アルカディア争奪戦⑨〜スーパーわるいこをやっつけろ!
●そういう島だからこれ!
「それじゃブリーフィングを始まるわ。今回みんなに向かってもらいたい島はスーパーよいこ、ランド……? なに、これ……?」
いつものように猟兵達へ説明を行おうとしていたアヤカ・ホワイトケープ(ロストイノセント・f00740)であったが……手元の資料を目にするや、怪訝そうな顔をする。
と言うか、スーパーよいこランドってなんなんだよ。
「ええと、スーパーよいこランドに生えているきのこを食べて育った超人・スーパーよいこ達が住む浮遊大陸、みたいなんだけど……ちょっとよく分からないわ」
そしてアヤカは考えるのをやめた。
なんと言うか、色々とツッコミどころが多すぎる島である。
因みに、スーパーよいこは猟兵に匹敵する強さとユーベルコードを持っているのだとか……ホントになんなんだ、この島は。
「今回スーパーよいこの事は置いておくとして、問題はこの島に生えているきのこ……現在、侵攻を行っているマグナ聖帝国がこれを狙っているの」
奴らはきのこを食べ、大幅なパワーアップを企んでいるのではないかとの事だ。
もしそうなってしまえば、屍人帝国の軍備大幅増強とまさに一大事である。
「マグナ聖帝国は大軍勢を率いて、きのこ狩りを行おうとしているわ。みんなにはそれを阻止してもらいたいの」
今回きのこを狙う大軍勢は『バッドスクワイア・スクワッド』。
主にガンシップを乗り回し、集団戦術を得意とする戦闘部隊だ。
こいつらは弱い者いじめが好きで、危ない玩具で暴れ回る悪ガキ共と、まさにスーパーわるいこ……とでも言えばいいだろうか?
「相手は大軍勢だけど、みんなもきのこを食べれば一時的にパワーアップ出来るはずだし、巨大きのこを踏みつけることで大ジャンプも出来るわ。空を飛んでる相手だから、上手く利用出来るんじゃないかしら?」
きのこでパワーアップはいいとして、巨大きのこを踏み付けると大ジャンプ……?
一体この島はどうなっているのかと言う疑問は尽きないが、ともかく利用出来る物は最大限に利用すべきだろう。
「説明は以上よ。早めに現地へ飛んで、悪い子達にきついお仕置きをしちゃってね」
そう〆るとアヤカがゲートを開く。
その向こうには様々なきのこが生えた、なんともシュールな風景があった。
NS
はいどうも、|NS《えぬえす》でございます。
脳裏に浮かぶ赤いヒゲオヤジ……(それ以上いけない)
戦争シナリオ三本目、どうぞよろしくお願いします。
●目的
マグナ聖帝国の大軍勢からスーパーよいこランドのきのこを守る。
プレイングボーナス:きのこを食べる/巨大きのこで大ジャンプする。
きのこを食べるとパワーアップします。どこかで聞いた事がありますね!
食べても巨大化はしませんが上手く使いましょう。
また、敵は空を飛んでいますが巨大きのこで大ジャンプも有効と思われます。
●ご注意
プレイング受付は章の導入部を書いてから開始となります。
今回シナリオは、内容的にややコミカル寄りの路線になるかと思われます。
その辺りをご了承の上でご参加いただければ、と。
戦争シナリオは戦況にも影響するため、なる早で完結を目標としております。
そのため、リプレイは出来るだけ早めにお返し出来ればと思います。
また、クリアに必要な人数が集まり次第プレイング受付を締め切る方針です。
その際には『プレイング受付〆切』とタグに表記します。
もし参加人数が多い場合、不採用も出る事を予めご了承の上でご参加下さい。
それではスーパーよいこランドでスーパーわるいこをやっつけて下さい。
第1章 集団戦
『バッドスクワイア・スクワッド』
|
POW : 「ターゲットローック!」「いっせいはっしゃー!」
【照準】を向けた対象に、【戦闘飛空艇からのミサイル一斉発射】でダメージを与える。命中率が高い。
SPD : 「囲め囲めー!」「追えー!」「落とせ落とせー!」
レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル×10本の【機銃斉射】で包囲攻撃する。
WIZ : 「弱い者イジメはたまんねーぜ!」「逃がすなー!」
敵より【自分たちの数が多い】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。
イラスト:koharia
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●スーパーわるいこ、襲来
スーパーよいこランド外延部には、マグナ聖帝国より派遣されたガンシップが数多く押し寄せつつあった。
文字通りの大軍勢だ。
「見えてきたぞ、アレがスーパーよいこランドだ!」
「今回はここに生えてるきのこを根こそぎ奪い尽くしてこいって話だったよな?」
「うへー、オレきのこ嫌いなんだけどなー……」
そのガンシップ上には、スーパーわるいここと『バッドスクワイア・スクワッド』の姿があった。
いかにもザ・悪ガキと言った感じの連中である。
「いつここに猟兵が来るか分からねーんだ、さっさときのこを取って帰ろーぜ」
「だな。ルブラムが落とされたって話みたいだし、急がねーと」
「それにもし猟兵が来たって、きのこを食われない限りオレ達は負けねーよ!」
そして分かりやすいフラグを口にするスクワッドの面々。
ギャグか何かと思われるやもしれないが、素で言ってるんだから色々とアレである。
こんな悪ガキ連中にきのこを食われては、ますます手が付けられなくなる事だろう。
ならば奴らよりも先にきのこの力でパワーアップし、目の物を見せてしまおう!
