●アルダワ魔法学園にて
ここはアルダワ魔法学園にある研究室の一つ。
「ここをこうするべきにゃ」
「いや、そこをそうした方が……」
この研究室では日夜、ケットシーの毛並みを利用した研究が行われている。
熱を逃がさない衣服や、滑らかな書き心地の筆など、実用化に向けて研究が進められているのだが……。
がたり。
天井から何やら不気味な音がした。
研究に夢中の彼らは、この後起こることなど知る由もない。
●グリモアベースにて
「皆さんは、動物はお好きでしょうか」
集まった猟兵達に対し、桐島院・師走(シザーレッグズ・f20989)は問いかける。
「今回、魔法学園の研究室に災魔が現れるという予知があったのですが……」
そこまで言うと、師走は困ったように言葉を止める。
「何と言うか、その、災魔は普通ではないというか、端的に言うと、すごくもふもふしているようです」
猟兵達が顔を見合わせると、師走は苦笑した。
「とはいえ、危険なことには変わりありませんので、撃破をお願いいたします」
どうやら、敵はその特性を活かして、厄介な攻撃をしてくるらしい。
「このままでは、現地にいる研究員さんや、学生さんにも危害が及ぶと思われます。ですが、研究員さんにはどうやら動物の知識があるそうなので、協力を依頼してみるのも良いかもしれませんね」
「では、どうかお気をつけて」
説明を終えると、師走はグリモアを展開した。
「皆さんに、神の加護がありますように」
はんぺん
もふもふは至高。はんぺんと申します。今回はアルダワ魔法学園での全2章のシナリオとなります。お手柔らかにお願いします。
以下は、シナリオの補足です。
●第一章(集団戦)
ネズミの群れとの戦いです。研究員達は最低限の戦闘力を備えているので、何かしらの協力をお願いすれば、戦いが有利になるかもしれません。
●第二章(ボス戦)
群れを率いるボスとの決戦になります。
ボスは強いので、この章では研究員達は安全な箇所に避難しています。
よって、研究員達の身の安全については気にしなくて大丈夫です。
公開された時点でプレイングの受付を開始します。
今回もスケジュールの都合で、サポートの方優先になる可能性があります。参加希望の方は早めにプレイングを投げてくださると幸いです。
〆切等の連絡はマスターページやTwitterをご確認ください。それでは、よろしくお願いいたします。
第1章 集団戦
『ふだつきマウス』
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POW : カンバンストライク
単純で重い【看板】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 『ここは通行止めだよ!』
合計でレベル㎥までの、実物を模した偽物を作る。造りは荒いが【行き止まりの標識】を作った場合のみ極めて精巧になる。
WIZ : 仲間がピンチだ!
自身が戦闘で瀕死になると【ふだつきマウス1匹】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●窮鼠猫を嚙む
ちょろちょろ。
ちょろちょろちょろ。
研究室の天井の隙間から、小さなネズミの群れが飛び出す。
「にゃー!?僕たちの研究の邪魔をしないでにゃ!」
研究員のケットシーが、爪でネズミを追い払おうとするが……。
「痛ったいにゃー!!」
逆に看板の総叩きで返り討ちに遭う始末である。
このままでは、大事な(?)研究が進まなくなってしまいそうだ。
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならなくてもいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。
基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
