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銀河帝国攻略戦⑮~打ち砕け『白城』艦隊

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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●『白城』艦隊
 『エンペラーズマインド』再集結艦隊を突破したことにより、さらに戦いは熾烈を極めることとなる。
 快進撃を続けるスペースシップの艦隊の前に立ちふさがったのは、帝国宇宙戦艦による大艦隊、『白城』艦隊だった。
 数で勝る解放軍艦隊を、『白城』艦隊は士気と練度でもって迎え撃ち、互角の戦いを仕掛けてきている。
 戦いに慣れてきたとはいえ、このままでは解放軍艦隊は練度で勝る『白城』艦隊を前に瓦解してしまうだろう。

●打ち砕け『白城』艦隊
「みんな、出番だよ!」
 ルビナ・ベイビーブルー(スペースノイドの電脳魔術士・f01646)は、声を大きくして猟兵たちに呼びかけを行った。。
 帝国の制式戦艦のみで構成された精鋭艦隊である『白城』艦隊の戦艦を撃沈させようと言うのだ。
「方法は簡単だよね。敵の艦砲射撃を掻い潜って接近し、ユーベルコードを叩きこみ撃沈する。それだけだよ」
 もちろん、宇宙空間での話だ。
 『白城』艦隊の強みである『士気と練度』をどうにかしなければ、勝利がつかめないと言うのなら、帝国軍の優秀な前線指揮官の搭乗している帝国宇宙戦艦を撃破すればよいのだ。
 ただし、相手は優秀な指揮官だ。近づくものを容赦はしないだろう。宇宙戦艦の砲撃も苛烈だと予想される。
「優秀な前線指揮官は特定できてるの。ちなみに、みんなに目指してもらうのは、優秀な男性指揮官の乗る帝国宇宙戦艦だよ。かなりの古強者らしいから、砲撃には気を付けてね。さあ、みんな! ぶちかましちゃって!」
 そう言って、ルビナは猟兵たちに信頼の目を向けた。


陵かなめ
 よろしくお願いします。

 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
 ⑮『白城』艦隊の攻略を行っていきましょう。
 難易度がやや難となっていますので、敵の攻撃方法などをよく見ながら、対処してください。

 それでは、プレイングをお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『帝国宇宙戦艦』

POW   :    フルバースト・コズミック
【全砲一斉射撃】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    デストロイレーザー
【10秒間のエネルギーチャージ】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【主砲からのレーザー砲撃】で攻撃する。
WIZ   :    インペリアル・マカブル
【自身の稼働可能時間】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【帝国式鏖殺形態】に変化させ、殺傷力を増す。
👑15
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リオン・ソレイユ
エイスに騎乗して敵艦まで駆けるかの 。
【スナイパー】で狙いを定め、敵の一斉射撃をある程度引き付けつつ【力を溜め】、【見切り】をつけたらライトニングキャバリアによる【ダッシュ】で一気に加速し回避じゃ!
そのまま【騎乗】突撃で大剣に変形させた魔剣を叩きつけるぞい。
避けきれるものは天の加護と極光の外套による【オーラ防御】で防ぐか。
突撃が成功したら、破損した箇所に対して【早業】【連続攻撃】を駆使し、【鎧無視攻撃】によるヘブンリィスラストを叩き込む!
あとは一度離脱しながら、敵の注意がこちらに向いた瞬間、【毒使い】で強化した死棘槍をお見舞いじゃな。
「お前さんより巨獣を相手にする方が何倍も手間じゃわい」



