【サポート優先】憑依の人形館
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●グリモアベース:ゲネ
「グリモアエフェクトによって「大いなる危機」がいち早く予知された! UDCアースの山奥で事件発生だ!」
ゲネ・ストレイ(フリーダムダイバー・f14843)はホロモニターに、緑深い山奥に佇む雰囲気満点の洋館を映し出した。
この洋館、もとは金持ちの個人所有の趣味の館だったらしい。すでに故人となった持ち主は人形という人形に大層ご執心で、市場価値のあるアンティーク人形から最新のフィギュアまで、ありとあらゆる人形が展示されたまま放置されている。相続が上手くいかずに管理が杜撰になって、ほとんど廃屋状態になっているようだ。
「この廃屋を誰かが利用したのか、邪神どもの介入か。屋敷の内部がUDC怪物を無限に自動召喚する装置となっていることが判明した」
召喚されているUDC怪物は精神体の類らしく、召喚される傍から屋敷に放置されている人形に次々取り憑き、今も数を増やし続けている。
周辺が無人地域であるため、今はまだ人的被害は発生していない。だがこのまま屋敷の人形全てに取り憑き終えれば、あっという間に人里まで溢れ出てきてしまうだろう。
「事件に発展する前に、諸君にはUDC怪物の自動召喚の停止と、すでに召喚されたUDCが憑依した人形達の掃討を頼みたい。大いに暴れてきてくれ!」
ゲネは反転させたモニターに転送術式を輝かせ、猟兵を怪物はびこるUDCアースへといざなった。
●ザコっぽいヒーロー
森深い山奥の廃屋。
人里離れ、本来静寂に包まれているはずのそこは……やたらと賑やかだった。
多種多様なヒーローフィギュアの姿をしたUDC怪物達が、なにやらガヤガヤ騒いでいるらしい。
「変~身。」
「いやさすがにそれは古いんじゃ」
「あれだろ、ベルトがグルグル回ってパラパラパラ~って」
「漠然としすぎだろ」
……どうやら中身のUDC怪物達は特撮事情に詳しくない模様。
「んっ!? なんか来たぞ!」
「敵だ! たぶん敵襲だ! であえであえー!」
加えて非常に小者っぽい。どうもザコ怪人が特撮ヒーローの姿を真似している、ぐらいの認識でかかったほうがよさそうだ。
低級で小さいとはいえ一応はUDC怪物。きちんと処理して進まねばなるまい。
まずは廃屋入り口に陣取っているこのちっちゃなザコヒーロー達を蹴散らして、突破口を開こう!
そらばる
UDCアース、呪いの建造物。
UDC怪物に憑依された大量の人形やフィギュアを掃討しつつ、廃屋内にある召喚装置を停止させてください!
●第一章:集団戦『ジャシンドライバー・戦士形態』
低級UDC怪物に憑依された特撮ヒーローフィギュアの大群です。
特撮についてはあまり詳しくない動きをします。
基本的に通常のフィギュアサイズですが、低級UDC怪物レベルの強さはあります。
姿かたちは多種多様。画像は一例だと思ってください。
廃屋の入り口付近に陣取っているので、蹴散らして屋内に進みます。
●第二章:冒険『自動召喚儀式を破壊せよ』
廃屋内を探索し、どこかにある召喚装置を破壊してください。
床に敷かれた巨大魔法陣、地下に隠された巨大祭壇など、装置は複数あります。
●第三章:集団戦『偽りの自由を手に入れた人形』
自動召喚停止後の掃討戦です。
UDC怪物に憑依された少女型の人形群を撃退してください。
一章の敵より手強いです。
締め切りはシナリオ上部のタグで告知します。よろしくお願いします。
第1章 集団戦
『ジャシンドライバー・戦士形態』
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POW : ジャシンパンチorジャシンキック
自身の【装着者の血液または生命エネルギー】を代償に、【UDCとしての強大なパワー】を籠めた一撃を放つ。自分にとって装着者の血液または生命エネルギーを失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD : ジャシンネットワーク
【ジャシンドライバー装着者】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[ジャシンドライバー装着者]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
WIZ : ジャシンメダル
妖怪【またはUDC】の描かれたメダルを対象に貼り付けている間、対象に【なった武器の形状が変化し、特殊能力を得る】効果を与え続ける。
イラスト:SA.星忍冒険
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならなくてもいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
正直よくわかんにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ●すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。
基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれーりぃ(正統派なレディ?)』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ●おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
●小さいは大きいで蹂躙してしまえ
「にゃあ。ちっこいフィギュアにゃ。動いてるにゃ、面白いにゃ!」
アイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)は、洋館入り口にわらわらと集っているヒーローフィギュア達を好奇心めいっぱいに見回した。
「ぬっ、敵襲だ!」
「ゆくぞっ、ジャシンキック!」
「くらえっ、ジャシンパンチッ!」
ヒーローフィギュア達は問答無用でアイクルに襲いかかってくる。フィギュア大の身体から繰り出される攻撃には、小ささゆえの見た目のコミカルさを裏切って、ちゃんとそれなりの重さとダメージが乗っている。
「わっと危ないにゃ! 結構獰猛にゃ……」
あわやのところを躱し、紙一重を通り過ぎていったキックやパンチの余波に目をパチクリしている。
「ぬぅっ、図体デカいくせになかなかすばしっこいヤツだ!」
「しかも語尾ににゃあにゃあつけて舌っ足らずあざとい! アレは演技だな!」
「ああ間違いない、どうせ本性は凶悪に決まって……」
「──に゛ゃぁん?」
フィギュアヒーローズの洞察に、アイクルの機嫌が前触れなく急降下した。口調がガラリと変わり、人相も実際凶悪だ。背後にはなにか黒々としたオーラのようなものが立ちのぼり始め……
「お前ら気に入らに゛ゃいに゛ゃ……」
……いや違う、それはオーラではなく物体だ。大地が震え、盛り上がり、巨大な人の形をなし始めたのだ!
「ぶっ●すに゛ゃ」
アイクルが据わった目で宣言した瞬間。
召喚主の倍はある身の丈の巨人は、大きく足を上げたアイクルの動作をトレースして、巨大な足でフィギュア達を豪快に踏み潰していくのだった。
成功
🔵🔵🔴
城田・紗希(サポート)
基本的には考えるより行動するタイプ。
でもウィザードミサイルや斬撃の軌跡ぐらいは考える。…脳筋じゃナイデスヨ?
暗器は隠しすぎたので、UC発動時にどこから何が出てくるか、術者も把握していない。
戦闘は確実性やオーバーキルより迎撃数を優先するので、全力魔法と範囲攻撃で少し広めに撃ってから時間差で仕留める。
もしくは単体攻撃にカウンターや鎧破壊攻撃を乗せつつ、連続して使って、一撃必殺を繰り返す。
「ここから先は行かせないよ、キリッ」
…ところで、なんでオブリビオン居るの?(前後の説明忘れた)
……防御?なんかこう、勘で!(第六感)
耐性……は、なんか色々!(覚えてない)
●デュエリストここに在り
「うおっ! ちっちゃいフィギュアがごちゃごちゃ動いてる~……これオブリビオンだよね? なんで動いてんの?」
依頼の内容をすこーんと忘れて、城田・紗希(人間の探索者・f01927)は首を傾げた。
「馬鹿だ!」
「馬鹿だ!」
「馬鹿がいるぞ!」
「「「狙い目だ!」」」
フィギュアヒーロー達はこぞって紗希を狙い始めた。メダルを貼り付けて飛び道具に仕立てた各々の武器を、ピチュンピチュン言わせて攻撃してくる。
「うわわわ、っととと! あっそりゃ敵ですよね! よし、ならば!」
紗希は第六感任せに飛び道具を回避しながら、取り出したカードの束に全ての力を込めた。
「──今ここに、デュエリストブレイドの開会を宣言する!」
高らかな宣言と共にカードが放り上げられ、雨の如く戦場に降り注ぐ!
