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邪教が暴くは秘されし願望

#UDCアース

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#UDCアース


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●邪教集団式自己啓発セミナー
「本日はご参加頂きありがとうございます」
 そこは不思議な空間だった。
 小会議スペースを貸切った、当日飛び入り参加可能の自己啓発セミナー。
 休日の昼間。日常的な物足りなさ、疼きを誤魔化しながら歓楽街をあてもなく歩いていた時に、目に付いた『どなたでもご参加頂けます、本当のあなたと向き合いましょう』なんて書かれたポスターに、何故か惹かれて。
 ――自己啓発、なんてさらさら興味がなかったはずなのに、妙に心がざわついたまま、上の空で講演を聴き終えると、……参加人数分の、なのだろうか。
 十数枚の姿見が小会議室に運び込まれ、一人一人の前に置かれる。
「当セミナーでは、鏡を使い……自分の奥底に眠る、あるいは抑えている願いや望み、夢や理想を引き出し……自己啓発、自己啓蒙を促しているのです」
 主催のスタッフが説明すれば、私も含めて皆納得して、鏡に映る自分に向かい合う。
「では、鏡を見つめて……心を開いてください」
 スタッフがそう告げると、各人の前に置かれていた鏡がうっすらと光り出す。
『アナタの欲望を教えなさい』
 更には驚く間もなく、今度は頭に優しい声が響いてきたのだ。
 何だか凄く心地好い気持ちになる。
 欲望、したいこと、我慢していること、本当はしたくてたまらないこと。
 何故だか、鏡の声を聞いていると自分が夢想した欲望、抑圧していた背徳的な願望が、すらすらと頭に浮かんでいく。
『わかったわ、それでは……アナタの欲望を開放しましょう』
 言葉は要らないみたいだった。
 鏡は、私を甘やかすように導いていくみたいで。
 ……ああ、この鏡に映ってるのは私だから。
 私の事、全部わかってくれるんだ。
 周りにいたみんなも、同様なんだろう。
 皆、幸せそうな顔をしながら服を脱いでいく。
 わたしも、はやく、したいことをはじめなきゃ。

 そうして、自ら衣服を剥ぎ取った人間の、濡れた肉の絡み合う宴へ変わる部屋の中。
 淫らに蠢く欲望の眷属も混ざり、ひとつになって。
『――アナタの欲望を、もっと捧げなさい』
 淫らな欲望を剥き出しにした肉の塊達は、幸福のままに鏡に吸い込まれ、欲望ごとその身を喰われてしまったのだった。

●その鏡が写すのは
「ヒトには暴かれたくもない秘密の願望や欲望……というものもありましょうに。無粋なUDCですわ」
 予知した内容を語った後に、グリモア猟兵の胡・翠蘭(f00676)は溜息混じりに苦笑する。
「UDCアースで、邪教集団による事件を予知致しましたわ。……なんでも、前もった告知なく何かしらのセミナーを開き、勧誘ポスターに"素質がある一般人"が惹かれるよう細工をして招き入れ、邪神の生贄にしているみたいですの」
 素質?と首を傾げながら尋ねる猟兵に、唇を指先で撫でると、翠蘭は困ったように小さく笑う。
「なんと言いましょう……"他人には知られたくない秘密の自分"……というものをお持ちの方、といいましょうか」
 どのような性質であれ、『秘したい欲望』を持った一般人が主に狙われているらしい。
「……猟兵の皆様には、まずはその邪教集団の開催するセミナーの調査をお願い致します」
 セミナー会場は小会議スペースであり、参加出来るのはせいぜい20人程度。
 現地のUDC組織メンバーがサポートをしてくれるので、必要であれば申し付けて欲しい。
「セミナーの内容は日によって変わるようですわ。例えばある日は健康セミナー、ある日は自己啓発セミナー、といった具合に」
 様々、マンネリにならないよう時事や流行りなども調べつつ、一般人が興味を持つようなジャンルでセミナーを開催しているようだ。
「今回はセミナーの会場付近に転送させて頂きますわ。……ええと、確かその時に開催しているのは"過去と向き合うセミナー"……というもののようですわね」
 今の自分を縛る過去からの解放――などと描かれたポスターが街に掲示されているらしい。
「犠牲者を増やさぬために、ポスターはUDC組織の方が、可能な限り撤去しております。ですが、それでも一般人がセミナーに参加してしまう可能性はありますわね」
 だから出来る限り急いで、セミナーを調査し邪神と邪教集団を壊滅させなければならない。
 セミナー参加者を猟兵たちだけで埋めてしまうとか。
 セミナー参加者として潜入して講義の最中にその内容に対して論破して、参加している一般人の洗脳状態を解くとか。
 邪教集団の控え室に侵入して儀式の証拠や呪具を探すとか。
「……人は、苦痛の中生きている時など……安易な快楽に流されやすい生き物と存じております」
 皆が、心の強い人間ではない。
 それでも、人には理性というものがあり、自分の秘した欲望を律して。
 家族や友人、趣味や生き甲斐などといった心の支えや楽しい思い出という拠り所で、不幸な境遇でも立ち止まらず。
「……そんな人の生を、人知の及ばぬ存在の干渉で、乱し、堕とし、奪うなど。……許し難い所業ですわ」
 金と緑の瞳を細めながら翠蘭は静かに紡いで、転移の門を開いた。
「皆様、どうか。邪悪な者達を討ち果たし、UDCアースに住まう人々をお救い下さいませ」
 最後に深く一礼を向けて、グリモア猟兵は転移してゆく猟兵たちを見送るのだった。


胡蝶
 胡蝶です。
 セミナー聴講は眠くなってしまう……講師は催眠術師なのではと疑ったことありませんか。

●シナリオについて
 1章は冒険パートです。
 邪神セミナーの調査をお願いします。
 なお、UDC組織のサポートはありますが、彼らはセミナーの会場内には入れません。

 2章は集団戦です。
 OPから察していただけそうですが、そういう感じの敵です。えっち。

 3章はボス戦です。
 人のトラウマとか欲望とかを勝手に掘り起こしてくる悪趣味な邪神様です。

 2章、3章に関しては戦闘よりは心情描写に重点を置いてリプレイを執筆したいと思っています。
 2章は、自身のやりたいことやどんな状態になりたいか等を重視して書いて頂いたり。
 3章は、ボスの性質上、キャラの心理などを重視して書いていただけたら良いのではないかと思います。
 基本的に真面目に戦闘しなくても事件自体は解決しますので、絡んだり戯れたりご自由にお楽しみ下さい。
 なお、表現は過激になり過ぎないようにマスタリングは行いますのでご了承くださいませ。

●執筆スケジュールについて
 各章、導入文章を記載後にプレイングを募集致します。
 プレイング募集及びリプレイ執筆は主に週末辺りになる予定です。

 以上、皆様の素敵なプレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『邪神セミナー』

POW   :    強引に会場へ突入し、力技で儀式の証拠や呪具などを押収する。

SPD   :    セミナー会場のバックルーム等に見つからないよう侵入し、儀式の証拠や呪具などを回収する。

WIZ   :    セミナー会場にて講義内容の矛盾点を指摘し、論破することで正体を露見させる。

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルトルファス・ルーテルガイト
(アドリブ連携絡み歓迎)
…欲望を解放しろとか、もう既に嫌な予感しかしないのだが。
…まぁ心の弱い一般より、猟兵が向かった方が危険度は低い…のか?

(POW)
…正直、俺も『言いたくない秘密』を抱えてる身だ。
…だからその状態で論破などと無理だから、セミナーに通さない方法で。
…人数制限のあるセミナーなら、俺も敢てそれに参加して席を1つでも多く埋める。
…難なら、一人二人の一般人に『選択UC』でも使用して
『君はこのセミナーを受けてはならない』とルール宣告する。
…一般人なら、たとえ行きたくなってもルール違反の苦痛に耐えてなんて無理だろう?

…その代わり、これからセミナーで起こりえる苦痛は…俺が背負ってやる。



「……欲望を解放しろとか、もう既に嫌な予感しかしないのだが。……まぁ心の弱い一般より、猟兵が向かった方が危険度は低い……のか?」
 ルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)はセミナー会場の前で、掲げられた案内看板を眺めながら溜息交じりに呟いていた。
(……正直、俺も『言いたくない秘密』を抱えてる身だからな……)
 ルトルファス自身が言いたくない秘密を抱えている身。
 故に、セミナーに向かう一般人を論破することは諦め、少々強引な手でお引き取り願おうかと思案して。
(そういえば、人数制限がある会場だったか)
 転移前に受け取っていたパンフレットを確認すると、定員20名の文字。
 元々、自ら参加し席を埋めてしまおうかと考えていたルトルファスは一旦セミナーの受付へ向かい、セミナー参加の手続きを行う。
「ルトルファス・ルーテルガイト様ですね。本日はセミナーへの参加ありがとうございます」
 顔立ちの整った愛想の良い係員が、セミナー参加者の名簿や書類を記載している間に、そっとその手元を盗み見ると定員は後数名のようだった。
(……あと数人は猟兵で埋めるとして……それまで一般人を足止めするか)
 ルトルファスはちょっと忘れ物を、と係員に言い残し一旦会場の外へ出ると、セミナーへ向かっていうと思われる、虚ろな様子の一般人へと近づく。
 ふらふらとセミナーに誘われたように向かう一般人の背後につくと、ルトルファスは嵌めていた手袋をそっと背中に投げる。
『君はこのセミナーを受けてはならない』
 そしてそっと近づき耳元でルールを宣告する。
 デュエリスト・ロウの威力を抑え、課したルールに背けば苦痛が与えられるようにし一般人をセミナーに参加させまいとするルトルファスの作戦が功を奏し、ルールを課せられた一般人たちが次々と正気に戻り回れ右していく。
『このままセミナーに向かうのは嫌な予感がする』と、与えられる苦痛に対する予感を感じた者が多かったようで、なんとか残りの参加者の枠を猟兵で埋めることができそうだ。
(……一般人なら、たとえ行きたくなってもルール違反の苦痛に耐えてなんて無理だろう。………その代わり、これからセミナーで起こりえる苦痛は……俺が背負ってやる)
 帰っていく一般人を見送ってから、既に参加してしまった一般人への対処を考えながら、ルトルファスはセミナー会場へと戻ってゆくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

彩波・いちご
◎♥♂♀
今回は仁美さん(f02862)とコンビで潜入捜査です

秘したい欲望自体は誰でもあるでしょうし…だからこそそれにつけこむのはダメですよね

【異界の憑依】で指をスライムに変えて鍵穴に潜り込ませ、鍵を開けるか溶かすかして裏口等から侵入
監視カメラなどのセキュリティ機器は『コネクトテンタクルス』でハッキング、反応しないように仕込みます
「これで大丈夫です。あとは人に見つからないように…」
講師の控室的な所に入ったら、儀式用の呪具か何かを探します

ところで触手とかスライムとか使ってるの、仁美さんに変に思われないですかね?
「ええと…見た目良くないので、あまり見ないでもらえると…」
ちょっと恥ずかしいですね


霧沢・仁美
◎♥♂♀
【SPD】
知り合いのいちごさん(f00301)と一緒に行動。

秘したい欲望、ねぇ…別にそんなものはない、はず?
ともあれ、邪神の復活は阻止しないとね!

セミナー主催者の控え室に潜入して、呪具とかの邪神教団としての証拠を探し出すよ。
セキュリティへの対処はいちごさんにお任せして、あたしは人の気配がないか警戒。
潜入に気付かれないよう、極力物音立てずに目的地へ。
着いたら、手分けして室内各所を捜索、怪しい物は出来るだけ持ち出そうかと。
一応、部屋の扉前にレプリカクラフトで作った机を置いて封鎖しておく。

…それにしてもいちごさん、触手とかスライムとか…や、なんでもない(微妙に顔赤くしつつ)



 セミナー会場の施設の裏口。
 UDC職員が人払いを済ませてあるその場所で、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)と霧沢・仁美(普通でありたい女子高生・f02862)の二人は邪教集団に気付かれないよう静かに忍び込もうとしていた。
「秘したい欲望自体は誰でもあるでしょうし……だからこそ、それにつけこむのはダメですよね」
 いちごはそう呟きながら、異界の憑依により自身の指をスライムに変えると、その指先を鍵穴に潜り込ませて鍵開けを試みる。
 カチャカチャ……カチリ。
 スライムを器用に蠢かせてロックを解除すると、他の人間に気付かれないように施設内に侵入する。
 更に、施設内に設置されている監視カメラやセンサーを、あらゆる機械に浸蝕し接続できるいちごに潜むUDCを細い触手と化した『コネクトテンタクルス』によりハッキングし、次々と無力化させていく。
「これで大丈夫です。あとは人に見つからないように……」
(……ところで触手とかスライムとか使ってるの、仁美さんに変に思われないですかね?)
「ええと……見た目良くないので、あまり見ないでもらえると……」
(流石に……スライムや触手を見られるのは、ちょっと恥ずかしいですね)
 至って真面目に侵入ツールとして使用をしてはいるのだが、見られていると羞恥を感じてしまうのか、つい同行している仁美に恥ずかしそうに囁くいちご。
「え?ああ……ごめんね。ありがとう、いちごさん」
 いちごの鍵開けやハッキングを、無意識にじっと見つめてしまっていた仁美は、声を掛けられハッとすると、微妙に顔を赤らめながら顔を逸らす。
「い、いえ、こちらこそ……」
 恥ずかしそうにしたままはにかむと、いちごは続けてセキュリティをハッキングによって無効にしながら進んでいく。
(秘したい欲望、ねぇ……別にそんなものはない、はず?……ともあれ、邪神の復活は阻止しないとね!)
 先程のいちごの呟きに、内心は一瞬自問自答をしつつも、仁美は鍵開けやハッキングを行うするいちごに代わり、人の気配を警戒を行う。
 ヒトの秘したい欲望を暴き立て糧にする――という今回の敵を想像し、打倒の思いを新たにしつつ、二人はやがて『セミナーの関係者以外立ち入り禁止』と張り紙がされた部屋の前へ辿り着く。
 仁美が周囲と室内に気配がないことを確かめてから、いちごの鍵開けで中に侵入する二人。
 扉に鍵をかけてから、一応の時間稼ぎにと仁美がレプリカクラフトで作った机を置いて控室を封鎖する。
「これでよし。では探しましょうか」
 呪具とかの邪神教団としての証拠はないかと、室内を手分けして探索をする二人だったのだが、静かに探している中。
(……それにしてもいちごさん、触手とかスライムとか……)
 指先をスライムに変じさせるユーベルコードや、監視カメラをハッキングする際に見た触手を、ふと思い出してしまった仁美。
(……や、なんでもない……なんでも、ない)
 ナニかを想像したのか、仁美は微妙に顔を赤らめたまま一人で頭を振りつつ探索を続けるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アリス・スラクシナ
過去と向き合うか。今の自分を縛るか……エルーゼと華澄も、あの大馬鹿野郎の件があるから……。
そのセミナーに潜入する事に決まったのなら、武装は持ち込めないだろう。
組織の者に預けておく必要がある。いざとなれば私の『イザナギの覚悟』がある。
戻らないのか聞かれるが、私にはやることがある。
「今の状態も、悪くないぞ」
そう、二人と共に行動している内に違う道を見つけた気がした。
とにかく潜入して、その祭具を奪うなりなんなりしなければ。
私自身、邪神の因子があるがどの位まで防げるか分らん。
……アレを二人以外の他人に知れるのはさすがに。


♀♀
♥♥♥


エルーゼ・フーシェン
過去と向き合う……アリスも同行してくれるから大丈夫よね?
とにかく、潜入して内部の事を調べないと。
武器は預けておくようにと言われたから、預けておかないと。
祭具と接触できたら、それをどうするかよね。
他の人に危害加えずにするとしたら気絶させるとかかな?


