これよりぐるぐるバット大会を始める!!!
●天高く馬肥ゆるとは言ってない
読書の秋、スポーツの秋、そして何よりも食欲の秋。その他スポーツ『ぐるぐるバット』のチーム『バット・サイクロン』メンバーは猛烈な空腹に襲われていた。それもその筈、午前中の基礎練では何故か走り込みなどマトモな内容が殆どだったからだ。そうしてバット・サイクロンのリーダー、人呼んでぐるぐるリーダーはチームメイトに声を変える。
今日のお昼は焼き芋よ!!!
焼き芋――それは炭水化物の塊。エネルギー補給にもってこいな秋の味覚。チームメンバー達はうま、うま、と焼き芋を頬張っていく。とても甘いのは蜜が良質な証拠だ。実に素晴らしい――オカワリもあるわよ。嗚呼、なんて良心的なリーダーなのだろうか……。
これよりぐるぐるバットの訓練を行う!!!!!!!!!!!
絶望――或いは予定調和。腹いっぱいのチームメンバーの顔色は既に悪かった。なんでも近々『チキンレース』なる非公式大会が行われるという。その内容は――!?
昼食後に行われる最悪の所業!
胃袋のギリギリを責めるんだ!!!
●グリモアベース
「焼き芋食べ放題するわよ!!!」
ぶおんぶおんとバットを振り回しながらグリモア猟兵、隣人は嫌な笑みを浮かべる。これ絶対🌈案件じゃねぇかと君は悟っても良い。
「ダーク化した連中がどうやらその他スポーツ『ぐるぐるバット』で新しいルールを作ったようね。これに乱入して全員元に戻すのよ。あっ、内容は現地のアスリートから教えてもらってちょうだい。頑張ってね!」
グリモアが輝いて。
にゃあら
にゃあらです。
おかわりもいいぞ。
下記のシナリオにてルール説明をしています。読まなくても大丈夫です。
『https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=43491』
第一章。
チーム『バット・サイクロン』のメンバーとルール『チキンレース』について理解を深める。焼き芋食べ放題です。
第二章。
ダーク化した選手との対決です。
胃袋ギリギリをせめましょう。
第三章。
ダークリーガーとの直接対決です。この戦いに勝利するとダーク化が解かれます。
第1章 冒険
『その他スポーツを練習しよう』
|
POW : 体当たりで果敢にチャレンジする
SPD : 器用にコツを掴みながら練習する
WIZ : ルールや戦術の理解を深める
イラスト:十姉妹
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
説明しよう――ぐるぐるバットとはアスリートアース、古より伝わる由緒正しき|非公式《スポーツ》ある。とある文献によると神との一体化、儀式が|根源《ルーツ》だと言われている。そんな素晴らしい|非公式《スポーツ》にもダーク化の魔の手が迫っているのだ。嗚呼、なんたる冒涜。なんたる所業。オブリビオンの存在を許してはならない――!
そもそも『ぐるぐるバット』とは何か。バットの柄を額につけ、下を向き、ひたすらに回る行為の事を示す。しかし――これはスポーツ。ちゃんとしたルールが存在するのだ!!!
アスリートアース式ぐるぐるバットは所謂『レース』の類ではない。何方かと言えばスケート、演技的な部分が強いだろうか。つまりは点数制、美しさなどを競うスポーツである。
されど美しさでは勝ち残れない、そんな魅力も持ち合わせている。審査員は『回転数』『姿勢』『リアクション』を重視する者が多いだろう。何よりも要なのが『回った後のリアクション』である。ケロリとした表情では面白くないのだ。やっぱりぐるぐるバットって言ったら笑いとかも欲しいよね――。
ここまでコピペ!!!
新ルール『チキンレース』とは『レース』であり『レース』ではない。腹10分目までの食事――焼き芋――をした後、ぐるぐるバットを|🌈《嘔吐》ギリギリまで行うのだ。ダークリーガーの考えたルールなので若干の邪道感はあるが問題ないだろう――チーム『バット・サイクロン』のメンバーと阿鼻叫喚の地獄特訓を乗り切り、イザ、大会の舞台へと逝くのだ――!
レッツ・ゴー・サイクロン!!!
ウィノア・フォーン
🌈
またダークリーガーっスか!
特訓の合宿に出られなかったのはうっかりだったっスけど、
今度は芸術点でも負けないように練習するっスよー。
えっと今回は追加ルールがあるんスよね、って腹いっぱい食べてからッスか!?
うぅ、最近ちょっと食が細くなってってそんなの理由にならないっスよね。
仕方ないっス、またあの秘術を使うッス!
これでがっつり焼き芋を頬張って、お腹いっぱいになったらぐるぐる開始ッス!
……あっヤバコーチさんそんなすぐ離れられると術の反動で一気に年齢が戻るるるrrrrrrろろろrrrrrrrr(しばらくお待ちください)
屈辱っス……こんな撮れ高のかけらもないチョロチョロ🌈……
もう一本オナシャッス!
