【サポート優先】遠き死告を聴くがいい
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
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「遠征に、加わって欲しいの」
胡・麟星(きりん座・f36862)が言うには、殲神封神大戦にて招集されたが討ち漏らされたオブリビオンが野盗化し、大軍勢となりとある小国を攻め落としたのだと言う。
其処で、晋の皇帝たる司馬炎自らが軍を率い、小国奪還へ向かうと言う。猟兵達はそれに同行し、オブリビオンを殲滅するのが今回の任務だ。
「敵は……死告鳥。鳴き声が、不吉な死を招く凶兆とされ……実際に、人々を連れ去っては……殺害する、危険な存在……」
鳥の因子を持つ美しい女性の姿で現れるが、惑わされてはいけない。小国を奪還出来ても彼女達が生き延びてしまえば、また同じことが繰り返されてしまう。
司馬炎と協力し、残さず討ち取るのだ。
「幸い……『消えざるシバの炎』が戦場に、広がっているわ……精密な制御は、効かないけど……広範囲を、炎で包めるから……きっと、皆の……助けに、なってくれるわ」
司馬炎のユーベルコード『消えざるシバの炎』。成程、対人ではなく対軍で力を発揮するタイプのユーベルコードか。また、兵士達も弓で援護を行ってくれるとのこと。
「問題は……寧ろ、その後ね……敵の数が、減ってくると……残った敵が、籠城戦を始めると……予知にはあったわ」
少なくとも超常の力の関わらない戦いであれば、籠城戦は諸説あるが侵攻側が防衛側の十倍以上の力を要するとされる。これを聞くだけでも、城攻めないし砦攻めの困難さをひしひしと感じるだろう。
だが、猟兵達と晋軍に退却の気配――それが真であれ策であれ――を感じれば、死告鳥達はその機会を見逃さず、背後を突く為に打って出てくるであろうと麟星は言う。
そうなれば、猟兵は対応出来るかも知れないが、晋軍に、少なからず被害が出る。
「犠牲の出ない、戦争なんて……ない。……でも、」
オブリビオンによる犠牲ならば、猟兵達が、止めなければ。
砦に乗り込み、国を奪還し、この世界の『今』を生きる人々を、護るのだ。
絵琥れあ
お世話になっております、絵琥れあと申します。
ひっそりとサポート優先シナリオを運営させていただきます。
(勿論、通常参加も望外の喜びですので歓迎いたします)
流れと詳細は以下の通りになります。
第1章:集団戦『死告鳥』
第2章:冒険『砦攻め』
第1章では、野盗化? 野生化? した死告鳥の群れと戦っていただきます。
司馬炎が『消えざるシバの炎』による支援と、兵達による援護を行ってくれます(詳細に描写はしません)。
第2章では、籠城戦を決め込む敵に対し砦攻めを行います。
侵入さえできれば士気の下がった敵は難なく一網打尽にできるでしょう。
サポート優先シナリオのため、調子や現行シナリオの進捗と相談しながら自分のペースで執筆していくことになるかと思います。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
第1章 集団戦
『死告鳥』
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POW : 死告旋翼翔
【翼を広げ、回転しながら繰り出す】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【多くの死告鳥】の協力があれば威力が倍増する。
SPD : 死告嵐
【翼】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ : 死求鳴
【人の死を求める鳴き声】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
イラスト:+風
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
エル・バード(サポート)
「どうぞ、よろしくお願いいたします」
あまり物事に動じない、のんびりした性格をしています。
お茶と読書好きです。
ここぞという場所、ではない時にも何故か眼鏡が光を反射し、
目が見えなくなります。が、特に何も企んではいません。
敵にもとりあえずお茶を勧めてみます。
積極的に戦うよりも、誰かのサポートを好むタイプですが、
必要な戦闘は行います。
「皆さま、お茶をどうぞ」
解決したら、ティータイムの時間です。
他、おまかせします。
ティエル・ティエリエル(サポート)
◆キャラ特徴
ボクっ娘で天真爛漫、お転婆なフェアリーのお姫様です。
王家に伝わる細身のレイピアを使った空中からのヒット&アウェイで戦うのが得意な女の子です。
・冒険大好きお姫様
・珍しいものにも興味津々
・ノブレス・オブリージュの精神で弱者を放っておけないよ
・ドヤ顔がよく似合う
・困ったら動物さんに協力を!
