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【サポート優先】涙の味を噛みしめて

#キマイラフューチャー #猟書家の侵攻 #猟書家 #マレーネ・ヴァルハイト #スクラップビルダー

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#猟書家の侵攻
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#猟書家
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#マレーネ・ヴァルハイト
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#スクラップビルダー


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。

●呪術教団
 一見すれば綺麗な結婚式場、その地下。
 禍々しい雰囲気を放つ祭壇を前に、一人の女性が不敵な笑みを浮かべた。
 見渡した空間には、バウムクーヘンの頭部を持つ縁起が良さそうなスーツ姿の怪人達が口々に呪いを捧げている。
「うっ、うっ……どうして俺以外の奴と……」
「俺はお前と結婚すると、ずっと思っていたのに……」
「そうよ、そう。裏切られたのよ、貴方達は。弄ばれたのよ、貴方達の心は」
 バウムクーヘン達の涙を生む途方もない淋しさを増長させるかのような女性。
 そうして呪術怪人へと改造を施した女性は、行きなさい、と地上を指し示す。
「我らがヴァルハイト呪術教団の素晴らしき祭壇を作り出すために!」

●呪術的なバウムクーヘン
「キマイラフューチャーの猟書家幹部の動きを捉えましたの」
 自身が首領となっている呪術教団の巨大祭壇を建造するために、スクラップビルダーを狙っているという幹部『マレーネ・ヴァルハイト』。
 彼女らの拠点の一つに、呪術怪人による呪術によってスクラップビルダーがおびき寄せられているのだそう。
「彼らは無意識の内に拠点……結婚式場でしょうか? そこへ訪れてしまっていますわ。彼らを殺して下僕として蘇らせることが、怪人達の目的ですの」
 まずはマレーネの配下であるバウムクーヘン怪人を討伐し、スクラップビルダー達を守ってほしいとソフィア・エーデルシュタイン(煌珠・f14358)は告げる。
 頭部がバウムクーヘンとなっている怪人というのは、仲の良かった異性の結婚式に招待され、もらった引き出物のバウムクーヘンが何故かオブリビオン化したものだ。
 それが呪術的な力で呪術怪人へと改造され、おどろおどろしい姿へと変貌しているのだという。
「頭のバウムクーヘンは食べる事も出来たそうですが……どう考えても美味しくなさそうな見た目になっておりますので、間違っても口にしないことをお勧めしますわ」
 食べたいとは思わないだろうが、バウムクーヘンを放ってくる技もありますので、念のためですわとソフィアは微笑む。
 そんな禍々しいバウムクーヘン達に今まさにスクラップビルダーが殺されそうな状態である。
 戦場となるのは結婚式場。広々とした宴会場だ。式の最中と言う事は全くないので思う存分暴れて蹴散らしてくると良いだろう。
「怪人達を蹴散らせば、地下の秘密祭壇への道が開けるはずですわ。乗り込んで、幹部を懲らしめて差し上げてくださいまし」
 にっこりと微笑んで、ソフィアはグリモアを展開させるとキマイラフューチャーへの道を開くのであった。


里音
 このシナリオはサポートの方を優先して採用し、速やかな完結を目指しております。
 通常プレイングも随時受付しておりますのでタイミングが合うようでしたらお気軽にどうぞ。

 集団戦&ボス戦の二章仕立て。
 第一章はおどろおどろしい感じに改造されたバウムクーヘン怪人との戦闘です。
 第二章は猟書家幹部との戦闘です。
 現地におびき寄せられたスプラックビルダーさん達を救出する事が出来たら、皆さんその場に留まって猟兵の応援をしてくれるでしょう。
 戦闘に有利な地形の作成などを作ってくれたり、めちゃくちゃ声援を飛ばしたりしてくれます。

 頑張ってサクサク参りたいと思います!
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第1章 集団戦 『バウムクーヘン怪人』

POW   :    結婚したのか…俺以外の奴と…
【青春時代の甘酸っぱい思い出】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【バウムクーヘンに仕込んだ苦い涙】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD   :    お前と結婚するのは俺だと思ってた…
【失恋の嘆きをたっぷり含んだバウムクーヘン】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    涙のバウムクーヘンエンド
【引き出物の入った紙袋】から【涙で濡れているバウムクーヘンの包み】を放ち、【憐れみを誘うこと】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:里桜

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

バルタン・ノーヴェ(サポート)
「バトルの時間デース!」
雇われメイド、バルタン! 参上デース!
アドリブ連携歓迎デース!

