アルカディア争奪戦㉕〜お久しぶりですね、神農兀突骨さん
「ううむ……!」
かつて殲神封神大戦にて敗れ、再び顕現を果たした三皇『神農兀突骨』はうなった。状況はひっ迫している。
このままではいずれ猟兵は玉座へ至るだろう。しかし、それはアルカディア氏に何も実利を与えはすまい。
「強者であろうが、悪しき願いを持たぬ者ではいかぬのだ。ゆえに我も全力を尽くして道を阻むとしよう。アルカディア氏が本気で己が願いを叶える気でおられるならば、已むをえまい」
「おや、懐かしい顔が顕れたね」
麒・嵐(東方妖怪の冒険商人・f29276)は言い、三皇神農の塒と化した空中庭園の場所を示した。
洞穴の内部は広大な空間となっているが、神農兀突骨の神威によって大量の『巨大食肉植物』が蠢いている。
「あの時と全く同じだね。ただし、この植物は神農兀突骨が持つユグドラシルブレイドの『絶対制御コード』によって自在に動く罠と化している。前はせいぜい足場が悪く、こちらに喰いついてくる程度だったが今度はもっと質が悪い。とにかく相手は先へ通したくないんだ、それはもう本気でこちらの行く手を遮ってくるよ」
地面は全てぱっくんぱっくんと口を開閉する食虫花が敷き詰められており、何の工夫もなしに踏み込めばあっという間に胃袋の中だ。
なんらかの手段で渡る方法を編み出したとしても、天井から伸びる触手のような蔓がこちらを捕まえようと手ぐすね引いて待っている。
「下はぱっくん、上はにょろにょろ。やれやれ、困ったものだ。まだ左右だって残ってるのに」
そう、右と左は食肉植物が複雑に入り組んだ壁、壁、壁。いわゆる迷路なうえに間違った道をゆくと特大の食肉植物が襲いかかって来る。
「まあ、倒すのは難しくないけど何せきりがないからね。なんとか神農兀突骨の居場所までいってこの『絶対制御コード』を発動するユグドラシルブレイドを攻撃してくれるかい? そうすれば洞穴の中にあるものは全てなくなって、元の空中庭園に戻るはずだ」
不思議なことに、神農兀突骨自体を倒す必要はないようなのだ。嵐は少し考えるような素振りを見せる。
「どうやら、ユグドラシルブレイドに仕掛けがあるのかな? 面妖なことさ。まあ、既に一度倒した相手だ。皆には華麗に迷路を突破してもらって、彼には手早くお帰りいただきたいところだね」
ツヅキ
プレイングが送れる間は受付中です。
●第1章
神農兀突骨再びです。
洞穴に蠢く巨大食肉植物を攻略して彼の手にあるユグドラシルブレイドを攻撃してください。成功すれば元の空中庭園が姿を取り戻します。
また、上記の行動自体がプレイングボーナスの対象にもなっています。
第1章 冒険
『巨大食肉植物迷宮』
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POW : 植物を力任せに斬り払ったり燃やしたりして排除する
SPD : 最小限の動きで罠を回避し、最短ルートを移動する
WIZ : 魔法で植物の動きに干渉し、罠の作動を妨害する
イラスト:Hachi
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友
第三『侵す者』武の天才
一人称:わし 豪快古風
武器:四天霊障
まあ、たしかに…植物相手に突破では、わしになるがな?そういう役割であるし、炎であるし。
よし、ではUC使って悪霊らしくいこう。
作戦:恐怖!食われても無傷で戻ってくる猟兵!
無傷は語弊があるか。正しくは『再構築』であるからな。
うむ、食われたとて即座に再構築し、四天霊障で破る。さらには強化も施され、生命力吸収もするからの…萎びよ。
そして、ユグドラシルブレイドを狙うときのみ、灰遠雷を持つ。その矢で狙おうぞ。
ああちなみにこの時、内部の三人が四天霊障を制御して守ってくれておるからの?
対策とは何も喰われないようにすることだけを指すのではない。馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)は身をもってそれを証明した。
即ち、喰われても元通りになるのでいくらでもご自由にどうぞといったところだろうか。
「ふふ、恐怖であろう? いくら喰っても無傷で戻って来る……いや、『再構築』しているといった方が正しいか」
喰われた傍から四天霊障を放ち、義透は逆に食肉植物から根こそぎ生命力を奪い取って再び立ち上がる。
まさしく、義透が悪霊であるからこその奇策。
「見えてきたな、ユグドラシルブレイドよ」
義透は食肉植物越しに聳える巨大な剣を見据え、持ち替えた灰遠雷に番えた矢を引き絞る。この間も襲いかかってくる相手をいなすのは内部に同居する他の三人の役目であった。
彼らに四天霊障の制御を任せ、義透は真っ直ぐに矢を――放つ。それは風を切りながら戦場を迸り、ユグドラシルブレイドを射程に収めたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
国栖ヶ谷・鈴鹿
◎アドリブ連携OKです
ペンギン🐧クルー集合!
