ケモノとマキナの晩餐会~ツーシンもあるよ!~
●ケモノ集落とマキナ集落再び集結――夜に
「猟兵って色々いますのね~」
ケットシーの女の子、レアは宴を終えてから感激に浸っていた。
「今度は晩餐会でも開かないかい?」
キマイラの青年ベイクドが提案する。
「技術力が僕らよりあるのは確かだし、ほらマキナ集落のトゥルーさん言ってたじゃないか。猟兵がスマホ? っていうの持ってるから、この辺りでも使えるようにしてみないかって」
「確かに言ってましたの~。でもそれと晩餐会、何が関係あるんですの~?」
レアが問うと、ベイクドは鼻を鳴らして答えた。
「ない!!」
レアがずこーとコケる。
「な、ないのに晩餐会ですの~!?」
「いや、一応晩餐会なのは理由があるよ。夜行性の皆を呼びたいからさ!」
レアは改めて納得した。
「……確かに、マキナ集落の方にもいますわね~夜行性のマキナというか起きるのが遅いマキナの方々。それじゃあ、あのシェパードの彼に呼びかけてもらう事にしますの~」
●グリモアベース
「けものマキナで今度は晩餐会が開かれるそうですよ!」
グリモア猟兵の土谷・メイ(イヌの砲撃術【大】・f27738)がけものマキナ行きの予知を知らせに来た。
「今度は晩餐会だそうです、明かりはちゃんと確保されてますし、夜行性の方々が訪れてくれるそうですよ! ……シマエナガの子供達はおねむのようですけど」
ケモノ集落から来る夜行性のメンバーは、虎のバイオモンスターのトラヤ、アライグマの賢い動物のアライズ、蛍めいたフェアリーの老婆ヘイケ。
マキナ集落から来る夜行性のメンバーは、ブラックタールのバレル、スケルトンのスナイプだ。マキナ集落の二名は単に起きるのが遅いだけらしい。
「それと、集落の通信環境を更に良くしたいそうなので、通信に関してアドバイスがもらえたらいいなとベイクドさんから言伝預かってます! 素敵な晩餐会になるといいですね!」
けものマキナへの転移を開始した、メイであった。
椿油
けものマキナMSの椿油です。勃発しました第二回、宴の次は晩餐会! 夜行性の皆さんが参加してくれます。シマエナガファミリーは今回おねむと寝かしつけの為不在です。
レア・ベイクド・トゥルー・エルスの他に、夜行性のトラヤ・アライズ・ヘイケ・バレル・スナイプが参加してくれます。
猟兵に目覚めたけものマキナ住人の方は|住人《ホスト》として参加してもいいですし、|猟兵《ゲスト》として参加してもいいです(自由です)。
参加者が多ければ、もしもの時に備えて第三弾が勃発するかもしれません!
皆様のアツいプレイング、お待ちしております。
第1章 日常
『プレイング』
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POW : 肉体や気合で挑戦できる行動
SPD : 速さや技量で挑戦できる行動
WIZ : 魔力や賢さで挑戦できる行動
イラスト:仁吉
👑11
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ナヴァリア・エキドナ
アドリブ連携歓迎じゃ。
|住人《ホスト》側参加になるかのぅ。
グリモアを利用して他世界の飲食物を持ち込むとしよう。
ふぇっふぇっふぇ。晩餐会とは楽しみじゃのぅ。
あ、酒はあるかの? わしは酒が好きでのぅ。
種類は問わぬぞい。なければ仕入れてくるとしよう。
おお、レアたちか。人間との戦闘以来かのぅ?
ふぇっふぇっふぇ。せっかくじゃ。わしも宴に協力してしんぜよう。
ほうれ、Cat金貨で仕入れて来た他の世界(アース系列?)の食い物じゃよ。
チーズ揚げやきゅうりの酢の物といった、ツマミになりそうなものも選んだのでたっぷり飲めるぞい。
マキナにも合いそうな……ブラックタールやスケルトンに合いそうな……。
(MSに)任せた!
飲み物は行き渡ったかのぅ?
主催者の挨拶やら音頭やらを済ませたら、あとは夜通し飲み食い祭りじゃ!
めいっぱい楽しもうぞ!
桃枝・重吾
アドリブ絡み歓迎
◼️心情
懇親会、
うん、つまり、寄り合いかな?
私の郷でもよくやってたね。
となると、持ち寄り?
うーん、マキナの人向けに丁度いいし。
花火を落とそうかな?
◼️準備
会場の傍に落下予定地点を確保して、
クッション材を展開して、
里の人に一声かけて引っかけに行こう。
ちょっと衛星軌道手前まで走って、
適当なデブリをUCで梱包、
軌道計算を星降丸にお願いして、
準備が出来たらビームロープで牽引して微調整しながら先行して
◼️辺境奇祭
タイミングも角度もいい感じかな?