いざ、スーパーわるいこ退治の時間だ!
榎・うさみっち
よいこを狙うわるいこはこのうさみっち様が分からせてやらねばだな!
目には目を!歯には歯を!わるいこにはわるいこを!
デビみっち軍団召喚だ!!
まずは前払いとしてこの美味しいキノコをたらふく食わせてやろう!
まほみっちゆたんぽの炎魔法でキノコを良い感じに炙って食わせる
そしてなんと、勝利した暁には祝勝会として
よいこ達がめちゃくちゃ美味いキノコ料理を振る舞ってくれるぞ!!
知らんけど!(心の声)
わるいこを発見したら巨大キノコでジャーンプして上から奇襲をかける!
態勢を立て直す暇も与えずにひたすら攻撃!
オラオラー!数の多さならこっちも負けてねーぜ!
わるいこはこうだ!こうだ!
お尻ペンペンなノリで三叉槍でお尻ぶすぶす
●スーパーわるいこ(善?)vsスーパーわるいこ(悪)
「よいこを狙うわるいこはこのうさみっち様が分からせてやらねばだな!」
そう力強く宣言する榎・うさみっち(うさみっちゆたんぽは世界を救う・f01902)は現在進行形できのこを集めまくる、きのこ狩りフェアリーとなっていた。
ところで早くも結構な量が集まっていますけど、お一人で全部これを……?
「さすがの俺もこの量は無理だな! って事で目には目を! 歯には歯を! わるいこにはわるいこを! ここはデビみっち軍団召喚だ!!」
と、うさみっちが『|よにもおそろしきデビみっちサモン《ウサミノ・サタモ・カネシダイ》』でデビみっち軍団を呼び出すと、いつものように交渉タイムが始まる。
「いきなりだが報酬前払いとして、この美味しいキノコをたらふく食わせてやろう!」
「キノコ!!」
美味しい物には目がないであろうデビみっち軍団が早々に目の色を変える。
その裏では、まほみっちゆたんぽが炎魔法でキノコを良い感じに炙って、美味しそうな匂いを周囲に漂わせるなど、準備も徹底していた。
「そしてなんと、勝利した暁には祝勝会として……よいこ達がめちゃくちゃ美味いキノコ料理を振る舞ってくれるぞ!!」
更に勝利後の報酬もチラつかせ、やる気を煽ると言う上手い手段だ。
※なお、スーパーよいこ達には全く話は通していません。
「よっしゃー、やるぞー!」
前払い報酬の焼ききのこを食べつつ、デビみっち軍団はあっさり契約に応じた。
これで話通してないのがバレたら、うさみっちさんが危ないですね!
……なんかいつもの事のような気もしますが!!
「お、ガンシップがどんどんやってきたって事はアレがわるいこ達だな! さあデビみっち軍団、あの巨大キノコから奇襲攻撃だ!」
それから少しして、スーパーわるいこ……バッドスクワイア・スクワッドの姿を確認したうさみっちが号令をかける。
「ひゃっはー! 今日はきのこパーチーだー!!」
デビみっち軍団が次々と巨大きのこを踏み付けると、ボヨヨーンと大ジャンプ!
高所からガンシップに向け、攻撃を仕掛ける!!
