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受験戦争/エスケープ

#UDCアース

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#UDCアース


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 UDCアースで起こった、2件の殺人事件。
 そこに邪神復活の予兆がある――タハニ・クルツリンガー(乱暴者は乱舞する・f03635)はそのように話を始めた。
「邪神復活のための連続殺人はまだ起こっちまう。それを防いで、邪神も倒しとかないとな」
 そのために、今回は調査に時間を掛けなければいけないとタハニは言って、詳細を口にする。

「最終的にはUDCと戦ってもらうことになると思うんだが、その前の調査の部分だな」
 2件の殺人事件の対象となったのは、とある公立小学校に通う6年生の生徒だということ。
「女子と男子で仲は良かったわけじゃねえし、クラスも違う。ただ、通ってる塾が同じだったみたいだな」
 その学習塾で聞き込めば、何か分かることがあるかもしれない。
「で、分かったことがあれば第三の殺人で狙われるのが誰かも分かるはずだ」
 殺人を見過ごすわけにはいかないから、防ぐことが出来たら一番良いだろうな、とタハニ。
「殺人現場にUDCも出てくるだろうから、そこで戦う……って感じの流れだな」
 ざっくりとタハニは説明すると、さっそくグリモアを輝かせる。
「じゃ、気をつけて行って来いよ!」

 そう言ってから、タハニは思い出したように呟く。
「そういや、今回の殺人事件。『ジュケンも間近なのにこんなこと』って言ってる奴が多いみたいだな」
 ジュケン――受験、ということだろうか。
「ジュケンって何なんだ? なんか関係あるのかもしれないな」
 とはいえ、タハニに分かることはここまで。
 後のことは現地で明かされることだろう。
「じゃ、期待して待ってるぜ!」
 笑顔を向けてから、タハニは猟兵たちを見送るのだった。


遠藤にんし
今回はUDCアースです

第一章はとある学習塾での調査、
第二章は連続殺人を防いでいただきます
第三章はボス戦『『奇術師』ミスター・アンノウン』でございます

●殺人事件について
 先週と今週で一人ずつ死者が出ている
 被害者を『マキちゃん』『ケンタくん』と仮称する
 二人は同じ小学校に通うがクラスは違い、親しい様子はなかった
 二人は同じ学習塾に通っていた

皆様のプレイングを楽しみにお待ちしております
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第1章 冒険 『小さな提供者』

POW   :    強引に聞き出す。あるいは力強さをアピールして子供心を掴み聞き出す

SPD   :    子供の携帯を盗む。手品やかけっこなどで子供心を掴み聞き出す

WIZ   :    説得して聞き出す。あるいは絵本の読み聞かせなどで子供心を掴み聞き出す

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

硲・葎
シャルちゃん(f01440)とカイムさん(f08018)と
【S】まず子供の気を引く為にスマホを借りパクしちゃうか。
コミュ力と礼儀作法を使ってスマホを見せてもらお。
「ね、追いかけっこゲームしよっか。私に勝てたらこれ返してあげる!」
ゴッドスピードライドを加減してローラーブレード型で追いかけっこ。アンチバッククロス、フロントスピンを使いながら逃げるね。フェイントを使って追いつけそうにさせたり、飽きさせないように。手すりにグラインドもしちゃお。
シャルちゃんたちが待ってる公園まで来たらスピンパワースライドを使ってブレーキ。
子供が怪我しないように配慮。
「ごめんね、楽しかった?」
優しくスマホ返してあげよう。


清川・シャル
f01013葎(りっちゃん)
f08018カイム
同行

りっちゃんが子供たちを引き付けてくれるから私はゴール地点の公園で、レモネードスタンドみたいなものを設置
子供たちは疲れてるはず
ねぇ喉乾いたでしょう?
今美味しいの作ってあげるね !
楽しむ為に情報収集で「今子供達の流行りの音楽」を探してamanecerで流し
音楽には「色々話したくなる催眠術」
林檎を取り出し「これ、私が片手で潰せたら吃驚する?出来ると思う?」
コミュ力、パフォーマンス、魅了
そのままだと怖いから、キラキラの氷魔法を使い
一気に片手で握りつぶして、一瞬でシャーベットの出来上がり!
衛生面は考えて手袋
配り終わったら、あとはカイム、よろしくね?