●注文の多い研究室
「ケットシーくん、助けに来てやったにゃ」
そう言って胸を張るのは、アイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)である。
「にゃにゃ、猫仲間かにゃ?」
「あたしのは別にそういうわけじゃにゃいにゃあ……」
ケットシーの研究員は不思議そうに首を傾げた。
「そんにゃことより、こいつらを全部ぶっ●せば良いんだにゃ?」
「物騒にゃ!ここには大事な研究の成果があるにゃ!壊さないでほしいんだにゃ!」
「うーん、注文が面倒だにゃあ……」
アイクルはうんうんと唸りながら考えた後、何かを閃いたようだ。
「良い案があるにゃ、ちょっと手伝ってもらうにゃ」
「もちろんですにゃ!」
アイクルの提案に、ケットシーは尻尾を振って頷いた。
「おらおら、ネズミ共!あたしにかかってくるに゛ゃ!」
挑発に容易く乗ったネズミ達は、ちょろちょろとアイクルの元へ駆けていく。
「うおおおおおお!!ぶっ飛べ!!」
そのネズミ達に向かって、アイクルはバトルアックスを振り回した。
周囲に強い風圧が起き、身体の小さなネズミ達はころころと吹き飛ばされていく。
吹き飛ばされた先は、床下、具体的には複雑奇怪なアルダワのダンジョンへと繋がる下水道。
ネズミ達がアイクルに夢中になっている隙に、ケットシーが床下の蓋を開けておいたのだ。
「団体様ご案内にゃですにゃ!」
「そのまま流されるといいにゃ!」
ネズミ達は、ゴルフボールの要領で穴へと吸い込まれ、そのまま流されていった。
成功
🔵🔵🔴
ミカエル・アレクセイ(サポート)
●戦神は戦の中で生きる者
●殺す者で生かす者ではない
●生かして救うことは不得手
●殺して救う事に躊躇いはなく、それこそ自分の仕事
等の思考回路
相手の勢いを使って投げ飛ばす
ユーベルコードで相手の技を反射する
等、自滅を誘う戦い方をする
自分が傷つくことは厭わず痛みは感じるがそのせいで行動が鈍るなどはない。
戦場で何千年と生きてきた為痛みとの付き合い方は心得ている。
女性は誉めるもの。
賛辞はストレートに口にするし、貶すことはあり得ない。
容姿を褒められることを苦手とする相手の場合は行動や性格に褒めるところを見つけて口にしたりする。
冷静沈着、臨機応変
人心掌握、指揮、等が得意
無能力者故か神族であることは普段忘れている
●ネズミと山猿
「にゃー!」
研究者の一匹であるケットシーは、悲鳴を上げた。
ネズミ達は、彼女を壁の隅まで追い詰める。
「まるで地獄ですにゃー!」
再び悲鳴を上げた彼女に向かって、看板による一斉攻撃が飛んだ。
……かのようにに見えたが。
「大丈夫か?」
彼女を庇う様に立ち塞がったのは、ミカエル・アレクセイ(山猿・f21199)。
多少の手傷は気にせず、彼は彼女に問いかけた。
「ここにいるのを全部追い払えば良いんだろ?」
「そ、そうですにゃ!」
「じゃあ、ここから離れてな、綺麗な毛並みが汚れるだろ?」
「にゃ、綺麗だにゃんて……照れますにゃ……」
ケットシーは乙女のように恥じらいつつ、研究室の外へと抜け出していった。
(「まるで地獄」、か)
ミカエルは、目の前の光景を眺めながら、先程の悲鳴を思い返す。
「本当の地獄っていうのは、こんなちゃちなもんじゃねえさ」
放たれる殺気。ネズミ達は怯んだように一歩下がった。
「来いよ」
ミカエルが挑発すると、覚悟を決めた一匹のネズミが駆けていく。
それを彼は軽く躱し、聖剣で容易くねじ伏せた。仲間を殺られたネズミ達は、一斉に彼を囲みにかかる。
だが、統率がとれているように見えても、所詮はそれぞれが異なる自我を持った個体である。わずかな動きのズレをミカエルは見抜き、躱していく。
躱されたことで動きのズレはどんどん大きくなっていき、次第に統率は崩れていく。
ミカエルに攻撃するつもりが味方を殴る者、それに怒り味方に噛みつく者、危機を感じ逃げ出す者。
ネズミの群れは次第に自滅して散り散りになっていった。
