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速やかに歪んだ生の存在をぶっ飛ばしましょう！

作者：フェリア

●撃退しよう
「皆様方！　空虚な復讐の為だけに何の関係もない人々を虐殺しようとしている輩がやってくるのを予知いたしましたわ！」
　かつて地下に建造されていた「フラスコチャイルド製造施設」で生み出され、「失敗作」として破棄されたフラスコチャイルドの『｜フラスコの落とし仔《デミウルゴス・エコー》』は彼らは望みもしないのに生み出され、失敗作として破棄されたことで人類への恨みと憎しみに染まっていることを話す閻魔・枷羽（地獄の閻魔大王の義理の妹・f38387）は少し悲しそうにしていた。
「全員で生命力を共有しているので、各個撃破を狙うのは現実的ではありませんわ。　というよりそうなると共有しているなら個々で倒すことが難しいと私は思いますわ。　るべく多くの敵を巻き込みながら、可能な限り強力な攻撃を叩き込んでいくのがよろしいかと思われますの」
　簡単に説明しながらボスらしきオブリビオンは生前に受けた実験の影響かは不明なものの、敵は超強力な攻撃力と殆どの攻撃を受け付けない防御力を誇りますが、ユーベルコードを使用するたびに肉体が自壊していく話をする。
「皆様なら敵の攻撃を耐え凌ぎ、自壊を誘うことで勝機を見出せますわ」
　ニッコリ笑顔で自分はいい考えを言ったと言いたげだが、それはそれでどうなのかと思う猟兵達だった。

●バニーガール集団。
　オブリビオン・ストームによる人類の文明は崩壊したがバニーガールは死滅していなかったのかアポカリプスヘルの世界に適合してしまったちょっと物騒な新世代のバニーガールが猟兵達の前に立ちはだかる。
　金棒とミニガンを持ってるバニーガールに困惑する者もいれば気にせず、とりあえず範囲攻撃しながら突撃する者もいたのだった。
　新世代バニーガールにしても世紀末感が凄いなぁなんて思ってはいけない。それが彼女らなのだから。

●脳筋の塊
「誰でも良い。私と戦え！」
　と叫ぶように言う「｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》」の生前は弱きを助け強くを挫く高潔なゴッドハンドだったらしいが、オブリビオン化により闘争衝動のまま誰彼構わず戦いを挑む凶暴な存在に堕したらしい。
　そんな彼の急所を探しながら確実に仕留める方法を探そうとする者や攻撃をうまくかわしながら少しずつダメージを与える者など様々な方法で協力して彼を倒すのだった。

●すべてが終わった後。
「お疲れ様ですわ。　今回も手こずってもなんとか無事に戻ってこれたことに安堵しましたわ。　疲れを癒してくださいね」
　報告に来た猟兵達に労いの言葉をかける枷羽はふと今回の敵の話を聞いて首を傾げてため息をついた。
「世紀末バニーとムキムキ脳筋｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》？　相変わらずキャラというかなんかこう……記憶に残りやすいような濃い敵ばかりですわ……」

第1章 集団戦 『世紀末バニー』

POW   :    バニークラッシャー 単純で重い【金棒を片手に、対象に素早く接近して金棒】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。 SPD   :    ラビットショット 【障害物に身を隠しつつ、ミニガン】を向けた対象に、【向けて、濃密な弾幕を放つ事】でダメージを与える。命中率が高い。 WIZ   :    ショルダータックル・兎 【スパイク付きのショルダーアーマーを用いた】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【仲間】の協力があれば威力が倍増する。 イラスト：そぎめぶき 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

