旅を続けた一隻の宇宙船がゆっくりとベイエリアへと接岸する。
ここは広大な宇宙の中のオアシスのひとつ、巨大宇宙船『アサギリ』。
物資を調達する補給港であり、宇宙での足を修理する整備港であり、それらを行っている間に静養する場所でもある。
たった今到着した船も、長い船旅の途中の短い休暇を楽しむ予定であったが、それは叶うことはなかった。
そう、現在『アサギリ』は銀河帝国により制圧されており、
それを知らずに接岸した船の乗組員たちは、ことごとく捕縛されているのであった。
●ブリーフィング
「皆様、お疲れ様。カザハナよ。」
と、レイナ・カザハナ(f03778)は挨拶もほどほどに、空間に3D映像を表示しながら依頼の話を始める。
「スペースシップワールドで宇宙船が銀河帝国に占拠されちゃったみたい。やることは単純明快に、この船を銀河帝国から解放してほしいのよ。」
手をぱんっと叩くと空中にワイヤーフレームで作られた船の映像が二つ浮かぶ。
「銀河帝国なんだけど、当初は接岸する船を拿捕するのが目的だったのか接近する船に攻撃はしてなかったみたい。
でも、現在は何かしらの目的を達成したためなのか接近する船へ攻撃を開始している状態みたいよ。周辺に小型宇宙船も出しているみたい。」
そのため、一般の船に偽装して近付くのは無理だろうとレイナは説明を続け、代替案を提示した。
「出発地点として、目的地に比較的近い宇宙船を借りることになったのよ。でね…」
ここからが本題とばかりに小型の宇宙船の映像を表示する。
「猟兵の皆さんには、この最大二人まで搭乗可能な小型宇宙船で目的地に向かってもらいます。もちろん一人でも操縦できるので安心してね。
皆さんほどの技量の持ち主でしたら、きっと手足のように宇宙船を扱うことができるはずですよ。言い過ぎかもしれませんけど…。」
レイナが言うには猟兵であれば簡単なレクチャーで苦労なく操縦が可能だそうだ。
基本はこの小型宇宙船で目的地へ乗り込むようだが、宇宙バイクや鎧装騎兵、
そしてウォーマシン(推進方法を持っていれば)ならば、ある程度近付いた後、自力で目的地に向かうことも可能だと思われるとのことだった。
「ちなみに、目標の宇宙船は現在小惑星帯を航行中みたい。時間的にここを抜けることはないと思うのよ。」
と現地に向かう方法に関しての話を締めた。
「そして、目的地に無事に着くことができたなら、銀河帝国の兵士たちをガツンと倒しちゃってね。」
つまり現地の様子や敵兵力はよくわかっていないということらしいが、それだけでは情報が足りないかなとレイナは言葉を続ける。
「おそらくなのだけど、銀河帝国の主力であるクローン騎兵たちがいるはずよ。
それにそれらを統括して作戦を遂行する帝国騎士が指揮を執って可能性もあると思うのよ。
もしいない場合でもクローン騎兵だけとは思えないので注意してね。」
全ての3D映像が空間から消えるのにあわせてグリモアが強く発光しはじめる。
「さて、そろそろ出発の時間みたいね、それでは行きましょう。Good luck。」
ファイヤーホイール
運営様に怒られなければ、鎧装騎兵(宇宙服)やウォーマシンでもいけるはず!
たぶん。
きっと。
怒られたらごめんね!
よろしくお願いいたします。
第1章 冒険
『小型宇宙船で突入せよ』
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POW : 正面から力づくで突破する
SPD : 素早い移動や的確な回避で危機を切り抜ける
WIZ : 敵の警戒範囲を読んで隙をつく、電子機器をハッキングする
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
アイシア・オブリオン
さーて、急いては事を仕損じるってね。
まずはガジェットツール展開、警戒範囲に関して情報収集。
ハッキングで不自然にならない範囲に隙を広げていくよ。
侵入ルートが完成したら、他の仲間にも情報共有。
あとはスピード勝負。サクッと突入だよ!
念のため、迷彩と定期的なハッキングも続行。
突入完了したら、後に続く仲間の支援を開始するよ。
最初が肝心、頑張ろうねロジャー!