◆戦闘方法
・背中の翅で羽ばたいて「空中戦」や「空中浮遊」で空から攻撃するよ
・レイピアに風を纏わせて「属性攻撃」でチクチクするよ
・対空攻撃が激しそうなら【ライオンライド】
・レイピアでの攻撃が効かない敵には【お姫様ビーム】でどかーんと攻撃
●
「等しく滅ぶがいい、人の子ら――」
歌うように、美しき鳥は死を告げる。
朗々と響き渡るからこそその声は、言葉は、ひどく不気味で、悍しい。
そんな死告鳥の群れを前にしてなお、エル・バード(エンジェルのパーラーメイド・f36270)は物怖じせずに近づく。
そして、その口から紡がれた言葉はと言うと。
「お茶はいかがですか?」
間違いなく、紅茶を勧めるものだった。
これには死告鳥達もきょとん顔。
だが、すぐに持ち直し。
「滅びの前では恵みなど無為」
「ただ、受け入れるがよい、羽持つ子――」
明確な拒絶。
エルは目を伏せ、残念そうに嘆息した。
「そうですか。お茶の時間を共有出来ればと、思ったのですが」
何せ、死告鳥達の背後には、既に迫っていたのだから。
彼女達自身の滅びが――巨大化したティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)が!
「しゅわっとへんしんだーーー☆」
「な――」
エルが声をかける間、その小さな身体で死告鳥達の背後へと密かに周り、装備ごと巨大化。見事に奇襲を果たしたのである!
尤も、エルは本気でお茶を勧めていたのたが。
「あっお紅茶ありがとね! 美味しかったよ♪」
「お口に合いましたなら、何よりでございます」
風薙ぎ敵を貫く剣先を歌わせながらも、ティエルはニコニコとエルに手を振った。エルも微笑みながら手を振り返す。
実は出陣の直前、エルはティエルに紅茶を振る舞っていたのだ。そのすっきりとした味わいで、飲んだ者を癒し続ける自慢の|一杯《ストレートティー》を。
死告鳥達の間に混乱が巻き起こる。慌てて反撃に転じようとする者もいたのだが、炎に巻かれ巨大化ティエルに追い立てられ、戦場にいながら狭い範囲での戦闘を余儀なくされた死告鳥達は、広げた翼に味方を巻き込んでしまい、共倒れしていく。
ティエルとエルも流石に無傷とは行かなかったが、受けた傷は紅茶の力で癒えてゆく。
「無事に終わりましたら、お茶会にいたしましょう」
「いいね! よーし頑張ろ!」
全て滞りなく終えて、心置きなくアフタヌーンティーを楽しむ為に。
エルとティエルは更に奮戦するのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
エダ・サルファー(サポート)
アックス&ウィザーズ出身の聖職者で冒険者です。
義侠心が強く直情的な傾向があります。
一方で、冒険者としての経験から割り切るのも切り替えるのも早いです。
自分の思想や信条、信仰を押し付けることはしません。
他人のそれも基本的に否定はしません。
聖職者っぽいことはたまにします。
難しいことを考えるのが苦手で、大抵のことは力と祈りで解決できると言って憚りません。
とはいえ、必要とあらば多少は頭を使う努力をします。
戦闘スタイルは格闘で、ユーベルコードは状況とノリで指定のものをどれでも使います。
ただ、ここぞでは必殺聖拳突きを使うことが多いです。
以上を基本の傾向として、状況に応じて適当に動かしていただければ幸いです。
アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。
●
「滅びよ」
「等しく滅びよ、地に蔓延る命よ」
「死告の調べを奏でよう」
徐ろに、死告鳥達が羽ばたきながら、歌うように口々に凶兆を紡ぐ。
そして一斉に虚空へと舞い上がり、翼を広げて旋回、そして、回転し、竜巻伴う矢の如く、一点を狙って突撃を開始する。
狙う先にいるのは――エダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)。
小柄な彼女があれだけの数と勢いの突撃を受けてはひとたまりもないだろう。晋兵達は一様にそう思い、援護の矢を射かけるが、全て弾き返されてしまう。
だが、エダは一歩も退かなかった。
どころか、拳を固めて待ち受ける。
「さ、どっちが強いか……勝負と行こうか!」
その一撃に祈りを込めて。
告げた死を現実のものとすべく、旋風と化した鳥達がエダの眼前へと迫った、その瞬間。
「くらえ必殺! 聖っ拳、突きぃっ!!」
ありったけの力を込めて。
衝突する、その瞬間に拳の一撃を、風の中心へと叩き込む!