♀♀
♥♥♥


藤宮・華澄
過去と向き合う……今は阻止するのが先ね。
そのセミナーに潜入して、なんとかしようって話なのよね。
一般の人がいれば、なんとかしておかないと。
武器は預けるけど、戦闘に入ったらどうすればいいのか。
後で射出機を使って入れるって……。
あと、鏡ということはあの邪神なのかな。


♀♀
♥♥♥



(過去と向き合うか。今の自分を縛るか……エルーゼと華澄も、あの大馬鹿野郎の件があるから……)
 同行者のエルーゼ・フーシェン(双刃使い・f13445)、藤宮・華澄(新米猟兵・f17614)の顔を横目で眺めつつ、二人の過去について思いを馳せるのはアリス・スラクシナ(邪神の仔・f21329)。
 三人の先頭に立ち誘導しながら受付を手早に済ませてセミナー会場に潜入すると、セミナー関係者の目に留まらぬよう注意しながら、施設内に祭具がないかの探索を始める。
 セミナーに潜入するに当たり、武器は持ち込めないだろうと考えていたアリスは予め会場の外に待機しているUDC職員に目立つ武器を預けていた。
(いざとなれば私の『イザナギの覚悟』があるからな)
 そしてその時のやり取りを思い出しながら、ふと過去に思いを馳せる。
(組織には戻らないのか、か……私にはやることがある)
 元UDC組織の人間だったアリスは、職員と接触した際に以前抜けたときに掛けられた言葉を思い出す。
「今の状態も、悪くないぞ」
 今、すなわち猟兵としてエルーゼと華澄や仲間と共に戦う状況を思い、そう呟くアリス。
 二人と共に行動している内に、UDC組織として戦い続けるのではなく違う道を見つけた気がした――そんな風に思いながら、今為すべきこと、探索へと意識を戻す。
(それに、私自身、邪神の因子があるがどの位まで防げるか分らん。……アレを二人以外の他人に知れるのはさすがに)
 腹部を撫でながら溜息交じりに思案しつつ、アリスはセミナーが始まる前に関係者以外立ち入り禁止の通路へと侵入してゆく。

(過去と向き合う……アリスも同行してくれるから大丈夫よね?……とにかく、潜入して内部の事を調べないと)
(過去と向き合う、か……ともかく、今は阻止するのが先ね)
 アリスの後ろに続いて歩くエルーゼと華澄も、それぞれ胸中で思案しながらセミナー聴講生に扮しながら進む。
「セミナーに潜入して、なんとかしようって話なのよね。……一般の人がいれば、なんとかしておかないと」
 アリスに倣い武器を預けている二人だが、素直に預けたエルーゼと違い、華澄はやや不安そうにしていた。
(戦闘に入ったらどうすればいいのか……。後で射出機を使って入れるって……)
 想像できないのか、アリスの背中を視線で追いつつ。
 とりあえずはと一般人のセミナー聴講生に対する対処を考えようとする。
「他の人に危害加えずにするとしたら……気絶させる、とか?」
 華澄の声に、エルーゼは思い浮かんだ案を応える様に呟く。
 猟兵たち以外の聴講生は、おそらくは誘われ、迷い込んでしまった一般人だ。
 戦闘が始まる前、もしくは始まった直後までには、安全な場所に避難させたり、あるいは気絶させて安全な位置に退避させておかなければならないだろう、と想像する。
「そうだね……周りの状況に合わせて臨機応変に対応になるのかな」
「あとは、祭具と接触できたら、それをどうするかよね」
「祭具……そういえば、鏡ということはあの邪神なのかな……」
 一般人、そして邪教集団の用いる祭具。
 対策は尽きることはなく、周りの一般人、そして邪教集団に気付かれないよう小声で会話を続けながら、三人はやがて会議室の中へと足を進めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

相馬・雷光
潜入捜査、忍者らしくていい任務ね!

自己啓発ねぇ……邪神とか関係なく胡散臭いわね、こういうの
まずはスタッフに【変装】して【目立たない】ようにスタッフルームを探るわ
そのあとは変装を解いて参加者として潜り込んで、引っかかったフリでもしておくわ
この鏡を見てりゃいいのよね? 催眠術みたいなもんかしら?
そんな簡単にかかったり……敵に操られた人に痴漢されたり、洗脳されたフリをして素っ裸で学校に通ったり、それを見られたり撮られたり……そういう恥ずかしい目に遭うの、嫌なんだけど興奮するのも確かね……
お尻よく狙われるんだけど、本来出すトコに捻じ込まれる背徳感とか恥ずかしさとか……

◎♥♥♥(純潔を奪うことのみNG)



「潜入捜査、忍者らしくていい任務ね!」
 どこかウキウキした様子でセミナー会場に向かっているのは相馬・雷光(雷霆の降魔忍・f14459)だ。
 ニコニコと朗らかな雰囲気で挨拶して、セミナー参加の手続きを行い会場の中に潜入すると、すぐにスッと物陰に身を隠す。
 暫くして、雷光はセミナーのスタッフに変装した状態で表に現れると、怪しまれないよう気配を希薄にしながらスタッフルームへと侵入する。
(うーん……祭具とかは、流石に置きっぱなしにはしてないか。それだと、会議室の方に持って行ってるのかしら)
 特に目ぼしいような怪しいものが見当たらず、思案しかけたところでふと、時計を確認するとセミナー開始の時間が迫っていた。
 雷光はスタッフルームから出ると、再び物陰に隠れてから変装を解き、今度は会場内に入ってきたときの状態に戻り、セミナーが行われる会議室の中へとセミナー聴講生として入っていく。
 同じくセミナー聴講生として潜入している猟兵たちの付近の席に腰を降ろし、改めて室内を見渡せば、何枚もの姿見が視界に入る。
(確か……この鏡を見てりゃいいのよね?……催眠術みたいなもんかしら?)
 転移前の説明を思い出しながら、雷光は鏡を注視する。
「そんな簡単にかかったりなんか……」
 周りに聞こえないような声で呟き、鏡を見つめているうちに、そうは言いつつもどこか心の底に沈めた――秘めた欲や願望が浅瀬に浮上してくるような、不思議な感覚に襲われていた。
(……敵に操られた人に痴漢されたり、洗脳されたフリをして素っ裸で学校に通ったり、それを見られたり撮られたり……そういう恥ずかしい目に遭うの、嫌なんだけど興奮するのも確かね……)
 思案を始めれば、次々に。
 悶々と、湧き上がる熱は、じわじわと燻る様に雷光を蝕む。
(お尻よく狙われるんだけど、本来出すトコに捻じ込まれる背徳感とか恥ずかしさとか……)
 鏡から、目が離せない。
 こんな状態で、セミナーが始まってしまったらどうなってしまうのか。
 これ以上は――と、なんとか自身の思考に歯止めを掛けると、熱っぽい身体を震わせて。
 静かな会議室の中、パイプ椅子が軋む音を周りに響かせてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

久遠・翔
過去と向き合うセミナー…っすか
俺も色々あるから本物だったら受けてたっすかもね?(苦笑)

セミナー参加者として参加しつつ、内情を探っていきます
目立たない・地形の利用・第六感・逃げ足・忍び足・情報収集・迷彩で目立たず素早く動き、控室などに侵入します
侵入する前には聞き耳で中に人がいないかを確かめ、鍵が掛かっていたら鍵開け・早業で開けます

もしも監視カメラなどがありましたら死角に回り込みUCを使い概念を変更して俺がやっている行動は映らず、俺が開けた扉は閉まったままの様に映るようにします

中には入れたら証拠や呪具なんかを回収し、ヤバそうな物は破壊した後ばれないように持ち出してUDC組織の人にこっそり渡します



「過去と向き合うセミナー…っすか。……俺も色々あるから本物だったら受けてたっすかもね?」
 苦笑交じりに呟きながらも久遠・翔(性別迷子・f00042)も、『過去と向き合う』というテーマに思うところがあるものの、他の猟兵たちにならうようにセミナー参加の手続きを取るとセミナー聴講生として会場に潜入する。
 そのまま、翔は自らの技能を駆使し気配を希薄化させ、鋭敏な感を働かせながら関係者以外立ち入り禁止の区域へと侵入すると、第六感が怪しいと告げる方向へ進んでいく。
 途中監視カメラに気付くと、レンズが拾う視界の死角へと身を潜ませ、『万能の指』を使用しリアルタイムハッキングを行い、『翔の姿、及び翔の行った行動結果が映らない』ように細工を行う。
「万物全てを改変する……っと、これで安心っすね」
 監視カメラを発見し次第、死角へ回り込んでは万能の指を使用しながら進む翔。
 翔が開閉したドアも、万能の指の効果で全くの不動の状態として監視カメラには記録されていく。
 やがて勘を頼りに進んだ先、怪しいと感じる部屋を前にしドアノブを静かに回すも、当然ながら鍵がかかっている。
「流石に鍵、かかってるっすね……でも」
 翔は万能の指を使い、難なく鍵を開けると部屋の中に気配がないことを確認してから侵入する。
 そこは今から行われるセミナーでは使用しないのか、厳重な箱や布に封印されてはいるが祭具が保管された部屋のようだった。
 また、これまでセミナーに参加したことのある一般人の名簿データもあり、翔はこれらの中で重要度の高いものを勘で選別して持てる分を回収する。
 持てない分で、あからさまに放置してはいけないと第六感が囁く呪物の類は破壊してから、翔は部屋の場所を覚えてから退出し、立ち入り禁止の区域から脱出する。
 そのままこっそり会場の外へ出て、周辺で控えていたUDC職員に持ち出せた物品を渡すと、先程侵入した部屋の場所を伝えて。
「それじゃあ、そろそろセミナーが始まるみたいっすから……あとはよろしくお願いするっす」
 去り際に職員にそう言い残して再び会場内へと戻ると、セミナースタッフに案内されるままに会議室へと入り、着席する翔。
(さぁ……『過去と向き合うセミナー』、何をしてくれるっすか、ね)
 目の前に並べられた鏡を見渡しながら、翔は静かに椅子に凭れるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アラディア・スプリガン
【SPD】
【選択UC】で呼び出したヴィランのゴングとセミナーに参加。
私は普通に会場に入るけど、ゴングには受付で因縁吹っかける等して注意を引いて、セミナーのスタッフ達を【誘き寄せ】てもらっておくわ。

その隙に私はバックルームに侵入し【情報収集】
証拠の書類を【撮影】し、パソコンのデータもコピーして…
終わったら何食わぬ顔で会場に戻って席に着くわ。

……

パソコンを漁ってる途中、動画ファイルを見つけ再生。
どうやら過去のセミナー…「儀式」の様子を撮影したものみたいだけど…
凄い…皆こんなに乱れて…
私もこれからこんな目に遭うのかと思うと…なんだか身体が火照って、変な気持ちになってきたわ…

◎♥♥♥



「あ……あの、此方に記帳をお願いします……」
「ええ、わかったわ」
「……」
 セミナー会場前、参加者受付のため手続きを行っているのはアラディア・スプリガン(正義の守護妖精・f18520)、そして後ろに続くのは彼女のユーベルコードで呼びだしたヴィランである『ゴング』だ。
 呼びだしたヴィランに邪教集団の注意を惹かせるために、わざわざ気弱で大人しそうな人物がセミナー参加者の受付しているところ選んでで手続きを行う。
 スムーズに手続きも終わり、堂々と会場内に入っていくアラディアの後ろで、ゴングが気弱そうな受付に難癖をつけるような勢いで絡んでいく。
 スキンヘッドの筋骨隆々の黒人――加えてアングラそうな雰囲気を纏ったゴングに迫られ、今にも泣き出しそうになっている受付担当者。
(上手くやってくれているみたいね……さて、と)
 その様子を見て回りのスタッフが集まってくるのを確認すると、アラディアはこっそりと手薄になったスタッフのバックルームに侵入する。
 パソコンを操作し、今までの参加者の名簿の他に日付と参加者がタイトルに入った動画を発見する。
(あら?この動画は何かしら……)
 思わずクリックし、動画を再生させるアラディア。
 そこには、過去のセミナーで行われた儀式の映像。
『あっ……はぁっ……』
「え……これは……」
 スピーカーから流れてくる生々しい嬌声、肉のぶつかり合う音に、思わず顔を赤らめながらもついつい動画に見入ってしまう。
(凄い……皆こんなに乱れて……)
 はぁっ、と熱っぽい吐息を漏らしてから、ふと我に返ると動画を停止し、媽祖棍内に保存されていたセミナーのや参加者のデータ、そして動画のデータを回収しバックルームから退出する。
 そのまま、何食わぬ顔でセミナーの行われる会議室へと案内されると素直に着席しつつ、目の前に並べられた鏡を見れば、先程見た動画の内容を思い出してしまって。
(……私もこれから、あんな目に遭うのかと思うと……なんだか身体が火照って、変な気持ちになってきたわ……)
 一人、これから起こるセミナーに不安と期待が混じった思いを抱きながら、アラディアは並べられた鏡を深く覗き込んでしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

