#シルバーレイン
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一体ここはどこなのだろう。
田中祐樹は、学生服のまま廃墟のような線路を彷徨っていた。
確か、数日前に廃墟に肝試しに行ったことがあった。
そのときは、友達数人と一緒に探検して、変な物音を聞いただけで、何事もなかった。
だから……大丈夫だったんだと思っていた。
「だ、だから、ここはどこなんだよぉ……」
涙を滲ませながら、祐樹は走る。出口を探して。
「あ、あそこが出口……!!」
ようやく明るい場所に出れた。ホッとした様子でその中に飛び込むと。
「ようこそ、少年。君を待っていた」
「あ、あなたは……誰?」
祐樹の前に現れたのは、色とりどりのジャムを手にする怪しい男。
「私の名は、マスター・ジャムウォッシュ。君にジャムの素晴らしさを教えよう」
「う、うわあああああ!!!」
そのマスター・ジャムウォッシュは、人ではない。なぜなら。
「彼はオブリビオンなのです」
そう嫌そうな顔をするのは、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)だ。
「狙われているのは、田中祐樹様で、悪夢を見続けされて、未だ昏睡状態。それを打破するために、皆様には祐樹様の悪夢の中に入り、元凶のオブリビオン……マスター・ジャムウォッシュを退治していただきたいのです」
リズはそう集まった猟兵に告げた。
「じゃあ、その悪夢の中に入るのか? グリモアの力で」
「いえ、残念ながらグリモアの力では転移することはできません。ですが……メガリスであれば、それは可能となるそうです。銀誓館学園の方から、こちらをお借りしました」
取り出したのは、ティンカーベルの像。この像が出すティンカーベルの砂が夢の中へと誘ってくれるそうだ。
「ただ、注意していただきたいのは、中で受けた負傷や死亡も現実世界に反映されてしまうことです。特に祐樹様に関しては、絶対に死なせないように守ってあげてくださいませ」
もしそうなってしまえば、昏睡状態が死亡へと変わってしまう。
「それと今回は、眞由璃様にはお話してません。悪夢という不確定要素に入れるには、危険すぎるとの判断だそうです」
どうやら、今回は眞由璃の協力は得られないようだ。
「皆様、悪夢に苦しめられている祐樹様のためにも、必ず彼を救ってあげてくださいませ」
そういって、リズは祐樹の眠る病室へと案内したのだった。
柚葵チハヤ
どうも、こんにちは。柚葵チハヤです。
今回のシナリオは、シルバーレイン! 一般人の方が見ている悪夢の中に入り、助けに向かうお話になります。
そういう特殊性もありまして、今回は眞由璃の協力は得られません。ですが、その必要はなさそうに感じられます。皆さんの手で、田中君を助けてあげてください。
1章では、最初の悪夢である旧鉄道線の地下迷路を探索していただきます。油断しなければ、問題ない範囲ではありますが、油断すると道が崩れて、痛い目に遭ってしまうことも。特にこれといった罠はありませんが、いかんせんかなり長いので、正しいルートを見つけていくことが大切になるかと思います。
2章では、迷宮の出口にいるボス、マスター・ジャムウォッシュとの対決となります。ジャム好きなので、それを上手く使うと戦いやすいかもしれませんね。
3章では、悪夢にうなされていた田中君のケアを行います。なんだか皆さんの行きつけの店が夢の中に出現しているので、そこで美味しい物を食べさせて、元気づけさせてあげてください。一緒に楽しんでしまうのも手ですよ!
また複数で参加する場合は、お相手の名前やID、グループ名をお忘れなく。
それでは、皆さんからの悪夢退治なプレイング、お待ちしていますね!
第1章 冒険
『旧鉄道線の地下迷路を探索する』
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POW : 半壊している道に在る障害物を破壊して力強く前進する。
SPD : 道中に仕掛けられた謎の罠を解除しながら安全に前進する。
WIZ : 途中で分岐している地点に印を付けて迷わず前進する。
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
儀水・芽亜
私にティンカーベルの粉はいりませんよ。自前で夢に入りますから。
ドリームダイブこそ、ナイトメア適合者の面目躍如です。
しかし、敵はナイトメア型オブリビオンでしょうか?