成功
🔵🔵🔴
警邏用弐六式・陽向(サポート)
警邏用レプリカントで警官です。基本、私服勤務です。
普段の口調は「女性的(私、~さん、~であります、です、でしょう、~でありますか?)」です。
運転は職務上得意、乗り物の簡単な整備もできます。
必要に応じて、変装・潜入もします。
機関拳銃や刺又と体術を組み合わせた戦闘スタイルで、非殺傷を前提にしています。
悪人と敵対者には怪我も厭わず行動しますが、一般人の安全が最優先です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用します。
警官故、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
依頼の成功のために公序良俗に反する行動は絶対にしません。寧ろ周囲で見かけたら止めます。
あとはお任せします。よろしくお願いします。
●道路交通法違反であります(多分)
「警告であります!そこのネズミ達、路肩に停まるであります!」
笛を吹き、警告を発したのは警邏用弐六式・陽向(辺境の警邏用アンドロイド・f37672)である。
「にゃにゃ、お巡りさんだにゃー」
「通報者は貴方でありますか?」
「にゃ、そうですにゃ」
ケットシーの指さした先、研究室の中心では、ネズミ達が好き勝手に看板を立てて通行を妨げている。
「あれじゃろくに研究が出来ませんにゃ~」
「むむっ、それは誠に遺憾でありますな!ここは私に任せておくであります!」
「にゃ、お願いしますにゃ」
陽向は再び笛を吹き、ネズミ達に警告を発する。
「そこのネズミ達、大人しく投降するであります!」
勿論、ネズミ達に警告が通じるはずもなく……。
「仕方ないであります、実力行使に移行するであります!」
陽向は刺又を取り出し、ネズミの群れに向かっていく。
「許可無く看板を設置するのは違反であります!」
まずは一振り。看板を薙ぎ倒していき、
「建物の景観にそぐわない場合も違反になるであります!」
次の一振りでネズミの群れを吹き飛ばした。
ネズミ達も負けじと抵抗し、看板を次々に設置していくが、陽向の刺又の前にあえなく無力化されていく。
「抵抗は無駄であります!」
横薙ぎの一回転。ネズミ達は看板ごと研究室の外へと吹き飛ばされていった。
「正義は勝つ、であります!」
「……ところで、アルダワにそんな法律ってあるんですかにゃあ?」
「知らんであります!」
「えぇ……?」
ケットシーは困惑の表情を浮かべた。
成功
🔵🔵🔴
ギャレット・ディマージオ(サポート)
●設定等
ダークセイヴァー出身の冷静沈着な黒騎士です。
かつてオブリビオンに滅ぼされた都市で自分一人だけ生き残ってしまった過去を悔いており、人々を守り、被害を防止することを重視して行動します。
●戦闘において
「露払いは私が努めよう」
(敵に)「貴様らの技で、私が倒せるのか……試してみるがいい」
・牽制攻撃
・敵の攻撃から他の猟兵や一般人を守る
・敵の攻撃を回避してカウンター
・ついでに敵の強さを解説する
など、防御的・補助的な行動を得意とします。
メイン武器は「黒剣」です。
他は全てお任せします。
別の猟兵との交流や連携等も自由に行ってください。
どうぞよろしくお願いします。
管木・ナユタ(サポート)
アタシ様が来たからには!
ぜーんぶ、かっ喰らってやるからな!
銀誓館の中学生制服を着た女子だ。
髪はベージュで、一本の三つ編み。
オブリビオンだろうとなんだろうと、喰いちぎってやんよ!
あとは、飛斬帽やチェーンソー剣で敵をギタギタにするのも好きだ!
ユーベルコードは指定した物をどれでも使って、多少ケガしよーと積極的に行動するぜ。他の猟兵に迷惑をかける行為はしねーぜ。
それと、たとえ依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしねーぜ。
あとはお任せだ。よろしくなー!