カイム・クローバー
シャル(f01440)と葎(f01013)と行動。
まずは情報収集らしい。ま、犯人の影すら浮かんでこねーし、とりあえず子供心掴んで話を。
つっても、出来るのは子供騙しのトランプ使った手品くらいのもんだ。【コミュ力】使用。カード一枚を選んで貰って俺が見ずにそれを覚えて貰う。そのカードを俺が当てるっていう単純なもんだ。けど、それだけじゃつまらねぇだろ?って訳でお立ち会い。ここからが本番だ(パチンと鳴らしてUC)
ここから【早業】使用。二人で立ち回って手品。中身は実はそんなに変わらないんだが、見た目が派手になりゃ子供心も掴めそうだろ?
んで、情報収集。なぁ、事件に付いて知ってる事があれば、教えてくれないか?



 ほとんど情報がないので、まずは子供心を掴んで話をしなくてはならないだろう。
 硲・葎(流星の旋律・f01013)はまずは子供達の輪に入り、彼らの最近ハマっているゲームや趣味の話を振ってみる。
「受験もうすぐだから最近は我慢してるんだけど、」
 と言いつつも彼らのスマホにはお気に入りのゲームや好きなアイドルの画像が表示される。
 それらを覗き込む葎はひょいをスマホを取り上げて、悪戯っぽく笑いかける。
「ね、追いかけっこゲームしよっか。私に勝てたらこれ返してあげる!」
「え、ええー!?」
 言うが早いかローラーブレード型宇宙バイクで駆け出す葎――ただし、彼らでもギリギリ追いつけそうなくらいに速度は加減して。
「待ってー! 返してー!」
 追いかける子供達の声が弾んでいるのは、葎がアンチバッククロスやフロントスピンを披露しながら逃走しているからだろうか。
 追いつかれそうになったらフェイントをかけるように加速、手すりにグラインドすれば歓声が上がる。
「りっちゃんもうすぐ来るみたいです!」
 子供達の声が近づきつつあるのに気づいて清川・シャル(バイオレットフィズ・f01440)が言えば、カイム・クローバー((自称)凄腕イケメン狼盗賊・f08018)はうなずいて手中のトランプを弄ぶ。
 二人の待つ公園へ到着した葎はスピンしながらブレーキ。一拍遅れて駆け付けた子供達へ駆け寄って、シャルはamanecerで流行りの音楽を流しながら笑いかける。
「ねぇ喉乾いたでしょう? 今美味しいの作ってあげるね!」
 冬なのに汗を流して、息を切らせた子供達の前へシャルはりんごを差し出す。
「これ、私が片手で潰せたら吃驚する? 出来ると思う?」
「ビックリするけど出来ないっしょ」
「無理だよー!」
 口々に言う子供達の目の前で、シャルは手袋越しに怪力を発揮。
 一瞬で砕けてシャーベットに変わったりんごをシャルは配ってから、カイムへ視線を向ける。
「あとはカイム、よろしくね?」
 うなずいたカイムは手品を披露。子供達の選んだカードを見ずに当てるという単純な手品を見せてから、カイムは彼らへ笑みを向けて。
「これだけじゃつまらねぇだろ? って訳でお立ち会い。ここからが本番だ」
 パチンと指を鳴らしてカイムはドッペル・ゲンガーを発動。
 葎から返してもらったスマホを向けられても、猟兵の早業があればカメラでも捉えることの出来ない速さで立ち回って手品をすることが出来る。
 手品の中身こそ先ほどとそう変わらないが、派手な演出に子供たちは大興奮。
 子供達の心をひきつけたところで、カイムは彼らへ訊いてみる。
「なぁ、事件に付いて知ってる事があれば、教えてくれないか?」
「知ってることかぁ……二人ともマジメだったから、あまり話したことないんだよねー」
 そうそう、とうなずく子供達。
「遊ぶより勉強って感じの、まあ受験近いからなんだろうけど。補習も毎回出てたもんね」
「塾の補習ね。先生とマンツーマンでやる補習があるんだけど」
 すっかり気を許した様子で彼らが語る情報によれば、二人とも塾内でも成績の優秀な生徒だったらしい。
 成績が良いだけでなく勉強熱心で、マンツーマンの補習授業にも欠かさず出ていた……ということらしい。
「あまり仲良くなかったとなると、他には何も分からない感じですよね」
「そうだね。他の方法で調べてみてもいいかもしれないね」
 カイムに子供達が語った情報はそれだけで、シャルと葎はこそっと話し合う。
 これ以上の情報が知りたければ、別のアプローチをするか、あるいは被害者に詳しい塾内の人間を当たった方が良いのかもしれない……そんな思いを抱きながら。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

