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銀河帝国攻略戦㉒~ラチガイ狂騒

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦 #ドクター・オロチ #ID_コート

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「情報戦艦での戦い、お見事であった」
 猟兵達に敬意を込めた眼差しと控えめながらの拍手を送るのは、仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)。
 古びた黄砂色の外装をはためかせながら、言動とは裏腹に足早に猟兵達の前へと進む。
「この戦場を進んだ事により新たな強敵と対峙する機会が与えられた。――ドクター・オロチと対峙する」
 普段の彼らしからぬ鋭い眼差しが、次の戦場の困難さを物語っているようだった。

 銀河帝国の執政官兼科学技術総監ドクター・オロチとの決戦。
 今回は数々の非道な兵器を開発し、悪辣な策略を実行するドクター・オロチを撃破を目指す。
 ドクター・オロチは、銀河帝国の興亡に興味をもっていない為、銀河帝国攻略戦の帰趨には全く影響を与えない。
 しかし、ドクター・オロチが存在する事は、将来の禍根となりうるのは間違いないだろう。
 ドクター・オロチは不気味な存在だが、ここでドクター・オロチを撃破する事が出来れば『スペースシップワールドで再び蘇る事は無い』事が、グリモア猟兵の予知で明らかになっている。
「スペースシップワールドの平和を確かなものにする為に、此度は可能な限りのドクター・オロチ撃破を目指すのだ」

 ドクター・オロチは装備した水晶剣によって、自ら発明したと思われる奇妙な存在達を召喚する能力を持つ、かなりの強敵となっている。
 油断すれば、猟兵の精鋭であっても敗北する危険性は高いだろう。
「ドクター・オロチは常に1体しか存在しないが、その力が尽きるまで、骸の海から蘇る力をもっている。猟兵が勝利して、ドクター・オロチが『骸の海』に放逐したとしても、『ドクター・オロチ』は、すぐに『骸の海』から蘇り、別の場所から再出撃して来る。……逆に猟兵が敗北した場合、ドクター・オロチは『一旦、骸の海に撤退して、完全に回復』したうえで、別の場所に再出撃して来るのだ。その力を削いだ事にはならない」

「此度のドクター・オロチが『骸の海』から出現する場所は、広大な実験戦艦ガルベリオン内の『多数ある実験施設の一つ』となる。出現する確率の最も大きな場所のうちの一つ、ぬしらにはそこで待ち伏せした後、撃破してもらいたい」
 青く輝くグリモアを手の平で回転させ、衣吹は猟兵達を見やる。
「より一層厳しい戦いになるだろう。それでも挑むというのなら……よろしく頼むぞ」


小風
 小風(こかぜ)です。
 三作目も戦争シナリオですが、よろしくお願いします。

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 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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 ドクター・オロチは、先制攻撃を行います。
 これは、『猟兵が使うユーベルコードと同じ能力(POW・SPD・WIZ)のユーベルコード』による攻撃となります。
 彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
 対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
 対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
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第1章 ボス戦 『ドクター・オロチ』

POW   :    ジャイアントカルシウム
自身の身長の2倍の【恨みの叫びをあげる骸骨巨人】を召喚する。それは自身の動きをトレースし、自身の装備武器の巨大版で戦う。
SPD   :    カリスティックボディ
自身の肉体を【あらゆる生命体を溶解し取り込む緑の粘液】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ   :    ビャウォヴィエジャの森のフェンリル
【水晶剣が変形した門から『フェンリル』】の霊を召喚する。これは【炎の体を持つ巨大狼で、爆発を呼ぶ咆哮】や【瞳から放たれる魔炎光線】で攻撃する能力を持つ。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

エミリィ・ジゼル
先制攻撃?
ようするに攻撃させなければいいわけですよね。
そう、攻撃させないためには、時間を止めればいいわけです

方法としては開幕早々にまず【時を止めるメイドの術】をぶっ放します。
相手がどんな素早い攻撃をしてこようと、時間を止めてしまえば意味がありませんからね。
時間を停止した状態で悠々と回避してやりましょう。

そして時間を停止した後、無抵抗な相手を【とじこめるメイドの術】でブラックホールに吸い込みます。
わたくしの更生施設は刑期を終えるまで出られません。
これで完封っていうすんぽーっすよ。

