銀河帝国攻略戦㉒~悪の頭脳を叩け!
「皆さん、おつかれさまでした。
無事、『アマルテア情報艦隊』『オロチウイルス突撃艇群』を無力化し、ドクター・オロチの乗艦であり研究施設でもある実験戦艦ガルベリオンを発見することができました。」
アト・タウィルは、猟兵達を前に現在の状況を説明する。
「私たちに協力してくださっている解放軍は、ガルベリオンへの砲撃を行っていました。
しかし、航行不可能な状態になったにもかかわらず、ガルベリオンは自己修復を開始したようです。
つまり、ドクター・オロチは中にいる……と思っていいでしょう。」
そこで皆さんの力をお借りしたいと思います。とアトは続けて、
「間違いなくオブリビオンであるドクター・オロチに対して、一般人である解放軍の方々に戦いを挑んでもらうわけにはいきません。
なので、これから皆さんを、ガルベリオンの中……おそらくドクター・オロチがいるはずの場所へゲートをつなげます。
熾烈な戦いが予想されます、覚悟を決めて臨んでください。」
そして、ドクター・オロチを捉えたと思われる写真を取り出し、
「彼の外見はこのような姿で、水晶の剣を持ち、自ら発明したと思われる奇妙な存在達を召喚する能力を持つ、かなりの強敵となっています。
そして、ここが一番重要なことですが……。」
ここでアトは、珍しく真剣な表情で猟兵達を見渡し、
「ドクター・オロチは、ガルベリオンの中にいる皆さんの姿を見逃すことなく、必ず先に攻撃してきます。
もちろん、対策を取らなければ、成す術もなくやられてしまう可能性もあります。
そうならないよう、皆さん相手の行動を予測し、対策を取ってください。」
くれぐれも注意をしてくださいね……と猟兵達を見渡したアトは、ゲートを開く。
そこは実験戦艦ガルベリオンの中、奇妙な液体が満たされたシリンダーが並ぶ、実験室の一つだった……。
ヨグ
ヨグです、今回はドクター・オロチとの決戦となります。
以下、今回のシナリオを成功させる上で重要な補足となります。
必ず目を通して、プレイングをお送りください。
ドクター・オロチは、先制攻撃を行います。
これは、『猟兵が使うユーベルコードと同じ能力(POW・SPD・WIZ)のユーベルコード』による攻撃となります。
彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
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このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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第1章 ボス戦
『ドクター・オロチ』
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POW : ジャイアントカルシウム
自身の身長の2倍の【恨みの叫びをあげる骸骨巨人】を召喚する。それは自身の動きをトレースし、自身の装備武器の巨大版で戦う。
SPD : カリスティックボディ
自身の肉体を【あらゆる生命体を溶解し取り込む緑の粘液】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ : ビャウォヴィエジャの森のフェンリル
【水晶剣が変形した門から『フェンリル』】の霊を召喚する。これは【炎の体を持つ巨大狼で、爆発を呼ぶ咆哮】や【瞳から放たれる魔炎光線】で攻撃する能力を持つ。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ロバート・ブレイズ
