7thKING WAR㉖〜エンターテイメントの力を!
●予知:ガチデビルの登場です。
デビルキングワールドの開けた荒野の一角、諸悪の高原。
四角い大理石を敷き詰めて造られた舞台の上に彼は居た。
1stKING『魔王ガチデビル』。
『ジャッジメント白羽の矢』に選ばれたオブリビオンであり、魔界でひとりだけ邪悪だったがためにデビルキングワールドの悪魔たちが悪い子になろうと頑張った諸悪の根源である。
「私は、悪魔達も、猟兵達も、決して侮ってはいなかった。
悪魔たちにも、猟兵たちにも気づかぬよう……。
事を起こすまで、存在を隠し、慎重に計画を進めていた」
ガチデビルは独り舞台の上で仁王立ち、『悪魔契約書』を手に訪れるであろう猟兵たちに備えている。
「異世界より最強の魔王たちを呼び寄せて結界の護衛として置いた。
ジャッジメントガールの目覚めに合わせて出現することで大々的に私の存在を公布し、悪魔たちを服従させようとした。
……万全の状態で始めた此度の戦いが、よもやここまで追い詰められることになろうとはな。
この現状。私の力不足を認めねばなるまい。だが、私はまだ負けてはおらん」
カッと目を見開いたガチデビルが、その身に宿る魔力を奔流として解き放つ。
配下である多数の『古代悪魔軍』。
戦場全体に具現化させた闇色の炎から現れる『憤怒獣』。
召喚形態により使役する手勢を、いつでも投入できるようスタンバイしている。
「デビルキングにならずとも、猟兵達の猛攻を凌ぎ続ければ……『悪魔契約書』を幾らかはばら撒き、捲土重来できるかもしれぬ」
ガチデビルの周囲には『6つ』の『宝珠』が飛び回り、有利な効果を送り続けている。
それら一つ一つに目を向け、ガチデビルは『宝珠』の効力を宣言する。
「猟兵たちよ、貴様らに立ち向かうために……私の最後の備えを使おう。
私の後にデビルキングを僭称した者共の能力を解明して、作り出したこの5つの『KING宝珠』。
様々な料理を作り、私に食べさせて回復をする、2ndKING『魔王ビストログルメ』!
私に従い、時間経過でねずみ算式に増える植物怪獣軍団を召喚し続ける、3rdKING『堕天使エンケロニエル』!
新たな知識を脳内に流し続けることで、戦闘時間に比例して私を強くする、4thKING『キング・ブレイン』!
「新世代のニューウェーブ! 新●親分『バ●リト●ンディ』!」
盾のオーラを放出しながら飛び回り、私を護る、5thKING『勇者リリリリ』!
そして、私のユーベルコードと同時に私の腹から高精度&高威力のビームを撃てるようにする、6thKING『ビームスプリッター』!
以上の5人のデビルキングの……誰だ今の」
何か混ざっていた。
6つ目の見知らぬ『宝珠』をガチデビルが睨みつける。
「何者だ、貴様は」
「フッフッフッ。なんだかんだと聞かれたら!
ワイちゃんは謎の親分宝珠!
ちょうど戦争終わって一周年的アニバーサリーな感じで、なんや猟兵諸君の力になれへんやろうかと思いパゥワーを送った結果戦場全体に影響を及ぼしているただのプレイングボーナスですよぉ!」
いったいどこの何者なのかわからないが、強力なガチデビルと戦う猟兵たちを支援すべく、不思議な力でデビルキングワールドへと宝珠を飛ばしてきたようだ。
いったい、どこの何者なのか、わからないが!
「我が身の効果は『恐れを知らぬ』!
戦場全体で流行ってることとか面白いこととかを繰り出せば、強くなるという寸法よっ!
キンブレ首領とは相乗効果でバフ盛りするので安心して欲しい。
7thKINGになるのはガチデビルではない! このワイだぁー!」
なれません。
「なるほどな……だが、私がシリアスしかできないと思ってもらっては困る。
邪悪なる初代デビルキングである私ならば、貴様の力も十分に引き出してみせよう」
流石は1stデビルキング。ギャグ属性への対処も万全だった。
独特なリズムで上体を揺らし、己の恐ろしさを披露し始める。
リズムに合わせて、親分宝珠もBGMを流し出す。
飛び回る『KING宝珠』が発光し、ステージを盛り上げる。
「ガッチーン」
「オー! ガッチャンカッコイ―!」
「「魔王伝、魔王伝。魔王デンデンデデンデン」」
レッツファイト!
●招集:しまった、トンチキシナリオだ!
「これは……対処しなければならないのか……」
グリモア猟兵、フカヒレ・フォルネウスが頭を抱えながらプロジェクターを設置する。
激しい戦争の決戦を予知したはずなのにこのような惨状を見てしまい……精神的ダメージを負いつつも予知した責務を果たすべく猟兵たちに状況を説明し始める。
映し出された光景は、ガチデビルがバズるべく一発芸を行う様子だった。
「あー……。はい、『魔王ガチデビル』との決戦です。
屋外、天候はいつもの荒れ模様、場所は大理石の舞台が用意されており、奴は、そこで皆さんを待ち受けているようです。
『強欲』による部下の召喚、『憤怒』による闇色の炎の展開、『嫉妬』による魔術鎖での時間稼ぎ。そういった先制攻撃を行ってきます。
それらに対処しなければ、ええ、為すすべなく倒されるでしょう」
映像では、ノリノリで現在の魔界の体制に反省を促す踊りを踊っているガチデビルが映っている。
フカヒレは、説明を続ける。
「他にも、ガチデビルは歴代のデビルキングの能力を調べ上げて、それを『宝珠』にして近くに漂わせています。
それぞれ、特殊な効果を以てガチデビルを有利にしておりますが……ある程度、一定のダメージを与えると猟兵側の味方となり、こちら側にその効果を使用してくれるようです。
……あ、持ち帰りはできませんよ。これ、ガチデビルの創り出した力なので、ガチデビルが撃破されたら消えるそうです」
色即是空と叫ぶガチデビルが猟兵たちの目に飛び込んでくる。
上体を逸らして全力で叫ぶために、フカヒレはプロジェクターの音量をミュートにした。
「それで、……ボケたりツッコミ入れたり、何やら興奮するような……ええ、いわゆる、
『バズる』行為をすることで、戦闘能力が強化されるそうです」
様々な表情を浮かべる猟兵たちに視線を配りつつ、フカヒレは宇宙を覗いている猫のような顔で淡々とグリモアを起動する。
「……以上です。それでは皆さん、頑張ってきてください。武運をお祈りいたします」
デビルキングワールドの雌雄を左右する、決戦のバトルフィールドへの扉が開かれた。
リバーソン
マスターコメントをハイジャック! 中の人には眠ってもらった。
どもどもワイちゃんや! 名前を出さなきゃ大丈夫よな? 運営様ぁ(媚)
あ、安心してほしいちゃんと台本は読むから。
今回は一話完結なのでさくっと終わりますぅ! 戦争フラグメントだもんげ!
……えーと、そう! プレイングボーナスは、3つある!
一つはいつもの最重要!
『敵の先制攻撃に対処する』こと!
戦闘前のアンブッシュとか先手必勝はできへんっちゅーことや!
いくらトンチキ呼ばわりされようと、ここはしっかりしてもらわんとまず成功できんと思っていただきたい!
二つ目は肝心なポイント!
『「KING宝珠」を味方にする』こと!
先制攻撃の後になるんやけど、宝珠に一発ブチかましたら君のバックアップに回ってくださるぜ!
何で、でしょうね? 自我、あるんですかね……?
そして最後に大事な三つ目よ!
『バズる!』こと!
単純明快でわかりやすいね! 面白ければ勝ちじゃんよ! 今夜はドン勝だ!
もし中の人が投げられたネタを理解できなかったら申し訳ねぇ! フカヒレが腹を切ってお詫びします。大丈夫あいつ悪魔だからそれくらいじゃ死なないってばよ、たぶん!
あ、今回はトンチキシナリオなのでご注意を! キャラが崩壊しても弊社は責任を負いかねます。あなた、覚悟してプレイングしてくださっているのですねありがとうございます!
それと過度なR指定的プレイングはマスタリングさせてもらうぜ! ワイちゃん全年齢向けなんだ!
シナリオの性質上一人ずつのリプレイ返却になるだろうけど、面白そうな猟兵ズを見つけたらその場で野生解放合体執筆するかもしれんので、「俺は一人がいいんだよぉ!」って人は念のためにソロ希望とか同伴NGとか連携はご遠慮くださいとか、わかる否定文を入れてもらえると大いに助かる。
もちろんコンビとかGroup(舌巻き)でお越しになっても一向に構わんッッッ!
ボケだけじゃなくてツッコミも大歓迎よぉ!
ガッチャンはどっちも行けるぜぇワイちゃん信じてる!
オープニング公開後の断章は、今回は無しや!
公開から受付スタート! 締め切る時には最低24時間のインターバル開けてタグで通知するから、一晩ゆっくり考えてプレイング提出してもええんやで!
それでは皆様に喜んでいただけるよう、つとめさせていただきます。
それではみなさん、よろしくぴょい!(馬立ち)
第1章 ボス戦
『1stKING魔王ガチデビル召喚形態』
|
POW : 『強欲』
レベル×1体の【配下の古代悪魔軍】を召喚する。[配下の古代悪魔軍]は【邪悪】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD : 『憤怒』
戦場全体に【ガチデビルの魔力が具現化した闇色の炎】を発生させる。レベル分後まで、敵は【炎から現れる『憤怒獣』】の攻撃を、味方は【闇色の炎による治癒】の回復を受け続ける。
WIZ : 『嫉妬』
自身と対象1体を、最大でレベルmまで伸びる【悪魔契約書による契約の魔術鎖】で繋ぐ。繋がれた両者は、同時に死なない限り死なない。
イラスト:落葉
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
カシム・ディーン
くっ!なんて事だ…
シリアスなカシムさんには厳しすぎる!
「シリアスな機神のメルシーも厳しいぞ☆」
対wiz
悪魔の契約だと!
それならこういう契約で!
『私、ガチデビルはカシム様に7thデビルキングを献上し永遠の奴隷として忠誠を誓い奉仕します』
え?ダメ?酷い!
「これは…ガチデビル君は人格が悪魔に支配されてるよ!」
文句を言われて
悪魔は皆そういうんだ!(風評被害
と言う訳でこそっとUC発動
ってお前ぇ!?
(ガチデビルの前に現れる一人の幼女
「ねぇねぇ…エッチな幼女は…好きですか?」
答えに嬉しそうに…
「「えっちはえっちでもHELLの方だがなぁぁ!!」」
圧倒的物量で襲い掛
宝珠ももう根こそぎ強奪
HELLな幼女祭り発生!
●ナイスジョーク!
「くっ! なんて事だ……こんな……! シリアスなカシムさんには厳しすぎる!」
「シリアスな機神のメルシーも厳しいぞ☆」
ハハッ、ナイスジョーク!
本日足を運んでいただいたのは、天才魔術盗賊のカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)さんと、相棒の界導神機『メルクリウス』(愛称メルシー)さんの御両人。
数多の世界、幾度の戦争を越えてトップに出演おめでとうございます。
カシムが大理石のリングに上がると同時に両膝をつく。
忽ち、6thKING『ビームスプリッター』のビームがカシムの頭上を通り過ぎていく!