属性攻撃氷結弾×3
属性攻撃火炎弾×1&レーザー射撃部隊×2
バリア部隊×2(各隊直掩)
道案内ペンギン×1
バリア部隊で守りながら、道案内ペンギンのガイドで最短ルートで切り抜けよう!
下は氷結弾部隊で凍らせて足場に、上からくるのはぼくのレーザーやレーザー部隊と火炎弾部隊、足場の氷まで溶かさないようにね。
大型植物は氷結弾部隊で凍らせて、根本をレーザーで切断していこう。
障害物は火炎弾部隊にも協力してもらうよ。
神農が見えたら、目潰しして視界をおさえて、火炎弾部隊の一撃を合図に氷結弾部隊、レーザー射撃部隊の連携でユグドラシルブレイドにダメージを与えよう。
「どこもかしこも、凄い緑!」
なにしろ四方八方、どの方向を見ても食肉植物たちが手ぐすねを引いて獲物がかかるのを待ち構えているこの状況。国栖ヶ谷・鈴鹿(命短し恋せよ乙女ハイカラさん・f23254)はちょっと考えた後で、ぱちんと指を鳴らした。
「おいでませ、ペンギンクルー集合!」
――ぱたぱた、ぴたぴた。
飛べない扁平な翼を動かして、可愛らしく歩き回るのは9体のペンギンだ。道案内を任されたペンギンが進む方向を決め、氷結担当がぱっくんと口を開閉する食肉植物たちを凍らせて足場に変える。
「一気に渡るよ!」
鈴鹿は両脇に従えたレーザー射撃部隊と一緒に上方から襲いかかる蔦を露払い、火炎担当に引き継いで焼き払わせた。もちろん足場の氷まで溶かさないように気を付けてもらうのも忘れない。
まるでアクションゲームみたいに鈴鹿は足場から足場へと飛び移って先を目指した。
「迷路、出口……おっと、行き止まりだ!」
慌てず、道を塞ぐ大型植物は氷結弾で動きを止めてからレーザーで根元から刈り取ってしまう。
空中庭園を埋め尽くすのは全てが植物。ならば障害物だろうとそれが植物である限りは全部燃やして突き進もう。
「ピッ!」
道案内のペンギンが遂に出口を示した。
最後の抵抗を試みる食肉植物の鋭い棘のついた葉での一撃を、直掩部隊のペンギンがバリアで器用に受け流す。
「――神農!」
鈴鹿は相手の反応を待たず、レーザーでの目潰しを試みた。
「ぬッ……!?」
僅か一瞬、されど長い一瞬。
三皇『神農兀突骨』が目を抑え、呻く間に火炎弾による炎が周囲を燃やす。それを合図に投げ込まれた氷結弾とレーザーの乱射がユグドラシルブレイドを捉え、不可避の状態へと陥らせた。
大成功
🔵🔵🔵
呉・深
アルカディアの願いに思うところはあるが……
だからといって一度倒れた亡霊に道行きを阻まれるのは癪だ
ここは突破させてもらおう
まずはUCを使用
出てきたのは……機械仕掛けの大鎌?
確かに植物相手には効果的だろうが……
とりあえず迫る植物を切り払いながらいこうか
かといって下方から迫る相手の対処は難しい……なんだ!?
大鎌が妙な音を発したかと思えばジェット機能が作動
なるほど、魔女の箒のように乗ることが出来るのか
なら食虫花がいる地帯は大鎌の上に乗り、『暮風』を使って進んでいこう
風で麻痺毒を散布し動きを止めたところを、大鎌で切り払って
二つの武器を駆使して迷宮を攻略していこう
麻痺毒は他の猟兵の補佐にも利用していくぞ
乱暴者の食肉植物が跋扈する空中庭園を眺め渡した呉・深(星星之火・f30169)はまず呆れ、次に解決法を思案する。
「よもや、一度倒れた亡霊とこのような形でまみえるとはな……どうなるかわからないが、取り合えず試してみるか」
こういう時は招来の引きに賭ける、というのが深のやり方であった。何が出るかわからないからこそ、思いもよらない結果が出るかもしれない。
軽く呪文を呟き、異次元よりこの手に顕現したのは大鎌だ。それも、機械仕掛けの。
深はいぶかしそうな顔でそれを使い、迫る食肉植物を薙ぎ払った。確かに使い勝手は充分だが、何となく心もとなく感じるのは気のせいだろうか。
「……取り合えずこれで進むか。とはいえ、これでは足下がおぼつかな――……なんだ!?」
突如、大鎌の柄からジェット噴射が始まったのである。まさか、となるほど、という感想が同時に深の心に浮かんだ。
この状況で他の選択肢があるだろうか?