ヨーグルト=ソースを七色に光らせたならば良好、数年前に流行っていた食物に違いない。マリなんたらの前は蛙の卵で、その更に前は何だったのか。兎にも角にも混沌、抗いようのない回転力に脳味噌を引っ張られる――これはお約束っていうオチじゃないっスか? またしても荒ぶるダークリーガーの魔の手、これを回避しなければ選手のダーク化が加速してしまう。頑張れ猟兵、頑張れウィノア・フォーン、全てはオマエの|三半規管《カタツムリ》に懸かっている!!! ちょっとだけブランクがあるっスけど訓練したらなんとかなるっスよね? 今度は芸術点でも高得点を取ってやる、そんな意気込み。
えっと――今回は追加ルールがあるって聞いたっスよ。コーチ、確かぐるぐる前にたくさん食べるんスよね? かるい|自殺行為《スーサイド》では??? 語尾を忘れてますよ猟兵さん。おっと失礼しましたっス。ところで最近食が細くなって――言い訳しないでこの焼き芋を詰め込むんだオカワリもわるわよ。強制! もごもごと痙攣し始めた胃袋、酸の分泌もバッチリだ。それじゃあぐるぐる開始っス!!! それは|熟練者《ベテラン》めいた美しい|基本姿勢《フォーム》であった。レッツ・ゴー・サイクロンと共にシェイクされる脳味噌と焼き芋のコンビネーション。嗚呼、美しき哉、虹色、その栄光の彼方――ヴッッッ。
あっ。
ヤバっ。
これで一人前のぐるぐるバッターね、とコーチが離れたところでコード・ミス。誰も近くに居なければどんどんと『元の年齢』に戻ってしまう。誤算、そのまま悪寒、続いて嘔気。治まる術を知らない眼球がいよいよ、天地を|歪曲《ぐるぐる》させてえれれれれれれれr……【綺麗な湖の動画】【しばらくお待ちください】【ざざーん、ざざーん】【これ海だ】
屈辱――! 撮れ高の欠片もない無様! ちょろちょろとした🌈。こんな失態を晒した儘『本番』を迎えるわけにはいかない。もう一本オナシャッス!!!
見上げた根性ね、気に入ったわ!!!
今度はスピードを上げてやるわよ――はいスイートポテト詰め込んで!!!
悪夢は始まったばかりだ。
成功
🔵🔵🔴
岩倉・鈴音
だぁ〜栗ガーッ!とかいいながら焼き芋とはどういうことだっ
まあルールだなんだ覚えてられねえ!
たぶんお芋はおもいのアナグラム!
より高く!
より美しく虹🌈の内容物(おもい)をトロピカルに吐露することがシン・ルールてやつだろ!
そうとわかれば焼き芋を限界まで詰め込んでやる!
よりデカく。
ということで巨人に変身すれば胃袋も夢詰め込めるっ
ジャッッ!
さっそく巨人でぐるぐる回るぜー
レッツドリーミング!
イカン3分もまわってたらピコンピコンしてきた!
おもいを美しい放射線を描きながらはっしゃゃゃ🌈🌈
ふう、次のトレーニングはまた腹減らしてからだな
ジュワッ
桃の木が何年なのかも忘れてしまったのだと何処かのアスリートが嘆いていた、重要なのは年数ではなく回転数だと記憶していないのか。兎も角、ダークリーガー、栗が々がと叫びながらも焼き芋とはいったい如何様な要件か。千年ほどを掛けて習得した奥義もこれではまったく無意味に等しい。まあルールも訓練方法もホントウ『基』の字も解せて無いのだが。たぶんお芋はおもいのアナグラムなのだ。胸倉をつかんでぶっ飛ばして仕舞えばよろしい、そんな良心性なめまいなど何処に存在する。ああ、より高くより多く、より美しく🌈をぶち撒けて悦べばトロピカル・ジュースへの架け橋。そうとも、吐露する今こそがシン・ルールなのだ。これではナウ・ルールでは? やかましい!!!
そうと理解出来たならば咀嚼も早々に焼き芋を限界まで胃袋に詰め込むんだ、グーとチョキとパーの違いなどは精々、腹の鳴る具合に依るもの。こんなにもデカくなって如何すると謂うんだ。此処が巨人のテーマ・パーク、テンション狂わせるならば現だ。
河童が屁をこくだなんて誰が証明したんだとオマエは頸を傾げてみせた。変身したならばお決まりの文句ジャッッやっておしまえ。さっそく|基本姿勢《フォーム》を定めたならばぐるぐる半径は幾つだったか――イカン。そろそろ三分が過ぎてしまうそんなにもよく回れたなオマエの三半規管はもしやオリハルコンなのでは……?
甘酸っぱいおもいも膨れ上がって至れば我慢の限界、巨大なスプリンクラー・ごっこと洒落込むのがカタツムリ天使の放射線か。噫、🌈、螺旋を描いて空を汚す。
筆舌し難い花火だ、天に唾を吐く行為。
ふぅ――次のトレーニングは腹減らしてからだな。愉快な眼振状態でベンチまで歩けるのか。アンサー:ジュワッ!
――コアをぴこんと明滅させて彼方はグダグダであった。
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
ネタ切れ!
ぐるぐるは使い切ったのです
こーゆー時は基本に立ち返るのがいいって聞いたです
なので最も基本的なぐるぐるを丁寧且つ素早く行う
これが一番いいと思います!
とゆーことで…焼き芋をいっぱい喰らうべしっ!
この炭水化物が回転エネルギーへと変わるっぽい
だからいっぱい食べていっぱいチャージしないとね
で、チャージが完了したらぐるぐるのターン
動作の無駄を省いて素早く!
回転のブレをなくして美しく!
<隠忍の見えざる手>で回転動作をサポート
この回転は芸術点高いですよ?
そして最後はキラキラでフィニッシュ!
念動手で火遁を発動することでキラキラを美しいものへ
超高温でキラキラをブラズマ化することで諸々の問題は解決っぽい
夏休みのスイカ割りに想いを馳せてみる、縞模様のうねうねも脳裡に残っていなかった。そもそもスイカなど用意されてやしない。それなら焼き芋は如何だ?
蜜がたっぷりで甘い!