秋月・信子
・WIZ

私『達』は何処にでもいる女子校生に扮してセミナーに参加します
もうひとりは…今は【影の助言者】で影のままの姿をしていて『姉さん』と呼んでいる二重身(ドッペルゲンガー)です
『(あんたがヘマをしない為の保険みたいなもんだけどね?)』
セミナーを受講する素振りをしながら頭の中で『姉さん』と会話しながら聞き流します
『(にしても、昔の信子ならコロッと引っかかってたんじゃない?)』
ええ、そうかしれません…ね
『(さ、そろそろ頃合よ。台無しにしてやりましょ)』
受講者らが服を脱ぐのに合わせて上着を脱ぎます
そして身に付けていたショルダーホルスターからハンドガンを抜き…鏡を撃ち壊します
これが私のしたい事、です




「秋月・信子様と……そのお姉様ですね。本日はセミナーに参加頂きありがとうございます」
 セミナーの参加受付を行い、セミナー会場へと堂々と入っていくのは秋月・信子(魔弾の射手・f00732)、そして影の助言者によって生み出された、信子が『姉さん』と呼ぶ影の存在だった。
 二人ともどこにでもいるような普遍的な女子校生の服装をしており、特に怪しまれる事無く潜入に成功する。
 会場に入るや否や、まもなくセミナーが開始するのかそのまま会議室へと案内される信子たち。
(間もなく始まるようですけれど……まだ特に問題はありませんね)
(『そんなこと言って……ま、私はあんたがヘマをしない為の保険みたいなもんだけどね』)
 声を出さずに『姉さん』と意思を疎通させながら、ほどなくしてセミナーが始まる。
 当たり障りない自己啓発、そして過去の受け入れがたい自分との向かい合い方……などを語る講師の言葉を、他の一般人たちと共に受講しているように振る舞いながらも、信子は自身の影との会話しながら聞き流す。
(『……にしても、昔の信子ならコロッと引っかかってたんじゃない?』)
 内容を話半分で聞いている影が、くすりと微笑みを浮かべながら信子をちらりと見遣れば、信子も苦笑を浮かべて。
(ええ、そうかしれません……ね)
「……さぁ、それでは皆さん。目の前の鏡に映る自分と向き合ってみましょう」
 長い講話が区切りを迎えたのか。
 講師がそう言うとスタッフも、セミナー参加者の目の前に置かれた姿見を指し示し、見つめるようにと促し始める。
『……アナタの欲望を教えなさい』
「……!」
 鏡から語りかけられた――そう感じると共に、全身がざわくつような奇妙な感覚に襲われ、信子は思わず頭を振る。
 周りを見れば、猟兵たち以外の一般人参加者たちが鏡を見つめながら虚ろな様子で衣服を脱ぎ始めているところだった。
(『さ、そろそろ頃合よ。台無しにしてやりましょ』)
「……」
 影の囁きに声を出さないまま軽く頷くと、信子もまた上着を脱いでいき――顕になったインナー、そして装着していたショルダーホルスターからそのままハンドガンを抜くと、目の前の鏡に向かって数発発砲する。
「きゃあああ!?」
「なんだ?!今の、銃声か?!」
 突然の銃撃に、一般人たちも正気を取り戻したのかパニックに陥る中。
「……これが私のしたい事、です」
 硝煙が立ちのぼる拳銃の銃口を、ヒビの入った鏡に向けたまま、信子は鏡へと囁き返したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『パープルテンタクルズ』

POW   :    押し寄せる狂気の触手
【触手群】が命中した対象に対し、高威力高命中の【太い触手による刺突】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    束縛する恍惚の触手
【身体部位に絡みつく触手】【脱力をもたらす触手】【恍惚を与える触手】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    増殖する触手の嬰児
レベル×5体の、小型の戦闘用【触手塊】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 一般人がパニックを起こす中、猟兵が攻撃した鏡、そして会議室内に置かれていた鏡の中から一斉に紫色の触手群――パープルテンタクルズが現れる。
『……今回は面白いお客様がいるみたいね。それなら、おもてなししないといけないかしらね?』
 並んだ鏡が、声を重ねて猟兵たちに囁く。
 その囁きに呼応するように、パープルテンタクルズは猟兵たち、逃げ遅れた一般人、邪教集団のセミナースタッフへと襲いかかってゆくのだった。
竜洞・梓
中條・竜矢(f03331)さんと一緒にいきます!
不埒ゆるすまじ!

まずは一般の人を逃がします
プリンセスモードで強化しながら触手どもを蹴散らします!
絶対負けません!
(そのうち数で押し負ける
やっ……何するんですか!こんなみっともな……あぅ……
ち、ちが、欲しくなんて、ないで、す……
(以前に触手や媚薬に辱められた記憶が蘇り
あ、あれは、ち、ちが……ちが、くて……そんな……
(弄ばれながら思考が蕩け
あっ……
(触手によって竜矢と向き合う形になり、たくましい男の身体に秘めていた欲望が漏れ出す
やっ、わた、おかしくなっ、あっ……
だ、や、らめ、らめです……!とま、らなっ……!
(竜矢と身体を重ね始める
♥♥♥♂♀★


中條・竜矢
♥♥♥♂♀★
竜洞・梓(f11833)と同行。
出てきたか!一般人を襲う前に、こちらに引きつけよう。
テンタクルスを【おびき寄せ】で一般人から離す。
ドラゴンランスとドラゴンヘッドを使って梓と協力して戦う。

(テンタクルスから一般人を庇って梓のそばで飲み込まれる)
うっああっ……!?触るな……入ってくるな!
(依頼で媚薬やユーベルコードで快楽に溺れたことが頭をよぎる)
やめろ……求めてない、こんなこと……あ、ああっ!?

うっ……
(気がつくと触手に梓と向かい合う体勢にされる。)
もっと、いや、だめ、でも、あああっ
(理性の歯止めがきかなくなり、梓と体を重ねる)
ははっああ、ははは……



「不埒ゆるすまじ!」
「出てきたか!一般人を襲う前に、こちらに引きつけるっ!」
パニックに陥った会場内に、竜洞・梓(まじかる☆どらくる・f11833)と中條・竜矢(変化する竜騎士・f03331)の凛とした声が響く。
「よし……こっちだ!」
竜矢がパープルテンタクルズを挑発するようにドラゴンランスを振るうと、一般人に伸ばしていた触手の矛先が竜矢へと変わり、おびき寄せられるように数体のパープルテンタクルズが襲い掛かる。
「こんな力の使い方もある――ドラゴンの牙よ!噛み砕け!」
逃げ遅れてパープルテンタクルズの触手の餌食となっていた一般人や邪教徒を庇うように前に出ると、竜矢はドラゴンランスによる一閃とドラゴンヘッドによる噛み付きを繰り出し蠢く紫の触手の束を蹴散らしていく。
「まじかる☆どらくる……!プリンセスモード! 本気でいきますよ!――覚悟しなさい、悪党ども!」
梓はプリンセスモードを発動させ、魔法少女のプリンセスモードに変身すると、強化した妖精さんたち――武器であるナイフ、杖、鞭を振るい、一般人を襲うパープルテンタクルズを撃破する。
「さぁ、今のうちに!」
「あ、ありがとうございます……!」
震えながら出口へ駆け出す一般人を見送ると、パニックのまま動けない一般人たちの前に立ち、梓は果敢に触手の群れへと突撃する。
「来なさい、触手ども!全部まとめて蹴散らします!」
(大丈夫、絶対負けません!)
 強い意志と共に、妖精たちを構えて立ち向かう梓。
 挑発するような姿勢の梓に、一般人を襲っていたパープルテンタクルズたちも向きを変え、触発されるように十、二十と触手の群れが梓へ集まってくる。
「やっ……何するんですか!」
 十数体の触手の群れまではなんとか同時に対応しきれていたものの、やがて疲労の見え始めた隙を狙いパープルテンタクルズの触手が梓を襲う。
 紫色の生々しい触手は、梓の肢体を舐めまわすように這いずり、その四肢を拘束し身動き取れないように自由を奪ってゆく。
「んんぅっ……!……いやっ……こんなみっともな……あぅ……」
 やがて武具を落とされ、それでも触手から脱しようとする梓を、パープルテンタクルズは羞恥で動きを封じようと、強制的に辱める様な姿勢に変え、粘液を身体に塗り込めるようにしながら執拗に舐る。
『こうされたいのでしょう?あなたの望みは、欲望は――』
 そんな声が、鏡の中から聞こえた気がした。
 その瞬間、梓の脳裏に過ったのは過去に触手や媚薬といった類に身体を弄ばれた記憶――。
(あ、あれは、ち、ちが……ちが、くて……そんな……)
「あっ……」
 そんな、梓に生まれた心の隙を見逃すはずもなく。
 人知を超えた快楽を生じさせるパープルテンタクルズの触手の蠢きに、梓は何かが折れた様に甘い声を漏らし、弄ばれるままに快感の渦に呑まれてゆく。
 梓の傍で触手を屠っていた竜矢も、逃げ遅れた一般人を庇いながら戦っていたが、次々と生み出されるパープルテンタクルズの触手群に手数が足りず、やがてじりじりと追い詰められていく。
「くっ……いくら倒しても数が減らないな……っ」
 それでも勇猛な気合のままに槍を振り、その竜の牙で紫色の触手を伸ばしてくるパープルテンタクルズを薙ぎ払いながらも、やがて竜矢の身体にもその触手が粘液を塗しながら這い回り始める。
「うっああっ……!?触るな……入ってくるな!」
 ぬるぬる、ぬめぬめとした生暖かい触手と粘液の感触に、ゾクゾクと背筋を震わせながらも抵抗するように腕を振り回すが、身体の芯に響くように舐めまわし方に過去、触手に身体をいいようにされた記憶が過ってしまう。
 触手、媚薬……それらを使うオブリビオンによって、自らが快楽に呑まれ、溺れてしまった経験。
『ほら、もっと欲しいでしょう?……大好きなんでしょう、こういうこと』
 誰かの声が聞こえた気がして、口腔に溜まった涎を呑みこみながらも竜矢は首を振って抵抗を示す。
「っ……ぐぅ…!……やめろ……求めてない、こんなこと……あ、ああっ!?」
 ぬるっ。
 竜矢の火照る身体を焦らすように這っていた触手は、そのまま四肢を固定させるとぐるりと向きを変えさせた。
 向きを変えた先で竜矢は目を見開いた。
 眼前には、あられもない姿で快感に堕ちかけた梓の姿。
「梓……!」
「竜矢……ぁ……やっ、わた、おかしくなっ、あっ……♪」
 快楽で身体を蕩かされていた梓は、目の前に現れた逞しい雄の身体を目の当たりにし、僅かながらに残っていた理性をいともたやすく崩されてしまう。
 触手は、二人の身体をにゅるにゅると触手を蠢かせて密着させる――それを皮切りに、梓は本能のままに竜矢を求めた。
「だ、や、らめ、らめです……!とま、らなっ……!」
 身体を竜矢の逞しい肉体に擦り付けながら、艶やかな顔を向ける梓に。
「うっ……もっと、いや、だめ、でも、あああっ……!」
 竜矢の理性も蒸発してしまったかのように歯止めが利かなくなり、本能のままに梓を求めてゆく。
「ははっああ、ははは……っ」
 本能のままに求めあい重なったまま、二人の身体は触手の中に呑まれてゆくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

彩波・いちご
◎♥♥♥
引き続き仁美さん(f02862)と

周りの鏡が欲望を解放しろと囁きますけど、それは無視して…無視、して
2人して触手に絡まれながらもがきつつ、反撃です
「触手の数が多すぎますね…仁美さん、大丈夫ですか?」
私も触手召喚したら収集つかなくなりそうですし…スライム召喚して触手を食わせましょう
「異界のスライムよ、全て喰らいつくせっ」
【異界の浸食】で召喚です
仁美さん、巻き込まれないでくださいね…?
こちらも気を使いますけれど、制御しきれるかどうか
私の欲望…ちらっと仁美さんを見てしまいますが…いえ、今は考えたらだめです
でも、少しだけ思ってしまったのか、召喚したスライムが仁美さんの服まで…
…ごめんなさいっ


霧沢・仁美
◎♥♥♥
引き続きいちごさん(f00301)と一緒に。

よ、欲望なんてない…んだから…っ。
触手に絡まれつつも何とか反撃に出るよ。
「あんまり大丈夫じゃない…けど、やらなきゃ!」
念動電光球を触手にぶつけて焼き切りつつ、自由になったら触手の密集しているところに纏めて投げ込み焼き払いにかかる。
建物や人が燃えないよう適宜消化しつつ。

いちごさんが呼び出したスライムに巻き込まれないよう、位置を変えつつ触手に対処するけど…
(…いちごさんなら、悪くないかな…)
なんて思っちゃったせいか、うっかり触手から距離を取り損ねたところをスライムに巻き込まれて。
服が溶けて、胸やお尻が見えちゃうように…
「あ、あんまり見ないで…!」



