【OF】島の魔獣対策するで!
大海原に浮かぶ絶海の無人島【アルカディーテ島】に拠点が完成してから少し経った時の事。案内人の濱城・優茂(サバイバルおじさん・f32495)が定点観測のように同じ場所を見て回っていると、何やら獣の臭いを感じ取った。
「これはあれやな……畑とか荒らすタイプの、そういう」
足跡は大きな物が一つ、二つと付いている。痕跡を辿って行った結果、獣の巣と思わしき所には大きな空洞が出来ていた。まるで小さな洞窟のようだ。
空洞を少し覗いてみると、中にはキノコが沢山生えていた。獣はこのキノコを食べないのだろうか? そう思いつつ更に覗こうとした直後、巨体が優茂の目の前でギロリを目を光らせた。
「ありゃ猪とかとちゃう、新種や――!」
――という訳で時は現在。
有志を募り、新種の獣を退治する事になったのである。
「聞いてくれてありがとさん、ここからは注意事項や。恐らくただの獣やないからユーベルコード……まぁここでは【スキル】として通る物を使わんと倒せへんと思うんや。分身とかメカの人員増やすもんでも、攻撃力上げるもんでも何でもええよ。道具は……猟兵が持ってる武器やったら通るんやないかな? 普通のナイフとかはまず通らんと見た」
つまり、これは『オブリビオン案件』に近しい物があった。
「そんでな、便宜上例の獣を【魔獣】と呼ばせてもらう事にしたわ。恐らく他にも居るから、調査も兼ねて巣の辺り探索して来て欲しいねん。僕? 逃げる時にちいと腰痛めてな……」
あいてて、と腰を抑える優茂であった。御年51歳である。
探索手段は自由、さて魔獣からはどんな情報が得られるだろうか?
椿油
オーシャンフロンティア運営マスターの椿油です。
拠点が完成したと思ったら魔獣が出ました! 皆で探索兼ねつつ退治しましょう。ユーベルコード(オーシャンフロンティアにおけるスキル)の攻撃しか通らないのでご注意下さい。
魔獣については、巣の探索をしたりする事で情報が得られるかと思います。何か溜め込んでいたり、周囲のテリトリーに重要な物が落ちているかもしれません。ただし、背後からの襲撃にはご注意を。
なお、プレイングで採用できる「スキル」は一つだけとなります。探索用スキルと攻撃用スキルの両立は出来ない事、ご了承下さい。
プレイングボーナスは「魔獣の隙を突く行動をする」です。
皆様のアツいプレイング、お待ちしております!
第1章 日常
『プレイング』
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POW : 肉体や気合で挑戦できる行動
SPD : 速さや技量で挑戦できる行動
WIZ : 魔力や賢さで挑戦できる行動
👑11
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
~近場の森~
この辺りに出たという、件の|魔獣《●●》。巣にあったキノコを食べていないというし、猪ではないのだろう。
『グルルゥ……』
密かにその大きな瞳は、森に来た者達を捉えていた。
相沢・友子
【銀人魚】
この機会に、魔獣由来の素材も確保だよ。
未知生物だから、個体数・分布・習性の把握。まずは一体、持ち帰りたいね。
スキルを使って周囲の魔獣痕跡から、単体活動の魔獣を探索。
銀治郎さん行ってらっしゃい。
私は、木陰に姿を隠し、恋映鏡を懐に、スキルでグラスラットの数を増やして、銀治朗さんが、魔獣を連れてくるのを待つよ。
来たら、鏡に映る日光で魔獣の目を眩まして、寝ず見たちは、魔獣のお口に殺到。
仲間呼ばせないよ。
そのまま喉を内側から噛みちぎって。
魔獣は香草で匂いを隠して他の魔獣に気付かれないように拠点に。
硝子の寝ず見を網の目状に配置して、他の魔獣個体を発見したら、気取られないようにマークしてもらうよ。
他にいるかもだから、付いてこられないように警戒だよ。
こちらと他の魔獣との相対距離をキープ。
今後の対策と魔獣素材に期待だよ。
西行寺・銀治郎
【銀人魚】
「そうだね? 魔獣サンプルを持ち帰れば何かわかるかもね?」
俺も友子ちゃんの目標に乗って行動。
魔獣の巣周辺に着いたら、UCで俺の擬人化分身達を召喚。
「行け、囮の俺達よ! 魔獣に大道芸を見せてやれ!」
発見した魔獣を引き付けるか。
俺は囮役達の使役でジャグリングボールで大道芸をさせる。
一方、友子ちゃんがUCで魔獣を各個撃破。
