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【サポート優先】猟兵の龍鱗に使ひするを送る

#封神武侠界 #戦後 #風羽箭の公孫苞

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#封神武侠界
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#戦後
#風羽箭の公孫苞


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。

●龍鱗と守人
「黄龍、って……知って、いる?」
 エンジェルの翼を背負いながら、この封神武侠界の寵姫たちが纏うような、華やかな衣を纏った少女――胡・麟星(きりん座・f36862)が、ちょこんと首を傾げる。
 それはUDCアースや、シルバーレインの中国に存在する、神秘の地。長い年月をかけて峡谷に豊富な水が流れ込み、沈殿し、黄金と翡翠を散りばめたような池と滝と、石灰華段が生まれた土地。
 黄金の鱗のように見える光景から、その地は黄龍と呼ばれる。
「皆には……その黄龍に、似た……封神武侠界の、とある秘境を守る……修行者の人を、助けてほしいの」
 姓は公孫、名は苞。字はあるが黙して語らず。
 若き英傑と謳われるが、その性質は術に長けた仙人に近い。
 冷静沈着だが人当たりはよく、猟兵たちを信ずるに足る者たちと断じれば、快く力を貸してくれるだろう。
「彼が守る地に、オブリビオンの大軍勢が、現れるの……放置すれば、土地ごと彼は、蹂躙されてしまうわ……だから、彼と協力して、オブリビオンを……返り討ちにしてほしいの」
 その地には、瑞獣としての古龍の亡骸が埋葬されていると伝わっている。噂の真偽は兎も角、公孫苞の一族はその言い伝えに則り、先祖代々土地を守り続けているのだ。
 オブリビオンの狙いが何なのかは解らない。だが、将来有望な若者も、彼の家が遥か昔から守り続けてきた土地も、オブリビオンの毒牙にかけるわけには行かない。
 公孫苞と協力し、敵を迎え撃つのだ。

 ――さて、肝心のオブリビオンだが。
「百花精、と言ってね……植物を操る、とされている……わ。自在に植物を芽吹かせ、成長させることで……攻撃も、防御も……自分に有利な、場を作ることも……できてしまうの」
 ただ、公孫苞が水と風の術に長けると言うから、風を操り、敵のユーベルコードをある程度阻害してもらうことはできるだろう。
 とは言え、流石に彼の力は猟兵たちやオブリビオンにはどうしても劣ってしまう。最終的にオブリビオンを打ち倒すのは、やはり猟兵たちでしかあり得ない。
「……そうだわ、戦う前に……秘境の光景を、楽しんでみるのも、いいんじゃないかしら。きっと、守ろうって気持ちが……強くなると思うわ」
 どうか、よろしくね――と。
 祈るように手を組む麟星の、その重なり合った掌の中から、グリモアの星雲が広がる――。


絵琥れあ
 お世話になっております、絵琥れあと申します。
 サポート優先シナリオ強化期間、二本目のシナリオになります。
 (勿論、通常参加も望外の喜びですので歓迎いたします)

 流れと詳細は以下の通りになります。

 第1章:日常『龍の鱗を辿って』
 第2章:集団戦『百花精』

 第1章では、秘境の光景を堪能しながら公孫苞との交流を行います。
 (とは言え彼は最初から友好的+メタ的にはサポート優先シナリオと言うこともあり、協力はほぼ確約されています)

 第2章では、秘境とその守人である公孫苞を狙う『百花精』との戦闘を行います。
 (リプレイ中に描写はいたしませんが、公孫苞もこの戦いに参加しています。味方の回復と敵の妨害を行います)

 サポート優先シナリオですので、調子と相談しながら自分のペースで執筆していくことになるかと思います。
 それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
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第1章 日常 『龍の鱗を辿って』

POW   :    山の頂上まで、絶景を堪能しながら駆け上がる!

