【サポート優先】狂える白き聖女の嘆き
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●グリモアベース:ゲネ
「ダークセイヴァーの「大いなる危機」を未然に予知できた! 月光城の調査はまだまだ続くぞ!」
ゲネ・ストレイ(フリーダムダイバー・f14843)はホロモニターにとある地下都市を映し出した。地下にも関わらず自生する白い森に半ば呑み込まれた、廃墟都市のように見える。
「月光城の機能が「城塞」である以上、この階層を支配するヴァンパイア達が「なんらかの外敵」から支配領域を防衛すべく作り上げたものと推測される。だが、この外敵はあまりにも強大だったようだな」
都市を守護する位置には、かつての月光城が眠るように朽ちかけている。遠い昔に攻め落とされ、都市ごと無人の廃墟と化したらしい。
一体どんな外敵に、なんの因縁があって狙われていたのか。この旧市街地を訪れ、かつて月光城のひとつであった場所を調べてみることで、月光城とダークセイヴァーの「月」にまつわる真実に一歩近づくことができるかもしれない。
「ただし、廃墟と言っても安全じゃあない。敵の出現は予知されている。『裏切りの聖女』──こいつはかつてこの地の「月光城の主」だったはずのオブリビオンだ」
なんらかの作用で蘇った主は理性を失っており、侵入者である猟兵へと妄執のままに襲いかかってくるという。
「その上、どうもこいつを倒した後も何らかの敵が現れる可能性がある。何者かは判然としないが……どんな敵が現れても対応できるよう、十分な準備をした上で現地へ調査に向かってくれ!」
ゲネがホロモニターを反転させ、画面上を満たす転送術式の輝きが猟兵達を包み込んだ。
●白き禁忌の森
件の廃墟都市は白い森の中に沈んでいた。
木も草も花も蔓も、植物は皆白い。どこか現実離れした風景だ。歩いても歩いても景色が変わらないような、ひどい徒労感がある。
「ここは禁忌の森だ」
無人のはずの傍らから声がした。
猟兵達が驚いて振り向くと、白い樹皮に人間の顔が浮かび上がっていた。
「暴走するあの女の力が、生き残った俺達も呑み込んじまった」
「私達はもう何も感じない。苦痛も、感情も」
「あの女が死ねば解放される。先へ進め。森を抜けろ」
「森がお前達の歩みを阻止しようとするだろう」
「あの女を、殺してくれ」
人面は木々の一本一本に浮かび上がっては虚ろな言葉を吐き、樹皮に溶けるように消えていく。
……この森に生える白い樹木全てが、地下で暮らしていた村人の成れの果て、ということなのだろう。どうやら森を抜けなければ、月光城にはたどり着けないらしい。
その上、村人の意志とは関係なく、木々がざわめき、枝や蔓が蠢動し始めた。森の妨害だ。森そのものが絶えず変化して、猟兵を惑わそうとしているのだ。
無策に歩き回っても迷うだけだ。方角や現在位置を把握する、森の変化を見極めるなどの工夫を凝らして、白い森を抜けて月光城へと急ごう!
そらばる
ダークセイヴァー、月のけだもの。
旧月光城跡地に踏み入り、復活した主と謎のオブリビオンを討伐しましょう!
●第一章:冒険『禁忌の森』
白い植物の生い茂る森から脱出してください。
森は絶え間なく変化しており、猟兵を迷わせようとしてきます。
●第二章:ボス戦『裏切りの聖女』
蘇った月光上の主との戦いです。
すでに理性を失っており「自分が死ぬか、この地に踏み入った者を全員殺すまでひたすら攻撃を行い続ける」性質があります。
『月の眼の紋章』とも融合しており、ユーベルコードの他に「紋章から飛び出す棘鞭」も使用します。
(紋章にエネルギーを供給する人間が周囲に存在しないため、戦闘力自体の強化はありません)
●第三章:ボス戦
強力なオブリビオンとの戦いになります。
締め切りはシナリオ上部のタグで告知します。よろしくお願いします。
第1章 冒険
『禁忌の森』
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POW : 道なき道をひたすら進む
SPD : 迷わないように事前に対策する
WIZ : 村人から森の情報を得る
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
禍沼・黒絵(サポート)
『クロエと遊んでくれる?』
人間の人形遣い×ビーストマスター、13歳の女の子です。
普段の口調は「無感情(自分の愛称、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」、独り言は「ちょっと病んでる(自分の愛称、アナタ、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
一人称はクロエ、人からクロエと呼ばれると喜ぶ。
ちょっと暗い感じの無表情なキャラ
武器は装備している物を自由に使って構いません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
嘉納・武道(サポート)
シルバーレイン世界で接骨院を営む元能力者にして現猟兵。
表向きは寡黙な性格。
根は情に脆い熱血正義漢。
己に厳しく他者に甘い。
道を窮めようとする者特有の知識の深さと探求心を持つが、
専門外の事には若干常識が怪しい時がある。
長年の修練の過程で鍛え上げた身体は、ナチュラルサイボーグと
言っても過言ではない発達をしている。
戦闘は[体勢を崩す][グラップル][足払い]を用いた近接格闘主体。
[殺気]を用いた[残像]をよく使う。
敵からの攻撃は[受け流し][武器受け]で対処。
UCは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず目標
完遂の為に積極的に行動します。
●上記を含む、他の言動・行動はマスターに委ねます。
寺内・美月(サポート)
アドリブ・連携歓迎
※エロ・グロ・ナンセンスの依頼はご遠慮願います。
・依頼された地域に美月の副官であるトゥルパ(以下副官)と副官直轄RCTを派遣。美月がグリモアベースから到着するまで(サポート参加では現地にいない状態)、現地での活動に必要な権限を付与
・現地では他の猟兵や現地人と協力。探索や小規模な戦闘が生起するならば、副官は発見され難い特性を生かして行動する
・隷下部隊を投入する必要がある大規模な事態が発生、及び発生する可能性が高い場合、副官の判断(判断基準は緊急性・公共性・非代替性の三点)によりRCTを率いて防衛主体の軍事行動、救助活動及び復旧支援等を実施させる