「うわっ、なんだこいつら!?」
「このチビ共、どこから来やがった!?」
「げ、迎撃だー!」
突然現れた何かが襲い掛かってきた事にスクワッドの面々が慌てて迎撃を始めるも、きのこパワーで強化されたデビみっち軍団にはまるで当たらなかった。
ボヨヨーン、ボヨヨーンと巨大きのこを経由してのハイジャンプ攻撃から離脱を繰り返す、ヒットアンドアウェイ戦法には連中も手を焼いているようである。
「体勢なんて立て直させねーぜー!」
「うわっ、痛ぁっ!? この、何しやがる!」
デビみっち軍団の三叉槍によるツンツン攻撃に飛び上がるスクワッド達。
この攻撃は地味に痛いぞ!
「わるいこはこうだ! こうだ!」
「アーッ!? お、お尻はやめろォ!!」
お尻ペンペンなノリで、三叉槍で執拗にお尻をぶすぶすするデビみっち軍団。
なんだかセリフだけ聞くと、大分アレな光景ですね!
……それはともかくとして、デビみっち軍団の攻撃でスクワッドの駆るガンシップはコントロールを失い、一隻、また一隻と墜落していく。
「いいぞー、デビみっち軍団! 数の多さならこっちも負けてねーぜ!」
そしてどこから用意したのか、サイダー片手に焼ききのこを頬張りつつ、戦いの様子を観戦するうさみっちであった。
うーん、この野球観戦みたいなノリ!
大成功
🔵🔵🔵
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
不思議ですが、面白い島ですねぇ。
『FTS』と『FBS』をキノコ確保に使用、『FBS』で刈り取り『FTS』で回収、手元に出現させれば遠位置のキノコも確保出来ますので、[大食い]と[早食い]で大量に頂きますぅ。
同時に『FAS』により飛行、『FMS』のバリアと『FES』の結界を展開した上で【磨寶】を発動、全『祭器』を強化しますねぇ。
高命中率のミサイルも『FMS』のレーザーで落すか、強化した防壁で防げば良く、必要に応じ『FIS』の転移で躱せば問題有りません。
後は『FRS』『FSS』の[砲撃]と『FDS』の[爆撃]で叩きますねぇ。
『祭器』の性質上、攻撃中もキノコは食べられますし。
●※なお、このエリアは暫く不毛の地となったそうです
「不思議ですが、面白い島ですねぇ」
スーパーよいこランドにやってきた夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は、周囲に生えている大小様々なきのこを見渡す。
「悪い子が来る前に、きのこをいただきませんとねぇ。さて、そうなると……これを使って大収穫と行きましょう。そーれっ」
早速、るこるは祭器である浮遊武装『FTS』と『FBS』を飛ばす。
まずFBSできのこを根元から刈り取った直後、FTSから放たれる特集光線で収納。
収穫したきのこを直接るこるのところへ転送し、収穫後即食事と言う半ば流れ作業めいた感じできのこを食べていく。
「はむっ……生でも美味しいんですねぇ。これならいくらでも行けそうですぅ」
きのこが思ったよりも美味しかった事でホクホク顔のるこる。
彼女の横にたんまりと積み上がっていたきのこの数々が、あっという間に彼女の胃の中へ……いや、食べるの早すぎやしませんかね!?
と言うか、あの中には数メートルくらいの高さの物とかあったと思うんですけど!
まるでどこぞのピンクの丸っこい悪魔のような吸い込み……もとい食べっぷりだ。
……島の生態系、大丈夫っすかねこれ?