SPD   :    色んなポイントを巡って、お気に入りの景色を探す

WIZ   :    一際いい場所を見つけて眺めながら、のんびり

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

土御門・泰花(サポート)
※アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱変更・その他歓迎

「あらあら……。ふふ、ご安心を。呆けてはおりません。」

一人称:私
口調:基本的に敬語。柔和な印象を与える口ぶり。
表情:基本的に柔和な笑みを湛える。
性格:普段はおっとりだが「陰陽師の家系の当主」という自覚があり、凛々しくみせる時も。偶に天然ボケを発揮。

基本的には場の雰囲気に合わせ、誰とでも状況を楽しみます。
想い人を想起するような場面では、彼に思いを馳せてぼんやりうっとりすることも。

もしも何かを探る必要があれば【早業/軽業】、時に【地形の利用】を用い【第六感/聞き耳】にて【情報収集】、分析し仲間に共有。

UCは状況に合わせてどれでも使用。
後はお任せ。



●金翠の鱗に待ち人を想う
「見事な景色ですね」
「そう感じてくれたのなら、私も嬉しい」
 公孫苞の案内で龍鱗に並ぶ道を登りながら、土御門・泰花(風待月に芽吹いた菫は夜長月に咲く・f10833)は感嘆の溜息を吐いた。
 黄金の層にエメラルドブルーの鱗はまさに自然が生み出す神秘。人の手を離れて成長した地を泳ぐ龍。
「心ゆくまで堪能されるといい。私は下で待っている」
「ありがとうございます。作戦会議までには戻りますので」
 既に公孫苞に事情は話してある。本格的な襲撃にはまだ時間があるため、連携を取るべく事前に少し話しておこうということにはなったが、よければそれまでにこの光景を目に焼きつけておいてほしいと、グリモア猟兵だけではなく、公孫苞も言うので。
 彼と一度別れた泰花は、水面が一番美しく陽光を受けて煌めくその場所に佇み、再び息を吐く。
 ふと、将来を誓ったあの人の横顔が、脳裏を過ぎった。
 ここが封神武侠界だからだろうか。あの人の纏う『あお』の色は、ここのそれより濃く落ち着いた色をしているけれど。
(「いつか、あの方とも」)
 こうして、互いの故郷を巡り、美しい光景を心に焼きつけ、語り合う。
 そんな日が、来るだろうか。
 きっと大丈夫だと、泰花には思いの外、すんなりと思えた。二人の時間は、これから幾らでもあるのだから。
 自分の帰りを待っているであろうあの人に、想いを馳せて。泰花は暫し、彼の纏う空気に近しいその絶景に見入るのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

北条・優希斗(サポート)
『敵か』
『アンタの言う事は理う解できる。だから俺は、殺してでも、アンタを止めるよ』
『遅いな』
左手に『蒼月』、右手に『月下美人』と言う二刀流を好んで戦う剣士です。
自らの過去を夢に見ることがあり、それを自身の罪の証と考えているため、過去に拘りと敬意を持っております。その為オブリビオンに思想や理想があればそれを聞き、自分なりの回答をしてから斬ります。
又、『夕顔』と呼ばれる糸で敵の同士討ちを誘ったり『月桂樹』による騙し討ちを行なったりと絡め手も使います。
一人称は『俺』、口調は年上には『敬語』、それ以外は『男性口調』です。
見切り、残像、ダッシュ等の機動性重視の回避型の戦い方をします。



●守人の秘境を持する由縁を問う
「ひとつ、聞いておきたい」
「何だろうか」
 流れる水を臨むその場所に並んで佇む公孫苞へと、北条・優希斗(人間の妖剣士・f02283)はおもむろに切り出した。
「先祖代々この地を守ってきた……と聞いているが。アンタ自身は、何を思ってここを守っているんだ」
 過去と言うものに重きを置く彼にとって、守るべき対象の人となりを知るためにも、確認しておきたかったのだ。
 その答えがどうであれ、彼とこの地を守ると言う目的を違えるつもりはない。それでも、尋ねずにいられなかった。
「そうだな……確かにそれが先祖代々の使命だから、と言うのは大きい。だが、それと同じくらい、ただこの美しい景色を守りたい」
 広がる光景は自然の力のみが生み出した情景。
 手を加えることもしたくないし、荒らすこともさせたくない。公孫苞はそう考えていると。
「野暮なことを聞いた」
「いや、構わない。だが、代わりに聞いてもいいだろうか。あなたが戦うのもまた、使命のためか?」
 猟兵として世界の敵を討つ。それが猟兵の努めだから――だが、それだけが戦う理由ではない者もいるだろう、と。
「俺は……」
 優希斗もまた、ぽつぽつと話した。知られたくない部分は、語らなかったが。それでも、話せることは話したし、公孫苞も口を挟まず、時折小さく頷きながら、優希斗の話を聞いていた。
 敵も味方も、理解した上で向き合いたい。それが優希斗の信念だった。
 公孫苞のことも、少し理解できた気がしたし、公孫苞にもまた、自分がどういう人間なのか、少しは伝わったはずだ。
 これで、心置きなく戦いに臨める。優希斗は再び、流れる水に視線を落とした。