「な、なんだ!?」
「カード? 子供だましだな!」
「いや待て、周りを見ろ! なんかの会場みたいになってるぞ!?」
気づけば洋館を背景にしていた森の姿は消え、辺りは都会的なカードゲーム大会会場めいた風景に塗り替えられていた。
「そう、ここはすでにしてデュエリストブレイド会場……先制は私! ドローッ!」
まだまだ手元にたくさんあるカードの山から一枚引いて、紗希は高らかにカードの表面を掲げた。
「私は『ウィザード・ミサイル』を発動! このカードが発動した時、敵群は大量の炎の矢に蹂躙される!」
「なんだとぉぉぉぉッ!?」
誇らしきデュエリスト仕草で会場に適応してみせた紗希が放った大量の炎の魔法矢は、一本たりと狙いを外さずフィギュアヒーロー達を貫いていくのだった。
成功
🔵🔵🔴
月詠・莉愛(サポート)
『あの……宜しくお願いしますね。』
オラトリオのシンフォニア×聖者の女の子です。
普段の口調は「丁寧口調(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
独り言は「普通かな(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
大人しくて口数が少ないですけど、心優しく
動物や植物などの自然が好きな少女。
争い事は苦手ですけど、依頼の成功の為なら戦う事も厭わないです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ロラン・ヒュッテンブレナー(サポート)
※絡みアドリブOK
※感情が尻尾や耳によく表れる
※人見知りだが【優しい】性格で育ちのいいお坊ちゃま
※戦闘時は魔術器官と電脳空間の演算力を用いて知略で戦う
※「ぼく」「~なの」「~さん
体のあちこちにつけた魔道具の回路を起動し(【高速詠唱】)、
狼の嗅覚聴覚視覚(【聞き耳】【暗視】)を駆使した【情報収集】と、電脳空間からの【ハッキング】で敵戦力を分析(【学習力】)
適切な魔術(UC)を組み合わせたり【乱れ撃ち】する
防御は【結界術】で作る【オーラ防御】壁や、
小柄な体系と狼の機動力(【ダッシュ】【残像】)を使う
仲間を守り、敵には【勇気】をもって容赦ない作戦・攻撃を行う(【全力魔法】)
●小者ヒーロー滅すべし
「ヒーロー……!」
ロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)は年頃の少年らしく、動く特撮フィギュア達に目を輝かせた。
が、すぐにこれらを破壊しなければならない現実を思い出し、ケモミミがしょぼんと垂れる。
「あの、ロランさん……大丈夫ですか……?」
月詠・莉愛(銀の月を謳う・f16320)は心配そうに、優しくロランに声をかけた。
「う……は、はい。召喚の依代になってる人形も、なるべく壊さないと、だから……」
おずおずと覗き込んでくる莉愛に反射的に人見知りを発動しつつも、ロランはまっすぐに前を向いた。
そんな二人を見つけたフィギュアヒーロー達がわらわらと集まってくる。
「女だ!」
「子供だ!」
「弱そう!」
「「「狙い目だ!」」」
……連中はあまり賢くない。
ヒーローらしからぬその言動にすっかり未練も消え失せて、ロランは全身の魔道具の回路を高速で起動して大量の情報を収集、分析しながらユーベルコードを開放する。
「月下の音狼、暗き夜の森より、鬨を上げ。従う者に、命ず。汝、猟者なり」
満月の魔力が幼いその身を覆い尽くし、狼のオーラとなってロランに宿る。
「──うぉぉおおん!」
ロランの幼い声は咆哮となり、それは音撃となって辺りに放射された。
ビリビリと空気を揺るがす咆哮にフィギュアどもはビシィ!と硬直したのち、獣の如く高速で突っ込んできたロランにわーわー追い立てられ始めた。
「ぐぬぅ、全然弱っちくないではないか!」
「詐欺だ詐欺だ!」
「訴訟だ訴訟だ!」
ぎゃあぎゃあ騒ぎながら心を一つにしていくフィギュアども。なんとも情けない手段で自己強化を図るその姿に、莉愛は小さく嘆息した。
「罪もない、本来ヒーローであるはずのフィギュアがこの有様だなんて、持ち主の方もお可哀そうに……」
その麗しい声音に合わせて神秘の魔力が揺らめき、数多の光を紡いでいく。
「──光の矢よ、敵を貫き浄化させなさい!」
ロランに追い立てられたフィギュアヒーローどもを無数の光の矢が追尾し、ぐわーぎゃわーと賑やかな悲鳴が屋敷の周囲にこだましたのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
陽環・柳火(サポート)
東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。
悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
正面からのぶつかり合いを好みますが、護符を化け術で変化させて操作したりなどの小技も使えます。
全力魔法使用後の魔力枯渇はにゃんジュール等の補給で補います
名刀『マタタビ丸』は量産品なので、もしも壊れても予備があります。
ユーベルコードは指定した物を使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●チンピラ猫、特攻します
「……ヒぃーロぉーだぁ……?」
小さなフィギュアヒーロー達を大便スタイルで見下ろしガンつける陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)の目つきは、愛らしい見た目に反して、完全にヤカラのそれである。
「なっ……なんという凶悪な猫……!」
「さっきも別の部隊があんなのと戦ってたぞ!?」
「最近の猫はあんなのしかいないのか!」
「「「詐欺だ詐欺だ!」」」
凶悪な眼力に気圧されつつも、負け惜しみじみた苦情の声を上げるフィギュアども。
柳火はやにわに、ゆらぁ……と立ち上がると、フィギュアどもを眇に睨みつけたままボソリと言う。
「てめぇらはヒーローじゃねぇ。悪だ」
その手に翻るは、大量生産の名刀『マタタビ丸』。
「──悪い奴らはぶっ潰す」
構えたマタタビ丸の周囲に、鬼火のような炎が点々と灯る。
次の瞬間、銀色の軌跡を描いて柳火は猛然と敵陣へと斬り込んだ。マタタビ丸が途轍もない速さで三連撃を繰り出しては、それに合わせて鬼火が周囲に飛び回る。
「オラァッ!! 喰らいやがれってんだ! 折角の大盤振る舞いなんだからよ!」
幾度となく斬り込む刀身と鬼火。豪勢に砕かれていくフィギュアども。気迫と暴力に満ち満ちたその戦いっぷりは、達人の身のこなしというよりはチンピラの特攻姿だ。フィギュアどもはぎゃーぎゃーと阿鼻叫喚の地獄絵図。
たっぷり三分間暴れまわったのち、柳火は清々したとばかりに顔を上げた。
「ふんっ。ま、だいたい片付いたか。ありがとな、マタタビ丸」
砕け散ったマタタビ丸を新たな代替品に挿げ替えて、柳火は地面に昏倒してピクピク痙攣しているフィギュアどもをお構いなしに踏みつけながら、洋館の中へと足を踏み入れていった。
成功
🔵🔵🔴
蒼月・暦(サポート)
デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。
普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
向・存(サポート)
もし手助けが必要でしたらお手伝いするのですよぉ~。
ユーベルコードの出し惜しみをするつもりはありませんけどぉ、だからと言って乱発すればいいってものでもないですよねぇ~。
使いどころに迷ったときはぁ、ご同輩に相談すればいいでしょうかぁ~?