強大な力が共に押し返し合い、びりびりと空気が痺れて揺らぐ。風圧で大地がひび割れる。
そして――遂に、地形が粉砕されると共に互いが弾け飛んだ。エダは宙返りして受け身を取ったが、死告鳥の群れは体勢を整えるよりも疾く。
「其処だ――撃ち貫く!」
アス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)の蒼き双銃から放たれる、正確無比の鷲の弾丸が、獲物の鳥へと食らいつくようにその急所を撃ち抜いてゆく!
首筋に、脇腹に、そして左胸に嘴を立てられた死告鳥達の口から、もう死の宣告は聞こえない。代わりに溢れる呻き声と共に、血が吐き出されるばかり。
「無事か」
「この通り」
アスに声をかけられて、エダはしっかりとその両足で立ち、再びぐっと拳を握って見せた。
「万一のことがあれば、無理はするな」
それだけ、短く付け加えてアスは再び銃を構え直し、威嚇するようにその銃口に敵を捉える。
今はまだ、敵の殲滅は叶わない。けれど来たるべき砦攻めに向けて、一体でも多くの敵を減らさなければ。
アスの指が、再び引き金を引いた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
大豪傑・麗刃(サポート)
一人称は『わたし』『麗ちゃん』
どんなシリアスでも一度はネタをやりたい。一応敵を倒す意思はあるので状況が悪化する行為はさすがにやらない。一見悪化するけどネタとして許されるならむしろやりたい。
超どシリアスのためギャグ絶対不可ならシリアスオンリーも一応できなくはないがその時は頭痛が痛くなるのだ(強調表現としての二重表現肯定派)
大軍に無策で挑むのは無謀といろいろ策を考えるが結論は「正面から突っ込んで全員やっつければ(斬れば)いいのだ!」
ユーベルコードが
近接系:何も考えずに突っ込んでって無双狙い
集団系:なるべく多数引き付けて一網打尽狙い
ギャグ系:お手数かけますがなんとかお願いします!
それ以外:まー適当に
●
此処は封神武侠界。
三国時代の英雄も――哀しいかな大抵オブリビオンとしてだが――集う、愛好家は大歓喜の世界。
さて、この大豪傑・麗刃(24歳児・f01156)。
「わたしのネタを聴けぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
開口一番そんなことを叫んでいるが、歴としたサムライエンパイアの武人である。
そして武人にとって、三国志は嗜みである。中でも強く気高く、神格化されるほどの武人――関羽。麗刃にとっても超あこがれの大武人である。
今日の彼はその関羽も愛用したあの青龍偃月刀を携えての参戦。気合充分というものである。
さっきの叫び? 気にしないで。戦略だから。
そう、ギャグを楽しむことなどない、と言うよりもまずギャグの何たるかから説明しなければならないであろう死告鳥達はバッサァと巨大化した翼を広げるものの、その動きはハチャメチャにスローモーションでお送りされた。
だが、意に介した様子もなく言葉を紡ぐ死告鳥達。
「滅びよ」
「人の子よ、滅ぶがいい」
「我が声を聞くからには、その覚悟が出来ているのだろうな」
あ。
最後の言葉を聞いた瞬間、麗刃の目がキラリと輝いた。
そして堂々、言い放つ――!