神宮時・蒼
…受験。…ですか。…人の世とは、なんとも、難しい、事で、溢れて、いる、のですね…。
…無垢。…子供は、無垢なる、もの、です。…其れを、害成すのは、さすがに、いけません、ね。…なんとしても、解決、して、あげなくちゃ、いけません、ね。

【WIZ】
自分の見た目を利用します。1,2個下くらいには見えるでしょう。
来年、この塾に通う予定だけれど、何かあったのか、と。
そんなに、この塾は、厳しい、のですか?
ほら、亡くなってしまった、と、話を聞いたので…。
受験の、心構え、必要かな、と、思い、まして。
お二人の、前の様子、とか、あれば、聞けると、いい、ですね。



(「……受験。……ですか」)
 人の世にあふれる難しいことに、む、と蒼は思案顔で塾内の生徒たちを見やる。
 勉強に来ているということもあって真剣な表情の子供達も多いが、そこに無垢なものを蒼は感じ取る……彼らに害為すことは、してはならないと蒼は思って。
(「……なんとしても、解決、して、あげなくちゃ、いけません、ね」)
 そう思って、蒼は生徒たちへと訊いてみる。
「そんなに、この塾は、厳しい、のですか?」
 幼い容姿の蒼の姿は塾内の生徒たちにとってもすんなり受け入れられるもの。
 塾に通うことを検討していると告げる蒼の言葉にうなずいてから、子供達は考える。
「オレは他の塾知らないからなあ。ただ、厳しいってこともないと思うけど」
「ほら、亡くなってしまった、と、話を聞いたので……受験の、心構え、必要かな、と、思い、まして」
「ああ……確かにな」
 言って、生徒は表情を暗くする。
「塾の帰りに殺されたんだってな。マンツーマンの補習で遅くなったせいで……」

 被害者である二人は、非常にまじめな生徒だった、と男子生徒は言う。
「なんたって、塾内のトップと2番手だったんだからな」
 授業中もよく質問をして、授業前後にも塾講師の元へ行く姿をよく見かけた、と男子生徒。

(「特別、親しいお友達は、いなかった、ようですが……」)
 それでも、決して孤立はしていなかったのだろうということが生徒の口ぶりから分かる。
 塾としての指導も厳しすぎるということはないようだが……死亡の間際、二人とも『マンツーマンの補習』を受けていたらしい。
 補習を受けて遅くなったから、その帰り道を狙われたということなのだろうか。
 彼らが被害に遭う直前に接触した人物がいるのならば、その者と話をすることも有効かもしれない……蒼は、そんな風に感じるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

神原・響
うちの姫様を、新たに塾の体験に来た子供として一緒に潜入してみましょうか。
私は、講師から事件当日、被害者の補修を担当していた講師の情報の入手を担当します。
姫様は、生徒達から現在の塾で、一番成績が良い子の顔と名前の情報の入手をお願いしましょう。
姫様の偽名は、間を取って黒姫とかにしておきましょうか。服もいつもの和服ではなく、現代風な洋服に着替えて頂きましょう。
いつもの尊大な態度は使えませんからね、姫様が見た目相応の言葉遣いで子供と話す姿とか、想像するだけで笑いが止まりませんね。

