4
浮島で屋台散策を

#ブルーアルカディア #お祭り2022 #夏休み

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#ブルーアルカディア
🔒
#お祭り2022
🔒
#夏休み


0




「水着コンテストはじまったね! 皆楽しんでる?」

 そう声をかけたミーシャ・フェイ(光のマジックナイト(自称)・f36917)も水着姿で全身から「|コンテスト《お祭り》満喫してます!」という雰囲気だ。

「近くの浮島で、コンテストの噂を聞きつけた人たちが屋台村みたいなの作ってるんだって」

 なにやらイベントごとがあるぞと察知した商魂たくましい一団が集まってきているとのこと。浮島自体はそこまで広い浮島ではなく、一回りするくらいは余裕でできる広さらしい。ただ、飛空艇自体が屋台の仕様になっているような艇もあるようで店舗数は浮島のサイズからイメージできるよりも多く立ち並んでいる。

「そのおかげで、皆がイメージするような食べものは一通りあるっぽいかな」

 食べ歩けるような食べ物が多いので、それを片手に散策しながら楽しむのも一つだが、誰がどう手配したのか小さなステージのようなものもあるとのこと。

「場所柄とかも考えると、今からお客さんで行くのは猟兵ばっかりになるだろうから……ステージでアピールしたらコンテンストの宣伝にもなっちゃったりするんじゃないかな?」

 ミーシャは手元の板状の――人によってはスマホのようにも見えるグリモアを見ながら言う。

「お祭りは期間限定だからね。楽しまないと損だよ!」

 ミーシャの言葉に誰ともなく猟兵達は頷く。
 その通り。祭りも時間も有限なのだ。折角のイベント、目いっぱい羽根を伸ばそうじゃないか。


白神 みや
 お世話になっております、白神です。
 水着コンテストということで、ノリノリなミーシャより即席?屋台村へのご案内です。

●今回のプレイングボーナス
 水着の着用。

●①屋台村~食べ歩き
 屋台の仕様の飛空艇はいわゆるキッチンカー的なアレをイメージしてください。お酒にあうものもそうでないものも揃っている感じです。(食べたいものの提案もあると白神は喜びます)

●②散策
 浮島からの景色を散策したりしながら楽しむことが出来ます。屋台で買ったものを手にというのもあり。(リプレイでは買った後からの描写となります)

●③イベント広場
 誰も何もしてなければ流しのアーティストが歌ったり踊ったり演奏したりしてますが、飛び込みステージで猟兵のみなさんが歌ったり踊ったりするのは大歓迎です。

●受付
 公開されるタイミングとスケジュールの関係で、受付はコンテスト期間が開けてからになります。(リプレイ自体はコンテスト期間中のイメージで執筆する予定です)
 極力全員お受けする方針ですが、場合によっては再送もしくはごめんなさいする可能性もあります。
 再送するに至った場合も、グリモアエフェクト集計期間中に終わらせる予定です。

 また食べ歩きを楽しむか、散策を楽しむか、イベント広場に乱入するかどれかに重点をおいてください。(冒頭に上記①~③を記載いただけると節約になるかと。)

●そのほか
 お誘い頂ければ我が家のミーシャもお付き合いしますが、何もなければ食べ歩きか散策辺りを満喫してるんじゃないでしょうか。

 マスターページもご一読お願いします。
31




第1章 日常 『触れてみよう、その島の特産品』

POW   :    特産品の手作り体験に挑戦してみる

SPD   :    特産品を市場などで買ってみる

WIZ   :    特産品をより詳しく調べてみる

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ジャスパー・ジャンブルジョルト

いろんな屋台があるが、今回は焼きそばに狙いを絞るぜ。
さて、どの屋台の焼きそばを食べようかなー? ……なーんて迷ったりするのは素人よ。『焼きそば界の貴公子』と呼ばれた(呼ばれてない)俺は迷うことなくすべての焼きそば屋台に突撃するのどぅわー!
行くぜ、ジンクス!
まずは一軒目。うん、ソースが濃厚で美味い!
二軒目。具が多めで美味い!
三軒目。えーっと……とにかく美味い!
(と、屋台を一軒一軒巡って雑なコメントを残していく)