「そんなものはない!」
そうなるよね!!
なお最後に敢えて『!』を入れているところがミソだとかなんとか。
「この後押し問答が入るターンだけれど以下省略!!」
それはそれで理不尽。
スローモーション状態が解除されない死告鳥に向かい、ばっさばっさと青龍偃月刀で薙ぎ倒してゆく麗刃であった。
成功
🔵🔵🔴
キャロライン・メイ(サポート)
ダークセイヴァーの貧民街の生まれ。生きるため、悪事に手を染めてきた。ある日商人から一振りの剣を盗み出す。剣は呪われており、その邪悪な魔力によって、呪われし黒騎士へとその身を堕とす。その冷酷な様を人々はアイスドールと呼ぶ。
自身の半生に強いコンプレックスを持ち、心の中では常に自己を否定し続けている。
ダーインスレイヴ~漆黒の魔剣による強力な一撃。
ライフドレイン~魔剣の血塗られた鉄鎖が無数の棘に変形し敵に突き刺さる。
※エロやグロNG
※5人以上まとめたリプレイNG
●
(「私とて、生きる為にこの手を汚したことはある」)
平静を装ってはいるが、今となっては思い出すのも辛い過去だ。掌に染みついた汚れが、洗っても洗っても落ちないような錯覚に囚われるから。
「滅びよ」
「等しく滅びよ」
――だが。
あの鳥達は、理由なく人々の命を奪い、あまつさえそれを恥じることもない、まさしく凶鳥。
キャロライン・メイ(アイスドール・f23360)は漆黒の魔剣を振り上げる。ダーインスレイヴ、呪われた魔剣にして彼女の相棒。
淡々と。外道にかける情けなどない。胸に憶えた痛みに今は、蓋をして。
死告鳥達は何処か愉しげに虚空にて旋回し、再び旋風を生み出した。そして群を成して、飛来する。
「魔剣よ」
生き血を欲する魔剣よ。
お望み通り、くれてやる。
等しく死をと歌い、それを真とすべく舞い遊ぶ世界の敵を。
「――喰らえ!!」
単純な、大剣の一振り。
だがそれで、充分だ。
キャロラインの放った一撃は、中心となった死告鳥の翼を破壊し地に墜とす。
それに慄き、距離を取ろうと後退した鳥達は、炎に包まれ悲鳴を上げた。すかさずキャロラインは追撃、動きを止めた敵の翼を次々捌き、空への道を断つ。
(「滅びるのは、貴様らの方だ」)
血を求める魔剣は、キャロラインが敵と定めた存在を、決して逃しはしない。
成功
🔵🔵🔴
第2章 冒険
『砦攻め』
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POW : 力尽くで障害を排除する
SPD : 敵の死角を突いて侵入を試みる
WIZ : 幻術で砦内部の敵を混乱させる
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?