けどぉ、非道なことをなされる方には手加減無用、全力で参らせていただきますねぇ~。
あとは最後まで油断大敵、【咄嗟の一撃】も放てるように【逃亡阻止】は意識しておきましょう~。
大丈夫ですよぉ~、手足の二・三本くらいもげてもなんとかなりますのでぇ~。
荒事以外の御用ならめいっぱい楽しんじゃいますよぉ~。
特に読み物なんかは好きですねぇ~。
※アドリブ・連携歓迎
●死者、強し
「ぃやぁ~。スケール感は置いといてぇ、こう一堂に会している感じはなかなか壮観ですねぇ~」
多種多様な特撮ヒーローが居並ぶさまに、向・存(葭萌の幽鬼・f34837)は感心したようにゆるゆるおっとりと声を上げた。
「ちっちゃい! かわい……い? ん? 可愛いかな? 小さい動物って大体可愛いはずだけど、あれ可愛い……?」
蒼月・暦(デッドマンの闇医者・f27221)は自分の中の可愛いの定義が迷子になりかけて首を捻っている。
「敵襲だー!」
「「「ならば死ね!!」」」
問答無用、不意打ちに等しい先制攻撃をかましてくるフィギュアヒーロー達。強力な光線銃に変化した武器が一斉に火を噴き、一点、存へと迫る──
「おっとぉ~」
存は命中の寸前に光線を躱したが、少しのんびりしすぎた。指先が光線の軌道に取り残され、パチンッ、と人体が立ててはいけない音を立てて、指が一本弾け飛んだ。
「あ、もげた」
「大丈夫ですよぉ~、手足の二・三本くらいもげてもなんとかなりますのでぇ~」
「だよねー。あ、でも後ででいいから私が縫い合わせていい? いい!?」
「戦闘が終わったらいいですよぉ~」
人体欠損に抵抗のないデッドマンと僵尸の独特な会話が繰り広げられる。あまりにナチュラル過ぎて、UDC怪物の分際でフィギュアどもが微妙に恐々と遠巻きにしている。
「き、効いてない!?」
「てかなんか怖いんだが!?」
「気味の悪いヤツラだぜ……」
フィギュアどもに引かれていることなどまるで気にせず、二人はようやく戦闘態勢へと移行した。
「じゃ、さっさとこいつら倒さないとね!」
暦の改造ナノブレードがぶおぉぉぉん!と派手なエンジン音を上げて大量の蒸気を吐き出し、
「サポートは任せてくださいねぇ~」
存は霊紙をばらまいて大量の聖杯幻影兵を召喚していく。
「ひぇっ」
「や、ヤバいのでは!?」
「こ、攻撃ー! とにかく弾幕を張れ!」
光線銃で必死に抵抗してくるフィギュアども。
聖杯幻影兵が前に出て敵弾幕の盾になる。一体一体は一撃で消えてしまうものの、数の多さでものともしない。
それに、幻影兵が全て倒されるよりも、
「バラバラにしてあげるよ!」
敵陣に突っ込んでいく暦が押し切るほうが速い。
高らかに蒸気を噴き出すナノブレードが猛威を振るい、真っ二つに薙ぎ払われるフィギュアどもがぎゃあぎゃあ叫ぶ。
存はにこにことその様子を見守りながら、残る幻影兵に無慈悲な命令を下す。
「じゃぁ、残飯掃除をお願いしますよぉ~」
まだまだ十分な頭数を残している聖杯幻影兵が、暦に続いて敵陣へ突っ込み、ぺんぺん草も生えないほどにエセヒーロー達を蹂躙していくのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
仲佐・衣吹(サポート)
オルタナティブ・ダブル発動!
それじゃ行ってみよー!
分身は僕ことベスト
ルーンソードやカルテを使って精霊属性の連携技で戦うのが好きだよ
僕が先に水属性で戦場をずぶ濡れにしていくから
続けて氷属性でガッチリ固めて動けなくしちゃうってのはどうかな?
愉快な敵だともっと楽しいよね
遊んでるように見える?
僕が一番本気が出せるのは、楽しくて夢中な時だよ!
足ひっぱんなよ!
本体はオレことサーベル
まぁ悪かねぇな
それでも逃げるやっかいなヤツは、ハサミ撃ちで即ぶった斬ってやろうぜ
んくらい根性あるヤツがいなきゃ、オレも楽しめねぇからな
使う精霊属性は敵に合わせて変更可
使うアイテム技能も好きに選んで下さい
●一人で二人
「オルタナティブ・ダブル発動!」
仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)は戦場に至るや否や即座にユーベルコードを発動した。衣吹の傍らに、もう一人の衣吹が現れる。
「それじゃ行ってみよー!」
元気に拳を突き上げる分身は、主人格・ベスト。
「足ひっぱんなよ!」
現在本体を主導しているのは、数ある人格の中でも無骨な戦闘狂のサーベルだ。
「なんとっ!?」
「同じ顔が増えた!?」
「気味が悪いぞ!!」
ざわつくフィギュアヒーロー達。微妙に失礼な言葉が飛んできて、サーベルがビキリとこめかみに稲妻のような血管を浮かび上がらせる。ベストはあははと朗らかに笑うばかり。
「愉快なのがたくさんいるねぇ。僕が先に水属性でいくから、続けてサーベルが氷属性で、てのはどうかな?」
「まぁ悪かねぇな」
「よーし、じゃ、行くよっ!」
敵群の攻撃が降り注ぐ直前、二人は一斉に散開した。ベストは魔力の籠もった革靴で素早く多種多様な敵襲を回避しながら、ルーンカルテに魔力を込めて水属性魔法を展開した。何もないところから大量の水が湧き出て、小さなヒーロー達を押し流すように戦場全体をずぶ濡れにしていく。
「んだ、もう終わりそうじゃねぇか。──オマケしてやるよ!」
水流に呑まれゆくフィギュアどもを、サーベルの駄目押し氷魔法がガッチリ固める。「津波に呑まれた瞬間の大量の特撮ヒーロー」といった趣の奇妙なオブジェの出来上がりだ。
「ひ、ヒィィ!」
「なんという暴虐的な!」
「しかもあんなに楽しそうに!」
なんとか水に呑まれずに済んだ数体が、ほうほうの体で戦場の隅っこから逃げ出そうとしている。……が。
「──遊んでるように見える?」
ザクッ、と逃亡者達の目前に突き立てられるルーンソード。
ギクゥ!と身をすくめた逃亡者達がそろりと目を上げれば、そこにはベストとサーベル、同じ顔の趣の異なる笑顔が並んでいた。
「僕が一番本気が出せるのは、楽しくて夢中な時だよ!」
魔法と斬撃が降り注ぎ、逃亡者達の絶叫が洋館を背景に情けなく響き渡った。
成功
🔵🔵🔴
赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブも可
合わせ等も自由にどうぞ
徳川・家光(サポート)
『将軍なんだから、戦わなきゃね』
『この家光、悪は決して許せぬ!』
『一か八か……嫌いな言葉じゃありません!』
サムライエンパイアの将軍ですが、普通の猟兵として描写していただけるとありがたいです。ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、全般的な特徴として「悪事を許せない」直情的な傾向と、「負傷を厭わない」捨て身の戦法を得意とします。
嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。また、エンパイアの偉い人には会いません(話がややこしくなるので)。
よく使う武器は「大天狗正宗」「千子村正権現」「鎚曇斬剣」です。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせ。よろしくです!