●能ある猟兵は爪を隠す
「アタシ様参上だぜ!喰いちぎられたいのはどこのどいつだ?」
管木・ナユタ(ミンチイーター・f36242)が勢い良く宣言をした。
「私が補佐を務めよう」
一方のギャレット・ディマージオ(人間の黒騎士・f02429)は、冷静な態度を貫いている。
「にゃ、ボクもお手伝いいたしますにゃ」
二人の参戦に安心したケットシーは恭しく礼をした。
「ところで、奴には弱点などあるだろうか。戦いの参考にしたいのだが」
ケットシーはその質問を待っていたと言わんばかりに語りだす。
「あの手のネズミは、看板を破壊すれば怖気づいて逃げていきますにゃ。そこを狙うと良いと思いますにゃ」
「よっしゃ、看板だな!」
「ボクが囮になりますので、お二人はその内に!」
「無理はするなよ」
まずはケットシーが先陣を切り、ネズミの群れへと駆けた。
「にゃ!こっち来いですにゃ」
群れを挑発し引き付けると、そのまま二人の攻撃範囲へ誘う。
「あとはお任せしますにゃ」
ケットシーは安全圏に退避するため、二人の背後をすり抜けていった。
「でかした!」
「任せろ、安全な場所に隠れていなさい」
二人は武器を構え、向かってくる群れへと対峙する。
「私を倒せると思っているのか」
まずはギャレットによるバスタードソードの一閃。牽制で放った衝撃波は、ネズミの先陣を吹き飛ばす。
「アタシ様の攻撃を喰らいな!」
続いて、ナユタがチェーンソー剣を振り回し、転倒したネズミの持った看板を木っ端微塵に粉砕した。
「まだアタシ様に盾突こうってのか?」
ナユタが脅しをかけると、無力化されたネズミはちょろちょろと逃げ出していく。
それでもまだネズミ達の数は多く、二人に向かって数の暴力で押し寄せてきた。
二人は成す術もなく、その波に飲まれる。
次の瞬間。
ネズミの群れは弾かれたように吹き飛び、波は崩れていった。
二人は先ほどと変わらぬ姿で、立ちはだかっている。
ギャレットの手には闇に溶ける黒剣。そして、ナユタの手には表面に刃のついた飛斬帽。
「一つしか武器を持っていないなんて、誰も言ってないよなあ?」
「数で押し勝てるなどと安易に考えないほうが良いぞ」
ネズミ達に対し、二人は反撃を仕掛ける。
バスタードソードの衝撃波、舞い飛ぶ飛斬帽、そして、黒剣とチェーンソー剣による痛烈な一打。
看板を悉く壊されたネズミ達は、群れになって逃げていった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
エドゥアルト・ルーデル(サポート)
『ヒャッハー!頭ねじ切ってオモチャにしてやるでござる!!』
口調:拙者、名字+氏、~でござる、~ですぞ
属性:混沌・悪
弱きを困惑させ強きを嫌がらせの果に弄り倒す正義なんてどこ吹く風なゴーイング・マイ・ヒャッハー系
シリアスな空気だと破壊するか自分が爆発する
可愛い女の子を見れば興奮する変態
エンジョイ&エキサイティングをモットーに好きなように生きて好きなように死ぬギャグキャラ
オタクらしく戦闘中でも状況に有ったセリフやパロ技を適当にぶっ込みながら戦う様はイカレポンチすぎて敵味方問わず困惑と驚愕させることに定評がある
公言しないが空軍のパイロット
●その男不審者につき
西暦20XX年、アルダワ魔法学園の研究室はネズミの群れに包まれた。
床は荒らされ、壁は汚れ、全ての実験物が破壊されたかのように見えた。
だが、猟兵は死滅していなかった!
