【サポート優先】墜ちたサイバー都市
※ これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
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「やあ、諸君よく来てくれた」
グリモアベースでそう猟兵を迎えたのは巨人のジェイコブ・ホームズ(巨人探偵ホームズ・f27652)。
「オーシャングリードで新たな島を探そうと、知り合いの海賊が準備をしていてな。よかったら手伝ってくれないか?」
とはいえ、向こうから見れば紹介されたとはいえ見知らぬ団体。
交渉という名の腕比べやら飲み比べやらが起こるだろうが、その程度の問題であり大仰に構える必要もない。
うまいこと船に同乗できたら、あとは問題なく出港できる。
さて、目的の島だが。
「世界の名前で言えばサイバーザナドゥの島だ。比較的最近に落ちてきたようで、そこの島民にあたる者たちも当然、同じ世界の人間らだ」
まったく汚染されていない海を見るであろう島民への説明は海賊達がしてくれるはずなので、猟兵の仕事は来るであろうコンキスタドール――オブリビオンの討伐だ。
「コンキスタドールの正体は予知で分かっている。ウォーマシンの成れの果て、メカニカルパイレーツ達だ」
機械化義体している住民に対して、襲ってくるのは機械生命体。
なにか意図的なものを感じるのは気のせいだろうか。
「偶然か必然か。それはこの際気にするほどではないだろう。敵意あるオブリビオンは討伐する」
実にシンプルだろう?と探偵はいう。
「準備ができたら出発だ。おっと、船酔いには気をつけたまえ」
川内嘉治
だってどの世界のものでもオッケーて書いてあったから……。
どうも、川内嘉治です。
このシナリオはサポート優先なのでのんびり進行で行う予定です。
グリードオーシャンのWPが欲しいなぁっていう人もどうぞ。
それでは嘉き航海を。
第1章 冒険
『海賊との交渉』
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POW : 力を示して従わせる。腕っぷしか、あるいは財力か
SPD : 協力することによる利を示す。これは勝てる賭けなのだ
WIZ : 相手のプライドを刺激する。海賊の誇りを見せてもらおう
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ヴァルター・シュヴァルツェ(サポート)
堕天使の闇執事×ワールドハッカー、23歳の男。
普段の口調はザ・執事(わたくしめ、~様、です、ます、でしょう、でしょうか?)
敵にはヴェアヴォルフ(わたくしめ、貴様、だ、だな、だろう、なのか?)
-サイバーザナドゥで安アパートに籠って、日銭稼ぎする日々にも飽きましたからね。<モノローグ
UCは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動する。
「執事たるもの、武術の一つや二つは心得てますよ」
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません。
「(DKの)堕天使らしくない?よく言われてましたよ」
後はお任せ、よろしくお願いします!
試作機・庚(サポート)
はーい呼ばれてなくても参上する庚さんデスよ
サポート参加ってやつデスね
…サポート参加って何書けばいいんデスかね?
とりあえず口調はこれでわかると思うんデスけど…
まぁ私はその時々で色々変わるデスから気にしない気にしない
私が出来ることなら大体の事はするデス
あーけど、基本私はハピエン厨デスからあまりにも酷いことはしないデス
私がされる分には基本何されても別に問題ないデスけど…
私以外の奴…例え敵でもあまりにも可愛そうだと感じたら手を差し伸べる場合があるデス
まぁ必要があればやることやるんデスけどね
仕事デスし
なんでそこの判断は任せるデース
こんなもんでいいデスかね…?
あっ忘れてた『UCの詠唱は自由にどうぞ』デスよ
徳川・家光(サポート)
冒険においては、基本的に「羅刹大伽藍」による力仕事か、名馬「火産霊丸」を召喚し、騎乗技能を駆使した早駆けを利用したスピード勝負を得意としています。
また、冒険では「鎚曇斬剣」をよく使います。頑丈で折れにくいので、鉈や斧、岩盤に打ち込むくさびの代わりに重宝しています。
他には「念動力」技能で離れた場所の物体を動かして驚かせたり、ロープを浮遊させて対岸にくくりつけたりできます。
嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。また、エンパイアの偉い人には会いません(話がややこしくなるので)。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせ。よろしくです!
