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銀河帝国攻略戦㉕紅蓮身に纏う巨悪の尖兵

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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「ついにここまでやって来たね」
 グリモア猟兵、ステラ・ハシュマールはふっと息を吐いて呟く。戦争もいよいよ大詰め、遂に帝国旗艦インペリウムの戦力をそぎ落とす作戦に取り掛かったのだ。現在解放軍は帝国軍旗艦との戦闘準備を整え、いつでも交戦できる状態。だが普通に戦っても敗北は必定。猟兵が内部から破壊活動によって、その能力を大幅に削る必要がある。
「そこでボクらグリモア猟兵のテレポート能力の出番という訳さ」
 そう呟き、背景を旗艦インペリウムへと変えて、いつでもテレポート可能状態にする。しかし直ぐに送り出すことはせず、そうそうと付け加えたのちハシュマールはこんなことを伝えた。
「インペリウム内部には、帝国軍の超精鋭【皇帝親衛隊】がいるよ。ボクらが担当する区画は親衛隊番号7、地獄宇宙人アビ星人の【ローガ】がいる。宇宙マーシャルアーツを使った超高速戦闘や、火球による焦土戦法が得意な現場主義で、こいつにであったらすぐに逃げてほしい。皆が負けるとは思わないけど、かなり苦戦するだろうし、その間に増援でも来られたら溜まったものじゃない。いい、戦おうと思わない方が身のためだよ。忠告はそれだけ。じゃあ行って来て、武運を祈るよ!」
 そう言ってゲートを解放して、猟兵たちをその場へとつなげるのであった……。

 つながった場所は戦闘機格納庫、かなり広く幾十かの戦闘機も鎮座している。なるほどここの戦闘機を全て破壊出来れば、それは大きな損失になるだろう。さっそく破壊活動に映ろうと猟兵たちが構えた……その時だった。
「やれやれ……ずいぶん待たせてくれたね?」
 瞬間、猟兵たちを取り囲むように放たれる業火。サークルを描き、テレポートのゲートの帰路を焼きつくして封じる。それは最早触れるだけで蒸発しかねない地獄の焔にも匹敵するほど。その炎をかき分けて、影が揺らぐ……。
「せっかく皇帝殿が僕らを出してくれたんだ、出来れば大人しくやられてくれると嬉しいんだけどね」
 それはまさしく巨悪、いままで戦ってきたオブビリオンとはわけが違う。それは、一瞬、ほんの刹那であったが、その者の気迫は、猟兵たちに、死を錯覚させた。
「何故分かったって動揺してるね?でもだめだ、答えは秘密だよ」
 やがて炎より姿を現したその男は……【皇帝親衛隊】№7、【ローガ】その人であった。退路は断たれ、逃げ場もない。最早猟兵たちには、この男と戦うしか選択肢が残されていなかった。
「さて……始めようか」
 ローガの、無いはずの口角が、ゆっくりと上がったような気がした。


しじる
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

 どうも初めましての方は初めまして、そうでない方はこんにちは、しじるでございます。
 今回のシナリオは親衛隊と言う事で、難易度がかなり高いです。他のシナリオのネームドと同等レベルに扱います。
 宣言します。この敵ローガは超高速移動で即座に反撃に来るため、反撃ユーベルコードの【対策が記入されてない】場合は、問答無用で失敗になります。
 判定も厳しめで行くつもりです、臨機応変に対応する系は苦戦or失敗になりやすいですので、よく考えて、そして自分のやりたいことを明言してくれると助かります。
 また、しじるはアドリブをそこそこ入れる者です。アドリブによる改変や追加の苦手、または嫌な方は【アドリブ不可】と記載していただけると幸いです。
 それでは皆様のプレイングお待ちしております!
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第1章 ボス戦 『地獄宇宙人アビ星人』

POW   :    宇宙地獄近接格闘術
単純で重い【宇宙マーシャルアーツ 】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    宇宙地獄超次元殺法
【短距離テレポートを駆使した近接格闘術 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【超高速連続攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    宇宙地獄プラズマ弾
【掌から100,000,000℃の光弾 】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠砲撃怪獣・ガンドドンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

