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闇と死の掌の上で

#ダークセイヴァー #ダークセイヴァー上層 #第三層

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●大いなる闇
「皆、常闇の燎原の探索が進み、遂にダークセイヴァー上層への道が開かれたぞ! ……しかし、この予知は……」
 猟兵達を集めたグリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)は、ダークセイヴァー上層への攻略が可能になったことを猟兵達へと告げた。だが、続いて予知の話というところで、途端に言い淀んでしまった。

「……すまぬ。予知の内容が想定以上に凄惨なものであってな。我が見たのは、何人もの魂人達が大地に無数に生えた針に貫かれている光景だ」
 その予知の中では、血だらけの魂人達がユーベルコード『永劫回帰』で耐えながら、必死に生き延びようとしていたのだと言う。
「予知はまだ続く……この針山の大地も、超巨大な『闇の種族』の『手のひらの上』なのだ!」
 その闇の種族は、魂人が足掻くさまを一通り堪能した後、手のひらを握りしめて全てすり潰し、手の間から滴る血と肉を啜った……そんな悍ましい光景を見たと百々は語った。
「転移すれば、この闇の種族―――『常闇の女王『イザナミ』』の手のひらの上に招かれることになる。圧倒的な不利な状況となるが、弄ばれる魂人達をどうか助けてやってくれ」
 百々が躊躇したのは、この困難な状況を猟兵に強いることになるためであった。そして猟兵達の覚悟を確かめた百々は、今回の任務の詳細を語り始めた。

 「先ほど言ったとおり、転移先は『イザナミの手のひらの上』。無数の針がいたる所から生えている場所だ。先ずは魂人達を助けながら、ここからの脱出を目指すのだ」
 猟兵達は針に対処しつつ、掌の上からの脱出を目指すことになる。だが、苦難を乗り越えて世界の果て(手の端あたり)に近づいた猟兵と魂人達は、そこでオブリビオンの集団と交戦することになる。
「ここに出現する『闇に誓いし騎士』達は本来下層に出現するオブリビオンだが、どうやら彼らもここに召喚されたようだな」
 上層の存在すら知らぬ彼らは強大なイザナミを恐れ、その興を削がないために、半狂乱となって猟兵や魂人を皆殺しにしようと襲いかかって来る。
「これを全滅させると、イザナミは手を握りしめて皆殺しにしようとする。そこで、それをすり抜けて掌から脱出するのだ」

 こうして何とか手のひらの上から脱出しても、戦いはまだ終わらない。イザナミの上に降りた猟兵と魂人を殺そうと、今度はイザナミ本人が攻撃を仕掛けてくる。
「イザナミを倒す事は絶対に不可能とは言わぬが、困難極まることは間違い無い。彼女の手にする『髑髏の指輪』を破壊すれば転移によって帰還出来る。それを目指すのが賢明だろう」
 イザナミは闇と死を司ると言う。当然彼女を倒しても任務は達成出来るが、強大な闇の種族である彼女を倒さなくても、その右手中指の指輪さえ破壊すれば脱出は可能である。百々としては無事に帰ることを優先して欲しいとのことだ。

「ダークセイヴァー上層の過酷さは想像を超えている。どうか油断すること無く、任務に当たって欲しい」
 百々は猟兵達を心配して声を掛けてから、彼らを送り出すのであった。


夢幻
●マスターの夢幻です。遂にダークセイヴァー上層へと足を踏み入れることになりましたが、そこは想像以上に過酷な世界でした。

 1章:冒険『針の山』
 2章:集団戦『闇に誓いし騎士』
 3章:ボス戦『常闇の女王『イザナミ』』
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第1章 冒険 『針の山』

POW   :    針を破壊して道を作る。

SPD   :    身軽に針の側面を蹴って進む。

WIZ   :    翼や乗り物で飛行する。

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルパート・ブラックスミス
手の平の上か。
神か仏気取りか知らんが、殊勝にする気など無い。
存分に踏み荒らしてくれる。

愛機こと専用トライクをUC【荒狂い破滅齎す戦車】形態で【騎乗】し【ダッシュ】
針山を黄金魔剣で【切断】しながら魂人たちを【救助活動】
助け出した中で身動きがとれない者は後部座席に乗せ【運搬】する

針による拘束を解くのも重要だが、この状況そのものへの絶望感もあろう。
そういった者たちを【鼓舞】する為にもUCで強化された愛機で針山を派手に叩き潰しながら脱出を目指す(【吹き飛ばし】【地形破壊】【悪路走破】)

立てる者は立て、動けぬ者に手を貸せ!
進め、諦めるな!黒騎士がお前たちの道を先導する!



「この針山も敵の手の平の上か……」

 転移したルパート・ブラックスミス(独り歩きする黒騎士の鎧・f10937)は、宙に投げ出される。そしてその眼下に広がるのは、無数の針が生えた地面であった。

「神か仏気取りか知らんが、殊勝にする気など無い。存分に踏み荒らしてくれる」

 忌々し気に呟いた彼は、そのまま空中で呼び出した愛機の『専用トライク』に跨ると、『荒狂い破滅齎す戦車』を発動して針山に突撃する。そして燃える鉛で強化されたトライクは、パンクするどころか針を踏みつぶして爆走する。

「この絶望的な状況を覆すことが重要か」

 ルパートは愛機で派手に針山を叩き潰すことで、魂人を鼓舞しながら、手にする『黄金魔剣ルパート』で彼らを貫く針を両断する。そしてルパートは救助した魂人をトライクの後部座席に乗せると、猟兵達の先陣を切って脱出を目指す。

