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人気の裏には稀にある話

#UDCアース

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#UDCアース


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●ブリーフィング
「よォ、ご同輩。ブラニ・アカバだ。来てくれて感謝するゼ」
 そう言ったのは、ウォーマシンのブラニ・アカバ(自称人間の壊れた兵器・f12349)だった。ケラケラと笑い声をあげながらの言葉だが、果たしてどのような仕組みでそんな笑い方をしているのか。疑問に思う猟兵もいるなか、ブラニ自身は気にする事なく、自身が他の猟兵を呼び出した理由について口を開く。
「端的に言ってしまえばいつも事件って事サ。場所はUDCアースの日本。某県某市。市内にある事務所にいる政治家が、どうやら邪教と関係があるらしいゼ」
「まず、この政治家ってのが怪しすぎるわけだ。女性政治家で、人気なんだとヨ。いやまア、純粋に人気で投票一位になる可能性もないわけじゃアないが、現代日本において、政治家がアイドル的人気で勝利する、なんてのはまり例を見ないゼ」
 実際問題、良くも悪くも現代日本においては「信頼できそう」かどうかが選挙の投票結果に反映されやすい。高齢化も進んだ現状では、自身と考えの近い同年代――そう、高齢の政治家こそが、人気での当選を勝ち得る事が多いのだ。
 だが、この女性政治家は若く、「信頼できるか」と言われれば、よっぽどその性格を観察し、それが類い稀な人柄の良さなどがない限り、信頼できるか、という問題をクリアできないのだ。
 故に、人気急上昇で怪しげな女性政治家について、調べてシロクロはっきりさせるのも猟兵の役割というもの。そして、仮にクロだったのなら倒す事こそが、猟兵の役割だ。
「とにカク、だ。面倒かもしれねェが、どうか頼むゼ、ご同輩、こういう手合いに騙されて痛い目に見るのは決まって弱者ってもンだからな。猟兵して、守ろうじゃないか」


暁文空
 どうも、7作目のシナリオとなります。初めましての方は初めまして。そうでない方は今度も宜しくお願い致します。暁 文空(アカツキ フミアキ)です。

 さて。今回のシナリオは、第1章:冒険(邪教徒と繋がる悪徳政治家を暴け) , 第2章:集団戦闘 , 第3章:ボス戦 という構成となっております。
 まずは問題の女性政治家について調べ(第1章)、ボロが出たら取り巻き戦(第2章)、取り巻きがいなくなるor大幅に数を減らしたら、ボス戦、といったところです。

 一応、プレイングについてですが、特定の他者との連携の場合は、その方のキャラ名とID、旅団単位であれば旅団名を最初に明記して頂きますようお願い致します。逆に連携NGの場合も冒頭に記載して頂けますよう、お願い致します。
 また、明確に技能を使用する場合は、本文中に明記して頂けると、助かります。

 それでは、今回もどうか、お付き合いの程、宜しくお願い致します。
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第1章 冒険 『邪教徒と繋がる悪徳政治家を暴け』

POW   :    力尽くや張り込みで証拠を集める

SPD   :    忍び込んだり聞き込みで証拠を集める

WIZ   :    本人や関係者を誘惑したり取引で交渉する

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

緋薙・冬香
人気があるのはいいことだと思うけども
まあ、アイドル的人気で当選した政治家なんて目も当てられないのは想像に難くないわねえ

さて、こういう時は真正面からいきましょうか
変装してから、歌唱を応用したウグイス嬢なんて役はいかがかしら?
モグラ女子として実力をいかんなく発揮しましょう

忍び込めたら関係者から攻めましょう、男の方がいいわね
何故なら誘惑をふんだんに使って攻めるから♪
イヤらしいことはさせないけどね、スキャンダルになるし
ま、でも?触る程度なら取引材料になるかしら?

直球で聞いてもはぐらかされるかもだし
最近その政治家に変わった習慣や要望が増えてないかを確認しましょうか
そこがきっと次につながるポイントよ



●関係者に話を聞いてみた
 UDCアース某県某市、とある女性政治家の事務所の前に、緋薙・冬香(針入り水晶・f05538)の姿はあった。だが、冬香自身は冬香そのものではなく、変装しアナウンサー(俗に言うウグイス嬢)としてそこにいた。モデルないしグラビアアイドルとしての素質がある彼女だが、それよりは事務所に溶け込みやすい姿を選択した、という事だった。
 ――そもそも、アイドル的人気で当選した政治家なんて目も当てられないのは想像に難くないわねえ。
 そんな事を内心呟きながら、事務所へと入る。選挙演説に於けるアナウンサーの役割を買って出る、というカバーストーリーを元に事務員と話をする。勿論、クロであった場合はそもそも仕事として成立しない上に、シロだったとしても冬香が猟兵である以上、採用されても勤められる訳ではないが、自然と関係者に話を聞ける体制になったのだ。
「ところで、最近変な事とかないですかぁ?」
 男性の事務員にそう尋ねる。甘えるような、それでいて蕩けるような声に、男性の事務員も顔を赤らめる。そして、暫く駆け引きを続けると「まあ、いいか」と男性が根負けし、口を開く。
「最近、なんか電話の回数が増えた気がしますね。いや、選挙前だとか、当選後だと付き合いもあるでしょうから、電話が増えるのは当然でしょうけども――だとしても、なんか雰囲気が変だった気がするんですよね……。あ、でも内密にしてもらえません? なんか、その事を聞こうとするとあの人少し気分悪くなるみたいで」
 へぇ、と相槌を打つが、物の見事に真っ黒な感じはするが、まだ証拠というものはない。もう少し、深く掘り下げてみる必要があるようだ。
「あと、他になにかったりします?」
「うーん……ああ、そう言えば結構外出や外食も増えましたね。これもまあ、付き合いの都合もあるんでしょうけども」
 確かに、根回しだとかジバン・カンバン・カバンなんてものも大事ではある。故に、付き合いというのは重要なのである。しかしながら、それを考えても関係者は首を傾げていた。
「ああ、あと今日、●●先生(調査対象)はその方と会う予定があるらしい、ですね」
 本当はその行為も宜しくはないのだが、オブリビオンの調査のためだ。それとなく誘惑した結果、職員がつい口を滑らせたのだ。
「今日は、△△駅で待ち合わせのようですね」
 具体的な情報が出たところで、それとなく冬香は他の猟兵にも情報を共有する。まだまだ調査は序盤だが、この一歩一歩には無駄なものは何もないのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウィンディ・アストレイ
ボクの記録と記憶にある限り…『アイドル政治家』という手合いには
碌な政治能力を備えた人が、居た感は無いんですよね
偏見かも知れませんが…予知に触れたなれば、探るのも猟兵の仕事です