●星の海を駆けて
 天地を駆ける軍馬の星霊――エイスを召喚し騎乗して、颯爽と宇宙空間を駆け抜けて行くのはリオン・ソレイユ(放浪の老騎士・f01568)だ。
「そら、攻めるならそこか、ここかのう?」
 と、敵艦に狙いをつけて挑発するように武器を振り上げる。
 その時、目の前に見据える帝国宇宙戦艦の砲門が一斉に開いた。
 全砲一斉射撃を命じられたのであろう、宇宙戦艦から一斉に砲弾が放たれる。
 それを見たリオンは、降り注ぐ適砲弾の嵐の中大きく声を上げた。
「天の加護は我らと共に。征くぞ、エイス!」
 ライトニングキャバリアを発動させ、一気に加速して光速の騎乗で敵の砲弾をすり抜けていく。
「その砲撃も、この砲弾も、見えるぞい」
 その言葉通り、確かな見切りにより敵の砲撃を確実に回避し続けた。敵戦艦からの砲撃は、一撃一撃が対艦砲撃であり、強力なものである。そのため、ギリギリのところを回避すれば余波でも大けがをしそうなほどだ。だが、リオンはスレスレのところを抜けた砲撃の余波を、オーラ防御で弾き飛ばした。
 そして今なお無傷で加速する。
「そら、ここじゃ」
 すでに敵戦艦は自分の間合いにあった。
 リオンは大剣に変形させた魔剣を振り上げる。
 光速の騎乗突撃により、戦艦の一部を狙い魔剣を叩きつけた。無機質な敵艦の装甲が砕ける感触が手に伝わってくる。破壊された装甲が剥がれ落ち、その周辺宙域に流れていく。
「続けて攻撃させてもらおうかのう」
 言うが早いか、畳みかけるようにヘブンリィスラストを放った。光輝の刺突が破損した装甲をさらに貫き、瓦解させる。
 敵戦艦に大きく穴が開いた。
 それを確認して、いったん離脱する。
「お前さんより巨獣を相手にする方が何倍も手間じゃわい」
 最後に体を反転させ、毒使いで強化した死棘槍で最後の一撃をお見舞いした。敵の装甲がまた剥がれていく。
 手ごたえを感じながら、リオンはその場をいったん退いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

霧城・ちさ
『白城』艦隊を攻めていきますわね
敵の攻撃は遠距離まで届くのが危険ですの
敵の攻撃をかわせるくらいの距離を維持してかわせたら攻撃をしていきますわね。敵の行動の邪魔ができたらいいですわっ
他の猟兵さんと連携して敵の対応しにくい攻撃を見つけたりしたら狙っていきますの
注意していても敵の攻撃は当たりそうですしユーベルコードでの治療もして戦闘を継続していけるようにしていきますわっ


フルム・サーブル
有力艦への接近の方法は、優雅にひらひらと舞う蝶々のように
余裕をもってはばたくことで「妖精さんのたしなみ」で自分を強化しつつ接近
速度を落とすわけではなく、飛び方の問題かな
蝿みたいな「効率的だけどなんかキモい」飛び方はしない
残像も使って、眩惑させるような綺麗なフェアリーを演出しよう
古強者といえど、宇宙空間で妖精さんを狙い撃った経験はそうそうあるまい

接近したら、一撃必殺のつもりで離脱
怪力等の使えるスキルをありったけ籠めた妖精さんチョップをお見舞いして
装甲を砕いていこうね



●砲弾の嵐の中、舞う
 帝国宇宙戦艦の一斉射撃を見て、霧城・ちさ(夢見るお嬢様・f05540)は表情を引き締めた。仲間はあの攻撃を躱していたようだが、万が一でもくらってしまうと大打撃になるだろう。
「敵の攻撃は遠距離まで届くのが危険ですの」
 そう言いながら、敵の攻撃がギリギリ届かない程度の距離を保つ。いかに苛烈な攻撃でも、これだけ離れていたならば、回避しやすくなるはずだと考える。
 ちさは流れ弾を避けながら、何度か攻撃を飛ばした。
「これで少しでも邪魔ができたら良いですわ!」
 戦艦に傷を作れるほどの攻撃威力は出ないけれど、敵の注意を引くことができれば、仲間の猟兵たちが動きやすくなるだろう。
 そのちさの近くをフルム・サーブル(森林の妖精さん・f03354)がひらひらと舞った。
「どうせなら良い仕事をしたいからね」
 そう言って、ユーベルコード・妖精さんのたしなみを発動させる。
 余裕を持った羽ばたきを見せることで、身体能力を強化し敵の攻撃を回避していくのだ。
 砲弾の嵐の中をフルムはひらひら飛んで進んだ。
「古強者といえど、宇宙空間で妖精さんを狙い撃った経験はそうそうあるまい」
 言いながら、次々に襲い来る弾丸を回避する。
 見ると、戦艦の砲門が一斉に開いた。
 先陣を切った仲間が艦の一部を破壊したとはいえ、まだまだ火力は生きているようだ。
 放たれる砲火。
 フルムめがけて、一斉射撃によって発射された艦砲が襲い掛かってきた。
「そんな大雑把な攻撃で、フェアリーに弾を当てることができるのかい?」
 ひらひらフルムが舞い、その残像が追いかけていく。
 だが、敵砲弾の威力はすさまじい。
 決して油断していたわけではないのだが、敵砲弾がフルムの体をかすめた。
「うわ、凄い威力だね」
 危うくバランスを崩しかけ、フルムは表情をこわばらせる。
「お怪我の具合はどうですの? すぐに治療いたしますわね」
 それを見ていたちさが、遠くから生まれながらの光を発動させた。聖なる光がフルムの全身を包み込み、受けた傷をすぐさま治癒した。
 フルムはその場で旋回し、傷が治癒されたことを確認する。
「ありがとう。どうやら大丈夫みたいだよ」
 ちさにお礼を言い、フルムは前を見据えた。
「覚悟はできているんだろうな」
 敵の指揮官に声が届いたかどうかは分からない。だが、こちらはすでに攻撃が届く距離まで詰めている。
「援護しますわ。少しでも弾幕を増やしたほうがいいですの」
 ちさが後方から攻撃を飛ばし、敵の動きをけん制した。
 チラリと後ろを見て頷き、フルムは手に力を集中させる。
 相変わらず止まない敵の砲弾をかいくぐり、舞うように最後の距離を詰めて腕を振り上げる。すでにフルムの瞳が敵の装甲をしっかりと捉えている。
 この一撃に、すべてをかける勢いで、腕を振り下ろした。
「は、あ……妖精さんチョップだよっ」
 怪力の力をあるだけ上乗せし、帝国宇宙戦艦の装甲をたたき割る。
 重い金属が砕け、装甲の破片が周囲に飛び散った。
 それでも、敵の戦艦は沈まず砲撃を構えている。だが、確実にダメージを与えることができたはずだ。
 フルムは急いでその場から離脱した。
「お怪我はありませんですの?」
 心配そうに、ちさがフルムに視線を送る。
「うん、大丈夫だよ。それに、ほら、装甲が剥がれ落ち始めた」
 フルムの指さした個所から、資材が流れ出ているのが見えた。
 まだ戦艦は沈まないけれど、猟兵たちの攻撃により確実に傷を与えていることが実感できた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