「あなたの刑期は1億年デース!」



「先制攻撃? ようするに攻撃させなければいいわけですよね。そう、攻撃させないためには、時間を止めればいいわけです」
 一番槍をかって出たのはエミリィ・ジゼル。
 勇んで飛び出したエミリィの目の前には、銀河皇帝攻略戦でも異彩を放つ強敵ドクター・オロチ。
 しかし、そこに脳味噌の顔を持つ姿は既になかった。

 とぷん。

 エミリィの視界が突如、緑色の透明なフィルターに包まれる。
 冷たいのか、いや、熱い! 目の前だけではなく体全部が。
 皮膚が蒸発するように泡立つ。目や口など皮膚の薄い場所はその形を失い崩れていくような痛みに襲われる。
「――――!!」

 叫ぶその声も、全身を包み込んだ粘液の中にかき消され、誰にも届かない。
 粘液が開いた口から体内にまで侵入しようとしてくる。

 すぽん!

 軽快な音ともに、今度はその粘液から投げ出された。
 粘液に姿を変えていたドクター・オロチがその伸縮と弾力をもって、エミリィを実験施設の壁へ向かって投げ飛ばしたのだ。
 置いてあった様々な実験器具にぶつかり、金属とガラスの割れる音が響く。
「ムシュシュシュ、キミはもうひとつ使おうとしてたね!」
 脳味噌頭部の人型に戻ったドクター・オロチ。
 その手にする水晶剣が変形し、美しい城門が現れる。
 その扉を押し開いて現れたのは、巨大な狼の姿をした獣フェンリル。
 その瞳から放たれる魔炎光線が壁際に追い詰められたエミリィを焼いた。

「ムシュシュシュ、ボクはキミみたいな子、大~好き! これからもいっぱい遊びに来てくれていいんだよ?」
 次は一億年溶かし続けてあげようか!
 圧倒的な力の差を見せつけ、楽しそうに歌うドクター・オロチは水晶剣を指揮棒のように軽やかに振り回す。
 この実験施設の主は誰なのかを、誇示するように。

失敗 🔴​🔴​🔴​

水心子・静柄
初見殺しじゃなければいいけど…初見の先制攻撃で対応して反撃しろって結構無茶な事言うわね。でも私より先に攻撃して来るって事がわかるだけでも良い方ね。必ず攻撃されるなら、それを見越して覚悟を決めて耐え抜けばいいだけ。急所だけは守るとか致命傷は避けるとか、そんな生半可な事は言わないわ。生きていればそれだけでいい!あとは致命傷になった時点で戦場の亡霊を使って亡霊を呼び出して反撃よ。敵の意識がまだ私にあるなら私を囮に亡霊で攻撃、亡霊なら逆ね。一般的な人の致命傷とヤドリガミの致命傷じゃ違うかもしれないけど、本体を変に庇ってたら気付かれるかもしれなから、庇わず当たったら運が悪かったねで。



「初見の先制攻撃で対応して反撃しろって結構無茶な事言うわね」
 次いで前に進み出たのは水心子・静柄。
 黒い衣装と長い髪をぞろりと引きずり、武器を取り出すでもなく構えた。
「ムシュシュシュ、キミったら素手でボクと戦うつもりなの?」
 ドクター・オロチがおもむろに手を上げる。
 すると乾いた音と共に、実験施設のあちらこちらから白い欠片が集まりだす。
 よく見ると、それらは全て生物の骨。
 この実験施設で命を落とした者達の亡骸のようだ。
 何体分の骨だろうか。
 少なくとも、巨人を形成するには充分過ぎる数。
 乾いた音が止み、新たな部位として押し込められた骨達が、悲しみと恨みを乗せた声で叫ぶ。
 最早、その思いを言葉で紡ぐことも叶わない。
「死ね!!」
 水晶の大剣が静柄に向かって振り下ろされる。
 逃げず、避けず、交差した腕を掲げた静柄が床と共に沈んでゆく。

「ムシュシュシュ! 二匹目! お次は誰かな~?」
 楽勝だと言わんばかりに歌い出すドクター・オロチ。
 従える骸骨巨人から、黒い霧がじわじわと滴り出し、人の姿となって立ち上がった事に気付けなかったのは、慢心以外の何物でもない。
 それは黒い衣装と長い髪をぞろりと引きずり、先程倒した静柄の姿によく似ていた。
 戦場の亡霊。
 屍に宿った犠牲者達の魂は、全身は奪われようとも全霊、静柄の味方だ。
 亡霊の右手に、黒い脇差が瞬時に作られ宿る。
 音も無く、質量も無い。だが確かな殺意を持って、その刀が振るわれた。
「ムシューーー!!?」
 無数の恨みを孕んだ一撃が、ドクター・オロチの後頭部を殴り飛ばした。