●森を破壊してでも
「白い森……生きて、動いているのね」
禍沼・黒絵(災禍の輩・f19241)は淡々とした無表情で森のざわめきに耳を傾ける。まるでランダムに組み変わる迷宮のように、猟兵を迷わせようとしているのだろう。村人達の意志とは無関係に。
「この森の木々が村人……? なんとむごい……」
嘉納・武道(柔道整復師にして青龍拳士・f36325)もまた森の空気に神経を研ぎ澄ませながら、ぽつりと呟いた。
おそらくは「外敵」の襲撃時点で彼等の生存は絶望的だったのだろうが……だとしても、樹木に変異する形で生き延びるのは悲惨すぎる。
「あの人たち、解放されたがってた」
「ええ。行きましょう。「あの女」とやらの元へ」
村人を解放するには、森を抜けた先にいる月光城の主を倒すしかないようだ。
武道がサバイバル能力を駆使して先陣を切り、二人は道なき道をひたすら進んだ。黒絵は先導を武道に任せ、その間集中力を総動員して、森の蠢きに神経を研ぎ澄ませる。
やがて道なき道も先細り、歩ける場所が限られてくる。木々と夥しいほどの蔓性植物が猟兵の行く手を阻んでいるようだった。
「少し前までは道があったはずよ。たぶん、この蔓が邪魔して遠回りさせようとしてる」
瞬間思考で森の状況を分析し、黒絵は紅蓮の炎を纏ったナイフを幾本も解き放った。ナイフは呪いによって自在に宙を飛び、夥しい量の蔓の塊へと命中、たちまち紅蓮の炎を蔓だけに延焼させていく。
大量の蔓が身悶えするように動き出した。鞭の如くしなりながら、炎の元凶である黒絵へと一気に伸び迫る──
「──フッハアァァアっ!!」
気合いの咆哮を轟かせ、武道が蔓の前に躍り出た。目にも留まらぬ速さで、雪崩の如く繰り出される当身技と投技の混合連撃。当て身で弾き、投げ技で千切り、迫り来る蔓という蔓を粉砕していく。黒絵の炎も火勢を上げて周囲の蔓を焼き払う。
だが焼かれた蔓の向こうに、白い木々が道を塞いでいるのが垣間見えた。気は進まないが、やはり木々をなぎ倒す必要があるようだ。
滝の如くざわめく蔓と猟兵の攻防。そこに多人数の軍靴の音がなだれ込んでくる。寺内・美月(霊軍統べし黒衣の帥・f02790)が遣わした副官トゥルパと副官直轄RCTの一団だ。
「全突撃部隊に発令……『雷霆万鈞』発動」
トゥルパの号令によって、森の内部に忽然と召喚された自動車化亡霊歩兵軍団が、周囲の蔓へと猛然と突撃を開始した。
「上官命令により支援に参りました。これより先の道は我々が切り拓きましょう」
自動車化亡霊歩兵軍団は大量の蔓とそれを支える白い樹木に躊躇なく激突し、押し倒す形で立ちはだかる森の陣形を後退させていく。抵抗するような蔓や枝の動きは黒絵の炎と武道の武術が潰し、進軍をよりスムーズにフォローしていく。
なぎ倒された樹木の一つに、村人の無表情が浮かび上がる。
「それでいい。我等に苦痛はもはやない。森を破壊してもかまわん。そのまま進め」
トゥルパは厳粛に頷き返すと、さらに軍隊を森の奥へと押し進めていく。
「行きましょう。月光城はそう遠くないはずです」
倒すべき敵は森の先。迷っていられる暇はない。
蔓を、木々をなぎ倒しながら、一行は一直線に月光城へと急いだ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
フルム・サーブル(サポート)
口調はステシ通り、穏やかな印象が基本です
パワー型フェアリーというツッコミどころ満載のキャラクターです
余裕があれば、景色や自然を楽しんだりします
キャラぶれ気にしません、公序良俗に反しない限りは
好きに動かしてください
ギミック系の攻略は【力溜め】【怪力】を活かした力押しと
【第六感】によるヤマカン
【鍵開け】【破壊工作】による正面突破が基本です
任務内容によってはその他技能を活用し
シリアスだったらある程度空気を読み、大人として振舞います
また、フェアリーとしての小柄さを活かしたり
ユーベルコードを活用して頭脳的な立ち回りをすることもありますが
優先度は低めです
大神・零児(サポート)
アドリブ共闘可
探索の場合
人手を増やすUCか感覚を強化するUCを選択
相手拠点への乗り込みの場合
有利な状況を作り出せそうなUCや感覚を強化するUCを選択
味方や護衛・救助対象への援護や支援が必要な場合
味方や護衛・救助対象へのサポートとなるようなUCを選択
救出・護衛
対象者の命最優先で行動
敵の動きに注意し、牽制しながら行動
仲間との連携・連絡はアイテムも駆使し密にする
常時使用技能
戦闘知識
第六感
野生の勘
見切り
世界知識
地形の利用
咄嗟の一撃
情報収集
早業
ダッシュ
ジャンプ
護衛・救出対象等有
拠点防御
時間稼ぎ
鼓舞
失せ物探し
オーラ防御
覚悟
救助活動
かばう
聞き耳
C-BA使用
運転
操縦
動物使い
動物と話す
運搬
騎乗
雛里・かすみ(サポート)
バーチャルキャラクターの戦巫女×UDCメカニックの女性です。
普段の口調は「明るく朗らか(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
寝起きは「元気ない時もある(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
明るく朗らかな性格の為、
男女分け隔てなくフレンドリーに会話を楽しみます。
どんな状況でも、真面目に取り組み
逆境にも屈しない前向きな性格です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●最後の壁を突き崩せ
「白い森か、変わってるな。こんな状況じゃなければ景色を楽しみたかったところだけれど」
フルム・サーブル(森林の妖精さん・f03354)は優雅に翅を羽ばたかせながらぼやいた。
「これ全部元村人さんだと思うと悲しいけど……こんな綺麗な景色だもん、ちゃんと見て、覚えておきたいね」
雛里・かすみ(幻想の案内人・f24096)はこんな時でも前を向いてしっかりと森の奥へと歩みを進める。
「しかし、道らしい道がなくなってきたな……やはり森が動いているのか」
大神・零児(魂から別れたもう一人の令二・f01283)は周囲を見渡し目を細めた。
白い木々や蔦の隙間が狭まり、どこまでも似通った風景が続く。まっすぐ進んでいるつもりでも、巧妙に行き先を誘導されている感覚がつきまとう。
「でもこっちで合ってると思うよ? ただのカンだけど」
「え、わかるの!?」
「僕のヤマカンはちょっとしたものだからね」
「へえ~すごい!」
ニコニコと請け負うフルムを、かすみは手放しで褒めちぎる。