【SPD】議員の外出日や深夜祝日など、事務所から人が居なくなる時を図り
セキュリティの類に細工や偽装をして事務所に侵入
議員のPC、特に議員専用のセキュリティのかかったファイルをこじ開け
可能なら内容をコピー、不可ならサイバーアイで撮影します
(ハッキング&メカニック&破壊工作&罠使い&時間稼ぎ&撮影)

侵入がバレていた時の為、念を入れて事務所を張り込み
議員の挙動を他の猟兵に通知します
(視力&情報収集)

※アドリブ&他猟兵との絡み歓迎



●怪しげな人物の浮上
 別の角度から、議員について調査する猟兵もいた。事務所が無人となった頃合に、こっそりと事務所へと近づく影が一つ。ウィンディ・アストレイ(W-ASTRAY・f09020)は、無人の事務所へと立ち入り、何かの情報が得られないかと考えていた。
 ――ボクの記録と記憶にある限り……『アイドル政治家』という手合いには、碌な政治能力を備えた人が、居た感は無いんですよね……。
 そう内心で呟きながら、ささっと事務所への侵入を果たす。サイボーグとして機械仕掛けの身体を持ち、機械知識も豊富なウィンディにとって、事務所の施錠をあっさりと解除する事など容易であった。そして、そのまま議員が使っていたと思われるPCの前に陣取る。ここまで、何の警報もない。すんなり行き過ぎているため、ウィンディは周囲を警戒するが、やはり何もない。とりあえず、そのまま議員のPCのロックを解除し、情報を取り出すと決めた。
 議員PCのログイン、そして専用ファイルのパスワードなど、あらゆる情報を突破するのはウィンディにとっては容易であった。そして、手に入った情報はその内容を手持ちの記憶媒体へとコピー。このまま、難なく脱出に至る。手早く作業を行った事もあり、侵入者の痕跡も残さずに済んだようだった。
 ウィンディは事務所から少し離れた場所で、手に入れた情報の解析を行った。ただし、確定的な情報はなかった。まあ、当然ながら警戒していた場合は直接的な表現をする筈もなく、何らかの隠語を使っていると考えられる。だが、それを解析するのは骨が折れそうであった。
「……これは……」
 だが、確かな情報はある。特定の人物と、△△駅で待ち合わせをしている事が多いのだ。その特定の人物の素性については、情報は残されていなかったが、これについてもウィンディは調査する。すると、この人物は邪教関係の施設への出入りがその近辺の監視カメラで目撃された事がある、人類防衛組織UDCがマークしている者だった。
 調査を終えたウィンディはこの情報を他の猟兵や、人類防衛組織にも共有した。

成功 🔵​🔵​🔴​


●△△駅にはなにもないがあるというほど田舎でもない
 猟兵達の調査により、△△駅で疑惑の議員と疑惑の人物が会う事が明らかとなった。
 しかし、この△△駅――特筆するようなものはないのだ。有名な観光地があるわけでもなければ、人が大勢集まるショッピングモールがあるわけでもない。
 そんな中、駅前にいるのは疑惑の議員。時計を気にする素振りで改札前を見ている。……恐らく、これから疑惑の人物が来るのだろう。
 合流してからを泳がせてから接触してもいいし、あるいは最初に聞いてみるのもありかもしれない。そこは、猟兵達次第、というところだった――。
遠呂智・景明
アドリブ、他の参加者との連携絡み歓迎

【SPD】
どうせなら少し泳がせてみるかね。
周囲の目立たない場所を利用しつつ(地形の利用)出来るだけ近くで身を潜めとくか。
【迷彩】【目立たなさ】を使って隠れて待機。
その場で話が聞ければいいが、仮に2人が動き出したら【忍び足】で尾行する。

可能な限り着いてくが深追いはしなくていいだろ。その代わり、一挙手一投足見逃さねぇように【見切り】つかって観察だけは怠らねぇようにする。

政で権謀術数渦巻くのはいつの時代も変わんねぇんだな。
だが、魔性の力借りてるのは見過ごせねぇ。しっかり見極めさせてもらうか。



●この魚達はよく泳ぐ
 件の議員はある顔を見て、笑みを浮かべる。改札を出た人物――妖艶な長髪の女性に歩み寄り、世間話をしながら駅を後にする。ちらりと議員もその女性も周囲を見渡し、自然な行為でありつつ警戒をしているようだったが――それを観察していた者がいた。
 遠呂智・景明(さむらいおろち・f00220)は周囲からは怪しまれない程度に柱の陰を利用し、何気なく●●議員(調査対象)とそれと同行する人影を尾行する。この段階で接触するという案もない訳ではなかったが、尾行する以上の事はしない。
 ――どうせなら少し泳がせてみるかね。
 このまま二人を動かす事によって、例えば邪教の拠点に辿りつけば、一網打尽の好機。それと同時に、クロ確定と言っても良い。今の段階では景明の耳には何気ない会話しか届いていないため、今のところは尾行するのみにとどまっているのだが――。

「ところで●●。調子はどうなの?」
「えぇ、順調です。今度××議員を連れて行きます」
「なるほど。調子はよさそうね。少しずつ数を此方側を増やしていく事で、より計画は進む。その先鋒が貴女よ。うまくやりなさい」
「はい。お任せ下さい」
 ――小声で、このような会話が耳に届いた。警戒しての小声だったのだろうが、二人の一挙手一投足に目をやり警戒をしていた景明だからこそ、耳に届いたと言って良いものだった。
 そして、××議員と言えば現在UDCアース、日本では若い頃から当選しているベテラン議員であり、政党内の影響力も相当にある●●議員の先輩と言える。それをこの女性の下に連れて行く、という事がどのような意味を持つのか。それは景明にはわからない事だったが、計画の一部という事だけはわかる。
 ――政で権謀術数渦巻くのはいつの時代も変わんねぇんだな。
 声には出さず、そう内心で呟きながら景明は尾行を継続する。件の議員と女性は歩みを止めていない。果たしてその行き先はどこなのか。計画はどのようなものなのか。その調査はまだ終わらない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

結城・蓮
政治家とか為政者というのは、旅芸人にはいい思い出が無いので関わり合いたくはないんだけど。
オブリビオンが関わっているっていうなら話は別かな。

【SPD】
情報は足で稼ぐもの。
有権者に聞き込みをしていこうか。
むしろ子供たちに、親がこの政治家について何か話してたりしないか聞いた方が早いかな?
意外と子供っていうのは耳聡いものだからね。
「失礼、ちょっと聞きたいんだけど。●●議員ってどういう人なのかな」
「●●議員が何で人気があるか、知ってる事ないかな?」

