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廃液槽、あるいは災魔の坩堝

#アルダワ魔法学園 #【Q】 #戦後 #グリモアエフェクト

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● グリモアベース
「みんなはアルダワ魔法学園で蒸気機関が有名なのは知っていると思うけど、その問題があるのは知っているたかな?」
 グリモア猟兵のリュート・アドラー(f26123)は眠気に縺れるせいで舌足らずになりつつも、グリモアエフェクトで大いなる危機が予知された事件についての説明をしていく。

「蒸気機関は人々の暮らしを支える必需品なんだけど、実は稼働中に多くの有害物質を排出するという欠点を持っているの」
 有害物質は多くの場合専用の施設で廃液槽に集められ処理をされているものの、ガジェットや魔法技術によって浄化されている廃液槽も存在しますが、まだまだこうした有害物質対策の研究は発展途上なのだという。

「それに廃液は増える一方で――って、これも大変なんだけどもっと大変なことを予知したの」
 それはどうやら、廃液槽の中から、猛毒を帯びた|災魔《オブリビオン》が発生し、周辺地域の住民を襲い始めるというもの。

「一体どうしてこうなっちゃったんだろう。何か良くない物が廃液に混ざりこんだのかな? それとも、新しい有害物質を取り除く実験の影響か……」
 詳細は一向に不明だが、危険なオブリビオンが廃液槽から溢れ出るという予知の対処が今回の依頼内容という訳だ。
 アルダワ魔法学園の平和を護るためにもどうか力を貸してほしいと猟兵たちに頭を下げる。

「とにかく厄介なのは毒なの! その対策をしっかりとすればきっと皆なら倒すことが出来るの」
 猛毒を帯びたオブリビオンたちを退治に、綿雲の魔法陣で転移していく猟兵へとリュートは見送った。


橄欖石
 オープニングをお読みいただきありがとうございます。
 アルダワ魔法学園で発生した廃液槽から生まれたオブリビオンを退治する依頼となります。

● 各章の構成
 第1章:『ジェムビースト』
 |宝石《サファイア》の様に輝く身体を持つ狼型のオブリビオンです。
 本物の狼の様に集団で行動し、素早く動き、狩猟本能に従い行動をするようです。
 廃液槽から生まれた影響か敵オブリビオンも全身から猛毒の蒸気を放っています。

 第2章:『骸の海のダンクルオルテウス』
 古代魚の姿をしたオブリビオンです。
 目に付けば誰彼構わず襲い掛かって来るため知性はあまり高くないとされています。
 その反面スペックは非常に強力で噛みつきや尻尾の威力は甘く見ては危険です。
 また、廃液槽の底から出たためにひときわ強力な毒を帯びている事にも注意してください。

● プレイングボーナスについて
 オブリビオンだけでなく、周囲は蒸気機関から排出された後に集められた有害物質に満ちています。
 猟兵の身体を蝕むために対策が無ければ万全の実力を発揮できないかもしれません。
 ですがこれらの毒に対して有効な手段があれば、優位に依頼を進める事が出来るでしょう。

 それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
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第1章 集団戦 『ジェムビースト』

POW   :    宝石一閃
【超高速で対象に接近した後、爪】が命中した対象を切断する。
SPD   :    ジェム・オーバーロード
【超高速で対象に接近した後、身体】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ   :    スティレットレーザー改
【超高速で対象に接近した後、敵意を向ける事】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【超光速で対象を追尾する誘導レーザーの弾幕】で攻撃する。

イラスト:嵩地

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

御堂・伽藍
アドリブ、即席連携歓迎

ど く ?
物の屍の毒掃除…成程適任だ

地形を利用し毒水属性の魔力を増幅し先制UC発動

残像フェイント忍び足足場習熟悪路走破でゆるゆると接敵

射程に入り次第念動怪力水風毒属性衝撃波鎧貫通すてぜに誘導弾
フェイント二回攻撃を交え範囲ごと薙ぎ払う

敵の攻撃を落ち着いて見切り
残像陽動フェイント忍び足等で躱し
さもなくば念動怪力衝撃波オーラ防御武器受け
無数のすてぜにで受け流す

窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃追撃

わたしも あなたも
物の屍、我楽多ならば
どんな どくも
がらんどうには唯々無意味

破砕し解体した敵をがらんどうに取り込む
すてぜに ふえた
ようこそ、骸から屍へ…



「ど く ? 物の屍の毒掃除……成程|適任《・・》だ」
 ――蒸気機関から排出された後に集められた有害物質に満ち満ちた、廃液槽。
 猟兵の身体を蝕む猛毒が周囲に充満しているが、御堂・伽藍(がらんどう・f33020)の|顔《かんばせ》は欠片も翳らない。
 理由は簡単だ。|適任《・・》と言った通り、御堂は胸内の護符刃を核に縒り集った、六腕の美しき少女の造形の伽藍洞。
 普通の人間ではない人形から生まれた猟兵である御堂には、周囲に充満する毒による影響は極めて低い。生きる上での必須行動、呼吸という動作が彼女には必要がないのだ。

 そんな今回の戦闘において優位の多寡を発揮する御堂へと、|ユーベルコード《ジェム・オーバーロード》を行使しながら|ジェムビースト《オブリビオン》もまた眼窩に向かって一直線に奔る。
 次瞬、オブリビオンの輪郭が消失した。足形の敷石を陥没させ、一瞬に御堂との間合いが消し飛ぶ。超高速で猟兵に接近しながらも、その体躯を巨大化させながら繰り出される猛威。

 鋭利な爪が中空を裂き、空気をその猛毒で侵していく。髪の先が爪に纏った瘴気に喰われて姿を消す。そう、肉を猛毒の沼に入れるが如く、オブリビオンが纏う廃液から生まれた猛毒はその体躯を溶かし尽くさんと脅威を維持する。
 いくら人形であるという優位点を持つとはいえ、原液を触れるとなれば耐性に優れている範疇。完全な無力化は出来ず、致命を受けるかにおもったその刹那――。

「わたしも あなたも 物の屍、我楽多ならば」
 念動力とオーラによって生まれた衝撃がオブリビオンの猛威を受け止め、そのまま数多の|すてぜに《・・・・》が敵手の猛威を弾き飛ばす。
 同時にそれによって周囲に飛び散ったすてぜにたちが、爛々とその輝きを増して――。

「すてられた だからひろわれた 暗闇にこそ星は輝く」
 |天の光はすべて星《スターダスト・ミルキーウェイ》によって、その性能を最大限に引き出されたすてぜにたちは天を埋め尽くし、怒涛の飽和攻撃となってオブリビオンに降り注いだ。
 のみならず着弾点から爆発、オブリビオンが纏った毒液もろとも消し飛ばす。逃れる隙さえ与えずに御堂は獲物をすてぜにで飲み込んでいく。

「どんな どくも がらんどうには唯々無意味」
 伽藍の器にはいくら毒を注いでも溢れることがないのだ、と。言わんばかりに所作のキレは翳らずに、それどころかユーベルコードの行使は精度を増し続け、一度手にしたイニシアチブをオブリビオンへと返すことなくそのまま敵手を、動かぬ砕けた宝石のような姿へと貶める。

「すてぜに ふえた ようこそ、骸から屍へ……」
 そんな|砕けた宝石《すてぜに》たちを新たな仲間として御堂は慈しむように拾い上げていく。そもそも、御堂は|オブリビオン《物の屍》に対する明確な敵意は無かった、ただ彼らを拾い上げるためにやってきただけなのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シフォン・メルヴェイユ
アドリブや連携歓迎

●心情
オブリビオンも厄介だけど、それが猛毒を帯びているとなると更に脅威になるわね。
でも、私達猟兵の力をもってすれば、そんな毒なんて浄化してあげるよ!

●行動
ジェムビースト達に対しては、白蓮の吹雪(UC)を【全力魔法】で使用して戦い
白い蓮の花弁で【範囲攻撃】するわね。
敵のスティレットレーザー改は、追尾してくるから無理に回避しようとせず
【盾受け】や【オーラ防御】で守っておくわね。

蒸気機関からの有害物質は、こちらも【環境耐性】で適応しておいたり
【毒耐性】で耐えたりしておくわ。

「この有害物質、放っておいたら人々に危険が及ぶわね、何としてでも対処しないと!」



「あの|ジェムビースト《オブリビオン》そのものも厄介だけど……」
 それが猛毒を帯びているとなると、更にその脅威度は跳ね上がるとシフォン・メルヴェイユ(夢見る少女・f19704)はオブリビオンの猛威を冷静に分析していく。
 特に高い機動力との相乗効果は無視できないだろう、超高速で肉薄されてその鋭爪が振るわれるだけで敵手は圧倒的な有利を得る。答えは単純だ、毒を帯びた爪は容易な防御を許さない。
 触れるだけで悪影響を及ぼすオブリビオンの体躯から放つ猛毒は攻防一体で、さらには戦場に満ちる有害物質による悪影響で苦戦は必須のはずだが――。

「でも、私たち猟兵の力をもってすれば、そんな毒なんて浄化してあげるよ!」
 戦場に満ちる蒸気機関からの有害物質もシフォンには大きな悪影響は与えていない。
 持ち前の高い環境適応の能力と毒耐性が万全のコンディションを維持しているが故に、シフォンの声も表情も快活で、蟠りは感じられない。オブリビオンを前にしても判然と笑ってみせる。

「――まずはこの|オブリビオン《目の前の相手》からだね」
 宣したその刹那、シフォンは時詠みのトライデントが強い輝きを放ち全力魔法によって、込められたユーベルコードの出力を増強させていく。そしてその出力が臨界点に達して凝結と共に生まれる無数の白い蓮の花弁。
 百、千、万と、戦場に大波が押し寄せた如く、白蓮が驟雨となりて戦場へと降り注ぐ。放たれた|白蓮の吹雪《ホワイトロータス》は全方位に万遍なく襲来し、贔屓も区別もすることなくオブリビオンを平等に鏖殺せんと奔っていく。

「白き蓮の花々よ、吹雪の様に舞いなさい!」
 先に語ったようにオブリビオンと接近してしまえば戦場の趨勢は敵手の側へと傾くのなら、そもそもそのような状況にさせなければいいのだ。
 全力魔法によって飛躍的に攻撃範囲を拡大化させることにより、オブリビオンの接近をシフォンは許さない。

「おっと――、流石に簡単には倒させて貰えないよね。だけど!」
 劣勢に立ちながらもオブリビオンは花吹雪越しにシフォンを視認し、裂帛の咆哮に似た唸り声を上げると同時に、超光速の横殴りの雨の如き誘導レーザーの弾幕を展開していく。

「だけど、流石にこのビームにその猛毒は併せられなかったみたいだね!」
 シフォンは黒百合の意匠が凝らされた小型の盾で受けてそれを見事に弾く、弾く、弾く。
 当たり前のようにやっているシフォンの盾受けだが、本来――攻撃を防ぐということは、口で言うほど楽ではない。避けるならば反射神経と運動能力の問題だが、受け止めるとなると技術が必要になる。
 これは単純な理屈で、勢いよく繰り出されたオブリビオンのユーベルコードに己の武装や防具をひょいとぶつけるだけでは、エネルギーの差で吹き飛ばされるに決まっているからだ。

「この有害物質にオブリビオン、放っておいたら人々に危険が及ぶわね、何としてでも対処しないと!」
 故に、すっかりとシフォンが優勢になったこの戦場。それはある意味当然の攻防劇だろう。オブリビオンがどれだけ脅威のスペックを持ち合わせていたとしても、所詮は猛毒で強化されただけの存在である。
 戦闘においてにおいて多勢を決する要素は常に出力、速度、防御力。すなわち純然たる能力値であり、大が小を圧倒するという子供でも分かる方程式が厳然と存在するのは、誰の目にも明らかだ。
 鼠は猫に噛みつけたとして、|獅子《猟兵》を前には死を悟る。たとえ攻撃できたとしても、それは無駄な蛮勇だ。立ち向かったけど死にましたでは、それこそ無駄死にと変わらない。

「だから、このまま私たちが倒させて貰うよ!」
 これで終わりだとサファイアの煌めきを白蓮の吹雪は反射しながら、唸りを上げて破滅の奔流を高め続ける。止まらない。
 身に纏った廃液槽から産みだした猛毒ごとその奔流に飲みこまれ、オブリビオンは花吹雪の渦の中へと消えていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

モフットボール・クラウディン
「ガジェッティアとしても、廃液槽問題はどうにかしないとね……」
ガジェッティアの端くれ、モフットボールのクラウディンだよ。まずは、オブリビオンを片付けないとね。

廃液などの対策に、〈獄炎甲冑イグニスーツアーマーSOL〉に搭乗するよ。球体モードに変形、地獄の炎を燃やしながら獄炎突放撃による『捨て身の一撃』で『蹂躙』!