零児はフルムとは別の羽搏きの音を耳にして、不意に手を空中に差し向けた。白い鳥が一羽、恐れ気なく零児の手の甲に留まり、しばし見つめ合ったのち飛び立った。鳥はフルムの先導していた方向を、ジグザグと飛行して飛び去っていく。
「方向は間違いないな。だがかなり蛇行して進むことになりそうだ」
少し進んでも、道が蛇行していることもなく、とりたてて景色が変わったようには見えない。だが、かすみは目の前の光景にかすかに感じた違和感を瞬間的に突き止めた。
「ちょっと待ってください! ……えいっ」
仲間を制止して、足元の枝を拾って隅の方へと投げつけるかすみ。木の根元に落ちた枝は、その瞬間、草むらに隠れていた蔓に凄まじい勢いで巻き取られ、森の闇に引きずり込まれて消えた。
「鳥さんが言いたかったのはきっとこのことですね」
「本当だ、よく見ればいろんなところに蔓が紛れているね」
「排除してもまたどこかから生えだしてくるだろうな。避けながら地道に進むか」
一行は注意深く蛇行しながら先へ進む。フルムのヤマカンや零児の野生の勘、時折忠告するように現れる動物達の導きにより、蔓の罠を難なく躱しながら、道はいよいよ深部にさしかかった。
月光城跡と思しき尖塔が、梢の先にかすかに垣間見える。
だがその目前に立ちはだかるのは、夥しい蔓に巻き付かれた樹木の壁だ。
樹皮に村人の無表情がぽつぽつと浮かび上がっていく。
「あの女はこの先だ」
「躊躇う必要はない」
「破壊しろ」
三人は各々にその言葉を噛み締め、頷き、ユーベルコードを発動した。
「人狼……メガリス……破壊……い駆ゾ!」
炎の破壊エネルギー体「フェンリル」を纏い、木々の成す最後の壁へと突撃する零児。
「この地に眠る霊達よ、私に力を貸してね!」
フルムがこの地より励起したのは氷の力宿す霊。それはこの地下都市の犠牲者か。極寒の霊体が風の如く吹きつけて、白い森をさらなる白に鎖していく。
「咲き誇るは幻の花、始まりの色」
千年に一度咲くという「世界樹の花」の幻影へと変じたかすみは、蠢く蔓を凍りついた樹木ごとひたすらに粉砕していく。
燃え落ち、凍りつき、砕け散り……森の最後の妨害はあっけなく突き崩され、猟兵の前に道が切り拓かれた。
白い森が途切れて覗けた暗い地下の闇の向こうに、「月」の満ち欠けに呼応して淡く輝く月光城の残骸がひっそりと佇んでいた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第2章 ボス戦
『裏切りの聖女』
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POW : あの日、我が身は煉獄に灼かれ
戦場全体に、【炎に包まれた古城】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
SPD : 世界に救いなど在りはしない
自身の【過去】を代償に、【猟兵同士】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【ユーベルコード】で戦う。
WIZ : あぁ、愛しき我が子よ
自身が【憐憫】を感じると、レベル×1体の【無垢なる子供たち】が召喚される。無垢なる子供たちは憐憫を与えた対象を追跡し、攻撃する。
イラスト:藍
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠ギド・スプートニク」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●蘇る聖女
荒れ果てた月光城に、生命の気配はない。オブリビオンさえ見当たらない。
かつて「人間画廊(ギャラリア)」であったと思われる部屋を抜け、城主の玄室へ。そこは、外敵からの襲撃で破壊されたのか、天井が抜け落ちて半壊状態だった。
玄室の棺の中から、不意に白い手が縁を掴んだ。ゆっくりと、白い女が起き上がる。
「……だぁれ」
美しい、だがひどく生気に欠ける女。緑色の瞳は曖昧な狂気を溶かして妖しく輝いている。
「……だめ。だめよ。また私の子供達を殺すのね……城を焼き払って……」
ゆらり、と白い身体が覚束なく立ち上がる。瞳は未だ曖昧に濁ったまま、けれど確かに、猟兵を捉えた。
「いやよ、嫌……もう二度と、あんなことはさせないわ……!」
排除すべき侵入者として。
その白い女は、『裏切りの聖女』。
かつて慈愛の聖女として人々に慕われていたが、吸血鬼と駆け落ちした人類の裏切り者。その最期には、焼け落ちる古城にて子供を庇い死亡したとされる。
そしてオブリビオンとして蘇ったのち月光城の主となり、しかし外敵に滅ぼされ消滅。
……したはずが、なぜか今、彼女は猟兵達の目の前に蘇った。
しかしその謎を解き明かす余裕はない。完全に理性を失っている聖女本人に訊ねたところで無駄だ。
白い森をあのように歪んだ形で形成しているのも、この女の意図せぬ力の余波なのだろう。
樹木となり果てた村人達のためにも、まずは今立ちはだかるこの聖女を打ち倒すのだ……!
ジン・マキハラ(サポート)
サイボーグのゴッドハンド×ブレイズキャリバー
胸に永久機関を持つ
口調は「俺、呼び捨て、だ、だな」
標的に事情があるなら同情する事もあるが手加減はしない(できる限り殺さない様にする)ただの悪人とオブリビオンには一切容赦しない
戦闘スタイルは前衛型
一撃重視か広範囲の殲滅に長けている
武器は両手剣クロックヘイズとアサルトライフルのレイジングストームと蒼炎覇気を纏った格闘術
探索時には自身の視覚同調型演算機器による解析やハッキングツールによる情報収集を行う他使える物は全て使う
ユーベルコードは指定した物を使用する
公序良俗に反する行動はせず猟兵達との連携を重視する
アドリブOK
複数リプレイOK
仲佐・衣吹(サポート)
キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい!
お相手するはアタシことネイル
美術好きな女性人格よ
口調はいわゆる女言葉かしら
身のこなしが一番軽いみたいで
接近戦より距離をとってダガーで戦うのが好きよ
よく使う手は
外套を投げつけて囮や目暗ましからの一撃
ルーンソードで戦ってる途中で手放して虚を突き、袖口から隠し武器としてダガー
光属性を付けたルーンカルテを落としといて、タイミングを見て目潰しフラッシュ
こんなところかしらね
アイテムやユーベルコードはお好きに選んでくれていいわ
使えるものは全部使って、華麗に美しく戦いましょ!