「立てる者は立て、動けぬ者に手を貸せ! 進め、諦めるな! 黒騎士がお前たちの道を先導する!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

護堂・結城
どう対処したものか…こうも多いと響撃、重圧、焔滅は向かねぇな
まぁ、叩き切るかへし折るか

「遅くなった…もう大丈夫だ」

どんなに過酷でも、どんなに絶望的な状況でも、絶対の自信をもって言い切ろう『助けに来た』と
UCを発動、風の属性範囲攻撃で周囲の針を片っ端から斬りながら針山の蹂躙と救助開始だ

魂人を鼓舞しながら先導して団体行動、動けない奴は怪力で運搬する
足場習熟・悪路走破でなんのその、だ

俺はどんな悲劇にも間に合う正義のヒーローじゃない、なんなら外道を狩る為にどんな外道もやる化物だけど
流れる涙を止め、理不尽な力を打ち砕く為にこの宵闇の世界では「無敵」でいる事
それがあの時は助けられなかった俺の誓いだ



 イザナギの手のひらの上、針の山となったそこで、一人の魂人の少女が串刺しになっていた。耐えがたき痛みに苦しみ、『永劫回帰』でかろうじて耐えていた彼女の前に、救いの手が差し伸べられた。

「遅くなった……もう大丈夫だ」
「あ、あなたは……?」

 魂人を突き刺す針を切り裂いてその少女を救助したのは、護堂・結城(雪見九尾・f00944)であった。この過酷な状況でも、絶対の自信をもって言い切る彼の姿に安心したのか、魂人の少女は張り詰めた糸が切れたように気を失った。

「絶対に助け出すぜ、今は休んでくれ……さて、こうも多いと響撃、重圧、焔滅は向かねぇな。やっぱり叩き切るか」

 少女を抱えた結城は、『雪見九尾の裂風鳳奏』を発動させ、暴風と翡翠の翼で針を切り飛ばしながら進んでいく。彼はどんな悲劇にも間に合う正義のヒーローではない。なんなら、外道を狩る為にどんな外道もやる化物である。しかし彼には一つの誓いがあった。それは、『流れる涙を止め、理不尽な力を打ち砕く為に、この宵闇の世界では『無敵』でいる事』だ。

「さあ、こっちだぜ!」

 誓いを胸にした結城は、道中で魂人を救助しながら、彼らと共にこの死地からの脱出を目指す。

大成功 🔵​🔵​🔵​

七那原・望
この世界はどこまで……!
とにかく魂人のみんなを一刻も早く助けないと。

背中の翼で空を飛び針を免れつつ果実変性・ウィッシーズブレイカーを発動。
第六感で魂人達の座標を見切り、彼らを傷付けない様に気を付けながら大量のプレストで彼らを貫く針を打ち砕きます。

その大きな手に乗ってください!早く!

地上にいればいつまた貫かれるかわからない。だからプレストに彼らを乗せて上空へ退避させます。

彼らが何度永劫回帰を使ったかもわからないし、幸福な記憶なんてもう残ってないかもしれないけれど、それでもこれ以上こんな悲しいユーベルコードは使わせたくありません。

これで全員ですかね?こんな恐ろしい所からは早く脱出しないと。


アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎

ここが…
ダークセイヴァー上層…

魂人さん達を
助ける為にも…!

味方と連携

自身の翼で飛行
【空中戦】で
【空中機動】【浮遊】【滑空】等
駆使し
針の山を越えます

『…ダークセイヴァーの上層…こんな、過酷で…恐ろしい場所…だったんでしょうか…』

途中で魂人さんを見つけたら

ヴォーパルソードで
【切断】【なぎ払い】等の剣戟や
【ハートのA(アリス)】も展開し
【破魔】の【誘導弾】で

針だけを狙い
【部位破壊】し

魂人さんを
針から助け出し解放
UCで魂人さんの傷を癒して
差し上げます

『大丈夫ですか…!お辛かったでしょう…私達と脱出を…!』

ヴォーパルソードと
【ハートのA(アリス)】で
針を破壊し
脱出経路を確保しつつ
進みます



「ここが……ダークセイヴァー上層……こんな、過酷で……恐ろしい場所……だったんでしょうか……」
「この世界はどこまで……!」

 イザナミの手のひらの上、針で埋め尽くされた大地の上を飛翔するアリス・フェアリィハート(不思議の国の天司姫アリス・f01939)と七那原・望(封印されし果実・f04836)は、ここで繰り広げられている凄惨な光景に悲痛な表情をみせていた。

「とにかく魂人のみんなを一刻も早く助けないと!」
「はい……急ぎましょう……!」

 二人は空から捜索して魂人を見つけると、すぐさま救助のために飛んで行った。

「わたしは望む……『ウィッシーズブレイカー』!」
「針だけを……破壊します……!」

 望はユーベルコードで操る大量のプレストで、アリスは展開した『ハートのA』からの誘導弾や『ヴォーパルソード』の斬撃で、共に細心の注意を払って針のみを破壊し、貫かれていた魂人を解放した。

「大丈夫ですか……! お辛かったでしょう……私達と脱出を……!」
「その大きな手に乗ってください! 早く!」

 解放されたといっても、地上にいてはいつまた新たな針が出現するかわからない。そこで望は大型の機械掌に載せて、彼らを上空へと退避させた。これでひとまずは安心だろう。

「こんなに消耗しているなんて……いったい何度永劫回帰を使ったのでしょう」

 この地で血だらけになりながらも必死に耐えていた彼らは、永劫回帰を幾度も使用していることは間違いない。そのため既に幸福な記憶なんてもう残ってないかもしれないけれど、それでもこれ以上こんな悲しいユーベルコードは使わせたくないと、望は再度決意を固めていた。