「バニーってうさぎのことよね？ うーん……狐耳も悪くないと思うのだけど……」
　明堂院・悠々子（人恋しお狐様・f38576）はそんなことをボヤきつつ、強い呪力や真言の籠められた御札の霊符を構えて複数人いる世紀末バニー達を見る。
「とりあえずあなた達に負けるのはなんだかごめんって感じなのよね！」
　突進してくるのをひらりとかわしながら自身のもつスキル全力魔法でバニー達を複数倒した後、残ったバニーらに彼女のユーベルコード『フォックスファイア』で10個の狐火の炎が一つになって残党を消し炭にする。
　それでも残ったのであればまたユーベルコードを発動させて次は個別で操作して燃やしていく。
　倒しても倒しても増えていくバニー、困りながらもふと何かを思い出したのか考えるような仕草をしながらも相手の攻撃を避けては倍にして返してと繰り返しながら彼女は呟いた。
「そういえばうさぎのお肉って｜月夜《げつよ》って言うみたいね。　私も今度食べてみようかしら〜」
　食べるつもりなのかと思わせるような言葉に慌てながら突進するも直前で避けながら狐火で燃やしつつ悩んでいた。
　まだ増えるバニーに対してどうしようか考えているのかと思ったらそうでもなかった。
　食べることが好きなのかは不明だが実は大食い彼女はのんきにこう言った。
「帰ったら食べましょうかしら？　でも美味しくなかったら困るから別のも用意しなくちゃ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

「うさぎ、はねる？　十五夜……ではないが」
　首を傾げながら突進してくる世紀末バニーを残像を残して避ける御堂・伽藍（がらんどう・f33020）はまた再度突進してくるように仕向け、横に避けるかと思わせて静かに足に力を入れて上へ飛んだ。
「暗き悪よ怯えよ！　女王の神罰は無慈悲である！　くい　あらためて」
　ジャンプで飛んで突進を避けた彼女のユーベルコード『｜朏の大弓、熾天使の聖矢《ツキカラフリソソグシンバツ》』を発動し、世紀末バニーに向けて念動怪力を込めた衝撃波も付け加えた光属性の魔力生成し引き絞った朏の大弓から放たれるは無数の光の矢がバニー達に直撃する。
「うさぎ　はねる
　夜天の最中
　なにみて　はねる
　月と、星と
　ねむる　こども
　眺めて、撥ねる」
　小さく歌うように呟く彼女は更に追撃するように同じ攻撃をするかと思わせ、目潰しを交えてた渾沌を分け顕れし属性をその身に刻む字名の刃ではあるが見た目はおれたながいはりのふんしんで２回連続でバニーのいる範囲ごと薙ぎ払う。
　まだ残っているバニー達の突進攻撃に残像を残して、迷彩で隠れながら別の方へと向かうように陽動し、フェイントをかけてギリギリのところで避けながらも、静かにまるでダンスするようにジャンプをして次から次へと来るバニーの攻撃を躱し続ける。
「おやすみなさい　おやすみなさい
　鎮め沈め骸の海へ
　わるいよふかし　つれていく」
　歌うように小さく呟く彼女に向かってバニー達は休みなく攻撃を仕掛けてくるが、念動怪力を込めた衝撃波とオーラ防御を使って受け流しながら、窮地に陥っているであろう他の猟兵達の元へと向かい、かばうように守りながら他の猟兵達の援護のために再度ユーベルコード『｜朏の大弓、熾天使の聖矢《ツキカラフリソソグシンバツ》』を発動し、射撃追撃していく。
　終わりだと言わんばかりに歌うように呟きながら、世紀末バニーの攻撃をジャンプをして空中で体をしならせ宙返りで避けて、彼女のユーベルコード『｜朏の大弓、熾天使の聖矢《ツキカラフリソソグシンバツ》』がま発動すれば矢継ぎ早に光を浴びせたのだった。
「さようなら
　さようなら
　御然らば
　御然らば」