――否、と深は大鎌へ魔女の箒みたいに腰掛け、一気に食肉植物の上を飛び抜ける。
「アルカディア、願い、玉座……まったく、先が見えんな。だが!」
深の振る暮風がもたらす麻痺の毒が戦場全体を包み込み、食肉植物の活発な動きを妨げた。
ああ、やはりこの手合いにはよく効くな。深は空中で踊るように大鎌を乗り回し、行く手を遮る枝蔦を容赦無く断ち切ってやる。たっぷりと振り撒いておいた毒風は同行する猟兵たちの助けにもなるだろう。
見渡す限りの緑の向こう、毒の風にけぶる空中庭園に薄っすらと見えるのはこちらの道行きを阻む剣。
「――ユグドラシルブレイド。ようやく迷宮の出口が見えてきたな」
大成功
🔵🔵🔵
夕闇霧・空音
【アドリブOK】
洞窟の中は無数の植物だらけ…ねえ。
いずれにせよ相手が植物だと言うなら
対処の手段はあるのよ。
洞窟の内部に入ってすぐにユーベルコードを発動させ
速やかなエネルギーチャージを行う。
そして洞窟の奥に向けて全力全開の冷凍光線を噴射するわ。
洞窟は密閉された空間。どのくらいの深さがあるかはわからないけど
絶対零度の凍気の逃げ場はそう存在しないはず…
全力で氷漬けにしたあとで内部を調査させてもらうわ。
ユグドラシルブレイドのあるところまで来ることができたら
もう一回使わせてもらう。
全力の一撃は流石に防げないでしょうからね。
「話には聞いてたけど、ほんとに危険な植物だらけね。これじゃ元の空中庭園がどんな感じだったのかすらわからないわ」
夕闇霧・空音(凶風・f00424)は腰に手を当て、食肉植物が跋扈する戦場を冷静に眺め渡した。
うねうねと牙の生えた顎を開いて獲物を待ち構えるそれらの植物はかなりやる気まんまんに見える。何の策もなしに踏み込めば一巻の終わり、だ。
もちろん、空音はそんな罠には引っかからない。
さっきから一歩も動いていないのがその証拠だ。既にチャージも始まっている。変形した両手は超巨大な砲台となって洞窟内部を射程に捉えた。
「時間も押してることだし、手早くいきましょう」
相手は植物、ならば――。
「絶対零度の凍気をお見舞いしてあげる」
攻撃の気配を察した食肉植物が天井から襲いかかる。大きく開いた牙だらけの口ごと巻き込んで、空音の両腕から放出された冷凍光線が周辺一帯を吹き荒れた。地面代わりに敷き詰められた食虫花も迷宮を構成する蔦や蔓もありとあらゆるものが凍り付いてゆく。
「なんと……!」
これでは、迷宮も何もあったものではない。
驚きを露わにする神農兀突骨に向かって空音は砲台と化した両手を前に突き出した。
ただし、本体には一瞥もくれない。
狙いは――ユグドラシルブレイドそれのみ。
「いかん!」
「もう遅いわ」
問答無用で全力を込めたフリーズゼロが氷雪の結晶を舞い散らせながらそれに迫った。
大成功
🔵🔵🔵
待鳥・鎬
ちょっと復活早すぎると思うんですけど!?
結構頑張って倒したんだけどなぁ……しかもまだ合体してるのソレ
戻ってきたというなら、またお還りいただくまでだ
行こう、杞柳!
「山吹」の光学【迷彩】を纏ったらUC発動
杞柳の翼は結構なスピードが出るし【空中戦】もお手の物
上下左右から植物が迫って来る前に【ダッシュ】で通り抜けちゃおう
躱せない邪魔なやつは「鋼切」で【受け流し】て
守りが堅い方向に当たりを付けて進む
神農様が見えたら、飛んできた勢いそのままに速攻仕掛けるよ
不可視の一撃、防げるものなら防いでみろ
鋼切、全て【切断】してやれ!