「私の歌で……少しでもその身体や心……魂の『傷』を癒してさしあげます」

 体のみならず、記憶を失い心も傷ついた魂人を癒すため、アリスは『プリンセス・シンフォニック・キュア』を歌い上げる。その歌声を聞いて、魂人達の表情も幾分安からになったようだ。

「こんな恐ろしい所からは早く脱出しないと……!」
「はい。できる限り助けつつ……進みます……」

 望とアリスは針を蹴散らし魂人を救助しながら、脱出を目指して手のひらの縁を探して進んでいくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フォルク・リア
「文字通り手の上という事か。
しかし、この大地が全て掌とは俄に信じられないが。
この世界、もはや何があっても不思議ではない、か。」

針に貫かれる魂人達を前にグラビティテンペストを使用。
針を微粒子に変換すると同時に重力を操って周囲の魂人達を
ゆっくりと浮上させて救出。
可能であれば手当をして話を聞く。
「大丈夫か?早速で悪いけど他の魂人達も助けたら
此処を脱出する。」
知らない様であれば此処がイザナミの手のひらの上である事。
その途中でオブリビオンやイザナミと戦いになるであろう事
を説明する。
「危険な道のりになるけど。ただここにいてもいずれは
イザナミに握りつぶされる。一緒に来てくれるかい?」



「ここが……文字通り手の上という事か」

 続いて転移してきたのは、フォルク・リア(黄泉への導・f05375)だ。彼の眼前には無数の針で埋め尽くされた大地が広がっている。

「しかし、この大地が全て掌とは俄に信じられないが。この世界、もはや何があっても不思議ではない、か」

 ダークセイヴァー上層の過酷さは、想像を絶する。まさかこの地が手のひらとは、一体どれほど巨大な闇の種族なのだろうか? そう思案するのも束の間、フォルクは発見した魂人の救助に移る。

「黒砂の陣風となりて我が意に従え……」

 フォルクは『グラビティテンペスト』を発動し、魂人を貫く針を微粒子に変換する。更にその力で、彼らをゆっくりと浮上させた。

「大丈夫か? 早速で悪いけど他の魂人達も助けたら、此処を脱出する」
「脱出……? ようやくこの苦痛から逃れられるのか……?」

 幾度も『永劫回帰』を繰り返したのだろう。力なく答える魂人に、フォルクはグリモア猟兵から聞いた事実を説明する。そしてこの場所がイザナミの手のひらの上であるという事を知って、魂人も驚いていた。

「危険な道のりになるけど。ただここにいてもいずれはイザナミに握りつぶされる。一緒に来てくれるかい?」
「わ、わかった。危険でも助かる道があるならば、それに縋ろう」

 こうしてフォルクは救助した魂人達と共に、針の大地を進むのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎!

何と非道な……!
オーダー了解デース!
お任せくだサーイ、魂人たちの救助活動に参りマース!

ふーむ。イザナミとやらは、ビッグサイズなのデスカナ?
足元に警戒であります!
そして地形破壊なら、チェインハンマーがグッドデスネ!
「六式武装展開、鉄の番!」
魂人の方が刺さってる針は巻き込まないよう気を付けつつ、針の山を粉砕して地均しをしながら進軍であります!
針から助け出した魂人の方々は、次に出てくる集団オブリビオンの迎撃に備えて、猟兵たちから離れないようお願いしマース!

安心してくだサーイ、エブリワン!
ワタシが作った道を通れば避難できるゆえ!
皆で無事に脱出しマショー!



「何と非道な……!」

 イザナミの手のひらの上へと転移したバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)は、そこで繰り広げられていた光景に戦慄した。そこでは魂人達が針に貫かれ血塗れになりながらも、『永劫回帰』で耐えて生き延びていたのだ。

「オーダー了解デース! お任せくだサーイ、魂人たちの救助活動に参りマース!」

 そして彼女は一刻も早くと、魂人の救出に向かう。少し探せば、すぐに針に刺し貫かれている魂人達が見つかった。

「地形破壊なら、これがグッドデスネ! 六式武装展開、鉄の番!」

 バルタンは『鉄拳制裁』によるチェインハンマーの一撃で、針を粉砕して魂人を助け出す。無論彼らを傷付けないように細心の注意を払ってのものだが、何とも豪快だ。

「ワタシから離れないようお願いしマース!」

 グリモア猟兵の予知によれば、この後も困難が待ち受けている。それに備えて自分から離れないようにと魂人達に指示を出したバルタンは、針の山を地均しするようにチェインハンマーを振るって道を作り出した。

「安心してくだサーイ、エブリワン! ワタシが作った道を通れば避難できるゆえ! 皆で無事に脱出しマショー!」

 バルタンは助け出した魂人を安心させるように声を掛けながら、脱出を目指して道を切り拓いていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『闇に誓いし騎士』

POW   :    生ける破城鎚
単純で重い【怪物じみた馬の脚力を載せたランスチャージ】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    屠殺旋風
自身の【兜の奥の邪悪なる瞳】が輝く間、【鈍器として振るわれる巨大な突撃槍】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ   :    闇の恩寵
全身を【漆黒の霞】で覆い、自身が敵から受けた【負傷】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。

イラスト:すねいる

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 魂人達を救出し、猟兵達は手のひらの上からの脱出を目指す。しかし、ようやく縁の近くまで辿り着いた所で、『闇に誓いし騎士』の集団と遭遇した。この状況に戸惑いを隠せない様子騎士達は、強大なイザナミの興を削がないために、半狂乱となって猟兵や魂人を皆殺しにしようと襲いかかって来た!