(周りの鏡が欲望を解放しろと囁いてきますね……それは無視して……無視、して……)
 現れたパープルテンタクルズの触手に絡みつかれながらも、鏡の中からの声に耳を貸さないようにぶんぶんと頭を振り、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)は隣で一緒に触手に絡まれている霧沢・仁美(普通でありたい女子高生・f02862)の様子をうかがう。
「触手の数が多すぎますね……仁美さん、大丈夫ですか?」
 自身も触手をユーベルコードで召喚しようと考えていたが、流石に現状を見るに収拾がつかなくなりそうだと判断したのか、スライムを召喚しようかと思案しながら仁美に尋ねるいちご。
(よ、欲望なんてない……んだから……っ)
「あんまり大丈夫じゃない……けど、やらなきゃ!……プラズマ展開、行くよ!」
 触手に絡みつかれた身体を動かし抵抗しながら念動電光球を触手にぶつけて焼き切り、仁美はなんとかいちごに返事を返す。
 自由になったところで、パープルテンタクルズが密集している場所を探すと、そこに念動電光球を投げ込み、まとめて焼き払いにかかる。
 一応無事な様子を確認すると、いちごはユーベルコードを発動させスライムを呼び出しパープルテンタクルズへ対抗する。
「ふんぐるいふんぐるい……、全てを喰らう形なき我が眷属よ!……異界のスライムよ、全て喰らいつくせっ――仁美さん、巻き込まれないでくださいね……?気を付けますが、制御しきれるかどうか」
「えっ」
 仁美の漏れた声に構わず、いちごは異界からスライムを喚び出す。
 喚び出されたスライムたちはパープルテンタクルズに絡みつき、その動きを阻害しながら浸食して溶かしてゆく。
 ――アナタの欲望を教えなさい。
(私の欲望……)
 ふと、鏡から囁かれた言葉を思い出し、ちらりと仁美に視線を向けてしまって。
 つい――何か想像したのか、頬を染めるいちご。
(……いえ、今は考えたらだめです)
 集中しなくては、と思えば思う程集中力が乱れてしまい、そんな本人の精神状態に呼応するようにスライムの動きも乱れてしまう。
 いちごに喚び出されたスライムの浸食溶解の効果を見て、自身の衣服を溶かされないよう上手く位置を変えたりしながら触手の群れから距離を取り、他のパープルテンタクルズへと念動電光球を撃ち込んでいた仁美は。
 ……つい、思ってしまっていた。
(……いちごさんなら、悪くないかな……)
「あっ……」
 そんな思考が頭を過ってしまったからか、パープルテンタクルズから距離を取るタイミングを逃し、いちごのスライムに触手もろとも巻き込まれてしまう。
 スライムを浴びた衣服が溶かされてしまい、仁美の胸やお尻の部分が解けて肌色が露出してしまう。
「っ!!……ご、ごめんなさいっ……!」
 慌てて謝罪するが、ついそんなあられもない姿の仁美から視線が外せないいちご。
「あ、あんまり見ないで……!」
 羞恥で首まで真っ赤にしながら、仁美はその場に座り込んでしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アラディア・スプリガン
◆wiz

「私の…欲望…」
鏡の前で朦朧としてたけど、銃声で正気を取り戻すわ。

先ずは一般人や(邪教ととはいえ)セミナースタッフを助けないと。
一般人たちに向かっていく「触手の嬰児」にダガーを【投擲】して攻撃。
「貴方達の欲望は、私が叶えて上げる」と【誘惑】して嬰児達を【誘き寄せ】るわ。
充分な数の嬰児が私の身体に纏わりついたら、着ている服(防具の「Dark silk」)を【選択UC】で竜巻に変え、弾き飛ばすわ。

……

ハッ!?
嬰児の相手をしてる間に、「本体」に背後を取られた!
そしてあの動画の様に、触手と絡み合い、受け入れ、乱れてしまう…
抗おうにも力が出ない。
自分でも気づかなかった、これが私の欲望?

◎♥♥♥



「私の……欲望……」
 目の前の鏡に吸い込まれるように呼び寄せられながら、朦朧とした意識のまま邪神の誘いに乗りかけていたアラディア・スプリガン(正義の守護妖精・f18520)は、他の猟兵の発した銃声によってその意識が戻る。
「……っ、危ない」
(先ずは一般人と……邪教ととはいえ、セミナースタッフも助けないと)
 逃げ遅れた一般人、進んで身を捧げようとする邪教徒を制するように触手と彼らの間に躍り出ると、アラディアはパープルテンタクルズから生み出され、その数を増してゆく触手の嬰児に向かってダガーを投擲する。
「……貴方達の欲望は、私が叶えて上げる」
 挑発――よりも、誘うように囁き、触手の嬰児たちに手招きすると誘き寄せられた触手の嬰児がアラディアの肢体へと絡みついていく。
「んんっ……あっ……」
 やがてアラディアの身体が見えなくなるほどに纏わり付いた触手の嬰児の細い触手が這い回る感覚に、思わず吐息を漏らす。
 だが、その瞬間アラディアが纏っていたチャイナドレスが超次元の竜巻となり、その肢体を弄っていた触手たちは瞬く間にバラバラに千切り剥がされていく。
「ふぅ……」
 弾き飛んだ触手の残滓を払いながら、下着姿のまま一息ついたアラディア。
「――ハッ!?」
 だが、触手の嬰児に意識を奪われている間に、いつのまにかアラディアの背後に近づいていたパープルテンタクルズの伸ばした触手に、その肢体が絡み取られてしまう。
「やめ……離し、なさ……んぁっ」
 抵抗するアラディアを意に介することなく、ぬるぬるとした粘液をまとった紫色の触手を下着の間からその素肌へと這わせていくパープルテンタクルズに、ビリビリと痺れるような感覚を覚えて、アラディアから力が抜けていく。
(あ、あ……あの動画……みたいに、……)
「ひぅっ……!あっ……はぁっ……」
 アラディアの脳裏に浮かんだのは、調査中に目にした儀式の映像。
 触手と絡み合い、乱れる人々の声、音……。
(自分でも気づかなかった――これが私の欲望?)
 人ならざる存在から齎される快楽に、抗う意思を奪われ、アラディアもまたパープルテンタクルズの触手に捕らわれていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

相馬・雷光
…………はっ!?
じゅ、術にハマったフリよ、フリ……って、もう大混乱じゃない!?

急いで二挺のヴァジュラブラスターを抜いて応戦するわ!
雷撃弾(属性攻撃・クイックドロウ)を撃ちまくる!
このこのこの! 何匹いるのよこいつら!

全身に絡み付かれ、お尻を重点的に快楽攻めされる
気にしている薄い胸を嬲られる
他の人に晒すように羞恥攻めも
さっき鏡の前で想像した欲望を再現するかのように

一般人が襲われるのが見えたら【スナイパー】【援護射撃】で逃げるまでの【時間稼ぎ】を
その分の触手が自分に向かうけど仕方ないわ(おびき寄せ)
え、援護するから、早く逃げ――あっ!?

◎♥♥♥(純潔を奪うことのみNG)



「…………はっ!?」
 鏡から囁かれる声のままに、意識を奪われ誘われるようにパープルテンタクルズへ身を捧げようとした相馬・雷光(雷霆の降魔忍・f14459)も、耳を劈くように響いた銃声によって正気を取り戻し、慌てて触手の群れから距離を取った。
「じゅ、術にハマったフリよ、フリ……って、もう大混乱じゃない!?」
 言い訳するように捲し立てた後に、周りを見渡せばそこはもう混沌を極めていた。
 触手に絡みつかれる一般人、邪教徒。
 そして一部の猟兵たちさえも戦いの最中、パープルテンタクルズの触手に絡みつかれ呑まれそうになっている。
 スッと冷静な思考を取り戻すと、二挺のヴァジュラブラスターを引き抜き雷撃弾の早撃ちを近くで一般人を襲うパープルテンタクルズにお見舞いする。
「このこのこの! 何匹いるのよこいつら!」
 気が付けば部屋を埋め尽くさんばかりの紫色の触手たちに、半ばやけくその様に叫びながらも雷撃弾を撃ち込んでは襲われていた一般人や邪教徒を触手から引き剥がしていく雷光。
 やがて、自分たちを攻撃する存在に気付いたパープルテンタクルズが群れを成し雷光の下へと殺到していく。
「え、援護するから、早く逃げ――あっ!?」
 一般人たちを逃がすように声を掛けていたところに、死角からパープルテンタクルズの触手が伸ばされ、瞬く間に雷光の肢体に絡みつき、ヴァジュラブラスターを持つ腕を拘束していく。
「ひっ……こ、こら、やめっ……ひゃんっ……!」
 抵抗の声を上げるも、全身に絡み付く触手はぬるぬると粘液を雷光の肢体にまぶしながら、控えめな乳房を強調するように辱めながら舐っていく。
「っ……ひ、人が気にしてるのに……はうっ……」
 ただ、触れられるだけでビクビクと反応して腰が揺れてしまう。
 そんな状態を察したのか、誘っていると解釈したのか、にゅるんと衣服の中に侵入した触手が雷光のお尻へと伸ばされ。
「あっ……やだっ、そこ、はぁ……み、見ないでっ」
 反応が良いと解ると、重点的に攻められてしまいゾクゾクと背筋に走る快楽の味を反芻するようにお尻を触手に擦り付けてしまいながら、そんな自分に向けられた仲間や一般人の視線に気付くと、羞恥で身体を火照らせながら顔を逸らす。
 先程、鏡の前で想像した欲望を再現するかのような触手の動きに、この現状に。
「……もっと……おし、り……♪」
 抵抗する意思も体力も奪われて、雷光はとろんと恍惚とした表情を浮かべてしまいながら、触手に身を委ねてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルトルファス・ルーテルガイト
♥♥♥◎♂♀
……そんな予感しかしなかったよ、まったく!
(敵性触手に剣を構えて)

…向かってくる火の粉(触手?)は、【選択UC】の
炎の剣で払い…触手塊を焼き斬りながら、
逃げ遅れている一般人に避難誘導を行っていく。
…鏡に誘惑されてあわやの人は、特に
優先的に対処だ、一人でも被害を
減らさねば!

(……だが、既に触手毒に侵されてしまい、理性の外れた
女子(猟兵含む)も幾人か混じっており、
その子も解放すれば、行き場を失ってしまった欲情が
こっちに向いてしまい、今度は俺がその人達に襲われてしまう。
そのまま快楽のままに飲み込まれかけて……。)

※押しの強い子に弱く、一般人は傷つけられない
性で、成すが儘にされやすいです。



「……そんな予感しかしなかったよ、まったく!」
 現れたパープルテンタクルズにやけくそ気味の叫びを浴びせながらルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)は剣を向ける。
 男女も問わず、にゅるにゅると紫色の毒々しい触手を伸ばしてくるパープルテンタクルズに、剣に炎を纏わせると身に降りかかる火の粉――ならぬ、触手たちを一閃し、触手塊を焼き斬っていく。
「まったく、キリがないな……とにかく、捕まった人を解放しなくては」
(既に鏡の誘惑に囚われた人も多いな……特に優先的に対処だ、一人でも被害を減らさねば!)
「ふぁぁっ……もっと、もっとぉ……!」
 鏡からの囁きに耳を貸した数人の一般人は、パープルテンタクルズの為すがままに触手の蠢きにその身を捧げて快楽に乱れ狂っていた。
「くっ……目を覚ませ!」
 自らも、伸ばされる触手、ぬるぬると粘度を持ち身体にまとわりつく触手の粘液を浴びながらも炎を纏う剣でパープルテンタクルズに絡みつかれた一般人を救い出す。
「よし、これで大丈夫だ。早く外に逃げ――っ?!」
「はぁ……はぁ……うふふ、素敵な男性……♪」
「理想のイケメンだわ……ああ、堪らない……!」
 解放した一般人の女性たちを外へ逃がそうとするも、触手に与えられた快感で未だ正気を取り戻せていない様子で、ルトルファスへと抱き着いてくる。
「く……っ、う……そこは、ダメだ……触っ……!!」
「ああ……ここも逞しくて、素敵……♪」
 パープルテンタクルズの触手よりも、逃れることが困難なしなやかな女性の白腕に絡みつかれ、無理に解くことも出来ずろくな抵抗も出来ないまま剥かれてしまうルトルファス。
(ぐ……触手毒のせい、か……身体が……頭、が……)
 パープルテンタクルズとの交戦中に浴びた粘液や、触手から与えられ続けた快楽により、既に快楽という毒に理性を蝕まれていたルトルファスの身体は欲望に素直に反応してしまっており。
 理性と本能、情動の狭間で葛藤しながらもルトルファスは、身体を求めて折り重なってくる――守るべき一般人の女性たちの手の為すがままにされてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

久遠・翔
◎♥♥♥♀♀・純潔死守

って、無差別っすか!?くそっ、一般人を守らないと…

襲われてた一般人を救出して俺の後ろに控えさせます
触手の影響で腰砕け状態になっているみたいなんで護衛しながらじりじりと出口に向かいます

ただなんでか後ろから妙な視線が…救出した女性達が何故か俺を見てぼーっとしているんっすけど…なんで?(UCが勝手に発動している)
何度か攻撃を受け服なども所々破れますが無事に一般人達を避難させれたら戦場に戻ろうとします