おー、
夜空に赤熱した花火が映えるね。
そろそろ落下予定地点をUCでクッション材強化して衝撃封じ込めて。
中が冷えたらお楽しみの宇宙資源。
それまではご飯
「懇親会、うん、つまり、寄り合いかな? 私の郷でもよくやってたね」
重吾が予定しているのは、花火の打ち上げだ。
「ちょっといいかな」
「あいよ」
丁度そこに居た虎のバイオモンスターのトラヤを呼んで、クッション材の設置を手伝ってもらう事に。UC《悠々荷台解放》を発動し【|悠々荷台《ユニヴァースユナイトキャリア》】に乗せた(良い意味で)適当な|破片《デブリ》を【スペースデコトラ『星降丸』】に乗せて牽引していく。星降丸の軌道計算が完了し、打ち上げ終わった頃には宇宙のデブリが降って来る予定だ。
「ふぇっふぇっふぇ、何やら難しそうな事をしておるのう! あ、酒はあるかの?」
ナヴァリアはグリモアの力で色々と食材を仕入れて来た。
「見た事無い食材ですの~」
レアは目を丸くしていた。
「おお、レアたちか。人間との戦闘以来かのぅ? ほうれ、Cat金貨で仕入れて来た他の世界の食い物じゃよ」
「他の世界!」
「いいですねぇ」
アライグマのアライズも、恐らくアース系列の食品であろう品々を見て思わず洗いたくなってきた。
「チーズ揚げやきゅうりの酢の物といった、ツマミになりそうなものも選んだのでたっぷり飲めるぞい」
パーッと会場に広げていくナヴァリア。――ブラックタールとスケルトンの食料? 困った時はタールと|乳製品《カルシウム》で解決だ。
「それじゃあ、夜の部も……乾杯!」
「乾杯ですの~!」
ベイクドとレアがそれぞれ乾杯のジョッキを持ちあげた。なおレアは一応まだ未成年なのでジュースである。
「夜通し飲み食い祭りじゃ! めいっぱい楽しもうぞ!」
ナヴァリアも酒とツマミを口にする。
「それじゃあ遠慮なく頂きますえ」
フェアリーのヘイケが酒を呑みながらつまみを人間サイズ一口分頬張った。
そして、タイミングよく撃ち上がる花火。
「おー、夜空に赤熱した花火が映えるね」
重吾が指定した軌道で上手く打ち上がっている、赤熱したデブリ。
「綺麗ですの~」
パラパラと弾ける赤熱した花火を見上げて、レアの瞳の中に花火が映る。
「花火かぁー、いいねぇー」
ベイクドはもう酔っていた。
「ども、こんな上質なタールなんてご馳走になってしまって……」
ブラックタールのバレルが控えめにくぴくぴ飲んでいく。
「こんな新鮮な乳、この辺りで採れる物ではあるまいに」
スケルトンのスナイプも感心していた。
「……あっ、花火終わっちゃいましたの~」
落下地点はUCで強化済みの重吾、落下地点を確認しにいく。
「ほら、これが宇宙デブリ」
「宇宙デブリ……!?」
宇宙から落ちて来た破片。これは【衛星軌道上機械神殿】とほぼ同じ高度から落ちて来た。つまり残滓の一部とも言えなくもない。
冷めてから確認すると、中身は機械部品。ガジェッティアなら使いこなせそうな文明レベルの物だった。
「解析は|ベイクド《ガジェッティア》に任せますの~」
「うぃー」
赤面しながら手を上げるベイクド。
「……ダメだコイツ。後で解析しますの~」
花火と共に得られた資源、その正体やいかに。
大成功
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巨海・蔵人
アドリブ絡み歓迎
◼️心情
これは期待されちゃってるし、こたえないわけにはいかないね、
キマフュのほにゃららはセカイイチー(掛け声?)
◼️スマホ?頒布
打ち上げもしたみたいだけど花火って、
スペースデブリを牽引するのを眺めるものだったかな?
ま、それはともかく、
食べ物とのみもの(各種族用)は蔵人君セレクションから提供するね。
お話ししたりで人も集まってきたら
コンコンコンスポット探すのに遅くなったけど、必要なものは揃ったから、スマホ配っちゃおうね。
UCで見つけたスポットをキマフュ化して、コンコンコンしてもらえば、ほら!
大容量ストレージ付きスマホー!
通信サーバー(自販機サイズ)も沢山用意したから皆で設置してね?