 猟兵達よ、闇に誓いし騎士を撃破し、この場から脱出するのだ!

======================================
・地面は針山です。
・騎士達は怪物じみた馬の脚力に任せて、傷つくことも厭わず突撃してきます。
======================================
アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎

あと少しで
イザナミさんの掌から
脱出を…!

『魂人さん達は…私達がお護りします…!』

【SPD】

味方と連携

自身の翼で飛翔
【空中機動】【浮遊】【滑空】等使い
【空中戦】も行い
立体的に立回り

UCで
ヴォーパルソードを巨大化させ
針山もろとも
場の敵達をなぎ払い
【ハートのA(アリス)】
も展開
【誘導弾】の【一斉発射】【範囲攻撃】も行い
魂人さん達の
避難場所を確保しつつ
戦闘
(味方や魂人さんを巻き込まない様に
もし味方に
魂人さん達を安全に運搬できる手段を持つ方がいたら
お願いします)

敵の攻撃は
【第六感】【見切り】【残像】【結界術】【オーラ防御】で
防御

もし
魂人さんに被害が
及びそうな時は
【結界術】で防護や
庇います


ルパート・ブラックスミス
魂人達、念の為に言っておく。俺に【永劫回帰】とやらは使うな。
自分たちの身を護ることだけを考えていろ。

魂人たちを乗せている以上愛機を走らせての騎馬戦は危険だ
青く燃える鉛の翼を展開し【空中機動】で魂人たちを巻き込まないように先行
UC【黒騎士が宣告する火刑】による【呪詛】【範囲攻撃】、敵の馬の脚を【部位破壊】
敵UCの威力を挫かれるだけでなく針山の上に放り出されるわけだ。魂人たちと同じ目にあってもらうおうか(【体勢を崩す】【地形の利用】)
敵が跳躍で此方に迫るようなら【カウンター】、黄金魔剣で【なぎ払い】叩き落とす
羽無しが【空中戦】で此方を上回れると思うなよ

退け。闇と死の掌の上に墜ちるのは貴様らだけだ。



「魂人さん達は……私達がお護りします……!」

 道を阻むかのように出現した『闇に誓いし騎士』の集団を見て、アリスが先陣を切って飛び出した。突出することになるが、彼女のユーベルコードは味方を巻き込む危険がある以上、むしろこちらの方がやりやすい。
 そしてその後方では、ルパートが愛機に乗せて保護していた魂人達に声を掛けていた。

「魂人達、念の為に言っておく。俺に『永劫回帰』とやらは使うな。自分たちの身を護ることだけを考えていろ」

 永劫回帰は強力ではあるが、それを使えば彼らは記憶を失うことになる。助けに来たというのに、無様を晒して迷惑を掛けるわけにも行かない。そもそも、負傷を受けることが無ければ問題ないはずだ。そして、魂人達に伝えるべきことを伝えたルパートも、青く燃える鉛の翼を展開してアリスを追うように飛翔していった。

「――是は……悪しきものを討つ戦い――ヴォーパルの剣嵐……!」

 先行したアリスは、巨大化させたヴォーパルソードで敵陣をなぎ払う。一度、二度、三度、『アリスキャリバー・ヴォーパルソード』の剣閃は、針山ごと敵集団をなぎ払っていく。その圧倒的な威力の前には、いくら騎士達が『屠殺旋風』で攻撃回数を増やしたところで意味が無い。

「討ち漏らしは任せろ。我が名にもはや正義なく。されど我が手は傲慢を執行する……『黒騎士が宣告する火刑』」

 アリスの強烈な剣撃から逃れた騎士達に向けて、ルパートはユーベルコードによる呪詛を放つ。狙うは彼らが騎乗する馬の足だ。怪物じみた馬に無理矢理走らせるからこそ、騎士達はこの針山でもある程度動くことが出来ていた。それが無くなれば、待ち受ける運命は先ほど救助する前の魂人達と同じだ。

「羽無しが空中戦で此方を上回れると思うなよ」
「手伝います……!」

 それでも騎士達はあがき、強引に跳躍してルパートとアリスへと襲い掛かってくる。しかし、単なる跳躍如きで、飛行を得意とする彼らを捉えられるはずも無い。ルパートは抜き放った『黄金魔剣ルパート』による薙ぎ払いで両断し、アリスも展開した『ハートのA』からの魔法弾で撃墜している。

「退け。闇と死の掌の上で磨り潰されるのは貴様らだけだ」
「イザナミさんの掌からの脱出まで……あと少しです……!」

 二人は騎士達を倒して作った道に魂人達を誘導し、この死地からの脱出を果していく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

護堂・結城
命がけの時こそ冷静に、だ
半狂乱で討ち取れるほど生温い道は歩いてきてねぇぞ

真正面から殴り飛ばしてもいいが、今は守るもんがあるから小細工上等!
紅月で地面に向けて焔鳳を飛ばし、着弾と共に爆破する範囲攻撃で地形を破壊、ランスチャージを妨害する
加速しきれなきゃ馬の脚力も持ち腐れだろうよ

動きが鈍ったらUCを発動して道を開く、この力に迷いも疑念もありはしない
俺が無敵と決めたから無敵、シンプルだろ?