小惑星帯を3機の小型宇宙船が編隊を組んで航行している。
操縦しているのは銀河帝国のクローン騎兵達で、不審な船舶を警戒しての哨戒作戦中のようだ。
特に異常もなく作戦を進行している最中、最後方を飛行しているクローン騎兵が計器に一瞬だけ小さな揺らめきが発生したのに気が付いた。
「三番機、何か発見したか?」「2時の方角に熱源らしきものが映ったような気がするのですが見間違えかもしれません。」
などのやり取りののちに、3機は哨戒ルートを離れて異常があったと思われる方角に向かっていくのだが、その計器の異常の原因は去っていったすぐその場にいたのであった。
その原因は、彼らが目視できる範囲外まで見えなくなるのを見届けると、小惑星にその姿を現した。
「うまくいったみたいだね。最初が肝心だから焦らずに行こうね。」
彼女はアイシア・オブリオン(メタライズ・f05786)とその相棒の自作ガジェット「ジョリ・ロジャー」である。
他の猟兵たちよりも先行した彼女は、迷彩で姿を偽装するとその場にとどまり、哨戒している銀河帝国の哨戒機にハッキングを試みていた。
その結果、見事に哨戒ルートや目標の航行位置だけではなく、欺瞞情報を掴ませることにも成功したのであった。
「さってと、目的地に急がないとだね」
仲間へ向けて情報を送信するのに合わせて再び迷彩を起動させると、目的地に向けて移動を開始するのであった。
成功
🔵🔵🔴
ダーシャ・アヴェンダ
行動方針【SPD】素早い移動や的確な回避で危機を切り抜ける
私のSPDなら素早く進めるはず。小型宇宙船に乗って小惑星帯の中を【第六感】と【見切り】を駆使して目的地まで潜り抜けるように目指すわ。
もし宇宙空間が暗いならサイバーアイからの【暗視】と【視力】を強化して小惑星帯の隕石にぶつからないようにちゃんと目視するわね。
「此方を相手に見つけられないうちに目的地までたどり着ければいいのだけど…」
小惑星帯の中でも、特に暗くて危険なエリアを高速で航行する小型宇宙船が一機。
「確かにここは敵の哨戒が少ないみたい……」
自分の第六感だけではなく、仲間からもたらされた情報からもこのルートならば銀河帝国の警戒網に引っかかる可能性が低いだろうということがわかる。
しかし、ならば安全なのかというと全くそういうわけではない。
おおきめの小惑星の影となっており、他の場所に比べて暗いという事だけでも目視がしづらく危険なのだが、さらにそのうえで小さな岩石が無数にひしめきあっているのである。
そんな地帯を高速で航行するのがどれだけ危険なのかは誰でもわかることで、普通ならそんな無謀なことは行わないのだが、それを可能にしているのはサイバーアイを駆使する彼女の技量の高さにある。
「此方を相手に見つけられないうちに目的地までたどり着ければいいのだけど…」
油断せず最後まで気を抜かないで進攻する彼女だったが、大きなアクシデントもなく遂に危険なエリアを抜け切る。
暗闇を抜けた先には目的地である宇宙船を目視距離にとらえることができた。
周囲には銀河帝国の小型宇宙船は見当たらないが、いくつかの方角で猟兵たちが戦っているであろう戦闘時に発生する光のようなものが見受けられる。
ここまで無傷で来られた彼女は、援護するためにその一つに向けて再加速を始めるのであった。
成功
🔵🔵🔴
トルメンタ・アンゲルス
補給拠点を抑えられたのは面倒ですねぇ。
向こうは士気が高まり、こっちは疲弊する一方。
何より、休暇が楽しめないじゃないですか!
それは宜しくない、速く解放しますよ!
【SPD】
さぁ、行くぞ! 我が相棒、NoChaser!
外装を纏い、宇宙バイクに跨って出撃するぞ!
俺の速さと操縦技術で、敵陣を掻い潜って見せますよぉ!
他のメンツの突入が大変そうなら、囮になって時間稼ぎもこなして見せましょう!
アルフレッド・モトロ
俺はSPDかなー!
小型宇宙船で接近した後、【野生の勘】で現場の状況を大まかに把握したい!
把握できたら…俺の愛機、改造宇宙バイクのヘルカイトに【騎乗】。小惑星と敵の宇宙船の間を縫って、単独で忍び込んで陽動。隙を作って他のメンバーが突入しやすくできねえかな?
陽動中、敵には【先制攻撃】【鎧砕き】である程度防御を引っぺがしてからヘルカイトの【吹き飛ばし】で遠くにフッ飛ばす!銀河帝国のムカつく陣形をブチ乱してやるぜ!
久条・逢魔
正面から力づく!……のもいいけど、相手の動きを読んでできるだけ被害を減らして動きたいかな?
ここはまだ突撃だし、食らいすぎると後半息切れ大変だからね
宇宙船なんて乗ったの初めてだけど、意外とどうにかなりそうかな?
なら、「影の追跡者」を召喚して偵察!
……よし、あの辺は警戒も薄いし、影の追跡者で攻撃撹乱!
その隙をついて一気に突破だ!
巨大宇宙船近くの小惑星の岩陰に3機の小型宇宙船が着陸していた。
「ふぅ、なんとか見つからずにここまで来られましたね。」
と、宇宙船の初操縦で緊張をしていた久条・逢魔(人間の戦場傭兵・f04515)は安堵の言葉を述べる。
反して、操縦することに慣れているトルメンタ・アンゲルス(流星ライダー・f02253)とアルフレッド・モトロ(よく喋る生モノ・f03702)は、悪い操縦じゃなかったと声をかける。
そんな軽く雑談を挟みながら緊張をほぐした後、逢魔は哨戒中の小型宇宙船を【影の追跡者】で追跡させていた報告を始めた。
「なぜか発着ゲート付近の警備が手薄みたい、小型宇宙船が飛んでる数が少ないのはなんでなのかな? あとはデブリ破壊の砲台が宇宙船ついているのが危険だね。それでね……えっ!?」
報告に合わせて、【影の追跡者】で攻撃のかく乱をと、提案しようとしたところでほかのふたりを見て驚いた。
そう、ふたりはいつの間にか小型宇宙船から降り、宇宙バイクを準備していた。
「へぇ、スケボータイプですか、あなたのも中々イカしてる相棒ですねぇ! 負けてられないぞ、我が相棒、NoChaser!」
とトルメンタが言えば。
「俺の愛機はヘルカイト、俺達も負けるつもりはないじゃん!」
と、返し改めて3人は作戦のすり合わせを行い、銀河帝国の小型宇宙船が3機近付いた時、作戦が決行された。
岩陰から勢いよく飛び出したNoChaserを駆るトルマンタと、ヘルカイトを駆るアルフレッドは、岩石をジャンプ台にして一気に浮上すると、2機の小型宇宙船のコクピットを同時に踏み割った。
コクピットを壊された2機はそのまま爆散し、ふたりはそれを追い風のように加速して宇宙船へと向かっていく。
「緊急事態発生、第7ゲート付近で敵影確認!防衛体制に移行!」
と残りの一機は慌てて連絡を入れつつ追撃を開始するのだった。
空間をバイクが駆け抜ける。
「そんな速度じゃ、俺にあてることなんてできないぞ!」
と、トルマンタは追撃する複数の小型宇宙船からのビーム攻撃を難なく交わしながら翻弄していく。
攻撃をかわすだけではなく、急加速や急転回などを駆使して付いてこれなかった小型宇宙船同士を激突させたりするなど、テクニカルに数を減らしていく。
戦場をトビエイが駆け抜ける。
「そんなんじゃ、俺を捉えることはできないぜ」
一気に巨大宇宙船の外壁に降り立ったアルフレッドは、愛機をスケートボードのように操りながら高速で走り抜ける。
外壁に備え付けられた砲台の攻撃を避けながら、砲台に肉薄すると鉄塊剣で砲身を両断し、次々に機能を停止させていく。
そして隙を付くように逢魔は一気にゲートへと向かう。
ほとんどの防衛機能はトルマンタとアルフレッドへと意識が向いているが、それでもすべてではない。
逢魔の駆る小型宇宙船の接近に気が付いた砲台が、狙いを定めて砲撃をしようとした瞬間、爆発して散った。
「僕も負けてられません!」
先行して送り出した【影の追跡者】をうまく扱い戦場を制圧していく。
予想よりも銀河帝国の兵力が少なかったのもあり、ゲート制圧が完了するのは時間の問題のようであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
ウルエ・ビーオーテン
オデ、【ビルドロボット】で小型宇宙船と合体!