光・天生
反撃への対策は、龍氣一極による「防御力重視」の強化。
重点的に氣を行き渡らせる部位は、脚。
攻撃そのものの威力も無論脅威。
でも一番警戒すべきは、崩れた地形に足を取られ
姿勢を崩して更に隙を晒すこと。
だからまずは構え、踏ん張り、耐える。

この機動力を捉えるのは困難。
でも奴の一撃で〝周辺〟の地形が破壊されるなら。
奴にもほんの一瞬、動きづらい瞬間が生まれ得るはず。
それが、俺に唯一与えられた反撃の糸口。
全てをそこに賭ける。

俺一人で勝てる相手じゃない。
だから、割り切る。
ダメージ覚悟で【捨て身の一撃】を入れられれば、それでいい。
狙うは【グラップル】による、敵の正中目掛けた崩拳の一撃。
構え、拳を握り。
——踏み出せ!



 炎に包まれたサークルの中で、最初に行動に出たのは【光・天生】だった。独特の呼吸法を行い、自身の防御力を高めていく。それはユーベルコード【龍氣一極(リュウキイッキョク)】の効果。特に足へとその力を集中させていく。それをただ見てるだけのローガではない。一呼吸あれば発動するユーベルコードと知らない彼は、その場から消えるように移動、次に現れた場所は光の頭上。
 体を捻り、縦に2、3回と回転し、その勢いで産まれた慣性が乗り重くなった踵落としを繰り出した。光はこれを耐えようと試みた。高速で動き回り、捉えるのは困難ならば、耐えてチャンスをうかがうのが吉だろうと。そうして受け止めれば技の副作用で、相手も動きずらい環境が出来る。そこに攻撃の活路を見出すつもりだった。しかしその判断は失敗であった。敵の攻撃力が光の想像をはるかに超えていた。これが【無敵城塞】などの完全無敵ならば話が変わっていただろう。ましてや攻撃される部位とは違う場所に意識を集中させていたなら猶更。
 その踵落とし、宇宙マーシャルアーツの威力はまさに宇宙級。とっさに脳天は躱したが肩に直撃。関節が砕け、骨どうしが外れる音が鈍く響き、さらにその重さで光の脚が地面を砕きつつ深くめり込む。これでは反撃や移動以前の問題、ダメージ以上に抜け出すのに時間が非常に掛かりそうであった。そして、自分が壊した足場に取られて移動が鈍くなるほど、ローガは愚かでもなかった。伊達や酔狂で皇帝親衛隊をやってるわけではない。むしろその破壊した足場の方が、彼は動きやすそうであった。
「僕の生まれ故郷は非常に荒れた土地でね、こんな悪路苦でもないんだよ」
 そう呟き、残りの猟兵に改めて皇帝親衛隊のシングルナンバーの実力をハッキリと見せつけた。

失敗 🔴​🔴​🔴​

シキ・ジルモント
◆SPD
強いな…
忠告は正しいが逃げられそうもない、やるしかないか

銃の射程を活かし距離をとって戦う
攻撃の際は『2回攻撃』も織り交ぜパターンを読まれないよう工夫
2回攻撃の初撃は外れても想定内、『フェイント』として割り切る
相手の回避を『見切り』再度回避される前に逃げた先へ2撃目を撃ち込む

相手のユーベルコードはテレポートの警戒と併せこちらもユーベルコードの効果で反応、回避を試みる

格闘攻撃が得意ならテレポート後は接近するはず
相手が消えたら『地形を利用』を考え離れた位置の戦闘機などへ『クイックドロウ』でフック付きワイヤーを構え発射し引っ掛け
即座に巻き取りつつ跳躍、その場を大きく離れテレポート後の一撃を躱す