邪魔する奴から死ぬほど殴るぞ
巨大な水拳を操り、叩き潰すように打ち下ろす重量攻撃
まだ立ち上がるなら濡れた敵に緑月で雷の誘導弾で追打ちだ

道が開いたら魂人たちを誘導
命も思い出も落とさんうちにさっさと逃げるぞ


バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎

HAHAHA!
文字通りオブリビオンの手のひらの上で踊る騎士に用はありマセンガ!
邪魔をするというのなら排除させてもらいマショー!
魂人の方々を背に、防衛戦であります!
騎乗突撃の威力は恐るべきもの。デスガ、当たる前に穿てば問題なし!
「六式武装展開、風の番!」

見えない風の手は針山の間もすり抜けて、騎士に届きマース!
馬の足を掴んで転倒させたり、横っ面を叩いて横転させたり、柔軟に対処いたしマース!
吸引力も送風力も力強いバルタン製の掃除機、とくとご堪能くだサーイ!

この後に動き出すイザナミとやらもおりマスカラナ。
白兵戦で体力を消耗しないよう、遠くから掃除させてもらいマショー!



 猟兵が率いる魂人の集団を見つけ、『闇に誓いし騎士』達は針に傷つくことも厭わず、騎馬突撃を仕掛けて来た。全ては恐るべきイザナミの不興を買わぬため、彼らは半狂乱となって、『生ける破城鎚』が如く突進してくる。

「命がけの時こそ冷静に、だ。半狂乱で討ち取れるほど生温い道は歩いてきてねぇぞ!」
「文字通りオブリビオンの手のひらの上で踊る騎士に用はありマセンガ! 邪魔をするというのなら排除させてもらいマショー!」

 そんなオブリビオンから救助した魂人達を護るため、結城とバルタンは魂人達を背に庇い、騎士達の前に立ち塞がった。

「守るもんがあるなら小細工上等! こいつでどうだ!」

 先ずは結城が『紅月の尾』から焔鳳を召喚すると、飛ばしたそれを地面にぶつけて爆発させる。そうして地面に大穴を開ければ、必然ランスチャージもそこで止まる。

「加速しきれなきゃ、馬の脚力も持ち腐れだろうよ」
「続けて行きマース! 六式武装展開、風の番!」

 一時的に敵の足止めが為されたところで、今度はバルタンがユーベルコードを発動させる。『告風楼』によって生み出された空気の手は、針山の間もすり抜けて、騎士の駆る馬を襲撃する。

「吸引力も送風力も力強いバルタン製の掃除機、とくとご堪能くだサーイ!」

 馬の足を引っ張られ、横合いから殴られ、騎士達は次々に落馬していく。これで突進は完全に防ぐことが出来た。

「このままぶっ倒すぜ! 『雪見九尾の大海竜奏』!」

 間髪入れずに、今度は結城が騎士達にトドメを刺すべくユーベルコードで巨大な水の拳を作り出す。そして彼はそれを操り、敵の頭上から一気に打ち下ろした。

「俺が無敵と決めたから無敵、シンプルだろ?」

 このユーベルコードは、能力をどれほど信じられるかで強さが決まる。迷いも疑念も持たぬ結城のそれは最大限に発揮され、騎士達を蹂躙した。

「この後に動き出すイザナミとやらもおりマスカラナ。白兵戦で体力を消耗しないよう、遠くから掃除させてもらいマショー!」

 ここから脱出しても、任務は終わらない。この先には巨大に過ぎるイザナミとの死闘が待ち受けているのだ。だから、この程度の相手に手間を掛けてはいられない。所詮はこの騎士など、ダークセイヴァーの下層にいる有象無象のオブリビオンに過ぎないのだ。
 そうして残敵もあっさりと殲滅した二人は、安全となったルートに魂人達を誘導する。

「命も思い出も落とさんうちにさっさと逃げるぞ」
「ワタシ達に付いて来てクダサーイ!」

 魂人の集団を引き連れ、二人はイザナミの手のひらから脱出していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フォルク・リア
魂人とは離れず守りながら戦う。

敵を見て
「あれを倒さなければ此処より先には進めない様だね。
数も多く。その戦力の高さも窺えるが。
ただ、イザナミを恐れその剣を振うだけなら。」
【範囲攻撃】で自分の周囲の敵に対して
誘いの魔眼を発動しその恐怖と殺意を利用して
敵の五感を狂わせると共に精神と肉体にダメージを与える。
「闇に浮かぶ眼から逃れる事は出来ない。容易い相手だ。
何より此処で手間取っている訳にはいかない。」

敵が闇の恩寵を発動させたら。
誘いの魔眼の効果が切れる前に
拘鎖塞牢で敵の力を封じつつ
ファントムレギオンの死霊を一体に集中した
【鎧無視攻撃】【貫通攻撃】で鎧や霞を貫く
魂を捉える攻撃を行い。確実に仕留めて行く。



 そして魂人を守りながら進んでいたフォルクの前にも、『闇に誓いし騎士』の一団が立ち塞がった。彼らは敵を探して動き回っていたのか、針に突き刺され傷を負っていた。しかし、何かに怯えるように半狂乱となった彼らは、傷も気にせずに襲い掛かってきた。

「あれを倒さなければ此処より先には進めない様だね。数も多いようだが。ただ、イザナミを恐れその剣を振うだけなら」

 脱出の邪魔をする厄介な敵ではあるが、その戦意はイザナミへの恐れからである。であるならば、戦い方を選べば問題は無い。

「常世を彷徨う数多の怨霊よ。禍々しき力を宿すものよ、その呪詛を解き放ち。混沌の眼に写る魂を混沌の底へと誘い連れ去れ」

 フォルクの発動した『誘いの魔眼』に五感を狂わされ、騎士達は混乱したまま肉体と精神を蝕まれて削られていく。

「闇に浮かぶ眼から逃れる事は出来ない。容易い相手だ。何より此処で手間取っている訳にはいかない」

 例え敵が『闇の恩寵』で自身を強化しようと、五感がまともに働いていなければ脅威とはなり得ない。フォルクはファントムレギオンの死霊を集中させて騎士を貫き、一体ずつ確実に仕留めていく。そうしてユーベルコードの効果が切れる前に、フォルクは敵集団の殲滅に成功した。