推葉・リア(サポート)
色んなゲームで推しキャラを育成して愛でるのが好きな妖狐
基本的に人がいいので命や心を大事に行動し相手の心に寄り添おうとする、例えそれが敵であっても(倒すときはしっかりと倒す)
あと結構関係のないことも考えたりもしたりもするがやるときはやる
各ゲームの推しキャラ達の召喚と狐火を使う戦闘スタイル
基本的には推しキャラ達が戦い自分は狐火での後衛攻撃やサポートに回ることが多い
状況によっては相手の属性や戦闘スタイル又は戦場に有利な推しキャラの選んで喚ぶ
推しキャラが動きやすいように自分を囮にすることも
推しキャラを呼ぶと不利又エログロ場面になりそうなら絶対に喚ばない自分だけで戦う
共闘OK
過剰なエログロNG
●救い出す唯一の方法
「へえ、綺麗な顔してるじゃない。でも手加減はしないわよ」
仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)の人格の一人、ネイルは裏切りの聖女の白い美貌を前にして不敵に笑う。
「……あぁ、どうして放っておいてくれないの? そんなにも……傷つけたいの……? なんて悲しい……」
聖女の澱んだ緑の目に浮かぶのは、怒りでも恐怖でもない。それは悲嘆であり、存在しない悪意への憐憫でもある。
ねじ曲がった憐憫の対象は、この場にいる猟兵全て。
聖女の憐憫に呼応して、幾多もの白い子供達が出現し始めた。透けたり実体化したり、不安定に揺らぐ真っ白な小さき子らが、誤った憐憫の矛先──すなわち猟兵へと襲いかかる。
「やぁねっ、子供に戦わせるなんて! バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい!」
ネイルは文句を言いながら、接近される前にダガーの投擲で一体一体潰していく。
「……同情の余地はなくもないが、これはもう駄目だろう」
ジン・マキハラ(ブレイズ・オブ・マキナ・f36251)は顔をしかめながら、無明剣クロックヘイズとB.V.W レイジングストームを駆使して子らを制圧していく。
感情のゆらぎ一つで、たとえ幻影の一種とはいえ大切な子供達を戦いに投げ込むその狂気の暴走は、もはや聖女の消滅をもってして止めてやらねばなるまい。
「あぁ……あぁ、愛しき我が子よ……! 危ないわ、やめて、お願い、死なないで……!」
聖女が悲嘆の声を上げようと、子供らは止まらない。母のために、母の憂いを除こうとしているかのように、猟兵達に突進していく。
「昔子供を亡くしたんだね……うぅ、やりにくいなぁ。あの感じだとたぶん、白い森のことも無意識なんだろうし……」
敵の心に寄り添おうとして、推葉・リア(推しに囲まれた色鮮やかな日々・f09767)は胸を痛める。子を失った母の嘆きがいかほどのものか。狂気に陥るのも頷ける。
「でもね、森の人達を解放しなきゃいけないの。手は抜かないよ……!」
リアはユーベルコードを容赦なく解放した。数多の狐火がリアの周囲に灯り、激しく燃え盛る。
推しキャラは呼ばない。汚れ役は自分一人で十分。
「──! やめて……!」
炎を見た聖女がいっそうヒステリックに叫ぶが、リアは容赦はしない。
「……ごめんね。──さぁ燃えちゃって!」
大量の鬼火が解き放たれ、容赦なく子供らを炎で巻いていく。無垢なる子供たちが甲高い声を上げて次々に焼き捨てられ消滅していく。
聖女の絶叫が轟き、その周囲に業火が溢れ出す。
しかし炎が明確なシルエットを形作るより早く、聖女の視界を影が覆い尽くした。ネイルの投げつけた外套だ。
「──とったわ!」
続けざま素早く正確に投擲されたダガーが聖女の肩を抉り、聖女から溢れ出そうとしていた業火が一瞬停滞した。
その隙に、ジンは胸の永久機関から砲身を形成していく。
「胸部装甲展開、砲身形成を確認......」
瞬く間に実体を成した砲身に、凝集する蒼いエネルギー光。
「地獄の劫火で焼き尽くしてやる」
発射された極大破壊エネルギーが玄室を蒼く染めながら駆け抜け、白い聖女を眩い蒼光に呑み込んだ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
陽殿蘇・燐(サポート)
バーチャルキャラクターの寵姫×国民的スタア?いいえ、これでも(元)ラスボスな悪女NPCよ。
基本は高性能スマホを利用して、配信しつつの行動になるわね。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用するし、多少の怪我は厭わず積極的に行動するの。これでもバーチャルキャラクターだもの。
悪女たるもの、その行為は健全な世界あってこそなのよ。だから他の猟兵に迷惑をかける行為はないわ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしない。配信垢BANされちゃう。
あとはおまかせ。よきに計らいなさい(思い出した悪女ムーブ)
※
キマフュ出身なので、トンチキでも適応していきます。
魚目・めだか(サポート)
「戦場の矢面から些細な支援行動まで、めだかになんでもござれだぞ!」
普段の口調は「自分の名前(めだか)、~殿、だ、だな、だろう、なのか?」、適宜敬語も使用可です。
外見は少女ですが、判断基準や倫理観などは若い成人男性相当で、落ち着いた風を装った言動を心掛けていますが、精神が肉体に引っ張られて快活になりがちです。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
その他、連携・アドリブ等も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
向・存(サポート)
もし手助けが必要でしたらお手伝いするのですよぉ~。
ユーベルコードの出し惜しみをするつもりはありませんけどぉ、だからと言って乱発すればいいってものでもないですよねぇ~。
使いどころに迷ったときはぁ、ご同輩に相談すればいいでしょうかぁ~?
