●掌捏地獄
焦熱地獄の方が幾分か真面(マシ)な光景が茫々(ひろ)がって異た。魂人等は気持ちの悪さに耐えかねてキラリ、キラリ、中身をブチ撒ける。薄れいく肌の色を思わせる、儚い泡のような正気がただ『掌の主』を悦ばせた。しかし――その蒼白はもう、面白くない。
回転する、輪廻(かいてん)した。君の頭をぐちり、飴玉じみて破壊(ころ)してみる。さあ、皆――永劫回帰の時間だよ。気分の悪さもスッキリして『慣れ』もこれでお終いさ。
素敵なお茶会になりそうだ。ガリガリとガリガリと、闇の種族、領主の嗤いが響いている。それは強大で巨大で埒外の極み。刺激された矮小(カタツムリ)に刺激(エサ)を与えた。
●グリモアベース
プルプルと猟兵(みな)に『背を向けている』のはグリモア猟兵か。予知(み)えたものが思った以上に『ダメ』だったらしく酸っぱい臭いが漂いつつある。
「ふう――ふう。これ、伝えなきゃいけない? いやね、わかってんだけどさ――上層よ。ダークセイヴァーの上層」
地獄と謂うのも生温い、そんな絶望への片道切符。それを掴まされたのは常の如く魂人で在り――猟兵(きみ)は冒頭の『内容』を説明される。背中に冷汗がおちた。
「今回のお相手は『手のひらを返す』のが上手みたいね。それとも『手のひらを回す』方が適切かしら。まずは魂人を救出して『掌(せかい)の果てに連れていくこと』『下層のオブリビオン』も巻き込まれている筈だから排除――そんで……領主、つまりは闇の種族なんだけど」
ここで溜息、いや、怖気。
「倒すのは『ほとんど不可能』よ。彼は『何かしらの装飾品』をつけてるようだから『それを壊しなさい』そうすれば『脱出』出来ると思うわ。良いわね? 倒そうなんて考えたらダメよ――?」
グリモアが輝いて。
にゃあら
にゃあらです。
如来。
第一章。
猟兵が転移した先は『超巨大な闇の種族の掌の上』でした。拷問され、永劫回帰を続けている魂人を『掌の先』まで連れていきましょう。
闇の種族は『掌を回す』のが得意です。大小、上下左右関係なくめちゃくちゃに回ります。三半規管ぐっちゃぐちゃ。
第二章。
上層の事を知らない『下層のオブリビオン』が居ます。彼女等は闇の種族のご機嫌を取るべく半狂乱になって魂人へと襲い掛かるでしょう。突破してください。
第三章。
闇の種族との戦闘ですが――彼は『強い』です。倒す事はひどく難しいでしょう。
彼が身に付けている『装飾品』を壊す事で脱出可能なようです。
宜しくお願い致します。
第1章 冒険
『回る廻る大地が周る』
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POW : 強引に突破していく
SPD : 回転を上回る速さで動く
WIZ : 規則性を見抜いて踏破する
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
巨大な巨大な、ひどく世界的な闇の種族は『掌を回す』のが上手かった。猟兵の転移した先は彼の『掌の上』、そこは只管に回転していた。
上下左右の揉みくちゃにされた魂人の『酸っぱいもの』と『潰れたトマト』塗れになっている。息をするだけで気分が悪くなりそうだ。故に――素早い救出が最優先だろう。
世界の彼方へ運ぶ際、注意すべきはやはり掌(だいち)の動きだろうか。翻弄され、木乃伊取りが眩暈(みいら)に陥ってはならない――袋(エチケット)は必要か?
七詩野・兵衛
適当にアドリブや絡み歓迎
「我輩はアルダワ魔法学園
応援団長 七詩野兵衛である!」
「此処には我輩の応援が必要な
ものたちがいるようだな!」
「待たせたな!今行くぞ!」
この事件に対してこう感じ、応援団長として参加します。
「SPD、回転を上回る速さで動くに挑戦します。
ユーベルコード「応援殺法『飛翔演舞』も使い空も駆け、迅速に駆け抜けます」
言葉の理解として掌の上とは比喩で掌握した空間その物が回っているのだろうか?
竜巻などを駆け抜ける空想をしておく。
青いハリネズミが思い浮かぶな。
最大の目的は、要応援者の元へ駆け付けて応援する事です。
その為なら、ある程度の怪我や些細な失敗はやむを得ないものとします。
ぶちりと潰れた目の玉はきっと安全地帯だった筈だ、酸いものが々いものを連鎖(くさ)らせ凄惨な光景(せかい)を孕む。とても気分が悪いんだ、誰か、助けて……。
猟兵(オマエ)が『てのひらを返す』事は決してない。暗黒を裂く為に身を投擲(な)げ、絶望を潰すかの如く心(しん)を抱く――我輩はアルダワ魔法学園、応援団長、七詩野兵衛(ななしの・ひょうえ)である!!! 嗚呼、絶叫哉、拷問を受け、血塗れとなった永劫回帰(もの)の意識が一斉に『オマエ』へと向かう。彼等or彼女等こそが此度、応援(らちがい)を望む魂人(もの)なのだ。嗚々、待たせたな! 今、行くぞ――まるで反旗(はた)の如く『押忍』の一声、腸から情熱と気合いをぶち撒けろと信念(のう)が滾った。
掌の上と謂うのは『比喩ではない』。文字通り猟兵(オマエ)含め魂人(かれら)は転がされているのだ。その運命から脱却する為には全速力での抗いの他にない。空想(イメージ)したならば竜巻(ハリケーン)を駆け抜ける己、青色のジレンマめいて飛翔(ジャンプ)する――まずは一人。この、ひどく目が回る災厄から逃避(のが)れねば! 佛も神もなく、ただ自我(シナプス)在るのみ。
たとえ自らが融解(バター)と化そうが構うものか。負傷をおそれていては『地獄』で生存(のこ)る事は出来ない。応援団靴(シューズ)でシカリと天地を把握(りかい)せよ、踏み締めたならば『此処』が応援(おのれ)だ。
赫々に振盪(ぶれ)なく世界の果てを認識(み)つめる。
――轟嵐会のお通りだ、我輩こそが、現(いま)、台風の目である!