あらゆる生命体を溶解し取り込む緑の粘液、それの不規則な動きに対して『探索者の心得』を発動。自身の正気を犠牲に情報収集の『数』だけ回避を試みる。可能ならば『正気固定機』で錯乱状態を抑制し、理性を維持した状態で躱す。冷静さが保たれていた場合、隙を視て攻撃。
鉄塊剣を構えて粘液(鎧)を砕き、地獄の炎を叩き付ける。その後、ワイヤーで対象の頭部を捕縛し、次の猟兵が一撃喰らわせるまで動きを阻害する。
「貴様が如何なる存在でも私は既知と認識し、冒涜の仮面を晒すのみだ」
シリンダーの影に各々猟兵達が隠れていると、ドクター・オロチが部屋に入ってきた。
「ムシュシュシュ!隠れても無駄さ!」
言葉を残し、ベチャリと自身を緑の粘液に変え、シリンダーの影に立つ無貌のマスクをつけた老人、ロバート・ブレイズ(シャドウ・f00135)に向けてゴムのように飛び掛かる。
だが、見えていないはずのマスク越しに、ロバートはオロチの動きを『視』た。
「……貴様の存在は暴かれた。」
自らが視た、見続けたモノ……それを観ても動揺など忘れるほど、診たモノ。
全てが視えれば……避けることは不可能ではない。
「貴様が如何なる存在でも私は既知と認識し、冒涜の仮面を晒すのみだ。」
「君の考えは面白いな!気に入ったぞ!」
ロバートが身をかわし、オロチの体はシリンダーに当たり、中の液体をぶちまける。
自身の正気を保つモノ、元々正気ではない者が正気であろうとするために持つモノにより、視たモノの狂気を受け流したロバートは、液体の中のオロチへ鉄塊剣を突き刺す。
「貴様への手向けは地獄の炎。存分に受けよ。祝福あれ!」
マグナ・マータ!との声とともに、粘液を焼き尽くす勢いで燃え上がる。
「ムシュシュシュ!君との戦いは楽しいが、またの機会にしようか!」
ニュルリと粘液から元のドクター・オロチに戻り、別の猟兵の元へ向かっていった。
成功
🔵🔵🔴
アポリー・ウィートフィールド
異形・ドクターオロチ。その違和感の答えが出なくとも、斃さぬ理由はない。
POW対策
マグロク・O・スレイヤーを抜き放ち、武器受けを駆使し、刃で骸骨巨人の繰り出す攻撃を刃で滑らせるように受け流す。
防戦しながら移動し、シリンダーでオロチ本体から死角の位置になったらブラックジャックを本体に投擲!
本体と連動した骸骨巨人の動きを乱させた隙に、貪食の黒き靄を発動する。
これで骸骨巨人とオロチへの同時攻撃が可能だ。
同時攻撃すればもはや骸骨巨人を満足に操作できまい。
我自身もマグロク・O・スレイヤーでオロチを攻撃する。異形脳髄とさまよえる骸骨の蟲和え、これにて完成だ。
テリブル・カトラリー
ドクターオロチ。
その技術はあまりに危険すぎる。
敵ユーベルコード、骸骨魔人。
情報収集による見切りで距離をとり、
【フルバースト・マキシマム】発動。
クイックドロウ、鎧無視攻撃、二回攻撃併用で一斉発射、
呼び出された骸骨魔人、及びドクターオロチを纏めて範囲攻撃で
なぎ払う。
故に、必ず仕留めねば。
骸骨魔人が倒れている内に
スナイパー使用、追撃の砲撃後、
早業で【加速・戦争腕】換装した戦争腕を使い急加速(残像)、オロチに接近し怪力で大威力の一撃を当てオロチを殴り吹き飛ばす
「隠れているのは解っているのさ!」
水晶剣を振るい、巨大な骸骨を呼びだしながら駆けるドクター・オロチ。
「ちっ!話には聞いていたが、厄介だな。」
テリブル・カトラリー(女人型ウォーマシン・f04808)は、のちの動きを予測し距離を取り……その場に残るのは、愛刀の巨大鮪包丁『マグロク・O・スレイヤー』を引き抜いたアポリー・ウィートフィールド(暴食のイナゴ男・f03529)。
「異形・ドクターオロチ。その違和感の答えが出なくとも、斃さぬ理由はない。
」
「ムシュシュ!君にボクが倒せるかな?」
オロチの動きをトレースする骸骨巨人、その手に握られた水晶の剣がアポリーに振り下ろされる。