「急いだ方が良さそうだね。さあ、こっちだ」

 迅速に殲滅したものの、いつ焦れたイザナミが手を握りしめて終わらせるかわかったものでは無い。フォルクは魂人を連れて、急ぎ手のひらの上から脱出するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

七那原・望
魂人達をユーベルコードなしでも運用できる量のプレストに乗せたまま、自身は背中の翼で空中戦。
また、それぞれを結界術で護ります。

追っ手、ではなく偶然ですか。ツイてないのです。でもこの高度なら向こうの攻撃はほぼ当たらなそうですね。
とはいえ纏めて相手をするのも面倒です。

果実変性・ウィッシーズアリスを発動したらねこさん達にお願いして全力魔法の範囲攻撃で、仲間が猟兵に見え、同時にわたし達の姿が視認出来なくなる幻覚を騎士達に見せましょう。

いい感じに同士討ちしてますね。今の内にここから離れましょうか。

万が一幻覚から抜けられたら再度何かしらの幻覚を掛けつつ、多重詠唱全力魔法で遠距離から仕留めましょう。



「追っ手、ではなく偶然ですか。ツイてないのです」

 『プレスト』に魂人達を乗せて運搬していた望もまた、『闇に誓いし騎士』の集団に遭遇した。逃げる魂人を追いかけてきたわけでは無いようだが、逃げる者を通さないように端の方には多数呼び出されていたのだろう。そのためにこの遭遇は、ある意味必然とも言えるものであった。

「でもこの高度なら向こうの攻撃はほぼ当たらなそうですね。とはいえ纏めて相手をするのも面倒です」

 そう望が飛翔しながら思案していると、騎士達は周囲の針を抜いて投げつけてきた。簡単に当たるものでは無いし、結界を張っている以上当たったところで致命的になる可能性は低い。とはいえ、魂人の安全を考えるならば、ここは確実に倒しておいた方が良さそうだ。

「そうすると……『ウィッシーズアリス』! ねこさん達、あの騎士に幻覚をお願いします」

 そこでアリスはユーベルコードで呼び出した4匹の猫に、騎士達に『仲間が猟兵に見え、猟兵と魂人達が視認出来なくなる』幻覚を掛けるようにお願いした。

「いい感じに同士討ちしてますね。今の内にここから離れましょうか」

 幻覚は上手く効いたようで、騎士達は同士討ちを始めた。そこで望は今の内にと、こっそりと上空を抜け、魂人達と共にイザナミの手のひらからの脱出を果したのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『常闇の女王『イザナミ』』

POW   :    常闇の檻
【奈落之矛】より【迷宮化を齎す暗黒の帳】を降らせる事で、戦場全体が【一切の光が消え失せる常闇】と同じ環境に変化する。[一切の光が消え失せる常闇]に適応した者の行動成功率が上昇する。
SPD   :    黄泉送り
【強烈な死のイメージを与える力】を籠めた【奈落之矛】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【魂】のみを攻撃する。
WIZ   :    魂喰の死魚
召喚したレベル×1体の【黄泉魚】に【生者の魂を感知して、それを喰らう能力】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。

イラスト:某君

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠天御鏡・百々です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 間一髪、猟兵達と魂人全員が脱出したところで、イザナミの手は握りしめられた。針の大地は磨り潰されて、ここに崩壊したのだ。
 しかし、脱出した猟兵と魂人は、イザナミの身体の上に落ちてきていた。そう、未だこの闇の種族から逃れられてはいない。周囲を見渡せば、ここはどうやら『超巨大な宮殿』のような場所のようだ。その玉座に座すイザナミの上に、猟兵達はいるのである。

 そして握りしめた手の中に命の感触がなかったことに顔を顰めたイザナミは、逃げた者達を殺すべく『奈落之矛』を手にした。その手の中指には、グリモア猟兵の言っていた『髑髏の指輪』が嵌まっている。アレを破壊すれば、謎の転移現象が発生して上層のどこかに脱出出来るはずだ。
 もちろんイザナミを倒しても構わないが、これほど巨大な闇の種族相手だ。それは壮絶な難易度となることは間違い無いだろう。

 猟兵達よ! この場からの脱出を目指し、『常闇の女王:イザナミ』に抗うのだ!
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●『常闇の檻』補足
 当然ながらイザナミは暗視能力を持ち、常闇には完全適応です。
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アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎

あの方が
イザナミさん
お美しい方です…

でも
恐ろしく
強大な方…

『あと少し…魂人さんの為にも、脱出を…!』

【SPD】

味方と連携

翼で飛翔
【空中機動】【浮遊】【滑空】等
【空中戦】で
立体的に立回り

ヴォーパルソードを手に
【ハートのA(アリス)】も
展開
剣からの【斬撃波】や
【ハートのA】からの
【破魔】の【誘導弾】の
【一斉発射】で
牽制し
【第六感】【見切り】【残像】
【結界術】【オーラ防御】で
魂人さんを防護や
自身の
防御・回避行動をとりつつ
機会を伺い

敵がUCで
攻撃したら
すかさず
UCでの瞬間移動で
回避しつつ
死角から
光焔を纏った剣で
中指の指輪の
破壊を狙い

『イザナミさん…貴女の元から…支配から…脱出します!』



「あの方が……イザナミさん。お美しい方です……。……でも、……恐ろしく、強大な方……」

 手のひらの上から脱出したアリスは、遂にイザナミの姿をその目にする。超巨大な彼女からは、単純なサイズの問題だけでは無い、恐るべき力を持っていることを感じる。だが、そんなイザナミに屈することなく、アリスは彼女と戦うために飛び立った。