「強いな…忠告は正しいが逃げられそうもない、やるしかないか」
 そう呟き、銃を構える【シキ・ジルモント】。人狼としての本能が全力で逃げろと言っているが、逃げられないように炎で囲まれている以上戦わなければ生き残れない。接近されるのは非常に危険と、光のときにその光景をまざまざと見せつけられた。ならば銃持ちの利点を生かし、距離を取って戦うのは自然の道理。
 愛銃シロガネの引き金を複数引き、撃鉄が信管を叩く。爆発と共に炎が上がり、空薬莢が排出される。先制行動はとれた。撃ち出された螺旋を描く弾丸たちは、迷わずローガへと飛んでいく。しかしそれが当たることが無い。見てから余裕と言いたげに、ローガはふっと姿を消す。これがジルモントの策略であると知らずに。
「……ん?」
 回避、だが自身の胸部から壊れたポンプの如く噴き出す柿色の血液。複数の弾痕がローガの胸に空いていた。そう、初撃が交わされることは織り込み済み。自身のアーチャーとしての勘が告げる箇所へと銃弾をあらかじめ撃っておいたのだ。流石にこれは想像していなかったのか。少し驚いた表情をするローガ。しかしそれ以上に嫌な汗がジルモントの背筋をつたう。
「効いていない……のか?」
 そう、ローガは痛みを訴える様子がない。胸部を撃ち抜かれたにも拘わらずだ。それに返答するかの如く、自身に付いた弾痕をぐちゃぐちゃとほじくり、銃弾を特になんでもないという風にとりだすローガ。
「効いてはいるんじゃないかな……僕は痛覚がないんだ」
「っ!?」
 そう告げると取り出した銃弾を指ではじき、音速で飛ばすローガ。とっさに体を反らし、それを躱すジルモント。即座に体制を整え、追撃に備える。瞬間目の前に現れるローガの回し蹴り。それをギリギリで見切ることに成功。後方の戦闘機にフック付きワイヤーを高速射出及び巻き取りによってそれを紙一重で躱す。蹴りは空を切りる。ユーベルコード【ワイルドセンス】が無ければ、あの蹴りと続く高速連続攻撃によって再起不能にされていたかもしれない。
「皇帝親衛隊っていうのは、こんな奴ばかりなのか?」
 早鐘を打つ鼓動を抑えながら、ジルモントはそう呟いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ビスマス・テルマール
アレが親衛隊の……何処かの特撮で見た気がしないでも無いですが、油断は出来そうにも無いですね。

●POW
ならPOWに頼りローガの
宇宙地獄接近格闘術に対し
食い付き、カウンターを仕掛けるつもりでいきますか

トリニティ・チルドナメロウを
防御力重視で発動、冷やし孫茶バリアを展開し突撃し『盾受け』『オーラ防御』を併用し受け『カウンター』『属性攻撃(凍結)』『2回攻撃』『早業』併用で冷凍クロマグロソードによるカウンター

あわよくば、カウンターで拳か足にダメージを与え、後続が戦いやすい様に試みる

宇宙地獄超次元殺法に対しては
同様の技能構成で受け止めカウンターを2撃目に合わせて仕掛けます

※アドリブ絡み掛け合い大歓迎



 気のせいだろうか、どこかの特撮で見たことがあるようなないような。そんことを思うのも一瞬。【ビスマス・テルマール】は油断することなくユーベルコード【トリニティ・チルドナメロウ】を防御重視で発動させる。軽快な電子音と共にテルマールの姿が変わっていく。その姿、まさになめろう戦士。しかしそれも気休め程度だとテルマールも理解している。直撃を受ければ先程の光同様一撃の下一時行動不能に落ちるだろう。それに対しローガは、あれを見てまだ受けに回るのかと思うが、テルマールはそのまま待つのでなく攻めに走る。突撃である。
 それに合わせてまたローガが姿を消して、瞬時にテルマールの眼前に迫る。腰を捻り、側方に二回回転し、テルマールのこめかみ狙って鋭く空気を割る回し蹴りを放つ。テルマールとっさに冷やし孫茶バリアを展開し、頭部を守る。しかし地形さえ容易く変形させるその蹴りは、いくら強化された冷やし孫茶バリアでも完全に防ぐのは不可能だった。鈍い音と共にバリアに罅が入り、蹴られた方向へとテルマールの身体が吹き飛んでしまう。幸い炎の壁に飲まれることはなく、そのギリギリで肉体は飛ぶことを止める。
「……なるほど、飛ばされながらも攻撃したのか」
 しかし、追撃はしないローガ。なぜなら、テルマールのカウンターを喰らっていたからだ。テルマールは吹き飛ばされる直前、冷凍クロマグロソードで二回、鋭い斬撃を繰り出していたのだ。その場所は蹴りに使った足と、ジルモントに銃弾を撃ち込まれた胸部。受けた場所は冷凍マグロの名の通り凍結しており、流石のローガも動きが制限させてしまうのであった。攻撃を与え、動きに制限をあたえることには成功したテルマール。しかし安くはない被害を受けることになった。防御に使った腕の骨にはもしかすると罅が入っただろう。防御に回るのはかなり危険と証明することにもなった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