成功 🔵​🔵​🔴​

コーデリア・リンネル(サポート)
 アリス適合者の国民的スタア×アームドヒーローの女の子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

内気な性格のため、三点リーダーや読点多めの口調になります。
ですが人と話すのが嫌いでは無いため、
様々な登場人物とのアドリブ会話も歓迎です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


千束・桜花(サポート)
平和な日常あればこその人生、ですよねっ!
たまには鍛錬を忘れて精一杯遊びます!
ふふ、将校だって遊びたいときがあるのですよ

催しや祭りには積極的に参加していきます!
ハイカラなものや、美味しそうな食べ物があれば優先しましょうか
いろいろな世界に行くと様々な事を体験できて本当に楽しいですねっ!



●花の夭夭たるや佳なり
「わぁ!」
 龍鱗全てを見下ろせる坂の頂点まで登り切った千束・桜花(浪漫櫻の咲く頃に・f22716)とコーデリア・リンネル(月光の騎士・f22496)。
 眼下に広がる絶景を堪能しながら、二人はコーデリアが持参した手作りお菓子の包みを広げていた。
 人付き合いが苦手なコーデリアだが、猟兵として活動する上で少しは人馴れしておいた方がいいかと、比較的年の近い桜花に声をかけたのだ。
 その桜花だが、手作りの月餅に桜色の目をきらきらと輝かせていた。
「これは手作りなんですか……!?」
「は、はい」
「凄いですね! お店で売っていても不思議のない出来栄えです。いただいてもよろしいでしょうか?」「勿論です。どうぞ召し上がってください」
 お言葉に甘えて、おひとつぱくり。
「美味しいですね!」
「よ、よかったです」
 桜花が無邪気に喜ぶのを見て、ほっと胸を撫で下ろすコーデリア。
「餡と……これは蓮の実でしょうか? くどくなく、上品な甘さがいいですね」
 手放しで桜花が褒めてくれるので、ちょっと照れるコーデリア。
 お茶もいただきつつ、ひとつめを完食した桜花は、再び光を受けて煌めく龍鱗を臨み、ぽつりと。
「美味しいものを見ながら美しい景色を眺めるなんて、まさに贅沢ですね」
 でも、将校だって遊びたいときがあるのですよ、なんて悪戯っぽく続けて。
 桜花もコーデリアも、まだ十代の少女なのだ。こんな風に肩の力を抜くひとときがあってもいいだろう。
「ああ、本当に楽しいですね!」
「え?」
「私はサクラミラージュの出身なのですが、こうして色々な世界を回ると、色々な経験ができますから。それにこんな素敵なご縁もありましたし」
「あ……」
 それは、一期一会の縁かも知れない。
 だとしても、互いに楽しい思い出となるのなら上々だろう。
 人好きのする笑顔で、桜花はコーデリアを見た。釣られてコーデリアも、少しぎこちないながらも、微笑んで見せた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『百花精』

POW   :    咲け、大地覆う侵食の花よ
【植物の種】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を植物で覆い】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
SPD   :    咲け、骨肉喰う破壊の花よ
【手足による打撃】で触れた敵に、【打ち込まれた植物の種が体内で成長した事】による内部破壊ダメージを与える。
WIZ   :    咲け、身体覆う装具の花よ
戦場全体に【大量の植物】を発生させる。敵にはダメージを、味方には【植物アーマーの装着】による攻撃力と防御力の強化を与える。

