アルカディア争奪戦②〜導きの白雲鳥
白雲の先にある明るい太陽を目指すように、鳥は惹かれる。
島を、故郷を、守ろうという強き志持つ戦士に。
大きなもの、速いもの、確かな闘う力備えた|飛空艇《ガレオン》を持つこの島の戦士たちは、けれど単騎や孤立を常とする者が多かった。
屍人帝国より時折訪れる魔獣や、諜報なる輩たちと、対峙し追い払い、人々から感謝を告げられる前にひっそり素早く、姿をくらます程に。
ある者は人の溢れる市場に混ざり、ある者は木々生い茂る己だけの秘密の森に身を隠す。
今と明日を守れるならば、現状のままでよい。独り独りがそう抱いて納得していた。
戦士たちはまだ知らない。脅威がすぐそこまで迫っていることを。
鳥は気付く。もっと熱く、もっと大きな輝きが必要と成ることを。
雲から雲へ橋を架けるように、小さな太陽たちを繋がなければという本能が生まれる。
ピュルルリ、ピュルッポ。
どこかしら。ドコカシラ。
胸に光を宿すヒト。
眩しい陽射しの中を歩くヒト。
これから咲く花を守れるヒト――。
●グリモアベースにて。
「猟兵以外にも、戦力を増やす必要があります」
サティ・フェーニエンス(知の海に溺れる迷走っコ・f30798)なるグリモア猟兵は、集まってくれた者たちへ真っ直ぐに告げた。
すでにご存知かと思いますがと前置きした上で、ブルーアルカディアに差し迫っている危機を端的に述べてから。
「ある離れ浮島に、オブリビオンに立ち向かう多くの戦士――“勇士”が存在することが分かりました。
ただ……飛空艇で活躍する姿は島の人たちから何度も目撃されていますが、当の勇士本人の顔は知らない人が多いらしく。
どうやら各勇士たち、単独で動いてはすぐ身を隠してしまうそうで」
顔を知られたくない事情があるのか、単にもてはやされるのが苦手であったり恥ずかしいだけなのか。
そのあたりは定かでないけれど、と少年は続ける。
「住民たちには分からないですが、有力な居場所の手がかりは得られるそうです。
なんでもその島には、特産品ならぬ名物鳥が生息しているそうで。
『|白雲鳥《ネポスプリ》』という、まるで小さな雲か綿あめがゆっくり飛んでいるかのようなモコモコした外見で、くちばしや足などは完全にふわもこの胴体に隠れているそうです。
すぐ見つかるほど多数いるわけではなく、しかし目を凝らして探せば、例え人が多い市場などでも、ふとお店の中をふわ~っと飛んでいたりするそうです。
その白雲鳥が、どうやら勇士たちに懐いているらしく。
真摯に、ひたむきに、居場所を尋ねれば、白雲鳥が勇士のところまで案内してくれるとの事で。
どうか白雲鳥を、しいては勇士の方々を、少しでも多く見つけて仲間にしてもらえればと願います」
締めくくって、少年はグリモアを掲げるのだった。
真白ブランコ
お久しぶりに書かせていただきます、真白ブランコと申します。
「やっと9月だっ書く時間が出来たどー!」と通常シナリオを準備していたら直後、戦争が開始して慌てて戦争シナリオに飛びついた、なーんて行き当たりばったりあるあるMSですが、ご縁がありましたら何卒宜しくお願い致します。
●一章のみ。日常。
目的=【プレイングボーナス……新たな勇士を探す】こととなります。
手順としましては、
浮島内(森、市場、湖、他お好きな場所)を歩き ⇒ 白雲鳥を見つける ⇒ 勇士の居場所を聞く・案内してもらう、という流れです。
探す場所は省略して、白雲鳥と交流する所に重点を置いたりなどしても可。
探し回ってはただの雲かと思って通り過ぎて~中々見つからない!などの探索重視も可。
勇士との会話は無い予定。見つけて終了という感じになります。
ですが、プレイングで希望されれば、気難しそうな勇士と熱く語り合い説得し仲間にする、などの描写もOK。
キャラ様らしい采配にお任せ致します。
POW/SPD/WIZ 気にせずご記載下さい。
|白雲鳥《ネポスプリ》:小柄で真っ白ふわもこな、一見綿飴な鳥。
自分たちが暮らすこの浮島が大好き。
外敵から守ってくれる勇士が大好き。
見つけても、最初は「勇士を連れてっちゃうヒト?」と警戒される可能性が高いです。
自分たち(猟兵)が、如何に勇士と志同じくする者か、島や皆を守りたいと思っているかなどを、語ったり強く想ったりして伝えてあげると、その内ふわスイーッと飛んで勇士の居場所を教えてくれるでしょう。
●公開と同時に受付開始、ですが、3日(土)8:30以降にプレイングくださると少し助かります。
(あくまで軽めの当方希望なので、早めに来たらその時は「ご参加ありがたや」と拝んで頑張ります)
ご検討何卒宜しくお願い致します。
第1章 日常
『触れてみよう、その島の特産品』
|
POW : 特産品の手作り体験に挑戦してみる
SPD : 特産品を市場などで買ってみる
WIZ : 特産品をより詳しく調べてみる
|
種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
橘・小雪
白雲鳥さん、こんな時でなければ
ゆっくり触れ合いたかったかも
探すのは森の中
緑の多い中だから、目をこらせばきっと見つけ……
見つけ……
見つけ………
どうしていないの!?