成功 🔵​🔵​🔴​

エミリィ・ジゼル
どうも、一杯遊びに来ていいと言われたのでまた来ました。
いっぱい遊びませう。

さて今回はWIZ対決とまいりましょう。

相手がフェンリルを呼び出したら真の力を解放し、《暴れ回るメイドロボの術》で巨大ロボ「かじできないロボ」へと変身。
魔炎光線をメイドビーム、爆炎咆哮をナパームキャノンで相殺しつつ、隙を伺う作戦に出ます。

おそらく相手はこちらの動きを予測し、その時最適な行動や立ち位置をとるはず。
であれば逆にこちらが隙を見せればそれにのっかってくるのではないでしょうか。

フェンリルとの激闘でオロチに隙を見せれば、たぶんそこで攻撃してくるはずです。
そこに渾身のロケットパンチをお見舞いしてやりましょう。



「痛ったたぁ……」
 殴り飛ばされ、見た目通り脳味噌グラグラ状態のそれの背後に、金属とガラスの破片を踏む影がゆっくりと近付く。
「ムシュ? ……ま~たキミかい。懲りないねぇ」
 一杯遊びに来ていいと言われたので。いっぱい遊びませう。
「確かにね、ムシュシュシュ」
 電子表示を空中に映し、瞬時に立ち上がり浮かぶドクター・オロチ。
「それじゃあ約束どおり――イヌのエサだ!!」
 水晶門から炎の体を持つ幻獣フェンリルの霊が飛び出し、戦艦を震わすほどの咆哮と共に、実験施設に爆発が起こる。

 炎と煙が晴れてゆく中でそこに立っていたのは、一体の巨大メイドロボ。かじできないロボに変身したエミリィだ。
 先程の爆発はミサイルで相殺したのだろう。砲身から白煙が立ち上っている。
「真の力を解放したわたくしは、一味違います!」
 爆発や魔炎光線にも負けず、ナパームキャノンとメイドビームで応戦してゆくエミリィ。
 フェンリルとの一進一退の攻防が続く中、先に体勢を崩したのはメイドロボ。
 傷が癒えていなかったのか、攻撃の反動と共に機械の体が不自然に傾ぎ揺れる。
 そのまま後ろへ飛び距離を取ろうとしたところへ、逃がすものかとフェンリルが飛び掛かる。
 ――が、この瞬間こそがエミリィの狙い。
 わざと隙を作り、相手の行動を誘ったのだ。
「ロケットパーンチ!!」
 ジェット噴射と共にその右腕が発射され、空中にいるフェンリルを捕らえる。
「ムギャー!?」
 延長線上で巻き込まれたドクター・オロチが、飛んで来たフェンリルと共に水晶門をくぐり割った。

成功 🔵​🔵​🔴​

張・小龍
「我が名は小龍!その首級、このボクが貰い受けましょう!」


とは言え、個人では倒し切れる気はしませんね
なので、ボクはオロチを弱体化することで他の猟兵さんたちの攻撃をサポートして行きたいと思います

まずは装備の七星剣を構え、正面から切り込む様子を見せましょう
オロチはこちらに対して意趣返しをすることを好む様子があるので、相手の攻撃を水晶剣のものに絞れるのではないでしょうか?

骸骨巨人の水晶剣の一撃をダッシュ、ジャンプ、残像などの技能を駆使して回避します
回避しきれない余波はオーラ防御や激痛耐性で耐え切りましょう

耐えきった後は竜虎相搏を放ち、他の猟兵さんのコード相殺の際にオロチの力を減衰させます


御形・菘
こういうふざけた手合いこそが真に厄介なものよ
ふん、同族嫌悪かもしれんな
……まあ良い、巨悪上等! 妾が盛大にボコってくれよう!

巨人が本体の動きをなぞるのならば、攻撃が来る方向も分かるな
自分と、オロチと巨人との位置関係、そして武器のリーチを確認
仕掛けてきたら、両者の攻撃の軌道から外れる場所へと全力回避よ!
最悪のパターン、前後や左右から横薙ぎで挟まれる時は、軌道の高さを見て跳ぶか伏せるかを決めるぞ
当たるにしても、行動不能となる急所への直撃だけは避ける!

