を集めるための看板を作ったり、道の整備の話し合いが行われていた。
「この崩れた道を整備した方がええんだが、おら達だけじゃあ、流石に無理だべ」
 どうやら、崩れた道を整備すれば、この村の近道になるらしい。しかし、その道の土砂が多いらしく、村の人達だけでは処理が難しいようだ。
「それなら、あたいが力になってあげるよ。ね、蛇神様」
 誰かに声をかけるように告げて、レモンは、バルバ達の案内で、現地へと向かう。
「うわあ……これは酷いねぇ……」
 思わず、レモンが言葉に出すほど、土と岩と木々で阻まれた道を眺めた。
「でも! この村の困りごとなら、みんなも手を貸してくれるはず。……村のみんな……蛇神様とあたいに力を貸してっ! 顕現せよ、最古の人類悪……っ! 汝の名は、八岐大蛇!」
 レモンが発動させたのは、|戦闘召喚使役術式・目覚めよ、暴虐を奮いし古の蛇神《バトルサモンコード・ライズ・オブ・ヤマタノオロチ》だ。霊剣と水の大盾で武装した、かつて滅んだ村の蛇神オロチヒメの信者たちの幽霊を大量に召還。いや、彼らを乗せて現れたのは。
『まあ、困っている者がいるなら、仕方あるまい』
 白き蛇神様が変身した巨大な八首の有翼蛇神だ。バルバ達はその様子にあっけにとられている。
「うん、みんなで道を塞いでいる土砂を退けていくよ!」
 レモン達はバルバ達の意見を聞きながら、土砂を次々と片付けていく。半日ほどかかってしまったが、お陰でいつも利用していた近道が、無事開通した。それを見届けて、幽霊と蛇神様はすうっと、元の世界へと帰っていった。
「助けてくれてありがとな、金髪のねーちゃん」
「よがったら、おらたちの温泉と料理も楽しんでくれな」
 そうバルバ達に言われて、レモンも思わずにっこり。
「なんだかちょっと照れちゃうけど、そこまでいうなら、ゆっくりさせてもらうよ!」
 バルバ達の歓迎を受けて、素晴らしい辺境の温泉と美味しい郷土料理を楽しむ。
「はああああ、美味しいーー!! さっき入った露天風呂も最高だったし、これは、絶対に宣伝した方がいいよ! あたいの旅団でも、宣伝しておくね!!」
 美味しい料理を堪能して、レモンは幸せなひと時を、この村で過ごしたのだった。

 こうして、猟兵達の活躍により、バルーナ村での危機は去った。
 その後、猟兵達の手伝いのお陰で、少しずつ旅の者達が、この村を訪れ始めるのだが……それはまた別の話。
 まずは、この成功を喜ぶとしよう。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年12月09日


挿絵イラスト