普段の口調:片言口調(ワタシor我輩、アナタ&~殿、デス、マス、デショーカ? デース!)
得意な技能:【一斉発射・焼却・武器受け・残像・カウンター・受け流し】デスネ!

遠距離ならば、銃火器類の一斉発射や各種UCによる攻撃が有効デース!
近距離戦闘なら、ファルシオンで白兵戦を挑みマース!
敵の数が多いor護衛対象がいるならば、バルタンズをお勧めしマース! 数の有利は得られるデショー!

状況に応じて行動して、他の猟兵のサポートに回っても大丈夫デス!
迎撃、防衛、襲撃、撤退戦。どのような戦場でも参戦OKデース!

頑張りマース!


御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推っ参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!

バトルや行動は常に生中継+後で編集しての動画配信(視聴者が直視しては危ない系は除く!)
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先よ
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNGだぞ?

戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!


城田・紗希(サポート)
基本的には考えるより行動するタイプ。
でもウィザードミサイルや斬撃の軌跡ぐらいは考える。…脳筋じゃナイデスヨ?
暗器は隠しすぎたので、UC発動時にどこから何が出てくるか、術者も把握していない。

戦闘は確実性やオーバーキルより迎撃数を優先するので、全力魔法と範囲攻撃で少し広めに撃ってから時間差で仕留める。
もしくは単体攻撃にカウンターや鎧破壊攻撃を乗せつつ、連続して使って、一撃必殺を繰り返す。
「ここから先は行かせないよ、キリッ」
…ところで、なんでオブリビオン居るの?(前後の説明忘れた)

……防御?なんかこう、勘で!(第六感)
耐性……は、なんか色々!(覚えてない)