『事件終わったら絶対アイス買えよ、高いのじゃぞ……やっぱ一発殴っとくべきかの』
アドリブOK。



 神原・響(黒の女王の契約者・f06317)は黒の女王と共に、塾へと潜入した。
「姫様、いつもの態度は使えませんからね」
「……うむ」
 姫様――黒の女王は響に言われ、不承不承うなずく。
 いつもの和装を解いて洋装へ、その上普段響にしているように尊大な態度ではいけない……そう告げる響が笑いを噛み殺していることが、黒の女王には分かる。
「事件終わったら絶対アイス買えよ、高いのじゃぞ」
 黒の女王はそう告げて、生徒たちの元へ。
 塾内で成績の良い二名が狙われたのなら、次に狙われるのは現状成績トップとなる生徒のはず。
 生徒たちへそれが誰なのか聞き取る黒の女王から離れて、響は補習を担当した講師の元へ。

 犠牲者二人の補習を担当したのは、いずれも同じ講師なのだという。
「教え方は上手いんだけど生徒に熱心というわけではなかったから、自主的にやると言い出した時は驚いたよ」
 塾長である男性はそのように響に言う。
 担当講師はまだ二十代の若い講師で、塾長曰く『最近の子という感じの』人間のようだ。
「仕事はちゃんとやるけど残業はしない、飲み会も来ないというか。まっすぐ帰って何をしてるんだろうね?」
 入社以来そうだったというのに、ここ一ヶ月ほどは急激に熱心に補習、それもマンツーマンのものを組みだしたというのだ。
(「怪しいですね」)
 急な心境の変化は、果たして何が原因なのか。
 明日行われる学力テストのトップ者へ補習を行いたい、という要望も出ているようだとまで聞いて、響は黒の女王と合流することにした。

 ――年相応の口調で子供と話している黒の女王を見て、思わず笑いをこぼしてしまう響。
「……やっぱ一発殴っとくべきかの」
 そんな響へ低い声で呟いてから、黒の女王は情報を差し出す。
「今の塾で成績トップなのは、この女子生徒のようじゃな」
 明日の学力テストの結果も、よほどのことがない限り彼女がトップとなるだろう、との噂。
「つまり、彼女が狙われるということですね」
 響の言葉に、黒の女王はうなずくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『猟奇連続殺人を阻止せよ』

POW   :    被害者の身辺警護をする

SPD   :    犯人を捜査し取り押さえる

WIZ   :    変装や被害者の共通点を身に付け、被害者の身代わりになる

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
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※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 学力テストのトップ者は、そのまま補習を受けることになる。
 補習は長い時間がかかるようだから、帰りは遅く、暗い道を一人で帰ることになるだろう……そこを、狙われることになるという筋道か。

 ここまでの情報を集めた猟兵たちにできることはいくつもある。
 学力テストそのものに介入し、猟兵たちがトップを取ることで一般人を巻き込まないという道。
 あるいは、トップ者を護衛する――トップ者に成り代わって犯人の狙いを逸らすことだって出来る。
 犯人そのものを取り押さえることで、事件を防ぐことも可能だろう。
神原・響
異界の魔王を次の被害者(予定)の警護に回します。彼女ならその場で増えれるので、万が一の時間稼ぎも行えるでしょう。

私達は、件の塾講師を監視しましょう。何かあればすぐ動けるよう、準備は入念にしましょう。


清川・シャル
f01013葎(りっちゃん)
f08018カイム
同行

【W】
お年頃の子はSNSに情報だだ漏れと聞くし、情報収集でターゲットの子の特徴、あわよくば写メゲット
ウィッグや服装にて似せて変装

SchallVoice(おびき寄せ、誘惑、パフォーマンス、歌唱)を髪の毛に潜ませ
すまーとふぉんを弄りながらの帰宅を装います
さり気に講師の写メ等の情報共有
鼻歌交じりにお家に帰るターゲット風

第六感で周りを警戒

敵が現れたら1度怯えてみせます
きゃー!と悲鳴をあげてみましょう

即攻撃されるようなら、チョーカーの技能にて氷魔法で氷の盾を
ピアスの技能の見切り、盾受け
靴には仕込み刃(2回攻撃、踏みつけ)

カイム、りっちゃん、お願いします!