……あっ。有害物質すら燃やし尽くす地獄の炎を採用した〈獄炎蒸気機関〉なら、環境には優しいよ(謎理論)。



「猟兵として、そしてガジェッティアとしても、この廃液槽問題は他人事ではないね」
 モフットボール・クラウディン(燃える毛毬球、はぐれモーラット・f35950)はガジェッティアとして活躍する猟兵であるが故に、この廃液槽問題に覚える危機感は人一倍だった。
 少しでも早くこの問題を解決するためにと心の勇気を強く燃やして奮起しながら、オブリビオンと戦うため|地獄の炎と蒸気機関で稼働する人型ガジェット《獄炎甲冑イグニスーツアーマーSOL》のエンジンを駆動する。

「流石に生身でいたら危険だから、これを使わせて貰うよ」
 先に語った通りにモフットボールはガジェッティアであるがゆえに、ブレイズキャリバーとしての力を相乗効果で発生させて機体のスペックを最大限に発揮していく。
 繰り出す方策は勿論、先手必勝――オブリビオンの|ユーベルコード《宝石一閃》が解き放たれるその前にその上から叩き潰す。


「師匠直伝ッ!  イグニスフィア……タックル!」
 赤と金色を偏移する、発光を伴う色彩。獄炎甲冑周囲の空気には陽炎が生じている。不定形に揺らめくその輝きは、つまり炎だ。地獄の炎を纏いながら|オブリビオン《ジェムビースト》へと奔る。
 地獄の炎が、真っ向から火花を散らして戦場を明滅させた。モフットボールは加速を遂げていく。

「この廃液が君たちばっかりに有利だとは思わない事だね!」
 周囲で気化し漂う廃液が引火性を帯び、獄炎甲冑はそれをバーナーのように噴出して、さらに加速へと利用した。手足を使わない推進力に変えながら桁外れの機動力を獲得して、殲滅速度を引き上げる。
 全身に加速装置を埋め込んだ燃え盛る弾丸となり、縦横無尽に地を駆け抜けてオブリビオンの群れへと突撃していく。

 基礎へ力点を戻すのではなく、捨て身の弾丸のようにそのまま宙へ飛翔しながら、空を舞うオブリビオンの体躯から剥離した破片を蹴り推進力へと転換する。繰り出された疾走は超高速の八艘飛び。上下左右へ、天から地へ。
 弾性に富んだピンボールが如く跳ね回り、縦横無尽に重力を無視することであらゆる向きへと墜ち続けていくように、オブリビオンの纏った廃液の猛毒ごと焼き尽くしながら敵手を撃退していくのだった。
 

「うん、この『獄炎蒸気機関』なら問題なく廃液にも対処ができるね、だけど――」
 こうして有害物質を発生させることもなく、オブリビオンと廃液を獄炎蒸気機関は浄化させて焼き尽くす。
 環境を汚染させることなく消す事を可能としているが、問題はこの方法を使うのはモフットボールでなければ運用が難しいという事だろう。
 特別な人材だけが使えるだけでは全体の問題の解決にはならない為に、まだまだこうした有害物質対策の研究は発展途上なのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

パルピ・ペルポル(サポート)
名乗るときにはフルネーム。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用する。
基本は隠密行動。
空中に雨紡ぎの風糸を張り巡らせて攻守両方に利用し、敵の行動を阻害したところに穢れを知らぬ薔薇の蕾を併用して行動を封じる、もしくはそのまま糸で切り裂くのが主な攻撃方法。
もしくは徳用折り紙で作成した折り鶴を筆頭に折り紙動物たちをけしかけてのかく乱兼攻撃を行う。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしない。
好奇心旺盛ではあるが、行動は慎重。
お宝大好き。宝石などは勿論素材になりそうな物も出来る限り確保しエプロンのポケットに格納する。
もふもふは抵抗できないよう拘束してからもふる。

アドリブはご自由に。



 パルピ・ペルポル(見た目詐欺が否定できない・f06499)は中空に雨紡ぎの風糸を張り巡らせて、巧みにオブリビオンの動きを知覚していく。
 体躯の動きから数拍後にこちらに特攻する。そんなことを把握する。糸を頼りに全ての神経感覚を活性化させられ、今やパルピは糸屑の落ちる音さえ逃せない。

 次瞬、|オブリビオン《ジェムビースト》は彼我の体格差を利用することで、視覚的な威圧を武器にパルピの動きへ追いすがる。
「大きければいいってものでもないのよ」
 本来であれば体格差というのは覆せないアドバンテージだろう、しかし――。それは常識内での話。
 それを覆す|ユーベルコード《切り札》を当然パルピは持っており、彼我の体格差を小さき故の利点とし能力を向上させていく。
 古竜の骨のマン・ゴーシュがユーベルコードの効力で煌々と輝き、正眼から大上段に刃を振り上げ、唐竹割りに斬り落とし、眉間から臍までを、古竜の骨の刃はオブリビオンを深々と縦一文字に切り裂いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルーン・エルウィンド(サポート)
 人狼の翔剣士 × マジックナイト、20歳の男です。
 普段の口調は「丁寧(私、相手の名前、です、ます、でしょう、でしょうか?)」、敵には「無感情…のはず(私、お前、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)」です。
本人は気付きませんが、尻尾に感情がもろに反映されます。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「宝石のようなオブリビオンですか、見るからに頑丈そうですね」
 ルーン・エルウィンド(風の翔剣士・f10456)は透き通るような青い刀身を持つ妖刀を構えて、サファイアのような体躯を煌めかせる|オブリビオン《ジェムビースト》を、双眸で力強く射竦めるようにしっかりと視界に収める。

 先に動いたのは猟兵の側、つまりはルーン。地を蹴り、壁を蹴り上げ、稲妻状に加速する。真下からの急襲。我が身の上昇、そして対象の降下。
 ――虚空にてすれ違う相対速度を乗せきった、斬り上げの刃を振り抜いた。股関節から頭頂までを、手応えと共に両断した。

「風よ宿れ、奴らを断つ刃となれ」
 その絶技を可能にしたのは|ユーベルコード《ウィンド・ブレイド》、風斬の性能を最大限に引き出すことで、オブリビオンの断片を撒き散らす。
 空中で泣き別れとなった真っ二つになった躰が落下していき、そのまま動きを止めることなく、ルーンは一方の背中に着地する。足場としたのはほんの一瞬。
 ルーンは再び次のオブリビオンを目がけて跳躍していく。

成功 🔵​🔵​🔴​

ステラ・カガミ(サポート)
『よろしくね。』
 人間のシンフォニア×サウンドソルジャー、18歳の女です。
 普段の口調は「年相応の少女口調(あたし、~くん、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

踊り子兼歌姫なので歌ったり踊ったりすることが大好きです。
明るく好奇心旺盛な性格で、自慢の歌と踊りで旅費を稼ぎながら世界を回っています。
戦闘では歌や踊りを使っての援護に回ることが多く、ユーベルコードもそれに準じた使い方をします。
描写NGはありませんので、あらゆる用途で使って頂いて大丈夫です。



「とびっきりの舞台、楽しんでいってね!」
 刹那、|オブリビオン《ジェムビースト》との邂逅と同時に|ユーベルコード《蝶舞扇》が解き放たれた。ステラ・カガミ(踊り子兼歌姫・f14046)の周囲に幾何学模様を描き複雑に飛翔する無数の扇が展開されていく。
 そしてステラは嫋やかな腕を伸ばし、射抜くように|敵《・》を示す。幾条の残像を残して扇たちが疾風と化したのは、その瞬間だった。

 たおやかな円舞を描くステラの細腕。その采配に呼応して、扇たちもまた一糸乱れぬ陣形で総攻撃を掛けてきた。かと思えば、不規則な攻撃パターンを突発的に織り交ぜオブリビオンの前進を揺さぶってくる。
 好戦的な猟兵たちのように圧倒されるような殺意こそ感じないが、相手の心理を読む機微に関しては流石に歌姫、実に巧み。
 繰り出されたユーベルコードによって生み出された扇たちの猛威はかくも色とりどりで美しいのに、攻撃の手はとことん緩まず容赦がなかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです



 響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)が愛用している|魔導杖《ルナティック・クリスタ》。その月を象った杖の先端に掲げられた青いクリスタルが煌めいては、周囲へと降り注ぐ裁きの雷。

「天の雷よ、邪心に染まりし悪を滅する、天の裁きを与えん!!」
 |かの者に裁きの雷を!《ジャッジメント・スパークニング・サンダー》の猛威は凄まじく、|オブリビオン《ジェムビースト》の視界を真っ白に染め上げていく。
 響納の金色をした髪が舞い上がり、怒髪天を衝くかのように逆巻き躍った。帯電した皮膚が白金の燐光を放ち、魔力を籠めた糸で編まれた、光のヴェールの総身を輝く神威で彩っている。
 瞳の中には小さな雷が走っていた。その姿は、まさに裁きの雷を従える猛々しくも美々しい女神そのもの。

 展開される雷撃の猛威は、戦闘ではなく戦争という有様だった。オブリビオンへとぶつかり合う裁きの雷、点ではなく面による波濤が敵手をねじ伏せ打ち砕くべく凄まじい余波を生みながら彼我の境を侵略していくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

雪代・桜花(サポート)
 桜の精の仙人×パーラーメイド、17歳の女です。
 普段の口調は女性的(私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)
サクラミラージュの山奥で生じた桜の精で、普段は『帝都桜學府』に通いながら色んなアルバイトをしている猟兵です。

UCによる技能強化で他参加者の文字通りのサポート役(戦闘支援の他、一般人相手の情報収集や敵地の偵察、給仕など)が理想です。
UCの『オールワークス!』で状況や目的に応じた手持ちの防具に着替え、その初期技能を上昇させ【情報収集】や【破魔】などでサポートします。あるいは軽機関銃と素の【援護射撃】や【制圧射撃】で戦闘をサポート。
その他、桜の精として影朧の転生やUCによる回復も可能。



「たしか……こんな感じ、でしたよね」
 眼窩に迫る|オブリビオン《ジェムビースト》を前に、雪代・桜花(桜仙・f23148)は|ユーベルコード《変身『山で見た動物達』》を解放して、ふくろうの桜色の羽根を生やしては上空へと飛翔。
 片手に収まるようなサイズの機関銃を巧みに取り回し、銃火が百花繚乱と狂い咲いた。耳を聾するその轟音に重なって、剣戟にも似た金属の調べが雷雨さながらに木霊する。

 上空からオブリビオンを見事に捕捉し続けては掃射される銃弾の雨霰。もはや横殴りの土砂崩れに等しかった。銃口から一斉に暴力を吐き出し、オブリビオンを討ち滅ぼさんと使命を乗せて飛翔する。
 十、二十、三十、四十、五十に百と、まだまだと。先端に銃剣を取り付けた軽機関銃から繰り出される猛威はまさに圧巻で、それはさながら弾丸ではなく、剣を放つ機関銃と言うべき光景だった。
 前面から後面に貫通していく殺意の礫は多く、速く、逃げられない。オブリビオンはこのまま訳も分からず、一方的に蹂躙され命果てるだけだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

四十物・寧々(サポート)
※サポートプレイング

多少の怪我や失敗は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

その上で現在の状況に対応できる人格で行動します。
シナリオ進行に必要な言動など青丸稼ぎに役立てて下さい。

使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。

アイテムもご自由にお使い下さい。
服装系は提案の一例として装備せず公開設定としております。

あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。



 四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)は身に付けているポンポンに仕込んだ光線銃から一条の閃光を奔らせる。
 着弾点は四十物と|オブリビオン《ジェムビースト》の中間地点。まるで線を引くように両者を分断した閃光の輝きは、蓄えた熱を容赦なく解き放ち、オブリビオンの一団を吹き飛ばす。

「まずは奇襲成功ですねー、続けていきますよ」
 矢継ぎ早にと放たれる光線銃の閃光。視界を埋め尽くす閃光の奔流に対し、オブリビオンもまた|切り札《ユーベルコード》をぶつけることで致命の未来を回避する。それは咄嗟でありながら、まさしく生き抜くための最適解だ。しかし――。

 それを舞うかの如く四十物は打ち抜いた。心技体を奮い立たせる様に隙は無い。同じくユーベルコード《スリー寧々アタック》で呼び出した二人の自分を武器に、小細工なくオブリビオンの全力を超越する。
 その圧倒的な現象に大した説明は必要ないだろう。そちらに出来るならこちらも出来るというだけで、結果残ったのは覆せない彼我の差だった。

成功 🔵​🔵​🔴​

土御門・泰花(サポート)
※アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱変更・その他歓迎

「あらあら……。ふふ、ご安心を。お手伝い致します」

一人称:私
口調:基本的に敬語。柔和な印象を与える口ぶり。
表情:基本的に柔和な笑みを湛え、義憤もその下に隠す。
性格:普段はおっとりだが「陰陽師の家系の当主」という自覚があり、凛々しくみせる時も。

先ずは【早業】で私や仲間へ【オーラ防御/結界術】展開、守りを。
【早業/軽業/地形の利用】で移動。

敵の攻撃は防御結界で弾き、物理攻撃は薙刀で【武器受け】、薙刀or式神の黒揚羽で【咄嗟の一撃/カウンター/2回攻撃】。

UCは戦況と効果次第で適切なものを使用。
可能なら【早業】で敵のUC発動前に発動。

後はお任せ。



「さて、近づいて戦いのは大変そうですね。でしたら……遠くから熱いの行きますよ〜?」
 廃液の猛毒を纏う|オブリビオン《ジェムビースト》へと、繰り出された土御門・泰花(風待月に芽吹いた菫は夜長月に咲く・f10833)の方策は、ユーベルコード《怪火の術》。
 戦場を埋め尽くすほどの陰陽道の術で作り出した怪火が、あまりにも軽い所作で上空へと放たれた。
 まるでガトリング砲で花火を撃ち上げるように、やがて墜ちる破壊の焔を、絶え間なく生み出し続ける。逃げ場など、そんなの一切許さない。焼き尽くさんと追い詰めていくのだ。

「おっと、流石に反撃をしてきますよね。ですが――これは防御にも使えるんですよ」
 すると、ほぼ同時に土御門の前面に漂っていた火球が変形し、幾つもの炎の舌を空中へと伸ばす。
 先ほどの爆発の猛威とは真逆、緻密なコントロールによる炎の盾が展開された。

 土御門の身体を掠めるかと思われた超光速で対象を追尾する誘導レーザーの弾幕はその火に飲まれて消滅する。
 土御門の前方に発生した火焔の渦は、周囲のものを焼き尽くさんとするかのように荒れ狂っていたが、やがてその勢いは収まっていく。
 すっかりそれが落ち着いた頃には傷一つ無いその顔には余裕が満ち溢れていたた笑みの土御門がオブリビオンを射竦めていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

仲佐・衣吹(サポート)
オルタナティブ・ダブル発動!

