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【戦後】敵対者殺すべし

#デビルキングワールド #サイバーザナドゥ #戦後 #7thKING決定戦 #悪魔契約書

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『ドーモ。契約者候補=サン。魔界大帝グレートデンジャラスロードです』
 たとえ些細なことでもすぐ戦争を吹っ掛け敵対者を皆殺しにするような魔王と言えど、郷に入っては郷に従う。まして他の世界への侵略の足掛かりとなる契約者になるかもしれない相手にスゴイシツレイな行いなどできようはずもなかったのであろう。
「マカイタイテイ、マカイタイテイ、ナンデ?!」
 唐突に脳内に直接思念を送られたごく平凡な最下層民=サンにとって、その干渉は混乱をもたらすだけであったが、それも長くは続かない。
「うへへへへ。よう、いるか?」
「あっ」
 混乱のただ中にあった最下層民=サンは声をかけられて初めて訪問者が居たことに気づく。その男は最下層民=サンのような弱者から暴力と脅しによって金品などを奪い取る者。下品な笑みを浮かべてはいたが、訪問理由など明らかであった。
『どうした? 何を躊躇うことがある、契約者候補=サン。あれは契約者候補=サンの敵であろう?』
 最下層民=サンの脳内に魔王は囁きかける。敵対者殺すべし、と。
『余も敵はすべて殺してきた。すべて殺せばよいのだ』
「実はちょっと懐が寂しくて、よ?」
 最下層民=サンからすれば、二重音声で聞こえる魔王と敵の声。それでも男の訪問理由がロクでもないことは明白で。
『余は承認しよう、契約者候補=サンを我が国の民と。そして力を授けん。やれ、契約者候補=サン。いや、契約者=サン、よ』
 少なくとも魔界大帝のこの言葉に嘘がなかったのは、急に全身へ滾りだした力が証明していた。
「おい、ちったあ何」
「イヤーッ!」
 訝しむ男目掛けて最下層民=サンは日頃の恨みも手伝ってアンブッシュを敢行し。
「アバーッ!」
 断末魔を残し男は無残なスクラップと化したが、もとより嫌われ者。男が姿を消したことが騒ぎとなることはなかった、少なくともすぐには。

「という訳でぇ……デビルキングワールドからの『悪魔契約書』による『一般悪魔を他世界に輸出する計画』は戦争の勝利で阻止されたんですけれどぉ、『悪魔契約書』自体は何枚か残ってたみたいなんですよぉ」
 これにオブリビオンが目を付けたのだとカレン・ソウゲツ(サイボーグのハイウェイスター・f36589)は言う。
「そうして契約者に選んだ相手へ脳内に語りかけてぇ、欲望を煽りつつユーベルコードで支援を行いだしたみたいなんですよぉ」
 そのまま契約者を致命的な暴走に走らせようという魂胆のようだが、今のところ犠牲者は弱者を甚振り搾取する嫌われ者が一人。こうしてグリモア猟兵の知るところとなった今、急いで駆けつければこれ以上の犠牲者が出る前に凶行を止めることも不可能ではないという。
「もっとも、その契約者になったひとの元に向かうにはメンテナンスを怠って崩落の恐れがある高架道路を通らないとたどり着けないんですけどぉ」
 最短ルートがそれで急ぐ必要もあるとなれば他の道は通れない。
「無事契約者になったひとの元にたどり着けたならぁ、後はオブリビオンを倒して悪魔契約書を燃やすだけですねぇ」
 ただしオブリビオンはこの時既に具現化し、契約者と合体融合した状態にあるのだとか。
「契約者になったひとは出来るだけ傷つけないでほしいところではありますけれどぉ」
 今回の契約者はサイボーグの為、首から下なら壊れても修理で何とかなりそこまでデリケートに配慮しなくても大丈夫なのだとか。
「放っておくとまず間違いなく犠牲者は増えちゃいますからぁ」
 よろしくお願いしますぅとカレンは素の口調で君たちに頭を下げたのだった。


聖山 葵
 なんだかまだ残ってたみたいッスね、悪魔契約書。

 という訳で、今回はサイバーザナドゥにお邪魔し契約者と合体したデビルキングワールドのオブリビオンを倒し、悪魔契約書を焼いて契約者の暴走を食い止めるお話となっております。

 尚、このシナリオは「7thKING決定戦」の対象依頼です。

 ではご参加お待ちしておりますね?
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第1章 冒険 『古き良き、に非ず』

POW   :    むしろ崩落させて残骸の上を進む

SPD   :    崩落する前に最速で駆け抜ける

WIZ   :    崩落しなさそうな場所を選んで進む

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

エドゥアルト・ルーデル
要はまっすぐ行って右ストレートでぶっ飛ばせばいいんでござろう!
いつもの事だヨ!