が、女性達が絡みついてきて吃驚します
ちょっ、なんで服の隙間から手入れている…!?
あ、やめっ…揉むな、そんな所触っちゃ…だ、だめぇ…!?
ちょっ、んむぅ





戦場復帰までしばらくお待ちください



 ぬらぬらと蠢きながらパープルテンタクルズの触手は、男女性別を問わぬままに逃げ遅れたセミナー参加者、スタッフたちに絡みつき、あちこちから甘い声を生み出していた。
「――って、無差別っすか!?くそっ、一般人を守らないと……!」
 そんな凄惨な状況の中、思わずツッコミを入れるように叫んでしまいながら久遠・翔(性別迷子・f00042)は腰が抜けているのか動けない一般人の前に庇うように飛び出すとククリナイフを構える。
(多勢に無勢っすね……それに、庇いながらだと上手く戦えそうにないっす……)
 一般人たちを守りながら、徐々に出口へと近づいていく翔は、やがて出口まであと数歩、敵もおらず上手く逃げ出せるであろう状況を作りだす。
「ゆっくりでもいいので、皆さん逃げてください……っす……?」
 パープルテンタクルズから伸ばされる触手を、両手のククリナイフで切り払いながら振り返り、庇っていた一般人の女性たちに声を掛けた翔。
 だが、女性たちの様子がおかしいことに気付き、つい動きを止めてしまう。
「……え?……皆さん、どうかしたっすか……?」
 翔は困惑しながら尋ねた女性たちは、皆一様に翔を見つめながら、どこかうっとりとした恍惚な様子で動かないのだ。
 翔は気づいていない――無自覚に、自身のユーベルコードである『無自覚の魅了』が発動しており、庇っていた女性たちが全員翔に魅了されてしまっていることに。
 そんな女性たちの様子に首を傾げながらも、そのうち逃げ出してくれるだろうと、再びパープルテンタクルズの方を向いたその時、翔の身体が後ろから数本の腕に絡みつかれてしまう。
「えっ……?!」
 驚く翔に構わず、絡みついた腕は翔の衣服を脱がせ、その素肌を顕にさせていく。
 腕の主を翔が見遣れば、それは先程まで自身が庇っていた女性たち。
「ちょっ、なんで服の隙間から手入れている……!?」
「うふふ……可愛い子♪」
「はぁ……♪柔らかくてすべすべなお肌……美味しそう♪」
 口々に、欲望のままに囁きながら伸ばされ、肢体を撫で回されるが、相手が一般人であるため中々抵抗することが出来ず、翔は女性たちにされるがままに弄ばれてしまう。
「あ、やめっ……揉むな、そんな所触っちゃ……だ、だめぇ……!?……ちょっ、んむぅっ……」
「んんっ♪……柔らかぁい♪」
 そのまま、抵抗する力を奪うような熱烈な愛撫を、そして快楽を与えられて、やがて翔の身体は快感に墜ちていき。

 ――翔が戦線復帰するまでに、暫く時間を要したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリス・スラクシナ
剛刀型に形成した『イザナギの覚悟』と『白銀の魂』を持ち、ワイヤーアクションでもしているかの様なアクロバットな動きで部屋中を駆け回りながら斬り捨てていく。
そこにいる者達に【恐怖を与える】飢えた捕食者。怯えた目が血濡れたアリスに向けられる。
そこにあるのは弱肉強食、自然界にある絶対的掟。
猟兵であれオブリビオンであれ、例外なく食われる。
余計な考えは迷いを、迷いは死を招く事を知っている。
過去と向き合うなら戦闘終了後にやればいいだけだと。
今必要なのは邪神を殲滅する事だけと。



♀♀
♂♀


藤宮・華澄
黄緑色に光る三つの目が額から目を隠している布越しでも分かる魔女の姿の邪神、機械と物語を狂わせる邪神ズィヴァにより窮地を脱する。
義兄であるトリガーの死により契約は解除された。なぜここにいるのか分からなかった。
《我は選択する余地を得た。そして汝と契約する選択を選んだ》
ズィヴァは続ける。
《我からすれば、今の猟兵は蜘蛛の巣に絡めとられた虫も同然。唯々……死が迫るを待つだけの存在》
言葉が突き刺さる。なにもしなければ殺されるだけだというのに。
アリスが来たおかげで何とかなると思った……。


♥♥♥
♀♀
♂♀


エルーゼ・フーシェン
投入された武器を手にし、華澄にも銃を渡して戦闘に入る。
『ゲンドゥル』を手にして触手に斬りかかる。
『クロス・エレメント』で焔雷の刃を形成して焼き切ると同時に高電圧を食らわせてダメージを負わせる。

過去と向き合う、一緒にいてくれたトリガーはもういない。
遠くへ逝ったと分かっているのに……。華澄も同様にまだ完全には。
「しまっ」
脚を取られてしまう。あの言葉を思い出してしまう。
足手まといだと。私……いないほうがいいのかな?

トリガーの亡き恋人であるリヴェンとズィヴァのおかげで華澄(その他)と共に窮地を脱するが……。


♥♥♥
♀♀
♂♀



「……始まったか。さて、私たちも踊ろうか。どちらが倒れるか分からんが」
 パープルテンタクルズの触手に襲われる一般人や猟兵たちの声や、或いは一般人同士、猟兵同士……人と人との交わり合いの嬌声などが至る所から聞こえ始めていた。
 そんな中、アリス・スラクシナ(邪神の仔・f21329)は冷たい囁きと共に、自身と一体化する霊体式神器『イザナギの覚悟』と、白を基調に金の装飾、流動する元素の光が特徴的な霊体式神器『白銀の魂』を両手に携える。
 その囁きに呼応したかのようにアリスへと伸ばされる触手を斬り払うと、剣戟の勢いそのままに宙へと舞い上がり、ワイヤーアクションかくやという鮮やかな動きで次々とパープルテンタクルズを屠っていく。
 そこにいる者達に恐怖を与える飢えた捕食者。
 そんな雰囲気を体現させたアリスが、剣戟の合間に見遣るのは――紫色の触手の群れに為すがまま身体を弄ばれている仲間、藤宮・華澄(新米猟兵・f17614)とエルーゼ・フーシェン(双刃使い・f13445)だった。

「行くわよ、華澄……っ!」
「ええ……!」
 預けていた武器を無事に受け取ったエルーゼは、『ゲンドゥル』を掴むと自身の魔力を光刃へと変え、パープルテンタクルズに焔雷の刃を形成して焼き切ると同時に高電圧を食らわせてゆく。
 そんなエルーゼに、攻撃の隙を突いて遠距離から伸ばされる触手へ華澄のライフル型多目的兵装『サンドレア』から放たれるエネルギー弾が撃ち抜いていく。
 エルーゼと華澄、二人の戦い方は近距離遠距離をカバーし合い、順調にパープルテンタクルズを撃破し一般人を救出していく。
(トリガー……)
「……あっ……!」
「華澄?!……ああっ?!」
 戦いの最中、華澄の脳裏に生前戦場を共にしていた義兄、トリガーへの思いがよぎる。
 その一瞬の意識の空白を狙ったかのように、死角から伸ばされた触手にサンドレアを持つ腕を絡め取られてしまう華澄。
 不意を突かれ動揺し、反撃に転じようとしたエルーゼもまた華澄へ意識が向かった途端に、攻撃の手が緩んだ隙を突いて触手が殺到する。
「んぅぅっ……!くぅ、あぁぁっ……!」
 サングレアを奪われ、攻撃の手を封じられた華澄の肢体をいいように這い回る触手の齎す強制的な快楽は、初めこそ抵抗の意思を見せていた華澄のその意思さえも奪っていく。
「しまっ……!……くぅ……っ、離し、ああっ……!」
(トリガー……っ……)
 触手に脚を取られ、窮地の状況に陥ると思わず――以前まで共に戦場を駆けていた、今は亡きパートナーの姿がフラッシュバックする。
「やめっ……ひぁっ……んんっ……!」
 無遠慮に肢体を弄ばれ、快楽という名の暴力で戦意を奪われながら、エルーゼは過去の記憶を想う。
 "――足手まといだ"
(私……いないほうがいいのかな?)
 昔、彼に言われた言葉を思い出すと徐々に身体から力が抜けていく――だが、その時。
 エルーゼの最後の願望、そして華澄の邪神召喚が発動され、呼び出された『トリガーの亡き恋人であるリヴェン』、そして『狂える機械と物語の邪神ZiV』の力によってエルーゼたちを好きにまさぐり喰らおうとしていたパープルテンタクルズが消滅してゆく。
 蠱惑的な宝石のような黄緑色に光る三つの目が、額から目を隠している布越しでも分かる――魔女の姿の邪神、機械と物語を狂わせる邪神ズィヴァの姿を目の当たりにし、華澄は解放された身体を撫でながら思わず見つめてしまう。
(トリガーが居ないのに……どうして)
 元々は亡き義兄トリガーとの契約を交わしていた邪神がなぜここに、という問いに淡々とズィヴァは応える。
『我は選択する余地を得た。そして汝と契約する選択を選んだ――我からすれば、今の猟兵は蜘蛛の巣に絡めとられた虫も同然。唯々……死が迫るを待つだけの存在』
 ズィヴァから告げられた言葉に、竦んだままの脚が戦慄く。
(脚が動かない……なにもしなければ殺されるだけなのに……)
 一方、 顔や髪はエルーゼに瓜二つの容姿のリヴェンは、ただ優しくエルーゼに微笑みかけるとそっとその身を案じる様に実体のない身で抱きしめる。
 しかし窮地を脱したものの、異変を感じ取ったパープルテンタクルズがエルーゼと華澄を再び舐り弄ぼうと触手を伸ばし襲い掛かる。
 だが、その触手の群れはコトを静観していたアリスの介入によって敢え無く斬り裂かれてゆく。
 返り血のように滴る触手の粘液を振り払いながらアリスが向けた瞳が映したのは、鬼気迫る雰囲気を感じたのか怯えた二人の瞳。
(猟兵であれオブリビオンであれ、例外なく食われる。……余計な考えは迷いを、迷いは死を招く事を知っている)
 過去に捕らわれ、戦闘に集中できていない様子を感じ取っていたアリスは一つと息を漏らしてから唇を開いた。
「過去と向き合うなら戦闘終了後にやればいいだけだ――今必要なのは邪神を殲滅する事だけ」
 静かにそれだけを述べると、再び二人に背を向け、アクロバティックに空間を舞いながら曇りなき刃を触手の群れの中に躍らせてゆく。
「……」
 そんなアリスの言葉に、エルーゼと華澄は周囲を見る。
 二人の瞳に映ったのは、猟兵でなければ対抗できない邪神の驚異に今まさに蹂躙されようとしている一般人たち。
(私たちが、やらないと……!)
 ふと、お互いに目を合わせて頷くと、エルーゼはゲンドゥル、そして華澄はサングレアを構えて。
 リヴェンとズィヴァを伴い、静かに戦意を点した瞳をパープルテンタクルズへと向け、立ち上がるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

秋月・信子
・POW
銃の先端から硝煙を燻らせながら睨めつけるように映る鏡から触手群が飛び出して私に絡みつきました
インナーの中に触手が潜り込み、外側からは胸を緩やかに締めあげ、喉に触手が絡みつき顎を上向きにするとささくれ立った表面の太い触手が私の…股を下着越しで何度も何度もなぞりあげてきます
―嬲る…つもり?
媚性があるであろう粘液と触手の愛撫で息に熱を帯びると、太い触手が下着をずらすように先端が動いて…

『お楽しみはそこまでよ?』
姉さんが絡みつく太い触手をマグナムリボルバーで狙い【傷口をえぐる】作用を強化し炸裂する魔弾を撃ち込みます

解放された私は…まだのたうち回る触手を見ながら静かに銃を構え「答え」を示します




「……やはり、そう簡単にはいかないようですね」
 硝煙が燻る銃口を向けたまま、秋月・信子(魔弾の射手・f00732)は溜息交じりに零す。
 ヒビの入った鏡を睨みつける信子は、不意に鏡面が揺らめいたように感じた――その瞬間。
「っ……?!なっ、触手……っ?!」
 揺らめいた鏡面……奥に映る信子の鏡像が酷く歪み、その中からパープルテンタクルズが這い出てくる。
 "――さぁ、貴女の欲望を、教えなさい"
 耳に残る様な、魅惑的な声が信子の脳に直接響いてくる。
 同時にぬるり、と禍々しく毒々しい紫色の触手が伸ばされ、呆気にとられ隙を見せていた信子の肢体へと蛸のように絡みついてゆく。
「!!……んんっ、やめ……っ……」
 ぴっちりと着込んだ信子のインナーの中に、貪欲にもぬらぬらと滴るほどの粘液を纏った触手が入り込み、柔らかな肌を舐りまわすように無遠慮に蹂躙していく。
 人外の快楽――強制的に与えられる快感に、思わず艶やかな声を漏らす信子に気を良くしたように、パープルテンタクルズから更に触手が伸ばされ、衣服の上から乳房を強調するように締め上げ、喉元を焦らすように這い回る。
「ひっ……ぁ、く……っ」
 そのまま喉元を晒させるように触手が姿勢を強要し、抵抗しようとする信子の意思を更に乱すように股の合間へと太い触手が絡みついてゆく。
(……嬲る、つもり……?)
 流石にビクリ、と身体を震わせる。
 そのぬるぬるとした軟体動物のような硬さ、背筋をぞくりと震わせるような感覚――認めたくないのに、の感触を快感だと強引に身体に教えられているかのようで。
「はぁっ……ゃ、いや……っ……」
 ぬちゅり、ぐちゅりと泡を含む様な粘液音を立てながら蠢く触手が、信子の脚の付け根を擦る様に蠢く。
 思わず腰を捩って逃げようとする……そんな意思に反して、媚性を含んだ異形の粘液が塗りこめられ続け、火照った身体は求める様に逆に擦りにいってしまう。
 やがて十分に粘液を塗した其処を覆う布地を、細い触手が剥がそうと蠢いたその時だった。
『――お楽しみはそこまでよ?』
 布の奥が暴かれるその瞬間、信子の影が突如揺らめき実体化すると、信子が『姉さん』と呼ぶ性格が真逆の二重身が現れ、間髪入れずに信子の肢体に絡みつく触手をマグナムリボルバーで撃ち抜き、拘束を解く。
 強力な攻撃力を持つその弾丸は、触手が受けた僅かな傷口さえ無慈悲に抉り、破裂させていく。
「……っ、かは、……ぁ……」
『はっ……不様ね、私…… いい?今回は特別よ』
 そう囁きながら、影の化身は解放されたものの粘液に塗れた信子の身体を抱き起す。
 抱き起されながら、信子はある声を思い出していた――そう、触手に襲われる直前に聞いた、声を。
 "――さぁ、貴女の欲望を、教えなさい"
(欲望……)
 熱の燻った身体を一瞬、掻き抱いてから。
 信子は静かに、『姉さん』に撃ち抜かれ、その痛みに理解できない言語を発しながらのた打ち回るパープルテンタクルズへと静かに、銃口を向けた。
「――……これが私の"答え"です」
 その言葉と共に信子は最後に残ったパープルテンタクルズへ向け、引き金を引いたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『貴方の魔性を映す鏡の女神・スペクルム』』