エルス・クロウディス
「うーむ、どうも宇宙空間だと、こいつに頼りっぱなしになっちまうなっと」
劉迅に<騎乗>して旋回気味に様子見、疑似全段観測を交えて敵の動きを<見切り>、突撃するタイミングを伺う。
攻撃がやむタイミングか、味方に注意が行ったら迷わず<ダッシュ>で突っ込もう。

「それほど悠長に構えてる暇もなから、なっと!」
位置取りにもよるだろうけど、突撃の過程ではなるべく敵の戦艦が射線に重なるようにして<敵を盾にする>。
多少は狙い辛くなってくれるか?

軽く辻斬りしながら目標にうまいことたどり着けたら、司纏軼尖の攻防特化でさらに加速。
装甲を突き破って、内側からも食い荒らしてやろう。
「さぁ、お次はどいつだ?」

アドリブ・連携〇


リカルド・マスケラス
宇宙バイクに張り付いたお面が宇宙を駆ける
「やー、これは骨の折れそうな敵っすね。いや、自分には骨はないんすけどね」
自分のユーベルコードを当てるには、おそらくは倍以上ある敵の射程をくぐり抜けないといけない。【騎乗】【空中戦】あたりで敵の攻撃をかいくぐり、自分のユーベルコードの射程まで持っていく。
「ハッハー、武装を積んでいない宇宙バイクがそんなに怖いっすかねー?」
と【挑発】して、敵を引きつける囮かと思わせて侮らせる。
自分の射程内に入ったら【忍法・鏡魔眼の術】でカメラ越しに砲撃手の敵意を跳ね返し、自身を攻撃するように仕向ける。
「武装は積んでないんで、そちらのものを使用させるっすよー」