七色の彼方を見出した|熟達の忍《ベテラン》曰く、最早、己は境地に至っただろうか。クルクルはグルグルへと進化しグルグルはギャルギャルへと昇華して往く。それを越えたと謂えたならば、嗚呼、遂にはネタ切れの|貌《ザマ》へと墜落してしまう。使い尽くした|混沌《ケイオス》に一筋の🌈を見定めるならば、成程、初心に立ち返っての回転数か。世の中がこんなにも目を回していただなんて思ってもみなかったあの頃、丁寧且つ素早く行う事こそが今までへの感謝と解せるだろう。これが一番いいと思います! するりと手を伸ばしてみたならばアツアツの焼き芋、最近は冷えたポテトも人気らしいがありつくべきはシンプルイズベストか。この炭水化物が回転エネルギーへと変わるっぽい。いっぱい胃袋に詰め込んでチャージしたならば、そう、この黄金の輝きこそが🌈への第一歩なのだ。さあ、完了したならぐるぐるのターン。意味が同じだって? 気にしたらダメっぽい。
無駄な動作を省きブレなく回転する|輪郭《きみ》こそがレジェンドの貫禄、バット・サイクロンのメンバーすらも涙するスピン加減だ。そうして『見えざる手』で身体を支えたならば限界突破まであとわずか。この回転は芸術点高いですよ? それでは皆さんご一緒にお約束のスプラッシュだ。キラキラしているのは慣れると気持ち良いね、よくない。
火遁――酸っぱい臭いをプラズマと化した刹那に訪れる周囲への優しさ。美しさがもらい🌈を緩和して|万々歳《パ―フェクト》な演技だ。諸々の問題も解決っぽい。
あふれる喝采は訓練とは思えないほどで焼き石のジュウジュウ音も塗り替えていた。
成功
🔵🔵🔴
葉月・環奈
これが隣・人殿の推しているぐるぐるバットか…
神との合一を図る祭事だというならば、巫女としても参加せねばならないな
……「虹」と言うワードから、そこはかとなく邪神の類という気配を感じるが、気のせいだろうきっと
しかし焼き芋か
秋の味覚であり風物詩だな
……これが見えている地雷で無ければ楽しめたのだろうな
しっかりと食べたら|ぐるぐるバット《悪夢》の時間だ
やるからには全力だ、気合を入れて回転数を稼ぐとしよう
くっ!
これは中々きついな!
……と言う訳でフレームアウトさせて貰うぞ
足元がおぼつかない中で走るので、多分転んだり見当違いの方向に進むのだろうが…
例えどれ程無様であろうと!
乙女として負けられぬ戦いがあるのだ!
ひざまくらに沈んだオツムが気持ち悪さを訴えている。
これは数分後のオマエの姿だ。
スイカとメロンを違える輩など存在するのだろうか、そんな疑問を投げかける誰かさんには布の偉大さを教えてやる他にない。一枚裏のシュレディンガーに誰が気付けると謂うのか、ああ、悦ばしい哉、シリアスとポンコツの混濁性。これが|隣人殿《ビハインドどの》の推しているぐるぐるバットか――練習風景に目をやれば何処も彼処も死屍累々だ、ぐったりとしている娘にげっそりとしている少年、誰もが屈強な歴戦アスリートだからこそこの競技が『凄まじい』事うかがえる。それに『神との同化』、合一が目的となれば巫女たるオマエ、参加せざるを得ないだろうか。それで、先程から聞こえてくる|🌈《※※》と謂うワードが如何にも気に成って仕方がない。そこはかとない邪神の類の気配だ。え? ここはUDCアースではない? そんな事はわかっているとも、気の所為さきっと――飛び込んできた焼き芋の甘い匂いに誘われて夏蟲の如く、今は秋だろう、それが如何した。
秋の味覚であり風物詩なのだ、これを味わわなければ損であろう。しかし、視えている地雷がひどいのではないか。ニマニマと微笑んでいるバット・サイクロンのリーダーに一声かける。オカワリもあるわよ。何度目かの受け答えに勇者は頷く他赦されなかった。この蜜と柔らかさは黄金色のトロフィーに匹敵する、うまい。
しっかりと食事をしたならば愈々ぐるぐるバットの訓練開始だ。教えてもらった|基本姿勢《フォーム》を構え『スタンダード』なやり方を決め込む。そうとも、やるからには何事も全力でなければならない。気合いを入れて回転数を稼ぐとしよう――そうして陥って往く初心者にありがちな罠、そう、|三半規管《カタツムリ》は傾きに脆く弱いのだ。
くっ……! もれる言の葉に歪んでいく世界、黒々とした眼球も愈々どうにかなってしまいそうだ。これは中々にきついな、いや、予想していた通りではあるのだが――近づいてくる地面に手をやって這う這う、オマエはぷるぷるとフレーム・アウトしていく。
審査員が何を望んでいるかって謂えば選手の|失態《ぶちまけ》だよね。
本番ではそっちも期待してるわよ。
そう、たとえ如何程に無様であろうと乙女として負けられぬ戦いがあるのだ。うまれたての|小鹿《ぷるぷる》な儘、見当違いの方向へとよたよたしていく。ぐるりとひっくり返ったならば、ああ、なんて綺麗な|空《うず》なのだろう。
燦々ときらめく世界の中心でぐるぐると囁く。つぅと嗤う|🌈《よだれ》。
こ、こんなはずでは……。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『ダーティチアーズ』
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POW : スペシャルパフォーマンス
【任意のダークリーガーが唐突】に覚醒して【確変絶好調モード】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD : チアフルパフォーマンス
戦場内に、見えない【勝負】の流れを作り出す。下流にいる者は【ここぞという場面で不運】に囚われ、回避率が激減する。
WIZ : アンビリバボーパフォーマンス
戦場に、自分や仲間が取得した🔴と同数の【悪質な観客】を召喚し、その【迷惑行為と猛烈な野次】によって敵全員の戦闘力を減らす。
イラスト:さとみ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
|焼き芋訓練《見えてる地雷》を行う事数週間、気持ち悪さとコメディの狭間でようやく君達は『ぐるぐるバット』の神髄を理解出来たのだろう。ある種の解放感と無敵感を抱えつつ愈々迎える|大会《ほんばん》の日。選手入場のメロディと共に|対戦相手《ダーク化した選手》等が堂々、貌を晒した。
チーム『ダーティ・バット』、それは釘バットをエモノとした如何にも|悪《ダーク》そうなチームである。しかしその|構成員《メンバー》の殆どは女性のようで『チアガール』あがりの選手も多いそうだ。その証拠に悉くがポンポンを掴んでいる。それでは皆さんご一緒に――レッツ・ゴー・サイクロン!!!