POW   :    『アナタは、私(アナタ)の過去に囚われ続ける』
【対象自身の過去のトラウマを抱えた姿】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    『欲望に素直になりなさい、"私(アナタ)"』
質問と共に【対象の理性を蕩けさせる甘い香りと囁き】を放ち、命中した対象が真実を言えば解除、それ以外はダメージ。簡単な質問ほど威力上昇。
WIZ   :    『アナタが"私"を認めるまで、躾てあげる』
【従属の首輪】【躾の快楽触手】【欲に堕落する媚薬の香】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠風雅・ユウリです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ふふ……強い欲望を感じるわ……」
 触手や粘液、そして正気を失った一般人たちに苦戦を強いられながらもパープルテンタクルズたちを沈黙させたのも束の間、ふと猟兵たちの耳が拾ったのは女神の囁き。
 セミナーが始まった時に猟兵たちの目の前にあった鏡は、いつの間にか一枚なっていた。
「ここでは、――"私(アナタ)"の前では、何も我慢することは無いの」
 優しく、心を包み込むような声に惹かれるように鏡面を覗けば、そこに映るのは自分自身の姿。
 だが、その鏡像は猟兵たちではなく、その姿を被った邪神――『貴方の魔性を映す鏡の女神・スペクルム』であることを、猟兵たちは理解する。
「さぁ……アナタの欲望を……望みを教えなさい」
 その囁きに心を揺さぶられながらも、猟兵たちは燻らせようとする声に抗い、戦意を奮い立たせるのだった。
アレキサンダー・エノシガイオス
◎♥️♥️♥️

【WIZ】
ッ……やめろ……我輩と同じ体でそのような姿を晒すなッ……!
首輪をつけられ、体を触手で鞭打たれ、下品な鳴き声をあげるなど……! あぁっ、そのような顔でこちらを見るな!
(指定UCを使い戦闘)

ッ?! クッ、しまった……!!
そうだ……我輩は……いや……オレの欲望は……っ! 痛めつけれ無様に陵辱される姿を皆に見られたいッ!
あぁっ、たまらねぇ! もう我慢できねぇ!

(理性が限界を越えて欲望に身を任せる)
んおぉっ、仲間の前で嬲られてるのに興奮しちまうっ!
負けねぇっ、絶対に負けねぇぞぉぉっ(豪快に吠えるも邪神の力に取り込まれていく)



『アナタの――いや、我輩(貴様)の欲望を曝け出して見せろ』
 アレキサンダー・エノシガイオス(海雄神・f21683)の前に現れた鏡――スペクルムが、誘うような囁きを行うその最中。
 鏡に映し出されていたアレキサンダーの姿が変化する。
 その姿は、首輪を嵌められ逞しい発達した肉体に毒々しい触手によって鞭打たれながらもその精悍な顔に恍惚を浮かべ、その辱めを濡れた声で悦び喘ぐアレキサンダー自身の姿。
『くぁっ……♪何を言う、……はぁっ♪……これは、貴様(我輩)が望むコト、っ……だろう?』
「なッ……やめろ……我輩と同じ体でそのような姿を晒すなッ……!」
 動揺からか思わず鏡面に目を奪われながらも、喝を入れる様に叫ぶと、右腕をジェットエネルギーに変異させて鏡を叩き割ろうと腕を振るう。
 だが、動揺ゆえか攻撃の際の隙を狙い、その鏡から従属へ墜とす首輪、蕩けるような躾の触手、そしてその者の欲に堕落する媚薬の香を放たれてしまう。
「ッ?! クッ、しまった……!!」
『どうした……これが我輩(貴様)の望んだいることだろう?縛られ、嬲られ……悦ぶ姿を皆に見られたい……そうだろう?』
 首輪に拘束され、触手に大胸筋を舐められながら必死に抵抗するアレキサンダーに、鏡の中のアレキサンダーの鏡像は甘く囁きかける。
(我輩の……望んだ……)
ゾクゾクと芯を震わせる様な甘美な想像、願望――それが今、己の目の前にあるのだと、どうしようもなく惹かれてしまう。
「ッ……は、ぁ……っ」
 思考が定まらぬまま突然、ぐんっ、と強引に鏡の中へと首輪が引かれ、拘束を意識させられる。
 抵抗するアレキサンダーに触手は鞭のように胸を、背を打ち嬲る。
 その刺激に、彼から思わず漏れた声は苦痛に染った抗いはなく寧ろ――甘さが、混じった媚声。
「そうだ……我輩は……いや……オレの欲望は……っ! 痛めつけられ、無様に陵辱される姿を……ッ、……皆に見られたいッ!」
吼えるように暴露したアレキサンダーの表情は、満足気で歓喜に充ち。
「……あぁっ、たまらねぇ! もう我慢できねぇ!」
 遂に、理性に堰き止められていた欲望は氾濫して。
 自由を奪われ、躾ける様に触手に嬲られ昂っていく、被虐に悦ぶ雄々しい己の肉体を周囲に見せつけていく。
「んおぉっ、仲間の前で嬲られてるのに興奮しちまうっ!……負けねぇっ、絶対に負けねぇぞぉぉっ……!」
 抵抗の言葉を口にしつつも、その声は催促するような媚びが滲み、その度にピシィィッ!と赤い痕と共に打ちつけられる鞭に歓喜で吼えてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルトルファス・ルーテルガイト
♥♥♥◎♂♀
【潜在欲望:『弱い自分』を慰めてくれる女性に甘えたい…。(特に猟兵)】
(※正気を無くした女性に拘束され快楽漬けの状態)

…邪神がお出ましだというのに、コレでは…!
(と拘束を振り払おうとするが動けない)

…素直になれだと?誰が…!
(と断れば、理性が悲鳴を上げ…女性の責めも強くなる
そして鏡に映るのは…『俺』と『アカネ』?!

『強がらないで』『弱くても良いのよ』『慰めてあげる…♡』
甘い言葉に惑わされ、俺は…意識が…。)

(UC発動、意識が『邪神アカネ』と替わり
化身(と味方の女性(猟兵))に『生命力吸収』で責め)
『ルトルファスさんの体で一時的に顕現出来ちゃった…♪お礼に沢山、奪い取ってあげる♪』



『アナタの欲望を……なんて。ふふ、聞くまでもないかしら』
「くぅぅっ……!……邪神がお出ましだというのに、コレでは……ッ!」
 目の前に現れた鏡の女神に歯痒そうに呟くルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)は、剣を抜く――どころではなかった。
「ふふっ、そんなことはいいから……もっと私たちとイイコトしましょう?」
「ほら、もうこんなになって……可愛い♪」
「ッ……!……くっ、はぁっ……やめ、脱がす、な……ッ」
 正気を失った一般人の女性たちに絡みつかれ、ルトルファスは力任せに抵抗することもできず、為すがままに脱がされ、撫でられ、柔らかな肢体に擦られ……快楽の身をその身体に与えられ続けていた。
 スペクルムからの堕落の甘い囁きに、威勢よく吼えるルトルファスの声を遮る様に絡みつく柔らかな肉体に、熱を溜めこんだ隆起を愛されてゆく。
『ふふ……欲望に素直になりなさい……"私(アナタ)"』
「……素直になれだと?誰が……ッ、アァッ……?!」
 甘い香りと共に堕落に誘う様な女神の囁きに、間髪入れずに抵抗した途端、ルトルファスの理性を蕩けさせるように女性たちの責めの手が敏感な部位へと至り、思わず身体を仰け反らせて快感に悶える。
 そうして不意に、覗き込んでしまった鏡の鏡面、そこには――ルトルファス自身の鏡像、そして彼がその力を行使できる"邪神アカネ"の姿が映っていた。
『ふふ、そんなに強がらなくていいのよ?……弱いルトルファスさんでもいいの……♪私が、弱いルトルファスさんもたぁっぷり慰めてあげる……♥』
 鏡の中のアカネが、ルトルファスの肌蹴た素肌を優しく撫で、熱い肉体を優しく撫でながら囁いてくる。
(……強がらなくても、いい……?……弱い俺でも、いい……の、か……)
 優しいアカネの囁き、そして止め処なく与え続けられていた快楽に、ついにルトルファスの心も身体も墜ちて――しまったその瞬間、ルトルファスの黄金色の片瞳が輝く。
「ひっ……あぁぁっ♪」
 その途端、ルトルファスの身体を愛撫していた女性たちが嬌声を上げながら崩れ落ちてゆく。
「……あは♪ルトルファスさんの体で一時的に顕現出来ちゃった……♪お礼に沢山、奪い取ってあげる♪」
 ルトルファスの姿をしているが、口調、雰囲気が全く異なった――邪神アカネは周囲に絡みつく女性たちの生命力を快楽と共に吸収しながら、熱の篭った空間の中に楽しそうな笑い声を響かせるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

霧沢・仁美
◎♥♥♥
引き続きいちごさん(f00301)と一緒に。

やっぱりこういう邪神…!
これ以上好きにはさせないんだから!

という意思はあるけど、全裸のままで恥ずかしくて、隣のいちごさんを意識しちゃって…
そこをいちごさんに押し倒されて、媚薬香の効果もあってすぐに受け入れちゃう。

そのまま、されるがままに彼のコトを受け入れて。
あたしの方からも、彼の男の子の部分を胸やお口で気持ちよくしてあげて。
お股の穴でもそれを飲み込み貪って、いっぱい気持ちよくなって。
勿論、出たモノは全部中に飲み込んで。
するコトもされるコトも全部が気持ちよくって何度も何度も…。

それでも、理性が戻る瞬間があれば、念動光弾を邪神に叩き込むつもり。


彩波・いちご
◎♥♥♥
引き続き仁美さん(f02862)と

欲望に素直にという敵の囁きが染み渡り
ふと振り返れば、全章の結果、服が溶けて肌が見えている仁美さんが
もっと見たい、そして触りたい、そんな欲望が私を支配してきて…
気が付いたら仁美さんを抱いて押し倒してしまいます
まだ溶け残ってる服を脱がして裸にし、豊かな胸を両手で揉みしだいたり、ぺろぺろと胸や股を舐めたり……
「仁美さん、私、あなたが欲しいです…抱きたいです…」
【異界の憑依】で手を触手に変え、仁美さんに絡めてもっと官能を引き出そうとしてしまったり…
頭がポーっとしたまま彼女を貪っていきます

少しでも正気に戻れば、触手に変えた手で鏡を割ろうとはしますけども…



『さぁ……アナタ(私)の欲望に素直になりなさい』
「やっぱりこういう邪神……!これ以上好きにはさせないんだから!」
 触手の粘液に溶かされたり、脱がされたりしまい、布きれのような衣服を纏った殆ど肌色しかないような状態の霧沢・仁美(普通でありたい女子高生・f02862)は顔を真っ赤にしながら鏡の邪神へと叫ぶ。
(でも……欲望……)
 威勢よく叫んでは見たものの、つい隣に立つ彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)を意識してしまう仁美。
 そんないちごは、邪神からの囁きに意識を侵されようとしていた。
(私の……欲望……)
 欲望に素直に――優しく甘い邪神の囁きは堕落へ誘う魔性の響きをもち、いちごの意識へと沁み渡り響いてゆく。
「……仁美、さん……」
 ふと隣に立つ仁美へと振り返れば、その蠱惑的な肢体が殆ど隠されないままにそこにある事実に、確実に理性を蝕まれて。
(もっと見たい、……そして、……触りたい……)
「あっ……!」
 そう思考するのとほとんど同時に、いちごは仁美を抱きしめながら、床へと押し倒す。
 邪神から放たれる甘い媚薬の香の効果もあり、自身の欲望、願望へ抵抗する意思を溶かされていた仁美は、突然のことで声を漏らしたがすぐにいちごを受け入れていく。
「仁美さん、私、あなたが欲しいです……抱きたいです……んっ」
 仁美が申し訳程度に纏っていた布を優しい手付きで脱がし取り払いながら、切羽詰ったような熱っぽい声で囁くいちごに、仁美は抵抗することなく応じ生まれたままの姿を晒していく。
「はぁっ……いちごさ、……あぁっ……♪」
「仁美さん……んぅっ……柔らかくって、……ちゅっ……甘い……です♪」
 仁美の豊満な乳房を、いちごは両手で存分に解しながらその柔らかさと重さを堪能しながら舌先でその甘美を味わい、欲望のままに身を焦がしていく。
 本能のままに己を求めてくるいちごに、仁美は歓喜のままに彼を受け入れていく。
 そのまま、仁美もしなやかな指先をいちごに這わせ愛撫してゆく。
「はぁっ……!……仁美、さぁん……っ♪」
「いちごさん……可愛い……んっ、……一緒に、もっともっと気持ち良く……んんっ♪」
 押し倒され、愛撫を受け悦びながらも仁美もいちごの肉体をその唇、指先、柔らかな肉体で余すことなく奉仕してゆく。
 いちごも、口や舌先、指先に留まることなく。
 異界の憑依により手を触手へ変じさせると、仁美を人外の器官で隈なく愛撫し、全身を敏感な性感帯へと塗り替えていくような強烈な快楽を与えていく。
 ――もっと、もっと気持ち良く……一緒に……もっと快楽の坩堝へ墜ちてゆきたい……。
 頭の中を欲望で満たしながら、やがて互いに生まれたままの姿となり重なり合いながら、周囲を気にすることなく愛し合ってゆく。
 時折、快楽の熱が弾けた瞬間に戻ってくる正気で鏡を割ろうと攻撃を繰り出すも、二人とも直ぐに快楽の渦へ飲み込まれ、甘く蕩けた声を響かせてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

相馬・雷光
腰を抜かしながらも立ち上がるわ!
脚がガクガクしてるけど!