●宇宙を駆ける
 激しい砲弾が飛び交う宇宙空間を、一台の宇宙バイクが駆け抜けてきた。
「やー、これは骨の折れそうな敵っすね。いや、自分には骨はないんすけどね」
 見ると、宇宙バイクに白い狐のお面が張り付いている。
 彼こそはリカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)。宇宙バイクを器用に繰りながら、敵の攻撃をくぐり抜けて進んでいく。
 近づくリカルドの宇宙バイクが捕捉されたのか、帝国宇宙戦艦の砲門が一斉に開かれた。
 さて、その少し離れた場所では、エルス・クロウディス(昔日の残響・f11252)も人機一体の全身武装・劉迅に騎乗して戦場の様子をうかがっていた。
「うーむ、どうも宇宙空間だと、こいつに頼りっぱなしになっちまうなっと」
 仲間の攻撃により、すでにいくつか装甲が剥がれ落ちている敵帝国宇宙戦艦。
 だが、その苛烈な攻撃は健在で、突撃するにはタイミングを見計らう必要があると感じる。
「見せてもらうぞ」
 エルスはユーベルコード・疑似全段観測を発動させた。敵の動きを見切ろうと、極限まで集中力する。
 その時、リカルドを狙って全砲一斉射撃が放たれた。
 リカルドは敵の砲弾の嵐にさらされながら、なお宇宙バイクを繰り前進する。勢いを増した砲撃が、バイクの躯体スレスレのところを流れていった。上を下へ。宇宙を飛ぶように駆け抜け、敵の攻撃をやり過ごす。
「ハッハー、武装を積んでいない宇宙バイクがそんなに怖いっすかねー?」
 わざとに声を上げ、敵を挑発した。これで、自分のことを囮と侮ってくれるのなら僥倖だ。
 リカルドの声を拾ったのか、敵の砲弾が一層苛烈に襲い掛かってきた。
「こりゃ、相当っすね」
 避けても避けても、敵の射撃は止むことは無い。
 ついに、帝国宇宙戦艦の機銃から放たれた弾丸がリカルドの宇宙バイクを掠めた。
「っと」
 幸いダメージはそれほどではなかったが、一瞬バランスを崩してしまう。敵はここぞとばかりに銃撃を叩き込んできた。
「いや、そうそうやられるわけにはいかないっすねー」
 リカルドはすぐに体勢を立て直し、空を飛ぶようにしてその攻撃を回避する。
 見ると、敵艦との距離がこの一飛びでずいぶんと縮んだ。
 今このタイミングだと、リカルドは忍法・鏡魔眼の術発動させる。
「攻撃は無駄っす。全て己自身に返るんすから」
 跳ね返すのは、目の前で砲撃を担っている敵砲撃手の敵意だ。
「武装は積んでないんで、そちらのものを使用させるっすよー」
 瞬間、鏡魔眼の術を受けた砲撃手が、機銃を帝国宇宙戦艦に向かって操作し発射した。
 味方からの砲撃により、敵艦が一瞬混乱する。
「今っす」
 リカルドが身体を反転させエルスを呼んだ。
「了解だ。さて、それほど悠長に構えてる暇もないから、なっと!」
 敵の混乱の機を感じ、エルスは迷わず帝国宇宙戦艦へダッシュで突撃をしかける。
 敵の射線軸を読みながら、近くの敵艦を盾にして一気に駆け抜けた。
 混乱する敵艦の砲撃を、見切って躱すことはたやすかった。
 宇宙を駆けながら、エルスは司纏軼尖を発動させる。稲妻の如く落ちる速度を、磁性に群がる粒子の被膜を、そして祖たる命の灯の活性、これらで自分自身を強化し、さらに加速した。
 そのまま一気に敵艦の側面へ突撃し、装甲を突き破って内部へ入る。
 エルスの姿を見て、砲撃手たちが逃げ惑った。
 構わず、周辺を踏み荒らし、手当たり次第に機銃を破壊する。
「さぁ、お次はどいつだ?」
 エルスが言うと、生き残った敵兵たちはその場から逃げ出した。
 二人の攻撃により、この区画の砲門が破壊され、敵の戦力が大幅に下がった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ニコ・ベルクシュタイン
遂に精鋭部隊が前線に出てくるまでに至ったか。
正念場であろうか、気を引き締めて行こう。

とはいえ宇宙空間での戦は正直不慣れだ、何処まで通用するかは怪しいが
「オーラ防御」で障壁を生み出し直撃を防いだり
「スライディング」で砲撃の合間を掻い潜ったり

上手く接近出来たら【時計の針は無慈悲に刻む】を
思い切り叩き込みたい、隙あらば「2回攻撃」での連撃を狙おう

反撃はまた物騒だな、鏖殺とは。
但し代償が「稼働可能時間」か、上手く活かしたい所
被弾せぬようにより一層の防御と回避を心掛けよう
「地形の利用」で宙域に浮く石やデブリなどを盾にするなど

他の猟兵とも上手く連携を取って行きたい所、
気付いた事はどんどん声を上げ伝達しよう


ルリア・アルヴァリズ
指揮艦を落とせなんて簡単に言ってくれるけどやる方は大変だ
さて、小言はここまでにして仕事に行こうか

【WIZ】
ダンピールだから自力で飛べるし移動には困らないね
ある程度指揮艦が見える位置まで移動
ただ攻撃が来る場合は一回離れよう
指揮艦の位置が分かれば十分だからね
把握ができたらユーベルコードで炎を纏わせた隕石を降り注がせようか
周りの戦艦に混乱が起これば他の猟兵たちもやりやすくなると思うし
もちろんこれで堕ちてくれてもいいけどね?