これより、真正面から、突入する!
きっと目的地の周り、敵の見張りがある。
オデが目立てば、仲間、突入しやすくなる!敵の隙をつくる、オデの1番の目的だ。
正面からの攻撃で【挑発】する。オデの【存在感】をアピールする。他から目的地へ向かう仲間から、敵の注意逸らす!
本当はターゲットにされてしまう、少しオデも怖い。でも、いざというとき、ロボット化を解除すれば、周囲の小惑星や船内に紛れることもできる。そう考えた!
やられるばかりでは、いない。【範囲攻撃・カウンター】もつかう!敵へ反撃しながらオデも目的地へ向かう!オデ、もっと皆の力になりたい!
「あんた、コクピットへの入り口はあっちだぞ?」
中々コクピットに乗らないウエルを不思議に思った整備のおじさんが声をかける。
「オデ、大丈夫。コレ、良いフネ、トテモ良いフネ。借りていく。」
と返事をするとともに、【ビルドロボット】で小型宇宙船と合体し戦場へと向かうのであった。
しばらく後、敵に遭遇することなく目的地近くまで到着した彼はやることを考えていた。
「アノひとの話、正しかった、オデ、ムキズ」
しかし、目的地の近くは目視できるだけでもそれなりの数の銀河帝国の船が防衛をしているようで、ここからは戦闘を避けることはできなさそうだった。
それを見て考えて出した結論は、全力で囮をやることだった。
「オデ、怖い。でも、決めた。オデ、頑張る。」
決めてからの行動は早かった、隠れることなく正面から銀河帝国の小型宇宙船へ攻撃を開始。
【ビルドロボット】であることを活かし、空間を飛び回りながら射撃攻撃をするだけにとどまらず、普通の宇宙船にはない腕で小型宇宙船を掴むとそれを武器のように振り回したり、浮遊している瓦礫を投げ飛ばしたりと、大立ち回りを行い、見事に大半の小型宇宙船を自分に引き付けることに成功した。
しかし、さすがに多勢に無勢、攻撃の激しさに船体が持たず、火を噴き始め、それを見た銀河帝国は、これでトドメとばかりに一斉攻撃を行い、ついにウエルの宇宙船は爆散してしまった。
敵を倒したことによる優越感に浸る面々だったが、それは緊急入電によりすぐに終わりを告げる。
「防衛ライン突破されました! 敵がゲートより内部へ侵入。至急内部の防衛に戻られたし!」
編隊も組まずに慌てて宇宙船へと戻っていく小型宇宙船群を、小惑星の影から確認する者がひとり。
爆発の寸前に【ビルドロボット】を解き、爆発に乗じて小惑星に隠れたウエルだった。
「オデ、頑張った。みんな、頑張った。フネ、ゴメン、アリガトウ。」
自分の代わりに犠牲になった船にお礼を述べながら残りの作戦に備えるのであった。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『クローン騎兵』
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POW : ジェノサイダー
【自身の寿命】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【ジェノサイドモード】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD : インペリアル・インテリジェンス
【銀河帝国式戦術ドローン】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ : ブラスターレイン
【熱線銃(ブラスター)】を向けた対象に、【連続射撃】でダメージを与える。命中率が高い。
イラスト:蒼夜冬騎
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
発着ゲートを無事に制圧することができた猟兵たちであったが、もちろん目的は発着ゲートの制圧ではない。
現在発着ゲートには、民間人の姿はないようだ。
このゲートから、他のエリアに移動するには通路を通るしか方法はなく、隣の発着ゲートへ通じる通路のほか、内部へ続くメイン通路、そして整備エリアへと続く通路がある。
これ以上、奥に行かせたくないためなのか、すぐさま整備エリアからクローン騎兵達が駆け付けはじめる。
いま、巨大宇宙船を解放するための2戦目が始まる。
イクス・ノーハート
わぁ、機械がいっぱいですねぇ。こいつは取り込みがいがありそうだ!
取り敢えず、敵総数が分からないんで焦って掃討に掛かるのはナンセンスですねぇ。
全体を刺激しつつ狙い目に食らい付いていきましょーかぁ。
武器改造でスクラップを大きな槌に変換して、地面をスタンプ、衝撃波を起こして攻撃しましょうか。
近くの御仁は直接叩きに行きましょうか、気絶判定貰えれば儲けもんですねぇ!
補助としては、血刃で敵の足元を薙いだり、体力確保に拷問具で生命力吸収等して、「倒れない」立ち回りを心掛けましょう。
アイシア・オブリオン
さーて、こっそり動くのは終わり。ここからが本番だね!