硲・葎
シャルちゃん(f01440)とカイムさん(f08018)と
【S】被害者に扮したシャルちゃんの警護をするよ。
小学生の子の帰宅時間、帰宅ルートを予め情報収集で調べておこう。
念の為、帰宅方法も調査。
目立たない変装をして、忍び足と追跡をして、撮影を使用してベリーロリポップで講師の写メを撮るよ。
第六感と格物致知の情報収集後、
コミュ力で敵の様子を伺って、シャルちゃんとカイムさんと情報を共有。
万が一車やバスなどを使うならスターライディングシューズをバイク型で追跡。
本物の被害者の方にも気を配りながら。聞き耳も立てて、何か変わった音を聞いたら即座に対応。オーラ防御も張って攻撃からも守れるようにしよう。


カイム・クローバー
シャル(f01440)と葎(f01013)と行動。
【S】
シャルが学年トップに代わって犯人を誘き出す囮作戦。俺と葎はその身辺警護を担当。葎の居る場所とは反対方向でシャルの警護だ。SPD使ってUC。身を隠しながら、散らばり、周囲の警戒を。葎からのデータはキッチリ頭に入れておき、それらしい人物を見つけたら、シャルと葎にスマホで知らせる
当然、現場に現れりゃ、取っ捕まえてやるぜ。【二回攻撃】やら【鎧砕き】やら【早業】で肉弾戦。反撃や攻撃に対しては【見切り】で対応だ。ドッペルと共に死なない程度にボコって尋問。考えるのは別の真犯人が居る可能性だ。あっさり実行犯が捕まって終わりってのは出来過ぎな気がしてな


神宮時・蒼
…守護。…狙われる、相手が、分かって、いれば、対処も、しやすい、ですね。
…幸い、なのか、次に、狙われるのは、女生徒、ですか。
…特徴を、とらえれば、成り済ませる、でしょうか…。

【WIZ】
狙われるであろう女生徒の特徴や癖、話し方を事前に聞いておきます。
髪は同色に染めて、お目目はカラコン入れれば、行けるでしょうか。
…コンタクト、ちょっと、怖い、ですけれど。
女生徒には、事情を説明して、補習を変わってもらいます
死んでしまっては、意味が、ありませんから、ね
演技、演技、です。…だいじょうぶ、…やれます。(自己暗示)