ミーシャに会ったら、お勧めの店を教えてやろう。
「あの屋台とその屋台とこの屋台(その時点で自分が巡った屋台すべて)の焼きそばが絶品だったぜ」


※煮るな焼くなとご自由に扱ってください



●島に広がる屋台村
「確かにいろんな屋台があるな」

 ジャスパー・ジャンブルジョルト(JJ・f08532)はお供のジンクスを連れて屋台村を見渡す。

「よし、今回は焼きそばに狙いを絞るぜ」

 数多ある屋台の中から1ジャンルに絞って挑む決意を固めるジャスパー。ジャンルを絞ったからにはどこから選ぶかと選ぶのは屋台巡りの素人。

「行くぜ、ジンクス! 『焼きそば界の貴公子』と呼ばれたこの俺についてこい!」

 そう意気揚々と駆け出すジャスパーの肩で、ジンクスが「お前、そんな呼ばれ方してた事あったか?」と、呆れたように首を傾げた。



「よし! 焼きそば1つ!」
「あいよ! ウチの焼きそばは絶品だよ!」

 先ずは一軒目。鉄板の上から持ち歩き可能な器に盛られた熱々の焼きそばが渡される。

「うん、ソースが濃厚で美味い!」

 やや辛めで濃厚なソースが麺や野菜と絡んで絶妙なバランスをとっている。傍らに添えられた紅ショウガも良いアクセント。お裾分けをもらったジンクスも満足げな顔で頷いている。
 その後も二軒目三軒目と巡って、若干大味な――雑ともいえるかもしれないコメントを残してジャスパーは焼きそばを置いてる屋台だけをピンポイントで巡っていく。



「よお、ミーシャ!」
「あ、やっほー! 楽しんでる?」

 そうこう巡っていると、自分達を浮島へ案内してくれた猫耳少女の姿が。

「おうよ! お陰で美味い焼きそば三昧だぜ。お勧めの屋台はだな……」

 お勧めの屋台を店ごとの大味感想も一緒に添えて語りだすジャスパー。だが、それは回ってきた焼きそばを扱う屋台のほぼ全て。

「よし、俺はまた次の焼きそばを堪能してくるぜ!」

 矢継ぎ早に語られた焼きそば感想に圧倒されているミーシャを置いて、意気揚々とジャスパーは再び焼きそば屋台をめぐる旅に繰り出していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

キアラ・ドルチェ


水着大会用の水着着て、時人さん(f35294)と食べ歩き
…しかし実はこれは食べ歩きに見せかけた「どっちが甘味沢山食べられるか競争」なのですっ!
時人さんに負けませーん!

とりあえずスイーツの店見かけたら時人さん引っ張ってってもぐもぐ!
「このプリンめちゃうまですねー!」「パンケーキ美味し♪」「パフェさいこー!」
むふ、時人さんと同じ量食べられてます、好勝負っ♪

…んー、でもそろそろお腹一杯かも…って、時人さんまだいけるのっ!?
えっ、私もまだまだいけます…よ?(うぷっ

で、でも水着姿でおなかぽっこりは、女子的にちょっとなので、今日はこの位で…そーです、イーブンです引き分けですっ(負けてないもん、と強がり


葛城・時人
キアラ(f11090)と①で

キアラにスイーツ食べ比べしましょって言われて
俺は水着ナシだけど、引っ張られて此処に来て…

すっごい屋台沢山だ、ワクワクする!
お菓子と言えばスイーツと言えば俺だし…
「え?食べ比べじゃなくて勝負!?」
そいやそういう話してたっけ

よーし
銀誓館時代から戦争中だろうがなんだろうが
甘党でならした俺が
「受けて立つ!」

キアラすっごい張り切ってる。かわいいなぁ
この子ホントはまだ4つとかだしね
ちゃんとエスコートしつつ

でも勝負は大人げなく
むしろ俺は普通に食べてるだけだけど…あらら
この辺りで打ち止めかな?