敬愛する神様だからこそ見ていられないんです
……いや、ほんと、三度目は勘弁してくださいね
「結構、頑張って倒したのになぁ……復活するの速過ぎません?」
待鳥・鎬(草径の探究者・f25865)は軽く唇を尖らせ、使い魔たる杞柳の翼を借りて軽やかに宙を舞った。
ふたりで一体となった杞柳と鎬は風を切るように絡みつく植物の迷宮を颯爽と翔ける、迸る。
「遅いんだってば!」
伸びては届かず、置いてきぼりにされる食肉植物たちをしり目に――先へ。行き止まりだって知る者か。道を塞いだ巨大食虫花の体当たりを鎬は左手を添えた鋼切りの腹で受け流し、すぐ脇をすり抜ける。
少しずつ、敵の守りが堅くなってきた。
つまり、この先に倒されたくないものがあるっていうことだ。鎬はさらに翼を羽搏かせ、速度を上げる。
――見つけた。
あの特徴的な姿は未だ鮮明に覚えている。しかもまだ合体したままだったので、鎬はちょっと呆れてしまう。
「というわけで、またお還りいただきますよ。神農様!」
「む――」
相手に反応する暇さえ与えず、鎬は鞘から引き抜いた鋼切を居合いの如き速攻で斬り払った。
まさしく不可視の一撃、防げるものなら防いでみろ。
「なんという……!」
愕然とする神農兀突骨に一応、念のために鎬は言った。
「……あの、できれば三度目は勘弁してくださいね?」
誰だって、敬愛する神様がまるで便利屋みたいに使い倒されているのは見たくないものだから。
「これを最後にしましょう。……最後、だといいなぁ」
大成功
🔵🔵🔵
劉・涼鈴
神農! 武侠界の時から余所の世界の事も知ってたし、オロチ系だな!
【功夫】の身のこなしで口が閉じた瞬間に着地! しゅた!
また開く前に【ジャンプ】で次のしょくちゅーしょくぶつに跳び移る! しゅば!
触手蔓は天覇強弓で射抜いて壁に縫い付けてやる!
でっかいのが出てきたら覇王方天戟でぶった斬る!
【野生の勘】で迷路を突破して……神農を見っけ!
弓で牽制! 剣で斬り払ったところへ跳び掛かる!
【劉家奥義・鷹爪嵐迅脚】!
【怪力】でユグドラシルブレイドを蹴っ飛ばす!!
うおりゃー!
「せい、やッ!」
軽い身のこなしを得意とする、劉・涼鈴(鉄拳公主・f08865)がとった対処法は驚くべき方法であった。
要はタイミングとスピードだと言わんばかりに、食虫花が閉じた瞬間を狙って踏みつける。
踏まれた方はぷぎゅる! と口を閉じた。
「次!」
思いっきり跳躍して、次の食虫花をまた踏みつける。あとはこれの繰り返しだ。涼花は足を止めずに弓を引き分け、やっかいな蔓を矢で射抜く。たんッ、と軽い音がして天井に縫い止められた蔓がびくびくと痙攣した。
「なんかこっちの方な気がするぞ!」
こういう時の勘は当たるもので、涼鈴は出口に立ち塞がる巨大な蟲型の食肉植物を覇王方天戟で粉砕。見事に迷宮を完走しきったのだった。
「神農! お前さてはオロチ系だな!? 通りであの時から余所の世界の事も知ってたわけだ」
「猟兵か。どうやら息災であったようだな」
「当然だ!」
挨拶代わりに矢を射かけ、剣で斬り払う動作を誘発する。
「むッ――」
こちらの狙い通り、フェイクにかかった神農兀突骨がユグドラシルブレイドを自ら動かした。
「うおりゃー!」
涼鈴は素早い飛び蹴りで一直線に懐へ飛び込み、無防備に晒されたユグドラシルブレイド目がけて鋭い蹴りを放った。
「しまった!」
自らの失態を悟った神農兀突骨の眼前で、涼鈴の鷹爪嵐迅脚がユグドラシルブレイドを捉え、炸裂する。
大成功
🔵🔵🔵
荒珠・檬果
ここにも出てきたんですか、神農兀突骨。ユグドラシルからの植物繋がりですかね?
が、いきますか!罠満載の迷宮突破は、ゲーマーとして腕がなるのですよ!
さて、足に足場習熟用式神を配しまして。これで滑らない。
そして、最近増やしたUC使いまして…召喚せしは【鳳祖王『曹操』の風】。効能としては機動力を超強化!
機動力上げれば、直前の回避も楽になりますからね。
風に押される感じですかね?