「ヒャッハー!新鮮な獲物でござるー!」
研究室のドアを突き破っていきなり現れたのは、エドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)。
この男、何を隠そう(というか隠さなくても)不審者である。
「にゃー!!?ドアがー!!」
「おっ、ネコチャン発見!後でお腹吸っても良いでござるか?」
「やめてくださいにゃ!それよりも、あいつらを何とかしてくださいにゃー!」
変態の手も借りたいケットシーが指さした先には、好き放題にヒャッハーしているネズミの群れがいる。
「任せるでござる、拙者、この戦いが終わったら、ネコチャンのお腹を吸うんだ……!!」
「りょ、猟兵さーん!!」
明らか死にそうな台詞を言い残し、彼はネズミの群れへと駆けていった。
「お主ら、この看板が武器なんだろ?こいつを取り上げられたら何も出来ないでござるよなー!?」
そう言ってルーデルが取り出したのは万能火炎放射器。世紀末である。
「汚物は消毒だー!!」
恒例の掛け声と同時に炎が放たれ、木製の看板に着火する。火は燃え広がり次の看板、そしてまた次の看板へと延焼していく。炎は研究室の空気や薬品にまで広がり、強い光を放ち始めた。
「あ、やべ。やりすぎたでござる」
「爆発オチなんてサイテーにゃー!!」
盛大な爆発と共に、ケットシーの叫びが研究室に響き渡った。
成功
🔵🔵🔴
第2章 ボス戦
『モフ王』
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POW : モ?・・・フゥ
自身が戦闘で瀕死になると【玉座から降り、次の順番待ちモフィンクス】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD : モッ、フ~~ン
【相手が触れた衝撃に対してモフモフぬくぬく】を籠めた【モフモフボディの反動】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【戦意ややる気】のみを攻撃する。
WIZ : モーーフゥゥゥゥン
【眠気やだらけ】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠幻武・極」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●焦げ臭い研究室にて
盛大な爆発が起こった割には、被害が少なく済んだ研究室。
その中心に現れたのは、一匹(?)のもふもふ。
何と言うか、もの凄くもふもふしている。
もふもふしているが、敵であることには間違いない(はず)。
管木・ナユタ
なっ……可愛い、だと……!
いや騙されるなアタシ様、こういう外見で油断させてくる敵は、今までもいたはずだ!
さあ行くぜ、【出番だ、凶!】
敵が玉座から降りる前に、痺れ糸で奴を玉座に固定しちまえ!
ぐーるぐるってな!
上手いこと固定できたらこっちのもんなんだが……
……ダメだ、アタシ様にはどうしても、このモフモフを刃でズタズタにすることはできない!(気持ち的に)
なので、チェーンソー剣で頭飾りの部分をガリガリするぜ
ピンと立った二本の耳の間近でギュイーンガリガリって鳴ってたら、怖いよな(魔獣知識、恐怖を与える)
痛かったら前足を上げて知らせろよ?(※気分は歯医者)
敵が精神的に弱ったら、他の猟兵に交代だ
後は任せたぜ
●解体(優し目)
「な、なんだこいつ……」
管木・ナユタ(ミンチイーター・f36242)が見上げる先。そこには、異様な存在感を放つもふもふ。
さも「最初からここにいました」と言わんばかりに我が物顔で居座るもふもふは(一応)災魔なので、倒さなければならないのだが……。
「可愛い……」
思わず本音が漏れるナユタ。だが、彼女は知っている。こういう見た目で騙してくるタイプの敵は、残念ながらこの世にごまんといるのだ。
「仕方ねえ、いくぞ!」
ナユタの呼びかけに応じて現れたのは、相棒の蜘蛛童である『凶』。
凶はナユタと一心同体。ナユタの思考に応じて、痺れ糸をもふもふ目掛けて発射した。その場に佇むのみのもふもふは、成す術もなく玉座ごと糸に巻かれて固定されていく。
「さて、ここまでは良いが……」
チェーンソー剣を構えたナユタの動きが止まる。
「……ダメだ、アタシ様にはどうしても、このモフモフを刃でズタズタにすることはできない!!」
気持ち的にも絵面的にもこのもふもふをギタギタにするのは避けたい。
仕方なくナユタは玉座によじ登り、チェーンソー剣をもふもふの頭部、具体的には頭飾りへと向けた。
「痛かったら前足を上げて知らせろよ?」
気分はまるで歯医者である。
頭飾りは言わば王の象徴。強さと威厳を指し示すものである。だが、ナユタのチェーンソー剣の前には無意味であった。
「抵抗すんじゃねえぞ、下手に動いたら頭が割れるぜ?」