刃を滑らせ、受け流そうとするが、
「……何という、膂力。」
一撃を受け流しただけで腕が痺れ、愛刀を握るのもおぼつかない。
その間にも骸骨巨人は剣を振り上げていた。
「ボクに逆らうには、まだ力が足りなかったね!」
「させるか!」
振り下ろされる直前、テリブルは自身の武装を全て解き放つ。
アームドフォート、軽機関銃、マグナム……それを一度に放ち、熱い弾丸は骸骨巨人とオロチを襲う。
「ぐぅ!」
しかし剣は無情にも振り下ろされる。
避け損ねたアポリーの腹を割き、そのまま床へ叩きつけ砕かれる骸骨巨人の剣と体。
「ムシュシュシュ!まずは一人だね!」
オロチはテリブルの方を向き、さらに骸骨巨人を召喚する構えを見せた。
テリブルは次の武装に付け替えていると……オロチの周りを黒い蟲の群れが飛ぶのを見た。
「我の、忌むべき欲望の片鱗……今解き放たん……!」
その蟲は、アポリーの傷つけられた腹から飛び出していた。
「ムシュ!?なんだねこれは!」
「喰らい、貪り、腹を満たせ……!」
その声は、いついかなる時も飢えを満たせぬ、貪欲なる地獄から響く呪詛。
アポリーの声に合わせ、蟲達はオロチを食い荒らし始める。
「ぐあああああ!こ、この!」
「ここで仕留める!」
自身のブースターを起動、弾丸の勢いで飛び掛かり打撃用の腕を叩きつけるテリブル。
「……なんてね!」
「!?」
手ごたえは水を殴りつけたよう。
オロチは緑の粘液へ変化し、周囲の蟲を溶かしつくし、その場を跳ねて飛び退る。
「いい動きだ!君たちの力は見せてもらったよ!」
ムシュシュシュシュ!という笑い声を残し、オロチは別の猟兵達へ襲い掛かる。
苦戦
🔵🔵🔴🔴🔴🔴
有希・ブラウフランメ
「ひょっとしてボク、生意気でセクシーなだけの小娘って思われてるぅ?」
開幕放たれるフェンリルの攻撃を【見切り・第六感・パフォーマンス】で軽やかに踊るように回避!
もちろん容易くかわせる攻め手ではないので《プロセス・ザ・ニアフューチャー》で
未来視を併用する事も忘れずに…
でも可能性の未来では当然攻撃を回避できない事もざらにあったりで
結構大変なんだよ…と思いつつも《サソイウケ・アティチュード》を発動!
「結構苦労したからね…可愛いワンコちゃん、早速使わせてもらうね♪」
してやったり、と言う悪戯めいた笑顔は【誘惑・挑発】的な小悪魔感
人差し指を唇に当てて微笑むと、呼び出したフェンリルをけしかけ!
連携アドリブ歓迎
空見・彼方
咆哮の爆発で死にます。
俺があんなん(フェンリル)に敵うわけないだろ!いい加減にしろぉ!
【死人塚】発動。フェンリルとオロチを爆発仕返します。(だまし討ち)
その間に人形の空白がフェンリルに接近し、怪力で殴り、
包帯に染み込ませたブラッドオーラで発生した衝撃波を
【白撃】で増幅して叩きつけはっ倒す。
俺は死人塚を解除し【夢死】で復活。
オロチぃいいいい!!!
空白がフェンリルと戯れている間に
俺がオーラ防御で身を守りを堅めながら
見切りと第六感、スナイパーでネイルガンを
撃ちながらオロチに接近し殺されそうになったら【一連空】
自爆の衝撃波で攻撃します。
そっちが死んでも復活するならこっちも夢死で強くなって復活してやる。
「ムシュシュ……猟兵達も結構やるものだね。」
粘液から元の姿に戻ると、オロチの服はボロボロになっていた。
「だけど、一人でも道連れにしてあげないとね!」
水晶剣を振るい、フェンリルを召喚する。
フェンリルの視線の先には、有希・ブラウフランメ(生意気VRサキュバスアイドル・f14456)と空見・彼方(ゾンビアタッカー・f13603)。
「俺があんなんに敵うわけないだろ!いい加減にしろぉ!」
「キミもこの戦いに志願したんでしょ!?」
なぜか嫌がる空見を、有希と空見の持つ人形である空白が引っ張って前に立たせている。