お尻に残ってる触手を引き抜いて、ヴァジュラブラスターも回収!
にゅるっと出て行く感触にお尻がビクッとしたのは気のせいよ!

雷撃弾(属性攻撃・クイックドロウ)で撃ちまくる!

最初に術にハマって羞恥やお尻のことを包み隠さず考えたのはすっかり忘れてる
質問に、こんなので悦ぶワケない、お尻で気持ち良くなんかならない、と全否定
無数の痴漢の手や触手、カメラにモニターが現れる
想像の中のように全身を弄られ、特にお尻に捻じ込まれる
それを全方位からの撮影され、動画として見せられる
否定すればするほど過激になっていく
や、やめ、見るなぁ!

◎♥♥♥(純潔を奪うことのみNG)



『さぁ……ふふ、そんなに震えないで。アナタ(私)の欲望を教えなさい』
「うっ……うるさいっ……!」
 触手たちの攻撃によって受けた快感……もといダメージで腰が抜け、膝をガクガクと震わせながらも立ち上がった相馬・雷光(雷霆の降魔忍・f14459)は、自身を鼓舞させながら真っ赤な顔で鏡の女神と向かい合う。
「んんぅっっ……♪……はぁっ、覚悟、しなさい……!」
 お尻に残った触手を引き剥がす瞬間、思わず恍惚となり甘美な感覚に身を震わせてしまいつつ。
 自身から漏れた甘い声を聞かなかったふりをするように触手をビタンッと床に放り投げ、落としていたヴァジュラブラスターを回収すると、鏡に向かって雷の属性を纏った雷撃弾の早撃ちをお見舞いする。
 着弾し、電流をその鏡面に纏わせながらも、鏡面に映し出された雷光の姿をした邪神は囁きかける。
『欲望に素直になりなさい、……ねぇ、"私(アナタ)"?』
「よ、欲望なんて……!」
 邪神の囁きに、否定するように首を振りながら叫ぶ雷光は、セミナー開始時に暴露してしまった羞恥やお尻への嗜好についてすっかり忘れていた。
 ゆえに、鏡の中から伸ばされた触手に的確に"雷光自身が望む場所"を責められると。
「あぁっ……♪はぁっ♪……ひゃぅっ、こんなのっ……で♪悦ぶワケない♪……あっ♪……お尻で、気持ち良くっ……♪なんか、ならない……ッ♪」
 鏡面には、同じように全身を、特にお尻を入念に触手に弄られながら悦ぶ雷光の姿が映る。
『ふふっ……じゃあ、もっと素直にしてあげる』
 欲望に背くような喘ぎに、鏡の中の雷光は微笑みながらその攻め手を強めていく。
 そして雷光の周りには、いつのまにか数台のカメラ、そしてモニター機器が現れて。
「……え?……これ……カメラ……ッ?!」
 雷光が気付いた時には既にカメラが回っているのか、モニターには今まさに痴態を晒し快感に喘ぎ悦ぶ雷光の姿が映し出されていた。
「はぁっ……♪いやっ、……こんな、のっ……」
『そう?……でも、私(アナタ)はこういうのを望んでる……恥ずかしい姿を撮られて、皆に見て欲しい……こんなことも、されながら』
「あぁっ♪そんなっ……とこぉ♪触っちゃ……♪」
 鏡の中の雷光が囁くと、鏡から無数の手が伸び、痴漢のように快感で動けない雷光の肢体をまさぐり、お尻を執拗に責め立てていき。
 その状況が、周りのモニターに映し出され、仲間や逃げ遅れ襲われている一般人たちの目に晒されてしまう。
「や、やめ、見るなぁ!……あぁっ♪」
 あられもない姿を全方位から撮影され動画として自身にも見せつけられ、口先だけでもと否定すれば、するほどに雷光の望んだ快楽の責め手は、より過激になっていく。
 それをわかっているのか、変わらず形だけになってしまった抵抗を続けながら、雷光は快楽の渦の中へ身を投じてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

久遠・翔
◎♥♥♥♀♀・純潔死守

くっ…言葉が沁み込んでくる
さすが邪神と言う訳っすか

願いを言う前に俺の姿を模した邪神が目の前に
純白のドレスに王冠と一体化したティアラ姿の邪神は興味深げに見て頷く

男に戻りたいと言う欲望はあるのに何故その姿か疑問に思うと
本当の願いは真実を知る事…過去女になった時の空白の記憶を埋めたい
それが貴女の一番の望みで男に戻るはその次…だからこそ真実の姿を見せたと言いながら手に召喚した杖の魔法で俺を攻撃していく邪神

攻撃で服を裂かれ、魅了の魔眼で体の感度を跳ね上げられ、魔法で拘束された後に激しい愛撫で嫌でも女の快楽を与え、真実より快感を求めるように囁く

それでも、俺は…男なんだと叫びUCで攻撃



『さぁ……私(アナタ)の欲望を教えなさい』
「……ッ」
(くっ……言葉が沁み込んでくる……さすが邪神、と言う訳っすか……)
 じり、と後退しながらも目の前に現れた鏡を睨みつけるのは久遠・翔(性別迷子・f00042)。
『……ふふ、欲望に素直になりなさい……』
「俺の、望み……はっ……」
 鏡の中から放たれる甘い香りに意識を侵されてゆくのを耐えながら、じっと見つめていると、不意に。
 鏡に映る自身の鏡像が歪んでいき、やがて――純白のドレスを纏い、王冠と一体化したデザインのティアラを召した翔の姿へと変化していく。
「なっ……?!……なん、で……」
(俺の望みは、男に戻ることっす……なのに何で、そんな姿を……)
 変化した姿を、興味深そうに見下ろしながら微笑む邪神は、動揺し立ち竦む翔へと、同じ顔、同じ声で優しく甘く囁く。
『……俺(あなた)の本当の欲望(ねがい)は、真実を知る事……過去女になった時の、空白の記憶を埋めたい――それが、望むことだからだ』
「それ……は……」
 翔は、言葉が上手く発することが出来ない。
 心の奥底を見透かすような、自分と同じ顔をした邪神の言葉に、震える声が漏れる。
『……それが俺(あなた)の一番の望みで、……男に戻るはその次の願望。……だからこそ、俺は真実の姿を見せた』
 邪神が囁くその願いが、自分の本当の望みなのか……"男の身体に戻りたい"とひたすら願っていたはずなのに、邪神が齎す強い媚薬の香りの効果もあって思考がまとまらず、混濁していく意識。
 動きが完全に止まった翔に、ドレス姿の翔――の姿をした邪神はステッキを召喚すると、翔自身が普段行使するユーベルコードを模して襲い掛かる。
「うぁっ……あっ、……く、ぅっ……!」
 服を破り脱がされ、魅了の魔眼に身体を蕩けさせられて。
 翔は、心がついて行かないままに身体に女の快楽を覚えさせられていく。
 強制的に敏感にさせられた肢体を拘束され、無遠慮に快楽の沼に沈められ、そのまま溺れそうになる翔に、邪神は甘く囁く。
『……でも。そんな真実、どうだっていいっすよ。……ずっと、この快楽に浸って、楽しんだらいじゃないっすか……この身体で』
「ッ……あぁっ……」
 焦らし、舐り、高みへ昇らせて。
 じわりじわりと心も身体も堕落させてゆこうと誘う邪神に。
 翔は、快楽に漬かり重くなった身体を、蕩けそうな心を奮い立たせて。
「俺は……ッ、…"男"……だッ……!」
 鼓舞するような叫びとともに、翔の全身が紫電とオーラを纏う。
 つい今まで堕ちかけていた獲物の叛旗に動揺したのが隙を見せた邪神に、翔はありったけの力を溜めると、紫電を迸らせながら目では捕えられぬ高速で、雷光一閃――目の前の鏡の邪神を破壊するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アラディア・スプリガン
◆WIZ

私の隠れた欲望…
良家に生まれ、父はヒーロー。
品行方正・清廉潔白を心掛けてきたが、汚れた下賤な者に、この身を汚されたいという被虐的な欲望が…

……

パープルテンタクルズを【選択UC】で引き剥がすも、【従属の首輪】で拘束され、【欲に堕落する媚薬の香】を無理矢理嗅がせられ、再び意識朦朧。
これで【躾の快楽触手】が当たったら最悪の事態。
それを防ぐ為私がとった方法は、邪教徒の男達を「ねぇ…私の欲望を叶えて」と【誘惑】して【おびき寄せ】、私を囲ませ嬲らせることで、触手に対する人の壁を作ること。

……もうこんな発想をしてる時点で、既に堕ちてる?

◎♥♥♥



『……アナタ(私)の欲望を教えなさい。……アナタ(私)が隠している、本当の望みを……』
「……私の……隠れた、欲望……」
 目の前に現れた鏡の邪神の囁きに、アラディア・スプリガン(正義の守護妖精・f18520)は呼応するように呟きを漏らした。
 良家に生まれて。
 父は幼いころから憧れていたヒーローだった。
 そんな境遇の自分――。
「あっ……はぁっ、……」
 先ほどパープルテンタクルズをクライシスゾーンで排しはしたが、与えられた快楽の因子は確実にアラディアの理性を蝕みんでいて。
 アラディアが思考するその隙に、鏡の中から放たれた欲に堕落する媚薬の香を深く吸い込んでしまえば、全身に走る甘い疼きに耐えきれず、その場に跪いてしまう。
「ふぅぅっ……!……あ、あっ……」
 媚薬の香で敏感になった肢体を震わせて甘い吐息を零すアラディアに、追い打ちをかけるように放たれた従属の首輪の力で、更に欲望に素直になってゆく。
「……たい、……んんっ……汚され……たい……」
 アラディアは、常に品行方正・清廉潔白を心掛けてきた――だが同時に。
 誇り高い彼女の胸の奥底には、常に被虐的な欲望が渦巻いていた。
(そう……私、……汚れた、下賤な者に、……この身を汚されたい……)
『ふふ……欲望に、もっと素直になりなさい……ねぇ、私(あなた)?』
 堕落寸前の様子で朦朧としたまま欲望を口走るアラディアに、鏡に映ったアラディア自身の鏡像も、その願望を映し出す――そう、見知らぬ男たちに全身をいいように弄ばれ、快楽に漬けられてしまう姿を。
 鏡面にそんな姿を映しながら、トドメを刺すかのように快楽齎す触手が伸ばされるが――視界にそれを捉えると、本能的に後退するアラディア。
(ダメ……あの触手に絡み取られたら、ダメになってしまう……それなら……!)
 触手を避ける為に、防ぐためにアラディアが取った行動、其れは――。
「ねぇ……あなたたち、……私の欲望を叶えて」
 脳が蕩けるような淫らな囁き――発したのはアラディア、対象は……先程まで、自身が戦い守っていた逃げ遅れた一般人、邪教徒の男たち。
 自分を中心として、囲み込むように誘うアラディアに、欲望に忠実となった男たちは次々とアラディアの肢体に群がってゆく。
 男たちを囲う様に配置することで人の壁を形成し触手を阻むアラディアの作戦は成功した。
「くふぅっ……!あ、はぁっ……!」
 遠慮なしに身体を撫で回され、男たちに貪られていくアラディアの姿を見て、鏡の邪神はもう触手を放つ様子はなかった。
 むしろ、鏡の中のアラディアは同じように男たちに襲われながらほくそ笑み、見守っている。
(邪神の触手を防ぐため、なんだから……でも……)
 叶った願望で快楽に溺れてしまいながら、言い訳のように思考しても。
(……もうこんな発想をしてる時点で、既に堕ちてるの……かしら?)
 陥落してしまった――そう、素直に自覚してしまい、積極的に男たちを求めてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

竜洞・梓
(中條・竜矢(f03331)さんと同行です!
はぁ、はぁ……(服が破けたあられもない姿で息が上がっている
て、敵……?
そ、そうです、わたしは、ふらちな、てきをたお……
ひあっ!
(WIZのUCを使おうとするが首輪と媚薬と触手にあっという間に絡め取られ弄ばれる

わ、わたし、こんなの、望んで、なんかぁ……
まけ、負けないで、す……
(言いながらも媚薬と触手に攻められ、首輪を受け入れ、完全に顔も身体も蕩けきる
(支配されたい、征服されたいという秘めた欲があふれ出す

竜矢、さん……
わ、わた、わたしのこと……
めちゃくちゃに、して……!
ください……!
(心が折れ、蕩けきった顔で竜矢に奉仕し始める
ああっ……!
♥♥♥♂♀★


中條・竜矢
♥♥♥★♂♀
竜洞・梓(f11833)と同行
くっ、鏡、アレが元凶、か。なんとか攻めるしか(影響が残っているが、立ち上がりUCを発動して攻撃する)
(接近したところで相手のUCを受ける)(質問は「どれだけ否定しても、ほ好きなんでしょう?」)
何を言ってッ!?(鏡には過去に快楽に呑まれた姿が次々と映し出される)
あっ、ああっ(体の内側からゾクリゾクリと何かが響く)
は、ははっ……もう…ダメだ。そうだ。好きだ、欲しかったんだ……
(UCを解除して膝をつく。鏡が何かを示すような動作をすると、その先には梓さんが)
梓……そうだな。お互い満足するまで……ふふふ……はは
(抑えていた欲をぶつけるように相手を求めていく)