探しながら話します
あのね、白雲鳥さん
あたし、けっして敵じゃないのよ?
この浮島に危険が迫ってるの
もちろん、他の浮島も同じように危険でいっぱい
だから、一緒に戦ってくれる人を探しにきたの
あたしも戦う、だから、白雲鳥さーん
……って、見つけた!かわいいー!
もふってしてもこもこをつかの間楽しんで
お願い、勇士さまのところへ連れて行って?
あたしたちと一緒に浮島を守ってくれる人のところへ
熱意、通じたかな?
この浮島を守りたい気持ちは、本当なんだよ
●
ふわ、ふわ、キラリ。
細いスポットライトの如き、淡い木漏れ日降る森の中、緑に映える桜色が時折木漏れ日受け止め明るく輝けば、動物たちの視線を集める。
リスと目が合えばコンニチハ、蝶々が横切れば微笑んで道を譲り。
橘・小雪(Tea For You・f37680)はゆっくりした足取りで歩んでいた。
けれど、視線だけはソワソワと忙しなく。
深緑色に囲まれた中なら、真っ白だという件の鳥さんを見つけやすいはず。
「すぐ視界に飛び込んでくるかもしれないよね」
希望をもって、ちょっぴり楽しみに、よぉく目を凝らしあっちを見る。
――うん、こういうのは根気よく。
反対を見る。
――ま、まだまだ、きっともうすぐ……。
またあっちを見る。
……………
……
「どうしていないの!?」
思わず突っ込んだ声が、木々の間を素通りした。
進めど進めど、視界いっぱいに映るのは幹の茶色と葉の緑ばかりなり。
さて、実は白雲鳥さん、小雪の後頭部上空辺りにずっと居た。
桜の精の証たる、小雪の頭に揺れるキレイなまとまった花たちが、遠くから見るとまるで桃色の雲のようで。
仲間? ナカマ? 遠くから来た、お色の変わったナカマかな? などと思った白雲鳥、自ら傍まで舞い降りてきていたり。
けれど、未だ目の前でふわふわ可憐に揺れる桜の枝は気になれど、すぐ傍にヒトの存在があると分かって(※そもそも持ち主であるが)、どうしようかと迷いながらついてきていた次第であった。
そんなこととは露知らず、小雪の瞳はひたすら真っ直ぐ、正面へ向けられたまま。
見つけられない、でも、必ず近くで聞いてくれると信じて口が開かれる。
「はじめまして、白雲鳥さん、あたし小雪っていいます。
あのね、あたし、決して敵じゃないのよ? あ! 住処に勝手に入っちゃったのを怒ってたら、そ、そこはごめんなさい!?」
ふと気づいた事へ、アワワッと言葉を足してから。
呼吸を整え、森へ、島へ、白雲鳥へ、気持ちが届きますようにと真心込めて紡ぎ出す。
「この浮島に、危険が迫ってるの。
もちろん、他の浮島も同じように危険でいっぱい。だから、一緒に戦ってくれる人を探しにきたの。
あたしも戦う、あなたたちを、この島のみんなを守るために。
だから、白雲鳥さーん」
ふわふわの毛の中で、一心に小雪の後姿を見つめるまぁるい双眸。
似てる、ニテル。このヒトの言葉は、大きな鳥に乗るあのニンゲンの雰囲気といっしょ。
白雲鳥が、今にも桜の枝にとまりそうなくらい近くまで、ふわふわり。
「……うん? なんか、後頭部に視線を感じるようなー……って、見つけた!」
くるりと振り返った小雪と、白雲鳥の視線がとうとう絡み合う。
「か、かわいいー!」
感極まるも、あくまでそぉっと手を伸ばせば、白雲鳥、ふわもこの中のくちばし近づける。
よい匂い、しってる香り。
陽射しに喜んだ葉っぱのような、雨上がりの花の蜜のような、甘い優しい香りがする。
すり寄ってくれた白雲鳥を、満面の笑顔でモフゥっと撫でながら。
「あ、もしかして、紅茶の香り気に入ってくれた?」
ほとんど毎日のようにお茶を淹れて、その身はすっかり桜の花の中に紅茶が薫るようになっている事を思い出しては、小雪は鳥さんへもちょっぴり語る。
紅茶の淹れ方は、おばあちゃんから教わったこと。
今はもういないけれど、おばあちゃんの想いが引き継がれたカフェーで、自分も日々楽しくお茶を淹れていること。
「白雲鳥さんはどんな香りが好きかな、やっぱりお花のかな、深い森にいる気分になるお茶もあるから、そっちかな」
もふもふ、もこもこ。
こういう時でなければ、まだまだもっと、ゆっくり触れ合っていたいけれど。
小雪は腕にとまってくれた白雲鳥へ、そっと顔を寄せた。
「ね、お願いがあるの。あたしを、勇士さまのところへ連れて行って?