仲佐・衣吹(サポート)
ワシことコートが対応しよう
老人口調の人格
元刑事のようとも表されたが無論そんなことはない
目覚めて五年くらいなものだからな
派手な立ち回りより隠れながらや考えながらの行動
追跡や情報収集が得意だ
意思持つ相手だとちょいと感情移入してしまう傾向があるがな
いい方向へ導いてやりたいと思うのは道理だろう
アイテムやユーベルコードは良さそうなものを使ってやってくれ
●
「さて、砦攻めか」
冷静沈着な老人『コート』――こと、仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)は落ち着いた表情で、死告鳥の残党達が籠った砦を見上げた。その横顔は穏やかな壮年のそれだが、纏う空気は老成して確かに歳を重ねた男であるのだと感じさせる。
「では、行くとしようか」
「了解」
傍らで短く応じるのは筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)だ。
彼は目立たぬよう、砦周りの木の影などの物陰を縫って移動し、視認出来る範囲でだが、敵の数が少なく防御が手薄そうな場所を見繕った。
そして、自身の眼鏡へと手を掛け。
「金が出るか黒が出るか……その身をもって確かめるといい」
外した。
金の瞳が月の如く妖しく輝く。その瞬間。
「ぐ――」
手負いの死告鳥達が、ばたばたと倒れ始めた。
何事かと、或いは守備を固めねばと近づいてきた死告鳥達もまた、同じように。
トオルのレンズを介さない、金の瞳は彼の周囲の敵へと苦痛を与えて地に沈める。
頃合いを見計らって、見つからないよう再び移動。敵の配置が変わり新たに手薄となった場所で、また金の瞳を光らせる。その繰り返し。
そして、砦の様子を観察していた|衣吹《コート》が、悠々と立ち上がり虚空へと手をかざす。
現れたのは、鏡写しの如きスーツの男。しかし、彼はもう一人の自分であって、自分ではないもの。
即ち、衣吹であって、コートでないもの。
「頼んだぞ、ベスト」
「解った。行ってくるよ」
平素表に出ており、外見通りの好青年として振る舞う彼。
自身が主人格を担っていることの負い目からなのか、呼び出しにも苦言を呈さず応じ、コートとともに砦へと向かう。
砦の内部が混乱している内に、二人は砦の外壁を探った。そして、崩れそうな一角を見つけて破壊する。
人一人が辛うじて通れそうな穴が出来たら、其処を潜り、内側から門へと向かう。
「よし、開けよっか」
ベストが指したのは、門に掛けられた閂だ。
二人係で閂を抜き去り――門を、遂に開け放つ。
「後は、頼んだぞ」
後続で向かってくるであろう、仲間達へ繋ぐ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ハロ・シエラ(サポート)
私はハロ・シエラ。
戦う事以外は不得手です。
また、オブリビオンによる問題に対しては説得などより戦いで蹴りをつけるのを好みます。
口調は(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)。
基本的には誰に対しても敬語です。
戦術としては【第六感】と【見切り】を駆使して勝機を見出し【カウンター】や【鎧無視攻撃】で敵を仕留めるスタイルです。
真面目に戦いますが、強敵が相手なら【毒使い】や【投擲】、【物を隠す】による【だまし討ち】も視野に入れましょう。
ユーベルコードは戦況に応じて何でも使用しますが、味方や一般人は巻き込まない様に努力します。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
星川・杏梨(サポート)
『この剣に、私の誓いを込めて』
人間のスーパーヒーロー×剣豪、女の子です。
普段の口調は「聖なる剣士(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
時々「落ち着いた感じ(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格はクールで凛とした雰囲気です。
常に冷静さを念頭に置く様に努めており、
取り乱さない様に気を付けています。
戦闘は、剣・銃・魔法と一通りこなせます。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ギャレット・ディマージオ(サポート)
●設定等
ダークセイヴァー出身の冷静沈着な黒騎士です。
かつてオブリビオンに滅ぼされた都市で自分一人だけ生き残ってしまった過去を悔いており、人々を守り、被害を防止することを重視して行動します。
●行動方針
⛺冒険では、事態の解決に向けて自分の出来る範囲で全力を尽くして行動します。
自らが囮になることも辞さず、負傷する危険性のある行動でもリスクを顧みずに行います。
トラブルに対しては、主に変形させた黒剣や防具を利用して対処を試みます。
ダークセイヴァーで長く潜伏活動を続けていたため、野外活動には慣れています。
他は全てお任せします。
別の猟兵との交流や連携等も自由に行ってください。
どうぞよろしくお願いします。
アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。
●
「! 門が開きました!」
門を注視していたハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)が鋭く声を上げる。
「先行した味方が上手く入り込めたようだな」
「ええ、私達も続きましょう」
それを合図に、アス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)と星川・杏梨(聖炎の剣士・f17737)も駆け出した。
「砦の内部では、翼を広げる必要のある『死告嵐』を使ってくる可能性は低そうだが……油断は大敵だな」
殿のギャレット・ディマージオ(人間の黒騎士・f02429)が冷静に分析する。
この四人が、内部で直接敵を蹴散らす部隊だ。
砦へと突入すると、敵は混乱を極めていたが、四人の姿を認めると即座に迎撃の構えを取る。
翼を広げ、回転しながら風を生む。その動きにアスは覚えがあった。
「あれは先程の……」
「死告旋翼翔……! 最早、形振り構ってはいられないと言うことか」
ギャレットもそのユーベルコードは知っていた。いや、この目で見た。
仲間と共に回転しながら突撃するユーベルコードだ。群れれば群れるほど強力な一撃となる。
「寧ろ好都合です。纏めて、焼き払います!」
ハロと絆を結んだ猟兵の少女。彼女が撃ち出す光を、敵を殲滅するイメージを、脳裏に描いて。
何体で来ようと関係ない。砦ごと、壊す!