成功
🔵🔵🔴
岩倉・鈴音
魂人よ、人間の矜持をもって手のひらの先まで逃げようぜ!
手のひら回しの法則性を見切りたい。
手がひらいたらすかさず進む!
魂人よ、虹は幸運の象徴だから溜め込んでだすんじゃ。
ゴッドスレイヤーでの地形破壊や禁断の魔筆で生命線に沿って撫でるなどの刺激を与えることで如来に興味でも抱かせてみる。顔をすこしでも近づけたとき!邪神の秘技くとぅるふ砲をお見舞いする。皆で隙きあらば人類最大秘奥義、ウィニングザレインボーを発動。
天に真っ直ぐ伸びる虹のように魂人、ワタシの心のこもった内容物を如来にお届けにょ。
(とっさの一撃、リミッター解除)
二回攻撃で二回吐けるね。
セミの小便の効果はあったな。
この間に指先にたどり着け!
生命線は擽ったいと波打ち、皮が剥がれた。
回転床(おやくそく)トラップにぶち当たる。
突き付けられた指先がオモシロ可笑しく、蜻蛉(きみ)を捕縛(つか)まえようと回転(ぐるぐる)始めた。埒外を常人に、常人を蟲毒(むし)と冒涜(みな)す行為はまったく忌々しいの化身(きわ)みと謂えよう。魂人よ、人間の矜持を以て『てのひらの先』まで逃げようぜ! 引っ張られそうな脳天(みそ)を如何にか支える。眼球に粘ついた高性能(サイバー)が悲鳴(けむり)を妄々(あ)げていく。五月蠅い、それが如何した。法則性を見定める為ならば不定(ぐるぐる)だって受け入れる。🌈(キラキラ)は幸運の象徴だから溜め込んで出すんじゃ。まるで詰め込まれた、ぴっちりハギス、気分が悪いね。
いらっしゃいませ理不尽と不条理の如来(ホトケサマ)、神殺しの一撃(たわむ)れに魔筆(インク)を吐き散らかす。この撫(のり)憑(づ)けは気に入らないだろうか。兎にも角にも貌――おそらく『貌』なのだ――が接近(よ)った瞬間(きわ)にお蛸様の時間だ。いあ、いあ、くとぅるう、ふたぐん。ふざけた♪マークを墨で描いてやれ。ついでに人類最大秘奥義(ウィニングザレインボー)は如何? 誰が駆け抜けると謂うのだ、甘酸っぱい。
心のこもった内容物(🌈)を如来にお届けにょ。によんと伸びきった胃袋(はらわた)が錯乱していく。そろそろ解除すべきではないか、オマエの食道(リミッター)。
蝉の小便程度の『効果』は期待出来た。猿は木から落ちると謂うが、嗚呼、猟兵は如何に。烏賊にも蛸にもと本当に騒々しい。袋がふたつ存在したならば二度、嘔吐(は)けるのだ。リ・バース!!! 機械天使だって目が回るのだね、ンッフッフ。
ここはワタシに任せて先に行くんだ!!!
辿り着け!!! てのひらくるくる、これではくるくる砲だ。
無差別(🌈)!!!!!
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
なるほどなー
今日もいつものあれですね
ぐるぐるしてきらきらするやつ!
まぁ、僕もこの系統のお仕事には慣れたので
キラキラを生み出さないで済む方法も保有しているのです
そう、知っているとゆーことは対処できるとゆーこと
この程度のぐるぐるなら対処する方法をいくつか持っているのですよ
クールに、スマートに対処する方法はあるですよ?
でもね?<強行突破>気合と根性でも何とかなるのです
気合と根性で何とかなるなら手抜きしてもいいんじゃないかな?
結果が伴えば過程など些細なもの
世の中にはそーゆー時もあるのです
そして今がその時なのです!…たぶん
胸焼け(ハート・バーン)を迎えた誰かさんが絶望していた。もう嘔吐(は)きたくないし、いっそ殺されたい。佛草と毟り、食む事も赦されない現状が過食症(やまい)を垂れてみせた――エチケットも足りていない。
ひどい錬金術師(ジョブ)も存在したものだ、と、仏陀(やみ)の嘲りが谺している。常の如くの回転(ぐるぐる)と上層の地獄(ぐるぐる)具合が融合(あ)わされば最悪でしかなく永劫回帰と同時に🌈(おぶつ)塗れと掌(せかい)が成った。つまりいつものあれですね。なるほど・うんうん・頭を揺らせば脳味噌(シナプス)をぐんらり、やっぱりきらきらするやつ! まあ――そろそろ慣れていないと埒外として如何だろうか。リ・バースしないで済む方法も幾等か所有してみせた。未知でなく既知で在ればペン回しにも対処(こた)えられるってこと。何よりも――この程度の刺激(くるくる)なら三半規管(カタツムリ)でもどーにか出来る。くるくるだけにクールにね? これなら余裕っぽい!