あたし“たち“と一緒に、浮島を守ってくれる人のところへ」
温かい気持ち、強い意志。
白雲鳥は全身で小雪の思いを受け取った。
ピュルルッポ。
小さな雲が一鳴きして、そよ風と共に宙を舞う。
小雪が追える速度で、ぷかりスイ~ッと、森の脇道へと逸れていく。
通じた、かな?
心からの言葉、熱意込めた願い。
どうか勇士さまにも伝わりますように――そう祈りながら、小雪は白雲鳥の導きに足を委ねるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ミリアリア・アーデルハイム
雲のようにふわもこな鳥さん?見てみたい、そしてできれば触りたい
きっと湖に水を飲みに来るでしょうから、そちらを探しまょう。
美しい場所ですね。
箒で飛んで、水を飲むのに適した浅瀬やなだらかな流れ込みなどの目星を付け、目立たないように「屏氷万里鏡」で周囲を観察。
見つければ、急に姿を現し驚かせないよう注意して話しかけましょう。
屍人帝国が大攻勢に入った事、島を守りたい事、勇士の力が必要な事を伝えてお願いしますよ。
あなたにも迫り来る影が感じられる筈。
この世界に住んでいる方にしか分からない事もあります。共に立ち上がっていただけるならばこんなに心強い事はありません。どうか、勇士さんの所へ案内してもらえませんか?
●
青い絵の具一面に白を筆で伸ばしたような空の色。
乗せてくれている箒さんも気持ちよさそうにしているのが分かれば、小さく笑みを形作る。
ミリアリア・アーデルハイム(永劫炉の使徒・f32606)は、森の上空を飛んでいた。
「けれど流石にこの空の中に居たら、中々見つからなそうですね」
見つけるべき鳥は、ふわもこだという。
手触りを想像するだけで触りたくなるというもの。
おっと、つい口元が緩んじゃいますね……気を引き締めねば。
箒さんに合図して、真下に見えた湖へと降りてもらう。
その際、屏氷万里鏡をひそやかに展開した。日光を弾いて輝き過ぎぬように、眩しさで周囲の動物を驚かせないように、景色映す氷の欠片たちを気持ち小さくして。
じ、と幾つもの周辺景色を琥珀の瞳が見つめた。
肉眼では紛れて見えぬモノを、取りこぼさないよう、一つの氷の景色も慎重に。
生き物である以上、きっと、湖に水を飲みに来ると思うんですが。
息をひそめ草葉に身を沈め。水を飲むのに適した浅瀬、流れがなだらかそうな水面付近に絞って、氷に映し込む。
……――あっ。
心の内で声が鳴った。
ミリアリアの丁度前方真っ直ぐの、湖中央付近に、空から迷い込んだようなぷっかり浮かぶ雲一つ。
どこで水を飲もうか考えているふうに、白いふわもこが水面スレスレをふわふわゆくのを確認しながら、ミリアリアは急に姿を見せて警戒されないようゆっくり立ち上がった。
件の雲――白雲鳥がこちらを向いたのが分かった。
もこもこな羽毛に隠れて見えないけれど、視線が自分に注がれている気配を感じ取って、ミリアリアはやはりゆっくりした動作でお辞儀して。
「こんにちは、お邪魔します。美しい場所ですね」
近寄ってこない、けれど逃げることもしないでいてくれる。
それはつまりヒトの言葉を聞き、心在るモノかどうかを判断しようとしているという事。
取り繕わず、余計な恐怖は与えずに、ミリアリアは歌を紡ぐように語り聴かせる。
「これまでも、屍人帝国が平和を脅かしてきたのはご存知かと思います。その度、あなたもその目で、勇士たちが闘ってくれる姿を見てきたことでしょう。
しかし今……もっともっと巨大で数多なる力が、この浮島を、しいては空全体の平和を、蝕もうとしています」
真っ白な羽毛が、微かに震えるのが見えた。
頭の良いイイコです。
どうしたって怯えてしまう、でも、最後まで聞けば希望が待っている――そう本能で理解しているのでしょうね。
愛しさ込めて瞳を細め、伝え続ける。
「あなたにも、迫り来る影が感じられる筈……だから、聴いてくださっているんですよね。
私たちは、守りたいんです。けれど、その為には協力してくださる仲間が必要で。