「雇われメイド、バルタン! 参上デース!」
 ずばーん! と勢いよく披露宴会場の扉を開け放ち、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)は声高に名乗りを上げる。
 その声にハッとしたように顔を上げたのは、幾人ものスクラップビルダー達。
 自身が置かれている状況が分からないという顔をしていたが、目の前におどろおどろしい雰囲気の怪物が今にも襲い掛からん勢いで立っているのを見て、慌てて距離を取る。
「な、なんだお前は……」
「はっはっは、妾、推っ参!」
「何なんだお前たちは!?」
 先を越されてしまったなと磊落に笑う御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)がバルタンに続いてばばーんと現れれば、構わず襲い掛かろうとしていたバウムクーヘン怪人達もぎょっとしたように立ち尽くす。
 これが主張の激しいタイプの猟兵の強みなのだろうか。同行していた城田・紗希(人間の探索者・f01927)は一瞬考えたが、すぐにやめた。
 そんなどうでもいいことを考えるよりもずっと、隙だらけの敵に攻撃を仕掛ける方が建設的なのだから!
「さぁ、ばっさばっさと斬ってしまいましょう!」
 脳筋と呼ぶなかれ。ちゃんと状況を把握して適切に行動した結果である。
 しかしそおの勢いゆえに、敵に反撃を受けることも、ままあるわけで。
「お前に俺の気持ちがわかるか!」
 青春時代の甘酸っぱい思い出を代償に、バウムクーヘン怪人がバウムクーヘン(武器)を解き放つ。
 込められたのは苦い涙。呪術的な改造によってとても食べられそうもない見た目に変貌したバウムクーヘンから、更に甘さすら奪われたそれは最早凶器だ。
 それを物理的に叩きつけられた紗希は、勢いよく宴会場の壁に叩きつけられ……たかと、思いきや。
「私じゃなきゃ死んでたよ!?」
 叩きつけられた姿のまま、ぺらん、と紙のように平べったくなってひらひら剥がれ落ちたかと思えば、ぶるぶると体を震わせて立体的に戻ったではないか。
 カートゥーンアニメ的な表現で大打撃をさらりと受け流しながら斬り込んでいく紗希に負けじと、バルタンも続く。
「骸式兵装展開、朱の番!」
 バルタンの声に呼応するように、構築されるデータ。やがて颯爽とマントを翻すのはかつてグリードオーシャンの戦争を騒がせた『メリー・バーミリオン』……を模した姿のバルタンだ。
 骸の海から彼女のデータを抽出し、気合と共にファルシオンへと込めたバルタンは、そのまま大きく振りかざし。
「全力で行くのデース!」
 朱き大津波で、宴会場を覆いつくした。
 バウムクーヘン怪人達はその大波に晒され、あわや溺れ死ぬかと覚悟を決めたが……不思議と、身体は無事だった。
 だが、どこも怪我をしていないのに、なぜか次々と膝を折っていく怪人達。
「うっ、そうだ、あいつはもう結婚して……」
「幸せに……幸せになれよと、言ってやるつもりだったんだ……」
 嘆き悲しむ怪人達は、そもそも怪人が生まれる要因となった仲の良かった異性の結婚への悲嘆に暮れていた。
 スクラップビルダー達を殺そうだとか、猟兵達を倒そうだとか、そんな気概を根こそぎ洗い流されたかのような腑抜けっぷりに、ふむ、と菘は思案気に首を傾げ。
 しかし大きく頷くや、バウムクーヘン怪人達の前に歩み出た。
「お主らは、大切な者のために、幸せな結婚式を見送ったのだな」
 それは何とも美しい心意気ではないか。
 祝いの言葉を述べる事が出来なかったとて、それが何だと言うのだ。
 むしろ恋慕を抱きながらも笑顔を見届け静かに身を引く潔さこそが最大限の祝辞と言うべきではないのか!
「お主らは決して負け犬などではない! しかし怪人と化すほど思いつめてしまったお主らを、今度は妾が華々しく見送ってやろう!」
 バッ、と両手を上げた菘。刹那の後、宴会場を星が満たした。
「良かったのう、ブッ倒れるまで願い事の唱え放題であるぞ!」
 菘曰く、毎日練習していたらいつの間にか呼べるようになっていたという、召喚された流星群は、バウムクーヘン怪人達への餞別だと言わんばかりに次々と落とされ、撃ち込まれ、その嘆き諸共骸の海へと送り返していく。
 その光景を感嘆の気持ちで眺めていたスクラップビルダー達は、バウムクーヘン怪人達がどこか満足気な顔をしていたようにも見えたと、後に語るのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

小宮・あき(サポート)
お困りの方がいる、と聞いて参りました。
スポット参戦のような形でフラリと。

◆性格・人柄
敬虔な聖職者として猟兵に目覚めた、人間の聖者。
です・ます口調の礼儀正しい少女。
ピンクの髪に、透き通る水色の瞳が特徴的。
ふふ、と微笑み愛らしい見た目で佇んでいますが、
本業は商人。ホテル経営者。冷静で非情な心も持ち合わせています。

既婚者。
神と夫に報告できない行動は、絶対に取りません。



◆戦闘
UC「神罰」
半径レベルmの【範囲攻撃】です。
強力なスポットライトのような光の【属性攻撃】で物質を透過します。
媒体は【祈り】。敬虔な聖職者の祈りは【早業】【高速詠唱】で発動。
最後衛で距離を取り戦います。

◆冒険
基本『お任せ』です。


赤嶺・愛(サポート)
『世界が平和になりますように』
 人間のパラディン×シーフの女の子です。
 普段の口調は「平和を愛する(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、怒った時は「憤怒(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく、人と話す事が好きで
平和的な解決を望む優しい性格の女の子ですが
戦う事でしか依頼を成功出来ない時は戦う事も厭わないです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