という訳で最短距離っぽい感じの通路をまっすぐ突っ切るでござるよ!徒歩で!
うひょうスリル満点、でも壁とか叩いちゃう!崩れかけとかそういった細かい事は気にすんなヨ!なーに崩落なんか気にすんなそんな簡単におきなグワーッ!崩落!
埋められる前に全身を【ドット絵】に変換でござる!この通り今の拙者はペラッペラでござるので瓦礫の隙間を潜りぬけて進めますぞ

まったくもーこれだからボロは!拙者じゃなきゃ死んで他でござるよ!まあ拙者なので死にはしないし気にせずひあうぃーごーでござる!(なにやら軽快なジャンプ音をならしつつ)


ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
「どうせ壊れそうで危ないのなら、先に壊しちゃえばいいじゃない」
ということで怪しそうなところは銃の射撃か[念動力]で先に殴る方向で行くわ。
完全に崩してから大丈夫そうなところを選んで通過。

どうしても通りにくそうなところはユーベルコード【クォンタム・ハンド】。
量子結合の見えない手を使ってぽいぽいと障害物を移動させてしまいましょう。

「これだからメンテナンスは大事よ?」


サハリエ・ステーロ
フーハッハッハッ、猟兵に覚醒したこの僕、兎魔王サハリエ様より先に一般悪魔が別世界へ行くなど失敬千番!いやオブリビオンだったっけ?まぁどっちでも良いか。

フフフ、この世界でもハイウェイとは爆走する所だろう。
UC【兎の魔王軍】使用
得意な配下に見せ場のため走らせてやるのが魔王の仕事
さぁ我が配下『ブッコミ堕亞苦炎慈獲琉』よ、君の【爆走】属性の力を存分に発揮し僕を敵陣まで運んでくれ!
着いて来れそうなものは着いてこい!残りの配下は崩れたハイウェイの修復をしながら僕の帰りを待っていろ!