しかし、正解(それ)で好いのかと外様(かみさま)が語りかけてくる。気合と根性でどーにか突破出来るなら『そっち』全振り、手抜きしたって問題ないのではないか。そうとも結果が良ければ過程など何だって構わない。たとえば気持ち悪くなったってぶち撒けてしまえば易いのだ。そう、喉元過ぎれば酸味も忘れる。世の中そーゆー時もあるのです。
魂人(だれ)かしらを悪鬼羅刹、オマエの埒外性で抱えて往け。錯視(ぐるぐる)避ける事は難しいが『さからい』進む事は成立(な)せた。今が『その時』なのです! 若干の不安要素(たぶん)を孕みつつ掌返しに挑み胃った――!
これくらいイケルイケル気持ちの問題だよね病も気からってゆーし。決壊(🌈)したのは魂人(きみ)だけだ。まあ、拷問(つぶ)されなくて良かったっぽい。
成功
🔵🔵🔴
ミリィ・ライジング(サポート)
『白銀は孤高に煌めく、でも私は孤独じゃない!』
心情:
いつもはお兄ちゃんと一緒だけど、一人でできる事も頑張らないとね。
性格:
家事が得意なしっかり者で、一癖も二癖もある化身達のまとめ役。
戦闘スタイル:
主にユーベルコードで化身を召喚して、召喚した化身で攻撃する。
攻撃だけでなく、仲間の回復や自身の行動成功率を上昇させる等。
本人の攻撃は五行の属性攻撃を付与した手裏剣や護符の投擲。
五行の相生や相剋に関して知識が深く、それを活かした応用も。
連携・アドリブなどは大歓迎。
色白(はだ)を濡らしたのは涙だったのか、或いは心臓(ザクロ)の汁気だったのか。絡み憑いた長い々い指、まるで帯の如くだと荒々しく引っ張られた。呵々、夏々、火々、旋回するインクの群れが嘲笑(わら)い遭った。
黄金時代(ゴールデン・エイジ)に投擲された、そんな気分の悪さだった。拉げた魂人(もの)の残骸(にくへん)を弄ぶ大地が、只管と、オマエ諸共に回転(ぐるぐる)していく。呑み込まれた白銀(オマエ)は髪(プラチナ・ブロンド)を滅茶苦茶(みだ)しに乱し、振盪(さゆう)する赤瞳(たま)、治まり難いのか。こんなにも不快な暗黒(やみ)が宇宙(そら)の如くに膨張(ふく)らんで異る。ふたつほどの卵を転がしたら胃壁(かべ)への刺激、脳味噌(シナプス)が限界を訴えている――早く脱出しなければならない。
嘔気を加速させるのはきっと腐れた肉と空気の所為に違いない。護符に宿すべき埒外(ちから)は『水』だ。胎内(はら)から溢れる生命は必ずや汚濁を浄化(きよ)めるもの。私は孤独じゃない。魂人(あなた)達も孤独じゃない。だったら、たとえ猿真似(ちっぽけなもの)でも抗う勇気を持てる筈だ――癖の強い化身(れんちゅう)をまとめるよりも、天才を相手するよりも、天災へと唾を吐いた方がマシなのだ。ぐじゅぐじゅと松果体(はへん)が喪れていく。
腐乱々々(ふらふら)する頭を如何にか真直ぐにし導(みち)を拓く。あの大回転にも規則性(ル―ル)は存在したのだ。何者も水の流れには逆らえない。
――彼方へと辿り着いたオマエは座り込むのだろうか。
大丈夫、心の冬はまだ来ないのよ。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『『願望少女』アリスシスターズ』
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POW : あなたの全てを受け入れるわ
戦闘力のない【純粋なる好意又は善意】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【全てを肯定し受け入れ破滅に導く誘惑】によって武器や防具がパワーアップする。
SPD : 自信がないならわたしが与えてあげる
【純粋なる好意や善意によって】【根拠の無い励ましや応援で過剰な自信を与え】【根拠なく成功を確信する破滅へと導く誘惑】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ : あなたの願いを叶えて欲望を満たしてあげる
【願望又は欲望】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【燭台の炎が描く魔法陣】から、高命中力の【願望や欲望を叶える代償に破滅へと導く誘惑】を飛ばす。
イラスト:葛飾ぱち
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
受け入れる。
与える。
満たしてくれる。
そんな楽園を創造(つく)って異た彼女等は、深く々く、絶望の虚(うち)でいとしくも嘔吐(は)いていた。どちゃどちゃと騒がしい酸っぱい臭さが充満(み)ち、最早、そこに願望器(うつわ)は無いのだろう。そもそも『そんなもの』でいっぱいなのだ、誰が手を伸ばし、餓え、渇くと謂う……。
聞いていない。あんな化け物(もの)、私は知らない。
私達は知らない。
闇の種族の機嫌を取らなければ『殺される』のは彼女等だ。猟兵に目をやらず吶喊してきた彼女等(オブリビオン)の狙いは魂人。
たとえ同じ被害者だとしても敵は敵だ。速やかに殲滅し、魂人を守らねばならない――忙しなく蠢動する爪先の甘い々い……。
露木・鬼燈
肯定して甘やかしてくれる少女
これは危険な存在っぽい!