黄金の飾りは、一刀により真っ二つに割れ、カランコロンと床に落ちた。
その音を聞いたもふもふの耳はへにょんと垂れる。どうやら精神的に大ダメージを与えることに成功したようだ。
大成功
🔵🔵🔵
シャーロット・バルドレッサ(サポート)
共闘等、アドリブ歓迎
・パーソナリティ
帝都桜學府所属
出身はサクラミラージュの英国、歴史ある魔女の家系
新しもの好きで伝統を忌避
「ナンセンス」が否定の決まり文句
口調は
『ですわ、ですの、ですわね、でして?』と垢抜けた振る舞いを意識
度々『ね、よ、なの、なの?』と意地っ張りでお転婆な地が出る
・戦闘
『霊子演算機《アルス・ノヴァ》』と『マクスウェル方程式』による電脳魔術を使用
演算機に詠唱を委託し高速詠唱・無酸素詠唱を可能に
敵の性質に応じ黒の権能【火炎舌の黒犬】・黒の権能【まだらの紐】・疑似召喚術式【アスモデウス】の他、焼却・衝撃波・爆破などの属性攻撃を使い分ける
近接戦は影を物質化し扱う異能『黒の権能』で対応
シャイニー・デュール(サポート)
『拙者は剣士でござります故!』
ウォーマシンの剣豪×クロムキャバリアです
真面目な性格ですが勘違いや空回りも多く、かつ自分がズレているという自覚もありません
正々堂々とした戦い方を好みますが、それに拘泥して戦況を悪化させたりはしません
ユーベルコードは所持する物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
公序良俗に反する行為は(そういう依頼でない限り)しません
サムライというものに憧れていますが、正しい知識はありません
銃を使うことを嫌っているわけではなく、必要に応じて刀と内蔵兵器を使い分けます
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●魔女と侍
耳の垂れたもふもふを倒すべく、現れた猟兵が二人。
「スフィンクス?ナンセンスな魔術ね。現代の魔術は古代のエジプトみたいに生贄なんて要らない、もっと効率的ですわ」
「拙者は剣士故、魔術にはまっこと疎いでござる。そんなに効率的なのでござりますか?」
シャーロット・バルドレッサ(マクスウェルの魔女・f23790)とシャイニー・デュール(シャイニングサムライ・f00386)、魔女と侍、ぱっと見は相性が悪そうな組み合わせだ。
「じゃあ、見せてあげる、最新の魔女のやり方を!」
彼女が振りかざしたのは分厚い魔術書ではなく、最新型のタブレット。演算を自動で行ってくれる優れモノである。
「さぁ、一切合切食い荒らしなさい!」
召喚されたのは、蝗型アストラル体の群れ。群れは規則正しい動きでもふもふに襲いかかり、居座っていた玉座から引きずり下ろすことに成功する。
「まっこと凄き技にござります!」
それを見て素直に感動するシャイニー。
「拙者も負けられないでござります!」
彼女も負けじと武器を構え、もふもふに突っ込んで行く。
彼女の武器は無銘刀。タブレットのような凄い機能がついているわけではないが、彼女が振るう一閃は、空気を揺るがす。
もふもふは強い衝撃を受けて倒れたが、まだ戦う余力があるようで、むくりと立ち上がる。
「なかなかやるでござるな!」
「でも、あなたの攻撃も負けていなかったわ」
賛辞を贈ったシャーロットは、魔女のように悪い笑みを浮かべる。
「手伝ってくれないかしら?良い事思いついちゃったわ」
「ねえ、追いかけっこしましょう?」
微笑むシャーロットの背後から現れたのは影。影は歪んで鎖の形となり、もふもふの元へと伸びる。
意外とすばしっこいもふもふは、それを躱そうと飛んだり跳ねたりを繰り返す。
「逃がしはしないわよ?」
抵抗虚しく、影の先端がもふもふの尻尾を捕まえる。そのまま鎖は楔となり、もふもふを床に縛り付けた。
「今よ!」
「いっけえええええ!!」
飛び出してきたのはシャイニー。無銘刀を振り上げ、もふもふに思い切りぶつけた。
先程よりも更に強い衝撃。
もふもふは吹き飛ばされ、壁に叩きつけられた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
徳川・家光(サポート)
『将軍なんだから、戦わなきゃね』
『この家光、悪は決して許せぬ!』
『一か八か……嫌いな言葉じゃありません!』
サムライエンパイアの将軍ですが、普通の猟兵として描写戴けると嬉しいです。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、全般的に「悪事を許せない」直情的な傾向と、「負傷を厭わない」捨て身の戦法を得意とします。
嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。
よく使う武器は「大天狗正宗・千子村正権現・鎚曇斬剣」です。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせです!