※アドリブ・連携歓迎です



「フーハッハッハッ、猟兵に覚醒したこの僕、兎魔王サハリエ様より先に一般悪魔が別世界へ行くなど失敬千番! いやオブリビオンだったっけ?」
 ビルの谷間を飛んで行く車輪の無い車の向こう、サイバーザナドゥの空に哄笑したサハリエ・ステーロ(時計ウサギの魔王・f37256)は首を傾げてから、まぁどっちでも良いかと引っ掛かった些事をさらりと流した。
「要はまっすぐ行って右ストレートでぶっ飛ばせばいいんでござろう!」
 重要なのは、転送されたことで視界に入ってきた高架道路、グリモア猟兵の言葉によると崩落の恐れがあるというそこをスミヤカに突破することであるのだ。その点は前後して転送された他の猟兵にとっても変わらず、エドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)は一つ頷くやいつもの事だヨと言わんがばかりに歩き出す。その歩み、マヨイナシ。
「どうせ壊れそうで危ないのなら、先に壊しちゃえばいいじゃない」
 その一方で崩落の恐れありと言う部分に着目し、逆用すると声に出すのは、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)。
「という訳で最短距離っぽい感じの通路をまっすぐ突っ切るでござるよ! 徒歩で!」
 と一足先に高架道路へエドゥアルトが足を踏み入れれば、流石に他者が通行中の道路目掛けて発砲するだとかそういうことはなかったが。
「あれ? 拙者見られてる? いやー、人気者は辛いでござるな!」
 単に自分の番を待って待機されてるだけなのであろうが、ちらりと後方を見てから前に足を一歩踏み出す前方にはいくつか穴が開いており。
「うひょうスリル満点、でも壁とか叩いちゃう!」
 緊張を誤魔化す為とかきっとそんな理由なのであろう。崩れかけとかそういった細かい事は気にすんなヨと言わんがばかりに、見た者がここキマイラフューチャーだったっけと首を傾げんがばかりにコンコンと壁を叩いて。
「なーに崩落なんか気にすんなそんな簡単におきなグワーッ!」
「あっ」
 恐るべきワザマエでフラグを回収するエドゥアルト=サン。崩れる壁と運命を共にするかと思われた、だが。
「拙者はフリーSOZAIですぞ」
 身体をドット絵に変換することでエドゥアルトは窮地を潜り抜ける。
「まったくもーこれだからボロは! 拙者じゃなきゃ死んでたでござるよ! まあ拙者なので死にはしないし気にせずひあうぃーごーでござる!」
 文句を言いつつも埃を払うや軽快なジャンプ音を伴って先へと進み。
「ということで、怪しそうなところは先に殴る方向で行くわ」
 無事だったとはいえ崩落に巻き込まれた味方を目の当たりにすれば、ヴィオレッタが銃を高架道路へ向けるのは、まぁ、無理からぬこと。
「あの辺りは徹底的に崩した方が良さそうね」
 どう見てもかろうじてくっついたり繋がっていると言った場所は入念に。銃撃だけでなく念動力も用いて入念に破壊してゆき。
「こんな所かしら? あとは……不可視にして不可触の手よ来たれ」
 崩れた壁などの障害物に道路が寸断されてしまったところは見えない量子結合の手を放ち、障害物を掴んでどけ、道を確保して。
「フフフ、この世界でもハイウェイとは爆走する所だろう」
 加えて道が味方によって確保されていれば、サハリエの征く手を遮るモノは通行する順番くらいしかない。
「出でよ!」
 口の端をつり上げ、順番待ちをしていたサハリエが召喚するは、一人一人が信頼出来る自慢の配下達。
「さぁ我が配下『ブッコミ堕亞苦炎慈獲琉』よ、君の力を存分に発揮し僕を敵陣まで運んでくれ!」
 得意な配下に見せ場のため走らせてやるのが魔王の仕事、と内一人に声をかけて命じれば、出発前に他の配下へと振り返り。
「着いて来れそうなものは着いてこい! 残りの配下は崩れたハイウェイの修復をしながら僕の帰りを待っていろ!」
 ちゃんと修復も指示する辺りは流石デビルキングワールド育ちと言うべきか。
「帰りに通るかは別としても、利用する住民もいるかもしれないしな」
「そうね。だからメンテナンスは大事よ?」
 追いついてくるサハリエの言にヴィオレッタは同意しながら高架道路の出口付近、エドゥアルトが飛び越えた中央分離帯の残骸を退かし、その先へと進むのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

カシム・ディーン
UC常時発動

この世界は割とカオスドラゴンよりもカオスな気がするんですよね☆
「きっと気のせいだよ☆」
そういえばカレンもソウルブラザーことフェリクスに捕獲されたんでしたっけ?
「フェリクス君ってばおっぱいにつられたんだね☆」
それでこそソウルブラザーですね!