リカルド・マスケラス(サポート)
『さーて、どう調べるっすかね~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
得意なのはサポートで、非戦闘時はコミュ力や宇宙バイクの機動力で情報収集をしたりなどが可能。ある程度のその世界の知識や常識なども世界知識でわきまえていたりもする
色々な世界を渡って学んだことで魔術や機械の操縦など何でもござれ
また、仮面単体の時のサイズを利用すれば、念動力と組み合わせて、狭い場所を通ったり潜入調査を行うこともできる
基本的には真面目に仕事はしますが、きれいなお姉さんと一緒に行動できる選択肢があれば、迷わずそちらを選ぶチャラいキツネさんです
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グリードオーシャンのとある島。
「あんたらがジェイコブさんの言っていた助っ人の猟兵か?」
港にて。海賊船の船長は、グリモア猟兵の呼びかけに応じた猟兵たちを見てそう言った。
「どんな奴らが来るのかと思っていたんだが、なるほど驚いた」
個性的な面々ではあるが、言うほど驚いてないように見えるのはさすがに荒波にもまれた海の男だからか。
「例えあんたら全員が犯罪者であろうが、別にいい。ただ、うちの船に乗るんだったらテストを受けてもらうぞ」
なに、ちょっとした腕比べだ。
そう言って船長は武器を構える。どうやら船長自身で判断するらしい。
誰からくるんだ?そう問いかける船長に対し、最初に手を挙げたのは。
ヴァルター・シュヴァルツェ(サイバーザナドゥの消去者イレイザー・f40571)だ。
(-サイバーザナドゥで安アパートに籠って、日銭稼ぎする日々にも飽きましたからね)
そう心に呟きながら、こぶしを構えるヴァルター。そして一気に船長の懐に潜り込む。
そこから、正拳、膝蹴り、回し蹴りと連続して繰り出す。
船長はそれを武器で受け止め、流し、最後は腕で止める。
「なるほど、腕は確かなようだ」
「執事たるもの、武術の一つや二つは心得てますよ」
「らしいな。合格、次!」
試作機・庚(裏切者トリプルクロス・f30104)が前に出る。
「よろしくお願いしますデス」
そのとき、庚の軽い口調からは想像もつかない強い『不退転の意志』を船長は感じた。
次に感じたのは恐怖心。嵐やコンキスタドールに対面したかのようなじりじりとした恐怖を船長は感じていた。
「……っ!すごいな、ここまで恐怖を覚えたのは久しぶりだ」
「そうデスか?で、合格デスか?」
「ああ、合格だ。次!」
次に前に出たのは無人バイク……ではなくリカルド・マスケラス(ロープ際の魔術師・f12160)。
「ちーっす、こう見えて自分も猟兵っすよー」
「ウォーマシン……いや、ヒーローマスクというやつか。乗り物につくタイプは初めて見たな」
「必要ならそちらの船員から借りますけど?」
「いや、いい。ひくつもりで来い」
「それじゃ、遠慮なく!」
バイクのエンジンを噴かせ、船長へと突進するリカルド。
猛スピードで向かってくるバイクを船長はギリギリのタイミングで避けてみせた。
「まだまだ!」
急ターンしてもう一度船長に突っ込むリカルド。
船長はそれを読んでいたのか、苦も無くかわしてみせる。
「……船長さん、実は猟兵だったりしません?」
「ただの海賊船長だ。とにかく合格、次!」
最後は徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)。
「そのたたずまい、身のこなし。どこかの上の人間か?」
「え!?いやいやいやいや、ふつーの猟兵ですよ!?ふつーの!!」
そうかなと先に終わった三人の視線が家光に刺さる。
「……まぁいい、偉かろうと関係ない。腕がすべてだ」
さぁ来いと武器を構える船長に対して。家光は、咳払いをして。
「……では参ります。羅刹大伽藍!」
その掛け声と共に家光を包み込むように甲冑が集まり、家光の二倍の大きさのロボが現れた。
羅刹大伽藍と銘うたれたそのロボは家光の意志をくみ取り、船長に向かってこぶしを振り下ろす。
船長はそれを見切り、家光の懐へと踏み込んだ。
「げっ!?」
懐に踏み込まれればさすがに反撃のしようがない。
武器を向けられどうしたものか逡巡していると、武器を下げられた。
「……合格だ」
「へ?」
武器をしまった船長の言葉に思わず聞き返した。
「だから、合格だ。というか……」
そもそも、普通に招き入れるつもりだった。
そういった船長に猟兵たちはあっけにとられた。
「え、じゃあテストする意味なかったんじゃ……?」
羅刹大伽藍を解いた家光の言葉に船長は笑った。
「テストは必要だ、相手の能力がわからないと指示のだしようがないだろう?」
しかしそれは半分建前。残り半分はというと。
「出港までの時間つぶしだな。さぁ、船を出すぞ!」
成功
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第2章 集団戦
『メカニカルパイレーツ』
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POW : 目標確認、銃殺で処理
【ビームマスケット】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD : 目標確認、近接を敢行
あらゆる行動に成功する。ただし、自身の【耐久力及びエネルギーと他の仲間】を困難さに応じた量だけ代償にできなければ失敗する。
WIZ : 耐久力低下、至近距離自爆を遂行
自身に【エネルギーシールドと高熱】をまとい、高速移動と【自爆による爆発エネルギー】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
イラスト:ゆりちかお
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
※トミーウォーカーからのお知らせ
ここからはトミーウォーカーの「猫目みなも」が代筆します。完成までハイペースで執筆しますので、どうぞご参加をお願いします!