少しでも身体が動けばこちらのもの
ブラッド・ガイストを使い、邪神のオーラ(凌源貪夢)を全力解放!
さあ、宇宙よりも深い闇に喰われて果てるが良い!



「我が名は小龍! その首級、このボクが貰い受けましょう!」
「こういうふざけた手合いこそが真に厄介なものよ。同族嫌悪かもしれんがな。……まあ良い、巨悪上等! 妾が盛大にボコってくれよう!」
 勇ましい名乗りと共に張・小龍、邪神の風格を纏い御形・菘の両名が前へ出る。
 門消滅の後、空中で回転して体勢を整えたドクター・オロチが笑う。
「ムシュシュシュ、まとめて来たって同じこと。キミたちもデータを取り終えたら仲間だよ。――コイツらのね!!」
 再び実験の果ての亡骸が集結し、骸骨巨人を作り上げる。
 幾重にも響く深い恨みの叫び声が、開戦の合図となった。

 七星剣を構え正面から切り込む小龍。しかしダッシュ、ジャンプ、残像の技能を駆使して翻弄し、斬撃を回避する。
 菘は自分とドクター・オロチ本体と巨人との位置関係、武器のリーチを確認しながら避けてゆく。
 両者サポートと分析に分かれ、冷静に反撃のタイミングを図っていた。
「ムシュ~、チョロチョロと鬱陶しいなぁ……喰らえ!」
 巨人がその大きさにも関わらず素早い剣捌きで薙ぎ払いをかける。
「伏せろ!!」
 鋭い声が飛び小龍が床に這いつくばる。
 頭スレスレを巨大な水晶剣が削いでゆき、菘が血飛沫を上げる。
「トドメ!!」
「!! 竜炎にて汝が力退けん!」
 菘を断とうと振り下ろされた水晶剣に小龍の竜虎相搏が命中し、すぐ脇の床を削る。
 相殺に成功した青い炎は剣を伝い巨人を包み、その身を青い火柱と変える。
「ムシュ!? なんか動きがのろいぞ!? オイコラそんな火とっとと消せ!!」
 思わずバタバタと火を振り払おうと暴れるドクター・オロチ。その動きをトレースする隣の巨人と共に滑稽に踊る。
「阿呆が! 宇宙よりも深い闇に喰われて果てるが良い!」
 すかさず菘も噴き出した自身の血液を代償にブラッド・ガイストを発動。
 凌源貪夢による邪神のオーラをドクター・オロチに放った。
「シュミャー!!?」
 水晶剣の輝きごと、漆黒の邪気に喰われていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

文月・統哉
先制攻撃は厄介だよな。
あらゆる生命体を溶解するのか、逆に言えば非生命体は溶かせないんじゃ?
一先ず基礎防御として宇宙服は着て行こう。
更にユーベルコードで召喚した巨大な鉄鍋型ガジェットを盾にして、攻撃を受け止める。
衝撃を耐え凌ぎつつ即座に反撃に転じるぞ。
間合いの詰まってる今がチャンス、ガジェットの盾から灼熱の炎(属性攻撃)を噴出させて、至近距離から粘液を焼く。
不定形で掴みどころのない敵を直接叩くのは難しいけど、熱なら効くかもしれないしね。
これ以上悪趣味な実験をさせたくないし、全力で倒しに行くぞ。
何度蘇ろうと、一つ一つ積み重ねてやるまでだ。
それが俺達猟兵の力、覚えておけよこん畜生め!

※共闘も歓迎です


ベアータ・ベルトット
バレッタ(f11818)と

毒を喰わされた恨み…今こそ晴らしてやるわ!

召喚された骸骨巨人と応戦
右手の剣の前で囮となって注意をひく
剣撃を見切りとダッシュ+ジャンプで躱し、バレッタの攻撃を待つ

体勢を崩した隙を見逃さず剣を持つ敵の右腕に接近
眼帯を外しBEAを放つ
武器落としを狙い、即座に剣を破壊
腕ごと破壊できたら最良

オロチの迎撃はバレッタに任せ、引き続き骸骨を相手取る
行動トレースなら、オロチが攻撃を受けた際に必ず隙が生まれる筈
そこを突いて2回攻撃連撃による速攻を
先ずは脚部を砕き、続いて頭蓋を狙う
部位破壊により動きを封じられたら、機腕で砕いた骨片を体内に吸収し銃弾を大量生成
機関銃でバレッタの援護射撃を行う