アドリブ・連携歓迎



●降り注ぐ炎と鋭い連撃
「指揮艦を落とせなんて簡単に言ってくれるけど、やる方は大変だ」
 ルリア・アルヴァリズ(理想の追求者・f10775)は帝国宇宙戦艦の姿が見える場所まで移動した。
 小言はここまで、いざ仕事の時間だ。
 近くにはニコ・ベルクシュタイン(虹の未来視・f00324)の姿もある。
「遂に精鋭部隊が前線に出てくるまでに至ったか」
 この宙域に、どれほどの帝国宇宙戦艦が現れたのだろう。そのうちの一隻。古強者の指揮官が乗る戦艦は、猟兵たちの攻撃により砲門の一区画を失っていた。さらに、度重なる攻撃を受け装甲もずいぶん破損個所が目立っている。
 だが、損傷個所をカバーするように弾幕を張ることで、まだまだ戦線を維持しようとしていることが見て取れた。
「正念場であろうか、気を引き締めて行こう」
 敵の戦力を、決して侮ることはできない。
 ニコは表情を引き締め武器を構えた。宇宙空間での戦は正直不慣れな部分もあるけれど、接近して攻撃を叩き込みたい。
 そんなニコを見て、ルリアが声をかけた。
「私は移動には困らないけれど、ニコ君はあれに近づくつもりかい?」
「何処まで通用するかは怪しいが、接近してみるつもりだ」
 敵の攻撃を避ける方法もいくつか考えがある。ニコが言うと、ルリアは頷いて帝国宇宙戦艦への道を指示した。
「今から私がこの場を混乱させるから、やりやすくなると思うよ」
「それは、助かる」
 二人は短く打ち合わせをして、各自行動を開始した。

 帝国宇宙戦艦に向かったニコを見送り、ルリアは詠唱を開始した。
「理さえ捻じ曲げて今ここに災厄を起こさん」
 敵艦の位置はすでに把握している。あとは仕掛けるのみ。
 エレメンタル・ディザスターを発動させると、炎を纏った隕石が、戦場に降り注いだ。
 敵の弾幕と隕石が衝突し、新たなデブリとなって周辺に散っていく。
「もちろんこれで堕ちてくれてもいいけどね?」
 ルリアはエレメンタル・ディザスタを制御しながら、敵艦の様子を見た。
 狙いを一点に定めて放った技ではないけれど、隕石がいくつも敵艦に衝突し、装甲を破壊していく。隕石を撃ち落とそうと放たれる砲火もあるが、それは敵の狙いを散開させる結果になっているようだ。
 だが、隕石を落とさねば戦艦が傷つく。
 古強者らしいが……敵の指揮官はさぞ悔しく思っていることだろう。
「接近するなら今だよ」
 隕石と砲弾が飛び交う中を駆けていくニコを、ルリアは応援するように見た。
 ニコは帝国宇宙戦艦との間合いをぐんと詰めていた。
 隕石と砲弾とのぶつかり合いの隙間を縫うように、走り続ける。
 自身に向かってくる砲弾はオーラを展開して障壁を生み砲弾を逸らす。また別方向からの追撃。今度は体をデブリに滑り込ませることでやり過ごした。
 ニコが敵戦艦に肉薄する。そのまま流れるように攻撃を叩き込んだ。
「過去は過去に。未来は俺達のものだ!」
 ユーベルコード・時計の針は無慈悲に刻むを発動させる。
 まず一撃、鋭い攻撃で敵の装甲を破壊した。
 手ごたえを感じたが、そこで敵は賭けに出たようだ。武器の封印を解き帝国式鏖殺形態に変形したのだ。
「反撃はまた物騒だな、鏖殺とは」
 敵の砲門が光る。
 今までにない、主砲の発射。
 それは装甲を剥がされ、区画を失い、じりじりと追い込まれている戦艦の、最後の咆哮のようにも思われた。
 砲撃と同時に、デブリを足場にして跳ぶニコ。
 かなりの威力だが、敵の攻撃をうまく回避した。
「代償が『稼働可能時間』か、ここを生かさない手はないな」
 敵戦艦の動きが鈍るのを感じたのだ。
 ニコは体を反転させ、もう一撃、鋭い連撃を叩き込む。
 同時にルリアの隕石が降り注いだ。隕石が敵戦艦を貫き徘徊していく。
「これで、終わりだ」
 武器を引き抜くと、戦艦のそこかしこで爆発が起こり、煙が上がった。
 爆発に巻き込まれぬよう、急いで身を引く。

 帝国宇宙戦艦は大きな爆発を起こし轟沈した。猟兵たちは、見事戦艦を撃沈させるという荒業をやってのけたのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月16日


挿絵イラスト