ウルザ・ルーナマリア
この世界初めてきたけど一面海ばっかりですっげえな!
海賊の船長さんも…メカっぽくって変わってるけどカッコいいな!
海賊船長にはまず礼儀正しく挨拶。
おれはシーベアルグで水中戦が得意だから海からパイレーツを攻撃すると伝えて海へダイブ。
ウォーマシンだったら水中戦そんなに得意じゃなさそうだし、水中から敵船の底に穴開けたり船の縁に姿が見えたパイレーツにUCで冷気当てて氷の網で絡めとって海へ引きずり込む!
ビームマスケットの攻撃も見切りつつ高速泳法で泳いで躱して、近くに引き寄せた奴を三又銛でぶち抜いたり斧槍で両断したりするぜ!
もし他の人がピンチだったらその救援を優先に、倒れさせはしねーぞ!
※アドリブ絡み等お任せ
快晴の空の下、海賊船は極めて軽やかに海を駆ける。甲板から身を乗り出しながら、ウルザ・ルーナマリア(月に泳ぐ白き獣・f39111)は深海と同じ色合いの瞳をきらきらと輝かせていた。
「この世界初めてきたけど、一面海ばっかりですっげえな! ……っと」
「おう気付いたか、白いの」
「お出ましだね」
海賊船長の言葉に頷き、ウルザは躊躇なく甲板の手すりに足をかける。
「おれは海から行くよ。船長さん達はこっちをお願い!」
言うなり飛び込んだ海水の中は、陽光のおかげか存外に温かい。故郷とはまるで違う海の環境にも新鮮さを覚えつつ、ウルザは持ち前の水泳能力で素早く敵船の真下へと潜り込んでいく。
(「……喰らえっ!」)
『!?』
突如船底を破って突っ込んできた猟兵の登場に、機械の身体持つコンキスタドール達は少なからず動揺したようだった。すかさずその中の一体を海へと蹴落とし、逆側からビームカトラスを振りかぶってきた別の一体に三叉銛の石突を叩き込みながら、少年は堂々と言い放つ。
「さあ、おれが相手だ! 新天地への旅路、邪魔させはしねーぞ……!」
大成功
🔵🔵🔵
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。
口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。
食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆
※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。
「コンキスタドールが来たのにゃ!」
海賊船同士が接舷し、いよいよ敵が乗り込んでくる。その様子にもはや居ても立ってもいられぬ様子で、ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)はきりりと銃型のガジェットを構える。
『接舷完了。目標殲滅開始』
「させないにゃー!」
向かってくるコンキスタドールに狙いを定め、撃って撃って撃ちまくれば、敵はたちまちのうちにハチの巣になって倒れ伏し、或いは駆動部分を破壊されて蹲る。――だと言うのに、感情を持たない機械の群れは、それで動揺することもなく続々とこちらへ接近してくるどころか。
『耐久力低下、至近距離自爆を遂行』
「……自爆ぅ!?」
エネルギーシールドによって光り輝きながら高速で突っ込んでくるコンキスタドール達を前に、ミーヤのしっぽが膨れ上がる。いくらなんでも自爆はマズい。それを許せば、この海賊船とて無事では済まないだろう。
『カウントダウン、3、2、1――』
「……そんな悪いコトするなら、こっちはこのお菓子で守っちゃうのにゃ!!」
ゼロ、と宣告する機械音声に、ミーヤの力一杯の叫びが重なる。そして直後に空間を支配下のは、激しい爆発音と何故か甘いお菓子の香り。
「……ふぅ。どうにゃ!」
爆発の発生する一瞬だけに発動を絞り、ガジェットからミーヤの解き放ったお菓子の山の正体は、ユーベルコードに他ならない。ピカピカ無傷の甲板を己の目でしかと確かめて、ミーヤはしてやったりとガッツポーズを決めてみせた。
成功
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祓戸・多喜
はーいコンキスタドール退治ね!