反応が芳しくない人がいたらその人とは速やかに離れよう。
信者とか関わるの面倒だしね。
事務所に忍び込むのも考えたけど、下手したら敵地のど真ん中だし、考え物だよね。



●純粋正直な子供たち
 議員本人が事務所から離れ、ある人物と接触している頃。それでも新たなクロの証拠をつきつけるべく、結城・蓮(チキチータ・マジシャン・REN・f10083)は選挙区をくまなく歩いていた。
 自身のユーベルコード、泡沫の鏡像(エフェメラル・ミラーリング)によって鏡写しの自分自身を召喚し、一人ながら二人掛かりでの情報収集に当たった。――のだが、どうも調子が良くない。
「反応が芳しくない……」
 どうも、不思議な程の支持というよりは信仰心と言える姿勢を見せる有権者が少なからずいたのだ。明らかにおかしい。しかしながら、これだけだとそれくらいの人気がある、の一言で済ませられてしまう。
 そこで、蓮は話を聞く相手を子供に切り替えた。
 案外、子供というのは親の話を聞いていたりするものだ。当然、そればかりではないだろうし、外れの可能性はある。だが、これが可能性としてはありそうだと、蓮は感じたのだ。
「ちょっと、いいかな? ●●議員が何で人気があるか、知ってる事ないかな?」
 ある公園で、子供たちが楽し気遊んでいた。親の姿は今はない。子供から見たら蓮は怪しいのかもしれないが、そこは蓮の話しかけ方が子供の警戒心を解くに至った。
「んー……なんでだろね?」
「でも前はお母さん、この人嫌ってたよー」
「あー、確かに。嫌いって言ってた!」
「と、いう事はこの議員にはお母さんは投票しなかったのかな?」
 選挙の投票したのが誰か、という点については本来秘すべきものである。しかしながら、この子供の親は――。
「それが、●●議員に投票したって言ってた。なんか、素晴らしいとかなんとか」
「仲直りでもしたのかなー」
 蓮は子供たちに礼を言って別れる。決定的な情報ではないが、だとしても不思議な出来事、情報である。この情報を他の猟兵達にも共有し、他にも情報をもらえそうな人物を探しつつ、現状議員がいる場所へにも近づいていくのであった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

藤堂・遼子
あら、こいつ一応与党の政党に属してるのかしら?
なら、好都合ね。知られたら家族にいい顔されないけど、こういう時こそコネの使い時よね。
えぇ、引退した元与党議員で大臣も経験した藤堂元大臣の孫で、現役国会議員の藤堂議員の娘の藤堂遼子として正面から会いに行ってみるわ。
お嬢様らしい言動で●●議員に接触ね。

と、言いましても別に演技ではなく邪教徒に誘拐監禁される以前の私を演じるというか元の言動に戻しているだけなんですけどね。
父からの使いで「本来ならお父様から話しをするべきなのでしょうが、女性の●●議員と会うのはマスコミに騒がれるの嫌って娘の私が代わりに来ました」という名目でお話を持ちかけますね。

アドリブ歓迎



●こうして間抜けは見つかった
 そして、再び●●議員(調査対象)と謎の女性に注目してみれば――其処には、新たな人影が増えていた。
「あの、もしかして●●さんでいらっしゃいますか?」
 その人影こそ、猟兵の藤堂・遼子(狂気を狩る者・f09822)だった。だが、それを●●議員は知る由もない。そして、遼子のこの後名乗った名前に意識が向いてしまう。
「私は藤堂遼子――『あの』藤堂議員の娘、と言えばわかりやすいでしょうか?」
 UDCアースにおいて、それなりの影響力を持つ藤堂議員――既に引退したがかつて大臣も経験した影響力大の藤堂元大臣の息子――は、かなり大きな意味を持つ。
 勿論、将来の総理大臣候補とも言われており、●●議員とそのバック(黒幕)と思しき謎の女性が、政権の掌握だとするならば、藤堂議員を味方にすることはかなり大きい。寧ろ、ゴール地点と言っても良いのかもしれない。
 だからこそ、●●議員は目を大きく見開くし、謎の女性も驚きを隠せない。
「本来ならお父様から話しをするべきなのでしょうが、女性の●●議員と会うのはマスコミに騒がれるの嫌って娘の私が代わりに来ました。少々、お話よろしいでしょうか?」
 その言葉に首を横に振る訳もなかった。怪しくはあるが、流石に●●議員からすれば、藤堂議員という名前の力は絶対的なものだし、その娘の顔も調査済なのだ。そして、それほどまでに影響力を持つ人物を抑える事は、大いに意味がある。
「わかりました。それじゃあ、ちょっと行ったところに丁度良い場所があるので、そこでお話致しましょう」
 そう言って、議員と女性は遼子を連れて行く。遼子が猟兵で、逐次情報をとある機器で共有している以上、敵の本拠地に猟兵を大勢連れて行っている状態なのだが、それに気づく素振りは視えない。

 そうして、気づけば適当なビルディングの中に遼子は入っていた。一部屋一部屋もそれなりに広く、そして人気のない場所。
「それで、お話とはなんでしょう? 藤堂先生の娘さん?」
「ええ、実は――」
 遼子がそう口を開くのと同時に、不穏な影が遼子の背後から迫る。その瞬間に、謎の女性の口元がニヤリ、と歪む。だがしかし――。
「――あなたたちを……とっ捕まえようと思ってねぇ!」
 そう言って、遼子は背後から迫る注射器を力強く叩き落とし、注射器が地面に落ちて割れる。そして、背後にいたのは注射器のほかにはクナイを持つ、正しく忍び――。
「私はオトリなのよ。それに気づかないなんてね」
「く、あなた……!」
「いやまあ、藤堂議員の娘というのは本当。怒られるだろーけど、でも、悪を捕まえる為なら使えるものは使うものなのよ」
 その間に、情報の共有を受けて他の猟兵達もこのビルディングに集結しつつあった。
「さて、証拠はともかくとして――言い逃れはできない状態よね、●●議員とそこのあなたは」
 猟兵の眼は、●●議員とその傍らにいる謎の女性に向けられて――そして、その場には先ほどの忍び達が続々と集結していく。その数は猟兵達の数を遥に上回る。
「……ふん、やってみなさい」
 そう口にしたのは傍らにいた女性。こうして、この任務は第二段階――制圧へと突入するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『風魔衆・下忍』