「よーし、早速きのこを……あれ、生えてない? あっ、あそこに誰かいるぞ!」
それから少しして、スクワッドの面々が到着した時には島に元々生えていたであろう、大小様々なきのこは影も形もなかった。
その代わり、草原の上でお腹いっぱいの様子で寝転がっている人影が一つ。
それを見てスクワッドの面々は確信する。
「「「……あいつだ! あいつがきのこを狩り尽くしたんだ!」」」
きのこを狩り尽くした犯人――るこるを指差すと、思わず叫び声がハモる。
その様子は先を越されてか、やたら悔しそうな感じである。
「……あ、来たみたいですねぇ。でも、遅かったですねぇ」
敵の襲来に気付き、るこるが起き上がると同時に『FAS』で素早く飛び上がる。
ここからはスーパーわるいこ退治の時間だ。
るこるは『FMS』のバリアと『FES』の結界を展開した上で『|豊乳女神の加護・磨寶《チチガミサマノカゴ・ゲキセイノキセキ》』で全ての祭器を強化し、戦闘準備を済ませる。
「ちっくしょー、オレ達の怒りのミサイルを喰らえー!」
怒りで我を忘れてか、スクワッド達がガンシップからミサイルを一斉射する。
さすがにこれをまともに喰らうとタダでは済まないが……
「なんだか力が溢れてくる感じですねぇ。えいっ」
きのこをたらふく食べて十二分にパワーアップしてか、『FMS』のレーザーがいつもより多く発射されるとミサイルを瞬時に撃ち落とし、撃ち漏らした少数分はバリアと結界で難なく防ぐ。
「どうだ、見たか……って効いてねぇー!?」
「もしかしなくても、あいつきのこ食った後じゃ?」
「……やべーぞ、これ逃げた方がいいんじゃね!?」
そして、ようやくるこるがきのこを食べてパワーアップした事に気付くスクワッド達。
不利を悟って慌てて転進し、逃げようとするも……
「逃がしませんよぉ。はい、どーん!」
「「「ギャース!?」」」
オブリビオンが尻尾を撒いて逃げると言う、狡賢い考えをるこるは許さない。
『FRS』『FSS』の砲撃、『FDS』の爆撃が一斉に火を噴くと、強化された火力でガンシップが次々と爆散していく。
「わぁ、凄い威力ですぅ。……それにしても、このきのこ美味しいですねぇ」
強化された火力に感心しつつ、るこるは戦いながらきのこを更に口に……
いや、まだ食うんかい君ィ!?
大成功
🔵🔵🔵
栗花落・澪
悪い子にはお仕置きだー
いえ、決して遊びに来たわけでは
きのこジャンプ面白そうとか思ってないですよ
きのこを食べつつ敢えてきのこで跳ねながら戦います
弱いものいじめはんたーい
杖でぽこんと一殴り
別に痛くないでしょ、加減したもん
え、数?
ふーん…数でマウント取るんだそっかぁ
おいでー分身達ー【指定UC】
誰が、僕一人だと、言いました?
戦おっか♪(にっこり笑顔
炎に氷に水に風と自由に魔法をぶつけながら翻弄する分身達を見守りつつ
僕自身も逃げ道を予測し先回りしては杖の素振りで牽制
さて…そろそろ覚悟はできた?
時間あげたんだから歯食いしばってね
分身と揃って【高速詠唱】からの雷魔法の【属性攻撃】
怒りの雷ずどーん…なんてね
●小悪魔(?)vsスーパーわるいこ
「悪い子にはお仕置きだー」
栗花落・澪(泡沫の花・f03165)さん、なんか楽しそうですね!
「いえ、決して遊びに来たわけでは。きのこジャンプ面白そうとか思ってないですよ」
ほんとぉ?
と言うか、口に出ているような気がしないでもないんですがそれは。
「っと、悪い子が来る前にきのこを食べればいいんだったよね。見渡す限りいっぱいあるけど……これ、食べても大丈夫なの?」
生でも問題ないし、毒もないので遠慮なく食べてパワーアップするといいよ!
あ、でも採りすぎには気を付けてね。
「ふむふむ、それじゃあこれとこれと……」
澪はひとまず手近なきのこをいくつかもぎ取り、その内の一つを口にする。
「これ、生でもちゃんと食べられるんだね。それになんだか力が湧いてきたような……?」
早速きのこの効果が出てきたのを実感する澪。
そこへ、空からガンシップの群れが島へと接近しつつあるのが見えた。
「どうやら悪い子が来たみたいだね。よーし、早速お仕置きしちゃうぞー」
これはいいタイミングとばかりに、澪が楽しそうな様子で巨大きのこへと向かう……
「んしょっと、このきのこで大ジャンプ出来るんだったよね。せーのっ……!」
早速巨大きのこによじ登ると、踏み台にするかのように……ジャンプ!
その直後、澪の体が大きく上へと飛び上がった。
「わー、すっごい飛んでるー! ……あっ、悪い子のガンシップ発見!」
大ジャンプでスクワッドのガンシップを目視すると、上手く空中で落下地点を調整しつつ……
「……弱いものいじめはんたーい」
空中からスクワッドの一人にエレメンタルロッド『Staff of Maria』でぽこんと一撃。
……からの、着地!