「あと少し……魂人さんの為にも、脱出を……!」

 アリスは果敢に、イザナミへと攻撃を仕掛ける。もし魂人達が直接攻撃されれば、ひとたまりも無くやられてしまう。それを防ぐため、敵の注意をこちらに引きつける必要がある。

「一斉発射です……!」

 アリスは展開した『ハートのA』から魔法弾をイザナミへと打ち込んだ。それはまともにダメージを与えている様子がは無いが、相手は鬱陶しいと感じたのか、アリスを標的にしたようだ。彼女に向けて、凶悪な死の力を込められた『奈落之矛』が振るわれる。

「――白の王さまはこう仰いました。「まだ一匹の燻り狂える怪物を押しとどめる方が楽じゃろうよ!」……と……!」

 その時、まるで物語の再現が如く、アリスの姿が掻き消える。彼女は『バンダースナッチ・ムーヴ』で転移して、致死の攻撃を回避したのだ。そして死角に回った彼女は、『ヴォーパルソード』を構えて突撃する。その狙いは、イザナミが右手中指に嵌めた『髑髏の指輪』だ!

「イザナミさん……貴女の元から……支配から……脱出します!」

 光焔を纏う斬撃が、指輪へと直撃する。しかし指輪は少し欠けたものの、まだ破壊には至らない。超巨大なイザナミの嵌める指輪は家どころのサイズでは無く、例えるならば小さな砦の城壁が近い。それを破壊するには、幾度も攻撃を加える必要がありそうだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

七那原・望
本当であればここでこの外道を殺したい。けれどそれは今するべきことではない。大丈夫、わかってます。

相手が暗視ならこちらは真逆。元から目隠しで何も見えてないからこその常闇への完全適応。
実際、限りなく同じユーベルコード持ってますし、それを使わずに同様の恩恵を得られたのはラッキーです。

Laminas pro vobis、展開。

わたしは、わたし達全員でなんとしてでもこの場を生き延びたい。生きて、生きて、いつかあの外道達に報いを受けさせる為に。

誓いにも似た願いを胸に攻撃力を強化した分離状態のセプテット全ての照準を髑髏の指輪に定め、スナイパーのようにクイックドロウ、一斉発射で同時に多方向から狙い撃ちます。


バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎!

オー、若津姫殿を思い出すビッグサイズ!
まともにバトルするとこちらの身が持ちマセンネー!
助けだした魂人の皆様もいる以上、無茶は禁物。
作戦方針、いのちをだいじに、であります!
羅針盤戦争で作成したサングラス(改)を装着して暗視対策はしっかりと行いマース!

では、人手を集めマース!
カモン! バルタンズ!『バルバルバルバル』
魂人たちの護衛と避難補助の労働力としてミニ・バルタンたちを召喚!
ワタシ自身は陽動としてイザナミへと接近。滑走靴で飛び回り注意を引きマース!

あわよくば奈落之矛の攻撃にカウンターで髑髏の指輪を狙いマスガ、眼下の皆様に危害が及ばぬよう防御を優先で時間を稼ぎマスネー!



「オー、若津姫殿を思い出すビッグサイズ! まともにバトルするとこちらの身が持ちマセンネー!」
「はい。今最優先にすべきは、ここからの脱出です」

 イザナミの姿を見て、バルタンは驚嘆の声を上げる。流石にデビルキングワールドのどこからでも見えるような若津姫=ゼルデギロスほどでは無いにしても、その巨大さは想像を絶するものであった。
 これほどの相手に対して、撃破を狙うのは得策では無い。望も本当であればここでこの外道を殺したいという気持ちを強く持っている。しかし、それは今するべきことではないと解っている。助けだした魂人の皆様もいる以上、無茶は禁物。作戦方針は、『いのちをだいじに』だ。

 と、そこで、世界が暗黒に包まれた。イザナミが『常闇の檻』のユーベルコードを使用したのだ。しかし、一寸の光すら無いこの常闇に対して、二人は対抗手段を有していた。

「元から目隠しで何も見えてない私には、常闇なんて関係ありません」
「対策バッチリ行ってマース!」

 バルタンは暗視効果を持つ『サングラス(改)』で、この暗闇に対処する。そして望はと言えば、そもそも視覚を常に封じている。おかげで常闇の檻による彼我の恩恵は、微差に留まっている。もっとも、イザナミはその巨大さそれ自体が脅威である。先ずは魂人が狙われないように、何らかの方策が必要か。

「カモン! バルタンズ!」
『バルバルバルバル』

 そこでバルタンは、ユーベルコードで百体を超える『ミニ・バルタン』を召喚した。彼らに魂人の護衛と避難補助を任せれば、この常闇の中でも何とかなりそうだ。

「そして、アナタの相手はワタシ達デース!」
「『Laminas pro vobis』、展開……行きます!」

 そして『滑走靴』で飛び回るバルタンと、誓いにも似た願いを胸にユーベルコードで自身を強化した望がイザナミへと攻撃を仕掛ける。そんな比べれば圧倒的に小さな反抗者へと、イザナミは『奈落之矛』を振るった。

「窮地の中にこそ、チャンスがあるのデース!」

 その高層ビルよりも大きな矛を紙一重で回避し、バルタンはカウンターで髑髏の指輪へとチェインハンマーの一撃を入れる。しかし、ユーベルコードも伴わぬ攻撃では、巨大な指輪は僅かに凹んだ程度だ。