それじゃ行ってみよー!
分身は僕ことベスト
ルーンソードやカルテを使って精霊属性の連携技で戦うのが好きだよ
僕が先に水属性で戦場をずぶ濡れにしていくから
続けて氷属性でガッチリ固めて動けなくしちゃうってのはどうかな?
愉快な敵だともっと楽しいよね
遊んでるように見える?
僕が一番本気が出せるのは、楽しくて夢中な時だよ!

足ひっぱんなよ!
本体はオレことサーベル
まぁ悪かねぇな
それでも逃げるやっかいなヤツは、ハサミ撃ちで即ぶった斬ってやろうぜ
んくらい根性あるヤツがいなきゃ、オレも楽しめねぇからな

使う精霊属性は敵に合わせて変更可
使うアイテム技能も好きに選んで下さい



「今日は風の精霊に力を貸して貰おうよー」
 仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)の観察するように空間を切り裂く無数の斬光。刀身にルーンをあしらった魔法剣は風の精霊の力を借りて、その斬撃の速度を加速させていく。
 |オブリビオン《ジェムビースト》はそれを鋭利な爪で防ぐものの、すべてを受けることは能わない。体躯を掠めた刃がオブリビオンの体躯に罅を刻み、衝撃に敵手が瞠目する間もなく、間髪入れず翻った仲佐のルーンソードが怒涛の追撃をお見舞いする。

 もはやすべての攻撃を防ぐことは不可能だろう。斬撃の雨に打たれながら、致命に向けられた刃だけを回避し、多少の負傷をオブリビオンは甘受するしかなかった。
 そうしなければ、神速の刃により刹那の間に命を刈り取られてしまう。オブリビオンが赤子に思えるほど、その技量は絶望的に隔絶していた。

「うん、動きは見切らせて貰ったよ」
 そして、一切の熱なく処刑宣告が下される。構えから放たれるは絶技の剣閃。恐らくは、それまで敢えて見に徹し速度を抑えていたのだろう。
 神速のさらに一段階速く振るわれる刃に対応できるはずもなく、すり抜けるような切っ先は敵手の心臓へ突き進み、その動きを停止させた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロバート・ブレイズ(サポート)
『否定せよ』
人間の文豪 × ナイトメア適合者
年齢 81歳 男
外見 184.6cm 黒い瞳 白い髪 色白の肌
特徴 投獄されていた 野心家 求道者 凶暴 とんでもない甘党
口調 冒涜翁(私、貴様、~である、だ、~であろう、~であるか?)
気にいったら 冒涜王(俺、貴様、~である、だ、~であろう、~であるか?)

恐怖・発狂・誘惑などの精神的な攻撃に対しての異常な耐性を有しています。
否定する事で恐怖を与え、冒涜する事が多いです。凶暴なので近接戦闘が好み。
宜しくお願い致します。



「王を狩るべく王は駆け、地を刈る蛆は餌食を晒す」
 ロバート・ブレイズ(|冒涜王《シャドウ》・f00135)が指を鳴らすと同時に、肉を融かし魂を啜る舌で武装した、猟犬じみた怪物の幽霊を乗せた地を割る蛆虫が戦場に顕現した。
 前方に広がる景観は、狂気の画家が筆を揮ったかの如く、何方がオブリビオンであるのか分からないほどの怨嗟と狂気に満ち溢れたかのような軍勢が敵手へと奔っていく。

「さあ、石膏を砕け。狩り尽くせ」
 わざと後退し敵を誘えば、周囲から蛆虫の群れが湧き出し、四方八方から襲い掛かる。戦場そのものを支配するようなロバートの真骨頂を仮借なく発揮し次々と脅威を放ち続ける様は、まさしく人間を弄び高みから喝采する悪魔の具現だ。
 |百記邪昂・偏在王群《ワイルドハント・ミゼーア》の猛威は凄まじく、もし並大抵の人間であれば抗う術もなく、生命と尊厳を蹂躙し尽くされ朽ち果てるだろう。
 それはオブリビオンに対しても例外ではなく、圧倒的な物量という暴力に蹂躙し尽くされてしまうのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

カツミ・イセ(サポート)
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「僕に出来ることだからね」

神様に作られたミレナリィドール、勝ち気で大人びた僕娘。イメージは水。
口癖が「僕の神様は言ったよ」
『偽装皮膚』の影響で、球体関節が普通の関節に見えるよ。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。加護で治るから、大怪我しようと厭わず積極的に行動するよ。
遠距離は『水流燕刃刀』を伸ばすよ。
近接戦では『偽装皮膚』を水のような刃にして、咄嗟の一撃を放つことがあるよ。このときは球体関節が見えるんだ。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないんだ。
あとはおまかせするから、よろしくね!



「汚染された戦場なら、僕に出来る事はこれだね」
 浄化と癒しの魔力を籠めた水流燕刃刀が煌めき、蒸気機関から排出された後に集められた有害物質から溢れ出した猛毒は、カツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)の繰り出した浄化の奔流に飲まれて消える。
「僕の神様から賜りし水の権能、その一つ。浄化と癒しをここに」
 カツミの|ユーベルコード《水の権能、一『浄癒』(ジョウユ)》は生命を蝕む原因のみを攻撃する事に特化した猛威故に、戦場に溢れた有害物質も例外ではない。

「こうして世界を綺麗にすれば多くの人が手助けになるのなら、やり甲斐しかないね」
 同時に生み出された水流も大蛇の如くのたうちながら、幾つにも枝分かれして|オブリビオン《ジェムビースト》たちも襲う。
 召喚されたその水は、カツミの従僕であるかのように空中で流動してて、敵手の脅威度を飛躍的に向上させている廃液の猛毒すらも洗い流して、戦場に大きな優位を与えては勝利の轍を確かな物としていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

天日・叶恵(サポート)
私なりの、お狐さまの矜持としてささやかなお願いがあればついでで積極的に叶えたいです
例えば、探しものを見つけたり、忘れ物をこっそり届けたり、道をこっそり綺麗にしたり、といったものです
それ以外では、オブリビオン退治に必要であればできるだけ違法ではない範囲でお手伝いしたいと思いまーす

戦闘については、昔は銀誓館学園で能力者として戦っていたので心得はありますー
補助や妨害といった動きが得意ですねぇ
あとは、白燐蟲へ力を与えて体当たりしてもらったり…術扇で妖力を込めたマヒ効果の衝撃波を出したり、でしょうか?

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行為はしません。



「すみません、目眩ましをさせてもらいますー」
 天日・叶恵(小さな神社のお狐様・f35376)が解き放った|ユーベルコード《白燐の嵐》。
 眼窩の|オブリビオン《ジェムビースト》へと白燐蟲の群れが奔ったと同時に、白燐蟲の群れが伝達系に異常を齎す。
 オブリビオンの感覚は白燐蟲に惑わされは、明らかに標的の姿を見失っていた。

「あとは、正気を取り戻すまでに攻めていくだけ!」
 雪女の妖気が籠められた、伸縮自在の扇が周囲に冷気の核を生み出しては、それを起点に空間の四方から発生する氷杭、それが一気にオブリビオンへ向けて襲い掛かる。
 嵐に吹き飛ぶ瓦礫が如く、氷杭が弾雨と化して襲来した。オブリビオンでさえも藁のように貫通する氷の棘が、散弾に等しい密度で空を裂いて飛翔してくる。
 降り注ぐ氷杭、そして着弾点から花咲く氷華。この優位は戦場にありながらも美しく、どこか目を惹きつけてしまうほどに、圧倒的な技術の上に成り立った結果なのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

春霞・遙(サポート)
UDC組織に所属して、UDC関連の一般病院に勤務している小児科医です。
行動の基本方針は困っている人が居るなら助けたい、人に害をなす存在があるなら退けたい。
戦う力はあまりないですけど、自分が傷を負うとしてもみなさんのお手伝いができれば嬉しいです。

基本的に補助に徹します。
「医術」「援護射撃」「情報収集」から、【仕掛け折り紙】【葬送花】での目くらましや演出、【生まれながらの光】【悪霊祓いのまじない】で照明や目印を付けるなども行えるかと思います。
攻撃は拳銃による射撃か杖術が基本で、その他はUCを使用します。
【悔恨の射手】【未来へ捧ぐ無償の愛】は基本的に使用しません。

シリアス以外ならいたずら好きの面も。



「後は残ったのはこのオブリビオンたちだけ、ですね」
 春霞・遙(子供のお医者さん・f09880)は折り紙で作り上げた動物へと、|ユーベルコード《仕掛け折り紙》に仮初めの生命を吹き込んでいく。

「命を持たない紙の鳥、散らず褪せない紙の花、くるりくるり、舞い踊れ」
 その不思議な力で強化された折り紙の作品は瞬く間に複製されてはオブリビオンに奔る。
 空間そのものを制圧する仕掛け折り紙の攻撃力。それは、自身の肉体のみを得意武器とするオブリビオンの迎撃を、物理的な数の差で圧倒しはじめる。
 ましてここは、天井が塞がれた廃液槽。地の利は春霞に味方していた。オブリビオンの点と線の鋭い攻撃を、折り紙たちが繰り出す面の攻撃が包囲殲滅してゆく。
 牙を穿たれ、爪が砕かれ。|オブリビオン《ジェムビースト》の全身に罅が刻まれていく。

 |強烈な《・・・》と形容するには、敵手にとって余りに弩級な物量で体躯を突き上げられ、天井へと打ち上げられてたままに、地面へと落とされた衝撃で最後に残ったオブリビオンたちは粉々となっていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『骸の海のダンクルオルテウス』

POW   :    噛みつき
【噛みつき 】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    尾撃
【尾っぽ 】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
WIZ   :    影化
【輪郭のぼやけた影 】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。

イラスト:ヤマトイヌル

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠秋冬・春子です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

藍沢・瑠璃(サポート)
【性格】
自分に自信がなくて基本的にネガティブな思考ですが臆病というわけではなく意外と思い切りはいい性格をしています。
強い相手には相応にビビりますが弱そうな相手(集団敵)には基本的に強気です。
普段は敬語で一人称は「ボク」です。
【戦闘】
ボス的にはビビりつつもなるべく油断させて隙に怪力を生かした接近戦で圧倒しようとします。基本は接近戦しか能がありません。
集団的では一転して強気になって敵陣に突っ込んで格闘で蹂躙したり怪力で(文字通り)ちぎっては投げして戦います。
基本的に接近戦しか能がありません。



「う、毒を纏ったオブリビオンですか。うっ、でもボクはヤドリガミ……ですから」
 藍沢・瑠璃(ヤドリガミのゴッドハンド・f37583)は古代魚の姿をしたオブリビオンを見据え、それが廃液槽の底から出たためにひときわ強力な毒を帯びている事に尻込みしてしまう。

「覇気を使えば……長時間で無ければ大丈夫のはず……!」
 ネガティブ思考ではあるものの、思いきりは良い藍沢。気力を頼りに吼えた瞬間、まるでそれが疾風の如く、一気にオブリビオンとの彼我を埋め始めた。
 刹那、前触れなく轟いたのは無頼の拳と蹴撃――意気揚々と豪快に、且つ嵐より獰猛に、覇気を纏いながら若きヤドリガミが躍り出た。繰り出された猛威は|ユーベルコード《一撃必殺》。大気を震わせる衝撃と共に確かなダメージをオブリビオンへと叩きこむ、
 返礼とばかりに振り下ろされた尾っぽによる超高速かつ大威力の一撃を、中空で踊るようにすり抜けた後、悠々と行んでいたオブリビオンの身体をそのまま殴り飛ばし、この上なく鮮やかに華麗な着地を決めたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