でも、まぁ、大丈夫でしょう!
こんな時に甘えちゃうってことはないよね?
うん、ないよね?
んー疲弊している魂人はヤバいっぽい?
やっぱり僕がくい止めないといけないのかなー
ここは力づくで蹴散らすのは効率が悪そう
ここを抜けるまで足止めできればいいのです
とゆーことで甘やかしには奉仕力で対抗!
<従者召喚>
願望少女とメイドさんの戦い…これは胸が熱くなるなっ!
まぁ、見物している暇はないんだけどね
メイドさんが足止めしている間にいくですよ!
代償を無理矢理、押し付けられた『最悪』だった。災厄に巻き込まれたのは無差別の沙汰で、遂には正気も狂気も統合されて往く。死にたくない。だから。獲物(のが)す所以(わけ)にはいかない。
肯定――全人類が余す事なく『望んでいる』だろう二文字だ、甘い甘い、ひどく粘性とした、重ねてノドゴシの良い『代物』で在る。掌を返す術を知らず、胸の内を曝け出していた少女等は、絶望、解せぬ儘に上層へと到達して終ったのだ。形振り構わず『甘やかそうと』する貌(さま)は、成程、設定に抗えない主人公(アリス)に相応しい。これは危険な存在っぽい! でも、まあ――猟兵(オマエ)自身は屈強な、熟達の忍としての精神(シナプス)を有する。ならば問題点を挙げるとしよう。即ち、オマエの周囲に在る魂人だ。
彼等の精神(シナプス)は接続を忘れ、ひどく傷み、腐れている。現(いま)の状態ではいとも容易く少女等の愛に屈して堕ちるだろう。やっぱり僕が喰い止めないとダメっぽい? 選択すべきは『魂人が通り抜ける為』の時間稼ぎ、その為に必要なのは何だろうか。甘やかしに対抗出来るのは奉仕力(おかえりなさいませ)、召喚された従者(メイド)はぺこりと丁寧にお辞儀をした――願望少女とメイドさんの戦い。
胸の奥底が沸々、熱を孕むような光景だった。願望少女が破滅を示せばメイドさんがお掃除する。先に音を上げたのはきっと願望少女(オブリビオン)に違いない。彼女等にはまったくの余裕がないのだ。メイドさんが足止めしている間にいくですよ!
世界の彼方へと身を投げろ、大丈夫だ。ベッド・メイキングは済んでいる。枕元に置いたぬいぐるみへとご挨拶だ、悪夢は去り、いつしか現へと。
大成功
🔵🔵🔵
七詩野・兵衛
アドリブ歓迎
応援団長はこちらを無視して使われるその技を見た。
応援とは何だ?
応援とは破滅に導くものではない。
応援とは困難を乗り越える為にあるべきだ。
分かっている。
俺の応援も、ただ押し付ければ同じ様なものと化すだろう。
だからこそ……『覚悟』をもって『大声』で名乗ろう!
「我輩は!アルダワ魔法学園応援団!轟嵐会団長!七詩野 兵衛であるッ!」
『自信がないならわたしが与えてあげる』に対し、
応援活法『声明祈願』を使用。
あえて言った我輩は全身全霊だ。
狂気とは何だ?
お れ は可能ならオブリビオンも『祈り』と共に『鼓舞』したいのだ!
我輩の目的は……、試す事。
狂気は『気合い』と『情熱』で裏返る様に見える事もあるか?
白く々く、塗り潰されたかの如き狂気(くる)いが絶望に咆哮(ほ)えた。少女等は一斉に罪深き刃を揮い、純粋な善意・好意を無差別(あまた)に向けていく。まるで戦争を嘆くかのように、終末を齎すかのように、ギャランホルンの化身(にく)と成り果てたのだ。嗚呼、虚れが闇(あるじ)への応援歌(うた)と称せるなら、謳と見做せるなら――猟兵(オマエ)の耳朶にも届くのだろう。嗚呼、応援とは何だ。応援とは破滅に導くものではない。困難、聳える壁を真正面から粉砕する、否、乗り越える為にある『もの』だ。
ねえ、そんなに応援、応援って謂うけどさ。本当は自分自身の為なんじゃないの? それならいっそ望んじゃえば良いんだよ。さあ、私の、私達の応援(て)を取って、あの団旗(はた)に身を委ねましょう――分かっている。分かってはいるのだ。俺の応援も、ただ押し付ければ『同じような』ものと化すだろう。だったらこっちに来た方が好いんじゃない? 願望少女(アリス)は男の人も歓迎するよ――だからこそ、故に、応!
抱くべきは絶対的な覚悟、勝って兜の緒を締めよ? その前にハチマキを結び告げろ。拡声器(デバイス)を掲げよ。そう、猟兵(オマエ)はいつでも『此処』に在(い)る――我輩は! アルダワ魔法学園応援団! 轟嵐会団長! 七詩野・兵衛であるッ!!!
全身全霊(魂を削る)ように咽喉をひらき、肚から声(ね)を晒す。声明祈願(ねが)いよ成就(な)れ、と迸る気合い、滾る情熱を叩き付けた。狂気とは何だ? 正気とは?