「片膝で足りると思ったか? 余程頭が軽いと見える」
「あっぶね、あっぶねぇ! いきなり初手ビームとかガチじゃないですか!」
「私の名を言ってみろ」
そりゃもうガチデビルですので。
そしてビームと共に射出された鎖が、跪いているカシムを捕らえた!
男性の束縛プレイですが、ご安心ください。
全年齢向けなので腕にシルバー巻いているようなイメージ感じです。
「あっ、これ、思ったより硬い……!」
「これが『嫉妬』の権能だ。
これで私と貴様は悪魔契約書による契約の魔術鎖で縁が出来たな。
私の戦闘準備が十分に揃うまで……大人しくしてもらおうか」
鎖を保持したまま、ガチデビルが宝珠たちを酷使してまいります。
4thKING『キング・ブレイン』の宝珠により着実に戦闘能力を高めつつ、3rdKING『堕天使エンケロニエル』の宝珠により植物怪獣軍団を生成しては増殖させていくガチデビル!
時間を稼いで圧倒的戦闘力を確保しようという魂胆だ!
それを聞き、カシム(※メルシーさんはフリーです)が歯を食いしばる。
「くっ、悪魔の契約だと! それならこういう契約で!」
ごそごそと懐から器用に紙を取り出してガチデビルへ突きつける。
事前に準備するとは用意の良いことで。はい、持って行きますねー。
ガチデビルの目に飛び込んでくる内容はこちら
契約書『私、ガチデビルはカシム様に7thデビルキングを献上し永遠の奴隷として忠誠を誓い奉仕します』
「なんだこれはぁー!? 私に何の利益もないではないかぁー!!!」
「え? ダメ? 酷い! ちゃんと契約したのに!」
「これは……ガチデビル君は人格が悪魔に支配されてるよ!」
なんということでしょう、銀髪美少女に人格を否定されてしまったガチデビル。いと可哀そう。
契約する時はちゃんと文章を最後まで読もうね!
「ぐぬ……!」
「悪魔は皆そういうんだ! 約束を守らないんだー!」
「いーけないんだ、いけないんだ!」
風評被害である! デビルキングワールドの悪魔の皆さんはいい子揃いですよ!
「……。わかった。悪魔と言えど、契約は契約だな」
お? ガチデビルの様子が……。
鎖を解いて、カシムの前に跪いて、首を垂れた……!
まさか屈服したというのか! 見損なったぞオブリビオン・フォーミュラ!
「お待たせしました、カシム様。何なりとご命令を」
「……え? マジ?
……よっしゃあ! それじゃあ、えー、コホン。
カシム・ディーンが命ずる。ガチデビルよ、自害せよ!」
「ノー、マイロード!」
かっこよくポーズを決めるカシムさんに向けて、起き上がったガチデビルが植物怪獣軍団を差し向ける!
いつの間にか(漫才をしている間)ねずみ算で増えてたのが、モンスターがステージいっぱいに溢れているではありませんか!
謀ったな、ガチデビル!
「おいてめぇ僕に忠誠を誓うんじゃないのかぁ!?」
「忠義と妄信は異なり申す。
主が間違った道に進みそうなときに諫めることこそ、真の忠義にござる」
「詭弁垂れやがったなこの野郎!!」
ところで7thKINGの座は別にガチデビルが裁量権を有している訳じゃあないので献上されませんよ?
「しまった、ジャッジメントガールちゃんに強請るべきだったかー」
そうこうしているうちに四面楚歌どころか八方塞がり。
完全に包囲殲滅陣を敷かれましたねぇカシムさん!
「うっせぇわ!」
「死ねぇご主人様ぁ!」
「ねぇねぇお兄ちゃん!」
あわや、カシムさんが植物塗れになろうとしたその間際、ガチデビルの前に一人の幼女が現れる!
まるでメルシーさんのように美しく、まるでメルシーさんのように愛らしく、まるでメルシーさんのように慈しみに満ちた眼差しの、美幼女!
メルシーさんの幼女形態だぁー!
「ってお前ぇ!? いつの間に」
「お前は……? まさか……」
「……エッチな幼女は……好きですか?」
うるうるキュピーンと瞳を潤ませる幼姿メルシー=サンの魅惑の眼差し攻撃!
これにはガチデビルも思わずニヤリと笑みを溢してしまいますねぇ!
「……ああ、好きだとも」
「ほんと! うれしい……えっちはえっちでも……」
「「HELLの方だがなぁぁ!!」」
ハモった!
植物怪獣軍団を突き破り、小型化したキャバリア武器を装備した大量のメルシーたちが召喚される!
カシムさんの戦闘能力を生贄に捧げて発動する《対軍撃滅機構『戦争と死の神』(メルシーハルノヨウジョマツリ)》だ!
圧倒的物量で襲い掛かり、どさくさ紛れで宝珠をぶっ飛ばす離れ業!
鮮やかな手際! お見事! これでワイちゃんも解放よっ!
一方、HELLの反応を察知していたのか、ガチデビルもヒャッハーと拳を振り上げて応戦するぜ!
「かかって来い、川越市の精霊よ!
私と貴様、どちらがご主人様の真の奴隷か、雌雄を決すとしようではないか!」
「ぜったいに負けない! だって、メルシーとご主人様は……ポッ♪」
「ああもう滅茶苦茶ですよどうしてくれよう!」
大乱闘が始まったので景品(カシムさん)は脇へ避難してください、はいこっちですよー。
「あ、どうも親分……って景品ってどういうことだぁ!?」
しれっと宝珠チームでカシムを確保しておきますので。ご安全にー。
秒で増える植物怪獣軍団 VS 一瞬で現れた1250師団のメルシー軍団。
ファイ!
~五秒後~
メルシーさんが勝ちました。
「はやっ!?」
「くっ、メルシーに負けた……!」
「ぶい☆」
それではメルシー様。ご主人様をどうぞお受け取り下さい。
「な……!? 放せ、放せぇー!!」
成功
🔵🔵🔴
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊だけど、今回は関係ない
第一『疾き者』唯一忍者
一人称:私 のほほん
先制避けるためだけに呼ばれた
ええと、たぶんこれの対象は私ですよねー
一応、四天霊障(まだ透明)で弾き、ビームは口の位置から方向を見切りましょう
で、何やるかと申しますと
UC発動
※陰海月のターン※
ぷっきゅぷぷぷぷぷ、ぷっきゅっきゅーっ!
(陰海月語を翻訳)
その鎖はおじーちゃん(義透)対象だから、ぼくは関係ないもん!
『4+新>3>5>2>6』の順で、光珠を発射して狙うよ!
ぼくへの攻撃は、四天霊障(極彩色)での結界(極彩色)で遮っちゃおう!
ガチデビルには漆黒風ぽいぽい投擲するね!意外とぼく、投げるの上手いんだよ!
リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【WIZ】
※アドリブ他歓迎ギャグ等可
※愛機搭乗、遠隔操縦可
何?この…何?
あ、バ●りんは碎●クンに注意ね
キツ目のストーカーが探してたからさ
◆宝珠優先度
親・3・4→5・2→6
◆先制等
【マルス】の抗術式コートで魔術鎖破壊
ビームは【D・アームズ】内の対熱防盾で凌ぐ
双方損傷上等
◆バズ
《くぅん♪》《もきゅ♪》
デビ●ゅーる堪能中の【キャロりん】を
戦場外縁から魔界TV等で全土配信
撮影は内装もモフい【モラ・カー】活用
◆攻撃
【サンゲ・E】でDロイド展開、全機技能使用
『毎秒契約者へ特攻』の罠ロジックを持つ1体を
『嫉妬』に接続、不死化を活かし延々削る
残りは花火の様に宝珠へ特攻
〆は【H・ビーク】でガチDとDロイドを貫く
●かわいいは正義、それは万国共通だと思うのです!
気を取り直して次のステージへ。
「『嫉妬』のアーカイブに接続! テーマを実行する!」
ガチデビルが掲げる悪魔契約書から、契約の魔術鎖が放たれる。
6thKING『ビームスプリッター』のビームも合わせて、リングに上がった猟兵たちに放たれる。
「よっと。まあ、そう来ますよね」
飄々と微笑みながら立つのは、歴戦の猟兵である馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)さん!
『四天霊障』という不思議なパワー……霊障? 念動力? で鎖を弾き、ビームを軽快に回避していく!
そりゃあ大きく開いた口から真正面に放たれるのなら、見て避けるのは余裕ですよね!
いや簡単に言ってのけるが実際には難しいですよ!?
「何? この……何?」
そして『バーサーク・ドクター』、『非合法機動医療艇ファルマコン』の団長、傭兵&闇医者&フィクサー、肩書き多数のマルチプレイヤー『リリー先生』!
もとい、リーゼロッテ・ローデンヴァルト(マッド&セクシーなリリー先生・f30386)氏もまた、愛機キャバリア『ナインス・ライン』に乗って登場だぁ!
会場の惨状に唖然としながらも、抗術式コーティングしている術式解体用セントリー・ビット『マルス』で魔術鎖を叩き壊し、超大型兵器搭載用ハンガー『ディヴィエイト・アームズ』から対熱防盾を取り出してビームを受け止めている!
さすがに無傷とはいかない様子だが、二人の猟兵は冷静に的確に対処している。
ベテランを前にしてガチデビルも為すすべがない様子だ。
「なかなかやるようだな。もっとも、そちらの攻撃も効かぬがな」
ここで浮遊している5thKING『勇者リリリリ』の宝珠のスライドイン!
盾のオーラがガチデビルを守る!
その間にも、もう一度4thKING『キング・ブレイン』の宝珠が知識を垂れ流し続けている!
どうする? どうでる、イェーガー!
「いえ、此度は私の出番ではありませんので」
「そうそう。さ、状況開始っ♪」
おおっと?
ご覧ください、ガチデビルさん。
「ん?」
なんということでしょう。
義透さんがピカッと光ったと思いきや!
そこにいたのは意外! 大きなミズクラゲ!
『ぷっきゅぷぷぷぷぷ、ぷっきゅっきゅーっ!』
殺伐としたデビルキングワールドに、1680万色に輝く『陰海月』さんが!
健気に立派な日記帳を不定期に書き続けておられる陰海月さんが!
《四悪霊・『虹』(ゲーミングカゲクラゲノツヨサヲミヨ)》によって、義透と絆のフュージョンを果たしたのである!
う、美しい……ハッ!
「眩しい……!」
「そしてカモン!」
合わせてリリー先生が繰り出したのは、……『モラ・カー』!
皆さん、今流行りのモーラットを模したもふもふのモラ・カーですよ!
そしてその中にいるのは……今戦場で大ヒット御礼中のシバベロスだ!
シバベロスのワンちゃん、『キャロりん』ちゃんが、デビ●ゅーるを堪能している!
あ。
モラ・カーにふよふよ近寄っていく陰海月窓辺。にちょこんと顔を出すキャロりん……。
『ぷきゅ♪』『くぅん♪』『もきゅ♪』
あ”あ”あ”っっっ!!!