「ムシュ!よくわからないが死んでもらおう!」
その言葉に答えるように、フェンリルから放たれる咆哮が二人を襲う。
「嫌だあああああ!死にたくないいいい!」
「一回くらい耐えなさい!」
が、二人と一体は避けることもなく、有希は空見を盾に受けきった。
そして、どう見ても致命傷を負っている空見を床に転がす。
「……ふふ、ありがと。」
「ムシュシュシュ!君はなかなか見どころがあるねぇ!」
気に入った!との声に対し、
「ひょっとしてボク、生意気でセクシーなだけの小娘って思われてるぅ?」
で、も、と指をふりながらウインク一つ。
「一人じゃ無理だったかも……可愛いワンコちゃん、早速使わせてもらうね♪」
「ムシュ!?ちょ、ちょっとまってよ!」
有希はフェンリルのコピーを呼びだした。
ちゃんと呼びだせたことを確認すると、悪戯っぽい笑みを浮かべて人差し指でフェンリルとオロチを指さす。
「やっちゃえ♪」
ギャオー!と少し可愛らしい咆哮をあげるコピーだが、威力は明らかに上だった。
「ムシュ……これはなかなか堪えるね。」
「……だから、やだって言ったんだ。」
と、先ほどまで床に転がっていた空見が起き上がる。
自身を死体に偽装し、咆哮の威力を逃したのだった。
「この傷を分けてやるよ!」
空見の人形の空白飛び出しフェンリルに触れると、先ほどまで空白が受けていた傷が一気に再現された。
コピーからの咆哮にはかろうじて耐えていたが、傷にそって破裂するように解体されてしまった。
「ムシュシュ!君たちにかかわっていると時間ばかり取られるな!」
そのままオロチは、別の猟兵の元へ走っていった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
天都狐・華夜
ちょっとやり過ぎなのでお仕置きです。(死刑)
【POW】
【スティレット02A】1機の全長は一番小さい物で約30m、何機かをブラインドとして使用し、巨体で敵の攻撃範囲を圧迫し先制攻撃に対応。
スティレット02A残存機やスティレット01群・他武装を用いて接敵、ユーベルコードにて排除または痛撃をくわえる事などを試みる。
技能
2回攻撃6、スナイパー4、一斉発射3、カウンター3、鍵開け2、地形の利用2、空中戦2、追跡1、操縦1、誘導弾1、防具改造1、ハッキング1、見切り1、なぎ払い1、武器落とし1、野生の勘1、援護射撃1、迷彩1、零距離射撃1、クイックドロウ1、目立たない1
「ムシュシュシュ……変わったことをする猟兵がいるね。」
オロチが船外を覗く窓を見ると、巨大なガンシップのひしめく光景が広がっていた。
「まぁいいや、それではジャイアントカルシウムに頑張ってもらおう!」
そちらへ向け、オロチは水晶剣を振るう。
そのガンシップの中心、天都狐・華夜(ロジックエラー・f01491)は操作端末を手にガンシップを操っていた。
「ちょっとやり過ぎなのでお仕置きです。」
死刑!と端末を操作して総攻撃を仕掛けようとした瞬間、背後に気配を感じて天都狐が振り向くと、巨大な骸骨が水晶の剣を振り上げていた。
「……え、ちょっと待って!」
「ムシュシュ、さすがにそれは無理だ。この部屋にも入れないしね!」
ガンシップが沈黙したのを確認したオロチは、得意げに呟く。
「大きなものをぶつけて距離をとるのは結構!だけど、ものには限度ってものがあるよね!」
さぁ次だ!とオロチは楽し気に次の猟兵達の元へ走った。
失敗
🔴🔴🔴
ニュイ・ルミエール
【目立たない】【変装】を使用して事前にUCを使うのっ
目的は味方の猟兵さんが攻撃できる隙を作ること
もう一人のにゅい……がんばって、なの。
【暗視、学習力、世界知識】で不意打ちと見失わないように備えるのっ。
絡みつかれたら逆に【生命力吸収】で怯ませ
【グラップル、手を繋ぐ、怪力】で叩きつけてやるの!