フェイルシア・インパーサ
(アドリブOKですの)

ミレナリオ・リフレクションで反撃を防ぎます
ですが超高速で動くから初見ではまず不可能でしょう

ですので他の猟兵と連携して距離を置きつつ
相手の使用するユーべルコードをしっかり覚えますわ
覚える優先順位はSPD>POW>WIZ 「学習能力」はどこまで役に立つのでしょう…

立ち回りはPOWのユーべルコードが当たらない距離を保ちつつ”覚える”
その後はヒット&アウェイで距離を取りSPDのユーべルコードを誘発させ
ミレナリオリフレクションで反撃を防ぎます

また、WIZの発動速度が発動時に散開しても間に合わない場合は
他の猟兵と密集せず、そしてできるだけ多方面から攻められる状態を維持して戦いましょう



 他の猟兵の戦闘を、少し遠目で観察していたのは【フェイルシア・インパーサ】。彼女はユーベルコード【ミレナリオ・リフレクション】の成功率を上げるため、あえて戦線に混ざらず観察に集中していたのだ。しかし、時は敵に味方していた。後一つ、ローガの後一つだろう技が見れていない。これではミレナリオ・リフレクションは無敵になれない。
「ですけど……もう行くしかありませんわ!」
 勇気を振り絞る、覚悟を決める。消息不明のイルシア・インパーサの影武者、気高いお嬢様を演じる必要は何所にももうない。しかしそれでも、それが自身の役目だと心に決めてる彼女に、仲間を置いて逃走の二文字をとる気持ちは毛頭なかった。人は無謀というかもしれない、それでも立ち向かう彼女は美しかった。その美しさをねじ伏せようと、巨悪の尖兵は悪意を向ける。
「でやぁあああ!!」
「む……」
 その剣は、確かにローガの身体を袈裟懸けに斬り裂いた。しかし痛覚の無いローガは冷静に反撃へとその身を移す。力を込めた回し蹴りが、インパーサを襲う。しかしユーベルコード発動。全く同じ動作且つ威力重さで、インパーサも回し蹴りを繰り出す。激しく金属がぶち当たったような音が響き、互いの足場がひび割れ破損する。自身と全く同じ技を繰り出されたことに驚くも、続いて休みなく連続攻撃を繰り出すローガ。目に映ることない怒涛の蹴りの連打が、インパーサへと撃ち込まれたが、これも全く同じ動きで相殺。機銃が撃ちまくられているかのような、砲撃音にも近い爆音が部屋を支配する。
「なるほど……一度見た技を真似てるのか、ならこれは真似できないだろう?」
 仕組みに気付かれた。ローガは突然そう呟くと蹴りを突如やめ、ぬっと右手でインパーサの首元をワシ掴み、そのまま自分の身体へと引き寄せ、左手を腹部に添えた。
「しまっ!?」
「僕のお気に入りの業だ、受け取ってくれよ」
 そのままゼロ距離で、手のひらに創り出した宇宙地獄プラズマ弾を解き放った。温度100,000,000℃の光弾が、インパーサの腹部で炸裂し、高温が辺りを支配する。猟兵だからこそ耐えれるが、普通ならあっという間に蒸発しかねない常識の範疇外の超高温。直撃を受け、吹き飛ばされるインパーサ。ミレナリィドール故に肌が焼き爛れることはなかったが、受けたダメージは相当のものだろう。
「ぬふふふふ、やはり戦いは楽しいね。さあ、次は誰が僕と戦ってくれるんだい?」
 悍ましい笑い声を上げて、ローガは猟兵を見つめる。その目はまさに邪悪に歪んでいた……。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