嫌だって言っても通してもらうよ!
まずはコール・ロジャーレギオン!
量産型ロジャーで数の不利を一時的でも覆すよ!
それ行け、突撃ー!
上手く場を混乱させられたら仲間も動きやすくなるだろうけど、ここでもう一手。
私もロジャーに乗って突撃するよ!
ダッシュで突っ込んで、ロジャーの怪力で先制攻撃!
属性攻撃、2回攻撃、なぎ払い、マヒ攻撃、気絶攻撃、鎧砕き、鎧無視攻撃、範囲攻撃、踏みつけと技能を活用して大暴れするよ!
「手を緩めるな。撃ち続けながら防衛線を形成。どんどん周りこめ、後続も遅れるなよっ!」
クローン騎兵たちは、狙いを定めるのもほどほどに構えたブラスターをほぼ出鱈目に撃ちながら防衛線を形成していく。
狙いが定まっていないとはいえ、整備エリアに続く通路からドンドン湧いてくるクローン騎兵たちによる際限ないブラスター攻撃は、猟兵達の足を止めるには効果的だった。
「これは切りがないですねぇ。でも機械がいっぱいで取り込みがいはとてもありそうだ!」
イクス・ノーハート(無望の大禍・f06772)は、二つに割れて壊れた小型宇宙船の陰に身を潜めながら、クローン騎兵たちのブラスター攻撃によって壊されて落ちていく部品をチラ見しつつ機会をうかがっていた。
そんななか、突然クローン騎兵たちがざわつき始めたかと思うと一斉にイクスとは反対の方向へ向けて射撃を開始した。
射線の先には、少なくとも50機以上いるだろうと思われる小型ロボットがクローン騎兵たちに向かって突撃していく姿があった。
「量産型ロジャー部隊、発進!! さぁ、みんなそれ行け、突撃ー!」
アイシア・オブリオン(メタライズ・f05786)は物陰から【量産型ジョリー・ロジャー】どんどん召喚して突撃させていく。
その数は脅威であるが、彼らはクローン騎兵のブラスター一発で消滅するほど弱い存在のため、クローン騎兵たちを押し返すには決定力に欠けていた。
「数は多いが恐れるな撃ち続けろっ!」
と慌てず対処しているクローン騎兵の耳に、戦闘音よりも大きな金属音が響いた。
思わず音がした後ろを振り向くと、先ほどまでそこにあった大きな残骸がなくなっていた……。
疑問を感じる間もなく、何かの影で自分の周囲が暗くなったことに驚き頭上を目視した瞬間には、大きな槌が彼をぺしゃんこにした。
アイシアが作り出したこの隙を付き、イクスは自分が隠れていた小型宇宙船の残骸を素早く武器に作り変えて、一気に敵陣に飛び込んできたのであった。
大きな槌を構えた敵が飛び込んできたことに、慌ててブラスターの銃口をイクスに向けたクローン騎兵たち数人がさらに物理的に吹っ飛ぶ。
そこには、ロジャーに乗り込み敵を強引になぎ倒しているアイシアの姿があった。
「私とロジャーの力を見せてあげます!」
敵陣の真ん中で、決定力を得たアイシアとイクスの大立ち回りが開始されるのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
久条・逢魔
よし、無事に来れたね。さて、次の場所に……うわぁ、敵がうじゃうじゃ。敵の拠点とはいえ、やっぱりバレちゃうよな。なら、まとめて片付けてさっさと行くぞ!
敵がたくさん居るなら、【ブラスターフォース】で範囲内の相手を一掃!さらに『二回行動』でもう一度攻撃!
数が減ってきたならそのまま『二回行動』しながらの狙撃で距離を取りながら減らしていく。
「うわぁっ、とととっ。」
クローン騎兵のブラスターが無数に飛んでくるのを見て、久条・逢魔(人間の戦場傭兵・f04515)は、とっさに大きな機体の残骸に身を寄せる。
「やっぱり敵がうじゃうじゃ多いねぇ。でも、それならそれでまとめて片付けるチャンスだな!」
久条は銃を構えると、足元に転がっていた残骸を身を隠した場所から外へ無造作に放り投げた。
クローン騎兵たちは飛び出てきた残骸を反射的に銃口で追ってしまう、その一瞬の隙を付き瓦礫の反対側から跳躍した久条が【ブラスターフォース】を放つ。
クローン騎兵たちは、銃口から発射された魔力の弾に撃ち抜かれ、思わずよろけるが致命傷にはならず態勢を立て直そうとする。
しかし、素早く再度放たれた【ブラスターフォース】により今度こそノックダウンしてしまうのであった。
久条は、周囲の敵を撃ち倒したのを確認すると悠々と着地し、範囲外のクローン騎兵に銃を構えなおす。
「さ、次の相手はだれかな?」
成功
🔵🔵🔴
ダーシャ・アヴェンダ
武装はSF系アドリブ歓迎
あれが帝国軍の兵士達…随分と数が多いわね。
でも、此方もある程度数は揃えられるわ。
『死操演舞』で数を増やした人形で隊列を組み、人形に仕込んだ口内部のガトリングガンと両掌の銃器で仲間を【クイックドロウ】【範囲攻撃】で【援護射撃】【一斉発射】で【2回攻撃】するわ。
【毒使い】の私の強烈な毒・【マヒ攻撃】はクローン騎兵達の防具を【鎧無視攻撃】で蹴散らせるはずよ。
ある程度クローン騎兵からの攻撃を凌ぐ事が出来たらコンピューターを探して【ハッキング】して【情報収集】よ。
囚われた民間人の居場所を特定してみせるわ。
「撃ち尽くして構わん、やつを追いつめろ!」
ブラスターを放ちながらクローン騎兵たちが、ダーシャ・アヴェンダ(見習い人形遣い・f01750)を追いかけ追い詰めていく。
「さすが銀河帝国の主力、数が多いわね。」
無数のブラスター攻撃に晒されながらも、大きな瓦礫にめぼしを付けるとその陰に一気に飛び込む。
先頭を走っていたクローン騎兵たちも、見失うまいと急いで瓦礫に走り込むが次の瞬間、身体が持ち上がるほどの弾丸の雨が通り抜け彼らを吹き飛ばした。
思いもよらぬ反撃に、先頭ではなかったクローン騎兵たちが一瞬どよめき、その攻撃を行ったものはすぐに瓦礫の陰から隊列をなして現れた。
「人形遣いは操れる人形の数でその者の実力が測れるのよ!」
その正体は【死操演舞】によって複製した十数体のからくり人形で、口や両腕に複数の重火器を備えており、隊列を組むことによる隙のない制圧射撃。
そしてその脇から電光音を響かせながら両腕を電光サーベルに変えたからくり人形が切り込み戦場を荒らしていく。
数を頼りに攻め続けるクローン騎兵たちだったが、その数の優位性を徐々に減らしていくのであった。
成功
🔵🔵🔴
トルメンタ・アンゲルス
とうとう敵のお出ましだな!