お れ は――。
絶望を覆すべく、過去(オブリビオン)を鼓舞(かえ)すべく。たとえ『なに』が相手だろうと。目には目を歯には歯を、頑張りには応援を――!
我輩の目的は『試す』事。世界の隅から隅まで反響(ひび)く、凄まじい熱量(もの)、オマエは狂気を裏返せるのか、否か。
――大丈夫だ、アリス嬢。我輩達は生き残れる。
大成功
🔵🔵🔵
ヴィルジニア・ルクスリア
ダークセイヴァー上層。
"死"が安らぎにならないなんて、噂以上に碌なところじゃないみたいですね。
何はともあれ、魂人を守らせていただきますね。
あらあら、なんてことでしょう!
第四層でブイブイ言わせていた方々が必死の表情で迫ってくるわ。
そんなに此処の化け物が怖いのかしら?……怖いのでしょうね。
無敵の化け物。
猟兵ですら、攻略の糸口がつかめない存在。
手駒になったオブリビオンから、何かしらの情報が手に入るかと思いましたが、あの様子では無理そうですね。
役に立たないなら消えてもらいましょう。
『眠りの芳香』
お疲れでしょう、ストレスには睡眠が良いらしいですよ。
寝てしまえば、願望も欲望も与えられる事もありません。
歓喜――絶望から身投げした人々は『無』と称される僥倖に塗れたかったのだ。最悪から身投げした人々は『死』と称される安らぎに縋りつきたかったのだ。されど、目の前に膨張(ひろ)がるのは更なる厄災、まるで地獄が意思・意志を有し、旋回するかの如く――噂以上に碌なところじゃないみたいですね。猟兵(オマエ)の黒目(キャンディ)が辟易(ぐるり)としている。黄金時代(ゴールデン・エイジ)は、最早、彼方の彼方、開拓(さ)かれたのはきっと魂牧場に違いない。何はともあれ、彼等を守らなければ。先程までの掌返しが虚無(うそ)の貌(よう)に眩暈(めいてい)から醒める――。
世界(オブリビオン)の最果てで過去(オブリビオン)の発狂(うた)が聞こえる。暗黒(オブリビオン)の先端で軍贅(オブリビオン)の混迷(うた)が聞こえる。あらあら、なんてことでしょう! 第四層(いやした)では強者だった彼女等も此処に落ちればタダの餌食(えさ)だ。見た事もない貌(つら)で此方(おまえ)を睥睨(ねぶ)っていく。そんなに化け物が怖いのかしら? 迷宮に這入り混んだ少女(アリス)めいた願望(うつわ)に罅入る……怖いのでしょうね。げたげたと嗤う無敵の化け物相手では救いようがない。おぞましい事に凡てが『掬われる』だけなのだ。金魚鉢の内側からは歪んで視認(み)える。
雲を掴むような貌(ざま)だとオマエは溜息(くう)を吐いた。刹那でほどける甘味(わたがし)じみて『あの様子』だ。とっ捕まえて何かしらの情報を得る事すらも不可能だろう。ああ、役に立たない燭台、蛍一匹にも成りはしない……消えてもらいましょう。
ひどい隈(くろ)に沈んでいた『あなた』だ。お疲れでしょう。心の傷には睡眠(おやすみなさい)が効果的らしいですよ。ええ、よい夢(せかい)を――ぬるま湯のような『今まで』が脳裡を弄る。ただの一般人の悲鳴、狂喜が、妄想のクセに恍々しい。
願望も欲望も、与えられる事もありません。
――皿に盛られた愛情へインクを垂らす、これは蛇の目、赤の球だ。
大成功
🔵🔵🔵
紬雁・紅葉(サポート)
『業邪…御鎮めします』
基本戦闘場面に参加
破魔、属性攻撃、衝撃波、薙ぎ払い等とUCを適宜組み合わせて攻撃
見切り、残像、オーラ防御、武器受け等とUCで防御や回避
窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃
範囲攻撃と2回攻撃での雑魚払いが得意だが
ボスとの戦闘も遜色なく行えるし行う
羅刹紋を顕わに戦笑み
傷負っても笑みを崩さず
何処までも羅刹の血と"剣神"の導きに従い
災魔業邪を打ち倒す
敵の最期に
去り罷りませい!
の言葉を
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
旋回するペンと回転する掌、その中心でめまいを覚えるのは当たり前だ。強烈な飢餓感に似た、忌々しい、空虚(から)っぽの園が失(お)ちる――。
黄泉(かなた)々々と手招きしてくる、ひどい暗黒(やみ)の傍らで猟兵(オマエ)は正気(いしき)を沈めて魅せた。たらふくに食んでしまった柘榴(※※のにく)の味わいが、如何いうワケか口腔(ふくろ)をつついてくる。凡ては幻覚でしかないと謂うのに、凡ては雲の上の怪物でしかないと謂うのに。あの願望少女(アリス)等は普遍的無意識(アリス・アリス)の戯れに似ている。そう、手遅れなのね――何処かで聞いた、或いは嘔吐(は)いた台詞を反芻(く)い潰す。受け入れてくれると笑(い)うのなら、まあ、問題ではないのだろう――狩猟者は常に獲物を求めている、兎の穴に脳天から突っ込むべきだ。
億劫を選んでいる暇(とき)などない。握り締めた刃は何処までも何処までも、天地すらも切断(た)てる鋭利さだろう。羅刹の紋章(あかし)が遂には顕現(み)え、にたりと戦笑(よろこ)ぶ。災魔業邪(オブリビオン)ならば容赦など要らない、せめて、嗚呼、齎すべきは慈悲(サヨウナラ)、か――去り罷りませい!