さて、地下の鉄道線……地下鉄ですか?
「偵察」のつもりで、ライトの付いたヘルメットを被って、マッピングしながら進みましょう。
慎重に、時に大胆に。監視カメラの類はないと思いますから、注意すべきは足下だけですね。「地形耐性」で気をつけます。
角を曲がるときは、手鏡を使って先を覗いてみます。
確かに広大な線路網ですが、無限というわけでもありませんね。マッピングで出来上がった図面から考えて、出口はこの辺りのはず。
そろそろ、敵襲に警戒しませんと。
「私にティンカーベルの粉はいりませんよ。自前で夢に入りますから。ドリームダイブこそ、ナイトメア適合者の面目躍如です」
そう告げて、ティンカーベルの粉を丁寧に断るのは、儀水・芽亜(共に見る希望の夢・f35644)だ。ドリームダイブできる芽亜には、必要なさそうだ。
さっそく、自身の能力を使って、悪夢に囚われている田中君を助けなくては。
悪夢の中に入ると、さっそく芽亜を出迎えるのは。
「さて、地下の鉄道線……地下鉄ですか?」
あらかじめ用意してきたライトの付いたヘルメットを被り、マッピングの為の用紙とペンを手に旧鉄道線の地下迷路を進んでいく。
辺りを見渡し、監視カメラがないのを確認した。
「となると、気にするのは足元ですね」
壊れた足場に気を付けながら、先へと進む。
角を曲がるときは、手鏡を使って先を覗いてから進むという慎重さだ。どんどんと芽亜の持つマップが埋められていく。
「確かに広大な線路網ですが、無限というわけでもありませんね。マッピングで出来上がった図面から考えて、出口はこの辺りのはず。そろそろ、敵襲に警戒しませんと」
ようやく見えた出口を見据えながら、芽亜は一番に、この迷宮を突破したのだった。
大成功
🔵🔵🔵
黒城・魅夜
「悪夢の滴」たる私の前で夢を弄ぶ愚か者
本当の悪夢がどのようなものか
いずれその身でたっぷり味わうことになるでしょう
敵は……ジャム?
夢の中だけに「邪夢」とでもいうつもりですか
誰が上手いことを言えと言いましたか、まったく
(なんか勝手に怒っている)
さて、まずこの迷路を突破しませんとね
UCを発動
無数の鮮血の胡蝶たちを生み出し
この迷路そのものを追跡対象に指定することで
迷路を徹底的に偵察させていきましょう
さらに情報収集・見切り・第六感を使って
得られた情報を丁寧に分析していけば
分岐に惑わされることなどありませんね
さあ待っていなさい邪夢
悪夢と邪夢のどちらが恐ろしいか思い知るときです
(やっぱり勝手に怒っている)
「『悪夢の滴』たる私の前で、夢を弄ぶ愚か者。本当の悪夢がどのようなものか、いずれ、その身でたっぷり味わうことになるでしょう」
次に悪夢……旧鉄道線の地下迷路にやってきたのは、魅惑的な雰囲気を纏う、黒城・魅夜(悪夢の滴・f03522)だ。
「敵は……ジャム? 夢の中だけに『邪夢』とでもいうつもりですか? 誰が上手いことを言えと言いましたか、まったく」
なんだか勝手に 怒っているのは気のせいだろうか? 魅夜は、気持ちを切り替えて。
「さて……まず、この迷路を突破しませんとね」
そう、まずはこの地下迷路を乗り越えなければ、件の敵に会うことはできない。
「無慈悲なる鮮血よ、漆黒の胎に恍惚の翅を解き放て」
魅夜の|紅き胡蝶は赤き闇夜に舞い狂う《ラ・ヴィ・アン・パピヨン》でもって、大量の蝶達を迷宮に解き放ち、追跡してもらう。
蝶が持ってきたデータを元に、魅夜は迷宮の出口を導き出した。
「さあ、待っていなさい、邪夢。悪夢と邪夢のどちらが恐ろしいか、思い知るときです」
数十分後、魅夜は迷宮の出口を通り、敵のいる場所へと足を踏み入れたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
虹目・カイ
ジャムですか……
パンにはよく塗りますけれども程々にしないと太……こほん
一先ずは目の前の迷宮ですね
……さて、困りました
私、方向音痴でございます
嘗てこの世界の戦争にも幾度も参加しましたが、その時は皆様の後をついていった為に事なきを得……
……現実逃避はこのくらいにしましょうか