大神・零児(サポート)
アドリブ共闘可
多対一又は多対多の場合
多数を一度に相手取るUCを
味方や護衛・救助対象への援護や支援が必要な場合
味方や護衛・救助対象へのサポートとなるようなUCを
各個撃破の場合
UCの選択はマスターに任せ
戦闘のみ
所持している武器・アイテムを効果的に使い戦局を有利にするよう行動
救出・護衛
対象者の命最優先で行動
敵の動きに注意し、牽制しながら戦う
仲間との連携・連絡はアイテムも駆使し密に
常時使用技能
戦闘知識
第六感
野生の勘
見切り
世界知識
地形の利用
咄嗟の一撃
学習力
情報収集
早業
敵を盾にする
護衛・救出対象等有
拠点防御
時間稼ぎ
鼓舞
失せ物探し
オーラ防御
覚悟
救助活動
かばう
聞き耳
C-BA使用
運転
操縦
運搬
騎乗
●UDC怪物にヒーローは無理でした
「妙な敵だが……数が多いな」
地面を埋め尽くすフィギュアヒーローの大群に直面し、大神・零児(魂から別れたもう一人の令二・f01283)は眉を顰める。
「ヒーロー? っぽくないなぁ」
赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)はぼやくと、何気ない足取りでサクサク敵陣へと歩み寄っていった。
「ここは素直に斬り込んでいったほうが速いでしょうね」
徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)も大天狗正宗を鞘走らせながら、ゆったりと敵群へと接近していく。
大量のフィギュアどもがたちまちざわめいた。
「来たぞ、敵だ!」
「……え、なんか強そうなんだが。特に後ろの狼男!」
「いやしかしここを通すわけには……っ!」
こそこそ相談したのち、コクリ、と頷きあうと、
「「「ヒーローの意地、見せてやるっ!」」」
各々の思うヒーローっぽいポーズを決めるフィギュアども。絶妙にダサいしバラバラである。
が、せっかくの決めポーズを見せつけるはずだったのに、一瞬前には確かにいた緋色の姿がない。
「だから、ヒーローっぽくないんだってば」
声は頭上からした。いやフィギュアにとっては人間の声は大概頭上からするものだが、想定されるそれよりもさらに上からだ。
見上げた先には、空中を華麗に蹴ってフィギュア陣営ど真ん中に突っ込んでくる緋色の姿。
「「「なぁぁぁにぃぃぃぃぃッ!?!??」」」
慌てて散開しようとするフィギュアどもを、降るように着地した緋色の纏う薔薇の花弁が蹂躙した。花弁を浴びた周囲のフィギュアどもが一気に薙ぎ払われると、あっという間に憑依していた精神体UDC怪物が昇天し、あたりは空っぽのフィギュアの墓場と化した。
「おお、効果てきめん。じゃあこのままバンバンいくよー」
ひぃッ!と怯えるフィギュアどもを尻目に、緋色は再び宙に躍り出、フリーダムにステップを踏んで、さらなる敵陣奥深く目指して次々に薔薇の花弁で急襲していく。
戦場中央がえらいことになっている一方、敵陣周縁でも猟兵の攻勢が始まっていた。
「召喚装置は絶対に止めないと。将軍なんだから、戦わなきゃね」
そう言いながら、家光はさらりと刃を振るう。斬って突いて薙ぎ払う。フィギュアどもの激しい抵抗もまるで気にせず、負傷も厭わず深く深く敵陣へと踏み込んでいく。
「まったく……剛毅なやつらだ」
零児はぼやきつつ、冷静にユーベルコードを発動させる。
「ならば俺が、全力でサポートさせてもらおう」
ぼう……と、炎が灯る。
零児の周囲に次々と青や赤の炎が大小様々に灯り、戦場へと解き放たれた。炎は宙を駆け抜け狼の形へと変じていく。一体一体が零児の意のままに動き、生き物のごとく躍動しながらフィギュアどもに襲いかかる。
「ジャシンキーッぐふっ」
「「「黄色いのー!!」」」
「くそう、黄色いの、どんくさいけどいいヤツだったのに!」
「なんなんだこの狼の炎は!」
「ええい構うか、攻撃だ──ぎゃぁぁぁ!!」
「「「黒いのー!!」」」
家光と緋色に攻撃しようとしている個体を順々に狼炎に襲わせていけば、敵陣はてんやわんやになって、味方の損耗もかなり抑えられる。
「ま、まずい。このままでは……!」
「攻撃を一点に集中だ!」
「狙いやすいのは……やっぱりアイツ!」
「「「せーの!」」」
フィギュアどもが家光を狙って一斉攻撃を開始した。パンチにキック、ヒーローソードや光線銃の攻撃が乱舞する。狼炎でも全ては処理しきれない。
しかし同時集中砲火が届く寸前、家光はだらりと両腕を下ろした。完全な無防備状態に、無体な攻撃が一斉に降り注ぐ──が。
全ての攻撃は、家光を傷つけることなくかき消えた。
「「「な、なにぃッ!?」」」
「身は空、心は虚にて、柳流鉄を穿つ」
「「「うぎゃぁぁぁぁ!!」」」
突き出された家光の左掌から、溜め込まれた全てのユーベルコードが吐き出され、周囲のフィギュアどもが一斉に吹っ飛んでいく。
「うわー!」
「こいつつえー!」
「一番弱そうだったのにー!」
まだまだ元気にほざいているフィギュアどもを、緋色の薔薇の花弁が強襲し、零児の狼炎が余さず掃討していく。
「だから。バカすぎるんだって」
「UDC怪物がヒーローを騙ったところで、所詮この有様か」
ほどなくして、三人の猟兵はフィギュアヒーローが死屍累々と転がる戦場を後にし、洋館内へと足を踏み入れるのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第2章 冒険
『自動召喚儀式を破壊せよ』
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POW : 力尽くで怪しげな家具や床、調度品等を破壊する
SPD : 絨毯の下や壁紙の裏など、怪しげな場所を調査する
WIZ : 霊視や魔力感知によって、儀式の核となっている座標を探す
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●人形まみれの洋館
猟兵達が踏み込んだ洋館の内部は、多種多様な異常な数の人形に埋め尽くされていた。
棚の上やガラスケースの中はもちろん、置く場所がなくてあぶれたらしき人形もテーブルの上やらベッドの上やら窓辺やらに大量侵出してきている。UDCに憑依された人形がやったのか、持ち主の趣向なのか、廊下の隅や扉の陰においてある人形まである。ちょっとしたホラーの雰囲気だ。
とにかくあちこち人形だらけのこの屋敷の中から、UDC怪物を自動召喚し続けているオブジェクトを探し出し、破壊しなければならない。
オブジェクトは魔法陣だったり機械的な装置だったり、いろいろな形状であることが考えられる。それも見つかりづらいところに隠されていそうだ。
人形だらけの洋館内を探索し、「UDC怪物を自動召喚し続ける儀式」の本体であるオブジェクトを破壊しよう!
真梨木・言杷(サポート)
『報酬分は働かせてもらうよ』
テキストデータで言霊の力を操るサイボーグの呪言士。いつもどこか物鬱げで、シニカルな性格の雇われハッカーです。
用心深い性分の為、9体まで同時に遠隔操作できる自分そっくりのリモート義体を多用し、本体は目立ちすぎる行動を避けます。調査、諜報に長けており、人手が必要な場面ではUCに使う技能次第で計10人分として動くことができます。リモート義体は使い捨てで、破壊されることを前提としてハイリスクな偵察や陽動、潜入も実行します。
また、ヘビースモーカーです。銘柄はラーク。
口調:諦観(私、きみ、だね、だよ、だよね、なのかな?)