アレクサンダー・ライオンハート
【エルザ(f37298)と共に行動】
夜ってことは、我々の出番じゃ。
というわけで、エルザと共に来るのじゃ。
ということで、余は肉をかじりながら酒池肉林を楽しむことにするのじゃ。
必要があれば、獲物を取りに平原に出るがな。
さて、このまま何か食うか考えものだ。
あとは、周囲の人物に会って談話するのもよし。
このまま夜中まで宴と行こう。
エルザ・アダムソン
【アレク(f33976)と共に行動】
あたしも、アレクと共に来るわ。
肉が食えるなら、色々と食っていきますわね。
獣肉を頬張りながらアレクにピッタリ寄り添うのも忘れずに。
周囲を見ながらこの世界がどうなってるのか感じることにしますわね。
肉が足りなくなったら、獲物取りに行くわ。
アレクサンダーとエルザ。二人は種族は若干違えど、同じバーバリーライオンである。
「夜ってことは、我々の出番じゃ」
「そうですわね」
会場に用意された肉を食していく二匹。
「大きいですの~」
|狩られる側《草食動物》サイズのレアは若干ビビっていたが、もちろん猟兵が現地民を食べる事は無いので安心している。
「ところで……この肉は何の肉を使っておるのか」
アレクサンダーが訝しんだ肉、鶏肉のような噛みごたえかつ大きな肉だ。
「ケモノモドキの肉ですの~」
レアが答える。
「ケモノモドキ? そのような動物がいらっしゃるんですの?」
エルザはアレクサンダーに寄り添いながら質問を重ねる。
「まぁ、簡潔に言うと『ケモノ種じゃない獣のこと』だね。ここら辺の方言だよ」
ベイクドが代わりに答えた。要するに、|動物が擬人化される《発酵物の男が頭を千切る》世界においての普通の動物だったり、|怪物を捕まえる《当初151種だった》世界においての原種の動物だったりする彼らの事なのだろう。象とか犬とか小鳥とか。まぁ、ケモノは元々ただの動物かと言うと違うのだが。
「ふむ……ではこれはただの鶏か何か、という事なのか。よしエルザ、狩りにゆくぞ。夜なら我々に勝てるケモノモドキは居まい」
「お供しますわ」
エルザはすっくと立ってアレクサンダーの後に続いた。
「お、お気を付けて~……ですの」
レアは狩りをしないので、どんな感じで帰って来るのだろうと考えた。だが想像がつかなかったのだった。
●ツーシンがアップを始めました
「これは期待されちゃってるし、こたえないわけにはいかないね」
蔵人が各自に【蔵人君セレクション】からオイルや牛乳や肉・刺身・ウォーマシン用油等を配りつつ、更にスマホも配っていく。
「何ですの? これ」
「ガジェットかな?」
「牛乳旨し……!」
訝しむレアとベイクドをよそに新鮮な牛乳を飲んで喜んでいたスナイプ。
「――キマフュのほにゃららはセカイイチー!」
という掛け声と共にUC《キマイラfeverフューチャーリズム》を発動すればほら、そこにあった大樹がコンコンコン出来るキマフュ仕様のスポットへと早変わり。
「キマフュのほにゃららはセカイイチー……コンコンコンって何ですの~?」
配られたスマホがキマフュ基準の仕様に変わったのを確認したレア、試しに大樹をコンコンコンしてみる。
「わ、アプリのダウンロードなんちゃらって表示されたですの~!」
ダウンロードされたアプリは「マップ」。恐る恐るタップしてみると、周囲の地形が分かりやすく表示されているではないか。これにはガジェッティアのベイクドもびっくりである。
「こんな事出来るんだ……猟兵の力って凄いね」
ベイクドもマップのダウンロードが完了したので試しに拡張機能を弄ってみる。3Dビューにしたり北を真上にしたり現在地アイコンの形状を変えたり、割と何でも出来た。
「通信サーバーも沢山用意したから皆で設置してね?」
「みんなー! 設置しまくりますのよ~!! 起きてーー!!」
レアは興奮のあまり、全住民を起こす勢いで通信サーバーを一人で|担いで《●●●》いったのだった。
●ケモノモドキ
その頃、アレクサンダーとエルザは何かの動物を数匹仕留めていた。
「造作も無かったのう……」
「これがケモノモドキ……美味しそうですわ」
ケモノモドキ――身体は小動物並だが、鶏とも兎とも蛙とも言えるような、奇妙な見た目をしていた。これが、独自に進化したケモノモドキの一種なのだろうか?
「さて、持ち帰って皆で食そうではないか」
「そうしましょう」
二人は死にたてのケモノモドキを口に咥えて帰ったので、レアは思わずびっくりして|一人で《●●●》運んでいる最中の通信サーバーを落としそうになったそうな――。
大成功
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