しかしこのように状況に有利な技能も会得していないのですよね
迷子防止で絵具(印象派の光と影)で目印つけて進みますか
壁ごと壊すなんてことはないと思いますが、一応ペイントブキですので扱いには気をつけましょうね
あと、崩れやすそうな箇所には警戒して行きましょう
最悪コンちゃん様を足場にして難を逃れます(ユーベルコード)
さて、いつ辿り着くやら
「ジャムですか……パンには、よく塗りますけれども、程々にしないと太……こほん」
軽い咳ばらいをした後、虹目・カイ(金狐は虹を目指した・f36455)は告げる。
「一先ずは目の前の迷宮ですね」
そう、カイの前には……いやもう入っているのだが、悪夢の旧鉄道線の地下迷路の中にいる。
しかし、それは自殺行為に等しかった。
「私、方向音痴でございます。嘗てこの世界の戦争にも幾度も参加しましたが、その時は皆様の後をついていった為に事なきを得……」
思わず遠い目をして、現実から目を背ける。いや、ここは悪夢の中なので現実ではないのだが。
「……現実逃避はこのくらいにしましょうか。しかし、このように状況に有利な技能も会得していないのですよね」
少し思案して、カイは、持っていたアイテムを取り出した。
「迷子防止で、絵具で目印つけて進みますか」
水彩画用の画材セットの印象派の光と影を用いて、壁にペイントを施していく。
「壁ごと壊すなんてことはないと思いますが、一応、扱いには気をつけましょうね」
ぺたぺたと目印をつけながら、先へと進む。崩れやすそうな箇所には警戒して。
「さて、いつ辿り着くやら……」
数時間後、|狐饅召喚《オコンバンハ》で召喚したビーズクッション状の胴体を持ち喋る仔狐を召喚し、壁を乗り越えて、脱出するカイの姿があったのだった。
こうして、猟兵達は、無事(?)迷宮を制覇するのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『マスター・ジャムウォッシュ』
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POW : ベリージャムみだれ
【ストロベリージャム 】【ブルーベリージャム】【ラズベリージャム】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
SPD : ジャムが恋しくなる頃
攻撃が命中した対象に【ジャム欠乏症 】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【ちょうどジャムが欲しくなる状況】による追加攻撃を与え続ける。
WIZ : ジャムある限り無限なり
200G(万円)相当の【ストロベリージャム 】をx個消費し、ランダムな強さ・外見を持つ【ジャム】族の【マスター・ジャムウォッシュ】をx体召喚する。
イラスト:ポポンフローンム緋倚
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「リギ・マッカ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「ようこそ、少年。君を待っていた」
「あ、あなたは……誰?」
祐樹の前に現れたのは、色とりどりのジャムを手にする怪しい男。
「私の名は、マスター・ジャムウォッシュ。君にジャムの素晴らしさを教えよう」
今、まさに襲われそうになっている祐樹を前に、猟兵達が到着したのだった。
※マスターより
いよいよ、マスター・ジャムウォッシュとの戦いとなります。ただ、田中君がやられると終わりですので、保護するように立ち回りをお願いします。その場合、ボーナスがつきますので、よろしくお願いしますね。
また、現時点、戦争期間ということで、そちらを優先する場合もあります。
こちらはゆっくりめで進めていきますので、どうぞ、よろしくお願いします。
儀水・芽亜
ナイトメアに「騎乗」して、現場へ急行します。
田中さん、無事ですか? 私です? 通りすがりの白馬の騎士ですよ。
危ないですから下がっていてくださいね。
さあ、相手になりますよ、オブリビオン!