「はぁ……はぁっ……」
 破られ肌蹴た衣服を申し訳程度に身にまといながら、竜洞・梓(まじかる☆どらくる・f11833)は呆然とその場に座り込んでいた。
 布切れ同然のそれは、先の戦いで浴びた粘液や、自身の汗などの体液で濡れた身体に張り付いている程度だったのだが、身を隠す気力までも奪われた梓は、目の前の鏡に映る自分の姿に気付くと、漸く未だ敵は残っているのだと奮い立つ。
「て、敵……?……そ、そうです、わたしは、ふらちな、てきをたお……ひあっ!」
『あら……まだ動く力があるのね。それなら……存分に、欲望に素直になりなさい……アナタ(私)?』
 だが、立ち上がろうとする梓に鏡の邪神はくすくすと楽しそうに笑うと、その鏡面から従属の首輪を放ち、その細首を捕捉して。
 そのまま快楽のみを齎す触手でほとんど裸同然の肢体に絡み付き、更には媚薬の香を深く深く吸い込ませて梓の淫性を刺激してゆく。
「わ、わたし、こんなの、望んで、なんかぁ……まけ、負けないで、す……っ……ああっ……!」
『負けない?違うでしょう、本当は……わたし(あなた)は、支配されたい……身も心も征服されたい……それがわたし(あなた)の願望』
「わた……し……」
 鏡には、いつしか梓の姿をした邪神が映り、鏡面世界では自由を奪われ好き勝手に弄ばれ、悦ぶ梓の姿が映っていた。
「あ……あ……そう、わたし……わたし、支配……されたい……です」
 既に触手に身体中を弄ばれ、心身ともに蕩けきっていた梓は、ついに欲望を口にしてしまうのだった。

「くっ、鏡、……アレが元凶、か。なんとか攻めるしか……!」
 一方、中條・竜矢(変化する竜騎士・f03331)は目の前に現れた鏡に、気怠い身体を奮い立たせると距離をとり、全身の甲羅が変形した黒い刃を纏うと鏡へ向かって刃を放つ。
 だが、刃を受けても、ヒビは入れども砕けずに立つ鏡に、高速移動とともに直接叩き割ろうと近付いた時だった。
『……ねぇ、アナタ(私)。どれだけ否定しても、本当は好きなんでしょう?』
「何を言ってッ……!?」
 邪神の間合いに入った瞬間、囁かれる甘い問い掛けに、反射的に動きを止めてしまい思わず鏡面を覗き込んでしまった竜矢の瞳に映ったのは――過去に自身が快楽に飲まれてしまった時の心象風景、記憶……その映像だった。
「あ……ああ……」
『口では嫌がっても、否定しても……本当は、大好きだろう?求めているんだろう?……なぁ、私(あなた)』
 鏡の中で、本能のままに快楽を貪り、溺れて蕩けた顔を浮かべながら竜矢の姿をした邪神が囁けば――燻っていた熱は灼熱となって竜矢の理性を灼いていく。
「は、ははっ……もう……ダメだ。そうだ。好きだ、欲しかったんだ……」
 身を蕩けさせるほどの快楽を。
 問いかけに素直に応じた竜矢に、邪神は満足そうに微笑みながら、そっと竜矢の後ろを指さした。
 示された方向に振り返れば、そこには。
「梓……」
「竜矢、さん……」
 火照り、疼きを抑えきれない様子で身を抱きながら、物欲しそうに竜矢の身体見つめ、更には竜矢に身体を擦り合わせて、誘うように甘えてくる梓がいた。
「わ、わた、わたしのこと……めちゃくちゃに、して……!ください……!」
 すっかり戦意を奪われ、欲望のままにひたすらに快楽を求める梓の姿に、雄々しい肉体をぶるりと歓喜に震わせながら、竜矢はその場に梓を押し倒す。
「梓……そうだな。お互い満足するまで……ふふふ……はは……ッ」
 竜矢に浮かぶ表情は、飢えた獣のように愉悦に歪んでいて。
 目の前のご馳走――熱く蕩けた梓に、遠慮なく迸る欲望をぶつけ、喰らう。
 喰らわれ、求められて。その柔肉を差し出しながら、雄に奉仕し、快感のままに果てる。
「ああっ……!」
 二人の獣たちは、互いに底の見えない欲望に突き動かされるまま、淫らに交わり合うのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

エルーゼ・フーシェン
邪神と相対するものの、操られる一般人を人質にされる。
攻撃しようにも妨害され、手が出せぬうちに華澄諸共コードを封じられてしまう。
服を剥ぎ取られ、媚薬の効果もあってか内にある快楽主義を認めてしまい、アリスに跨り求めてしまう。

長い時間が経った時、快楽の沼から引き上げる力強い想いを感じ取る。
薙刀を持った女武芸者と戦闘服に着物と笠姿の侍が視界に入る。
リヴェンと同じ霊体の存在。
侍はなぜか知っている気がした。

邪神エイルの言葉と足手まといという言葉が刺さり。
俯く視界に本が入り、見上げれば侍がおり語る。

”弱き己を超えようとする魂(こころ)が大事なのです“

「あなたは、まさか」
彼の本来の姿だと……


♥♥♥
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藤宮・華澄
躊躇して引き金を引くのを躊躇い、捕まってしまう。
責められ続け、次第に快楽に呑まれていき、されるがままとなり。

快楽の濁流から救い上げられる。太く、逞しい筋肉質の巨漢と日本軍兵。
二人は優しく微笑み、日本軍兵の男が抱きしめる。

“生きて会いたかったよ”

華澄の脳裏に蘇る記憶、戦争で死んだ祖父、その人であると。
自殺寸前まで追い込まれながら何もできなかった事を詫びる祖父。
親友であった藤宮家の家に引き取られた事は幸いだったと告げる。

もう一人のアリス、邪神エイルによって解放され、ズィヴァを呼び出す。
生きて帰るために。


♥♥♥
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アリス・スラクシナ
因子のおかげで唯一、媚薬の香が効かずに済み……。
無意識に発動させた『元素の獣』により呼び出されたのはアリスの姿をした邪神エイルが長短一対の刀を抜く。
無機質で無感情な言い方や暗殺剣の様な華麗かつ神速の剣技を繰り出すが、無差別で見境なく攻撃する。
『血の覚醒』で能力を上げ、善政達の霊と共に鏡の邪神を攻撃する。

・邪神エイル
フード付きロングコートで顔以外露出せず、衣装の色も隠れている目も対照的でコートには羽や炎を思わせる元素を纏う。
「死にたいなら、手を貸そうか?」
「ドーナツを一緒に食べてくれるなら、斬らない」
「弱い者は死ぬだけ。自覚あるならいないほうがいい」


♥♥♥




 覗き込めば、鏡面の中に世界が存在しているかのように生々しく息づく鏡像の己が、仲間と共に淫靡な宴に興じる姿。
 アリス・スラクシナ(邪神の仔・f21329)は、鏡から伸びた首輪と触手によって四肢を拘束され動けぬ身を捩りながら、媚薬の香によって理性を蕩けさせてしまったエルーゼ・フーシェン(双刃使い・f13445)に跨られていた。
「はぁっ……はぁぁ……っ……アリス……欲しい……」
「……エルーゼ、……目を、覚ませ……ッ」
 エルーゼは跨ったまま豊満かつ柔らかな身体を寄せ、アリスを誘う。
 媚薬の香の効果の効かなかったアリスにとっては理性を蝕むような魅惑の柔らかさに、彼女の隠された一部が脈動してしまいそうで。
 だが、無為に弾くことも出来ずアリスは諭すような言葉を囁きながら身をよじることしかできない。
 一方の藤宮・華澄(新米猟兵・f17614)も、鏡から伸ばされた触手に肢体を絡み取られ、自由を奪われながら快楽のみを齎す触手の媚毒に溺れさせられていた。
 一般人の逃げ遅れた生贄を盾にしながら迫る鏡の魔の手に、戸惑い、動揺してしまった所為だったのだろう。
「はぁっ……あぅっ……あっ……」
 斬り込むことを、撃ち抜くことを躊躇ったツケを支払っているようだと、溶けゆく理性の片隅で感じながら。
 邪神のおぞましき触手の愛撫に為すすべなく、華澄の意識も快楽の沼へと沈んでいく。
 ――幾許の時を過ごしただろうか。
 不意に、ぬくもりを感じて。
 同時に、頭から爪先まで呑み込まれていた快楽の濁流から、華澄の意識が救い上げられる。
 突然の事に唖然とした表情で、華澄は自身の身体を抱きしめる日本軍兵と、太く逞しい肉体の巨漢が、邪神から霞を庇うように現れていた。
「……え」
「……」
 ――“生きて会いたかったよ”。
 優しく微笑む二人に、華澄は古い記憶を呼び起こされた。
 脳裏に蘇る記憶から、彼は戦争で死んだ祖父なのだと理解すると共に、流れ込む彼の意識や想いを感じ取り――涙が零れ落ちた。
 アリスたちも、アリス自信が無意識に発動させていたユーベルコードによって召喚された邪神エイルの抜いた長短一対の刀、その華麗な剣戟によって、周囲に生えた鏡は片っ端から砕かれてゆく。
 フード付きのコートに羽や炎を思わせる元素を纏わせながら、邪神エイルは静かに鏡を見据える。
「死にたいなら、手を貸そうか?」
 ふ、と口元を軽く歪めながら振るう刀は触手を纏めて切り捨てていき。
「弱い者は死ぬだけ。自覚あるならいないほうがいい」
「……そうだな」
 アリスは、自分と瓜二つの邪神エイルの囁きに同意するように呟くと、立ち上がって得物を振るう。
 エルーゼにもまた、快楽の渦から救い上げる存在がいた。
 それは薙刀を持った女武芸者と、戦闘服に着物と笠姿の侍――視界に入る二者に、エルーゼは見覚えがあると感じて。
 ――弱い者は死ぬだけ。自覚あるならいないほうがいい。
「……ッ」
 傍で聞こえた、邪神エイルの言葉。
 特に、"足手まとい"という言葉がエルーゼの心に刺さる。
 けれど、失意に俯く視界に本が映り込み、思わず見上げた先に居る見覚えのある侍が、エルーゼへと語りだす。
 ――”弱き己を超えようとする魂(こころ)が大事なのです“。
「あなたは、まさか……」
 感じていた、この侍はリヴェン――ユーベルコードで呼び出す亡き恋人と同じ霊体の存在だと。
(……あなたは、彼の本来の姿……?)
 問いかけに、ただ微笑むと侍も邪神エイルや、華澄の呼び出した邪神ズィヴァと共に鏡を破壊する。
「……生きて、帰らないと……」
 誰ともなく漏れた言葉と共に、三人の女傑は戦場を駆けだすのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

秋月・信子
●POW&真の姿
鏡に映し出されるは過去のトラウマを抱えた姿
そう、馴れない寮生活のストレス、特待生として成績を落とせない重圧から逃れるために…毎晩想像の中で自分を慰め続けていた姿
ある鏡は自ら慰める姿、ある鏡は先程のように触手に絡められ歓喜する姿、ある鏡は男の人達に乱暴されて髪を振り乱しながら悦ぶ姿…
この姿が私の本性なのかもしれない
けど、友人に恵まれ自慰に逃げる事はなくなり今は…
 "――さぁ、貴女の欲望を、望みを教えなさい"
3度目となる邪神の声と過去をを打ち払うように瞳を閉じながら意識を集中し、目を開けば変身せずとも真の姿の力を引き出す蒼眼の魔眼
魔弾で撃つは鏡に非ず…鏡の中に巣食う邪神です
◎♥♥♥



「あ、……あ……」
 目の前に現れた鏡を打ち抜こうと拳銃を構えていた秋月・信子(魔弾の射手・f00732)の手が、震えて動けなくなる。
 鏡面に映し出されているのは、紛れもなく過去の信子の、心の瑕となっている記憶だったからだ。
『んんっ……あっ、はぁ……っ』
 それは信子がまだ、猟兵として覚醒する以前。
 一般化されてはいるものの、ミッション系の名残がある名門の女子校に特待生として入学した信子は、それまでとは違う環境の変化――慣れない寮生活におけるストレス、そして特待生として成績を落とすことが出来ないというプレッシャーに常に苛まれていた。
 そんな信子がストレスの発散として求めたのが、毎晩想像の中で自分を慰めること――そして、その想像の中の自分の姿が、今鏡の中に映し出されている信子の姿だった。
『んんっ……ぐ、……んっ、はぁぁっ……』
 いつのまにか、信子の周りに複数の鏡が出現していた。
 ある鏡は、ハンカチを噛み声を漏らさないようにしながら自室で自らを慰めている姿。
 またある鏡は、先程紫色の触手に肢体を舐めまわされた時の再現の様に、想像の触手で身体中を舐られ未発達な肢体の隅々までいいように浸食され悦ぶ信子の姿。
 そしてある鏡は、見知らぬ男性に取り囲まれて為すすべなく乱暴に扱われ、そのまま慰み者にされる惨めな状況……であるにもかかわらず、鏡に映った信子は、かつて想像していた時と同じように快楽に乱れ、恍惚とした笑みを浮かべながら楽しんでいる――そんな姿が、途切れることなく数枚の鏡の中に映し出されていた。
(……この姿が、私の本性なのかもしれない)
 羞恥に、目を背けてしまいそうな映像にも、信子は向き合い、静かに想う。
 だが、今の信子はこの鏡に映し出されていた時の、過去の自分と同じではない。
 友人たちに恵まれて過ごす今と、自らを慰める行為に逃げ道を見出していたあの頃の自分とは違うのだ。
『――さぁ、貴女の欲望を、望みを教えなさい』
 だからこそ、三度目の邪神の囁きには。
 過去の幻影を打ち払うように瞼を下し、静謐に澄んだ心のままに目を開けると――変身を行わずして、信子の双眸は真の姿を示す蒼玉へと転じていて。
「……この魔弾で撃つは鏡に非ず」
 撃鉄を起こし、躊躇いなく引いた引鉄に銃口からよって放たれた魔弾は、鏡面に吸い込まれるように導かれ、鏡像の信子の額を貫く。
 刹那、撃ち抜かれて驚いたように見開かれた鏡の邪神の映った鏡は四方からヒビが走り、砕ける。
 それだけではない。
 信子の周囲からは次々とバリン、パリンとガラスの割れる音が響いてくる。
 撃ち抜いたのは鏡に非ず――信子の魔弾は、鏡の邪神を正に捉えて撃ち抜いたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年09月20日


挿絵イラスト