「……わたしは、わたし達全員でなんとしてでもこの場を生き延びるんです。生きて、生きて、いつかあの外道達に報いを受けさせる為に……」

 だが、ここで望がバルタンに続いて攻撃を畳み掛ける。彼女は分離させた7つの『銃奏・セプテット』で、髑髏の指輪を狙い撃つ。強き望みで強化されたその射撃は、バルタンが穿った場所を寸分違わず撃ち抜いた。

 二人の攻撃によって、巨大な髑髏の指輪にも遂に罅が入った。しかし、破壊するにはまだ攻撃を重ねなければならないようだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

護堂・結城
誰かが怒り、泣いて、苦しむほどに強くなるなんて皮肉で嫌いだった
それでも悲しみに溢れたこの地獄で絶望を砕けるなら、喜んで俺はこの力を使う
無理無茶無謀は承知だが希望を見せる為に、無敵(おれ)は命懸けで叫ぶんだ

『もう大丈夫、助けに来た』と

星屑一条を発動、全装備を召喚して搭乗兵器に変える
暗視で視界も良好。どうせ近接だ、射程を捨てて攻撃力を上げるぞ
相手の攻撃は九尾で武器受けから受け流し、ダメージを抑えて体勢崩しを狙う
カウンターにリミッター解除した怪力で爪を叩きつけ、衝撃波による鎧無視貫通攻撃だ

助けてと誰かが涙を零し、助けたいと誰かの手から命が零れた
こいつはそんな願いを集めた結晶だ、簡単に折れると思うな


ルパート・ブラックスミス
いつぞやの戦争の召喚魔王と似たようなものだろう。
デカいぐらいで怖気づく黒騎士などいない。

UC【神・黒風鎧装】展開
敵の巨体がある方向に漆黒の旋風と【短剣】【弾幕】での【制圧射撃】

ダメージになる必要はない
風を遮る音・短剣が当たる音があれば敵UCが作り出す常闇の中でもある程度何処に何が在るか把握できる筈だ
直接の危機が迫れば自分が持つ兆しの鈴が察知し報せる(【聞き耳】【情報収集】【第六感】)

そして過去の戦争で培った対巨人【戦闘知識】を基に敵の腕を這うよう超音速【空中機動】
中指を探し当て『髑髏の指輪』を黄金魔剣で【部位破壊】

捨て台詞になるが……覚えていろ。いずれ指一本といわずその五体をバラバラにしてやる



 巨大宮殿に暗黒の帳が降りる。イザナミが『常闇の檻』で戦場を常闇に閉ざしたのだ。一寸の光も無い闇に包まれ、魂人達は恐慌に陥りそうになる。その時、周囲に結城 の魂の叫びが響き渡った。

「大丈夫だ! 俺たちが絶対に助ける!」

 針の大地より助け出してくれた猟兵の言葉に、魂人達は平静を取り戻したようだ。この巨大なイザナミ相手に無理無茶無謀は承知の上、それでも希望を与えるために、彼は絶対を約束する。

「その通り。確かに強敵なのだろうが、いつぞやの戦争の召喚魔王と似たようなものだろう。デカいぐらいで怖気づく黒騎士などいない」

 結城に同意したルパートも行動を開始する。真の姿へと変じた彼は、『神・黒風鎧装』の力で飛翔すると、イザナミに向けて漆黒の旋風と短剣を放った。無論その程度では超巨大なイザナミには碌なダメージは与えられないが、イザナミの標的を猟兵へと向けることはできるはずだ。また、それが当たる音から、この常闇の中でも周囲の状況を把握することができる。

「いくぜ! 『雪見九尾の星屑一条』!」

 そして結城もルパートが攻撃を放っている間に、戦闘準備を整えていた。彼のユーベルコードによって、召喚された全武装は九尾の狐型の搭乗兵器に変形した。近接特化にすることで攻撃力を上げたそれに乗って、結城は暗視でうっすらと見えるイザナミを睨み付ける。

「ッ! 来る……備えろ!」
「ああ、受け止めてやるぜ!」

 危険を報せる『兆しの鈴』の音を聞いてルパートが警戒を促した直後、イザナミの手にする奈落之矛が二人に向けて振るわれた。単純にその巨大さから、単なるなぎ払いでもそれは凄まじい威力を秘める。しかし、結城はそれを九尾でもって受け止めた。

「助けてと誰かが涙を零し、助けたいと誰かの手から命が零れた。こいつはそんな願いを集めた結晶だ! 簡単に折れると思うな!」

 結城は巨大な矛に怪力で爪を叩きつけ、それを弾き飛ばした。豆粒よりも小さな猟兵の抵抗が、超巨大なイザナミの体勢を崩したのだ!

「後は任せろ……これで、終わりだ!」

 弾かれた矛を握る手、その中指に嵌められた指輪を目指して、ルパートは飛翔する。過去の戦争で培った対巨人戦闘の経験を基にした彼は、敵の腕を這うよう超音速で飛び、すぐに骸骨の指輪へと辿りつく。そしてこれまでの猟兵達の攻撃で刻まれた亀裂へ向けて彼が『黄金魔剣』による渾身の一撃を叩き込めば、遂にその指輪は砕け散った!

「捨て台詞になるが……覚えていろ。いずれ指一本といわずその五体をバラバラにしてやる」

 ルパートがイザナミに向けてそう呟く中、謎の転移現象が発生する。それは猟兵達と魂人達を纏めてこの巨大宮殿から別の場所へとテレポートさせた。どうやら転移先は、はダークセイヴァー上層のどこかのようだ。
 無事に脱出出来たことに、猟兵達は安堵の息を漏らすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年06月26日


挿絵イラスト