「よし、倒したか? 早く持ち帰って逃げよう!」
撃破された魔獣は俺が運搬役だ。
ゲームデバイスで力持ちキャラを召喚して一緒に運搬。
友子ちゃんと寝ず見等が護衛と警戒の役をやってくれる。
拠点に魔獣を持ち帰ったら優茂さんに引き渡す。
魔獣サンプルから何か発見と素材がある事に期待だ。
「この機会に、魔獣由来の素材も確保だよ」
友子は未知なる魔獣の生態を明らかにすべく、せめて一匹持ち帰れたらと動き始めた。具体的には、スキル《守護近衛隊》による不可視の硝子の寝ず見が現場探索に当たる。
「そうだね? 魔獣サンプルを持ち帰れば何かわかるかもね?」
銀治郎は硝子の寝ず見達と、魔獣の巣へ向かうようだ。
「銀治郎さん行ってらっしゃい」
友子が見送る。木陰で魔法の鏡【恋映鏡】を伏せて置いて、待機だ。
魔獣の巣の周辺に着くと、硝子の寝ず見が痕跡を追う。銀治郎も捜索だ。
『グルルゥ……』
魔獣の声がする。|巣の周囲《テリトリー》を周回していたようだ。それに気づいた銀治郎はスキル《ファンタスティックパレード》発動により、囮の銀治郎を召喚する。
「行け、囮の俺達よ! 魔獣に大道芸を見せてやれ!」
囮達が大道芸を見せ始めた。
『ガウァッ!!』
うるさい、とばかりに警戒して唸る魔獣。見た感じは狼でも猪でも無い、薄灰色の大型の狐のような外見である。そのまま、大道芸をしながら徐々に後ずさり、友子が待ち構える地点までおびき寄せる。
「(来た)」
友子が【恋映鏡】を急激に太陽へと向けて、魔獣の目に向けて照射する。
『ガッ!?』
一瞬の警戒の揺らぎ、そこに硝子の寝ず見が突入した。魔獣の口の中へと殺到する硝子の寝ず見達は魔獣の喉を噛み切って、援軍さえ呼ばせずに即死させた。
「よし、倒したか? 早く持ち帰って逃げよう!」
【ゲームデバイス】から力持ちのキャラを召喚して、運搬しながら撤退する銀治郎。香草を使って匂いを隠しながら拠点へと持ち帰り、その間にも友子と硝子の寝ず見が魔獣の巣を見張っていた。だが、あまりに一瞬の出来事で、巣からは何の音も聞こえなかった。仲間が居たとしても気付かれていないのか、敢えて逆に見張っているのか――。
●拠点にて
「――思ってたよりでっかいなあ!?」
案内人の優茂は驚愕していた。
「他の個体は、|外には《●●●》見当たらなかったよ」
友子が硝子の寝ず見達を集めて来て、情報を共有しつつ報告する。
「巣から出て来てもおかしくないんですけどね?」
銀治郎も、巣の穴から一匹も出て来なかった事に少し首を傾げた。
「そら、警戒心が強いんかもしれんな……あんとき僕が魔獣見つけてびっくりしたんは巣穴覗いた時やし。もしかしたら一匹が警戒、他は巣ん中っていう棲み方しとる可能性はある」
優茂の見解はこうだった。
「なるほど、じゃあ警戒を解いたらまた出て来るかも……?」
友子は考える。警戒役がやられた事に気付いて、次の警戒役を作るかもしれないし警戒役無しで狩りを行うかもしれない。
「で、肝心の魔獣本体なんですが……毛並みサラサラですね」
銀治郎が触ってみる。薄灰色の毛並みは艶があり、手触りも気持ち良い。
「毛皮と肉に出来るかもしれんな、ちょっと待っとき」
優茂が保存用の塩を持って来た。毛皮を剥ぎ、肉を塩漬けにして保存しておくつもりらしい。
「調査おおきに! まだ魔獣いるかもしれんし引き続き警戒しとくわ」
★探索:魔獣は薄灰色の大型の狐のような外見でした。警戒心が強いようです。食材が5、毛皮が3増えました。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
バルタン・ノーヴェ
全員リクエストによる、各シナリオへの救援プレイングです。
長らく滞っていたり人手が足りてない時など、ご自由にご利用ください。
アレンジ、アドリブ、連携歓迎。自作PBWも採用歓迎です。
ユーベルコードも指定外の、公開中から適当なものを使用してもらって構いません。
HAHAHA!
グリモア猟兵殿の要請に応じて参上デース!
お困りのようデスネー? ドントウォーリー! ワタシが手伝いマスヨー!
アタック、ディフェンス、他の方への支援! おまかせくだサーイ!
白兵戦、射撃戦、集団戦もボス戦もオーライ!
冒険の踏破や日常への奉仕活動も得意であります!
|臨機応変に対処可能《好きに動かしてOK》デース!
よろしくお願いしマース!