「……狙われる、相手が、分かって、いれば、対処も、しやすい、ですね」
 呟く蒼は、こわごわとカラーコンタクトを嵌める。
 おそるおそる、という風に目を開けば、琥珀色だった瞳は黒色に。
 塾内で会話をした生徒たちから少女の特徴を聞いていたので、持ち物等の準備も万全。
 黒く染めた髪を揺らして、蒼は該当の女子生徒へ話しかける。
「え? 補習を変わって欲しい、ですか?」
「……はい。実は、事情がありまして……」
 そうして蒼が伝えた言葉が女生徒に受け入れられたのは、既に塾内で犠牲者が出ているという事情もあってのことだろう。
 学力テストを受けた後、女生徒がトイレに入ったタイミングで蒼は女生徒に成り代わり、補習を受けることにした。
(「演技、演技、です。……だいじょうぶ、……やれます」)
 自己暗示をかけながらも、緊張の面持ちで補習へ向かう蒼。
 蒼が補習の教室へ入って間もなくして講師も教室へ入るが、その講師をじっと見つめる響の存在に気付いた様子はない。
 眼鏡の奥、響の瞳は油断なく講師を見つめている……窓のついた教室だから室内の様子を伺うことは難しくないが、これといって妙なことはしている様子がない。
 特別なことが起こっていないのは、蒼とすり替わった女生徒も同様。五感を共有する異界の王が女生徒を追跡しているのだが、女生徒の方で大きな問題が起こる気配はなく、つつがなく帰宅しているようだ。
(「つまり、すり替わっていることに気付いていないということですね」)
 とはいえ、ここから何かが起こる可能性も高い。
 響は決して油断することなく講師の監視を続けるうちに補習が終わって、蒼と講師は教室から出る。
 蒼はそのまま女生徒のふりをして帰り支度をし、講師はそれを見送った……かと思えば、講師は足早に塾を出て、物陰に潜むかのように蒼の足取りを追おうとする。
 後を追おうとする講師――だが、その足が止まったのは、目の前に二人の女子生徒の後姿があったから。
「……どっちだ……?」
 迷い、戸惑い顔の講師。
 女生徒の一人は蒼。そしてもう一人は、これまた女生徒に変装したシャルだ。
 女生徒と直接の面識はないシャルが女生徒に変装することが出来たのは、SNSに上がっている写メを入手していたから。
 写真のみから得た情報のため蒼のように言動まで似せることは難しいが、それでも容姿であればクオリティは高い。後姿だけであれば真に迫っていることだろう。
 突然似た少女が二人いることに講師は迷ったようだが、同じ女生徒に扮しているのだから蒼とシャルの辿る道は似たようなもの。並ぶでもなく、かといって離れすぎるでもなく、二人は講師を引き付けて進む。
 鼻歌交じりにスマホを触るシャルはこっそりインカメラを背後に向けて尾行する講師を撮影、律とカイムへ画像の情報を共有。
 律はベリーロリポップを舐めながら棒に仕込んだカメラで別アングルから講師を撮影して、カイムは二人から送られてきた画像を見つつ、葎とはまた別方向からシャルと葎の警護に当たっていた。
(「別の真犯人がいる可能性があるな」)
 思いつつ、カイムは油断なく辺りを見回す。
 実行犯が捕まって終わりというのは、あまりにも出来すぎな気がしていた……猟兵たちが用心深く監視しているとも知らず、講師は蒼とシャルの姿に迷っていたようだが。
「くそ、とりあえずこっちだ!」
 勘なのだろう、シャルの方へと駆けだして、背後から肩を叩く。
「っきゃー! 何、何ですか!?」
 盛大に悲鳴を上げるシャル――怯えた表情で靴に仕込んだ刃で思い切り踏みつけると同時に葎とカイム、それに響は駆け付けて、男性講師を取り押さえる。
「痛、いてててやめろやめろ!」
「やめろと言われてもな。お前が何で追いかけてたのか分からないことにはやめられないな」
 ぐい、とカイムが腕をひねり上げると講師は情けない悲鳴を上げる。
 そうしながらも講師は蒼の方を向いて、くそ、と呟く。
「そっちがアタリだったか……! だましやがって!」
「そっちもハズレだよ、本物ちゃんはもう帰ってるんだよね?」
 葎が訊けば、響はうなずく。
「最初からすり替わっていたんですよ」
 その言葉に、講師は観念したようにうなだれる。
「じゃあ、教えてくれますか? あなたはどうしてこんなことをしたんですか?」
 シャルが訊いて、取り押さえられていた男性講師はがっくりりとうなだれる。
「オレもよく知らねぇんだけどよ……うちの塾の成績の良い奴を遅い時間まで引き留めて、暗い道を一人で帰らせたら金をくれるってヤツがいたんだよ……」

 何者かがこの男性講師に、子供が独りになる状況を作らせていた、ということらしい。
 マンツーマンの補習で子どもの帰りを遅くすることで、友達同士で帰ることを防ぎ。
 更に尾行、必要があれば声を掛けて足止めすることで孤立させ、周囲に人のいない状況を作り出していた……ということのようだ。
「結果的にヤバいことになってるのは分かってたけど、でも、渡された金がデカかったんだよ、な? オレは悪くねえよな?」
 必死に言い募る講師。
 さて、どんな言葉を投げつけてやろうか……猟兵たちが思案していると、物陰から更なる影が姿を見せた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『奇術師』ミスター・アンノウン』

POW   :    三十六計逃げるに如かず! さらばだ猟兵諸君!
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
SPD   :    種も仕掛けもございません!
合計でレベル㎥までの、実物を模した偽物を作る。造りは荒いが【逃走用および"劇場"用の奇術道具】を作った場合のみ極めて精巧になる。
WIZ   :    怖い顔で睨まないでくれたまえ!
【トランプと誰かの位置を入れ替える事】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【盾にする等の自らの手を汚さない手段】で攻撃する。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は桑崎・恭介です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「キミを利用するのはここまでだよ、残念だ」
 ぱん、と大きく手を打ち、暗闇の中から姿を見せたのは『奇術師』ミスター・アンノウン。
「さて。そこの道化との御話は終わりだろう? ならば私から、冥土の土産代わりに種明かしをして差し上げよう」
 その言葉に猟兵たちはアンノウンと向き合う構えを取る……その隙をついて講師は逃げ出したが、彼自身はまた、猟兵とは別のものに裁かれることになるだろう。
「私が子供を狙った理由が知りたいのかね? ウム、小賢しい子供は嫌いでね。勉強を頑張れば頑張るほど怖いことが起こるぞと、そういうことを学んで欲しかったのだよ」
 なぜなら、とアンノウンは獰猛に笑う。
「そうして子供たちが愚かになればなるほど、支配がしやすくなるからねぇ!」