「あたっ!? 何しやがんだよ! 痛くなかったけどさ!」」
「別に痛くないでしょ、加減したもん」
その気になればもっと痛い一撃を与えられただろうが、敢えて澪は『手加減の一発』である事を明かす。
「クソッ、こいつオレ達をなめてやがるな……だが、こっちの方が数は多いんだ!」
「え、数? ふーん……数でマウント取るんだ、そっかぁ。……おいでー分身達ー」
次の瞬間、澪は『|極めて小さい天使の物量アタック《キワメテチイサイツユリンノカワイイアタック》』で大量のミニ澪を召喚!
その数はスクワッドの十数倍にも匹敵する程だ。
「な、なんだこいつら!? どっから……てかお前一人だけじゃねーのかよ!?」
「誰が、僕一人だと、言いました? ……戦おっか♪」
またも小悪魔スマイルを浮かべる澪。
向こうより数が多ければ有利となっていた事だろうが、炎に氷に水に風と自由に魔法をぶつけながら翻弄するミニ澪の大群にスクワッド達が振り回される。
「ほーら、こっちこっち」
一方で澪はガンシップから飛び降り、着地先の巨大きのこを踏み台に再度大ジャンプと、飛んだり跳ねたりしながら杖の素振りで牽制。
相手を更に翻弄していく。
「うわっ、また仲間がやられた!」
「こっちは何匹かやったけど、まるで数が減ってねーぞ!?」
「チクショー、こっちよりも数が多いなんて卑怯だぞー!」
澪達に戦場を引っ掻き回され、スクワッドは最早まともに戦う事すら困難であった。
まあ、わるいこ連中に卑怯とか言われてもと言う感じではあるが。
「さて……そろそろ覚悟はできた? 時間あげたんだから歯食いしばってね」
いよいよトドメとばかりに、澪とミニ澪が揃って高速詠唱からの雷魔法を一斉に放つ。
「「「あっばばばばばばばーーー!?」」」
そしてガンシップもろとも激しい雷に貫かれ、スクワッド達は黒焦げになって島へと墜落していったのでしたとさ。
大成功
🔵🔵🔵
ユニ・バンディッド
アドリブ歓迎
巨大きのこで大ジャンプ!空に上がったら【エスケープ】発動。逃げるが勝ち!D(空飛ぶ金貨達)を足場に蹴って空中戦に持ち込むよ。
武器改造を施したD(空飛ぶ金貨達)の鏡面反射で死角をカバーしつつ、自慢の視力で敵の動きを盗み、先読み回避。更に狗盗の微風で底上げされた回避率を以て、敵の機銃斉射を潜り抜けるね!。時には手品の様に収納の魔術カードをバラまいて、カードの中へ銃弾を詰め込むよ。
まだまだボクのユーベルコードは避ければ避けるほど盗みに回復の力が増すよ。カードと共に微風に運ばれて、きのこも盗み食い!ワルいね、ボクだってあくまで盗賊だもん。
●魔界盗賊・イン・ザ・スーパーよいこランド
「お、この島のきのこを盗もうとしてる悪い子が来たね」
スーパーよいこランドに向かってくるガンシップの群れを、巨大きのこの上でニヤリと笑って待ち受けるはユニ・バンディッド(贋作の悪魔・f31473)。
悪い子と口にはしているものの、当のユニも魔界盗賊として主にデビルキングワールドでブイブイ言わせたワルい子なのだが、猟兵として活躍しているいいワルい子である。
……書いててちょっと意味が分からなくなってきたが、とにかくそう言う事なのだ。
「それじゃ、マグナ聖帝国に魔界盗賊の怖さってのを教えてあげないと、ねっ!」
ユニは巨大きのこに勢いよく飛び乗るような形でジャンプすると、そのままボヨヨーンと空高く舞い上がる。
もしも高所恐怖症の者がうっかり飛ぼう物なら、あまりの高さに失神は確実だ。
「……あっ、誰かが空飛んでるぞ!」
「もしかして猟兵!? オレ達より早く先回りしてたってのかよ!?」
「大丈夫だ、こっちの方が数は多い! あいつを蜂の巣にしてやろうぜ!」
一方で、きのこ狩りにやってきたスクワッド達も大きく飛び上がったユニの姿を確認すると早々に迎撃体勢へ移行、ガンシップ各機がそれぞれアクロバティックな軌道を描き、ユニを包囲するように動く。
こんな悪ガキ共でも、ガンシップ操縦技術はなかなかの物なのだからタチが悪い。
まさにスーパーわるいこである。
「ふんふん、そうやってボクを追い詰めるつもりかぁ……面白いじゃん!」
数的不利にも関わらず、ユニは不敵に笑う。
果たして、たった一人で多くのガンシップをいかに相手するのか?