POW   :    クナイスコール
【ホーミングクナイ】が命中した対象に対し、高威力高命中の【クナイ手裏剣の連射】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    サイバーアイ演算術
【バイザーで読み取った行動予測演算によって】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    居合抜き
【忍者刀】が命中した対象を切断する。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

遠呂智・景明
アドリブ、他の参加者との連携絡み歓迎

尻尾、掴んだぞ。
悪いがテメェらを長々と相手にしてる暇もねぇ。
さっさとぶっ倒してそっちの女に話を聞かせてもらうぞ。

戦闘開始と同時に【風林火陰山雷番外 雷・火】を使用。
指定する対象は敵の放つ武器と敵。

数がいりゃ勝てると思ったか?甘ぇよ。

触れたものを斬り刻む斬撃でまとめてぶった斬る。

敵に近づかれたら【残像】【見切り】【フェイント】を用いて翻弄しつつ二本の刀で【2回攻撃】。

近距離の方が得意でな。飛んで火に入る夏の虫ってやつだ。

こいよ。何人だろうが斬り刻んでやる。


藤堂・遼子
まずは仲間が来るまでの時間稼ぎよ。
とりあえず、忍び達の攻撃を避けながら隙を見て隠し武器のショックワイヤーを義手から●●議員に向けて放つわ。
本当にスタンガンレベルの電撃で●●議員を気絶させて、ワイヤーで縛って盾にするわ。
幾ら替えが効くだろう駒でも此処まで手間暇かけたのだから出来れば切り捨てたくない駒でしょう、●●議員は。なにせ此処で私達を始末できれば問題ないわけだしね?
ついでに藤堂議員の娘の私も捉えて手駒にしたいだろうし、積極的に殺しにはこないでしょうから時間は稼げるでしょ。
敵の攻撃で義肢以外で怪我して血を流せば【流血賛美歌を詠う書】を使って、剣や槍や鎚なんかの凶器を創って反撃よ。

アドリブ歓迎



●第二段階突入
 唐突な忍びの登場。猟兵達はクロだった場合を考え、(種類はともかくとして)伏兵の存在は予測していた。――しかし、●●議員はそうではなかった。
「えっ……一体……?」
「ああ、言ってなかったわね。●●。ちょっと、隠れてなさい」
「ど、どういう事です……!?」
 理解が、追いついていないようだった。誰よりも信頼する者はこの事態に動揺していない。そして見慣れない忍者のようなよくわからない存在がわんさかいる。明らかな動揺。――それを見逃す猟兵ではない。
「――いいや、こっちに来てもらうわ!」
 そう言って、隠し武器のワイヤーを●●議員に向けて射出したのは藤堂・遼子(狂気を狩る者・f09822)だった。そしてワイヤーは電気ショックを与える特別性――●●議員の手に巻き付くと、スタンガンの役割を果たし、あっという間に●●議員の意識を刈り取る。あくまでも気を失わせただけであり、この後の事を考えれば議員は無事である方が有意義なのだ。
 だがしかし、そんな遼子に向けて、忍の手持ちであるクナイが幾本も飛んでくる。それを一つ一つ捌きながら、動かなければならない。どれも楽ではなく、一つ間違えれば倒れるのみ。だが、遼子はそれでも敵の攻撃をかいくぐり、ワイヤーを引き戻す。そして、自身の傍らに●●議員を寄せた。
「――あなた」
「幾ら替えが効くだろう駒でも此処まで手間暇かけたのだから出来れば切り捨てたくない駒でしょう、●●議員は」
 遼子の言葉に、議員の傍らにいた女は唸るしかない。だが行える手段は限られている。忍は再び遼子に襲いかかる。だが、そのタイミングで議員が盾になるような位置取りを遼子が行う。
「――姑息な」
「私達さえ倒せれば、まだまだ議員の利用価値はあるだろうからねえ」
 だが、こうなると利用価値とは言っていられない。また、議員よりも丈夫であるだろう遼子を人質にできればよいのではないか――と女は考えた。また、●●議員と違い、藤堂議員との繋がり。本人の年齢はまだまだ問題だが、繋がりは魅力的。
 ――故に、議員諸共というのを女は決断した。忍達が容赦なく遼子、及び●●議員を巻き込んだ攻撃ができるようになったという事。激しい放火が遼子の動きを止める。だが、いつまでも止められる訳ではない――。
「――悪いがテメェらを長々と相手にしてる暇もねぇ」
 しかし、そんな状況に戦闘に加わったのは、遠呂智・景明(さむらいおろち・f00220)だった。あっという間に景明は刀を抜き放つ。ただの抜刀――そう見えるだろう。だが、違う。彼のユーベルコード――風林火陰山雷番外――は、幾つもの斬撃を周囲へと放ったのだ。
「数がいりゃ勝てると思ったか? 甘ぇよ」
 その声に呼応するかのように、素早く振るった刀は再び斬撃を飛ばしていく。そして、すると足音や物音――味方が到着する気配――が景明の耳に届くのだった――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

クネウス・ウィギンシティ
【全世界サイボーグ連盟で参加】
アドリブ&絡み歓迎

「ビルディング内、室内戦闘ですかね」
「ここは防御に回りますか」

【POW】UC:達人の智慧ベース

●敵 POW&SPD UC弱点指摘
「『バイザー』で行動予測演算を行なっている以上、忍者として下位の能力を『機械(【メカニック】)の力で補っている』と推定されます」

「つまり、『クナイ』も『バイザー』も機械である以上、【ハッキング】出来れば無力化出来るというわけですね」

●戦闘
指摘した弱点を元に、電脳魔術によるハッキング空間を生成。手が空いたら【スナイパー】として狙撃します。

(味方へ)
「休憩エリアを作っておくので、後はお願いします」


河原崎・修羅雪姫
【全世界サイボーグ連盟の皆と参加】(アドリブ・絡み歓迎)

ふぅん、『風魔衆・下忍』ねぇ?
サイバークノイチって感じの外見ね。
でもサイバーアップ度なら、私も負けてないわよぉ!