 そんなことのために、受験勉強を頑張っていた子供たちを命を奪っていたと語るアンノウン。
「キミたちみたいに物事を考える姿勢がなければ便利な駒として使いやすくなるだろう? だから、こうして勉強というものに恐怖を覚えてもらえればと思っていたのだが――遠回りな方法すぎたかな?」
 仕方ないな、とアンノウンはうなずいて。
「次はもっと直接的に、学校でも爆破して回るとしようか――では、さらばだ」
 言って逃げ出そうとするアンノウン――しかし、ここで逃がすわけにはいかない!
神原・響
UDC改造対物理狙撃銃・ティンダロスで素早く狙いをつけ、今までの戦闘で磨かれた第六感によってアンノウンの出現位置を予測し、UCを撃ち込みます。
ティンダロスのから放たれた銃撃は、一度狙った獲物をあらゆる物理法則を超え追跡します。

絶対に逃がしません。犠牲になった二人への手向けです、派手に散りなさい!

アドリブ、絡みOK


硲・葎
【S】シャルちゃん(f01440)とカイムさん(f08018)と
連携は第六感で。
逃がしたりなんかしないよ。問答して時間稼ぎしながら忍び足で近づくよ。
「子供を利用なんかして、楽しませる魔術師が聞いて呆れるよね!恥を知りなよ!」
ローラーブレイド型にしてUCで思いっきり偽物を潰してやる。
フェイント、カウンター、見切りで
避けていくよ。
万が一の攻撃にはオーラ防御で対策。
彼岸花ノ葬で串刺し、傷口を抉るを使用。目潰し使用で退路を潰す。
さらに零距離射撃、一斉発射を使用するよ。力溜め、気絶攻撃で隙を作り、ふたりが攻撃しやすいように。
ベリーロリポップの毒使いで動きを鈍らせておこう。


清川・シャル
f01013葎(りっちゃん)
f08018カイム
第六感で連携
【W】

鬼神様がお相手ですよ?

ぐーちゃんでUC
2回攻撃、早業、目潰し、マヒ攻撃
12弾ランダム発射
誰かが盾に、の対策として、発射後アンノウンへの前面に氷の盾を展開
その間にアンノウンの背面狙い
自分が盾にされた場合対策はオーラ防御、盾受け、激痛耐性

カイムの銃撃に合わせて氷魔法で固め動きを封じ

2人の防御に、氷の盾やバリアを作って補助

対策後はThornSocietyを持って残像を使って走り込み
なぎ払い、2回攻撃、武器落とし、鎧無視攻撃、鎧砕き

近距離は村雨、桜花乱舞、優美高妙・斬で

見切り、カウンターで対応

こーの、ろりこぉおおん!
くたばりやがれですっ!


カイム・クローバー
シャル(f01440)と葎(f01013)と行動。
随分と回りくどいやり方してたもんだ、手品師のオッサン。証拠を残さずってやり方は賢いが、猟兵に喧嘩を吹っ掛けるってのは賢いとは言えねぇわ。……落とすぜ?(銃を構えて)
【P】
二丁銃を使用して、中距離で。【二回攻撃】【鎧砕き】【零距離射撃】【なぎ払い】【早業】UC使用の銃撃を。狙いは逃走に使用するだろうその足。空中を蹴ってジャンプ出来るらしいから、その厄介な動きを潰させてもらうぜ?攻撃に対しては【見切り】と【武器受け】で対処する。合間を見て、シャルの氷魔法と連携。オッサンの動きを完全に奪えば、ジ・エンドだ。
パーティーはお開きだ。道化は退場の時間だぜ?