~執筆者が尊死しました。再稼働までしばらくお待ちください~
失礼しました。
この光景が魔界テレビを利用して全土配信されているそうですよ、何というワルッ!
各地で次々に悪魔たちが倒れている様子です!
戦場外に被害を出すとは、何たるアニマルアタックでしょう!
これはガチデビルにも効果抜群では? どうですかガチデビルさん。
「私にも可愛いペットはいるっっっ!!!」
切れてるぅー! そっか、SPDじゃないから出せないもんね、ガチデビルのペット!
かーっ、見たかったなー、もふもふに混ざるガチデビルさんの可愛いペット見たかったな、かーっ!
男のジェラシーは見苦しいぜ?
「ぶっ飛ばすぞ親分宝珠!」
『ぷきゅ、ぷっきゅーっ!』
そしてアニマルズのターンです。
陰海月が自動追尾するゲーミングカラーに輝く光珠を放ち、ワイちゃんを含めた宝珠を次々にぶっ飛ばしていきますありがとうございます!
そう、『嫉妬』の魔術鎖は義透に向けられてたのであるため、陰海月には何の関係もないのである!
「私の宝珠たちが……!」
『わふっ!』『もきゅー♪』
あああ……癒されるんじゃあ……ありがとうござますぅ……!
という訳で猟兵サイドに寝返ったチーム宝珠の力、陰海月とモラ・カーとキャロりんに捧げる……!
美味しいごはんを2ndKING『魔王ビストログルメ』の宝珠が作って上げるけん!
『ぷっきゅっきゅーっ!』
「くっ……!」
陰海月が『漆黒風』をぽいぽい投擲する!
なかなかのワザマエ! 本場のニンジャさんもご満足いただけることでしょう!
キングブレインとワイちゃんの効果で貫通力も増大よぉ!
え? 漆黒風とは何かって?
なんの変哲もない棒手裏剣ですよイッツソージョウシキー(メイビー)。
『ザッケンナコラー!』『スッゾオラー!』
「!?」
おっと、リリー先生はいつの間にか召喚してたサイバーザナドゥ産の攻性データを実体化させた極道型起動特攻兵器『Dロイド』をスタンバイさせている!
……《Op.CXXIII:SANGE EXPLODER(サンゲ・エクスプローダー)》って言うんですね、それ。散華ってそういう。ふーん、ワイルドだぜぇ!
「キャロりんたちの為に、やっちゃえDロイド!」『ヨロコンデー!』
「やれるものならやってみろ!」『グワーッ!』
3rdKING『堕天使エンケロニエル』の宝珠が召喚した植物怪獣軍団を随伴させて、一糸乱れぬダッシュで駆ける125体の『Dロイド』たち!
魚鱗の陣で頑張るけれども、ガチデビルの一撃で消滅していく!
まるでボーリングのピンかよっ! 耐久力の無さが弱点か……!
『勇者リリリリ』の宝珠はモラ・カーたちの警護で忙しいので仕方ないネ!
『もきゅぅ……』
「ん~、なら1体契約させちゃおう。『嫉妬』のアーカイブに接続♪」
おおっと、これはこれは……。
リリー先生がモラ・カーの中から何かやらかしてますね。
どうやら魔術鎖の同時に死なない限り死なない効果を付随させて、『Dロイド』が死なないよう不死性を活かしている様子です。
「よし。君たち全員、そこで自爆です♪」『『『ハイヨロコンデー!』』』
「おい貴様、部下を何だと思ってグワーッ!」
捨て身の一撃レベル893の『Dロイド』たちが爆発四散!
綺麗な花火だ。
その花火のような爆発に、陰海月さんたちが喜んでいるのはとても微笑ましい。
一方で爆炎とか爆煙とかで視界を塞がれたガチデビルさん。
今、足元に契約対象の『Dロイド』さんが居ますね……? しがみついて、ますね?
「えいっ」
『アバーッ!』「がはーっ!?」
やりやがったー!
リリー先生、キャバリア用プラズマ式対物ライフル『ホークス・ビーク』で!
配下諸共、高エネルギー徹甲弾で貫いたー! フレンドリーファイアだ!
双方が同時に死なないといけないから、死なないけど死ぬほど痛い奴だー!
「えいっ♪ えいっ♪ えいっ♪」
『アバーッ!』「がはーっ!?」
『アバーッ!』「がはーっ!?」
『アバーッ!』「がはーっ!?」
ワーオ、エンドレスループって怖いね。同時に死ぬんじゃね? これ。
「あ、バズりんは碎輝クンに注意ね。キツ目のストーカーが探してたからさ」
あ、そうなんっすね。竜神親分も隅に置けないのぅ。
情報提供あざーっ、いや何のことかな?
ワイちゃん可憐でイケてるバズリ何某なんて知らないピュールルルルー!!
「ぐふっ……」
あ!
ガチデビルにかなりのダメージを与えたところでそろそろお時間となりました!
それではみなさんごきげんよう、またすぐにお会いすることになりますがね!
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
馬飼家・ヤング
※アドリブトンチキ超展開熱烈大歓迎!
先制対策は小さな体を生かして敵群の足元をスライディングですり抜け
敵を盾にすることでだまし討ち
狙いの宝珠はビストログルメ
くぁー!わいの目の前で味そうな料理食いまくりおって
フードファイターとしては負けてられへんわ
いくで、ブタマンダー!
わいらのコンビネーションでナニワのド根性見せたるわい!
「おう!そうと決まれば早速ワシの顔食べて元気出しや!」
ほな遠慮なくいただきまーす!
ブタマンダーが食わしてくれる顔(豚まん)を食べてパワーアップ
一度食べてもホカホカの蒸し器をパカッと開けたら
ブタマンダー、新しい顔よー!
宝珠も惚れこむ豪快な食いっぷりで
悪魔軍団もなんぼのもんじゃい!
● 飯 テ ロ
「ふぅ、一休みするとしよう」
早くも戦い疲れたガチデビルが休憩しようとしている。
ステージの上で2ndKING『魔王ビストログルメ』の宝珠の効果を発動させる。
テーブルを用意して白いテーブルクロスを引き、ナプキンも取り付けてスタンバイオーケー。
本日のメニューはデビルキングワールドの北海ジェノサイドオーシャンで獲れた活きのいいジェノサイドサーモンを使用したカルパッチョとなります。
脂の乗ったジェノサイドサーモンは生半可な悪魔を丸呑みにするほど巨大ですが、プリっと引き締まった身は生命力旺盛であるため生食でも寄生虫の心配もない素晴らしい食材となっております。
盛り付けには『魔王ビストログルメ』が厳選した魔界クリームチーズを使用しており、濃厚なジェノサイドサーモンに負けないインパクトで素材の味を引き立てております。
ご賞味ください。
「うむ。いただきます」
「うおおおー!!!」
「腹からビーム!」
実食直前、一人のテレビウムがステージに駆け上がる!
近づいてくる猟兵を察知したガチデビルが立ち上がり、『強欲』なユーベルコードを発動しつつ6thKING『ビームスプリッター』のビームを射出する!
だが! 勢いのあるテレビウムは小柄を活かしてスライディング回避!
ビームの射線を難なく避け、召喚された多数の古代悪魔軍の足元をすり抜けてガチデビルの眼前に到達する!
というかビームで召喚されたばかりの悪魔軍が半分くらい焼かれちゃってますねぇ!
「ぬぅ、私の配下を盾にするとは……見事なワルである」
「そないに褒めてもろうてもなんも出ませんわ! そんなことより!
くぁー! わいの目の前で味そうな料理食いまくりおって」
そのテレビウム、馬飼家・ヤング(テレビウムのちっさいおっちゃん・f12992)さんは、ガチデビルが食べようとしていた料理を指さす。
気を利かせた『魔王ビストログルメ』がヤングにも皿を提供します。
「お? ええんか、ありがとさん! お礼にブタマンダー食べる?」
『まいどおおきに!』
「ビストログルメがやられた……!」
宝珠である『魔王ビストログルメ』に、『GOGO! イケイケ! ブタマンダー』が叩きつけられる!
ナニワのソウルフードである豚まんの妖精が受肉した存在『ブタマンダー』が『魔王ビストログルメ』にダメージを与えたことで、『魔王ビストログルメ』はヤングの側に立った!
それはそれとして食べ物を粗末にするのは良くないので。
「では、いただきます」
「いただきまーす!」
ガチデビルとヤングは、カルパッチョと豚まんを実食する。
何だこの食べ合わせ。
「うむ。……なるほど、ブタマンダー。ただの豚まんではないか。
生きているがゆえに皮のハリツヤがもっちりとして弾力があり、良い歯ごたえを与える。
何より中の具材も新鮮だ。ホカホカで、ジューシーな肉汁が口の中で踊っている。
実に美味である」
「これは……! 美味い! 流石や、『魔王ビストログルメ』はん!
脂っぽく舌に残りやすいジェノサイドサーモンを……これは、燻しとるな?
せやけど火にはかけていない! 長時間かけて低温で燻製させとる!
スモークサーモンや! 塩味も良く効いている、これは美味いでぇー!」
ワイちゃんにも食わせてくれぇぇぇ!!
ダメですか? はい。
「ごちそうさま。ふぅ。見事だ、馬飼家・ヤング」
「おう! おかわりもあるで!」
パカッと蒸し器を開けると『コンニチハ!』
ブタマンダー、新しい顔よー!
3rdKING『堕天使エンケロニエル』の宝珠が、4thKING『キング・ブレイン』の宝珠が、5thKING『勇者リリリリ』の宝珠が、6thKING『ビームスプリッター』の宝珠が! そして召喚されて放置されてた古代悪魔軍の皆様が!
あつあつのブタマンダーの顔を分け合い、食べ合う! なんて朗らかな一時か!
っておい宝珠ぅぅぅ! どうやって食べてるんでぇすかぁ!
ワイちゃん宝珠も食ってやる……! お腹すいてきましたね。
「よしよし、みんなよーさん食っとるな? わいも行くぜ、ブタマンダー!」
もぐもぐと豪快にブタマンダーの顔を食べて、ヤングさんの全身の細胞が活性化する!
ドゥルン、ドゥルン、ドゥルン! パゥワーアッポォー!
フードファイターのユーベルコードが火を噴いたぁ!
「わいらのコンビネーションでナニワのド根性見せたるわい!
《フードファイト・ワイルドモード》!!」
「来い、馬飼家・ヤング!」
もぐもぐ、ごくん。
今、ヤングとガチデビルがぶつかり合う! 試合開始!
跳び上がったヤングさんの右アッパーが……いや、フェイントだっ!
ガチデビルがカウンターのフックを放つと読んでいたのか! 誘い込んだのかー!?
爪楊枝! 手にしていた浪速グルメ御用達の爪楊枝を! ガチデビルの目に投げているー! これは痛い!
お前も食ってやるぞと言うダブルミーニングなのかー!?
おーっと、ガチデビルの動きが止まった一瞬の隙を突いて、駆け上がる駆け上がる!
ガチデビルの口の上に乗って、顔面目掛けて渾身のストレートが、決まったぁー!
ガチデビル、ダウン! 勝者、ヤング! 馬飼家・ヤングゥ!
カーンカーンカーン!