「解ってるよーイーブンだね。また今度やろっか」
すごく楽しんでるみたいだし、次もまた来ようね



●スペシャルクレープ~プリンアラモードを添えて

「『焼きそば界の貴公子』だそうですよ、時人さん。
 と、いうことは、私たちは『甘味界の貴公子』決定戦ってところでしょうかっ」

 駆け出していくケットシーの姿を見送る形になったのは、涼やかな青い民族衣装の柄の薄手のワンピースをセパレートの水着の上から纏うキアラ・ドルチェ(ネミの白魔女・f11090)と、何時もよりは夏らしい印象の私服姿の葛城・時人(光望護花・f35294)。

「すっごい屋台沢山だ……え? 食べ比べじゃなくて勝負!? いや、女の子は貴公子っていうよりも小公女とかじゃないかな……」

 そう。水着コンテストの参加者と私服のままなその付添……のように見えるこの二人、「どっちが甘味沢山食べられるか競争」を繰り広げにやってきたのだ。銀誓館時代から戦争中だろうがなんだろうが時節を問わず甘党でならした時人に、彼と旧知の母からその雄姿?を伝え聞いていたキアラが挑んだ勝負。若干見当違いのツッコミを入れつつも。

「でも、挑まれたからには受けて立つよ、キアラ」
「時人さんに負けませーん!」

 元気にそう言うキアラに手を引かれる形で、二人も屋台村へと繰り出していく。



「さあ、先ずは1つ目!」

 乗り込んだのはクレープの屋台。お勧めのを一つづつ! と、オーダーして出てきたのは、プリンアラモードもかくやというようなクレープ。初手からラスボスがきてしまったのではないか、という甘味マシマシの1品。

「……すごいですね」
「うん、これは予想外だ……」

 ラスボスのような威容を前に息を飲む二人。とはいえ、この量自体は二人とも許容量の範囲。まずはクレープの上に乗ったプリンをスプーンに乗せて、一口。

「……! このプリンめちゃうまですねー!」

 目を輝かせて無邪気に笑うキアラに、つられるように時人も笑う。確かにプリンも添えられた色とりどりのフルーツも、それらを飾るクリームも絶品。あっという間に食べきった二人は次のスイーツ屋台へと向かっていく。



「ふー。そろそろお腹一杯かも……」

 と、お腹をさするキアラ。しかし、その傍らの時人はというと、ワッフルを手にしていたりする。しかも、ちゃんと二人分。そう、これは甘味フードファイトなのだ。

(……って、時人さんまだいけるのっ!?)

 ここまで時人の健啖っぷりについてきたキアラも流石に驚きを隠せない。とはいえ、既に常人から見ると結構な量を食しているので、キアラの健啖っぷりも相当である。

「……キアラ、大丈夫?」

 そんなキアラの表情に、気遣わしげに覗き込む時人とはといえば、まだまだ余裕があるように見える。実際彼自身は普段と変わらない感覚だったりする。

「えっ、私もまだまだいけます……よ?
 で、でも水着姿でおなかぽっこりは、女子的にちょっとなので、今日はこの位で……そーです、イーブンです。引き分けですっ」

 乙女のプライドが、フードファイターのプライドに勝った瞬間だった。でも、負けてはいないのだ。だって、引き分けだもの。

「解ってるよ、イーブンだね」

 ちょっと大人げ無かったかな等と思いつつ、時人はキアラに笑いかけた。

「また今度やろっか」
「はいっ! 次は勝ちますよっ」

 再戦の約束を交わし、二人は笑いあった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

赤嶺・愛

アドリブや絡み歓迎

■心情
浮島での屋台村かぁ、とても賑わいそうだよね。
私も折角今年は水着を用意してきたんだから、思いっきり楽しみたいな。

■行動
愛夏の装い(水着)を着用して参加するね。
色々な飛空艇を見て回って、面白そうな屋台が無いか探してみるよ。
「わぁ、色んな出店が出て回っているんだね、目移りしちゃうなぁ」
夏と言えば、やっぱりかき氷だよね。
そんな訳で、私はかき氷を頂く事にするよ。
「かき氷一つお願いするね、シロップはイチゴで!」

そのままかき氷を食べ歩きしながら、浮島を回ってみるよ。
「皆の着ている水着も色んな種類があって、見ているだけでも楽しいな♪」



●愛の色の冷菓
「予想通りとっても賑わってるみたいね」

 赤嶺・愛(愛を広める騎士・f08508)は、駆け出していく背中たちを見送りながら、居並ぶ屋台を見回す。折角ならと思い切ってコンテストにエントリーする為にあつらえた水着は、ピンク色のハートがワンポイントにあしらわれたセパレート。肩口にあしらわれたフリルが可愛らしさを引き立て、水着よりも淡い色あいの花柄のロングパレオが大人びたイメージを与える。その名も、愛夏の装い。