「――鬼だらけの戦場に、微風が吹き抜ける……ってね」
ユニが言葉を口にすると『エスケープ』により、戦場に狗盗の微風が発生する。
一見すれば何の変化もない……それこそ相手側は何が起きたのかも分からない微風だ。
「オラーッ、喰らえー!」
対するスクワッドは、包囲状態からユニに向けてガンシップより機銃を一斉射する。
アブナイ!!
「おー、撃ってきた撃ってきた。でもバレバレなんだよ、ねっ!」
だが、ユニは自慢の視力で弾幕の間を見切り、先の微風で底上げされた回避力でガンシップからの機銃斉射を潜り抜け、更にクリーピングコインの|D《デビル》を足場にして……飛んだ!
なんたるスゴイ早業か!!
「オレらの攻撃を……抜けた!? いや、きっとまぐれだ、もっと撃つんだよ!」
確実に仕留めたと思っていたはずの攻撃が当たらない。
この事にショックを受けつつも、スクワッドは更なる攻撃に移るも……
「はーい、残念でしたー♪」
ユニは華麗な動きで宙を舞い、機銃の嵐をスイスイ避けていく。
……エスケープの効果は『避ければ避けるほど回避力が上がる』と言うもの。
こう何度も避けられては彼女へ攻撃を当てる事など、最早不可能であろう。
「それじゃ、これはお返しって事で!」
ここでユニが胸元から何かを取り出す動作を行う事で、顕現した魔術カードを空中へ無数にバラ撒いた。
視界を塞ぐ行動にしては若干無理があるような気もするが……?
「なあ、今あいつ何をバラ撒い……え、何の音だ!?」
「計器に異常……ガ、ガンシップに被弾!? エンジンから火が……」
「ちょっ、なんで!? うわぁぁぁぁ、落ちるぅぅぅ……!」
スクワッドが気付いた時にはもう遅かった。
ユニが密かにカードの中に詰め込んでいた銃弾がバラ撒かれたと同時に放たれ、ガンシップにいくつも着弾・損傷していたのだ。
爆発と共に船体が火を噴き、ガンシップが何隻も落ちていく。
「何が起きた分からないまま落ちるのって、怖いよねー」
ユニは空中からその様子を飛び回りつつ眺め、先程バラ撒いたカードと微風を経由し、きのこを盗み食いしていた。
……え、いつの間にそんな事を!?
「ワルいね、ボクだってあくまで盗賊だもん」
あっ、そっかぁ。
盗賊じゃ仕方ないよねぇ。
大成功
🔵🔵🔵
夜久・灯火
キノコでパワーアップかー。
何だか、有名なゲームで見たことあるような?
まあ、今はそれは置いといて悪い子退治といこうか。
まずはサーチドローン11体を飛ばし、自分の周りにシールドドローン6体を展開するよ。
敵をサーチの機銃で迎撃して【時間稼ぎ】、シールドの【結界術】で守りつつ、キノコを食べよう。
あ、意外と美味しいかも。
料理する時間があれば調理もするんだけどね。
食べてパワーアップしたらUCで110体のケットシーさん達を呼んで反撃開始だよ。
ケットシーさん達には飛翔して【集団戦術】で敵を翻弄しつつ、オーラを飛ばして攻撃してもらおうかな。
ボクはキノコでジャンプして浮遊式ガトリング砲台の【弾幕】で攻撃するよ。
●スーパーケットシーvsスーパーわるいこ
「キノコでパワーアップかー。何だか、有名なゲームで見たことあるような?」
そこら中に生えている、大小様々なきのこを見た夜久・灯火(キマイラの電脳魔術士・f04331)が、おそらく誰もが思ったであろう事を口にした。
そもそもきのこを食べて育ったスーパーよいことか、戦争ページにも書かれていた『ヒアウィーきのこ!』とか、真っ先に浮かぶのはかの有名なヒゲオヤジのそれである。
「ゲームでしか見た事のない光景を実際に目にするのって、結構新鮮かも」
それでもゲーマーとしての性なのか、灯火は一見して奇妙で不思議なスーパーよいこランドの光景に興味津々と言った様子だ。
今が戦争の時期でなければ、この島をゆっくり見て回ってみたいものだが……
「まあ、今はそれは置いといて悪い子退治といこうか。どうやら向こうもボクに気付いたみたいだし、ね」
次第に近付いてくるガンシップのエンジン駆動音に灯火が振り返る。
見れば敵の数は結構な物と、相手をするには少々厄介だ。