さぁ、行くぜ相棒!
「MaximumEngine――― 変身!アクセルユニゾン!」
乗り込んだバイクの勢い其のままに突っ込みながら、変身・合体だ!
防御力を重視した装甲を纏うぜ!
変身の早業には自信があるが、そこを邪魔しようものなら問答無用でぶっ潰す!
邪魔しなくてもぶっ壊す!
自慢の足技や、内蔵したプラズマブレード「Aureole」やブラスター「Meteor」、胸部に隠したアームドフォートのビーム砲「GlitterCannon」で片っ端から攻撃していくぜ!
あ、それでも、船自体にあまり損害を出さないように、少しは気を付けますよ。
小型宇宙船で防衛にあたっていたクローン騎兵たちが隣の発着ゲートに続く通路から現れ、猟兵たちの背後をとるように静かに射撃配置につく。
配置が完了し、いよいよ射撃開始となる瞬間激しいモーター音が急激に近づき、クローン騎兵たちは思わずそちらに顔を向ける。
「どけどけっ 邪魔するなら問答無用でぶっ潰す!!」
と爆音にも負けない声を張り上げながらりトルメンタ・アンゲルス(流星ライダー・f02253)は、相棒の宇宙バイク「NoChaser」で、隊列を組み射撃体勢をとっていたクローン騎兵たちのど真ん中を強引に突破する。
隊列を乱されるも、各個がブラスターによる射撃でリトルメンタを狙い始めると、瓦礫を踏み台にしてジャンプし突破した勢いをそのままバイクの回転力に変え攻撃を弾きながら叫んだ。
「MaximumEngine――― 変身!アクセルユニゾン!」
リトルメンタの相棒に光のラインが次々に走り、形状を変えていく。
回転と発光が収まり、地面に着地するときには相棒を身にまとった戦闘形態へと変わっていた。
「さぁ第二ラウンドの始まりだな!」
と、腕を振るいプラズマブレード「Aureole」を出現させると、クローン騎兵のブラスターを弾いてしまうほどの装甲の強さを生かし、攻撃を気にせず最短距離で敵陣へ突貫していくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『二足歩行戦車』
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POW : 一斉砲撃
【機体各所に搭載した火器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : レジェンダリーソルジャー
【伝説的な戦車兵を再現したAI】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ : 胴体下部可動式ビームキャノン
【砲門】を向けた対象に、【ビームの連射】でダメージを与える。命中率が高い。
イラスト:8mix
👑17
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
猟兵達の活躍でクローン騎兵たちを打ち倒すことに成功する。
その後、複数の猟兵が素早くハッキングを行い捕らわれた民間人の位置を探し出し、整備エリアに急行する。
そこにはクローン騎兵たちに監視されながら、兵器の修理と改造を行っている大量の民間人の姿があった。
その兵器は銀河帝国の巨大な二足歩行戦車。
猟兵たちの存在を感知すると、鉄の擦れる音を咆哮のようにあげながら立ち上がり、猟兵達の方へカメラアイを向ける。
足元のクローン騎兵の存在も意に関せず蹴散らし、重々しい地響きを立てながら歩みを開始した。
久条・逢魔
うわぁ……ロボットたちが支配しているよ……。まあ、そういうモノなんだろうけど……でもさすがにこれはダメだろ。
二足歩行戦車の足元を集中的に攻撃していくよ
あんな重そうな体しているんだ、足の駆動部を集中的にアサルトウェポンで狙撃していけばバランスを崩して自分の重みでダメージを食らうかもしれないからね!
重い一撃を食らったならば一気に止めを刺すため行くために、真の力を解放。【戦場の亡霊】を発動させて一気に攻め落とす!
何処でどういう風な支配系統があるにせよ、自由を奪って使役する存在は見過ごせない。さっさと鉄くずになってしまいな?