大成功 🔵​🔵​🔵​

「正気を疑う光景ですね。」
　ため息をつくように吸うことで、清浄な空気の中でも少しの間だけ活動できるようになる煙草の煙を汚染物質が外に漏れないよう、念動力で煙を操作しているエリー・マイヤー（被造物・f29376）は世紀末バニーが突進してくるのを念動力で空を飛んで距離を取るように避ける。
「ここはキマフュではなく、アポヘルだったと思いましたが……まぁ、なんでもいいです。」
　遠くのバニー達の遠距離での攻撃も彼女の念動力で弾いたり逸らしたりと防御するとエリーの故郷が失われた元凶にして、エリーの生命線の煙草が１本吸い尽くしてしまう。
「手早く一掃しましょう。」
　荒廃した未来にあっても、喫煙者の作法は変わらない蓋のついた金属製の筒の携帯灰皿に吸っていた煙草を入れ、懐から新しく人に吸える物ではないとわかりながらも猟兵であるなら話は別かもしれない煙草を１本取り出して彼女に多くのものを与え、形として残っている父の形見であるオイルライターで火をつける。
「……当たったら痛いですよ」
　オイルライターをしまいながらバニー達の突進を念動力で空を飛んで上空から彼女のユーベルコード『｜念動ジャベリン《サイ・ジャベリン》』を発動させると、625本の貫通属性の念動力の槍を放ちバニー達をめった刺しにする。
　槍を放ちながら彼女は都市を汚染するこの物質に適合するために、自分は生み出されたといっても過言ではない煙草を吸うと肺にこびりつくのを感じながら、清浄な空気が苦手なら自分の肺を汚しておけばいいのだと息を吐きつつも煙草を銜えなおす。　
「まぁ、そのまま撃ち続ければその内生命力も尽きるでしょう。　たぶん。」

大成功 🔵​🔵​🔵​

「世紀末バニーってこんなにいるものなんですわね」
　レイア・シビック（青薔薇の御旗・f38203）は対オブリビオン組織の紋様が描かれた旗がついている槍、青薔薇の槍を構えて振り回しながら突進を回避する。
　倒しても倒してもまだまだいる世紀末バニーにどうしたいいものかと首を傾げるが仕方ないと言わんばかりに彼女はユーベルコード『巫覡載霊の舞』を発動させる。
　バニー達の攻撃を軽減する神霊体に変身し、持っていた槍から衝撃波を放つなぎなたを握りしめて振り回して滅していく。
　それでも減らない様子に他の猟兵達に助けられながらも、なぎなたを振り回すが毎秒彼女の寿命を削るデメリットのあるユーベルコードなせいで解除せざるおえなかった。
　なぎなたから槍に戻ってもバニー達を串刺しにして次から次へと確実に減らしていく方法へと変えていく。
　突進を避けきれずに後ろに後退してしまうがオーラ防御のおかげでそこまでのダメージは入らず槍を再度構えて突進してきたバニー達を串刺しにしていく。
「わたくし、こういうタイプじゃないんですの」

成功 🔵​🔵​🔴​

「私には誰も追いつけないよ！」
　六島・風音（スピードなら誰にも負けません・f34152）は自信満々にそういえば、走り出して障害物に身を隠しながらミニガンを向けて、濃密な弾幕を放つで世紀末バニーの弾幕は彼女には遅く見えるのか当たらない。
　当たったとしてもそれは数発程度でそれでも彼女は走ることをやめない。
「かけっこしたいんですか？ 　負けませんよ？」
　敵味方全ての戦闘行為が非戦闘行為化し、外部からの攻撃を遮断して生命維持も不要になる彼女のユーベルコード『かけっこ』を発動させた。
　非戦闘行為になってしまったせいかミニガンから弾が出ないことに困惑してしまうバニー達。
　それを気にせず走りながら天使核ロケットエンジン搭載によって飛行もできるようになった宇宙バイクの【宇宙バイク】ムゼカマシンに乗り込んでバニー達へと突撃していく。
　それを避けられながらも彼女のユーベルコードが解除された際に自律制御式大型熱線銃の【バイクブラスター】レーザー砲ちゃんが【宇宙バイク】ムゼカマシンに搭載されていて弾幕のように撃ち込み始めた。
「これなら避けられないでしょう？」