バレッタ・カノン
ベア―タ(f05212)と

殺そうとするんだ殺されても文句はないな

タイミングが肝心だ
深呼吸で息を整え、【力溜め】をする

筋肉も腱もない骨の巨体なら膝に強い衝撃を与えて体勢崩しが狙える
ベア―タが骨巨人の剣撃に飛び込んだのを見て、骨巨人の膝へ対戦車徹甲弾を【怪力】で【投擲】

さらにベア―タが巨人に追撃をするのに合わせて巨人の肩を蹴り上げオロチの直上へ【ジャンプ】
そしてUC飽和爆撃
榴弾の爆風で足元を崩し、オロチへ徹甲弾の雨を降らす
強力な巨人とはいえ動きをトレースしているならば同時攻撃で対応すれば隙を生じるはずだ

UC後落下に合わせてオロチへ【怪力】で徹甲弾を振りかざし重槍の如くねじ込み【串刺し】にする


御伽・柳
行動:【WIZ】
使用UC:【過食癖】
使用アイテム:【閃光手榴弾】

恐らく頭の切れる相手だ、俺の手が通用するかは分かりません
それでも、やるしかない

一瞬でいい、相手が一瞬でも驚いてくれればいいんだ
避けきれなくてもいい、できる限り【見切り】で動けなくなる致命傷だけは避けます
【激痛耐性】で耐え、無理やりドクターの元まで近付いて【閃光手榴弾】
を……いや、可能であれば投げません
殴りかかる形で、あるいは俺がその地で倒れ伏せていたとしたら、手に持ったまま【捨て身の一撃】の【だまし討ち】で爆発させます

どんな形でもいいんだ、なんなら最終的に意識さえ残っていればあとはどうでもいい
【過食癖】の条件さえ整えられれば


リミティア・スカイクラッド
これ以上、あなたの好きにさせるわけにはいきません
何度でも骸の海にお帰り願いましょう。リムは目標を撃破します

巨大狼が暴れられる戦場なら広さは十分でしょう
先制攻撃に合わせてUCを発動
宝石剣の「封印を解き」魔力溢れる刃を足元に突き立て、構築した夢幻城塞の城壁にて巨狼の攻撃を防ぎます

そのまま城塞を維持しながら魔力砲台での反撃
その照準は召喚門に変形中の水晶剣
その剣を破壊または損傷させれば戦闘力を削げるはず
門なら相応のサイズがあり、動かすのも難しい形状なのでは?
つまり格好の的です

全砲台に魔力充填。照準良し――放て

自身と宝石剣の魔力を込めた「全力魔法」の一斉射撃
あわよくばオロチも纏めて吹き飛ばす心積もりで



「先制攻撃は厄介だよな」
 戦場と化したこの場に不似合いなほど、ごくごく普通の魔法学生然としているのは文月・統哉。
 そう呟きながら、ドクター・オロチをしげしげと見つめ前に立つ。
「それじゃユーベルコード……」
「バカなのかい?」
 瞬時に緑の粘液となったドクター・オロチが床を滑り、統哉の全身を溶解せんと包み込む。
 が、それは叶わなかった。
「――ムシュ? キミは生命体だよね? 見たところ肉の体だと思うけど?」
「宇宙服を着てるんだよ」
 極薄かつ透明で防具の上から着用できる高性能宇宙服。ヘロドトスの戦いで遺跡船から、猟兵達が手に入れた逸品だ。
「あー、これがキミたちの。なるほどなるほど……」
 実物が目の前にあり興味津々なのか、博士たるオロチは粘液のまま体の上を這いまわる。
 溶けはしないが気持ちの悪い感触に包まれながら、統哉は巨大な鉄鍋型ガジェットを完成させる。

「いくぞ! 灼熱の炎!」
「はいどうぞ」
 間合いの詰まっている今がチャンス、とばかりにガジェットから属性攻撃を放った統哉。
 だが、自由に動けるドクター・オロチにそれはそれはあっさり避けられると、炎は統哉自身の身を焼いた。
 残念ながら熱から守ってくれる性能は宇宙服には無い。
「熱っちーーー!!?」
 粘液のままぷるぷると震えながら、ドクター・オロチの独特な笑い声が響き渡った。