この世界に住んでいる方にしか分からない事もあります。共に立ち上がっていただけるならばこんなに心強い事はありません。どうか、勇士さんの所へ案内してもらえませんか?」
言葉という音が響かせるのは、優しい祈りの唄。
守りたいという信念。
後悔しないために前へ進む勇気。
歌から感じられるのは、誰かの為に振るわれる力だった。
鳥は共感する。
この島が大好きな自身の気持ちと、それは同じものなのだと。
無自覚に発せられたミリアリアのUCは、脅威に怯え震える白雲鳥の心を、温かく包み癒していく。
ピュィルルルー。
ミリアリアが唇を閉じた直後、まるで歌を引き継ぐように鳥がうたった。
琥珀の瞳がまるく大きく開かれる。
微動だにしなかった白雲鳥は、ミリアリアの近くまで宙を泳ぎ寄った後、ふわもこの尾(※どこか分からないかもしれない)をフリッと振っては、飛ぶ移動先を直角に変えた。
「もしかして……連れて行ってくれるんですか?」
念のため尋ねれば、ピュルッピ! と可愛らしい答えが返って来て、ミリアリアは破顔する。
「ありがとうございます、お願いしますね」
右手の木々へ入っていく白雲鳥についていきながら、「ぁ、よろしければ、後で撫でさせていただいても……?」なんて、ふわもこ感触を味わう約束を交わそうと試みる声がしていたとか。
大成功
🔵🔵🔵
花織・ヒメ
鳥さんなら湖に立ち寄らないかしら?
そっちの方を見に行くわ
とっても綺麗な場所だからゆっくり見ていきたいけど、今日は我慢
白雲鳥さんを探さないとね
ふわふわを見つければ興味深そうに近寄って
こんにちは、可愛い鳥さん
少しお話ししても……怖がらないでね?
大切な勇士さんを連れていこうとしてるんだもの
警戒されるのは仕方がないわ
でもね、私達は勇士さんの力を必要としていて……
それはこの島だけでなく、この世界の皆を守るためなの
勿論私達も全力で協力するわ
この綺麗な世界を守りたい
その思いはきっと一緒だから……
鳥さんが納得するまでお話しするわ
それから無事に案内してもらえるなら喜んで
ありがとう、鳥さん
必ず勇士さんと帰るからね
●
一人の猟兵と一羽の白雲鳥が消えていった方向を、じぃーっと見ていた視線が一つ。
やっぱり私も、一緒について行かせてもらえば良かったかしら……。
湖の反対側。遮るもののない、穏やかな陽光浴びた髪は、周囲の自然に溶け込むような緑色。
こてん、と首を傾げれば、長く伸びた三つ編みが控えめに揺れる。
ううん、でも私の足じゃ、見つけた時にはもうあっちまで追いつけなかっただろうし。
潔く、他の白雲鳥を見つけようと顔を上げれば、花織・ヒメ(よせあつめワンダラー・f37008)は肌身離さず持ち歩く本たちと共に、湖の縁に沿って歩いてみる。
キラキラと光を反射する水面に、雲のような鳥さんが集まる景色――想像するだけで絵になりそう。
ゆっくり観察して本に記したいけれど、今日は我慢。
慌てないマイペースな足取りは、動物たちの警戒心を緩めていく。
風になびく葉のような優しい髪色、胸には太陽の熱を分けてもらったふうな温かな東雲色のリボンがふんわり揺れて。
不思議なお花? とでも思ったのか、一羽の白雲鳥がふわふわと、ヒメの頭上近くまで舞い降りて来た。
「あら?」
見上げたヒメも、嬉しそうに、興味深そうにまばたき一つ。
ヒトだった! と一瞬慌てた白雲鳥、けれど合った目はまた温そうな色を称えているのを見つけて、離れるのはやめた様子。
「こんにちは、可愛い鳥さん。少しお話ししても……怖がらないでね?」
戸惑っている気配に、さえずるような小さな声で、ヒメは話し掛けた。
まずは島の素敵さを、美しい自然を語り口に。
「住むのにはとっても良い場所ね。見上げると空が近くて、でも陽射しは柔らかくて、毎日日向ぼっこしたくなっちゃうくらい」
陽だまりに似た笑顔から零れる言葉に、いつしかふわっもふっと頷くように相槌を打つ、浮かぶ綿飴。
この素敵な島を、よく守ってくれる人がいるんですってね、と話題を上手に転換していく。