【盾受け、防具改造、呪詛耐性、激痛耐性、かばう】で粘液攻撃等から味方を守る
自分から攻撃できれば
【属性攻撃】【破魔】【捨て身の一撃】で
身体の属性を聖・水に変えて骸骨やフェンリルに対処
もしバレてしまい戦えそうも無かったら
自分の体を守らせながら撤退するの
無理は禁物なの、今はただ次へ繋ぐことだけを考えて
蒼汁之人・ごにゃーぽさん
属性攻撃と時間稼ぎで意識を加速、自分を含めたすべてがスローモーションの中で第六感と野生の勘で攻撃の軌道を見切り、早業で怪力を載せた念動力を展開して軌道を反らしつつ逃げ足とジャンプで横っ飛びして回避を試みるよ。
ああ、緩慢な動きがもどかしい。
まぁ、回避失敗しても防御力重視のシリアスブレイカーでへこんだりぺらっぺらになったりアフロになったり程度のダメに改変するよ。
うっかり取り込まれても溶け込んだ体内でごにゃーぽと喚きちらしてぺってされそう。
さて、精神的逃走を防ぐ呪詛を練り込んだ宇宙的狂気な味の戦慄の蒼汁に悶絶するがいい。
あ、味も呪詛なので1滴でも触れれば味覚への鎧無視攻撃になるよ☆
二人の猟兵がいるのを確認したオロチ。
「ムシュシュ……まだこちらに気が付いてないね。」
さぁ行け!と骸骨の巨人を呼びだし、その二人を背後から襲う。
骸骨巨人は手に持った水晶の剣を振り下ろした。
「もう一人のにゅい、頑張ってなの。」
シリンダーの影に隠れながら、骸骨巨人に自分の複製体が潰されるのを見たニュイ・ルミエール(神さまの遊び場・f07518)。
複製体はブラックタールであるニュイの姿をすぐに取り直し、はた目にはほとんどダメージが通っていないかのように見える。
「うわお、斬られちゃった!でも、ボクには秘密道具があるんだ!」
そしてもう一人、二つに切断された体を、懐から取り出したセロハンテープではっつける、蒼汁之人・ごにゃーぽさん(戦慄の蒼汁(アジュール)・f10447)。
それだけですっかり元通り、そんな理不尽なギャグ補正がある世界へ周囲をいざなう。
「じゃあ、反撃いっちゃうよ!」
ごにゃーぽさんが腕を振り回しながら骸骨巨人へ駆け出すと、骸骨巨人も水晶剣を横薙ぎに振るう。
「うわー!」
お腹が水晶剣にひっかけられ、ゴムのように引っ張られて吹き飛ばされる。
そのまま謎の液体のシリンダーに突っ込み、割れた拍子に七色の煙が舞い上がった。
「……ムシュシュ、強烈な個性のある猟兵だね。」
後ろから見ていたオロチも、この理不尽な世界には困惑していた。
「とはいえ、それほど恐ろしいものでは……」
「ひぃやあああああ!」
「あっはっは!ニュイちゃんもご招待!」
七色の煙を破って現れる、二人の影。
ごにゃーぽさんは吹き飛ばされるときに水晶剣を掴み、そのまま伸びた腕の反動で骸骨巨人へ戻ってきた。
シリンダーの影にいた、ニュイの事を抱きかかえて。
「さぁ、攻撃よろしく!」
と骸骨巨人へ向けてニュイを投げ飛ばす。
「い、行くよ!」
そのまま拳の形になり、骸骨巨人の胸に叩きつけられる。
聖水と同じく聖別された体によって、容易く骸骨巨人はバラバラに砕け散った。
「ムシュ……侮っていましたよ。」
逃げるが勝ちですね、と振り返った瞬間、
「どこに逃げるのかな?」
ごにゃーぽさんが回り込んできた。
「く、構ってる暇はないのですよ!」
水晶剣で斬りつけ、脇をすり抜けようとした瞬間、足を取られるオロチ。
「捕まえた、なの!」
足元を覆うニュイと、自身の斬られた部分から滴り落ちる蒼い汁を容器に入れながら迫ってくるごにゃーぽさん。
「ムシュ!何を!」
「さぁさぁ!精神的逃走を防ぐ呪詛を練り込んだ、宇宙的狂気な味の戦慄の蒼汁に悶絶するがいい!」
「うぐ……おああああああああ!」
無理やり口にねじ込まれた謎の蒼汁に、さすがのオロチも悶絶していた。
「ね、ねぇ……それって飲んじゃダメなモノ、なの?」
「そうだよー、ダメだから飲ませちゃった☆」
と話をしていると、オロチの姿がいつの間にか消えていた。
「ムシュー……酷い目にあった……。」
心なしか気落ちしているようにも見えるオロチ。
「だけど、まだこの船に猟兵達がいるね。」
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
リダン・ムグルエギ
あのウィルスをデザインしたアナタの思考、気になるわ
どうやって考えたのか、教えてくれない?