イラスト:すねいる

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●何れの處よりか百花至る
 穏やかな時は、突如打ち破られる。
 彼方より至る、圧力と殺気。波のように押し寄せる、人の群れ。
「全ては、あの御方のために」
 口を揃えて、同じ顔の女は言う。
 黒衣と赤い花を纏ったその女は、誰か仕える者の理念の元、この地にやって来たようだ。尤も、その主と思しきオブリビオンの姿は、見当たらないが。
 いずれにせよ、目的がどうあれオブリビオンにこの地と、前途ある若者の命をおいそれと渡すわけにはいかない。
 猟兵たちは若者の助力を得て、彼女らを返り討ちにすべく、動き出す!
勝守・利司郎(サポート)
神将の四天王×花蝶神術拳伝承者、勝守・利司郎だ。
花蝶神術が何かって?オレが言い張ってるだけだが、練った気を花や蝶のごとく扱うやつ。
しっかし、『トーシロー』が達人っていう設定なぁ。あ、オレ、神隠し先で神将になる前はバーチャルキャラクターな。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動する。そうだな、主に拳に練った気を集めてグローブ代わりにして、殴ることが多いか?

他の猟兵に迷惑をかける行為はしない。オレの美学(味方ならば邪魔をしない)に反するからな。作戦なら別だが。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないからな。
あとはおまかせ。好きによろしく!



●花は風に乱れて然ゆ
(「植物を操る能力、なぁ」)
 勝守・利司郎(元側近NPC・f36279)もまた、花を操る術の使い手だ。本人曰く、より正確に言うのであれば、練った気を花や蝶の如く扱う術である。
 しかし元を辿ればその術は、彼の主である女性から伝授されていたものであり、その本質は炎だ。
「じゃあ、こういうのはどうだ?」
 百を超える真っ赤な鬱金香の花が、女の一人を取り囲む。
 それはよく見れば――赤々と燃え上がる、炎だった。
「ッ!?」
 炎、と見て女は振り払い、一時離脱を試みるが。
 ふらり、その身体が傾ぐ。
「……あ……?」
 そのまま、ぱたりと倒れる。
 舞う炎の花に触れても、女の花が灼けることはなかった。代わりにもたらされたのは眠りだ。
 女が覚醒するよりも早く、時間差で生み出された光弾が重力を伴い、その身体にのしかかった。悲鳴すら上がらず、ずしん、と呑み込まれた女の身体が跡形もなく消え失せる。
「貴様!」
 炎を恐れて状況を見守るしかなかった女の仲間が、焼失の危機はないと見るや、仇討ちだと言わんばかりに植物の種を弾丸の如く、利司郎へと差し向けるが。
 それらは全て、どこからか吹いた風に軌道を逸らされ、利司郎の背後を緑で彩るだけの結果に終わる。
「仲間がやられて憤る気持ちがあるならさ、最初から助けてやりなよ。まあ、元々は『敵』だった、オレが言うことじゃないかも知れないけどな」
 独りごちて、微苦笑と共に、ぐっと固く握った拳に闘気を纏わせ、より硬く、強く、力を得て。
 放つ種が何故だか尽く風に阻まれ、焦り始めた敵陣へと、何度も、何度も突き刺す――!

成功 🔵​🔵​🔴​

木元・祭莉(サポート)
「おおー、いっぱいいるねー♪」

グラップラー×サウンドソルジャー、14歳の人狼少年です。
前衛肉弾派で、積極的に行動します。
まだまだ未熟なアホの子です。

いつも深く考えず、楽しそうにテンション高く対応します。
どどーん、ばばーん、ひゅいーんなど、擬態語を多用します。

ユーベルコードは、補助的に使うことが多いです。
状況に応じて、グラップルでの接近戦、衝撃波でのなぎ払い、浮遊とジャンプ・ダッシュを組み合わせた空中戦のどれかで戦います。

多少の怪我は耐性で耐え、肉を切らせて骨を断つ、がモットー。
いつも笑顔で、後先考えず。でもちょっとビビリ。

あとはおまかせで。よろしくおねがいします!