いかなる場合も他の猟兵に迷惑をかける行動はしません。
●地下の隠しもの
「趣味の悪い……だが、報酬分は働かせてもらうよ」
真梨木・言杷(呪言.txt・f36741)は、用心深く人形達の目線を避けるように屋敷の柱の陰に潜みながら、静かにユーベルコードを解放した。
「禍根渦中過透──"いでていきぬる かえりくな"」
紡ぎ出されるは呪言、織り込まれるは言杷自身の存在情報。
呪言に乗せて情報を送り込まれた形代から、瞬く間に言杷そっくりの義体が召喚された。その数、九体。
言杷は義体を操り洋館内部に散開させた。情報収集能力に特化した義体達は、凄まじい速度で洋館一階を掌握していく。
言杷は義体から送られてくる情報を同時並列で処理、精査していく。
「この異常な数の人形以外はごく普通の洋館に見えるね……待て、今妙な振動が検知された」
該当義体にその場を探索させ、言杷は気配を感じさせない身のこなしで目標地点へ向かった。
そこは、大量の人形以外はなんの変哲もない寝室だった。義体はすでに邪魔な人形や家具を隅に避けて、床に怪しげな溝を発見していた。
……かすかな切れ込みのような溝から電子的な構造物が窺える。
「なるほど。この程度なら」
言杷は床に手を付きハッキングを走らせる。目に見えぬプログラムが床下へと吸い込まれ、隠された電子扉のロックが解除された。
重々しく持ち上がった電子扉の奥に隠されていたのは、もともとは隠し金庫の類だと思われる地下室だった。
その中央には、明らかに異なる文明の機械装置が、低く振動しながら不気味な召喚プログラムを走らせている。
「これだね。──破壊する」
言杷と義体は同時に、躊躇なくハッキングを仕掛けた。
大量の攻勢プログラムを流し込まれた装置は不正な振動を徐々に悪化させ、内部から爆発、煙を吐いて機能停止した。
成功
🔵🔵🔴
月詠・莉愛(サポート)
『あの……宜しくお願いしますね。』
オラトリオのシンフォニア×聖者の女の子です。
普段の口調は「丁寧口調(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
独り言は「普通かな(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
大人しくて口数が少ないですけど、心優しく
動物や植物などの自然が好きな少女。
争い事は苦手ですけど、依頼の成功の為なら戦う事も厭わないです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
虹川・朝霞(サポート)
二つの故郷(UDCアースとカクリヨファンタズム)をふらふらしていた竜神。救援要請あるところに行くように。
自分が電脳魔術士であることをよく忘れます。
基本は慈悲を持って接するため、口調は丁寧です。
怒りを持ったときのみ、『阿賢賀水神』に戻ります(口調『遥かなる水神』)
なお、装備品の鉄下駄はUDC圧縮体のため、超絶重いです。鉄って言い張ってるだけです。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はいたしません。
あとはおまかせします。よろしくおねがいします!
●二重炎で不気味退散!
「ちょ、ちょっと暗いですね……今明かりを……」
洋館の不気味さと人見知りのダブルパンチでいっそうオドオドしつつ、月詠・莉愛(銀の月を謳う・f16320)は聖属性の光を頭上に掲げた。
「おおこれはありがたい。しかしどうやって探しましょうかね」
虹川・朝霞(梅のくゆり・f30992)は鉄(?)下駄をガラゴロ言わせながら洋館の廊下を闊歩していく。
どの部屋も人形だらけ。そのうえ明かりのない室内には濃い影が落ちており、あらゆる人形の顔にいやな迫力が宿って見える。
「ああそうだ、これがあったのを忘れてましたよ」
朝霞はいまさらのように懐から電脳ゴーグルを取り出して装着した。自分が電脳魔術士ということは普段ほとんど忘れている。
「近くに電子機器の類はなさそうですが……あっ、二つ先の通路の先に変な熱源があるみたいです!」
視界に映る電脳空間の景色を頼りに、朝霞の先導で先へ進む二人。件の熱源のある部屋の前にたどり着き、開け放たれた入り口に光を差し向けた瞬間、莉愛は真っ青になって息を呑んだ。
「ひっ!」
そこは、日本人形がギッシリすし詰めになった部屋だった。あろうことか、どの人形も入り口を……つまり莉愛達をじぃっと見つめているような配置である。
「うわぁこれはキツイ……って、あそこ!」
不気味さMAXの絵面にドン引きしていた朝霞が、部屋の奥を指さした。
部屋の壁紙の一部が、裏側から不気味な光を帯びて発光している。おそらく魔法陣の類が隠されているのだ。
が、問題はその周囲にある夥しい日本人形だ。まだ完全には憑依されていないが、召喚術の影響なのだろう、カタカタと震え始めている。
それどころか、本来可動しないはずの口許が笑っているかのようにカタカタ動いているのもいるし、目玉がぐりんぐりん動いているのもいるし、黒髪が伸び始めているのもいる……
「────っっっっ!!」
「ま、まずい、いろんな意味でマズイ……! とりあえず、オブリビオン化し始めてる人形ごと魔法陣を破壊しましょう!」
「は、はい……!」
朝霞が紫雲刀を掲げると、その刀身がじわじわと放電を開始した。
莉愛は炎属性の魔力を周囲に満たし、炎の精霊を召喚する。
「──雷は炎となりて」
「全てを包み込み、飲み込み、跡形もなく焼き払いなさい!」
憑依されかけている人形へと紫雲刀が雷を降らせ、炎の精霊の爆炎が壁紙の裏に隠された魔法陣へと一直線に駆け抜ける。
雷のもたらす炎と精霊と一体化した炎が魔法陣ごと周囲の日本人形を呑み込み、怪奇現象とその元凶だけを焼却して、残り火ひとつ残さず消え去った。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
櫟・陽里(サポート)
『操縦が上手いは最高の誉め言葉!』
乗り物が活躍できる場と
レースが得意分野
基本は相棒バイクか小型宇宙貨物船だけど
貸してもらえるならどんな乗り物も乗りこなしてみせる
乗り物は人の役に立つために作られたんだぜ
移動、運搬、宿泊、尾行に偵察、バイクスタントショーなど
冒険の一助になるなら上機嫌で参戦だ
配達業者バイト歴が長いから配達に偽装した潜入とか得意かも
サイバーアイで地形や天気や人の動きなど幅広い情報収集
集中力・傭兵の経験・判断速度で割と冷静に対応
無理せず離脱する派
乗り物に限り整備・修理程度のメカニック作業ができる
明るく話しやすい先輩タイプ
補助仕事もドンと来い
軽い気持ちでカッコつけ台詞で登場
滑ってもご愛敬
ミスティ・ストレルカ(サポート)
基本方針は専守防衛・他者フォローです
サポート故、連携重視のお任せ
知らない人にはどうにも気後れしてしまうけど
それでも他の人が怪我するのも嫌なので押すところは押すのですよ
主にサモン・シープ等攻撃系のUCで他者行動の隙を消す様に立ち回るのです
中遠距離をとり全体を掴む感じですね
防御系の技能で時間稼ぎも行けますので
生まれながらの光での前線維持、魔力性防御障壁の囮役も…ちょっと怖いけど
でもでも、みんなの居場所を守るのですよー
そうそう、えっちなのはいけないと思います。
興味がない…訳ではないですがひつじさんが怖い雰囲気纏って凄い勢いで止めにツッコんでくるのです
年齢制限がどうとか、らしいです
リカルド・マスケラス(サポート)
『さーて、どう調べるっすかね~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
得意なのはサポートで、非戦闘時はコミュ力や宇宙バイクの機動力で情報収集をしたりなどが可能。ある程度のその世界の知識や常識なども世界知識でわきまえていたりもする
色々な世界を渡って学んだことで魔術や機械の操縦など何でもござれ
また、仮面単体の時のサイズを利用すれば、念動力と組み合わせて、狭い場所を通ったり潜入調査を行うこともできる
基本的には真面目に仕事はしますが、きれいなお姉さんと一緒に行動できる選択肢があれば、迷わずそちらを選ぶチャラいキツネさんです
●屋外から屋内探索
「洋館内部に召喚装置っすか。さーて、どう調べるっすかね~」