私は生憎とマーマレード派でしてね。ジャムに遠慮する理由も必然もありません。
では、アリスランスを突き出して、「騎乗突撃」による「ランスチャージ」「貫通攻撃」を敢行します。そのまま押し倒して「蹂躙」。
ジャム攻撃は「見切り」「受け流し」つつ、高速で駆け回り狙いを付けられないように。
万一当たったら、「毒耐性」で効き目を殺しましょう。
さあ、次の「ランスチャージ」いきますよ。気持ちよく討滅されてください!
ずだんという、凄まじい音と共に飛来してきたのは、ナイトメアに騎乗した芽亜だった。
「あ……」
祐樹とマスター・ジャムウォッシュの間に入るように、飛んできた芽亜は、白馬の王子様のように。
「田中さん、無事ですか?」
敵を見据えながら、そう祐樹の身を案じる。
「あ、あなたは……いったい……」
呆然とする祐樹に芽亜は答える。
「私です? 通りすがりの白馬の騎士ですよ。危ないですから、下がっていてくださいね」
芽亜の言葉を受けて、祐樹は震えながらも、その場を下がっていった。
「ほう……私から大切な信者を奪おうとするとは。覚悟があるということかね?」
「そんな覚悟はさらさら持ち合わせていませんが……まあ、相手になりますよ、オブリビオン! 私は生憎とマーマレード派でしてね。あなたのジャムに遠慮する理由も必然もありません」
その芽亜の声を聞いてか聞かずか。マスター・ジャムウォッシュは、すぐさま。
「これを……喰らえ!!」
取り出したジャムを放って、攻撃を仕掛けてきた。そのジャムには恐ろしいジャム欠乏症が付与されている。一方の芽亜は、敵のジャムの軌道を読んで見切り、美しき鴇色の槍、アリスランス『ディヴァイン・ユニコーン』でもって、当たらぬよう払いのけていく。
「では、アリスランスを突き出して……攻撃を敢行します」
ランスチャージで勢いを乗せた貫通攻撃が、マスター・ジャムウォッシュを捉える。
「ぐおっ!!」
まだ、これくらいの痛手では倒れぬ相手だと、芽亜は理解している。だからこそ。
「さあ、次の「ランスチャージ」いきますよ。気持ちよく討滅されてください!」
次の攻撃を重ねていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
虹目・カイ
もし、そこなお方
私もジャムは好きですよ
朝はパン派ですので私にとってはほぼ必需品ですし
ロシアンティーも美味しいですよね
本場風にジャムを舐めながら紅茶をいただくもよし
ポーランド風に最初から入れて飲むのも乙なものです
――などと言いながら田中様から意識を逸らすように【誘惑】混じりで声をかけましょうかね
少しでも己を求める可憐な美少女、に見えるように
……我ながら気色悪いことこの上ないですが
(※冗談で己を美少女と評することはあれど実は内心自己評価激低)
しかし……ウワァめっちゃ敵増えましたねこれ
けれど臆することはありません
限界まで引きつけて
纏めてユーベルコードで一網打尽です
今の私の記憶ごと燃えてくださいませね
ここまでたどり着くのにかなり苦労したのだが……どうやら、二番手にたどり着けたようだ。
カイは少しホッとした表情を浮かべつつ。
「もし、そこなお方。私もジャムは好きですよ。朝はパン派ですので、私にとってはほぼ必需品ですし」
「ほう……ジャムの素晴らしさを知るとは、猟兵にしておくのがもったいないくらいだ」