●狼の咆哮草木を騒がす
「きたきた! いっぱいだねー!」
 迫り来る軍勢にも寧ろどこか楽しげに耳と尾を振り、無邪気に笑う少年。
 木元・祭莉(まつりん♪@sanhurawaaaaaa・f16554)はその幼さゆえに、これから始まる戦いの予感にすら興奮を抑え切れない様子。
 そんな彼にも、敵は容赦なくすらりと伸びた脚からの蹴りを見舞おうとするが。
「ぴょーん! 当たらないもんねっ」
 ジャンプ、そして空中でもう一段ジャンプ。
 下段からの攻撃を躱し切ると、腹から咆哮――本人的には、父ちゃん直伝のちょー音波――ひとつ。ユーベルコードの恩恵によりそれは衝撃波にも等しい威力を以て、自身を取り囲む敵陣を瓦解させてゆく。
「ちょこまかと……!」
「わわっ!?」
 辛うじて堪えた、女の一人が祭莉の腹へと掌打を叩き込もうと、鬼気迫る表情を向けてくる。
 実は少々、臆病な一面も隠し持つ祭莉。思わず飛んで跳ねて、駆けての逃げに徹する。
「逃げるな!」
「やだー!」
 立ちはだかる別の女へと、当て身で体勢を崩させ、生まれた隙に衝撃波を放ち、包囲を突破。
 調子を取り戻したところで反転。追いかけてくる女へと、改めて向き直り。
「反撃だ! どかーん!!」
「なっ……」
 持ち直した祭莉に、突き出した掌を躱され、その手首を掴まれ。
 突然のことに狼狽える女をそのまま、どこからか吹いた追い風を受けて投げ飛ばし、後方の敵軍へと叩きつける!
「ふふーん。どうだ、参ったかー!」
 ふんすと胸を張る祭莉。しかし、その問いに答える者はいない。
 軒並み伸してしまったからである。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロータス・プンダリーカ(サポート)
素早さが売りの格闘猫
口調は「ですにゃ、ますにゃ、ですかにゃ?」と丁寧語に「にゃ」が付く

年齢の割に子供っぽい、と言うか猫っぽい
時々猫の本能には抗えない
尻尾や耳が感情と共に良く動く

拳法と銃を組合せた武術の達人
敵の動きを読み、計算された動きで戦う
悪を許さない正義と立ち向かう勇気を持ち合わせた漢
卑劣な事は嫌いだが、相手がそれ以上の悪であれば勝つ為の奇襲や搦め手は厭わず用いる

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用
多少の怪我は厭わず積極的に行動
迷惑行為NG
公序良俗は遵守



●狸奴の乱れ舞うを風助く
「ぐあ……っ」
 得意の肉弾戦を挑むも、軽くいなされ逆に顎へと銃身を握り込んだ拳に殴打され、吹き飛ぶ女。
「我がニャン=カタの真髄、たんと味わうがいいにゃ!」
 ロータス・プンダリーカ(猫の銃形使い・f10883)には常に、追い風が吹いていた。対して敵には、向かい風が。
 それは身軽さ、俊敏さを要求されるネコ流格闘術『ニャン=カタ』へ大いに助けになった。
(「どんな理由があれ、ただひたむきに土地を守り続けてきた若者の命が理不尽に奪われるなど、あってはならないことですにゃ」)
 正義感の強いロータスは、その行いを見過ごせない。
「怯むな! 数は圧倒的に我らが優位!」
 女の一人が敵軍を鼓舞する。
 その激励に士気を取り戻した一群が、ロータスへと殺到するが。
「遅いにゃ!」
 流れるような動きでその全てを躱し敵の懐へ、或いは背後へと瞬く間に潜り込み、零距離射撃と体術を駆使して敵を蹴散らしてゆく。
 どれだけ向きを、体勢を変え続けようとも常にその背を押し続ける風の恩恵を受けて。
 その動きはまさに電光石火。敵に反撃の隙すら与えないまま、場に混乱を巻き起こし、陣を決壊させてゆき――!
「うっ!」
 遂に、ロータスを取り囲んでいた最後の一人が強烈な蹴りを受けて転がり、そのまま動かなくなる。
「女性だからと、罪もない若者の未来を摘み取ろうとするオブリビオンに、手加減は出来ませんのにゃ」
 同じことを繰り返すなら、猟兵は何度でも相手になってやると。
 伝わりはしないだろうが、それを解っていても、ロータスはここにいない彼女らの主に宣言するように、はっきりと言い切った。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミーガン・クイン(サポート)
サキュバスの魔女、ミーガン・クインよ。
物を大きくしたり小さくしたりする魔法が得意だわ。