けどぉ、非道なことをなされる方には手加減無用、全力で参らせていただきますねぇ~。
あとは最後まで油断大敵、【咄嗟の一撃】も放てるように【逃亡阻止】は意識しておきましょう~。
大丈夫ですよぉ~、手足の二・三本くらいもげてもなんとかなりますのでぇ~。
荒事以外の御用ならめいっぱい楽しんじゃいますよぉ~。
特に読み物なんかは好きですねぇ~。
※アドリブ・連携歓迎
●炎に包まれて
「いや……いやっ、いやぁぁぁぁあああああ──ッ!!」
裏切りの聖女の絶叫が轟く。加速する狂気と共に聖女の肉体から業火が噴き出す。炎は逆巻き、際限なく拡大し、月光城を巻き込みながら瞬く間に炎に包まれた古城を再現していく。
「炎の迷宮……こんな大掛かりなものを構築するなんて、大した妄執ね」
陽殿蘇・燐(元悪女NPC・f33567)は高性能スマホの動画配信機能を立ち上げながら、感心したように呟いた。そしてふと思い出したように、正面に佇む聖女へと悪女の如く揶揄してやる。
「けれど、せっかく作った迷宮の中に術者本人も取り込まれていては、意味がないのではなくて?」
そう、聖女は迷宮の外ではなく、内側にいた。変わらず、猟兵達の目前に。
「……ふむ、どうやら過去に囚われ続けているようだな。炎に巻かれた過去こそが、あの聖女のオブリビオンとしての性質を規定しているのだろう」
見た目にそぐわぬ渋い推理を披露する魚目・めだか(偽典の巫女・f36514)。
「お気の毒、ではありますがぁ~。ならばなおさら海に還してあげるべきでしょうねぇ~」
向・存(葭萌の幽鬼・f34837)はゆるゆるおっとりと呟きつつ、朱の霊紙で折られた雛鳥を空中に解き放った。
「聖女さんの存在そのものがもうこの地には猛毒なのです、手は抜きませんよぉ~」
赤い鳥は逆巻く迷宮の炎を自在に避けて空を舞い、未だ錯乱状態にある聖女へと突進する。
聖女は棘鞭を振るうも、自在に飛ぶ小さな雛鳥に的を絞れず、突撃を避けきることもできず、哀れな声を上げてのけぞった。ダメージはさしたるものではない。が、命中したことそれ自体が重要なのだ。
「その傷は絶対に癒えることはありませんよぉ~」
「き、ず……?」
聖女はぼんやりと、雛鳥のかすめた頬を触った。白い肌を、艶めかしいほどの真紅が、静かに濡らしている。
その血が、突如として発火した。それがまるで呼び水となったかのように、迷宮の壁から次々に炎が噴き出し聖女を襲う。まるで引き寄せられているかのように。
「ああっ……どうして……!?」
炎が踊る。踊る炎に巻かれて、聖女の白い身体が踊るように逃げ惑う。
その行く手、逆巻く炎の合間から、不意に幼い手が伸びた。
「……!」
聖女は誰かの名前をいとおしげに呼びながらすがりつくように手を取った。炎に巻かれていた幼い身体が、聖女の胸に飛び込んでくる。
子供が「おかあさん」と聖女を呼ぶ。聖女は涙し、子供を抱きしめる。我が子を助けられた喜びを抱きしめる。
……それは、あり得なかった過去。
「めだかが触れたあなたの“記憶”は本物だろうか。……もう、聞こえていないか」
幼い手の持ち主──めだかは、膝をついて虚空を抱きしめている聖女を見下ろし、そっと呟いた。
聖女が幸せそうに抱いているのは存在しない記憶。決して叶わぬ過去の虚像は彼女の心を救うと共に、決して現実とは相容れぬがゆえに、彼女の体内を侵していく。
「……そう。偽りの中で安らげるのなら、それもいいかもしれないわね」
燐のクロアゲハが炎を纏って羽ばたく。幾羽もの炎蝶が聖女の身体に留まり、その身を炎に隠していった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
POW
私は吸血鬼の父と人間の母の間に生まれたダンピール。
貴女は私の母に似ているわ
炎に包まれた古城の迷路を創造されたら
技能100でUC級に達した守護霊の憑依【ドーピング】で
戦闘力と【火炎耐性・環境耐性】を高め
【第六感・索敵】で彼女の許へ【ダッシュ】
紋章から飛び出す棘鞭を【見切り・残像】で避け【怪力・捕縛】の抱擁
誰にも脅かされない
私達の楽園に招待するわ。
私を信じて憑いてきて
『血統覚醒』で更に爆発的に強化しての【誘惑・催眠術・全力魔法】で
理性なき彼女をも魅了し【慰め】ながら【生命力吸収】のキス。
強化UCの二重使用に近いけど
私の【継戦能力・気合い】なら耐えられるし
生命力吸収で寿命消費も相殺
●お眠り、聖母
「ああ……ああ……可愛い子。おかあさんが守ってあげるからね……」
炎に巻かれながらも、裏切りの聖女はそこにいない子の幻を抱いて、安らぎの笑みを浮かべる。
だがまだだ。まだ、炎の古城は消えていない。聖女の身を侵食する炎が膨れ上がるほどに、迷宮の炎もまた火勢を増し、猟兵の進路を塞ごうと蠢き始めている。
しかしドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は決して動じることなく、聖女の姿をまっすぐ正面に見据え続けていた。
「私は吸血鬼の父と人間の母の間に生まれたダンピール。貴女は私の母に似ているわ」
呟くと同時に、守護霊をその身に憑依させ、勢いよく飛び出す。逆巻き迫りくる炎を耐性任せに突っ切り、炎に隠されゆく視界の向こう側にしかと聖女の気配を捉えて一気に距離を詰める。
炎にまみれた聖女が気配に気づいて顔を上げる。罪のない慈母の笑顔。しかしその目の紋章は輝き、聖女の意識とは関係なく棘鞭が放たれた。
鋭く空を切り裂き迫る棘鞭を、ドゥルールは残像を描きながらやすやすと避け、瞬く間に聖女の懐に飛び込んだ。手を広げ、きつく、力強く、炎に巻かれた聖女の細い身体を抱擁する。
「誰にも脅かされない私達の楽園に招待するわ。私を信じて憑いてきて」
甘く聖女の耳元に囁くドゥルールの瞳が、真紅に覚醒する。
その全身からむせ返るほどにたちこめる誘惑と催眠。理性なき聖女をも魅了し、慰め──口づけを。
多重に力を解放した負担と代償は、聖女から吸い上げる生命力に甘く曖昧に溶けていく。
業火に包まれた古城の幻の中で、偽りの記憶と存在しない子を抱いて、聖女は二度と醒めぬ永遠の眠りへと堕ちていった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『禍王オメガ・アポレイア』
|
POW : 戦神斬
【黒いオーラを纏い、巨大化した刀の居合斬り】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD : 桜花の刀
敵を【黒い桜の花びらの粒子を出す刀の二刀流】で攻撃する。その強さは、自分や仲間が取得した🔴の総数に比例する。
WIZ : 戦神弾
レベル×5本の【氷】属性の【超高速かつ大威力の飛ぶ斬撃】を放つ。
イラスト:たけ姫
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「フレイ・ブラッドセイバー」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●繭よりいでし者
かつての月光城の主『裏切りの聖女』は、幸福な眠りの中に死んだ。
満たされた笑みを浮かべ子を抱く姿勢で事切れた、まるで聖母の写身の如き死体は、すぐには消滅しなかった。
ピリリ……ッ、と唐突に鋭い音がして、聖女の背中が真っ二つに裂ける。
まるで蝶の蛹が羽化するその瞬間の如く。聖女だった死体の内側から月の如く煌々と輝く異形が現れる。
それは、幾多もの血肉色の刃を全身のあらゆる箇所から生やした、少女の姿のオブリビオン。
「これはこれは。実に骨のありそうな猛者ばかりと見える。嬉しいのう」
強者との戦いを求める『禍王オメガ・アポレイア』は、猟兵を見回しながらそう言って笑う。
そう、おそらくは彼女が「外敵」だ。月光城と周辺都市を襲撃した異形の存在。
なぜ滅ぼしたのか、なぜ聖女の内側に潜んでいたのか……その問いかけには答えまい。
「せいぜい刮目して視よ! 我は戦神、叛逆の魔神なり!」
ただ、襲いかかってくる敵に応戦しないわけにはいかない。
調査の仕上げだ。謎の外敵『禍王オメガ・アポレイア』を撃破しよう!