サイバーアイで情報を集め、【見切り17】&UCで、
クノイチのクナイの射線を読み取り、紙一重で躱す。

「今度は、こっちの番ねぇ!」
【ジャンプ5】で飛び込み、
【鉄塊剣】で【範囲攻撃10】【鎧砕き9】でクノイチを纏めて攻撃。

敵戦力が少なくなったらお楽しみタイム。
【ワイヤーアンカー】【怪力59】【罠使い8】で年若のクノイチを捕らえ、
【誘惑15】でズキュウウウンと【サイバー舌】で喉の奥までディープキス。
親玉の【情報収集10】を試みる。


エレクトゥス・レヴィン
全世界サイボーグ連盟から参加。

「御用改めの時間だオラァ!不当契約のお宅はココか!!」

【SPD重点】

自分のUCで呼び出したロボット生命体を即座に装備。
「クイックドロウ9、カウンター5、フェイント4、2回攻撃3、戦闘知識1、世界知識1」を併用して使い方を把握し、そのうえであえて忍者っぽく振る舞う。
呼び出した対象が忍者っぽければなおよし。

敵のUCによって装備時の行動が予測されたら装備を解除し、上記の技能を引き続き用いてロボット生命体とのコンビネーションアタックしかける。

「進化完了!今のオレはロボット生命体の力を得た忍者だ!予測できるならしてみやがれ!」

絡み、アドリブ歓迎。


リーデ・クインタール
【全世界サイボーグ連盟】の皆さんと参加
アドリブ&絡み、歓迎
へぇ、忍者ですの?でも、斥候、暗殺メインの忍があまり表だって出て来るものではありませんわよ?全く…まぁ、わたくしが指摘することでもありませんし、楽できたとプラス方向に受け取っておきましょうか…
さてと、行きますわよ?近づかれた相手には「ライト」で殴り飛ばして(怪力・鎧砕き)、そうでない敵は「レフト」で射殺ですわ!嗚呼、追加兵装が届いていないことが悔やまれますわ…
予測…狙いを付けずに掃射すればあまり関係ありませんわね!…味方に当たらないようにだけ気を付けませんと…
行きますわよ?覚悟はよろしくて?


ウィンディ・アストレイ
全世界サイボーグ連盟の皆と参加
アドリブ&絡み歓迎

「あまり、好き勝手に動かれると厄介ですね…
それではこちらは、こう参りましょう!」

敵にUC封じやリフレクトが無いのを奇貨として
仲間への集中攻撃やUCでの集団見切りの発動を
『第六感&見切り&戦闘知識』で察知するか
或いは仲間の一斉攻勢のタイミングに併せ
『先制攻撃&見切り&第六感』付【Akashic Shaker】を発動
敵集団の動きを一時的に封じます

「所詮は、足止めに過ぎませんが…
機動性がモノを言う貴女がたには、結構堪えるでしょう?」

足止めの後は、ボクも射撃武器で加勢します
可能ならUC【Rifle Bit】を併せた『一斉発射&援護射撃』で援護です


ホーラ・アイアンアーム
【POW使用】【全世界サイボーグ連盟の皆と参加】【アドリブ、絡み歓迎】
ホーラも変身するのだ。
とりあえず【防具改造】で【空中戦】モードに変形するのだ。
【ジャンプ】と【ダッシュ】で空いてをほんろうしつつ、
【戦闘知識】と【見切り】で攻撃を避けるのだ。
選択UCは「攻撃回数優先」でグレネードランチャーを取り出して【範囲攻撃】でまとめてやっつけるのだ。
近づいてきたら【グラップル】をお見舞いしてあげるのだ。
グレネードランチャーを使うときは、みんなに迷惑にならない様に注意して使うのだ。