宇宙バイクに張り付いたお面こと、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)はおちゃらけ口調でぼやきながら洋館を見上げた。
「屋内にあるからって、わざわざ屋内に踏み入って調べる必要はねぇよなぁ?」
同じく相棒のバイクに跨がり洋館を見上げる櫟・陽里(スターライダー ヒカリ・f05640)は、口の端を持ち上げて気取った笑みを浮かべた。
そう、彼等は洋館の中には踏み入らなかったのだ。
互いの共通点はバイク。そのドライビングテクニックは折り紙付きではあるが、しかし人形溢れる洋館内を走り回るには分が悪い。
ならば皆の盲点、屋外から探索してしまえばいいじゃないか、という算段である。
「……よろしくお願いします。サポートは、任せてください」
丁寧な言葉遣いで、少し緊張気味に頭を下げたのは、ミスティ・ストレルカ(白羽に願う・f10486)。せっかくなので、ということで今は空席のリカルドのバイクに乗らせてもらっている。
「お、重くないですか?」
「いやいや全ー然! むしろこんな可愛いお嬢ちゃんに乗ってもらえて役得っすよ~」
「えっ、えっちなのはいけないと思います!」
「はははウブっすねぇ……って痛ッ、ちょっとたんまそのひつじさん止めてっす~!」
「おーい、じゃれてないでとっとと探索しようぜ~」
陽里は呆れの入り交じる声をあげつつ、ユーベルコードを解放した。
「走り続ける限り……どこだって行ける!」
瞬時にして電子的なプログラムの輝きが陽里の身体を駆け抜け、その全身を全天候・温度差耐久ライダースーツ姿へと塗り替えた。
あらゆる地形に対応するホバー機能を手に入れて、陽里のバイクが屋敷の壁面を垂直走行し、張り出した屋根に巧みなジャンプで乗り上げ、屋根の棟を気持ちよく滑走していく。
「思ったより広い、いいコースだな!」
「確かに! で、どうっすかミスティ?」
陽里に続いて屋根の上に乗り上げて、リカルドはミスティに問いかけた。
ミスティは必死にリカルドのバイクにしがみつきながら、事前に手に入れた洋館の構造図と実際の洋館そのものとを見比べた。後から装置が組み込まれたのなら、外側からもわかる異常があってもよさそうなものだが……
「うーん……今のところ、変わったところはないみたいです」
「そうか。もっと入念に見て回るしかねぇな」
洋館外部を隅から隅まで駆け巡る二機のバイク。屋根の上を走破し、柱を垂直に上り下り、壁面をジグザグに走り抜け……
「……大体見て回ったけど、構造的におかしいところは見かけませんね……」
「いや、見つけたかもしれねぇ……あれだ!」
陽里が指し示したのは、屋敷の中心部に聳え立つ一本の煙突。
レンガ造りの、なんの変哲もないクラシカルな煙突だ。だがその先端からは、煙に似た何かがうっすらと吐き出されているのだ。
「洋館の中は無人のはず……!」
「ちょっと待ってくださいっす、今室内を確かめるっす!」
リカルドは忍犬ならぬ忍鳥を召喚して、煙突が繋がっている部屋を探させた。
忍び鳥と繋がったリカルドの視界には案の定、誰もいない人形だらけの室内が映し出される。暖炉のあるべきところは夥しい人形で埋まっていて、屋内から一瞥したくらいでは気づけなかった可能性が高い。当然、暖炉に火などついていない。
「召喚オブジェクトは煙突の中か……煙突ごと壊すか?」
「いやーどこらへんにあるかわからないし、残骸の処理が厄介っすよ」
「──私、やります」
ミスティはおばあちゃん印のロングスプーンをくるくるとステッキのように手の中で回し、召喚のユーベルコードを発動した。
「おいで、ひつじさん」
宙に描き出された魔法陣から、ぽーん、とデフォルメ調の白羊が空中に飛び出し、メェェェ、と可愛い鳴き声を上げながらスポンッと煙突の中に飛び込んだ。ずささささ──と素早く内部を落ちていく音がした後、
「メェェェェ──!」
高らかな鳴き声と共に、激しい電撃が煙突の内部を迸った。
しばしして煙突の頂点からポンッと煤で真っ黒に汚れたひつじさんが姿を表し、リカルドと陽里の歓声と拍手とエンジン音が、愛らしい羊の霊とその召喚主を称えたのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第3章 集団戦
『偽りの自由を手に入れた人形』
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POW : 存在を代価に願うもの
自身が戦闘で瀕死になると【邪神と再契約をし、ボロボロになった自身】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD : 略奪をもってしても得られぬもの
技能名「【盗み攻撃】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ : 手に入れたものを捨ててでも手に入れたいもの
【自身の動く体の一部】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【邪神の加護をさらに増した形態】に変化させ、殺傷力を増す。
イラスト:香
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●恨み抱く人形
猟兵の入念な探索により、自動召喚儀式オブジェクトは全て破壊され、UDC召喚は完全に停止した。
……だが。
「あぁ……ああ、ああ! 素敵、素敵!」
それまでピクリとも動かなかった人形達が、ゆらりと動き出して宙に浮かび上がり始めた。子供用のきせかえ人形の類らしき、少女型の人形ばかりが無数に。
自動召喚が停止するギリギリまでに召喚されたUDC怪物が憑依・定着してしまった残党だ。しかも……
「私、動いているわ……動けるわ!」
UDC怪物の意識が強かったフィギュアヒーロー達とは違って、どうやら人形側の意識が強く出ているらしい。
「私、覚えているわ。人間の女の子に捨てられたの!」
「私、忘れてないわ。赤ん坊に髪を引きちぎられたの!」
「服をビリビリにされたわ!」
「高いところから投げ捨てられた!」
「私もよ」「私も!」「ひどいわ」「許せない」
子供であるがゆえの無垢な残酷さ、奔放さ。かつての持ち主から受けたそれらの仕打ちを、子供向けホビーである人形達は一身に受け、決して忘れはしない。
「──動けるのなら、人間に復讐ができるわ!」
彼女達がこの屋敷から解き放たれたなら、それだけでも被害は甚大になるだろう。
これが最後の後始末だ。
自動召喚装置がもたらした厄災、『偽りの自由を手に入れた人形』達を全滅させよう!
高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ミカエル・アレクセイ(サポート)
●戦神は戦の中で生きる者
●殺す者で生かす者ではない
●生かして救うことは不得手
●殺して救う事に躊躇いはなく、それこそ自分の仕事
等の思考回路
相手の勢いを使って投げ飛ばす
ユーベルコードで相手の技を反射する
等、自滅を誘う戦い方をする
自分が傷つくことは厭わず痛みは感じるがそのせいで行動が鈍るなどはない。
戦場で何千年と生きてきた為痛みとの付き合い方は心得ている。
女性は誉めるもの。
賛辞はストレートに口にするし、貶すことはあり得ない。
容姿を褒められることを苦手とする相手の場合は行動や性格に褒めるところを見つけて口にしたりする。
冷静沈着、臨機応変
人心掌握、指揮、等が得意
無能力者故か神族であることは普段忘れている
カツミ・イセ(サポート)
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「僕に出来ることだからね」
神様に作られたミレナリィドール、勝ち気で大人びた僕娘。イメージは水。
口癖が「僕の神様は言ったよ」
『偽装皮膚』の影響で、球体関節が普通の関節に見えるよ。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。加護で治るから、大怪我しようと厭わず積極的に行動するよ。
遠距離は『水流燕刃刀』を伸ばすよ。
近接戦では『偽装皮膚』を水のような刃にして、咄嗟の一撃を放つことがあるよ。このときは球体関節が見えるんだ。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないんだ。
あとはおまかせするから、よろしくね!