先ほど刺されたところを抑えながらも、マスター・ジャムウォッシュはカイへと視線を移す。
カイは、内心しめたと思いつつも、祐樹から距離を置くように、マスター・ジャムウォッシュに視線を向けたまま、ゆっくりと移動していく。幸いにもマスター・ジャムウォッシュも、それに合わせて移動してくれた。少しずつ、少しずつ、祐樹から離れていく。
「ロシアンティーも美味しいですよね。本場風にジャムを舐めながら紅茶をいただくもよし、ポーランド風に最初から入れて飲むのも乙なものです」
「それもまた、素晴らしいジャムの活用法だ!」
マスター・ジャムウォッシュは、なんだか嬉しそうである。だがやはり、オブリビオンとは相いれないもの。
「本当に残念だよ。君を殺すのは」
「あらら。これでも頑張ったんですけどね……」
さっそく、マスター・ジャムウォッシュは、ストロベリージャムの瓶を2個消費し、新たな姿をした2体のマスター・ジャムウォッシュを召喚した。
「行け! 奴は猟兵だ! しかし、ジャムに造詣がある! あまり苦しませずに殺してやれ!」
「しかし……ウワァ、敵増えましたね、これ。けれど臆することはありません」
向かってくる2体のマスター・ジャムウォッシュ相手に、カイはすぐさま。
「向日葵は一途ですが、太陽神は恋多き男。けれども悲恋続きですから、慰めて差し上げては?」
|太陽神の熱視線《アポロン・チャーム》だ。愛用している印象派の光と影を無数の向日葵の形をした熱を伴う陽光の花びらに変え、召喚されたマスター・ジャムウォッシュを蹴散らした。
「今の私の記憶ごと燃えてくださいませね」
大成功
🔵🔵🔵
黒城・魅夜
あなたはどうして欲しいですか、田中さん
助けてほしい?
では助けてくれと一言言ってください
その言葉さえあれば私は全てを掛けてもあなたの未来を護ります
優しさと祈りを込めたオーラを展開し結界を張ることでね
さて、それにしてもジャムが相手とは
この私、悪夢の滴を相手にして邪夢などと
よくも身の程知らずの名を名乗りましたね(相変わらず勘違いしている)
その報いをたっぷり受けてもらいましょう(やっぱり勘違いしている)
あなたの攻撃など、第六感と見切り、
さらに鎖を舞わせ衝撃波を発生させて防御することで
容易く打ち消せますよ
さあ今度はこちらの番です
既にあなたにわが影は触れています
そのまま無限にして永遠の虚無の中へ沈みなさい
と、次に駆けつけたのは、黒城・魅夜(悪夢の滴・f03522)だった。
「あなたはどうして欲しいですか、田中さん。助けてほしい? では助けてくれと一言言ってください」
黒衣を纏いながら、そう、祐樹へと向き直った。
「……あっ、あ……た、助けて」
ようやく聞けたその言葉に、魅夜は笑みを浮かべる。
「その言葉さえあれば、私は全てを掛けても、あなたの未来を護ります。優しさと祈りを込めたオーラを展開し結界を張ることでね」
そして、祐樹の周りに暖かなオーラを纏わせると、次にマスター・ジャムウォッシュへと向き直った。
「さて、それにしてもジャムが相手とは。この私、悪夢の滴を相手にして『邪夢』などと、よくも身の程知らずの名を名乗りましたね」
……あれ? なんだか、ちょっと……。
「その報いを、たっぷり受けてもらいましょう」
あの、もしかして、勘違いしているのでは?