「HAHAHA! グリモア猟兵殿の要請に応じて参上デース! お困りのようデスネー? ドントウォーリー! ワタシが手伝いマスヨー!」
バルタンがアルカディーテ島に訪れると、森の方から獣の声が聞こえた。恐らくあれが魔獣なのだろう、バルタンは少しずつ慎重に森へと近づいていった。
「フーム、確かにキノコは食べてないようデスネー」
巣の近くまでやって来たが、巣の周りに生えているキノコは全く食べた形跡が無い。狐に似ているとは聞いたが、狐はほぼ雑食である。
「雑食ではなく肉食かもしれマセン……!」
肉食だったら大問題だ、開拓者達が襲われてしまう。森には資源が豊富にあるので、立ち入り禁止という事態は避けねばならない。
「では……六式武装展開、煙の番!」
スキル《粉塵纏・破城槌》を発動して、巣の中に煙を入れる。炙り出しだ。
『グルァ!!』
『ガォォーン!!』
異変に気付いた魔獣達は吠えて唸る。遠吠えをする個体も居たが、狐の低音の遠吠えは求愛行動時に見れる物だ。恐らく、狐とは全く違う独自の生態の魔獣なのだろう。
そして、外からの奇襲だと気づいた魔獣の一匹が近づいて来たのを見計らい、【換装式パイルバンカー】を勢いよくぶつけた。
「(後は撤退デース!!)」
遠吠えに気付いて戻って来た警戒役の魔獣にも、パイルバンカーを喰らわせる。計二体を倒し、それぞれを煙が充満している間に持って帰るバルタン。
「お、重いデース……」
●拠点にて
「……これはメスやな。妊娠もしとるわ」
案内人の優茂が、巣の中に居た方の魔獣を分析した。
「つまり、繁殖するという事デスネー?」
「せや、過去の存在であるオブリビオンとは|生態系《●●●》の部分から違うねん。放っておいたら増えるかもしれんわ、妊娠周期も確かめな……!」
優茂は、魔獣対策室でも作った方がええかと呟いたのだった。
★探索:魔獣は妊娠をして増えるという事が分かりました。「狐」ではないようです。メスからは剥ぎ取らず、食材が5、毛皮が3増えました。
大成功
🔵🔵🔵
ウルザ・ルーナマリア
ん-魔獣を見つけて捕まえたりすりゃいいんだな。
海が一番だけど陸も問題ねーしいっちょ頑張らねえとな!
肉食の狐っぽいのが見つかってて二匹対処してる。
…本当にそれだけなのか念入りに調べてみるかな。
足跡とか臭い、樹とかに縄張りの印とか刻んでるかもしれねえし。
探索中は別種の魔獣がいるかもしれないので音等に注意し警戒。
感知出来たらUCで三叉銛から冷気放って氷の投網で生け捕りにしてやるぜ!
あと気になるのはキノコかな。
…これ本当にまともなキノコか?
肉食なんじゃなくて普通に有毒で食えねえ可能性もあるだろうし。
あと魔獣解体も慣れてるからロス少なく、調査に必要な分は傷つけないように解体するぜ!
※アドリブ絡み等お任せ
「んー魔獣を見つけて捕まえたりすりゃいいんだな」
シーベアルグのウルザは森へと向かう。
「海が一番だけど陸も問題ねーしいっちょ頑張らねえとな!」
現状、肉食の狐が二匹(と追撃した個体)を対処した段階ではあるが。
「(……本当にそれだけなのか念入りに調べてみるかな)」
足跡が無いか念入りに探す。樹にマーキングで爪痕などがあるかもしれない。魔獣に見つからぬよう慎重に探索していくと、恐らく魔獣の物であろう足跡を見つけた。
「(確か巣はここより東の方だよな。……北へ向かってる? 何があるんだ)」
別の巣でもあったらたまらない。ウルザの足取りはさらに慎重になっていった。そして、見つけた。巣にあるキノコとは別種の、美味しそうなキノコを喰っている狐魔獣達を。ここいらの樹にはしっかりと爪痕がある。
「(って事は、巣の近くにあったキノコは毒か……?)」
それなら今まで巣のキノコを食べなかった理由も納得がいく。彼ら狐魔獣は『雑食』なのだ。
『グルゥア!!』
「おっと気づかれたか」
気づかれてしまっては仕方がない、スキル《足止めの一投》発動、【海獣王の三叉銛】を投げつけ、先端の冷気を網へと変え氷漬けで生け捕りだ。
「後は戻って巣のキノコを軽く確認したらお終いだな」
氷の投網を引きずりつつ、巣から少し離れた位置にあった巣の物と同じキノコを一個持って帰るウルザ。
●拠点にて
「確かに、こら食用のによく似とるけど毒キノコやわ……何で気づかんかったんやろか」
キノコ図鑑をめくりながら優茂は答えた。
「じゃあ雑食なんやな、安心したで!」
「解体はしたが、この肝も美味しいかもしれないぜ」
「魔獣の肝……ええな!」
魔獣の肝と言えばブルーアルカディアだが、オーシャンフロンティアの物もきっと美味しいに違いない――。
★探索完了:巣の周りのキノコは毒で、魔獣は雑食である事を確認しました。食材「狐魔獣の肝」を手に入れました。
大成功
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