パルピ・ペルポル(サポート)
名乗るときにはフルネーム。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。
基本は隠密行動。
空中に雨紡ぎの風糸を張り巡らせて攻守両方に利用し、敵の行動を阻害したところに穢れを知らぬ薔薇の蕾を併用して行動を封じる、もしくはそのまま糸で切り裂くのが主な攻撃方法。
もしくは徳用折り紙で作成した折り鶴を筆頭に折り紙動物たちをけしかけてのかく乱兼攻撃を行う。
敵UCは古竜の骨のマン・ゴーシュで受け流す。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしない。
好奇心旺盛ではあるが、行動は慎重。
お宝は勿論素材になりそうな物も出来る限り確保しエプロンのポケットに格納する。
もふもふは抵抗できないよう拘束してもふる。

アドリブはご自由に。



「――道具は使い方次第よね、よーし。出来たよ!」
 何百回の折り返しにも耐えうる強度を持つ、鳥の形を模した折り紙を掲げるパルピ・ペルポル(見た目詐欺が否定できない・f06499)。
 蜂蜜色の髪を優雅な仕草に合わせて踊るせるパルピが微笑むと、ユーベルコード:|有為なる写し《ドウグハツコウテナンボ》で数多に複製され、念動力によって周囲を旋回するようにぐるぐる奔る。

「鳥さんたち、あのオブリビオンを懲らしめて!」
 そして飛び交う折り紙群は、全てが創造主の意思下に統制された軍勢と化す。パルピのしなやかな指先がオブリビオンを指した。同時に、明らかな指向性と秩序を帯びた編隊飛行が進軍を始める。
 瞬間、骸の海のダンクルオルテウスという対象座標へ無数の出量が殺到した。一定の方角へ狙い澄ました夥しい数の暴力。前面から迫り来る壁ではなく、球で包み込むようにあらゆる側から折り紙の波が雪崩れ込んでオブリビオンを追い詰めていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

御堂・伽藍
アドリブ、即席連携歓迎

うまれ そだち
衰え、そして逝く…

地形を利用し毒水地属性の魔力を増幅
先制UC発動
雷水地毒癒属性を攻撃、防御、状態異常力に付与

残像陽動フェイント足場習熟悪路走破忍び足でゆるゆると接敵

射程に入り次第念動怪力5属性衝撃波UC
マヒ捕縛目潰しを付与したすてぜにを以て
フェイント二回攻撃を交え範囲ごと薙ぎ払う


敵の攻撃を落ち着いて見切り
残像陽動迷彩フェイント忍び足等で躱し
さもなくば念動怪力衝撃波オーラ防御等で受け流す

窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃追撃

どくのどくは いやし
毒にて生きる者、毒を奪えば…

ここから うみへ
鎮め沈め骸の海へ

さようなら
さようなら
御然らば
御然らば



「ギャオオオッ! ガッアアアッ! ガッア!」
「うまれ そだち 衰え、そして逝く……」
 廃液槽の奥底から飛び出した、ひときわ強力な毒を|帯びた骸の海のダンクルオルテウス《オブリビオン》を御堂・伽藍(がらんどう・f33020)は見据えては、我楽多の海から生まれた敵手について言葉を紡いでいく。

「どくのどくは いやし 毒にて生きる者、毒を奪えば……」
 ユーベルコード:トリニティ・エンハンス十二刻が解き放たれると、周囲の地形を御堂は自らの支配下においていき、毒・水・地属性の魔力を吸い上げて自らの出力を強化していく。
 同時にそれはオブリビオンの弱体化、海水で生きる魚が真水で本領を発揮することが出来ないように、廃液槽より生まれたオブリビオンもその理屈の例外では無い。
 猛毒を纏ったその毒を奪われたことで、オブリビオンは大きく弱体化。同時にそれを得て御堂が強化されることによって、彼我の実力差は大きな隔絶を生んでいく。

「グルル、グゥ……ガァッッ―――!」
「ここから うみへ 鎮め沈め骸の海へ」
 それでもオブリビオンもまたやられるだけの弱者ではない、ユーベルコードに至る程の猛威を持つ、噛みつきの精度を極限にまで引き上げては御堂の体躯を噛砕かんと奔る。
 淡々とオブリビオンの繰り出した致命の猛威に御堂は気負うことなく地を蹴った。慌てず逸らず不可視の死線を刹那に見切り――潜り抜けて。突破した果てにフェイントを織り交ぜたすてぜにの反撃を叩き込んだ。

「さようなら さようなら 御然らば 御然らば」
 それを受けて大きく怯んだオブリビオンへと、次は念動力で指向性を得たユーベルコードの衝撃波。トリニティ・エンハンス十二刻の五属性を解放した瞬間、最大火力の波濤が声高らかに作動する。雄々しく、熱く、どこまでも烈しく奔る魔力の波濤。
 敵味方を問わず見るものすべてを魅了する光輝を目の当たりにし、オブリビオンは戦慄を顕わにした。ならば当然、その波濤が目覚ましい戦果を上げるのは語るまでもない事実だろう。

「のぞまず のぞまれず 生れ、どんな命でも平等なはずなのに」
 慈悲の言葉と同時に生み出された追撃。それはさながら礫の雨ではなく、弾丸を放つ機関銃と言うべき暴力だろう。連続で飛来する無慈悲な魔力の槍襖を前に、オブリビオンは衝撃で痙攣を重ねる。
 そしてすかさず再び穴を抉られて、無数のダメージを刻み込む。前面から後面に貫通していく殺意の礫は多く、速く、逃げられない。その御堂は圧倒的な存在の差を見せつけていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

モフットボール・クラウディン
「そろそろ詰めようかな。」

〈SOL〉の欠点は「熱くなりやすさ」。地獄の炎の熱さに冷却が追い付いてないんだよね……。だけど、ブレイズキャリバーは熱くなるほど強くなる。『限界突破』の『捨て身の一撃』いくよ!
全排熱口開放っ! 静電気炉回転!(コクピットが回る)ぐるぐる……充電完了! 火花、散らすよっ!
獄炎雷華撃! たーまやぁー! 地下だけど、残暑を惜しむ花火を上げるね。



「こいつが本命のオブリビオンだね、追い詰めていこうか」
 骸の海のダンクルオルテウスを獄炎甲冑イグニスーツアーマー|SOL《ソル》へと騎乗したモフットボール・クラウディン(燃える毛毬球、はぐれモーラット・f35950)は、その琥珀色に煌めく双眸で敵手を見据え、ガジェットのエンジンを駆動させる。
 
「やっぱり、地獄の炎の熱さに冷却が追い付いてないんだよね……」
 この『SOL』の欠点はその|熱くなりやすさ《・・・・・・・》。なにもイグニスーツアーマーの冷却機構がぞんざいだからではなく、単純にブレイズキャリバーとしての能力で生み出されるその熱量があまりに規格外なのが原因である。
 故に、モフットボールが騎乗するコックピットは既に灼熱地獄。耐性が無いものであれば、ただそこに居るだけで熱風を吸い込み続けたことによって肺は焼け焦げてしまうだろう。

「|だけど《・・・》、ブレイズキャリバーは熱くなるほど強くなる」
 その通り。前へ、前へ、前へ、前へとモフットボールの進撃は止まらない。オブリビオンの唸り来る死爪の軌道を読んで躱せるのは、捨て身の一撃とも言える状況でも冷静な予測と視認が出来ているから。
 オブリビオンの剛力に打ち負けないだけの一撃を放てるのは、怖れず前に踏み込めているから。防御も回避も、すべては生存ではなく前進と攻撃のために。思考は限界を超えて冴え渡り、モフットボールの操る『SOL』は精密機械よりも正確無比に駆動していた。

「全排熱口開放っ! 静電気炉回転! ……充電完了! 火花、散らすよっ!」
 モフットボールを乗せたコックピットが激しく廻りだし、限界を超えるエネルギーを充填することで――ユーベルコードをオブリビオンへと解き放つ。
「|獄炎雷華撃《イグニスパーク・バーン》! たまやぁー!!」
 まるで打ち上げ花火のように静電気を帯びた地獄の炎を巻き上げながらオブリビオンへとする。生じた熱波はオブリビオンを近距離で受けた焦がし、廃液が生み出した猛毒の防御をいとも容易く突き破った。
 迫り来る煌めきは僅か一瞬で閉ざされた戦場を埋め尽くしながら、数も出力も今なお激しく増大中だ。堅固なオブリビオンの装甲さえ貫通する出力が、閉鎖空間全域に解き放たれ花火のように猛襲している。
 全方位から雪崩れこむ地獄の炎嵐。音を超え、空間を超え、モフットボールがオブリビオンへと必殺を放つ。その猛威はあまりに強大で、回避する事も出来ずに直撃したオブリビオンは大きなダメージを受けて、深々と傷跡という勝利への轍をその体躯へと刻まれたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ステラ・カガミ
今回は周りに仲間が大勢いるみたいだから、シンフォニック・キュアで負傷者を回復させたり、傷ついた味方に飛んできた攻撃を扇で受け流して防いだりといった、支援に回ることにするわ。
あたしは前面に立っての戦闘より、こういった援護の方が得意だから。
踊り子兼歌姫の歌の力、見せてあげるわね。


ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
 人間のマジックナイト×電脳魔術士、女の子です。
 普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「良かった。今回は仲間の猟兵が大勢いるみたい」
 ステラ・カガミ(踊り子兼歌姫・f14046)は骸の海のダンクルオルテウスを見据えながらも、大勢の猟兵たちとの共闘であることにほっと胸を撫で下ろす。
「前面に立っての戦闘より、やっぱりみんなへの援護の方が得意だから」
「そういう事でしたら、この私が前衛を務めさせて頂きますわね!」
 そんなステラのつぶやきにローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)は高貴に、まるで舞台劇の調べのように嫋やかに武器を構えては、オブリビオンを抑えに掛かっていく。
「お願いするよ、踊り子兼歌姫の歌の力、見せてあげるわね」
「お任せを! もうここは私の間合いの内ですから」
  次瞬、ユーベルコード:|二夕を導く遥かな薔薇《ヤイバヨジュウヨトドケ》によって煌めきを増すローズの夕の憩い。ユーベルコードの力を付与された夕焼け色の刀身はもはや純粋な金属よりも鋭利な刃となって、オブリビオンの命の鼓動を止めんと飛来した。避けたと思った夕の憩いがその直前、まるでギミックナイフの如く射程を延長してオブリビオンの身体を蹂躙する。

 そんな猟兵の猛威に激高したオブリビオンは輪郭のぼやけた影に変化し、理性を蒸発させるように能力の限界を超えて無差別に暴れ出した。
「今回のお客さんは中々手癖が悪そうな人みたいね!」
 ステラは笑みを浮かべたまま扇と歌でローズを支援している。その実、それはただの回復だけでなく、巧みな陽動が織り交ぜられ相対するオブリビオンの心理を翻弄する。さらには敵手の癖や欠点を見抜き、それに対応して進行形で動きを更新しているのだから、あらゆる面で狡猾だった。
 相手に合わせて踊りや歌の内容を即座に調整する、そんな踊り子兼歌姫にしか出来ない技量をもって、オブリビオンへとの裏をかき、罠へと誘導してローズが正確な攻撃を繰り出せるように舞台を作り上げているのだ。

「こんなに戦いやすいのは久々ですわね、それに――」
「全力で戦ってくれていいですからね!」
 そう、ステラのユーベルコード: シンフォニック・キュアはローズの疲労すら常に治療し続けるのだ。どうしてもオブリビオンと戦う以上、スタミナというのは避けられない大切なリソースだ。
 しかし、それが際限なく溢れ続けるというのならどうだろう? 常に全力で戦場を駆け回り、最大まで張り詰めた膂力をもってこうしてオブリビオンを攻め立てることが出来る。

 二人の猟兵は互いにそうと示し合うこともなく、息の合った連携でオブリビオンを追い詰めていく。ステラとローズ、共通するのはどちらも見る者の戦意を揺さぶることだ。
 そして見栄えのする戦いというのはやはり、実際の優劣以上に戦意高揚を高めてくれる。頼れる猟兵の活躍は強烈な戦術的優位性を生む重要な演出だった。
 遠距離の支援でオブリビオンを攪乱し、崩れた敵を白兵にて刈り取る。基本戦術に適った完璧なる連携攻撃は堅実ゆえに隙などない。鍛え上げた方向性も違えば受けた訓練も、戦場での経験も違う。
 それでも、これほどに息の合った戦いができるのはひとえに、ステラとローズの二人が優れた猟兵であることの証左なのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

徳川・家光(サポート)
『将軍なんだから、戦わなきゃね』
『この家光、悪は決して許せぬ!』
『一か八か……嫌いな言葉じゃありません!』
サムライエンパイアの将軍ですが、普通の猟兵として描写戴けると嬉しいです。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、全般的に「悪事を許せない」直情的な傾向と、「負傷を厭わない」捨て身の戦法を得意とします。
嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。
よく使う武器は「大天狗正宗・千子村正権現・鎚曇斬剣」です。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせです!