【情報収集・視力・戦闘知識】
高架道路の構造と契約者=サンの元への効率的なルートと起こりうる危険を一つ一つ確実に把握する

【念動力・空中戦】
念動障壁で崩落による被害は抑えつつ
浮遊したまま突破を目指す

というか…この世界の掛け声ってあれ?
割と僕らレモンとかの依頼でよく聞いてる気がしますね
「そ、そんな事ないよ多分?」

後は契約者さんの素性も一応確認しておく



「きっと気のせいだよ☆」
 と、カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)の傍らの界導神機『メルクリウス』ことメルシーが銀髪少女の姿で答えたのは、主人の独言が理由であった。
「この世界は割とカオスドラゴンよりもカオスな気がするんですよね☆」
 そのコメントをジッサイにサイバーザナドゥの住人が聞けば、抗議の声が上がったであろうか。だが、せっせと城なのか街なのか高架道路なのかわからないモノを作っている推定先に進んだ味方の喚び出したらしき者たちは否定も肯定もせず。
「そういえばカレンもソウルブラザーこと……に捕獲されたんでしたっけ?」
 結果としてメルシー以外に話し相手のいないカシムはこの世界出身のグリモア猟兵のこと思い出すと、この場に居ない誰かとの関係に言及する。
「というか、それ、明らかに風評被害ーっ!」
 などと叫ぶ人物の姿を想像でもしたのだろうか。
「……君ってばおっぱいにつられたんだね☆」
「それでこそソウルブラザーですね!」
 謎の結論を出すメルシーにカシムはしきりと頷いて。
「さて、ここを通り抜ければ」
「契約者=サンの元にたどり着ける筈だよご主人サマ♪」
 カシムの視界に入るのは、既に味方が踏破済みの高架道路。ただ、自身とメルシーは展開された念動バリアによって飛翔が可能であるため一切道路に足をつけずに踏破することが可能であり。高架道路の上空を飛ぶカシムたちが高架道路へ与えた影響はジッサイ、皆無。
「というか……この世界の掛け声って、あれ? 割と僕らどこかの依頼でよく聞いてる気がしますね」
「そ、そんな事ないよ多分?」
 尚も復旧作業だか改造作業だかの続く高架道路を見下ろす形で進みつつ、説明の一部として明かされた今回の討伐対象と契約者のやり取りを思い出しカシムが首を傾げると、メルシーは否定しつつも視線をそらし。
「それよりも! 契約者さんの素性、調べておいたよ♪」
「なんだか妙に食い気味に」
 まるで都合の悪いことを誤魔化すが如き唐突さではあったが、オブリビオンと契約した人物の素性確認はカシムが望んだことでもある。
「『サイカ・ソーミン』って……こう、まさにそのまんまですね」
「スクラップとかを捨ててある場所から使えるモノを拾って糊口をしのいでたみたいだね♪」
 メルシーの寄越す情報に何とも言えない表情を浮かべたまま、気づけばカシムもまた高架道路の出口上空へと差し掛かっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『魔界大帝グレートデンジャラスロード』

POW   :    君臨せし魔界大帝
【自身が支配する国の住民】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[自身が支配する国の住民]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
SPD   :    虐殺斧槍『ジェノサイドキラー』
装備中のアイテム「【ジェノサイドキラー】」の効果・威力・射程を3倍に増幅する。
WIZ   :    我こそは最凶のデビルキングなり!
敵より【デビルキング法に従った行動をしている】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠夢幻・天魔です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
融合しているけどそれほど配慮しなくていいのは助かるわね。

いつも通り接近しないように離れて[目立たない]ようにしつつ[迷彩]で隠れておく。
他の味方の動きに注意しつつ、弓を抱えて10秒以上集中。
ユーベルコード【千里眼撃ち】で首から下を[スナイパー]+[誘導弾]で狙い撃ち。
そしてこちらの場所を気づかれないように狙撃位置を移動し、また射撃。
これを繰り返すわね。

「頭は外しておいたわよ…悪いけれど修理費用は自分で負担して頂戴ね」


エドゥアルト・ルーデル
ドーモ、最下層民=サン、魔界大帝=サン、デビルスレイヤーでござる
ハイクを詠め、カイシャクしてやりますぞ

どんな相手であろうがアイサツを欠かすことはスゴイシツレイでござるからな!
そしてサイバーザナドゥである限り大帝に勝ち目はないのだ!ここにお前の国はないでござるよね?国民なんていないでござるよね!つまり普通に殴り殺せば良いのだ死ねぇ!!

Wasshoi!【流体金属】君と肉体をニューロンレベルで結合した今の拙者なら人体を超越したスゴイハヤイ=カラテを繰り出すことができるでござる!
飛び蹴り!からのひたすら連続パンチ!顔は狙わないでおいてやる!
イヤーッ!
イヤーッ!
イヤーッ!

オブリビオン殺すべし、慈悲はない


新田・にこたま
こちとら地元民です!遅ればせながらなんとか到着!

契約者さんには同情すべき点もなくはありませんが、虐げられていた弱者が力に呑まれた時、大抵はこれまでの不幸を免罪符にしながら躊躇いなく悪を行使するようになるものです。
傲慢な考え方かもしれませんが…ここで徹底的に心を折ってしまいましょう。

UCを使い世界法則を暴力を基準にしたものに変換。元から世界はそういうものかもしれませんが。
相手の攻撃を見切り、躱しながら盾で殴りつけたりドスソードで切断したり警棒で殴りつけたり銃を打ち込んだり…一切の情け容赦なく無言で攻撃し続けます。心を鬼にしますよ。

契約者さんが元に戻ったら安心させるように笑いかけてあげましょう。


サハリエ・ステーロ
最凶のデビルキングか。フフフ、勘違いしないで欲しいな、今代のデビルキング:7thKINGは我々猟兵だぞ。それだけで僕達の方がデビルキング法的に正しいに決まっているだろう!
UC【スターライト・エアリアル】使用