成功 🔵​🔵​🔴​

「……これは配信で盛り上がるはずよ」
　世紀末バニーが単純で重い金棒を片手に、素早く接近して金棒の一撃を叩きつけてくるのをひらりとかわして直撃地点の周辺地形は破壊された様子に驚きながら陽殿蘇・燐（元悪女NPC・f33567）は生配信に使うからと手に入れた自動読み上げ機能付きキマフュ製スマホを取り出す。
　そんな場合じゃないのではないかと思うが、彼女にとってはネタになればそれでいいと思ったのだろう。
「｜全ての《配信》準備は整ったのよ。　ああ、こういうこともできるのよ？」
　配信の準備が整って配信を開始を開始すると同時に彼女のユーベルコード『｜炎術：身転蝶《エンジュツシンテンチョウ》』を発動させる。
　肉体の一部を風にも水にも強い炎纏う、無数のクロアゲハに変異させ、風にも水にも強い炎纏う、無数のクロアゲハの持つ特性と狭い隙間に入り込む能力を得ると満足そうな表情を浮かべた様子からして彼女の思う配信の開始した決めポーズができたのだろう。
　刀や暗器に変形可能な炎纏ったクロアゲハ、黒揚羽でバニー達を燃やし始める。
「出だしの配信は派手じゃないと、愛しのリスナーが見てくれませんわ。　そうじゃなくても視聴してくれる愛しのリスナーはいるとは思いたいですけれど」

成功 🔵​🔵​🔴​

第2章 ボス戦 『首骨圧折左衛門』

POW   :    首骨圧折つかみ投げ レベル×1tまでの対象の【首】を掴んで持ち上げる。振り回しや周囲の地面への叩きつけも可能。 SPD   :    首骨圧折チョップ 【チョップ】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。 WIZ   :    首骨圧折あごつかんで首コキャってするやつ 【あごと頭をホールドして捻ること】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。 イラスト：もりさわともひろ 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

「誰でも良い。私と戦え！」
　と叫ぶように言う「｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》」の生前は弱きを助け強くを挫く高潔なゴッドハンドだったらしいが、オブリビオン化により闘争衝動のまま誰彼構わず戦いを挑む凶暴な存在に堕したらしい。
　そんな彼の急所を探しながら確実に仕留める方法を探そうとする者や攻撃をうまくかわしながら少しずつダメージを与える者など様々な方法で協力して彼を倒すのだった。


「あなたは……うーん……ウサギ耳もキツネ耳も似合わなそうね。」
　明堂院・悠々子（人恋しお狐様・f38576）は困った表情を浮かべながらも流石に首をへし折られるようなことはされたくない。
　できる限り首骨圧折左衛門から30cm以上離れた距離で鉄で出来た扇の表面に御札を貼り付けた武器である霊符鉄扇を広げて仰ぐと同時に彼女はユーベルコード『｜軍符『魍魎跋扈』《グンフ・モウリョウバッコ》』を発動させた。
「翻弄してらっしゃい、可愛い管狐たち」
　520体ものの小型の戦闘用の管狐を召喚し奴へと突撃していくが、あごと頭をホールドして捻ることによる超高速かつ大威力の一撃で消滅してしまう。
　それでも数にものを言わせて少しずつダメージを稼いでいきながら、彼女は遠くで美味しいいなり寿司を一つ食べてながらピンクの髪と同じ色の耳が動き、尻尾もゆらりと揺れた。
「管狐たちの攻撃でなにか弱点のようなものが見つかれば良いし、なくても充分な疲労は与えられると思うのよね。」
　ある程度減っても彼女は再度ユーベルコード『｜軍符『魍魎跋扈』《グンフ・モウリョウバッコ》』を発動させて自壊を狙っているのか次から次へと召喚していく。
　にっこりと笑って彼女は首骨圧折左衛門と管狐達を見ながら遠距離で少しずつ風属性の魔法で切り刻むように霊符鉄扇に魔力を溜めて放つ。
「その鍛えられた肉体もこのまま暴れ回ってるだけなんて望んでないわよね。　早く解放してあげなくちゃ！」