物騒な奴らに暴れられる前に海の藻屑にするわよ!
海賊船の船長からご要望があればなるべく応えるわ!
得意なのは弓ね!船の上でも狙いは精確よ!
後は結界術で海賊船の脆そうな場所の強度を上げたりするわね。
…あのコンキスタドールの船、近づく前にぶち抜いた方がいいかしら?
UC起動し力を溜めて…敵戦が間合いに入ってある程度引き付けてぶっ放す!
もしその前に敵が近づいてきたら一番密度高い所にぶっ放し纏めて薙ぎ払いつつ矢筒から次々矢を取り出して速射、矢弾の雨を降らせて牽制し海賊船を守るわよ!
自爆する為取りつかれたら危ないし、近くに寄って来てるのを最優先で潰す!
※アドリブ絡み等お任せ🐘
「はーいコンキスタドール退治ね! 物騒な奴らに暴れられる前に海の藻屑にするわよ!」
こちらもそれとなく物騒なことを朗らかに言い放ちつつ、祓戸・多喜(白象の射手・f21878)は巨大な弓の弦を鳴らしてみせる。未だ数隻は健在のコンキスタドール船を見据えたまま、彼女は傍らの海賊に問いかけた。
「……あのコンキスタドールの船、近づく前にぶち抜いた方がいいかしら?」
「やれるかい、お嬢ちゃん」
「勿論!」
やれないのならば聞く筈もない。そう言わんばかりに力強く答えて、多喜は剛弓に一矢をつがえる。深く息を吸い込み、祝詞にも似た詠唱を紡ぎ重ねれば、それに呼応するように太い弓弦はぎりぎりと鳴いた。
まだだ。届きはする距離だが、まだ遠い。何より――可能な限り、詠唱時間は稼ぎたい。冷静に、慎重に、敵の動きを見定めながら、引き絞りに引き絞って――そして、ある一点で彼女の瞳が煌いた。
「今……っ! この一矢で決めるわよ!」
解き放たれたそれは、最早単なる矢とは言い難いエネルギーを備え、敵船へと一直線に飛んでいく。
そして、大海にまたひとつ巨大な水柱が上がった。
大成功
🔵🔵🔵
サーマ・マルヴァス
悪しきコンキスタドール、このグリードオーシャンに落ちて日の浅い方々には少々厳しい戦いになるかもしれませんね。
少しでも犠牲なく、乗り切りましょう。
支援中心に立ち回ります。
基本はトランペットガンでの音響弾で迎撃、なるべく此方の船に乗り込ませないよう迎撃できればいいのですが…そう上手くもいかないでしょう。
…なら、この攻撃は如何でしょう。
十分間合いに多く敵を捉えたタイミングでUC起動、不死鳥の歌を海原に響かせましょう。
如何に盾と高熱で身を守っていても音が響くのならこの魔性の歌からは逃れられません。
虚脱した敵を音響弾で撃破しつつ、不意討ちを喰らわぬよう油断せず注意深く立ち回ります。
※アドリブ絡み等お任せ
ここを乗り切れば、かの島はもう目と鼻の先。そう思えば、一層力も入るというものだ。サーマ・マルヴァス(華やかな獅子王・f37974)はトランペットガンを注意深く構え、船員の海賊達に呼びかける。
「油断なさらぬよう。あちらも最大出力を惜しむことはありますまい」
おうさ、と次々に威勢の良い返事が響き、カトラスやラッパ中を手にした男達が残敵掃討に駆けて行く。彼らの進路を切り開くようにして音響弾を放ちつつ、サーマは近付く最後の一隻をじっと見つめていた。
(「後顧の憂いを断つ為にも、全滅させておくべき敵ですね。……ならば」)
海賊船とコンキスタドールの船は互いに高速で近付き、今やその船体を触れ合わせんばかりだ。今なら充分すぎるほどに間合いの内だろう。そうして、白き魔王は己が配下たる不死鳥をこの場に呼び寄せる。
蒼海に、悲嘆の歌が響き渡る。海に生き海に死ぬこの世界の者が聴いたならば、それは海魔の歌とも聞き違えられただろうか。心はなくとも歌に含まれるその魔力から逃れることはかなわず、コンキスタドール達は次々に膝をつき、武器をだらりと床に下ろしていく。若き海賊達がそれを見逃す筈もなく、サーマとてそれは同じだ。刃の音が、金管からの音響が、鋼のコンキスタドールを全てスクラップと変え――そして、海賊船が進みゆくその先には、今やネオン輝く小さな島だけが静かに待ち受けていた。
大成功
🔵🔵🔵