大事な島を荒らすなんて許せないよね、と外からの敵への憤りも見せたあたりで、白雲鳥の羽毛がしょんぼりといったふうに縮こまった。
これからどんな話が出るのか、本能が敏感に感じ取ったのかもしれないと気付いて、宥める声色でヒメはひと際優しく囁く。
「そう……大切なヒト、勇士さんが連れていかれちゃうって、分かっちゃったのね。
でもね、私達は勇士さんの力を必要としていて……」
ふわぽわ。
まるで「自分もだ」と訴えるように、膨れたり縮んだりな雲の動き。
ヒメは焦らず、決して強引にならぬよう、言葉を選び紡ぎ続ける。
「連れていっちゃうっていっても、ほんのちょっとの間だけ。それはこの島だけでなく、この世界の皆を守るためなの。勿論私達も全力で協力するわ。
この綺麗な世界を守りたい。その思いはきっと一緒だから」
穏やかな瞳に熱が籠って、より鮮やかな太陽に見えた。
鳥は見つめる。島を照らす陽光と同じ色の瞳を。
言葉だけでなく、ヒメの纏う空気が全身で伝えていた。
大丈夫、必ず勇士さんと帰るから、と。
頭上でふわふわ揺れ動いていた白雲鳥、納得の意を示すように、降りてきてはヒメの胸のリボンにふわツンッと、見えぬくちばしで一度じゃれた。
「もしかして、気に入ってくれたの? ふふ、私も大好きなリボンよ」
綿飴な感触がじゃれるのをくすぐったそうに、笑い声が降るのを合図に、白雲鳥がふわ~っと飛び立つ。
すい~、ぴた。すい~、ぴた。
見守るヒメを待つ動きで、進んでは止まりを繰り返す白雲鳥の意図に、今度は感謝の笑顔が向けられた。
「ありがとう、鳥さん」
ピュールリッピ。
こちらこそ。そう聞こえたのが、気のせいでなければよいな、なんて、自分の歩調に合わせて飛んでくれる白雲鳥の姿を、心の一ページに刻み付けるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
森宮・陽太
他者絡みアドリブ大歓迎
白雲鳥か…試しに探してみるか?
今回、これくらいしか手伝えそうにねぇからな
白雲鳥の後をつけて勇士の居場所を突き止めてもいいんだが
これだと勇士に警戒されそうだし、何より白雲鳥を驚かせたくはねぇ
というわけで普通に探すぜ
市場で空に適当に目を凝らし探していると
あっさり白雲鳥発見
って周りに人多いな…声出しづれぇ
周囲の人々を驚かせず、念だけで伝わるのか?
…やってみるしかねぇな
安心しろ、勇士を連れていくわけじゃねえ
俺たちも屍人帝国と戦っている身
島を守りたいのは勇士と同じだ
…っておい
強く想っただけなのに白雲鳥に伝わったってどういうこった?
まあ、後は案内頼むぜ
…後は任せるしかねぇからよ
●
近づく脅威を未だ知らぬまま、人同士、店同士で和気あいあいと賑わう市場を、森宮・陽太(人間のアリスナイト・f23693)は眺めて回る。
明るい笑顔たちに直接触れられる現場は、やはり良い。
「今回、これくらいしか手伝えそうにねぇからな」
ぽつりと零れた言葉。グリモアを持つ身でもある、ついぞの本音。
導き鼓舞するのも立派な使命。
けれど、直接解決に乗り出せない日々が続けば、どうしたってもどかしさも募るというもので。
導かれる側に今回は身を置きたくなったのかもしれない。
なんて、らしくない思考に苦笑った。
「足動かしてスッキリするとすっかな。
さて……白雲鳥とやらの、後をつけて勇士の居場所を突き止めてもいいんだが」
気配消しての移動は得意とするところであるが。
人々の合間を、明後日の方向を見ていても華麗に縫うよう通り抜けながら、しかしな、と思い直す。
「こっそり後付けてきたのが分かれば勇士に警戒されそうだし、何より白雲鳥を驚かせたくはねぇな」
結論、地道に探そう。
こんなひと気の多い場所に、居るとしたって見つけんのにどんくらい掛かるかね、なんぞと何時間でも歩き続ける覚悟を陽太がした、まさにその時。
「――……いいのかこんなあっさり見つかって」
持ち前の観察眼の賜物という自覚はなしに、思わず呆れの心地、誰に聞いてもらえばよいのやら。