「話し合いで解決……と言うわけにはいかないのね」
 そっ、と。解放されたスクラップビルダーを保護しながら、赤嶺・愛(愛を広める騎士・f08508)は少しだけ寂しげに零す。
 既に知っちゃかめっちゃかな披露宴会場を見ればわかる。この場に蔓延るバウムクーヘン怪人達を倒し、元凶となるオブリビオンの元へたどり着くためには、戦いは決して避けられない事なのだと。
「そのようですね。ですが……その方が、話は早いです」
 にこり、と。小宮・あき(人間の聖者・f03848)は眉を下げる愛に微笑みかける。
 穏やかな気質を持つ二人の猟兵に、スクラップビルダーはすっかり心酔したように見入っていたが、危ないから下がるようにと促すあきに、ハッとしたように機敏な動きで後退した。
 見送り、改めて怪人達に向き直ったあきの表情は、先ほどスクラップビルダーに向けていたものとは異なり、どこか冷ややかで。
 だが、決して蔑みのない真摯な眼差しに、愛は戦う意思を垣間見て、あきの隣に立った。
 短剣を構え、ちら、とあきを見た愛は、あきの手が祈りを捧げるように組まれるのを見て、彼女が前線に立つタイプの猟兵ではないことを即座に悟る。
 それならば、己がすべきことは、彼女の盾となりながら、剣として刃を振るうこと。
 ハートの形をした愛用の盾を翳し、怪人へと向かう愛。敵へと近づけば近づくほど、その口(どこにあるかはよくわからないが)から発せられる嘆きの声が、耳朶を付く。
「お前と結婚するのは俺だと思ってたのに……」
 失恋の嘆きは、どれだけ零してもなくなりはしない。
 それらがたっぷりと込められたバウムクーヘンは、呪術的な改造と相まって、禍々しい様相へと変貌しながら、愛へ向けて放たれる。
 翳した盾でそれを弾き飛ばした愛は、そのまま姿勢を低くし、踏み込む。
 踏み切る瞬間、盾を手放すことで一層身軽となった愛が放つ一閃は、空気をも斬り裂く程の鋭さで以て、怪人を斬り伏せた。
 嘆く事しかできない彼らの嘆きを解き放つには、もうこれしかないのだろう、なんて。切なさを噛みしめながら、愛は次々と怪人を斬っていく。
 愛の奮戦をあきが見たのは、祈りを捧げるために一度伏した瞳を開いた時。
 果敢な少女の姿に笑み湛え、ふうわりと両手を広げたあきの祈りは、強烈な光となって、スポットライトのように、降り注ぐ。
「神罰を与えましょう」
 嘆きを形にして他者にぶつけるなど、在ってはならないのだ。
 今ひとたび、骸の海でその感情に整理を付けてくればいい。結局再び現れる時には同じ嘆きを抱いているのだろうけれど。
 それでも、今だけは安寧であるようにと、夫を持ち、愛される身としての慈悲を以て、光の裁きを与えていく。
 勇ましく、また神々しい姿に、スクラップビルダー達の猟兵への憧れが一層膨らんだのは、言うまでもない。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

エダ・サルファー(サポート)
アックス&ウィザーズ出身の聖職者で冒険者です。
義侠心が強く直情的な傾向があります。
一方で、冒険者としての経験から割り切るのも切り替えるのも早いです。
自分の思想や信条、信仰を押し付けることはしません。
他人のそれも基本的に否定はしません。
聖職者っぽいことはたまにします。
難しいことを考えるのが苦手で、大抵のことは力と祈りで解決できると言って憚りません。
とはいえ、必要とあらば多少は頭を使う努力をします。
戦闘スタイルは格闘で、ユーベルコードは状況とノリで指定のものをどれでも使います。
ただ、ここぞでは必殺聖拳突きを使うことが多いです。