そして、七色竜珠を式神使い+念動力で操って、避けられない食虫植物を蹴散らします!
ユグドラシルブレイドには、七色竜珠からのビームを発射して攻撃ですね!
まさか、ここで神農兀突骨と再会することになろうとは荒珠・檬果(アーケードに突っ伏す鳥・f02802)もびっくりの展開であった。
「もしかしてユグドラシルからの植物繋がりですかね? いずれにしても、よくこれだけの食肉植物を揃えたものです。ゲーマーとしては腕がなりますね!」
だって、罠満載の迷宮だぞ、と。
しかも落っこちたらぱくぱく食べられちゃうわけで。
「そんなのごめんです! ノーミスクリアでいきますよ!」
ひゅんッと檬果は風を受けて進む船みたいに迷宮攻略を開始した。あまりにも速いので空から襲いかかる蔦の類はまるで追いつけない。
足元は――足場習熟用の式神が頑張ってくれているので無問題。ぱっくんされる前に颯爽と走り抜け、行く手を邪魔する特大の食肉植物には七色竜珠の乱舞を叩き込んでやるだけだ。
「どかないと、こうですよ!」
念動力でばらばらに動く竜珠は問答無用で敵を貫き、檬果が出口を目指すための道を切り拓く。
「あっという間にゴールです!」
迷宮の出口の先にあの神農兀突骨の姿が見えたため、早くからそれに気が付いていた檬果は攻撃するための準備を十分に整えることが可能であった。
「覚悟です!」
「来たか、猟兵よ……!」
変わらぬ姿の神農兀突骨を懐かしいと思いながらも、手加減する気はさらさらない檬果である。七色竜珠を操り、標的たるユグドラシルブレイドを取り囲む。
「発射!」
刹那、四方八方から虹色のビームが色鮮やかに迸った。
大成功
🔵🔵🔵
ヴィクトル・サリヴァン
あの必殺剣の…何でここに?
どんな理屈で呼ばれたのかは知らないけど邪魔するなら突破しないとねー。
さて、上下左右全部ダメなら飛んでくしかないよね。
UC起動、空シャチ召喚。百匹一つに合体させ残りは三匹位ずつ位で合体。
三匹ずつの方に先行して貰って百匹合体の方の背に乗って迷宮攻略に出発。
反響定位で音の返りを聞けば行き止まりかは分かり易いかも。
蔓とかが襲い掛かってきたら高速、多重詠唱で氷の魔術使い凍結させて砕く。
効果薄かったりでかい植物なら炎で焼くけど煙とかヤバそうなのでできれば避けたい。
神農見つけたら炎弾兀突骨部分の顔面?にぶつけ、その隙に突破しユグブレに銛投擲しダメージ与えるよ。
※アドリブ絡み等お任せ
反響定位、という仕組みがある。
その名の通り、音の反響によって障害物の有無を探る方法だ。合体させた空シャチの背に乗ったヴィクトル・サリヴァン(星見の術士・f06661)は、他の空シャチを先行させて迷宮の出口を探していた。
「まさか、あの必殺剣の相手が出てくるなんてねー。どんな理屈でここに来たんだろ?」
さっきから引切り無しに襲ってくる蔦を広範囲に同時発動させた氷魔法でいなし、ヴィクトルは先を急いだ。
場所が洞窟なので、あまり炎は使いたくないのだが……それでも、こうも茂って先に進めないと焼かなければならない状況というのもあるわけで。
燃え滓になった巨大食虫花の残骸を越えて先を進むうちに、ようやく出口らしき空洞が見えてくる。
「――出たね」
そこはぽっかりと開けた場所だった。あれだけ鬱蒼と茂っていた食肉植物が嘘のように、静かな場所に神農兀突骨はいる。
「どうも、また会ったね?」
「うむ」
神農兀突骨は神妙な顔で頷いた。
「狙いはこのユグドラシルブレイドだな」
「そういうこと」
ヴィクトルは炎弾を放ち、神農兀突骨の顔面に火傷をくれてやる。たまらず、彼は悲鳴を上げた。
「ぐわッ」
「ここは突破させてもらうよー」
ユグドラシルブレイドに向かって擲った銛が宙を迸り、狙い通りにその剣へと到達する。
猟兵たちの攻撃を一身に受けたユグドラシルブレイドが何度か大きく振動した後で、洞窟を埋め尽くしていた食肉植物が一斉に消滅した
神農兀突骨の姿もなくなっている。
それどころか三皇の塒である洞窟すら跡形もなく、そこには昔ながらの美しい空中庭園が広がるばかりであった。
大成功
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