「どないやぁ! 悪魔軍団もなんぼのもんじゃい!」
「見事だ、馬飼家・ヤング……! もぐもぐ」
拍手喝采のスタンディングオベーションです!
おめでとうございます!
それはそれとしてガチデビルは豚まんを食べて回復したようです。はい。
大成功
🔵🔵🔵
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
凄い援護が来ましたねぇ。
頑張ってみますぅ。
黒地に赤文字のTシャツと野球帽の姿で参りますねぇ。
『強欲』の軍団や『植物』は『FGS』で地上に抑え『FAS』による飛行で対処、魔王さんの『腹の口』に警戒し、ビームが撃たれたら『FIS』で転移して躱しますぅ。
防ぎきれない場合は『FES破損』で無効化を。
そして『FTS』からBBQセットを取出し、「Can You Smell That? This Smell is GUUD!」「野菜狂信者の為に植物油を少し入れる」等の軽快な台詞を入れつつステーキを焼きますねぇ。
最後は炭火画像の代わりに【乳焔海】を放射、魔王さんと『宝珠』を狙いますぅ。
エドゥアルト・ルーデル
圧倒する力が必要でござる
【古代悪魔軍】に囲まれてるも同然…ならば召喚にはこちらも呼び出しで対抗ですぞ!【架空兵器】を想像!せっかくだし巨大ロボットで登場も派手にするか…地面を割って古代悪魔軍に囲まれた拙者を頭上に乗せるようにして大胆に登場だ!
見ろ大地割りそそり立つ姿を!ド派手な登場でバズりは確定でござるな!
なにご存じ、ないのでござるか?伝説魔神でござる、初代デビキンなのに知らないなんて…キンブレ氏に聞いてみたら?
名前なんかどうでもいいんだ!宝珠と悪魔軍の攻撃は乗り込んだロボットで耐えつつ全身からミサイル一斉発射で範囲攻撃!紅蓮キャノンもだ!
トドメに必殺!腕から出るめちゃ長エネルギーソード!
●かっ飛ばせー、バーベーキュー!
「わぁ。凄い援護が来ましたねぇ」
黒地に赤文字のTシャツと野球帽というアメリカンな姿で大理石の舞台に上がる、一人の美少女!
童顔、小柄、しかしデカァァァイ! 夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)さんが完全武装で登場だぁ!
数多の『フローティング・ほにゃらら・システム』は数多のオブリビオンを鎮めてきた実戦証明(バトルプルーフ)済みです。
「フッ、この戦い……圧倒する力が必要でござる」
彼女をエスコートして参上したのは、謎のオッサンとして有名なこの御方!
エドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)さんだぁ!
今は武器を携帯していないけど油断は禁物。このオッサンは腐れ外道パイロット!
何をしてくるかわからないぞっ!
小柄な少女と大柄の男性という組み合わせは王道ですね。
そしてお二人はすでに『強欲』のユーベルコードが召喚した古代魔王軍と、3rdKING『堕天使エンケロニエル』の宝珠が召喚した植物怪獣軍団に囲まれていた!
はやっ!
「うーん、問答無用のこの展開。
ガチデビル氏ー、もう少し茶目っ気とか出したらどうでござる?」
「大丈夫だ、問題ない。何故って? それは腹からビーム!」
Ⅴのポーズで待機したガチデビルが、6thKING『ビームスプリッター』の宝珠効果のビームを放った。
チャーグル!
「ブゥルァァァァ!!!」
「おのれぇ何たる声を使って来るのか! るこる殿、五秒ほど稼いでくだされ!」
「はぁい、頑張ってみますぅ」
迸るガチデビルのビームを、るこるは『フローティングインターディクトシステム)』で防いでいる!
16本の浮遊する水晶柱が、るこるとエドゥアルトの前面に並んで防御障壁を展開する!
実に強力なビームによるダメージではあるが、20枚の浮遊する布『フローティングエレメンタルシステム』が保護することで破損によるダメージを抑えている!
ここら辺はシリアスが息してますよ!
ビームに紛れて殺到する軍勢は、浮遊する14本の錫『フローティンググラビトンシステム』が引き起こす重力結界と、『祭器』により形成される三対のオーラの翼『フローティングエアロフォイルシステム』によるオーラ障壁で寄せ付けない!
圧倒的ではありませんか! るこる殿の防御性能は!
ところでエドゥアルトさん、十秒経ちましたが。
「お待たせしました皆さん……これからほら、アレがくるでござるよアレが!」
空を指さすエドゥアルト。つられて見上げる悪魔たちと怪獣たち。
その足元の大理石の床を砕いて、無敵の架空兵器巨大ロボットが現れたぁー!
地底からの侵略者か!? 否、エドゥアルトさんが想像した創造物!
《例のアレがこの世界に現れたようです(クロスオーバートカカイニュウトカソウイウヤツ)》!!
ロボットの頭部にエドゥアルトとるこるを乗せて、頭が高ぁい!
大地を割りそそり立つこの姿! ド派手な登場でバズりは確定でござるな! パーフェクトだエドゥアルト。
「大きい子ですねぇ」
「何だそれは? もしや、噂に聞くキャバリアというものか?」
「なにご存じ、ないのでござるか? うっそまじでー? 伝説魔神でござるよ?
初代デビキンなのに知らないなんて……キンブレ氏に聞いてみたら?」
「……ジョジョ、冗談だとも、あれだろう? 伝説の、あの……」
4thKING『キング・ブレイン』の宝珠にアクセスして話を聞いているガチデビル。
その隙だらけのボディに叩き込むオーガニック・ミサイルの一斉射!
「紅蓮キャノンもだ!」 何とでもなるはずだ! エドゥアルト!
「ぐおおおお!?」
爆☆撃!
体勢を崩したガチデビル!
その余波で損傷を受けた宝珠一同が伝説のロボット魔神の頭上に合流!
「名前なんかどうでもいいんだ! 今ここにいる、それが俺たちの存在意義じゃねぇか!」
感動した! エドゥアルトさんのファンになります!
そしてるこるさんが、特殊な光線で物品を亜空間倉庫に収納する輸送用の『祭器』、浮遊する四基の宝玉『フローティングトランスポートシステム』から取り出したのは……BBQセット!
ロボットの上でBBQとはロックだぜ! トンデモねぇいいぞもっとやろう!
「ビストログルメさん~、お願いしますぅ」
2ndKING『魔王ビストログルメ』がるこるさんの軽快クッキングをサポートする。
香ばしき肉を焼く香りが戦場を支配していく。
「Can You Smell That? This Smell is GOOD!」 Good! ソーベリーデリシャァス!
「バーベキューに野菜なんて要りませんけど、狂信者の方もおられるので植物油を少し入れてあげますぅ。とってもヘルシーですよぉ♪」
「ヒュー! 流石るこる殿わかってるぅ! クールだぜぇ!」
マジかすげぇぜ活かしてやがる! 串には肉オンリーだ!
ところでガチデビルはといいますと、残存した配下を集めて起死回生の攻勢に出ようとしているところ。
まあ5thKING『勇者リリリリ』の宝珠が守ってるから無駄なんですがね!
ガハハ! 勝ったな飯食ってくる。
「それでは最後に、炭火画像の代わりに……乳焔海!」
「!? お、おぼr! れるっ!? しろ、おぼれっ!!」
こ、これはカットイン演出!
ジューシーな肉が焼き上がる画像に差し込むように、周囲を『女神の力を帯びた乳白色の炎』が覆い尽くす!
ガチデビルも古代悪魔軍もまとめて根こそぎ飲み込んだぁー!
……ところでこれ、広範囲過ぎませんかね……? 概算6000kmくらい?
これでは周りに甚大なる被害が……あ、るこるさんが任意に消去できる?
それならバッチグーっすね! いいぞもっとやろう!
「豊かな恵みに感謝を……いただきます」
「拙者もご馳走になるでござるよ! はぐっ……んまぁぁぁいい!!」
白い炎の海に流されていくガチデビルご一行を眺めながら、るこるさんとエドゥアルトさんは優雅なバーベキューパーティを堪能するのでした。
……あれ、トドメは?(ガチデビルとの戦いはもうちっとだけ続くんじゃよ)
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
索・緑蘭
初代デビルキングって、こんなに愉快なお方だったかしら?
まずは【見切り】と【オーラ防御】で『憤怒獣』や宝珠の先制攻撃を耐えしのぐわよ。
宝珠は予告状を投げて斬りつけるわね。
標的は3rdKING『堕天使エンケロニエル』と5thKING『勇者リリリリ』ね。
そしてエンケロニエルの植物怪獣軍団とリリリリの宝珠と一緒に華麗で妖艶な踊りを披露するわ。
ゲームキャラクター達も踊りに参加させて、さらに盛り上げていくわよ♡
これで魔界で唯一邪悪な魔王を圧倒するわね。
●イカサマのカリスマ! ダンスタイム!
「初代デビルキングって、こんなに愉快なお方だったかしら?」
違うんです、索・緑蘭(魔界のイカサマ雀天使・f31867)さん。
そんな顔しないでください、ガチデビルはシリアスだけじゃなくってコミカルも行けるだけなんです、信じてください何でもしますから!
さて。
豊満なバストでオーディエンスの視線を誘惑している緑蘭ですが、ガチデビルは色欲ではなく『憤怒』で対抗するようです。
大理石の白い舞台に闇色の炎が広がっていく。
ガチデビルの魔力が具現化した闇色の炎だ!
この炎がある限り、ガチデビルとその味方は回復し続け……敵には恐るべき魔物が襲い掛かるのだ。
「そう……これが私の可愛いペットだ」
「グルルゥ……」
何件か前のこと引き摺ってますね?
闇色の炎の中から現れた『憤怒獣』とかいうモンスターのあごの下をよしよしと撫でております。
おい魔王の威厳どこ行ったぁー!
「あら、可愛いわね」
「フッ。目の付け所が良いなビームッ!」
そして恒例の6thKING『ビームスプリッター』のビームだぁー!
しかし緑蘭さん、堕天使の背に持つ『翼の眼』でしっかり見切っていた!
ビームがかすりもしない! いやちょっと危ないか?
きわどい! ギリギリで、掠りそうで、破れそうで!
オーディエンスへのファンサービスかもしれませんね実際豊満であるチクショウメッ!
「イカサマしたもん勝ちと日頃言っているけれど、先制攻撃だなんてとてもワルね」
「はは、世辞の旨い堕天使よ行け『憤怒獣』!」
さらに不意打ちで飛び掛かる『憤怒獣』の攻撃!
それすらも緑蘭さんはオーラ防御でしっかりガードだ、っと、あ、ちょっと服に爪が、……もしかしてサービスシーンですかお姉様?
(「視聴率うなぎ登りっスね!」)
「フフ……さあ、ね?
でも……こうして惑ってくれるなら、だまし討ちのしがいがあるわ」
「なん……だと……」
お……? あ、ああーっ!?
皆さんガチデビルにカメラを映してください!
『憤怒獣』の活躍を高みの見物してたガチデビルの、傍にいる宝珠が3つほど消えております!
3rdKING『堕天使エンケロニエル』と、5thKING『勇者リリリリ』、そして謎の親分宝珠が消えているー!