以上を基本の傾向として、状況に応じて適当に動かしていただければ幸いです。




 失恋に嘆くバウムクーヘン達が呪術的な改造でおどろおどろしさを増して襲い掛かってくる。
 その窮地からスクラップビルダーを救い出したエダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)は、彼らを背に庇いながら、きっ、とバウムクーヘン怪人を睨み据えた。
「お前達を倒せば、黒幕への道が開けそうだな」
 呪術を執り行うその存在は地下に居ると聞く。その場所を吐く気などは到底ないのだから、こちらも力で以て解決するに、限る。
 先行した猟兵達が派手に暴れたようで、既に戦える者の数は相当減っている。
 応援もいくらか駆けつけているようだが、ここらで打ち止めかと素早く状況を見極めて、エダは手近な敵に、拳を振るった。
 バウムクーヘン怪人と名のつく存在だが、呪術的な改造が施された今、どう見たってそうは見えない。
 だが逆に、そのお陰で、敵がいくら引き出物の入った紙袋から涙で濡れているバウムクーヘンの包みを放とうとも、憐れむ感情がちっとも湧いてこなかった。
 言葉通り千切っては投げの繰り返し。
「お前に、俺達の気持ちがわかるか!」
 猛威を振るうエダに食って掛かるバウムクーヘン怪人が、決死の覚悟で掴みかかってくるが、組み付いたところで、エダの力を上回る膂力を持ち合わせてはいなかった。
「憐れみが通用しなかったからって力に訴えるのはお粗末だな」
 潔さだけは褒められてもいいかもしれないがと口元だけで笑んで見せて、エダは一旦怪人から距離を取ると、両の拳を合わせ、腰を落として構える。
「これが空間を超える打撃だ!!」
 離れた距離を詰めることなく、エダは怪人へ向けて拳を振るう動作を行う。
 すると、怪人は突如、強烈な拳で叩きつけられたかのような衝撃を受け、吹き飛んだではないか。
 エダ曰くのドワーフ力(ちから)を込める事で、空間を超えた直接攻撃が発生するのだという。ドワーフ力ってなんだろう。
 ともかく、組み付けど叶わぬ、されど離れたところで結局は直接殴られる怪人達は、目一杯の嘆きを涙に代えて、バウムクーヘンの包みを濡らすことしかできずにいた。
 やがて全ての怪人が倒された後、落ちていた包みを拾い上げたエダは、何の気なしにその包みを開いて、苦笑する。
「美味しそうじゃないか」
 憐れみを誘うより、この美味しそうなバウムクーヘンを見せつけていた方が効果があったかもしれないなんて思いながら、そっと包みを閉じて元の位置に戻すのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『マレーネ・ヴァルハイト』

POW   :    来なさい帝竜達。存分に暴れ狂えるがいい!
召喚したレベル×1体の【スライム】に【相手に適した帝竜の首】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
SPD   :    温かいのは返り血ぐらい、貴方もそう思うでしょ?
【瞬時に間合いを詰めての腸を抉る一撃】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
WIZ   :    私は貴方の言葉が聞きたいの。精々囀るがいい
【視認不可能になったスライム】が命中した対象の【体内】から棘を生やし、対象がこれまで話した【自身に向けた負の感情・仲間を守る意思】に応じた追加ダメージを与える。

イラスト:たけ姫

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠白石・明日香です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

蒼月・暦(サポート)
 デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。

 普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


七星・彩華(サポート)
 羅刹の呪詛すらも従える剣士。
『呪詛で溢れた戦場は私の舞台さ!』
 口調は我が道を行く姐さん、仲間にはフレンドリー。

支配する呪詛も武器として扱う戦闘狂だが、かなりの頭脳派。
武器は魔剣・妖刀とは似ても似つかぬ呪詛刀
戦闘狂だが考えた戦術や戦闘の流れが上手くハマる方が感情が溢れ出る。
闘う事を至高と考える一方で守る者や仲間との共闘も戦闘の重要な要因と考えている。
行動は天上天下唯我独尊を貫く。
猟兵の夫と二人の娘がいる家族4人共が猟兵。


 ユーベルコードは指定した物を怪我は厭わず行動します。
迷惑をかける行為はしません。
依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません。
 あとはお任せ。よろしくお願いします!


ウルスラ・ロザーノ(サポート)
常時テンションが高いとは言われるなー、確かに誰に対してもフレンドリーな対応しようと心掛けとる
といっても銀誓館の学生時代から能力者をしてきたんでな
救えるもんはできるだけ救う、でも倒すべき敵は必ず討伐すべしっちゅー方針や

戦法はヒット&アウェイ型、戦場全体を広く利用して戦うで
基本は中距離
レーザービット射撃やナイフの蹴り込みで牽制しつつ、
エアシューズで、地上は高速で駆け回り、空中も地形とか足掛かりに利用して軽業のように跳ね回るよ
敵からの攻撃は、すべて見切って受け流したりの回避で凌ぐよ

攻め込む機会を見つけたら奇襲を仕掛けるで
一気に接近して、蹴撃やその斬撃波を叩き込む!
サッカーボールのシュートは必殺技や!