「幻想永久機関プロメテウス始動」
 絶対に逃がしはしない――撃滅の意志を籠めて、響は呟く。
 対象は補足している。仮想銃身は展開されて、エネルギーの充填も完了――UDC改造対物理狙撃銃・ティンダロスの銃口は『奇術師』ミスター・アンノウンめがけて。
「暗雲を掃えスカイブルー」
 言葉と共に放たれたそれに、しかしアンノウンは目ざとく気付き。
「おお、怖い怖い! これは逃げるしかありませんな!」
 マントを翻し逃げ出そうとする――追跡する銃撃は、しかし届かないかに見えたが。
 アンノウンの足元に別の弾丸が撃ち込まれ、アンノウンは動きを止めてしまう。
「随分と回りくどいやり方してたもんだ、手品師のオッサン」
 銃を構え、カイムはアンノウンへ告ぐ。
「証拠を残さずってやり方は賢いが、猟兵に喧嘩を吹っ掛けるってのは賢いとは言えねぇわ」
 連射による足止めをしたのはイーグル。次いでラプターをも向けて、カイムは。
「……落とすぜ?」
 言葉のうちに、響の銃撃もまたアンノウンを貫いていた――これはまずい、と呟いて動き出そうとしたアンノウンへと、ロケットランチャーの強烈な一撃が叩きつけられる。
「戦場に響きし我が声を聴け!」
 シャルが即座に放った初撃を受けてしまえば二撃目も回避不能、そして二発受けてしまったのなら視界は潰され体の自由は奪われる。
「逃がしたりなんかしないよ」
 宇宙バイクをローラーブレイドへ変形させた葎はその隙を突いて轢き潰し、何度も地を蹴って逃げようとしたアンノウンの脚を掴む。
「子供を利用なんかして、楽しませる魔術師が聞いて呆れるよね! 恥を知りなよ!」
 動きの止まったアンノウンめがけて攻撃を振りかぶる葎とシャル。
「御嬢さん方、怖い顔で睨まないでくれたまえ!」
 言葉と共に葎とアンノウンの位置が入れ替わった――攻撃を向け合う形になってしまう二人はそれぞれの武装を押さえ込もうとするが、勢いを殺しきるには至らない。
「シャル! 葎!」
 アンノウンの足へ集中砲火を浴びせかけながらカイムは声を上げる。
「なんとか……大丈夫、です」
 彼岸花ノ葬の斬撃を受けかけたシャルだったが、ぐーちゃんを発射させた直後、こうなることも見越してアンノウンの前面に氷の盾を展開していた。
 受け止める覚悟は万端だったことも幸いしてか、互いの攻撃は大きな負荷をもたらしはしなかった……しかし、アンノウンにはお返しが必要そうだ。
「鬼神様がお相手ですよ?」
 カイムと葎を取り囲むように氷の護りを作り上げたシャルは、今度こそアンノウンを討とうと重量級の鬼金棒と共に肉薄。
 空気を引き裂く音は鈍い。二度にわたって薙ぎ払われて、アンノウンは組み上げていたはずの護りを破られてしまう。
「こーの、ろりこぉおおん!」
 破られた護りにアンノウンが動きを止めた隙にシャルは更に接近。
「くたばりやがれですっ!」
 厚底の高下駄で蹴り飛ばしついでに引き裂いて、その間に力を溜めていた葎は髑髏の指輪をつけた手をアンノウンへ向ける。
「今度はこっちの番だからね!」
 迸る熱線に意識が朦朧としたように動きが澱んだところで、響は再びティンダロスを向ける。
 ティンダロスの纏う淡い光は紫に光り。鋭い響の眼光は、決してアンノウンを逃がさないという強い意志を秘めていた。
「犠牲になった二人への手向けです」
 カイムもまた、動きを奪われたアンノウンへと二つの銃口を向ける。
 連射の面でも威力の面でも問題はひとつもない。二人を危険に晒したこの敵をこの場で倒すという決意と共に、カイムは言う。
「パーティーはお開きだ。道化は退場の時間だぜ?」
「派手に散りなさい!」
 声が、銃撃が重なる。
 回避するにはあまりにも迅く、耐え抜くにはあまりにも鮮烈な攻撃。
 麻痺毒を受けたアンノウンはそれらの攻撃を無防備に受けることしか出来ず、アンノウンの肉体は跡形なく消滅した。
 ――猟兵たちは快勝に、快哉の声を上げるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月26日


挿絵イラスト