サイバー具合なら、ホーラだって負けてないのだ。



●数には数を
 バイザーをつけた忍はまだまだ数がある。それこそ、わらわらと、無限湧きが如く、ビルディング内を覆い尽くすように。幾ら猟兵一人のキルレシオが良かろうと、戦いは数、という事実に変わりはない。多勢に無勢。それが非情な現実というものだ。
 ――であるならば。
 唐突に、建物の壁が轟音を立てて崩れ落ちる。そこには六人の猟兵がいた。
 一人はウィンディ・アストレイ(W-ASTRAY・f09020)。先ほど、●●議員について、事務所にて情報を集め、その上で仲間を連れて此処にやってきたのだ。
「あまり、好き勝手に動かれると厄介ですね……」
 数多く集まった忍を見て、そう口にする。
「ビルディング内、室内戦闘ですかね」
 冷静に状況を分析するのはクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)だ。その眼は戦場を隈なく分析し、ありとあらゆる情報が彼の頭の中にインプットされ、そしてそれが統合されていく。
「サイバークノイチって感じの外見ね。でもサイバーアップ度なら、私も負けてないわよぉ!」
 同じく忍を観察したのは河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)。改造により得た筋肉は強靭。パワー勝負において、忍に負ける事なと、微塵も考えてはいない。――事実、力で負ける要素など、どこにもありはしないのだが。
「御用改めの時間だオラァ!不当契約のお宅はココか!!」
 そう言って入ってきたのはエレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)。そのテンションのまま、「何が出るかは、見てからのお楽しみってな。さあ来い!」と叫び、ユーベルコード製のロボット兵器を召喚する――進化契約・機々械々。それによって、この状況に応じた兵器がこの場に召喚されたのだ。
「へぇ、忍者ですの? でも、斥候、暗殺メインの忍があまり表だって出て来るものではありませんわよ?」
 リーデ・クインタール(王の右・煉鏡騎士・f14086)は忍の様子を見て、落胆の声を漏らす。実際、本来忍者というのは隠密行動、周囲に溶け込むという事が常である。故に、こうやって姿を現す事そのものが、忍者としての強みを消す行為なのだ。
 ――尤も、今この場所が敵にとっての拠点でる事を考慮すれば、猟兵達から守るための防衛戦力としてカウントするのであれば、致し方のない事のようにも思えるが。
「サイバー具合なら、ホーラだって負けてないのだ」
 張り合うように、ホーラ・アイアンアーム(赤い彗星・f13693)も強く宣言した。既に生身である所を数えた方が早い程、ほぼ全身が機械仕掛け。だがそれ故に、その実力は間違いなく猟兵としても高いと言えよう。
 計六人。全員がサイボーグ。『全世界サイボーグ連盟』を名乗る旅団の一員。故に――その六人の動きは、短いやりとりでも統率された動きを見せる。各々が自由に動いたとしても、互いにそれを尊重し、自然とチームワークというものが出来上がるのだ。
「進化完了! 今のオレはロボット生命体の力を得た忍者だ! 予測できるならしてみやがれ!」
 真っ先に戦闘領域中央へと駆けたのはエレクトゥス。突入と同時に準備し、たった今装着したロボット生命体により、忍のような動きを再現する事に至る。素早く、気配を殺した動き。それを活かし、忍の背後に忍び寄る。それにいち早く気づき、その直後の攻撃を忍は回避しようとするが――それは無駄に終わる。
「行きますわよ? 覚悟はよろしくて?」
 エレクトゥスの攻撃に合わせるように、リーデも素早く動き挟み撃ちの形となっていた。回避した先に待ち構えたリーデの右腕が、忍に突き刺さる。
「壊れなさい!」
 彼女のユーベルコード、破城壊腕はその名に負けぬ絶対的な破壊力を持つ右腕による一撃。人型の形状を保つ事無く、無常にも四散。流石に爆発四散――とはいかないまでも、その一撃は他の忍がリーデから距離をとる充分な理由となる。だが、それでも忍がリーデから逃れる事は叶わない。
 右腕ではなく左腕から放たれる怪壊光線が忍達を襲う。咄嗟に忍はクナイを投擲し、それで相殺とはいかなくとも減衰させられれば、というものだったが空しくクナイすら蒸発し、そのまま忍を焼き払う。
 しかし、ここまで派手に暴れまわればリーデを警戒するのは至極当然。リーデの死角を狙ってとるように動き始め、リーデの一撃での速攻には至らない。だが、ここにはまだまだ猟兵がいる。
「『バイザー』で行動予測演算を行なっている以上、忍者として下位の能力を『機械の力で補っている』と推定されます」
 エレクトゥスの行動への初動、対策について忍はあっという間に立てて動いていた。それはリーデの動きにより大きな意味を持たなくなったが、それでもその際に忍がエレクトゥスに対応しかけていたという事実が、クネウスには大きな意味があった。
「つまり、『クナイ』も『バイザー』も機械である以上、【ハッキング】出来れば無力化出来るというわけですね」
 そう言って、クネウスの周囲に実態のないコンソールが現れ、それを用いてクネウスは情報を書き換えていく。その動きは目にも止まらぬ動きで、指に残像が見える。だが、それに集中しているがために、無防備。
「それではこちらは、こう参りましょう!」
 だが、クネウスの動きにウィンディが自然と合わせた。自身のユーベルコード、Akashic Shakerの振鳴波により敵の動きを一時的に封じ、そこに向けてホーラがグレネードを放ち、忍達を多く巻き込んでゆく。運よくそれを回避したとしても――。
「――敵対対象のユーベルコード、解析完了。指定領域における限定無効化を開始します」
 ついに解析が完了し、クネウス達猟兵にとっても違和感の覚える感覚。だが少なくとも猟兵達『には』影響がないようだった。しかし、これまで忍の動き方は忍者の動きをバイザー等で補っていたのだが――クネウスのユーベルコード、Ubel Voidによって、忍の動きは最早戦闘する者のそれですらない。
 そして、ふらり、と動きが鈍くなり、単独になってしまった忍は万事休すだったのだ。――勢いのまま、修羅雪姫はワイヤーで捕まえ、一気に引き寄せると忍の唇を奪った。スキュン、という効果音すらも生ぬるい。改造された長い舌を用いたディープキスにより、その忍は最早修羅雪姫のモノになったとも言えよう。……最も、その意思が修羅雪姫にあれば、ではあるのだが。
「ねえ、あなたはボスについて何か知らないのぉ?」
 修羅雪姫がそう問いかけると――

●女幹部、動く
「――そこまでよ」
 唐突にパンパンパァン、という連続して乾いた音が響く。それ――弾丸が忍の喉元を貫き、最後に残っていた忍が倒れて息絶える。そして、その弾丸は修羅雪姫にも迫っていたが、それを寸での所で自身のユーベルコード、脳内インプラント戦闘支援AI:コードALICEが修羅雪姫を救ったのだ。
 そして、音――銃声の前に聞こえた声の主、そこには●●議員の傍らにいた謎の女性。街中に溶け込める格好を脱ぎ捨て、身軽になるとその周囲に何処からともなく如何にもという戦闘員風の人物が幾人も現れていた――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『悪の女幹部』

POW   :    今週の巨大化獣
【今週の巨大化獣 】の霊を召喚する。これは【パンチ】や【キック】で攻撃する能力を持つ。
SPD   :    戦闘員召喚
レベル×5体の、小型の戦闘用【悪の組織員 】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
WIZ   :    悪の女幹部のおしおき
【剣 】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠蓮賀・蓮也です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

河原崎・修羅雪姫
【全世界サイボーグ連盟の皆と参加】(アドリブ・絡み歓迎)

●目的
女幹部の打倒

●心情
出たわねえ、女幹部。
名前を聞いても良いかしら?

(相手が答えようとしたら遮って)
いや、やっぱり聞かなくていいわ。
自分の部下をあっさり殺すような女、
私の記憶に残したくもないわぁ!(怒り)

●行動
愛用の巨銃「フリークスハンター」を
【クイックドロウ3】で早抜き、
女幹部を【2回攻撃12】でダブルタップ射撃。

女幹部が呼び出した戦闘員に対しては、
「特殊弾」(爆烈弾)で【範囲攻撃12】で【吹き飛ばし17】する。

【今週の巨大化獣 】の霊には、徹甲弾で対処。
大ダメージを喰らったら、
【戦場の亡霊】(巨大ロボット)を呼び出して対抗する。


リーデ・クインタール
【全世界サイボーグ連盟】の皆さんと参加
アドリブ&絡み歓迎

…姫様怒ってますわね…触らぬ神に祟りなし、わたくしも参りましょう。…というか剣って…鞭じゃないんですの?

女幹部に関しては「レフト」で牽制程度に攻撃しましょう。皆様きっと寄ってたかってボコボコにするでしょうし… という訳でわたくしは周りの戦闘員達の相手に参りましょう。戦闘員は「レフト」の火炎放射で燃やして(属性攻撃)巨大化獣の霊には…(何か悪いことを思いついたような笑み)小指に!【破城壊腕】をぶち込む!悶え苦しみなさいませ!(怪力・鎧砕き)(補助:念動力)