 オブリビオンの知覚を遥かに凌駕する速度で、自在に振るわれる大天狗正宗の天地を埋め尽くす斬撃の飽和攻撃。どれだけオブリビオンが全力を尽くそうとも、徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)の予想を超える攻撃は何一つとして繰り出せない。

「――剣刃一閃、解き放ちます」
 ならば後は単純な実力の問題だった。ユーベルコードの解放によって訪れる、総合的な|力《・》による圧殺が粛々と行われる。出力が違い、技術が違い、年季が違い、気力が違う。単純に徳川の方があらゆる面で、敵手よりも研鑽しているという現実の前に、骸の海のダンクルオルテウスは削られていくしかない。
 なんという圧倒的な回転速度の上昇だろう。驚異的な刃の颶風が雪崩のように吹き荒ぶ。乱れ舞う剣戟の乱舞を前にオブリビオンは今や語るまでもなく、防戦一方に陥っていた。そして頼みの綱である輪郭のぼやけるような影化すら傷と疲労で鈍っていくなら、こうなる以外の末路はないのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ギャレット・ディマージオ(サポート)
●設定等
ダークセイヴァー出身の冷静沈着な黒騎士です。
オブリビオンに滅ぼされた都市で自分だけが生き残った過去を悔い、人々を守ることを重視して行動します。

●戦闘において
「及ばずながら、手助けさせて貰おう」
「貴様の相手は、この私だ!」
「なんと強力なユーベルコードだ……! (解説) 直撃すれば一たまりも無いぞ!」

・牽制攻撃
・敵の攻撃から他の猟兵や一般人を守る
・敵の攻撃を回避してカウンター
・ついでに敵の強さを解説する
など、防御的・補助的な行動を得意とします。

メイン武器は「黒剣」です。

他は全てお任せします。
別の猟兵との交流や連携等も自由に行ってください。
どうぞよろしくお願いします。



 流れる閃光、弾ける絶剣。ギャレット・ディマージオ(人間の黒騎士・f02429)は時すら微塵に斬り裂きながら刃の嵐が弾け飛んだ。
 |オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》へと奔る斬撃に訪れた変化はまさに一目瞭然。漆影剣リグガガが鞭の形状に変化しては轟き、破滅の嵐が顕現した。
 ユーベルコード:|黒刃鞭《ブラック・ブレイド・ウィップ》によって鞭剣形態に変形した、長く伸びた黒剣はギャレットの意のまま変幻の軌道を虚空に描き、瞠目するオブリビオンを両断する。

「その猛毒が脅威だと言うのならば、それを発揮できない形で追い詰めればいいだけだ!」
 まさに鎧袖一触。文字通り瞬く間に、オブリビオンの猛毒が血飛沫を上げて宙を舞っていた。オブリビオンの急所という急所だけを、狂いない精密機械じみた剣尖で撃ち抜かれていく。
 致命を刻まれたオブリビオンが地に落ちる響きと、恐るべき手練の一刀が鞘に帰還する音は同時に聞こえた。

成功 🔵​🔵​🔴​

七詩野・兵衛(サポート)
『アルダワ魔法学園応援団『轟嵐会』団長 七詩野兵衛である!』
アドリブ他の猟兵との絡みカオス?も歓迎
見方によってはギャグキャラ化する

 怪我は厭わず積極的に行動する。むろん各種技能は使うが。
何らかの事情で必要がある場合以外は、
他の猟兵に迷惑をかける行為や公序良俗に反する行動はしない。

 我輩の応援は森羅万象の全てが鼓舞する対象だ!
それは巻き込まれた一般人から士気の足りぬ兵達。
たとえ枯れ果てた森だろうと、
無念にも死んだ者達の魂や死体であろうとも!
我輩の迸る『気合い』と滾る『情熱』で
ありとあらゆるものを鼓舞するのだッ!
(というある種の狂人?らしきもの)

だが、意外と常識的に考えて普通に戦闘をする事もある。



 |ハイテク下駄型シューズ《驚天動地》が七詩野・兵衛(空を舞う熱血応援団長・f08445)の気合と情熱を駆動力に変えて敵手へと奔る。瞬間的に気合のギアを数段引き上げたのだろう。驚天動地から生み出された駆動力の急加速により、彼我の間合いをたやすく踏破。間髪容れぬ、超連続の速攻を驟雨がごとく叩き込む。

「これが我輩の迸る|気合い《・・・》と|情熱《・・》を乗せた全身全霊の一撃である!」
 ユーベルコード:|応援殺法『極限崩券』《オウエンサッポウ・グラウンドブレイカー》、アルダワ魔法学園応援団『轟嵐会』団長を成すに相応しい隔絶した練度と完成された戦技が猛威となって|オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》を襲った。
 豪胆にも真っ向から敵手の血肉を貫通させる。それは無骨で、余分がなく、ゆえに何より効率的な一撃だった。呆れるほど練り上げて単純で重い自身から迸る気合と情熱を込めた拳は鋭く速く雄雄しく熱く、そのまま七詩野の本質を体現していると言えるだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

藍原・蒼夜(サポート)
 人間の學徒兵×力持ち、20歳の女です。
 普段の口調は「おっとり系(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 偉い人には「敬語(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

のんびり、おっとりした性格で、多少天然ボケな面もあります。
武器は主に退魔刀を使用して戦います。
好きな物は、可愛いぬいぐるみ、綺麗な花、静かな場所。
趣味は小説等の読書。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「私の中に眠る力よ、進化せよ!」
 高々と戦の名乗りを上げるが如く、藍原・蒼夜(蒼き宝刀・f23131)の咆哮が響く。同時、藍原は自らの体質に合わせて作られたパワーフードである、ジューシーに焼き上げられた骨付き肉によって全身の細胞を一時的に増強していく。
 ユーベルコード:パワー・エヴォリューションによって向上した膂力、小隕石が衝突するかの如く重い一撃を放つ巨大な剣を軽々と操り、藍原はその重量と質量でオブリビオンを追い詰めていく。
 その様、まさに鎧袖一触。膂力増大化のユーベルコードによって振るわれるコメットフォールが地面を打ち叩くたび、周囲には轟轟たる地響きが生じた。
 武器それ自体による殺傷力、破壊力もさることながら、恐ろしいのは精神に与える衝撃力だろう。地面を、大気を震わせる一撃に対して本能的な恐れを抱いてしまうのは致し方ない。
 それに恐れるなという方が無理な相談であり、知性を持つ存在であるが故に骸の海のダンクルオルテウスでさえ、どうしても二の足を踏んでしまい、イニシアティブを猟兵の側へと譲ったままなのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

大豪傑・麗刃(サポート)
一人称『わたし』『麗ちゃん』

どんなシリアスでも一度はネタをやりたいのだ!ダジャレ、奇怪な言動、一発ギャグ、パロ、メタ等何でもよい。状況が悪化する行為はやらない(変態的衝動時等必要な場合を除く)
超シリアスのためギャグ絶対ダメというならシリアスオンリーもできなくはないがその時は頭痛が痛くなるのだ(強調表現としての二重表現肯定派)

一応根は武人なので強敵相手の戦いには心昂る一面もある。ユーベルコードによってはそうならない場合もあるが。

ユーベルコードが
近接系:何も考えず正面から真っ向勝負挑む
遠距離系:射程距離ギリギリから一方的に攻撃狙い
ギャグ系:お手数かけますがなんとかお願いします!
それ以外:まー適当に



「麗ちゃんは怒ったのだ、怒ったのだーーー!!!!!」
 大豪傑・麗刃(24歳児・f01156)は気合を入れるように大地を踏みしめると、それに呼応するように怒髪天を衝くかのように逆巻き躍った。|スーパー変態人《スーパーレイクン》によって帯電した如く、皮膚が白金の燐光を放ち、大豪傑の総身を輝く神威で彩っている。

「時間がかかってすまなかったのだ、まだこの変化に慣れてないのだよ!」
 |オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》へと告げたと同時、爆竹の束が弾けるかの如き轟音が室内に轟き渡る。それはサムライブレイドが大気を裂く衝撃波だ。大豪傑が繰り出したその速度はもはや神速を凌いで余りある。
 叩きつけられる剣気。疾風よりなお速く、雷鳴よりなお累々と、超越した大豪傑の体躯が再び奔る。踏み込みも間合いも完璧。床から足腰を経て手首まで加速された出力は、オブリビオンの身体を手毬のように部屋の対面まで撥ね飛ばしたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ティエル・ティエリエル(サポート)
◆キャラ特徴
ボクっ娘で天真爛漫、お転婆なフェアリーのお姫様です。
王家に伝わる細身のレイピアを使った空中からのヒット&アウェイで戦うのが得意な女の子です。
・冒険大好きお姫様
・珍しいものにも興味津々
・ノブレス・オブリージュの精神で弱者を放っておけないよ
・ドヤ顔がよく似合う
・困ったら動物さんに協力を!

◆戦闘方法
・背中の翅で羽ばたいて「空中戦」や「空中浮遊」で空から攻撃するよ
・レイピアに風を纏わせて「属性攻撃」でチクチクするよ
・対空攻撃が激しそうなら【ライオンライド】
・レイピアでの攻撃が効かない敵には【お姫様ビーム】でどかーんと攻撃



「こっそりこそこそ♪ 狙った場所はオブリビオンだって外さないぞっー☆」
 |オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》の死角から間髪入れず突進をかけたのはティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)だった。
 王家に伝わるレイピア型獣奏器、風鳴りのレイピアに魔力を纏わせては解き放たれる、ユーベルコード:|妖精の見えざる一刺し《フェアリー・インビジブル・ストライク》。
 完全に意識の死角を衝かれたせいでオブリビオンは綺麗に脳を揺らされる、気づいた時にはすべてが遅く。平衡感覚を一瞬で奪われたオブリビオンは、そのまま地面へと叩きつけられる。
 何をされたのか、瞬間的には理解できないほどの早業で沈められた。次瞬、そのオブリビオンの体躯へと奔る一条の光芒。穿つは真芯を捉えたレイピアの牙突。針の穴を穿つような超絶技巧、そしてそれを可能とする確かな技量。実戦経験に裏打ちされた動きはまさしく、百戦錬磨の神業だった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロバート・ブレイズ(サポート)
『否定せよ』
人間の文豪 × ナイトメア適合者
年齢 81歳 男
外見 184.6cm 黒い瞳 白い髪 色白の肌
特徴 投獄されていた 野心家 求道者 凶暴 とんでもない甘党
口調 冒涜翁(私、貴様、~である、だ、~であろう、~であるか?)
気にいったら 冒涜王(俺、貴様、~である、だ、~であろう、~であるか?)

恐怖・発狂・誘惑などの精神的な攻撃に対しての異常な耐性を有しています。
否定する事で恐怖を与え、冒涜する事が多いです。凶暴なので近接戦闘が好み。
宜しくお願い致します。



「――沸騰せよ我が脳漿」
 刹那、ロバート・ブレイズ(|冒涜王《シャドウ》・f00135)の体躯が膨れ上がり――完全なる邪神へと変貌していく。
 瞬く間にユーベルコード:|断章《アザトホース》によって、体躯が倍になったロバート。|オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》へと奔る、力学をまるで無視し打撃の多角攻撃、桁外れの怪力がそれを実現させている。
 野獣の咆哮めいた叫びと共に、空を切り裂きロバートが矢継ぎ早に迫る。繰り出してくるのは掌底。しかも、これは徐々に速くなっていた。一発オブリビオンが躱す毎に少しずつ、まるで敵手の限界を測るかのように加速していく。すでに目で追えるレベルじゃない。
 機、速力、乗せられた気魄――そのいずれも必殺級。オブリビオンの眼前に、迫る死の猛威が映り込む。そしては正しくどれもが一つ一つ、全てが致命の威力を持っていた。防御は不可能――掠っただけで肉が裂け、血が飛沫く死の旋風が吹き荒れた。

成功 🔵​🔵​🔴​

アトシュ・スカーレット(サポート)
性格
悪ガキから少し成長したが、やっぱり戦うのは好き
大人になろうと背伸びしてる途中
目の前で助けられる人がいるなら積極的に救おうとする
口調は「〜だな。」など男性的
最近の悩みは性別を間違えられることと年相応に見えないこと
最悪【幻想憑依・無想式】を使って誤魔化す

戦闘
【呪詛(腐敗)】を何かしらの形で使用する。昔機械相手にやって痛い目を見たのでその場合は使わない
前衛も後衛もやれる万能型だが、前衛の方が好き
複数の武器を同時に操ることも可能
高速戦闘も力任せの戦闘も状況に応じて使い分ける
(装備していれば)キャバリアにも対応可