「よくわからぬが、敵であることに違いない。受けて立とう!」
マスター・ジャムウォッシュは、大きなジャム瓶から次々と甘いジャムを魅夜へと投げつけてくる。
「あなたの攻撃など、容易く打ち消せますよ!」
対する魅夜は、鎖を舞わせ、衝撃波を発生させて防御することで、敵の攻撃を難なく打ち消して見せたのだ。それだけではない。
「さあ、今度はこちらの番です。既にあなたに我が影は触れています」
「むむむむ……!!」
憤るマスター・ジャムウォッシュをそのままに、魅夜は、|闇に溺れよ影へと沈め、せめて末期は舞う如く《シャドウィゲート・イネインエンド》を放った。
「そのまま無限にして、永遠の虚無の中へ沈みなさい」
「ぐぬうおおおおお!!!!」
全てを無に帰す影の中へ引きずり込む鎖でもって、攻撃を重ねるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
シャーロット・バルドレッサ(サポート)
共闘等、アドリブ歓迎
・パーソナリティ
帝都桜學府所属
出身はサクラミラージュの英国、歴史ある魔女の家系
新しもの好きで伝統を忌避
「ナンセンス」が否定の決まり文句
口調は
『ですわ、ですの、ですわね、でして?』と垢抜けた振る舞いを意識
度々『ね、よ、なの、なの?』と意地っ張りでお転婆な地が出る
・戦闘
『霊子演算機《アルス・ノヴァ》』と『マクスウェル方程式』による電脳魔術を使用
演算機に詠唱を委託し高速詠唱・無酸素詠唱を可能に
敵の性質に応じ黒の権能【火炎舌の黒犬】・黒の権能【まだらの紐】・疑似召喚術式【アスモデウス】の他、焼却・衝撃波・爆破などの属性攻撃を使い分ける
近接戦は影を物質化し扱う異能『黒の権能』で対応
鐘射寺・大殺(サポート)
砕魂王国の支配者、鐘射寺・大殺である!
吾輩が来たからにはもう安心だ。圧倒的カリスマと、武力と、心配りで、どんなトラブルも解決してやろう。
・戦闘は基本的に神竜とオメガ(剣の名前)による接近戦。武器を手に《切り込み》、【黒影剣】による剣技で敵を《切断》し、撃破していきます。
・炎の魔王軍を召喚し、《悪のカリスマ》で支配することも可能。また、圧倒的存在感で《悪目立ち》し、盾役も得意です。体はタフなので、大抵の攻撃には耐えられます。ダメージを喰らっても【魔王のやせ我慢】でフハハと笑います。基本アホの子なので、シリアスなお話には向いていません。サポート不要なら、構わず流してください。
諏訪野・啓太郎(サポート)
『唯のろくでなしの旅烏ですよ。』
スペースノイドのスターライダー×電脳魔術士、31歳の男です。
普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、負傷した仲間には「元気に(俺、~くん、~さん、だね、だよ、~かい?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「砕魂王国の支配者、鐘射寺・大殺である! 吾輩が来たからにはもう安心だ。圧倒的カリスマと、武力と、心配りで、どんなトラブルも解決してやろう」
すばーんと登場したのは、鐘射寺・大殺(砕魂の魔王・f36145)だ。名刀・神竜と魔剣・オメガの二本の刃を手に、ちょっとだけ、ふんぞり返っているっぽい。
仕方ない、これでも彼は魔王なのだから。
「ところでそれは、今、流行っているものかしら?」
シャーロット・バルドレッサ(マクスウェルの魔女・f23790)は、冷静な口調で大殺に突っ込み……いや、普通に尋ねていた。
「流石にそれはないだろう」
今度はちゃんと、諏訪野・啓太郎(さすらいのライダー・f20403)が突っ込んだ。
「ん? これはいつもの吾輩の挨拶だぞ!」
「まあ、流行りのものかと思いましたのに……残念ですわ」
シャーロット、流行りのものだったら、採用するところだったのか……?