敵UCの強化が入らないと予想してティンクルスターを使用しながら敵攻撃を回避・防御しながら蹴りなどの攻撃を仕掛けよう

いや相手、普通に強いな。であれば一気に決めよう。

(技能【全力魔法】【属性攻撃】)
我が配下の力をこの杖に、さぁ【爆走】せよ僕の『メテオ』!
この地を穴ボコだらけにしてやろう!
(配下達により住人の避難誘導済み/後で修復予定)

※アドリブ・連携歓迎です。


カシム・ディーン
なんかガチデビルよりボスっぽい奴が出てきましたよ!
「でも戦争で一応戦ったよね。あの時は先生やってたね☆」

【情報収集・視力・戦闘知識】
彼の戦い方の癖や攻撃パターンの把握
「敵を知り己を知れば百選危うからずだね☆」
おめーそんなことわざ知ってたのか

【属性攻撃・、迷彩】
光水属性を己達に付与
光学迷彩で存在を隠し

その武器がどれだけすげーか知らねーが
当たってやる義理がねー!

UC発動
【空中戦・念動力・弾幕・スナイパー】
超高速で飛び回り念動光弾を乱射して蹂躙しその動きを止める
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
そして連携で襲い掛かり鎌剣と鎌剣に変じた賢銀水槍で切り刻み金目になりそうなものは根こそぎ強奪する鬼畜っぷり