アーサー・ツヴァイク
※共闘アドリブ大歓迎

油断できない相手…ってことだな。ここが正念場だな…

まず攻撃前にライドランを槍にしておき、地面に刺しておく。
【エクスプローシブ・ドラゴンライド】で爆発が起き、光の鎖が俺とライドランを繋ぐんだ。

で、ようやく攻撃だ。【ダッシュ】で敵に近づき、ハンマーモードのバスターホーンで【ダイナミック・ストライク】をぶちかます!
攻撃後は【早業】でバスターホーンを盾に変形、【盾受け】で相手の攻撃を受けるぜ。
でも何発も受けたくないから…ライドラン! バイクに戻って、俺を引っ張れ!
ライドランに引っ張ってもらいながら、追撃をさせないようにレイシューターで牽制もしておくぜ!


ビスマス・テルマール
少々洒落にならない事に……なってしまいましたか、でも良い事を思い付きましたよ

一か八か試してみましょう

●POW
先制攻撃で砲弾に誘導弾・
属性攻撃(重力)・範囲攻撃
・鎧無効攻撃・鎧砕きを込めて生成した重力波の弾で

一斉発射でばら蒔き
更にダメージを受けた箇所に負荷を狙う

掻い潜るなり弾を潰してユーベルコードを仕掛けて来たら

見切りと第六感と早業併用し『蒼鉛皇の要塞』を発動、仕掛けて来た宇宙地獄近接格闘術は、直撃地点の周辺地形が破壊される時点で

範囲ユーベルコードの分類に属してるので反射条件は満たしてる筈、そのままカウンターと鎧砕きと鎧無効攻撃をのせて、敵のユーベルコードによって発生する衝撃波の反射を狙います



「ここが正念場だな…」
 【アーサー・ツヴァイク】はそう呟きながら、自身が手に持った変形槍バイクライドランを地面に突き立てる。瞬間派手な爆発を引き起こして、槍が地面に突き刺さる。そしてその槍から光の鎖が伸びて、ツヴァイクと槍を繋いだ。これで準備は完了だ。
「しゃあ、行くぜ!!」
 一気に足に力を入れて走る。爆炎が風に煽られて尾を引いて行く。それをただ見てるだけのローガではない。真っ向から迎え撃つようにテレポートし、その顔面にケリを食らわせようとした、その時だった。
「そうはさせません!」
 【ビスマス・テルマール】の援護が刺さる。ディメイション・なめろうブレイカーから放たれた重力弾が、ローガをその場に強く縫い付ける。動きを封じられ、隙を曝したローガに、バイクの轟音のような音を立てて変形したツヴァイクのバスターホーンが構えられた。
「Select…SMASH ACTION!」
 無機質な機会音声と共に、ハンマーモードに変形したバスターホーンが唸りを上げて、ローガへと振り下ろされた。
「バスターホーンの馬力…受け止めてみろおおおおお!!」
 地を揺るがすかの轟音と共に、床を砕いてローガの頭部が叩き付けられる。肉片が飛び散るが、それでもローガは倒れない。痛覚を感じない故に気絶することもない。その重たい宇宙級マーシャルアーツがツヴァイクを襲う。早業の如く、バスターホーンをシールドに変形させるが、盾なんて関係ないとでも言いたげに蹴り飛ばす。金属がひしゃげる嫌な音が響き、ツヴァイクが宙を飛ぶ。
「防げたけど二発目は!」
「守れないだろうねぇ」
 追撃、ローガがもう一度マーシャルアーツを叩き込もうと迫る。ライドランが槍からバイクに戻ってツヴァイクを引っ張るが間に合わない。このままでは肉片にされてしまう。だがそうはならなかった。
「もう一度言います、そうはさせません!」
 テルマールが二人の間に跳び込んだ。瞬間テルマールはユーベルコード【蒼鉛皇の要塞(ロードビスマス・フォートレス)】を発動させる。ローガの蹴りが炸裂するその瞬間。
「Lord Bismuth Fortress」
機会音声が響き、その身が蒼の装甲へと変貌する。炸裂するローガの蹴り。しかしそれでテルマールがダメージを負うことはなかった。空中故に吹き飛びはしたが、傷はなし。逆にローガは【蒼鉛皇の要塞】の効果である範囲反射を喰らい、凍っていた右足が粉々に砕け散るのであった。
「んっ不味いかこれは?」
「痛みを感じないってことは、自分の身体の危機に気付かないってことだぜ!」
「無敵なんかじゃありません、驕りが祟りましたねローガ」
 ツヴァイクとテルマールの声が辺りに響く。追い詰められていたのはローガも同じ。いや、自覚がない分ローガの方が不利。勝負の流れが猟兵に向いた瞬間だった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