市場に均等に立ち並ぶ、レンガ色のテントと空の境界線付近へ目を凝らしていれば、明らかに生き物の動きたる小さな雲が一つ、テントからテントへ遊ぶようにポワンッポワンッと着地しているふう。
ついぞ友人を見つけた時のノリで片手を上げて、大きく声を掛けそうになった寸でで踏み留まった。
ここで声張り上げたら……人も多いし注目集めちまうか……。
このような場所にわざわざ降り立っているのなら、賑やかな雰囲気が好きなのだろうけれど。
知らない人間に突然声を掛けられたらば、警戒してしまうのは人間含めどんな生物も一緒であろう。
陽太、のんびり転々とテントを移動する白雲鳥を慎重に追いながら。
……正直、俺自身にンな能力これっぽっちもあるとは思っちゃいない、思っちゃいない、が。
周囲行き交う人々や鳥自身を驚かせない為には、これしかない。
念 じ る の だ 。
これで乗り切った案件も意図せず増えた。
下手すると、無機物とすら一瞬まみえたのだ(※要塞とか)
……やってみるしかねぇな。
きこえますか、いま、おまえさんのこころにちょくせつ――いや違うそうじゃない。
深呼吸。そして、見失わぬよう一心に、白雲鳥を見つめ続ける陽太。
視線の強さにか存在感にか、ふと白雲鳥が(※分かりにくいが)首をもたげて、陽太の方を振り返る。
今だ。
――な、頼みを聞いてくれないか。
白雲鳥、逃げようか悩むように、ふわふわモコモコと羽毛を揺すりながら、陽太を見つめる。
――おまえさんが好きな人間ってのは、この島を守って戦ってるんだってな。
俺たちも、屍人帝国と戦っている身なんだ。だから、これから危機が訪れるかもしれねぇこの島を守りたいのは、おまえさんが好きだっつー勇士と同じだ。
鳥の動きに、次第に落ち着きが見えて来る。
――安心しろ、勇士を連れていくわけじゃねえ。ちょいと、その頼もしい力を貸してもらって、すぐおまえさんの所に帰って来るさ。
いつしか真剣に思いを込めていれば、白雲鳥の視線が陽太の翠の瞳から、どこか、その全身へと向けられる。
ん……? 視線が逸れたか……?
やっぱダメ、だろうか……野生の生き物ならば、色々敏感そうだし、な。
今はもう、己が意思で人を救う道を征っているとはいえ……沁みついた“血”の匂いは取れるものではない。背負いこそすれ、払拭したいとも無かったことにしたいとも、思ったことなどないけれど。
自嘲の色が口元に浮かぶ陽太を余所に、白雲鳥は小首をもこっと動かした。
あったかい気配。このヒトを守ろうとする気配。このヒトも、“ソレ”を大切にしている。
無意識に陽太が触れていた懐、淡い光纏う水晶のお守り刀。
まもってる、マモッテル。優しい力をふるえるヒトだ。
白雲鳥、ピッピュルピーと一鳴きしてから、陽太の頭上周りをふわふわんっと揺蕩い始めた。
「ん、お?」
確かに意外と必死に想っちまったが。本当に伝わるとはどういうこった?
今度は陽太が首をひねりひねり。
「まあ、心開いてくれたんなら何よりだ。案内頼むな」
今回の大きな戦い、己に出来る事は数少ないと直感が告げていて。
……後は任せるぜ。
白雲鳥へ、その先に在るであろう勇士へ、そして今尚奮戦する仲間たちへ、無意識に、切なさ混じる言葉が呟かれるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友
第一『疾き者』唯一忍者
一人称:私 のほほん
助手:陰海月、霹靂
霹靂の故郷世界なんですよねー。手を抜く理由は皆無なんですよー
それにしてもその勇士…私と似てますね?(ひっそり素早くな振るまいが)
注意深く観察しましてー。見つけましたら、話しかけましょう
私、勇士の方を探してましてー。ふふ、この島を…ひいてはこの世界を守るためにも、その勇士の方の力が必要なんですよー
これは一人で為すものにあらず、余多の人々によって為すものですからー
陰海月と霹靂も、そういってますねー?
※
陰海月「ぷきゅ!」
親友の故郷世界だもん、守るんだ!
ちなみにもふもふ好き
霹靂「クゥエ!」
ここも守るために!