クネウス・ウィギンシティ
全世界サイボーグ連盟で参加
アドリブ&絡み歓迎

「次は女幹部に戦闘員ですか、コストパフォーマンス面で苦労してそうですね」

【SPD】
●戦闘
「味方の数も多いので、ここは『組織員』を引き受けますか」

(修羅雪姫・リーデを見ながら)
「キャラ被ってる………」

(エレク)
「ノリノリですね、後で改造しますか」

「質より量が重要です」
右手に持った蒸気マシンガンの【援護射撃】で敵に【先制攻撃】を仕掛けます。

「『悪の組織員 』ですか、まとめて一掃します」
アームドフォート2門を加えた【一斉射撃】、トドメに悪の女幹部を【スナイパー】として狙撃します。


エレクトゥス・レヴィン
全世界サイボーグ連盟から参加。

「あーあ、酷ぇことしやがる……姫さんもお怒りだ。ってなわけで、容赦なく潰させてもらうぞ」

【POW重点】

戦闘員の相手は味方に任せて赤色の大型トレーラーのロボット生命体を呼び出し合体、巨大化獣と同等までサイズを引き上げ集中攻撃。
攻撃力に特化して「捨て身の一撃10、カウンター5」を用いて拳に拳を、蹴りに蹴りを返して、トドメを刺すときは全火器を集中させて「衝撃波4、なぎ払い3、吹き飛ばし1」の光線を敵に放つ。

合体相手が熱血気味なせいで影響されテンションが高め。
合体の締めの名乗りは「エレクトゥス・プライム!」
トドメの掛け声は「カータライズ・インパクト!」

アドリブ、絡み歓迎。


藤堂・遼子
とりあえず、気絶させた●●議員は戦闘に巻き込まれない場所に捨てていくわ。
もう人質にはならないけど、後でUDCの方で色々取り調べがあるでしょうからね。

それにしても、そうだろうとは思ってたけどボス自らが●●議員と接触して活動してたとか、そんなに人手不足なのかしら?
いえ、部下を切り捨てるぐらいだから目立ちたがり屋なだけかしら。お前自身が選挙に出ればよかったんじゃないかしら?

【オーバーリミットアームズ】を発動して、高速移動しながら義肢から電撃放って戦闘員を倒して回るわ。電撃纏わせたショックワイヤーも伸ばして放電するワイヤーもぶん回すわ。
ボスには大鎌の狂気を狩るモノで首を刈りにいくわ。

アドリブ歓迎


ウィンディ・アストレイ
全世界サイボーグ連盟の皆と参加
アドリブ&絡み歓迎

直進突撃して、女幹部に一撃を…と言いたい所ですが
戦闘員が邪魔そうなので
『先制攻撃&一斉発射&範囲攻撃&2回攻撃』射撃武器一斉射で
戦闘員を蹴散らします

巨大化獣は仲間に任せ、女幹部へバーニア&スラスタを噴かして接近
剣での一撃を貰わぬ様、回避運動を取りつつ牽制射撃して隙を窺い
(空中戦&ダッシュ&ジャンプ&見切り&第六感&逃げ足)
好機を見つけたら『スナイパー&怪力&鎧無視攻撃&鎧砕き』付
UC【Influx Burst】を叩き込みます!
「骸の海に揺蕩うて、しかと頭を冷やしなさい」

さて…この議員さん、どうしましょう?
オブリビオンが消えた以上、無力かもですが…


ホーラ・アイアンアーム
【POW使用】【全世界サイボーグ連盟の皆と参加】【アドリブ、絡み歓迎】
……巨大化しても強くなるとは限らないのだ。

とりあえず【防具改造】で【空中戦】モードに変形するのだ。
【ジャンプ】と【ダッシュ】であっちこっち移動して、戦場をかき回すのだ。
注意がホーラに向けば、その分皆が動きやすくなるのだ。
【戦闘知識】と【見切り】で攻撃を避けてUCを打ち込むのだ。
UCは攻撃回数重視でグレネードランチャーで周囲の戦闘員も【範囲攻撃】で倒すのだ。

巨大怪獣とSFロボの夢の共演なのだ。



●決戦に巨大化はつきもの
「ホント、私としてもこれは面倒な仕事だったのよ。組織の上までのし上がって、それでやってる事がお子様――●●議員の面倒を見る事なんてね。元々、乗る気じゃないのよ、そんな事は」
 手にしている拳銃はあっさりと手放す。とある組織の幹部にたどり着いた女性だ。故に、ありとあらゆる知識、武力には明るいのだが、その中でも一番の得物は刀剣の類。故に、構えるのは当然ながら剣。
「弱い者はいらない。強い、利用価値のあるものは必要。それだけなのよ」
 女は鞘から剣を抜き、剣先を猟兵達へと向ける。背後に控える戦闘員達も武器を構えながら少しずつ前進、猟兵達へと近づいてゆく。
「ついに出たわねえ、女幹部。名前を聞いても良いかしら?」
 そこで口を開いたのは、河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)。名前を聞こう、という問いだというのにその顔には怒りがにじみ出ている。
「急に何? まあ、良いわ。冥土の土産にでも――」
「――いや、やっぱり聞かなくていいわ。自分の部下をあっさり殺すような女、私の記憶に残したくもないわぁ!」
 女が名を答えようとして、それを修羅雪姫は遮る。声には怒気がこれでもかと籠っており、愛用の巨銃『フリークスハンター』を目にも止まらぬ速度で抜き放ってトリガーを引く。一つ、二つ、三つ――瞬く間に三つの弾丸が放たれると、修羅雪姫と女との間に戦闘員が割込み、そのまま肉壁となって女を護りそのまま消えてゆく。
「また、部下をあっさりと――」
「――部下の盾、というのも幹部としての力そのもの。それを使わない手はないでしょう? まあ、でも――」
 そう言うと、戦闘員達が一時的に退避し、空いたスペースに現れたのは、巨大な獣。女や、猟兵達よりも大きく、ただの軽い一撃ですら脅威となる、そんな大きさの敵だった。
「これもあった方が、良いかしらね?」
「姫さんもお怒りだ。ってなわけで、容赦なく潰させてもらうぞ」
 女がそう言うと、それに対しエレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)は潰す、と宣言する。「へぇ?」と女が言うと、「来い……契約の時間だ」と彼は言う。
 すると、どこからともなく赤色の大型トレーラーのロボット生命体が現れる。そして、彼は更に言葉を紡ぐ。
「この身体に喰らい付き、オレの力になれ! 履行ッ合体!!」
 ――そうして現れたのが、巨大化獣と同等サイズの合体ロボット生命体へと変化したエレクトゥスの姿だった。
「エレクトゥス・プライム!」
 バァーン、という効果音が猟兵達の耳に幻聴として届いた(かもしれない)。
「……巨大化しても強くなるとは限らないのだ」
 また、大きな敵に対しそういう感想を漏らしたのはホーラ・アイアンアーム(赤い彗星・f13693)だった。自身の機械仕掛けの身体を空中戦闘用に変化させ、巨大な獣の上を獲り、トップアタックを仕掛ける。