アリア・ティアラリード
【商業組合】
「亞璃亜・ゼノシア・ティアラリード・御苑…推して参ります」

煌々と輝くフォースセイバーを突きつける凛とした姫騎士
【挑発】的態度、口調、全て彼女へ【おびき寄せ】る為の罠
味方の閃光を合図に駆け斬りつければ
敵渾身のカウンター宇宙マーシャルアーツがアリアに…
だがその手を知っていれば…光剣を捨てこの瞬間彼女もUCを!

【見切り・野生の勘・早業・捨て身の一撃】を束ね
左のクロス【カウンター】!

…ただでは倒れぬと言う【覚悟・気合い】
これこそ決意『デターミネーション』

返す右の【怪力・衝撃波・気絶攻撃】コークスクリューも!

ぐら…っと大きく傾いで、だが【激痛耐性】で堪え
後の仲間に【手をつなぐ】バトンを渡して


アマータ・プリムス
【商業組合】で連携
「今回は珍しく忍ばせていただきましょう」
十六夜様の閃光に合わせUCを発動。今回有効な衣装【光学迷彩マント】をアルジェントムから召喚
それを羽織り姿を消す
【目立たない】様に行動し隙を待つ。その間に【学習力】で相手の行動を記憶しながら【情報収集】
位置取りは湊様の逆側。相手を挟んで正反対に

隙ができたらマントを脱ぎ棄て【だまし討ち】で【フェイント】をかけながら指先から伸ばしたフィールムで相手を【敵を盾にする】要領で記憶した行動パターンから相手が最も動きづらい様に拘束、湊様の本命を待つ
「お膳立ては済ませました。締めをどうぞ?湊様」

湊様の攻撃に合わせ当機もフィールムを引き絞る


月鴉・湊
さてと、ではおじさんも働くよ。たまには、女の子達や仲間にいいとこ見せないとね。
作戦通り、いくぞ。

【商業組合】で参加。

十六夜君の閃光を合図に透明化し、身を潜めよう。その間対処は二人に任せ、今まで戦闘知識で奴の隙を見切り、奴の意識がこちらに向かないようにする。

そしてアマータ君の糸が奴を捉え隙が生じた瞬間に血の糸を使い早業で絡めとる。
みんなよくやってくれたな。仕上げは任せろ。
息を合わせ、アマータ君とは逆方向に引き絞る。さあ、引き裂かれろ。

悪いな。こうしようと言ったのは俺だ。恨むなら俺を恨めよ。


月代・十六夜
「やっべ、今のはマジでギリギリだったぞオイ!?」

【商業組合】として参加。作戦開始の合図として、光の属性結晶を床に叩きつけて閃光弾として使用。
アリア嬢のクロスカウンターが決まったら前に出て、追撃を狙っているように【フェイント】として腰の型無に手をかけながら相手の注意を引く。
【視力】と【聞き耳】、【野生の勘】で、相手の動きを【情報収集】し【学習】、テレポートからの相手の初撃だけは【見切って】【パターン化】で死ぬ気で避ける。
余裕があったら演技で、ぎりぎりなら素で、ぎりぎりで攻撃を避けてる感を出して挑発する。
そのまま型無は抜かずに回避に徹して時間を稼ぎ、味方の攻撃のための隙を作るのに尽力する。