ちょっと巻き戻してみましょう。
……はい、どうやらガチデビルが『憤怒獣』を嗾けて皆の注目が緑蘭に集まった瞬間、不意打ちで『予告状』を投げつけて宝珠にダメージを与えていたようです!
緑蘭は全デビルキングワールドでプロとして活躍中のイカサマ雀鬼でありますが、魔界盗賊でもあります!
何という視線誘導か! 見事に宝珠を盗み取っていたー!
ということで5thKING『勇者リリリリ』の宝珠が、緑蘭を守りに入ります。
『憤怒獣』の攻撃が通らなくなったぞ! くっ、コンプライアンス!
「だが、守りと手下でどうするというのだ?
所詮は植物、私の闇色の炎と『憤怒獣』には適うまい。
そして貴様の戦闘能力では、私を倒すことはできぬだろう?」
「何を言っているのかしら。……私の出番はここからよ」
植物怪獣軍団を召喚して、ガチデビル&『憤怒獣』と対峙する緑蘭!
そしてワイちゃんは陽気な音楽を流します。
インド風のな!
「! この曲は……貴様……!」
「ええ、たっぷり披露してあげる。みんな、行くわよ」
指パッチンを合図に、さらに召喚されるバックダンサーズ!
これは、《バトルキャラクターズ》だ!
額に『1』と刻印された97体のゲームキャラクターが召喚され、一緒に踊り出す!
緑蘭が! 植物怪獣が! バトルキャラクターが!
一糸乱れぬ華麗で妖艶なダンスを披露するっ!
「さあさあ、さらに盛り上げていくわよ♡
みんなもいっしょに踊りましょう♡」
観客たちも、『憤怒獣』も、ガチデビルも踊り出す!
舞台は今! デビルキングワールドのマハラジャと化しているーっ!
皆の心が一つになって、楽しくオリエンタルをエンターテイメントだぁ!
サンバ、サンバ、サンバッバッ!
リュ・ウ・ラ・ン、サンッバッ!
「そぉ、れっ!」
「がはっ!?」
おっとぉ?
緑蘭さんがダンスのフィニッシュ直前にデビキン仕様の『魔王雀牌』をガチデビルに叩きつけるというだまし討ち。
これは痛いですねぇ!
「楽しんでても、油断は禁物よ」
ワーオ、エキゾチックなウインク……!
成功
🔵🔵🔴
ユニ・バンディッド
アドリブ歓迎
(レオテールは揺れている)
悪魔的視力で敵の動きや予兆を盗み、魔力の炎を視てダガーに錬成っ!置きダガートラップで炎から現れる憤怒獣の出鼻をくじき凌ぐよ。
もー!ダメで元々!どうにでもなれっ【デモン・フェイカー】。対象は歴代KING宝珠の贋作?ううん。未来からやってきた宝珠だってあってもいいよね!素体はあるんだから仕組み流用して、XX.KING宝珠の贋作。もしもはもしも。伝説の武器だって真偽は不明。不確定だからこそ真贋揺れるニセモノ!不確定の未来の道を手繰り寄せ、ここに怪盗トキトルー!朝8時42分に参上っ(XX.KINGや贋作宝珠自体はおまかせ)
ということでアレコレ盗っちゃえ、ドロボーロ!未来の知識を4thKINGにお見舞いしちゃえ(KING宝珠モデルの贋作モンスター錬成で反撃!)
因みにボクのユーベルコードの真価は贋作対象になった「ホンモノの操作権」を盗むことだから……?
ベルゼ・アール
あー、バズれと?
バズりってのは狙ってできるもんじゃないのよ、こう、何気ないなんかが大衆の琴線に触れて的なことがあって初めて……あー憤怒獣出てきた?
OK、他の宝珠退出。 ガチデビルと謎宝珠と憤怒獣だけ残りなさい。
(他の宝珠の退出を見届けると一旦かけたVARAFARを震える手で外し)
おいィィィィィ!
いきなり出てきてこの戦争をカクリヨナイズするんじゃない!
しかも唐突にバズりを要求するとかいう無茶ぶりは大っ嫌いだ!
そういうの社長だけにしろバーカ!
そもそもこの戦争で私の胃が何度吹っ飛んだか!
戦後も懸案事項があんのおかしいだろ(鉛筆を地面に向けて投げ捨て)
畜生めェ!!
(ベルゼさんはそうとうカッカしている)
●魔界盗賊! 怪盗L&R!
「魔王の力、侮るなっ! 食らえ、我が『憤怒』! 我が炎を!」
ダメージの蓄積を受けてシリアス目になるガチデビル。
具現化した闇色の炎から出る『憤怒獣』を向かわせながら、6thKING『ビームスプリッター』のビームを腹部の口から発射する。
近くを漂う親分宝珠が煽っているような気がします。
オイオイ坊や、ネタ切れかーい?
「そろそろシリアス成分を補充しておこうかと思ってな」
「ボクだって負けないよー!」
悪魔的視力でビームの予兆を盗み、回避していく可憐なシーフ。
元気のよい魔界の猟兵、ユニ・バンディッド(贋作の悪魔・f31473)はステージの上を縦横無尽に跳びはねている。
迫り来る闇色の炎を見てダガーに錬成し、迫り来る『憤怒獣』の動きの先にトラップとして設置しては出鼻を盗む。
あらゆるものを硬化・錬成する盗賊魔術は巧みの技だ。
「へへーん、当たらないもーん!」
「フッ、口先は達者と見える。だが、防戦一方ではどうともいくまい!」
だが、その間にもガチデビルは宝珠の力をふんだんに行使する。
3rdKING『堕天使エンケロニエル』の召喚する植物怪獣軍団が増え続け、4thKING『キング・ブレイン』がガチデビルに知識を与えて続ける。
回避するばかりでは、形勢は不利に傾いていく一方だ。
「むー……こうなったら一か八か……あれ?」
「うん?」
ダメで元々と、ユニが動こうとした時。
大理石のリングに降り立つ、翼の悪魔が現れる。
彼女は、稀代の大怪盗にして詐欺師、ベルゼ・アール(怪盗"R"・f32590)。
株式会社ユニバーサル・アーマメンツ・インダストリー(軍需企業)の社長秘書にして、魔王国の客将だ。
ユニの同僚でもあります。
「あー、バズれと? 気軽に言ってくれるじゃない、わかっているのかしら、バズりってのは狙ってできるもんじゃないのよ、こう、何気ないなんかが大衆の琴線に触れて的なことがあって初めて……」
「ベ、ベルゼさん……?」
「乱入者、か……?」
俯き、ブツブツと独り言を呟いていたベルゼが、ガチデビルを睨む。
「正座」
「えっ」
「宝珠たち、退りなさい。ユニさんも、ちょっと待ってて頂戴ね。
……ガチデビルと謎宝珠と憤怒獣、正座。ハリィ!」
「あ、はい」 わかりました。
ガチデビルと謎の親分宝珠がその場に座り、『憤怒獣』はそそくさと闇色の炎の中に戻って行きました。
ユニさんと2ndから6thまでの宝珠たちはそそくさとステージの隅に避難します。
さて。
震える手で『VALAFAR』(スポーツサングラス型多目的ヘッドマウントディスプレイ)を外して、心の内をさらけ出す。
「おいィィィィィ!
いきなり出てきてこの戦争をカクリヨナイズするんじゃない!」
そんなことを言われても……。
「そんなことを言われても、何!?」
心が読めるのか……! まずい!
「報告書だと地の分にしてるのだろうけど口に出してるわよ某親分っ!
唐突にバズりを要求するとかいう無茶ぶりは大っ嫌いだ!
そういうの社長だけにしろバーカ!」
「待て、その、そちらの社長とかいう埒外の存在と比べられても、なんだ、困る」
そうだそうだとガチデビルも言っています。
「シャラァァァップ! オブリビオン・フォーミュラァァァ!!
あなたオブリビオン・フォーミュラでしょぉぉぉ!!!
困ってるんじゃないわよみんなが困らせられているのよガチデビルッ!!!!」
パァンと鉛筆を地面に向けて投げ捨てるベルゼ氏。
ああ、そういえばあなたもいくつか報告書を……。(憐憫の視線)
「そんな目(?)で私を見るなぁ!
そうよっ! そもそもこの戦争で私の胃が何度吹っ飛んだか!!
戦後も懸案事項があんのおかしいだろ! 畜生めェ!!!」
「……なんだか、よくわからんが……。ドンマイ」
サムズアップ(親指を立てるハンドシグナル)を向けるガチデビル。
ワイちゃん宝珠も心の中でサムズアップ。
「だらっしゃああああ!!」
あーっと、怒りが天元突破されたベルゼさんが!
大理石の床を、持ち上げたぁー!
純粋なスピードタイプの猟兵である彼女が、これはどういうことでしょうかガチデビルさん!
「ふむ。おそらくは、ユーベルコードによるものだろう。
戦場の地形や壁、元から置かれた物品や建造物を利用して戦う奴だな。
つまり、戦場の床を利用できる訳だ。威力も攻撃回数も普段の三倍になるぞ。
持ち上げてるのは、たぶん《アドリブ戦法》という奴だ」
なるほど。三倍×三倍と。
つまり、これから九倍のダメージが我々を襲う訳ですね?
「■■■■■■■ーッ!!」
~暴行中~
憤怒状態のベルゼさんの大理石アタックが謎の親分宝珠とガチデビルを襲っている最中、追撃を仕掛けるマオさんが動き出す!
「ベルゼさんだけに持っていかれる訳にはいかないもんね!
行くよ、《デモン・フェイカー》!」
対象に似せた『精巧なる贋作』を作り出すユーベルコード、《デモン・フェイカー》が発動される!
すべての歴代KING宝珠を元に、生み出されるのは……いや、これはまさか!
「――我が意のままに、あらゆるものを模り生み出す。
精巧なる贋作。(今ここにある宝珠だけじゃない)
揺らぐ真実。(未来からやってきた宝珠があってもいいよね!)
偽りの財貨にかき乱されて、崩れし真作が悪魔の手に堕ちる!」
ああ!
ユニさんの全身が光り輝いて……虹色の変身バンクに包まれる!
「もしもはもしも。伝説の武器だって真偽は不明。
不確定だからこそ真贋揺れるニセモノ!
不確定の未来の道を手繰り寄せ、ここに怪盗トキトルー!」
666thKING『怪盗トキトルー』の宝珠!
朝8時42分に華麗に参上っ!(キラキラキュピーン!)
その前には、襤褸雑巾のように叩きのめされ、闇色の炎で絶賛回復中のガチデビルの姿があります。
「くっ……! 出たな、怪盗トキトルー……って待て666thってなんだっ!?」
あーあ、ツッコミに回ってしまったな。
「ということでアレコレ盗っちゃえ、ドロボーロ!」
「なん……だと……」
ユニさんが宝珠の力を行使して、2ndから6thまでの宝珠の操作権を盗み出す!
これが、未来のKINGの力なのか!
「見事ね、ユニさん。……いえ、怪盗トキトルー? それともレオテール?」
おっと正気に戻ってきたベルゼさん。
砕けて小さくなった大理石を置いて一息ついている様子です。
疲労はしているものの負傷はありませんね。
「ふふん♪ どっちかな~?
そして、種も仕掛けもありません。ワン、ツー、スリー♪」
不敵に笑って胸元から取り出したユニさんの『カード』に、ガチデビルの闇色の炎が収納されていく!