非戦闘
聞き耳などを駆使した情報収集を中心とする
化術で動物に化けて偵察することも



「見切れるものなら――見切ってみせな、|この技《・・・》を!」
 アトシュ・スカーレット(境界の旅人・f00811)の抜刀の音色が響いた瞬間、奔る一閃。刃の煌めき。同時、解き放たれたユーベルコード:|幻影術・武装乱舞《スキアー・ヴァフェ》
 そして無論、その攻撃は一度や二度で終わらない。四足獣のように回避した直後、連続して外殻を断つ閃刃の凄まじさに|オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》は瞠目した。斬、斬、斬、斬―――斬と響けば、絶え間なく。
 到底視認できない何か、美しいとさえ思う煌めきが光った直後、幾度も斬撃が折り重なっては奔っていく。

「|まだだ《・・・》、この程度では終わらないぜ」
 物静かに告げた刹那、再び吹き荒れる剣閃絢爛。大気さえ斬滅しかねない輝きが、オブリビオンへと奔る。
 まるで踊るかのような動きと共に、構えた剣先がほんの少し揺れる度――桜吹雪であるかの如く戦場に降り注ぐ神速の一撃は冗談のように隔絶していた。

成功 🔵​🔵​🔴​

シフォン・メルヴェイユ
アドリブや連携歓迎

●心情
知性が高くない相手なら、下手に悪知恵の付いている相手ほど厄介ではないわね。
ただ本能の赴くままに破壊するなら、そのまま返り討ちにしてあげるわ。

●行動
ダンシング・プリンセス(UC)を使用して戦うわね。
華々しく輝く姫君に変身して戦闘力を上げるわ。
その後、敵には出来るだけ近づかない様に注意しつつ
『姫君の小銃』を【スナイパー】で狙いを定めて放ち攻撃。
【ダッシュ】で敵との距離を離しながら、遠距離攻撃主体で攻めるわね。

敵に近づかれて噛み付きされても
【盾受け】や【ジャストガード】等で防御するわ。
また、有害物質に対しても【毒耐性】で耐える様にして、被害を受けない様に注意。



「さあ! 覚悟してもらうわよ、オブリビオン!」
 |オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》を前にシフォン・メルヴェイユ(夢見る少女・f19704)は、ユーベルコード:ダンシング・プリンセスを解き放つことで、華々しく輝く姫君に変身してその戦闘力を飛躍的に向上させていく。
「知性があまり高くないオブリビオンなら、いくらでもやりようがあるわ!」
 敵手の最大の脅威たる猛毒を十全に発揮させぬように、薔薇の意匠が凝らされた小型の拳銃を構えて、オブリビオンとは射程距離ぎりぎりまで彼我の距離を広げたままに、シフォンは素早く戦場を駆ける。

 その理想的なまでの遠距離攻撃主体の連続狙撃は、シフォンの想定通りその効力を発揮する。常に攻撃を加え続けることで回避のためにユーベルコードを使用せざるを得ない状況を作りだし、オブリビオンを追い詰めていく。
「嫌がらせみたいなものだけど、策を弄さない側というのは堪えるでしょう」
 そして古来より争いとは|そういう《・・・・》ものだ。徹底して気分のいい行動をさせないことは、単純ながら勝負事の鉄則だ。基本にして奥義、ゆえにそれは最大限に効果を発揮してオブリビオンに次々と致命となる弾丸を刻み込んでいく。

 それはもはや、取り返しの付かぬ負債となってオブリビオンの動きは封じていた。何をしようと全てが後手、読みの内に絡め取られてしまっている。シフォンの指す詰め将棋の盤上に、今のオブリビオンは完全に乗せられていた。
 故に、負傷覚悟の正面突破――。それこそがオブリビオンに残された最後の方策だった。

「|やっぱり《・・・・》、打開のために無理やり近づいてくるわね!」
 虚しく響く金属音。確実に腕を噛み切るつもりで放ったオブリビオンの必殺はしかし、当然のように黒百合の意匠が凝らされた小型で受け止められていた。ダンシング・プリンセスによって強化された身体、そして磨きに磨きぬいた経験による超反応、ただそれだけであっさり弾く。
「本能の赴くままに破壊するなら、狙いは常に衒いのない最大効率よね」
 オブリビオンの猛威はただ己の肉体を縦横に駆使し、殴り殺す、噛み殺す。そうした原始的極まりない暴虐の見本と呼べるものだ。
 それが必勝の方程式として機能している間は当たり前すぎて分析の余地がなく、付け入るべき突破口も見当たらない。ただ純粋に性能が高いという一点のみで、敵手を捻じ伏せていく。

「それじゃあ、どこを狙ってるのか私に教えながら戦うのと変わりないよ。そのまま返り討ちにしてあげる」
 が、それがオブリビオンが圧倒的な|捕食者であれば《・・・・・・・》という前提の上。対等以上に渡り合う、シフォンを前にしてみればただただ狙いを晒しているだけに過ぎない。
 つまるところ、オブリビオンの戦法は全てが暴力に寄り掛かって構成しているわけだ。力を頼りに見せつけている、それはとても当たり前の最大効率の戦法。

「井の中の蛙、いいえ――廃液槽のオブリビオンは外界を知らなかったというだけね」
 音よりも速く飛ぶ弾丸を、横殴りに降り頻る驟雨の如き勢いでオブリビオンへと奔らせる。瞬間的に音速へ迫れても、音速を超えた攻撃に適切な対応を起こすなど、敵手に出来るはずもない。秒を遥か下回る最速の早撃ちがオブリビオンの体躯を穿つ、穿つ、穿つ。

 オブリビオンの攻撃を踊るように回避しながら片時も止まらぬ、射撃の基礎もセオリーも一切無視した、曲撃ちと言って構わない射撃をシフォンは織り交ぜる。もし、常人が見様見真似でこんな真似をしようものなら、普通は狙い云々よりもまず射手の手首が破壊される。しかし――。
「華々しく舞う、私の姿をご覧あれ!」
 すべての弾丸は急所へと一分の狂いもなく飛来していた。前面から後面に貫通していく殺意の弾丸はやはり多く、速く、逃げられない。|だから《・・・》このまま訳も分からず、一方的に蹂躙されてはオブリビオンの体躯から夥しい命の雫を溢していくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

緋月・透乃(サポート)
『今日も元気に食べて楽しく戦おうね!』
 人間で22歳の女性です。
いつも元気で、強敵との戦闘、食べる、スリルを味わうことを好みます。

基本的に自分の楽しみのために行動し、敵味方問わず他人の心情等には配慮しません。
 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用します。
戦闘では真っ正面からの突撃を好み、負傷は気合いで耐えれば良いと考えています。
戦闘以外のことも大体気合いと力でなんとかしようとします。
脳筋です。

武器は主に『重戦斧【緋月】』を使用しますが、他の武器の方が有効そうならそちらを使用することもあります。

クロムキャバリアでも生身で戦います。

不明な点はおまかせします。よろしくお願いします。



「力の限りぶっ壊せー! 必殺の左! ――緋迅滅墜衝!!」
 ユーベルコード:緋迅滅墜衝と同時に解き放たれたのは破壊の五月雨。衝撃波が緋月・透乃(もぐもぐ好戦娘・f02760)の狙った標的目がけて次から次へと、止め処なく雪崩れ込む。|オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》へ奔ったその猛威は隕石にも等しく、発生を確認して避けられるようなものではない。
 緋月の斬撃は一撃必殺の体現にして、戦乱の始まりを告げる滅びの音色に他ならない。鍛冶師である母が作った和風の大斧、その巨大さのメリットは質量自体に宿っている。
 力任せの一撃がオブリビオンに衝突するだけで、空気を震撼させる。衝撃の余波だけで、大気の壁さえ粉々に千切れながら消し飛んだ。本来にして最大効果の斧撃のみならず、鈍器のような薙ぎ払いや打撃にも威力を発揮し得る万能性。そこから繰り出される単純で重い左手だけで持った武器による大振りな右薙ぎは圧巻という他無かった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ニノン・トラゲット(サポート)
『容赦なんてしませんから!』
『アレ、試してみちゃいますね!』
未知とロマンとお祭りごとを愛してやまない、アルダワ魔法学園のいち学生です。
学生かつ魔法使いではありますが、どちらかと言えば猪突猛進でちょっと脳筋っぽいタイプ、「まとめてぶっ飛ばせばなんとかなります!」の心で広範囲への攻撃魔法を好んでぶっ放します。
一人称はひらがな表記の「わたし」、口調は誰に対しても「です、ます、ですよね?」といった感じのあまり堅苦しくない丁寧語です。
基本的にはいつも前向きで、ネガティブなことやセンチメンタルっぽいことはあまり口にしません。
その他の部分はマスターさんにお任せします!



「炎の竜巻、試してみちゃいますね!」
 ニノン・トラゲット(ケットシーの精霊術士・f02473)は|オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》へとエレメンタル・ファンタジアによって作り出した炎の渦を解き放つ。
 瞬時に吹き上がる火炎を回避などとてもできなかった。いやオブリビオン自身を基点に生じた熱を探すなど当然できるはずもない。
 自然現象と属性を形にすべく行使されたユーベルコード、それをノーガードで食らってしまえば当たり前のようにオブリビオンは追い詰められる。骸の海のダンクルオルテウスが猛毒を纏う事で熱風を軽減するオブリビオンでなければ、軽く火だるまになっていたはずだろう。

「むむ! そうでしたら、|密度《・・》をあげるまでです」
 炎の竜巻から凝縮するように撃ち上げられた火球の雪崩がオブリビオンへと驟雨のように降り注ぐ。オブリビオンが立っていた座標を数秒で穴の空いた焼きチーズに変えてしまう、死の流星群が敵手を追い詰めていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

飯綱・杏子(サポート)
あの|食材《オブリビオン》を狩ればいいっすね?
任せるっす。
とりあえずヒト型でなければ食うことを考えるっす。
宇宙船だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるっす。
何なら味付けでどうにかするっす。

多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「猛毒塗れのオブリビオンっすか……でも、意外とそういうのが旨いって言うっすよね!」
 飯綱・杏子(飯テロリスト・f32261)はバールのようなもの構えたままに、目に付けば誰彼構わず襲い掛かって来る骸の海のダンクルオルテウスの猛威を掻い潜り、弾き返しながら縦横無尽、八面六臂の大活躍で即座に戦場を支配していく。
 
「うーん、よく見ればやっぱり悪くないっすね」
 筋肉が予備動作で僅かに硬直する瞬間を読み切っているのか、何か事を起こそうとした先から飯綱の打撃がオブリビオンの動きを封殺していく。可食部を的確に探るその眼力が、オブリビオンの動きを予想していくのだ。
 超高速の踏み込みから一閃。バールのようなものにこびりついた血と猛毒を払い、構えて、駆け抜け、振り下ろす。スピードのギアを上げながら、より激しく熱意を滾らせてオブリビオンを見据える。
 |食欲《・・》に満ちた眼光は、その情熱を種火に核とし太陽の如く爛々と輝いていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

谷保・まどか(サポート)
怪奇人間の魔獣解体士×バーバリアンです
普段の口調は 人として生まれたもの(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)
興奮したり気を抜くと 蛮族育ちの改造体(オレ、お前、だ、だな、だろう、なのか?)

普段は大人しく丁寧かつやや弱気な優等生少女ですが、興奮が強まってくると荒々しく狂暴な性格が出てしまいます

戦闘スタイルは蛮族式肉弾戦と自身の肉体を変容させて異形化しての戦い方を併用します

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはお任せ。よろしくおねがいします!



 谷保・まどか(バルバロス委員長・f34934)は元々、普通の人間だったが、|とある《・・・》マッドサイエンティストによって拉致され様々な怪物の力を移植されて、猟兵としての力に目覚めていた。その彼女が繰り出す膂力は凄まじく、改造体としての力と蛮族式闘法を組み合わせて繰り出される猛威。

「はあぁ~……まどか肉アターック」
 それに重ねて|オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》へと奔るのは、ユーベルコード:まどか肉アタック。それは防御不能――否、防御無効化のボディプレスだ。
 次から次へと圧壊していく。オブリビオンの関節は逆に捻じ曲がり、バキバキと嫌な音を立てながら身体の至る箇所が落ち窪んだ。オブリビオンの有する外殻にしても例外はない。その圧倒的な重く激しい質量は並大抵の防御は意味をなさず、あらゆる耐性を無視しオブリビオンを打ち砕く。立ち塞がるすべてを貫き、確実に打ち砕く破壊の一打に他ならなかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

八坂・詩織(サポート)
何か、お手伝いできることはありませんか?
 