 戦いもいよいよ大詰め。足が砕け、片足で立つローガ。それに立ち向かう勇ましき猟兵たちは旅団【商業組合】。一番槍に向かったのは【アリア・ティアラリード】。
「亞璃亜・ゼノシア・ティアラリード・御苑…推して参ります」
「さあ行くぜアリア嬢!」
 【月代・十六夜】の起こした閃光と共に、挑発的な瞳を輝かせ、真っ直ぐにローガへと向かう。対するローガ、閃光はそこまで効いていないようだが、突っ込むティアラリードへと反応して同じように突っ込む。
「ここですわ!!」
 フォースソードでローガに切りかかる……と見せかけてソードを手放し、ジャブを放つ。しかし足と腕では足の方が長い。宙で蹴りを繰り出したローガ。ティアラリードの拳が届くことはない。当たることが無く、不発に終わるクロスカウンター。ティアラリードの顔面にその蹴りが突き刺さる。捨て身で向かったのが悪かったのだろう。回避は出来ず直撃をもらってしまった。しかしそれでも折れない不屈の意志。だが当たることのないコークスクリュー。拳が虚しく宙を抉る。ローガ、ここで追撃を行おうと一度着地してから脚を曲げ、全体重を乗せた宇宙級マーシャルアーツが……炸裂しない。
「あっぶねぇなおい!」
 寸でのところで月代がティアラリードの身体を引っ張り、その攻撃を外れさせた。外れた一撃は地面を砕き、不安定な土地を作り出すが、それに足を取られている場合ではない。ユーベルコード【パターン化】を使用し、次の仲間から視線を外させるため、片手にティアラリードを持ったまま回避し続けるが、そのテレポートからの怒涛の攻めは、正直パターン化などできるレベルではない。
「やっべ、今のはマジでギリギリだったぞオイ!?」
 ブレイクダンスの様に、蹴りが飛び交う。一発鼻の頭をかすめていき、肝が冷えるどころではない。しかし、こうやって注目を浴びていればいいのだ。そうすれば存在感を消した彼女が前に出る。あと少し、もう少し、そう今。
「ごめんあそばせ!」
 瞬間虚空から突如現れる謎のフィールム。これは完全に虚を突かれる形になり、躱しようがない。あっという間に体を拘束され、地面に顔面から墜落するローガ。
「っ、何が起こった?」
 視界を張り巡らし、確認する。するとそこには【アマータ・プリムス】の姿が会った。彼女は最初から、ユーベルコードで生み出した光学迷彩を着て、影で機会をうかがっていたのだ。こうしてチャンスが来たならば、隠れる必要はもうない。伸ばされたフィールムが、ローガをきつく締めあげる。痛みを感じることが無いとはいえ、肉体は正直だ。きつく絞められれば絞められるほど、肉体にフィールムが食い込み出血していく。そして何よりこの状態は無防備。これを今の今まで待っていた人物がいた。
「さてと、ではおじさんも働くよ。たまには、女の子達や仲間にいいとこ見せないとね。完全に作戦通りとは行かなかったが、いくぞ」
 【月鴉・湊】である。プリムスと同じように、血で出来た糸でローガを搦めとり、一気に引っ張る。糸が肉に食い込む。ブチブチと嫌な音を立てて筋線維が引きちぎれていく。
「不味い……」
 ローガが気付くもそれはすでに遅い。最終的にその糸はローガの身体を八つ裂きにして、その体を肉片へと変えるのであった。
「ふふふふ、見事だ猟兵。ここは潔く僕の負けを認めよう。しかしいくら君らでも皇帝には決して敵わない。地獄の底で、次君たちに会える日を待っているよ……ハハハハ!」
 不気味に笑い、その身を灰へと変えていくローガ。その笑い声が消える時、周囲を囲んでいた炎も消えた。辺りに残ったのは、戦闘の後だけ。しかし奥から多くの足音が聞こえてくる。恐らく増援だろう。このローガとの戦闘で消耗した状態で、クローン兵士たちとの連戦は厳しいものがある。幸いテレポートの扉は空いたままだ。ここから撤退することは苦ではないだろう。
 こうして、この戦いはメインの破壊工作をすることは出来なかった。しかし敵の重大な戦力である、皇帝親衛隊のメンバーを葬れたのは実に大きかった。この戦い、犠牲は多かったが、得た者も多かっただろう。さあ戦争も終盤だ、ここでの傷を癒した後、強大なる銀河皇帝を打ち取りにいこう。さあ、戦争の最終楽章の始まりだ【END】

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月23日


挿絵イラスト