●
四者四様に、この度は忙しいですねー。
零れた言葉は文句では無い。
むしろその忙しなさを愛しく感じているふうな声色で、馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)は助手の陰海月と共に空を征く。
浮島から浮島へ、大活躍中のヒポグリフ・霹靂にまたがって。
ある時は天馬やワイバーンと触れ合ったり、ある時は戦闘にも参戦しと、普段であれば斯様に疲労が溜まっていそうな霹靂を労わって休ませるところである、が。
「張り切ってるんですよねー、故郷世界ですから。それは友である陰海月や私“たち”も同様なんですけれどー」
「ぷきゅ!」
「クゥエ!」
当然! ありがとう! なんて二匹の間で交わされる会話を、のほほんと笑顔で見守りながら、本日担当の“義紘”は森と空を見下ろし見上げる。
いつぞやは、無事勇士を募れたけれど。
「今回の島にいらっしゃる勇士……私と似てますね?」
住民に姿を認識されぬまま、ひっそり素早く振舞うというその様に、親近感を覚えたり。
クゥエクゥエ、と霹靂が同意した。
「私は職業病に近いですけれどー。力のある勇士さんなら、余程のご事情がない限りは是非ご協力賜りたいですねー」
言葉はとても穏やかであるが、大事な霹靂の故郷の為に手を抜く気はないんですよー、といった本気度を、内なる三名はひっそり感じていたとか。
宙に浮かぶ愛嬌ある海月と、空と森を統べる王者たる風貌持つヒポグリフ。
二匹と仲睦まじい姿を披露するヒトに、白雲鳥の警戒心などあっという間に取り払われることとなる。
「はじめましてー、可愛らしいですねー」
出会い頭、いつも以上に存在感をふんわりしたモノにし話しかけた“義紘”、その隣で早くも『敵じゃないよ!』とアピールするように、陰海月が虹色ゲーミングに愛嬌溢れるダンスしていれば、警戒心どころか遊び心刺激されて、白雲鳥、もう今は霹靂と陰海月の間に仲良く挟まっていた。
ふわふわモフモフ。1人と二匹に愛でられすっかりご満悦な白雲鳥(内側で、ちょっと一瞬代わってもらえぬか、などとソワソワしてる気配もあった)。
リラックスしきりと見てとれば、格好のタイミングで尋ねる。
「実は私、勇士の方を探してましてー」
一瞬、白雲鳥の羽毛がモフピクッ、と揺れたのを見逃さず、“義紘”は微笑みをその羽毛に寄せながら。
「ふふ、心配ないですよー。この島を……ひいてはこの世界を守るためにも、その勇士の方の力をお借りできれば助かるんですよー、っていうお話ですから。
その方だけではないですし、私も、このコたちも一緒ですよー。
一人で為すものにあらず、余多の人々によって為すものですからー」
ね? と振れば、ぷっきゅ! クゥエ! と合いの手が入る。
そろり、そろりと雲が義透の目を見上げ、次いで陰海月の虹色光る触手にすり寄り、霹靂の力強い背中にモフンッと乗った。
「おや」
「クゥエー」
“義紘”、不思議かわいい光景をキョトンと見つめ。
霹靂が、自らの背に来た白雲鳥と何やら話しているのを暫し見守る。
そうしている内に、クゥエ!クゥエ! と自分にも乗るよう催促する霹靂に、なるほどと意を得た。
「霹靂に一緒に乗って案内してくれるんですねー」
傍から見たらば、ヒポグリフに白いもっふもふのタテガミ付いた、な容貌である。
すっかり打ち解けた白雲鳥、この島には滅多にいないヒポグリフに乗りたかったらしい。
また一つ笑ってから、全員が霹靂に乗って大空を駆ける。
うっかりモファ~ッと飛ばされぬよう、義透の腕に抱かれる白雲鳥から、自分で飛んだ時とは全く違うスピードに ピュルッポピーッなんて興奮した鳴き声が放たれ続けるのを、楽しそうに見つめる双眸たちがあるのだった。
大成功
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ヘルガ・リープフラウ
探す場所は森の中
精神を研ぎ澄まして、よく目を凝らしてみれば、
一面の深い緑の中に小さな白が見えるはず
見つけたら敵意が無いことを示し微笑んで
あなたが白雲鳥さんね?
勇士様を探しているの
この浮島を、ひいてはこの世界を救うために
迫りくる脅威に立ち向かうために
勇士様と離れてしまうのが寂しいのね?