なんと、闇色の炎を盗んでいる! まだ回復途中だというのに!
宝珠も炎もなくなって、ガチデビルが丸裸だーっ!
「おのれ、泥棒め! 逮捕してくれる!」
「キミにそんな権限は無いんだよっ!」
3rdKING『堕天使エンケロニエル』の宝珠の力で錬成した無数の植物怪獣軍団と、それを元にユニさんが贋作錬成したモンスターたちがガチデビルを包囲する。
さあ……フルボッコの時間だドン!
「ユニさん、あの宝珠も一緒にお願いね」
「おまかせあれー♪」
あ、待ってくだされワイちゃんは君たちの味方アーッ!
滅多打ちはやめてくだしアーッ!
「ぐおおおお! おのれ、おのれぇぇぇ! まだだ、まだおわらんぞぉ!!」
なお、666thKINGの真偽は未来に託されることとなります。頑張れ若人!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
メンカル・プルモーサ
…なんか変なの混ざってない?
…ビームは多重障壁で防いで悪魔契約書による契約の魔術鎖…
…異議あり(逆転のあれ風)
私はその契約書を確認していないしサインもしていない…
…よってまだ有効ではない。そうですね裁判長?(何故か居る7thのガールに確認)
…まずは契約書…特に小さい文字や薄く書かれている文字や裏に書かれてる文字を確認…
…更に都合良く解釈出来る言い回しを裁判長に訴えて潰していくよ…
(この間に遅発連動術式【クロノス】により無言で発動させた【縋り弾ける幽か影】が宝珠達にダメージを与える)
…時間をかけて検討した結果文面不備によりこの契約は無効…!
…心置きなく残りのガジェットがデビルキングに殺到するよ…
●逆転する裁判の後に。
若い女性が静かにステージに上がり、ガチデビルと対峙する。
知的に眼鏡を光らせている種族:人間の猟兵さんです。
「……なんか変なの混ざってない?」
おやおや。変なのと言われてますよ、ガチデビル。
「……いや、宝珠の方」
えっ……? ……はい。閑話休題(それはさておき)。
開幕の6thKING『ビームスプリッター』の宝珠によるガチデビルの腹からビーム攻撃を的確に防いでいるのは、ベテランのスーパーウィザードにして、ワールドハッカー!
メンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)さんです!
如何に高威力のビームといえど、メンカルが高速で展開した多重の魔術障壁を打ち破ることはできないようだ!
……契約の魔術鎖は障壁ごとぐるぐると巻かれて、繋がれてるみたいですがね!
「フハハハハ! よしよし、今度はしっかり契約内容を吟味しておいたからな!
妙な契約をされたり、他のモノと入れ替わったり、させんぞ猟兵! まずは手始めに」
「……異議あり」
ズバァァァン! と!
勝ち誇るガチデビルにカットインが突き刺さる!
「な、なに?」
「……私はその契約書を確認していないしサインもしていない。
……よってまだ有効ではない。そうですね裁判長?」
(「その通りっス! ちゃんとルールは守ってもらうっスよ!」)
ババーンと大理石のリングに上がった、見覚えのあるツインテールの……。
ナズェイルンディス! 裁判長!?
(「親分だけ出番過多でずるいっス! 自分だってスタンバってたのに……!
ある日突然戦力クリアで支援停止になって、間に合わなくなって……!
こんな視聴率うなぎ登りの企画、関わらない訳にはいかないっス!」)
くっ……仕方ねぇギャラは折半と行きましょうや。
なに、具体的名称を伏せればたぶんセーフですよ!
(「合点承知っス!)」
「何故ここにいるのだ、ジャッジメンt」
シャラァァァップ!! ここにいるのは謎の裁判長だ! オーケー!?
「……オーケー。それで、異議だと? ハッハッハッ!
契約は魔術鎖で繋がれた時点で強制執行だ!
黙って私に服従してもらおうか、メンカル・プルモーサ!」
「いやだけど」
……。「……?」(「異議を認めるっス!)」「なにぃ!?」
一瞬の沈黙の後、裁判長が異議を認めたぁ! 訴えが通ったようです!
「……まず。契約書、見せて」
「あ、はい」
ガチデビルに歩み寄り、手に取った悪魔契約書を拝読するメンカルさん。
隅々までしっかり……おお、裏面までよく見ておられる。
……今、さらっと何か書き足されました?
「……ここ、掠れてるけれど、対象の承諾が要る、よね?
意思表示の合致……今まで、デビルキングワールドの悪魔は真面目だったから騙せたのだろうけど。
……私は断固として、拒否の意思を表明する」
(「ふむふむ。なるほど、これじゃあ契約は承認できないっスね!」)
「異議ありっ! 悪魔契約書にそのような条項は存在しない!(はずだ……!)
対象の捏造を訴える!」
(「それは……すごいワルっスね! 異議を棄却するっス」)
「オイ貴様、猟兵に阿っているな……!」
おーおー、熱い弁論大会が繰り広げられておられる。
3rdKING『堕天使エンケロニエル』の宝珠が召喚している植物怪獣軍団が傍聴人として周囲に集まり、4thKING『キング・ブレイン』の宝珠がガチデビルの弁護を担当しているようだ。
あ、2ndKING『魔王ビストログルメ』さん、手が空いてるからって『勇者リリリリ』と『ビームスプリッター』の宝珠に料理を提供しないでくださいワイちゃんもお腹がすくので。
「……それにここの箇所。甲か、乙か、どちらのことか書いてない。
これでは判断ができない」
(「むむ! これは重大なインシデントっス!」)
「そこは契約内容を記入するための空きスペースぅ!」
いやあ盛り上がっているところ。……見逃しませんよ?
メンカルさん、こっそり何か無詠唱で術式展開してますよね?
何かね? 宝珠みんなに引っ付いている気がするんですよ。これガジェット?
「……」
眼鏡キラーン! いただきました!
……ふーむ、これは……自爆機能付きガジェットを召喚したのかなー?
なるほど、メンカル嬢の意に従って、極めて発見しづらいがターゲットを追跡して爆発するって寸法ですねー。
……自爆?
―――《縋り弾ける幽か影(ステルス・ボム)》発動―――
静かに弾けるぅ!×6!
「……時間をかけて検討した結果、文面不備は明らか。
この事実によりこの契約は無効であると主張する……!」
(「承認するっス! メンカルさんの勝訴っス!」)
「くっ! メンカルに負けた! ……いや裁判長がそっち側だしなぁ!
こうなったら、こうしている間に増殖した植物怪獣軍団を使って……!」
いやあすみませんねぇガチデビルさん……。
我ら宝珠一同、弁論中にメンカルさんにやられまして。
『堕天使エンケロニエル』の植物怪獣軍団も、『キング・ブレイン』のステータスアップも、今やぜーんぶメンカル殿のものだよ!
「Why? いつの間に、どうやった!?」
「……これで心置きなく」
ヘイヘイ、ガチデビル、ビビってるぅ!
魔術鎖を解いて、何の制約もなくなったメンカルのターンです。
ささ。号令のほどをどうぞ、姐御ぉ!
……おや? 首を左右に振る、不賛成のポーズとな?
「……大丈夫。まだ50個以上残ってる」
「……何を、言っている……?」
じりじりと退くガチデビルですが……ハッ!
ガチデビルの背後に……《縋り弾ける幽か影》の群れが……!
そっか、宝珠に一個ずつ使ったけど、まだまだたくさん殺到してる……!
「……メンカル・プルモーサの名において命ず。そこで自爆せよ」
「ひょ?」
ああ……ガチデビルに後光が……もとい、連鎖爆発の光が……。
断末魔すら爆発の音に呑まれている……これはいいダメージを与えております。
いやあ、我ら宝珠が手を下すまでもありませんでしたね! へへっ!(ゴマすり)
「ううん……勇者リリリリとか、残ってたら防がれてたかもしれないし。
うまく行ってよかった」
(「お見事っス、メンカルさん!」)
さあさあ、ガチデビルにはダメージがかなり浸透しているぜぇ!
このバトルもそろそろ大詰めだぁ! 視聴者の皆さん、チャンネルはそのまま!
……まだ爆発、止まねぇなぁ……。
成功
🔵🔵🔴
巨海・蔵人
アドリブ絡み歓
◼️心情
カクリヨで自重か常識がカタストロフしたのかな?
あれ、もしかしなくても、タピオカ?
戦争が始まってから妙に親分との通信が安定しなかったのは、なるほど?
◼️対策
ふふーん、遂に出来てしまったよ、
専用増設ユニット!UCで運用していた僕の特性の一部を外に向けて拡張する、
外的要因をエネルギー変換、吸収する傘に、パーカーは僕の本体サーバーに最適化したエネルギー供給に攻撃の相殺を相手の力で、理論では。傘が壊れるまで。
さぁ、台風レポートだね
◼️緊急生放送『デビルキングワールド』
はい、現場の蔵人です。
ご覧のように、
激しいレーザーが吹き荒れています。
あ、巨大な口が。
はい、御覧の様に傘も粉砕する勢いです、
まあ、傘は予備も沢山。
さて、超克でUCでのコラボ先の調整も出来たので。
お宅の機器の故障ではありません!
愉快なバイオモンスター蔵人君が送る強制緊急生放送!
無理矢理繋げた貴方が送る安全地帯からの一撃僕が責任もって届けます!
四天王も、魔王だってうかうかしてると乗り遅れるお祭り騒ぎ!
協賛:新し●親分
地籠・凌牙
【地籠兄弟】アドリブ歓迎ツッコミ胃痛大歓迎
いやいや待て待て待ってくれ。
お前カクリヨファンタズムでの諸々の仕事はどうした!!?プレイングボーナスが云々じゃねーよ!!?てかメタいよ!?どっかの某し親分だからって言っていいことと悪いことがあんだろォ!?
つーかガチデビルの適応力高ェよ!!高すぎだよ!!!お前結局デビキン民ってことかよ!!!
っておい陵也!!
なんで持ってきてんのそんなもん!!??
そうだわお前天然ボケに振り切った側だったな畜生ォ!!!
ええいもうツッコむところが多すぎて埒が開かねえよ!!とにかくやるぞ!!!
『穢れを喰らう黒き竜性』!
陵也から"詠唱を阻害される不運"を穢れとして喰らい、俺に攻撃を全部【おびき寄せ】るぜ。
【第六感】と【見切り】、陵也がかけてくれた防御魔術と【気合い】で敵の手を凌ぐ!
当たっても【激痛耐性】と【継戦能力】でゴリ押す!
こちとらツッコミすぎて疲れたわ!!
おかげで【指定UC】の条件は完璧だがな!!
陵也のHMAH借りて【怪力】全開の【鎧砕き】【貫通攻撃】くれてやらぁ!!!
地籠・陵也
【地籠兄弟】アドリブ歓迎
ペンっぽいものにマンゴーとアップルを突き刺したHMAH(ハンマーマンゴーアッポーハンマー)を持って参戦だ。
何か、これを持ってこないといけない気がしてな……?