●危険な遊び
「子供の頃の人形の扱いで恨まれるんですか……わ、私どうだったかな……」
高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)は幼い頃に記憶を巡らせ目を泳がせる。まだ分別のなかった幼い頃には何をしでかしたかわからないし、茉莉の場合は持ち前のドジに気づかぬ間に人形を巻き込んでいるかもしれず、知らぬ恨みを買っている可能性なんかを考えだしたらキリがない。
「僕の神様は言ったよ。禍福は糾える縄の如し」
カツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)は勝ち気に瞳を輝かせて、一歩も退かずに周囲を取り囲む人形達を見渡した。
「人形にだって、いい思い出と悪い思い出があるはずだ。悪い思い出だけに囚われているのは、きっとUDC怪物の影響だろうね」
「なるほど。素晴らしい洞察だな。賢い女性はそれだけで美しい」
ミカエル・アレクセイ(山・f21199)は手放しでカツミを褒めちぎると、鋭く宙に浮かぶ人形達を見渡した。
「女性を象った人形達のその姿も美しい。だがUDCに汚染されればそれは敵だ」
ミカエルは人形達の間合いへと構わず足を踏み出した。
その頭上にクスクスと人形達の嘲笑が降り注ぐ。
「フフフ、無防備ね」
「ねえ遊んで」
「遊んで」「遊んで」「遊んで」
「──そして死ね」
人形達は手や足、長い髪を鋭い刃へと変じさせると、ミカエルへと突撃してきた。首を掻くが如き凶悪な刃が一斉にミカエルを襲い──しかし。
「あら?」
「あらら?」
「おかしいわ?」
各々に掲げた刃の先にお互いの身体を突き刺しあった人形達が、緊張感のない声を上げ、不意にそのまま床に落下した。横たわるその瞳からは光が消え、ただの人形へと戻ったのだとわかる。
未だ猟兵を取り囲む人形達は不思議そうにミカエルを見下ろす。
「何が起きたの?」
「何をしたの?」
「異能に見えるか? 理屈も無いぞ?」
ミカエルは誘う口調で人形達を嘲笑った。
事実彼は、積み上げた知識と経験から齎される勘による攻撃回避を成功させただけだ。言うなればただのカン。
「そうなの。ならもっと遊んで」
人形達は怖いもの知らずにミカエルへと次々襲いかかってくる。
だがミカエルはその悉くを華麗に回避していく。時に絶妙なタイミングと角度を見計らい、時に突撃の勢いを利用して、次々に人形達を相打ちに追い込んでいく。
痛みを知らない人形達の突撃は止まらない。連続する刃の猛攻に頬を深く斬りつけられても、ミカエルもまた痛みを受け入れ動きを鈍らせることはない。
「ええ遊びましょう。幾度でも、自滅させてあげますよ」
まるでダンスを踊るように戯れ殺し合うミカエルと人形達。
その後方で、カツミと茉莉はユーベルコードを発動する。
「たいしたもんだけど、あんまり長引くのはよくないね。彼が敵の気を引いてくてれている間に決着をつけてしまおう」
「はい! ──幾千もの書物の知識よ、私の中に眠る書物の記録よ、目覚めなさい!」
パラパラとひとりでにめくられていく魔導書から、輝く文字列が宙に浮かび上がり、茉莉へと吸い込まれていく。
だがユーベルコードが効果を結ぶ前に、文字列の輝きに惹かれた人形達が集まってきてしまった。
「きれい!」
「なにをしているの?」
「わたしたちと遊んで!」
空中から潜り込むような滑空姿勢で茉莉へと襲い来る人形達。
が、凶悪な刃が届く寸前、間に割って入ったカツミの水の刃が襲い来た人形達を一閃した。袖の下に覗ける腕から、偽装皮膚の剥がれた球体関節が覗き見える。
「僕の神様から賜りし水の権能、その一つ。浄化と癒しをここに」
浄化と癒しの魔力を籠めて、延伸した水流燕刃刀で周囲を薙ぎ払うカツミ。
清廉な水を引きながら放たれる剣閃は、人形達に傷一つつけず、その根幹を蝕み偽りの生命を与えていたUDC怪物のみを断ち切った。バタバタと、幾多もの人形が床に墜落していく。
と同時に、茉莉は強化された全ての魔力を注ぎ込んだ術式を完成させた。
「無限に連なる太古の呪文よ、その力で邪悪なるものを退けなさい!」
魔導書が燦然と輝き、戦場を強烈な清浄の光で埋め尽くしていく。
やがて光が退くと、宙を浮いていた人形達の瞳からは光が失われ、大量の人形の雨が館の床に降り注ぐのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『貴方はどんな血を流すのかしら』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)
裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。お嬢様口調だけどアグレッシブで享楽的
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】
槍を使うことがあれば、相手を【串刺し】にします
その他使えそうな技能があれば適宜使用する感じで
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します
あと、虫が苦手
ソフィア・エーデルシュタイン(サポート)
わたくしは愛され望まれたからこそ生まれてきましたのよ
だからこそ、わたくしはこの世の全てが愛しいのですわ
狂気的な博愛精神の持ち主
命あるものは救われるべき
蘇った過去はあるべき場所に還るべき
果たすためならば手を下すことに躊躇う必要などないと胸を張る
主に【煌矢】を使用し、牽制や攻撃を行います
勿論、他のユーベルコードも必要があれば使いますわ
わたくしの愛するきょうだいである水晶髑髏は、盾にも刃にもなってくれますのよ
怪我など恐れる必要はありませんわ
わたくしが役に立てるのであればこの身が砕かれようとも構いませぬ
他の方の迷惑や公序良俗に反する事は致しません
それは、わたくしを愛してくれる人達への裏切りですもの
花咲・翁(サポート)
一人称は僕か我で、気分によって使い分ける。
罪人に対しては容赦が無いですが、基本的に捕縛をメインにした行動をとる。
●罪は牢へ、偽りの自由は無へ
「見事に人形ばかりでつまらないですわね。これでは血が見られませんわ」
人形に囲まれながらも物騒なことをぼやいているのは、中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)のもう一つの人格であるシルヴァーナ。
「命を得て躍動する人形もまたいとおしい……それが偽りの自由、偽りの命であることが残念ですわ」
常人の及びもつかぬ博愛精神に満ちたソフィア・エーデルシュタイン(煌珠・f14358)は、本物の悲しみを微笑みに滲ませる。
「……人の子に与えられた痛みを恨みとする人形か。その動機自体には酌量の余地はある……が、UDCはUDC、罪は罪」
花咲・翁(魔天牢の看守長・f33065)は冷淡に告げると同時に、ユーベルコードを発動する。
棺桶に偽装された扉が開け放たれ、洋館内の景色が一変した。翁の心象風景、監獄”魔天牢”。その名の通り空中に浮かぶ壮大な監獄が、その存在感をもって人形達を威圧する。
「なぁに?」
「牢屋だわ」
「こわーい」
人形達はクスクス笑って、からかうような軌道で魔天牢の周囲を飛び回る。
「でもなんにも起きないわ」
「つまんない」
「そんなことより遊びましょ」
早々に魔天牢に飽きた人形達が一斉に翁を振り返った。一体一体がその身に不気味なオーラを纏い始める。
と同時に、翁の術式が最終段階へと至る。
「……ルール宣誓:邪悪なる神にまつろうことなかれ」
それは「罪を犯すべからず」という制約の宣誓。
不気味なオーラに包まれた人形達は、ルールの意味に気づかず己の力を解放してしまう。
「邪神さま」
「命をくれたどこかの神さま」
「もういちど力をくださいな」
呼びかける先は、召喚されたUDC怪物の大元である存在か。