「あんな重そうな身体をしてるんだ、足の駆動部さえ壊してしまえば!」
久条・逢魔(人間の戦場傭兵・f04515)は、手ごろな物陰に身をひそめ、狙撃用に改造した自前のアサルトウェポンを素早く固定し射撃体勢に入ると攻撃を開始した。
次々と撃ちだされていく弾は二足歩行戦車の脚部に命中するが、駆動部が弱点とわかっているためか覆われた装甲に阻まれ決定打を与えられない。
しかし、二足歩行戦車とっては鬱陶しい攻撃だったようで、胴体下部のケーブルのような物の先端が久条のほうを向くと、その周囲に対してビームの連射攻撃を開始し、身を隠していた障害物と共に爆炎に包まれる。
攻撃対象の反応がなくなったため、ビーム攻撃を行っていた先端が別の方角を向きかけたとき、今度はビームを放っていた先端にライフルの一斉攻撃が襲い掛かる。
何事かと再び向き直した射線の先には、爆炎の煙を突き抜け走りながら射撃を行う【真の姿】を現した久条と、並走しながら同じ攻撃を行う【戦場の亡霊】の姿があった。
久条と【戦場の亡霊】は、二手に分かれ交互に物陰に隠れながら二足歩行戦車へダメージを与えていく。決定打にはなってはいないが、確実に脚部への負荷を与えていくのであった。
成功
🔵🔵🔴
ウルエ・ビーオーテン
オデも、先に入った猟兵たち追う。整備エリアへ急ぐ!
あれが敵、二足歩行戦車!
オデ、【真の姿】見せる!(スクラップを体に纏い一回り大きなゴーレムに変化、会話能力が改善)
武器は多いがヤツには腕がなさそうだ。【重要資源兵器】を周囲に展開させ、細かい攻撃をなるべく防ぎつつ、ダッシュした勢いで敵に捨て身の体当りをしよう。オデのパワーで、アイツのバランスを崩す!
一撃を食らわせた後は、逃げられなかった民間人や他の猟兵の盾になろう。
それにここには壊れた部品多く助かる。【重要資源兵器】の効果を保ったまま、磁力で幾つか寄せ集めれば盾に出来るだろう。もう一度、今度は皆を守るために力を借りるぞ。
「オデ、急ぐ。仲間、助ける。」
潜入作戦の際に、多くの敵を引きつけ囮を行っていたため、参戦が遅れたウルエが整備エリアへと追いついた。
周囲に砲撃を繰り返す、巨大二足歩行戦車を目視すると、周囲のスクラップを自分にまとわりつかせ【真の姿】へと変わっていく。
「ワタシは、これ以上仲間を傷つけさせはしない! ウオォォオォォォッ!」
【重用資源兵器】で周辺のスクラップを磁力でつなげ浮遊させると、二足歩行戦車の砲撃をいなしながら全力ダッシュで突っ込んでいき、その勢いを活かし脚部へと体当たりをぶちかます。
ガゴンッという鈍い音と衝撃と共に、二足歩行戦車は体勢を崩して倒れかけるがうまくバランサーが働き、なんとか転倒を免れる。
そして、そこに至って初めて自分にとりついたウルエの存在に気が付くと武装の火器を無差別に発射して、とりついているウルエを払おうと試みた。
無差別な砲撃は、より一層整備エリアの施設を破壊をしていき、エリアにいた民間人の方にも被害をあたえかねない状況になっていた。
「危ないっ!」
ウルエは、民間人に向かって落下してきた瓦礫を【重用資源兵器】で跳ね飛ばすと、二足歩行戦車から距離をとる。
「民間人に被害を出すわけにはいかない、スクラップをシールドへ転用し攻撃を防ぐ!」
と、【重用資源兵器】を用いてスクラップを浮遊する複数の盾に変えると民間人へ飛んでくる流れ弾を防ぐ役をかってでるのであった。
成功
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トルメンタ・アンゲルス
なるほど、抵抗できない人達を労働力としていましたか。
活用法としては素晴らしいですねぇ。何より、救出できますからねぇ!
プラズマドライブ出力上昇、第一リミッター解除!
真の姿の片鱗をお見せしましょう!
先ずは、民間人の方を逃がしませんとね。
自慢の速さで目立つよう、縦横無尽に駆けながら狙いをこちらに向けて、逃げる時間稼ぎと行きましょうか。
スマッシュ・エアで、たとえ空中でも駆け抜けますよ!
隙を突いて接近、主砲や脚部の関節部など、致命的な部分目掛けて「排撃のブリッツハンマー」を叩き込んで、ぶっ壊してやりましょうか!
体勢を崩した所に、追撃の2回攻撃で、さらに砕いてやりますよ!
トルメンタ・アンゲルス(流星ライダー・f02253)は、整備エリアに侵入すると対象に向かって走り始める
「プラズマドライブ出力上昇、第一リミッター解除! 真の姿の片鱗をお見せしましょう!」
リミッター解除に合わせて爆発的に加速するとその速度のまま、巨大な二足歩行戦車の足の隙間を駆け抜け、砲撃の合間を滑りぬけ、翻弄し始める。
電子計算だけではとらえられないと判断した二足歩行戦車は、【レジェンダリーソルジャー】で自己の戦闘AIを強化、電子計算だけではなく、経験則要素も使用して対応をする。
予測計算を攻撃一本に絞って集中するべきと判断し、トルメンタに対して、胴体下部可動式ビームキャノンで攻撃を放ったが、次の瞬間彼女は地面には居なかった。
待ってましたと言わんばかりに、【スマッシュ・エア】で一気に空中を駆け上がり巨大二足歩行戦車以上の高さまで到達する。
「武装を絞ってくれてありがとう。そしてご愁傷様です! 砕けろぉ!!」
二足歩行戦車の上部についていた砲台群に、【排撃のブリッツハンマー】が叩き込まれ周囲が爆散する。
真上からの衝撃と負荷に二足歩行戦車の足が一瞬止まると、その隙に一気に駆け下りながら足の駆動を守っている装甲にも強烈な一撃を叩き込み、安全圏まで離れる。
「あら、まだまだトドメとはいかないでしょうか? でも、結構利いてはいそうですね。」
トルメンタの見立て通り、二足歩行戦車は戦闘継続可能だが、上部砲台群の半数を破壊されたことにより、目に見えて火力が弱まっているのであった。
大成功
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ダーシャ・アヴェンダ
二足歩行戦車…防御力は高そうね。
なら此処は火力を利用させてもらおうかしら。
『オペラツィオン・マカブル』でサイファー(からくり人形)に念の為、敵の攻撃を【見切って】操ったサイファーの【早業】で【かばって】【武器受け】して貰いながら、自らはリラックスして脱力状態になるわね。
敵の攻撃を利用する為に【カウンター】を狙って受けた攻撃を射出するわ!