陽殿蘇・燐(サポート)
バーチャルキャラクターの寵姫×国民的スタア?いいえ、これでも(元)ラスボスな悪女NPCよ。
基本は高性能スマホを利用して、配信しつつの行動になるわね。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用するし、多少の怪我は厭わず積極的に行動するの。これでもバーチャルキャラクターだもの。
悪女たるもの、その行為は健全な世界あってこそなのよ。だから他の猟兵に迷惑をかける行為はないわ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしない。配信垢BANされちゃう。
あとはおまかせ。よきに計らいなさい(思い出した悪女ムーブ)
※
キマフュ出身なので、トンチキでも適応していきます。
●王としての正義
「御機嫌よう、皆様。今日はアルダワ魔法学園に来ているわ。ゲストはかの将軍、徳川・家光様ですわ」
「ここのカメラを見れば良いんですかね?皆さんこんにちは!」
高性能スマホに向かって手を振るのは、陽殿蘇・燐(元悪女NPC・f33567)と徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)。二人は、動画を配信しているようである。
「まあ、今日はのんびり観光に来たわけではないですけどね」
二人が振り返る先。そこには玉座に居座るもふもふの姿。心なしか怒りでむくむくと膨れている気がする。
もふもふは二人を認知すると毛を逆立てて唸り、玉座ごと突っ込んできた。
「危ない!」
家光は咄嗟に名刀「大天狗正宗」を抜き、衝撃を受け止め弾き返す。
「どうやら相当お怒りのようね」
数々の猟兵の攻撃を受け、強き王としての尊厳を踏みにじられたもふもふは、彼女の言う通り「怒り」を身に纏っていた。このまま好き勝手に暴れられては、研究室どころか学園が危ないだろう。
「悪というのは平和あってこそ、ただ場を乱すだけの存在など不要よ」
私に任せて、そう言うと彼女は研究室の机によじ登る。その姿は悪女からは程遠いが、それはさて置き、彼女は机の上に立ち上がり仁王立ちをしてみせた。自然と視線が集まる目立つ位置だ。
「私の歌、聞いて逝きなさい」
息を吸い紡ぎ上げられるのは、美しくそれでいて気まぐれな「蝶」のような歌。その旋律は、研究室の壁に反射して蝶が舞う様に響いていく。もちろんその様子はスマホで配信され、コメント欄は盛り上がりを見せている。
その歌を聞いたもふもふの動きが止まる。先の読めないメロディーは「続きを聞きたい」、そう思わせるだけの力を秘めていた。
もふもふを無力化させた燐は、腕を広げる。「行け」の合図だ。
「玉座に居座るだけの王など意味が無い、民の事を考えてこその王ですよ!」
上に立つ者である「将軍」徳川・家光としての矜持。
「先程の攻撃、そのままお返しします!」
受け止めた衝撃と同じだけの威力を持った、一刀による衝撃波。
もふもふは研究室の外へと吹き飛ばされていき、研究室には元通りの静寂が戻った。
成功
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