まるで試合途中の幕間めいた|ぐるぐるバット《ガチ勝負》、今回食べてもらうのは焼肉定食よ!!! 頑張って詰め込みなさい。
これは食べ物へのひどい冒涜なのでは?
そんな真面な事を謂ってはいけない。
一心不乱に食欲を発揮しこの|大惨事《チキンレース》に勝利するのだ。
ところで悪質な観客ってなにすんの?
いやほら、目が回ってぷるぷるしてる選手の『背中を押す』とかさ……。
露木・鬼燈
焼肉最高!
できればぐるぐるしない時に食べたかった!
約束された破滅が待ち受けてるのがなー
それでも食べてる瞬間は幸せなのがなー
この破滅へと疾走している感じは脳が痺れるっぽい!
さて、エネルギーチャージは完了したのでぐるぐるの時間ですね?
あっ、ぐるぐる始める前に言っておきたいことがあるです
この後はきっとしゃべれないからね
釘バットってぐるぐるすることに何のアドバンテージがあるです?
ぐるぐるし辛いだけじゃない?
よし、言いたいことは言ったし…ぐるぐる始めまーす
練習通りに<隠忍の見えざる手>で回転動作をサポート
ついでに妨害からも念動手が自動でガード
完璧ですね?
後は破滅に向かって全力でぐるぐるするだけっぽーい
|約束された破滅の焼肉定食《天高く馬肥えるとは謂ってない》――それに抗う事など『若い男』に出来る筈もなかった。なんとか級の肉の滴る脂が食欲と胃袋を刺激し早く食べろと脳味噌が訴えてくる。そうとも焼肉最高だ、サイコな気持ちに陥ったところで米の粒と酒が留まる事を知らない。もぐもぐしている瞬間は幸せ、これは「ぽい」なんて付けられない。浸すのはタレだけで充分なのだ――林檎の爽やかさが隠し味なのだろういつも以上にムシムシ貪れる。ああ、この、破滅へと疾走している感じが頭蓋に痺れを齎してくれている。既に目を回しているのでは? そんな事はないっぽい。さて、エネルギー・チャージは完了しただろう|猟兵《ぐるぐるバットアスリート》、|地獄《じかん》が迫っていた。
あっ、その前に謂っておきたいことがあるです。この後はきっとしゃべれないからね。ダーティチアーズの|得物《バット》を指差してぼつり。釘バットであることに何のアドバンテージがあるです? いやなんか悪っぽくない? ねえ、如何にもダークって感じでカッコよくない? そんな文句はデビルキングワールドで謂ってくれ。大丈夫よ、大丈夫、掴むところと先端には打ってないから――確認ヨシ。それではいつも通りの掛け声でぐるぐる始めよう。レッツ・ゴー・サイクロン!!!
基本の『き』こそが最も大切なのだ、バット・サイクロン、リーダーの口癖が乗り移っている。練習の通りに|暗手《見えざる》を使い|回転動作《ぐるぐる》の補助。審査員を釘付けにするほどの綺麗な|基本姿勢《フォーム》だ。その目と鼻の先で嵐を起こしている|女の子《ダーク化選手》の妨害もぐぃぐぃと防御。これならば完璧だと下を向いて眩暈、破滅の足音はマントルからやってくるのだ。まさかマグマって🌈色です??? 全力でドリルするっぽーい。
満腹感が嘔気に変化しぷるぷると食道が限界を訴えている。この競技はチキンレース、先にリ・バースした方が減点となる。ところで敵さんの|寿命《キラキラ》、ポンポンで隠しても無駄だとは思わないか……?
秒の差で如何にか勝ったようだ、思う存分|🌈《は》いて良いぞ。
やっぱり勿体ないですよ? 牛さんみたいに反芻はできないっぽい。
成功
🔵🔵🔴
葉月・環奈
焼肉か…
美味しいだけに余計腹立たしいな
本当に、食に対する冒涜だ
こんな追加ルールを制定したダークリーガーは必ずや滅ぼさねばなるまい
練習の成果を活か…せるのか?
というか練習かあれは?
兎に角、剣の歩法と呼吸を活かした【オリジナル・スタイル】で|回転《ぐるぐるバット》だ
回転力に振り回される事なく…否
振り回されて尚、【限界突破】して回り切って見せよう
そして悪質な観客とやら、それ以上近寄るな
余計な事をするとお前が私の虹に染まる事になるぞ?
それでも構わないと言うなら掛かって来い
妨害を【受け流し】続けてやろう、少なくともダーティチアーズが虹るまではな
妨害で勝ったと思う油断こそが、勝敗をわ…(見せられないよ!)