 バウムクーヘン怪人達を退けてたどり着いた地下。
 その場所に構築された秘密祭壇の前に、その存在は居た。
「――そう、彼らはやられてしまったのね」
 ゆっくりと振り返ったのは、水晶球ののような物体に腰を掛けた美しい女性だ。
 占術だとかを扱いそうな容姿に合わせ、周囲に迸る禍々しい雰囲気は、正しく呪術師という肩書が似合いだ。
 猟書家幹部『マレーネ・ヴァルハイト』は、たどり着いた猟兵達を見渡し、ふ、と短く笑みをこぼす。
「貴方達も殺して下僕にしてあげる。さぁ、くるがいい!」
 呪術教団の首魁らしい、大仰な振る舞いに、七星・彩華(狂い咲く戦場の華・f32940)はなるほどと口元だけで呟く。
 その禍々しさは、見る者が見れば威圧的な空気を感じ、恐怖を覚えてしまうかもしれない。
 だが、生憎と彩華にとって呪術の類……こと、呪詛と呼ばれる力は、何ら恐れるものではなかった。
「呪詛で溢れた戦場は私の舞台さ!」
 何せ、己に降りかかったそれを、力でねじ伏せて、己の武器として支配しきったのだから。
 勇ましく吼える彩華の傍ら、蒼月・暦(デッドマンの闇医者・f27221)とウルスラ・ロザーノ(鈴振り燕・f35438)も互いに顔を見合わせて、うん、と一つ頷いてはマレーネを睨みつける。
「スクラップビルダーさん達もみんな無事なのよ。アナタの好きになんてさせない!」
「その通りや。さぁ、一気に行かせてもらうで!」
 たっ、と同時に地を蹴った二人の動きを視線で追い、マレーネは指先を軽く蠢かせる。
 カウンター狙いかと瞳を細め、その動作を見極めながら、ウルスラは改造と改良を重ねて機動力を引き上げたエアシューズを用い、壁から天井に至る高みまで、縦横無尽に駆け回った。
 攪乱するようなウルスラの動きとは対照的に、暦はやや直線的に、しかし素早い動きでマレーネとの距離を詰め、医療用かつ解体用の改造ナノブレードを振りかざした。
「さぁ、これでお終いにしてあげるのよ!」
 振り下ろす刃から放たれるのは、鮮血色のオーラ。
 その色にマレーネは愉快気に口元を歪めて、細かな鋸刃が齎す傷が新たな鮮血をばら撒くのを眺める。
 ひとつ、ふたつ、みっつ――深くはないが確実に命中させていく刃の、最後の一閃を叩きつけようと振りかざした瞬間、暦は過る殺気にピクリと眉を跳ね上げて、飛び退いた。
「貴方も同士だと思ったのに。残念ね」
 びちゃりと濡れた指先を掲げるマレーネ。紅く染まったそれは、暦の腹部を浅く抉ったがゆえだ。
 腹部を軽く抑えた暦は、変わらずナノブレードを構えながら、あとひとつだったのに、と小さく悔し気に呟く。
 そんな暦にくすりと笑い掛け、つぃ、と見上げる眼差しが追うのは地下の空間を目一杯使って駆け回るウルスラ。
「温かいのは返り血ぐらい、貴方もそう思うでしょ?」
 次は貴方が仕掛けてくるのかしらと見やるマレーネに、ハッ、とウルスラは鼻で笑い飛ばす。
「近づくのを待たれてるってわかってて突っ込むほど阿呆やないわ!」
 壁を蹴りつけ、中空で身を捻りながら、ウルスラは音速の蹴りを連続で放つ。
 その蹴りは咄嗟に飛び退いたマレーネに届かずとも、軌跡に三日月形の衝撃波を幾つも残し、ウルスラが駆ける道を作ると同時、不用意な接近を牽制していた。
「この程度で仕掛けられないほど甘くは――」
「それならこっちも、しっかりと楽しみな!」
 ウルスラの衝撃波から逃れようと動くマレーネの所作を見極め、読み解いた彩華が、その身に猛毒の呪詛を飛ばす。
「私のことを見逃していたとでも?」
「まさか。呪術師に呪詛をぶつけてくるなんて、お粗末だと……ぐっ……」
 そんな馬鹿なと言わんばかりに苦悶の声を上げたマレーネに、彩華は不敵な笑みを浮かべる。
 まじないは、扱う者が違えば性質もいくらか変わってくるもの。得意分野同士のぶつかり合いなら、殴り合いの喧嘩と同じだ。
「油断してるからそうなるのさ」
 不敵に笑う彩華に、マレーネは忌々し気な眼差しを返すのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