しくじった時が怖いけど、成功した時は大きな戦果になるはずよ。
「意志無き機械に負けるわけにはいかないのよ!」
「無差別攻撃の威力が弱まったみたい、これならば相手の火力を利用させてもらいやすいわね。サイファー、行くわよ。」
二足歩行戦車の無差別攻撃の飛んでくる数が減ったことに気が付いたダーシャ・アヴェンダ(見習い人形遣い・f01750)は、先ほどまでガトリングなどで攻撃を行っていた、からくり人形のサイファーを素早く自分の元へ戻すと全身の力を抜き脱力状態になった。
もちろん、二足歩行戦車は攻撃を止めることはしない、生きている砲台で引き続き攻撃を行ってくる。
脱力しているダーシャにも当然無差別攻撃が降り注ぐが、攻撃を見切り、被害が出る可能性がある必要最低限の攻撃のみを、最小の動きで弾いていく。
周辺の敵対存在の中で、動作がないのに攻撃が当たらない存在があることに気が付いた二足歩行戦車は、カメラアイをギュルリとダーシャに向けると明確に計算を開始し、【胴体下部可動式ビームキャノン】で連続したビーム攻撃を開始した。
ダーシャは、サイファーを見事に操り武器でビームを逸らしながらタイミングを待ち続ける、連続ビーム攻撃でかすり傷が徐々に増えていく中、ついにその刻が訪れる。
「その攻撃もらったっ!」
身体に一気に力を籠めると、今までで一番素早い高速の武器捌きでビーム攻撃を弾き湾曲させ、二足歩行戦車へと撃ち返す。
「意志無き機械に負けるわけにはいかないのよ!」
撃ち返されたビームは、他のビームに激突することなく隙間を抜け、ビームの発射体勢に入っていた銃口の中に吸い込まれるように入り、強烈な閃光と共にビーム発射口を爆発させたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
秦田・麻弓
下のビームキャノンが壊れてー
いっぱいついてるのも減ってー
あと脚もヘンな音しててー…
遅くなっちゃいましたけど、え、もう良いじゃないですか、壊れたってことになって倒れてくれたりは…ダメですよね、やっぱり…
結構目がぎゅるぎゅる動いてるし、壊したら見つかりにくくなるかも?
っていうことで、カメラアイ狙いで狙撃を行います。
カメラそのものでなくても、駆動部自体を損傷させて、追跡を難しくするくらいの精度で、ある程度数撃ってダメージを蓄積させる方向で
こっちを見てる方が狙いやすいと思うので
「はーい次はこっちですよー」
などとアピールしておびき寄せます
…え、でもこれやっぱり怖いんですけどーっ!
「あららー、結構壊れてますねー。ボロボロですねー。そのまま倒れてくれないですかねー。」
と巨大二足歩行戦車の足元に転がっている大きな瓦礫の陰から様子を伺う秦田・麻弓(びびりびりびり・f00217)。
急いで整備エリアに駆け付け、攻撃のタイミングを伺っていたものの、中々攻撃のタイミングを掴めずにいた結果、二足歩行戦車が接近してきてしまい、より一層攻撃のタイミングがつかめなくなるという悪循環に陥っていた。
静かに近距離で観察しているおかげで、二足歩行戦車の装甲が剥げている部分や、接続部がバチバチと火花を散らしてショートしているのが良くわかる。
「やっぱり相当ガタがきてますね。早く倒されてくれないですかねー。ダメですよね、やっぱり。」
と、ため息交じりの感想をボソボソとつぶやいていたところで、二足歩行戦車のカメラアイと目が合った。
目が合った。
もちろん、二足歩行戦車は空気なんて読んでくれるはずもなく即座に近距離用の砲台からマシンガンのように弾を乱射して秦田を狙ってくる。
「あわわわわっ」
慌てて転がるように退避しながら死角に入り込もうと走り回るが、カメラアイがギュルギュルと音を立てながら秦田を捉え続ける。
死角がないと嘆きながら走り逃げ回っていた秦田だったが、「あ、そうか。」と案を思いつき即座に行動に移る。
「こっちですよー!」
秦田は、両手を振りながらアピールをはじめ、カメラアイと目が合う瞬間にブラスターでカメラアイを狙う撃つ。
しかし、そんな簡単にカメラアイに当たるはずもなく、砲台の攻撃に晒され再び秦田は逃げ始める。
けれども、何度もしつこく同じことを繰り返した結果、カメラアイの可動部分に不具合を生じさせたのか、カメラアイが所々で引っかかるようになり、場所によってはカメラアイがまわらず死角を生み出すことにも成功した。
「カメラアイは壊せませんでしたけど、作戦自体はうまくいきましたねっ。今度こそカメラアイを…」
と、ブラスターを構えたところでカメラアイと目が合い、砲台から砲撃が降り注ぐ。
「壊れてても、正面から戦うのはやっぱり怖いんですけどーっ!」
秦田は叫びながら逃げ始めるが、また一歩確実に二足歩行戦車の戦力を低下させたのであった。
成功
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ラト・ソルディーダ
あちこちから火花が散ってる。砲門がいくつも壊れた。カメラに死角も生まれた。
狙うとしたら、今だな。
【WIS】
上着を脱いで身軽になり、砲撃の合間をくぐり抜け、一気に接近する。
火花が散ってるってことは電気系統が剥き出し同然ってことだろ。じゃあ、そこに人体麻痺させるような高圧電流叩き込んじまえば、どんな機械だろうがオダブツよ。
ダガーを両手で握り、【サイキックブラスト】を発動する。火花出てるところを狙って【シーブズ・ギャンビット】で刺し貫く。ダガー越しの高圧電流を喰らいやがれ!