陰日向・千明(サポート)
「このあと用事があるんで、さっさと地獄へ堕ちるッス」
◆口調
・一人称は「うち」、二人称は「あんた」、くだけた敬語をつかう
◆性質・特技
・マイペースで合理主義
・雨女
◆行動傾向
・特権階級者の車に轢かれ事故すら揉み消された女子高生の悪霊
・地元を鎮守する竜神の力を借りて受肉を果たした
・利己主義で秩序や慣習にこだわりはなく、勝つためなら手段を選ばないしたたかさを備えているが、なんだかんだで面倒見はよい
・神器化したスマホで霊界通信サービス「天孫(あまそん)」に武器を注文して戦う
・一度死んだ経験から死に対する恐怖心がなく、戦闘をゲームのようにとらえている。敵にも当然慈悲はない
子豚・オーロラ(サポート)
人間の妖剣士×寵姫、22歳の女です。
普段の口調は「豚房流の女(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」、リラックス中は「子豚家の女(わたし、あなた、呼び捨て、ねぇ、ねぇん、でしょお、なのぉ?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
五刀流と一刀流を使い分け、相手のや依頼のタイプに合わせお色気行動と剣士としての真剣な動きを使い分けます
武人タイプには敵でも敬意を払いますが、騙し討ち等の戦術を嫌っているわけではありません
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブも可
合わせ等も自由にどうぞ
●フリーダムでトリッキーに引っ掻き回せ!
「あれが外敵。なるほど?」
赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)は敵を見るやいなや出し抜けにユーベルコードを展開した。装備しているガジェットが複雑な変形を開始し、瞬く間に空飛ぶスケボーのような形を成していく。
「まあまずはお手波拝見だね。ひゃっはー!」
宙を舞ってアグレッシブに突撃する緋色。
「おうおう、なかなか勇ましいのう!」
禍王オメガ・アポレイアは血肉色の剣で愉しそうに応手する。緋色は巧みにスケボーで宙を滑り、小回りを効かせ、敵の斬撃を紙一重で躱していく。空中にはガジェットが吐き出す白煙と血肉色の剣閃が幾度となく交差する。時折氷結の斬撃が飛び、離れた場所に陣取る猟兵達にも冷気が届いた。
「おっと展開速いな……ま、さっさと帰りたいんでありがたいッスけどね」
陰日向・千明(きさらぎ市の悪霊・f35116)は斬り結ぶ二人の様子を目で追いながら、神器化したスマホで霊界通信サービスに良さそうな武器を注文する。
「もしもし天孫(あまそん)さん? 適当なの見繕ってもらえるッスか? ──ヘイまいど、っと」
通話を切るより早く目前に出現したアサルトライフルを手に取り、千明は早速弾幕をばらまき始めた。天孫製の銃器は実によく弾が走るし集弾性も抜群だ。
しかし突然の援護射撃に水を差されたオメガは、弾幕を最小限の動作で回避しながら剣呑に目を細める。
「……そりゃ少しばかり無粋ってもんじゃないかのう」
オメガが急激に姿勢を変え、千明へと大量の氷の斬撃を放ってきた。撃ち落とせる質量と数ではない。
万事休すかと思われた、その時。
「──その技はさっき見たわよ!」
千明を護る形で斬撃の前に立ちはだかったのは、子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)。弾むような動きに、その豊満な胸がどどいーんと揺れる。
「豚房流剣術奥義の一、爆乳白刃取り! ふんぬぅ!」
自陣に降り注いだ氷の斬撃を圧倒的質量の両乳で連続白刃取りするという狂気の所業。しかしオーロラはそれを成し遂げた。オメガの狙いが極めて正確だったこともあり、ほとんどの斬撃はオーロラの巨大な胸の中にかき消えたのである。
「なんじゃそりゃあ!?」
オメガは目を丸くして笑い含みに叫んだ。
余裕の態度ではあったが、それでも隙には違いない。すかさず千明がアサルトライフルを連射する。
オメガはすぐに回避動作に入るも、弾幕の一部が皮膚をかすめた。鮮血を噴いたわずかな傷跡は、決して癒えることはないだろう。
「仕込み完了っと。このあと用事があるんで、さっさと地獄へ堕ちるッス」
「なんじゃ、この程度の攻撃で勝ったつもり──かぁぁぁぁっ!?」
折からの突風にさらわれ、右へ左へ撹拌されまくるオメガ。そのうえ月光城の外壁に叩きつけられ、突如ぽっきり崩れた尖塔の下敷きになりかけるなど、不幸な不慮の事故が続発する。
尖塔との激突をなんとか回避して舞い上がった先、オメガの目の前に、上空へと伸びる白煙の帯がたなびく。
「おつかれさん」
天高く跳躍した緋色の空飛ぶスケボーが、オメガへと垂直突撃。強烈な一撃によって、オメガの肉体が弾丸の如く大地へと叩きつけられる。
そこに待ち構えるは、五刀を器用に構えるオーロラ。
「姓は子豚、名はオーロラ、爆乳剣士オーロラ、参る!」
五種の刃がトリッキーな剣閃を描き、オメガの全身に生える血肉色の刃を砕きながら、強烈な斬撃をその身に刻んだ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ミリィ・ライジング(サポート)
『白銀は孤高に煌めく、でも私は孤独じゃない!』
心情:
いつもはお兄ちゃんと一緒だけど、一人でできる事も頑張らないとね。
性格:
家事が得意なしっかり者で、一癖も二癖もある化身達のまとめ役。
戦闘スタイル:
主にユーベルコードで化身を召喚して、召喚した化身で攻撃する。
攻撃だけでなく、仲間の回復や自身の行動成功率を上昇させる等。
本人の攻撃は五行の属性攻撃を付与した手裏剣や護符の投擲。