網焼き――それも上等な炭と良質な肉を使った、滅多に食せないだろう高級品――が至高なのは当たり前だろう、アスリートは世界の宝で在り、そのモチベーションの維持、向上こそが最も大切にされるべき事柄なのだ。しかし、此度の香しさは冒涜への一直線で成り立っておりひどくやる気を削ぐものであった。ああ、腹立たしい。こんな追加ルールを制定したダークリーガーは必ずや滅ぼさねばなるまい。ぐるぐるバットは純粋に|地獄《ぐるぐるバット》で在るべきなのだ。それにしても練習の成果を活かせるのか、まったくが疑問である。そもそも、あれは練習なのか? 脳内でまわるハテナは|三半規管《カタツムリ》の如く定まる事を知らない――兎に角、歩法と呼吸を応用してオリジナル・スタイル、|大回転《はじ》めようではないか。|軸《バット》をずらすな、掛け声と共に気合いを入れろ。レッツ・ゴー・サイクロン! 限界の彼方までプリンをシェイクするのだ!!!
回数を定めていないのは如何してかと謂えば、成程、何もかもは粗末なルールの所為だ。審査員が満足するまでカウントは止まらない。それでも覚悟が勝れば回り切れるだろう。大丈夫だ、まだ、|胃袋《かべ》を超えてはいない……それで? いらっしゃいませ悪質な観客様、手に持っている釘バットで何をするつもりか? おいおい、余計な事をするとお前が私の🌈まみr……うっぷ。左手で口元を隠してみる、いや、隠してはならない。
――自分で受け止めるだなんてハッキリ言って嫌だ。
それでも構わないと笑うのなら、掛かってこい、私は誰の挑戦でも受けてやる。
結局最後は意地の張り合いに過ぎない。バットで釘バットを受け流しつつ――実際は目が回っているので受けきれていないが――如何にか酸味をこらえてみる。少なくともあの娘が、娘達が🌈るまでは耐えきってやる。愈々スプリンクラーのご到着だ、もう、我慢しなくてもいい……。
油断大敵、終いだと安堵した頃に吐き気はやってくるのだ。
それが勝敗をわ――【プラカードを持ったスタッフ】
大成功
🔵🔵🔵
ハイパー・マン(サポート)
『来たぞ、私が、ハイパーマンだ!』
神のスーパーヒーロー×ミュータントヒーロー、39歳の男です。
普段の口調は「男性的(私、~くん、だ、だな、だろう、なのか?)」、敵には「高圧的(俺、貴様、言い捨て)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
スーパーヒーローとしてふさわしい振る舞いを意識し、依頼の成功に全力を注ぎますが、何より周りの誰かを助けることを優先します
パンチはニュートラルパンチ、キックはブリッツキックと叫びながら攻撃します
超人スポーツにヒーローが登場しないなんて、そんな夢のない事を謂わないでくれ。テレビの前の|お友達《みんな》が|英雄《オマエ》の頑張りに期待しているのだ。ならばバラエティ番組に出演する中の人の如くに、全力投球、|大回転《サイクロン》せねばならない――来たぞ、私が、ハイパー・マンだ。鳥でも飛行機でもなく、ハイパー・アスリートとして焼肉定食をカッ喰らう。これもそれも私の筋肉の素となるのだ、良い子の諸君、好き嫌いは良くないぞ。焼きホウレンソウに舌鼓しながらも大会の内容をようやく読み込んだ。何? 満腹のままぐるぐるバットをするだって? HAHAHA! スーパーヒーローに不可能は無いのだよ、※※くん! 渡されたバットでホーム・ランの構えだ、尚、ボールは要らない。
ダーティチアーズのポンポンに巻き込まれつつハイパー・マンは意気揚々と|舞台《ステージ》の上に降り立った。審査員の面々が見守る中での|基本姿勢《フォーム》は完璧。良い子も悪い子も決して真似しないように、ご飯を残すよりもいけない事だからな。HAHAHA! 愈々掛け声と共にぐるぐるスタートだ、確か全員で雄叫びをあげると良いのだな? レッツ・ゴー・サイクロン! まったく文字通りだ。
嗚々、神よ、存在すると謂うのならこの強烈な吐き気を治め給え。残念ながらオマエが神だとチアーズのクスクスが蠅のように思える。だがしかし私は――俺は何が起きようと🌈いてはならない。そう、アイドルがお花を摘まないよう、ヒーローは我慢強くなければならないのだ。ジーザス、想像以上に世界が歪んで地面と脳味噌が融合してしまいそうだ。
それでも――正義の味方は胃袋に鞭を撃ち、三半規管を縛って往く。まだ、まだだ、放出寸前のエネルギーをヒーロー・パワーに変換、ビームとして宙に打ち上げてしまおう。何、汚い爆発だって、そう褒めるんじゃない、※※くん……。
HAHAHA!!! おっと、どうやら私より先に|お嬢さん《オブリビオン》が音を上げたようだな。それじゃあ三分経った事だし私は帰るとするよ。
――スクリーンからの退場は素早く、カッコよく。
今度はジューシーなハンバーガーでも用意してくれよな。
成功
🔵🔵🔴
子豚・オーロラ(サポート)
人間の妖剣士×寵姫、22歳の女です。
普段の口調は「豚房流の女(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」、リラックス中は「子豚家の女(わたし、あなた、呼び捨て、ねぇ、ねぇん、でしょお、なのぉ?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
五刀流と一刀流を使い分け、相手のや依頼のタイプに合わせお色気行動と剣士としての真剣な動きを使い分けます
武人タイプには敵でも敬意を払いますが、騙し討ち等の戦術を嫌っているわけではありません
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
審査員の目を釘付けにした所以を騙る必要は無いだろう、子豚・オーロラのクソデカ果実にやられない男など、それは最早男ですらない。トントン拍子で運ばれてくる焼肉定食は勿論最高級豚で造られた生姜入りだ。大蒜と醤油がアクセントとなり食欲を擽ってくる。ああ、数分後には見えている地雷を踏む事に成ると謂うのにやめられないとまらない、まるで川岸で張り切っている河童の如くか。この塩もみしたキュウリだって渡さないわ。リラックスした状態で本番を迎えたなら|対戦相手《ダーティチアーズ》とのご挨拶だ。嘘でしょ、この女ホントに|初心者《ルーキー》? ざわつくポンポンにボンボンと対抗していく。
レッツ・ゴー・サイクロン――掛け声と共に常の如くな|基本姿勢《フォーム》だ、即席で叩き込まれたぐるぐるバットの極意を反芻して往く――躊躇うな、オマエの限界を知る事こそが最重要課題である。その言の葉に則って実際豊満な身体に|帯《むち》を打って|回転《まわ》れ――大丈夫、まだいける、まだ、回れるわ……真っ蒼な貌と振盪する焦げ茶、お約束の時間まで残り僅か――!