「行っけぇぇぇぇ!」
大口径エネルギービームが群れた死告鳥達を宣言通り焼き、砦の外壁にも風穴を開ける。
そんな光景を目の当たりにした死告鳥達は、元より士気が下がっていたこともあり、途端に戦意を失い逃げ回り始めた。
「逃がすわけには行かないわ」
次いで動いたのは、杏梨だ。
流れる星の意匠を施された聖剣に、血を献じる。
殺戮捕食態と化してもなお、聖剣は凛と気高く、煌めいていた。
「はっ!」
まさに流星。
その一薙ぎに敵は一体、また一体と倒れてゆく。それでもなお、ふらつきながら飛び上がろうとした者もいたが。
「後は任せろ」
ギャレットの黒剣が巨大化し、何処へ逃れようとも捉えんばかりの刀身と威圧感を顕にする。
死告鳥達はあわあわと慌てふためき、翼があるのにも関わらず地べたに腰を抜かす者まで現れた。死を告げる余裕など、今の彼女達にはない。
「剣よ、我が眼前の敵を斬り滅ぼせ!」
ぶん、と鈍く風を斬る音が、桁外れの風圧と共に味方の身体をも震撼させた。
その重い一撃が嵐のように敵群へと叩きつけられ、容易く瓦解する。
残る敵も、あと僅かとなってきた。そしてその全てが手負いと言っていい。勝利は決まったようなものだ。
だが、最後まで油断せず。確実な、殲滅を。
この世界の『今』だけでなく、『未来』も、護る為に!
「逃さん!」
アスの脚部が小さく短く駆動音を上げ、そのサイドを展開する。
現れたのは、ミサイルとレーザーの発射口。
と、次の瞬間には残る敵へと一斉に、数え切れないほどのミサイル弾とレーザービームが放たれる!
「きぃああああああああああああ!!!!!!」
死を告げる口から、死を与えられた者の断末魔が甲高く響き渡り。
そして、動く者は、声を上げる者は、遂に猟兵達の他には、いなくなった。
●
「お疲れ様」
聖剣を清め、収めた杏梨が一同を労う。
短い一言だったが、皆その一言に、達成感を噛み締めた。
「数は多かったですが、無事に任務を負えられましたね」
「そうね……」
ハロの言葉に、杏梨も頷く。
国をひとつ、オブリビオンから取り戻せたのだという実感も、じわじわと湧き上がってきた。
司馬炎には、復興は任せて欲しいと告げられた。彼もまた猟兵達にとっては戦友、その言葉を信じていいだろう。
任務を終えた猟兵達は、それぞれの在るべき場所へと帰る。
そう、司馬炎には司馬炎の戦いがあるように、猟兵達にも猟兵達の、猟兵達にしか成し得ない戦いがあるのだ。そしてその戦いは、これからも続いてゆく。
今は次の戦いに備えて休み、英気を養おう。
誰もいなくなった砦に、猟兵達は背を向けた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