大成功 🔵​🔵​🔵​

「おじさん、こんなことは辞めよう！」
　ソラウ・エクステリア（歌姫の時空騎士と時空龍の協奏曲・f38698）がそう言っても聞こえないのか｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》のチョップを恩人であるエリンに教わったオーラ防御で防ぎ、その後にあらゆる力でも解析不能の賢者の石が15個以上組み込まれている以外一切不明の時空神機ライズサンが衝撃波と焼却を放ったが躱されてしまう。
『さ〜て、どうするか？』
　躱されてしまっては次の攻撃も躱される可能性が高いのか悩むライズサン。
『相手の動きは予測出来るけど、動きが速すぎるわ。』
　情報収集と視力をもってしてもあまりの動きの速さに追いつけないのか、何故か解析不能の長い銀色の髪に青い花の髪飾りをつけたAiの女の子の時空神機・エミリアーノが自動検索しながら困っていた。
「う〜んどうしよう……あれ？」
　ソラウ達が悩んでいると後ろから笑い声が聞こえた。
「フハーハハハハハ！　久しぶりだな！　ソラウ！」
　彼はソラウのユーベルコード『｜クロノドラグマ国家直属の時空騎士団長参上《ホロギアス・エクステリア・コール》』の発動によって魂と反射と吸収を貫通する槍のホロギアスが現れたかと思えば、ソラウにそっくりな銀色の短髪に赤色の眼の190cmの男になって笑う。
「お父さん！　仕事はどうしたの？」
　どうやら彼女の父親らしく首を傾げて問いかけると男はソラウの頭を撫でた。
「すぐに終わらせた！　元気にしてたか？」
「うん！　僕も猟兵として頑張っているよ！」
　ほのぼのとした父と娘の会話をしているのを気にせずに｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》がチョップをかまそうとする。
「そうかそうか！　……ふん！　娘との会話を邪魔するとは……ふん！」
　そのチョップしてきた手を腕一本で……そう片手で持ち上げ、防御してから彼はただの握った拳で思いっ切り顔面に殴り遠くに飛ばした。
「凄い！　流石お父さん！」
　目を輝かせるソラウを横目にエミリアーノが目を丸くして驚いた呟いた。
『これが伝説の騎士……凄い』

大成功 🔵​🔵​🔵​

「デミウルゴス・エコーなのに高名って、存在が矛盾してますね。」
　吸うことで清浄な空気の中でも少しの間だけ活動できるようになる煙草を吸いながら無表情のエリー・マイヤー（被造物・f29376）は念動力で上空に浮き上がる。
「……まぁ、戦う上ではどうでもいいことですか。　はいドカーン」
　視線を向けた｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》に向かって破裂する念動力を放つのは彼女のユーベルコード『｜念動エクスプロージョン《サイ・エクスプロージョン》』だ。
　近寄ろうとする｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》に接近されないように遠距離から一方的に破裂する念動力を複数発動させていく。
　それでも倒れることのない奴にめんどくさそうにしながらも、念動力で様々な大きさで破裂させ続けながら、吸うと肺にこびりつきつつも清浄な空気が苦手なら肺を汚しておけばいいと思わせる煙草は短くなっていき、荒廃した未来にあっても喫煙者の作法は変わらない蓋のついた金属製の筒の携帯灰皿に短くなった煙草を入れ、人に吸える物ではなく猟兵であるなら話は別かもしれない煙草を取り出す。
　多くのものを与えたが、形として残っているのはこれだけと彼女の父の形見であるオイルライターでエリーの故郷が失われた元凶にして、エリーの生命線の煙草に火をつける。
　汚染物質が外に漏れないよう、エリーは念動力で煙を操作している煙草の煙を吐きつつ、まだまだくたばらないのかと言わんばかりに遠距離から破裂する念動力を繰り返し続けた。
「さっさと倒れてください、煙草は無限じゃないので……面白味はないですが、まぁ戦いなんてそんなものですね。」