●数の暴力に質の鉄槌を
 一方、巨大な獣が呼び出される際に一時的に退避していた戦闘員達は、獣が交戦状態に入ったのを見てから、猟兵達へと襲いかかる。戦闘員にとって、獣の戦闘に巻き込まれるのは無駄に死ぬ事を意味する。互いに距離を獲った上で、別々の戦闘区域に位置し、邪魔しない事を前提とした戦術だった。
「――目立ちたがり屋なだけ、かしらねえ?」
 巨大な獣に多数の戦闘員。直接●●議員に接触し傀儡としていた女。今の状況から、藤堂・遼子(狂気を狩る者・f09822)は女に対してそのような評価を下すに至った。とはいえ、人手不足もあるのだろうし、それも考慮に入れてのものであったが。
 とにかく、派手な戦闘が予想されたため、第一に●●議員を戦闘区域の端まで運んでいた。●●議員もまた、ある種の被害者ではある。尤も、傀儡となり、その結果他の被害者を生み出した加害者でもあるため、無罪放免とはいかない。また、人類防衛組織UDCからの取り調べも行われるのは間違いない。だとしても、ここで死なれるのは此処にいる猟兵達にとって、気分の良いものではなかった。
「リミット解除、オーバードライブ!」
 遼子は議員の安全を確保すると、そう宣言して自身の義肢に電流を纏い、そのまま戦闘員の群れへと突入する。その動きは正しく高速。そして、その勢いのまま電流を纏った手足がそのまま連続して戦闘員達へと繰り出される。
 一撃、また一撃で一人、また一人と倒れていく。
「味方の数も多いので、ここは『組織員』を引き受けますか」
 巨大な獣を担当する仲間を見てそう判断したクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)もまた、戦闘員を優先して対処する事とした。
「まとめて一掃します」
 そう口にする一瞬前にクネウスはプログラムを組み立て、そしてそれを実行する。FORTUNA――肉体に刻まれた理想的な超高速連続攻撃を繰り出すシステム。所謂大技にあたり、外せば隙の大きい切り札。それを臆する事なくクネウスは実施する。
 蒸気マシンガンによる連射、乱射。そしてアームドフォート2門も加わった弾幕は敵の視認力を奪う。更にその制圧力は戦闘員達の足を止めきるのに最適だった。
 戦闘員の数は最早数える方がバカらしい。だが、そんな戦闘員を片手で数えられる程度の猟兵が完全に抑え込んでいた。そこに焦りの色はない。――故に、巨大な獣を屠れば、猟兵達の勝利はほぼ確実――つまりは、そういう事だった。

●それは一撃で撃ち貫く
 一方で、巨大な獣と猟兵達の戦いはまだ続いている。空中から攻めるホーラに、自身も大きくなって獣を抑えつけようとするエレクトゥス。だが、それだけでは決め手には欠ける。
「……姫様怒ってますわね……触らぬ神に祟りなし、わたくしも参りましょう」
 リーデ・クインタール(王の右・煉鏡騎士・f14086)はそう言うと、獣へと視線をやり、何かおもいついたように手をPONと叩く。「そうか、この手が……」とリーデは思いつくと、ニヤリと笑みを浮かべる。
 珍しくハイテンションなエレクトゥスが獣と取っ組み合い、トップアタックで牽制するホーラ。その二人によって、この巨大な獣の足はお留守となっていた。故に――。
「小指に! 破城壊腕をぶち込む! 悶え苦しみなさいませ!」
 その言葉とともに、右腕から超高速かつ大威力の一撃を放つ。その威力は勿論、喰らった場所が悪かった。足の一部を強打された事により、その姿勢は大きく乱れようとしていた。だが、一歩、二歩と足を踏み込みなんとか堪える。
 しかし、猟兵達の攻撃はこれで終わらない。
「撃ちこむのだ……!」
 ホーラが巨大な獣の姿勢を崩しながらの一撃を難なく回避しながら、グレネードランチャーを構えて一つ、二つ、三つ――と立て続けに弾薬を放ち、それらが炸裂する。一つは獣に、一つは戦闘員達に、そして最後の一つは女の至近での炸裂。
 当然ながら、整えていた筈の獣の姿勢は再度崩れ、戦闘員達もその数を大きく減らす。更に、当然ながら女もその攻撃に晒される。直撃こそ避けたものの、その視界は塞がれたまま。そして、その煙が晴れた瞬間――
「骸の海に揺蕩うて、しかと頭を冷やしなさい」
 ウィンディ・アストレイ(W-ASTRAY・f09020)が、飛び出してきた。巨大な獣、戦闘員――ありとあらゆる女の盾となり得る存在が、一時的に無力化されたこの瞬間を逃さず、女幹部へと迫っていた。既に距離は至近。女の回避は間に合わない。
「一閃必倒……インフラックス・バンカー!」
 ――そして、それはたった一撃。だが、それだけあれば十分。
 ウィンディの放った一撃は、ありとあらゆる障害をかいくぐり、そして真正面から女を撃ち貫かんと女の身体を捉え、炸裂した。
「――!」
 女が断末魔を残す事もできずに倒れる中、まだ抗戦を継続する巨大な獣と戦闘員。だが、それらも女を追うように終わりの時を迎えていた。
 先ほどのグレネードランチャーの連発に姿勢を崩した獣を、エレクトゥスが見逃す筈もなく、獣へと最後の一撃を加える。
「カータライズ・インパクト!」
 その一撃を以って、獣は完全に動きを止め、ずしん、という重たい音がこの場に鳴り響く。
 戦闘員もまた修羅雪姫の放った爆烈弾に巻き込まれ、その数をついに零とした。
 そして、倒れ伏した女は、そのまま骸の海へと流されるように消え去っていた。

●これもまた稀にある話
 そして、●●議員を唆してた女幹部は骸の海に流れ、●●議員の身柄も確保した。
 猟兵としての責務を果たし、猟兵達は各々の日常へと戻る。
 そして、人類防衛組織UDCの取り調べが始まり、●●議員は体調不良を理由とした議員辞職という事になっていた。
 取り調べによって多くが判明する、という事はないにせよ、今回の事件が人類防衛組織UDCの今後の対邪神等の活動における一つのサンプルケースとして記録される。
 人気者だった議員は、今となっては裏へと落ちてゆく。
 全てが元に戻る事はない。痕跡は消えているが、元通りというわけではない。だとしても――少なくとも、続いてゆく日常を護る為に、ありとあらゆる人間が裏で戦っている。そう、こんな裏での戦いも、稀にある話の一つに過ぎない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月17日


挿絵イラスト