隠れていた一人(アリス)まで滓(のこ)さず饗宴(たいら)げた。はんぶんこされた彼女等は、もう、闇の種族、何者にも脅かされないのだ。
魂人(ひと)の群れを導く猟兵(おに)とは奇怪だが、成程、埒外性こそが場を最も『掌握』出来るのだ。鎮まり給え、鎮まり給え――。
素直なオマエはちゃんと「ごちそうさま」を告げたのだった。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『『魂の改竄師』ソウルメーカー』
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POW : 人生の改竄師
【改竄した魂人の苦痛に満ちた人生を記した紙】を放ち、命中した敵を【魂人の苦しみに満ちた記憶】に包み継続ダメージを与える。自身が【自身の魂の情報を改竄】していると威力アップ。
SPD : ペンは剣よりも強し
【ペン】で触れた敵に、【魂破壊】による内部破壊ダメージを与える。
WIZ : 燃ゆる魂の終わり
【魂人の人生を記した紙を燃やし生まれる白炎】が命中した対象を燃やす。放たれた【人の一生を種火に燃える】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
イラスト:イツクシ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「ビードット・ワイワイ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
魂を改める際に必要なのは、ちょっとした身投げと骰子だった。
ころころ、からから、弄ばれた魂人の柘榴と酸っぱさが広がる。
足掻いても足掻いても逃れられない眩暈に、愈々地獄は嗤った。
――まったく面白くもない。
――壊して、書き直して、満足のいく頁としよう。
巨大な巨大な、存外に巨大な掌(オブリビオン)が猟兵(きみ)を指差す。ペンは剣よりも強いのだと、文字通りに表現するかの如く。
――筆(ペン)。
おそらく筆(あれ)を破壊すれば脱出する事が可能だろう。逆を言えば『それ』以外に方法はないと考えられる。まさか、あれを倒せるとは思えない。
挑む事は出来るが、ひどく難しいだろう。
何せ、現状、目をやっている程度で。
気が狂いそうなのだ――!
岩倉・鈴音
つまらなそうだネ。ファイブフィンガーフィレやってみるかい?
指をパーにして鉛筆やナイフでトントンするヤツだ。指の間を逃げてやるから刺せるモンなら刺してみな!と挑発する。
リミッター解除、ダッシュ、ジャンプ駆使。
絶望の福音でペンの動きをみながら絶妙に回避し指の間をヒョイヒョイすり抜けて焦らせたれ!
ペンの動きが鈍りだせば貫通とかでヒビいれていき最後は外れたペンが砕けりゃ勝ちだよな!
指傷つかなくてよかったな〜
魂人は連れていくぜぇ〜
17の意味を暴けたのか、化け物が絡々と紙面(ステータス・シート)を捲る。おぞましいご都合主義の連続は読者に反吐を齎すのだ。そんな大罪にすら気付けていない。手術の成功確率を掌にぬらり、パーセントが哄笑(かか)とした。
玩具箱や箱庭に面白さを見出す事が出来ない。魂人(ドール)を柘榴(ジャム)と成したところで改竄者(ばけもの)の無聊は癒えないのだ。積もり、山と化し、ふざけた掌編(ジャンル)に捕縛(く)われる。虚れはひどい三題噺(ルール)だ。つまらなそうだネ。猟兵(オマエ)の弄るような声掛けにヒクリ、指先(つめ)が反応する。そんなに微笑(にま)憑くと謂うならば、外様(かみ)を否定(わら)うと謂うならば。提案(つ)げてくれ。ファイブフィンガーフィレやってみるかい? 疑問符(ハテナ)の貌(カタチ)は観えないが、その仕草で理解(わか)るのだ。鉛筆とナイフ、何方も無い故、筆(ペン)で良いな? 指の隙間(あいだ)を飛び回る機械天使(ハングマン)、誰が攫うと言辞(しる)す。
限界を解除(ほど)いてしまえば絶望からの福音(ね)、寝言は寝て漏らすべきではないか、と闇様(かみさま)が憤慨(の)った。絶妙な感覚(タイミング)でオマエが跳ねれば滾々、苛立ってペン先が潰れていく――いつ穿ってしまうかも判断し難い。やいやい過去(オブリビオン)さんビビってる! ぶちん、大切な袋と共に芯(なかみ)が折れた。
最後(ラスト・シーン)に相応しいギャグ・センスだ。硬い々い世界(じめん)に衝撃(ふ)れた装飾品(おかざり)が罅入る。指傷つかなくてよかったな~。まったく詰め物ではないのだと栞(いと)が辟易(な)いた。魂人は連れていくぜぇ~!
まるで何処ぞの怪盗(ぬすっと)だ。或いは解決、永劫回帰も『これまで』だ。もう打ち切りなんだよ、と、オマエの高笑いが反響(と)け往く……。
成功
🔵🔵🔴
七詩野・兵衛
アドリブ絡み歓迎
「そういう話ならば我輩は全身全霊で投げるのみ!」
可能な限りの者を救出する為ならば使える技能は何でも使う。
そして自分も必ず生きて帰る『覚悟』でいこう。
ペンは剣よりも強しに、応援殺法『極限大投擲』で真っ向勝負!