五行の相生や相剋に関して知識が深く、それを活かした応用も。
連携・アドリブなどは大歓迎。
コーデリア・リンネル(サポート)
アリス適合者の国民的スタア×アームドヒーローの女の子です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
内気な性格のため、三点リーダーや読点多めの口調になります。
ですが人と話すのが嫌いでは無いため、
様々な登場人物とのアドリブ会話も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●愛らしく、そして強い
「これはまた、ずいぶんと恐ろしげな敵さんですねぇ」
場に不釣り合いなほどおっとりと感心する高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)。
「あの人が、月光城の主を倒した外敵……」
大量の血肉色の刃を生やした異形の姿に、コーデリア・リンネル(月光の騎士・f22496)は我知らず唾を飲み込む。
「どんな勢力のオブリビオンなのかは知らないけど、きっちり撃退しておかないとね」
しっかり者のミリィ・ライジング(煌めく白銀・f05963)は敵を見据えて力強く決意する。
三者三様の猟兵達を上空から見下ろして、オメガ・アポレイアは愉快そうにくつくつ笑う。
「これはずいぶんと愛らしいことじゃのう。……じゃが」
笑みの形に細められた血の色の瞳が、剣呑な輝きを帯びた。
「お主ら、愛らしいだけではあるまいの?」
刹那、オメガの血肉色の剣が翻り、大量の氷の衝撃波が降り注いだ。猟兵達は一斉に散開、的を絞らせないよう距離を取る。
「今日はお兄ちゃんがいないけど、一人でできるとこも見せないとね!」
ミリィは衝撃波の雨に追われ駆け抜けながらもユーベルコードを解放し、召喚術式を展開した。
「天晴、出番よ。私に協力してちょうだい!!」
たちどころに現れいでたるは化身たる天才陰陽師。出現と同時に大量の護符が空中に展開し、鬼火の如き大量の火炎でオメガへと反撃する。
「……ふむ。ありゃちと面倒じゃの」
オメガは手当たり次第に氷の衝撃波を降らせるのをやめ、襲い来る炎を躱すと、五行の術を豪勢に振るう陰陽師と手裏剣や護符で援護するミリィへと攻撃を集中させ始めた。
一方、初撃の回避と共に城の瓦礫の裏側に身を潜めていたコーデリアは、自身の存在が敵の意識から完全に外れたその瞬間を狙い澄まして、物陰でユーベルコードを発動した。
「一気に、仕留めたいところだけど……弱点を割り出してる時間はないから……」
ビームキャノン『フォトンサイクロン』の照準が狙うのは、腰から生えだした、小さくとも飛翔能力の高い皮膜の翼だ。
「……まずは、地上に降りてきてもらうわ」
集束した光子がビーム砲となって一直線に宙を駆け、オメガの片翼を一瞬で消し飛ばした。
「なっ──背後からじゃと!? やってくれるわ……!」
為す術なくオメガの身体は勢いよく地面に失墜していく。
だがオメガは大地と接触する直前、巨大化した刃の居合斬りを解き放ち、大地に甚大な一撃を叩き込んで激突を回避した。もうもうと上がる粉塵の中にその姿が一度紛れ、次いで黒い花弁の粒子を撒き散らしながら粉塵の煙を割って現れる。二刀を掲げ、獣じみた両足で力強く疾駆するその標的は、キャノンを撃ち終えたばかりのコーデリア。
「バトル・インテリジェンス起動! させませんよぉ……!」
オメガの進路に思わぬ速度で割り込んだのは茉莉だった。AI搭載型戦術ドローンに自らの肉体の操縦を任せて、自身は高速詠唱による魔法の構築に全力を注ぐ。
「陰陽師さんとの戦いで見切りました……オメガさんが弱いのは「木」属性──すなわち、八卦における「雷」です……!」
茉莉の掲げたロッドより強力な雷撃が迸る。
鮮烈な雷に打ち据えられた禍王の絶叫が、廃墟となった月光城に轟き渡った。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、可能なら末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
正直よくわかんにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。
基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
リカルド・マスケラス(サポート)
『正義のヒーローの登場っすよ~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
NPCに憑依(ダメージはリカルドが請け負う)して戦わせたりも可能
接近戦で戦う場合は鎖鎌や鎖分銅の【ロープワーク】による攻撃がメインだが、プロレスっぽい格闘技や忍者っぽい技もいける
遠距離戦では宇宙バイク内臓の武装による射撃攻撃やキャバリアによる【結界術】
その他状況によって魔術による【属性攻撃】や【破魔】等使用。
猟兵や戦闘力のあるNPCには【跳梁白狐】で無敵状態を付与できる。
基本的にチャラい上辺ですが、人々の笑顔のため、依頼自体には真面目に取り組みます
紬雁・紅葉(サポート)
『業邪…御鎮めします』
基本戦闘場面に参加
破魔、属性攻撃、衝撃波、薙ぎ払い等とUCを適宜組み合わせて攻撃
見切り、残像、オーラ防御、武器受け等とUCで防御や回避
窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃
範囲攻撃と2回攻撃での雑魚払いが得意だが
ボスとの戦闘も遜色なく行えるし行う
羅刹紋を顕わに戦笑み
傷負っても笑みを崩さず
何処までも羅刹の血と"剣神"の導きに従い
災魔業邪を打ち倒す
敵の最期に
去り罷りませい!