【異形の花畑】
POW
今回は支援に徹するわ
事前に防具改造・アート・催眠術を重ねて仲間の防具を作って渡し、相手の攻撃コードを躱す対策を施すの
あいくんは相手の注目を集める煌びやかな衣装
バルディ君ら潜伏や狙撃組には身隠し用の施設の壁と同じ色の布に、気にならないような催眠模様を添えて
他の仲間や自分は耐久性を重視し、錯視で位置を勘違いされやすくした盾を渡して骨の一撃を防げるように
「右腕振ったわ!
オロチの様子を遠くから撮影し
動きを仲間へ伝えて防御の手助けをするの
一種の鼓舞で救助活動よ
隙あらば脳髄に毒を塗った針を叩き込むわ
バルディート・ラーガ
【POW】【異形の花畑】ははあ、やっこサンがあンの胸糞悪イ装置を作った博士とやらですかい。丁度いい、借りを返すタイミングです。
「迷彩、目立たない」で身を隠し、更に仲間の支援で極限まで身を潜めやして。陽動に紛れるよう、素早く身を隠しながら向こうに近づきやす。その間、相手サンが何をやってくるのかはよーく観察。十分接近したら「暗殺、だまし討ち」、【九つ頭の貪欲者】を発動!二重に対応されたらば観察を糧に「フェイント、野生の勘、見切り」でなンとか躱し、とにかくUC発動を狙いやす。以降の攻撃は超耐久力で凌ぎやして、動くモノ…すなわち骨巨人と、それに連動せざるを得ないドクター・オロチを狙っていきやしょう。
紫・藍
【異形の花畑】防具準備はアートでお手伝い! オロチと出逢えば真っ先に一礼大声ご挨拶! 藍ちゃんくんでっすよー! おにーさん? おねーさん? なんて呼べばいいでっすかー? コミュ力でお話です! 情報収集? いえ雑談なのです! 仲間への巨人攻撃に合わせて別方向から突然ですが歌っちゃうのです! へんてこな歌でっす! 歌唱力と存在感とアーティスト力でトレース動作の気を散らせまっすよー! 慣れてきたら突然曲調替えたり絶妙に下手にしたり、無視してきたら急に黙って勘ぐらせたり! 何もししないと放置していいのですかー? こっち見なくていいのですかー? 誘導だけと思わせてミスディレクション要員も兼ねてるのは内緒
ショコラ・リング
【異形の花畑】
POWで判定
リダンさんの技術と黄昏の外套を組み合わせ、撃つ瞬間まで殺気を隠し、藍さん達が気を引いている内に施設の設備も利用しながら迷彩で身を潜めていますね
相手の一撃を仲間が凌いだら、行動開始でございます
仲間の指示と攻撃に合わせるように、第六感を併用しながら【神の杖】で鎧無視攻撃と範囲攻撃に隙があれば2回攻撃ということで骸骨巨人ごとオロチを攻撃します
相手の攻撃には、第六感と野生の感を利用し本体の行動から攻撃の予測を立てつつ、周囲の物を使い捨ての盾にしながら動き続け、隙が出来た所で攻撃するのです
少なくともこの世界で、これ以上貴方の好きにはさせないのです
ナハト・ダァト
【異形の花畑】
さテ、どこまで効果がある物カ…宜しく頼むヨ、皆
前衛に出つつ囮の支援
激痛、呪詛、毒耐性
オーラ防御、かばうを用い耐久の準備
早業、医術、救助活動
応急処置を仲間に適宜施す
骸骨の巨人に対しては
世界知識、医術、情報収集
医者の知識や経験を活かし
骨格の可動域、衝撃・被害範囲を分析して報告と対処
変化するボディには自身も液状である事を利用し
一部を武器改造、だまし討ち、残像で被弾させたように見せる
フェンリル召喚には
早業、目潰し
光を放って怯ませる
異種族の医療の知識から
咆哮を放つ喉元も傷口をえぐる攻撃で抉っておく
これらは
武器改造、情報収集、2回攻撃の技能を用い
適切な形状に自信を変化させて行う
※アドリブ歓迎
オクタ・ゴート
【POW・異形の花畑・改変歓迎】