「それじゃドローン展開っと。キノコは早めに食べないとね」
そう言い、灯火は黒猫式・サーチドローン11体、黒猫式・シールドドローン6体をそれぞれ飛ばすと、近場のきのこを集め始める。
どうやらドローンで時間稼ぎしつつ、きのこを食べるつもりのようだ。
「あいつ、きのこを食おうとしてるぞ! 止めねーと!」
「いやダメだ、変な空飛ぶ機械が邪魔をしやがる!」
「なら、他の奴に妨害させるんだ! オレ達はあの変な機械を!」
サーチドローンによる機銃の妨害に手間取るスクワッドであったが、数の多さを生かして他のガンシップに攻撃を要請。
今まさにきのこを口にしようとしている灯火に向けて、機銃が放たれる。
「ん、危ない危ない。シールドも張っておいて正解だったね」
……だが、まさにこんな事もあろうかとと言った感じで、灯火の周囲に展開していたシールドドローンの結界術が機銃の弾を難なく弾いた。
これぞ備えあればなんとやら、である。
「……あ、意外と美味しいかも。料理する時間があれば調理もするんだけどね」
そのまま妨害をスルーしてきのこを生でかじる灯火。
出来れば火を通したり様々な調理で味わってみたいとも思ったようだが、さすがに今はそれどころではない。
「キノコを食べたら、なんだか力が湧いてきたかも。これならもしかして……」
そしてきのこでパワーアップしたのなら、いよいよ反撃の時間。
体の奥底から沸き上がる何かを感じた灯火は『|召喚「ケットシー親衛隊」《ケットシーシンエイタイ》』で110体のケットシーを召喚・具現化する。
主がパワーアップした影響なのか、いつもと違ってケットシー達の体を漂うオーラは虹色に輝いているではないか。
きっと普段よりも強くなっているに違いない。
「これって……ゲーミングケットシーさん? まあいいや。みんな、お願いね」
虹色に輝く物を目にすると、真っ先にそう思ってしまう辺りはゲーマーの性なようだが、それはそれとして灯火はケットシー部隊に集団戦法で攻撃を命ずる。
主の命を受け、次々と地上から飛び立ったケットシー部隊は飛翔しながら敵を翻弄しつつ、手に装備した様々な武器からオーラを飛ばして攻撃していく。
「おい、今度は武器を持った猫が空飛んでるぞ!?」
「なんなんだこいつら!? しかもオレ達よりも数が多いぞ!」
「うわっ、攻撃してきた!? ガンシップにダメージが……!」
新手の多さに混乱し、スクワッド達が右往左往する。
そこへ……
「戦力はケットシーさんだけだと思った? 残念、ボクもいるよ」
巨大きのこで大ジャンプした灯火が、浮遊式ガトリング砲台でガンシップへ向けて弾を撃ちまくる。
激しい弾幕を受け、あっという間に船体が穴だらけとなったガンシップは易々と撃墜され、スーパーよいこランドから追い出されていく。
もちろん彼女自身もパワーアップしている事から、その威力はいつもより高いのは言うまでもなかった。
大成功
🔵🔵🔵
アルゼブ・アズモリィ
バッドスクワイアってなんか悪カッコイイ響きじゃん!
でもな、真のバッドはオレたちだってことを教えこんでやるぜ!(えっへん)
いでよ!《炎の魔王軍》!!
『待て、せっかくのキノコを燃やし尽くす気か?』
いーや!まぁ見てなって!
まずはきのこをオレが1つ…
おおっ、力が燃えるように沸いてくるみたいだ!
よーしお前たち(魔王軍)、丸くなれ!!
『丸く…?』
いくぜ!おりゃあー!!
…と、丸くなった魔王軍を敵めがけて《投擲》!
これぞ飛び道具、名付けてファイア…じゃない、インフェルノボールだ!
弾数はまだまだあるぜー!
『こやつら…質量があったのか…?』
*アドリブ、共闘歓迎
*『』は喋る武器の声
●例えるなら炎の魔球的な
「バッドスクワイアってなんか悪カッコイイ響きじゃん!」
アルゼブ・アズモリィ(玉座を見据えし|悪魔《デビル》・f31513)が目を輝かせつつ、そう言った。
あのネーミングが彼の心の琴線に触れたのであろうか。
……どっちかと言うと、中二病に近い何かのような気もしますが!