UCは指定の物を使うわ。
汚れるの嫌だし、怪我もしたくないから程々に行動するわね。
公序良俗は守ってあげるわ。
他の猟兵さんに迷惑はかけないようにするけど、
イタズラぐらいはいいわよねぇ?

魔法を解決に活かせる事件ならどんなものでも伺うわ。
えっちなことは好きよ、サキュバスだものねぇ♡

絡み・連携・アドリブお好きなように。
それじゃあ、よろしくお願いするわぁ♪



●佳麗、花を戦かす
「ふぅん……」
 何やら品定めするような目を敵勢に向けるミーガン・クイン(規格外の魔女・f36759)。その視線に籠められた色に、誰もまだ気づかない。
「早々に片を着けるぞ」
 数の優位を見て取るや、勝利を疑わぬ顔で種の弾丸をミーガンへと斉射しようと指先を向ける、女の顔を見比べて。
「うん。最初は、あなたにしようかしら♪」
「何を!」
 声をかけられた女が、先んじてミーガンの心臓を射抜くつもりで、種を弾けさせる!
 しかし、突如横合いから吹きつけた突風により、狙いが逸れ――直後、女の姿が掻き消えた。
 否、消えたのではない。近くでなければ視認に苦しむほどに、彼女は縮んでいたのだ!
「寄って集っていたいけな坊やを虐めようとした悪い子たちだもの、お仕置きしなくっちゃねぇ……?」
(「幼気……?」)
 首を傾げた公孫苞を余所に、つんと人形ほどの大きさになった女を爪先で軽く蹴り倒す。そのまま、靴底でぐりっと踏みつけた。
「ヒェ」
 今はまだ、難を逃れている女らの一部から、短く漏れる悲鳴。
 ぐりぐり、とすり潰すように靴底と地べたに挟んで、転がす。時折ヒールと靴底の隙間に解放する――と見せかけて、脇腹を掠めるようにヒールをカン! と突き立ててやれば、恐怖の色が足元から滲んでくるのが解る。
 それこそが、糧。絶頂へと追い上げる最高の快楽。
 行為に耽るミーガンは、余りに無防備だ。だが、誰も手を出せなかった。動けば不可視の何かが手痛く刺さると錯覚するほど、その倒錯的な遊戯は危険な香りを孕んでいた。
「ああ可哀想に、こんなに怯えて震えて……♡ でも安心して頂戴な、退屈はさせないわ♡」
 いやその遊びこそが恐怖の対象なんですけど。と言うかお姉さん解ってて言ってますよね!?
「と、残念だけど、次の子が待ってるから……じゃあね♡」
 ――プツッ。
 ヒールの先で、小さな身体が弾けた。
 瞬間、雲の子を散らすように一目散に逃げ出す軍勢。
「あらぁ、駄目よ悪い子ちゃんたち、に・が・さ・な・い♡」
 突如、敵軍の退却を阻むように、風が四方から渦を巻くように吹いた。
 ――やや、勢いが弱かったのはきっと気のせいだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

バジル・サラザール(サポート)
『毒を盛って毒で制す、なんてね』
『大丈夫!?』
『あまり無理はしないでね』

年齢 32歳 女 7月25日生まれ
外見 167.6cm 青い瞳 緑髪 普通の肌
特徴 手足が長い 長髪 面倒見がいい 爬虫類が好き 胸が小さい
口調 女性的 私、相手の名前+ちゃん、ね、よ、なの、かしら?