しかしおかしいな、ここはカクリヨファンタズムだっただろうか。
まあデビルキングワールドの悪魔たちはあそこでも楽しく過ごせそうだが……
凌牙が早くもツッコミ過労でヤバそうなので少しでも負担を和らげてやらないとな。
え、俺もボケてる?そんなつもりはないんだが……(天然ボケ100%)
まあ、とにかく早いとこやってしまおうか。
凌牙のおかげで俺は【幸運】にも詠唱を邪魔されることはなさそうだ。
【高速詠唱】【多重詠唱】で一気に術を施そう。
敵の攻撃を弾く為の【結界術】と【オーラ防御】、それから【激痛耐性】【環境耐性】を上げる強化(【肉体改造】)術を俺と凌牙に。
反撃に出る時は【破魔】属性の【レーザー】射撃で掩護しつつ、タイミングを見計らって凌牙にHMAHを投げ渡す。
最後にひっそり詠唱しておいた【指定UC】で宝珠ごと【浄化】するぞ。
熊猫丸・アカハナ
邪悪な魔王が何しとんねん!
せやけどまずは先制攻撃や。
『悪魔契約書』から放たれる鎖や宝珠の攻撃を【逃げ足】と【ジャンプ】でかわしていくで!
次から次へとかわしていくで!
そしたら鳳仙花で宝珠を攻撃していくで!
まず狙うは4thKING『キング・ブレイン』や!
キング・ブレインゆーたら本物は今、オウガ・フォーミュラとしてキマイラフューチャーを襲ってるからな。
ここは幹部のものまねや!
去年のハロウィンの仮装――『イケメンモード』で『プレステル・ピスティ』のものまねでいくで!
似てへんけど、ウケればええねん!バズればええねん!
さらに宝珠とバズリでパワーアップした状態で、ガチデビルを攻撃や!
キング・ブレイン様、これで我々の勝利は確実ですね。
●緊急生放送『デビルキングワールド』協賛:新し●親分
そして時は動き出す。
ガチデビルの本気モードが炸裂し、大理石の舞台は無数の敵とビームと鎖に包まれていた!
その様子を、現場で実況中継する猟兵が、ここにいる!
巨海・蔵人(おおきなおおきなうたうたい・f25425)!
身長284.8cmの男性型ソーシャルディーヴァだ!
「よし、と。コラボ先の調整も出来たので」
トレンドでバズっている、とある麗しの親分との緊急コラボ!
ガチデビルと猟兵たちのスペシャルデュエブの深淵を、全世界へ配信DA!
浮遊するドローンのカメラに向けて、ニカっと笑顔の蔵人さん!
さあ、生放送の始まりだぁ!
「はい、現場の蔵人です。
ご覧のように、激しいレーザーが吹き荒れています。あ、巨大な口から、おっと」
彼は謎技術で作られた、只のビニールに見えるが外的要因をエネルギーに変換して吸収できるという謎の使い捨てビニール傘の風ユニットを手に、『御天気おにいさん風パーカーセット)』を着込んで、ビームの雨嵐の中『テレビウム・ドローン』を飛ばしていた!
襲い来る6thKING『ビームスプリッター』のビームをその特注の傘で防ぎ(一撃で粉砕されます)、放送のためのエネルギーに変えていく!
魔術鎖もオーバーロードによるステータスアップを駆使して、右へ左へ避けている!
「はい、御覧の様に傘も粉砕する勢いです、まあ、傘は予備も沢山あるので、おっと」
二射、三射と降りかかるビームを次々に新しい傘で防ぎつつ、エネルギーの充填は十分だ。
ついに用意した専用の増設サーバーユニット、蔵人の本体であるサーバーのレプリカである『スクワッドネスト』にエネルギーを供給することでを稼働させ、趣味で集めた断片データが独自に統合と分離を繰り返し、デビルキングワールドのみならず、あちらこちらへ中継していく!
お世話になります。
「さあ、愉快なバイオモンスター蔵人君が送る強制緊急生放送!
無理矢理繋げた貴方が送る安全地帯からの一撃を、僕が責任もって届けます!
ご安心を、お宅の機器の故障ではありません!」
《コラボ企画、バズってトレンドな親分を降ろした場合(プロカンシュウノモトセンモンカニオネガイシマス)》
好評配信中ー!
「四天王も、魔王だってうかうかしてると乗り遅れるお祭り騒ぎ!
皆さん、チャンネルはそのままで!」
デュエブのルールが物理法則より上位となったこの戦場で、猟兵たちはどのように戦っていくのか!
という訳で、スパチャしたらその分ガチデビルへのダメージになるのでドンドン投げていってもらいたい。
デュエブとは何か? Don't Think. Feel.
「おっと、戦場で動きがあったようです」
よーし、カメラを止めるなぁー!
●戦場に咲く華麗なエンターテイナー!
ガチデビルの腹からビームを軽快なジャンプで躱し、闇色の炎から現れる『憤怒獣』から踊るように逃れているのは!
笑う門には花が咲き、枯れた木々が息を吹き返す、笑いの殿堂テレビウム!
熊猫丸・アカハナ(花咲かコメディアン・f23154)だぁ!
ホップ、ステップ、ジャンプと、ガチデビルの猛攻を軽快に次から次へと躱していく!
「すごいいい動きだね。文字通り花もありますよ」
そうそこ、キリッとした顔を映り込む位置へ!
はい、カメラ目線をお願いします。ありがとうございます。
では、問答をどうぞ!
「ガチデビル! 邪悪な魔王が何しとんねん!」
「異なことを申す。無論、世界征服である!」
「こないな真似で天下取れると思っとるんか!」
「当然! 真の魔王は、ギャグコメディにも遅れは取らん!」
「させへん、させへんでぇ!」
気風の良い啖呵を切り、アカハナさんがユーベルコードを発動させる!
そうはさせじと突進する『憤怒獣』が、アカハナのユーベルコードに吹き飛ばされる!
「これがわしの、《蠅獲草と鳳仙花(ディオネア・オア・バルサム)》や!」
意外! それは鳳仙花の実!
アカハナさんの右手が赤色に彩られているーっ!
「良い手だね。
鳳仙花の実は弾けて敵にダメージを与えるというのは周知の事実です。
デュエブのルルブにも書いてるよ」
『憤怒獣』がやられた! このテレビウム! お見事!
だが、ガチデビルへの攻撃は5thKING『勇者リリリリ』の宝珠が盾のオーラで防いだようです。
「私の『憤怒獣』をこうも容易く倒すとは……だが、私のバトルフェイズは終了しておらんぞ!」
「何を言うとるんや、わしの攻撃はこれだけやあらへん。
気づいとらへんのか? わしの攻撃の射線上には、……あの珠があるんやで?」
おや? しかし、『勇者リリリリ』の宝珠に傷は無く……いや、あれは、4thKING『キング・ブレイン』の宝珠だ!
「なん……だと……」
「キング・ブレインゆーたら、本物は今まさにオウガ・フォーミュラとしてキマイラフューチャーを襲ってるからな!
流行の最先端や! さあ、いくでキング・ブレイン!」
キング・ブレインの宝珠とアカハナさんが光に包まれ、フュージョンを……!
あ、物理的に衣装を着替えるんですね。
「アカハナさん、こっちで天幕張るよー」
「お。おおきに、蔵人さん。ほなガチデビル、ちょっと待っといてな」
「うむ」
では、ここでアカハナさんはお色直しの時間ということで。
地籠兄弟の登場です!
「突然振るなぁぁぁ!!」
●あなたがツッコミ入れてくれるから、今日はサラバ記念日。
そう! この人が来てくれた! 百年経ったらまたおいで!
黒い竜鱗の人派ドラゴニアン!
不運や呪いの原因となる"穢れ"を喰う、心優しきイェーガー!
天下無双のツッコミニスト、地籠・凌牙(黒き竜の報讐者・f26317)だぁ!
「いやいや待て待て待ってくれ! ツッコミどころがすでに満載だがまず言わせてくれ!
―――お前カクリヨファンタズムでの諸々の仕事はどうした!!?」
「うーん。カクリヨで自重か常識がカタストロフしたのかな?」
いやそんなことはないのです。大丈夫、あちらはあちらの風が吹く。
あれですよ魂分割みたいなサムシング。
本体は無事、カクリヨでフィーバーしてます。
「戦争が始まってから妙に親分との通信が安定しなかったのは、なるほど?」
「なるほど? じゃねぇよ!! どういうことだ一周年的アニバーサリーって!!」
はっはっは。しかしだねぇ、凌牙さん。
そうやってツッコミながらも、ガチデビルの攻撃を避け、その上反撃までしているのだから。
見事と言わざるを得ない。
「うん、流石だね凌牙さん、ガチデビルの魔力が具現化した闇色の炎。
そのまま放置すればアカハナさんが倒した『憤怒獣』も回復していく。
それを見越して、ツッコミを入れながら穢れを喰らう特性で取り込んでいっています。
本人の火炎耐性あってのことですが、戦場の炎を支配するこの様子は圧巻ですよ」
「説明ありがとう蔵人! っていうかのんきに実況してるなぁオイ!
それと! プレイングボーナスが云々じゃねーよ!!? てかメタいよ!?
どっかの某し親分だからって言っていいことと悪いことがあんだろォ!?」
まあまあ。Be Cool, Be Cool.
トンチキシナリオということで何卒……。
あ、そうこうしている間に、集まった『古代悪魔軍』と『植物怪獣軍団』の群れが凌牙氏を襲う!
「そもそも! 最初から! 地の文で会話させてんじゃねぇぇぇぇ!!」
「ナイスパンチ!」
しかし、カウンターが炸裂!
たっぷりと溜め込んだ闇色の炎という”穢れ”を力にした凌牙さんは、『ブラスティングリボルブパイルバンカー』(キャバリア装備級サイズ)を振り回して薙ぎ払うー!
超! 爽快! 無双アクション!
「私の部下をまるでゴミのように……。見事だ、イェーガー!
だが奴等は我が部下の中でも最弱、四天王ですらない面汚しよ」
「つーかガチデビル! 適応力高ェよ!! 高すぎだよ!!!
お前結局デビキン民ってことかよ!!!」
「当たり前だが?」
「魔界でひとりだけ邪悪ぅぅぅ!!」
HAHAHA、ナイスツッコミデース。ボルテージが高まってるぜ!
「やりおる……やりおるで、あの兄ちゃん……! いい切れ味のツッコミや!」
「ああ、自慢の弟さ。しかしおかしいな、ここはカクリヨファンタズムだっただろうか。
まあデビルキングワールドの悪魔たちはあそこでも楽しく過ごせそうだが……」
おっと。アカハナさんが変身を終えてきたようです。
オーバーロードによる真の姿の解放。
人間の美少年の如しイケメンモードの状態で、キマイラフューチャーの猟書家『プレステル・ピスティ』のものまね(参考資料:南瓜行列SDイラスト2021)をしている!
とても良くお似合いですよ。「おおきに!」
「この世界の住人やったらキマイラフューチャーでもきっとウケるで!」
「確かに、この感じだとあの世界も楽しくやっていけそうだ」
そして、アカハナと肩を並べて見守っているのは、ペンっぽいものにマンゴーとアップルを突き刺した、HMAH(ハンマーマンゴーアッポーハンマー)を持っている凌牙の兄、地籠・陵也(心壊無穢の白き竜・f27047)さんです。
「っておい陵也!! なんで持ってきてんのそんなもん!!??」
「え? 何か、これを持ってこないといけない気がしてな……?」
素晴らしき新し親分のウェポンをリスペクトしてくださるとは、無関係ですが謎の親分宝珠もご満悦。
凌牙さんに更なるツッコミをもたらす点もポイントですね。
「そうだわお前天然ボケに振り切った側だったな畜生ォ!!!