成功しても失敗しても一撃離脱だ。
俺、知ってんだ。こういうのって、失敗してやばいのは勿論、成功しても爆発すんだろ?
トルメンタ・アンゲルス
大分ボロボロになってきましたねぇ!
そろそろ終わりも近そうですが、確実に追い詰めていきましょうか!
麻弓さんがカメラをボロボロにしてくれたおかげで、攻撃も狙いやすそうですね。
引き続きリミッターを解除したまま、カメラで捉えきれるかどうかの速度で振り回して、さらにカメラの強度を削っていきましょうか。
ガタがより激しくなってきたところで、一撃を狙っていきましょうか。
速度をさらに上げて、狙うはやっぱりカメラですかね。比較的薄そうではありますし。
最大加速からの、追撃のブリッツランツェを叩き込みますよ!
どんなに硬い物でも速さを一点に集中させて突破すれば、どんな分厚い装甲だろうと、穿ち貫く!!
トルメンタ・アンゲルス(流星ライダー・f02253)が巨大二足歩行戦車の周囲を旋回しながら様子を伺う。
「大分ボロボロになってきましたねぇ、手を緩めるつもりはありませんけどね!」
秦田がカメラアイに不具合を生じさせた事を活かし更に攻め立てる。
先ほどまでのカメラアイならば、トルメンタの加速にも追従できていたが、現在では全くついていけておらず、次にカメラアイが追いついて捉えたトルメンタの姿は、空中を駆け上がりカメラアイに攻撃を叩き込む瞬間だった。
バリンッ、ボシュンッ、カメラアイを貫いた拳はガラスの割れる音と小さな爆発音を発生させると、カメラアイの機能を停止させた。
それを見届けると反撃をされる前にと、突き刺さった拳を軸に倒れろと言わんばかりの横蹴り叩き込みながら離脱するが、なんとその攻撃で巨大二足歩行戦車が体勢を崩し、地面に向けて倒れ始める。
蹴りの一発で倒れ始めたのに驚いて足元に目をやると、急いで退避を始めるラト・ソルディーダ(不撓不屈の自称知性派サイキッカー・f08600)の姿があった。
数刻前。
二足歩行戦車のターゲットがトルメンタになっていると見定めたラトは、重量のある上着を脱ぎ捨てると二足歩行戦車の死角から素早く足元に向かって接近していく。
「火花が散ってるってことは電気系統が剥き出し同然ってことだろ? だったらっ!」
素早くダガーを抜き両手で構えると、一気に足元まで走り込み地面を勢いよく蹴り、【シーブズ・ギャンビット】での鋭い一撃をむき出しの機械部分に叩き込む、見事ダガーは脚部へ突き刺さるが刃渡りが短いため致命傷にならない。
しかし、それは織り込み済みとばかりにラトは【サイキックブラスト】を発動。
ダガーを握っている両手から発せられた高圧電流は、ダガーを通して二足歩行戦車の接続部に直接ダメージを与える。
脚部に駆け巡った高圧電流は、目を開けられないほどの激しいスパークを発しながらショートさせて行き、バランスをとれなくなった巨大二足歩行戦車がゆっくりと膝を折れラトのほうに倒れ込んでくる。
「やばいやばいっ!?」
と慌てて逃げ始めるが二足歩行戦車が倒れ込む速度の方が早く、倒れ込んだ勢いで発生した煙に飲み込まれていった。
遂に巨大二足歩行戦車が地面に伏し、今までとても高い位置にあった二足歩行戦車の制御部分は地面に堕ちた。
倒れ込む際に安全距離まで退避していたトルメンタはここが攻め時と見切ると、すぐさま助走距離を取り再加速し二足歩行戦車の頭頂部に向かって突っ込んでいく。
「決して逃がさん!」
と、最後にプラズマジェットで最終加速に入った瞬間、今まで静止していた二足歩行戦車のカメラアイと上部砲台が一瞬でトルメンタを捉える。
攻撃を避けきれないと判断し、相打ち覚悟でそのまま【追撃のブリッツランツェ】を叩き込みにいくトルメンタ。
しかし、砲台から攻撃発せられることはなく、代わりに二足歩行戦車の上部に走る電流と、装甲の隙間にダガーを突き立てているラトの姿が煙の隙間から視認できた。
砲台の攻撃に威力を落とされなかったトルメンタの必殺の飛び蹴りは、装甲が薄いカメラアイの可動部から頭頂部を突き破った。
数秒後、二足歩行戦車は魂が抜けたかの如く、すべての動きを止め、完全に地面に倒れ込み停止した。
「よしっ 終わりだ!」
と、二足歩行戦車の上でよしっとポーズを決めているラトだったが、トルメンタが自ら空けた穴から急いで離脱するのを見て我に返る。
「こういうのって成功しても爆発すんだろ?」
と、急いで頭頂部から滑り降りて離脱を始めた。
その後予想通り、巨大二足歩行戦車は爆散して整備エリアに大きな被害を与えることになったが、銀河帝国から解放された宇宙船の人々にとっては些細な問題でしかなかった。
残党の銀河帝国の兵士も猟兵達の手によって倒され、巨大宇宙船『アサギリ』は人々の手に戻り、再び広い宇宙のオアシスとして航行をはじめる。
『アサギリ』における猟兵達の戦いは終わったが、銀河帝国と彼らの戦いはまだ始まったばかりである。
大成功
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