「色んな出店が出て回っているから、目移りしちゃうなぁ」

 パレオをひらりとひらめかせ、屋台の並ぶ中を見回る愛。

(んー。やっぱり、夏と言えば、やっぱりかき氷だよね。)

 目移りする中で足を止めたのは、かき氷の屋台。

「かき氷一つお願いするね、シロップはイチゴで!」
「はいよ! ちょっとまっててくれよ!」

 そうして愛に渡されたのは白い氷にイチゴの果肉が残ったシロップがたっぷりかかったかき氷。見つめる間にも、夏の陽気と祭りの熱気でどんどん溶けてしまいそうで。早々に食べだせば、綺麗な水から作られたとわかるひやりとした氷と、イチゴの風味が調和して、身体を中から冷やしてくれる。

「やっぱり暑いときはこれだよね!」

 満足げにかき氷を口にしながら、浮島を巡る愛。祭りのにぎやかさだけでなく、自分を含めたコンテスト参加者たちの水着姿も華やかで、ついつい浮足立ってくる。

「皆の着ている水着も色んな種類があって、見ているだけでも楽しいな♪」

大成功 🔵​🔵​🔵​

シリルーン・アーンスランド
夫の陸井(f35296)さまと②へ

ここは浮島…平和の催しにて心が浮き立ちますわ

ミーシャさまにご挨拶
「おかげさまにて、かく麗しき世界へ参らせて頂け
ましたこと有難く存じます」

お買い物あと、わたくしは日傘一つに
陸井さまは沢山のお品をお持ちに
「陸井さま、荷ならわたくしも…」
申しても素敵な笑顔でいなされ持たせて頂けませぬ
何時も思うのですが陸井さまは割と過保護で
らっしゃいませんこと…?

散策し景色を楽しみそろそろ召し上が…!?
ま、まぁ!皆様おいでの中でそのような…

顔が赤らむ間に日傘は陸井さまのお手に
赤い顔のままお望みのまま、お食事を
お口へお運びし、嬉し気なお顔に見とれて

はい…わたくしとても幸せにございます…


凶月・陸井
妻のシリル(f35374)と一緒に②へ

今居る島が浮いている事と屋台が飛空艇で
浮かんでる事以外は本当に当たり前のお祭り屋台だ
ミーシャさんに軽く挨拶したら屋台を回ろう
「ミーシャさんはありがとうな。色々楽しんでくるよ」

軽く散策する為にも、買った物は俺が持とう
愛する妻が景色を楽しめるように
「ふふ、シリルは気にしないで良いんだぞ?」

景色を楽しんで小腹がすいてきたらシリルに頼もうかな
「俺は荷物で手塞がってるし…日傘も俺が持っておくしね」
恥ずかしがって怒られるかもしれないけど
肩を抱くようにして寄り添って、預かった日傘を後ろ側に回して
「ほら、これなら誰も見れない」

たまには、愛しい妻とのんびりと



●浮きたつ平和の催しで
 凶月・陸井(我護る故に我在り・f35296)とシリルーン・アーンスランド(最強笑顔の護り風・f35374)は、転送を担ったミーシャに向けて挨拶をした後、浮島の景色を堪能しに足を向ける。空に浮かぶ島と、それを取り巻く雲海という光景は、彼等の目には珍しく、今回楽しみにしていたものでもある。

「……あの、陸井さま、荷ならわたくしも……」

 シリルーンがどことなく申し訳なさそうに陸井に声をかける。と、いうのも、現在のシリルーンは日傘を持つのみ。代わりに陸井が屋台村で買ったあれこれを抱えているという状況。

「ふふ、シリルは気にしないで良いんだぞ?」

 愛する妻へそう返す陸井の表情は穏やかで自然な笑みを浮かべていて、結局シリルーンはいなされてしまう。

(何時も思うのですが陸井さまは割と過保護でらっしゃいませんこと……?)