敵は強大で、一人ではとても太刀打ちできない
手を取り合い、力を合わせることが必要なの
わたくしは癒しの力の使い手
傷を癒し、萎れかけた心を慰め、再び勇気を与えることが生業
勇士様の、いいえ、この世界に住まう全ての人々の命を
決して無碍に散らせはしない
約束するわ
共に戦い、守り抜いて
みんなが笑顔で暮らせる日々を取り戻すと
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雲の上、太陽のそばにある浮島では、霧がかった雨は降れど雪が深く積もることはあまりないのかもしれない。
今、ヘルガ・リープフラウ(雪割草の聖歌姫・f03378)の眼前に、未知の自然を見つけたと好奇心抱く白雲鳥が一羽、ヘルガの純白の髪とミスミソウの周りをほわほわ飛んで見つめていた。
日光がよく通る木々たちは元気に葉を茂らせる。濃緑称えたこの場において、ヘルガと白雲鳥は生き物としての種は違えど、似通って見えた。
雲の白、春待つ雪どけの白、とてもとてもよく映えて。
精神を研ぎ澄まして探そうとした矢先、ふわふわぽわ~とまさに雲よろしく舞い降りて来た鳥の姿に、一瞬目を丸くしたヘルガであったが。
「――あなたが白雲鳥さんね? ふふ、あなたとお揃いの私の色、お気に召してくれたのなら嬉しいわ」
雲の如きふんわり柔らかい微笑みで迎えてから。
「わたくしたちは、勇士様を探しているの。この浮島を、ひいてはこの世界を救うために、迫りくる脅威に立ち向かうために」
途端、白雲鳥は悟る。怯え出す。
本能が感じ続けていた脅威が、すぐそこまで迫っているのを思い出して。
きっとその為に、大好きなヒトが連れていかれてしまうのだと気付いて。
もこフル……もこフル……と羽毛を震わせ始めた白雲鳥を捉えれば、ヘルガはそっと、両手で包み込むように鳥へと触れた。
「……勇士様と離れてしまうのが寂しいのね?
敵は強大で、一人ではとても太刀打ちできない」
あなたもそれを知っているのねと、慰め撫でる。
大切なひとと、別れ別れになってしまうのはどれだけ辛いか、わたくしにもよく分かる。
暮らしていた地を失った。
大事であった民を失った。
自分を大切に育ててくれた両親とは、もう会えない。
恐怖に怯える気持ちが、痛い程に伝われば、だからこそ、ヘルガは囁き奏でる。
自らが乗り越えたからこそ生まれる、それは慈愛の歌。
最愛の人と出会い、与えられ、教えてもらった、幸せを描く歌。
人も鳥も、全ての生き物が、共感できる確かな想いを信じて。
「手を取り合い、力を合わせることが必要なの。
わたくしは癒しの力の使い手。傷を癒し、萎れかけた心を慰め、再び勇気を与えることが生業。
勇士様の、いいえ、この世界に住まう全ての人々の命を、決して無碍に散らせはしない」
優しさと覚悟を携えて、ヘルガは紡いだ。
真心込めた言葉たちは、言霊という旋律に成る。
白雲鳥は怯えながらも逃げなかった。歌を聴いていた。
歌に込められたものが何か、伝わり始めたから。
辛く、苦しく、悲しい想いに打ち勝つ為の、未来を招く歌だと気付いたから。
「約束するわ。
共に戦い、守り抜いて、みんなが笑顔で暮らせる日々を取り戻すと」
|微笑みの歌《ヒュムネ・スリール》は、なにものも強制しない。
たとえ恐怖に覆われていても、そこに一筋の希望を抱くものに、緩やかに浸透していく。
ヘルガの髪に咲くミスミソウが、風に揺れた。白雲鳥に、信頼の意を告げるように。
白雲鳥も揺れた。今度は怯えではなく、歌に応えるように。
そして――
ピールルー、ピュルイルル―。
発する声は違えども、ヘルガには確かに聞こえた。
白雲鳥からの、信頼の呼応だと。
「……強いコね。ありがとう」
守れぬ約束など決してしない。
決意を胸に、白雲鳥が飛び立つ方向へとヘルガも続く。
平和になったら、わたくしの夫にも会ってもらえると嬉しいわ。
約束の先、希望は尽きることなく生まれるものだと教える歌詞が、森の奥で鳥のさえずりに混じって響いていた。
◇
猟兵たちそれぞれが、白雲鳥に導かれ。
勇士は顔を上げた。
ある者は怪訝そうに、ある者は察した表情を浮かべ、それらの肩に白雲鳥はもふんととまる。
鳥と猟兵とを見比べて、勇士は諦めたように肩を竦める。けれどそこに、拒絶の空気は一切なかった。
理解したのだ。
己のところへと導かれた者たちは、己が立ち上がるのを待っているのだと。
白雲鳥が認めた者たち。
それだけで、身を潜めていた勇士たちを奮い立たせるには十分だった。
猟兵は手を叩いて喜んだ。控えめに握手した。感謝と共にお辞儀をした。
来たる大きな戦いを前に、新たな力の架け橋が幾つも繋がれたのだった。
大成功
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