ダーティチアーズの一人がグロッキーなオマエ目掛けて|釘バット《ほうがい》をコツン、当ててきた。せり上がる熱っぽさを如何にかして抑え込み自己暗示めいた言の葉を呑み込む。あの時服用した毒に比べたらこの|回転《ていど》――もう少しだ、もうちょっとで敵さんが🌈を撒き散らしてくれる……チキンレースは猟兵の勝利だろうか、配布されるエチケットのなんと有難い事……!
爆乳剣士としての威厳は保たれた、あとは|花畑《ベンチ》に這っていくだけだ。
目が回り過ぎて頭がおかしくなりそうですわ。
成功
🔵🔵🔴
メイリン・コスモロード(サポート)
『一緒に頑張りましょうね。』
人間の竜騎士×黒騎士の女の子です。
普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「対人恐怖症(ワタシ、アナタ、デス、マス、デショウ、デスカ?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
人と話すのに慣れていなくて
「えっと……」とか「あの……」とか多様します。
戦闘ではドラゴンランスを使う事が多い。
その他、キャラの台詞はアドリブ等も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
如何してこうなってしまったのかは、ああ、数時間前の自分に訊ねたってわからない。あれよあれよと流されてしまったのは確かに、私自身の『性格』の所為なのだが、緊張で心臓が爆発してしまいそうだ。大丈夫、アナタならやれるよ、期待の新人頑張って――舞台袖からバット・サイクロンのメンバーが応援している。シリウスとポラリスに助けを求めても妙なほどに静まっていた。いや、何故かと問われたら『この世界に命のやり取りがない』からだけれども――目の玉は青いのに真っ赤と思えたのは、きっとルビーの仕業では無いのだ。
アスリートアース、それは超人アスリートが日夜スポーツを楽しみ、時としてダークリーガーと戦うなんとも比較的平和な世界。遊びのようなモンだから気楽に行ってらっしゃいとグリモア猟兵に放り出されたのはおそらく罠だったに違いない。それにしても歓迎として食べたあの焼肉定食は美味しかったなぁ――ぶんぶん、頭を振って逃避からようやく戻ってくる。気持ちがざわついている儘ホイッスルが響き渡った。
――レッツ・ゴー・サイクロン!!!
ぐるぐるバット――それは超人でなくとも優勝する可能性が高いその他スポーツ。そう聞いてみれば良さげなものをその実態はただの|無間地獄《めまい》でしかない。しっかりとバットを地面に固定し額をぐりりと押し付ける。そうだ、いっそのこと目を回してしまえば人の視線を気にしなくても済むのではないか? それどころではなくなって全部が全部歪んでくれるのではないか――チキンレースだと謂う事を忘れてメイリン・コスモロード、やけっぱちで|滅茶苦茶《ぐるぐる》する……。
め、めが、目が回ります――たとえ屈強な猟兵でも|三半規管《カタツムリ》を虐めに苛め、痛め尽くせばそりゃあそうなる。悪質な観客がこっそりオマエに近寄って、とん……と背中をついてきた――やばい、嫌な汗が垂れる、これ、やばいやつ、です。
冥土送りになってたまるかと無理にでもゴクリ、ダーティチアーズ最後の一人が出ちゃうまでの踏ん張りだ。そう、問題ない、竜に跨って空を飛ぶよりはなんの問題も――ぼたりと脂汗が消える頃、ダーク化していた面々はストレッチャーに乗せられていた。
も、もう二度とこんなスポーツしません。
恐怖症を別の症状に変えたところで苦しい事に変わりはなかった。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『ぐるぐるバッター』
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POW : レッツ
戦場内を【ぐるぐるバット】世界に交換する。この世界は「【強制めまい】の法則」を持ち、違反者は行動成功率が低下する。
SPD : ゴー
戦場内を【ぐるぐるバット】世界に交換する。この世界は「【強制目回し】の法則」を持ち、違反者は行動成功率が低下する。
WIZ : サイクロン!
【🌈】を纏った真の姿に変身する。変身中は負傷・疲労・致命傷の影響を一切受けず、効果終了後に受ける。
イラスト:Moi
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠隣・人」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
猟兵達の前に姿を現した|過去《ダークリーガー》は既に顔色がダメそうだった。
ぐるぐるバットを広めるべく骸の海からやってきたのだと彼女は訴えるが、そんな面をしていては説得力の欠片もない。|MG5《マジでゲロする五秒前》だ、これはひどい。
此処からは何かしらを食べてぶち撒けるも食べずに挑むも各自の自由だ、審査員たちをより唸らせ、高得点を得た方の勝利となる――それでは皆さんいつもの通り、掛け声お願いします。
レッツ・ゴー・サイクロン!
いったい何と戦っているのかわからない地獄が、今、再び!
露木・鬼燈
なんか競技が始まる前からヤバそうな人いるんですけど!
これなら勝てるんじゃね?
ってふつーは思うよね?