人形達はうかつにも、魔天牢を背後に置いて「邪神との再契約」という罪を犯してしまった。
翁は不敵に笑う。
「……看守権限……我が領域は善悪の容赦も区別なく咎人には刑罰を与えん……!!」
次の瞬間、魔天牢の全ての牢獄の扉が開かれ、内部から凄まじい勢いで鎖が飛び出した。人形達は瞬時にして絡め取られ、勢いよくそれぞれの牢獄の中に引っ張り込まれてしまう。ガチャンッ、と閉ざされた鉄格子の向こうから、刑に処される人形達の甲高い絶叫が響き渡る。
様子見をしていて処刑を免れた人形達と、再契約に基づき召喚されたボロボロの人形達がさんざめく。
「まあひどい」
「邪神様と契約できないわ」
「なら、倒してしまえばいいのだわ」
人形達の腕や足や髪が凶悪な刃に変じていく。
だがその視界が、急激にチカチカときらめきかすみ始めた。人形達の瞳が蕩けるように澱んでいく。
きらめきの発生源は、慈愛の笑みを浮かべて差し伸べられている、ソフィアの手のひら。
「命あるものは救われるべき。ですが、蘇った過去はあるべき場所に還るべき、偽りの命は消え去るが定め」
ソフィアの手の内より空中に流されゆく燐灰石の欠片が、人形達を苛みながらも得体の知れない多幸感に包み込んでいるのだ。
「さあ、幸せの中でお眠りなさい」
フフフ……クスクスクス……夢見心地に笑うばかりの人形達。
その姿を捉えて、惨殺ナイフの刃が翻る。
「あら、もう腑抜けてしまわれたの? 本番はこれからですのに」
使い馴染んだナイフの感触を掌中で何度も弄びながら確かめてから、シルヴァーナはたおやかな手には似合わぬ力強さでその柄を握りしめた。
「血が出ようが出まいがどちらでも同じこと。わたくし達に立ち塞がる者は、すべて切り裂いて差し上げますわ」
瞬間、シルヴァーナの全身は風になった。目にも留まらぬ速さで惨殺ナイフを閃かせ、無防備な人形達を次々に一撃に伏していく。シルヴァーナは一瞬たりとも足を止めず、なおも加速する。
鋭い銀色のナイフの輝きが稲妻の如く通り過ぎた後には、大量の偽りの自由を失った人形達が累々と転がっていった。
成功
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蒼月・暦(サポート)
デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。
普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
エステル・リンティネン(サポート)
別の世界から迷い込んだ、ミステリアスな雰囲気のする女性です。
猟兵として様々な世界を旅をして、元居た世界に帰還する為の方法を占い師をしながら探しています。
普段は異世界出身である事を隠していて、「記録喪失で小さい頃の記録は無くしている」と説明して誤魔化しています。
性格としては大人しく落ち着いていて、丁寧口調で話しかけます。
表向きの仕事として占い師をしているので、それにあった行動をして貰えると嬉しいです。
戦闘では魔法を使って戦いますが、状況によって剣でも戦うことが出来、状況に合わせて剣と魔法を切り替える戦法を取っています。
レイン・ファリエル(サポート)
『さぁ、貴方の本気を見せて下さい』
人間のサイキッカー×ダークヒーローの女の子です。
普段の口調は「クールで丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、機嫌が悪いと「無口(私、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は落ち着いてクールな感じのミステリアスな少女です。
人と話すのも好きなので、様々なアドリブ会話描写も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●翻弄、捕縛、焼却
「今度はヒーローじゃなくて女の子のお人形さんだね! 見た目は可愛いけどさっきよりかなり手強そう」
いかにも小者っぽかったフィギュアヒーロー達とは雰囲気が違う、と蒼月・暦(デッドマンの闇医者・f27221)は医療ノコギリの改造ナノブレードを構える。
「人形がこちらを見ている気がする、知らないところで動いている気がする、という不安を訴えるお客様もいらっしゃいますが……確かに、実際に動いてみればこれは不気味なものですね」
一角の占い師であるエステル・リンティネン(旅する占い師・f08918)は、ミステリアスな瞳で人形達を観察する。
「いずれにせよ、恨みなど抱えた人形が人里に下りることは食い止めなければなりません。お人形さん達には申し訳ありませんが、ここでUDCごと退治させて頂きます」
レイン・ファリエル(クールビューティー・f17014)はクールな眼差しで人形達に視線を馳せ、悠然とした笑みを浮かべた。
「あら生意気ね」
「ナマイキナマイキ」
「お仕置きしちゃいましょ!」
身体の部位を刃に変形させていく人形達。その後方では邪神との契約陣を開始している個体もちらほらと見受けられる。
「……時間稼ぎ役と戦力増幅役ということでしょうか。意外に戦術的ですね」
「後衛で再契約を連発されたらキリがないですね……さっさと前衛を片付けるか突破しないと」
エステルが分析し、レインが方針を立てる。
そして元気よく飛び出すのが暦だ。
「はいはーい! 前衛の突破は任せて! ──とりゃっ」
暦は力強く跳躍して敵陣に突っ込んだ。と同時に改造ナノブレードを一閃、複数体を巻き込んで破壊する。
「おバカ!」
「おマヌケ!」
「隙だらけ!」
ブレードを薙ぎ払った直後の隙を狙って、多数の人形が暦へと一斉に殺到してくる。
が、無数の刃が暦を刺し貫く直前、暦は何もない空中を蹴ってさらなる跳躍によって敵の刃を免れた。跳躍した先で虚を衝かれている人形を薙ぎ払い、さらに空中を蹴って次の群れへ。
「私の動きについて来られるかな?」
広々とした屋敷の内部を縦横無尽に跳んで回る暦。真上ばかりに跳ぶのではなく、右に左にたまには下へ、思いもよらぬ角度をつけて浮遊する人形達を翻弄し、凌駕していく。
敵前衛は徐々に押されて陣形が薄くなっていく。しかし後衛の再契約は間近だ。
「くすくす」
「もう遅いわ」
「私達の勝ちよ!」
人形達が一斉展開する多重の召喚陣が怪しく輝いた──その時。
「──それはどうでしょう」
鋭く宙を裂くように駆け抜けた電流が、宙に両手を掲げた人形達を打ち据えた。幼く甲高い絶叫が辺りを切り裂く。召喚術は半端なところで断ち切られ、効力を失ってかき消えていく。
「あら、ずいぶんと大人しくなってしまわれましたね? 電流はそんなに苦手ですか?」
両掌から高圧電流を放ちながら、静かな笑みを浮かべるレイン。
その後方でエステルの掲げたウィザードロッドの先端に、魔法陣が完成する。高まる魔力。
「暦さん、下がってください。──焼き尽くします」
「はいっ」
暦が咄嗟に自陣に戻ると同時に、エステルは全ての魔力を解き放つ。
「オブリビオンに汚染されたその偽りの命、解放して差し上げます」
燦然と輝く魔法陣から放たれる、無数の炎の矢。
屋敷内を赤々と照らし出す炎は幾多もの軌跡を描いて、人形達を刺し貫き、燃やし尽くしていった。
●自動召喚阻止成功
「キャァァアアァ──」
「イヤァァァァ──」
「せっかく、せっかく動けるようにな──ッタ、ノニ──ィィ──」
人形達が偽りの自由、偽りの命から解放されていく。
UDC怪物と融合することで得た人への恨みも昇華され、消滅していく。
かくして自動召喚儀式は猟兵の手によって食い止められ、洋館は静けさを取り戻した。
自動召喚が何者の手によるものなのか、何を目的としたものなのか。それらは今後、猟兵の活躍次第で明らかになるかもしれない。
成功
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