の言葉を
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●逃さず捕らえろ
「チィッ……分が悪いのう!」
追い込まれたオメガ・アポレイアは全身に黒いオーラを纏い、超高速抜刀した巨大刀で周辺を薙ぎ払った。巨大な刃で牽制しつつ猟兵の視界をくらまし、後方に下がって態勢を立て直すつもりだろう。
「──させないにゃ!」
いさましい声を上げたのはアイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)。瞬発的に解放したユーベルコードが大地に浸透し、たちまちめくれ上がった地面から巨大な大地の巨人が出現。その頑健な土塊の手で振り回された巨大刀の刀身を掴みとり、拮抗状態に持ち込む。
「このっ、こしゃくな真似を……!」
「月だの外敵だの正直よくわかんにゃいけど、お前なんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ」
とんだ横暴を言い放ち、アイクルは虚空に向けて受け止めた刀身を捌く仕草をした。その動きに併せて巨人が動き、巨大刀が払われる。
「……いいや、悪いが退かせてもらうのじゃ!」
オメガは弾かれた刀を即座に元の大きさに戻すと、再度納刀から抜刀、巨大化までを一瞬にして再現してみせた。ただし足元の大地に向けて。
叩き込まれた斬撃によって枯れた大地から湧き上がる砂塵。まんまと姿をくらますオメガ。
「……いいえ、逃しはしないわ。──声探す御方、先導く御方、道嗅ぎ分ける御方、いざいざ来たり賜え!」
紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)は印を結び、召喚した御先神を砂塵の中へと解き放った。雉、鴉、鼠。動物霊の姿かたちを取る御先神は敵に気づかれることなく戦場を疾駆し、砂塵に紛れたオメガを追尾する。決して見逃すことなく、紅葉と五感を共有したままに。
「──捉えた! 業邪、御鎮めします!」
御先神に続いて砂塵に飛び込んだ紅葉は、御先神達の指し示す方向に血肉色の刃を見出し、一息に懐に飛び込んだ。破魔の輝きを帯びた衝撃波がオメガを襲う。
「ぐう──っ」
着弾寸前で振り返りざまに衝撃波を受け止めるオメガ。しかし不安定な姿勢で踏ん張りが効かず、砂塵の煙幕の外へと叩き出されてしまう。
そこにタイミングよく駆け込んでくるバイクが一台。と同時に、バイクから射出された鎖分銅がオメガをぐるぐる巻きに捕らえた。
「はいはいはい、正義のヒーローの登場っすよ~」
宇宙バイク『アルタイル』に跨ったヒーローマスク、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)である。現在、地上(第四層)で臨時スカウトしてきた人狼の青年に憑依中だ。
「新手か! お主にまで構っている暇はないのじゃ!」
オメガは殺気立ちながら黒い桜の花びらの粒子を発し、血肉色の二刀で鎖分銅を内側から食い破った。そしてそのままの勢いでリカルドへと氷の衝撃波を編み上げ──
「攻撃は無駄っす。全て己自身に返るんすから」
狐面の瞳が鋭い眼光を放った瞬間、オメガの敵意は反射された。たちまち氷の魔力が暴走し、極寒がオメガを包んで吹き荒れる。
「ぐ……ぬ、あ……っ」
極寒の嵐の中で完全に身動きとれなくなったオメガへ、殺到する猟兵の攻撃。
「ぶっ殺おおおおおおす! ●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
大地の巨人をスルーされておかんむりのアイクルが弾丸の如く突っ込んできて斧錨を力任せに振り下ろし、
「こういう技もいけるっすよー」
ふっ飛ばされたオメガに、リカルドを被ったたくましい人狼の青年が組み付き強烈なバックドロップを見舞い、
「去り罷りませい!」
羅刹紋を顕わに戦笑む紅葉の一太刀が、血肉色の肉体に鋭利な一撃を刻み込んだ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
WIZ
オメガハーツ・アポリア様?
いえ、失礼しました。
別の戦場(ままは、どこ?)で救済した方に似ておられたので
彼女(裏切りの聖女)を弄んだ貴女には
お灸を据えてから救済しますわ
守護霊の憑依【ドーピング・化術・肉体改造】で
彼女に似つつも肌は青白く
額と臍に邪眼を持つ戦神の姿となり戦闘力増強
【見切り・カウンター・属性攻撃・早業】で
巨大な氷塊を【乱れ撃ち】彼女の斬撃を相殺
【念動力】で髪を硬化して触手の如く操り【不意打ち・2回攻撃】
【地形破壊】する程の威力に悶える彼女を【捕縛・怪力】で締め上げ
【誘惑・催眠術】に『寵姫の瞳』も乗せて魅了。
媚毒の【呪詛】を注ぐ濃厚なキスで【慰め・生命力吸収・大食い】
●過去と過去の戦い
「オメガハーツ・アポリア様?」
ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)がぽつりと呟いた名前に、禍王オメガ・アポレイアは不可解そうに眉を持ち上げた。
「なんじゃ、その名は」
「いえ、失礼しました。別の戦場で救済した方に似ておられたので」
「フン、妾の知ったことではないのう!」
骸の海から滲み出た「過去」であるオブリビオンは、厳密には個体ごとに別物であり、その認識も個々に異なる。
ドゥルールはかつて遭遇した面影を記憶の底に沈めて、守護霊を己が身に憑依させる。静かに変じゆくその姿は、どこかオメガに似ていながらも肌は青白く、額と臍に邪眼を見開く戦神へと昇華されていく。
「彼女を弄んだ貴女には、お灸を据えてから救済しますわ」
ドゥルールにとってこれは、裏切りの聖女のための戦いだ。
オメガの氷の斬撃が数多降り注ぐ。ドゥルールは即座に巨大な氷塊を大量に乱れ撃ち斬撃を相殺する。視界を白ませるほどの冷気に満ちた激しい激突。
氷塊を絶え間なく撃ち出しながら、ドゥルールは念動力で硬化した長い髪を触手の如く操り、氷塊に追随させた。斬撃とのぶつかり合いで砕けた氷が霧を為すさなか、不意を打って現れた毛髪がオメガを痛烈に打ち据えた。二度重ねられたその打擲は、大地を抉るほどの威力である。
「ガアァァ──ッ!!」
抉れた地面に沈み悶えるオメガ。その全身を抱きつく形で締め上げる。
交錯する両者の視線。ドゥルールの目に宿るのは、魅了の力。
そして施される濃厚な接吻から、媚毒の呪詛がオメガの肉体に流れ込む。
命を貪られ、慰めるような毒に溺れて、オメガの全身から力が抜けていった。
●月光城制圧
月光城を滅ぼした外敵、『禍王オメガ・アポレイア』は溶けるように消滅した。
月光城の主であった『裏切りの聖女』の影響で白化していた森も消えていく。すでに人間性を失っていた元村人達は、ようやく解放される安堵をかすかににじませながら、木々と共に消滅していった。
残されたのは、外敵に蹂躙された都市と月光城の廃墟のみ。
この都市における城塞であった月光城が、果たしてなぜ滅ばねばならなかったのか。外敵とは結局何者だったのか。地下であるはずの空に浮かんで見える「月」は何か。
その答えを得るために、猟兵達の探究は続く。
大成功
🔵🔵🔵