『悪路走破』『足場習熟』『ダッシュ』で駆け抜ける。
何だったら、『空中機動』『空中戦』『滑空』を使って
空も舞うぞ。
「ペンは剣よりも強しだと?ならば!わが団旗はペンより強い!」
ドラゴンランスの魂?や拳での攻撃も危ないかと考えた結果、
ペンに新しく作った団旗(2本目)を、
己を『鼓舞』し『気合い』と『情熱』を込めて全力で。
「この一投は音速を超える。応援殺法『青天霹靂』!」
技名変更
竜頭の続きを見せてはくれないか、そんな『わかりきった』事を掌が問う。弄んでいた肉片をぼとりとこぼし、いきよいきよと呪っていた。ただの猿に何が出来る。自分の名前を書く程度だろう――?
天地無用とでも謂いたいのか、魂人等の絶叫(おも)いを暗澹(やみ)はケタケタと笑い飛ばした。指先でぶじゅりと圧殺(つぶ)した誰かさんの生涯(ノベル)、隅から隅まで否定(だいな)しにしたのだ。嘲笑と哄笑の混沌(ま)じる虚で猟兵(オマエ)、己が精神(アストラル)に宿る覚悟(いみ)を知った。そういう話ならば我輩は全身全霊で――たとえ生命(いのち)を捧ぐ貌(かたち)に成ろうとも――投擲(うた)うのみ。いや、自分も必ず生きて帰るのだ。一切合切を含めての対峙(面遭わせ)で在る。ペンは剣よりも強し? ならば応えてやれ――「我が団旗は剣よりも、ペンよりも、闇よりも強い」
真っ向勝負だ。如何様な回転(みち)だろうと如何様な凹凸(あしば)だろうと地に足を付け駆け抜ける。まるで空を爆ぜる人間弾丸(ひとつのえもの)、滑るように到達(いた)れば埒外性(エネルギー)を二本目に注ぐ。嗚々、聞こえる。応援すべき人々の声が、悲しみが、悔しさが、嘆きが――精魂尽き果てようとも蠢く、彼等の抵抗(こえ)が。
鼓舞(はら)から応援(こえ)を出せ、気合いを握力とし情熱を必中(えいり)と見做すのだ。この一投は音速を超え、怪物(おまえ)の虚構(うそ)を砕くだろう。応援殺法――青天霹靂!!! 心の底から沸騰(わ)いた技名(もの)、邪悪を貫くのは人の『轟』だ。
その永劫(なが)き遊戯(たわむ)れに終幕を、清々しい宙へと届けるよう。
――喝ッ!!! これにて終いだ!
まさしく竜尾、蛇の目を描く事も赦せなかった。
成功
🔵🔵🔴
ヴィルジニア・ルクスリア
事に当たる前に、深呼吸ひとつ。
相手の化け物ぶりは百も承知。
驚天動地の有様も、涼しい顔(狂気耐性)で対応するわ。
『魂の改竄師』ソウルメーカー。
オリジナルの創作ならまだしも、二次創作者が「ソウルメーカー」と名乗るのは、どうなの?
二次創作者なら、原作……他者の魂・人生に敬意を持って欲しいわね。
魂を破壊するペンは、悪霊である私にとって致命的、短期決戦を狙うわ。
『眼光』発動。
迫りくるペンを視力で見切り、空中に飛んで避けるのと同時にデビルアイズを散開。
上昇する私を追って来るペンを事前に散開させたデビルアイズが前後左右から破壊光線で部位破壊。
私が近くにいなくても、デビルアイズの自動射撃出来るのは便利よね。
警笛(ホイッスル)を取りこぼした駅員(にんげん)みたいだと、斜め上の方向へ思考(あたま)を傾ける。昏迷(くら)さに墜落した一欠片の魂人(にく)をティー・カップにおさめた。収拾のつかない有様に驚天動地(せかい)を片腕(ひとつ)、相手(あ)の化け物っぷりに溜息を粘着(ふ)かせてみた。よろしい、百も承知だ。涼しい貌(つら)して輪郭を辿ってみたならば――最早、オマエの狂気を疑う者はない。揺らぐ術などないのだ。
魂の改竄師(ソウル・メーカー)、莫迦げた名称(ラスボス)に唾を吐きつける。オリジナルの創作ならまだしも、二次創作者が『作者(それ)』を名乗るのは奇怪をこえて滅裂が凄まじい。重ねて悉くは枝分かれだ。何度も何度も、数多の人類が挑戦し『煎じる』事しか出来なかった神話(たぐい)の――敬意を持って欲しいわね。それとも『あなた』に中身がないから、羨望の指差しかしら。好きな子を虐めるような、ロクでもない衝動(かんかく)が肥大化した末路(ラスト・シーン)、咀嚼すればするほどに反吐が出る。
ひどく致命的な改稿(ミス)だった。創造主の脳味噌を冒涜するかの如く掌(かいぶつ)はペン先に埒外性を籠める。あれに触れてはならない。厭れに障られてはならない。悪霊(サキュバス)にとっての最悪が脳裡(アストラル)、浮かぶようだ。狙うべきは短期決戦、見る、視える、観なければ、即ち崩壊。寸前(ギリギリ)を極めて魂(み)を逸らし眼球(デビルアイズ)を放出(はな)った――散開(ち)らせた。
上へ天へ宙へ、たとえ未だ地の底だろうと、楽園(うえ)へ。まるで天使に魅了(ひ)かれたかのような怪物(きみ)を目線(せん)で囲う。近くに居ようと遠くに居ようと、指の先端でつつこうと、愈々、関係がない。破壊光線(ひらめ)け――部位(ペン)の内側(なか)へと罪(やいば)が徹った。蜜たっぷりの林檎めいた脆弱性。
副産物(せってい)としてもテキトウね。
せめて頭くらい書きなさいよ。
大成功
🔵🔵🔵
露木・鬼燈
これはシンプルでわかりやすい
どー動けばいいかも直感的にわかる
これは助かるのですよ
全力の一撃でペンを圧し折ってやるのですよ
世の中にはペンは剣よりも強し、なんて言葉もある
確かに影響力ではペンの方が強い
だがしかしっ!暴力では剣の方が絶対に強い!