でもね…すでに二回ぐるぐるした僕もかなりヤバいのです
つまり別に有利でも不利でもないのです
とゆーか自分も敵もすでに瀕死なギリギリっぽい?
フフフ、ヤバい!
この状態で食べたてぐるぐる?
それではキラキラすることは確定的に明らか
なるほどなー
美しくキラキラできるものを食べろと…
このブラックライトで光る蛍光色素を混ぜまぜ
完成したゲーミングシチューを完食
そして<隠忍の見えざる手>でぐるぐるー
ついでに念動手が印を組んでブラックライトを再現
キラキラが光るぞ!
そして当然のことだけど僕は死ぬ!
ぐるぐるでいつも死んでんなー
旧き印も困った事に🌀状だ、枝分かれだった最古も現、何者かの手に掛かれば胃液である。嗚呼、悦ばしき哉、旋回する黒髪の艶やかさ、やつれ気味の輪郭……。
世界も人も何もかも、回るものだと真理に至ったのは|猟兵《オマエ》だけではない。過去、数千年もの歴史を歩んできた|非公式競技《ぐるぐるバット》だ、真の神と同化した|人物《にく》も在るのだろう。ああ、目の前で既にグロッキー状態な|彼女《バッター》こそが史上最強の選手で在る事に変わりはない。いやでも開始前からヤバそうな相手なら勝てるんじゃね? そんなにも甘いスポーツではないと我に返るのが数秒、今まで蓄積してきた|眩暈《ぐるぐる》にやられるのが数分。結局のところは有利でも不利でもないのが現実だ。とゆーか自分も敵も瀕死ギリギリっぽい? ふふ、フフフフフ、なんか変な笑いが漏れる程度にはヤバい。具体的には酸っぱいのが分泌されていてヤバい。えっ? この状態でもっと食べろって謂うんです? もしかしてあの審査員はナントカフィリアなのではないか……? キラキラすることは確定的だし🌈が綺麗なのは絶対的なもの。なるほどなー。なんかちょっと他人事みたいになってないか露木・鬼燈、悪鬼成分も羅刹成分もきっとエチケット袋共々バイバイしてしまっている。
これなら食べるものを選択した方が良さそうだ。より美しくよりグロッキーに。ならばブラック・ライトで発光する色素でも混ぜてみようか。素晴らしいほどにゲーミング・シチュー、きっと回転カカポもご満悦だ。げっぷ、食道までみちみちっぽい。
|隠忍の見えざる手《三度目》の正直だと|基本姿勢《フォーム》を無理矢理キメる。ついでに|念動手《カイナ》で印を結べば|見せてあげるよ《ブラック・ライト》の再現だ。そしてそのまま当然の如くに僕は死ぬ!!! ひどい蜷局な🌈もあったものだ。あっ、お隣でヤバそうな娘がヤバくなってる。よっしゃキラキラが光るぞ!!!
審査員の愉し気な顔面が地球のようにブレる。
壁の向こうで視ている誰かさんじみて呟き。
ぐるぐるでいつも死んでんなー……。
大成功
🔵🔵🔵
ウィノア・フォーン
しまったッス……
撮れ高とかに気を取られてて予選すっぽかしたッス!
なんとか!なんとか泣きの一回でいいんスよ!
あちしにも回させてくださいッス!きっちり満腹でスタートするっスから!
けれどもあの地獄絵図に対抗するには、ただのぐるぐるじゃ足りないっスよね。
サイクロンに対抗するなら……|タイフーン《台風》!これッス!
あんまり仲は良くないっスけど風の精霊サンに頼んで、
ステージにどデカい🌈の台風を巻き起こすっスよ!
さあさあ一緒に回るッスうぷ
…
……
台風の|中心《目》で二人で🌈の噴水を上げてダウンできればいいっスね……(きゅう)
婚期を逃した誰かさんの如くに、ああ、気にしいが得たのは残酷な現実で在った。いいねを稼ぐ為に脳味噌を捻るのは結構な事だが後の祭りとは正しく絵に描いためまいの膝元、しまったッス――開会式どころか予選に参加し忘れていたのだ。ああ、それでも、なんとか! 泣きの一回……いやn回転でいいんスよ!!! コーチ、あちしも、あちしにも回る許可をください。ぐるぐるバットがしたいです……きっちり焼肉定食特盛食べて|基本姿勢《スタート》するッスから!!! 頭を垂れた|猟兵《オマエ》にサムズアップした審査員、どうやら決勝戦でも飛び入り参加は大歓迎のようだ。しかし――あの|ぐるぐるバッター《オブリビオン》は強敵、阿鼻叫喚の地獄絵図を攻略するにはただのぐるぐるでは足りない。レッツ・ゴー・サイクロン、その後頭部に叩き付けるべきは|前頭葉《タイフーン》だ。これッス! 行き当たりばったりだとしても前のめり上等、あんまり仲のよろしくない風の精霊サンに頼んで大丈夫か? どデカイ台風を巻き起こすならばいっそ暴走した方が悦ばしい。さあさあ一緒に回るッスよ。それはそれは今世紀最大の大嵐が如く。
ぐるぐるぐるぐる。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐる。
ぎゅるるるるるるるるるる……。
おめめぐるぐる。
ああ、セットが! セットが飛んでる! エレメンタル・ファンタジアの不機嫌さがそのまま現を絡め取って虚空へとぶん投げる。あ、あの人影ってもしかして審査員じゃないッスか? そんな事を呟いていたら愈々限界、風船みたいなほっぺが青白く染まる。うっぷ――暫しの沈黙、勢い殺されたサイクロン&タイフーン。
台風の|中心《目》で目を回す、たとえばスプリンクラー、火付け人にぶち撒けると酔い。きゅう――両者共に|噴水《🌈》塗れだ、落っこちた審査員が100点満点と|死に体《ささや》く。これで名誉挽回ッスね、コーチ……。
大成功
🔵🔵🔵
葉月・環奈
互いに既に死に体か…虹的な意味で
此処に来て急に食べなくて良いとなる辺り、先方への配慮と言うか忖度を感じるな
しかし、ここまで来たからには最後まで突っ走るのみだ
私は食べる
貴殿も勿論食べるな?