大成功 🔵​🔵​🔵​

「これは……すごい、人？　人なのよね？」
　困惑しながらも自動読み上げ機能付きで生配信に使うから、と手に入れたキマフュ製スマホを取り出して配信の準備をし始めるのは陽殿蘇・燐（元悪女NPC・f33567）だった。
「ｃ準備は整ったのよ」
　その言葉と同時に配信を開始すれば、あごと頭をホールドして捻じろうとする｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》から離れて流石にあれは死ぬのでは？と引きながらある程度の離れた距離を保つ。
「少し派手にいくわね」
　武器『揚羽擬蛾』の羽ばたきを合図に、予め仕掛けておいた複数の黒色の蝶型武器で囲まれた｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》に穢れと呪詛を燃やし尽くす大質量の蝶型炎を落とし、極大ダメージを与える彼女のユーベルコード『｜炎術：大炎蝶《エンジュツダイエンチョウ》』が発動した。
　それでも倒れない奴に嬉しそうに微笑んだ。
「簡単に倒れられてはつまらないものよ。　さぁ、はじめましょう！」

成功 🔵​🔵​🔴​

「くび、おいてけ？　全く、まるで妖怪だな……」
　なぜかバニー姿の御堂・伽藍（がらんどう・f33020）は首を傾げてから全くその通りですと言わんばかりに呟いて、とことこと歩いて｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》の前へと出る。
「ちょっ、危ないですよ！？」
　自分より小さくて幼いであろうがバニー姿の彼女の動きに驚きながらソリン・クザ（デイウォーカー・f15556）は軽量かつ拡張性が高く命中精度に優れるドイツ製のポリマーフレームＳＭＧ、ＵＭＰを構えて彼もついて行く。
　伽藍はソリンのことなど気にせずに｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》が彼女に気付いてチョップを食らわせにかかる。
　それを慌てて構えていたＵＭＰで撃ち込むが少しのダメージしか入らない。
「伽藍洞と人の言う。　はいって、とおって、さようなら」
　けれど、伽藍は落ち着いて奴の動きを見切っていたのか避けて、咄嗟にカウンターの念動怪力と衝撃波と共に完全な脱力状態でチョップを再度仕掛けてくるのを受けると、それを無効化して故に最早如何なる繰り糸も不要なこのからだは、がらんどうから排出して吹き飛ばす。
「使いなれた装備が一番です。　動きを止めておきますね」
　ぐらりと揺れた｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》を拘束するように彼のユーベルコード『ポリスガジェット』が発動し、造りは荒い実物を模した偽物だが極めて精巧な警察の装備の金属や樹脂でできた拘束道具、形状は様々、警察官の必須アイテムの手錠を奴の身体にがちゃりとかけた。
「ありがとうなの。」
　お礼を言った伽藍は完全に動けなくなった｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》に無防備に受けたチョップを念動力で再現しはじめて反射した。
「ちょっぷには　ちょっぷを
　つかみには　つかみを
　こきゃには　こきゃを」
　何とも言えない如何にもへなちょこな格闘動作にソリンはどうするのだろうと困惑しながら手を出さない方がいいと思ったのか様子を見ていた。
「どうした？　斯様な小兎の首も侭為らぬのか？　その巨躯は飾りか？　その筋肉はこけおどしか？　何と見掛け倒しな……」
　そして動けない｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》に対する挑発をしながら伽藍は踊る。
　馬鹿にされているのが理解できたのかソリンのユーベルコード『ポリスガジェット』で作られた手錠を破壊して伽藍へとチョップをする。
　それでも彼女は避けながらも無防備に接近し、六腕の美しき一つの腕がソリンに向かって｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》のド頭を狙えと動作で伝える。
「……そうか、人だから……」
　貫通するようにと彼のユーベルコード『ポリスガジェット』が再度発動し、造りは荒い実物を模した偽物だが極めて精巧な警察の装備の軽量で速射性が高く命中精度もよいオーストリア製のポリマーフレーム拳銃、Ｇ17を作り上げて自分で持っていた本物と一緒に撃ち込んだ。
　そうすると｜首骨圧折左衛門《くびほねへしおりざえもん》のド頭に見事命中して巨体は倒れたのを見ればとことこと近づいていく伽藍は人形である自分の首を外して、差し出して見せる行動に終始困惑するソリンだった。
「首がどうこう言っていたが……こんな物が欲しいのか？　おひとつ、いかが？」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

最終結果：成功 完成日:2022年10月10日