下半身が蛇とのキマイラな闇医者×UDCエージェント
いわゆるラミア
バジリスク型UDCを宿しているらしい
表の顔は薬剤師、本人曰く薬剤師が本業
その割には大抵変な薬を作っている
毒の扱いに長け、毒を扱う戦闘を得意とする
医術の心得で簡単な治療も可能
マッドサイエンティストだが、怪我した人をほおっておけない一面も

アドリブ、連携歓迎


クリスティナ・バイエンス(サポート)
火の神の名を持つキャバリアに選ばれたサイキックキャバリア乗り
水着みたいな格好なのは、コックピットが蒸し風呂みたいに熱いから仕方なくだからね

正直キャバリアを降りての戦闘はあまり得意じゃないのよ
でもキャバリアを使っての戦いは任せてね、みんな炎で薙ぎ払ってやるわ
とはいえ、必要ないところで炎を使うつもりはないの危ないもんね
使わなくても私の〔炎神機カグツチ〕は十分強いもの

よろしくね!



●花は眠り炎に抱かれる
「ああもう、折角の水場で少しは暑さもマシになるかと思ったのに。結局こうなるのね」
 降り立ったキャバリアから、妙齢の女性の声が響いた。
 声の主――クリスティナ・バイエンス(炎のキャバリア乗り・f30044)が嘆息するのも無理はない。彼女の騎乗する、火の神カグツチの名を冠するキャバリアのコクピットは、常に蒸し風呂の如き熱気に溢れているのだ。
 だから暑いとクリスティナが嘆くのも、こうなることを見越してほぼ水着に近しいボディスーツでこの地を訪れていたのも、全て致し方ないことなのだ!
「ふざけたことを!」
 だが、敵には伝わらなかったようである。そっちだって身体のラインを惜しげもなく曝すスタイルのボディスーツでしょうに。
 ともあれ、公孫苞も土地もほぼ無傷な現状に功を焦る緑の女の軍勢は、クリスティナとその近くに待機していたバジル・サラザール(猛毒系女史・f01544)へと標的を定める。
 敵には数の暴力による種の弾丸を、味方には緑の鎧による加護を与えんと、彼女らは無差別に緑の力を行使する、が。
 やはりその全ては、どこからか巻き上がる風により猟兵たちへの到達を阻まれ、身に纏う防護の蔦も剥ぎ取られた。
 そしてそのまま、猟兵たちへと向けられる風靡に乗せて。
「あら、ストレスを溜め込むのはよくないわ。睡眠は薬に勝る、今は少し休みましょう」
 バジルの緻密な調剤によって、どんな相手でも即座に深い眠りに落とす催眠ガスが、敵方へとより広く、より的確に送られて。
 風に剥がされ周囲に残った緑に包まれたまま、強制お昼寝タイムに。
 薬剤師であるバジルにとって、薬学は調整ひとつで味方を救う薬にも、敵を挫く毒にもなる、果てのない学問だ。やっていることはマッドサイエンティスト寄りではあるが、その力で味方や護るべきものの助けになれるのなら、薬も冥利に尽きるだろうと思う。
 だから、彼女はこうして支援に徹することも多い。仲間の続く手に、繋げるために!
「トドメは任せて、炎で薙ぎ払ってあげるわ! ……と言いたいけど、土地に被害を出すわけには行かないわね。なら!」
 クリスティナは最善を考え、答えを導き出す。
 そして念動力を炎の衝撃波へと変換して、一息に放った。狙いは――龍鱗に至らず、眠る敵の山を取り囲み生い茂る、無数の緑――!
「成程……これなら、草花の方から百花精に引火させてくれるわね」
 感心したように頷くバジルの言葉通り、炎の山と化した緑は容赦なくかつての主を焼き。
 かくして、地を泳ぐ龍と、その守護者たる青年の命は、猟兵たちの手により無事、護られたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年06月07日


挿絵イラスト