「とにかく、目の前の敵を始末するぞ」
啓太郎の言葉に、大殺とシャーロットが動き出す。
そうだ、この目の前にいる目障りなジャム野郎もとい、マスター・ジャムウォッシュを倒さなくては。
「では、お先に行かせていただきますわ!」
戦闘切って攻撃を仕掛けたのは、シャーロット。
「なにをするつもりだ」
マスター・ジャムウォッシュの言葉を無視して。
「逃しはしないわ――いえ。逃げる元気もないかしら?」
敵が仕掛けてくる前に、|黒の権能【まだらの紐】《スワンプ・アダー》でもって、劇毒を与える楔を突き刺し、敵を動かさぬよう縫い留める。
「ぐぬおおおおおお…………!!」
叫ぶマスター・ジャムウォッシュに、今度は吾輩の番だと言わんばかりに。
「これでも……食らうがいい!!」
大殺が放ったのは、闇のオーラを纏った黒影剣だ。神竜とオメガの刃が敵を切り裂き、更にその生命力を奪っていく。
「ぐおおああああああ……!!!」
その攻撃を喰らってなお、マスタージャムウォッシュは、反抗する素振りを見せた。
「これを喰らえば、貴様もなにもできないだろう!」
全て当たれば敵のユーベルコードを封じるジャムを投げつけてきたのだ。しかし、そのジャムは、啓太郎には届かなかった。なぜなら、愛用する宇宙バイクに跨り、その素早いスピードで颯爽と避けて見せたのだ。
「お、おのれぇ……!!」
「これでとどめだ、決めるぜ!」
バイクからの全武装の一斉発射、激しいスーパーフィニッシュでもって、マスター・ジャムウォッシュをなぎ倒していく。
「くっ……ジャムの素晴らしき世界を……みせ、たかった……」
度重なる攻撃と、啓太郎の渾身の力が合わさって、見事、迷惑なマスター・ジャムウォッシュは、空のジャム瓶を一つ残して、消え失せたのだった。
こうして、猟兵達の活躍により、悪夢の被害者である祐樹を救うことが出来た。
今彼は、目の前で繰り広げられた激しい戦いに、呆気にとられている。
そんな彼を、奮い立たせて、元気づけなくては。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第3章 日常
『行きつけのあの店で』
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POW : いつものアレを
SPD : 今日のオススメは?
WIZ : 裏メニューを
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ここまで来たら、後は祐樹を元気づけるだけ。
君達の前には、何故か行きつけの店が立ち並んでいる。
ついでに美味しいご飯を食べて、自身も元気づける姿を見せれば、彼もまた復帰するかもしれない。
美味しいものは、落ち込む者を元気づけるものだから……。
※マスターより
というわけで、最後は行きつけのお店で美味しいものを食べつつ、(祐樹に食べさせつつ)彼のケアをお願いします。美味しいものを食べさせるだけでも、OKです。
どんな行きつけの店で、何を食べるか食べさせるかを、教えてくださいね。
ここだけのスポット参戦も大歓迎です。最初に送っていただいた方のプレイング失効頃まで、お待ちしていますので、参加したい方はぜひぜひお越しください。
最後の章も、どうぞ、よろしくお願いします!
虹目・カイ
田中様、お初にお目にかかります
何とも胸焼けしそうな方に絡まれてお疲れでしょう
この辺りでちょっとお口直しいたしませんか
最近鎌倉で開拓した純喫茶へとご案内
(実は店主様も猟兵の方です、此処にいるのはあくまで夢の中の人としてですが……)
木戸は少々重たいですが、ドアベルの心地良い音がしますでしょう?