雪女の月光の魔女×ファンガス共生者、28歳の女性。元能力者で現在は銀誓館の中等部で理科を教えている。
口調は丁寧「私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?」

落ち着いた物腰で、大抵のことはソツなくこなす一方実は方向音痴でよく道に迷う。またホラーも実は苦手。でも意地っ張りなので平気なふりをしがち。
学生時代に天文部を設立するほど星が好きで天文分野に詳しい。

戦いの際には|起 動《イグニッション!》し、髪を解き瞳は青く変化、白い着物を纏う。
UCは指定した物をどれでも使用、多少の怪我は厭わず積極的に行動。他人に迷惑をかけたり公序良俗に反する行動はしない。
18禁NG



「――|起動《イグニッション》! それでは授業の開始と行きましょう」
 八坂・詩織(銀誓館学園中学理科教師・f37720)の双眸が蒼く煌くと、身にまとった衣装も純白の着物と即座に切り替えていく。
 それが八坂の戦闘へのスイッチ。柔和な笑みを浮かべていた彼女は鋭くオブリビオンを見据え、吹き上がるような月の魔力がうねり波打っては、豊かな髪を奔流に変える。

「ルナティック・マグネタイト、逃がしはしません」
 |オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》へと奔る、幾条にも折り重なるように空飛ぶ月光の刃。一秒ごとに数を倍加させていき、一向に月の刃の驟雨が止む気配がない様子がない。
 襲来する月光の刃。手加減なく、躊躇なく、見くびる事無く、徹底的に、完璧に。放たれ続ける怒涛の攻めは、まさに正しさで染め上げた最善手だ。正しいことを、正しいとき、正しい様に行い続けてただの一度も間違えず、何もさせぬまま死ぬまで授業をこなすように殺しにかかっていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

ベイメリア・ミハイロフ(サポート)
メイン参加者さまのお邪魔にならぬようにしつつ
状況を見て行動を行おうと思います

日常では、まったりのんびり楽しみたいと思います
探索が必要であれば、情報収集・聞き耳を活用し
さりげなく目立ちすぎない程度に行動を

戦闘での行動は、絶望の福音又は第六感・見切りにて相手の攻撃を予見し回避又はオーラ防御・武器受けからのカウンターを狙いつつ
広範囲に敵がいます場合にはRed typhoonを
1体に対してはジャッジメント・クルセイドにて攻撃をいたします
チャンスがあれば早業・高速詠唱からの2回攻撃を
回復が必要なら、この身を削ることになろうとも、生まれながらの光を使用いたします

呼び方ファーストネーム+さま
一人称:わたくし



「ジャッジメント・クルセイド、裁きの光を与えましょう」
 |オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》を見据えた――その次瞬、ベイメリア・ミハイロフ(紅い羊・f01781)が敵手へと指先を向けた瞬間に天が煌いた。
 そして、避る光輝の柱がオブリビオンに向かって墜落した。赫奕たる光彩が舞い散るように降り注ぐ。一瞬にして広がる戦場はすべてがユーベルコードの光に包まれている。それはまるで、全てを裁くようにあまねく天地万象を輝く波動で浄化していく。

 空を引き裂き、魔を穿つ光の流星群。穿たれた複数の臓腑を巻き込んで、強引に広げられる傷穴。オブリビオンの筋肉を破り、血が滝の如く溢れ出す。今は押せ押せで猟兵たちが有利に戦闘を進めているが、一対一ならとんでもない強敵だろうと予測できた。だからこそ、攻める手を決してベイメリアは緩めない。
 ときに幾条もの光線を拡散し、ときに一筋の光柱へと収束し、臨機応変に的確にオブリビオンをベイメリアは追い詰めていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

四条・眠斗(サポート)
ぅゅ……くぅ~……あらぁ?
いつの間にか始まってましたかぁ~?
さっさと事件を解決しないとぉ、安心してもうひと眠りできませんからねぇ~。
ユーベルコードは出し惜しみしても仕方ありませんからぁ、
一気に片づけるつもりでやっちゃいましょう~。
案ずるより産むがやすしともいいますしぃ、躊躇うよりはいいですよねぇ~?
こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ~。
それにぃ、様子を見てる間にまた眠くなっちゃっても困っちゃいますしぃ。
荒事じゃなくてぇ、楽しいことならめいっぱい楽しんじゃいましょう~。
のんびりできるところとかぁ、動物さんがたくさんいるところなんか素敵ですよねぇ~。
※アドリブ・絡み歓迎



 ユーベルコード:氷雪地獄によって超高速で循環する猛烈な吹雪は、時に雪だるまアーマーとなって四条・眠斗(白雪の眠り姫・f37257)自身が鉄壁も同然と化す。
 |オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》はその表面を突破できずに、斬撃に乗せた毒液が虚しく散華する。猛毒を乗せた一転突破というオブリビオンの強みに対して、四条は吹雪による猛威と同時に、それを収束させた鎧での対抗が可能、オブリビオンとの相性は最高とも言えた。
 掛け値なしに強いと思える。文字通り吹雪に放り込まれたかのように、ホワイトアウトしたかのような視界であらゆる行動が予想外の方向から足をすくわれ翻弄される。この捉えどころのない曖昧な深みこそが、四条の真骨頂。
 一撃必殺と呼べるものではなく、殺傷力もそう高いものではない。無論、出力に至ってはオブリビオンを上回る事はない。
 だが、その能力は戦場でこそ何倍にも高まる。オブリビオンはその猛威を嫌と言うほど突き付けられ、敵手はその絶望にただただ歯噛みしていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

スピレイル・ナトゥア(サポート)
精霊を信仰する部族の巫女姫です
好奇心旺盛な性格で、世界をオブリビオンのいない平和な状態に戻して、楽しく旅をするために戦っています
自分の生命を危険に晒してでも、被害者の方々の生命を救おうとします
技能は【第六感】と【援護射撃】と【オーラ防御】を主に使用します
精霊印の突撃銃を武器に、弾幕を張ったり、味方を援護したりする専用スタイルです(前衛はみなさんに任せました!)
情報収集や交渉のときには、自前の猫耳をふりふり揺らして【誘惑】を
接近戦の場合は精霊の護身用ナイフで【捨て身の一撃】を繰り出します
マスター様ごとの描写の違いを楽しみにしている改造巫女服娘なので、ぜひサポート参加させてくださると嬉しいです!



「土の精霊さん。オブリビオンを斃すための力を貸して下さい」
 いつの間にか戦場を埋め尽くすほど、膨大な土の精霊を宿したゴーレムが軍隊となって、スピレイル・ナトゥア(蒼色の螺旋の巫女姫・f06014)の周囲で陣形を組んでいる。

 戦闘開始後、ゴーレムたちの攻撃は刻一刻と激しさを増していた。その連携は卓越している上、スピレイルが行う指揮の慣れ以前に、ゴーレムたちそのものが独自の学習機能を有しているのか。無数の集団を相手にしているというより、まとめて一個の巨大な兵器が骸の海のダンクルオルテウスを追い詰めていく。
 ゴーレムたちの捨て身の特攻が直撃すれば、オブリビオンでさえも吹き飛ばされそうになり、武装を兼ねているヒレで受け止めても衝撃が骨まで震わせられる。

「ここままオブリビオンを追い詰めますよ」
 その軍勢は頼もしいという他なく、すっかりと趨勢は猟兵の側が常に優位に立ちながら、軍隊のゴーレムと共にスピレイルは戦場を駆け抜けている。

成功 🔵​🔵​🔴​

水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか

太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ

正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像やフェイントで目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな

それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ



 水心子・真峰(ヤドリガミの剣豪・f05970)の刀剣の冴えが織りなすのは、稲妻のような五月雨切りだ。ユーベルコードを纏う刃は魅入られてしまうほど美しく、驚異の疾風怒濤で迫る骸の海のダンクルオルテウスを切り返していく。
 速度と威力もさることながら、恐るべきは狙いの鋭さだろう。オブリビオンの体躯で刃の通りが良い場所に吸い込まれるように刻まれる致命が、凄まじい殲滅速度を実現していた。
 ユーベルコード:剣刃一閃に水心子の隔絶した技量が融合しているのだから、オブリビオンがそれ超えられる道理は欠片もない。

 圧倒的に優位であり、逆転を許す一分の隙も無い。趨勢は決まっているようなもの。自身の頭脳もそんな結論を下しながら、しかし猟兵はなお気合いを入れる。
「やはりオブリビオンは頑丈だな、油断せずに……確実に追い込んでゆくぞ」
 水心子はさらに斬撃と衝撃の波状攻撃を加速させては骸の海のダンクルオルテウスを死の淵に追い込んでいくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

櫟・陽里(サポート)
『操縦が上手いは最高の誉め言葉!』

乗り物が活躍できる場と
レースとサーキットが得意分野
どんな乗り物も乗りこなしてみせる

走りこそが俺の武器!
乗り物と操縦者の総合力で戦う
サイバーアイで路面、相手の動きなど幅広い情報収集
集中力・傭兵の経験・判断速度で攻め所を見極める

シールド展開バイクで体当たり吹き飛ばし
走り回って撹乱・誘導
仲間を運ぶ足になるのも好き
バイクは機動力のある盾にもなる
壊れたらほら、直すついでに新パーツ試せるし!

明るく話しやすい先輩タイプ
補助仕事もドンと来い
乗り物が無い戦場では手数が少ない
普通の拳銃射撃や誘導、挑発など小技を利かせるしかなくテヘペロしてる

過去は過去に還すべき、その辺割と無慈悲



 |オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》へと放たれる怒涛の攻めのなんと桁違いな圧力だろう。気を抜けばその瞬間、シールドを展開させた宇宙バイクは櫟・陽里(スターライダー ヒカリ・f05640)の卓越した運転技術で即座にオブリビオンを轢き殺すだろう。

「走って勝つ、それ以外の事は眼中に無え!」
 しかし、何より恐るべきは剥き出しの闘争本能に他ならない。
 ユーベルコード:全力燃焼戦略《クリティカルストラテジー》で激しく、荒々しく、どこまでも凶暴に。全てを振り切る乱気流を全開にしてライをオブリビオンへ奔らせる。致死の連撃を受け、躱し、いなし、そして絶好のタイミングで反撃を叩き込む。
 それでいて一歩も引かない。魔法のように猛攻をいなしながら、全てを振り切る乱気流によって戦場に満ちた猛毒を吹き飛ばしながら万全の状態を維持させて、常にオブリビオンへと攻撃を叩き込める間合いに陣取って、的確にダメージを重ねて行く。

成功 🔵​🔵​🔴​

コノハ・ライゼ(サポート)
使用UCはPOW/WIZの内でお任せ。

態度口調、一人称までも気分次第、嘘吐きで気紛れなお調子者。
オブリビオンは喰らうもの、猟兵業は餌場で狩場。悪食で酒好き。
楽しい事と人の笑顔が好きで戦闘中も飄々と笑みを絶やさない。
敵に対しては嫌味や挑発もよく吐く。

※妖孤だが耳と尻尾は晒さない

・以下PC口調
接近戦と術を併用した戦い方が得意だねぇ、怪我とか気にしないタイプ。
敵へ言葉掛ける時は呪詛や誘惑目的が多いンじゃないかしら。
得意なのは懐へ飛び込んで『2回攻撃/傷口をえぐる/生命力吸収』の流れ、負った傷分喰らってやるわ。
自分の価値観が一番ダケド、公では公序良俗には反しないようにしてるヨ。
敵を喰らう事以外は、ネ。



 |オブリビオン《骸の海のダンクルオルテウス》を見据えて指ひとつ、コノハ・ライゼ(空々・f03130)の内緒の仕草。顕現した万物の彩とりこむ影、眼窩のオブリビオンを打倒するための力、一対のナイフを強く握りしめて、コノハは一気に空間を飛び超えた。
 激しく身を躍らせる。骸の海のダンクルオルテウスへと斬撃が奔ったと同時、全力の一撃が激しい火花を散華させては、中空で目まぐるしく交差するナイフの軌跡。不意打ちじみた強襲に対し、瞠目しながらも迎撃を選択できたこいつはやはり、強力なオブリビオンということか。
 返礼に繰り出される尾による超高速かつ大威力の一撃は鋭く、速い。音の壁さえ瞬間的に貫通する猛威は凄まじいの一言だ。しかし、それもコノハの握りしめたナイフが的確に弾き落とした。

「その傷口を抉らせてもらうヨ」
 四肢が恐るべき俊敏さで達人の動きを実現する。視認できた驚異に対し剣先が素早く反応してくれる。合わせて手足や呼吸さえ、天上知らずに最適化されていくのを実感できた。
 ユーベルコード:|彩儡《サイライ》によって齎された知覚と膂力の際限ない向上はシンプルゆえに相性抜群。オブリビオンへと流れるように刃を滑らせていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

高柳・源三郎(サポート)
旅芸人一座の座長、それが高柳源三郎じゃ!!(まだ零細なんじゃがな......)。
性格は酔いどれおやじじゃが旅芸人一座の座長なので本番(戦闘)では酔いが殆ど覚めて戦うことが出来るんじゃ。
武器である【不思議なたぬき人形「はな」】【暗殺用たぬき人形「たろう」】を使いまるで踊りや人形劇をするかのう様にユーベルコードを使い戦うのじゃ。時々【竜珠】に封じ込めてある骸魂・八岐大蛇に乗っ取られて暴れて回ってしまうんじゃ。
情報収集は芸をして道行く人の足を止めて人達の噂話を聞けば集められると考えてとるんじゃ。
宴会技能が高いので戦場で宴会をするんじゃ。
口調は(わし、~殿、じゃ、のう、じゃろう、じゃろうか?)です。



「うぃ~、ヒック。毒で動きが鈍るなら、酒を飲んで誤魔化せばよいだけよぉ」
 骸の海のダンクルオルテウスが辛うじて捉えたのは、綺麗に決まった浴びせ蹴り。それに続き、胴体に叩き込まれたのは見事な掌底。洗練された連携で絡め取られ、ボールみたいにきれいに吹っ飛ばされちまう。高柳・源三郎(幕府公認?の飲んだくれ野郎な|旅芸人座長《呑兵衛》・f15710)は余裕げに拳を構えては、上下逆になったオブリビオンを見据えていく。
 一瞬にしてあれだけ動いても息切れ一つしてないというのだから、高柳の実力は確かなものだ。人形遣いでありながら、それを操る猟兵自身が普通に肉弾戦も強いというのはあまりに脅威。

「ここまで酔ったわしは止められんのじゃ!!」
 クイクイッと、カンフー映画さながらに手招きして挑発する高柳。酒の勢いでタガが外れたバーサーカーモードになった猟兵は本当に楽しそうで、端的に言ってノリノリだ。
 猟兵の動きに合せて突進していく、|たろうとはな《たぬき人形たち》。四方八方から降り注ぐ攻撃に、半ば悲鳴じみた叫びをオブリビオンあげて応戦する。その物量作戦は驚異的で、あっという間にオブリビオンを押し込んでいくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

勝守・利司郎(サポート)
神将の四天王×花蝶神術拳伝承者、勝守・利司郎だ。
花蝶神術が何かって?オレが言い張ってるだけだが、練った気を花や蝶のごとく扱うやつ。
しっかし、『トーシロー』が達人っていう設定なぁ。あ、オレ、神隠し先で神将になる前はバーチャルキャラクターな。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動する。そうだな、主に拳に練った気を集めてグローブ代わりにして、殴ることが多いか?

