銀河帝国攻略戦㉖~コインゲーム
帝国旗艦インペリウムの科学技術センター。
ここには帝国に拉致された優秀な科学者、技術者が捕らえられ、生体コンピューターの部品としてその知識、技術を吸い取られている。
グロテスクな機械の大樹に、果実のようにぶら下げられた科学者や技術者、冒涜的な行為と言える姿だった。
「皆さん、アマルテア情報艦隊の撃破お疲れ様なのです」
リリィエル・ロックウェル(クレヨンの勇者・f01438)がにこりと微笑む。
「帝国旗艦インペリウムの科学技術センターにスペースシップワールドの優秀な科学者や技術者さんが捕まっているそうなのです、助けてあげてほしいのです」
リリィエルが説明を続けるが首を傾げる。
「捕まっている人は大っきな木に果物みたいにぶら下がってるような感じで捉えられているのですが、無理やり引きはがしたりしたら死んでしまうのです、安全に救出するには中央コンピューターからのロックを解除する必要があるのですが」
リリィエルは言葉に詰まる、猟兵達はどうしたの?とリリィエルを見つめる。
「ロックを解除するにはこの問題に答えないといけないみたいなのです、私は分から無かったので皆さんにお任せなのです、問題の内容を書いておいたので読んでほしいのです」
リリィエルが1枚の紙を渡す、大人に代筆してもらったのかそれなりに綺麗な字だ。
その紙にはこう書かれていた。
コインを取り合うゲームをします。
このコインは1回に付き1~3枚までしか取れません。
2人が交互にコインを取っていき最後の1枚を相手に取らせれば勝ちです。
あなたが先手で11枚のコインがある場合、最初に何枚取れば勝てますか?
「分かった人がいたら手を上げてください、直接飛ばすのです」
忍P
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
忍Pです、内容が内容なので正解者の中から先着1名様、正解をプレイングに書いて、捕まっている人をカッコよく、スタイリッシュに救出してください。
では正解のプレイングをお待ちしています。
第1章 冒険
『中央コンピューターの謎かけ』
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POW : 総当たりなど、力任せの方法で謎の答えを出して、救出します。
SPD : 素早く謎の答えを導き出した後、救出した人のケアを行います。
WIZ : 明晰な頭脳や、知性の閃きで、謎の答えを導き出して、救出します。
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
トール・ペルクナス
この手の数字を使った謎ときは得意なのでな、答えさせてもらおう
答えは『2』だ
2、6、10枚目をとれば相手が11枚目をとらざるを得まい
コードを入力し捉えられた者を救出するとしよう
「さて、君たちを救いだしたからにはまた働いてもらわねばな」
【電磁誘導】で自分の身体と救出対象の身体を操作
【空中戦】の要領で飛びまわり救出
救出した者たちには少々酷だがこの戦争を早期終結に導く手伝いをしてもらおうか
祈りの声に従って私は私のでき得る限り人を救おう
パルミリーリル・アーティルノッド
≪アドリブ・アレンジ大歓迎≫
(正気状態 心情)
こんなの、酷い……人をこんな……電池みたいに……
はやく、助けます
(UDCによる狂気が混じったりなんやかんや)
さてさて回答ですがァ! 4x+3でございますねぇ!
では最初に3取らせれば勝利でございます故にわたくしは2を取らせていただきます!
後はわたくしが取るのは2,6,10になるようにする感じでございましょう!
相手が1枚取るなら3枚取って、相手が2枚取るなら2枚取って、相手が3枚ならわたくは1枚でございます!
さぁさ御開帳御開帳!
さてさてさっさと逃げるが吉ですねぇ!
トール・ペルクナス(雷光騎士・f13963)とパルミリーリル・アーティルノッド(くるくる少女・f14000)が技術管理センターの中枢に転送される。
2人は顔を合わせて中枢コンピューターが出す問題を見て予知と全く同じであることを確認した。
「こんなの、酷い……人をこんな……電池みたいに……」
パルミリーリルは吊るされた人たちを見て震える、トールがその震える肩を叩き。
「だが問題も分かっている、その答えも分かっている、さっさと助けようじゃないか」
トールはコンピューターのモニターに「2」と打ち込む。
「2、6、10枚目をとれば相手が11枚目を取らざるを得まい、だから先手で2枚取れば勝利が確定する」
トールが正解を打ち込めば捕まっていた人達の一部が解放されて地面に落下しようとする。
「4の倍数+1枚残せばいい訳ですからねぇ!相手が1枚取るなら3枚取って、相手が2枚取るなら2枚取って、相手が3枚ならわたくは1枚でございます!」
急にテンションが上がったパルミリーリルが落ちてくるか学者を受け止める。
「嬉しいのは分かるが少し落ち着け、まずは救出が優先だ」
トールは電磁誘導を使い自分の身体と救出対象の身体を操作、落ちてくる人を空中で制止させ、そのまま宙に浮いた状態を維持。
解放された人達の救出を2人は確認し、安堵のため息を漏らす。
しかし全員と言うわけではない、まだ捕らえられている人は多く、2人が救出したのはその一部にすぎなかった。
「しかし1回で全員救出と言うわけにはいきませんでしたねぇ!さすがにそれは考えが甘かったようです!」
パルミリーリルの声は勢いが有り明るく聞こえるがその中に悔しさが見え隠れする、トールは電磁誘導で科学者たちを空中に浮かせたままパルミリーリルの背中をぽん、と叩く。
「帝国もそこまで馬鹿じゃないということだ、1度では一部しか解放されないようにしているのだろう、何度も違う内容のロックを解除しないと全員の救出はできないと言うわけだ」
トールはずれた眼鏡を指で元の位置に直し。
「最も、2人では救出できる数にも物理的に限界はある、また来ればいいんだ、どんな謎が来ようとも俺が解き明かして見せるさ」
「それは頼もしい、次来た時も頼りにしていますよ」
パルミリーリルはトールに微笑み、2人は救出した者達と共に転送される。
まだまだ捕らえられた人は数多く、救出は困難を極めるかもしれない、だが。
諦めなければ必ず助けることができる、2人は次なる作戦へと向かうこととなった。
大成功
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