「ほう……何奴か我が新たな国土に足を踏み入れたようだな」
 魔王としてのケハイサッチ・ジツかナニカによってか、それとも壊した音か崩落した音が聞こえていたのか。
「ドーモ。侵入者=サン。魔界大帝グレートデンジャラスロードです」
 融合した魔王の格がそうさせるのか、鷹揚に猟兵たちへと振り返った最下層民=サンでありながらも魔界大帝グレートデンジャラスロードでもある人物は合掌して一礼しつつ名乗る。それ即ちアイサツであった。
「ドーモ、最下層民=サン、魔界大帝=サン、デビルスレイヤーでござる」
 どんな相手であろうがアイサツを欠かすことはスゴイシツレイでござるからな、とこの作法を知るエドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)はすぐさまアイサツを返した。
「なんかガチデビルよりボスっぽい奴が出てきましたよ!」
「でも戦争で一応戦ったよね。あの時は先生やってたね☆」
 そんな両者がアイサツを交わす様を少し離れた場所から眺めてヒソヒソ会話するのは、カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217) と界導神機『メルクリウス』ことメルシー。
「けれど、微妙に色々違いますよね」
「んー、言われてみれば☆」
 ヒソヒソ会話を続ける中イワカンが口を突いて出れば、メルシーがご主人様の独言に同意する。そのイワカンの正体は、魔界大帝グレートデンジャラスロードが最下層民=サンと一体化しているが故のもの。スナワチ、融合体のあちこちに覗く最下層民=サンの要素であった。
「融合しているけどそれほど配慮しなくていいのは助かるわね」
 味方から離れて迷彩に隠れつつ、間違い探しめいたボディを眺めてヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)は呟く。二つに分けろと言われたならスゴイワザマエのイタマエでもスプーンと一緒に包丁まで投げてきそうなほどに混ざり合いが完了しているのだからヴィオレッタの言もある意味当然だ。
「ハイクを詠め、カイシャクしてやりますぞ」
「断る! むしろうぬがオタッシャするがいい、デビルスレイヤー=サン!」
 味方と敵、言葉と視線がチョウシワルイ・ネオンサインの如く火花を散らし、一瞬即発の空気を醸し出す状況下でもヴィオレッタは観察をやめない。ただ、いつの間にか片方の手には弓を握り、矢をつがえて狙撃の姿勢を作り終えても居た。
「拙者の体を貴様に貸すぞ! うム実ニよク馴染む……拙者達は……ワカり会えタ……判り合ウ事ガできタ……可愛い女の子いいよね!」
「なんと?! おお、フクザツカイキ!」
 ヴィオレッタの手にした弓の弦めいた張り詰めた空気が壮絶なるイクサの幕開けを告げかけた時、デビルスレイヤー=サンじゃなかったエドゥアルト=サンの身体が流体金属とユウジョウ、ではなく融合、人間やめてる感溢るるメタル黒髭に変形すれば、自分も融合してることをタナアゲしてオブリビオンが驚きの声を発す。
「グワーッ!」
 驚愕による動きの遅滞、それスナワチ隙であった。狙撃の用意が整ったヴィオレッタがこの機を逃さず、無言のままに弓弦を鳴らせば、放たれた矢はミゴトに敵の身体へ突き刺さった。だが、これで終わりでもない。
「そしてサイバーザナドゥである限り大帝に勝ち目はないのだ!」
 思わず矢の刺さる場所を押さえる魔界大帝グレートデンジャラスロードへメタル黒髭=サンは言い放つ。
「どう、いう」
「ここにお前の国はないでござるよね? 国民なんていないでござるよね! つまり普通に殴り殺せば良いのだ死ねぇ!!」
 疑問には理由と答えを。討つべき相手には攻撃を。
「こちとら地元民です! 遅ればせながらなんとか到着!」
 たどり着いた新田・にこたま(普通の武装警官・f36679)が目にしたのは、メタル黒髭=サンと化したエドゥアルトが仕掛けた瞬間であった。
「笑止、国民ならばここに! 契約者=サンがいるではないか!」
 しかも自身と融合していることで国民の強化は自身の強化と同意味と主張するも、エドゥアルトはすでに会話を断ち切っている。
「Wasshoi!」
 【流体金属】君と肉体をニューロンレベルで結合したエドゥアルトは人体を超越したスゴイハヤイ=カラテを繰り出すことができる、これ以上の会話はスネーク・レッグだとばかりに跳躍して空中で蹴りの姿勢を作っていた。
「イヤーッ!」
「グワーッ!」
 飛び蹴りが突き刺さった魔界大帝がよろめこうと動きは止まらない。
「イヤーッ!」
「グワーッ!」
 着地するやのパンチがオブリビオンの腹部へ。
「イヤーッ!」
「グワーッ!」
 一撃で止まらぬ連続パンチが魔界大帝をタタキにせんがばかりに打ちのめし。
「ぐ、う、まだだ……我は、我こそは最凶のデビルキングなり!」
「最凶のデビルキングか。フフフ、勘違いしないで欲しいな」
 三歩程後退するも、闘志は衰えさせずにオブリビオンが吠えれば、これをサハリエ・ステーロ(時計ウサギの魔王・f37256)が反芻し笑いを漏らす。
「何がおかしい! それに、勘違いだと?!」
「今代のデビルキング:7thKINGは我々猟兵だぞ。それだけで僕達の方がデビルキング法的に正しいに決まっているだろう!」
 サハリエからすれば、当然の理論。
「うぐっ」
 白羽の矢を突き立てられた候補ですらなかった魔界大帝にとっては充分に痛い指摘であったのか。
「ナラバ、うぬらを倒せばいいだけのこと! もとより敵対者はすべて殺す! 故にうぬらもただ殺すのみ!」