火土金水・明
「穏やかなキマイラフューチャー世界には、無粋な猟書家の存在は必要ありませんよ。」「攻撃をしつつ他の猟兵の方の回復も受け持ちましょう。」
【SPD】で攻撃です。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【巷に金色の雨の降るごとく】で、『マレーネ・ヴァルハイト』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【第六感】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「私の役目は少しでもダメージを与えて次の方に繋げる事です。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。




「穏やかなキマイラフューチャー世界には、無粋な猟書家の存在は必要ありませんよ」
 こつり、と。地下に響いた足音と共に紡がれる言葉に、猟書家幹部『マレーネ・ヴァルハイト』は鋭い眼差しを向けた。
 にこりと笑みで受け流し、火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)は自身の持つ杖の先端をくるりと回す。
「大人しく退いてくれる気はないんでしょうか」
「この程度で、既に勝ったつもりだなんて……随分と余裕ね」
 挑発的な台詞を返すマレーネに退く気は毛頭なさそうだ。
 もっとも、初めからそんな答えが来ることは分かり切っていたのだから、戦意も敵意も、僅かのゆるみもなかったのだけれど。
 残念です、と呟きながら、明は杖を掲げる。
 七色に輝く不思議な杖が煌き始め、一つの金色の光へと収束し、弾けた。
 そう、見えた。
「私の心にも雨が降る」
 雨、と。口遊むように告げた明の頬を打つように、ぽつりと注がれるのは金色の雨。
 地下全体に降り注ぐその雨は、つい先ほど、マレーネによって攻撃を受けただろう猟兵達の傷を癒す優しい温かさを元らした。
 それと同時に、敵対者たるマレーネへは、苛烈な虹色の稲妻を降り注いでいく。
 幾つもの稲妻が迸る中、マレーネは短く舌打ちすると、紅く濡れた指先を一度舐め、雨の降る中、その温かさを思い起こすように笑み深めて、駆けた。
 明とマレーネの距離が詰まるのは一瞬。それだけの実力を保持していることを示唆するような瞬間的な肉薄と同時に、マレーネは明の腹部を貫き抉る。
 ――抉ったと、思ったのに。
「残念、それは残像です」
 来ることは分かっていましたから、と微笑む明は、残像を纏う素早さで回避していた。
 そうして攻撃により立ち止まった瞬間、マレーネは虹色の稲妻に打たれ、悲鳴と共に一度膝をつく。
 追撃を避けるように明から距離を取ったマレーネを見据え、明はそっと、腹部に手を当て確かめた。
 身を纏ったオーラと、降る雨の癒しのおかげで、服が裂けるに留まったようだが、指先が腹を掠める感覚が残っているような、気がして。
 油断のならなさに僅かに唇を引き結んだ明は、次の一撃を見極めるために、再び第六感を働かせる。
 少しでもダメージを与えて、次に繋げること。それこそが、己の役割だと明確に理解しているのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御形・菘
悪は悪なりの理想を掲げ、手下をカリスマで引っ張っていくのが良い組織だと思うのだがのう
心を弄んで操るというのは、妾的にはあまり美しくない手口であるぞ?
それが例え、怪人相手であろうともな!