邪道であれど、途中で|降りる《・・・》のは赦さん
食べたら|レッツゴーサイクロンだ《地獄を作るぞ》
強制目回しの法則に支配されるならば、目が回っても大丈夫な様に工夫を凝らすまでだ
【応援の翼】を自分に生やし、|加速《脳筋の意地》を見せよう
光の翼を纏って回転するのはさぞかし綺麗だろうな
希望の光と|絶望の光《虹色》のコントラストはきっと映える筈だ
難点は目を回しても加速が止まら無い分、自分の意思では止まれないであろう事だな
友情、努力、勝利――根性を三度重ねたならば、あとはオマエ、証明として釘バットを叩き付ける他にない。最早、最初から最後まで、お互いの脳味噌は死に体だ。這う這うと刺激された胃壁が蠕動するが儘に、襞々、虹色の足音が聞こえてくる。こんな醜態を晒してまで|地獄絵図《ぐるぐるバット》がしたいのか、それにしては焼肉定食の盛りが足りない。配慮と謂うか付託と謂うか、これではちょっと面白くないのではないか。なあ、ぐるぐるバッターよ、ぐるぐるバット選手として、ダークリーガーとしての矜持に乗っからせていただく。そう、私は食べるのだ。邪道であれど、途中で|降りる《・・・》のは赦さん。おお、神よ、ぐるぐるバットの神よ、今、此処で奈落のような決戦が始まろうとしている。
そうとも、私はスポーツが好きなのだ。たとえ『それ』が天国だろうと地獄だろうと、スポーツで在る事に変わりはない。ならば勢いよく掻き込んで|レッツ・ゴー・サイクロン《地獄を作るぞ》――まさしく拷問への第一歩だ、ついでに審査員の椅子も回転式にしてしまえ。強制目回しの法則? それが如何した、私は端から目を回している……!
応援の翼――罪深き刃こそが脳味噌筋肉の意地だとプラカードに記載してやるのだ。光輝、羽搏く|貌《さま》、大回転する|貌《かたち》はさぞかし綺麗なのだろう。最早ひとつの線と化した世界に|絶望の光《🌈》の架け橋――コントラストの映え方こそが衝撃的だ。難点? ああ、難点と謂うより寧ろ加点なのだろう。目を回し過ぎても止まらない自らが、シェイク・シェイクに混在していく――意思とは何か、即ちナンセンスな木乃伊布だ。
ぽんこつ、その四文字すらも現では可愛いものだろう。ユーベルコードが解除された刹那、吐き気と眩暈どころか頭痛までやってくる。
不快感にあてられ、やられ、黒々と光のない|振盪《まなこ》。
スプラッシュだ、綺麗な🌈。
大成功
🔵🔵🔵
メル・メドレイサ(サポート)
時計ウサギのマジックナイト×パーラーメイド、15歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、演技時は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
戦闘スタイルは多種の属性を扱う魔法使い
武器に魔法をかけ戦うこともできます
依頼にちなんだ品を給仕することを好み、味方には有効なもの、敵には嫌がらせ用のものを渡します
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
深淵を覗くものは深淵に覗かれると謂うのだが、果たして、オマエの谷間の場合は如何に成る。いや、確かに、兎を定める存在は一匹残らず|肉食動物《ケモノ》だろうが、しかし、こんなにも審査員が凝視するとは奇怪極まりない。兎も角として、|猟兵《オマエ》が呼び出されたのにはある種の運命、環に囚われている故に違いない。メル・メドレイサ――そんな前傾姿勢で大丈夫か。あなたのメルでございます、|ご奉仕《サービス》の域は出ませんが元気になってくださいませ。撒き散らしたハート・マークは七色へのカウントダウン、戦場にちなんだ品ってつまりエチケット袋なのでは? まったく用意周到な時計ウサギさん! これなら幾等回っても問題ないですね。
強制目回しを喰らったところで倒れなければ良い話だ。ぐるぐるする前にグルグルしているのは酷いハンディキャップだがそんな程度でグロッキーになってはいられない。そう簡単に猟兵をミート・パイに出来るとは思わない事だ。こっからはお互いフィジカルだけでの真剣勝負、乙女には絶対に負けられない戦いが在るのだ――レッツ・ゴー・サイクロン! 定義されていない汚食事の数々、気分悪くなりそうでミチミチだ。
回転数が10を超えたところで身体が傾いた、わずか、止まった程度で|脳味噌《ザクロ》がグズグズと崩壊していく感覚。こんなにも目が回った事はない。こんなにも気持ちの悪いものだとは思ってもみなかった。ぐぃ、と胃袋へと酸味を押し込む。まだ、まだです、あのダークリーガーが🌈るまで耐えてください私の三半規管――!
ようやく解放の時は訪れた。ぐるぐるバッターの|限界《🌈》の数秒後、オマエの|🌈《栄冠》が笑ったのだ。諦めない者にこそ勝利の女神が手を伸べる。
背中を押された、いやもう無理です、限界ですよ???
プディングが耳の穴から漏れるような悪阻だ、やってられない。
――閉会の言葉を耳にした猟兵は、きっと、おそらく一人もいない。
誰しもがベッドの上、|相棒《バット》を握り締めた儘……。
成功
🔵🔵🔴