とゆーことで、秘剣…布都御魂剣!
剣閃を飛ばしてズバッといっちゃうのですよ
んー圧し折ると言ったがあれは嘘だったです
剣閃では折れずに切断になってしまったっぽい
まぁ、破壊するとゆー目的は果たしたからね
うん、過程でのあれこれは些細なことなのです
玩具箱(ソウル・ボックス)に鎖された犠牲者(かれら)の悲鳴、滓(ちり)が如くに掠れたのは気の所為ではない。一刻も早く脱さなければオマエも仲間入りとなって終う。そう簡単にはやらせないのです。それにしても化け物は人を蜻蛉だと間違えてはいないか。僕はそんなに純粋じゃないのですよ。
殺人に至る事は容易い。刃を揮えば良いのだ。化け物を殺す事も可能だ。同じく、刃を揮えば良いのだ。ならば『神』を屠る方法は――此処に到達すればオマエ、最早、人や鬼の領域を逸脱している。しかし、これもシンプルでわかりやすい。直感的か本能的かは不明瞭(とうめい)だが、現(こと)、羅刹(けもの)から視線(す)れば煉獄(いずみ)のようなものだ。これは助かるのですよ。嗚呼、全力の一撃で以て装飾品(ペン)を圧し折る、堂々と真正面から、狂気の沙汰を定点(かんそく)した――。
確かに影響力ではペンの方が強い。人の噂を殺す事は出来ず、改竄されて終えば修正(なお)す術も失くなる。最果てに辿り着いた情報、キャラクター設定は創造主の手を離れても尚『健在』だろう。だが、しかし。暴力では剣の方が絶対的に『強い』のだ。それは銃や拳にも謂える事で覆しようのない事実(リアル)。と、ゆーことで――呪詛(ことのは)を宿した魔(エモノ)が過去(エモノ)を見上げ『秘』を解放(ほど)く。
布都御魂剣――邪悪、善良と関係無く『神』鏖す一閃、罅入っていた筆(ペン)の芯を理解(とら)え両断(だん)と成った。圧し折ると言ったがあれは嘘だったのです。ぐらりと地面へ突き刺さった、半壊(はんぶん)こ。まぁ、破壊という目的は果たしたのでヨシ。過程でのあれこれは些細なこと、脱出への糸口(ゲート)は抉じ開けた。
成功
🔵🔵🔴
四王天・焔(サポート)
『こんにちは、焔だよー。』
妖狐の人形遣い×ガジェッティアの女の子です。
普段の口調は「無邪気(自分の名前、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、家族には「甘えん坊(自分の名前、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
無邪気で感情の起伏が激しい性格の少女、
武器はからくり人形とドラゴンランスを主に使います。
植物、特に花が好きです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
無間地獄に仏陀の貌(かげ)、垂らした糸はおそらく人工物だった。誰も蜘蛛など助けていない。誰も猿など気に掛けていない。晴天から落ちた暗黒(くろ)に、誰も目を向けていない――。
底の見えない崖の下へと身を投げたかのような気分だった。天地が逆さと成り、視線(むらさき)を上へ下へと回転(うご)かしてみると掌の陰り。ああ、嘘。嘘だよね。他猟兵によって装飾品(ちから)を削られても、尚、膨らむ闇は存在(すこ)やかだ。脊髄(せ)を這うような狂気(ふでさき)をぶんぶんと、触れなかった演技(ふり)をする。問題ない、ここまで来たなら魂人(かれら)と一緒に脱出できる筈なのだ。もふもふとした全身(からだ)をいっぱいに酷使(つか)い得物(ガジェット)を構える。そう、薔薇色の明日へと向かって罪深き刃を揮う――敵を取り囲め。敵を切り刻め。オマエならやれる。
ちら、と触れてしまった紙面から魂人(ひとり)の記憶が蘇る。何度も何度も何度も、果実(トマト)じみて潰される現実だ。伝達されたオマエは青白く染まり『それでも』『なお』弾丸(たま)を放つ。絶対に外してはならない、その緊張感と異常なまでの苦痛が妙な冷静さを積み重ねて撃鉄(い)った――ノック・ノック、キャップの部分に命中した。
光輝――この好機を逃すまいと飛翔(か)ける剣撃、流星(ほし)の如くに廻る紫(いろ)が架空(イマジナリー)めいて英雄(サーガ)を為した。たとえるなら満開の花々、懸命に誇る焔々(えんえん)の幻想(ページ)。もう大丈夫だよ、皆で帰ろうね。
ペンは意味を失いインクが霧散する。
――上層からの帰還、これは猟兵にとっての第一歩でも在るだろう。
成功
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