「でもな、真のバッドはオレたちだってことを教えこんでやるぜ!」
えっへんと胸を張って宣言するアルゼブ。
彼はワルの本場・デビルキングワールドの出身と言う事もあって、ワルの年季の違いとたっぷり教えてやろうと言った感じである。
『確かキノコを口にしただけで強くなると言っていたな? 一体どんな原理なのだ……?』
アルゼブの手に握られている喋る武器『レブヤ・ベザル』がふとした疑問を口にする。
確かにめっちゃ謎な部分ではあるが、その辺りを追求したら話が進まなくなりそうなので、謎は謎のままの方がいいんじゃないですかね!
「んー……考えるな、感じるんだ! ってことでいいんじゃね?」
はい、それが正解だと思いますよ!(思考放棄)
『むう、そう言う物か……それはそうと、敵共がやってくるようだが……』
「ああ、続々と来てるな」
そうこうしている内に、遠くからスクワッドのガンシップ部隊がアルゼブの視界に入る。
あと数分もすれば、奴らは島に到達する事だろう。
一体彼はどのようにしてスクワッドの大部隊を撃退するのか?
「さーて、始めるぜ! いでよ! 炎の魔王軍!!」
「……我が王よ、お呼びでございましょうか!」
アルゼブが『炎の魔王軍』で109体もの炎の配下モンスターを召喚!
……え、炎?
この島が炎上しちゃわないっすか?
『待て、せっかくのキノコを燃やし尽くす気か?』
「いーや! まぁ見てなって! まずはきのこをオレが1つ……」
もっともなツッコミを行うレブヤ・ベザルを軽く受け流しつつ、アルゼブはすぐ近くに生えていたきのこをむしり取ると、口に放り込む。
もぐもぐと噛み砕いてごっくんと飲み込めば……
「結構ウマいな、これ! ……おおっ、力が燃えるように沸いてくるみたいだ!」
早速きのこパワーが体中にみなぎってきたアルゼブ。
さあ、このスーパーパワーで悪い子を……
「よーしお前たち、丸くなれ!!」
「ハッ、直ちに!」
かと思ったら、急にトンデモ命令!?
え、丸くなれって……え、え?
『丸く……?』
指示通り丸くなった魔王軍を見て、レブヤ・ベザルも意図が理解出来ないようだ。
あの、一体何をするおつもりで……?
「いくぜ! おりゃあー!!」
アルゼブが丸くなった魔王軍の一体を掴んで……投げたァーッ!?
配下にナニしちゃってるの君ィ!?
「あ、あそこに誰かいるぞ! きっときのこを採りに来た奴だな!」
「よーし、早速ミサイルで……ん? あいつ何かを投げて」
「なんか燃えてるぞ!? しかもすげー早……ぶ、ぶつかるーッ!?」
その一方でスクワッドの一部隊がアルゼブに気付くも、飛んできた炎の何かが直撃し、ガンシップが爆発!
アルゼブさん、これは一体!?
「これぞ飛び道具、名付けてファイア……じゃない、インフェルノボールだ!」
それってどこぞのヒゲオヤジが、フラワーを取って投げるアレのリスペクト的な!?
……いやまあ確かに、ここは元ネタ的に正解かもしれませんけど!
「弾数はまだまだあるぜー! おりゃおりゃおりゃー!」
残り108発のインフェルノボールを、きのこでパワーアップしたアルゼブがひたすらに投げて、投げて、投げまくる!
対するスクワッドもミサイルで対抗を試みるが、発射したミサイルをブチ破るほどの勢いを誇るインフェルノボールを止められるはずもない。
そしてガンシップは次々と撃破され、空中で爆発か墜落かの運命を辿る事になった。
『こやつら……質量があったのか……?』
そんな猛威を振るうインフェルノボールを見て、レブヤ・ベザルがぽつりと一言。
あ、気になったのってそこなんですね!
――かくして猟兵はきのこパワーをもって、マグナ聖帝国の大軍勢を完膚無きにまで叩きのめし、スーパーよいこランドのきのこ狩りを阻止する事が出来た。
奴らをこの島から叩き出し、侵略を停止出来る時は近い事だろう。
大成功
🔵🔵🔵