店主様のお勧めは珈琲
ブラックのみということになっておりますが、苦手であれば融通は利きますよ
ジャムの後なのであれですが、チーズケーキやティラミスも個人的にお勧めでございます
何だか災難に巻き込まれてしまったご様子ですけれども
何でもお好きなものを頼んでくださいな
そして誰にも邪魔されず眠って
また明日から頑張りましょう
「田中様、お初にお目にかかります。何とも胸焼けしそうな方に絡まれて、さぞ、お疲れでしょう。この辺りでちょっと、お口直しいたしませんか?」
カイは、軽く会釈をしながら、自己紹介を済ませると、さっそく馴染みの部屋へとご案内。
彼女が案内するのは、最近鎌倉で開拓した純喫茶だ。
(「実は店主様も猟兵の方なんです。此処にいるのは、あくまで夢の中の人としてですが……」)
ふふっとカイは笑みを浮かべ、扉を開くと同時にドアに取り付けられたベルがからんからんと心地よい音を響かせた。
「木戸は少々重たいですが、ドアベルの心地良い音がしますでしょう?」
「あ、はい……」
祐樹は促されるまま、店の中に入り、席に座る。カイもその向かいに座って、メニューを広げた。もちろん、祐樹に見やすいように。
「店主様のお勧めは珈琲。ブラックのみということになっておりますが、苦手であれば融通は利きますよ。ジャムの後なのであれですが、チーズケーキやティラミスも個人的にお勧めでございます」
そうメニューの説明を軽くして。
「何だか災難に巻き込まれてしまったご様子ですけれども、何でもお好きなものを頼んでくださいな」
「それじゃあ……おすすめの珈琲とチーズケーキで……」
おずおずと、祐樹はそういって、メニューをお願いする。
カイも自分の好きなものを注文して、さっそくやってきた飲み物を口にした。祐樹は、おすすめの珈琲が気に入ったのか、笑顔を取り戻しているようだ。
――そして、誰にも邪魔されず眠って、また明日から頑張りましょう。
そう心の中で、カイはそっとエールを送ったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
黒城・魅夜
ふふ、美味しいお食事をいただくことは
最もお手軽な、そしてそれゆえに最も本質的な幸せと言えるでしょう
まあ、ダンピールである私の場合は
食事と言うより吸血……こほん、いえなんでもありません
さて、学生さんにとっては、変に気取ったお店よりも
いつも行き慣れているお店の方が馴染みがあっていいかもしれませんね
日常に戻ってきたことの象徴のようなものですから
ハンバーガー屋さんなどいかがでしょう
私も嫌いではないのですよ
自慢のこの牙でがぶりと噛みつくことができますからね、ふふ
……まあ、ガーリック系のソースだけは
遠慮しておきますけれど
あなたは悪夢を乗り越えた
目が覚めても、その記憶だけは心の奥に
しっかり残ることでしょう
「ふふ、美味しいお食事をいただくことは、最もお手軽な、そしてそれゆえに最も本質的な幸せと言えるでしょう。まあ、ダンピールである私の場合は、食事と言うより吸血……こほん、いえ、なんでもありません」
次に祐樹を案内するのは、魅夜だ。
「さて、学生さんにとっては、変に気取ったお店よりも、いつも行き慣れているお店の方が馴染みがあっていいかもしれませんね。日常に戻ってきたことの象徴のようなものですから」
「行き慣れている場所……」
そう呟く祐樹に、魅夜は微笑む。魅夜が彼を案内する場所、それは……。
「ハンバーガー屋さんなど、いかがでしょう?」
学生達にはお馴染みのファストフード店、しかもハンバーガー屋であった。
「わあ……テリヤキあるかな?」
とたんに、祐樹の顔も自然に綻ぶ。慣れた様子で好きなメニューを注文し始めた。
その後ろでは、彼を見守るように魅夜が。
「私も嫌いではないのですよ。自慢のこの牙で、がぶりと噛みつくことができますからね、ふふ。……まあ、ガーリック系のソースだけは、遠慮しておきますけれど」
ホクホクとした顔で注文した品物を受け取り、祐樹は席へと向かう。魅夜も早めに発注して、彼の隣へと向かった。彼はもう先ほどの事は忘れてしまったようだ。
「やっぱ、このハンバーガーがたまんないんだよね!」
大好きなバーガーとポテト、それに好きな飲み物を飲んで、満足げだ。
――あなたは悪夢を乗り越えた。目が覚めても、その記憶だけは心の奥に、しっかり残ることでしょう。
「それはよかったですね」
そういって、魅夜もまた、美味しそうなバーガーに齧りついたのだった。
こうして、猟兵達の活躍により、悪夢に囚われていた祐樹を無事救い、オブリビオンを消滅させることが出来た。またこのような事件が起きないことを祈りながら、猟兵達は幸せそうな夢に変わった、その場所からゆっくりと離れるのであった。
大成功
🔵🔵🔵