 自らの怯懦を吹き飛ばす様に声をあげ魔界大帝は薄汚れた地面を蹴って大きく跳躍する。
「イヤーッ!」
 ジャンプの勢いすら乗せ振りかぶった虐殺斧槍でサハリエを両断しようというのであろう、だがしかし。
「ふぅ、危ないところだったな」
 召喚したティンクルスターを足場にサハリエが横に飛んだことで、虐殺斧槍はただティンクルスターへめり込んだだけに終わる。このティンクルスター、スゴイヤワラカイのだ。
「お返しだよ!」
「グワーッ!」
 そして得物を振り下ろした無防備なわき腹をサハリエに蹴られ。
「なるほど、あれは少々厄介かもしれませんね」
 味方と敵の攻防を観察しポツリ漏らしたのは、魔界大帝の戦い方の癖や攻撃パターンの把握に努めていたカシムだった。
「ですが、まあ概ねのことは把握できました」
「敵を知り己を知れば百選危うからずだね☆」
 動き出そうとするカシムの傍らで、メルシーはしたり顔で頷き。
「おめーそんなことわざ知ってたのか」
 僅かな驚きを声に乗せつつメルシーの方を顧みたカシムはすぐに前を向く。
「いくぞメルシー!魔力と思考をリンクさせろ!」
「ラジャったよご主人サマ♪メルシーとご主人サマのスペシャルアタック見せちゃうぞ☆」
 二人からすれば幸いにも敵の注意はまだサハリエへと向いていた。光学迷彩で存在を隠したカシムたちが動き出したとしても把握はまず確実に遅れるであろう、加えて。
(契約者さんには同情すべき点もなくはありませんが……)
 虐げられていた弱者が力に呑まれた時、大抵はこれまでの不幸を免罪符にしながら躊躇いなく悪を行使するようになるものだとにこたまは知っていた。
(傲慢な考え方かもしれませんが……ここで徹底的に心を折ってしまいましょう)
 声には出さぬ決断をどうとるかは人それぞれかもしれない、だが、それは間違いなく道を外れかけた最下層民=サンを思ってのもので。
「この現し世に正義を示すために」
 にこたまの声を合図とするように戦場が暴力だけがものを言う世界へと変わってゆく。その無慈悲な世界下ではタゼイニブゼイ手数に劣る魔界大帝は圧倒的に不利。
「こ、こけおどしだ! 行くぞ、契約者=サン!」
 自身を奮い立たせるべく融合相手の名を呼んで魔界大帝はにこたまへ襲い掛かる。
「がっ」
 だが手にした虐殺斧槍がにこたまへ届く前に魔界大帝の身体には矢が生えていた。先の狙撃から場所を変えたヴィオレッタによるものである。
「ありがとうございます、はあっ」
「グワーッ!」
 敵の隙を得た礼をくちにしたにこたまが手にした盾で魔界大帝を殴りつけて体勢を崩し、すかさずドスソードで斬りつけ。
「まだですよ、心を鬼に――」
「アバーッ!」
 更に警棒を振り下ろして、殴打からの銃を取り出し至近距離で発砲すれば、たまらず魔界大帝も悲鳴を上げた。
「ばか、な……こんな、ことが」
 深手を負い、よたよたと後退する魔界大帝であったが、猟兵たちとのイクサは終わらない。
「今だよ、ご主人サマ♪」
 にこたまが魔界大帝から離れたのを見計らって、超高速で飛び回るカシムたちが念動光弾を雨あられと降らせたのだ。
「グワーッ!」
 情け容赦逃げ場ない光弾の蹂躙に魔界大帝は呑まれ。
「うおおおおっ、異なる世界まで来たのだ、我は、我は」
 ボロボロになりながらも光弾の雨を突き破った魔界大帝が虐殺斧槍を振りかぶる。
「イヤーッ!」
「その武器がどれだけすげーか知らねーが、当たってやる義理がねー!」
 魔界大帝が万全の状態で、カシムが超高速の飛行能力を得ていなければ結果は変わったかもしれない。だが虐殺斧槍はカシムの影さえ捉え損ね。
「いや相手、普通に強いな。であれば一気に決めよう」
 人数差、そして負傷度合いを鑑みれば油断などできない相手と見たサハリエが杖を掲げる。
「我が配下の力をこの杖に、さぁ【爆走】せよ僕の『メテオ』! この地を穴ボコだらけにしてやろう!」
「おっと」
「グワーッ!」
 カシムが離脱した直後に魔界大帝へとサハリエによる全力の魔法が炸裂した。鎧の破片が辺りに散らばり。
「ぐ、あ……我は、我こそは最凶の」
「まずはそのマントの留め具と額飾りをいただきますよ」
「グワーッ!」
 虐殺斧槍を杖代わりに何とか立ち上がろうとする魔界大帝をカシムとメルシーは鎌剣と鎌剣に変じた賢銀水槍で連携して切り刻み。
「ざっとこんなもんですね」
 宣言通り奪い取った貴金属の装飾品を一瞥する。
「我は、我はまだ負けてなど」
 いないと吼えようとしたのであろうが、もはや時間の問題。
「年貢の納め時ですよ」
「オブリビオン殺すべし、慈悲はない」
「何ッ?!」
 気づけばにこたまとエドゥアルトに魔界大帝は挟まれており。動揺を隠せぬオブリビオンの膝にヴィオレッタの放った矢が突き刺さる。それが総攻撃の合図であった。
「アバーッ! サヨナラ―ッ!」
 フクロダタキされた魔界大帝グレートデンジャラスロードはハイクすら詠めず倒され。
「う、ううっ……」
「あ、気がつかれましたか」
 呻きつつ目を覚ます最下層民=サンへ安心するようにこたまが微笑みかけたのは数分後のこと。
「頭は外しておいたわよ……悪いけれど修理費用は自分で負担して頂戴ね。さて」
 最下層民=サンへ告げるとヴィオレッタは悪魔契約書に火をつけ。こうしてオブリビオンにそそのかされた契約者の起こした事件は幕を閉じるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年06月01日


挿絵イラスト