他の猟兵に迷惑をかける行為はしない。オレの美学(味方ならば邪魔をしない)に反するからな。作戦なら別だが。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないからな。
あとはおまかせ。好きによろしく!



 オブリビオンへと襲い掛かる闘気を纏わせた拳の雨、勝守・利司郎(元側近NPC・f36279)の絶え間ない致死を孕んだ連打が縦横無尽に降り注ぐ。彼我の体格差から、敵手の側が本来はリーチも威力も段違いのはずなのに、骸の海のダンクルオルテウスはいきなり劣勢に追い込まれていた。
 理由は簡単だ。ひたすら猛攻を繰り返すことで、主導権を握り、反撃の隙を与えない。猟兵の柔和な笑みとは裏腹に、実力者が格下を相手にするときのお手本みたいな戦術だ。しかも、その猛攻だって、ただの勢い任せの乱打じゃなく。確かな技量の上に成り立っている事は一目で理解出来る程だ。

 距離を離していたはずなのに次の瞬間、眼前にいる巨躯へと真正面の突きが放たれていた。それは単純なスピード頼りの芸当じゃない。動きに緩急を付けることで残像を生み、オブリビオンの目を惑わす一級の技術だ。
 的確に打たれた拳によってバランスを崩され、何とか耐え忍んだ骸の海のダンクルオルテウスの―――上下から、左右から、台風の中にいきなり放り込まれたように、予測不能の連撃が叩き込まれていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

轟木・黒夢(サポート)
『私の出番?それじゃ全力で行くわよ。』
 強化人間のヴィジランテ×バトルゲーマー、19歳の女です。
 普段の口調は「素っ気ない(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には「それなりに丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格はクールで、あまり感情の起伏は無いです。
戦闘では、格闘技メインで戦い、籠手状の武器を使う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 とにかく動きが巧みだ。速いんじゃなくて迅い。轟木・黒夢(モノクローム・f18038)の見切りと行動判断が的確で無駄がなく、初動から最短距離で拳が迫ってくる。何とか突破口を開こうとした端から出鼻を挫かれる。膂力は間違えなく、骸の海のダンクルオルテウスの方が上なのに、テクニックで翻弄される一方だ。
 オブリビオンがなんとか輪郭のぼやけた影に変化し、超攻撃力と超耐久力を得て窮地を脱しても――攻撃が当たったと思えば姿がかき消え、そしてすぐ別の場所へと現れる。
 尾っぽによる超高速かつ大威力の一撃に感じる手応えも、まるで霧か雲を切ったみたいにとんと軽い。

「クロックアップ・スピード、さらに加速させて貰うわよ」
 瞬時に指を鳴らしてユーベルコードを最大展開する。隙を晒したオブリビオンへと繰り出す方策は当然、正面からの突破だ。加速によって得たエネルギーは全て拳へと一点集中し、守備は度外視。臨界を突破した精密さでもって、オブリビオンの体躯に対し最大出力をぶつけた。

成功 🔵​🔵​🔴​

春霞・遙(サポート)
UDC組織に所属して、UDC関連の一般病院に勤務している小児科医です。
行動の基本方針は困っている人が居るなら助けたい、人に害をなす存在があるなら退けたい。
戦う力はあまりないですけど、自分が傷を負うとしてもみなさんのお手伝いができれば嬉しいです。

基本的に補助に徹します。
「医術」「援護射撃」「情報収集」から、【仕掛け折り紙】【葬送花】での目くらましや演出、【生まれながらの光】【悪霊祓いのまじない】で照明や目印を付けるなども行えるかと思います。
攻撃は拳銃による射撃か杖術が基本で、その他はUCを使用します。
【悔恨の射手】【未来へ捧ぐ無償の愛】は基本的に使用しません。

シリアス以外ならいたずら好きの面も。



 春霞・遙(子供のお医者さん・f09880)を前にして骸の海のダンクルオルテウスは必死である。オブリビオン特有の傲慢さをかなぐり捨て、死ぬ気で猛攻を凌いでいた。
 僅かに動きが翳るたびに致命の礫が着弾し、外殻が硝子のごとくパリンパリンと冗談みたいに砕かれている。一発一発を全力で対処しなければ、瞬く間に押し潰される超火力。

「死者を穿つ礫は天地に広く降り注げ」
 オブリビオンへと奔る|雨あられのように銃弾《ゴーストジェノサイダー》、その名前に相応の破壊力を猛然と発揮している。たった一撃でも装甲が消し飛ぶというのに、それが一秒に数百もの数が放たれるのだから戦いの趨勢は自明というべきだろう。
 実力が隔絶しすぎている。春霞のユーベルコードが凄まじいだけでなく、猟兵としても技量も完成の域に達しているから届かない。まさにすべてが完全無欠だった。あればあるほどいいと言わんばかりに、悠然と猟兵は戦場に君臨し続ける。

成功 🔵​🔵​🔴​

納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから8年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!

あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ

商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません

あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします



「廃液から現れるオブリビオンなんて、とんでもないホラーですわね!」
 納花・ピンチン(ブギーモンスターの勇者・f31878)は自分の容姿を棚に上げながらも、骸の海のダンクルオルテウスに|おしおき《・・・・》をするために、可愛らしくデコレーションをした殺戮刃物を構えては敵手に奔る。

「よく見ると何だかサメっぽさもあるやんけ、どんだけ属性を盛ってるんやっ!」
 ぼやきながらオブリビオンの颶風の如き勢いで繰り出された尾っぽを絡めていなし、手首の返しでそのまま鋭く、敵手の体躯を斬り裂いた。受ける側からすればまるで刀剣がすり抜けたように錯覚しただろう。技法に目を白黒させるオブリビオンに対し、更なる連撃へと繋ぐ。
「――こほん、外連味が過ぎては胸焼けがしてしまいますわ」
 それだけで面白いほどたじろぐオブリビオン、その隙に生じた遅滞に、迷わず追撃を叩き込んだ。間一髪で防がれたものの、渾身の衝撃は骸の海のダンクルオルテウスの長身を大きく吹き飛ばすことに成功する。

成功 🔵​🔵​🔴​

数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。



「さーて、ちょっとアタシの射線から離れな、デカいのぶっ放すよ!」
 ユーベルコード:|多層重砲展開《マルチプル・オーバーロード》の解放と同時に凄まじい電力が充電されていく数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)のブラスターガン。
 あっという間に|堤防は決壊した《最大チャージ》と同時に、骸の海のダンクルオルテウスへと奔る――ダムに無数の孔を穿ったように氾濫するBS-A(JD)マルチプルブラスターから繰り出された波濤の大瀑布、戦闘空間すべてに溢れる廃液の毒素ごと、マルチプル・オーバーロードの煌めきが飲みこんだ。

「動かない的になるんなら、やりたい放題させて貰うよ」
 ――重ねて敵手へと大波濤が押し寄せた。撃って撃って撃ちまくられる。狙いは必中、威力も必殺だ。数、質ともに十分な飽和攻撃、これを躱し切れるはずもなく。オブリビオンは多少なりともそのダメージを軽減することに手一杯。こうして与えた致命を証左するように、オブリビオンの体躯は目に見えて皹だらけになっていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

レイン・ファリエル(サポート)
『さぁ、貴方の本気を見せて下さい』
 人間のサイキッカー×ダークヒーローの女の子です。
 普段の口調は「クールで丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、機嫌が悪いと「無口(私、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は落ち着いてクールな感じのミステリアスな少女です。
人と話すのも好きなので、様々なアドリブ会話描写も歓迎です。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「|太古の精霊たち《エレメンタル・ファントム》よ、その身に秘めた多大なる魔力をオブリビオンへと放ちなさい」
 レイン・ファリエル(クールビューティー・f17014)が顕現させたのは、膨大な魔力をもつ魔術師の霊たちだ。ユーベルコードによって顕現した彼らの多様な属性の魔法、それらは一瞬の詠唱で高められた魔力が巨大魔法陣へと結合し星の光の如き破壊となって骸の海のダンクルオルテウスへと迸る。

「生まれに罪は無くとも、あなたがオブリビオンだというのならば――全力をもって相手をするだけです」
 |太古の精霊たち《エレメンタル・ファントム》たちに、斃すべき障害と定められたオブリビオンは、身じろぎ一つなく圧倒的な暴力に飲み込まれ、怒涛の光輝に押し流される。
 結果として、極限にまで増幅された巨大な魔方陣が生み出す猛威は、形容に多言を要さなかった。子供の描いた絵物語が如く、ひたすらに圧倒的な魔法を見せつけながら、オブリビオンを断頭台へと追い詰めたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ティエン・ファン(サポート)
シルバーレイン出身の除霊建築士です。
モットーは「明るく楽しく元気よく」で、自分にできることがあるならば、できる限りを尽くそうとします。
通常は【道術】【竜脈使い】【仙術】の技能を主に駆使して問題解決に取り組みます。
戦闘時は主武器のT定規と副武器の浄銭貫を用いて、近距離戦も遠距離戦もこなします。
キャバリアが必要な場面、若しくは有効な場面では、『蚩尤』を使用します。
『蚩尤』は普段イグニッションカードに収納しています。
ユーベルコードは『蚩尤』搭乗時は”蚩尤”とついたものを、そうでないときはそれ以外のものを状況に応じて使用します。

以上を基本として、シナリオに合わせて思うままに動かして頂ければと思います。



「――展開《イグニッション》! いくよ、蚩尤。オブリビオンを打ち倒そう」
 ティエン・ファン(除霊建築学フィールドワーカー・f36098)はイグニッションカードを展開し、キャバリアへと即座に騎乗をしたと同時にユーベルコードを解き放つ。
「リミッター解除! あとはトドメを刺すだけ。全力を叩き込むよ」
 蚩尤のグラビティコントローラーからリミッター解除による余波で生まれた超重力場の展開は、骸の海のダンクルオルテウスの体躯を大地へ縛った。

 |超重力《・・・》、それは如何なる巨獣であろうとも拘束し得る究極の枷。効果範囲内に踏み入った者の重量を何十倍にも増幅させ、地面へと這い蹲らせる重力場の展開は身動きを封じるという点において絶大だ。不可視の鎖はあらゆる敵手を捉え、縫い付け、へし折れるまで縛り付ける。

 恐るべきはあくまで逸れは余波、ユーベルコードの本領は――キャベリアのリミッター解除にこそある。
 オブリビオンは地面に縛り付けられ、その反面。ティエンの出力は天井知らずに向上していく。こうして生まれた隔絶した彼我の力量差。故に――悠々と蚩尤の拳が獲物の真芯を貫いた。
 骸の海のダンクルオルテウスの心臓が物理的に握られる。これが妥当な結果というものだろう。既に絶命しているだろうが、肉体だけが死に気付いていないかのようにビクビクと動き続ける。やがてその痙攣すらも終わると、周囲には静寂が訪れた。



 廃液槽の中から生まれた猛毒を帯びた夥しい数の災魔たちも、猟兵たちの活躍により無事すべて撃退された。
 こうして大いなる危機は回避され、アルダワ魔法学園で蒸気機関の廃液問題もまた解決に一歩近づいていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年09月10日


挿絵イラスト