帝竜とは割と懐かしい! 今ここで再びバトれるとは嬉しいではないか!
とはいえ此度ボコる本命はお主よ、実に残念だがな!
右手を上げ、指を鳴らし、さあ鳴り響けファンファーレ!
はーっはっはっは! スライム帝竜とお主以外の炎は消火して、混乱させた状況の中を一気に接近する! 取り巻きは無視だ!

ただでさえ最強の妾が、生で声援を受けたら、もはや完全無敵!
はっはっは、精々耐えてみせるがよい! 妾の渾身の、左腕の一撃をな!




 思ったよりもボロボロになっているようだ。
 猟書家幹部『マレーネ・ヴァルハイト』の苦戦ぶりを把握した御形・菘は、それも仕様のない話かと肩を竦める。
「悪は悪なりの理想を掲げ、手下をカリスマで引っ張っていくのが良い組織だと思うのだがのう。心を弄んで操るというのは、妾的にはあまり美しくない手口であるぞ?」
 それが例え、怪人相手であろうともな!
 配下を蔑ろにした時点で、こうなることは想定されていた事だろうと悠々と笑う菘に、マレーネは唇を噛みしめてその姿を睨みつける。
「まだ、終わってなどいない……来なさい帝竜達。存分に暴れ狂えるがいい!」
 マレーネの呼びかける声に応じて現れたのは、無数のスライム達だ。
 そのスライムがごぼりと音を立てたかと思うと、ずるり、かつてアックス&ウィザーズの世界に戦禍を齎した帝竜達の『首』が生え、咆哮をあげる。
 夥しいまでのスライムに付与された帝竜の首が一斉に見据えてくる光景は、想像を絶する威圧感を与えてくるものだろう。
 ――だが。
「帝竜とは割と懐かしい! 今ここで再びバトれるとは嬉しいではないか!」
 菘は心からその存在を歓迎していた。
 より取り見取りの首達を一通り眺め、爽快で華やかなバトルを繰り広げてくれるだろう存在にうずうずとした様子すら見せていた。
 しかしながら、彼等と延々殴り合う楽しみを存分に味わうわけには行かない。
「此度ボコる本命はお主よ、実に残念だがな!」
 すっ、と右手を掲げ、ぱちん、と一つ鳴らされる指。
 それを合図としたかのように、どこからか鳴り響くのは、高らかなファンファーレ。
 驚いたように周囲を見渡したマレーネとスライム達に、にやり、菘は不敵な笑みを浮かべた。
「はーっはっはっは! 妾だけを刮目して見よ!」
 途端、一気に燃え上がる戦場。視界を包む炎は応援に駆け付けたスクラップビルダー達が一瞬慄く程の勢いだったが、彼らに及ぶ前に、菘は即座にその炎を調整する。
 炎はマレーネとスライム達だけを包み、広がる混乱に騒然とした気配が湧き起るその中を、菘は一気に駆け抜けた。
 取り巻きたるスライム達には目もくれない。押しのける真似さえしない。
 討ち果たすべき相手へと真っ直ぐに肉薄する菘の軽やかな動きに、スクラップビルダー達の興奮は一気に膨れ上がり、それらは声として、菘に届けられる。
 そうして、彼らの声は、菘の力へと換わるのだ。
「ただでさえ最強の妾が、生で声援を受けたら、もはや完全無敵!」
 期待の込められた歓声を浴びながら活躍できぬなど、邪神の名折れ。
 なればこそ、菘は渾身の力を込めて、異形たる左腕を掲げ、高く笑うのだ。
「はっはっは、精々耐えてみせるがよい! 妾の渾身の、左腕の一撃をな!」
 力強く振りぬかれた一撃が、マレーネを打ち据える。
 炎すら掻き消えんばかりの強烈な一撃に吹き飛ばされたマレーネは、そのままピクリとも動かなくなって。
「心躍るバトルであったぞ、呪術教団の主よ」
 堂々たる菘の宣言にスクラップビルダー達の歓声が重なった瞬間、結婚式場を装った秘密祭壇は完全に制圧されたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年07月17日
宿敵 『マレーネ・ヴァルハイト』 を撃破!


挿絵イラスト