ええいもうツッコむところが多すぎて埒が開かねえよ!! とにかくやるぞ!!!」
「え、俺もボケてる? そんなつもりはないんだが……。
まあ、とにかく早いとこやってしまおうか。
凌牙が早くもツッコミ過労でヤバそうなので少しでも負担を和らげてやらないとな」
ハハッ。
「ま。何はともあれ、ウケればええねん! バズればええねん!
行くで、ここからがクライマックスや!」
「陵也さんに向かっていく分の先制攻撃ユーベルコードも凌牙さんが吸い集めましたからね。
ここからが僕たち猟兵の反撃ですよ」
OK! さあ、反撃ののろしが上がるんDA!
●バトルは続くよいつまでも!
「準備は済ませたか? では、死ぬがよい! バーニングファイアーダークネス!」
ガチデビルの闇魔法!
戦場に広がる範囲攻撃魔法が、猟兵たちを襲う!
だが、凌牙持前の『穢れを喰らう黒き竜性(ファウルネシヴォア・ネグロドラゴン)』により、この被害を、不幸を食らって誘き寄せる!
四倍のダメージ? いいや、事前に陵也が付与していた防御魔法がダメージを軽減している!
そんな防御で大丈夫か?
「大丈夫だ、問題ねぇ! ……って言わせるんじゃねぇよ!?」
「凌牙のおかげで俺は【幸運】にも詠唱を邪魔されることはない。
行くぞ、KINGたち」
たーっぷりと、詠唱を込めた陵也さんの、反撃の破魔属性レーザービームが歴代KING宝珠を貫いていく!
もちろん、謎の親分宝珠もね! グワーッ!
「貴様、割と序盤から猟兵側についてなかったか?」
いえいえ、ワイちゃんは戦場対象なもんで、平等に、公平に……。
さっそく2ndKINGの『魔王ビストログルメ』の宝珠が料理を提供しているので、凌牙さん、陵也さん、どうぞ。
出番の終わった皆さんにも提供しておりますよー。
「お、おう。ドリンクか、助かるぜ。……なんかでっかいストローだな?」
「詠唱すると喉が渇くもんな」
ぐびっと一息で飲み始める凌牙さん。ああ、そんなに一気にかっ込んでは!
「あれ、もしかしなくても、これ、タピオカ?」 イエス。
「ぐほっ!?」「あ、美味しい」
不運、ですね? 陵也氏は普通に味わっているご様子です。
「ゲホッゲホッ! テ、テメェ確信犯だろっ!? パッケージ隠してよぉ!?」
「と油断しているところで、死ねぇ! デビルクロー!」
「させないっ!」
あーっと!
むせている凌牙を狙って襲い掛かるガチデビル! なんと邪悪な!
しかし、割って入る『プレステル・ピスティ』……いや、アカハナさん!
アカハナの右手の、パペットを模した蠅獲草(ハエトリグサ)の葉で、ガチデビルの爪を受け止めている!
「馬鹿な、私の隠し刃・鬼の爪をそんなもので防ぐだと!」
「悪魔の爪じゃねぇのかよ!」
「フッ。今の私は4thKINGの宝珠とバズリでパワーアップした状態。
キング・ブレイン様、これで我々の勝利は確実ですね」
ブーレブレブレ、という笑い声が聞こえてくるのは夢か現か幻聴か?
爪と葉がギリギリと鍔迫り合い、拮抗しているが……徐々にアカハナ有利になっていく!
着実に、時間経過によるステータスアップ反映されているっ!
「お前さんの野望は、ここで我々が打ち砕く!」
「くっ……ふざけるな……! このガチデビルには夢がある!」
おっと、語りが入りますね。
「カメラさん、ズーム」
「デビルキングワールドの悪魔たちを従えて、三十六世界に侵攻するという野望!
弱者を虐げ、強者を屈服させ、意味なく労役を課し、気まぐれに命を奪う!
そんな未来を阻むというのか!
私が全世界を征服したいという、ささやかな願いすら許されぬというのか!」
「当たり前だぁぁぁぁぁ!!!」
凌牙さん渾身のツッコミに呼応するように、アカハナの蠅獲草の葉がガチデビルの右手を噛み砕いたぁ!
「世界征服を果たすのは、ガチデビルやない!
この悪の組織『機械軍プレステル』の首領、アカハナやー!」
「プレステル・ピスティじゃなかったのかよぉ!」
闇色の炎は既に食い尽くされ、『魔王ビストログルメ』は猟兵側について、今は舞台の外で出番を終えた皆さんにタピオカを振舞っております。
回復手段のないガチデビルが、右手を抑えて肩で息をしている状態だ。
一気呵成に畳みかけるか?
「……なあ、ガチデビル」
しかし、ここで陵也さんが声をかける。優しい声で説得を試みる様子だ。
「なるほど。ユーベルコードの発動に気づかれないようにしているようです」
ほほう。あ、何か空に出てきてますわ。あと何十秒かかかりそうですね。
「どうしてこんな暴挙に出たんだ?
お前にだって、ついてきてくれる部下がこんなにたくさんいるじゃないか。
仲良く……手を取り合って魔界を治めていく道はなかったのか?」
……あの、これもしかしてマジに説得してる?
これが詐術だったらワイちゃん騙されちゃうよ?
「……統治、か」
「ああ」
「……私はかつて、誓ったのだ。
この魔界を、デビルキングワールドを統一すると。
見よ、この荒れ果てた大地を、暗雲と雷鳴に覆われた空を。
ここに住むすべての悪魔たちに……緑豊かな、青く澄み渡る空のある、平和な世界を見せてやるのだと」
「ガチデビル……」
「そのためにも、悪魔契約によって悪魔たちの意思を統一する必要があるのだ。
思うが儘、自由気ままに動く悪魔たちをまとめるためには……。
このような強硬手段を使うしか、選択はなかったのだ……」
「そんなことはないさ。今からでも、やり直せる。だから……」
「猟兵……いや、地籠・陵也……」
陵也さんとガチデビルが、見つめ合う。
感動的だな。
「……というのは嘘じゃあああ! 平和など反吐が出るわぁ!」
「だろうなぁぁぁぁ!」
「其は代行者。尊き御名の下、地を這う穢れし魂に裁きを雨と降らせ給え!」
騙し打とうとするガチデビル! 左手のデビルクローが唸る!
だが無意味だ。
凌牙さんがカバーリング! ガチデビルの攻撃から陵也を守る!
そして、起動から123秒が経過!
陵也さんのユーベルコード《【昇華】響き渡れ、神竜の裁吼(ピュリフィケイト・ドラゴネスジャッジメント)》が炸裂する!
天より123体の白竜が出現して、あらゆる不浄を滅する光のブレスでガチデビルを襲う!
「ぐわあああああああ!! おのれ、謀ったなぁぁぁぁ!?」
「アカハナさんとの問答を聞いてて、そんな言葉を信じる訳がないだろう」
ごもっともです。
「もういい! お前はここまでだ、ガチデビル! いい加減、散体しろ!」
「まだだ、まだ終わらんよ! おおおお!」
「な、なんと! ガチデビルが器用に尻尾を振り回す!
尾てい骨を軸にして、尾の先端を高速で鞭のようにしならせる!
ユーベルコードではない、ガチデビル自身の技能による技!
デビルテイルスイングだーっ!」
オブリビオン・フォーミュラの名前は伊達ではない!
暴力的なパワーを前にして、立ちはだかる凌牙が手を頭上にかざす!
その手に、陵也が投げたHMAHが収まる!
兄弟の息の合った連携コンビネーションだ!
「凌牙! 新しいHMAHだ!」
「そもそも持ってなかったけどありがとう、使わせてもらう!」
HMAH(ハンマーマンゴーアッポーハンマー)を借りた凌牙がぶんぶんと振り回す。
悪魔の尻尾と果物の鈍器、二つの狂気(凶器)が戦場に風を生む。
誰もが固唾とタミオカを飲み、バーベキューとたこ焼きを食べるオーディエンスが見守る……。
あ。かわいい非戦闘員は『勇者リリリリ』の宝珠が守っているので、余波を気にする必要はありません。
動物愛護は大事だぜ!
「……決着をつけようぜ、ガチデビル」
「フッ。良いだろう、ここが決戦のバトルフィールドだっ!」
……ファイッ!
「はいエドテン」
アカハナさんが熊猫丸家の家宝のひとつ『グラネジロッド』でガチデビルの足元の大理石に超次元トンネルを作り、ボッシュート!
尻尾を含んだ下半身が、沈み込む!
「あ、ちょ、待っ」
「うるせぇツッコミすぎて疲れたわっっっっ!!!!」
出たぁぁぁ!
凌牙選手の、《【運命改竄】理不尽に抗いし怒れる者の糾弾(エゲツナイホドヨウシャナイツッコミ)》!
ツッコミを代償にあらゆる行動に成功する必殺ユーベルコードだぁ!
HMAHがガチデビルの胸を砕き貫いたーっ!
クリティカルヒット!! こうかはばつぐんだー!!
「……見事だ、猟兵たちよ……。だが、忘れるな。
私が倒れようとも、第二、第三のデビルキングが、お前たちの前に立ちふさがるであろう……!」
「へっ……そうだとしても、俺たちが全部倒してやる……待て、それって歴代KINGのことじゃねぇだろうな?」
※そっぽを向く宝珠一同。
おお、ガチデビルが消えていく……猟兵たちの連携攻撃を前に、ついに巨悪が打ち倒されたのです!
「浄化して、足を止めて、心臓部に一撃。実に見事な連携ですね」
「オイちょっと待て、宝珠たちも待てよ消えるな、違うって否定しろよオイ!?」
「サラダバー!!」
「さらばだ、な!? 最後まで、いや、おいー!!?」
7thKINGの座を目論む強敵、ガチデビルが今、猟兵たちの手によって撃破されたのです!
歴代KINGに、ありがとう。ガチデビルに、さようなら。
そしてすべての猟兵に、おめでとう。
●戦い終わって参賀あり。
戦いが終わり、古代魔王軍や植物怪獣軍団がいなくなった戦場で、猟兵たちは祝勝会を行うようです。
まあ、『ビストログルメ』の料理とか、あの方やこの方の料理が残ってますからねぇ。
打ち上げ文化もまたバズリなのですよ。ワイちゃん宝珠も堪能させていただきやす。
「お疲れ様や! いやあ、良いツッコミやったで!」
「おう、ありがとう。……なあ、なんでアイツ消えてねぇの?」
「謎の親分宝珠はガチデビル由来じゃないから、かなー?」
「うん、美味しいな。お土産に持って帰ってもいいかな?」
それでは後は報告書の執筆をグリモア猟兵の者に任せて、皆さんは勝利の余韻を堪能してください。
お疲れ様でした!
※この番組は、御覧のスポンサー様の提供でお送りいたしました。
大成功
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