「毒を喰わされた恨み…今こそ晴らしてやるわ!」
「殺そうとするんだ殺されても文句はないな」
 ベアータ・ベルトット、バレッタ・カノンが骸骨巨人の前へ躍り出る。
 巨大な剣を相手取るのはベアータ。
 重量と速さ、両方を兼ね備えた剣戟をジャンプ、ダッシュで躱し翻弄してゆくが。
「ムシュシュ、そういう手は何度も見ているよ」
 剣を飛んで避けた直後、無数の骨が組み合わさって出来た巨人の蹴りが放たれた。
 受け身は取ったものの壁に叩き付けられるベアータ。
「けどこの手は見ていないはず」
 一時的に片足立ちとなった巨人の膝へ、バレッタが対戦車徹甲弾を投擲する。
 筋肉も腱もなく、足一本で支えるには巨体過ぎるそれが、硬質な音と共に背中から床に倒れた。
 そこへ体勢を立て直したベアータが飛びかかり、足の骨を砕きにゆく。
 太い一本ではなく、何人もの犠牲者の骨が組み合わさって出来たそれ。
 積み木が崩れるように割れた脚部の骨を機腕-R、機腕-Lに吸収させることで即時の再生を阻止。
 自分の弾丸を生成すると共に巨人の機動を奪う。

 倒れた巨人を踏み台に、埃と骨が飛び散る中をバレッタが飛ぶ。
「面倒……上から焼く……頑張って避けて」
 飽和爆撃で榴弾、徹甲弾の雨を降らす。
「こんなもの!」
「アンタの相手は私──餌食と為れ」
 再び大剣を振り回そうとした巨人へ、眼帯を外したベアータがBugbear's Eye A-typeを放つ。
 特殊義眼から伸びる舌が巨人の腕を突き、武器ごと床へ落とした。
 爆風の中を落下するバレッタも止まらない。
 ただ一振りの水晶剣の輝きを見つけると徹甲弾を構える。
 本来戦車砲に搭載されるはずのそれを重槍の如く振りかざすと、ドクター・オロチへねじ込み串刺しにした。


「これ以上、あなたの好きにさせるわけにはいきません。何度でも骸の海にお帰り願いましょう」
「恐らく相手は切れ者。それでも、やるしかない」
 リミティア・スカイクラッド、御伽・柳がドクター・オロチを見据え構える。
 水晶の城門が作られ、炎の体を持つ巨大狼が牙をむく。
 その咆哮はもはや自分の実験施設でもお構いないようで、より一層激しい爆発を呼んだ。

 宝石剣エリクシルの封印を解き、刃を足元に突き立てるリミティア。
 夢幻城塞の女王に変身するとその城壁をもって、立て続けに起こる爆発を防いだ。
「夢幻城塞、展開完了――」

 爆発と注意をリミティアが引き付けている間に、門を維持するドクター・オロチに近付くのは柳。
 気付かぬドクター・オロチではない。
 夢幻城塞への攻撃を緩めぬまま、単身乗り込んでくる柳の目の間にも爆発を起こして吹き飛ばそうとする。
 しかし柳、結構しぶとい。
 見切りで致命傷を避け、激痛耐性で怪我をごまかして走り続ける。
 存外走り抜けたところで拳を構えた柳へ、ドクター・オロチは指を一刺し。
 振り向いたフェンリルの視線が柳を捕らえ、容赦なく魔炎光線を放った。
 地に伏し動かなくなった彼を暫く観察した後、爆発を起こしてその体を遠くへ放ったドクター・オロチ。
「まったく、どんな手を使って来るのかとギリギリまで待っててあげたのに。とんだ間抜け加減に呆れるし――」
 ――驚きだ。
 柳の過食癖の条件が満ちる。
 質量のある影の塊が触手を伸ばし、ドクター・オロチ本体に絡みつく。

 フェンリルからの攻撃が一瞬止む。
 城砦を維持しながら準備を続けたリミティアがそれを逃すはずがない。
 照準はサイズがあり動かし難いだろう格好の的、召喚門に変形中の水晶剣だ。
 自身と宝石剣の魔力を込めた全力魔法。この一斉射撃で全てを決める。
「全砲台に魔力充填。照準良し――放て」
 女王の命により防御に徹していた魔術城塞は一転、最強の武器として魔力砲台が火を噴く。
 水晶門の煌めきよりも明るく、フェンリルの爆発魔炎光線よりも強烈に、実験施設を魔法の光が影一つ残さぬほど白く塗りつぶさんと輝く。

 満身創痍の猟兵達を残して、邪悪な博士は骸の海へと帰った。

苦戦 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月21日


挿絵イラスト