 そもそも、愛する旦那様の笑顔は彼女には素敵過ぎるし、そんな彼女の様を見守るのが陸井の楽しみでもある。ならばこそこの夫婦、丁度いいバランスなのだろう。



「陸井さま、このあたりでそろそろ……」
「そうだな、小腹がすいてきたし……シリルに頼もうかな」

 景色のいい、ちょっとした天然の展望広場のようになった場所に来たところで、二人はどちらからともなくそう声をかけた。

「ま、まぁ! 皆様おいでの中でそのような……!?」

 陸井がさらりとしてきた提案にシリルーンの頬が紅に染まる。

「俺は荷物で手塞がってるからね」
「私とて日傘が……っ」

 屋台村のあれこれを抱えた陸井にシリルーンが異を唱えるが、陸井は更にシリルーンの手から日傘を器用に奪い取って。

「日傘も俺が持っておくしね」
「……仕方ありませんわね」

 手がふさがってると言いつつさらに荷を増やしてまでの欲求にシリルーンも観念し、屋台村で買った食事の箱の一つを選び、ひとつ、陸井の口へと運ぶ。ひとつ、ふたつと口へ運んだり、自分で食したり。そんな合間に陸井はすっと身体を寄せて肩を抱き。

「ほら、これなら誰も見れない」

 シリルーンの日傘を人通りのある後方へ器用に回した陸井は愛する妻へ顔を寄せる。その嬉しそうな笑みにシリルーンは思わず見とれて。

「わたくしとても幸せにございます……」

 日傘の影での二人は、夫婦の秘密。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
※今年の水着で参加/②

ミーシャさん、良かったらご一緒しませんか
お話初めてだったよね
今回は素敵な誘いのお知らせありがとうございました

折角だから散策したいね
屋台…キッチンカーなら甘味もあったりするかな?
クレープとか(少食だけど甘いもの大好き)
それと飲み物としてアイスミルクティーを買って

実は僕、この世界にはまだあんまり来たこと無いんだよね
島が浮いてるってなんだか不思議な感じ
僕も空は飛べるけど、流石に自力でこんなに高所に来ること無いからなぁ

ね、絶景を楽しむならどの辺りがおすすめスポットだと思う?
折角だから広場の音楽が微かにでも聞こえる所だと最高だよね
味と景色と音と、一気に全部楽しめる
贅沢だと思わない?



●夏の絶景は贅沢に
「ミーシャさん、良かったらご一緒しませんか」

 栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は、ミーシャに向かってそう声をかけた。

「うん、そうね。折角だし、一緒にいこっか」

 ミーシャがそう頷き返すと、澪は嬉しそうに笑みを浮かべる。

「お話初めてだったよね。今回は素敵な誘いのお知らせありがとうございました」
「まだお話したことある人、けっこー少ないからね。 ご案内は、折角だったからね。こっちこそありがとね」

 白いドレスのような可愛らしい水着の澪と、青い水着のミーシャが連れ立って歩きだす。屋台村を通り抜ける間に、散策のお供――フルーツが盛りだくさんのクレープと一緒にアイスミルクティーを買うのも忘れずに。



 雲海が一望できる場所に出てきた二人。翼もつオラトリオ故に空を飛ぶことができる澪でも、この高さに来ることは無いのだとか。

「この世界にはまだあんまり来たこと無いんだけど、島が浮いてるってなんだか不思議な感じだよね」
「いわれてみるとそうかも……?」

 なんとなくそういうもんなんだーってカンジでみてたのよねと続けて、ミーシャは笑う。

「ね、絶景を楽しむならどの辺りがおすすめスポットだと思う?」

 澪の問いかけにミーシャは考えをめぐらせて、幾つか案を出す。

「うん、確かにそういうのもいいけど。
 折角だから広場の音楽が微かにでも聞こえる所だと最高だよね。味と景色と音と、一気に全部楽しめたら、贅沢だと思わない?」

 |歌い手《シンフォニア》でもある澪は、ステージもちょっと気になる様子。

「よし、良いところ、探しにいこうか!」

 二人は笑いさざめきながら駆けだしていく。
 お祭りは後半に差し掛かろうとしているが、夏はまだまだ盛り。今はただただ楽しんで、祭りを満喫しよう。猟兵達にも、夏休みは大切なのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年08月07日


挿絵イラスト