防具を頂き、先制攻撃の際私は皆様を【かばう】役割に回りたいと思います。捕捉された方が居ましたら身を挺して守ります。その為の【覚悟】は決めております故。【決死の一撃】で相殺します。
味方の皆様が反撃に出るようでしたら、私も攻勢に転じましょう。【怪力】、【呪詛】、【生命吸収】、を重ね、撃破に至らずとも、皆様のお役に立つよう少しでも動きを鈍らす為に全力を注がさせて頂きます。
触手の一本、片腕片足さえ残っていれば十分。その巫山戯た物言いも、ここまでです。
少し足を引きずるように、次の猟兵達の元へ向かうオロチ。
「はーい!藍ちゃんくんでっすよー!」
「ムシュ?自分から顔を出すとは珍しいですね。」
煌びやかな衣装をカラフルに染めて、紫・藍(覇戒へと至れ、愚か姫・f01052)は大声でオロチへ言葉をかける。
「そうそう!おにーさん?おねーさん?なんて呼べばいいでっすかー?」
「ムシュシュ!自由に呼ぶといいですよ!」
答えるようにオロチは水晶の剣を振るい、骸骨巨人を呼びだした。
「生きていられれば、ですがね!」
「まって!問答無用は藍ちゃんくん、ちょっと困っちゃいますよ!」
そのままオロチの動きをトレースして、紫へ水晶剣を振り下ろす骸骨巨人。
「……ええ、それは困ってしまいますね。」
纏っていた壁に合わせた迷彩のマントを捨てつつ、横から紫をだき抱えて剣から逃したのは、山羊の頭蓋骨の頭をしたオクタ・ゴート(八本足の黒山羊・f05708)。
「危ないところでしたな。」
「うん!ありがとうね、オクトくん!」
「ムシュシュ!いたことは解っていましたとも!」
さぁ次!と剣を横薙ぎに振るうオロチへ、言葉をかけるブラックタールが一人。
「あノ骸骨巨人、可動部の関節デ弱っているところがありマスね。」
オロチが振り向き、トレースが途切れる。
「定期的なメンテナンス、カルシウムの摂取ヲお勧めしますヨ。」
そこにいるのは光るオーラを纏うナハト・ダァト(聖泥・f01760)。
「ムシュ、今はそんな話を……」
「おっと失礼しましタ。ですが、こちらには重要でしてネ。」
「動きが止まったわ!今よ!」
自身のデザインした迷彩マントを被り、離れた位置からオロチの動きが止まったのを確認した、リダン・ムグルエギ(宇宙山羊のデザイナー・f03694)は奇襲のために隠れているメンバーへ指示を出す。
ちなみに、他の迷彩マントや紫の目立つ服をデザインし用意したのはリダンである。
「解りました!」
それに合わせ、迷彩マントを剥がして弓を番える、ショコラ・リング(キマイラのアーチャー・f00670)。
「捧げるは我が祈り、矢に纏いたるは神の怒り。」
祝詞とともに放たれる、漆黒の矢。
「全てを薙ぎ払う破壊の果てに、創造を!」
骸骨巨人の膝を撃ち抜く矢は、着弾とともに床にヒビが入るほどの威力。
「……さて、あっしの出番でやすね。」
バランスを崩した骸骨巨人のすぐ近くまで近寄り、九つの首の黒い大蛇へ変貌するバルディート・ラーガ(影を這いずる蛇・f06338)。
「シュルルルル……!」
吐息とともに口から火が漏れる、その口で骸骨巨人の無事な足を噛みつき、絡み付き、そのまま引きずり倒す。
「続けていきます!」
「シャアア!」
さらに降り注ぐ矢と大蛇の炎により、骸骨巨人が解体されるのに3分とかからなかった。
「エエ、この時間さえ稼げれバ良かったノデ。」
「ム、シュ、シュ……!」
実際に骸骨巨人の動きを止めて得意げなナハトに向け、自身の水晶剣で斬りつけるオロチ。
「おっと、やらせるわけにはまいりません。」
身を割り込ませ、自身と同化したギロチンで受け止めるオクタ。
「呼びだす者は強力でも、あなたはそれほどでもないようで、安心いたしました。」
「さあさあ!年貢の納め時じゃないかな?オロチちゃん!」
「ムシュ!ボクが簡単にやられると思ったら、大間違いだよ!」
明るく大声で言葉をかけてくる紫へ、負けじと大声で返すオロチ。
「へへーん、じゃあここで藍ちゃんくんは、オロチちゃんにみんなが勝つ様子を歌っちゃうよ!」
いっきまーす!と、そのまま歌いだす紫。
「何を急に、」
言葉の途中でヒュン!と脳髄の顔へ向けて放たれた針を避けたオロチ。
「ふふ、気を逸らしちゃだめよ。」
放ったのはリダン、さらにすぐ横に忍び寄るバルディートの短剣は空を切る。
「チ!すばしっこいでやすね!」
「ムシュシュ!キミたちの動きは見えているのだよ!」
ひょいと避け、その場を離れようとしたオロチ。
……そこへ飛来する矢にマントを射止められ、そのまま転ぶ。
「逃がしませんよ。」
「あはは!オロチちゃんも疲れてるみたいだね!」
ショコラの矢がヒットしたところで、紫の歌がサビに入る。
「異形の花畑!みんなの力で倒しちゃうよ!」
強弱をつけ、急に調子の変わるその歌は、オロチの気を紛らわせるのに十分な効果を発揮していた。
「ムシュシュ……ここでやられ」
「いえ、ここでやられていただきましょう。」
「ムシュー!」
オクタの体から伸びる鞭に絡まれ、皆の中心へ引きずり出されるオロチ。
「あのウィルスをデザインしたアナタの思考、気になるわ。」
顔に毒針を撃ち込むリダン。
「ねぇ、どう考えたら思い浮かぶのかしら?」
「ぐ……そ、そんなこと教えられると思うか」
「でしょうなあ!」
「ぐあああ!」
最後まで言わせず、両手に持った神経毒の塗られた短剣でオロチの両腿を突き刺すバルディート。
「ひひ!あンの胸糞悪イ装置を作った博士とやらですしなぁ。」
「この頭にどれだけ悪いことが詰まってるのかしらね。」
「ぬぐあああああ、やめろおおおお!」
顔に刺さった針をぐりぐりと動かすリダン。
さらに腕へ、ショコラが放つ2本の矢がオロチの体を張りつけにする。
「聞きたいことはありますが、ここで終わらせます。」
「エエ、そうですネ。」
動けないオロチの体へうねうねと七色に光り輝く触腕を伸ばし、異界の知識を元にオロチの体の最も弱い場所を探り出すナハト。
「ここ。今のあなたなラ、最も苦しム場所になるでしょウ。」
「あああああああああ!」
オロチの悲鳴が響く中、
「いえーい!藍ちゃんくんたちの大・勝・利!」
紫の歌が戦いの終わりを告げた。
「ム、ムシュシュシュ!」
今や体の半分ほどが灰になって崩れたオロチの笑い声が響く。
「見事だよ、猟兵達!ボクをここまで追い詰めたんだからね!」
「おやー?オロチちゃんはまだ死なないのかな?」
「ムシュシュ!今回は僕の負けさ!」
だけどね!とすでに顔だけのオロチが浮かび上がり、
「次はどうなるか!また君たちと会えるのを、楽しみにしているよ!」
ムシュシュシュシュ!と笑い声を残し、灰となって崩れ去っていった。
「……ふぅ、お疲れさまね。」
「ええ、皆さんお疲れさまでした。」
オロチを倒したという事実に、リダンとオクタは皆を労い、
「ヒヒ、あっしはいつも通りやっただけですぜ。」
「はい、うまくいって何よりです。」
ヘラヘラと返すバルディートに、真面目なショコラが笑いかける。
「ふひひ!これで悪は滅びたのだ!」
「その通りですネ。では、私たちハ帰るとしましょうカ。」
紫の言葉に頷き、ナハトは医者として、皆の調子を気にしていた。
こうして、猟兵達はオロチを倒す事に成功した。
戦争も終盤、銀河皇帝まであと少し……。
それを心に留め、傷を癒しにグリモアベースへ帰還するのであった。
成功
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